JP2017077067A - ロータコアの製造方法 - Google Patents

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憲 野田
Ken Noda
憲 野田
服部 宏之
Hiroyuki Hattori
宏之 服部
佑輔 柴田
Yusuke Shibata
佑輔 柴田
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Abstract

【課題】プレス加工よる加工硬化によってブリッジの機械的強度を高めつつプレス加工に伴うの材料の隆起を抑制する。【解決手段】加圧面が互いに離れるほど高さが徐々に低くなるようテーパ状に形成された2つの凸部22a,22bを有する金型20を用いて、電磁鋼板(コアプレート)のセンターブリッジ16の両端部を加圧することにより加工硬化させる。これにより、2つの凸部22a,22bで両端部を加圧したときに、加圧を受けた材料を、板幅方向(磁石穴14側)へ流動させることができる。この結果、加圧を受けた材料が板厚方向に流動して隆起するのを抑制することができ、ロータコアとして形成する際のコアプレートの積層密度を向上させることができる。【選択図】図5

Description

本発明は、ロータコアの製造方法に関する。
従来、この種のロータコアの製造方法としては、帯状のセンターブリッジ部の両端にそれぞれ周辺よりもくぼんだ段差部を形成し、その後、この段差部を形成した際に生じる盛り上がりを平坦化処理によって矯正することにより、1枚のロータコア鋼板(コアプレート)を製造するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。なお、ロータコアは、上述したロータコア鋼板(コアプレート)を複数枚積層し、磁石穴に永久磁石を埋め込むことにより製造される。
特開2005−57959号公報
しかしながら、上述したロータコアの製造方法では、加工硬化によって生じた盛り上がりを矯正するための平坦化処理が必要となるため、工数が増え、生産効率が悪化する。一方、平坦化処理を省略することも考えられるが、コアプレートを積層する際の板間の隙間が拡大し、積層密度が低下してしまう。
本発明のロータコアの製造方法は、プレス加工よる加工硬化によってブリッジの機械的強度を高めつつプレス加工に伴うの材料の隆起を抑制することを主目的とする。
本発明のロータコアの製造方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のロータコアの製造方法は、
磁石が挿入される挿入孔と該挿入孔の縁に形成されたブリッジとを有するロータコアを製造するロータコアの製造方法であって、
2つの凸状の加圧面を有するプレス型によって前記ブリッジの両端部を加圧することにより該ブリッジを加工硬化させる加工硬化工程を備え、
前記加工硬化工程は、前記2つの凸状の加圧面として、互いに離れる方向に高さが徐々に低くなるテーパ状の加圧面により前記ブリッジの両端部を加圧する
ことを要旨とする。
この本発明のロータコアの製造方法では、磁石が挿入される挿入孔と当該挿入孔の縁に形成されたブリッジとを有するロータコアを製造するものにおいて、2つの凸状の加圧面を有するプレス型によってブリッジの両端部を加圧することにより当該ブリッジを加工硬化させる加工硬化工程を実行する。また、加工硬化工程では、2つの凸状の加圧面として、互いに離れる方向に高さが徐々に低くなるテーパ状の加圧面によりブリッジの両端部を加圧する。これにより、加圧硬化工程によって、ブリッジの両端部で加圧を受けた材料の多くを加圧方向に直交する方向(挿入孔側)に流動させて、2つの凸状の加圧面の間で材料が加圧方向とは逆方向に流動するのを少なくすることができる。この結果、プレス型による加工硬化によってブリッジの機械的強度を高めつつプレス加工に伴う材料の隆起を抑制することができる。
本発明の一実施例としてのロータコアを構成するコアプレート10の構成の概略を示す構成図である。 コアプレート10の要部を拡大した拡大図である。 図2のA−A断面を示す断面図である。 加工硬化工程の一例を示す工程図である。 実施例の加工硬化工程の様子を示す説明図である。 比較例の加工硬化工程の様子を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのロータコアを構成するコアプレート10の構成の概略を示す構成図であり、図2は、コアプレート10の要部を拡大した拡大図であり、図3は、図2のA−A断面を示す断面図である。
実施例のコアプレート10は、図示するように、電磁鋼板などの磁性体からなる環状の板状部材であり、複数枚積層すると共に永久磁石を保持することにより、ロータコアとして形成される。ロータコアは、分布巻き又は集中巻きにより三相コイルが巻回されたステータと組み合わせることで、モータ(例えば、電動機として作動することができると共に発電機として作動することができる同期発電電動機)として構成される。
コアプレート10は、図1に示すように、モータの回転シャフトを挿入可能な中心孔12と、永久磁石を挿入可能な長孔状の複数個(16個)の磁石穴14とが形成されている。複数の磁石穴14は、所定角度間隔(実施例では、45度)で二つずつ配設され、対をなす二つの長孔状の磁石穴14は、内周側から外周側に向かうにつれて互いに離間するようにV字形状に形成されている。
コアプレート10は、図2に示すように、対をなす二つの磁石穴14の間には両者を仕切る帯状のセンターブリッジ16が形成され、対をなす二つの磁石穴14と外周との間にはアウターブリッジ18が形成されている。
センターブリッジ16の両端部16a(図2のハッチングで示した領域)には、図3に示すように、中央部16bよりも窪んでおり、中央部16bに近づくほど板厚が薄くなる段差(テーパ状の段差)が設けられている。この両端部16aの段差は、後述するプレス加工(加工硬化)によって形成される。
次に、こうして形成されるロータコア(コアプレート10)の製造方法、特に、センターブリッジ16の両端部16aをプレス加工により段差を形成して加工硬化させる加工硬化工程について説明する。図4は、加工硬化工程の一例を示す工程図である。加工硬化工程は、図示するように、まず、コアプレート10を形成するための環状の電磁鋼板に磁石穴14となる小穴を打ち抜き加工によって形成する(S100)。なお、S100の工程では、本実施例では、実際の磁石穴14よりも一回り小さな小穴を形成することにより行われる。続いて、センターブリッジ16の両端部16aが圧下されるようプレス加工することにより加工硬化させる(S110)。ここで、プレス加工によりセンターブリッジ16の両端部16aが圧下される量(圧下量)は、電磁鋼板の板厚の約50%以下に調整されることが望ましい。そして、磁石穴14の最終形状を打ち抜き加工によって形成して(S120)、加工硬化工程を終了する。
図5は、実施例の加工硬化工程の様子を示す説明図である。実施例のプレス加工に用いる金型20は、図5に示すように、センターブリッジ16の両端部16aに接触して圧下させる2つの凸部22a,22bと、2つの凸部22a,22bの間にあり底面が平らな凹部24とを有する。2つの凸部22a,22bは、互いに離れる方向に高さが徐々に低くなるテーパ状の加圧面が形成されている。このため、センターブリッジ16の両端部16aが2つの凸部22a,22bの加圧面で加圧されると、加圧を受けた材料の多くは、加圧方向に直交する方向(板幅方向)に流動する。これにより、加圧を受けた材料がセンターブリッジ16の中央部16bから上方(板厚方向)に流動して隆起する量を少なくすることができる。
図6は、比較例の加工硬化工程の様子を示す説明図である。比較例のプレス加工に用いる金型120は、2つの凸部122a,122bと、2つの凸部122a,122bの間にあり底面が平らな凹部124とを有する。2つの凸部122a,122bは、テーパ状ではなく平坦な加圧面が形成されている。このため、センターブリッジ16の両端部16aが2つの凸部122a,122bの加圧面で加圧されると、加圧を受けた材料は、少なからずセンターブリッジ16の中央部16bから上方(板厚方向)に流動し、中央部16bの縁の部分のみが盛り上がるように隆起する場合がある。こうした隆起の発生は、コアプレート10を複数枚積層したときにプレート間に隙間を生じさせ、積層密度の低下を招く。一方、センターブリッジ16に生じた隆起を、加工硬化工程の後に、平坦化工程を実行することで平坦化させることも考えられるが、この場合、工数が増え、生産効率の悪化を招く。これに対して、本実施例では、加圧面がテーパ状の2つの凸部22a,22bを有する金型20を用いてセンターブリッジ16の両端部16aを加圧するため、加圧を受けた材料の多くを、板幅方向(磁石穴14側)に流動させ、板厚方向に材料が隆起するのを抑制することができる。
以上説明した本実施例のロータコアの製造方法によれば、加圧面が互いに離れるほど高さが徐々に低くなるようテーパ状に形成された2つの凸部22a,22bを有する金型20を用いて、電磁鋼板(コアプレート10)のセンターブリッジ16の両端部16aをプレス加工することにより加工硬化させる。これにより、プレス加工の過程で、両端部16aで加圧を受けた材料を板幅方向(磁石穴14側)へ流動させることができるから、材料が板厚方向に流動して隆起するのを抑制することができる。これにより、ロータコアとして形成する際のコアプレート10の積層密度を向上させることができ、モータの高トルク化や小型化を図ることができる。また、加工硬化工程の実行により材料の板厚方向の隆起を抑制することができるため、平坦化工程を別途実行する必要がない。これにより、生産効率をより向上させることができる。
また、実施例では、2つの凸部22a,22bと凹部24とを有する金型を用いてセンターブリッジ16の両端部16aをプレス加工することで加工硬化させるものとしたが、同様の金型を用いてアウターブリッジ18の両端部をプレス加工することで加工硬化させるものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、磁石穴14が「挿入孔」に相当し、センターブリッジ16が「ブリッジ」に相当し、凸部22a,22bが「2つの凸部」に相当し、凹部24が「凹部」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ロータコアの製造産業に利用可能である。
10 ロータコアプレート、12 中心孔、14 磁石穴、16 センターブリッジ、16a 両端部、16b 中央部、18 アウターブリッジ、20,120 金型、22a,22b,122a,122b 凸部、24,124 凹部。

Claims (1)

  1. 磁石が挿入される挿入孔と該挿入孔の縁に形成されたブリッジとを有するロータコアを製造するロータコアの製造方法であって、
    2つの凸状の加圧面を有するプレス型によって前記ブリッジの両端部を加圧することにより該ブリッジを加工硬化させる加工硬化工程を備え、
    前記加工硬化工程は、前記2つの凸状の加圧面として、互いに離れる方向に高さが徐々に低くなるテーパ状の加圧面により前記ブリッジの両端部を加圧する
    ことを特徴とするロータコアの製造方法。
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