JP2017073905A - 設備電力制御システム及び設備電力制御方法 - Google Patents

設備電力制御システム及び設備電力制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】設備全体の電力量を最適化しながら、すべての対象空間において快適性を向上させる。【解決手段】管理区域に設けられた設備機器の稼動状態の変更を受け付ける申告入力部131aを備える。そして、申告された稼動状態にするために必要な第1の電力量を求める申告電力算出部113と、管理区域の電力量の目標値のスケジュールを作成する電力スケジュール作成部112と、管理区域の使用電力量を収集する使用電力収集部122aと、電力スケジュール作成部により求めた電力量の目標値と使用電力収集部で収集した電力量の差分である第2の電力量を求める余剰電力算出部114とを備える。さらに、第1の電力量と第2の電力量との比較に基づいて、各管理区域の制御案を出力する制御案出力部132aを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、設備電力制御システム及び設備電力制御方法に関する。
ビルなどの設備に設置された空調制御システムでは、時間ごとに空調機器の設定温度を決めたスケジュールを作成し、そのスケジュール通りに空調機器を自動制御することにより、電力量の削減を目指すことが行われている。電力量の削減を目指した場合、通常は快適性が保てる最低限の設定温度で運転することが考えられ、ユーザによっては暑い(又は寒い)などの不快感を持つことがある。
ユーザが暑い(寒い)などの不快感を持ったとき、ユーザは空調機器の設定温度を下げる(上げる)指示を、空調制御システムに対して行うことになる。空調制御システムは、ユーザからの指示があったとき、そのまま空調機器の設定温度を変更すると、ビル全体としての電力量の増加が懸念される。つまり空調制御システムにおいては、電力量の削減と対象空間の快適性のバランスを考慮した制御が重要である。
このような従来の空調制御システムの問題を解決する技術として、特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載された制御システムは、対象空間の環境(室内温度や照明等)を、利用者の要望と電力量のバランスをとりながら制御する。具体的には、設定温度の変更を要望する度合が高い対象空間には多くの電力量を按分し、反対に変更を要望する度合が低い対象空間には相対的に少ない電力量を按分するように制御するものである。
特開2009−204188号公報
特許文献1に記載されるように、対象空間ごとの設定変更を要望する度合い(以下、「要望率」という)に応じて、ビル全体の電力量の最適化と削減を図ることで、一見すると快適性が向上するように見える。しかしながら、特許文献1に記載される制御方法では、要望率に応じて電力量を按分して各対象空間に割り振っているため、対象空間によってはユーザの要望に対応できない場合がある。例えば、複数の対象空間のユーザから「空調の温度を下げてほしい」という要望があった場合には、空調の温度調整を要望した人の割合が高い対象空間が優先され、要望率の低い対象空間は空調温度を調整することができない。
したがって、特許文献1に記載の制御方法では、対象空間を利用するユーザのシステム利用率が設備機器の制御に与える影響が大きく、要望が室内環境に反映される対象空間と、要望が反映されない対象空間の二分化が助長され、快適性に偏りが生じてしまう。
このため、上述のような問題を解消し、対象空間すべてにおいて快適性を向上させるとともに、ビル全体の電力量の削減を目指すことが望まれている。
本発明の設備電力制御システム及び設備電力制御方法は、設備全体の電力量を最適化しながら、すべての対象空間において快適性を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、管理区域に設けられた設備機器の稼動状態の変更の申告を受け付ける申告入力部と、申告入力部において申告された稼動状態にするために必要な第1の電力量を求める申告電力算出部と、管理区域の電力量の目標値のスケジュールを作成する電力スケジュール作成部と、管理区域の使用電力量を収集する使用電力収集部と、電力スケジュール作成部により求めた電力量の目標値と前記使用電力収集部で収集した電力量の差分である第2の電力量を求める余剰電力算出部と、第1の電力量と第2の電力量を比較し、第1の電力量が第2の電力量よりも大きい場合に、第1の電力量を第2の電力量より小さくするための、管理区域に設けられた設備機器以外の他の機器の制御案を作成する設備制御判断部と、設備制御判断部で作成された制御案を出力する制御案出力部とを備えるものである。
本発明によれば、管理区域の使用電力量が、電力スケジュールで設定された目標値を下回るまで、設備機器の稼働状態の変更を実行しないため、管理区域ごとに電力使用量を目標値以下に維持しながら、設備機器の稼働状態を変更できるようになる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施の形態によるシステム全体の例を示す構成図である。 本発明の一実施の形態のシステムの各部を構成するコンピュータ装置の例を示す構成図である。 本発明の一実施の形態による空調温度の変更処理例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態による表示画面の例(制御案出力時の例)を示す図である。 本発明の一実施の形態による表示画面の例(稼働状態変更時の例)を示す図である。 本発明の一実施の形態による表示画面の例(剰余電力が少なくなったときの例)を示す図である。
以下、本発明の一実施の形態の例を、添付図面を参照して説明する。
[1.システム構成]
図1は、本発明の一実施の形態の設備電力制御システムである、空調制御システム100の全体構成例を示す。
空調制御システム100は、ビル内を複数の管理区域に区切り、それぞれの管理区域に設置された空調機器141a,141b,・・・の制御を行うものである。ビル内に用意された管理区域は、実際にはビルの階数や床面積に応じて多数用意されているが、図1では説明を簡単にするために2つの管理区域が用意された例としている。
各管理区域には温度計測部101a,101bが配置され、それぞれの管理区域内の温度が温度計測部101a,101bで計測される。各温度計測部101a,101b,・・・が計測した温度は、有線LAN(Local Area Network)や無線LAN等の所定のネットワークを経由してサーバ110に伝送され、サーバ110内の記憶部116に記憶される。
サーバ110は、管理区域ごとに設置されたコントローラ120a,120b及びクライアント側コンピュータ装置130a,130bと所定のネットワークを経由して接続される。
管理区域ごとに設置されたコントローラ120a,120bは、空調制御コントローラ121a,121b及び使用電力収集部122a,122bを備える。コントローラ120a,120bについても、所定のネットワークを介してサーバに接続されている。
空調制御コントローラ121a,121bは、後述する空調スケジュール作成部111で空調スケジュールとして設定した設定温度に基づいて、管理区域内の空調機器141a,141bを制御する。
使用電力収集部122a,122bは、管理区域に設けられた設備機器(例えば空調機器141a,141b、照明機器142a,142b、コンセント器具143a,143b等)の電力量を収集する。使用電力収集部122a,122bが収集したデータは、サーバ110内の記憶部116に保存される。また、使用電力収集部122a,122bは、後述する余剰電力算出部114において余剰電力の算出が行われる場合には、対象空間内の設備機器の現在の電力量を収集し、データを後述する余剰電力算出部114に受け渡す。
サーバ110は、空調スケジュール作成部111と、電力スケジュール作成部112と、申告電力算出部113と、余剰電力算出部114と、設備制御判断部115と、記憶部116とを備える。
サーバ110の記憶部116には、外気温度、使用電力量、各機器の使用電力量の目安、デマンド目標値(契約電力量等)、空調スケジュール、電力スケジュールが保存される。これらの記憶部116に保存される外気温度、使用電力量、空調スケジュール、電力スケジュールは、管理区域ごとのデータである。
空調スケジュール作成部111は、記憶部116に保存された過去の空調スケジュール、電力スケジュール、外気温度、使用電力量のデータを基にして、空調機器141a,141bの設定温度を空調スケジュールとして作成する。空調スケジュール作成部111が作成した空調スケジュールは、空調制御コントローラ121a,121bに受け渡すとともに、記憶部116に送って保存する。なお、空調スケジュール作成部111で作成される空調スケジュールは、通常、過去の空調スケジュール、電力スケジュール、外気温度、使用電力量などのデータに基づいて新たに作成されるものであるが、過去の空調スケジュールをそのまま用いる場合もある。
電力スケジュール作成部112は、デマンド目標値(契約電力量等)と過去の使用電力量のデータに基づいて電力スケジュールを作成する。電力スケジュールは、任意の時間帯に対する電力量の目標値を定めるものである。作成された電力スケジュールのデータは、記憶部116に保存される。なお、電力スケジュールは、通常、デマンド目標値(契約電力量等)と過去の使用電力量のデータに基づいて作成されるが、デマンド目標値(契約電力量等)と空調スケジュールに基づいて作成される場合もある。
申告電力算出部113は、後述する空調申告入力部131a,131bにより入力された申告を満たすために必要な電力量を、記憶部116に保存されている過去の空調スケジュール、外気温度、使用電力量のデータを用いて第1の電力量として算出する。あるいは、予め空調機器141a,141bごとに設定温度に対する使用電力量を、予め記憶部116に記憶しておくようにしてもよい。申告電力算出部113は、算出した第1の電力量を設備制御判断部115に受け渡す。
余剰電力算出部114は、現在の時間帯に割り当てられている電力量の目標値と、対象空間内の設備機器の現在の電力量とを求め、その差分である電力量を第2の電力量として算出する。現在の時間帯に割り当てられている電力量の目標値は、記憶部116に保存されている電力スケジュールより求める。対象空間内の設備機器の現在の電力量は、使用電力収集部122a,122bより得たデータから求める。
余剰電力算出部114が算出する第2の電力量は、電力スケジュール作成部112により作成された電力量の目標値に対する現在の電力量の余剰を表している。余剰電力算出部114は、算出した第2の電力量を設備制御判断部115に受け渡す。
設備制御判断部115は、申告電力算出部113で求めた第1の電力量と余剰電力算出部114で求めた第2の電力量を比較する。ここで比較される第1の電力量と第2の電力量は、管理区域ごとに求めた電力量である。
ここで、第1の電力量が第2の電力量よりも小さい場合、設備制御判断部115は、空調スケジュール作成部111が作成したスケジュールを申告通りの設定温度に変更することを許可する処理(設備制御判断処理)を行う。そして、設備制御判断部115での判断に基づいて、空調スケジュール作成部111は、スケジュールを変更し、空調機器141a又は141bを変更した設定温度で運転する指示を、空調制御コントローラ121a又は121bに対して行う。なお、この第1の電力量が第2の電力量よりも小さい場合は、申告通りに温度設定を変更するための電力量の余剰がある場合に相当する。
一方、第1の電力量が第2の電力量よりも大きい場合には、設備制御判断部115は、第1の電力量が第2の電力量よりも小さくなるように、他設備機器の制御案を作成し、制御案出力部132a又は132bに出力する。第1の電力量が第2の電力量よりも大きい場合とは、申告通りに温度設定を変更するための電力量の余剰がない状態である。
ここで、他設備機器とは、制御対象となった空調機器141a又は141b以外の、同じ管理区域内の他の設備機器(照明機器142a又は142b、コンセント器具143a又は143b等)を表す。また、1つの管理区域内に、それぞれ個別に温度管理が可能な複数の空調機器が存在する場合には、制御対象となった空調機器以外の同じ管理区域内の他の空調機器を制御対象にしてもよい。
制御案を示すための各機器の電力量の目安は、あらかじめ記憶部116に登録されているものとし、設備制御判断部115は、第1の電力量が第2の電力量よりも小さくなるために必要な電力量を算出して、算出された値に応じて制御案を出力する。例えば、パソコン何台、照明何箇所といった、制限する設備機器の名称と台数といった情報を出力する。また、制御案に代えて、各設備機器とその設備機器が使用する電力量を表示するようにしてもよい。また、各設備機器とその設備機器が使用する電力量を制御案と併せて表示してもよい。これらの具体的な制御案の出力例は後述する。
各管理区域に設置されたクライアント側コンピュータ装置130a,130bは、空調申告入力部131a,131bと、制御案出力部132a,132bを備える。ここでは、制御案出力部132a,132bとしてディスプレイを使用する。なお、クライアント側コンピュータ装置130a,130bは、いわゆるコンピュータ装置として構成された端末以外にも、タブレット端末やスマートフォンなどユーザが使用する各種端末が適用可能である。
空調申告入力部131a,131bは、該当する管理区域内の空調機器141a又は141bの設定温度の変更に関して、ユーザによる入力を受け付ける。この申告の内容は、サーバ110の申告電力算出部113に受け渡される。空調申告入力部131a,131bによる設定温度変更の入力受け付けは、例えばクライアント側コンピュータ装置130a,130bが実行中のウェブブラウザ上で行われる。
制御案出力部132a,132bは、設備制御判断部115で作成された管理区域ごとの制御案をディスプレイに表示する。この制御案の表示についても、例えばクライアント側コンピュータ装置130a,130bが実行中のウェブブラウザ上で行われる。
各管理区域に設置された空調機器141a,141b、照明機器142a,142b、コンセント器具143a,143bは、コントローラ120a,120bと所定のネットワークを経由して接続される。そして、コントローラ120a,120b内の使用電力収集部122a,122bが、各管理区域での使用電力を収集する。なお、コンセント器具143a,143bは、コンセントに接続された器具を示し、コンセント用の配線に取り付けられた電力計から使用電力量を収集する。
[2.システム内の各部に適用されるコンピュータ装置の例]
図2は、図1に示すシステム内の各装置に適用されるコンピュータ装置の構成例を示す。
図1に示すサーバ110、コントローラ120a,120b、クライアント側コンピュータ装置130a,130bは、それぞれ個別のコンピュータ装置200によって構成される。
図2に示すように、コンピュータ装置200は、バス208にそれぞれ接続されたCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203を備える。さらに、コンピュータ装置200は、表示部204、操作部205、不揮発性ストレージ206、ネットワークインタフェース207を備える。
CPU201は、本実施の形態例に係る各機能を実現するソフトウェアのプログラムコードをROM202から読み出して実行する。RAM203には、演算処理の途中に発生した変数やパラメータ等が一時的に書き込まれる。表示部204は、例えば、液晶ディスプレイモニタであり、コンピュータ装置200で行われる処理の結果等を表示する。操作部205としては、例えば、キーボード、マウス等が用いられ、この操作部205により、ユーザが所定の操作入力、指示を行うことが可能である。なお、サーバ110やコントローラ120a,120bには、表示部204や操作部205が設置されない場合もある。
不揮発性ストレージ206としては、例えば、HDD(Hard disk drive)、SSD(Solid State Drive)、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等が用いられる。この不揮発性ストレージ206には、OS(Operating System)、各種のパラメータの他に、コンピュータ装置200を機能させるためのプログラムが記録されている。なお、OS(Operating System)、各種のパラメータの他、コンピュータ装置200を機能させるためのプログラムは、ROM202に記録されている場合もある。また、コントローラ120a,120bには、不揮発性ストレージ206が設置されない場合もある。ネットワークインタフェース207には、例えば、NIC(Network Interface Card)等が用いられ、端子が接続されたLAN、専用線等を介して各種のデータを送受信することが可能である。
[3.設定温度の変更処理の例]
図3は、ユーザからの申告により空調機器141a又は141bの設定温度を変更する処理の例を示すフローチャートである。
ここでは、空調機器141aが設置された管理区域で、ユーザが設定温度の変更を申告するものとする。
まずユーザは、クライアント側コンピュータ装置130aの空調申告入力部131aにより、空調機器141aの設定温度の変更を申告する申告入力処理を行う(ステップS201)。次に、申告電力算出部113が、空調機器141aの設定温度を申告された内容に変更するために必要な電力量を示す第1の電力量を算出する申告電力算出処理を行う(ステップS202)。次に、余剰電力算出部114が、現在の時間帯に割り当てられている電力量の目標値と現在使用している電力量の差分を示す第2の電力量を算出する余剰電力算出処理を行う(ステップS203)。この余剰電力算出処理を行う上では、使用電力収集部122aが現在の使用電力収集処理を行うようにしてある。
さらに、設備制御判断部115が、ステップS202で算出した第1の電力量と、ステップS203で算出した第2の電力量とを比較する(ステップS204)。ここで、第1の電力量が第2の電力量よりも小さい場合には(ステップS204のYES)、空調スケジュール作成部111において、空調スケジュールを申告通りの設定温度に変更する。この設定温度の変更により、空調制御コントローラ121aは、変更した設定温度で空調機器141aを運転する(ステップS205)。なお、ステップS204でYESとなる場合には、第1の電力量と第2の電力量とが等しい場合も含まれる。
一方、第1の電力量が第2の電力量より大きい場合には(ステップS204のNO)、制御案出力部132aが、空調機器141a以外の他の設備機器の制御案を提示する(ステップS206)。他の設備機器の制御案の具体的な例については後述する。
制御案出力部132aで提示された他の設備機器の制御案を参考に、ユーザは、空調機器141a以外の設備機器を停止させる等の操作を行い、当該管理区域内の消費電力量を削減する(ステップS207)。ユーザ操作によって当該管理区域での消費電力量に変更があったときは、ステップS203の処理に戻り、余剰電力算出部114が第2の電力量を算出し、ステップS204において、設備制御判断部115が第1の電力量と第2の電力量とを再び比較する処理を行う。
ここで、ステップS207での操作で削減した電力量が十分であるとき、ステップS204での比較で、第1の電力量が第2の電力量よりも小さい(又は等しい)と判断される。第1の電力量が第2の電力量よりも小さい(又は等しい)と判断されたときには、ステップS205に移り、空調スケジュール作成部111が申告通りの設定温度に変更し、空調制御コントローラ121aは、変更した設定温度で空調機器141aを運転する。
ステップS207での操作で電力量を削減した後のステップS204での判断で、依然として第1の電力量が第2の電力量より大きい場合には、ステップS206,S207の処理が繰り返される。
[4.表示例]
図4〜図6は、クライアント側コンピュータ装置130aの空調申告入力部131aが申告を受け付ける際の表示例と、制御案出力部132aが制御案を提示する際の表示例を示す。
図4は、図3のフローチャートのステップS201において、ユーザが空調機器141aの設定温度を下げる申告を行ったときの表示例を示す。
表示画面300の上側には、ユーザ操作領域301が表示される。ユーザ操作領域301には、空調機器141aの設定温度の変更(下げる又は上げる)を1℃単位で指示する領域301−1と、その指示を申告するボタンの領域301−2とを有する。これらの領域301−1,301−2を使用した申告の操作は、ユーザによるマウスなどを使用した操作や、画面のタッチ操作などで実行される。
このユーザ操作領域301を使用した設定温度の変更の申告があった場合には、表示画面300の下側に通知領域302が表示される。この通知領域302の表示は、図3のフローチャートのステップS206の制御案の提示時に行われる。
ここでは、冷房の空調温度を1℃下げる申告があった場合の例であり、「空調温度を1℃下げるためには、360Whの削減が必要です。」と表示される。この360Whの削減量は、設備制御判断部115が第1の電力量と第2の電力量とを比較して判断した削減量である。
そして、制御案表示領域303には、具体的な制御案が表示される。図4では、以下の機器名の制御案が表示された例を示す。
・デスクトップPC 2台
・ノートPC 2台
・照明 5箇所
すなわち、これらの機器の電源をオフにすることで、電力量の削減量である360Whが確保されることを示している。
また、制御案表示領域303に隣接した使用電力量表示領域304には、各機器の1台当たりの使用電力量の目安が表示される。図4では、以下のような使用電力量の表示が行われた例を示す。
・デスクトップPC 66Wh
・ノートPC 21Wh
・照明 40Wh
・蛍光灯スタンド 30Wh
この使用電力量表示領域304で表示する機器名は、制御案表示領域303の制御案で示された機器の名称である。また、図4の例の「蛍光灯スタンド」のように、制御案で提示していない機器の使用電力を表示してもよい。また、同じ管理区域内に温度調整が可能な空調機器が複数台設置された場合には、温度の変更を申告した空調機器以外の空調機器の使用電力を表示してもよい。
図5は、制御案を表示した後に、ユーザが不足する電力量を削減したことで、設定温度が変更された場合の、通知領域305の表示例を示す。
この例では、通知領域305に、「空調温度を1℃下げました。剰余電力は150Whです。」と表示される。このように、空調温度を変更可能な使用電力量の削減が行われた後には、ユーザの申告通りの空調温度の変更が行われ、そのときの状態(剰余電力量)が表示される。
図6は、空調機器141aの設定温度を変更した後に、剰余電力が少なくなったとき、そのことを警告する通知領域306の表示例を示す。
この例では、通知領域306に、「剰余電力が少なくなりました。空調温度を1℃上げるか、使用電力量を減らして下さい。」とユーザに対する警告が表示される。
このような警告表示を行うことで、当該管理区域内で一旦削減した電力量が、何らかの要因で再び増えた場合にも対処できるようになる。
以上説明したように、本実施の形態による空調制御システム100によると、空調機器の設定温度をユーザの申告に基づいて、任意の時間帯に対する電力量の目標値(電力スケジュール)を超えない範囲で変更できるようになる。空調機器の設定温度を変更することで任意の時間帯に対する電力量の目標値を超えてしまう場合には、ユーザに当該管理区域内の他設備の制御案が提示され、その提示した制御案に基づいて電力量が削減された場合には、設定温度が変更されるようにした。このため、本実施の形態によると、各管理区域で電力量を目標値以下に抑えつつ、空調機器の設定温度を変更することができ、ビル全体の電力量を増やすことなく、全ての管理区域で快適性を向上させることができるようになる。
[5.変形例]
なお、上述した実施の形態例では、設備機器として、ビルに設置された空調機器の例とした。これに対して、管理区画ごとに設置された空調機器以外の様々な設備機器の電力使用量を、スケジュールに基づいて制御する場合に、本発明は適用が可能である。
また、上述した実施の形態例では、ユーザが申告した設定温度での制御案を提示するようにしたが、剰余電力量に応じて、より細かい制御案の提示を行うようにしてもよい。例えば、ユーザが特定の値だけ設定温度を下げるように申告した際に、管理区域内の機器の使用状況や剰余電力量等から、その特定の値だけ設定温度を下げることが現実的ではないとき、ユーザが申告した設定温度よりも変更幅が少ない設定温度での制御案を提示してもよい。具体的には、例えばユーザが2℃設定温度を下げるように申告した際に、1℃だけ設定温度を下げることが可能な状況のとき、制御案出力部132aは、1℃だけ下げるための制御案をユーザに提示するような対処を行ってもよい。このような場合の制御案の表示例としては、例えば「2℃下げるための電力の余裕はありません。1℃下げるための制御案を示します。」と表示することが考えられる。
また、本発明は上記した実施の形態例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施の形態例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施の形態例の構成の一部を他の実施の形態例や変形例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態例の構成に他の実施の形態例や変形例の構成に置き換えることも可能である。また、実施の形態例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により、ハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能などは、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
100…空調制御システム、101a,101b…温度計測部、110…サーバ、111…空調スケジュール作成部、112…電力スケジュール作成部、113…申告電力算出部、114…余剰電力算出部、115…設備制御判断部、116…記憶部、120a,120b…コントローラ、121a,121b…空調制御コントローラ、122a,122b…使用電力収集部、130a,130b…クライアント側コンピュータ装置、131a,131b…空調申告入力部、132a,132b…制御案出力部、141a,141b…空調機器、142a,142b…照明機器、143a,143b…コンセント器具、200…コンピュータ装置、201…CPU、202…ROM、203…RAM、204…表示部、205…操作部、206…不揮発性ストレージ、207…ネットワークインタフェース、208…バス、300…表示画面、301…ユーザ操作領域、302,305,306…通知領域、303…制御案表示領域、304…使用電力量表示領域

Claims (5)

  1. 管理区域に設けられた設備機器の稼動状態の変更を受け付ける申告入力部と、
    前記申告入力部において申告された稼動状態にするために必要な第1の電力量を求める申告電力算出部と、
    前記管理区域の電力量の目標値のスケジュールを作成する電力スケジュール作成部と、
    前記管理区域の使用電力量を収集する使用電力収集部と、
    前記電力スケジュール作成部により求めた電力量の目標値と前記使用電力収集部で収集した電力量の差分である第2の電力量を求める余剰電力算出部と、
    前記第1の電力量と前記第2の電力量を比較し、前記第1の電力量が前記第2の電力量よりも大きい場合に、前記第1の電力量を前記第2の電力量より小さくするための、前記管理区域に設けられた前記設備機器以外の他の機器の制御案を作成する設備制御判断部と、
    前記設備制御判断部で作成された制御案を出力する制御案出力部とを備える
    設備電力制御システム。
  2. 前記制御案出力部が前記他の機器の制御案を出力した後、前記第1の電力量が前記第2の電力量と等しいか又は前記第2の電力量より小さくなった場合には、前記申告入力部で入力された申告内容に基づいた前記設備機器の制御を行う
    請求項1に記載の設備電力制御システム。
  3. 前記制御案出力部は、前記制御案として、前記第1の電力量を前記第2の電力量より小さくするために必要な機器名及び台数を出力する
    請求項1に記載の設備電力制御システム。
  4. 前記制御案出力部は、前記制御案として、管理区域に設けられた前記設備機器以外の他の機器が使用する電力量の値を出力する
    請求項1に記載の設備電力制御システム。
  5. 管理区域に設けられた設備機器の稼動状態の変更の申告を受け付ける申告入力処理と、
    前記申告入力処理で受け付けられた稼動状態にするために必要な第1の電力量を求める申告電力算出処理と、
    前記管理区域の電力量の目標値のスケジュールを作成する電力スケジュール作成処理と、
    前記管理区域の使用電力量を収集する使用電力収集処理と、
    前記電力スケジュール作成処理により求めた電力量の目標値と前記使用電力収集処理で収集した電力量の差分である第2の電力量を求める余剰電力算出処理と、
    前記第1の電力量と前記第2の電力量を比較し、前記第1の電力量が前記第2の電力量よりも大きい場合に、前記第1の電力量を前記第2の電力量より小さくするための、前記管理区域に設けられた前記設備機器以外の他の機器の制御案を作成する設備制御判断処理と、
    前記設備制御判断処理で作成された制御案を出力する制御案出力処理とを含む
    設備電力制御方法。
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