JP2017080516A - 展示装置 - Google Patents

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八朗 表側
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丈誠 横井
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Abstract

【課題】観察者の興味を十分に惹きつけることができる態様で展示物を展示する展示装置を提供する。【解決手段】展示装置1は、2段の棚をなす棚部2と、透明な板部材3aや枠部材3b等からなり、棚部2の前面を覆う窓部3と、棚部2の内部に配された台座部4を有しており、ホログラフィーにより窓部3の板部材3aに展示物の立体画像(展示画像5)が表示される。これらの展示画像5は、窓部3に対面する観察者から、台座部4に展示物が載置されたように見えるように調整されており、観察者の挙動や操作端末に対する操作に応じて、展示画像5の角度や大きさが変化するよう構成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、展示物を立体表示する展示装置に関する。
従来、立体画像を表示する技術として、ホログラフィー等が知られている。特許文献1には、ホログラフィーにより、ケース内に載置された展示物と共に、該展示物に関する情報を立体画像として表示させる情報表示展示装置について記載されている。このような情報表示展示装置によれば、観察者の興味を惹きつけることができる。
特開平09−28530号公報
ここで、特許文献1に記載の情報表示展示装置において、展示物に関する情報と同様に、展示物自体の立体画像を表示することも考えられ、これにより、手元に無い展示物を実物に近い状態で展示することが可能となる。
しかしながら、この情報表示展示装置は、ケースのカバーガラスに設けられたホログラムスクリーンに記録された立体画像を表示する構成となっている。このため、予め定められた角度や大きさで立体画像を表示することしかできず、観察者の興味を十分に惹きつけることができない可能性がある。
本願発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、観察者の興味を十分に惹きつけることができる態様で展示物を展示する展示装置を提供することを目的とする。
上記課題に鑑みてなされた本発明に係る展示装置は、外面に形成された窓部を介して内部を視認可能に構成されたケース部材と、展示物の画像情報を取得する取得手段と、画像情報に基づき、ケース部材の内部に載置された展示物の立体画像を表示する表示手段と、ケース部材に形成された窓部に対面する観察者の挙動を検出する挙動検出手段と、を備える。
そして、表示手段は、挙動検出手段により検出された観察者の挙動に応じて、ケース部材の内部に表示されている立体画像の表示状態を変化させる。
このような構成によれば、展示物の立体画像を表示すると共に、観察者からの指示に応じて、角度,大きさ等といった該立体画像の表示状態を変化させることができる。このため、観察者は、自分の手元に展示物の実物が存在するかのような感覚で、あらゆる角度から思いのままに展示物を観察することが可能となり、観察者の興味を十分に惹きつけることができる。
なお、展示装置は、上述したものと同様のケース部材,取得手段,表示手段と、操作端末と無線通信を行い、該操作端末を介して操作を受け付ける受付手段と、を備えても良い。そして、表示手段は、受付手段が操作端末を介して受け付けた操作に応じて、ケース部材の内部に表示されている立体画像の表示状態を変化させても良い。
このような構成を有する場合であっても、観察者からの指示に応じて立体画像の角度,大きさ等を変化させることができ、観察者の興味を十分に惹きつけることができる。
また、本発明に係る展示装置は、外面に設けられた透過性の板状のディスプレイを介して内部を視認可能に構成されたケース部材と、ケース部材の内部に載置された食品の温度を検出する温度検出手段と、温度検出手段により検出された食品の温度に応じて、ディスプレイの色を変化させる画像制御手段と、を備える。
このような構成によれば、例えば、展示されている食品の温度が高い場合には、ディスプレイの色を、赤色やオレンジ色等の暖色系の色とすることができる。これにより、展示されている食品に対する観察者の食欲をそそることができ、観察者の興味を十分に惹きつけることができる。
また、本発明に係る展示装置は、展示対象となる動物の挙動を示す画像情報と、該動物の移動状態を示す移動情報とを取得する取得手段と、原動機により移動可能に構成された移動体と、取得手段により取得された画像情報に基づき、移動体の上に立体画像により動物の動画を表示する表示手段と、取得手段により取得された移動情報に基づき、動物の移動状態に応じて移動体を移動させる移動制御手段と、を備える。
このような構成によれば、移動体の上に展示対象の動物の動画を立体画像により表示させつつ、該動物の実際の挙動に応じて移動体を移動させることができる。このため、観察者に対し、あたかも移動体の上に展示対象の動物が存在するかのような感覚を与えることができ、観察者の興味を十分に惹きつけることができる。
第一実施形態の展示装置の正面図である。 第一実施形態の展示装置の斜視図である。 第一実施形態の展示装置の構成を示すブロック図である。 第一実施形態の展示装置に展示画像が表示された際の様子を示す説明図である。 展示画像の角度を調整する様子を示す説明図である。 展示画像の角度を調整する様子を示す説明図である。 展示画像の大きさを調整する様子を示す説明図である。 第一実施形態の展示処理のフローチャートである。 第二実施形態の展示装置の斜視図である。 第二実施形態の展示装置にて展示される食品の一例である。 第二実施形態の展示装置の構成を示すブロック図である。 第二実施形態の展示処理のフローチャートである。 第三実施形態の展示システムの構成を示すブロック図である。 第三実施形態の展示装置の外観を示す説明図である。 第三実施形態の展示装置の構成を示すブロック図である。 第三実施形態の中継装置の構成を示すブロック図である。 第三実施形態の撮影装置の構成を示すブロック図である。 第三実施形態の撮影処理のフローチャートである。 第三実施形態の中継処理のフローチャートである。 第三実施形態の展示処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の
形態を採りうる。
[第一実施形態]
[構成の説明]
まず、第一実施形態の展示装置の構成について、図1〜3を用いて説明する。展示装置1は、直方体形状の2段の棚として形成されている棚部2と、透明な板部材3aや枠部材3b等からなり、棚部2の前面を覆うように配された窓部3と、棚部2の内部に配された台座部4を有している。
また、展示装置1は、表示部10と、挙動検出部11と、通信部12と、制御部13と、操作部14と、情報取得部15と、リモコン受信部16とを備える。
表示部10は、ホログラフィーにより窓部3の板部材3aに立体画像を表示するよう構成されている。より具体的には、例えば、特開2003−021820号公報や、特表2010−539532号公報や、特表2011−507047号公報等に記載された方法で、立体画像を表示することが考えられる。
また、挙動検出部11は、窓部3に対面する観察者の挙動を検出する部位であり、枠部材3bに内蔵された周知の深度センサやカメラ等から構成されている。この深度センサは、窓部3の前方に赤外線を照射すると共に、反射した赤外線を読み取るよう構成されており、深度センサにより読み取られた赤外線や、カメラにより撮影された画像に基づき、観察者の挙動が検出される。
また、制御部13は、CPU、ROM、RAM、I/O及びこれらを接続するバスライン等からなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成され、ROMに記憶されたプログラム等に従い展示装置1を統括制御する。
また、通信部12は、インターネット等を介して外部サーバと通信を行い、各種情報を取得したり、ウェブサイトにアクセスするための部位である。
また、操作部14は、窓部3の板部材3aに設けられたタッチパネル等として構成されており、各種操作を受け付ける部位である。
また、情報取得部15は、メモリカードやUSBメモリ等の記憶媒体から各種情報を読み出したり、無線LAN等を介して、携帯端末やPCから各種情報を取得するための部位である。
また、リモコン受信部16は、各種操作を受け付ける操作端末17から、赤外線や無線LAN等を介して、該操作端末17に対してなされた操作の内容を示す操作情報を受信する部位である。
[動作の説明]
次に、第一実施形態の展示装置1の動作について説明する。
展示装置1の制御部13は、表示部10により、窓部3の板部材3aに各種展示物の立体画像(展示画像5)を表示するよう構成されており、各展示画像5は、窓部3に対面する観察者から該展示物がいずれかの台座部4に載置されているように見えるよう調整されている(図4参照)。このため、展示装置1の棚部2の内部の各台座部4に、あたかも展示物が陳列されているかのように見える。
なお、展示画像5を一定の速度で鉛直方向に沿って延びる軸を中心に回転させる等、展示画像5を動かす構成としても良い。こうすることにより、観察者の興味をより一層惹きつけることが可能となる。
また、各展示画像5は、通信部12によりインターネットを介して取得された画像情報や、情報取得部15により記憶媒体や携帯端末等から取得された画像情報に基づき制御部13にて生成されたものである。このため、通信部12等を介して展示装置1に画像情報を提供することで、任意の展示物の立体画像を表示させることができる。
また、展示装置1の制御部13は、展示物の観察者の挙動に応じて、展示画像5の表示状態を変化させる。具体的には、例えば、挙動検出部11を介して観察者の視線を検出し、該視線に基づき観察者が観察している展示画像5を特定すると共に、観察者の手の挙動(例えば、観察者の親指と人差し指を回す仕草)に応じて、展示画像5の角度等を調整することが考えられる。
すなわち、窓部3に対面する観察者が、親指と人差し指を、略水平方向に、円を描くよう荷に所定の角度分回す仕草がなされた場合には、観察中の展示画像5を水平方向に該角度分回転させても良い(図5参照)。
また、観察者側に位置する親指と、窓部3側に位置する人差し指とを後方に所定の角度分回す(該親指が下方に、該人差し指が上方に移動するよう、親指と人差し指を、略鉛直方向に所定の角度分回す)仕草がなされた場合には、観察中の展示画像5を前方に該角度分回転させても良い(図6参照)。
無論、親指と人差し指を回す方向を正確に特定し、親指と人差し指が回された角度分、該方向に沿って観察中の展示画像5を回転させても良い。
これにより、観察者は様々な角度から展示物を観察することが可能となる。
また、親指と人差し指の間隔を広げる仕草がなされた場合には、親指と人差し指の間隔や、これらの指が動く速度に応じた倍率で、観察中の展示画像5を拡大しても良い(図7参照)。また、これとは逆に、親指と人差し指の間隔を狭める仕草がなされた場合においても、親指と人差し指の間隔や、これらの指が動く速度に応じた縮小率で、観察中の展示画像5を縮小しても良い。これにより、展示画像5を様々な大きさにして観察することができる。
また、これ以外にも、観察者の視線により観察中の展示画像5を特定すると、該展示画像5を回転させたり、拡大させたりしても良い。また、例えば、観察者の挙動に応じて展示画像5の輝度や色合い等を調整しても良いし、展示画像5の色を変化させても良い。こうすることにより、観察者の興味を惹きつけることが可能となる。
また、操作端末17に対する操作に応じて、観察対象の展示画像5を決定すると共に、該展示画像5の角度や大きさ等を調整しても良い。このような場合であっても、同様にして観察者の興味を惹きつけることができる。
また、展示装置1によるネット通販と連携した展示物の購入が可能となっており、展示装置1の制御部13は、観察者からの指示に応じて、インターネットを介して外部サーバにアクセスし、展示物を購入するための処理を行う。具体的には、各展示物に対応して購入を依頼するウェブサイトが登録されており、観察者からの指示に応じて該ウェブサイトにアクセスすることで、展示物の購入がなされる。
以下では、観察者の挙動に応じて展示画像5の表示状態を変化させる展示処理について、図8に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、展示処理は、展示画像5の表示中に制御部13にて周期的に実行される処理である。
S105では、展示装置1の制御部13は、挙動検出部11を構成する深度センサやカメラを介して、窓部3の正面に人が存在しているか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S105:Yes)、展示画像5を見ている観察者が存在するとみなし、S110に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S105:No)、本処理を終了する。
S110では、制御部13は、挙動検出部11を介して観察者の視線や挙動を検出し、視線に基づき観察中の展示画像5特定すると共に、続くS115では、検出された挙動が、観察中の展示画像5の角度や大きさ等を変更させる変更動作か否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S115:Yes)、S120に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S115:No)、S125に処理を移行する。
S120では、制御部13は、検出された変更動作に基づき観察中の展示画像5の角度や大きさ等を変化させ、該展示画像5の表示状態を変化させる。
なお、制御部13は、リモコン受信部16を介して操作端末17から受信した操作情報の内容に応じて、観察対象となる展示画像5を特定すると共に、該展示画像5の角度や大きさ等を変更させても良い。
続くS125では、制御部13は、窓部3の板部材3aに設けられたタッチパネルとしての操作部14を介して、展示画像5に係る展示物を購入する購入指示を受け付けたか否かを判定する。具体的には、例えば、該タッチパネルにおける展示画像5の正面に位置する領域をタッチする動作を、該展示画像5に係る展示物の購入指示とみなしても良い。そして、肯定判定が得られた場合には(S125:Yes)、S130に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S125:No)、本処理を終了する。
S130では、制御部13は、通信部12を介して、購入指示がなされた展示物に対応して登録されているウェブサイトにアクセスし、該展示物の購入を行うための処理を行い、本処理を終了する。
無論、制御部13は、リモコン受信部16を介して操作端末17から受信した操作情報に応じて、展示画像5に係る展示物の購入のための処理を行っても良い。
[効果]
第一実施形態の展示装置1によれば、展示物の展示画像5を表示すると共に、観察者からの指示に応じて、該展示画像5の角度,大きさ等を変化させることができる。このため、観察者は、自分の手元に展示物の実物が存在するかのような感覚で、あらゆる角度から思いのままに展示物を観察することが可能となり、観察者の興味を十分に惹きつけることができる。
[第二実施形態]
[構成の説明]
次に、第二実施形態の展示装置の構成について説明する。第二実施形態の展示装置200は、直方体形状の2段の棚として形成されている棚部201と、透明な板部材202aや枠部材202b等からなり、棚部201の前面を覆うように配された窓部202と、棚部201の内部に配された台座部203を有している(図9参照)。
そして、窓部202は、棚部201の前面に設けられた蝶番により開閉可能に構成されており、図10に記載されているように、各台座部203には、食品等の展示物204を載置可能となっている。なお、棚部201の側面や上面等に開閉可能に構成することで、各台座部203に展示物を載置可能としても良い。
また、展示装置200は、透過型ディスプレイ210と、温度センサ211と、制御部212とを備える(図11参照)。
透過型ディスプレイ210は、背部が透けて見える周知のディスプレイであり、窓部202の板部材202aとして構成されている。
また、温度センサ211は、赤外線により棚部201の内部に載置された展示物の温度を検出する部位である。
また、制御部212は、CPU、ROM、RAM、I/O及びこれらを接続するバスライン等からなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成され、ROMに記憶されたプログラム等に従い展示装置200を統括制御する。
[動作の説明]
次に、第二実施形態の展示装置200の動作について説明する。
展示装置200の棚部201の内部には、展示物として食品を載置可能であると共に、食品の展示中、窓部202の板部材202aをなす透過型ディスプレイ210全体に、単一色の背景画面が表示される。このとき、背景画面の色は透過性を有する色に設定されており、これにより、展示されている食品の周辺が背景画面の色に着色されているかのように見える。
そして、展示装置200は、温度センサ211により展示されている食品の温度を検出すると共に、該温度に応じて、透過型ディスプレイ210に表示されている背景画面の色を調整する。具体的には、食品の温度が高い場合には、赤色やオレンジ色等の暖色系の色を背景画面の色として設定し、温度が低い場合には背景画面を無色に設定しても良い。
以下では、棚部201に展示されている食品の温度に応じて、透過型ディスプレイ210に表示されている背景画面の色を調整する展示処理について、図12に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、展示装置200の稼動中に、制御部212にて周期的に実行される処理である。
S305では、展示装置200の制御部212は、温度センサ211により検出された棚部201の内部に配された各台座部203周辺の温度により、食品の展示中か否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S305:Yes)、S310に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S305:No)、本処理を終了する。
S310では、制御部212は、温度センサにより展示中の各食品の温度を検出し、S315に処理を移行する。
S315では、制御部212は、各食品の温度に基づき、透過型ディスプレイ210に表示されている背景画面の色を決定する。
具体的には、例えば、0〜20度は無色,20〜30度は黄色,30〜40度はオレンジ色,40〜60度は赤色といった具合に、温度に対応する背景画面の色を予め定めておいても良い。そして、制御部212は、各食品の平均温度を算出し、上記対応関係に基づき、該平均温度に応じて背景画面の色を決定しても良い。
また、これ以外にも、上記対応関係に基づき、展示されている各食品に対応する背景画面の色を特定し、最も多く特定された色を、背景画面の色としても良い。
そして、制御部212は、透過型ディスプレイ210の背景画面を決定した色とし、本処理を終了する。
なお、これ以外にも、例えば、透過型ディスプレイ210における各食品の正面に位置する領域を対応領域として定め、各食品の温度に応じて、該食品の対応領域の色を変化させても良い。
[効果]
第二実施形態の展示装置200によれば、展示されている食品が温かい場合には、食品の背景色を暖色系の色にすることができる。このため、展示されている食品に対する観察者の食欲をそそることができ、観察者の興味を十分に惹きつけることができる。
[第三実施形態]
[構成の説明]
次に、第三実施形態の展示システムの構成について、図13を用いて説明する。展示システム400は、撮影装置440と、中継装置420と、展示装置410とから構成されている。
撮影装置440は、動物園や水族館等に設けられており、周知の方法により、飼育されている動物や魚等を撮影すると共に、立体画像により該動物等の動画を表示するための立体画像情報を生成する。また、撮影した画像に基づき、撮影対象の移動方向と移行速度を特定すると共に、該立体画像情報により表示される動画と共通の時間軸上で撮影対象の移動方向と移動速度を特定可能な移動情報を生成する。そして、インターネット430を介して、中継装置420に対し、立体画像情報と移動情報とを提供する。
また、中継装置420は、撮影装置440から立体画像情報と移動情報を取得すると、無線通信によりこれらの情報を展示装置410に送信する。
また、展示装置410は、中継装置420から受信した立体画像情報に基づき、撮影対象の立体動画を表示すると共に、中継装置420から受信した移動情報に従い移動する。
次に、展示装置410の構成について説明する。図14に記載されているように、展示装置410は、円板状の移動体411と、移動体411の上面に立設された透明な板状部材を有し、第一実施形態と同様の方法により該板状部材に撮影対象の立体動画を表示する表示部412とを備える。
また、図15に記載されているように、展示装置410は、表示部412に加え、移動体411に設けられた車輪を駆動するモータ415と、該車輪の向きを変えることで移動体411の進行方向を制御する操舵部416を備える。また、自装置周辺に存在する観察者の挙動を検出する上述した深度センサやカメラやマイク等から構成されたセンサ部417と、中継装置420と無線通信を行う無線通信部413と、制御部414とを備える。
なお、制御部414は、CPU、ROM、RAM、I/O及びこれらを接続するバスライン等からなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成され、ROMに記憶されたプログラム等に従い展示装置410を統括制御する。
また、図16に記載されているように、中継装置420は、インターネット430を介して撮影装置440と通信を行う通信部421と、展示装置410と無線通信を行う無線通信部422と、制御部423とを備える。制御部423は、CPU、ROM、RAM、I/O及びこれらを接続するバスライン等からなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成され、ROMに記憶されたプログラム等に従い中継装置420を統括制御する。
また、図17に記載されているように、撮影装置440は、インターネット430を介して中継装置420と通信を行う通信部441と、撮影対象の動物等を撮影するためのカ
メラ442と、制御部443とを備える。制御部443は、CPU、ROM、RAM、I/O及びこれらを接続するバスライン等からなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成され、ROMに記憶されたプログラム等に従い撮影装置440を統括制御する。
[動作の説明]
既に述べたように、第三実施形態の展示システム400は、撮影装置440により生成された撮影対象の立体画像情報,移動情報を、中継装置420を介して展示装置410に提供する。そして、展示装置410では、該立体画像情報に基づき撮影対象の立体動画を表示すると共に、該移動情報に応じて移動する。
以下では、撮影装置440,中継装置420,展示装置410の動作について詳しく説明する。
まず、撮影対象の動物等を撮影し、該動物の立体画像を表示するための立体画像情報と、該動物の移動情報とを生成する撮影処理について、図18に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、撮影装置440にて撮影が行われている間、定期的なタイミングで実行される。
S505では、撮影装置440の制御部443は、カメラ442による撮影により得られた画像データに基づき立体画像情報を生成し、S510に処理を移行する。
S510では、制御部443は、画像データに基づき撮影対象の移動情報を生成する。この移動情報とは、立体画像情報に基づき生成される動画と共通の時間軸において、撮影対象の移動速度と移動方向とを特定可能な情報となっている。
このため、例えば、撮影開始後、X分が経過した時点において、撮影対象であるパンダが餌を食べながら、方角Yに向かって速度Zで歩いているとする。このとき、立体画像情報からは、X分において該パンダが餌を食べる動画が生成されると共に、移動情報からは、X分において該パンダが方角Yに向かって速度Zで移動していることが特定される。
続くS515では、制御部443は、通信部441を介してインターネット430にアクセスすると共に、インターネット430を経由して中継装置420に立体画像情報と移動情報を提供し、本処理を終了する。
次に、撮影装置440から取得した立体画像情報と移動情報を、展示装置410に中継する中継処理について、図19に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、中継装置420にて定期的なタイミングで実行される。
S605では、中継装置420の制御部423は、通信部421を介して撮影装置440から立体画像情報と移動情報を取得したか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S605:Yes)、S610に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S605:No)、本処理を終了する。
S610では、制御部423は、無線通信部422を介して、展示装置410に立体画像情報と移動情報とを送信し、本処理を終了する。
次に、立体画像情報に基づき撮影対象の立体動画を表示すると共に、移動情報に基づき展示装置410を移動させる展示処理について、図20に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、展示装置410にて定期的なタイミングで実行される。
S705では、展示装置410の制御部414は、無線通信部413を介して、中継装置420から、立体画像情報と移動情報を受信したか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S705:Yes)、S710に処理を移行し、否定判定が得られ
た場合には(S705:No)、本処理を終了する。
S710では、制御部414は、受信した立体画像情報に基づき、表示部412に、撮影対象の立体動画を表示し、S715に処理を移行する。
S715では、制御部414は、センサ部417を介して、自装置周辺の観察者の挙動や、観察者が発した声を検出すると共に、特定の挙動(例えば、自装置に近づく、手招きをする等)をとった観察者や、特定の音声(例えば、“こっちに来い”等)を発した観察者が存在するか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S715:Yes)、S725に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S715:No)、S720に処理を移行する。
S720では、制御部414は、モータ415及び操舵部416を制御し、移動体411を、受信した移動情報が示す移動方向に、該移動情報が示す移動速度で移動させる。そして、本処理を終了する。
一方、S725では、制御部414は、モータ415及び操舵部416を制御し、移動体411を、特定の挙動をとった観察者や、特定の音声を発した観察者に向かって移動させる。そして、本処理を終了する。
[効果]
第三実施形態の展示システム400によれば、移動体411の上に展示対象の動物等の立体動画を表示させると共に、該動物等の実際の挙動に応じて、移動体411を移動させることができる。このため、観察者に対し、あたかも移動体の上に展示対象の動物が存在するかのような感覚を与えることができ、観察者の興味を十分に惹きつけることができる。
また、観察者が特定の挙動をとったり、声を掛けたりすると、観察者に向かって移動体411を移動させることができ、観察者を喜ばせることができる。
[他の実施形態]
(1)第一実施形態における展示装置1では、窓部3の板部材3aに展示物の立体画像を表示する構成となっている。しかしながら、棚部2の内面における窓部3に対面する位置に立体画像を表示可能なディスプレイを設け、該ディスプレイにより、いずれかの台座部4に載置されているように見える状態で、展示物の立体画像を表示しても良い。なお、このとき、観察者は3Dめがねを用いて展示物の立体画像を観察する構成としても良い。このような場合であっても、同様の効果を得ることができる。
(2)また、第三実施形態における展示装置410においても、移動体411の上面にディスプレイを立設し、該ディスプレイにより、撮影対象の動物等の立体動画を表示しても良い。なお、このとき、観察者は3Dめがねを用いて撮影対象の立体画像を観察する構成としても良い。このような場合であっても、同様の効果を得ることができる。
[特許請求の範囲との対応]
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
第一実施形態の展示装置1における棚部2及び窓部3がケース部材に、通信部12,情報取得部15が取得手段に、表示部10が表示手段に、挙動検出部11が挙動検出手段に、リモコン受信部16が受付手段に相当する。
また、第二実施形態の展示装置200における棚部201及び窓部202がケース部材
に、透過型ディスプレイ210がディスプレイに、温度センサ211が温度検出手段に相当する。
また、第二実施形態における展示処理のS315が、画像制御手段に相当する。
また、第三実施形態における展示装置410の無線通信部413が取得手段に、モータ415が原動機に、表示部412が表示手段に相当する。
また、第三実施形態における展示処理のS715が移動制御手段に相当する。
1…展示装置、2…棚部、3…窓部、3a…板部材、3b…枠部材、4…台座部、5…展示画像、10…表示部、11…挙動検出部、12…通信部、13…制御部、14…操作部、15…情報取得部、16…リモコン受信部、17…操作端末、200…展示装置、201…棚部、202…窓部、202a…板部材、202b…枠部材、203…台座部、210…透過型ディスプレイ、211…温度センサ、212…制御部、400…展示システム、410…展示装置、411…移動体、412…表示部、413…無線通信部、414…制御部、415…モータ、416…操舵部、417…センサ部、420…中継装置、421…通信部、422…無線通信部、423…制御部、430…インターネット、440…撮影装置、441…通信部、442…カメラ、443…制御部。

Claims (3)

  1. 外面に形成された窓部を介して内部を視認可能に構成されたケース部材と、
    展示物の画像情報に基づき、前記ケース部材の内部に載置された前記展示物の立体画像を表示する表示手段と、
    前記ケース部材に形成された前記窓部に対面する観察者の視線を検出する挙動検出手段と、
    を備え、
    前記表示手段は、前記挙動検出手段により検出された前記観察者の前記視線に基づき、前記観察者が観察している前記立体画像を特定し、特定した前記立体画像の表示状態を変化させること、
    を特徴とする展示装置。
  2. 請求項1に記載の展示装置において、
    前記挙動検出手段は、さらに、前記観察者の手の挙動を検出し、
    前記表示手段は、前記挙動検出手段により検出された前記観察者の前記手の挙動に基づき、前記観察者が観察している前記立体画像の表示状態を変化させること、
    を特徴とする展示装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の展示装置において、
    前記窓部に対する操作を検出する操作検出手段と、
    前記操作検出手段により検出された前記操作に応じて、前記展示物を購入するための処理を行う購入手段と、
    をさらに備えることを特徴とする展示装置。
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