JP2017074361A - X線コンピュータ断層撮影装置および架台装置 - Google Patents

X線コンピュータ断層撮影装置および架台装置 Download PDF

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Abstract

【課題】臥位撮影と立位および座位撮影のうち少なくとも1つとを兼用するX線CT装置において生じる弊害を低減することができるX線コンピュータ断層撮影装置および架台装置を提供する。【解決手段】本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、架台と、支柱と、を備える。架台は、第1の状態において、空気を取り入れるための第1架台用吸気口と、第2の状態において、空気を取り入れるための第2架台用吸気口と、を有する。支柱は、第1の状態において、第1架台用吸気口と連通可能な第1支柱用排気口と、第2の状態において、第2架台用吸気口と連通可能な第2支柱用排気口と、を有する。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、X線コンピュータ断層撮影装置および架台装置に関する。
X線コンピュータ断層(CT:Computed Tomography)撮影は、通常、被検体が寝台に横になる臥位状態で実行される。このため、臥位状態でのX線CT撮影を実行するX線CT装置に設けられる排熱機構は、例えば、架台下部から吸気し、架台内部で上昇した空気を架台上部から排気するよう構成される。
しかしながら、当該臥位状態での撮影と、近年望まれている立位および座位状態での撮影とを1つの装置で実行することを可能にしたX線CT装置(立位兼用X線CT装置)を実現する場合、臥位状態での撮影と立位および座位状態での撮影とで、架台の開口の向きが90度異なる。このため、上述の通り、架台に排熱機構を設けた場合、立位または座位状態での撮影時、側面から吸気して、側面から排出することになる。すなわち、臥位状態での撮影と比較して、立位および座位状態での撮影において排熱効率が低下するという課題がある。また、側面から排気することになり、例えば、被検体および操作者に熱風が当たる。このため、衛生的に好ましくない。また、吸気および排気による騒音で被検体および操作者に不快感を与える。
特開2013−009819号公報 特開2004−237103号公報
本実施形態の目的は、臥位撮影と立位および座位撮影とを兼用するX線CT装置において生じる弊害を低減することができるX線コンピュータ断層撮影装置および架台装置を提供することにある。
本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、X線を発生するX線源と、前記X線を検出するX線検出器とを開口を挟んで保持する架台と、前記開口の中心軸が検査室の床面に対して垂直な第1の状態と前記開口の中心軸が検査室の床面に対して水平な第2の状態とで前記架台を支持可能とする支柱と、を具備する。前記架台は、前記第1の状態において、空気を取り入れるための第1架台用吸気口と、前記第2の状態において、空気を取り入れるための第2架台用吸気口と、を有する。前記支柱は、前記第1の状態において、前記第1架台用吸気口と連通可能な第1支柱用排気口と、前記第2の状態において、前記第2架台用吸気口と連通可能な第2支柱用排気口と、を有する。
図1は、本実施形態に係るX線CT装置を示すブロック図である。 図2は、図1に示す架台の側面の構造を示す図である。 図3は、図1に示す支柱の内部構造を示す図である。 図4は、図1に示す架台と支柱との設置について説明するための図である。 図5は、図2に示す蓋の開閉を説明するための図である。 図6は、本実施形態に係るX線CT装置における第1撮影モードから第2撮影モードへの切り替え動作の流れを示すフローチャートである。 図7は、本実施形態に係るX線CT装置における第1撮影モードから第2撮影モードへの切り替え動作の流れを説明するための図である。 図8は、本実施形態に係るX線CT装置における第2撮影モードから第1撮影モードへの切り替え動作の流れを示すフローチャートである。 図9は、本実施形態に係るX線CT装置における第2撮影モードから第1撮影モードへの切り替え動作の流れを説明するための図である。 図10は、本実施形態に係るX線CT装置における、臥位撮影を実行する場合の排熱経路を示す図である。 図11は、本実施形態に係るX線CT装置における、立位または座位撮影を実行する場合の排熱経路を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置を説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能および構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
図1は、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置(以降、X線CT装置と呼称する。)は、架台装置10とコンソール50とを有する。例えば、架台装置10はCT検査室に設置され、コンソール50はCT検査室に隣接する制御室に設置される。架台装置10とコンソール50とは互いに通信可能に有線又は無線で接続されている。架台装置10は、立位または座位の被検体SをX線コンピュータ断層撮影するための構成を有するスキャン装置である。コンソール50は、架台装置10を制御するコンピュータである。
図1に示すように、架台11は、撮影視野(field of view)をなす開口15が形成された略円筒形状の構造体である。図1に示すように、架台11は、開口15を挟んで対向するように配置されたX線管17とX線検出器19とを収容する。
より詳細には、架台11は、アルミ等の金属により形成されたメインフレーム(図示せず)と、メインフレームにより中心軸R1回りに軸受等を介して回転可能に支持された回転フレーム21とを更に有している。メインフレームの回転フレーム21との接触部には環状電極(図示せず)が設けられている。メインフレームの当該接触部には環状電極に摺り接触するように導電性の摺動子(図示せず)が取り付けられている。回転フレーム21は、アルミ等の金属により円環形状に形成された金属枠であり、例えば、X線管17とX線検出器19とが取付けられている。X線管17とX線検出器19とは、例えば、回転フレーム21に形成された凹部に嵌め込んでもよいし、ネジ等の締結具により締結してもよい。
図2は、図1に示す架台11の側面の構造を示す図である。図2(a)に示すように、架台11、側面に通気口71a,71b,71c,71dを有する。また、図2(b)に示すように、通気口71a,71b,71c,71dには、それぞれ蓋73が設けられる。蓋73は、支持部材75を軸として、開閉可能に支持される。なお、支持部材75は、例えば、ばねやヒンジ等を有する。また、架台11は、中心軸R1が床面に対して平行する水平軸(以降、チルト軸と呼称する。)回りに回転可能に支柱13と接続される。このとき、架台11は、軸受77等を介して支柱13と接続される。
回転フレーム21は、回転駆動装置23からの動力を受けて中心軸R1回りに一定の角速度で回転する。回転駆動装置23は、架台制御回路25からの制御に従って回転フレーム21を回転させるための動力を発生する。回転駆動装置23は、架台制御回路25からの駆動信号のデューティ比等に応じた回転速度で駆動することにより動力を発生する。回転駆動装置23は、例えば、ダイレクトドライブモータおよびサーボモータ等のモータにより実現される。回転駆動装置23は、例えば、架台11に収容されている。
支柱13は、架台11を床面(設置面)から離反して支持する基体である。支柱13は、例えば、円柱形状や角柱形状等の柱状形状を有する。支柱13は、例えば、プラスチックや金属等の任意の物質により形成される。支柱13は、例えば、架台11の側面に取り付けられる。支柱13は、立位または座位の被検体SをX線コンピュータ断層撮影するため、開口15の中心軸R1が床面に対して垂直方向を維持した状態において架台11をスライド可能に支持する。
支柱13には架台11の垂直方向に関するスライドのための駆動装置(以降、支柱駆動装置27と呼称する。)が収容されている。支柱駆動装置27は、架台制御回路25からの制御に従って、架台11を垂直方向に関してスライドするための動力を発生する。具体的には、支柱駆動装置27は、架台制御回路25からの駆動信号のデューティ比等に応じた回転速度で駆動することにより動力を発生する。支柱13は、支柱駆動装置27からの動力を受けて、支柱13に対して架台11を垂直方向に関してスライドする。支柱駆動装置27は、例えば、ダイレクトドライブモータおよびサーボモータ等のモータにより実現される。
支柱13は、例えば、チルト軸回りに回転可能に架台11を支持するように構成される。この場合、支柱13と架台11とは、架台11がチルト軸回りに回転可能に軸受77等を介して接続される。
支柱13には架台11のチルト軸に関するチルトのための駆動装置(以降、チルト駆動装置29と呼称する。)が収容されている。チルト駆動装置29は、架台制御回路25からの制御に従って、架台11をチルト軸に関してチルトするための動力を発生する。具体的には、チルト駆動装置29は、架台制御回路25からの駆動信号のデューティ比等に応じた回転速度で駆動することにより動力を発生する。支柱13は、チルト駆動装置29からの動力を受けて、架台11をチルト軸に関してチルトする。チルト駆動装置29は、例えば、ダイレクトドライブモータおよびサーボモータ等のモータにより実現される。
これにより、臥位撮影と立位および座位撮影とを一台の架台装置10で選択的に実行することが可能となる。
ここで、支柱13は架台11の両側に設けられる。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。例えば、1本の支柱13が架台11の両側のうちの片側のみに接続されてもよい。また、支柱13は柱状形状を有するとしたが、本実施形態はこれに限定されない。例えば、支柱13は、架台11の少なくとも一方の側部を支持可能であれば、U字形状等の如何なる形状を有していてもよい。
図3は、図1に示す支柱13の内部構造を示す図である。なお、支柱13の内部の図示は省略している。また、図3においては、一方の支柱13のみを図示しているが、他方の支柱13も同様の構造を有している。
図3(a)に示すように、支柱13の筐体(以降、支柱筐体91と呼称する。)の内部には、架台11を設置面に対して垂直方向にスライドするためのスライド機構が収容されている。例えば、ボールねじとスライダとにより実現される。すなわち、スライド機構は、ねじ軸93と、スライダ95と、アーム97とにより実現される。
ねじ軸93は、自身の回転によりスライダ95と当該スライダ95に接合されるアーム97とを垂直方向に上下動させるための部材である。ねじ軸93は、軸心が垂直方向に平行するように支柱筐体91内に設置される。すなわち、ねじ軸93は、軸心が支柱筐体91の長手方向に沿って設置される。ねじ軸93の一端は、支持体92に回転可能に支持される。
支持体92は、支柱筐体91にねじ軸93を設置するための部材である。支持体92は、例えば、支柱筐体91の一端に設けられる。ねじ軸93の他端は、支柱駆動装置27に接続される。支柱駆動装置27は、例えば、モータ等により実現される。支柱駆動装置27は、支柱筐体91内の支持体92に対向する他端に設けられる。例えば、図3(b)に示すように、支持体92が支柱筐体91の上部に設けられ支柱駆動装置27が支柱筐体91の下部に設けられてもよい。しかしながら、支持体92と支柱駆動装置27との位置関係は上記に限定されない。例えば、支持体92が支柱筐体91の下部に設けられ、支柱駆動装置27が支柱筐体91の上部に設けられてもよい。
スライダ95は、ねじ軸93の回転に連動して垂直方向に上下動する部材である。スライダ95は、ねじ軸93のねじ溝(雄ねじ)に螺合するねじ溝(雌ねじ)が形成された貫通孔を有する。スライダ95は、ねじ軸93にねじ込まれている。ねじ軸93は、支柱駆動装置27の回転軸の回転に連動して回転し、スライダ95は、ねじ軸93の回転に伴ってねじ軸93の軸心方向(すなわち、垂直方向)に沿ってスライドする。また、スライダ95は、仕切りとしての役割を果たしており、支柱筐体91内部の空間を上部側と下部側とで分断している。これにより、架台11に取り入れる空気と、架台11から排出される空気とが混合しない構造となっている。
アーム97は、スライダ95と接合され、スライダ95の上下動に連動して、架台11を垂直方向に上下動させる部材である。アーム97には架台11をチルト軸回りに回転可能に支柱筐体91に接続するためのチルト機構が取付けられている。チルト機構は、例えば、軸受96により実現される。
軸受96は、架台11を支柱筐体91に対してチルト軸回りに回転可能に接続するための部材である。軸受96は、軸心がチルト軸に一致するようにアーム97に設けられる。軸受96に設けられる軸部材はアーム97に締結具等により直接的に取付けられてもよいし、既存の機械要素を介して取付けられてもよい。軸部材の一端はチルト駆動装置29に接続される。チルト駆動装置29は、例えば、スライダ95に設けられる。軸部材は、チルト駆動装置29の回転軸の回転に連動して回転する。チルト駆動装置29と軸受96とは直接的に接続されるとしたが、これに限定されない。例えば、ギア等の機械要素を介して間接的に接続されてもよい。チルト駆動装置29は、スライダ95に設けられるとしたが、本実施形態はこれに限定されない。軸部材に直接的又は間接的に接続されていれば、支柱筐体91の如何なる場所に設けられてもよい。
支柱筐体91には、支柱駆動装置27の回転軸の回転に連動して、スライダ95が垂直方向に関してスライド可能なように、垂直方向に沿ってスリットSL(図3(a)に図示)が設けられる。これにより、支柱駆動装置27の回転軸の回転に連動して軸受96およびダクト99a,99b,99c,99dが支柱筐体91等の機械的干渉なく垂直方向に関してスライドすることが可能となる。スリットSLは、例えば、ゴム板またはブラシ等で覆われている。これにより、スリットSLから空気が漏れにくい構造となっている。
図3(b)に示すように、アーム97には、ダクト99a,99b,99c,99d(通気口を含む)が設けられる。ダクト99a,99b,99c,99dは、図3(c)および(d)に示す矢印の方向へ出し入れするためのダクト駆動装置を有する。ダクト駆動装置は、例えば、モータMTとラックピニオンLPとガイドレールGLとにより実現される。ダクト99a,99b,99c,99dは、ガイドレールGLによりアーム97に支持される。ダクト99a,99b,99c,99dは、当該ガイドレールGLに沿ってスリットSLから出し入れされる。ダクト99a,99b,99c,99dは、架台制御回路25によりモータMTを駆動制御することでスリットSLから出し入れされる。
支柱13は、支柱筐体91の下部に外部から空気を支柱筐体91内部へ取り入れるための吸気口ILを有する。吸気口ILは、例えば、架台11が支持される側面と反対の側面に設けられる。また、支柱13は、支柱筐体91の上部に支柱筐体91内部の空気を支柱筐体91外部へ排出するための排気口OLを有する。なお、図3Aに示す吸気口ILの位置と排気口OLの位置は一例であり、騒音等を考慮して、被検体Sおよび操作者がいる場所から離れた位置で吸気および排気可能であればよい。
また、図3(b)に示すように、例えば、排気口OLに支柱筐体91内部の空気を支柱筐体91外部へ排出する排気ファンFが設けられる。さらに、吸気口ILに外部から空気を支柱筐体91内部へ取り入れる吸気ファンを設けてもよい。
ここで、吸気口ILとダクト99cの通気口またはダクト99dの通気口とを連通する吸気ダクトが設けてられもよい。また、ダクト99aの通気口またはダクト99bの通気口と排気口OLとを連通する排気ダクトが設けられてもよい。当該吸気ダクトが設けられることにより、吸気口からダクト99cの通気口またはダクト99dの通気口までの流体経路において、空気がスリットSLから漏れることがなくなる。また、当該排気ダクトが設けられることで、ダクト99aの通気口またはダクト99bの通気口から排気口OLまでの流体経路において、空気がスリットSLから漏れることがなくなる。すなわち、スリットSLを覆うゴム板またはブラシ等が不要となる。
X線管17は、高電圧発生器37からの高電圧の印加を受けてX線を発生する。高電圧発生器37は、例えば、回転フレーム21に取付けられている。高電圧発生器37は、架台11の電源装置から環状電極を介して供給された電力から、架台制御回路25による制御に従いX線管17に印加する高電圧を発生する。高電圧発生器37とX線管17とは高圧ケーブルを介して接続されている。高電圧発生器37により発生された高電圧は、高圧ケーブルを介してX線管17に印加される。
X線検出器19は、X線管17から発生され被検体Sを透過したX線を検出する。X線検出器19は、二次元湾曲面に配列された複数のX線検出素子を搭載する。各X線検出素子は、X線管17からのX線を検出し、検出されたX線の強度に応じた波高値を有する電気信号に変換する。各X線検出素子は、例えば、シンチレータと光電変換器とを有する。シンチレータはX線を受けて蛍光を発生する。光電変換器は、発生された蛍光を電荷パルスに変換する。電荷パルスはX線の強度に応じた波高値を有する。光電変換器としては、具体的には、光電子増倍管やフォトダイオード(Photo Diode)等の光子を電気信号に変換する機器が用いられる。なお、本実施形態に係るX線検出器19としてはX線を一旦蛍光に変換してから電気信号に変換する間接検出型の検出器に限定されず、X線を直接的に電気信号に変換する直接検出型の検出器であってもよい。
データ収集回路39は、被検体Sにより減弱されたX線の強度を示すデジタルのデータをビュー毎に収集する。データ収集回路39は、例えば、複数のX線検出素子の各々について設けられた積分回路とA/D変換器とが並列して実装された半導体集積回路により実現される。データ収集回路39は、架台11内においてX線検出器19に接続されている。積分回路は、X線検出素子からの電気信号を所定のビュー期間に亘り積分し、積分信号を生成する。A/D変換器は、生成された積分信号をA/D変換し、当該積分信号の波高値に対応するデータ値を有するデジタルデータを生成する。変換後のデジタルデータは、生データと呼ばれている。生データは、生成元のX線検出素子のチャンネル番号、列番号、及び収集されたビューを示すビュー番号により識別されたX線強度のデジタル値のセットである。生データは、例えば、架台11に収容された非接触データ伝送装置を介してコンソール50に供給される。
なお、架台11には、上記のX線管17、X線検出器19、回転フレーム21、メインフレーム、電源装置、高電圧発生器37、及びデータ収集回路39だけでなく、CT撮影に必要なその他の種々の装置を収容してもよい。例えば、回転フレーム21にはX線管を冷却する冷却装置が取付けられてもよい。
架台制御回路25は、コンソール50のシステム制御回路61からの制御に従い高電圧発生器37、回転駆動装置23、支柱駆動装置27およびチルト駆動装置29を制御する。架台制御回路25は、ハードウェア資源として、CPUやMPU等の所定のプロセッサとROMやRAM等の所定のメモリとを有する。また、架台制御回路25は、ASICやFPGA、CPLD、SPLD等により実現されてもよい。当該プロセッサは、当該メモリに保存されたプログラムを読み出して実現することで上記機能を実現する。なお、当該メモリにプログラムを保存する代わりに、当該プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むように構成しても構わない。この場合、当該プロセッサは、当該回路内に組み込まれたプログラムを読み出して実行することで上記機能を実現する。
コンソール50は、バス(bus)を介して接続された画像再構成装置51、画像処理装置53、表示機器55、入力機器57、主記憶回路59、及びシステム制御回路61を有する。画像再構成装置51、画像処理装置53、表示機器55、入力機器57、主記憶回路59、及びシステム制御回路61間のデータ通信は、バスを介して行われる。
画像再構成装置51は、コンソール50からの生データに基づいて被検体Sに関するCT画像を再構成する。具体的には、画像再構成装置51は、前処理回路511、投影データ記憶回路513、及び再構成演算回路515を有する。前処理回路511は、架台装置10からの生データに前処理を施す。前処理としては、対数変換やX線強度補正、オフセット補正等の各種の補正処理を含む。前処理後の生データは、投影データと呼ばれている。投影データ記憶回路513は、前処理回路511により生成された投影データを記憶するHDDやSSD、集積回路記憶装置等の記憶装置である。再構成演算回路515は、投影データに基づいて被検体Sに関するCT値の空間分布を表現するCT画像を発生する。画像再構成アルゴリズムとしては、FBP(filtered back projection)法やCBP(convolution back projection)法等の解析学的画像再構成法や、ML−EM(maximum likelihood expectation maximization)法やOS−EM(ordered subset expectation maximization)法等の統計学的画像再構成法等の既存の画像再構成アルゴリズムが用いられればよい。
画像再構成装置51は、ハードウェア資源として、CPUやMPU、GPU(Graphics Processing Unit)等の処理装置(プロセッサ)とROMやRAM等の記憶装置(メモリ)とを有する。また、画像再構成装置51は、ASICやFPGA、CPLD、SPLDにより実現されてもよい。当該処理装置は、当該記憶装置に保存されたプログラムを読み出して実行することで前処理回路511と再構成演算回路515との機能を実現する。なお、当該記憶装置にプログラムを保存する代わりに、当該処理装置の回路内にプログラムを直接組み込むように構成しても構わない。この場合、当該処理装置は、回路内に組み込まれたプログラムを読み出して実行することで前処理回路511と再構成演算回路515との機能を実現する。また、上記前処理回路511として機能する専用のハードウェア回路と再構成演算回路515として機能する専用のハードウェア回路とが画像再構成装置に実装されてもよい。
画像処理装置53は、画像再構成装置51により再構成されたCT画像に種々の画像処理を施す。例えば、画像処理装置53は、CT画像がボリュームデータの場合、当該CT画像にボリュームレンダリングや、サーフェスボリュームレンダリング、画像値投影処理、MPR(Multi-Planer Reconstruction)処理、CPR(Curved MPR)処理等の3次元画像処理を施して表示画像を発生する。画像処理装置53は、ハードウェア資源として、CPUやMPU、GPU等の所定のプロセッサとROMやRAM等の所定のメモリとを有する。また、画像処理装置53は、ASICやFPGA、CPLD、SPLDにより実現されてもよい。
表示機器55は、2次元のCT画像や表示画像等の種々の情報を表示する。表示機器55としては、例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、LEDディスプレイ、プラズマディスプレイ、または当技術分野で知られている他の任意のディスプレイが適宜利用可能である。
入力機器57は、ユーザからの各種指令や情報入力を受け付ける。入力機器57としては、キーボード、マウス、各種スイッチ等が利用可能である。なお、入力機器57は、コンソール50に設けられてもよいし、架台装置10に設けられてもよい。
主記憶回路59は、種々の情報を記憶するHDD(Hard Disc Drive)やSSD(Solid State Drive)、集積回路記憶装置等の記憶装置である。また、主記憶回路59は、CD−ROMドライブやDVDドライブ、フラッシュメモリ等の可搬性記憶媒体との間で種々の情報を読み書きする駆動装置等であってもよい。例えば、主記憶回路59は、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影に関する制御プログラム等を記憶する。
システム制御回路61は、ハードウェア資源として、プロセッサとメモリとを有する。システム制御回路61は、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置の中枢として機能する。具体的には、システム制御回路61は、主記憶回路59に記憶されている制御プログラムを読み出してメモリ上に展開し、展開された制御プログラムに従ってX線CT装置の各部を制御する。
なお、画像再構成装置51、画像処理装置53、及びシステム制御回路61は、コンソール50内の単一の基板に集約されてもよいし、複数の基板に分散して実装されてもよい。
ここで、本実施形態に係るX線CT装置における架台11と支柱13との設置について説明する。
図4は、図1に示す架台11と支柱13との設置について説明するための図である。図4に示すように、架台11は、軸受77および軸受96を介して、チルト軸回りに回転可能に支柱13に接続される。
また、立位または座位の被検体SをCT撮影する第2撮影モード(立位撮影モード)で被検体SをCT撮影する場合、架台11の開口15の中心軸が検査室の床面に対して垂直な状態(第1の状態)となるよう架台11を支柱13に固定支持する。例えば、図4に示すように、ダクト99bおよびダクト99cを通気口71bおよび71cに挿通することにより架台11と支柱13とを嵌合する。これにより、架台11を第2撮影モードに対応する所定の向きで支柱13に固定支持することが可能になる。また、吸気口ILから架台11の通気口71cまでの吸気経路と、架台11の通気口71bから排気口OLまでの排気経路とが形成される。
また、臥位の被検体SをCT撮影する第1撮影モード(臥位撮影モード)で被検体SをCT撮影する場合、架台11の開口15の中心軸が検査室の床面に対して水平な状態(第2の状態)となるよう架台11を支柱13に固定支持する。例えば、図4に示すように、ダクト99aおよびダクト99dを通気口71aおよび71dに挿通することにより架台11と支柱13とを嵌合する。これにより、架台11を第1撮影モードに対応する所定の向きで支柱13に固定支持することが可能になる。また、吸気口ILから架台11の通気口71dまでの吸気経路と、架台の通気口71aから排気口OLまでの排気経路とが形成される。
図5は、図2に示す蓋73の開閉を説明するための図である。図5に示すように、架台11と支柱13とを嵌合する場合、ダクト駆動機構によりダクト99a,99b,99c,99dが支柱筐体91から突出する。突出したダクト99a,99b,99c,99dにより、蓋73が押される。これにより、蓋73が開口する。また、架台11と支柱13との嵌合状態を解除する場合、ダクト駆動機構によりダクト99a,99b,99c,99dが支柱筐体91内部に戻る。これにより、突出したダクト99a,99b,99c,99dにより押されていた蓋73が閉口する。
ここで、本実施形態におけるX線CT装置の動作例について、図を参照して詳しく説明する。
(第1撮影モードから第2撮影モードへの切り替え動作)
図6は、本実施形態に係るX線CT装置における第1撮影モードから第2撮影モードへの切り替え動作の流れを示すフローチャートである。図7は、本実施形態に係るX線CT装置における第1撮影モードから第2撮影モードへの切り替え動作の流れを説明するための図である。なお、図7(a)に示すように、架台11は、臥位撮影を実行可能な状態で支柱13に支持されている。
操作者による操作により、撮影モードを第1撮影モードから第2撮影モードへ切り替える(ステップS11)。例えば、操作者により、表示機器55に表示されるモード切り替え画面等を参照して、入力機器57で第2撮影モードを選択することで、撮影モードを第1撮影モードから第2撮影モードへ切り替える。なお、モードの選択方法は上記に限らない。例えば、入力機器57に設けられるボタン等により、第2撮影モードを選択してもよい。
第2撮影モードが選択された後、第2撮影モードに対応する駆動制御を実行するよう、システム制御回路61から架台制御回路25へ第1指示信号が送信される。架台制御回路25は、当該第1指示信号の受信を契機として、ダクト駆動装置のモータMTを駆動制御する。これにより、ダクトによる架台11と支柱13との嵌合状態が解除される(ステップS13)。例えば、図7(b)に示すように、ダクト99aが通気口71aから引き抜かれる。また、ダクト99dが通気口71dから引き抜かれる。これにより、架台11と支柱13との嵌合状態が解除される。
架台11と支柱13との嵌合状態が解除された後、架台制御回路25は、チルト駆動装置29に対する駆動制御により、チルト軸回りに架台11を回転させる(ステップS15)。例えば、図7(c)に示すように、立位または座位撮影が実行可能となるよう、架台11を対応する所定の回転角度まで回転させる。具体的には、図7(b)に示す架台11の開口15の向きから、90度回転させる。
架台11を回転させた後、架台制御回路25は、ダクト駆動装置のモータMTを駆動制御する。これにより、ダクトによって架台11と支柱13とを嵌合する(ステップS17)。例えば、図7(d)に示すように、ダクト99bが通気口71bに挿通される。また、ダクト99cが通気口71cに挿通される。これにより、架台11と支柱13とが嵌合される。
以上の動作により、第1撮影モードから第2撮影モードへの切り替え動作を完了する。
(第2撮影モードから第1撮影モードへの切り替え動作)
図8は、本実施形態に係るX線CT装置における第2撮影モードから第1撮影モードへの切り替え動作を示すフローチャートである。図9は、本実施形態に係るX線CT装置における第2撮影モードから第1撮影モードへの切り替え動作の流れを説明するための図である。なお、図9(a)に示すように、架台11は、立位または座位撮影を実行可能な状態で支柱13に支持されている。
操作者による操作により、システム制御回路61は、撮影モードを第2撮影モードから第1撮影モードへ切り替える(ステップS21)。例えば、操作者により、表示機器55に表示されるモード切り替え画面等を参照して、入力機器57で第1撮影モードを選択することで、撮影モードを第2撮影モードから第1撮影モードへ切り替える。なお、モードの選択は上記に限らない。例えば、入力機器57に設けられるボタン等により、第1撮影モードを選択してもよい。
第1撮影モードが選択された後、第1撮影モードに対応する駆動制御を実行するよう、システム制御回路61から架台制御回路25へ第2指示信号が送信される。架台制御回路25は、当該第2指示信号の受信を契機として、ダクト駆動装置のモータMTを駆動制御する。これにより、ダクトによる架台11と支柱13との嵌合状態が解除される(ステップS23)。例えば、図9(b)に示すように、ダクト99bが通気口71bから引き抜かれる。また、ダクト99cが通気口71cから引き抜かれる。これにより、架台11と支柱13との嵌合状態が解除される。
架台11と支柱13との嵌合状態が解除された後、架台制御回路25は、チルト駆動装置29に対する駆動制御により、チルト軸回りに架台11を回転させる(ステップS25)。例えば、図9(c)に示すように、臥位撮影が実行可能となるよう、架台11を対応する所定の回転角度まで回転させる。具体的には、図9(b)に示す架台11の開口15の向きから、90度回転させる。
架台11を回転させた後、架台制御回路25は、ダクト駆動装置のモータMTを駆動制御する。これにより、ダクトによって架台11と支柱13とを嵌合する(ステップS27)。例えば、図9(d)に示すように、ダクト99aが通気口71aに挿通される。また、ダクト99dが通気口71dに挿通される。これにより、架台11と支柱13とが嵌合される。
以上の動作により、第2撮影モードから第1撮影モードへの切り替え動作を完了する。
(第1撮影モードにおける架台11内部と支柱13内部との空気の流れ)
図10は、本実施形態に係るX線CT装置における、臥位撮影を実行する場合の排熱経路を示す図である。
図10に示すように、吸気口ILから支柱13内部に向かって、外部から空気が取り込まれる(図10の(1))。取り込まれた空気は、ダクト99dの通気口を介して架台11に流入する(図10の(2))。ダクト99dの通気口を介して架台11に流入した空気は、架台11内部を上昇する(図10の(3))。架台11に設けられる各構成を空冷した空気は、ダクト99aの通気口を介して再度支柱13内部へ流入する(図10の(4))。ダクト99aの通気口を介して再度支柱13内部へ流入した空気は、排気口OLから外部へ排出される(図10の(5))。
上記空気の流れにより、第1撮影モードにおいて、架台11に設けられる各構成が支柱13から流入した空気により空冷される。
(第2撮影モードにおける架台11内部と支柱13内部との空気の流れ)
図11は、本実施形態に係るX線CT装置における、立位または座位撮影を実行する場合の排熱経路を示す図である。
図11に示すように、吸気口ILから支柱13内部に向かって、外部から空気が取り込まれる(図11の(1))。取り込まれた空気は、ダクト99cの通気口を介して架台11に流入する(図11の(2))。ダクト99cの通気口を介して架台11に流入した空気は、架台11内部を上昇する(図11の(3))。架台11に設けられる各構成を空冷した空気は、ダクト99bの通気口を介して再度支柱13内部へ流入する(図11の(4))。ダクト99bの通気口を介して再度支柱13内部へ流入した空気は、排気口OLから外部へ排出される(図11の(5))。
上記空気の流れにより、第2撮影モードにおいて、架台11に設けられる各構成が支柱13から流入した空気により空冷される。
以上に述べた構成によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態に係るX線CT装置は、X線を発生するX線管17と、X線を検出するX線検出器19と、撮影視野を形成する開口15を有し、開口15を挟んで対向して配置されたX線管17とX線検出器19とを有する架台11と、架台11を支持する支柱13とを備える。架台11は、架台11に空気を取り入れるための通気口71cまたは71dと、架台11から空気を排出するための通気口71aまたは71bとを有する。支柱13は、架台11に取り入れる空気を外部から吸気するための吸気口ILと、通気口71cまたは通気口71dと連通するダクト99cの通気口またはダクト99dの通気口と、通気口71aまたは通気口71bと連通するダクト99aの通気口またはダクト99bの通気口と、支柱13内部の空気を外部に排出するための排気口OLとを有する。
第1撮影モードでは、ダクト99aおよび99dにより架台11と支柱13と嵌合し、図10に示すように吸気および排気を行う。また、第2立位撮影モードでは、ダクト99bおよび99cにより架台11と支柱13と嵌合し、図11に示すように吸気および排気を行う。
上記の構成により、本実施形態に係るX線CT装置は、ダクト駆動装置により駆動する駆動式のダクト99a,99b,99c,99dを用いることにより、臥位撮影を実行する第1撮影モードと立位および座位撮影を実行する第2撮影モードとにおいて、それぞれ最適な排熱経路を選択することができる。これにより、当該第1撮影モードおよび第2撮影モード、いずれにおいても最適な排熱効率を確保することができる。
また、空気の流れを考慮して、支柱13の下部に吸気口ILを設け、支柱13の上部に排気口OLを設ける。これにより、最適な吸気および排気のみならず、患者および操作者がいる場所から離れた位置で吸気および排気することができる。このため、被検体Sおよび操作者に対する不快感を軽減することができる。
また、架台11と支柱とをダクト99a,99b,99c,99dにより嵌合することで、架台装置10によるX線コンピュータ断層撮影中に生じる前後振動を抑えることができる。すなわち、前後振動によるアーチファクトの発生を低減することができるため、X線CT画像の画質を向上させることができる。
したがって、臥位撮影と立位および座位撮影のうち少なくとも1つとを兼用するX線CT装置において生じる弊害を低減することができるX線コンピュータ断層撮影装置および架台装置を提供することができる。
ここで、上記架台11に設けられる通気口71a,71b,71c,71dと、ダクト99a,99b,99c,99dとは、複数の通気口に分割して設けられてもよい。
また、上記実施形態において、支柱13にダクト99a,99b,99c,99dを設置し、架台11の通気口71a,71b,71c,71dに挿通しているが、本実施形態はこれに限定されない。本実施形態では、架台11にダクトを設置し、支柱13に設けられた通気口に挿通してもよい。また、架台11と支柱とにそれぞれダクトを設置してもよい。
また、上記実施形態において、支柱13にダクト99a,99b,99c,99dを架台11の通気口71a,71b,71c,71dに挿通することで、吸気経路および排気経路を形成しているが、本実施形態はこれに限定されない。本実施形態では、ダクト99a,99b,99c,99dを設けず、支柱13に架台11の通気口71a,71b,71c,71dに対応する通気口を設けてもよい。さらに、所定の方法を用いて、架台11の通気口71a,71b,71c,71dに対応する支柱13の通気口を架台11の通気口71a,71b,71c,71dそれぞれに連通可能としてもよい。例えば、架台11と支柱13とを当着することで、架台11の通気口71a,71b,71c,71dと架台11の通気口71a,71b,71c,71dに対応する支柱13の通気口とを連通する。これにより、吸気経路および排気経路を形成してもよい。
なお、本実施形態では、支柱13下部に吸気口ILを設け、支柱13の上部に排気口を設けたが、これに限定されない。本実施形態では、支柱13がCT室と一体で施工され、床下から吸気して、天井裏に排気してもよい。
また、上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)あるいは、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(SPLD:Simple Programmable Logic Device)、複合プログラマブル論理デバイス(CPLD:Complex Programmable Logic Device)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)等を意味する。プロセッサは記憶回路に保存されたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、記憶回路にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込んでもよい。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、本実施形態の各構成要素(各処理回路)は、単一のプロセッサに限らず、複数のプロセッサによって実現するようにしてもよい。さらに、複数の構成要素(複数の処理回路)を、単一のプロセッサによって実現するようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…架台装置、11…架台、13…支柱、15…開口、17…X線管、19…X線検出器、21…回転フレーム、23…回転駆動装置、25…架台制御回路、27…支柱駆動装置、29…チルト駆動装置、37…高電圧発生器、39…データ収集回路、50…コンソール、51…画像再構成装置、511…前処理回路、513…投影データ記憶回路、515…再構成演算回路、53…画像処理装置、55…表示機器、57…入力機器、59…主記憶回路、61…システム制御回路、71…通気口、73…蓋、75…支持部材、77…軸受、91…支柱筐体、92…支持体、93…ねじ軸、95…スライダ、96…軸受、97…アーム、99…ダクト、IL…吸気口、OL…排気口、SL…スリット、MT…モータ、LP…ラックピニオン。

Claims (24)

  1. X線を発生するX線源と、前記X線を検出するX線検出器とを開口を挟んで保持する架台と、
    前記開口の中心軸が検査室の床面に対して垂直な第1の状態と前記開口の中心軸が検査室の床面に対して水平な第2の状態とで前記架台を支持可能とする支柱と、
    を具備し、
    前記架台は、
    前記第1の状態において、空気を取り入れるための第1架台用吸気口と、
    前記第2の状態において、空気を取り入れるための第2架台用吸気口と、
    を有し、
    前記支柱は、
    前記第1の状態において、前記第1架台用吸気口と連通可能な第1支柱用排気口と、
    前記第2の状態において、前記第2架台用吸気口と連通可能な第2支柱用排気口と、
    を有するX線コンピュータ断層撮影装置。
  2. 前記支柱は、
    前記第1の状態において、前記第1架台用吸気口と前記第1支柱用排気口とを連通するための第1吸気機構と、
    前記第2の状態において、前記第2架台用吸気口と前記第2支柱用排気口とを連通するための第2吸気機構と、
    を有する請求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  3. 前記第1吸気機構は、
    前記第1架台用吸気口と前記第1支柱用排気口とを連通する第1吸気ダクトと、
    前記第1吸気ダクトを前記第1支柱用排気口から前記第1架台用吸気口へ挿通するための第1吸気ダクト支持機構と、
    を有し、
    前記第2吸気機構は、
    前記第2架台用吸気口と前記第2支柱用排気口とを連通する第2吸気ダクトと、
    前記第2吸気ダクトを前記第2支柱用排気口から前記第2架台用吸気口へ挿通するための第2吸気ダクト支持機構と、
    を有する請求項2記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  4. 前記第1吸気ダクト支持機構と前記第2吸気ダクト支持機構とを駆動する第1駆動装置と、
    前記第1駆動装置を制御する第1制御回路と、
    をさらに具備する請求項3記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  5. 前記支柱は、
    前記第1支柱用排気口と前記第1架台用吸気口とを前記第1吸気ダクトにより嵌合することで前記架台を前記第1の状態で固定支持し、
    前記第2支柱用排気口と前記第2架台用吸気口とを前記第2吸気ダクトにより嵌合することで前記架台を前記第2の状態で固定支持する、
    請求項3記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  6. 前記支柱は、前記第1吸気ダクトにより連通する場合、または前記第2吸気ダクトにより連通する場合において、前記架台を垂直方向に移動可能にするためのスリットを有する請求項3記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  7. 前記支柱は、前記架台に取り入れる空気を外部から吸気するための支柱用外部吸気口を有する請求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  8. 前記支柱は、前記支柱用外部吸気口に設けられ、外部から空気を前記支柱内部へ取り入れる吸気ファンを有する請求項7記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  9. 前記支柱は、前記支柱用外部吸気口と前記第1支柱用排気口および前記第2支柱用排気口とのうちの少なくとも一つとを連通する外部吸気ダクトを有する請求項7記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  10. 前記第1架台用吸気口と、前記第2架台用吸気口と、前記第1支柱用排気口と、前記第2支柱用排気口とのうち少なくとも1つは、複数の通気口に分割して設けられる請求項1乃至9のいずれか一項記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  11. 前記支柱は、前記支柱内部を上部側と下部側とで分断する仕切りを有する請求項1乃至10のいずれか一項記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  12. X線を発生するX線源と、前記X線を検出するX線検出器とを開口を挟んで保持する架台と、
    前記開口の中心軸が検査室の床面に対して垂直な第1の状態および前記開口の中心軸が検査室の床面に対して水平な第2の状態のそれぞれで前記架台を支持可能とする支柱と、
    を具備し、
    前記架台は、
    前記第1の状態において、前記架台から空気を排出するための第1架台用排気口と、
    前記第2の状態において、前記架台から空気を排出するための第2架台用排気口と、
    を有し、
    前記支柱は、
    前記第1の状態において、前記第1架台用排気口と連通可能な第1支柱用吸気口と、
    前記第2の状態において、前記第2架台用排気口と連通可能な第2支柱用吸気口と、
    を有するX線コンピュータ断層撮影装置。
  13. 前記支柱は、
    前記第1の状態において、前記第1架台用排気口と前記第1支柱用吸気口とを連通するための第1排気機構と、
    前記第2の状態において、前記第2架台用排気口と前記第2支柱用吸気口とを連通するための第2排気機構と、
    を有する請求項12記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  14. 前記第1排気機構は、
    前記第1架台用排気口と前記第1支柱用吸気口とを連通する第1排気ダクトと、
    前記第1排気ダクトを前記第1支柱用吸気口から前記第1架台用排気口へ挿通するための第1排気ダクト支持機構と、
    を有し、
    前記第2排気機構は、
    前記第2架台用排気口と前記第2支柱用吸気口とを連通する第2排気ダクトと、
    前記第2排気ダクトを前記第2支柱用吸気口から前記第2架台用排気口へ挿通するための第2排気ダクト支持機構と、
    を有する請求項13記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  15. 前記第1排気ダクト支持機構と前記第2排気ダクト支持機構とを駆動する第2駆動装置と、
    前記第2駆動装置を制御する第2制御回路をさらに具備する請求項14記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  16. 前記支柱は、
    前記第1支柱用吸気口と前記第1架台用排気口とを前記第1排気ダクトにより嵌合することで前記架台を前記第1の状態で固定支持し、
    前記第2支柱用吸気口と前記第2架台用排気口とを前記第2排気ダクトにより嵌合することで前記架台を前記第2の状態で固定支持する、
    請求項14記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  17. 前記支柱は、前記第1排気ダクトにより連通する場合または前記第2排気ダクトにより連通する場合において、前記架台を垂直方向に移動可能にするためのスリットを有する請求項14記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  18. 前記支柱は、前記架台内部の空気を外部に排出するための支柱用外部排気口を有する請求項12記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  19. 前記支柱は、前記支柱用外部排気口に設けられ、空気を前記支柱外部へ排出する外部排気ファンを有する請求項18記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  20. 前記支柱は、前記支柱用外部排気口と前記第1支柱用吸気口および前記第2支柱用吸気口とのうちの少なくとも一つとを連通する外部排気ダクトを有する請求項18記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  21. 前記第1架台用排気口と、前記第2架台用排気口と、前記第1支柱用吸気口と、前記第2支柱用吸気口とのうち少なくとも1つは、複数の通気口に分割して設けられる請求項12乃至20のいずれか一項記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  22. 前記支柱は、前記支柱内部を上部側と下部側とで分断する仕切りを有する請求項12乃至21のいずれか一項記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  23. X線を発生するX線源と、前記X線を検出するX線検出器とを開口を挟んで保持する架台と、
    前記開口の中心軸が検査室の床面に対して垂直な第1の状態と前記開口の中心軸が検査室の床面に対して水平な第2の状態とで前記架台を支持可能とする支柱と、
    を具備し、
    前記架台は、
    前記第1の状態において、空気を取り入れるための第1架台用吸気口と、
    前記第2の状態において、空気を取り入れるための第2架台用吸気口と、
    を有し、
    前記支柱は、
    前記第1の状態において、前記第1架台用吸気口と連通可能な第1支柱用排気口と、
    前記第2の状態において、前記第2架台用吸気口と連通可能な第2支柱用排気口と、
    を有する架台装置。
  24. X線を発生するX線源と、前記X線を検出するX線検出器とを開口を挟んで保持する架台と、
    前記開口の中心軸が検査室の床面に対して垂直な第1の状態および前記開口の中心軸が検査室の床面に対して水平な第2の状態のそれぞれで前記架台を支持可能とする支柱と、
    を具備し、
    前記架台は、
    前記第1の状態において、前記架台から空気を排出するための第1架台用排気口と、
    前記第2の状態において、前記架台から空気を排出するための第2架台用排気口と、
    を有し、
    前記支柱は、
    前記第1の状態において、前記第1架台用排気口と連通可能な第1支柱用吸気口と、
    前記第2の状態において、前記第2架台用排気口と連通可能な第2支柱用吸気口と、
    を有する架台装置。
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