JP2017080099A - 空気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低加湿量でありつつ、高い空気脱臭性能を有する空気浄化装置を提供することを目的とする。【解決手段】本体ケース1内には、吸込口2と吹出口3を連通する空気風路4と、前記空気風路4内を前記吸込口2から前記吹出口3に向けて空気を流す送風手段5と、前記空気風路4を遮るように前記空気風路4内に設けた回転可能な筒形状の空気清浄フィルタ6と、前記空気清浄フィルタを回転させる駆動部16と、前記空気清浄フィルタ6の下部を水に浸すことのできる水槽7とを有し、前記空気清浄フィルタ6は、開口8を形成する繊維の太さが異なる少なくとも2枚の繊維基材9を含み、一方は、前記開口8を形成する繊維が太いメイン繊維基材10であり、他方は、前記開口8を形成する繊維が前記メイン繊維基材よりも細いサブ繊維基材11であり、前記空気風路4内において前記メイン繊維基材10を前記サブ繊維基材11よりも上流側に配置することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、空気と水を含んだフィルタが気液接触することで、空気中の臭いなどの除去を行う空気浄化装置に関するものである。
従来のこの種の空気浄化装置の構造は、以下のようになっていた。
すなわち、水を電気分解して電解水を生成させ、この電解水を回転フィルタ部に供給し、湿潤状態の回転フィルタ部を通過する空気と電解水を接触させ、空気中の臭気等の除去を図る構成となっていた(例えば下記特許文献1)。
特開2012−052699号公報
上記従来の空気浄化装置では、大量の水を使用し気化するため、加湿量が多くなり、部屋の湿度が上がりすぎるという課題があった。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、空気清浄フィルタは、開口を形成する繊維の太さが異なる2枚の繊維基材を含み、開口を形成する繊維が太い基材をメイン繊維基材、繊維が細い基材をサブ繊維基材とし、前記メイン繊維基材を前記空気清浄フィルタの上流に配置することで、加湿量が低いながら、高い脱臭性能を有する空気浄化装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明に係る空気浄化装置は、吸込口と吹出口を設けた本体ケースと、前記本体ケース内には、前記吸込口と前記吹出口を連通する空気風路と、前記空気風路内を前記吸込口から前記吹出口に向けて空気を流す送風手段と、前記空気風路を遮るように前記空気風路内に設けた回転可能な筒形状の空気清浄フィルタと、前記空気清浄フィルタを回転させる駆動部と、前記駆動部で回転させた前記空気清浄フィルタの下部を水に浸すことのできる水槽と、を有し、前記空気清浄フィルタは、開口を形成する繊維の太さが異なる少なくとも2枚の繊維基材を含み、前記繊維基材のうち一方は、前記開口を形成する繊維が太いメイン繊維基材であり、他方は、前記開口を形成する繊維が前記メイン繊維基材よりも細いサブ繊維基材であり、前記空気風路内において前記メイン繊維基材を前記サブ繊維基材よりも上流側に配置することを特徴としたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、空気清浄機フィルタは、開口を形成する繊維の太さが異なる少なくとも2枚の繊維基材を含み、開口を形成する繊維が太い基材をメイン繊維基材、繊維が細い基材をサブ繊維基材とし、前記メイン繊維基材を前記空気清浄フィルタの上流に配置することで、加湿量が低いながら、高い脱臭性能を有する空気浄化装置を提供することができる。
空気風路内を流れる室内空気と空気清浄フィルタ上に含まれる水との衝突が起こると、空気風路内を流れる室内空気に含まれる汚れ成分が空気清浄フィルタ上の水に溶け込み、脱臭が促進される。太い基材は新鮮な水を多く含むため、繊維の太い基材を前記空気清浄フィルタの上流に配置することで、衝突した際の汚れ成分の吸収率が高くなり脱臭の効率が良くなる。最初に衝突する際の繊維が太いと、開口が小さくなり、風路が狭まるため、水を含んだ繊維と空気風路内を流れる室内空気の衝突確率が高くなる。衝突が増えることで空気清浄フィルタ表面上に乱流が発生し、空気風路内を流れる室内空気とメイン繊維基材が衝突する機会が増えるため、脱臭が効率良く行われる。サブ繊維基材も少量の水を保持するので脱臭性能の向上に寄与するが、メイン繊維基材よりも繊維が細く、水を保持しにくい構造のため、圧力損失や加湿量を上げずに脱臭性能を向上することができる。これにより低加湿量でありながら、高い脱臭性能を持たせることができる。
本発明の実施の形態1の空気浄化装置の概略図 (a)本発明の実施の形態1に記載のメイン繊維基材の概略図、(b)本発明の実施の形態1に記載のサブ繊維基材の概略図 (a)本発明の実施の形態1の記載の空気清浄フィルタの裏面概略図、(b)本発明の実施の形態1に記載の筒状空気清浄フィルタの概略図、(c)本発明の実施の形態1に記載の筒状空気清浄フィルタの概略側面図 本発明の実施の形態1の楕円形状の空気清浄フィルタを備えた空気浄化装置の概略図 (a)本発明の実施の形態2の空気清浄フィルタ開口正面概略図、(b)本発明の実施の形態2の空気清浄フィルタの開口側面概略図 本発明の実施の形態2の電解水を用いる空気浄化装置の概略図
本発明に係る空気浄化装置は、吸込口と吹出口を設けた本体ケースと、前記本体ケース内には、前記吸込口と前記吹出口を連通する空気風路と、前記空気風路内を前記吸込口から前記吹出口に向けて空気を流す送風手段と、前記空気風路を遮るように前記空気風路内に設けた回転可能な筒形状の空気清浄フィルタと、前記空気清浄フィルタを回転させる駆動部と、前記駆動部で回転させた前記空気清浄フィルタの下部を水に浸すことのできる水槽と、を有し、前記空気清浄フィルタは、開口を形成する繊維の太さが異なる少なくとも2枚の繊維基材を含み、前記繊維基材のうち一方は、前記開口を形成する繊維が太いメイン繊維基材であり、他方は、前記開口を形成する繊維が前記メイン繊維基材よりも細いサブ繊維基材であり、前記空気風路内において前記メイン繊維基材を前記サブ繊維基材よりも上流側に配置することを特徴とする。これにより、空気風路内を流れる室内空気と空気清浄フィルタ上に含まれる水との衝突が起こると、空気風路内を流れる室内空気に含まれる汚れ成分が空気清浄フィルタ上の水に溶け込み、脱臭が促進される。
また、太い基材は新鮮な水を多く含むため、繊維の太い基材を前記空気清浄フィルタの上流に配置することで、室内空気が衝突した際の汚れ成分の吸収率が高くなり脱臭の効率が良くなる。
また、最初に室内空気が衝突する際の繊維が太いと、開口が小さくなり、風路が狭まるため、水を含んだ繊維と空気風路内を流れる室内空気の衝突確率が高くなる。衝突が増えることで空気清浄フィルタ表面上に乱流が発生し、空気風路内を流れる室内空気とメイン繊維基材が衝突する機会が増えるため、脱臭が効率良く行われる。
また、サブ繊維基材は、空気清浄フィルタの下流側に存在するが、繊維が細く、水を保持しにくい構造のため、圧力損失や加湿量を上げずにメイン繊維基材の脱臭性能ならびに強度を担保することができる。
これにより、低加湿量でありながら高い脱臭性能を持たせることができる。
また、空気清浄フィルタのメイン繊維基材とサブ繊維基材の間にモノフィラメントを用いた接合層を備えることを特徴としてもよい。これにより、基材同士をモノフィラメントで連結し、モノフィラメント同士の間隔を空けて配置することで、モノフィラメント間に水を持つ現象を防ぐことができるため、加湿量を増やすことなく、空気清浄フィルタの強度を担保することができる。
また、空気清浄フィルタの強度を上げることで、空気清浄フィルタの耐久性が上がり、長い間劣化することなく使用することができる。
また、加湿は接触時間を長くし、空気清浄フィルタ間を撫でるように風が流れることで促進される。そのため、下流側の繊維を細くすることで、接触時間が短くなり、加湿量を抑える効果がある。これにより低加湿量でありながら、高い脱臭性能を持たせることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、本実施の形態の空気浄化装置においては、略箱形状の本体ケース1を備えている。本体ケース1の両側面には、略四角形状の吸込口2を設け、また本体ケース1の天面には、略四角形状の吹出口3を設けており、本体ケース1内には、吸込口2と吹出口3を連通する空気風路4と、空気風路内を吸込口2から吹出口3に向けて空気を流す送風手段5と、空気清浄フィルタ6と、空気清浄フィルタ6下部を浸漬する水槽7が設けられている。空気清浄フィルタ6は回転可能な筒形状であり、空気風路4を遮るように設けられている。空気清浄フィルタ6は、図2に示す開口8を形成する繊維の太さが異なる2枚の繊維基材9を含んでおり、2枚の繊維素材のうち一方は開口8を形成する繊維が太いメイン繊維基材10であり、もう一方は、開口8を形成する繊維が細いサブ繊維基材11とし、前記メイン繊維基材10をサブ繊維基材11よりも上流に配置する構成となっており、駆動部16により回転する空気清浄フィルタ6の回転動作(矢印Aで示す方向へ回転)に伴い、水槽7から出る際に空気清浄フィルタ6上に水を含む構成となっている。
筒形状とは、図3(b)にもあるように、メイン繊維基材10の原反を四角形に裁断したものの向かい合う端辺同士を接合し無端状としたものである。
送風手段5は、本体ケース1の上部に設けられ、モータとモータにより回転する羽根車とそれらを囲むケースとから構成されるいわゆるシロッコファンとして形成されている。
水槽7は、天面を開口した箱形状をしており、水を貯水できる構造となっており、本体ケース1の下部に配置され、本体ケース1から水平方向にスライドして着脱可能となっている。
駆動部16は空気清浄フィルタ6の回転中心に備えられた歯車形状を示し、モータ(図示せず)等の回転動作を空気清浄フィルタ6に伝達することで、空気清浄フィルタ6をA方向に回転駆動するものである。
空気清浄フィルタ6は、図2(a)に示すメイン繊維基材10と図2(b)に示すサブ繊維基材11とにより形成され、メイン繊維基材10とサブ繊維基材11は共に繊維によって作られ、メイン繊維基材10は太い繊維により作られた開口8を有し、サブ繊維基材11はメイン繊維基材10の繊維より細い繊維により作られた開口8を有している。なお、サブ繊維基材11の開口8の開口面積はメイン繊維基材10の開口8の開口面積より大きい。
この空気清浄フィルタ6の構成により、メイン繊維基材10と空気が接触した後、空気はサブ繊維基材11に妨げられることなく通過することができるため、圧力損失が小さくてすむ。
また、開口8は三角形、四角形、六角形などの多角形が考えられる。このような構成では、メイン繊維基材10とサブ繊維基材11に、相似する形状または同等サイズの開口を連続して設けることができ、閉塞部を作ることなく連続的な開口8を得ることができる。これにより空気風路4において空気清浄フィルタ6により空気が妨げられることが少なくなり圧力損失が小さくなる。
また、空気清浄フィルタ6は、図3(a)に示すように、メイン繊維基材10とサブ繊維基材11とが間に所定の空間を有する状態で近接して形成されている。図3(a)では、説明を容易にするために、黒い太い実線でメイン繊維基材10を示し、細い白い実線でサブ繊維基材11を示している。メイン繊維基材10が形成する格子形状とサブ繊維基材11が形成する格子形状が重なっている。これにより、空気風路内を流れる室内空気と空気清浄フィルタ6上に含まれる水との衝突が起こると、空気風路内を流れる室内空気に含まれる汚れ成分が空気清浄フィルタ6上の水に溶け込み、脱臭が促進される。太いメイン繊維基材10は新鮮な水を多く含むため、繊維の太いメイン繊維基材を前記空気清浄フィルタ6の上流に配置することで、衝突した際の汚れ成分の吸収率が高くなり脱臭の効率が良くなる。また最初に衝突する際の繊維が太いと、開口が小さくなり、風路が狭まるため、水を含んだ繊維と空気風路4内を流れる室内空気の衝突確率が高くなる。衝突が増えることで空気清浄フィルタ6表面上に乱流が発生し、空気風路4内を流れる室内空気とメイン繊維基材10が衝突する機会が増えるため、脱臭が効率良く行われる。サブ繊維基材11は、空気清浄フィルタ6の下流側に存在するが、繊維が細く、水を保持しにくい構造のため、圧力損失や加湿量を上げずにメイン繊維基材10の脱臭性能ならびに強度を担保することができる。
これにより低加湿量でありながら、高い脱臭性能を持たせることができる。
なお、本実施の形態とは異なり、空気清浄フィルタ6として、繊維の太い繊維基材を2枚貼り合うようにした場合には、圧力損失が高く、接触が増え、加湿量も上がるために本目的に適さない。
また、細い繊維基材を空気清浄フィルタ6の上流側に設置し、太い繊維基材を空気清浄フィルタ6の下流に配置した場合は、保持水分量が少ない細い繊維基材に空気風路4内を流れる室内空気が当たり、乱流が発生し、空気風路4内を流れる室内空気と細い繊維基材が衝突するが、水分量の少ない基材上での衝突機会が増えるため、空気の汚染成分が繊維内の水分にとけこみにくく、脱臭効率が悪くなる。
また、空気清浄フィルタ6上流側と下流側の両方を、細い繊維と太い繊維の中間の太さの繊維基材にすると、空気風路4内を流れる室内空気は繊維との衝突が少なく、開口8を通り抜けていく空気が増える。さらに繊維がある程度の水を保持しているため、加湿効率が上がるため、本目的に適さない構造となる。
また、空気清浄フィルタ6上流側・下流側をともに、細い繊維基材を使用すると空気風路内を流れる室内空気は繊維との衝突が少なく、また繊維に水をほとんど含まないため、開口8を通り抜けていく空気が増え、加湿効率も脱臭性能も下がり、本目的に適さない構造となる。
よって、繊維が太い基材を空気清浄フィルタ6の上流側、繊維が細い基材を空気清浄フィルタの下流側に設置することで、新鮮な水を多く含み、繊維の太い基材を前記空気清浄フィルタ6の上流に配置することで、室内空気が衝突した際の汚れ成分の吸収率が高くなり脱臭の効率が良くなる。また、最初に室内空気が衝突する際の繊維が太いと、開口が小さくなり、風路が狭まるため、水を含んだ繊維と空気風路内を流れる室内空気の衝突確率が高くなる。衝突が増えることで空気清浄フィルタ表面上に乱流が発生し、空気風路4内を流れる室内空気と繊維が太い基材が衝突する機会が増えるため、脱臭が効率良く行われる。サブ繊維基材11は、前記空気清浄フィルタ6の下流側に存在するが、繊維が細く、水を保持しにくい構造のため、圧力損失や加湿量を上げずにメイン繊維基材10の脱臭性能ならびに強度を担保することができる。これにより、低加湿量でありながら、高い脱臭性能を持たせることができる。
また、メイン繊維基材10とサブ繊維基材11により形成される繊維基材9の表面に直交する方向から見たときに繊維基材9の開口8同士が連通されるように空気清浄フィルタ6が形成されている。
これにより、空気風路4内を流れる室内空気はサブ繊維基材11に妨げられることなく通過することができるため、圧力損失を小さく保つことができる。
また、メイン繊維基材10とサブ繊維基材11は、2種類の異なる繊維部材により形成されているようにしてもよい。メイン繊維基材10とサブ繊維基材11を構成する材料としては、セルロース等の紙や木質素材、絹・毛・綿・麻等の天然繊維、レーヨン・アセテート・トリアセテート等の合成繊維などを用いることができる。たとえば合成繊維ではポリオレフィン、ポリエステル、アクリル、ナイロン、ビニロン、レーヨン、ポリノジック、キュプラ、アセテート、トリアセテート、プロミックスなどが挙げられる。天然繊維としては、絹、毛、綿、麻などが挙げられる。本実施例では、繊維基材の材質は、メイン繊維基材10・サブ繊維基材11ともにポリエステルが採用される。
次に、図3(b)に筒形状にした空気清浄フィルタ6の概略図を示す。空気清浄フィルタ6は筒形状であり、筒の形状は円筒形状でも図4に示すように楕円筒形状などでも良い。この構成のように柔軟性の高い空気清浄フィルタを用いることで形状が自由になり、本体ケース1形状の自由度が広がり、本体ケース1のコンパクト化などが可能となる。
図3(c)に筒形状にした空気清浄フィルタの概略側面図を示す。空気清浄フィルタ6は空気風路内に回転可能な形状で設けられているので、メイン繊維基材10とサブ繊維基材11を順に通過した室内空気は、ふたたびサブ繊維基材11とメイン繊維基材10を順に通過することとなるが、メイン繊維基材10とサブ繊維基材11を一度通過した後の室内空気は既に繊維基材9によりに臭気成分が脱臭されているため、その後に、サブ繊維基材11とメイン繊維基材10を順に通過しても脱臭に対して寄与が低い。即ち、最初に室内空気とメイン繊維基材10が接触する部分であり「メイン繊維基材10がサブ繊維基材11よりも上流側に配置する」ことが重要である。
本実施の形態では、空気清浄フィルタ6に、太い繊維により作られたメイン繊維基材10と、メイン繊維基材10の繊維より細い繊維により作られたたサブ繊維基材11の2枚の繊維基材を近接させた構成を例示しているが、空気清浄フィルタ6は、本実施の形態の構成に限るものではなく、繊維基材を複数層設けるようにしてもよい。この場合には、最も太い繊維により作られた繊維基材から順に、順次細い繊維を使用して作られた繊維基材を近接させる構成の空気清浄フィルタであってもよい。
(実施の形態2)
次に、空気清浄フィルタにモノフィラメントを用いた接合層を備えた場合の説明を行う。図5において、図5(a)は開口の正面図を示し、図5(b)は開口の側面図を示す。
図5に示すように、空気清浄フィルタのメイン繊維基材10とサブ繊維基材11の間に、モノフィラメント12を用いた接合層13を形成し、メイン繊維基材10とサブ繊維基材11とを間隔をもたせて保持する。なお、メイン繊維基材10とサブ繊維基材11は共に繊維によって作られ、メイン繊維基材10は太い繊維により作られた開口8を有し、サブ繊維基材11は細い繊維により作られた開口8を有し、サブ繊維基材11の開口8の開口面積はメイン繊維基材10の開口8の開口面積より大きいものである。
この構成によりメイン繊維基材10の形状の安定性が増し、空気清浄フィルタ6の洗浄時に繰り返し発生する可能性のある変形に対する耐久性が向上する。
接合層13は、空気清浄フィルタ6のメイン繊維基材10とサブ繊維基材11が直接接触せず、メイン繊維基材10とサブ繊維基材11の間に空間を持たせた状態で接合するものであり、接合したメイン繊維基材10の開口8とサブ繊維基材11の開口8の位置が基材の表面に直交する方向で一致している。
なお、モノフィラメント12は用途や耐久性に合わせて本数を変えても良い。特に、モノフィラメント12同士の間隔は空いている方が良く、繊維同士の間で毛細管現象が起こらない間隔が好ましい。これにより、空気清浄フィルタ6の厚み方向に水を保持しなくなり、室内空気と空気清浄フィルタ6が接触しても気化が起こりにくく、これにより低加湿量でありながら、高い脱臭性能を持たせることができる。
また、接合層13では水分を保持せず、メイン繊維基材10とサブ繊維基材11をつなぐためのみの効果を持つため、空気清浄フィルタ6に保持される水分が少なく、圧力損失が低い。
なお、モノフィラメント12を構成する材料としては、ポリオレフィン、ポリエステル、アクリル、ナイロン、ビニロン、レーヨン、ポリノジック、キュプラ、アセテート、トリアセテート、プロミックスなどが挙げられる。本実施の形態では、モノフィラメント12の材質は、ナイロンが採用される。
以上のメイン繊維基材10とサブ繊維基材11の間にモノフィラメント12による接合層13を形成した空気清浄フィルタを用いた場合の空気浄化装置の動作を図1を参考に説明する。
空気浄化装置の基本的動作は、実施例の形態1に述べたとおりであり、空気清浄フィルタ6の構成が、上述した図5に示す空気清浄フィルタに置き換えられる。
つまり、送風手段5が空気風路4に吸込口2から送風することにより、室内空気が本体ケース内に吸込まれて空気清浄フィルタ6を通過する。
その際、本体ケース1内に吸込まれた室内空気に含まれる臭気物質などは、空気清浄フィルタ6の上流にあるメイン繊維基材10に接触、捕捉され、脱臭がされる。
以上、上述した実施の形態1及び2において、脱臭用の媒体として水道水を用いたが、活性酸素種を含む電解水等であっても同様に脱臭効果に加えて除菌効果を高めることができる。この場合の空気浄化装置を図6に示す。実施の形態1で示している空気浄化装置と基本構成を同じくする空気浄化装置に加えて、水槽7に電極ユニット14を備えている。このような空気浄化装置において、水槽7、塩化ナトリウムタブレット15を投入することにより、塩化物イオンを含んだ水に対して、電極を含む電極ユニット14により通電され、電気分解して、活性酸素種を含む電解水を生成する。
ここで、活性酸素種とは、通常の酸素よりも高い酸化活性を持つ酸素分子と、その関連物質のことであり、スーパーオキシドアニオン、一重項酸素、ヒドロキシラジカル、或いは過酸化水素といった所謂狭義の活性酸素に、オゾン、次亜塩素酸(次亜ハロゲン酸)等といった所謂広義の活性酸素を含むものであり、高い除菌効果を示すことが知られている。
空気清浄フィルタ6のメイン繊維基材10に適切な量の電解水が含まれるので、脱臭の効果に加え除菌効果を高めることができる。
家庭用や事務用、公共空間などの、臭気等の除去などの空気浄化装置等としての活用が期待されるものである。
1 本体ケース
2 吸込口
3 吹出口
4 空気風路
5 送風手段
6 空気清浄フィルタ
7 水槽
8 開口
9 繊維基材
10 メイン繊維基材
11 サブ繊維基材
12 モノフィラメント
13 接合層
14 電極ユニット
15 塩化ナトリウムタブレット
16 駆動部

Claims (2)

  1. 吸込口と吹出口を設けた本体ケースと、
    前記本体ケース内には、
    前記吸込口と前記吹出口を連通する空気風路と、
    前記空気風路内を前記吸込口から前記吹出口に向けて空気を流す送風手段と、
    前記空気風路を遮るように前記空気風路内に設けた回転可能な筒形状の空気清浄フィルタと、
    前記空気清浄フィルタを回転させる駆動部と、
    前記駆動部で回転させた前記空気清浄フィルタの下部を水に浸すことのできる水槽と、を有し、
    前記空気清浄フィルタは、開口を形成する繊維の太さが異なる少なくとも2枚の繊維基材を含み、
    前記繊維基材のうち一方は、前記開口を形成する繊維が太いメイン繊維基材であり、他方は、前記開口を形成する繊維が前記メイン繊維基材よりも細いサブ繊維基材であり、
    前記空気風路内において前記メイン繊維基材を前記サブ繊維基材よりも上流側に配置することを特徴とする空気浄化装置。
  2. 前記空気清浄フィルタの前記メイン繊維基材と前記サブ繊維基材の間にモノフィラメントを用いた接合層を備えることを特徴とする請求項1に記載の空気浄化装置。
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