JP2017076463A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】導光板を使用した面光源による照明装置に関して、簡易な構成により一段と使い勝手を向上することを目的とする。【解決手段】一次光源12と、一次光源12の出射光を入射面11Aより入射して内部伝搬しながら出射面11Bより出射する導光板11と、導光板11の背面11Cに配置されて、導光板11の背面11Cから漏れ出す光を反射して導光板11に再入射させる反射部材16とを備え、導光板11の出射面11Bの法線方向から内部伝搬の方向に斜めに傾いた方向が主たる出射光の出射方向となる指向性により、導光板11から出射光を出射し、導光板11からの出射光の主たる出射方向を変化させることなく、出射面11Bの法線方向に対して前記内部伝搬の方向に斜めに傾いた方向が主たる出射方向となる指向性により照明装置1の出射光を出射する。【選択図】図2

Description

本発明は、照明装置に関し、発光ダイオードによる点状光源等による一次光源の出射光を導光板に入射して面光源を構成する照明装置に関する。
従来、特許文献1、2等に、一次光源の出射光を導光板に入射して面光源を構成する照明装置の工夫が提案されている。すなわちこの照明装置では、例えば発光ダイオードによる点状光源、冷陰極線管による線状光源等により一次光源が構成され、導光板の端面から一次光源の出射光を導光板に入射する。この照明装置は、この導光板に入射した一次光源の出射光を導光板で内部伝搬しながら、導光板の出射面より出射して面光源を構成する。
また液晶表示装置では、導光板を使用した面光源装置であるバックライト装置により液晶表示パネルに照明光を供給して所望の画像を表示する。このようなバックライト装置に関して、特許文献3、4には、輝度ムラを低減して画質を向上する工夫が提案されている。
ところで面光源は、点状光源、線状光源に比して、影の発生を低減して種々の照明対象を照明することができる。従って導光板を使用した面光源装置においても、種々の照明装置に広く利用して利便を図ることができると考えられる。このためには簡易な構成により一段と使い勝手を向上することが望まれる。
特開2003−151337号公報 特開2014−229514号公報 特開2012−3883号公報 特開2014−38747号公報
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、導光板を使用した面光源による照明装置に関して、簡易な構成により一段と使い勝手を向上することを目的とする。
係る課題を解決するために本発明においては、導光板からの出射光の指向性を有効に利用する、との着想に至り、本発明を完成するに至った。
具体的には、本発明では、以下のようなものを提供する。
(1) 一次光源と、
前記一次光源の出射光を入射面より入射して内部伝搬しながら出射面より出射する導光板と、
前記導光板の背面に配置されて、前記導光板の背面から漏れ出す光を反射して前記導光板に再入射させる反射部材とを備え、
前記導光板の出射面の法線方向から前記内部伝搬の方向に斜めに傾いた方向が主たる出射光の出射方向となる指向性により、前記導光板から出射光を出射し、
前記導光板からの出射光の主たる出射方向を変化させることなく、前記出射面の法線方向に対して前記内部伝搬の方向に斜めに傾いた方向が主たる出射方向となる指向性により照明装置の出射光を出射する照明装置。
(1)によれば、導光板から斜めに傾いた指向性により出射される出射光の特徴を有効に利用して、ユーザの視線を遮ることなく、照明対象を照明することができ、これにより使い勝手を向上することができる。またこのように導光板から斜めに傾いた指向性により出射される出射光の特徴を有効に利用することにより、導光板からの出射光の主たる出射方向を変化させる構成を設けることなく、効率良く照明対象を照明することができ、これにより構成を簡略化することができる。
(2) (1)において、
前記導光板は、
前記背面に、前記一次光源に係る入射面に沿って延長する帯状の斜面が繰り返し作製された照明装置。
(2)によれば、この斜面の繰り返しにより、内部伝搬する光の出射を促し、さらには出射光量を調整することができる。
(3) (1)において、
前記導光板の背面には、前記入射面に沿って延長する帯状の斜面が、前記入射面に対向する接続面と、前記出射面に対向する平坦面とを間に挟んで、当該斜面の延長方向と直交する方向に繰り返し配置され、
内部伝搬する光の伝搬方向を前記斜面により変更して前記出射面より出射する照明装置。
(3)によれば、より具体的構成により、内部伝搬する光の出射を促し、さらには出射光量を調整することができる。
(4) (1)、(2)、(3)において、
前記導光板は、
前記出射面に、前記内部伝搬の方向に延長する凸条が、延長方向と直交する方向に密接して繰り返し作製された照明装置。
(4)によれば、凸条の繰り返し方向についての出射光の広がりを制御することができる。
(5) (1)、(2)、(3)、(4)において、
前記導光板の出射面には、透明部材が設けられた照明装置。
(5)によれば、透明部材により導光板の出射面等の構造を保護することができる。
(6) (5)において、
前記透明部材の導光板側面及び又は前記導光板側面とは逆側面には、色フィルタ層が設けられた照明装置。
(6)によれば、色フィルタ層により出射光の色味を設定して、例えば温かみを有する色合いにより照明したり、色フィルタ層の変更により色味を種々に変化させたりすることができる。
(7) (6)において、
前記色フィルタ層のパターニングにより、照明する部位に応じて前記出射光の色が変化するように設定された照明装置。
(7)によれば、照明する部位に応じて色味を変化させ、意匠的な構成とすることができる。
(8) (5)、(6)、(7)の何れかにおいて、
前記透明部材の導光板側面及び又は前記導光板側面とは逆側面には、前記導光板の出射光を拡散させる拡散層が設けられた照明装置。
(8)によれば、拡散層により透過光を拡散させるようにして、例えば柔らかな光源により照明したり、拡散層の変更により照明光の柔らかさを種々に変化させたりすることができる。
(9) (8)において、
前記拡散層のパターニングにより、照明する部位に応じて前記出射光が拡散するように設定された照明装置。
(9)によれば、照明する部位に応じて拡散の程度を変化させ、意匠的な構成とすることができる。
(10) (5)、(6)、(7)、(8)、(9)の何れかにおいて、
前記透明部材が、厚みが局所的に変化する透明板材である照明装置。
(10)によれば、
レンズの機能を発揮する透明部材により、さらには透明部材の意匠性を高めて、導光板の出射面等の構造を保護することができる。
(11) (5)において、
前記透明部材が、型板ガラスである照明装置。
(11)によれば、
例えば花柄模様等による模様を付した透明部材を適用して、導光板の出射面等の構造を保護することができる。
(12) (1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、(9)、(10)、(11)の何れかにおいて、前記導光板の入射面と対向する前記導光板の端面からの出射光を、さらに照明対象に向けて出射する照明装置。
(12)によれば、入射面から端面までの距離を極端に短くした場合等であっても、内部伝搬光を有効利用して効率良く照明対象を照明することができる。
本発明によれば、簡易な構成により一段と使い勝手を向上することができる。
本発明の第1実施形態に係る照明装置の説明に供する図である。 図1の照明装置の詳細構成を示す図である。 図1の照明装置における導光板の背面の構成を示す図である。 図1の照明装置における導光板の出射面の構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る照明装置の説明に供する図である。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る照明装置の説明に供する図である。照明装置1は、略板形状により形成され、図示しない電源部から供給される電源により動作して面光源として機能し、出射光L1により照明対象を照明する。このため照明装置1は、ユーザ3の視線L2を遮らないように、またユーザ3の視線L2によっては出射面を見て取ることができないように、照明対象の斜め上方に配置される。より具体的に、この図1の例では、照明対象であるテーブル4のテーブル面に面光源に係る出射面が対向するように保持されて、テーブル4の奥側に照明装置1が保持される(図1(A))。
すなわちこのようにテーブル面に照明対象物が保持されている場合、ユーザ3は斜め上方から、又は上方から視線L2を送って観察することになる。また同様に照明対象を照明して観察する場合、殆んどの場合、斜め上方から、又は上方から視線L2を送って観察することになる。またテーブル等に保持されている場合にあって、斜め上方から視線L2を送る場合には、テーブル4の前方側から視線L2を送ることになる。これによりこの照明装置1を照明対象の斜め上方、テーブル4の奥側に配置して、ユーザ3の視線L2を遮らないようにすることができる。
しかしながらこのようにユーザ3の視線L2を遮らないように配置して、ユーザ3により照明装置1の出射面が目視されたのでは、却って使い勝手が悪くなる恐れがある。そこで図1(B)により示すように、照明装置1は、出射面の鉛直方向から所定の角度θだけ斜めに傾いた方向が主たる出射光L1の出射方向となる指向性により出射光L1を出射し、これによりこの斜めに傾いた側の領域(照明領域)を照明する。これによりユーザ3の視線L2を遮らないように配置した場合にあっても、照明対象を確実に照明してユーザの使い勝手を向上する。
ここでこの角度θは、0度以上90度以下によりユーザの視線を遮らないようにして照明対象を照明できるものの、好ましくは60度以上80度以下によりユーザの使い勝手を向上することができる。なお角度θは、出射面のほぼ中央における計測値である。
図2は、照明装置1の詳細構成を示す図である。照明装置1は、透明板状部材による導光板11の端面11A(一次光源の出射光を入射する入射面である)に沿って、一次光源12が配置される。ここでこの実施形態において、一次光源12は、それぞれ白色の出射光を出射する複数の発光ダイオード12Aを備え、この発光ダイオード12Aを一定の間隔で導光板11の端面に沿って配置して形成される。なお発光ダイオードによる点状光源に代えて、レーザ光源による点状光源を適用してもよく、また冷陰極線管等による棒状光源を適用してもよい。これにより照明装置1は、導光板11の入射面11Aより一次光源12からの出射光を導光板11に入射し、この入射面11Aからの入射光を内部伝搬する。照明装置1は、この一次光源12が、角度θについて上述した指向性の方向とは逆方向となる向きによりテーブル4に配置される。
ここで導光板11は、この入射面11Aより入射した入射光を内部伝搬しながら、テーブル面側の面である出射面11Bより出射し、これにより面光源を構成する。このため導光板11には、内部伝搬光の出射を促す構成が、出射面11B又は出射面11Bと対向する面(以下、背面と呼ぶ)11Cに設けられる。ここでこの内部伝搬光の出射を促す構成は、印刷、導光板の作製に係る金型の設定等により、内部伝搬光を散乱させる粗面等を局所的に作製する場合、さらには粗面と同様に機能する各種の凹凸形状を設ける場合等、種々の構成を広く適用することができる。
しかしながらこの実施形態では、導光板11の背面11Cに、入射面11Aに沿って延長する帯状であって、入射面11Aの側を向いた斜面(導光板の内部の側を向く鉛直線が入射面の側を向いている斜面である)14Aを、この斜面14Aの延長方向と直交する方向に繰り返し配置して形成される。なおここで隣接する斜面14Aは、斜面14Aとは逆向きの平面による接続面、又は入射面11Aと平行な平面による接続面14Bにより接続される。
ここで導光板を平行平板により作製した場合、内部伝搬光は、出射面及び背面より出射されることなく、導光板の内部を伝搬することになる。これに対してこのように入射面11Aの側を向いた斜面14Aを設けた場合、この斜面14Aに入射する内部伝搬光は、斜面14Aが傾いていることにより斜面14Aでの反射で出射面11Bに対する入射角が低減し、これにより一部成分が臨界角以下の角度で出射面11Bに入射して出射されることになる。また一部斜面14Aの入射光は、斜面14Aを透過して背面側に出射されることになるものの、このような成分にあっては、後述する反射部材16で反射して導光板11に再入射し、出射面11Bから出射されることになる。
これにより照明装置1では、この斜面14Aの傾き、幅の調整により、出射面11Bの各部における出射光量を調整し、内部伝搬光を均一な光量により出射面11Bから出射する。また同様にしてこの斜面14Aの傾き、幅の調整により、入射面11Aからの入射光が入射面11Aから逆側端面に到達するまでの間で、出射面11Bから充分に出射することにより、逆側端面に到達する内部伝搬光については充分に光量が低下するようにし、これによりこの逆側端面での反射による損失を充分に低減する。また斜面14Aの幅の設定により、斜面14Aと接続面14Bとの繰り返しによる輝度ムラが照明領域で把握できないように設定される。なおこのような斜面14Aと接続面14Bとの繰り返しにより出射を促す構成にあっては、出射面11Bから出射される出射光の指向性を損なわない範囲で、出射面11Bに設けるようにしてもよい。
なおこのような斜面14Aの繰り返しの構成にあっては、図3(A)に示すように、斜面14Aと接続面14Bとの間に、平坦面14Cを設け、後述する反射部材16の接触による損傷を低減するようにしてもよい。またこの平坦面14Cにあっては、入射面側に傾いた面又はこれとは逆向き傾いた面としてもよい。またこのような斜面14Aの繰り返しの構成にあっては、図3(B)に示すように、平坦面14Cと接続面14Bとの接続を階段状に実行して、斜面、接続面、平坦面の繰り返しによる輝度ムラを低減する場合等、種々の変形を加えることができる。このように斜面、接続面、平坦面の繰り返しにより内部伝搬光の出射を促す場合には、出射面11Bの各部における出射光量の調整を簡略化し、さらには簡易に逆側端面での反射による損失を低減することができる。
ここで導光板11は、このように出射を促す構成を設けてなる出射面11Bと対向する背面11Cからも内部伝搬光が漏れ出すことになり、照明装置1では、この漏れ出した光がユーザ3の顔の方に向かって伝搬することになり、これにより著しくユーザ3の使い勝手を劣化させることになる。またこの漏れ出す光により光の利用効率が低下することになる。そこで照明装置1では、この背面11Cに、当該背面11Cから漏れ出す内部伝搬光を反射して導光板11に再入射させる反射部材16が配置される。ここで反射部材16は、十分な反射率を確保することができる部材を種々に適用することができるものの、照明装置1全体の厚みを薄くする観点より、厚みの薄い材料を適用することが望ましい。この実施形態において、反射部材16は、白色PETシート、銀を蒸着した透明フィルム材(例えばPETフィルムである)等により構成される。これにより照明装置1は、ユーザによる視聴を損なわないようにして、光の利用効率を向上する。なお反射部材16には、導光板11とは逆側面に遮光シート等による遮光部材を設けるようにしてもよい。
さらに導光板11は、出射面11B及び背面11Cのうちで、出射を促す構成が設けられていない側の面に、一次光源12の延長方向(内部伝搬光の伝搬方向と直交する方向である)についての出射光の広がりを調整する構成が設けられる。より具体的に、この実施形態では、出射面11Bに出射光の広がりを調整する構成が設けられる。
ここで図4(A)に示すように、導光板11の出射面11Bには内部伝搬光の伝搬方向に延長する断面三角形形状による凸条15が、延長方向と直交する方向に密接して繰り返し作製され、これによりこの繰り返し方向についての出射光の広がりを抑制する。なおこの凸条15にあっては、図4(B)により示すように、断面円弧形状により作製してもよく、また図4(C)により示すように、断面五角形形状により作製してもよく、種々の形状を広く適用することができる。またこの繰り返し方向に係る出射光の広がりが充分な場合には、当然に、このような出射光の広がりを抑制する構成を省略してもよく、この場合には、出射面を平坦な面により作製してもよい。またこのように凸条を設けて出射光の広がりを防止する代わりに、粗面化して出射光の広がりを増大させるようにしてもよい。
なお図4(B)により示すように、断面円弧形状により凸条15を作製する場合、この円弧形状に係る半径r、円弧形状の端部における接線方向と、出射面11Bに係る平面との成す角度θ、凸条15の幅Wとについて、角度θが20°≦θ≦45°を満たし、半径rが、r≧W/(4×sinθ)を満たすように設定することにより、出射面11B側に後述する拡散層を設けない場合でも、十分に照明領域の輝度ムラを防止することができる。またこの場合、凸条15の付け根部分については断面形状を直線形状とし、この直線形状の部分を除く曲面部分の幅W2を、幅Wに対する比率R(=W2/W)が、50%≦R≦80%であるように設定して、照明領域の輝度ムラを充分に防止することができる。
これに対して断面五角形形状により作製する場合(図4(C))、凸条15の頂点を間に挟んで対称形状により凸条15を作製し、この凸条15の頂点側の斜面と出射面11Bに係る平面との成す角度θa、凸条15の付け根側の斜面と出射面11Bに係る平面との成す角度θbについて、角度θaを10度以上30度以下とし、角度θbを30度以上60度以下とすることにより、照明領域の輝度ムラを充分に防止することができる。
またこれら図4に示す構成において、凸条15の幅は、0.002mm以上0.5mm以下により作製して、好ましく0.05mm以上0.3mm以下により作製して、照明領域の輝度ムラを充分に防止することができる。
導光板11は、金型を使用した射出成型により、このように出射を促す構成、凸条と一体に作製される。しかしながら平板形状による板材を賦型処理等により後加工して、出射を促す構成、凸条を設けて作製してもよい。
ところで照明装置1では、端面から導光板11に入射した入射光を内部伝搬しながら、導光板の出射面11Bから出射する。これにより導光板11の出射面11Bからの出射光は、出射面11Bの法線方向に対して内部伝搬方向に傾いた方向が主たる出射方向となる指向性により出射される。これによりこの実施形態において、照明装置1は、この導光板11からの出射光L1の指向性については、この内部伝搬方向に係る主たる出射方向の傾きを何ら変化させることなく、照明装置1より出射するようにし、これにより導光板11の出射面11Bからの出射光についての、出射面11Bの法線方向に対して内部伝搬方向に傾いた傾きが、図1について上述した傾きθとなるようにして使い勝手を向上する。なおここで内部伝搬方向に係る主たる出射方向の傾きを変化させる構成にあっては、バックライトで使用されるプリズムシート等の構成である。
しかしてこのように主たる出射方向の傾きを変化させる構成を設けることなく、導光板11から傾いた指向性により出射される出射光の傾きを有効に利用して、斜め方向より照明して使い勝手を向上することにより、照明装置1では簡易な構成により使い勝手を向上することができる。
照明装置1は、この導光板11の出射面11Bに透明平板形状による透明部材18が設けられ、この透明部材18により導光板11の出射面11B等の損傷等が防止される。ここでこの透明部材18は、例えば両面が平滑面であるアクリル板材等が適用される。
なおこの透明部材18の両面又は片面に、色フィルタ層を設け、透過光の色味を変化させてもよい。このようにすれば、この色フィルタ層により出射光の色味を調整して、例えば温かみを有する色合いにより照明することができる。また色フィルタ層を保持した透明部材18の変更により色味を種々に変化させたりすることができる。
またこの色フィルタ層のパターニングにより、照明する部位に応じて出射光の色が変化するようにしてもよい。このようにすれば、照明する部位に応じて色味を変化させ、色味に関して意匠性を向上することができる。
また透明部材18の両面又は片面に、透過光を拡散させる拡散層を設けてもよい。このようにすれば、拡散層により透過光を拡散させるようにして、例えば柔らかな光により照明したり、拡散層を保持した透明部材18の変更により照明光の柔らかさを種々に変化させたりすることができる。
またこの拡散層のパターニングにより、照明する部位に応じて出射光が拡散するように設定してもよい。このようにすれば照明する部位に応じて拡散の程度を変化させて、意匠性を向上することができる。
またさらに透光部と遮光部とによるパターニングを透明部材18に設けるようにして、さらに一段と意匠的な照明を確保するようにしてもよく、さらにはこのような透光部と遮光部とによるパターニング、さらには拡散層のパターニング、色フィルタのパターニングを種々に組み合わせて意匠的な構成を確保してもよい。
またこのように透明部材18、拡散層、色フィルタ層を設ける構成において、透明部材18に厚みが局所的に変化する透明部材を適用するようにしてもよい。このようにすれば、レンズの機能を発揮する透明部材により、さらには透明部材の意匠性を高めて、導光板の出射面等の構造を保護することができる。
またこの透明部材18に、型板ガラスを適用するようにしてもよい。このようにすれば
例えば花柄模様等による模様を付した透明部材を適用して、導光板の出射面等の構造を保護することができる。
〔第2実施形態〕
図5は、図2との対比により本発明の第2実施形態に係る照明装置を示す断面図である。この実施形態において、照明装置21は、導光板11の入射面11Aに対向する端面11Dにおいて、内部伝搬光を反射する一般的な構成(例えば反射シートである)が省略され、この端面11Dに入射した内部伝搬光のうち、臨界角以下の成分をこの端面11Dより照明対象に向けて出射する。この照明装置21は、この端面11Dに関する構成を除いて、照明装置1と同一に構成される。
これによりこの照明装置21は、出射面11Bの中央部分から入射面11A側の領域からの出射光L1により照明される照明領域については、照明装置1と同様に、この出射面11Bからの出射光L1のみにより照明される。これに対して出射面11Bの中央部分うより端面11D側の領域からの出射光L1により照明される照明領域については、入射面11Aより遠ざかるに従って端面11Dからの出射光成分が増大するように設定されて、出射面11Bからの出射光1L1に対して端面11Dからの出射光L2が重畳するようにして照明される。
これによりこの実施形態では、導光板11の端面11Dからの出射光L2をさらに照明対象に向けて出射し、入射面11Aから端面11Dまでの距離を極端に短くした場合等であっても、内部伝搬光を有効利用して効率良く照明対象を照明できるようにする。
なおこの端面11Dからの出射光に対しても、第1実施形態について上述した透明部材18に関する拡散層、色フィルタ層等の構成を出射面に設ける構成を利用して適用してもよく、また出射面に設ける構成とは別体の構成により適用してもよい。
〔他の実施形態〕
以上、本発明の実施に好適な具体的な構成を詳述したが、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述の実施形態を種々に変更したり、組み合わせたりすることができる。
すなわち上述の実施形態では、テーブルに配置してテーブル上を照明する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々の設置場所に設置して種々の対象を照明する場合に広く適用することができる。
また上述の実施形態では、ユーザが目視することを前提に照明対象を照明する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば上方より対象物を特定波長により撮像する場合に、この特定波長により対象物を照明する場合等にも適用することができる。
1、21 照明装置
3 ユーザ
4 テーブル
11 導光板
11A 入射面
11B 出射面
11C 背面
11D 端面
12 一次光源
12A 発光ダイオード
14A 斜面
14B 接続面
14C 平坦面
15 凸条
16 反射部材
18 透明部材

Claims (12)

  1. 一次光源と、
    前記一次光源の出射光を入射面より入射して内部伝搬しながら出射面より出射する導光板と、
    前記導光板の背面に配置されて、前記導光板の背面から漏れ出す光を反射して前記導光板に再入射させる反射部材とを備え、
    前記導光板の出射面の法線方向から前記内部伝搬の方向に斜めに傾いた方向が主たる出射光の出射方向となる指向性により、前記導光板から出射光を出射し、
    前記導光板からの出射光の主たる出射方向を変化させることなく、前記出射面の法線方向に対して前記内部伝搬の方向に斜めに傾いた方向が主たる出射方向となる指向性により照明装置の出射光を出射する
    照明装置。
  2. 前記導光板は、
    前記背面に、前記一次光源に係る入射面に沿って延長する帯状の斜面が繰り返し作製された
    請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記導光板の背面には、前記入射面に沿って延長する帯状の斜面が、前記入射面に対向する接続面と、前記出射面に対向する平坦面とを間に挟んで、当該斜面の延長方向と直交する方向に繰り返し配置され、
    内部伝搬する光の伝搬方向を前記斜面により変更して前記出射面より出射する
    請求項1に記載の照明装置。
  4. 前記導光板は、
    前記出射面に、前記内部伝搬の方向に延長する凸条が、延長方向と直交する方向に密接して繰り返し作製された
    請求項1、請求項2、請求項3の何れかに記載の照明装置。
  5. 前記導光板の出射面には、透明部材が設けられた
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4の何れかに記載の照明装置。
  6. 前記透明部材の導光板側面及び又は前記導光板側面とは逆側面には、色フィルタ層が設けられた
    請求項5に記載の照明装置。
  7. 前記色フィルタ層のパターニングにより、照明する部位に応じて前記出射光の色が変化するように設定された
    請求項6に記載の照明装置。
  8. 前記透明部材の導光板側面及び又は前記導光板側面とは逆側面には、前記導光板の出射光を拡散させる拡散層が設けられた
    請求項5、請求項6、請求項7の何れかに記載の照明装置。
  9. 前記拡散層のパターニングにより、照明する部位に応じて前記出射光が拡散するように設定された
    請求項8に記載の照明装置。
  10. 前記透明部材が、厚みが局所的に変化する透明板材である
    請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9の何れかに記載の照明装置。
  11. 前記透明部材が、型板ガラスである
    請求項5に記載の照明装置。
  12. 前記導光板の入射面と対向する前記導光板の端面からの出射光を、さらに照明対象に向けて出射する
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項10、請求項11の何れかに記載の照明装置。
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