JP2017077243A - 肉牛におけるトウモロコシに代わる褐色中肋トウモロコシサイレージの使用 - Google Patents

肉牛におけるトウモロコシに代わる褐色中肋トウモロコシサイレージの使用 Download PDF

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Abstract

【課題】サイレージ飼養動物の肉量を増加させるための肥育仕上げ用飼料、及びそれらの使用方法を提供する。【解決手段】低減されたリグニン含有率を呈示するトウモロコシ品種(例えば、BMRトウモロコシ)から生産されたトウモロコシサイレージを、肥育仕上げ用飼料中の従来のサイレージに代えて使用する。【選択図】なし

Description

優先権主張
本出願は、2010年5月13日に出願された米国特許仮出願第61/334,381
号の利益を主張するものである。
本開示は、一般に、動物飼料組成物、動物飼料サプリメント、及び動物からの肉生産量
を増加させるための方法に関する。特定の実施形態は、例えば肉生産のために調製される
動物に給餌される肥育仕上げ用飼料の飼料効率を増加させることにより、動物の成績を改
善する方法に関する。
リグニンは、炭水化物、例えば細胞壁内のヘミセルロースと架橋を形成する、植物中の
普遍的成分である。リグニンポリマーは、反芻動物における繊維消化を低下させ、リグニ
ン化の程度は、粗飼料作物可消化率に反比例し得る。Cherney et al. (1991) Adv. Agron
. 46: 157-98.褐色中肋突然変異を有する植物は、改変されたリグニン組成及び可消化率
を呈示する。トウモロコシにおいて、少なくとも4つの独立した褐色中肋突然変異が同定
されている。Kuc et al. (1968) Phytochemistry 7: 1435-6。これらの突然変異は、「b
m1、bm2、bm3、及びbm4」と呼ばれており、すべて、対照トウモロコシと比較
したときに減少されたリグニン含有率を呈示する。bm3突然変異は、コーヒー酸O−メ
チルトランスフェラーゼ(COMT、EC 2.1.1.6)遺伝子内の挿入及び欠失を
含む。Morrow et al. (1997) Mol. Breeding 3: 351-7; Vignols et al. (1995) Plant C
ell 7: 407-16。
トウモロコシ(トウモロコシ(maize))の農業的に重要な使用には、サイレージ
が挙げられる。サイレージは、反芻動物に給餌することができる発酵させた高水分の飼糧
(fodder)である。それは、エンサイレージ又はサイレージ化と呼ばれるプロセス
で発酵及び貯蔵され、通常は、緑色植物全体を使用して、トウモロコシ又は他のイネ科植
物の作物(モロコシ属又は他の穀草を含む)から製造される。例えば、刈り取った瑞々し
い植生をサイロの中に置くことによって、プラスチックシートで覆われた大きな山状にそ
れを積み重ねることよって、又は大きなベールをプラスチックフィルムで包むことによっ
て、サイレージを製造することができる。サイロに貯蔵された産物は、その作物を乾燥さ
せて干し草又は茎葉部分として貯蔵した場合より、その養分のはるかに大きな割合を保持
する。ばらのサイレージは、一般に乳牛に給餌されるが、ベールサイレージは、肉牛、羊
及び馬のために使用される傾向がある。サイレージは、発酵プロセスを経るので、エネル
ギーが、発酵菌により、粗飼料を保存する揮発性脂肪酸、例えばアセテート、プロピオネ
ート、ラクタート及びブチラートを生産するために使用される。発酵菌は、炭水化物の一
部を使用して揮発性脂肪酸を生産するので、結果としてサイレージのほうが元の粗飼料よ
りエネルギーが低いということになる。
トウモロコシサイレージは、エネルギー及び可消化率が高く、生えている作物(sta
nd−crop)から給餌時までの機械化に容易に適応されるので、人気のある反芻動物
用粗飼料である。トウモロコシサイレージは、一般に、色の点ではやや褐色から深緑色で
あり、ほのかな、快い香りを有する。褐色中肋(BMR)トウモロコシサイレージの泌乳
期乳牛への給餌が乾物摂取量(DMI)及び泌乳量を増加させることは証明されている。
Grant et al. (1995) J. Dairy Sci. 78: 1970-80; Oba and Allen (2000) J. Dairy Sci
. 83: 1333-41; Oba and Allen (1999) J. Dairy Sci. 82: 135-42.しかし、BMRトウ
モロコシサイレージは、従来のトウモロコシ品種からのトウモロコシサイレージと比較し
て、肉用牛における平均1日増体量及び飼料効率(G:F)を低減させた。Tjardes et a
l. (2000) J. Anim. Sci. 78: 2957-65.
Cherney et al. (1991) Adv. Agron. 46: 157-98 Kuc et al. (1968) Phytochemistry 7: 1435-6 Morrow et al. (1997) Mol. Breeding 3: 351-7 Vignols et al. (1995) Plant Cell 7: 407-16 Grant et al. (1995) J. Dairy Sci. 78: 1970-80 Oba and Allen (2000) J. Dairy Sci. 83: 1333-41 Oba and Allen (1999) J. Dairy Sci. 82: 135-42 Tjardes et al. (2000) J. Anim. Sci. 78: 2957-65
トウモロコシ併産物、主として蒸留穀物残渣及びトウモロコシグルテン飼料は、米国中
西部において肥育場規定食に使用されている。肉の生産は、大量の粗飼料を必要とする。
そのような粗飼料の入手可能性を確実にするために、漸増量の耕地が、人間のための食物
の生産ではなく、粗飼料生産に使用されている。さらに、全耕地量には限りがあり、また
世界中で人口は増え続けているため全耕地量は減少し続けている。肉生産に備えて肥育仕
上げ用飼料を給餌されている動物の増体量:飼料比(G:F)をうまく増加させる方法は
、粗飼料生産に当てられる耕地に対する要求の望ましい減少をもたらす結果となる。
例えばトウモロコシサイレージについてのG:Fを増加させることにより、サイレージ
飼養動物の肉量を増加させる方法を開示する。トウモロコシサイレージを含む肉牛肥育仕
上げ用飼料も開示し、このトウモロコシサイレージが従来の肉牛肥育仕上げ用飼料中の穀
粒トウモロコシの代わりになる。該開示に従って又は該開示の方法に従って肥育仕上げ用
飼料を給餌した動物から生産される肉及び肉製品も開示する。
上述の及び他の特徴は、添付の図面を参照しながら進行する、幾つかの実施形態につい
ての以下の詳細な説明から、より明らかになる。
図1は、本発明の実施形態による動物の成績及び枝肉特性に対するBMRサイレージを含有する肥育場規定食の効果を示す表を含む。 図2は、本発明の特定の実施形態による幾つかの肥育場規定食の説明を含む。 図3は、本発明の実施形態による幾つかの規定食サンプルの分析を含む。
I.幾つかの実施形態の概観
サイレージ飼養動物の肉量を増加させるための方法であって、低減されたリグニン含有
率を呈示するトウモロコシ品種からのサイレージが、肥育仕上げ用飼料中の従来のトウモ
ロコシサイレージと比較して1日増体量及び飼料効率を改善する、並びにトウモロコシサ
イレージが、有効に肉牛肥育仕上げ用飼料における穀粒トウモロコシに取って代わるとい
う驚くべき発見を活用するものである方法を、本明細書に開示する。一部の実施形態にお
いて、該方法は、減少されたリグニン含有率を呈示するトウモロコシ植物品種から生産さ
れたサイレージを提供する工程、減少されたリグニン含有率を呈示するトウモロコシ植物
品種から生産されたサイレージを動物に給餌する工程、及びその動物から肉又は肉製品を
生産する工程を含む。減少されたリグニン含有率は、トウモロコシサイレージ品種TMF
2Q753又は別の標準的なトウモロコシサイレージ品種との比較で測定することができ
る。従って、減少されたリグニン含有率を呈示するトウモロコシ品種は、当分野において
公知である。これらの及びさらなる実施形態において、開示する方法は、任意のサイレー
ジ飼養動物、例えば、畜牛、羊、豚、馬、山羊、野牛、ヤク、水牛及び鹿の飼養において
使用することができる。特定の実施形態において、該サイレージ飼養動物は、反芻動物で
あり得る。
一部の実施形態において、減少されたリグニン含有率を呈示するトウモロコシ植物品種
から生産されたサイレージは、野生型トウモロコシ植物と比較して改変されたコーヒー酸
O−メチルトランスフェラーゼ(COMT)活性を有するトウモロコシ植物をサイロに貯
蔵することによって調製することができる。改変されたCOMT活性を有するトウモロコ
シ植物の非限定的な例としては、褐色中肋突然変異、例えば褐色中肋1(bm1)、褐色
中肋2(bm2)、褐色中肋3(bm3)及び褐色中肋4(bm4)を有する植物が挙げ
られる。bm3突然変異を有するトウモロコシ植物であって、減少されたリグニン含有率
を呈示するものであるコーン植物の1つの非限定的な例は、F2F635である。これら
の及びさらなる実施形態において、減少されたリグニン含有率を呈示するトウモロコシ植
物品種から生産された該サイレージは、動物の規定食中の乾物の少なくとも約15%(例
えば、少なくとも約25%)を構成し得る。
一部の実施形態において、サイレージ飼養動物の肉量を増加させるために提供する方法
は、出荷用に改造されたコンテナの中に該サイレージを置く工程、及び動物への該サイレ
ージの投与の仕方について最終使用者に指示することができる表示を該サイレージに付属
させる工程からなる群より選択される行為をさらに含む。従って、サイレージを含むキッ
トを、そのキットによって最終使用者がサイレージ飼養動物の肉量を増加させることがで
きるように提供する。
トウモロコシサイレージを含むが、穀粒トウモロコシを含まない、肉牛肥育仕上げ用飼
料も開示する。
本開示に従ってサイレージを給餌された動物から調製された肉及び肉製品も開示する。
II.略語
ADICP 酸性デタージェント不溶性粗タンパク質
BMR 褐色中肋
COMT コーヒー酸O−メチルトランスフェラーゼ
DM 乾物
DM% 乾物の組成パーセント
DMI 乾物摂取量
G:F 増体量:飼料比(F:G、すなわち飼料:増体量の逆数)
HCW 温屠体枝肉重量
KPH 腎臓、心臓及び骨盤脂肪の推定百分率
LMA 最長筋面積
MS 霜降り度
NDF 中性デタージェント繊維
NEm 維持に必要なエネルギー
NEg 身体発育に必要なエネルギー
TDN 可消化養分総量
III.用語
トウモロコシ植物:本明細書において用いる場合、用語「トウモロコシ植物」は、ジー
メイズ(Zea mays)(トウモロコシ(maize))種の植物を指す。
BMRトウモロコシ:本明細書において用いる場合、用語「BMRトウモロコシ」は、
褐色中肋突然変異を有するトウモロコシ品種を指す。BMRトウモロコシ品種は、概して
、葉の中肋の赤褐色着色を呈示する。BMRトウモロコシは、概して、より低いリグニン
含有率、より高い繊維可消化率及びより高い乾物摂取量も特徴とする。BMRトウモロコ
シ品種の非限定的な例としては、F2F297、F2F383、F2F488、F2F4
49、F2F566、F2F610、F2F622、F2F665、F2F633、F2
F682、F2F721、F2F700、及びF2F797が挙げられる。
乾物:本明細書において用いる場合、用語「乾物」は、粗飼料を含めて、任意の家畜飼
料を指す。
肉:本明細書において用いる場合、用語「肉」は、例えば食品として使用される、動物
組織を指す。用語「肉」は、概して、骨格筋及び付随する脂肪を指すが、肺、肝臓、皮膚
、脳、骨髄、腎臓、精巣、腸などをはじめとする、非筋肉器官も指すことができる。
中性デタージェント繊維:本明細書において用いる場合、用語「中性デタージェント繊
維」(NDF)は、広範な飼料にわたってゆっくりと消化される材料の尺度を指す。粗飼
料中のNDFレベルは、植物が成熟するにつれて増加する。牧草サイレージ中のNDFの
平均レベルは、おおよそ55パーセントのDM(550g/kgのDM)であり得る。全
飼料日量中のNDFの含有率は、35〜50%のDMであり得る。32パーセント未満の
NDFを有する規定食は、アシドーシスに伴う問題を引き起こすことがある。50パーセ
ントを超えるNDFを含有する規定食は、それらの摂取の可能性が制限されることがある

サイレージ:本明細書において用いる場合、用語「サイレージ」は、一定のタイプの貯
蔵粗飼料を指す。一般に、サイレージは、エンサイレージと呼ばれるプロセスで植物(例
えば、トウモロコシ植物)から製造される。このプロセスの間に、植物又は植物部分は、
糖を酸に転化させると共に作物材料中に存在する一切の酸素を使い尽くす常在微生物(例
えば、乳酸菌、例えばラクトバシラス(Lactobacillus)種の1つ又はそれ
以上の株)によって引き起こされる嫌気発酵に付され、この酸素の枯渇が、細菌によって
生成される揮発性脂肪酸、例えばアセテート、プロピオネート、ラクタート及びブチラー
トと協力して粗飼料を保存する。サイレージは、牛乳及び肉生産用動物、例えば乳牛及び
肉牛の飼養に広く使用されている。
用語「サイレージを生産すること」は、肉生産用動物への給餌に適するサイレージを如
何に得るかについてのプロセスを説明するものである。一般に、サイレージは、植物、例
えばトウモロコシ植物から、収穫植物バイオマスを粗飼料収穫機で細断することによって
生産される。
繊維源:本明細書において用いる場合、用語「繊維源」は、植物又は微生物源から得ら
れる材料であって、可食繊維を含有するものである材料を指す。繊維源の、限定例ではな
いが、実際の例としては、農業用種子製品の外殻、例えば大豆からのもの、又は穀物、例
えば稲、小麦、トウモロコシ、大麦からのもの;そのような穀物からの茎(わら);植物
性/植物系ソープストック、収穫トウモロコシ植物からの茎と外殻と葉とを概して含むト
ウモロコシ茎葉部分;繊維を多く含む農産物の加工成分画分、例えばトウモロコシグルテ
ン飼料;任意の植物源からの葉材料、並びにそれらの上に乾燥した可溶性物質を伴う又は
伴わない蒸留乾燥穀物残渣が挙げられる。従って、特定の実施例において、繊維源は、例
えば以下のものの混合物を含むことがある:アルファルファ、大麦製品(例えば、わら)
、ビートパルプ、大豆外殻、スイッチグラス、トウモロコシ繊維、大豆繊維、カカオ外殻
、トウモロコシ穂軸、トウモロコシ外殻、トウモロコシ茎部分(corn stove)
、小麦わら、小麦もみ殻、稲わら、亜麻外殻、粗挽き大豆、粗挽きトウモロコシ、小麦胚
芽、トウモロコシ胚芽、低木及び牧草。本開示の明瞭さのために、蒸留乾燥穀物残渣(可
溶性物質を伴う又は伴わない)及び蒸留穀物残渣(可溶性物質を伴う又は伴わない)は、
繊維を含有するが、「繊維源」とは見なされない。蒸留乾燥穀物残渣(可溶性物質を伴う
又は伴わない)及び蒸留穀物残渣(可溶性物質を伴う又は伴わない)は、下で説明するよ
うな「トウモロコシ併産物」と考えられる。
トウモロコシ併産物:本明細書において用いる場合、用語「トウモロコシ併産物」は、
トウモロコシの湿式製粉又は環式製粉後に残存する製品を指す。トウモロコシ併産物の非
限定的な例としては、トウモロコシグルテン、蒸留穀物残渣、蒸留穀物残渣+可溶性物質
、蒸留乾燥穀物残渣、蒸留乾燥穀物残渣+可溶性物質、濃縮蒸留可溶性物質、豆かす、改
質蒸留穀物残渣、改質蒸留穀物残渣+可溶性物質が挙げられる。
サプリメント:本明細書において用いる場合、用語「サプリメント」は、飼料混合物に
その飼料混合物の栄養価を強化するために含める任意の配合成分を指す。一般に使用され
ているサプリメントとしては、タンパク質(例えば、粗挽き大豆又は尿素)、ミネラル(
例えば、骨粉)、エネルギー(例えば、動物脂肪)及びビタミンが挙げられる。
IV.肉牛肥育仕上げ用飼料における褐色中肋トウモロコシサイレージの使用
A.概観
サイレージ飼養動物から得ることができる肉又は肉製品の量を増加させるための一般戦
略、並びにサイレージ飼養動物への給餌に適する肉牛肥育仕上げ用飼料を本明細書に開示
する。特定の実施例は、BMRトウモロコシサイレージが有効に肉牛肥育仕上げ用飼料中
の穀粒トウモロコシに取って代わることができるという意外な発見を活用する。また、特
定の実施例は、肉牛肥育仕上げ用飼料における(従来のトウモロコシサイレージではなく
)BMRトウモロコシサイレージの使用が、例えば、その肥育仕上げ用飼料の1日増体量
及び飼料効率を改善するという意外な発見を活用する。例えば、BMRトウモロコシサイ
レージを含有する肉牛肥育仕上げ用飼料は、BMRトウモロコシサイレージを含有しない
比較肥育仕上げ用飼料より高い飼料効率を有し得る。飼料効率は、G:F(増体量:飼料
比)として報告されることもあり、又は類似してF:G(G:Fの逆数である、飼料:増
体量比)として報告されることもある。特定の実施例において、BMRトウモロコシサイ
レージ含有肥育仕上げ用飼料を給餌したサイレージ飼養動物について観察された平均1日
増体量は、エネルギー源として穀粒トウモロコシを含む比較肥育仕上げ用飼料を給餌した
サイレージ飼養動物について観察された平均1日増体量とほぼ等価である。
B.褐色中肋トウモロコシ
褐色中肋トウモロコシ植物は、V4からV6期における葉の中肋の褐色着色及び房を付
けた後の髄の淡褐色呈色を特徴とする。褐色中肋ハイブリッドトウモロコシは、トウモロ
コシ植物組織中のリグニン含有率を低下させる遺伝子突然変異、例えば、bm2突然変異
又はbm3突然変異を有する。褐色中肋3遺伝子は、染色体4の短いアーム上に位置し、
bm3対立遺伝子は、劣性である。褐色中肋2遺伝子は、染色体1の長いアーム上に位置
し、bm2対立遺伝子も劣性である。
リグニンポリマーは、トウモロコシ植物中の繊維の可消化性を制限する。褐色中肋トウ
モロコシ中の低減されたリグニンは、結果として、通常のトウモロコシより可消化性が高
い繊維を有するサイレージを生じさせる。動物飼養試験により、通常のサイレージと比較
して、褐色中肋トウモロコシサイレージ(BMRサイレージ)での約10パーセント多い
摂取量及び増加された産乳量が証明された。しかし、BMRトウモロコシサイレージは、
通常のトウモロコシサイレージと比較して低減された平均1日増体量及び飼料効率(G:
F)をもたらすと考えられる。Tjardes et al. (2000) J. Anim. Sci. 78: 2957-65.加え
て、多くの褐色中肋ハイブリッドトウモロコシハイブリッド系統(BMRトウモロコシ)
は、多くの場合、低収率であることが認められた。BMRトウモロコシは、粗飼料の倒伏
及び起立能力欠如とも概して関連づけられている。
C.サイレージの生産
エンサイレージは、細切サイレージを圧縮する。トウモロコシ植物の細胞は、依然とし
て生きており、代謝活性であり、並びに圧縮されたサイレージの中での植物細胞及び微生
物による進行中の代謝が、サイロに貯蔵されている植物材料の中に閉じ込められている空
気を使用することによって二酸化炭素及び熱を作る。サイレージ中の二酸化炭素レベルが
増加すると、嫌気性代謝条件が発生する。植物の呼吸が停止すると、望ましい細菌が発酵
プロセスを開始する。過剰な空気が存在すると、又は二酸化炭素が逃げてしまうと、嫌気
性条件は発生し損なうことがある。この場合、呼吸し続けることができ、呼吸している植
物細胞が過剰な糖及び炭水化物を使用し得る。これは、植物材料をサイレージとして保存
するために望ましい細菌によって必要とされる養分を浪費し、劣ったサイレージを生じさ
せ得る。この望ましくない作用を避けるために、充填直後のサイレージのパッキング及び
被覆が重要であり得る。
植物細胞による呼吸が終わってしまうと、サイロに貯蔵されたトウモロコシの中の利用
可能なデンプン及び単純な糖を餌にする細菌によって酢酸及び乳酸が生産される。望まし
い細菌の成長を促進するために、サイレージは、少量の空気、80°Fと100°Fの間
の温度、並びに餌用のデンプン及び糖を含有することができる。発酵は、サイレージの酸
度が、細菌成長を停止させるために十分な高さになるまで続き得る。一部の実施例におい
て、酸度の望ましい程度は、約4.2のpHである。この酸度の程度は、サイロに充填し
た後3週間以内に発生し得る。
粗飼料中の水分が過度に高いと、漏出が発生し得る。漏出は、サイレージからの浸出液
(サイレージ及びパルプからの過剰水分)の流出を伴い、この浸出液は、一般に、深刻な
汚染物質として環境に入って行く。漏出により、サイレージの望ましい成分(例えば、窒
素含有化合物、例えばタンパク質;及びミネラル)が損失され得る。漏出は、一般に、サ
イロ貯蔵後約4日でそのピークに達する。従って、例えばサイレージからの望ましいサイ
レージ成分の損失を避けるために、サイロに入れる粗飼料の含水率を、漏出損失を低減さ
せる又は防止するために十分に低いものであるように選択することができる。しかし、乾
燥し過ぎているサイレージは、適切にパッキングすることができず、並びにまた、過度の
発酵及びカビ発生の結果としてサイレージからの望ましい成分の高度の損失を呈示し得る
植物を約30〜40%の乾物含有率でサイロに貯蔵して、最適な発酵プロセスを可能に
すること、及び発酵中の損失を最少にすることができる。約30〜40%の乾物含有率に
達するために、例えば粗飼料収穫機での、刈り取り後かつ細断前に圃場で植物材料を乾燥
させることが望ましいこともある。トウモロコシサイレージを調製するとき、その穀粒を
その植物の残部と一緒に収穫することができる。サイレージ飼養動物の腸管での吸収への
サイレージ中の養分の利用能を増加させるために、細断プロセス中に穀粒を粉砕すること
が望ましいこともある。
収穫した植物材料は、サイロに移すことができる。サイレージ調製に有用であり得るサ
イロの非限定的な例としては、バンカーサイロ、サイレージヒープ、コンクリート・ステ
ーブ・サイロ、又はタワーサイロが挙げられる。植物材料は、植物材料から空気を除去し
、嫌気発酵を可能にするように、サイロにぎっしり詰め込まれる。使用するサイロのタイ
プによっては、プラスチック・サイレージ・フィルムでサイロを密封することが望ましい
こともある。トレンチサイロ、バンカーサイロ又は直径の大きいタワーサイロに対するプ
ラスチックカバーの使用は、飼料損失を大いに削減することができる。典型的に、植物材
料の最後の積荷をサイロ内でパッキングした後、直ちにカバーをかけ、それらのプラスチ
ックカバーに重しをして、それらをサイレージの表面にしっかりと保持する。あるいは、
植物材料をベール包装し、それらのベールを密封用のサイレージフィルムで包むことによ
って、植物材料にサイロ貯蔵中の発酵の準備を施すことができる。トレンチ又はバンカー
サイロに関しては、粗飼料を小山のように積み上げる又は中高にすることが望ましいこと
もある。これは、サイロからの雨水の流出を助長することができる。
場合によっては添加剤を植物材料に添加して発酵を増進してもよい。特定の用途に望ま
しいものであり得る植物材料添加剤の例としては、微生物添加剤、例えばラクトバシラス
種及び他の接種物;酸、例えばプロピオン酸、酢酸若しくはぎ酸;又は糖が挙げられる。
当業者には容易に理解されるが、本明細書に具体的に列挙するもの以外の他のサイレージ
生産方法も用いることができる。
サイレージ生産の1つの利点は、そのプロセスが、そのサイレージの生産に使用される
植物材料中の栄養物質の組成、量又は利用能に影響を及ぼし得ないという点である。それ
どころか、このプロセス自体の目的は、一般に、植物材料の量を、サイレージを生産する
ために該材料を使用する前と同様に保持すること、及び長期間にわたって植物材料の肯定
的な特性を保つことの両方である。このようにして、植物材料を収穫したずっと後にその
植物材料を粗飼料として使用することができる。
トウモロコシは、雌穂が十分にくぼんだ後だが、葉が褐色に変わるところまで乾燥する
前に、サイレージ用に収穫することができる。この成長期に、葉及び茎からの喪失が殆ど
なかったこともあるが、雌穂は、その潜在的飼料価値の蓄積最大量を有することができる
。従って、トウモロコシサイレージの量及び質は、植物材料をこの期に収穫したとき、そ
のピークであり得る。雌穂が32〜35%の水分であるとき、雌穂は通常十分にへこんで
いる。雌穂が十分にへこんだ後、時が経つにつれて、植物材料の飼料価値は減少し得るが
、圃場損失は増加し得る。乳熟期(milk stage)(穀草の穂先が開いて白い液
体を放出する)又は糊熟期(dough stage)(穀草が柔らかな軟度に変わりは
じめる)でサイレージ用に収穫されるトウモロコシは、もっと後に収穫した場合より少な
い、1エーカーあたりの飼料養分を生じさせ得る。トウモロコシからの植物材料は、早く
収穫しすぎるとサイロ内で不適切に発酵することもある。
成熟は、通常、雌穂が、蓄積されたほぼすべてのその乾物生産量能力を有するときを指
す。成長中の温度は、特に秋の間、穀草の成熟速度に影響を及ぼし得る。例えば、過度な
低温及び/又は曇天があると雌穂の十分な乾物能力を実現することができない。遅く刈り
入れられ、褐色の枯れた葉及び茎を有するトウモロコシサイレージは、妥当なサイレージ
になることもあるが、1エーカーあたりの全生産量は大幅に低減され得る。秋も深まって
又は冬の初め頃にサイレージを製造したとき、有意な圃場損失が見出された。また、遅く
刈り入れられたサイレージに関しては、サイロ内に貯蔵された乾物の量の低減も見出され
ることがある。
例えば干ばつ、高温、胴枯病、霜又は雹により損傷されたトウモロコシを、サイレージ
用に廃品利用することができる。しかし、そのような廃品利用サイレージの品質は、黄熟
期(dent stage)に達した無損傷のトウモロコシから生産されたサイレージほ
ど高くはないことがある。サイレージの飼料価値は、トウモロコシの生育状態と、障害を
受けた後のトウモロコシ取り扱い方の両方に依存し得る。未成熟トウモロコシからのサイ
レージについて一般に観察されることとしては、より高い水分;成熟トウモロコシとは異
なる様式での発酵;酸敗臭;及び増加された緩下作用が挙げられる。霜の経験があるトウ
モロコシは、概して低いカロチン含有率を有する。そのようなトウモロコシは、急速に干
からびて葉を喪失することとなる。従って、霜害を受けて乾燥し過ぎた状態になったトウ
モロコシには、水を加えることが望ましいことであり得る。干ばつトウモロコシに水を加
えることも望ましいことであり得る。
過度な高温度によって損傷された未成熟トウモロコシは、すぐにサイロに貯蔵しないこ
とが望ましいことであり得る。未成熟の熱損傷トウモロコシは、決して雌穂を生じさせる
ことができないが、収穫を遅らせることで多少の追加の茎の成長を生じさせることができ
る。追加の茎の成長により、追加の飼料が得られることとなる。トウモロコシを、該植物
が熱によって甚だしく損傷された後、あまりにも早々にサイレージ用に収穫すると、茎が
過剰な水分を有するので、高品質のサイレージを生産することができない。甚だしい熱障
害の後、あまりにも早々に収穫された過剰な水分を有するトウモロコシは、漏出によって
も養分を喪失し得る。
サイレージは、葉の病気、例えばトウモロコシごま葉枯病(Southern Cor
n Leaf Blight)によって損傷されたトウモロコシからも生産することがで
きる。胴枯病生物(Blight organism)は、サイロ貯蔵プロセスを生き延
びず、及びさらに、サイレージ飼養動物に対して毒性であると考えられない。しかし、深
刻な、思いもよらない場合では、植物の損傷領域の二次的なカビ感染が、有害毒素を生じ
させることがある。
廃品利用トウモロコシから製造されたサイレージに関して起こり得る問題としては、低
減された穀粒形成によるそのエネルギー含有量不足、及び損傷植物の過度の乾燥に起因す
る不適当な発酵が挙げられる。当業者には公知であるように、これらの問題は、少なくと
も一部は、それぞれ、追加のエネルギー源の補足、及び水分の追加によって正すことがで
きる。
1/2”から3/4”の長さである粒子にトウモロコシサイレージを切断することがで
きる。このサイズの粒子は、より堅固にパッキングすることができ、加えて、サイレージ
飼養動物にとってより口あたりのよいものであり得る。1/2”より短い長さである超細
切サイレージをリカッターで製造することができる。超細切サイレージの使用は、例えば
サイロ内に、貯蔵することができる乾物の量を増加させる。しかし、超細切サイレージは
、サイレージを給餌されることとなる動物にとってあまり口あたりがよくないことがある
サイレージが乾燥しすぎている場合、例えば気密条件を確立するために、水を加えるこ
とが望ましいことがある。一般に、各1パーセントの望ましい含水率上昇のために1トン
(0.90トン)のサイレージにつき4ガロン(15.14リットル)の水を加えること
ができる。より多い又はより少ない水が必要されることもあるので、サイロ貯蔵プロセス
の間ずっと測定を行って、十分だが多過ぎない水を確実に加えることができることは、理
解される。サイロに充填しているときに水を加えてもよい。サイロに充填した後に水を加
えると、水がサイロ壁をつたって漏れ落ち、従って、サイレージ塊には浸透し得ない。こ
の漏出は、サイレージ養分の浸出の原因となり得、エアシールを壊し、不適当な発酵をも
たらし得る。
凍結サイレージは、特にトレンチサイロ又はバンカーサイロに関しては、問題を提起し
得る。凍結は、乱されていないサイレージの保存を害さないが、凍結サイレージは、サイ
レージ飼養動物が食べたとき消化器障害を引き起こすことがある。従って、サイレージを
動物に給餌する前にサイレージを解凍することが望ましいことがある。
いずれの添加剤又は保存薬も添加することなく、高品質サイレージを製造することがで
きる。しかし、添加剤をサイレージに添加して、該サイレージの1つ又はそれ以上の特性
を強めることができる。例えば、サイロ貯蔵時にトウモロコシ粗飼料に糖蜜及び穀粒を添
加してもよい。
大容量サイロ及び高速充填法に関しては、サイロ内のサイレージの分配及びパッキング
を監視すべきである。不適切な分配及びパッキングは、過度の漏出、不良な発酵、及び/
又は貯蔵容量の損失の原因となり得る。円筒サイロの容量の半分は、そのサイロの最外端
にある。例えば、直径14’である円筒サイロについては、その容量の半分が、その直径
の最外部2’以内にある。この外側領域内の材料が、あまりにもゆるくパッキングされて
いると、サイロの容量は有意に低減され得る。従って、適正なサイレージ分配及びパッキ
ングを助長する分配機をタワーサイロに装備してもよい。
発酵プロセスを行う生きている微生物の存在のため、サイロ貯蔵プロセス中にすべての
サイレージにおいて養分喪失が発生する。サイロ貯蔵プロセス中に喪失される栄養価の量
は、とりわけ、充填中の空気排除、及び二酸化炭素喪失の防止に依存する。二酸化炭素は
、サイロに貯蔵されている植物細胞の呼吸を阻止するために;並びに漏出損失、望ましく
ない発酵、及び/又は植物材料表面の露出による腐敗を防止するために、必要である。従
って、良好なサイロ貯蔵実施は、一般に、最大養分量を有するより高品質のサイレージを
もたらす。
D.肥育仕上げ用飼料中のBMRサイレージ
BMRトウモロコシサイレージは、それが加工されていようと、いなかろうと、通常の
トウモロコシサイレージより長い粒子に細断することができる。BMRサイレージのND
F可消化率は、通常のサイレージでのものよりおおよそ10パーセントポイント高いもの
であり得る。製造したてのサイレージの組成は、サイレージ飼養動物が食べることとなる
飼料の組成を必ずしも反映しない。従って、発酵サンプルを、サイロ内でのある一定期間
の後に分析してもよい。例えば、サンプルをサイロ内で少なくとも2週間、又は少なくと
も2か月後に分析してもよい。
BMRサイレージを調製し、そのBMRサイレージが動物にいつでも給餌できると判定
されたら、肉又は肉製品の生産に使用されることとなる動物に給餌する肥育仕上げ用飼料
にそのBMRサイレージを含めることができる。一部の実施例において、BMRサイレー
ジを含む肥育仕上げ用飼料は、穀粒トウモロコシ、例えば、乾式圧片トウモロコシ、又は
粉砕トウモロコシを含まないことがある。典型的な肥育仕上げ用飼料は、少なくとも約1
1%のタンパク質、約60MCalの正味エネルギー、約0.5%のカルシウム、約0.
35%のリン、及び約0.6%のカリウムを含む。一部の実施例において、肥育仕上げ用
飼料がより高い飼料効率(G:F)を呈示することが利点である。特定の実施例において
、穀粒トウモロコシを含まない肥育仕上げ用飼料は、その肥育仕上げ用飼料を給餌した動
物において、穀粒トウモロコシをエネルギー源として使用する通常の肥育仕上げ用飼料か
ら得られる平均1日増体量に匹敵する平均1日増体量をもたらすことができる。
一部の実施例では、低減されたリグニン含有率を有するトウモロコシからのサイレージ
を使用して、約15%と約30%の間のトウモロコシサイレージを含む肥育仕上げ用飼料
を生産する。従って、肥育仕上げ用飼料は、例えば、13%、14%、15%、16%、
17%、18%、19%、20%、21%、22%、23%、24%、25%、26%、
27%、28%、29%、30%、31%、32%、又は33%のトウモロコシサイレー
ジを含むことがある。特定の実施例では、BMRトウモロコシサイレージを使用して、肥
育仕上げ用飼料を生産する。一部の実施例では、少なくとも1つの繊維源を含む肥育仕上
げ用飼料を生産する。従って、肥育仕上げ用飼料は、例えば、1つ、2つ、3つ、4つ、
又は4つを超える繊維源を含むことがある。一部の実施例では、少なくとも1つのトウモ
ロコシ併産物を含む肥育仕上げ用飼料を生産する。従って、肥育仕上げ用飼料は、例えば
、1つ、2つ、3つ、4つ、又は4つを超えるトウモロコシ併産物を含むことがある。一
部の実施例では、60%未満の乾物を含む肥育仕上げ用飼料を生産する。さらなる実施例
では、肥育仕上げ用飼料は、55%未満の乾物を含む。一部の特定の実施例において、肥
育仕上げ用飼料は、50%未満の乾物を含む。従って、肥育仕上げ用飼料は、例えば、5
9%、58%、57%、56%、55%、54%、53%、52%、51%、50%、4
9%、48%、47%、46%、45%、44%、43%、42%、41%、又は40%
の乾物を含むことがある。一部の実施例において、肥育仕上げ用飼料は、減少されたリグ
ニン含有率を呈示するトウモロコシ植物品種から生産されたサイレージ(例えば、BMR
トウモロコシサイレージ)を、動物の規定食中の乾物の約15%より多い量で含む。一部
の特定の実施例において、肥育仕上げ用飼料は、減少されたリグニン含有率を呈示するト
ウモロコシ植物品種から生産されたサイレージを、動物の規定食中の乾物の約25%より
多い量で含む。従って、肥育仕上げ用飼料は、減少されたリグニン含有率(DM%)を呈
示するトウモロコシ植物品種から生産された、例えば15%、16%、17%、18%、
19%、20%、21%、22%、23%、24%、25%、26%、27%、28%、
29%又は30%のトウモロコシサイレージを含むことがある。
実施例1
材料及び方法
肥育場規定食の15%又は25%での対照及びBMRトウモロコシサイレージを給餌す
ることの効果を評価した。両方のトウモロコシ品種を、それらがおおよそ30%DMに達
したとき収穫し、バンカーサイロに貯蔵した。トウモロコシサイレージを理論的二分の一
インチ(1.27cm)切片に細断し、両方をカーネルプロセッサにかけた。バンカーを
プラスチックで覆い、タイヤで重しをした。その後、それらのサイレージを、試験開始前
おおよそ60日、放置して発酵させた。
383頭のSimmetal X Angus去勢牛が、モンタナから3つの牧場より
及びバージニアから1つの牧場より届けられた。出荷前、去勢牛に、ウシ呼吸器合胞体ウ
イルス(Bovine Respiratory Syncytial Virus)、
IBR、BVD、PI3及びパスツレラ属(Pasteurella)の予防接種を行っ
た。去勢牛に、Component TE−IS(80mgのトレンボロンアセテート、
16mgのエストラジオール、29mgのタイロシンタルトラート(tylosin t
artate);カンザス州オーヴァーランドパークのVetLife)及びCompo
nent(登録商標)TE−S(120mgのトレンボロンアセテート、24mgのエス
トラジオール、29mgのタイロシンタルトラート;カンザス州オーヴァーランドパーク
のVetLife)を首尾よく内植した。去勢牛をランダムに畜舎に割り当て、体重によ
り層別化した。異なるエネルギー源を有する2種類の規定食を比較した(表2)。規定食
2及び6は、対照トウモロコシサイレージ品種、TMF2Q753をそれぞれの規定食D
Mの15及び25%で含有した。規定食4及び7は、BMRトウモロコシサイレージ品種
、F2F635をそれぞれの規定食DMの15及び25%で含有した。去勢牛を肥育場畜
舎内のスレート床の上に収容した。各畜舎内には、1日飼料摂取量を記録するために使用
した5台のGrowsafe(登録商標)ユニット(カナダ、アルバータ、エアドリのG
rowSafe(登録商標)Systems Ltd.)があった。各畜舎に39又は4
0頭の去勢牛がおり、従って、GrowSafe(登録商標)給餌機1台につき8.0頭
の去勢牛を用意した。
データ収集
給餌期間を通じておおよそ42日ごとに去勢牛の体重と、十字部高と、背脂肪厚の超音
波測定値と、霜降り度と、最長筋面積(LMA)を記録して、生きている動物の成績を評
価した。枝肉価値を最適化するために2つの群の畜牛を回収した。すべての畜牛が同じ商
業パッキング施設(イリノイ州ジョスリンのTyson(商標)Fresh Meats
)で屠殺された。枝肉測定値は、訓練された作業員によって評定され、並びに温屠体枝肉
重量(HCW)、霜降り度(MS)、最長筋面積(LMA)、腎臓、心臓及び骨盤脂肪の
推定百分率(KPH)、並びに第12肋骨の脂肪を含んだ。規定食サンプルを分析のため
にDairy One Forage Test Laboratory(ニューヨーク
州イサカ)に送った(表3)。Statistical Analysis Softw
are(ノースカロライナ州ケアリーのSAS(登録商標)Institute,Inc
.)のGLMプロシジャを用いて、片側分散分析としてデータを解析した。すべての分析
物についての主効果平均値を、それぞれのF検定を用いて分離し、それらは有意であった
(P<0.05)。
実施例2
BMRサイレージを含む肥育仕上げ用飼料
サイロからの対照トウモロコシサイレージ(TMF2Q753)は、平均して30.1
%のDMであり、及び4.1のpHを有した。サイロからのBMRサイレージ(F2F6
35)は、平均して29.0%のDMであり、及び3.8のpHを有した。
予想どおり、対照及びBMRサイレージ群の動物についての開始時体重に差はなかった
(表1)。いずれの比較についても、調整終了時体重にも差がなかった。平均1日乾物摂
取量は、規定食4と比較して規定食2を消費した畜牛のほうが高かった。2種類のサイレ
ージを規定食DMの25%で給餌したとき、摂取量はほぼ同一であった(規定食6対7)
。規定食6と7の間にはADGに差がある傾向があった(P=0.10)。飼料要求率は
、規定食6について観察されたものと比較して規定食7についてのほうが改善された(P
<0.01)。いずれの特定の理論にも拘束されるつもりはないが、この改善は、より高
い繊維可消化率に起因し得る。骨盤、腎臓及び心臓脂肪の百分率は、規定食7について観
察されたものと比較して規定食6を給餌した去勢牛のほうが低かった。これらの結果は、
規定食の15%として給餌した対照及び褐色中肋トウモロコシサイレージが、同様の肥育
場成績(feedlot performance)及び枝肉成績(carcass m
erit)をもたらしたことを示している。しかし、褐色中肋トウモロコシサイレージを
規定食の25%で給餌したとき、改善された飼料要求率が観察された。
本発明を本明細書において一定の好ましい実施形態に関して説明したが、本発明がその
とおり限定されないことは当業者にはわかるし、理解される。むしろ、下の特許請求の範
囲に記載する本発明の範囲を逸脱することなく、それらの好ましい実施形態に多くの付加
、欠失及び修飾を施すことができる。加えて、1つの実施形態からの特徴を別の実施形態
の特徴と組み合わせることができるが、本発明者らが考える本発明の範囲内になお包含さ
れる。

Claims (20)

  1. サイレージ飼養動物の肉量を増加させる方法であって、
    減少されたリグニン含有率を呈示するトウモロコシ植物品種から生産されたサイレージ
    を提供する工程、及び
    減少されたリグニン含有率を呈示するトウモロコシ植物品種から生産された前記サイレ
    ージを動物に給餌する工程
    を含む方法。
  2. 減少されたリグニン含有率を呈示する前記トウモロコシ植物品種が、BMR品種である
    、請求項1に記載の方法。
  3. 前記サイレージ飼養動物が、畜牛、羊、豚、馬、山羊、野牛、ヤク、水牛及び鹿からな
    る群より選択される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記サイレージ飼養動物が、反芻動物である、請求項1に記載の方法。
  5. 減少されたリグニン含有率を呈示するトウモロコシ植物品種から生産された前記サイレ
    ージが、野生型トウモロコシ植物と比較して改変されたコーヒー酸O−メチルトランスフ
    ェラーゼ活性を有するトウモロコシ植物をサイロに貯蔵することによって調製される、請
    求項2に記載の方法。
  6. 減少されたリグニン含有率を呈示する前記トウモロコシ植物品種が、褐色中肋1(bm
    1)、褐色中肋2(bm2)、褐色中肋3(bm3)及び褐色中肋4(bm4)からなる
    群より選択される褐色中肋遺伝子を含む、請求項2に記載の方法。
  7. 減少されたリグニン含有率を呈示する前記トウモロコシ植物品種が、褐色中肋3−1(
    bm3−1)及び褐色中肋3−2(bm3−2)からなる群より選択される褐色中肋遺伝
    子を含む、請求項6に記載の方法。
  8. 減少されたリグニン含有率を呈示する前記トウモロコシ植物品種が、F2F635であ
    る、請求項6に記載の方法。
  9. 出荷用に改造されたコンテナの中に前記サイレージを置く工程、及び
    前記動物への前記サイレージの投与の仕方について最終使用者に指示することができる
    表示を前記サイレージに付属させる工程
    からなる群より選択される行為をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  10. 減少されたリグニン含有率を呈示するトウモロコシ植物品種から生産された前記サイレ
    ージが、動物の規定食中の乾物の15%より多い、請求項1に記載の方法。
  11. 減少されたリグニン含有率を呈示するトウモロコシ植物品種から生産された前記サイレ
    ージが、動物の規定食中の乾物の少なくとも約25%である、請求項10に記載の方法。
  12. 請求項1に記載の動物から調製される肉製品。
  13. トウモロコシサイレージを含むが、穀粒トウモロコシを含まない、肉牛肥育仕上げ用飼
    料。
  14. 少なくとも1つの繊維源、
    少なくとも1つのトウモロコシ併産物、及び
    少なくとも1つのサプリメント
    をさらに含む、請求項13に記載の肉牛肥育仕上げ用飼料。
  15. 約15%と約30%の間のトウモロコシサイレージを含む、請求項13に記載の肉牛肥
    育仕上げ用飼料。
  16. 前記トウモロコシサイレージが、BMRトウモロコシサイレージである、請求項13に
    記載の肉牛肥育仕上げ用飼料。
  17. 前記トウモロコシサイレージが、非BMRトウモロコシサイレージである、請求項13
    に記載の肉牛肥育仕上げ用飼料。
  18. 少なくとも1つの繊維源が、大豆外殻を含む、請求項13に記載の肉牛肥育仕上げ用飼
    料。
  19. 少なくとも1つのトウモロコシ併産物が、湿潤トウモロコシグルテン飼料と可溶性物質
    を伴う湿潤蒸留穀物残渣とからなる群より選択されるトウモロコシ併産物を含む、請求項
    13に記載の肉牛肥育仕上げ用飼料。
  20. 60%未満の乾物をさらに含む、請求項13に記載の肉牛肥育仕上げ用飼料。
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