JP2017076372A - 生命保険評価用ユーザーインターフェース - Google Patents

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Abstract

【課題】生命保険契約について、ほぼ即時に現在の保険価格を、都合の良いときに個人に提供するコンピュータシステム及び方法を提供する。【解決手段】生命保険価格は、被保険者に関する医療情報なしで計算される。これによって、見積価格を得るために個人に対して医療スクリーニング検査を行う必要と、その結果を計算機にアップロードする必要があるという技術的問題を回避することができる。見積価格はまた、契約の特性について綿密な検討をすることなく計算されるので、価格を計算するために、複雑なデータをモデルに入力する必要があるという技術的問題が避けられる。【選択図】図3

Description

生命保険は、被保険者と保険会社の間の契約であり、保険会社は、被保険者が死亡すると、保険会社に支払った保険料の対価である金額を(「死亡給付」と呼ばれることもある)被保険者の指定受益者に支払うことを約束する。終身やユニバーサルのような貯蓄型生命保険(cash-value life insurance)は、超過保険料と収益によって準備金を積み立てる。貯蓄型生命保険は、保険契約における引き出し、証券担保貸付、一部又は全保険解約を介して、保険契約範囲内で現金積立にアクセスする機会を提供する。別の選択肢は、現金のために保険契約を売却することを含んでおり、生命保険買取として知られている手続きである。生命保険契約の買入価格は通常、被保険者の期待寿命(life expectancy)に基づいて計算される。期待寿命は、被保険者の病歴に基づいている。
ある一般的な態様において、本発明は、生命保険契約について、ほぼ即時に(near-instantaneous)現在の保険価格を、個人に都合の良いときに個人に提供するコンピュータシステム及び関連する方法に関している。生命保険価格は、被保険者に関する医療情報なしで計算される。これによって、見積価格を得るために個人に対して医療スクリーニング検査を行う必要と、その結果を計算機にアップロードする必要があるという技術的問題を回避することができる。見積価格はまた、契約の特性について綿密な検討をすることなく計算されるので、価格を計算するために、複雑なデータをモデルに入力する必要があるという技術的問題が避けられる。本発明のこれら及び他の利点は、以下の説明から明らかになるであろう。
本発明の様々な実施形態は、以下の図面と共に例示として本明細書にて説明される。
図1は、本発明の様々な実施形態におけるコンピュータシステムのブロック図である。
図2は、本発明の様々な実施形態における例示的なウェブページのスクリーンショットである。
図3は、本発明の様々な実施形態における、図1のコンピュータシステムのバックエンドコンピュータシステムで実行される処理フローのフローチャートである。 図4は、本発明の様々な実施形態における例示的なウェブページのスクリーンショットである。 図5は、本発明の様々な実施形態における例示的なウェブページのスクリーンショットである。
ある一般的な態様では、本発明は、コンピュータのアーキテクチャ及び関連する方法に監視しており、これらを用いて、ユーザーは、被保険者の生命保険契約の見積価格を受け取ることができる(被保険者は、遠隔のユーザーであってもなくてもよく、例えば、遠隔のユーザーは被保険者に代わって行動している)。生命保険契約は、例えば、ユニバーサル保険、変動ユニバーサル保険、終身又は定期生命保険の契約であってよい。図1は、本発明の様々な実施形態におけるコンピュータアーキテクチャのダイアグラムである。このコンピュータアーキテクチャは、バックエンドコンピュータシステム10とリモートコンピュータデバイス12を備えている。リモートコンピュータデバイス12は、インターネットや他の適切なタイプのTCP/IPネットワークのようなコンピュータネットワーク14を介して、バックエンドコンピュータシステム10と通信する。コンピュータネットワーク14を介して、バックエンドコンピュータシステム10は、ウェブページをリモートコンピュータデバイス12に提供できる。図1に示すように、バックエンドコンピュータシステム10は、ウェブサーバ20及びデータベースサーバ22を備えてよい。ウェブサーバ20は、ウェブページを生成して、ネットワーク14を介して提供する。リモートコンピュータデバイス12は、ウェブブラウザ又は他の適切なソフトウェアアプリケーション18を用いてウェブページをレンダリングし、表示することができる。ウェブサーバ20は、例えば、マイクロソフトインターネットインフォメーションサービス(IIS)サーバであり、ウェブサーバ20は、生命保険評価コードベース21を備えてよい。生命保険評価コードベース21は、以下に説明するように、ウェブサーバ20のプロセッサによって実行されると、ウェブサーバ20に生命保険価値を計算させるソフトウェアを含んでいる。データベースサーバ22は、データベース24にデータを格納し、データベース24からデータを取り出すことができる。データベースサーバ22は、例えば、マイクロソフトSQLサーバであってよい。具体的には、データベース24は、生命保険契約の価値を計算するのに必要な、年金給付率テーブル26のようなデータを格納することができる。生命保険契約の価値の計算におけるそれらの有用性については、以下で更に説明される。また、リモートコンピュータデバイス12は、パーソナルコンピュータ、ラップトップ、タブレットコンピュータ、スマートフォンなどのような任意のタイプのネットワーク対応コンピュータデバイスであってよく、ネットワーク14を介してバックエンドコンピュータシステム10にアクセスして、ウェブサーバ20によって生成及び提供されるウェブページのコンテンツを表示することができる。図1には1つのリモートコンピュータデバイス12のみが示されているが、多数の別個のリモートコンピュータデバイス12が、ネットワーク14を介してバックエンドコンピュータシステム10に接続することができる。
バックエンドコンピュータシステム10によって生成及び提供されるウェブページは、リモートコンピュータデバイス12のユーザーが、被保険者に適用される生命保険契約の価値について見積りを受け取るために、被保険者に関する限定的な個人履歴(personal details)を入力することを可能としてよい。バックエンドサーバ10は、動的ウェブページを生成し、当該動的ウェブページは、最初に、契約の値段を決めるための被保険者に関する関連した限定的情報についてユーザーに入力を促して、次に、リモートユーザーから受け取った入力に基づいて契約の価格を計算し、そして、計算価格(又は計算価格に基づく範囲)を用いてウェブページを更新する。これにより、リモートコンピュータデバイス12によってウェブページがリロードされると、価格(場合によっては価格の範囲)が、リモートユーザーのウェブページに表示される。
図2は、ウェブページ100のスクリーンショットの一例である。評価されるべき生命保険契約についての入力を受信するために、バックエンドコンピュータシステム10は、リモートコンピュータデバイス12にウェブページ100を提供することができる。図2の例に示すように、ウェブページ100は、リモートユーザーが被保険者の名前を入力するフィールド102と、リモートユーザーがユーザー/被保険者の電子メールアドレスを入力するフィールド104と、リモートユーザーが、被保険者が住んでいる州を(例えば、ドロップダウンメニューから)選択するフィールド106と、ユーザーが契約の死亡給付額を入力するフィールド108と、ユーザーが被保険者の生年月日(DOB)を入力するフィールド110と、ユーザーが被保険者の性別を入力するフィールド112と、ユーザーが被保険者の保険契約の年間保険料額を入力するフィールド114とを含む。被保険者が居住する州は有意義かも知れない。なぜならば、見積りの提供者(例えば、コンピュータシステム10を管理する「計算者」又は事業者)が、ある州では、そのような見積りを発行することが認められていないかも知れないからである。また、図2に示すように、ウェブページ100は、ユーザーがクリックし、又はアクティブにして、必要な詳細に関して更なる情報を提示できる情報アイコン120及び122を有してよい。例えば、アイコン120をクリックするか、さもなければアクティブ化することによって、第2のブラウザウィンドウ(例えば、ポップアップウィンドウ)がリモートコンピュータデバイス12上で開いて、死亡給付額とは何かか、及び/又は、典型的な生命保険契約においてそれが特定されているとユーザーが分かるであろう場所について説明する。同様に、アイコン122をクリックするか、さもなければアクティブ化することによって、別のブラウザウィンドウ(例えば、ポップアップウィンドウ)をリモートコンピュータデバイス12上で開くことができ、年額保険額とは何か、及び/又は、典型的な生命保険契約においてそれが特定されているとユーザーが分かるであろう場所について説明する。
リモートユーザーが要求されたフィールド110乃至114の全てに記入すると、ユーザーは、「計算(Calculate)」ボタン124をクリックするか、さもなければアクティブにすることで、保険契約について価格範囲を取得することができる。図3は、生命保険契約の価格範囲を決定するためにバックエンドコンピュータシステム10によって実施される例示的な処理フローのフローチャートである。ステップ200では、リモートユーザーが適切なウェブページを見て、その生命保険契約の評価を要求すると、バックエンドサーバ10(例えば、ウェブサーバ20)は、リモートコンピュータ20にウェブページ100(図2参照)を提供する。リモートユーザーが「計算」(又は同様な)ボタン124をアクティブにすると、ステップ202において、ウェブサーバ20は、リモートユーザーがフィールド102乃至114に入力した入力を、例えばHTTPリクエストを介して受け取る。
ステップ204において、バックエンドコンピュータシステム10、特にウェブサーバ20は、受信したデータを検証する。例えば、ウェブサーバ20は、必要なフィールド102乃至114の全てに有効なデータが記入されていることを確認することができる。更に、特定のフィールドに対して入力が提供された場合であっても、ウェブサーバ20は、入力が有効であるかどうかを判定することができる。例えば、ウェブサーバ20は、そのアドレスフォーマットに基づいて有効な電子メールアドレスが電子メールフィールド104に入力されているか否か(例えば、「@」の後に適切な管理ドメインが続いているか否か)を判定することができる。それは、死亡給付額フィールド108に入力された死亡給付額が許容範囲内(例えば、200,000米ドル乃至15,000,000米ドル)にあるかどうかを判定することができる。それは、DOBが容認可能であるかどうか(例えば、被保険者が10歳から120歳の間であるかどうか)を判定することができる。それは、年間保険料フィールド114に入力された年間保険料が、許容可能な所定のドル数値範囲内にあるかどうかを判定することができる。入力データが想定範囲の外にある場合、又は特定のフィールドが遠隔ユーザーによって記入されていない場合、ステップ206にて、ウェブサーバ20は、ウェブページ100のアップデート版をリモートユーザーに返して、ユーザーが修正及び/又は記入する必要があるフィールドを示す。
必要なフィールドへの有効な入力が受信されると、ステップ208において、(生命保険評価コードベース21を実行する)ウェブサーバ20は、生命保険契約の価値を計算する。重要な点として、バックエンドコンピュータシステム10は、被保険者に関する医療情報を使用して生命保険の価格を計算しない。このように、ウェブサーバ20は、被保険者に関する医療情報を知らずに、生命保険の価格を計算する。生命保険の価値を評価するために一般的に使用される医療情報は、例えば以下の通りである。
・身長と体重
・喫煙とアルコール消費習慣
・血圧
・心拍数
・コレステロール値
・過去の手術と診断
・血液、尿などの検査結果
・家族の病歴
更に、バックエンドコンピュータシステム10は、保険の年間コストやシャドーアカウントなどの詳細な契約情報を使用しない。代わりに、ウェブサーバ20は、リモートユーザー(例えば、フィールド102乃至114、図2参照)によって入力されたデータと、データベースサーバ22(図1参照)のデータベース24に格納されたデータとを使用するのみである。このようにして、以下に説明するように、ユーザー/被保険者は、医療記録なしで、且つ、専門家のチームに技術的な数理計算やその他の様々な分析を実行させることなく、生命保険契約について現実的で近似した価格を得ることができる。本特許の趣旨において、居住する州と年齢/生年月日(DOB)は、医療履歴や情報ではないと考えられる(DOBは現在の年齢に直接変換することができるため、年齢及びDOBは、特に明記しない限り、本明細書において区別なく使用されていることに留意のこと)。
好ましくは、ウェブサーバ20は、以下の式に従って生命保険の価格(Value)を計算する。
この式において、「DeathBenefit」は、ユーザーがフィールド108(図2参照)で入力したポリシーの死亡給付額を表す。「HurdleRate」は、1.0未満の正の数であって、生命保険契約が取得された場合、内部の所定の目標利益率(return rate)(例えば、5%〜8%、又は0.05〜0.08)を表す。「AnnualPolicyPremium」は、ユーザーによるフィールド114(図2参照)への契約の年間保険料入力を表す。「AnnuityRate」は、計算時に被保険者について取得されていた場合における、被保険者の一定の一時払即時開始年金(SPIA)の適用可能な給付率である。この給付率は、被保険者の年齢及び性別に基づいている。これに関連して、データベース24は、年齢及び性別によって個人に適用可能な年金給付率のテーブル26を含んでよい。バックエンドコンピュータシステム10の管理者は、年金キャリア(annuity carrier)からの現在の市場レートに基づいて年金給付率テーブル26を定期的に更新できる。AnnuityRateは、典型的には7%乃至18%(例えば、0.07や0.18)である。上記の式1における全てのレートは(パーセントではなく)10進数で表されて、DeathBenefitとAnnuityRateは同じ通貨(例えば、米ドル)でなければならず、その結果、「価格」はその通貨でのものになるであろう。演算の結果が否定的である場合、例えば、
である場合、生命保険の価格はゼロに設定されてよい。
図3に戻ると、生命保険契約の価格がステップ208で決定されると、その価格がゼロ(又は、その他の額面価格)より大きい場合、ステップ210において、バックエンドコンピュータシステム10は、生命保険契約の価格範囲を計算する。様々な実施形態では、価格範囲は、計算された値のある割合(例えば、75.0%)から計算された値までとされてよい。例えば、ステップ208で決定された生命保険契約の計算価格が195,472米ドルである場合、その値は148,085米ドルから195,472米ドル(この例では75.75%が使用された)とされてよい。当然のことながら、他の実施形態では、範囲を計算するための様々な閾値及び/又は方法が使用できる。次に、ステップ212で、ウェブサーバ20はウェブページを変更して、それがリモートコンピュータデバイス12によってリロードされると、図4の例に示されるように計算価格範囲が表示される。生命保険契約の価格が閾値(例えば、0米ドル)よりも大きくない場合、ステップ214において、ウェブサーバ20は、リロード時に生命保険契約が価値を有さないとしてウェブページを更新することができる。
データベース24(又はバックエンドコンピュータシステム10における他のデータベース)は、各ユーザーについて、ユーザーが入力したデータ(図2参照)に加えて計算された生命保険価格及び/又は価格範囲を格納できる。データベース24は、ユーザーに関連する行を有するテーブルを格納してよい。各ユーザーには、データテーブルの目的に応じて、ユーザーの名前及び/又は電子メールアドレスに基づいて一意のIDを割り当ててよい。行における他の列は、ユーザーが入力したデータと、計算されてユーザーに提供された生命保険価格及び/又は価格範囲を示すことができる。また、テーブルは計算のタイムスタンプを含んでよく、ユーザーが異なる時刻に複数の見積りを取得した場合、ユーザーが様々な時点で受け取った見積りが識別できる。
上述したウェブページ100は、動的ウェブページとすることができる。このように、ウェブサーバ20は、ウェブページ又は単にその一部を変更するサーバ側スクリプトを含むことができ、或いは、例えば、ユーザーが「計算」ボタン124をクリックするか、または別の方法でアクティブにすることに応答して価格範囲が計算されると、ウェブサーバ20は、リモートコンピュータデバイス12にメッセージを送信して、ウェブページがリロードされて、計算された価格範囲が示される。ウェブページ100は、HTML又は同等のマークアップ言語で書かれていることが好ましい。リモートコンピュータデバイス12のウェブブラウザ24は、HTTPを使用してウェブページ100を要求し、ウェブページ100に更新してよい。動的ウェブページ100は、例えば、ASP、ColdFusion、JavaScript(登録商標)、Perl、PHP、Ruby、またはWebDNAなどのサーバ側言語で作成することができる。ウェブサーバ100はまた、コモンゲートウェイインタフェース(CGI)を使用して動的ウェブページを生成してもよい。ウェブサーバ20(及びウェブページ)はまた、Ajaxプログラミングを使用して、ウェブサーバ20とリモートコンピュータ12の間で情報を交換することができる。例えば、javascriptファイルは、一定間隔でウェブページ(又はその一部)をリロードすることができる。Ajaxを使用すると、ウェブページのHTMLファイルに計算された価格範囲のプレースホルダーを含めることができる。これは、計算時に別のファイルで更新される。ウェブページの計算された価格範囲を示す部分は、価格範囲が計算されると、その後リロードされて、ウェブページに表示される。
他の実施形態では、動的ウェブページを使用する代わりに、ウェブサーバ20は、評価をするのに必要な情報を要求するウェブページや(例えば、図2)や計算された範囲を表示する第2ウェブページ(例えば、図4)のような静的ウェブページを個別に生成及び提供する。第2のウェブページは、リモートユーザーが図2の「計算」ボタン124をアクティブにすることに応答して生成されて、ネットワーク14(図1参照)を介してリモートユーザー12に提供されてよい。
なお、上記の説明では、リモートコンピュータデバイス12は、ブラウザ18を使用して、ウェブサーバ20からのウェブページをレンダリングして表示するとしていた。他の実施形態では、リモートコンピュータデバイス12は、ウェブサーバ20からのウェブページを表示する自立型(self-contained)ソフトウェアプログラムを含んでいてよい。例えば、リモートコンピュータデバイス12は、スマートフォン、タブレット、又はラップトップコンピュータであって、専用の生命保険評価アプリケーション(例えば、モバイルアプリケーション)を有し、このアプリケーションは、ウェブサーバ20からのHTMLページをレンダリングして表示する。アプリケーションは、ネイティヴアプリケーションとしてパッケージングされるように、アプリケーションの内部にバンドルされたブラウザ、例えばWebViewを利用することで、ウェブテクノロジー(HTML、JavaScript、CSSなど)を使用できる。アプリケーションは、デバイス12に予めインストールされていてよく、或いは、リモートユーザーは、任意の適切なアプリケーションストアからアプリケーションをダウンロードしてもよい。
ウェブサーバ20及びデータベースサーバ22は、好適で適切なプロセッサ及びメモリを備えてよい。例えば、ウェブサーバ20及びデータベースサーバ22は、一次(即ち、主)メモリ(例えば、RAMやROM)や二次(即ち、補助)メモリ(例えば、HDD、SSD、RAID等)を備えていてよい。ウェブサーバ20のコードベース21は、ROM及び/又は二次メモリに格納されており、ウェブサーバ20のプロセッサによって実行される際に、ウェブサーバ20のRAMに書き込まれてよい。データベースサーバ22の年金給付率テーブル26は、例えば、二次メモリに格納されてよい。データベースサーバ22は、生命保険価格を計算する要求に応じて、ウェブサーバ22のために、テーブル26から適用可能な年金給付率を取り出してよい。
図4の例に示されているように、ウェブページは、ハイパーリンク250を含んでよく、ハイパーリンク250は、好ましくは、記載された価格範囲の横又は近くにあって、生命保険契約の売却にユーザーが興味を持っている場合には、(起動されると)新しいウェブページにユーザーをリンクする。そのようなウェブページの例を図5に示す。このウェブページでは、ユーザーは、バックエンドコンピュータシステム10に関連する代表者のために、生命保険契約の購入についてユーザーに連絡することができる連絡先情報を入力することができる。低い評価額(例えば、0米ドル)を受け取った被保険者は、決済(即ち、その契約を売ること)を進めることをしないように勧められる。これは、その結果として、契約の潜在的購入者(例えば、バックエンドコンピュータシステムの管理者10)を、販売される可能性の低い契約を評価する時間と費用から救うことになる。このようにして、潜在的な購入者のリソースを、計算された価格範囲が満足できる程高くて保険者が決済を受け入れる契約に割り当てることができる。
他の変形例では、ハイパーリンク250(図4参照)は、ウェブページにユーザーを連れて行くことができ、当該ウェブページでは、ユーザーを自分のイラストをアップロードし、契約を売るためのオンライン申請を満たす。提供された情報に基づいて、バックエンドコンピュータシステム10は、その後、契約を購入する処理を自動化してよい。例えば、提供される情報に基づいて、バックエンドコンピュータシステム10又はそれに関連する専門分野のエキスパートが、契約の正確なオファー価格を決定してよい。バックエンドコンピュータシステムは、次に、ウェブページにてオファーをユーザーに提供してよい。ユーザーが承諾すると、その後、取引を実行するための書類作成が準備され、ユーザー/被保険者に提供されてよい。
本発明者らは、上記の式1は、被保険者の年齢及び性別に基づいている年金給付率を使用していることから、生命保険価格の正確な推定値をもたらすことを見出した。本明細書で説明されるコンピュータ化されたシステム及び方法は、ユーザーに都合がいいように(例えば、ユーザーが選択した時間及び場所で)、ほぼ即時に−インターネット速度で−ユーザーに生命保険の推定価格を提供する。また、それは、高価で時間のかかる被保険者の医療スクリーニングの必要性を無くして、スクリーニング結果を計算機に伝える面倒なプロセスを無くす。さらに、本発明は、保険及びシャドーアカウントの年間コストに基づいており、他の保険数理分析を用いることなく、被保険者の保険契約のコンピュータモデリングの必要性を排除する。
従って、一般的なある態様において、本発明は、リモートコンピュータデバイス12にコンテンツを表示するための実行可能ソフトウェア18を含むリモートコンピュータデバイス12と、コンピュータネットワーク14を介してリモートコンピュータデバイス12と通信可能なバックエンドコンピュータシステム10とを備えたコンピュータシステムに関する。バックエンドコンピュータシステム10は、生命保険評価コードベース21を含むと共にそれを実行するウェブサーバ20と、年齢及び性別に基づいた個人の年金給付率データ26を含む、生命保険契約の価格を決定するためのデータを格納するデータベースサーバ22とを備えている。生命保険評価コードベースを実行すると、ウェブサーバ20は、リモートコンピュータデバイス12のソフトウェア18によって表示される動的ウェブページをリモートコンピュータデバイス12に提供する。動的ウェブページは、被保険者個人の生命保険契約を評価しようとしているリモートコンピュータデバイスのユーザーに少なくとも以下の情報を求めるデータ入力フィールド(図1を参照)を備えておる。当該情報は、被保険者の生命保険契約の死亡給付額、被保険者の性別。被保険者の現在の年齢、被保険者個人の生命保険契約の年額保険料額である。生命保険契約の価格を計算する要求をリモートコンピュータデバイスから受信すると、ウェブサーバは、ユーザーがデータ入力フィールドに適切な値を入力したかどうか判定し、ユーザーがデータ入力フィールドに適切な値を入力したと判定すると、(データベースサーバに格納されており、被保険者個人の性別及び現在の年齢に基づいて選択された)死亡給付額、被保険者個人の生命保険契約の年額保険料額、適用可能な期待収益率、及び、被保険者に適用可能な年金給付率を用いて、現在の推定値を計算するために被保険者個人に関する他の医療情報の契約情報を使用することなく、生命保険契約の現在の推定価格を算出する。計算された現在の推定価格が閾値量より大きい場合、ウェブサーバは、計算された値に基づいて生命保険契約の価格範囲を計算し、リモートコンピュータデバイスによってリロードされると計算された価格範囲を示す動的ウェブページをアップデートする。
様々な実施形態では、リモートコンピュータデバイスでコンテンツを表示するための実行可能ソフトウェアは、ブラウザ又はモバイルアプリケーションを含む。また、ウェブサーバは、上記の数式1に基づいて、生命保険契約の現在の推定価格を計算する。例えば、生命保険契約の現在の推定価格を計算する工程は、第2の数量から第1の数量を減算する工程を含んでよく、第2の数量は、契約の死亡給付額に比例しており、第1の数量は、分母が適用可能な年金給付率に比例している商を含んでいる。商の分子は、2つの被加数の合計を含んでよい。第1の被加数は、死亡給付額のスケールリングされた量(例えば、期待収益率に死亡給付額を乗じたもの)を含み、第2の被加数は年間保険料を含む。
他の様々な実施形態では、バックエンドコンピュータシステムは、リモートウェブデバイスに動的ウェブページを提供するための手段(例えば、ウェブサーバ20)と、リモートコンピュータデバイスからの生命保険の価格を計算する要求に応じて、生命保険契約の現在の推定価格とそれに関連する価格範囲とを計算する手段(例えば、ウェブサーバ20であって、生命保険評価コードベース21を含む)と、動的ウェブページがリモートコンピュータデバイスによってリロードされると計算された価格範囲を示すように動的ウェブページを更新する手段(例えば、ウェブサーバ)と、を備える。
様々な実施形態については、特定の機能の実装とそれらの関係を示す機能的な構成ブロックの助けを借りて、先に説明した。これらの機能的な構成ブロックの境界は、説明の便宜上、本明細書では任意に規定されている。特定の機能とそれらの関係とが適切に実行される限り、代替な境界が規定されてよい。
特定の実施形態に関する上記の説明は、他の人が、当業者の知識を適用することによって、過度の実験をすることなく、また、本発明の一般的な概念から逸脱することなく、様々な用途のために、そのような特定の実施形態を容易に変更及び/又は適合できるように十分に本発明の一般的な特徴を明らかにしている。そのような適合及び修正は、本明細書に提示された教示及び指針に基づいて、開示された実施形態の均等物の趣旨及び範囲内にあることが意図される。本明細書の言い回し又は術語は、限定ではなく説明を目的としており、教示又は指針に照らして、本明細書の術語又は言い回しが当業者によって解釈されると理解されるべきである。概要部分は、発明者が考えた、全てではなく1又は複数の例示的な実施形態を示すが、本発明及び添付の特許請求の範囲を多少なりとも限定するものではない。本発明の範囲及び範囲は、上記の例示的な実施形態のいずれかによって限定されるべきではなく、添付の特許請求の範囲及びそれらの等価物に従ってのみ規定されるべきである。

Claims (13)

  1. コンピュータシステムにおいて、
    リモートコンピュータデバイスであって、該リモートコンピュータデバイスでコンテンツを表示するための実行可能なソフトウェアを含むリモートコンピュータデバイスと、
    コンピュータネットワークを介してリモートコンピュータデバイスと通信可能なバックエンドコンピュータシステムと、
    を備えており、
    バックエンドコンピュータシステムは、
    生命保険評価コードベースを含んでおり、それを実行するウェブサーバと、
    年齢及び性別に基づいた個人の年金給付率データを含んでおり、生命保険契約の価格を決定するためのデータを格納するデータベースサーバと、
    を備えており、
    ウェブサーバは、生命保険評価コードベースを実行すると、リモートコンピュータデバイスのソフトウェアによって表示される動的ウェブページをリモートコンピュータデバイスに提供し、
    動的ウェブページは、被保険者の生命保険契約を評価することを求めるリモートコンピュータデバイスのユーザーに、少なくとも被保険者の生命保険契約の死亡給付額、被保険者の性別、被保険者の現在の年齢、及び被保険者の生命保険契約の年間保険料額の情報を示す情報を要求するデータ入力フィールドを含んでおり、
    ウェブサーバは、生命保険契約の価値を計算するためのリモートコンピュータデバイスからの要求を受信すると、ユーザーがデータ入力フィールドに適切な値を入力したどうか判定し、ユーザーがデータ入力フィールドに適切な値を入力したと判定すると、死亡給付額、被保険者の生命保険の年間保険料額、適用可能な期待収益率、並びに、データベースサーバに格納されており、被保険者の性別及び現在の年齢に基づいて選択された被保険者の適用可能な年金給付率に基づいて、現在の推定価格を計算するために被保険者に関するその他の医療情報又は契約情報を使用することなく、生命保険契約の現在の推定価格を計算し、
    ウェブサーバは、計算された現在の推定価格が閾値より大きい場合には、計算された価格に基づいて生命保険契約の価格範囲を計算し、動的ウェブページがリモートコンピュータデバイスによってリロードされると計算された価格範囲を示すように、動的ウェブページを更新する、コンピュータシステム。
  2. リモートコンピュータデバイスでコンテンツを表示するための実行可能なソフトウェアは、ブラウザを含む、請求項1に記載のシステム。
  3. リモートコンピュータデバイスでコンテンツを表示するための実行可能なソフトウェアは、モバイルアプリケーションを含む、請求項1に記載のシステム。
  4. ウェブサーバは、以下の式に基づいて、生命保険契約の現在の推定価格を計算し、
    ここで、Valueは、計算される現在の推定価格であり、DeathBenefitは、契約の死亡給付額であり、αは、適用可能な期待収益率であり、AnnualPolicyPremiumは、契約の年間保険料であり、AnnuityRateは、適用可能な年金給付率である、請求項1に記載のシステム。
  5. 生命保険契約の現在の推定価格を計算することは、第2の数量から第1の数量を減算することを含んでおり、第2の数量は、契約の死亡給付額に比例している、請求項1に記載のシステム。
  6. 第1の数量は、分母が適用可能な年金給付率に比例している商を含んでいる、請求項5に記載のシステム。
  7. 商の分子は、2つの被加数の合計を含んでおり、第1の被加数は、適用可能な期待収益率と死亡給付額の積であり、第2の被加数は年間保険料である、請求項6に記載のシステム。
  8. コンピュータシステムにおいて、
    リモートコンピュータデバイスであって、該リモートコンピュータデバイスでコンテンツを表示するための実行可能なソフトウェアを含むリモートコンピュータデバイスと、
    コンピュータネットワークを介してリモートコンピュータデバイスと通信可能なバックエンドコンピュータシステムと、
    を備えており、
    バックエンドコンピュータシステムは、
    リモートコンピュータデバイスのソフトウェアによって表示される動的ウェブページをリモートコンピュータデバイスに提供する手段であって、動的ウェブページは、被保険者の生命保険契約を評価することを求めるリモートコンピュータデバイスのユーザーに、少なくとも被保険者の生命保険契約の死亡給付額、被保険者の性別、被保険者の現在の年齢、及び被保険者の生命保険契約の年間保険料額の情報に関する情報を要求するデータ入力フィールドを含んでいる、手段と、
    生命保険契約の価値を計算するためのリモートコンピュータデバイスからの要求を受信して、生命保険契約の現在の推定価格及び生命保険契約の関連する価格範囲を計算する手段であって、価格範囲は、計算された現在の推定価格に基づいており、現在の推定価格は、死亡給付額、被保険者の生命保険の年間保険料額、適用可能な期待収益率、並びに、被保険者の性別及び現在の年齢に基づいた被保険者の適用可能な年金給付率に基づいて、現在の推定価格を計算するために被保険者に関するその他の医療情報又は契約情報を使用することなく計算される、手段と、
    動的ウェブページがリモートコンピュータデバイスによってリロードされると、計算された価格範囲を示すように動的ウェブページを更新する手段と、
    を備えている、コンピュータシステム。
  9. バックエンドコンピュータシステムによって、コンピュータネットワークを介してリモートコンピュータデバイスと通信可能なリモートコンピュータデバイスに、リモートコンピュータデバイスで表示されるコンテンツを表示するためにリモートコンピュータデバイスの実行可能なソフトウェアによって表示される動的ウェブページを提供する工程であって、動的ウェブページは、被保険者の生命保険契約を評価することを求めるリモートコンピュータデバイスのユーザーに、少なくとも被保険者の生命保険契約の死亡給付額、被保険者の性別、被保険者の現在の年齢、及び被保険者個人の生命保険契約の年間保険料額の情報に関する情報を要求するデータ入力フィールドを含んでいる、工程と、
    リモートコンピュータデバイスであって、
    バックエンドコンピュータシステムにて、生命保険契約の価値を計算するためのリモートコンピュータデバイスからの要求を受信して、生命保険契約の現在の推定価格及び生命保険契約の関連する価格範囲を計算する工程であって、価格範囲は、計算された現在の推定価格に基づいており、現在の推定価格は、死亡給付額、被保険者の生命保険の年間保険料額、適用可能な期待収益率、並びに、被保険者個人の性別及び現在の年齢に基づいた被保険者個人の適用可能な年金給付率に基づいて、現在の推定価格を計算するために被保険者個人に関するその他の医療情報又は契約情報を使用することなく計算される、工程と、
    バックエンドコンピュータシステムにて、動的ウェブページがリモートコンピュータデバイスによってリロードされると計算された価格範囲を示すように動的ウェブページを更新する工程と、
    を含む、方法。
  10. 生命保険契約の現在の推定価格を計算する工程は、以下の式に基づいて、生命保険契約の現在の推定価格を計算する工程を含んでおり、
    ここで、Valueは、計算される現在の推定価格であり、DeathBenefitは、契約の死亡給付額であり、αは、適用可能な期待収益率であり、AnnualPolicyPremiumは、契約の年間保険料であり、AnnuityRateは、適用可能な年金給付率である、請求項9に記載の方法。
  11. 生命保険契約の現在の推定価格を計算する工程は、第2の数量から第1の数量を減算する工程を含んでおり、第2の数量は、契約の死亡給付額に比例している、請求項9に記載の方法。
  12. 第1の数量は、分母が適用可能な年金給付率に比例している商を含んでいる、請求項11に記載の方法。
  13. 商の分子は、2つの被加数の合計を含んでおり、第1の被加数は、適用可能な期待収益率と死亡給付額の積であり、第2の被加数は年間保険料を含む、請求項12に記載の方法。
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