JP2017080394A - 弾球遊技機 - Google Patents

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JP2017080394A JP2016182643A JP2016182643A JP2017080394A JP 2017080394 A JP2017080394 A JP 2017080394A JP 2016182643 A JP2016182643 A JP 2016182643A JP 2016182643 A JP2016182643 A JP 2016182643A JP 2017080394 A JP2017080394 A JP 2017080394A
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海野 達也
Tatsuya Unno
達也 海野
竜二 中谷
Ryuji Nakatani
竜二 中谷
邦昌 川西
Kunimasa Kawanishi
邦昌 川西
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Abstract

【課題】混合機の遊技性と同時変動の遊技性を組み合わせにより新たな遊技性を発揮させることが出来る弾球遊技機を提供する。【解決手段】大当り図柄が確定表示されたことで大入賞口を開閉動作させる大当り遊技を開始する図柄当りと、小当り図柄が確定表示され、小当り遊技中に特定領域104へ入賞すると大当り遊技を開始する役物当りが実行可能な弾球遊技機において、第1特別図柄と第2特別図柄は同時変動可能で、当否判定時に他方が大当り変動である場合、一方は小当りと判定されるか否かを判定し、同時変動中に一方の特別図柄が大当り図柄又は小当り図柄で確定表示すると、変動時間の計測を中断し、変動時間が中断している状況で小当り遊技終了すると中断していた計測を再開し、又は役物当りが終了すると他方が小当りと判定されていても中断していた計測の再開後にハズレ図柄で停止するように変更する。【選択図】図7

Description

本発明は、始動口への入球に起因し当否判定を行い、判定が小当り時に特定領域に入球することにより大当り遊技の実行を可能とするパチンコ機(以下、弾球遊技機ともいう)に関するものである。
従来の弾球遊技機には、始動口への遊技球の入球に起因して特別図柄の変動を伴う当否判定を行い、当否判定の結果が大当りであれば大入賞口を長時間開放する大当り遊技を実行する「第1種」の遊技性を備え、大当り遊技終了後に、始動口を開閉する普通電動役物の開放時間を延長する開放延長遊技を実行可能としたものがある。
また、他の弾球遊技機には、前記「第1種」の遊技性と、特別図柄の判定結果が小当りであればVゾーン(特定領域)を備えた大入賞口を短時間開放する小当り遊技を実施し、前記Vゾーンへの入球により大当り遊技を実施する「第2種」の遊技性とを兼ね備えた「混合機」がある。
特に近年は「第1種」の遊技性を中心にした混合機が好評である(例えば、特許文献1を参照)。
上述した「第1種」の遊技性を中心とした混合機では、通常遊技時には第1特別図柄に対応する始動口に遊技球が入賞すると当否判定が行われ、確定表示された第1特別図柄の並びにより大当り(図柄当り)を狙う遊技を行う。
当否判定の結果から大当りと判定され、実行された大当り遊技終了後に開放延長機能が作動することで普通電動役物が開放され、第2特別図柄に対応する始動口へ入賞することが可能となる。なお、上述した混合機には、第2特別図柄に対応する始動口への入賞により小当りと判定される確率が高い、又は第2特別図柄に対応する始動口への入賞のみ小当りと判定されるように設定されているものがある。
また一方で、第1特別図柄と第2特別図柄が同時に変動を可能な構成からなる弾球遊技機がある(例えば、特許文献2を参照)。
上述した弾球遊技機では、第1特別図柄と第2特別図柄が同時に変動可能な構成とすることで、一方の特別図柄のみしか変動しない構成に比べて、第1特別図柄と第2特別図柄のどちらが大当り図柄で確定表示されるかに期待を持って遊技を行うことができる。
特開2012−050608号公報 特開2011−072723号公報
上述した混合機の遊技性と同時変動の遊技性は、互いに特徴的な遊技性を発揮するものであるが、これらの遊技性を組み合わせた弾球遊技機は存在しなかった。また、上記した二つの遊技性を組み合わせようとすると、「第2種」の遊技性を備えることで、遊技球の挙動によって決定される大当り遊技の実施の可否という、不規則なタイミングに対応する必要となり、上述した二つの遊技性を組み合わせた弾球遊技機を実施することが困難となっていた。
そこで、本発明は係る課題に鑑みなされたものであり、上述した二つの遊技性を組み合わせにより新たな遊技性を発揮させることができる弾球遊技機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の請求項1に記載の弾球遊技機は、遊技球が通過することにより普通図柄の抽選の契機となる普図始動口と、遊技球が常時入球可能な第1始動口と、前記普通図柄の抽選結果に応じて開放する普通電動役物と、該普通電動役物の開放時に遊技球が入球可能な第2始動口と、特図当否判定手段と、を備え、該特図当否判定手段は、前記第1始動口への遊技球の入球に基づいて当否判定を行う第1特図当否判定手段と、前記第2始動口への遊技球の入球に基づいて当否判定を行う第2特図当否判定手段と、で構成され、特別図柄表示制御手段を備え、該特別図柄表示制御手段は、前記第1特図当否判定手段による当否判定の結果に基づいて第1特別図柄を設定された変動時間のあいだ、変動表示させてから確定表示させる第1特別図柄表示制御手段と、前記第2特図当否判定手段による当否判定の結果に基づいて第2特別図柄を設定された変動時間のあいだ、変動表示させてから確定表示させる第2特別図柄表示制御手段と、で構成され、発射された遊技球が流下する遊技領域に、所定の発射強度未満で発射された遊技球が流下する第1遊技領域と、前記所定の発射強度以上で発射された遊技球が流下する第2遊技領域と、を設け、前記第1始動口は前記第1遊技領域を流下した遊技球が入球可能に配置され、前記普図始動口及び前記第2始動口は前記第2遊技領域を流下した遊技球が入球可能に配置され、前記特図当否判定手段により大当りと判定された場合、前記第1特別図柄又は前記第2特別図柄で大当りを示す図柄で確定表示し、大入賞口を開閉動作させる大当り遊技を開始させる第1大当り遊技と、前記特図当否判定手段により小当りと判定された場合、前記第1特別図柄又は前記第2特別図柄で小当りを示す図柄で確定表示し、前記大入賞口又は小当り用大入賞口を開閉動作させる小当り遊技を開始させ、該小当り遊技で前記大入賞口又は前記小当り用大入賞口に設けられた特定領域へ遊技球が入球することで大当り遊技を開始させる第2大当り遊技と、を実行可能で、前記大当り遊技の終了後の遊技状態を、前記普通電動役物の開放状態が通常開放時間よりも長い開放時間である開放延長状態へ移行可能な開放延長手段を備えた弾球遊技機において、前記第1特別図柄表示制御手段又は前記第2特別図柄表示制御手段は、同時に変動可能な構成とし、前記特図当否判定手段は、当否判定を行う時に他方が大当りとなる変動表示又は小当りとなる変動表示を行っている場合は、ハズレを選択し、前記特別図柄表示制御手段は、同時変動中において、一方の特別図柄が前記大当りを示す図柄又は前記小当りを示す図柄で確定表示すると、他方の特別図柄の前記変動時間の計測を中断する変動中断処理を備えることを特徴とする。
第1始動口への遊技球に基づいて当否判定を行うとは、始動口への入賞時に乱数を取得し、該乱数を用いて当否判定を行うことが考えられる。乱数は予め定められた個数を記憶する保留記憶機能を備えることが考えられる。このようにすれば、第1特別図柄が変動中でも発射を継続して第1始動口に入賞させても、保留記憶可能な状況なら無駄な入賞にはならない。
なお、第2始動口への入賞時に乱数を取得し、該乱数は予め定められた個数を記憶する保留記憶機能を備えてもよいし、備えない構成でもよい。本発明の遊技構成は、いわゆる混合機であるため、第2始動口に対応する保留記憶があると開放延長状態が終了した後も第2始動口への入球に起因した小当り遊技が発生し、開放延長状態が終了した地点では必ずしも有利状態が終了したことにならないという分りにくい遊技構成になるため、保留記憶機能を備えないことで明快な遊技構成とすることができる。
対して保留記憶機能を備えることにより、上記のように新規な有利状態を創出することが可能となる。
第1特別図柄又は第2特別図柄で小当りを示す図柄が確定表示する構成での小当り遊技での特定領域への入賞率は、第1特別図柄と第2特別図柄で異ならせることが考えられる。開放延長状態ではない状況が想定される第1特別図柄では、メインは当否判定により大当りと判定されることを目指すことであり、小当りからの第2大当り遊技を開始させるのは、サブ的なものであるため特定領域の入賞率を低くし、開放延長状態である状況では第2大当り遊技を目指すことがメインであるため、特定領域への入賞率を高くすることが考えられる。
また、第1特別図柄又は第2特別図柄で小当りを示す図柄が確定表示する構成での小当りの当選確率は第1特別図柄と第2特別図柄とで異ならせることが考えられる。上記したように第1特別図柄での当否判定がメインである開放延長状態ではない時は、小当り遊技はサブ的なものであるため小当りと判定される確率を低く設定しておき、第2特別図柄での当否判定がメインである開放延長状態時は、小当りと判定される確率を高確率に設定することで、スピーディに第2大当り遊技を開始させることができるようになる。
また、特別図柄の変動時間の計測を中断する構成の場合、中断中は、図柄が確定表示していないことを示すために変動状態を維持することが考えられるし、また、変動時間を計測していないということで図柄を消去しておくことも考えられる。上述した内容は、請求項1の記載内容を補足するだけでなく、請求項2の記載内容も補足するものである。
請求項1に記載の弾球遊技機は、中断していた計測を再開する変動再開処理を備える構成が好適である。例えば、小当りを示す図柄に基づいて実行された小当り遊技が終了すると、中断していた計測を再開する第1変動再開処理、小当りに起因した小当り遊技に基づいて第2大当り遊技が開始され、第2大当り遊技が終了すると、中断していた計測を再開する第2変動再開処理、大当りを示す図柄に基づいて実行された第1大当り遊技が開始され、第1大当り遊技が終了すると、中断していた計測を再開する第3変動再開処理を備える構成としてもよい。なお、夫々異なる処理に分ける必要はなく、いずれかをまとめて1つの処理としてもよい。
本発明の請求項2に記載の弾球遊技機は、遊技球が通過することにより普通図柄の抽選の契機となる普図始動口と、遊技球が常時入球可能な第1始動口と、前記普通図柄の抽選結果に応じて開放する普通電動役物と、該普通電動役物の開放時に遊技球が入球可能な第2始動口と、特図当否判定手段と、を備え、該特図当否判定手段は、前記第1始動口への遊技球の入球に基づいて当否判定を行う第1特図当否判定手段と、前記第2始動口への遊技球の入球に基づいて当否判定を行う第2特図当否判定手段と、で構成され、特別図柄表示制御手段を備え、該特別図柄表示制御手段は、前記第1特図当否判定手段による当否判定の結果に基づいて第1特別図柄を設定された変動時間のあいだ、変動表示させてから確定表示させる第1特別図柄表示制御手段と、前記第2特図当否判定手段による当否判定の結果に基づいて第2特別図柄を設定された変動時間のあいだ、変動表示させてから確定表示させる第2特別図柄表示制御手段と、で構成され、発射された遊技球が流下する遊技領域に、所定の発射強度未満で発射された遊技球が流下する第1遊技領域と、前記所定の発射強度以上で発射された遊技球が流下する第2遊技領域と、を設け、前記第1始動口は前記第1遊技領域を流下した遊技球が入球可能に配置され、前記普図始動口及び前記第2始動口は前記第2遊技領域を流下した遊技球が入球可能に配置され、前記特図当否判定手段により大当りと判定された場合、前記第1特別図柄又は前記第2特別図柄で大当りを示す図柄で確定表示し、大入賞口を開閉動作させる大当り遊技を開始させる第1大当り遊技と、前記第2特図当否判定手段により小当りと判定された場合、前記第2特別図柄で小当りを示す図柄で確定表示し、前記大入賞口又は小当り用大入賞口を開閉動作させる小当り遊技を開始させ、該小当り遊技で前記大入賞口又は前記小当り用大入賞口に設けられた特定領域へ遊技球が入球することで大当り遊技を開始させる第2大当り遊技と、を実行可能で、前記大当り遊技の終了後の遊技状態を、前記普通電動役物の開放状態が通常開放時間よりも長い開放時間である開放延長状態へ移行可能な開放延長手段を備えた弾球遊技機において、前記第1特別図柄表示制御手段又は前記第2特別図柄表示制御手段は、同時に変動可能な構成とし、前記第1特図当否判定手段は、当否判定を行う時に前記第2特別図柄が大当りとなる変動表示又は小当りとなる変動表示を行っている場合は、ハズレを選択し、前記特別図柄表示制御手段は、同時変動中において、少なくとも前記第2特別図柄が前記大当りを示す図柄又は前記小当りを示す図柄で確定表示すると、前記第1特別図柄の前記変動時間の計測を中断する変動中断処理を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の弾球遊技機は、請求項1と同様に、中断していた計測を再開する変動再開処理を備える構成が好適である。なお、請求項2に記載の特図当否判定手段は、他方が変動中であり、且つ大当りか小当りの変動である場合は、強制的にハズレを選択するものであり、始動口への入賞時に取得した乱数を参照しない構成でもよいし、乱数を参照した上でハズレを選択するものでもよい。
請求項3に記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の弾球遊技機において、前記第2遊技領域は、前記普通電動役物の下流に前記大入賞口を配置し、前記普通電動役物は、開放状態と非開放状態に切り替えるための開閉手段を備え、前記普通電動役物が開放状態である時は、流下してきた遊技球を前記第2始動口へ誘導し、前記普通電動役物が非開放状態である時は、前記開閉手段は前記大入賞口へ誘導するための誘導路の一部として構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の普通電動役物は、入球領域の上方位置で、遊技盤の盤面に進退可能に設けられたスライド板を盤内に後退、又は盤面上に突出させることにより普通電動役物の開放状態、非開放状態を作り出すことが好適である。スライド板が突出している時(非開放状態)は、スライド板の形状や角度等により、スライド板に接触した遊技球が大入賞口に流下していくように誘導するために設けることが好適である。普通電動役物の開放時間を極力長くして、普通電動役物が閉鎖されている期間を短くすることが好適である。
また、普図始動口から普通電動役物へ至る経路は、遊技球が1球ずつ通らない幅で形成された通路により形成されていることが好適である。
請求項3に記載の弾球遊技機は、前記普通電動役物を開放させる普通図柄の当り遊技を複数種類備える構成としてもよい。普図始動口へ入球し、これを通過し、かつ普通電動役物に入球しなかった遊技球のみが大入賞口へ入球可能と構成とする。
例えば、当り遊技は、普通電動役物が開放開始するまでの当り遊技開始期間、普通電動役物の開放期間、普通電動役物の開放が終了して当り遊技が終了するまでの期間である当り遊技終了期間で構成されている。複数種類の当り遊技は、上述した当り遊技開始期間、開放期間又は当り遊技終了期間の何れかが異なる期間から構成されたものであってもよい。また複数種類の期間を組み合わせて複数種類の当り遊技は互いに異なる構成としてもよい。
上述した複数種類の当り遊技を備えることで、普通電動役物から第2始動口への入球に起因する当否判定の結果が小当りと判定されて大入賞口が開放しても、遊技球は普通電動役物に入球して大入賞口には入らないため第2大当り遊技が発生せず、第1大当り遊技を目指すことになる開放延長状態と、普通図柄の第1当り遊技と、遊技球が普図始動口を通過しても普通図柄の抽選は行われず、そのまま遊技球が大入賞口まで至ることが可能となり、第1大当り遊技と第2大当り遊技を目指すことが可能となる開放延長状態とを実現させることができる。
上述した構成からなる弾球遊技機が第1特別図柄と第2特別図柄とが同時変動可能な構成となっているのは、上述した構成とすることで、第1大当り遊技を狙う開放延長状態と、第1大当り遊技と第2大当り遊技を狙う開放延長状態を実現させるためである。第1特別図柄と第2特別図柄の何れか一方のみ変動可能とする構成の場合、大当り遊技の終了後に開放延長状態へ移行すると問題が起こり得るからである。
それは、大当り遊技の終了後に第1開放延長状態へ移行した場合、第1特別図柄に対応する保留記憶が記憶されているが、第2特別図柄に対応する保留記憶が記憶されていない場合、第2特別図柄が変動を開始する前に、第1特別図柄が変動を開始することになる。そうなると、普図始動口を通過して、普通電動役物が開放されて、第2始動口に遊技球が入球しても、第2特別図柄が変動を開始しないため、当初の目的とする普図始動口を通過して普通電動役物が開放され、第2始動口に遊技球が入球すると第2特別図柄の変動が開始して、図柄が確定表示されて大入賞口が開放されるといった一連の作動タイミングが崩れてしまうことになる。
そこで、第1特別図柄と第2特別図柄が同時に変動開始する構成とすることで、普図始動口を通過して、普通電動役物が開放されて、第2始動口に遊技球が入球すると、第2特別図柄が変動を開始するといった、一連のタイミングのズレを防止することができる。
第1発明の弾球遊技機は、遊技球が通過することにより普通図柄の抽選の契機となる普図始動口と、遊技球が常時入球可能な第1始動口と、前記普通図柄の抽選結果に応じて開放する普通電動役物と、該普通電動役物の開放時に遊技球が入球可能な第2始動口と、特図当否判定手段と、を備え、該特図当否判定手段は、前記第1始動口への遊技球の入球に基づいて当否判定を行う第1特図当否判定手段と、前記第2始動口への遊技球の入球に基づいて当否判定を行う第2特図当否判定手段と、で構成され、特別図柄表示制御手段を備え、該特別図柄表示制御手段は、前記第1特図当否判定手段による当否判定の結果に基づいて第1特別図柄を設定された変動時間のあいだ、変動表示させてから確定表示させる第1特別図柄表示制御手段と、前記第2特図当否判定手段による当否判定の結果に基づいて第2特別図柄を設定された変動時間のあいだ、変動表示させてから確定表示させる第2特別図柄表示制御手段と、で構成され、発射された遊技球が流下する遊技領域に、所定の発射強度未満で発射された遊技球が流下する第1遊技領域と、前記所定の発射強度以上で発射された遊技球が流下する第2遊技領域と、を設け、前記第1始動口は前記第1遊技領域を流下した遊技球が入球可能に配置され、前記普図始動口及び前記第2始動口は前記第2遊技領域を流下した遊技球が入球可能に配置され、前記特図当否判定手段により大当りと判定された場合、前記第1特別図柄又は前記第2特別図柄で大当りを示す図柄で確定表示し、大入賞口を開閉動作させる大当り遊技を開始させる第1大当り遊技と、前記特図当否判定手段により小当りと判定された場合、前記第1特別図柄又は前記第2特別図柄で小当りを示す図柄で確定表示し、前記大入賞口又は小当り用大入賞口を開閉動作させる小当り遊技を開始させ、該小当り遊技で前記大入賞口又は前記小当り用大入賞口に設けられた特定領域へ遊技球が入球することで大当り遊技を開始させる第2大当り遊技と、を実行可能で、前記大当り遊技の終了後の遊技状態を、前記普通電動役物の開放状態が通常開放時間よりも長い開放時間である開放延長状態へ移行可能な開放延長手段を備えた弾球遊技機において、前記第1特別図柄表示制御手段又は前記第2特別図柄表示制御手段は、同時に変動可能な構成とし、前記特図当否判定手段は、当否判定を行う時に他方が大当りとなる変動表示を行っている場合は、小当りと判定されるか否かの当否判定のみ行い、前記特別図柄表示制御手段は、同時変動中において、一方の特別図柄が前記大当りを示す図柄又は前記小当りを示す図柄で確定表示すると、他方の特別図柄の前記変動時間の計測を中断する変動中断処理と、当該小当りに起因した前記小当り遊技に基づいて、前記第2大当り遊技が開始されない場合は、前記中断していた計測を再開する第1変動再開処理と、前記第2大当り遊技が開始された場合は、小当りと判定されている場合はハズレを示す図柄で確定表示するように変更した上で、中断していた計測を再開する第2変動再開処理と、を備えることを特徴とする。
第1発明の弾球遊技機によれば、第1特別図柄表示制御手段と第2特別図柄表示制御手段が同時に変動可能だが、一方の当否判定時に、他方が大当りとなる変動表示が行われている場合には、大当りと判定されることがないため、遊技者に混乱を与えることがない。当否判定手段により一方が小当りと判定された場合であっても、他方でも小当りと判定される機会を与えることができる。
第1特別図柄又は第2特別図柄のうちの一方の特別図柄が小当りを示す図柄で確定表示されると、他方の特別図柄の変動時間の計測が中断して、第2大当り遊技が開始された場合に小当りと判定されている場合は第2大当り遊技が終了して、変動時間の計測が再開されてもハズレを示す図柄で確定表示されることになるので、遊技者に混乱を与えることにならない。
第2発明の弾球遊技機は、遊技球が通過することにより普通図柄の抽選の契機となる普図始動口と、遊技球が常時入球可能な第1始動口と、前記普通図柄の抽選結果に応じて開放する普通電動役物と、該普通電動役物の開放時に遊技球が入球可能な第2始動口と、特図当否判定手段と、を備え、該特図当否判定手段は、前記第1始動口への遊技球の入球に基づいて当否判定を行う第1特図当否判定手段と、前記第2始動口への遊技球の入球に基づいて当否判定を行う第2特図当否判定手段と、で構成され、特別図柄表示制御手段を備え、該特別図柄表示制御手段は、前記第1特図当否判定手段による当否判定の結果に基づいて第1特別図柄を設定された変動時間のあいだ、変動表示させてから確定表示させる第1特別図柄表示制御手段と、前記第2特図当否判定手段による当否判定の結果に基づいて第2特別図柄を設定された変動時間のあいだ、変動表示させてから確定表示させる第2特別図柄表示制御手段と、で構成され、発射された遊技球が流下する遊技領域に、所定の発射強度未満で発射された遊技球が流下する第1遊技領域と、前記所定の発射強度以上で発射された遊技球が流下する第2遊技領域と、を設け、前記第1始動口は前記第1遊技領域を流下した遊技球が入球可能に配置され、前記普図始動口及び前記第2始動口は前記第2遊技領域を流下した遊技球が入球可能に配置され、前記特図当否判定手段により大当りと判定された場合、前記第1特別図柄又は前記第2特別図柄で大当りを示す図柄で確定表示し、大入賞口を開閉動作させる大当り遊技を開始させる第1大当り遊技と、前記第2特図当否判定手段により小当りと判定された場合、前記第2特別図柄で小当りを示す図柄で確定表示し、前記大入賞口又は小当り用大入賞口を開閉動作させる小当り遊技を開始させ、該小当り遊技で前記大入賞口又は前記小当り用大入賞口に設けられた特定領域へ遊技球が入球することで大当り遊技を開始させる第2大当り遊技と、を実行可能で、前記大当り遊技の終了後の遊技状態を、前記普通電動役物の開放状態が通常開放時間よりも長い開放時間である開放延長状態へ移行可能な開放延長手段を備えた弾球遊技機において、前記第1特別図柄表示制御手段又は前記第2特別図柄表示制御手段は、同時に変動可能な構成とし、前記第2特図当否判定手段は、当否判定を行う時に前記第1特別図柄が大当りとなる変動表示を行っている場合は、小当りと判定されるか否かの当否判定のみ行い、前記特別図柄表示制御手段は、同時変動中において、少なくとも前記第2特別図柄が前記大当りを示す図柄又は前記小当りを示す図柄で確定表示すると、前記第1特別図柄の前記変動時間の計測を中断する変動中断処理と、当該小当りに起因した前記小当り遊技に基づいて、前記第2大当り遊技が開始されない場合は、前記中断していた計測を再開する第1変動再開処理と、前記第2大当り遊技が開始された場合は、小当りと判定されている場合はハズレを示す図柄で確定表示するように変更した上で、中断していた計測を再開する第2変動再開処理と、を備えることを特徴とする。
第2発明の弾球遊技機によれば、第1特別図柄表示制御手段と第2特別図柄表示制御手段が同時に変動可能だが、一方の当否判定時に、他方が大当りとなる変動表示が行われている場合には、大当りと判定されることがないため、遊技者に混乱を与えることがない。
第2特別図柄が小当りを示す図柄で確定表示されると、第1特別図柄の変動時間の計測が中断して、第2大当り遊技が開始した場合には、第2大当り遊技が終了して、変動時間の計測が再開されてもハズレを示す図柄で確定表示されることになるので、遊技者に混乱を与えるものとならない。
第3発明の弾球遊技機は、遊技球が通過することにより普通図柄の抽選の契機となる普図始動口と、遊技球が常時入球可能な第1始動口と、前記普通図柄の抽選結果に応じて開放する普通電動役物と、該普通電動役物の開放時に遊技球が入球可能な第2始動口と、特図当否判定手段と、を備え、該特図当否判定手段は、前記第1始動口への遊技球の入球に基づいて当否判定を行う第1特図当否判定手段と、前記第2始動口への遊技球の入球に基づいて当否判定を行う第2特図当否判定手段と、で構成され、特別図柄表示制御手段を備え、該特別図柄表示制御手段は、前記第1特図当否判定手段による当否判定の結果に基づいて第1特別図柄を設定された変動時間のあいだ、変動表示させてから確定表示させる第1特別図柄表示制御手段と、前記第2特図当否判定手段による当否判定の結果に基づいて第2特別図柄を設定された変動時間のあいだ、変動表示させてから確定表示させる第2特別図柄表示制御手段と、で構成され、発射された遊技球が流下する遊技領域に、所定の発射強度未満で発射された遊技球が流下する第1遊技領域と、前記所定の発射強度以上で発射された遊技球が流下する第2遊技領域と、を設け、前記第1始動口は前記第1遊技領域を流下した遊技球が入球可能に配置され、前記普図始動口及び前記第2始動口は前記第2遊技領域を流下した遊技球が入球可能に配置され、前記特図当否判定手段により大当りと判定された場合、前記第1特別図柄又は前記第2特別図柄で大当りを示す図柄で確定表示し、大入賞口を開閉動作させる大当り遊技を開始させる第1大当り遊技と、前記特図当否判定手段により小当りと判定された場合、前記第1特別図柄又は前記第2特別図柄で小当りを示す図柄で確定表示し、前記大入賞口又は小当り用大入賞口を開閉動作させる小当り遊技を開始させ、該小当り遊技で前記大入賞口又は前記小当り用大入賞口に設けられた特定領域へ遊技球が入球することで大当り遊技を開始させる第2大当り遊技と、を実行可能で、前記大当り遊技の終了後の遊技状態を、前記普通電動役物の開放状態が通常開放時間よりも長い開放時間である開放延長状態へ移行可能な開放延長手段を備えた弾球遊技機において、前記第1特別図柄表示制御手段又は前記第2特別図柄表示制御手段は、同時に変動可能な構成とし、前記特図当否判定手段は、当否判定を行う時に他方が大当りとなる変動表示を行っている場合は、小当りと判定されるか否かの当否判定のみ行い、前記特別図柄表示制御手段は、同時変動中において、一方の特別図柄が前記大当りを示す図柄又は前記小当りを示す図柄で確定表示すると、他方の特別図柄は大当り又は小当りと判定されていてもハズレを示す図柄で変動を終了させる変動停止処理を備えることを特徴とする。
第3発明の弾球遊技機によれば、第1特別図柄表示制御手段と第2特別図柄表示制御手段が同時に変動可能だが、一方の当否判定時に他方が大当りとなる変動表示が行われている場合には、大当りと判定されることがないため、遊技者に混乱を与えることがない。当否判定手段は、一方の当否判定時に他方が大当りとなる変動表示を行っている場合、小当りと判定されるか否かの当否判定を行い、第1特別図柄又は第2特別図柄のうちの一方の特別図柄が大当りを示す図柄又は小当りを示す図柄で確定表示する場合には、強制的にハズレを示す図柄で確定表示することになるため、同じ時期に双方で当りが重複するような状況を回避することができる。
第4発明の弾球遊技機は、遊技球が通過することにより普通図柄の抽選の契機となる普図始動口と、遊技球が常時入球可能な第1始動口と、前記普通図柄の抽選結果に応じて開放する普通電動役物と、該普通電動役物の開放時に遊技球が入球可能な第2始動口と、特図当否判定手段と、を備え、該特図当否判定手段は、前記第1始動口への遊技球の入球に基づいて当否判定を行う第1特図当否判定手段と、前記第2始動口への遊技球の入球に基づいて当否判定を行う第2特図当否判定手段と、で構成され、特別図柄表示制御手段を備え、該特別図柄表示制御手段は、前記第1特図当否判定手段による当否判定の結果に基づいて第1特別図柄を設定された変動時間のあいだ、変動表示させてから確定表示させる第1特別図柄表示制御手段と、前記第2特図当否判定手段による当否判定の結果に基づいて第2特別図柄を設定された変動時間のあいだ、変動表示させてから確定表示させる第2特別図柄表示制御手段と、で構成され、発射された遊技球が流下する遊技領域に、所定の発射強度未満で発射された遊技球が流下する第1遊技領域と、前記所定の発射強度以上で発射された遊技球が流下する第2遊技領域と、を設け、前記第1始動口は前記第1遊技領域を流下した遊技球が入球可能に配置され、前記普図始動口及び前記第2始動口は前記第2遊技領域を流下した遊技球が入球可能に配置され、前記特図当否判定手段により大当りと判定された場合、前記第1特別図柄又は前記第2特別図柄で大当りを示す図柄で確定表示し、大入賞口を開閉動作させる大当り遊技を開始させる第1大当り遊技と、前記第2特図当否判定手段により小当りと判定された場合、前記第2特別図柄で小当りを示す図柄で確定表示し、前記大入賞口又は小当り用大入賞口を開閉動作させる小当り遊技を開始させ、該小当り遊技で前記大入賞口又は前記小当り用大入賞口に設けられた特定領域へ遊技球が入球することで大当り遊技を開始させる第2大当り遊技と、を実行可能で、前記大当り遊技の終了後の遊技状態を、前記普通電動役物の開放状態が通常開放時間よりも長い開放時間である開放延長状態へ移行可能な開放延長手段を備えた弾球遊技機において、前記第1特別図柄表示制御手段又は前記第2特別図柄表示制御手段は、同時に変動可能な構成とし、前記第2特図当否判定手段は、当否判定を行う時に前記第1特別図柄が大当りとなる変動表示を行っている場合は、小当りと判定されるか否かの当否判定のみ行い、前記特別図柄表示制御手段は、同時変動中において、少なくとも前記第2特別図柄が前記大当りを示す図柄又は前記小当りを示す図柄で確定表示すると、前記第1特別図柄は大当りと判定されていてもハズレを示す図柄で変動を終了させる変動停止処理を備えることを特徴とする。
第4発明の弾球遊技機によれば、第1特別図柄表示制御手段と第2特別図柄表示制御手段が同時に変動可能だが、一方の当否判定時に他方が大当りとなる変動表示が行われている場合には、大当りと判定されることがないため、遊技者に混乱を与えることがない。当否判定手段は、第2当否判定手段による当否判定時に第1特別図柄が大当りとなる変動表示を行っている場合、小当りと判定されるか否かの当否判定を行い、第1特別図柄が大当りを示す図柄、第2特別図柄が大当りを示す図柄又は小当りを示す図柄で確定表示する場合には、他方の特別図柄で強制的にハズレを示す図柄で確定表示することになるため、同じ時期に双方で当りが重複するような状況を回避することができる。
請求項1に記載の弾球遊技機によれば、第1特別図柄表示制御手段と第2特別図柄表示制御手段が同時に変動可能だが、一方の当否判定時に他方が大当りとなる変動表示が行われている場合には、大当りと判定されることがないため、遊技者に混乱を与えることがない。第1当否判定手段又は第2当否判定手段のいずれか一方の当否判定手段による当否判定時に、他方が大当りとなる変動表示又は小当りとなる変動表示を行っている場合にはハズレが選択されるため、必ず一方はハズレとなる変動表示が行われることになり、遊技者に混乱を与えることにならない。
請求項2に記載の弾球遊技機によれば、第1特別図柄表示制御手段と第2特別図柄表示制御手段が同時に変動可能だが、一方の当否判定時に他方が大当りとなる変動表示が行われている場合には、大当りと判定されることがないため、遊技者に混乱を与えることがない。第1当否判定手段又は第2当否判定手段のいずれか一方の当否判定手段による当否判定時に、他方が大当りとなる変動表示又は他方が第2特別図柄表示制御手段で小当りとなる変動表示を行っている場合にはハズレが選択されるため、必ず一方はハズレとなる変動表示が行われることになり、遊技者に混乱を与えることにならない。
請求項3に記載の弾球遊技機によれば、第1特別図柄表示制御手段と第2特別図柄表示制御手段が同時に変動可能なため、第1特別図柄の変動状況に関係なく、普通図柄、普通電動役物、第2特別図柄の動作タイミングをある程度一定にし易い。
本発明のパチンコ機50の正面図。 パチンコ機50の遊技盤1の正面図。 遊技盤1の第2遊技領域の説明図。 パチンコ機50の背面図。 パチンコ機50の電気構成図。 実施例1のパチンコ機50の基本的仕様を示すテーブル。 実施例1のパチンコ機50が行う第1特別図柄、第2特別図柄の制御に関する説明図。 パチンコ機50の主制御装置80で実行されるメインルーチンの概要を示すフローチャート。 主制御装置80が実行する普通図柄当否判定処理のフローチャート1。 主制御装置80が実行する普通図柄当否判定処理のフローチャート2。 主制御装置80が実行する普通図柄当否判定処理のフローチャート3。 主制御装置80が実行する普通図柄当否判定処理のフローチャート4。 主制御装置80が実行する普通図柄当り遊技内容設定処理1のフローチャート。 主制御装置80が実行する普通図柄遊技処理のフローチャート1。 主制御装置80が実行する普通図柄遊技処理のフローチャート2。 主制御装置80が実行する普通図柄遊技処理のフローチャート3。 主制御装置80が実行する特別図柄始動入賞確認処理のフローチャート。 主制御装置80が実行する第1特別図柄当否判定処理のフローチャート1。 主制御装置80が実行する第1特別図柄当否判定処理のフローチャート2。 主制御装置80が実行する第2特別図柄当否判定処理のフローチャート1。 主制御装置80が実行する第2特別図柄当否判定処理のフローチャート2。 主制御装置80が実行する特別図柄当否判定処理のフローチャート1。 主制御装置80が実行する特別図柄当否判定処理のフローチャート2。 主制御装置80が実行する特別図柄当否判定処理のフローチャート3。 主制御装置80が実行する大当り図柄、小当り図柄に関する説明図。 主制御装置80が実行する特別遊技処理のフローチャート1。 主制御装置80が実行する特別遊技処理のフローチャート2。 主制御装置80が実行する特別遊技処理のフローチャート3。 主制御装置80が実行する特別遊技処理のフローチャート4。 主制御装置80が実行する特別遊技処理のフローチャート5。 主制御装置80が実行する特別遊技処理のフローチャート6。 主制御装置80が実行する特別遊技処理のフローチャート7。 実施例1のパチンコ機50で実行される普通図柄の当り遊技のタイミングチャート。 実施例1の第1特別図柄と第2特別図柄の変動表示を示すタイミングチャート1。 実施例1の第1特別図柄と第2特別図柄の変動表示を示すタイミングチャート2。 実施例1の第1特別図柄と第2特別図柄の変動表示を示すタイミングチャート3。 実施例1の第1特別図柄と第2特別図柄の変動表示を示すタイミングチャート4。 演出図柄表示装置6で表示される疑似演出の表示例1。 演出図柄表示装置6で表示される疑似演出の表示例2。 演出図柄表示装置6で表示される疑似演出の表示例3。 実施例1のその他の構成からなるパチンコ機50が行う特別図柄の制御に関する説明図。 主制御装置80が実行する普通図柄当り遊技内容設定処理のフローチャート。 主制御装置80が実行する普通図柄当り遊技内容設定処理のフローチャート。 実施例1のパチンコ機50で実行される普通図柄の当り遊技のタイミングチャート。 実施例1のパチンコ機50で実行される普通図柄の当り遊技のタイミングチャート。 実施例1のパチンコ機50で実行される普通図柄の当り遊技のタイミングチャート。 主制御装置80が実行する普通図柄当り遊技内容設定処理のフローチャート。 実施例2のパチンコ機50が行う第1特別図柄、第2特別図柄の制御に関する説明図。 実施例2の主制御装置80が実行する第1特別図柄当否判定処理のフローチャート1。 実施例2の主制御装置80が実行する第2特別図柄当否判定処理のフローチャート2。 実施例2の主制御装置80が実行する特別図柄当否判定処理のフローチャート3。 実施例2の主制御装置80が実行する特別遊技処理のフローチャート1。 実施例2の主制御装置80が実行する特別遊技処理のフローチャート2。 実施例2の第1特別図柄と第2特別図柄の変動表示を示すタイミングチャート1。 実施例2の演出図柄表示装置6で表示される疑似演出の表示例1。 実施例2のその他の構成からなるパチンコ機50が行う特別図柄の制御に関する説明図。 実施例3のパチンコ機50が行う特別図柄の制御に関する説明図。 実施例3の主制御装置80が実行する第1特別図柄当否判定処理のフローチャート1。 実施例3の主制御装置80が実行する第1特別図柄当否判定処理のフローチャート2。 実施例3の主制御装置80が実行する第2特別図柄当否判定処理のフローチャート1。 実施例3の主制御装置80が実行する第2特別図柄当否判定処理のフローチャート2。 実施例3の第1特別図柄と第2特別図柄の変動表示を示すタイミングチャート1。 実施例3のその他の構成からなるパチンコ機50が行う特別図柄の制御に関する説明図。
以下に本発明の好適な実施形態について説明する。尚、本発明の実施の形態は下記の実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する種々の形態を採ることができ、各実施例に記載された内容を適宜組み合わせることが可能なことはいうまでもない。
[実施例1]
図1に示すように、遊技機の一種であるパチンコ機50は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠51にて構成の各部を保持する構造である。外枠51の左側上下には、ヒンジ53が設けられており、該ヒンジ53の他方側には図4に記載する内枠70が取り付けられており、内枠70は外枠51に対して開閉可能な構成になっている。前枠52には、板ガラス61が取り外し自在に設けられており、板ガラス61の奥には図2に記載する遊技盤1が内枠70に取り付けられている。
前枠52の上側左右には、スピーカ66が設けられており、パチンコ機50から発生する遊技音が出力され、遊技者の趣向性を向上させる。また、遊技者の趣向性を向上させるために前枠52に遊技状態に応じて発光する枠側装飾ランプ65も複数設けられている。前枠52の下方には、上皿55と下皿63が一体に形成されている。下皿63の右側には発射ハンドル64が取り付けられており、該発射ハンドル64を時計回りに回動操作することによって発射装置(図示省略)が可動して、上皿55から供給された遊技球が遊技盤1に向けて発射される。
上皿55の上部ほぼ中央には、遊技者が操作可能な演出ボタン67が備えられている。演出ボタン67は、遊技者が有効期間中に操作することで、後述する演出図柄表示装置6に表示される演出内容を変化させ、スピーカにより出力される遊技音が変化させるものとなっている。また、演出ボタン67は、その周囲にジョグダイヤル68を備えたものとなっており、ジョグダイヤル68を回転させることにより、演出用の画像に変化を与えることが可能に構成されている。また、このパチンコ機50はいわゆるCR機であって、プリペイドカードの読み書き等を行うためのプリペイドカードユニット(CRユニット)56が付属しており、パチンコ機50には、貸出ボタン57、精算ボタン58及び残高表示器59を有するCR精算表示装置が備わっている。
図2は、本実施例のパチンコ機の遊技盤1の正面図である。なお、このパチンコ機の全体的な構成は公知技術に従っているので図示及び説明は省略する。図2に示すように遊技盤1には、公知のガイドレール2a、2bによって囲まれた略円形の遊技領域3が設けられている。この遊技領域3には多数の遊技釘4が打ち付けられている。本実施例の遊技領域3は、遊技球の所定の強度で発射したときに遊技球が流下する左打ち領域Lと、前記所定の強度よりも強く発射したときに遊技球が流下する右打ち領域Rとに分けられる。
遊技領域3のほぼ中央部には、センターケース5が配されている。センターケース5は、公知のものと同様に、ワープ入口、ワープ通路、ステージ、演出図柄表示装置6(液晶表示装置であり演出図柄を表示する。)の画面を臨ませる窓等を備えている。センターケース5の下には、常時入球(入賞)可能な第1始動口11が配置されている。第1始動口11へは、左打ち領域Lからセンターケース5のワープ通路等を流下する遊技球が入球し易い構成である。また、第1始動口11の左方には、第1左入賞口31、第2左入賞口32、第3左入賞口33が設けられている。右方には、右入賞口34が設けられている。なお、この第1左入賞口31、第2左入賞口32、第3左入賞口33、右入賞口34が、常時、入球率が変化しない普通入賞口(一般入賞口)である。
遊技領域3の右下部には、複数個のLEDからなる第1特別図柄保留数表示装置18と、第2特別図柄保留数表示装置19と、7セグメント表示装置からなる普通図柄表示装置7と、第1特別図柄表示装置9と、第2特別図柄表示装置10とが配置されている。
図3に右打ち領域Rの詳細を示し、右打ち領域Rは、流下路108に沿って遊技球が流下するように構成されている。流下路108に沿って流下する遊技球は先ず、演出用検出スイッチ100へ入球しこれを通過することで右打ち領域Rへ入ったことが検知される。
演出用検出スイッチ100の下流には、演出用検出スイッチ100を通過した遊技球が高い確率で通過(入球)可能な普図(以下、普通図柄ともいう)の普通図柄作動ゲート17が設けられている。普通図柄作動ゲート17は遊技球が入球して通過することにより普通図柄の当否抽選が実行される起因となるものである。なお、普通図柄作動ゲート17の左右側には遊技球をパチンコ機台内へ取り込むアウト球口101が設けられている。
普通図柄作動ゲート17の下流側位置には、可動式の仕切り板からなる普通電動役物(以下、普電役物ともいう)12により開閉可能に設けられた第2始動口102が設けられている。普通電動役物12及び第2始動口102へは普通図柄作動ゲート17を入球、通過した遊技球のみ到達できる構成とされている。
第2始動口102は普通図柄の抽選に当選すると普通電動役物12が作動して所定の時間開放される。なお、普電役物12は通常、第2始動口102を塞ぐようにその上部に突出しており、作動時に後退して第2始動口102を開放する。また、普電役物12は非作動時において下流側に設けられた第1大入賞口14へ遊技球を案内するように流下路の一部をなす。
第2始動口102は、入球により第2特別図柄の当否判定が実行される起因となる入球口である。第2始動口102への入球により第2特別図柄の大当り決定用乱数、大当り図柄決定乱数、第2特別図柄の変動パターン決定用乱数などの複数種類の乱数が抽出される。これら乱数に応じて第2特別図柄の当否判定が実行され、結果は大当り、小当り、ハズレのいずれかの判定がなされる。なお、本実施例では、通常遊技時の普通図柄の変動時間は長く、普電役物の開放時間は短時間に設定しているので、通常遊技時に右打ちしても第2始動口102での抽選がほぼ開始されないように設計されている。そのため、通常遊技時は左打ちにて第1始動口11で大当りを目指すのがメインとなる。
普通電動役物12及び第2始動口102の下流位置に設けられた前記第1大入賞口14は開閉扉の開放作動により遊技球が入球可能となっている。
本実施例では、上述したように通常遊技時には第2始動口102での抽選がほぼ開始されないように設計されているため、右打ちしても第2始動口102に入球することなく、通過して第1大入賞口14の方向へと流下していく。なお、第1大入賞口14は、小当りと判定されて第1又は第2特別図柄で確定表示された小当り図柄に応じて実行される小当り遊技において開閉される。
第1大入賞口14の下流には、可動式の仕切り板からなる特別電動役物106(以下、特電役物ともいう)により開閉可能とされた第2大入賞口105が設けられている。第2大入賞口105へは普通図柄作動ゲート17を入球、通過し、第2始動口102へ入球できずにこれを通過し、かつ開閉扉が非作動で第1大入賞口14へ入球できずに、これを通過して下部流路110へ至った遊技球のみが到達できる構成とされている。
第2大入賞口105は大当り遊技において特別電動役物106が作動して所定の時間開放される。尚、特別電動役物106は通常、第2大入賞口105を塞ぐようにその上部に突出しており、作動時に後退して第2大入賞口105を開放する。また特別電動役物106は非作動時において第2大入賞口105の下流側へ遊技球を案内するように下部流路110の一部をなす。
第2大入賞口105の下流には、遊技領域3の中央下端部の盤面最下部には遊技球を取込むアウト口が設けられている。
パチンコ機の裏面は図4に示すとおり、前述した遊技盤1を脱着可能に取り付ける内枠70が前述した外枠51に収納されている。この内枠70には、上方から、球タンク71、タンクレール72及び払出装置73が設けられている。この構成により、遊技盤1上の入賞口に遊技球の入賞があれば球タンク71からタンクレール72を介して所定個数の遊技球を払出装置73により前述した上皿55に排出することができる。また、パチンコ機50の裏側には(図5参照のこと)、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83、発射制御装置84、電源基板85が設けられている。なお、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83がサブ制御装置に該当する。
主制御装置80、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83は遊技盤1に設けられており、払出制御装置81、発射制御装置84、電源基板85が内枠70に設けられている。なお、図4では、発射制御装置84が描かれていないが、発射制御装置84は払出制御装置81の下に設けられている。また、球タンク71の右側には、外部接続端子78が設けられており、この外部接続端子78より、遊技状態や遊技結果を示す信号が図示しないホールコンピュータに送られる。なお、従来はホールコンピュータへ信号を送信するための外部接続端子78には、盤用(遊技盤側から出力される信号をホールコンピュータへ出力するための端子)と枠用(枠側(前枠52、内枠70、外枠51)から出力される信号をホールコンピュータへ出力するための端子)の2種類を用いているが、本実施例では、一つの外部接続端子78を介してホールコンピュータへ遊技状態や遊技結果を示す信号を送信している。
このパチンコ機の電気的構成は、図5のブロック図に示すとおり、主制御装置80を中心にして構成されている。また、詳細の図示は省略するが、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83のいずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えているが、本実施例では発射制御装置84にはCPU、ROM、RAMは設けられていない。しかし、これに限るわけではなく、発射制御装置84にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
なお、パチンコ機50には、サブ統合制御装置83に設けられたRAMの内容を保持するバックアップ装置が備えられていない構成となっている。
主制御装置80には、第1始動口11に入球した遊技球を検出する第1始動口スイッチ11a、第2始動口102に入球した遊技球を検出する第2始動口スイッチ102a、普通図柄を作動させる普通図柄作動ゲート17に進入した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ17a、第1大入賞口14に入球した遊技球を計数するための第1カウントスイッチ14a、第2大入賞口105に入球した遊技球を計数するための第2カウントスイッチ105a、取込口107への入球を検出する取込口スイッチ107a、右打ち領域Rへの入球を検出する演出用検出スイッチ100、特定領域104への入球を検出する特定領域スイッチ104a、第1左入賞口31、第2左入賞口32、第3左入賞口33、右入賞口34に入球した遊技球を検出する一般入賞口スイッチ31a等の検出信号が入力される。
主制御装置80は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成して払出制御装置81及びサブ統合制御装置83に出力する。
また、主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている第1特別図柄表示装置9、第2特別図柄表示装置10及び普通図柄表示装置7の表示、第1特別図柄保留数表示装置18、第2特別図柄保留数表示装置19の点灯を制御する。
更に、主制御装置80は、第1大入賞口ソレノイド14bを制御することで第1大入賞口14の開閉を制御し、第2大入賞口ソレノイド105bを制御することで第2大入賞口105の開閉を制御し、振分ソレノイド103bを制御することで振分部材103の開閉を制御し、普通電動役物ソレノイド12bを制御することで普通電動役物12の開閉を制御する。
主制御装置80からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や大当り(特別遊技ともいう)等の管理用の信号が外部接続端子78に出力されてホールメインコンピュータに送られる。主制御装置80と払出制御装置81とは双方向通信が可能である。
払出制御装置81は、主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて払出モータ20を稼働させて賞球を払い出させる。本実施例においては、賞球として払い出される遊技球を計数するための払出スイッチ21の検出信号は払出制御装置81に入力され、払出制御装置81で賞球の計数が行われる構成を用いる。この他にも主制御装置80と払出制御装置81に払出スイッチ21の検出信号が入力され、主制御装置80と払出制御装置81の双方で賞球の計数を行う構成を用いることも考えられる。
なお、払出制御装置81はガラス枠開放スイッチ35、内枠開放スイッチ36、満杯スイッチ22、球切れスイッチ23からの信号が入力され、満杯スイッチ22により下皿63が満タンであることを示す信号が入力された場合及び球切れスイッチ23により球タンクに遊技球が少ないあるいは無いことを示す信号が入力されると払出モータ20を停止させ、賞球の払出動作を停止させる。なお、満杯スイッチ22、球切れスイッチ23も、その状態が解消されるまで信号を出力し続ける構成になっており、払出制御装置81は、その信号が出力されなくなることに起因して払出モータ20の駆動を再開させる。
また、払出制御装置81はCRユニット端子板24を介してプリペイドカードユニットと交信することで払出モータ20を作動させ、貸し球を排出する。払出された貸し球は払出スイッチ21に検出され、検出信号は払出制御装置81に入力される。なお、CRユニット端子板24は精算表示基板25とも双方向通信可能に接続されており、精算表示基板25には、遊技球の貸出しを要求するための球貸ボタン、精算を要求するための返却ボタン、残高表示器が接続されている。
また、払出制御装置81は、外部接続端子78を介して賞球に関する情報、枠(内枠、前枠)の開閉状態を示す情報などをホールコンピュータに送信するほか、発射制御装置84に対して発射停止信号を送信する。
なお、本実施例では遊技球を払い出す構成であるが、入賞等に応じて発生した遊技球を払い出さずに記憶する封入式の構成にしても良い。
発射制御装置84は発射モータ30を制御して、遊技球を遊技領域3に遊技球を発射させる。なお、発射制御装置84には払出制御装置81以外に発射ハンドル64からの回動量信号、タッチスイッチ28からのタッチ信号、発射停止スイッチ29から発射停止信号が入力される。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドル64を操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル64を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止スイッチ29を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル64を触っていても遊技球は発射できないようになっている。
サブ統合制御装置83はサブ制御装置に該当し、主制御装置80から送信されてくるデータ及びコマンドを受信し、それらを演出表示制御用、音制御用及びランプ制御用のデータに振り分けて、演出表示制御用のコマンド等は演出図柄制御装置82に送信し、音制御用及びランプ制御用は自身に含まれている各制御部位(音声制御装置及びランプ制御装置としての機能部)に分配する。そして、音声制御装置としての機能部は、音声制御用のデータに基づいて音LSIを作動させることによってスピーカからの音声出力を制御し、ランプ制御装置としての機能部はランプ制御用のデータに基づいてランプドライバを作動させることによって各種LED、ランプ26を制御する。 また、サブ統合制御装置83には、演出ボタン67、ジョグダイヤル68が接続されており、遊技者が演出ユニット67、68を操作した際には、その操作信号がサブ統合制御装置83に入力される。なお、ジョグダイヤル68を演出図柄制御装置82に接続する構成にしてもよい。
サブ統合制御装置83と演出図柄制御装置82とは双方向通信が可能である。
演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、演出図柄等の演出画像を演出図柄表示装置6の画面に表示させる。
なお、本実施例では、サブ統合制御装置83及び演出図柄制御装置82は別々の装置に分かれているが、1つの装置にまとめる構成にしてもよい。
次にパチンコ機50の作動を説明する。
パチンコ機50は、第1始動口11への入球に起因して第1特別図柄の当否判定が、第2始動口102への入球に起因して第2特別図柄の当否判定が実行される。なお、本実施例では、第1特別図柄の当否判定と第2特別図柄の当否判定が同時に行われる構成となっている。当否判定に応じて第1特別図柄表示装置9、第2特別図柄表示装置10と演出図柄表示装置6の図柄変動を開始する。その後、第1又は第2特別図柄表示装置9,10に第1又は第2特別図柄の確定図柄を、演出図柄表示装置6に第1又は第2特別図柄に対応する疑似演出図柄を確定表示して第1又は第2特別図柄の当否判定の結果を報知する。
判定結果が大当りとなると、条件装置が作動することによって役物連続作動装置が作動して第2大入賞口105が賞球の獲得に有利な所定の態様で開放される大当り遊技(特別遊技)が実行される。
一方、第1又は第2特別図柄の当否判定の結果が小当りでは、これを起因に第1大入賞口14が開放される小当り遊技が実行される。このとき、第1大入賞口14の特定領域104へ遊技球が入球することにより前記条件装置が作動し、これにより役物連続作動装置が作動して大当り遊技へ昇格(移行)可能とする基本構成を有する。
大当り遊技の終了後には、大当りや小当りとなった特別図柄に応じて、普通電動役物12の開放時間を延長する(開放延長機能)とともに特別図柄及び普通図柄の平均変動時間を短くする時短機能が付与される時短遊技(開放延長遊技)に移行する可能性がある。
図6は、実施例1のパチンコ機50の基本的仕様を示した表となっている。
大当り確率は200分の1とされ、小当り確率は第1特別図柄が198分の1、第2特別図柄が100分の1に設定されている。
また、時短付与率は第1特別図柄が50%、時短付与率は第2特別図柄が72%とされ、時短回数は第1特別図柄、第2特別図柄ともに100回(図柄変動回数)に設定されている。
また、第1始動口11及び第2始動口102への入球による賞球数は3個となっている。また、その他入賞口への賞球数は10個、大入賞口14への賞球数は15個となっている。大入賞口14への規定入賞数は、10個となっている。普通図柄当り確率は、パチンコ機50が非開放延長状態(開放延長機能の未作動時)では1/300、開放延長状態(開放延長機能の作動時)では1/1.0101となっている。普通電動役物12の開放時間は、パチンコ機50が非開放延長状態(開放延長機能の未作動時)では、0.2秒を1回となっている。開放延長状態(開放延長機能の作動時)では3.0秒を1回となっている。
パチンコ機50は、時短遊技状態では、右打ちを行い、普通図柄作動ゲート17を通過することで普通図柄の抽選を行い、普通図柄の抽選に当選すると、普通図柄の当り遊技が実行される。普通図柄の当り遊技では、普通電動役物12の作動により頻繁に開放される第2始動口102に遊技球を入賞させて、第2特別図柄を変動させる。この場合、普通図柄の当り遊技の終了演出の時間として、演出時間の短い第1の終了演出(以下、第1の終了演出期間ともいう)と、演出時間の長い第2の終了演出(以下、第2の終了演出期間ともいう)とを設け、これらを遊技の状況に応じて選択し、切替えることで普通図柄の当り遊技時間をコントロールし、これにより第2始動口102及び第1大入賞口14への遊技球の入球をコントロールして、第2特別図柄で確定表示された大当り図柄に起因して実行される大当り遊技と、第1大入賞口14に設けられた特定領域104への入賞により実行される大当り遊技とのいずれの遊技を十分に楽しませる構成となっている。
即ち、第1の終了演出では普通図柄の当り遊技時間が短くなるので、第2始動口102へは入球するものの、第1大入賞口14への入球が困難であるため、第2特別図柄で大当り図柄が確定表示されることを狙うことになる。一方、第2の終了演出では普通図柄の当り遊技時間が長くなるので、第1大入賞口14への入球が可能であるため、特定領域104への入賞を狙うことになる。
上述したように、実施例1のパチンコ機50は第1特別図柄と第2特別図柄とが同時変動する構成となっている。ここで、図7を用いて第1特別図柄又は第2特別図柄のうちの一方の特別図柄で、大当り変動、小当り変動、ハズレ変動であるときの他方の特別図柄の当否判定について説明する。なお、図7(a)及び図7(b)では、一方の特別図柄で大当り変動、小当り変動、ハズレ変動であるときに、他方の特別図柄に対応する当否判定時に判定可能なものは丸で表示し、判定不可能なものはバツで表示している。
先ず、図7(a)を用いて、第1特別図柄が大当り変動、小当り変動、ハズレ変動中である場合の第2特別図柄の当否判定について説明する。図7(a)では、第1特別図柄が大当り変動、小当り変動又はハズレ変動中であっても、第2特別図柄の当否判定で判定可能であるものは丸で表示し、判定不可能なものはバツで表示している。
第1特別図柄がハズレ変動中である場合、図7(a)に示すように、第2特別図柄の当否判定は全て丸で表示されているため、大当り、小当り又はハズレであるか当否判定可能となっている。第1特別図柄が小当り変動中である場合、図7(a)に示すように、第2特別図柄の当否判定は全て丸で表示されているため、大当り、小当り又はハズレであるか当否判定可能である。大当りとなる否かの当否判定が行われないが、小当り又はハズレとなるか否かの当否判定は行う。
次に、図7(b)を用いて、第2特別図柄が大当り変動、小当り変動、ハズレ変動中である場合の第1特別図柄の当否判定について説明する。図7(b)では、第2特別図柄が大当り変動、小当り変動又はハズレ変動中であっても、第1特別図柄の当否判定で判定可能であるものは丸で表示し、判定不可能なものはバツで表示している。
第1特別図柄がハズレ変動中である場合、図7(b)に示すように、第2特別図柄の当否判定は全て丸で表示されているため、大当り、小当り又はハズレであるか当否判定可能となっている。第2特別図柄が小当り変動中である場合、図7(b)に示すように、第1特別図柄の当否判定は全て丸で表示されているため、大当り、小当り又はハズレであるか当否判定可能である。大当りとなる否かの当否判定が行われないが、小当り又はハズレとなるか否かの当否判定は行う。
図7(c)と図7(d)を用いて、第1特別図柄又は第2特別図柄のうち、一方の特別図柄でハズレ図柄、小当り図柄、大当り図柄で確定表示された場合に行われる変動中の他方の特別図柄の制御について説明していく。
先ず、図7(c)を用いて説明する。第1特別図柄がハズレ図柄で確定表示された場合、変動中の第2特別図柄は何ら制限されることはなく、変動表示が継続する。また、第1特別図柄が小当り図柄で確定表示された場合、ハズレ変動中の第2特別図柄は、変動時間の計測が中断されることになる。そして、小当り図柄に基づいて実行された小当り遊技又は小当り遊技中に特定領域104に入賞して移行した大当り遊技が終了すると、中断した変動時間の計測が再開される。予め定められた変動時間に達すると、ハズレ図柄で停止する。
また、第1特別図柄が小当り図柄で確定表示された場合、小当り変動中の第2特別図柄は、変動時間の計測が中断されることになる。そして、小当り図柄に基づいて実行された小当り遊技又は小当り遊技中に特定領域104に入賞して移行した大当り遊技が終了すると、中断した変動時間の計測が再開される。そして、予め定められた変動時間に達すると、小当り図柄で停止する。
第1特別図柄が小当り図柄で確定表示された場合、大当り変動中の第2特別図柄は、変動時間の計測が中断されることになる。そして、小当り図柄に基づいて実行された小当り遊技中に特定領域104に入賞したか否かによって、その後変動時間の計測が再開された後に停止する図柄が異なることになる。
小当り遊技中に特定領域104に入賞した場合には、移行した大当り遊技(役物当り)が終了すると、中断した変動時間の計測が再開される。そして、予め定められた変動時間に達すると、ハズレ図柄で停止することになる。一方、小当り遊技中に特定領域104に入賞しなかった場合には、大当り遊技に移行せず、小当り遊技が終了すると、中断した変動時間の計測が再開される。そして、予め定められた変動時間に達すると、大当り図柄で停止することになる。
第1特別図柄が大当り図柄で確定表示された場合、ハズレ変動中の第2特別図柄の変動時間の計測が中断される。そして、大当り遊技が終了した後に、変動時間の計測が再開される。予め定められた変動時間に達すると、第2特別図柄でハズレ図柄が停止することになる。また、第1特別図柄が大当り図柄で確定表示された場合、小当り変動中の第2特別図柄の変動時間の計測が中断される。そして、大当り遊技が終了した後に、変動時間の計測が再開される。予め定められた変動時間に達すると、第2特別図柄で小当り図柄が停止することになる。
次に、図7(d)を用いて説明する。第2特別図柄がハズレ図柄で確定表示された場合、変動中の第1特別図柄は何ら制限されることはなく、変動表示が継続する。また、第2特別図柄が小当り図柄で確定表示された場合、ハズレ変動中の第1特別図柄は、変動時間の計測が中断されることになる。そして、小当り図柄に基づいて実行された小当り遊技又は小当り遊技中に特定領域104に入賞して移行した大当り遊技が終了すると、中断した変動時間の計測が再開される。予め定められた変動時間に達すると、ハズレ図柄で停止する。
また、第2特別図柄が小当り図柄で確定表示された場合、小当り変動中の第1特別図柄は、変動時間の計測が中断されることになる。そして、小当り図柄に基づいて実行された小当り遊技又は小当り遊技中に特定領域104に入賞して移行した大当り遊技が終了すると、中断した変動時間の計測が再開される。そして、予め定められた変動時間に達すると、小当り図柄で停止する。
第2特別図柄が小当り図柄で確定表示された場合、大当り変動中の第1特別図柄は、変動時間の計測が中断されることになる。そして、小当り図柄に基づいて実行された小当り遊技中に特定領域104に入賞したか否かによって、その後変動時間の計測が再開された後に停止する図柄が異なることになる。
小当り遊技中に特定領域104に入賞した場合には、移行した大当り遊技(役物当り)が終了すると、中断した変動時間の計測が再開される。そして、予め定められた変動時間に達すると、ハズレ図柄で停止することになる。一方、小当り遊技中に特定領域104に入賞しなかった場合には、大当り遊技に移行せず、小当り遊技が終了すると、中断した変動時間の計測が再開される。そして、予め定められた変動時間に達すると、大当り図柄で停止することになる。
第2特別図柄が大当り図柄で確定表示された場合、ハズレ変動中の第1特別図柄の変動時間の計測が中断される。そして、大当り遊技が終了した後に、変動時間の計測が再開される。予め定められた変動時間に達すると、第1特別図柄でハズレ図柄が停止することになる。また、第2特別図柄が大当り図柄で確定表示された場合、小当り変動中の第1特別図柄の変動時間の計測が中断される。そして、大当り遊技が終了した後に、変動時間の計測が再開される。予め定められた変動時間に達すると、第1特別図柄で小当り図柄が停止することになる。
メインルーチンを図8に従って説明する。メインルーチンは、約2ms毎のハード割り込みにより定期的に実行される。本実施形態では、S10〜S65までの1回だけ実行される処理を「本処理」と称し、この本処理を実行して余った時間内に時間の許す限り繰り返し実行されるS70の処理を「残余処理」と称する。「本処理」は上記割り込みにより定期的に実行されることになる。
マイコンによるハード割り込みが実行されると、まず正常割り込みであるか否かが判断される(S10)。この判断処理は、メモリとしてのRAMの所定領域の値が所定値であるか否かを判断することにより行われ、マイコンにより実行される処理が本処理に移行したとき、通常の処理を実行して良いのか否かを判断するためのものである。正常割り込みでない場合としては、電源投入時又はノイズ等によるマイコンの暴走等が考えられるが、マイコンの暴走は近年の技術の向上によりほとんど無いものと考えて良いので、たいていが電源投入時である。電源投入時にはRAMの所定領域の値が所定値と異なる値となっている。
正常割り込みでないと判断されると(S10:no)、初期設定(例えば前記メモリの所定領域への所定値を書き込み、特別図柄及び普通図柄を初期図柄とする等のメモリの作業領域への各初期値の書き込み等)が為され(S15)、残余処理(S70)に移行する。
正常割り込みとの肯定判断がなされると(S10:yes)、初期値乱数更新処理が実行される(S20)。この処理は、初期値乱数の値についてこの処理を実行する毎に+1するインクリメント処理であり、この処理実行前の初期値乱数の値に+1するが、この処理を実行する前の乱数値が最大値である「3966」のときには次回の処理で初めの値である「0」に戻り、「0」〜「3966」までの3967個の整数を繰り返し昇順に作成する。
S20に続く大当り決定用乱数更新処理(S25)は、初期値乱数更新処理と同様に処理を実行する毎に+1するインクリメント処理であり、最大値である「3966」のときは次回の処理で初めの値である「0」に戻り、「0」〜「3966」までの3967個の整数を繰り返し昇順に作成する。なお、大当り決定用乱数の最初の値は、初期値乱数設定処理で設定された値となる。この値が250であったとすると、大当り決定用乱数は「250」「251」「252」・・・「3966」「0」「1」・・・と更新されていく。
なお、大当り決定用乱数が1巡(3967回、更新されること)すると、そのときの前記初期値乱数の値を大当り決定用乱数の初期値にし、大当り決定用乱数は、その初期値から+1するインクリメント処理を行う。そして、再び大当り決定用乱数が1巡すると、その時の初期値乱数の値を大当り決定用乱数の初期値にする動作を行なう。つまり、この一連の動作を繰り返し続けることになる。前述の例では大当り決定用乱数が「249」になると1巡であるから、「249」の次は前記初期値乱数の値となる。仮に初期値乱数の値が「87」だったとすると、「249」「87」「88」・・・「3966」「0」「1」・・・「86」と変化していき、「86」の次は新たな前記初期値乱数の値となる。大当り図柄決定用乱数更新処理(S30)は「0」〜「99」の100個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に+1され最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
S30に続く当り決定用乱数更新処理(S35)は、「0」〜「996」の997個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎で+1され最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。なお、当選することとなる値は通常確率状態では31〜40、高確率状態では31〜996である。なお、この当り決定用乱数更新処理は普通図柄の抽選に使用し、その他の初期値乱数、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数は特別図柄の抽選に使用する。
リーチ判定用乱数更新処理(S40)は、「0」〜「228」の229個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎で+1され最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。なお、通常確率状態時で変動時間短縮機能未作動時にリーチとなる値の数は21で、値は「0」〜「20」であり、通常確率状態時で変動時間短縮機能作動時にリーチとなる値の数は5で、値は「0」〜「4」である。
変動パターン決定用乱数更新処理(S45)は、「0」〜「1020」の1021個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎で+1され最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
続く入賞確認処理(S50)では、第1始動口11、第2始動口102の入賞の確認及びパチンコ機50に設けられ主制御装置80に接続された各スイッチ類の入力処理が実行される。
本実施例では、遊技球が第1始動口11、第2始動口102に入賞すると大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、変動パターン決定用乱数、リーチ判定用乱数など複数の乱数を取得されるのだが、保留記憶できる数を第1始動口11と第2始動口102でそれぞれ4個までとしており、保留記憶が満タンである4個のときに遊技球が第1始動口11又は第2始動口102に入賞しても賞球が払出されるだけで、前記複数の乱数は保留記憶されない構成になっている。
続いて、大当りか否かを判定する条件成立判定手段としての当否判定処理(S55)を行う。この当否判定処理(S55)が終了すると、続いて不正監視処理(S60)が実行される。
続く不正監視処理(S60)は、普通入賞口(第1左入賞口31、第2左入賞口32、第3左入賞口33、右入賞口34)に対する不正が行われていないか監視する処理であり、所定時間内における入賞口への遊技球の入球が予め決定された規定数よりも多いか否かを判断して、多かった場合には不正と判断され、その旨を報知する処理である。つまり、不正判断手段は、主制御装置80に設けている。
続いて、各出力処理(S65)では、遊技の進行に応じて主制御装置80は演出図柄制御装置82、払出制御装置81、発射制御装置84、サブ統合制御装置83、第1大入賞口ソレノイド14b等に対して各々出力処理を実行する。即ち、入賞確認処理(S50)により遊技盤1上の各入賞口に遊技球の入賞があることが検知されたときには賞球としての遊技球を払い出すべく払出制御装置81に賞球データを出力する処理を、遊技状態に対応したサウンドデータをサブ統合制御装置83に出力する処理を、パチンコ機50に異常があるときにはエラー中であることを報知すべく演出図柄制御装置82にエラー信号を出力する処理を各々実行する。
本処理に続く前述の残余処理は、初期値乱数更新処理(S70)から構成されるが、前述したS20と全く同じ処理である。この処理は無限ループを形成し、次の割り込みが実行されるまで時間の許される限り繰り返し実行される。前述したS10〜S65までの本処理を実行するのに必要とされる時間は、大当り処理を実行するか否か、特別図柄の表示態様の相違等により割り込み毎に異なる。この結果、残余処理を実行する回数も割り込み毎に異なり、図8に示された割り込み処理が1回実行されることにより初期値乱数に更新される値も一律ではなくなる。これにより、初期値乱数が大当り決定用乱数と同期する可能性は極めて小さくなる。大当り決定用乱数が1巡したときの、初期値乱数の値(0〜3966の3967通り)が、同程度に発生するとすれば、同期する確率はわずか1/3967である。また、前述した当り決定用乱数更新処理(S35)も残余処理内において実行するよう構成しても良い。
特別図柄(第1特別図柄、第2特別図柄)で大当りを示す図柄が確定表示された場合に実行される大当り遊技終了後に、パチンコ機50の遊技状態は開放延長状態へと移行することになる。その場合、普通図柄の当選を狙うことができるので、左打ち領域Lから右打ち領域Rへ遊技球を発射することになる。
図9から図13を用いて普通図柄当否判定処理について説明する。
図9において、主制御装置80は、S100の処理において第2始動口102を開放させるための普通電動役物12が作動中か確認し、作動していなければ(S100:no)、S105の処理において普通図柄が変動中か確認し、変動中でなければ(S105:no)、S110の処理において普通図柄の確定図柄が表示されているか確認する。なお、普通電動役物12が作動中(S100:yes)であれば、後述する「普通図柄遊技処理」へと移行する。
S110の処理で確定図柄が表示中でなければ(S110:no)、S115の処理において普通図柄作動スイッチ17aにより遊技球を検出したか否かを判定し、遊技球を検出した場合には(S115:yes)、S120へ移行する。普通図柄乱数抽出処理(S120)では、普通図柄の当り決定用乱数、図柄決定用乱数、変動パターン決定用乱数などの各種乱数を抽出する。なお、S120で抽出した各種乱数が当否判定の対象となる。本実施例では普通図柄作動ゲート17を通過しても抽出される乱数は取得されるが、保留記憶されない構成となっている。しかし、これに限定されることはなく、普通図柄の保留記憶が記憶される構成にしてもよい。
その後、S125へと移行する。なお、遊技球を検出していない場合には(S115:no)、後述する「普通図柄遊技処理」へと移行する。
S120の処理の後、S125の処理で、確変フラグを確認して現在の遊技状態が普通図柄の確変中(高確率)であるか確認する。確変中であれば(S125:yes)、S130の処理において高確率の当否判定用テーブルで当否判定を行う。確変中でなければ(S125:no)、S135の処理において通常確率(低確率)の当否判定用テーブルで当否判定を行う。その後、図10のS150へと移行する。
S150の処理において、S130又はS135の処理での当否判定の結果が当りか否かの確認を行う。なお、普通図柄の通常確率は1/300とされ、確変中の当選確率は1/1.0101とされる(図6を参照)。
S150の処理において当りであれば(S150:yes)、S155の処理において図柄決定用乱数に基づいて普通図柄の当り図柄を決定し、S160の処理において変動パターン決定用乱数に基づいて普通図柄の当りの変動パターンを決定する。また、S150の処理においてハズレであれば(S150:no)、S170に移行し、ハズレの変動パターンを決定し、S175へと移行する。
その後、S165の処理において普通図柄の当り遊技の内容(普電役物12の開放パターン(開放時間、開始演出(当り遊技開始期間)、終了演出(当り遊技終了期間)等)の設定を行ない、S175へと移行する。
ここで、普通図柄当り設定処理(S165)について図13を用いて説明する。
普通図柄当り設定処理(S165)による当り遊技終了期間の設定は図13に示す普通図柄当り遊技内容設定処理1により設定される。図13のS300において、主制御装置80は、特別図柄の変動回数が所定回数に達したか否かを判定する。なお、S300では、図18のS550、図20のS700の処理において特別図柄の変動回数が開放延長状態の契機となる大当り図柄又は小当り図柄に応じて設定された所定回数に達したか否かを判定する。所定回数に達した場合には(S300:yes)、第1の終了演出期間を設定し(S305)、本処理を終了(リターン)する。また、所定回数に達していない場合には(S300:no)、第2の終了演出期間を設定し(S310)、リターンする。
上述したS165又はS170の処理の後、S175の処理において、普通図柄表示装置7の変動開始、及びサブ統合制御装置83や演出図柄制御装置6へ普通図柄変動開始コマンドを送信し、「普通図柄遊技処理」に移行する。
図9に戻る。図9のS105の処理において、普通図柄が変動中のときは(S105:yes)、図11のS200へと移行する。S200の処理において普通図柄の変動時間が経過した場合には(S200:yes)、S205の確定図柄表示処理により普通図柄表示装置7の確定図柄表示、サブ統合制御装置83及び演出図柄制御装置6へ普通図柄を確定表示させるコマンドを送信する。なお、普通図柄の変動時間が経過していない場合には(S200:no)、そのまま普通図柄遊技処理へと移行する。
図9に戻る。図9のS110の処理において、確定表示させた普通図柄が表示中となっている場合には(S110:yes)、図12のS250へと移行する。
S250の処理において確定図柄の表示時間が終了となったか否かを判定する(S250)。確定図柄の表示時間が終了となった場合には(S250:yes)、確定図柄の表示を終了させて(S255)、S260の処理において、確定表示させた普通図柄が当りになる組合せであるか否か確認し、当りになる組合せであったときは(S260:yes)、普通図柄当り遊技開始処理において、主制御装置80は、サブ統合制御装置83及び演出図柄制御装置6へ当り開始演出を開始させるようにコマンドを送信し(S265)、図14の普通図柄遊技処理に移行する。なお、確定図柄の表示時間が終了となっていない場合(S250:no)、又は確定表示した普通図柄の組合せがハズレであった場合には(S260:no)、そのまま普通図柄遊技処理へと移行する。
図14から図16を用いて普通図柄遊技処理について説明する。
図14に示す「普通図柄遊技処理」では、先ず、S350の処理において、主制御装置80は普通電動役物12が作動中か確認する。普通電動役物12が作動中であれば(S350:yes)、S355の処理において普通電動役物12が開放中であるか否かを判定する。普通電動役物12が閉鎖中である場合には(S355:no)、S360の処理において普通図柄当り終了演出中か確認し、普通図柄当り終了演出中でなければ(S360:no)、S365の処理において普通図柄当り開始演出時間が経過したか確認し(S365)、普通図柄当り開始演出時間が経過していれば(S365:yes)、S370の処理において普通電動役物12を開放してリターンする。S350の処理において普通電動役物12が作動中ではない場合(S350:no)、又は普通図柄当り開始演出時間が経過してない場合には(S365:no)、そのままリターンとなる。
S355の処理において普通電動役物12が開放中である場合には(S355:yes)、図15のS400へと移行する。S400の処理において、第2始動口102に10個の遊技球が入球したか否かを判定する(S400)。なお、特に10個に限定されるものではなく、8個、9個であってもよい。10個の遊技球が入球した場合には(S400:yes)、S415へ移行する。また、第2始動口102に遊技球が10個入球しなかった場合には(S400:no)、普通電動役物12の開放時間が終了となったか否かを判定する(S410)。肯定判定の場合には(S410:yes)、S415へ移行する。S415の処理において普通電動役物12を閉鎖する(S415)。その後、S420の処理において普通図柄当り終了演出処理を実行してリターンとなる。なお、普通電動役物12の開放時間が終了となっていない場合には(S410:no)、そのままリターンとなる。
図14に戻る。図14のS360の処理で普通図柄当り終了演出中であれば(S360:yes)、図16のS450へと移行する。S450の処理において普通図柄当り終了演出時間が経過したか否か確認し、経過していれば(S450:yes)、S455の処理において普通図柄当り終了コマンド送信の処理を実行し、この処理でサブ統合制御装置83及び演出図柄制御装置6に普通図柄当り終了コマンドを送信し、普通図柄当り遊技を終了してリターンする。また、普通当り終了演出時間を経過していない場合には(S450:no)、そのままリターンとなる。
図17に示すフローチャートは、第1始動口11又は第2始動口102の特別図柄入賞確認処理である。
先ず、主制御装置80は、第1始動口スイッチ11aの検出信号に基づいて、第1始動口11に遊技球が入球したか否かを判断する(S500)。肯定判断なら(S500:yes)、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を該当の各カウンタから読み込んで、第1保留記憶が満杯(本実施例では4個)か否かを判断する(S505)。
第1保留記憶が満杯でなければ(S505:no)、上記の各乱数を第1保留記憶として記憶し、第1特別図柄保留数表示装置18の点灯数を1増加させる(S510)。既に4個の第1保留記憶があれば(S505:yes)保留記憶せず、第1特別図柄保留数表示装置18の点灯数を増やすこともなくS515へ移行する。
第1始動口11に遊技球が入球していないと判定された場合(S500:no)もS515に進み、第2始動口スイッチ102aの検出信号に基づいて、第2始動口102に遊技球が入球したか否かを判断する。肯定判断(S515:yes)なら、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を該当の各カウンタから読み込んで、第2保留記憶が満杯(本実施例では4個)か否かを判断する(S520)。
第2保留記憶が満杯でなければ(S520:no)、上記の各乱数を第2保留記憶として記憶し、第2特別図柄保留数表示装置19の点灯数を1増加させる(S525)。既に4個の第2保留記憶があれば(S520:yes)、第2保留を記憶せず、第2特別図柄保留数表示装置19の点灯数も増やさずに本処理を終了(リターン)する。また、第2始動口102に遊技球が入球していない場合(S515:no)も、本処理を終了する。
図18〜図24を用いて、実施例1の特別図柄当否判定処理について説明する。
先ず、図18の第1特別図柄当否判定処理において、主制御装置80は、特別電動役物106が作動中か否かを判断する(S550)。S550において否定判断で(S550:no)、特別図柄が中断中でもなく(S555:no)、特別図柄が変動中でなく(S560:no)、確定図柄の表示中でもなければ(S565:no)、図19のS600に移行し、第1保留記憶(上記、図17のS510による保留記憶)があるか否かを判断する(S600)。なお、特別電動役物が作動中である場合には(S550:yes)、そのまま特別遊技処理へ移行する。
この保留記憶があれば(S600:yes)、第1保留記憶数をデクリメントし(S605)、S610に進む。また、第1保留記憶が無い場合には(S600:no)、そのまま第1特別図柄当否判定処理を終了し、特別遊技処理へ移行する。
S610において、主制御装置80は、第2特別図柄が大当り変動であるか否かを判定する(S610)。大当り変動ではない場合には(S610:no)、第1保留記憶をデクリメントして、読み込んだ大当り決定用乱数を当り値と照合し、大当りか否かを判定する(S615)。なお、本実施例においては、大当り確率は1/200となっている(図6を参照)。
S615の処理において、大当りである判定すれば(S615:yes)、大当り図柄決定用乱数によって大当り図柄を決定する(S620)。その後、変動パターン決定処理(S625)に移行する。変動パターン決定処理では、変動パターン決定用乱数によって大当り変動パターンを決定する。変動パターン決定処理後、大当り設定処理を行う(S6630)。大当り設定処理とは決定した大当り図柄によって、大当り後の遊技状態(開放延長の有無等)や大当り遊技にかかる情報(大当りのオープニング時間、第2大入賞口105の開放パターン、大当りのエンディング時間、ラウンド数等)を取得する処理である。
S610において第2特別図柄が大当り変動中であると判定された場合(S610:yes)、又は第1保留記憶をデクリメントして、読み込んだ大当り決定用乱数を当り値と照合し、大当りではないと判定された場合には(S615:no)、小当りか否かを判定する(S635)。これは、抽出された大当り決定用乱数値と予め決定された小当り値が記憶されたテーブルを比較する。小当りと判定されれば(S635:yes)、図柄決定用乱数に基づいて小当り図柄を決定する(S640)。なお、第1特別図柄の小当り確率は、1/198となっている。また、第2特別図柄の小当り確率は1/100となっている(図6を参照)。その後、変動パターン決定用乱数によって変動パターンを決定し(S645)、小当り設定処理(S650)を行い、S665へと移行する。
本実施例の小当り設定処理(S650)は、小当り遊技にかかる情報(小当りのオープニング時間、第1大入賞口14の開放パターン、小当りのエンディング時間)を取得し、時短回数を減算する処理である。
S635において小当りではない判定された場合は(S635:no)、S655において、変動パターン決定用乱数によって変動パターンを決定し(S655)、ハズレ設定処理を行ない(S660)、S665へと移行する。ハズレ設定処理では、時短回数がプラスであれば、−1する。
S630、S650又はS660に続いては、上述の抽選結果を示すデータ、具体的には大当り、リーチ外れ(外れであるがリーチ表示有り)、リーチ表示無しの外れのいずれかを示すデータと変動時間を指定する変動パターンのデータが含まれる変動開始コマンド(表示制御コマンド)をサブ統合制御装置83に出力し(S665)、特別遊技処理を行なう。
図18へ戻る。図18において、第1特別図柄が中断中である場合には(S555:yes)、図22のS850へ移行する。また、第1特別図柄が変動中である場合には(S560:yes)、図23のS900へ移行する。又は確定図柄を表示中である場合には(S565:yes)、図24のS950へ移行する。
次に、図20を用いて第2特別図柄当否判定処理について説明する。
第2特別図柄当否判定処理において、主制御装置80は、特別電動役物106が作動中か否かを判断する(S700)。S700の判定が否定判断で(S700:no)、特別図柄が中断中でもなく(S705:no)、特別図柄が変動中でなく(S710:no)、確定図柄の表示中でもなければ(S715:no)、図21のS750に移行し、第2保留記憶(上記、図17のS525による保留記憶)があるか否かを判断する(S750)。なお、特別電動役物が作動中である場合には(S700:yes)、そのまま特別遊技処理へ移行する。
この保留記憶があれば(S750:yes)、第2保留記憶数をデクリメントし(S755)、S760に進む。また、第2保留記憶が無い場合には(S750:no)、そのまま第2特別図柄当否判定処理を終了し、特別遊技処理へ移行する。
S760において、主制御装置80は、第1特別図柄が大当り変動であるか否かを判定する(S760)。大当り変動ではない場合には(S760:no)、第2保留記憶をデクリメントして、読み込んだ大当り決定用乱数を当り値と照合し、大当りか否かを判定する(S765)。なお、本実施例においては、大当り確率は1/200となっている。
S765の処理において、大当りである判定すれば(S765:yes)、大当り図柄決定用乱数によって大当り図柄を決定する(S770)。その後、変動パターン決定処理(S775)に移行する。変動パターン決定処理では、変動パターン決定用乱数によって大当り変動パターンを決定する。変動パターン決定処理後、大当り設定処理を行う(S780)。大当り設定処理とは決定した大当り図柄によって、大当り後の遊技状態(開放延長の有無等)や大当り遊技にかかる情報(大当りのオープニング時間、第2大入賞口105の開放パターン、大当りのエンディング時間、ラウンド数等)を取得する処理である。
S760において第2特別図柄が大当り変動中であると判定された場合(S760:yes)、又は第2保留記憶をデクリメントして、読み込んだ大当り決定用乱数を当り値と照合し、大当りではないと判定された場合には(S765:no)、小当りか否かを判定する(S785)。これは、抽出された大当り決定用乱数値と予め決定された小当り値が記憶されたテーブルを比較する。小当りと判定されれば(S785:yes)、図柄決定用乱数に基づいて小当り図柄を決定する(S790)。なお、第2特別図柄の小当り確率は1/100となっている(図6を参照)。その後、変動パターン決定用乱数によって変動パターンを決定し(S795)、小当り設定処理(S800)を行い、S815へと移行する。
本実施例の小当り設定処理(S800)は、小当り遊技にかかる情報(小当りのオープニング時間、第1大入賞口14の開放パターン、小当りのエンディング時間)を取得し、時短回数を減算する処理である。
S785において小当りではない判定された場合は(S785:no)、S805において、変動パターン決定用乱数によって変動パターンを決定し(S805)、ハズレ設定処理を行ない(S810)、S815へと移行する。ハズレ設定処理では、時短回数がプラスであれば、−1する。
S780、S800又はS810に続いては、上述の抽選結果を示すデータ、具体的には大当り、リーチ外れ(外れであるがリーチ表示有り)、リーチ表示無しの外れのいずれかを示すデータと変動時間を指定する変動パターンのデータが含まれる変動開始コマンド(表示制御コマンド)をサブ統合制御装置83に出力し(S815)、特別遊技処理を行なう。
図18のS555において、第1特別図柄が中断中であると判定された場合には(S555:yes)、又は図20のS705において、第2特別図柄が中断中であると判定された場合には(S705:yes)、図22のS850へ移行する。
S850において、主制御装置80は、小当り遊技中に特定領域104に入賞したか否かを判定する。小当り遊技中に特定領域104に入賞した場合には(S850:yes)、中断中の特別図柄が大当りであるか否かを判定する(S855)。肯定判定の場合には(S855:yes)、S860へ移行する。S860において、主制御装置80は、図19のS620、又は図21のS770にて決定された大当り図柄をハズレ図柄に変更する。その後、S865において、図19の630又は図21のS780の大当り設定処理で行った内容を、ハズレ設定処理により行われる内容に変更する。そして、本処理を終了し、特別遊技処理へ移行する。
また、小当り遊技中に特定領域104に入賞しなかった場合(S850:no)、又は中断中の特別図柄が大当りではない場合には(S855:no)、そのまま特別遊技処理へ移行する。
図18のS560において第1特別図柄が変動中(S560:yes)と判定された場合、又は図20のS710において第2特別図柄が変動中(S710:yes)であると判定された場合には、図23のS900に移行し、図柄変動時間(S625、S645、S655、S780、S800又はS810の変動パターンに基づく)を経過したか否かを判定する。図柄変動時間を経過した場合には(S900:yes)、確定図柄表示処理を行い(S905)、S910へ移行する。なお、確定図柄表示処理では、確定図柄を表示する旨のコマンド(図柄確定コマンド)をサブ統合制御装置83に出力するとともに、特別図柄表示装置9,10にコマンドを出力して確定図柄にて停止させる。
その後、S910にて、確定図柄が大当り図柄であるか否かを判定する(S910)。大当り図柄である場合には(S910:yes)、S915へ移行する。また、大当り図柄ではないと判定された場合には(S910:no)、小当り図柄であるか否かを判定する(S920)。小当り図柄である場合には(S920:yes)、S915へ移行する。S915にて、中断フラグを「1」にセットする(S915)。その後、特別遊技処理へ移行する。
図柄変動時間を経過していない場合には(S900:no)、中断フラグが「1」にセットされているか否かを判定する(S925)。中断フラグが「1」にセットされている場合には(S925:yes)、他方の特別図柄の変動時間の計測を中断し(S930)、特別遊技処理へ移行する。また、確定図柄が小当り図柄でもない場合(S920:no)、又は中断フラグが0である場合には(S925:no)、そのまま特別遊技処理へ移行する。
図18のS565において確定図柄を表示中と判定された場合には(S565:yes)、又は図20のS715において確定図柄を表示中と判定された場合には(S715:yes)、図24のS950に移行し、確定図柄の表示時間が終了したか否かを判定する。
肯定判定(S950:yes)の場合は、確定図柄の表示を終了し(S955)、確定表示された特別図柄が大当りになる図柄か否かを判定する(S960)。肯定判断された場合(S960:yes)は、時短フラグが1か否かを判定する(S965)。時短フラグが1であれば(S965:yes)、S970にて時短フラグを0にし、S975に移行する。時短フラグが1でなければ(S965:no)、そのままS975に移行する。
S975では条件装置作動開始処理により、大当りフラグを「1」にセットする。続くS980にて役物連続作動装置を作動させ、S985にて大当り遊技開始処理を行なう。大当り遊技開始処理では、大当り遊技を開始するコマンド及び大当り遊技に係る情報(大当りのオープニング時間、開放パターン、大当りのエンディング時間、ラウンド数等)をサブ統合制御装置83に送信する。大当り開始演出処理が終了すると、特別遊技処理を行なう。
S960で、確定表示させた特別図柄が大当りになる表示でないと判定された場合はS960:no)、時短フラグが1か否かを判定し(S990)、1であれば(S990:yes)、時短回数が0か否かを判定する(S995)。時短回数が0であれば(S995:yes)、S1000にて時短フラグを0にしてS1005に進む。時短フラグが1でないとき(S990:no)又は時短回数が0ではないとき(S995:no)はそのままS1005に移行する。
S1005では、主制御装置80が現在の遊技状態が時短中であるか否か等の状態を示す状態指定コマンドを特別図柄確定時間(600ms)後にサブ統合制御装置83に送信し、S1010へ移行する。
なお、本実施例の場合、特別図柄当否判定処理における主制御装置80からサブ統合制御装置83に状態指定コマンドを送信するタイミングは、特別図柄確定時間後となっているが、特別図柄変動開始時及び電源復旧時においても状態指定コマンドを送信する構成にしてもよい。
その後、S1010において、主制御装置80は確定表示された特別図柄が小当りになる図柄か否かを判定する(S1010)。確定表示された特別図柄が小当りになる図柄である場合には(S1010:yes)、特別電動役物106の作動を開始し(S1015)、小当り遊技開始処理(S1020)を行う。小当り遊技開始処理(S1025)では、小当り遊技を開始するコマンド及び小当り遊技に係る情報(小当りのオープニング時間、開放パターン、小当りのエンディング時間等)をサブ統合制御装置83に送信する。小当り遊技開始処理(S1020)が終了すると、小当りフラグを「1」にセットして(S1025)、リターンとなる。
なお、確定図柄の表示時間が終了していない場合(S950:no)、又は小当りを示す図柄ではない場合には(S1010:no)、そのまま特別遊技処理へ移行する。
図25は、S620、S640、S770、S790の処理で決定される大当り図柄、小当り図柄の種類、これらの大当り図柄に対応する大当り(図柄当り)遊技の遊技内容、小当り図柄に対応する小当りから大当り(役物当り)へ移行した大当り遊技の遊技内容等を示す。
第1特別図柄の大当り図柄は「特1大当り図柄1〜4」の4種類である。
「特1大当り図柄1、2」での大当りはいずれも、第2大入賞口105を29秒間開放する遊技を1ラウンドとして、これを4ラウンド行なう大当り遊技が実施される。大当り遊技終了後に開放延長状態に移行しない。
「特1大当り図柄3」の大当りは、第2大入賞口105の開放を16ラウンド行なう大当り遊技が実施される。大当り遊技終了後は、特別図柄の変動回数が100回に達するまで開放延長状態へ移行する。更に開放延長状態中は、普通図柄の当り遊技の当り遊技において演出時間の長い第2の終了演出期間(終了インターバル)が設定され、役物当りを狙うこととなる。
「特1大当り図柄4」の大当りは、第2大入賞口105の開放を4ラウンド行なう大当り遊技が実施される。大当り遊技終了後は、特別図柄の変動回数が100回に達するまで開放延長状態が継続する。更に開放延長状態中は、特別図柄の変動回数が1〜49回では普通図柄の当り遊技において演出時間の短い第1の終了演出(終了インターバル)が設定され、図柄当りを狙うこととなる。その後、特別図柄の変動回数が50回に達すると、普通図柄の当り遊技の当り遊技において第2の終了演出に切替えられ役物当りを狙うこととなる。
第2特別図柄の大当り図柄は「特2大当り図柄1、2」の2種類である。
「特2大当り図柄1」の大当りは、第2大入賞口105の開放を8ラウンド行なう大当り遊技が実施される。大当り遊技終了後は、特別図柄の変動回数が100回に達するまで開放延長状態が継続する。更に開放延長状態中は、特別図柄の変動回数が1〜49回では普通図柄の当り遊技において演出時間の短い第1の終了演出期間が設定される。その後、特別図柄の変動回数が50回に達すると、普通図柄の当り遊技において第2の終了演出に切替えられる。
「特2大当り図柄2」の大当りは、第2大入賞口105の開放を16ラウンド行なう大当り遊技が実施される。大当り遊技終了後は、特別図柄の変動回数が100回に達するまで開放延長状態が継続する。更に開放延長状態中は、特別図柄の変動回数が1〜69回では普通図柄の当り遊技において演出時間の短い第1の終了演出が設定される。その後、特別図柄の変動回数が70回に達すると、普通図柄の当り遊技において第2の終了演出に切替えられる。
第1特別図柄の小当り図柄は「特1小当り図柄1,2」の2種類である。
「特1小当り図柄1」からの役物当りは、第2大入賞口105の開放を15ラウンド行なう大当り遊技が実施される。大当り遊技終了後には開放延長状態に移行しない。
「特1小当り図柄2」からの役物当りは、第2大入賞口105の開放を3ラウンド行なう大当り遊技が実施される。大当り遊技終了後は、特別図柄の変動回数が100回に達するまで開放延長状態が継続する。開放延長状態中は、普通図柄の当り遊技において第2の終了演出期間が設定される。
第2特別図柄の小当り図柄は「特2小当り図柄1,2」の2種類である。「特2小当り図柄1」の役物当りのときは、第2大入賞口105の開放を7ラウンド行なう大当り遊技が実施される。
一方、「特2小当り図柄2」の役物当りのときは、第2大入賞口105の開放を15ラウンド行なう大当り遊技が実施される。
いずれの図柄においても、大当り遊技終了後は、特別図柄の変動回数が100回に達するまで開放延長状態が継続する。更に開放延長状態中は、特別図柄の変動回数が1〜49回では普通図柄の当り遊技において演出時間の短い第1の終了演出期間が設定される。その後、特別図柄の変動回数が50回に達すると、普通図柄の当り遊技において第2の終了演出に切替えられる。
なお、第2特別図柄では、図柄変動により直接大当りとなる図柄当りの方が、小当りから発展した役物当りよりも、大当り遊技の内容や時短遊技の内容が有利とされている。
図26から図32を用いて特別遊技処理について説明する。
先ず、図26のS1030において、主制御装置80は大当りフラグが1にセットされているか否かを判定する。大当りフラグがセットされていない場合には(S1030:no)、S1035へ移行し、小当りフラグが「1」にセットされているか否かを判定する(S1035)。また、大当りフラグが「1」にセットされている場合には(S1030:yes)、図30のS1200へ移行する。小当りフラグがセットされていない場合には(S1035:no)、特別遊技処理が終了(リターン)となる。
また、小当りフラグが「1」にセットされている場合には(S1035:yes)、図27のS1050へ移行する。S1050において、主制御装置80は、小当り開始演出中であるか否かを判定する(S1050)。小当り開始演出中でなければ(S1050:no)、S1055の処理において第1大入賞口14が開放中であるか否かを判定する(S1055)。
第1大入賞口14が開放中でなければ(S1055:no)、S1060の処理において特定領域104が有効であるか否かを判定する。
特定領域104が有効でなければ(S1060:no)、S1065の処理において小当り終了演出中であるか否かを判定し、小当り終了演出中であれば(S1065:yes)、S1070の処理において小当り終了演出終了時間であるか否かを判定する。小当り終了演出終了時間であると判定された場合には(S1070:yes)、小当りフラグを0にし(S1075)、中断フラグが「1」にセットされているか否かを判定する(S1077)。中断フラグが「1」にセットされている場合には(S1077:yes)、中断フラグをクリアにし(S1080)、S1085へ移行する。また、中断フラグがセットされていなければ(S1077:no)、S1085へ移行する。
S1085において、特別図柄が中断中であるか否かを判定する。中断中である場合には(S1085:yes)、中断している特別図柄の時間の計測を再開させて(S1090)、特別遊技処理を終了させる。
小当り開始演出中であると判定された場合には(S1050:yes)、S1092へと移行する。S1092において、主制御装置80は小当り開始演出終了時間であるか否かを判定する。小当り開始演出終了時間ではないと判定された場合には(S1092:no)、特別遊技処理を終了する。また、小当り開始演出終了時間であると判定された場合には(S1092:yes)、第1大入賞口14を開放させ(S1095)、特定領域104を有効にさせ(S1097)、特別遊技処理を終了する。
小当り終了演出中ではないと判定された場合には(S1065:no)、小当り開始演出処理を行い(S1067)、特別遊技処理は終了となる。また、小当り終了演出の終了時間となっていない場合には(S1070:no)、又は特別図柄が中断中ではない場合には(S1085:no)、そのまま特別遊技処理を終了させる。
S1055において、主制御装置80は第1大入賞口14が開放中であると判定した場合に(S1055:yes)、図28のS1100へと移行する。
S1100において、主制御装置80は第1大入賞口14に遊技球が10個入賞したか否かを判定する。遊技球が10個入賞しなかった場合には(S1100:no)、第1大入賞口14の開放時間が終了となったか否かを判定する(S1105)。第1大入賞口14の開放時間が終了となった場合には(S1105:yes)、S1110に移行する。また、第1大入賞口14に遊技球が10個入賞した場合には(S1100:yes)、第1大入賞口14を閉鎖し(S1110)、特別遊技処理を終了させる。なお、第1大入賞口14の開放時間が終了していない場合には(S1105:no)、図29のS1150へ移行する。
図27のS1060において特定領域104が有効であると判定された場合(S1060:yes)又は図28のS1105において第1大入賞口14の開放時間が終了していないと判定された場合には(S1105:no)、図29のS1150へ移行し、主制御装置80は、特定領域104に遊技球が入賞したか否かを判定する(S1150)。
特定領域104に遊技球が入賞した場合には(S1150:yes)、条件装置作動開始処理(S1155)を行い、大当りフラグを「1」にセットする。続くS1160にて役物連続作動装置を作動させ、S1165において第1大入賞口14が開放中であるか否かを判定する(S1165)。第1大入賞口14が開放中であると判定された場合には(S1165:yes)、第1大入賞口14の閉鎖し(S1170)、S1175へと移行する。なお、第1大入賞口14が閉鎖中である場合には(S1165:no)、そのままS1175へと移行する。
S1175において、主制御装置80は特定領域104を無効にし(S1175)、役物大当り遊技開始設定処理(S1180)を行い、小当りフラグを「0」にセットし(S1185)、特別遊技処理を終了させる。
特定領域104に遊技球が入賞していない場合には(S1150:no)、特定領域104を有効とする有効期間が終了となるか否かを判定する(S1190)。有効期間が終了となると判定した場合には(S1190:yes)、小当り終了演出処理(S1195)を行い、これにより主制御装置80は、サブ統合制御装置83へと小当り遊技終了コマンドを送信し、リターンとなる。また、特定領域104の有効期間が終了とならないと判定した場合には(S1190:no)、そのままリターンとなる。
図26に戻る。図26のS1030において、大当りフラグが「1」にセットされている場合には(1030:yes)、図30のS1200において、主制御装置80は、第2大入賞口105が開放中であるか否かを判定する。第2大入賞口105が閉鎖中である場合には(S1200:no)、ラウンド間のインターバル中により第2大入賞口105が閉鎖しているのか判断する(S1205)。インターバル中でもない場合は(S1205:no)、大当り終了演出中であるか判断する(S1210)。これも否定判断の場合は(S1210:no)、大当り開始演出中であるか判断する(S1215)。これも否定判断の場合には(S1215:no)、今から大当り遊技を開始する演出に要する時間が経過したか否かを判定する(S1225)。大当り開始演出時間が経過した場合は(S1225:yes)、第2大入賞口開放処理(S1230)を行なって、特別遊技処理を終了させる。
なお、S1205において、主制御装置80はインターバル中であると判定した場合には(S1205:yes)、インターバル終了時間であるか否かを判定する(S1235)。インターバル終了時間であると判定した場合には(S1235:yes)、第2大入賞口105を開放させ(S1240)、特別遊技処理を終了させる。インターバル終了時間ではないと判定した場合には(S1235:no)、そのまま特別遊技処理を終了させる。
また、S1215において大当り開始演出中であると判定した場合には(S1215:yes)、大当り開始処理を行い(S1220)、終了となる。S1220の大当り開始演出処理において、主制御装置80はサブ統合制御装置83に大当り遊技開始コマンドを送信する。なお、大当り遊技を開始する演出に要する時間が経過していない場合には(S1225:no)、そのまま特別遊技処理をと終了する。
図30のS1200において第2大入賞口105が開放中であると判定した場合には(S1200:yes)、図31のS1250へと移行する。
S1250において、主制御装置80は第2大入賞口105へ10個の遊技球が入賞したか否かを判定する(S1250)。第2大入賞口105へ遊技球が10個入賞していないと判定した場合には(S1250:no)、第2大入賞口105の開放時間が終了となったか否かを判定する(S1255)。開放時間が終了となった場合には(S1255:yes)、第2大入賞口105を閉鎖し(S1260)、リターンとなる。なお、第2大入賞口105へ10個の遊技球が入賞した場合には(S1250:yes)、S1260へと移行する。また、第2大入賞口105の開放時間が終了となっていない場合には(S1255:no)、そのままリターンとなる。
図30へ戻る。図30のS1210において、大当り終了演出中であると判定された場合には(S1210:yes)、図32のS1300へと移行する。S1300において主制御装置80は、大当り終了演出時間が経過したか否かを判定する。大当り終了演出時間が経過していない場合には(S1300:no)、そのままリターンとなる。また、大当り終了演出時間が経過した場合には(S1300:yes)、役物連続作動装置の作動を停止し(S1305)、条件装置の作動を停止する(S1310)。そして、決定した大当り図柄又は決定した小当り図柄で時短に移行するか否かを判定する(S1315)。時短に移行する場合(S1315:yes)は、時短回数を設定し(S1320)、時短フラグを「1」にセットし(S1325)、S1330へと移行する。また、時短に移行しない場合には(S1315:no)、S1330へ移行する。なお、本実施例の時短回数設定処理(S1320)で設定される時短回数は100回となっている。時短フラグを1にすると本実施例では特別図柄の平均変動時間短縮、普通図柄の平均変動時間短縮、普通電動役物12の開放延長機能をセットする。
S1330において、主制御装置80は大当り終了コマンドをサブ統合制御装置83に送信する処理を行ない、中断フラグが「1」にセットされているか否かを判定する(S1345)。肯定判定の場合には(S1345:yes)、中断フラグを0にし(S1350)、S1355へ移行する。また、中断フラグが0である場合には(S1345:no)、そのままS1355へ移行する。
S1355において、特別図柄が中断中であるか否かを判定する(S1355)。中断中である場合には(S1355:yes)、中断している特別図柄の時間の計測を再開し(S1360)、S1365へ移行する。また、特別図柄が中断していない場合には(S1355:no)、S1365へ移行する。S1365において、状態指定コマンドをサブ統合制御装置83に送信して、特別遊技処理を終了する。
実施例1のパチンコ機50は、通常遊技状態では左打ち遊技を行い、第1始動口11を狙って大当り遊技を目指す。大当り遊技後に開放延長状態へ移行すると、右打ち遊技を行い第2始動口102への入球を目指すことになる。
例えば、第1特別図柄で確定表示された「特1大当り図柄4」に応じて実行された大当り遊技の終了後には、特別図柄の変動回数が100回まで開放延長状態が継続され、前半の49回までは普通図柄の当り遊技の終了演出期間として第1の終了演出期間とされ、後半は第2の終了演出期間とされる。
この場合、前半の49回までは図33(a)に示すように、普通図柄作動ゲート17へ遊技球(a)が入球し通過すると、普通図柄の抽選及び普通図柄変動が開始される。普通図柄の変動時間は、普通図柄作動ゲート17を通過した遊技球(a)が普電役物12に到達する前に終了するように設定されている。
開放延長状態ではほぼ100%の確率で普通図柄の抽選が当選するので、普通図柄の変動終了後に普通図柄当り遊技の開始演出(1)(図33において丸付き数字で示す)が行われる。開始演出はその演出時間を、遊技球(a)が普電役物12に到達する前に該普電役物12が開放する極短い時間に設定されている。
即ち、普通図柄の変動と普通図柄の当り遊技の開始演出とが、遊技球(a)が普電役物12に到達する前に終了して、普電役物12が開放されるので、遊技球(a)は普電役物12の開放により第2始動口102へ入球する。
普通図柄の当り遊技の普電役物12の開放時間は、遊技球(a)に連続して普通図柄作動ゲート17へ入球し通過した遊技球(b)が普通電動役物12及び第2始動口102へ達する程度の時間に設定することが望ましい。これにより遊技球(b)は第2始動口102へ入球することとなる。なお、普通図柄作動ゲート17を連続して通過する遊技球は、前記したように通過時に減速した遊技球に後続の遊技球が弾かれる場合があるので、連続する二つの遊技球間にはある程度の間隔があく。
開放時間が終了して普電役物12が閉じると、開始演出期間(1)と同様に極短い時間の第1の終了演出期間(2)が行なわれる。第1の終了演出期間(2)は遊技球(b)の次に遊技球が普通図柄作動ゲート17を通過する前に演出が終了するように設定することが望ましい。即ち、前記連続する二つの遊技球間の間隔よりも終了演出の時間を短くする。
その後、遊技球(c)、(d)が普通図柄普通図柄作動ゲート17を通過すると、これらを契機に新たに普通図柄の抽選及び図柄変動が開始される。そして遊技球(c)、(d)は普通図柄の当選により普電役物12が開放して第2始動口102へ入球する。
このように普通図柄の当り遊技の終了演出期間として第1の終了演出期間が設定さている時は、普通図柄作動ゲート17を入球し通過した遊技球は第2始動口102へ入球することとなり、第1大入賞口14へ達する可能性が著しく低くなる。従って第1の終了演出期間は、第2始動口102へ入球に起因する特別図柄の変動により図柄当りを狙った遊技を楽しませることができる。
遊技が進行して特別図柄の変動回数が50回に達して普通図柄の当り遊技の終了演出期間が第2の終了演出期間に切替えられると、図33(b)に示すように、普通図柄作動ゲート17へ遊技球(a)が入球し通過することを契機に普通図柄の当り遊技が行なわれ、遊技球(a)、これに続く遊技球(b)は普通図柄の当り遊技の普電役物12の開放により第2始動口102へ入球する。
その後、普電役物12が閉じて第2の終了演出期間が実行される。この場合、第2の終了演出期間を、普電役物12の作動終了後に普通図柄作動ゲート17を通過した遊技球(c)が普通電動役物12を通過するのに要する時間よりも長くしたので、遊技球(c)の普通図柄作動ゲート17の通過は普通図柄の当り遊技中となるので、遊技球(c)により新たに普通図柄の抽選が行われることはない。従って、遊技球(c)は普通電動役物12及び第2始動口102に入球することなくこれらを素通り(通過)し、第1大入賞口14に達することが可能となる。そして、前記遊技球(a)の第2始動口102への入球を契機とする小当り遊技が実施されると、遊技球(c)が第1大入賞口14へ入球するので役物当りを狙うことができる。
図34から図38を用いて、実施例1のパチンコ機50の第1特別図柄と第2特別図柄の変動表示について説明する。
図34を用いて、第1特別図柄の小当り変動中に第2特別図柄で小当りと判定され、第1特別図柄で小当り図柄が確定表示されたことに起因して実行された小当り遊技中に特定領域104に入賞した場合について説明する。
第1特別図柄が先に変動を開始し、その後第2特別図柄が変動を開始する。なお、第1特別図柄及び第2特別図柄の双方とも当否判定の結果、小当りと判定され、小当り変動中である。そして、第1特別図柄が小当り図柄で確定表示されると、第2特別図柄の変動時間の計測が中断される。第1特別図柄で小当り図柄が確定表示され、確定表示時間を経過して特別電動役物106が作動して小当り遊技が開始される。小当り遊技中に特定領域104を入賞することに起因して条件装置の作動を開始し、大当り遊技(役物当り)が開始される。その後、特別電動役物106及び条件装置の作動が終了すると、中断していた第2特別図柄の変動時間の計測の中断を再開する。そして、第2特別図柄の変動時間が経過すると、小当り図柄で確定表示される。第2特別図柄の小当り図柄の確定表示時間を経過すると、特別電動役物106の作動を開始する。
次に、図35を用いて、第1特別図柄の小当り変動中に第2特別図柄で小当りと判定され、第1特別図柄で小当り図柄が確定表示されたことに起因して実行された小当り遊技中に特定領域104に入賞しなかった場合について説明する。
第1特別図柄が先に変動を開始し、その後第2特別図柄が変動を開始する。なお、第1特別図柄及び第2特別図柄の双方とも当否判定の結果、小当りと判定されたため、小当り変動である。そして、第1特別図柄が小当り図柄で確定表示されると、第2特別図柄の変動時間の計測が中断される。第1特別図柄で小当り図柄が確定表示され、確定表示時間を経過して特別電動役物106が作動して小当り遊技が開始される。小当り遊技中に特定領域104への入賞がなければ、特別電動役物106の作動が終了し、小当り遊技が終了となる。そして、中断していた第2特別図柄の変動時間の計測の中断を再開する。第2特別図柄の変動時間が経過すると、小当り図柄で確定表示される。第2特別図柄の小当り図柄の確定表示時間を経過すると、特別電動役物106の作動を開始する。
図36を用いて、第1特別図柄の小当り変動中に第2特別図柄で大当りと判定され、第1特別図柄で小当り図柄が確定表示されたことに起因して実行された小当り遊技中に特定領域104に入賞した場合について説明する。
第1特別図柄が先に変動を開始し、その後第2特別図柄が変動を開始する。なお、第1特別図柄は当否判定により小当りと判定されたため、小当り変動中である。また、第2特別図柄は当否判定により大当りと判定されたため、大当り変動中である。先に、第1特別図柄が小当り図柄で確定表示されると、第2特別図柄の変動時間の計測が中断される。第1特別図柄で小当り図柄が確定表示され、確定表示時間を経過して特別電動役物106が作動して小当り遊技が開始される。小当り遊技中に特定領域104を入賞することに起因して条件装置の作動を開始し、大当り遊技(役物当り)が開始される。その後、特別電動役物106及び条件装置の作動が終了すると、中断していた第2特別図柄の変動時間の計測の中断を再開する。そして、第2特別図柄の変動時間が経過すると、ハズレ図柄で確定表示されることになる。
図37を用いて、第1特別図柄の小当り変動中に第2特別図柄で大当りと判定され、第1特別図柄で小当り図柄が確定表示されたことに起因して実行された小当り遊技中に特定領域104に入賞しなかった場合について説明する。
第1特別図柄が先に変動を開始し、その後第2特別図柄が変動を開始する。なお、第1特別図柄は当否判定により小当りと判定されたため、小当り変動中である。また、第2特別図柄は当否判定により大当りと判定されたため、大当り変動中である。先に、第1特別図柄が小当り図柄で確定表示されると、第2特別図柄の変動時間の計測が中断される。第1特別図柄で小当り図柄が確定表示され、確定表示時間を経過して特別電動役物106が作動して小当り遊技が開始される。小当り遊技中に特定領域104を入賞しなかった場合には、特別電動役物106の作動が終了して小当り遊技が終了すると、第2特別図柄の変動時間の計測の中断を終了し、変動時間の計測を再開する。
その後、変動時間を経過すると、第2特別図柄は大当り図柄で確定表示することになる。確定表示時間を経過した後に、条件装置が作動を開始して大当り遊技が実行されることになる。
図38から図40を用いて、パチンコ機50の演出図柄表示装置6の画面に表示される演出態様の一例を示す。
図38(a)に示すように、演出図柄表示装置6の画面上方には、第1特別図柄に対応する演出図柄1000が変動している。また、演出図柄表示装置6の画面下方には、第2特別図柄に対応する演出図柄1001が変動表示している。
その後、図38(b)に示すリーチ表示態様を介して、図38(c)に示すように、ハズレ図柄に対応した演出図柄1000として「232」で確定表示させ、遊技者にハズレとなったことを報知する。なお、第2特別図柄に対応する演出図柄1001は変動中となっている。なお、遊技構成上、同時変動している状況は少ないため、あくまでも同時変動時だけこの表示態様になればよい。
図39(a)に示すように、演出図柄表示装置6の画面中央には、第1特別図柄に対応する演出図柄1000が表示されている。演出図柄1000は「333」で確定表示され、遊技者に大当りとなったことを報知している。なお、演出図柄表示装置6の画面右下方に、第2特別図柄に対応する演出図柄1001が表示されている。実施例1では、第1特別図柄又は第2特別図柄のうち、一方の特別図柄で大当り図柄が確定表示された場合には、変動中の他方の特別図柄の変動時間の計測を中断する構成となっており、「中断中」と示した表示例1004が表示されている。また、中断中ではあるが、演出図柄1001の変動表示は継続している。演出図柄表示装置6の画面右上方には、演出キャラクタ1002の「熊の達吉」が表示されている。
図39(b)に示すように、演出図柄表示装置6の画面中央には、第1特別図柄に対応する演出図柄1000が表示されている。演出図柄1000は「246」で確定表示され、遊技者に小当りとなったことを報知している。表示例1003には、「小当り!Vに入れば大当り!」と表示されている。なお、演出図柄表示装置6の画面右下方には、第2特別図柄に対応する演出図柄1001が表示されている。実施例1では、第1特別図柄又は第2特別図柄のうち、一方の特別図柄で小当り図柄が確定表示された場合には、変動中の第2特別図柄の変動時間の計測を中断する構成となっており、「中断中」と示した表示例1004が表示されている。また、中断中ではあるが、演出図柄1001の変動表示は継続している。
図39(c)に示すように、演出図柄表示装置6の画面中央には、「V」と表示されている。または、表示例1003には、「V入賞」と表示されていることから、小当り遊技中に特定領域104に入賞したことを報知している。演出キャラクタ1002の笑顔の「熊の達吉」が表示されている。
図40(a)及び図40(b)を用いて、小当り遊技中に特定領域104に入球し移行した大当り遊技後に、中断していた第2特別図柄の変動時間の計測が再開された場合に、演出図柄表示装置6の画面に表示される演出態様の一例を示す。
役物当りが終了すると、中断していた第2特別図柄の変動時間の計測を再開する。演出図柄表示装置6の画面に表示されていた中断表示が消え、大当り遊技の終了後に開放延長状態へ移行すると、演出図柄1001が演出図柄表示装置6の画面中央で変動表示する。また、大当り遊技の終了後に開放延長状態へ移行すると、第1特別図柄に対応する演出図柄1000は、演出図柄表示装置6の右下方で変動を開始する。
その後、図40(b)へ移行すると、第1特別図柄に対応する演出図柄1000は変動中であるが、第2特別図柄に対応する演出図柄1001は「369」とハズレを示す表示態様で停止している。なお、本来、第2特別図柄は小当り変動であったが、第1特別図柄で小当り図柄が確定表示され、小当り遊技中に特定領域104に入球したことで、図22のハズレ図柄変更処理(S860)により、第2特別図柄は小当り図柄ではなくハズレ図柄に変更されたことになる。
例えば、第1特別図柄にて小当り図柄が確定表示されて実行された小当り遊技中に特定領域104に入球させることができなければ、小当り遊技の終了後に、図40(c)へ移行する。図40(c)に示すように、小当り遊技が終了すると、第1特別図柄に対応する演出図柄1000が変動を開始する。また、中断していた第2特別図柄の変動時間の測定を再開されるため、第2特別図柄に対応する演出図柄1001は通常の表示態様からなる変動表示が再開される。図40(c)に示す表示例1003には、「残念・・・」と表示されている。
本実施例の第1特別図柄、第2特別図柄に小当り確率が設定され、第1特別図柄又は第2特別図柄で小当り図柄が確定表示されて、小当り遊技が実行される構成となっていた。実施例1のその他の構成としては、第2特別図柄にのみ小当り確率が設定されており、第2特別図柄で小当り図柄が確定表示されると、小当り遊技が実行される構成とする。
上述した実施例1のその他の構成からなるパチンコ機50は、実施例1と同様に、第1特別図柄と第2特別図柄とが同時変動する構成となっている。ここで、図41を用いて第1特別図柄又は第2特別図柄のうちの一方の特別図柄で、大当り変動、小当り変動、ハズレ変動であるときの他方の特別図柄の当否判定について説明する。
先ず、図41(a)を用いて、第1特別図柄が大当り変動、ハズレ変動中である場合の第2特別図柄の当否判定について説明する。
図41(a)では、第1特別図柄が大当り変動又はハズレ変動中であっても、第2特別図柄の当否判定で判定可能であるものは丸で表示し、判定不可能なものはバツで表示している。第1特別図柄がハズレ変動中である場合、図41(a)に示すように、第2特別図柄の当否判定は全て丸で表示されているため、大当り、小当り又はハズレであるか当否判定可能となっている。第1特別図柄が大当り変動中である場合、図41(a)に示すように、第2特別図柄の当否判定は大当りのみバツで表示されているため、小当り又はハズレであるか当否判定可能である。
次に、図41(b)を用いて、第2特別図柄が大当り変動、小当り変動、ハズレ変動中である場合の第1特別図柄の当否判定について説明する。
図41(b)では、第2特別図柄が大当り変動、小当り変動又はハズレ変動中であっても、第1特別図柄の当否判定で判定可能であるものは丸で表示し、判定不可能なものはバツで表示している。第2特別図柄がハズレ変動中である場合、図41(b)に示すように、第1特別図柄の当否判定は全て丸で表示されているため、大当り又はハズレであるか当否判定可能となっている。第2特別図柄が小当り変動中である場合、図41(b)に示すように、第1特別図柄の当否判定は全て丸で表示されているため、大当り又はハズレであるか当否判定可能である。第2特別図柄が大当り変動中である場合、図41(b)に示すように、第1特別図柄の当否判定は、大当りはバツで表示されているため、ハズレと判定される。
図41(c)と図41(d)を用いて、特特別図柄でハズレ図柄、小当り図柄、大当り図柄で確定表示された場合に行われる変動中の他方の特別図柄の制御について説明していく。
先ず、図41(c)を用いて説明する。第1特別図柄がハズレ図柄で確定表示された場合、変動中の第2特別図柄は何ら制限されることはなく、変動表示が継続する。
第1特別図柄が大当り図柄で確定表示された場合、ハズレ変動中の第2特別図柄の変動時間の計測が中断される。そして、大当り遊技が終了した後に、変動時間の計測が再開される。予め定められた変動時間に達すると、第2特別図柄でハズレ図柄が停止することになる。また、第1特別図柄が大当り図柄で確定表示された場合、小当り変動中の第2特別図柄の変動時間の計測が中断される。そして、大当り遊技が終了した後に、変動時間の計測が再開される。予め定められた変動時間に達すると、第2特別図柄で小当り図柄が停止することになる。
次に、図41(d)を用いて説明する。第2特別図柄がハズレ図柄で確定表示された場合、変動中の第1特別図柄は何ら制限されることはなく、変動表示が継続する。また、第2特別図柄が小当り図柄で確定表示された場合、ハズレ変動中の第1特別図柄は、変動時間の計測が中断されることになる。そして、小当り図柄に基づいて実行された小当り遊技又は小当り遊技中に特定領域104に入賞して移行した大当り遊技が終了すると、中断した変動時間の計測が再開される。予め定められた変動時間に達すると、ハズレ図柄で停止する。
第2特別図柄が小当り図柄で確定表示された場合、大当り変動中の第1特別図柄は、変動時間の計測が中断されることになる。そして、小当り図柄に基づいて実行された小当り遊技中に特定領域104に入賞したか否かによって、その後変動時間の計測が再開された後に停止する図柄が異なることになる。
小当り遊技中に特定領域104に入賞した場合には、大当り図柄からハズレ図柄へ変更され、移行した大当り遊技(役物当り)が終了すると、中断した変動時間の計測が再開される。そして、予め定められた変動時間に達すると、ハズレ図柄で停止することになる。一方、小当り遊技中に特定領域104に入賞しなかった場合には、大当り遊技に移行せず、小当り遊技が終了すると、中断した変動時間の計測が再開される。そして、予め定められた変動時間に達すると、大当り図柄で停止することになる。
第2特別図柄が大当り図柄で確定表示された場合、ハズレ変動中の第1特別図柄の変動時間の計測が中断される。そして、大当り遊技が終了した後に、変動時間の計測が再開される。予め定められた変動時間に達すると、第1特別図柄でハズレ図柄が停止することになる。
以上の弾球遊技によれば、第1特別図柄と第2特別図柄が同時に変動可能となっており、当否判定処理による当否判定時に第1特別図柄又は第2特別図柄の一方で大当りとなる変動表示が行われている場合には、大当りと判定されず、第1特別図柄ではハズレのいずれであると判定され、第2特別図柄では小当り又はハズレであると判定されることになるため、遊技者に混乱を与えるものとはならない。
第2特別図柄で小当りを示す図柄で確定表示されると、第1特別図柄の変動時間の計測が中断する。しかし、小当り遊技中に特定領域104に入賞した場合には、特定領域104に入賞したことに起因して開始された大当り遊技(役物当り)が終了すると、中断していた変動時間の計測が再開されて、変動時間を経過するとハズレ図柄で確定表示されることになるので、遊技者に混乱を与えることにならない。
また、第1特別図柄と第2特別図柄は同時変動可能な構成となっているため、大当り遊技の終了後に開放延長状態へ移行して、普通図柄、普通電動役物12が作動して第2始動口102へ入賞させたとしても、第1特別図柄の変動状況にかかわらず、第2特別図柄が変動することができるため、普通図柄、普通電動役物12、第2始動口の動作タイミングをある程度一定にし易くなる。
ここで実施例1の構成・状態と、本発明の構成要件との対応関係を示す。
本発明の「普図始動口」が、普通図柄作動ゲート17に相当し、「第1始動口」が、第1始動口11に相当し、「普通電動役物」が、普通電動役物12に相当し、「第2始動口」が、第2始動口102に相当し、「特図当否判定手段」が、当否判定処理(S55)に相当し、「第1遊技領域」が、左遊技領域Lに相当し、「第2遊技領域」が、右遊技領域Rに相当し、「特定領域」が、特定領域104に相当し、「変動中断処理」が、変動時間計測中断処理(S930)に相当し、「第1変動再開処理」が、第1特別図柄変動再開処理(S1090)に相当し、「第2変動再開処理」が、第2特別図柄変動再開処理(S1360)に相当する。
実施例1では、普通図柄の当り遊技の終了演出期間を、特別図柄の大当り図柄に基づき設定された特別図柄の変動回数に応じて切替える構成となっていたが、例えば、普通図柄の当り遊技の終了演出期間を、普通図柄の当り遊技の契機となった普通図柄の当り図柄に応じて第1の終了演出期間又は第2の終了演出期間を設定するように構成することも考えられる。基本構成は、実施例1とほぼ同じであり、相違点を説明する。
図42を用いて、「普通図柄当り遊技内容設定処理2」について説明する。
普通図柄当り設定処理(S165)による当り遊技終了期間の設定は図42に示す普通図柄当り遊技内容設定処理2により設定される構成とする。図42のS1370において、主制御装置80は、予め定められた所定の当り図柄か否かを判定する。所定の当り図柄であれば(S1370:yes)、第1の終了演出期間を設定し(S1372)、本処理は終了(リターン)する。また、所定の当り図柄でない場合には(S1370:no)、第2の終了演出期間を設定し(S1374)、リターンする。この構成により、実施例1と同様に遊技を行うことができる。
実施例1では、普通図柄の当り遊技の終了演出期間を、演出時間の異なる第1の終了演出期間と第2の終了演出期間とに切替えることで、開放延長状態において図柄当りを狙う遊技とするか役物当りを狙う遊技とするかを切替える構成となっているが、その他の構成として、普通図柄の当り遊技の普通電動役物12の開放時間(開放態様)を、開放時間の長い第1普通電動役物開放態様と、開放時間の短い第2普通電動役物開放態様とに切替えることで、図柄当りを狙う遊技とするか役物当りを狙う遊技とするかを切替えるように構成することも考えられる。上述した構成の基本構成は実施例1とほぼ同じであり、相違点を説明する。
図43を用いて、「普通図柄当り遊技内容設定処理3」について説明する。
普通図柄当り設定処理(S165)による普通電動役物の開放態様の設定は図43に示す普通図柄当り遊技内容設定処理3により設定される構成とする。図43のS1380において、主制御装置80は、特別図柄の変動回数が所定回数に達したか否かを判定する。なお、S1380では、図18のS550、図20のS700の処理において特別図柄の変動回数が開放延長状態の契機となる大当り図柄又は小当り図柄に応じて設定された所定回数に達したか否かを判定する。所定回数に達した場合には(S1380:yes)、第1普通電動役物開放態様を設定し(S1382)、本処理を終了(リターン)する。また、所定回数に達していない場合には(S1380:no)、第2普通電動役物開放態様を設定し(S1384)、リターンする。例えば、大当り図柄が特1大当り図柄4、特2大当り図柄1、特2小当り図柄1,2であれば、特別図柄の変動回数が50回に達したか否かを確認する。特2大当り図柄2であれば70回に達したか否かを確認する。
なお、前記大当り図柄が特1大当り図柄3のときは、特別図柄の変動回数に拘わらず第2普通電動役物開放態様とされ、特1小当り図柄2では特別図柄の変動回数に拘わらず第1普通電動役物開放態様とされる。
本パチンコ機は、通常遊技状態では左打ち遊技を行い、第1始動口11を狙って大当り遊技を目指す。大当り遊技後に時短遊技に移行すると右打ち遊技を行い第2始動口102への入球を目指す。
例えば、前記「特1大当り図柄4」の大当り遊技終了は、特別図柄の変動回数が100回まで時短遊技とされ、前半の49回までは普通図柄の当り遊技の開放時間が長い第1普通電動役物開放態様とされ、後半は開放時間の短い第2普通電動役物開放態様とされる。
この場合、前半の49回までは図44(a)に示すように、普通図柄作動ゲート17へ遊技球(a)が入球し通過すると、普通図柄の抽選及び普通図柄の変動が開始される。普通図柄の変動時間は、普通図柄作動ゲート17を通過した遊技球(a)が普通電動役物12に到達する前に終了するように設定されている。
開放延長状態ではほぼ100%の確率で普通図柄の抽選が当選するので、普通図柄の変動終了後に普通図柄の当り遊技の開始演出期間(1)となる。開始演出期間は、遊技球(a)が普通電動役物12に到達する前に該普通電動役物12が開放する極短い時間に設定されている。
即ち、普通図柄の変動と普通図柄の当り遊技の開始演出期間とが、遊技球(a)が普通電動役物12に到達する前に終了して、第1普通電動役物開放態様で普通電動役物12が開放され、遊技球(a)は普通電動役物12の開放により第2始動口102へ入球する。
第1普通電動役物開放態様での普通電動役物12の開放時間は、前記遊技球(a)に連続して普通図柄作動ゲート17へ入球し通過した遊技球(b)が普通電動役物12及び第2始動口102へ達する程度の時間に設定することが望ましい。これにより遊技球(b)も第2始動口102へ入球することとなる。尚、前記のように連続する遊技球(a)と遊技球(b)とはある程度の間隔があく。
開放時間が終了して普通電動役物12が閉じると、前記開始演出期間(1)と同様に極短い時間の終了演出期間(2)が行なわれる。第1の終了演出期間(2)は前記遊技球(b)の次に遊技球が普通図柄作動ゲート17を通過する前に演出が終了するように設定することが望ましい。即ち、前記連続する二つの遊技球間の間隔よりも終了演出の時間を短くする。
その後、遊技球(c)、(d)が普通図柄作動ゲート17を通過すると、これらを契機に新たに普通図柄の抽選及び図柄変動が開始される。そして遊技球(c)、(d)は普通図柄の当選により普通電動役物12が開放して第2始動口102へ入球する。
このように普通電動役物12の開放態様として第1普通電動役物開放態様が設定さている時は、普通図柄作動ゲート17を入球し通過した遊技球は第2始動口102へ入球することとなり、第1大入賞口14へ達する可能性が著しく低くなる。従って第1普通電動役物開放態様が設定されている期間は、第2始動口102への入球に起因する特別図柄の変動により図柄当りを狙った遊技を楽しませることができる。
遊技が進行して特別図柄の変動回数が50回に達して普通電動役物12の開放態様が第2普通電動役物開放態様に切替えられると、図44(b)に示すように、普通図柄作動ゲート17へ遊技球(a)が入球し通過することを契機に普通図柄の当り遊技が行なわれ、普通電動役物12が第2普通電動役物開放態様で開放される。この場合普通電動役物12の開放時間は、少なくとも遊技球(a)に続く遊技球(b)が普通電動役物12を通過するのに要する時間よりも短くすることが望ましい。
普通電動役物12の第2普通電動役物開放態様での開放により、遊技球(a)は第2始動口102へ入球するが、直ぐに普通電動役物12が閉じるので、続く遊技球(b)は普通電動役物12及び第2始動口102に入球することなくこれらを素通り(通過)し、第1大入賞口14に達することが可能となる。そして、前記遊技球(a)の第2始動口102への入球を契機とする小当り遊技が実施されると、遊技球(b)が第1大入賞口14へ入球するので役物当りを狙うことができる。
普通電動役物12の開放態様を、長時間の第1普通電動役物開放態様と短時間の第2普通電動役物開放態様とに切り替えることで、時短遊技において、図柄当りを狙う遊技と、役物当りを狙う遊技とを遊技者に楽しませることができる。
なお、開放延長状態で必ずしも普通図柄の当り遊技の普通電動役物の開放態様を切り替える必要はなく、例えば、前記「特1大当り図柄3」の大当り遊技後の開放延長状態のように全て第2普通電動役物開放態様としてもよく、役物当りを集中的に狙う遊技ができる。一方、前記「特1小当り図柄3」の小当りからの大当り遊技後の開放延長状態のように全て第1普通電動役物開放態様としてもよく、図柄当りを集中的に狙う遊技ができる。
普通電動役物12を第1普通電動役物開放態様で開放するときは、図45に示すように、特別図柄の図柄変動から小当り遊技の終了までを、普通電動役物12の第1普通電動役物開放態様による開放中に終わらせることが望ましい。このようにすることにより、普通図柄の作動と特別図柄の作動との対応関係を1対1の関係にできる。尚、対応させる基準として、普通電動役物12の開放時間以外に、普通図柄の当り遊技期間と対応させてもよいし、普通図柄の図柄変動から普通図柄の当り遊技終了までの期間と対応させてもよい。
普通図柄の当り遊技の普通電動役物12の開放態様を、開放時間と開放回数とを組み合わせた開放態様を設定するようにしてもよい。
図46(a)に示すように、第1普通電動役物開放態様として、所定の開放時間からなる1度の開放とする。所定の開放時間として、普通図柄作動ゲート17へ入球し通過したことにより普通図柄の当り遊技の契機となった遊技球(a)に連続して普通図柄作動ゲート17へ入球し通過した遊技球(b)が普通電動役物12及び第2始動口102へ達する程度の時間に設定することが望ましい。尚、前記のように連続する遊技球(a)と遊技球(b)とはある程度の間隔があく。
第1普通電動役物開放態様では、前記遊技球(a)、続く遊技球(b)は第2始動口102へ入球することとなる。
その後、遊技球(c)、(d)が普通図柄作動ゲート17を通過すると、これらを契機に新たに普通図柄の抽選及び図柄変動が開始される。そして遊技球(c)、(d)は普通図柄の当選により普通電動役物12が開放して第2始動口102へ入球する。
このように普通電動役物12の開放態様として第1普通電動役物開放態様が設定さている時は、普通図柄作動ゲート17を入球し通過した遊技球は第2始動口102へ入球することとなり、第1大入賞口14へ達する可能性が著しく低くなる。従って第1普通電動役物開放態様が設定されている期間は、第2始動口102への入球に起因する特別図柄の変動により図柄当りを狙った遊技を楽しませることができる。
図46(b)に示すように、第2普通電動役物開放態様として、極短い開放時間からなる開放を所定のインターバルをおいて2度行なう開放態様とする。
前記開放時間として、少なくとも、普通図柄作動ゲート17へ入球し通過したことにより普通図柄の当り遊技の契機となった遊技球(a)に続く遊技球(b)が普通電動役物12を通過するのに要する時間よりも短くすることが望ましい。また前記所定のインターバルとして、少なくとも前記遊技球(b)が普通図柄作動ゲート17を通過してから普通電動役物12に達するのに要する時間よりも長くすることが望ましい。
図例によれば、普通電動役物12の第2普通電動役物開放態様での開放により、遊技球(a)は第2始動口102へ入球するが、直ぐに普通電動役物12が閉じるので、インターバル中の遊技球(b)、(c)は普通電動役物12及び第2始動口102に入球することなくこれらを素通り(通過)し、第1大入賞口14に達することが可能となる。そして、前記遊技球(a)の第2始動口102への入球を契機とする小当り遊技が実施されると、遊技球(b)、(c)が第1大入賞口14へ入球するので役物当りを狙うことができる。
このように本実施形態のパチンコ機は、普通電動役物12の開放態様を、開放時間と開放回数の異なる第1普通電動役物開放態様と第2普通電動役物開放態様とに切り替えることで、開放延長状態において、図柄当りを狙う遊技と、役物当りを狙う遊技とを遊技者に楽しませることができる。
普通図柄の当り遊技の普通電動役物12の開放態様を、特別図柄の大当り図柄に基づき設定された特別図柄の変動回数に応じて切替える構成であるが、普通図柄の当り遊技の普通電動役物12の開放態様を、普通図柄の当り遊技の契機となった普通図柄の当り図柄に応じて第1普通電動役物開放態様又は第2普通電動役物開放態様を設定するように構成してもよい。
図47を用いて、「普通図柄当り遊技内容設定処理4」について説明する。
普通図柄当り設定処理(S165)による普通電動役物の開放態様の設定は図47に示す普通図柄当り遊技内容設定処理4により設定される構成とする。図47のS1390において、主制御装置80は、普通図柄の当り図柄が予め定めた所定の当り図柄であるか否かを判定する。所定の当り図柄の場合には(S1390:yes)、第1普通電動役物開放態様を設定し(S1392)、本処理を終了(リターン)する。また、所定の当り図柄でない場合には(S1390:no)、第2普通電動役物開放態様を設定し(S1394)、リターンする。
実施例1、実施例1のその他の構成では、普通図柄の当り遊技の終了演出期間、普通電動役物の開放態様などが異なる普通図柄の当り遊技が実行される。
例えば、大当り遊技の終了後に移行した開放延長状態で、第1の終了演出期間からなる普通図柄の当り遊技が実行されると、第2始動口102へ入球するものの、第1大入賞口14への入球が困難であるため、第2特別図柄で大当り図柄が確定表示されることを狙うことになる。一方、大当り遊技の終了後に移行した開放延長状態で、第2の終了演出期間からなる普通図柄の当り遊技が実行されると、普通図柄の当り遊技時間が長くなるので、第1大入賞口14への入球が可能となり、特定領域104への入賞を狙うことになる。
しかし、上述した構成で、第1特別図柄と第2特別図柄の一方のみが変動可能な構成では、開放延長状態へと移行後に第1特別図柄の保留記憶が記憶されているが、第2特別図柄に対応する保留記憶が記憶されていない場合、第1特別図柄が変動する。発射された遊技球が普通図柄作動ゲート17を通過し、普通電動役物12が開放されて第2始動口102に入球して、第2特別図柄の保留記憶が記憶されても、直ぐに第2特別図柄は変動せず、その後第2特別図柄が変動を開始することになる。
そのため、普通図柄作動ゲート17を通過し、普通電動役物12が開放されて、第2始動口102に入球し、第2特別図柄が変動開始して、図柄が確定表示されるという一連の動作タイミングのずれが生じることになる。
上述した弾球遊技機は、第1特別図柄と第2特別図柄が同時変動可能な構成とすることで、第1特別図柄の変動状況によらず、第2始動口102に入球して直ぐに第2特別図柄が変動可能となるため、一連の動作タイミングのずれが生じることを防ぐことができる。なお、図42から図47を用いて、実施例1のその他の構成として説明したが、これに限定されることはなく、後述する実施例2、実施例3のその他の構成として図42から図47の構成のいずれかを、実施例2、実施例3の構成に組み合わせてもよい。これにより、実施例1のその他の構成と同様の効果が得られる。
[実施例2]
実施例2について図48から図55を用いて説明する。なお、本実施例は、実施例1と共通点が多いため、異なる点を重点的に説明する。
実施例1では、図7を用いて説明したように、第1特別図柄又は第2特別図柄のうち一方の特別図柄で小当り図柄又は大当り図柄で確定表示された場合には、変動中の他方の特別図柄は直ちに変動時間の計測を中断する構成であり、一方の特別図柄が小当り図柄で確定表示した場合に、大当り変動中の他方の特別図柄であった場合には、小当り遊技中に特定領域104に入賞するか否かによって変動時間の計測が再開された後の変動をハズレ変動に変更する構成となっていた。
実施例2のパチンコ機50は第1特別図柄と第2特別図柄とが同時に変動可能な構成となっているが、実施例1とは異なり、第1特別図柄又は第2特別図柄のうち一方の特別図柄で小当り図柄又は大当り図柄で確定表示された場合には、変動中の他方の特別図柄をハズレ図柄で停止させる構成となっている。
図48(a)を用いて、第1特別図柄が大当り変動、小当り変動、ハズレ変動中である場合の第2特別図柄の当否判定について説明する。
図48(a)に示すように、第1特別図柄がハズレ変動中である場合、第2特別図柄の当否判定は丸で表示されているため、大当り、小当り又はハズレであるかの当否判定が可能である。第1特別図柄が小当り変動中である場合、第2特別図柄の当否判定は丸で表示されているため、大当り、小当り又はハズレであるかの当否判定が行われる。第1特別図柄が大当りとなる変動中の場合、第2特別図柄の当否判定はバツで表示されているため、大当りとなる否かの当否判定が行われない。しかし、第2特別図柄の当否判定は丸で表示されているため、小当り又はハズレとなるかの当否判定は行われる。
次に、図48(b)を用いて、第2特別図柄が大当り変動、小当り変動、ハズレ変動中である場合の第1特別図柄の当否判定について説明する。
図48(b)に示すように、第2特別図柄がハズレ変動中である場合、第1特別図柄の当否判定は丸で表示されているため、大当り、小当り又はハズレであるかの当否判定が可能である。第2特別図柄が小当り変動中である場合、第1特別図柄の当否判定は丸で表示されているため、大当り、小当り又はハズレであるかの当否判定が行われる。第2特別図柄が大当りとなる変動中の場合、第1特別図柄の当否判定はバツで表示されているため、大当りとなる否かの当否判定が行われない。しかし、第1特別図柄の当否判定は丸で表示されているため、小当り又はハズレとなるかの当否判定は行われる。
図48(c)と図48(d)を用いて、第1特別図柄又は第2特別図柄のうち、一方の特別図柄でハズレ図柄、小当り図柄、大当り図柄で確定表示された場合に行われる変動中の他方の特別図柄の制御について説明していく。
先ず、図48(c)を用いて説明する。第1特別図柄がハズレ図柄で確定表示された場合、変動中の第2特別図柄は何ら制限されることはなく、変動が継続する。また、第1特別図柄が小当り図柄で確定表示された場合、ハズレ変動中の第2特別図柄は予め定められた変動時間に達する前にハズレ図柄で停止する。第1特別図柄が小当り図柄で確定表示された場合、小当り変動中又は大当り変動中の第2特別図柄は予め定められた変動時間に達する前にハズレ図柄で停止する。
また、第1特別図柄が大当り図柄で確定表示された場合、ハズレ変動中の第2特別図柄は変動時間の経過前にハズレ図柄で停止する。また、第1特別図柄が大当り図柄で確定表示された場合、小当り変動中の第2特別図柄は予め定められた変動時間に達する前に、ハズレ図柄で停止する。
次に、図48(d)を用いて説明する。第2特別図柄がハズレ図柄で確定表示された場合、変動中の第1特別図柄は何ら制限されることはなく、変動が継続する。また、第2特別図柄が小当り図柄で確定表示された場合、ハズレ変動中の第1特別図柄は予め定められた変動時間に達する前にハズレ図柄で停止する。第2特別図柄が小当り図柄で確定表示された場合、小当り変動中又は大当り変動中の第1特別図柄は予め定められた変動時間に達する前にハズレ図柄で停止する。
また、第2特別図柄が大当り図柄で確定表示された場合、ハズレ変動中の第1特別図柄は変動時間の経過前にハズレ図柄で停止する。また、第2特別図柄が大当り図柄で確定表示された場合、小当り変動中の第1特別図柄は予め定められた変動時間に達する前に、ハズレ図柄で停止する。
図49から図50を用いて実施例2の特別図柄当否判定処理について説明する。
図49のS1400において、主制御装置80は、特別電動役物106が作動中であるか否かを判定し(S1400)、否定判定の場合には(S1400:no)、第1特別図柄が変動中であるか否かを判定する(S1405)。第1特別図柄が停止している場合には(S1405:no)、確定図柄が表示中であるか否かを判定する(S1410)。確定図柄が表示中ではない場合には(S1410:no)、図19のS600へ移行する。また、特別電動役物106が作動中である場合には(S1400:yes)、特別図柄当否判定処理が終了となり、特別遊技処理へ移行する。第1特別図柄が変動中である場合には(S1405:yes)、図51のS1600へ移行する。また、確定図柄を表示中の場合には(S1410:yes)、図24のS950へ移行する。
図50のS1550において、主制御装置80は、特別電動役物106が作動中であるか否かを判定し(S1550)、否定判定の場合には(S1550:no)、第1特別図柄が変動中であるか否かを判定する(S1555)。第1特別図柄が停止している場合には(S1555:no)、確定図柄が表示中であるか否かを判定する(S1560)。確定図柄が表示中ではない場合には(S1560:no)、図19のS600へ移行する。また、特別電動役物106が作動中である場合には(S1550:yes)、特別図柄当否判定処理が終了となり、特別遊技処理へ移行する。第1特別図柄が変動中である場合には(S1555:yes)、図51のS1600へ移行する。また、確定図柄を表示中の場合には(S1560:yes)、図24のS950へ移行する。
図49のS1405において、第1特別図柄が変動中である場合には(S1405:yes)、又は図50のS1555において、第2特別図柄が変動中である場合には(S1555:yes)、図51のS1600へ移行する。S1600において、主制御装置80は、図柄変動時間を経過したか否かを判定する(S1600)。図柄変動時間を経過した場合には(S1600:yes)、確定図柄表示処理を行い(S1605)、確定図柄が大当り図柄である否かを判定する(S1610)。確定図柄が大当り図柄である場合には(S1610:yes)、S1615へ移行する。また、確定図柄が大当り図柄ではない場合には(S1610:no)、小当り図柄であるか否かを判定する(S1620)。小当り図柄である場合には(S1620:yes)、S1615へ移行する。S1615において、停止フラグを「1」にセットし、特別遊技処理へ移行する。また、図柄変動時間が経過していない場合には(S1600:no)、停止フラグが「1」にセットされているか否かを判定する(S1625)。肯定判定の場合には(S1625:yes)、特別図柄停止処理を行い(S1630)、停止フラグを0にし(S1635)、特別遊技処理へ移行する。確定図柄がハズレ図柄である場合(S1620:no)、又は停止フラグが0である場合には(S1625:no)、そのまま特別遊技処理へ移行する。
次に、図52示すフローチャートを用いて、実施例2の特別遊技処理と実施例1の特別遊技処理の異なる点を説明する。
先ず、実施例2の主制御装置80は、図26のS1035において、小当りフラグが「1」にセットされている場合には(S1035:yes)、図52のS1650へ移行する。
S1650において、主制御装置80は、小当り開始演出中であるか否かを判定する(S1650)。小当り開始演出中でなければ(S1650:no)、S1655の処理において第1大入賞口14が開放中であるか否かを判定する(S1655)。
第1大入賞口14が開放中でなければ(S1655:no)、S1660の処理において特定領域104が有効であるか否かを判定する。特定領域104が有効でなければ(S1660:no)、S1065の処理において小当り終了演出中であるか否かを判定し、小当り終了演出中であれば(S1665:yes)、S1670の処理において小当り終了演出終了時間であるか否かを判定する。小当り終了演出終了時間であると判定された場合には(S1670:yes)、小当りフラグを0にし(S1675)、特別遊技処理を終了させる。
小当り開始演出中であると判定された場合には(S1650:yes)、S1690へと移行する。S1690において、主制御装置80は小当り開始演出終了時間であるか否かを判定する。小当り開始演出終了時間ではないと判定された場合には(S1690:no)、特別遊技処理を終了させる。また、小当り開始演出終了時間であると判定された場合には(S1690:yes)、第1大入賞口14を開放させ(S1692)、特定領域104を有効にさせ(S1695)、特別遊技処理を終了させる。
小当り終了演出中ではないと判定された場合には(S1665:no)、小当り開始演出処理を行い(S1667)、特別遊技処理は終了となる。また、小当り終了演出の終了時間となっていない場合には(S1670:no)、特別遊技処理を終了させる。
なお、第1大入賞口14が開放中である場合には(S1655:yes)、図28のS1100へ移行する。また、特定領域104が有効である場合には(S1660:yes)、図29のS1150へ移行する。
図30のS1210において、大当り終了演出中であると判定された場合には(S1210:yes)、図53のS1800へと移行する。S1800において主制御装置80は、大当り終了演出時間が経過したか否かを判定する。大当り終了演出時間が経過していない場合には(S1800:no)、そのままリターンとなる。また、大当り終了演出時間が経過した場合には(S1800:yes)、役物連続作動装置の作動を停止し(S1805)、条件装置の作動を停止する(S1810)。そして、決定した大当り図柄又は決定した小当り図柄で時短に移行するか否かを判定する(S1815)。時短に移行する場合(S1815:yes)は、時短回数を設定し(S1820)、時短フラグを「1」にセットし(S1825)、S1830へと移行する。また、時短に移行しない場合には(S1815:no)、S1830へ移行する。なお、本実施例の時短回数設定処理(S1820)で設定される時短回数は100回となっている。時短フラグを1にすると本実施例では特別図柄の平均変動時間短縮、普通図柄の平均変動時間短縮、普通電動役物12の開放延長機能をセットする。
S1830において、主制御装置80は大当り終了コマンドをサブ統合制御装置83に送信する処理を行ない、S1835において、状態指定コマンドをサブ統合制御装置83に送信して、特別遊技処理を終了する。
次に、図54を用いて、第1特別図柄で小当り図柄又は大当り図柄が確定表示された場合について説明する。
図54(a)に示すように、第1特別図柄が先に変動を開始し、その後第2特別図柄が変動を開始する。なお、第1特別図柄は当否判定により、大当りと判定され、大当り変動である。また、第2特別図柄の当否判定により、小当りと判定され、小当り変動である。そして、第1特別図柄が大当り図柄で確定表示される。第2特別図柄は小当り変動であったが、第1特別図柄で大当り図柄が確定表示されたことで、ハズレ図柄で確定表示される。そして、第1特別図柄の大当り図柄の確定表示時間を経過すると、条件装置が作動して、大当り遊技が実行される。
図54(b)に示すように、第1特別図柄が先に変動を開始し、その後第2特別図柄が変動を開始する。なお、第1特別図柄は当否判定により、小当りと判定され、小当り変動である。また、第2特別図柄の当否判定により、大当りと判定され、大当り変動である。そして、第1特別図柄が小当り図柄で確定表示される。第2特別図柄は大当り変動であったが、第1特別図柄で小当り図柄が確定表示されたことで、ハズレ図柄で確定表示される。そして、第1特別図柄の小当り図柄の確定表示時間を経過すると、特別電動役物106が作動して、小当り遊技が実行される。
図55を用いて、実施例2の演出図柄表示装置6の画面に表示された演出態様の一例について説明する。
図55(a)は、第1特別図柄又は第2特別図柄の一方の特別図柄が大当り図柄で確定表示された場合に、演出図柄表示装置6の画面に表示される演出態様の一例である。
図55(a)に示すように、演出図柄表示装置6の画面中央には、第1特別図柄に対応する演出図柄1000が表示されている。演出図柄1000は、「333」で確定表示され、遊技者に大当りとなったことを報知している。なお、演出図柄表示装置6の画面右下方には、第2特別図柄に対応する演出図柄10001が表示されている。実施例2では、第1特別図柄又は第2特別図柄のうち、一方の特別図柄で大当り図柄が確定表示された場合には、変動中の他方の特別図柄の予め定められた変動時間に達する前に、ハズレ図柄で停止させる構成となっている。そのため、演出図柄1001は「369」で確定表示され、遊技者にハズレとなったことを報知している。また、演出図柄表示装置6の画面右上方には、演出キャラクタ1002の「熊の達吉」が表示されている。
図55(b)は、第1特別図柄又は第2特別図柄の一方の特別図柄が小当り図柄で確定表示された場合に、演出図柄表示装置6の画面に表示される演出態様の一例である。
図55(b)に示すように、演出図柄表示装置6の画面中央には、第1特別図柄に対応する演出図柄1000が表示されている。演出図柄1000は、「246」で確定表示され、遊技者に小当りとなったことを報知している。なお、演出図柄表示装置6の画面右下方には、第2特別図柄に対応する演出図柄10001が表示されている。実施例2では、第1特別図柄又は第2特別図柄のうち、一方の特別図柄で小当り図柄が確定表示された場合には、変動中の他方の特別図柄の予め定められた変動時間に達する前に、ハズレ図柄で停止させる構成となっている。そのため、演出図柄1001は「369」で確定表示され、遊技者にハズレとなったことを報知している。また、演出図柄表示装置6の画面右上方には、演出キャラクタ1002の「熊の達吉」が表示されている。
実施例2の第1特別図柄、第2特別図柄に小当り確率が設定され、第1特別図柄又は第2特別図柄で小当り図柄が確定表示されて、小当り遊技が実行される構成となっていた。実施例2のその他の構成としては、第2特別図柄にのみ小当り確率が設定されており、第2特別図柄で小当り図柄が確定表示されると、小当り遊技が実行される構成とする。
上述した実施例2のその他の構成からなるパチンコ機50は、実施例2と同様に、第1特別図柄と第2特別図柄とが同時変動する構成となっている。ここで、図56を用いて第1特別図柄又は第2特別図柄のうちの一方の特別図柄で、大当り変動、小当り変動、ハズレ変動であるときの他方の特別図柄の当否判定について説明する。
先ず、図56(a)を用いて、第1特別図柄が大当り変動、ハズレ変動中である場合の第2特別図柄の当否判定について説明する。
図56(a)に示すように、第1特別図柄がハズレ変動中である場合、第2特別図柄の当否判定は丸で表示されているため、大当り、小当り又はハズレであるかの当否判定が可能である。第1特別図柄が大当りとなる変動中の場合、第2特別図柄の当否判定はバツで表示されているため、大当りとなる否かの当否判定が行われない。しかし、第2特別図柄の当否判定は丸で表示されているため、小当り又はハズレとなるかの当否判定は行われる。
次に、図56(b)を用いて、第2特別図柄が大当り変動、小当り変動、ハズレ変動中である場合の第1特別図柄の当否判定について説明する。
図56(b)に示すように、第2特別図柄がハズレ変動中である場合、第1特別図柄の当否判定は丸で表示されているため、大当り又はハズレであるかの当否判定が可能である。第2特別図柄が小当り変動中である場合、第2特別図柄の当否判定は丸で表示されているため、大当り又はハズレであるかの当否判定が行われる。第1特別図柄が大当りとなる変動中の場合、第2特別図柄の当否判定はバツで表示されているため、大当りとなる否かの当否判定が行われず、ハズレと判定される。
図56(c)と図56(d)を用いて、特別図柄でハズレ図柄、小当り図柄、大当り図柄で確定表示された場合に行われる変動中の他方の特別図柄の制御について説明していく。
先ず、図56(c)を用いて説明する。第1特別図柄がハズレ図柄で確定表示された場合、変動中の第2特別図柄は何ら制限されることはない。また、第1特別図柄が大当り図柄で確定表示された場合、ハズレ変動中の第2特別図柄は予め定められた変動時間を経過する前に、ハズレ図柄で停止する。第1特別図柄が大当り図柄で確定表示された場合、小当り変動中の第2特別図柄は予め定められた変動時間を経過する前に、ハズレ図柄で停止することになる。
次に、図56(d)を用いて説明する。第2特別図柄がハズレ図柄で確定表示された場合、変動中の第1特別図柄は何ら制限されることはない。また、第2特別図柄が小当り図柄で確定表示された場合、ハズレ変動中又は大当り変動中の第1特別図柄は予め定められた変動時間に達する前に、ハズレ図柄で停止することになる。
第2特別図柄が大当り図柄で確定表示された場合、ハズレ変動中の第1特別図柄は予め定められた変動時間に達する前に、ハズレ図柄で停止することになる。
実施例2又は実施例2のその他の構成からなる弾球遊技機によれば、第1特別図柄と第2特別図柄が同時に変動可能となっており、第1特別図柄又は第2特別図柄のうちの他方の特別図柄の当否判定時に、一方の特別図柄で大当りとなる変動の場合、小当り又はハズレが判定されるため、遊技者に混乱を与えることがない。
また、一方の特別図柄が大当り図柄又は小当り図柄で確定表示すると、強制的に他方の特別図柄をハズレ図柄で確定表示することになり、同じ時期に双方で当りが重複するような状況を回避することができる。
ここで実施例2の構成・状態と、本発明の構成要件との対応関係を示す。
本発明の「変動停止処理」が、特別図柄停止処理(S1630)に相当する。
[実施例3]
実施例3について図57から図62を用いて説明する。なお、本実施例は、実施例1と共通点が多いため、異なる点を重点的に説明する。
実施例3のパチンコ機50は、上述した実施例1のパチンコ機50とは異なり、第1特別図柄又は第2特別図柄のうち一方の特別図柄が小当り変動又は大当り変動である場合、他方の特別図柄の当否判定では、大当り又は小当りを判定することなく、ハズレ判定する構成となっている。また、第1特別図柄又は第2特別図柄のうち一方の特別図柄が大当り図柄又は小当り図柄で確定表示した場合、変動中の他方の特別図柄の変動時間の計測を中断し、大当り遊技又は小当り遊技の終了後に変動時間の計測を再開させ、予め定められた変動時間に達するとハズレ図柄で停止する構成となっている。
図57を用いて、第1特別図柄又は第2特別図柄のうちの一方の特別図柄で、大当り変動、小当り変動、ハズレ変動であるときの他方の特別図柄の制御について説明する。
先ず、図57(a)を用いて、第1特別図柄が大当り変動、小当り変動又はハズレ変動中での第2特別図柄の当否判定について説明する。
図57(a)では、第1特別図柄が大当り変動、小当り変動又はハズレ変動中であっても、第2特別図柄の当否判定で判定可能であるものは丸で表示し、判定不可能なものはバツで表示している。
図57(a)ではハズレ、小当り及び大当りが丸で表示されているため、第1特別図柄がハズレ変動中である場合、第2特別図柄の当否判定で大当り、小当り又はハズレのいずれかで判定されることが可能となっている。また、図57(a)では大当りと小当りがバツで表示され、ハズレが丸で表示されているため、第1特別図柄が小当り変動中である場合、第2特別図柄の当否判定でハズレと判定される。また、図57(a)では大当りと小当りがバツで表示され、ハズレが丸で表示されているため、第1特別図柄が大当りとなる変動中の場合、第2特別図柄の当否判定でハズレと判定される。
次に、図57(b)を用いて、第2特別図柄が大当り変動、小当り変動、ハズレ変動中である場合の第1特別図柄の当否判定について説明する。
図57(b)ではハズレ、小当り及び大当りが丸で表示されているため、第2特別図柄がハズレ変動中である場合、第1特別図柄の当否判定で大当り、小当り又はハズレのいずれかで判定されることが可能となっている。また、図57(b)では大当りと小当りがバツで表示され、ハズレが丸で表示されているため、第2特別図柄が小当り変動中である場合、第1特別図柄の当否判定でハズレと判定される。また、図57(b)では大当りと小当りがバツで表示され、ハズレが丸で表示されているため、第2特別図柄が大当りとなる変動中の場合、第1特別図柄の当否判定でハズレと判定される。
図57(c)と図57(d)を用いて、第1特別図柄又は第2特別図柄のうち、一方の特別図柄でハズレ図柄、小当り図柄、大当り図柄で確定表示された場合に行われる変動中の他方の特別図柄の制御について説明していく。
先ず、図57(c)を用いて説明する。第1特別図柄がハズレ図柄で確定表示された場合、変動中の第2特別図柄は何ら制限されることはなく、変動表示が継続する。また、第1特別図柄が小当り図柄で確定表示された場合、ハズレ変動中の第2特別図柄の変動時間の計測が中断される。そして、小当り図柄に基づいて小当り遊技が実行され、当該小当り遊技中に特定領域104に入賞した場合には移行した大当り遊技が終了後、又は当該小当り遊技中に特定領域104に入賞しなかった場合には小当り遊技の終了後に、中断した変動時間の計測が再開される。そして、予め定められた変動時間に達すると、小当り図柄で停止する。第1特別図柄が大当り図柄で確定表示された場合、ハズレ変動中の第2特別図柄の変動時間の計測が中断される。そして、大当り遊技が終了した後に、変動時間の計測が再開される。予め定められた変動時間に達すると、第2特別図柄でハズレ図柄が停止することになる。
次に、図57(d)を用いて説明する。第2特別図柄がハズレ図柄で確定表示された場合、変動中の第1特別図柄は何ら制限されることはなく、変動表示が継続する。また、第2特別図柄が小当り図柄で確定表示された場合、ハズレ変動中の第1特別図柄は、変動時間の計測が中断されることになる。そして、小当り図柄に基づいて小当り遊技が実行され、当該小当り遊技中に特定領域104に入賞した場合には移行した大当り遊技が終了後、又は当該小当り遊技中に特定領域104に入賞しなかった場合には小当り遊技の終了後に、中断した変動時間の計測が再開される。そして、予め定められた変動時間に達すると、ハズレ図柄で停止する。
第2特別図柄が大当り図柄で確定表示された場合、ハズレ変動中の第1特別図柄の変動時間の計測が中断される。そして、大当り遊技が終了した後に、変動時間の計測が再開される。予め定められた変動時間に達すると、第1特別図柄でハズレ図柄が停止することになる。
図58から図61を用いて実施例3の特別図柄当否判定処理について説明する。
先ず、図58及び図59を用いて、実施例3の第1特別図柄当否判定処理について説明する。S1850において、主制御装置80は、特別電動役物106が作動中であるか否かを判定する(S1850)。否定判定の場合(S1850:no)、第1特別図柄が中断中であるか否かを判定する(S1855)。否定判定の場合には(S1855:no)、第1特別図柄が変動中であるか否かを判定する(S1860)。否定判定の場合には(S1860:no)、確定図柄を表示中であるか否かを判定する(S1865)。否定判定の場合には(S1865:no)、図59のS1900へ移行する。
なお、特別電動役物106が作動中(S1850:yes)、又は第1特別図柄が中断中である場合(S1855:yes)には、特別図柄当否判定処理を終了し、特別遊技処理へ移行する。また、第1特別図柄が変動中である場合(S1860:yes)、図23のS900へ移行する。確定図柄を表示中である場合(S1865:yes)、図24のS950へ移行する。
図59のS1900へ移行すると、主制御装置80は、第1保留記憶(上記、図17のS510による保留記憶)があるか否かを判断する(S1900)。この保留記憶があれば(S1900:yes)、第1保留記憶数をデクリメントし(S1905)、S1910に進む。また、第1保留記憶が無い場合には(S1900:no)、そのまま第1特別図柄当否判定処理を終了し、特別遊技処理へ移行する。
S1910において、主制御装置80は、第2特別図柄が大当り変動であるか否かを判定する。大当り変動ではない場合には(S1910:no)、第2特別図柄の変動が小当り変動であるか否かを判定する(S1915)。小当り変動ではない場合には(S1915:no)、第1保留記憶をデクリメントして、読み込んだ大当り決定用乱数を当り値と照合し、大当りか否かを判定する(S1920)。なお、実施例3の大当り確率は実施例1と同様である。
S1920の処理において、大当りである判定すれば(S1920:yes)、大当り図柄決定用乱数によって大当り図柄を決定する(S1925)。その後、変動パターン決定処理(S1930)に移行する。変動パターン決定処理では、変動パターン決定用乱数によって大当り変動パターンを決定する。変動パターン決定処理後、大当り設定処理を行う(S1935)。大当り設定処理とは決定した大当り図柄によって、大当り後の遊技状態(開放延長の有無等)や大当り遊技にかかる情報(大当りのオープニング時間、第2大入賞口105の開放パターン、大当りのエンディング時間、ラウンド数等)を取得する処理である。
大当りではないと判定された場合には(S1920:no)、読み込んだ大当り決定用乱数を予め決定された小当り値が記憶されたテーブルを比較して、小当りか否かを判定する(S1940)。小当りと判定された場合には(S1940:yes)、図柄決定用乱数に基づいて小当り図柄を決定する(S1945)。なお、実施例3の第1特別図柄の小当り確率は、実施例1と同様である。その後、変動パターン決定用乱数によって変動パターンを決定し(S1950)、小当り設定処理(S1955)を行い、S1970へ移行する。 本実施例の小当り設定処理(S650)は、小当り遊技にかかる情報(小当りのオープニング時間、第1大入賞口14の開放パターン、小当りのエンディング時間)を取得し、時短回数を減算する処理である。
第2特別図柄が大当り変動中である場合(S1910:yes)、第2特別図柄が小当り変動である場合(S1915:yes)、又は第1特別図柄の乱数値から小当りではないと判定された場合(S1940:no)、S1960において、変動パターン決定用乱数によって変動パターンを決定し(S1960)、ハズレ設定処理を行ない(S1965)、S1970へと移行する。ハズレ設定処理では、時短回数がプラスであれば、−1する。
S1935、S1955又はS1965に続いては、上述の抽選結果を示すデータ、具体的には大当り、リーチ外れ(外れであるがリーチ表示有り)、リーチ表示無しの外れのいずれかを示すデータと変動時間を指定する変動パターンのデータが含まれる変動開始コマンド(表示制御コマンド)をサブ統合制御装置83に出力し(S1970)、特別遊技処理を行なう。
次に、図60及び図61を用いて、第2特別図柄当否判定処理について説明する。S2000において、主制御装置80は、特別電動役物106が作動中であるか否かを判定する(S2000)。否定判定の場合(S2000:no)、第2特別図柄が中断中であるか否かを判定する(S2005)。否定判定の場合には(S2005:no)、第2特別図柄が変動中であるか否かを判定する(S2010)。否定判定の場合には(S2010:no)、確定図柄を表示中であるか否かを判定する(S2015)。否定判定の場合には(S2015:no)、図61のS2050へ移行する。
なお、特別電動役物106が作動中(S2000:yes)、又は第2特別図柄が中断中である場合(S2005:yes)には、特別図柄当否判定処理を終了し、特別遊技処理へ移行する。また、第2特別図柄が変動中である場合(S2010:yes)、図23のS900へ移行する。確定図柄を表示中である場合(S2015:yes)、図24のS950へ移行する。
図61のS2050へ移行すると、主制御装置80は、第2保留記憶(上記、図17のS525による保留記憶)があるか否かを判断する(S2050)。この保留記憶があれば(S2050:yes)、第2保留記憶数をデクリメントし(S2055)、S2060に進む。また、第2保留記憶が無い場合には(S2050:no)、そのまま特別図柄当否判定処理を終了し、特別遊技処理へ移行する。
S2060において、主制御装置80は、第1特別図柄が大当り変動であるか否かを判定する(S2060)。大当り変動ではない場合には(S2060:no)、第1特別図柄の変動が小当り変動であるか否かを判定する(S2065)。小当り変動ではない場合には(S2065:no)、第2保留記憶をデクリメントして、読み込んだ大当り決定用乱数を当り値と照合し、大当りか否かを判定する(S2070)。なお、実施例3の大当り確率は実施例1と同様である。
S2070の処理において、大当りである判定すれば(S2070:yes)、大当り図柄決定用乱数によって大当り図柄を決定する(S2075)。その後、変動パターン決定処理(S2080)に移行する。変動パターン決定処理では、変動パターン決定用乱数によって大当り変動パターンを決定する。変動パターン決定処理後、大当り設定処理を行う(S2085)。大当り設定処理とは決定した大当り図柄によって、大当り後の遊技状態(開放延長の有無等)や大当り遊技にかかる情報(大当りのオープニング時間、第2大入賞口105の開放パターン、大当りのエンディング時間、ラウンド数等)を取得する処理である。
大当りではないと判定された場合には(S2070:no)、読み込んだ大当り決定用乱数を予め決定された小当り値が記憶されたテーブルを比較して、小当りか否かを判定する(S2090)。小当りと判定された場合には(S2090:yes)、図柄決定用乱数に基づいて小当り図柄を決定する(S2095)。なお、実施例3の第2特別図柄の小当り確率は、実施例1と同様である。その後、変動パターン決定用乱数によって変動パターンを決定し(S2100)、小当り設定処理(S2105)を行い、S2120へ移行する。本実施例の小当り設定処理(S2105)は、小当り遊技にかかる情報(小当りのオープニング時間、第1大入賞口14の開放パターン、小当りのエンディング時間)を取得し、時短回数を減算する処理である。
第1特別図柄が大当り変動中である場合(S2060:yes)、第1特別図柄が小当り変動である場合(S2065:yes)、又は第2特別図柄の乱数値から小当りではないと判定された場合(S2090:no)、S2110において、変動パターン決定用乱数によって変動パターンを決定し、ハズレ設定処理を行ない(S2115)、S2120へと移行する。ハズレ設定処理では、時短回数がプラスであれば、−1する。
S2085、S2105又はS2115に続いては、上述の抽選結果を示すデータ、具体的には大当り、リーチ外れ(外れであるがリーチ表示有り)、リーチ表示無しの外れのいずれかを示すデータと変動時間を指定する変動パターンのデータが含まれる変動開始コマンド(表示制御コマンド)をサブ統合制御装置83に出力し(S2120)、特別遊技処理を行なう。
次に、図62を用いて、第1特別図柄の大当り変動中に第2特別図柄でハズレと判定され、第1特別図柄で大当り図柄が確定表示された場合について説明する。
図62に示すように、第1特別図柄が先に変動を開始し、その後第2特別図柄が変動を開始する。なお、第1特別図柄は予め定められた変動時間を経過した後に、大当り図柄で確定表示されることになる。第1特別図柄の大当り変動中に、第2特別図柄の当否判定が行われても、ハズレと判定される。そのため、第2特別図柄の変動はハズレ変動である。第1特別図柄で大当り図柄が確定表示すると、第2特別図柄の変動時間の計測は中断される。第1特別図柄での大当り図柄の確定表示時間が経過すると、条件装置が作動する。大当り遊技が終了し、条件装置の作動が終了すると、第2特別図柄の変動時間の計測が再開され、予め定められた変動時間に達すると、ハズレ図柄で確定表示する。
本実施例の第1特別図柄、第2特別図柄に小当り確率が設定され、第1特別図柄又は第2特別図柄で小当り図柄が確定表示されて、小当り遊技が実行される構成となっていた。実施例3のその他の構成としては、第2特別図柄にのみ小当り確率が設定されており、第2特別図柄で小当り図柄が確定表示されると、小当り遊技が実行される構成とする。
上述した実施例3のその他の構成からなるパチンコ機50は、実施例3と同様に、第1特別図柄と第2特別図柄とが同時変動する構成となっている。ここで、図63を用いて第1特別図柄又は第2特別図柄のうちの一方の特別図柄で、大当り変動、小当り変動、ハズレ変動であるときの他方の特別図柄の制御について説明する。
先ず、図63(a)を用いて、第1特別図柄が大当り変動、ハズレ変動中である場合の第2特別図柄の当否判定について説明する。
図63(a)では、第1特別図柄が大当り変動、小当り変動又はハズレ変動中であっても、第2特別図柄の当否判定で判定可能であるものは丸で表示し、判定不可能なものはバツで表示している。
図63(a)ではハズレ、小当り及び大当りが丸で表示されているため、第1特別図柄がハズレ変動中である場合、第2特別図柄の当否判定で大当り、小当り又はハズレのいずれかで判定されることが可能となっている。また、図57(a)では大当りと小当りがバツで表示され、ハズレが丸で表示されているため、第1特別図柄が大当り変動中である場合、第2特別図柄の当否判定でハズレと判定される。
次に、図63(b)を用いて、第2特別図柄が大当り変動、小当り変動、ハズレ変動中である場合の第1特別図柄の当否判定について説明する。
図63(b)ではハズレ及び大当りが丸で表示されているため、第2特別図柄がハズレ変動中である場合、第1特別図柄の当否判定で大当り又はハズレのいずれかで判定されることが可能となっている。また、図57(b)では大当りがバツで表示され、ハズレが丸で表示されているため、第2特別図柄が小当り変動中である場合、第1特別図柄の当否判定でハズレと判定される。また、図63(b)では大当りがバツで表示され、ハズレが丸で表示されているため、第2特別図柄が大当りとなる変動中の場合、第1特別図柄の当否判定でハズレと判定される。
図63(c)と図63(d)を用いて、第1特別図柄又は第2特別図柄のうち、一方の特別図柄でハズレ図柄、小当り図柄、大当り図柄で確定表示された場合に行われる変動中の他方の特別図柄の制御について説明していく。
先ず、図63(c)を用いて説明する。第1特別図柄がハズレ図柄で確定表示された場合、変動中の第2特別図柄は何ら制限されることはなく、変動表示が継続する。また、第1特別図柄が大当り図柄で確定表示された場合、ハズレ変動中の第2特別図柄の変動時間の計測が中断される。そして、大当り遊技が終了した後に、変動時間の計測が再開される。予め定められた変動時間に達すると、第2特別図柄でハズレ図柄が停止することになる。
次に、図63(d)を用いて説明する。第2特別図柄がハズレ図柄で確定表示された場合、変動中の第1特別図柄は何ら制限されることはなく、変動表示が継続する。また、第2特別図柄が小当り図柄で確定表示された場合、ハズレ変動中の第1特別図柄は、変動時間の計測が中断されることになる。そして、小当り図柄に基づいて小当り遊技が実行され、当該小当り遊技中に特定領域104に入賞した場合には移行した大当り遊技が終了後、又は当該小当り遊技中に特定領域104に入賞しなかった場合には小当り遊技の終了後に、中断した変動時間の計測が再開される。そして、予め定められた変動時間に達すると、ハズレ図柄で停止する。
第2特別図柄が大当り図柄で確定表示された場合、ハズレ変動中の第1特別図柄の変動時間の計測が中断される。そして、大当り遊技が終了した後に、変動時間の計測が再開される。予め定められた変動時間に達すると、第1特別図柄でハズレ図柄が停止することになる。
実施例3又は実施例3のその他の構成からなる弾球遊技機によれば、第1特別図柄表示制御手段と第2特別図柄表示制御手段が同時に変動可能であるが、当否判定時に他方が大当りとなる変動表示が行われている場合には、大当りと判定されることがないため、遊技者に混乱を与えることがない。また、第1特別図柄又は第2特別図柄のうち他方の特別図柄の当否判定時に、一方の特別図柄が大当り又は小当り変動である場合には、ハズレと判定されて、必ずハズレで確定表示されることになるため、遊技者に混乱を与えることにはならない。
3:遊技領域
5:センターケース
6:演出図柄表示装置
11:第1始動口
12:普通電動役物
12b:普通電動役物ソレノイド
14:第1大入賞口
14b:第1大入賞口ソレノイド
50:パチンコ機
80:主制御装置
83:サブ統合制御装置
102:第2始動口
103:振分部材
104:特定領域
105:第2大入賞口
105b:第2大入賞口ソレノイド
106:特別電動役物
107:取込口

Claims (3)

  1. 遊技球が通過することにより普通図柄の抽選の契機となる普図始動口と、
    遊技球が常時入球可能な第1始動口と、
    前記普通図柄の抽選結果に応じて開放する普通電動役物と、
    該普通電動役物の開放時に遊技球が入球可能な第2始動口と、
    特図当否判定手段と、を備え、
    該特図当否判定手段は、前記第1始動口への遊技球の入球に基づいて当否判定を行う第1特図当否判定手段と、
    前記第2始動口への遊技球の入球に基づいて当否判定を行う第2特図当否判定手段と、で構成され、
    特別図柄表示制御手段を備え、
    該特別図柄表示制御手段は、前記第1特図当否判定手段による当否判定の結果に基づいて第1特別図柄を設定された変動時間のあいだ、変動表示させてから確定表示させる第1特別図柄表示制御手段と、
    前記第2特図当否判定手段による当否判定の結果に基づいて第2特別図柄を設定された変動時間のあいだ、変動表示させてから確定表示させる第2特別図柄表示制御手段と、で構成され、
    発射された遊技球が流下する遊技領域に、所定の発射強度未満で発射された遊技球が流下する第1遊技領域と、前記所定の発射強度以上で発射された遊技球が流下する第2遊技領域と、を設け、
    前記第1始動口は前記第1遊技領域を流下した遊技球が入球可能に配置され、
    前記普図始動口及び前記第2始動口は前記第2遊技領域を流下した遊技球が入球可能に配置され、
    前記特図当否判定手段により大当りと判定された場合、前記第1特別図柄又は前記第2特別図柄で大当りを示す図柄で確定表示し、大入賞口を開閉動作させる大当り遊技を開始させる第1大当り遊技と、
    前記特図当否判定手段により小当りと判定された場合、前記第1特別図柄又は前記第2特別図柄で小当りを示す図柄で確定表示し、前記大入賞口又は小当り用大入賞口を開閉動作させる小当り遊技を開始させ、該小当り遊技で前記大入賞口又は前記小当り用大入賞口に設けられた特定領域へ遊技球が入球することで大当り遊技を開始させる第2大当り遊技と、を実行可能で、
    前記大当り遊技の終了後の遊技状態を、前記普通電動役物の開放状態が通常開放時間よりも長い開放時間である開放延長状態へ移行可能な開放延長手段を備えた弾球遊技機において、
    前記第1特別図柄表示制御手段又は前記第2特別図柄表示制御手段は、同時に変動可能な構成とし、
    前記特図当否判定手段は、当否判定を行う時に他方が大当りとなる変動表示又は小当りとなる変動表示を行っている場合は、ハズレを選択し、
    前記特別図柄表示制御手段は、同時変動中において、
    一方の特別図柄が前記大当りを示す図柄又は前記小当りを示す図柄で確定表示すると、他方の特別図柄の前記変動時間の計測を中断する変動中断処理を備えることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 遊技球が通過することにより普通図柄の抽選の契機となる普図始動口と、
    遊技球が常時入球可能な第1始動口と、
    前記普通図柄の抽選結果に応じて開放する普通電動役物と、
    該普通電動役物の開放時に遊技球が入球可能な第2始動口と、
    特図当否判定手段と、を備え、
    該特図当否判定手段は、前記第1始動口への遊技球の入球に基づいて当否判定を行う第1特図当否判定手段と、
    前記第2始動口への遊技球の入球に基づいて当否判定を行う第2特図当否判定手段と、で構成され、
    特別図柄表示制御手段を備え、
    該特別図柄表示制御手段は、前記第1特図当否判定手段による当否判定の結果に基づいて第1特別図柄を設定された変動時間のあいだ、変動表示させてから確定表示させる第1特別図柄表示制御手段と、
    前記第2特図当否判定手段による当否判定の結果に基づいて第2特別図柄を設定された変動時間のあいだ、変動表示させてから確定表示させる第2特別図柄表示制御手段と、で構成され、
    発射された遊技球が流下する遊技領域に、所定の発射強度未満で発射された遊技球が流下する第1遊技領域と、前記所定の発射強度以上で発射された遊技球が流下する第2遊技領域と、を設け、
    前記第1始動口は前記第1遊技領域を流下した遊技球が入球可能に配置され、
    前記普図始動口及び前記第2始動口は前記第2遊技領域を流下した遊技球が入球可能に配置され、
    前記特図当否判定手段により大当りと判定された場合、前記第1特別図柄又は前記第2特別図柄で大当りを示す図柄で確定表示し、大入賞口を開閉動作させる大当り遊技を開始させる第1大当り遊技と、
    前記第2特図当否判定手段により小当りと判定された場合、前記第2特別図柄で小当りを示す図柄で確定表示し、前記大入賞口又は小当り用大入賞口を開閉動作させる小当り遊技を開始させ、該小当り遊技で前記大入賞口又は前記小当り用大入賞口に設けられた特定領域へ遊技球が入球することで大当り遊技を開始させる第2大当り遊技と、を実行可能で、
    前記大当り遊技の終了後の遊技状態を、前記普通電動役物の開放状態が通常開放時間よりも長い開放時間である開放延長状態へ移行可能な開放延長手段を備えた弾球遊技機において、
    前記第1特別図柄表示制御手段又は前記第2特別図柄表示制御手段は、同時に変動可能な構成とし、
    前記第1特図当否判定手段は、当否判定を行う時に前記第2特別図柄が大当りとなる変動表示又は小当りとなる変動表示を行っている場合は、ハズレを選択し、
    前記特別図柄表示制御手段は、同時変動中において、
    少なくとも前記第2特別図柄が前記大当りを示す図柄又は前記小当りを示す図柄で確定表示すると、前記第1特別図柄の前記変動時間の計測を中断する変動中断処理を備えることを特徴とする弾球遊技機。
  3. 前記第2遊技領域は、前記普通電動役物の下流に前記大入賞口を配置し、
    前記普通電動役物は、開放状態と非開放状態に切り替えるための開閉手段を備え、
    前記普通電動役物が開放状態である時は、流下してきた遊技球を前記第2始動口へ誘導し、
    前記普通電動役物が非開放状態である時は、前記開閉手段は前記大入賞口へ誘導するための誘導路の一部として構成されていること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の弾球遊技機。
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