JP2017079526A - 回転電機のステータ - Google Patents

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【課題】モールド部の形成時に成形型(モールド部)の外部に樹脂が漏れるのを抑制可能なステータを提案する。【解決手段】ステータコアの端面には穴27が形成されており、固定部材40にはスリット41が形成されており、固定部材40がステータコアの端面に当接するように配置されている状態で穴27とモールド部とが連通している。こうした構成とすることにより、ステータコアなどを収容した成形型内に樹脂を注入してモールド部50を形成する際に、成形型内の空気は、ステータコアと成形型との隙間などから排出される。また、樹脂は、三相コイル,固定部材40などを覆うように流れ、その一部は、固定部材40のスリット41を通ってステータコアの穴27に入り込む(穴27が樹脂のベントとして機能する)。【選択図】図6

Description

本発明は、回転電機のステータに関する。
従来、この種の回転電機のステータとしては、ステータコアに巻回される三相コイルのコイルエンドを樹脂部材で覆ったモールド部を備え、モールド部には、三相コイルと接続される三相動力線を一体に保持してステータコアの軸方向の一端面側に固定するための固定部材であって、三相動力線を保持する保持部とモールド部の内部と外部とを連通する連通部とを有する固定部材が配置されるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この回転電機のステータでは、連通部を有することにより、樹脂モールドの際にモールド部の内部で気泡が発生しても連通部を介してモールド部の外部に抜くことができる。
特開2015−133873号公報
上述の回転電機のステータでは、モールド部の内部と外部とが連通部を介して連通されていることから、モールド部の形成時に、成形型内の樹脂が連通部を介して成形型(モールド部)の外部に漏れることがある。こうした樹脂の漏れは、異物を生成することになるから、抑制することが好ましい。
本発明の回転電機のステータは、モールド部の形成時に成形型(モールド部)の外部に樹脂が漏れるのを抑制可能なステータを提案することを主目的とする。
本発明の回転電機のステータは、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の回転電機のステータは、
ステータコアと、
前記ステータコアに巻回される三相コイルと、
前記三相コイルと接続される三相端子と、
前記三相端子を前記ステータコアに固定するための固定部材と、
前記三相コイルと前記固定部材とを樹脂によって覆うモールド部と、
を備える回転電機のステータであって、
前記ステータコアの一端面には、穴が形成されており、
前記固定部材には、連通路が形成されており、
前記固定部材が前記ステータコアの前記一端面に当接するように配置されている状態で前記穴と前記モールド部とが前記連通路を介して連通している、
ことを特徴とする。
この本発明の回転電機のステータでは、ステータコアの一端面には穴が形成されており、固定部材には連通路が形成されており、固定部材がステータコアの一端面に当接するように配置されている状態で穴とモールド部とが連通路を介して連通している。こうした構成とすることにより、ステータコアなどを収容した成形型内に樹脂を注入してモールド部を形成する際に、成形型内の空気は、ステータコアと成形型との隙間など樹脂が漏れない程度の隙間から排出される。また、樹脂は、三相コイル,固定部材などを覆うように流れ、その一部は、固定部材の連通路を介してステータコアの穴に入り込む(穴が樹脂のベントとして機能する)。これにより、モールド部の内部にボイドが形成されるのを抑制すると共に成形型(モールド部)の外部に樹脂が漏れるのを抑制することができる。
本発明の一実施例としての回転電機のステータ20の斜視図である。 ステータコア22および三相コイル30の斜視図である。 固定部材40の斜視図である。 図3の固定部材40を上側から見た上面図である。 コイルアセンブリ21の斜視図である。 固定部材40のスリット41とステータコア22の穴27との位置関係を示す説明図である。 変形例のステータ120の一部を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての回転電機のステータ20の斜視図であり、図2は、ステータコア22および三相コイル30の斜視図であり、図3は、固定部材40の斜視図であり、図4は、図3の固定部材40を上側から見た上面図である。なお、図1では、モールド部50の一部を破断して三相コイル30などを図示した。また、図4中、一点鎖線は、モールド部50の外周面に対応する湾曲面25である。この図4では、湾曲面25を模式的に円弧状とした。
実施例の回転電機のステータ20は、図1に示すように、ステータコア22と、三相コイル30と、固定部材40と、モールド部50と、を備える。なお、ステータ20は、ステータ20の内側に配置される図示しないロータと共に回転電機を構成し、自動車などに搭載される。
図1,図2に示すように、ステータコア22は、環状のヨーク部23と、ヨーク部23から周方向に間隔をおいて径方向内側に突出する複数のティース部24と、を有する。このステータコア22は、電磁鋼板が複数積層されて構成されている。ステータコア22の端面26には、ステータコア22の軸方向に延びる断面が円形の穴27が形成されている。この穴27は、電磁鋼板の数枚分程度の深さ(ステータコア22を軸方向に貫通しない深さ)に形成されている。
三相コイル30は、ステータコア22の複数のティース部24に分布巻または集中巻によって巻回されている。この三相コイル30は、ステータコア22の軸方向の端面から外側に突出する部分としてのコイルエンド31を有する。また、三相コイル30は、その各相の端部が三相端子32u,32v,32wと接続される。さらに、三相コイル30は、モールド部50によって覆われる。
図3,図4に示すように、固定部材40は、三相端子32u,32v,32wをステータコア22に固定するための部材であり、樹脂によって形成されている。この固定部材40の湾曲面25よりも図4中上側の部分は、モールド部50によって覆われる。固定部材40の湾曲面25よりも図4中上側には、所定方向(図3中上下方向,図4中手前奥方向)に貫通するスリット41が形成されている。この固定部材40は、固定部材40の図3中下面がステータコア22の端面26に当接し且つ固定部材40のスリット41がステータコア22の穴27と整合する(連通する)ように配置される。したがって、実施例のスリット41は、モールド部50と穴27とを連通させる連通路に相当する。なお、固定部材40のステータコア22に対する位置決めは、例えば、固定部材40の図3中下面に形成された突起(図示せず)がステータコア22の端面26に形成された穴(図示せず)に嵌まることによって行なわれる。固定部材40のステータコア22に対する位置決めが行なわれている状態で、三相端子32u,32v,32wと三相コイル30の同相のコイルの端部とが溶接などによって接続される。
モールド部50は、三相端子32u,32v,32wなどを除いて、コイルエンド31を含む三相コイル30,固定部材40などを覆っている。
次に、こうしたステータ20の製造について説明する。ステータ20の製造では、まず、ステータコア22のティース部24に三相コイル30を巻回し、固定部材40をステータコア22に対して上述のように配置し、三相端子32u,32v,32wと三相コイル30の同相のコイルの端部とを溶接する、ことによってコイルアセンブリ21を製造する。図5は、コイルアセンブリ21の斜視図であり、図6は、固定部材40のスリット41とステータコア22の穴27との位置関係を示す説明図である。なお、ステータコア22については穴27の位置だけを図示した。そして、コイルアセンブリ21を成形型に収容して樹脂を注入してモールド部50を形成する。実施例では、固定部材40のスリット41がステータコア22の穴27と連通している。また、固定部材40には、成形型(モールド部50)の内部と外部とを連通させる連通路は形成されていない。したがって、モールド部50の形成時には、成形型内の空気は、ステータコア22と成形型との隙間,ステータコア22の隣り合う2つの電磁鋼板の間の隙間など樹脂が漏れない程度の隙間から排出される。また、樹脂は、三相コイル30,固定部材40などを覆うように流れ、その一部は、固定部材40のスリット41を通ってステータコア22の穴27に入り込む(穴27が樹脂のベントとして機能する)。これにより、モールド部50の内部にボイドが形成されるのを抑制すると共に成形型(モールド部50)の外部に樹脂が漏れるのを抑制することができる。
以上説明した実施例の回転電機のステータ20では、ステータコア22の端面26には穴27が形成されており、固定部材40には連通路としてのスリット41が形成されており、固定部材40がステータコア22の端面26に当接するように配置されている状態で穴27とモールド部50とが連通している。こうした構成とすることにより、ステータコア22などを収容した成形型内に樹脂を注入してモールド部50を形成する際に、成形型内の空気は、ステータコア22と成形型との隙間,ステータコア22の隣り合う2つの電磁鋼板の間の隙間など樹脂が漏れない程度の隙間から排出される。また、樹脂は、三相コイル30,固定部材40などを覆うように流れ、その一部は、固定部材40のスリット41を通ってステータコア22の穴27に入り込む(穴27が樹脂のベントとして機能する)。これにより、モールド部50の内部にボイドが形成されるのを抑制すると共に成形型(モールド部50)の外部に樹脂が漏れるのを抑制することができる。
実施例の回転電機のステータ20では、固定部材40にスリット41が形成され、固定部材40に形成された突起(図示せず)がステータコア22に形成された穴に嵌まることによって固定部材40のステータコア22に対する位置決めが行なわれるものとした。しかし、図7の変形例のステータ120の一部に示すように、固定部材140のスリット141が、開口側(図7中上側)で断面が矩形の断面矩形部142と開口とは反対側(図7中下側)で断面が半円の断面半円部143とを有し、固定部材140のステータコア22に対する位置決めが、固定部材140のスリット141の断面半円部143と、ステータコア22の断面が円形の穴27と、に断面が半円の位置決め用ピン146が嵌まることによって行なわれるものとしてもよい。この場合、モールド部50の形成時には、樹脂の一部が固定部材140のスリット141の断面矩形部142を介してステータコア22の穴27に入り込むことによって、成形型(モールド部50)の外部に樹脂が漏れるのを抑制することができる。
実施例の回転電機のステータ20では、固定部材40には、スリット41が形成されるものとしたが、スリットに代えて、貫通孔が形成されるものとしてもよい。
実施例の回転電機のステータ20では、ステータコア22は、電磁鋼板が複数積層されて構成されるものとしたが、磁性粉末によって一体成形されるものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、ステータコア22が「ステータコア」に相当し、三相コイル30が「三相コイル」に相当し、三相端子32u,32v,32wが「三相端子」に相当し、固定部材40が「固定部材」に相当し、モールド部50が「モールド部」に相当し、穴27が「穴」に相当し、スリット41,141が「連通路」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、回転電機の製造産業などに利用可能である。
20,120 ステータ、21 コイルアセンブリ、22 ステータコア、23 ヨーク部、24 ティース部、25 湾曲面、26 端面、27 穴、30 三相コイル、31 コイルエンド、32u,32v,32w 三相端子、40,140 固定部材、41,141 スリット、50 モールド部、142 断面矩形部、143 断面半円部、146 位置決め用ピン。

Claims (1)

  1. ステータコアと、
    前記ステータコアに巻回される三相コイルと、
    前記三相コイルと接続される三相端子と、
    前記三相端子を前記ステータコアに固定するための固定部材と、
    前記三相コイルと前記固定部材とを樹脂によって覆うモールド部と、
    を備える回転電機のステータであって、
    前記ステータコアの一端面には、穴が形成されており、
    前記固定部材には、連通路が形成されており、
    前記固定部材が前記ステータコアの前記一端面に当接するように配置されている状態で前記穴と前記モールド部とが前記連通路を介して連通している、
    ことを特徴とする回転電機のステータ。
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