JP2017077222A - 鉢植え盆栽 - Google Patents
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Abstract
【課題】瀟洒な感じのする鉢植え盆栽を提供する。
【解決手段】カップ状容器1に赤土、軽石粉末、および保水剤からなる土壌10を充填し、盆栽20を殖栽している。鉢植え盆栽用土壌は、赤土、軽石粉末、および保水剤からなる。黒松の葉の粉砕物を含有する腐葉土を混合してもよい。カップ状容器1に取っ手の付いたものや、カラフルなものを用いると、洋風の瀟洒な感じを演出できる。赤土と混ぜ合わせた保水剤により必要な水分を保持できる一方、軽石粉末が混入されていることで水の通りがよくなっているので、盆栽20の根が腐ることがない。
【選択図】図1
【解決手段】カップ状容器1に赤土、軽石粉末、および保水剤からなる土壌10を充填し、盆栽20を殖栽している。鉢植え盆栽用土壌は、赤土、軽石粉末、および保水剤からなる。黒松の葉の粉砕物を含有する腐葉土を混合してもよい。カップ状容器1に取っ手の付いたものや、カラフルなものを用いると、洋風の瀟洒な感じを演出できる。赤土と混ぜ合わせた保水剤により必要な水分を保持できる一方、軽石粉末が混入されていることで水の通りがよくなっているので、盆栽20の根が腐ることがない。
【選択図】図1
Description
本発明は、鉢植え盆栽に関する。さらに詳しくは、コーヒーカップ等を栽培容器に用いる鉢植え盆栽に関する。
家屋内で盆栽等を鉢植え栽培するには、水の管理が重要となる。そこで、長期間水をやらなくても鉢植え栽培できるようにした従来技術として特許文献1がある。
この従来技術は、ポットの外周に給水タンクを形成し、ポット内部に下から順に保水層、撥水槽、砂、土を詰めたものである。
この従来技術は、ポットの外周に給水タンクを形成し、ポット内部に下から順に保水層、撥水槽、砂、土を詰めたものである。
しかるに、上記従来技術では保水性が良すぎて、盆栽を栽培する際には、根腐りを起してしまうという問題がある。
一方、洋風化された現代のライフスタイルに合わせ、古い感じのする鉢植え盆栽でなく、カラフルで瀟洒な感じのする鉢植え盆栽を本発明者は提供したいと考えた。
一方、洋風化された現代のライフスタイルに合わせ、古い感じのする鉢植え盆栽でなく、カラフルで瀟洒な感じのする鉢植え盆栽を本発明者は提供したいと考えた。
本発明は上記事情に鑑み、瀟洒な感じのする鉢植え盆栽を提供することを目的とする。
第1発明の鉢植え盆栽用土壌は、赤土、軽石粉末、および保水剤からなることを特徴とする。
第2発明の鉢植え盆栽用土壌は、第1発明において、黒松の葉の粉砕物を含有する腐葉土を混合したことを特徴とする。
第3発明の鉢植え盆栽用は、カップ状容器に第1または第2発明の土壌を充填し、盆栽を殖栽したことを特徴とする。
第2発明の鉢植え盆栽用土壌は、第1発明において、黒松の葉の粉砕物を含有する腐葉土を混合したことを特徴とする。
第3発明の鉢植え盆栽用は、カップ状容器に第1または第2発明の土壌を充填し、盆栽を殖栽したことを特徴とする。
第1発明によれば、赤土と混ぜ合わせた保水剤により必要な水分を保持できる一方、軽石粉末が混入されていることで水の通りがよくなっているので、盆栽の根が腐ることがない。
第2発明によれば、黒松の葉を成分とする腐葉土が盆栽に栄養を与えるので、盆栽が長期間栽培できる。
第3発明によれば、カップ状容器に取っ手の付いたものや、カラフルなものを用いると、洋風の瀟洒な感じを演出できる。
第2発明によれば、黒松の葉を成分とする腐葉土が盆栽に栄養を与えるので、盆栽が長期間栽培できる。
第3発明によれば、カップ状容器に取っ手の付いたものや、カラフルなものを用いると、洋風の瀟洒な感じを演出できる。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
本発明の実施形態は、図1に示すように、カップ状容器1と、それに用いられる土壌10と、植栽される盆栽20の組合せに特徴がある。
本発明の実施形態は、図1に示すように、カップ状容器1と、それに用いられる土壌10と、植栽される盆栽20の組合せに特徴がある。
カップ状容器1は、家庭内で用いられる小形の容器を意味し、たとえばコーヒーカップやティーカップ、マグカップ、湯のみなどを例示できる。カップの取手は有っても無くてもよいが、取手が付いていると伝統的な盆栽の観念にとらわれない、洋風で現代的なインテリアになじませることができる。また、カラーは任意の色を用いることができ、原色に近いカラフルなものだと洋風の雰囲気となる。
図1に示すカップ状容器1は、カップ本体2に取っ手3が付いたもので、公知のコーヒーカップと同様な形状と大きさをもつものである。カップ本体2の底には通水孔4が開口しており、その上面には網5がおかれている。通水孔4の役目は余分な水を逃がすことにあり、網は土壌10の洩れ防止にある。通水孔4の大きさは直径約1cm位であり、網5は通水孔4よりやや大きければよい。
カラフルなカップ状容器1を用いると、サイズが小さく軽いことから、持ち運びや室内の置き場を制約せず、室内の多様な場所に飾っておける。また、室内ですごく時間の長い女性でも気楽に楽しむことができる。
土壌10は、赤土と軽石粉末とを混合して用い、これに保水剤を混合したものが用いられる。
赤土は火山灰から表層の黒土と下層の赤土に分化したもののうち、下層の土のことであり、火山灰土壌のうち有機物の少ない明るい褐色の心土をいう。鉄分に富む塩基性の火山灰ほど赤みが強い。このような赤土は粘土質であって保水性が高いという特徴がある。
赤土は火山灰から表層の黒土と下層の赤土に分化したもののうち、下層の土のことであり、火山灰土壌のうち有機物の少ない明るい褐色の心土をいう。鉄分に富む塩基性の火山灰ほど赤みが強い。このような赤土は粘土質であって保水性が高いという特徴がある。
軽石は、流紋岩、石英安山岩、安山岩などケイ素質の化学組成をもち、多孔質ガラス質の火山砕屑物の一種である。この軽石を粉末にして、赤土と混合するが、その理由は水の流れを確保する隙間を作るためである。
保水剤には、植物専用の保水剤が用いられ、たとえば商品名「Sky Gel.(メビオール株式会社製)」が好適である。この保水剤を用いると、少量の使用で高い保水力を発揮する。
保水剤には、植物専用の保水剤が用いられ、たとえば商品名「Sky Gel.(メビオール株式会社製)」が好適である。この保水剤を用いると、少量の使用で高い保水力を発揮する。
上記に加え、黒松の葉の粉砕物を混合したり表面にふりかけておくことがある。
黒松の葉の粉砕物は腐らせると腐葉土となり、抗菌性を発揮するようになる。このため、病気や害虫に強くなり、室内でも長く育てることができる。
黒松の葉の粉砕物は腐らせると腐葉土となり、抗菌性を発揮するようになる。このため、病気や害虫に強くなり、室内でも長く育てることができる。
配合割合は、重量比で、赤土が6〜7割、軽石の粉末が3〜2割、黒松の葉の粉砕物が1割以下、保水剤は重量で1割以下である。
本発明の土壌10は、赤土と混ぜ合わせた保水剤により必要な水分を保持できる一方、軽石粉末が混入されていることで水の通りがよくなっているので、盆栽の根が腐ることがない。
黒松の葉を成分とする腐葉土が盆栽に栄養を与えるので、盆栽の長期間栽培ができる。
黒松の葉を成分とする腐葉土が盆栽に栄養を与えるので、盆栽の長期間栽培ができる。
本発明の土壌は伝統的な盆栽用の土壌とはつぎの点で異なっている。
伝統的な盆栽用土壌は、川砂が8〜9割、赤土が2〜1割用いるが、本発明では川砂を全く使わない点が特徴の一つである。
川砂は川で採取した時点で様々な細菌が付着しているが、この細菌が室内で増殖すると盆栽の生命力を弱めるので好ましくない。
また、赤土の配合割合は、伝統的な盆栽用土壌では少ない(約2〜1割)が、本発明では多い(約6〜7割)である点で相違する。これは、保水力を高めて毎日水やりをしなくても盆栽を枯らすことがないようにするためである。
伝統的な盆栽用土壌は、川砂が8〜9割、赤土が2〜1割用いるが、本発明では川砂を全く使わない点が特徴の一つである。
川砂は川で採取した時点で様々な細菌が付着しているが、この細菌が室内で増殖すると盆栽の生命力を弱めるので好ましくない。
また、赤土の配合割合は、伝統的な盆栽用土壌では少ない(約2〜1割)が、本発明では多い(約6〜7割)である点で相違する。これは、保水力を高めて毎日水やりをしなくても盆栽を枯らすことがないようにするためである。
植栽する盆栽20は、錦松や五葉松などの盆栽用の松であるが、カップ状容器1に植栽することから高さが15cm位のものが好ましい。
本実施形態によれば、カップ状容器に取っ手の付いたものや、カラフルなものを用いると、洋風の瀟洒な感じを演出できる。
また、赤土と混ぜ合わせた保水剤により必要な水分を保持できる一方、軽石粉末が混入されていることで水の通りがよくなっているので、盆栽の根が腐ることがない。
また、赤土と混ぜ合わせた保水剤により必要な水分を保持できる一方、軽石粉末が混入されていることで水の通りがよくなっているので、盆栽の根が腐ることがない。
1 カップ状容器
10 土壌
20 盆栽
10 土壌
20 盆栽
Claims (3)
- 赤土、軽石粉末、および保水剤からなる
ことを特徴とする鉢植え盆栽用土壌。 - 黒松の葉の粉砕物を含有する腐葉土を混合した
ことを特徴とする請求項1記載の鉢植え盆栽用土壌。 - カップ状容器に請求項1または2記載の土壌を充填し、盆栽を殖栽した
ことを特徴とする鉢植え盆栽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015207647A JP2017077222A (ja) | 2015-10-22 | 2015-10-22 | 鉢植え盆栽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015207647A JP2017077222A (ja) | 2015-10-22 | 2015-10-22 | 鉢植え盆栽 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017077222A true JP2017077222A (ja) | 2017-04-27 |
Family
ID=58664937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015207647A Pending JP2017077222A (ja) | 2015-10-22 | 2015-10-22 | 鉢植え盆栽 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017077222A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108244934A (zh) * | 2018-01-24 | 2018-07-06 | 中国地质大学(武汉) | 一种带微型生态盆景的玻璃杯 |
CN112450029A (zh) * | 2020-11-24 | 2021-03-09 | 河北润丰林业科技有限公司 | 一种人工老桩盆景的制作方法 |
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JPS51124537A (en) * | 1975-04-25 | 1976-10-30 | Makoto Muraita | Cultulre sand for potted plant like as orchid and rhodea japonica * its production and device |
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JP2002186349A (ja) * | 2000-12-19 | 2002-07-02 | Ueda Shikimono Kojo:Kk | 緑化基材及びこれを用いた植物の栽培方法。 |
JP2005192435A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-21 | Burein Chiyairudo:Kk | 異形の植物鉢 |
-
2015
- 2015-10-22 JP JP2015207647A patent/JP2017077222A/ja active Pending
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