JP2017073689A - 情報処理装置および情報処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の通信回線で通信する情報処理装置において、通信時間を極力短縮する技術を提供する。【解決手段】情報処理装置10は、送信部28と確認応答受信部30と通信性能測定部32と通信状況取得部42と負荷分散制御部44と再送制御部46とを備えている。送信部と確認応答受信部とは、複数の通信回線210、220で通信する。通信性能測定部は、複数の通信回線の通信性能を測定する。通信状況取得部は、送信部が複数の通信回線で通信する通信状況を取得する。負荷分散制御部は、通信性能測定部が測定する通信性能と、通信状況取得部が取得する通信状況とに基づいて、送信部が複数の通信回線のそれぞれで送信する通信負荷量を分散させる。再送制御部は、通信性能と通信状況とに基づいて、送信部が複数の通信回線のうちいずれかの通信回線で送信したデータの少なくとも一部を他の通信回線で再送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の通信回線で通信する技術に関する。
複数の通信回線で通信を行う技術が提案されている。例えば、特許文献1に開示されている技術によると、複数のTCPコネクションを使用するマルチパス通信のサブフロー毎に、送信されるセグメントを蓄積するキューを設けている。
特許文献1の技術によると、送信バッファから取り出したセグメントをキューに蓄積するときに、各キューの最後尾のセグメントが受信側に到達するまでに要する到達予想時間が最も短いキューを選択する。これにより、特許文献1の技術によると、送信した順番で受信側にパケットが到着するようにしようとしている。
さらに、特許文献1には、サブフローのいずれかにおいて輻輳またはパケットロスが発生すると、輻輳またはパケットロスが発生したサブフローに対応するキューに蓄積されているセグメントの少なくとも一部を、他のサブフローに対応するキューに分配する技術が開示されている。
特開2014−127790号公報
特許文献1の技術では、複数の通信回線のいずれかで遅延が発生するたびに、到達予想時間の短いキューにセグメントを振り分けて蓄積するとともに、TCPレイヤにおいて再送処理が行われることになる。このとき、特許文献1の技術では、データの送信状況を考慮せずに再送処理が行われる。その結果、通信時間の短縮に不必要な再送処理がTCPレイヤで行われることになるので、通信時間の短縮が困難である。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、複数の通信回線で通信する情報処理装置において、通信時間を極力短縮する技術を提供することを目的とする。
本発明の情報処理装置(10)は、通信部(28、30)と、測定部(32)と、通信状況取得部(42)と、負荷分散制御部(44)と、再送制御部(46)と、を備えている。
通信部は、複数の通信回線(210、220)を用いて送信データを送信する。測定部は、複数の通信回線のそれぞれの通信性能を測定する。通信状況取得部は、送信データの通信状況を取得する。負荷分散制御部は、測定部が測定する通信性能と、通信状況取得部が取得する通信状況とに基づいて、通信部が複数の通信回線のそれぞれで送信する通信負荷量を分散させる。
再送制御部は、通信性能と通信状況とに基づいて、通信部が複数の通信回線のうちいずれかの通信回線で送信したデータの少なくとも一部を、複数の通信回線のうち他の通信回線で再送信する。
この構成によれば、複数の通信回線のそれぞれの通信性能と通信状況とに基づいて、それぞれの通信回線で送信する通信負荷量を適切に分散させることができる。これにより、それぞれの通信回線で通信する通信時間のばらつきを抑制し、通信時間を短縮できる。
さらに、それぞれの通信回線の通信性能と通信状況とに基づいて、複数の通信回線のうちのいずれかの通信回線で送信したデータの少なくとも一部を他の通信回線で再送信させるので、遅延が発生して通信時間が長くなると推定される通信回線で送信したデータの少なくとも一部を、それよりも通信時間が短くなる他の通信回線で再送信できる。これにより、通信時間を短縮できる。
尚、この欄および特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
本実施形態による情報処理システムを示すブロック図。 送信制御処理を示すフローチャート。 送信側の負荷分散処理を示すタイムチャート。 送信側の再送処理を示すタイムチャート。 受信制御処理を示すフローチャート。 受信側の確認応答処理を示すタイムチャート。
以下、本発明が適用された実施形態を図に基づいて説明する。
[1.構成]
図1に示す情報処理システム2は、第1の情報処理装置および他の情報処理装置に相当するクライアント10と、第2の情報処理装置に相当するサーバ50とを備えている。クライアント10とサーバ50とは、例えば、複数の通信回線210、220を使用してインターネット200を介して通信する。
通信回線210、220は、3G回線、LTE回線、WiFi(登録商標)、WiMAX(登録商標)等、ネットワークレイヤでIPを使用でき、トランスポートレイヤでUDPを使用できる回線であればどのような通信回線であってもよい。
情報処理システム2は、例えば、クライアント10が送信データを「受信側のアプリケーションが実行する処理の入力となるデータ集合(単に、アプリデータとも言う。)」の単位でサーバ50に送信し、クライアント10から受信したアプリデータをサーバ50が処理し、サーバ50が処理結果をクライアント10に送信する情報処理を実行する。
詳細には、送信データが画像列であり、アプリデータが画像1枚に対応するとき、情報処理システム2は、クライアント10から画像を1枚ずつサーバ50に送信し、サーバ50が1枚分の画像データをすべて受信するとすぐに、サーバ50が歩行者検出等の処理を実行して処理結果をクライアント10に送信するという情報処理を、クライアント10とサーバ50との間で繰り返し実行する。
クライアント10は、送信側通信制御部20と、アプリケーション部100とを備えている。アプリケーション部100は、サーバ50に送信するデータを送信側通信制御部20の送信バッファ22に格納する。
サーバ50は、受信側通信制御部60とアプリケーション部110とを備えている。アプリケーション部110は、受信側通信制御部60がクライアント10から受信するデータを受信バッファ68から取得する。
送信側通信制御部20は、送信バッファ22と、パケット生成部24と、送信情報付加部26と、送信部28と、確認応答受信部30と、通信性能測定部32と、送信制御部40と、を備えている。送信部28と確認応答受信部30とは、クライアント10の通信部に相当する。
送信バッファ22は、アプリケーション部100が送信するデータを格納する記憶領域であり、アプリケーション部100は、送信データからアプリデータ単位でデータを取り出し、送信バッファ22に格納する。
送信バッファ22に格納されたデータは、送信部28から送信される。確認応答受信部30は、送信部28から送信されたデータに対する確認応答をサーバ50から受信する。確認応答には、サーバ50のデータ受信状況として、受信済みデータと、パケットロスによってサーバ50が受信できなかったデータとに関する情報が含まれている。
パケット生成部24は、送信バッファ22に格納されたデータを予め設定されたサイズに分割してパケットを生成する。
送信情報付加部26は、送信情報として、通信回線210、220のそれぞれにおける通信性能と通信状況とを送信制御部40から取得し、パケットのデータフィールドに付加する。
通信性能は、通信速度と往復通信時間(Round Trip Time:RTT)とを表わす。通信状況は、送信バッファ22に格納されたアプリデータのうち、送信部28からまだ送信していない未送信データの量と、送信部28から送信済みであるが確認応答受信部30が受信する確認応答からサーバ50が受信したことが確認できていない未応答データの量と、それぞれの回線から送信可能なデータ量を示すウインドウサイズ等を表わす。
送信部28は、送信制御部40からの送信制御情報に基づき、送信情報を付加されたパケットを通信回線210、220のいずれかから送信する。
確認応答受信部30は、送信部28から送信するウインドウサイズ分のデータに対し、サーバ50から確認応答を受信する。通信性能測定部32は、例えば、確認応答受信部30が受信する確認応答パケットのタイムスタンプ情報と確認応答パケットの受信時刻とに基づいて、通信回線210、220の通信速度とRTTとを測定する。
送信制御部40は、通信状況取得部42と負荷分散制御部44と再送制御部46とを備えている。
通信状況取得部42は、送信バッファ22に格納されているデータと確認応答受信部30が受信する確認応答の受信状況とから、未送信データと未応答データとを取得する。さらに、通信状況取得部42は、確認応答パケットから、パケットロスの発生によりサーバ50が受信できなかったデータに関する情報を取得し、サーバ50が受信できなかったデータについても未送信データとして扱う。
負荷分散制御部44は、通信回線210、220の通信性能と通信状況とに基づいて、通信回線210、220から送信する通信負荷量を調整し、通信回線210、220の通信負荷を分散させる。
再送制御部46は、通信回線210、220の通信性能と通信状況とに基づいて、通信回線210、220のどちらか一方の未応答データの一部を他方から再送信することで、送信対象のアプリデータに含まれるすべてのデータがサーバ50に受信されるまでに要する時間が短くなる場合、通信回線210、220のどちらか一方の未応答データの少なくとも一部を他方から再送信させる。
サーバ50の受信側通信制御部60は、受信部62と、通信性能測定部64と、パケット解析部66と、受信バッファ68と、確認応答送信部70と、を備えている。受信部62と確認応答送信部70とは、サーバ50の通信部に相当する。
受信部62は、通信回線210、220からデータを受信する。通信性能測定部64は、例えば、受信部62が受信する受信パケットのタイムスタンプ情報と受信パケットの受信時刻とに基づいて、通信回線210、220の通信性能を測定する。
パケット解析部66は受信状況取得部に相当し、受信部62が受信する受信パケットの情報に基づいて、受信状況として、パケットロスが発生したパケットに関する情報を取得する。さらに、パケット解析部66は、受信パケットの情報に基づいて、受信状況として、クライアント10が送信したデータのうちサーバ50が受信済みのデータに関する情報を取得する。パケット解析部66は、解析の終了したパケットのデータを受信バッファ68に格納する。
確認応答送信部70は、確認応答制御部72を備えている。確認応答制御部72は、クライアント10に対して確認応答を送信するタイミングを制御する。
[2.処理]
[2−1.送信制御処理]
クライアント10が実行する送信制御処理について図2のフローチャートに基づいて説明する。
確認応答受信部30がサーバ50から確認応答を受信すると(S400)、通信性能測定部32は、例えば、確認応答パケットのタイムスタンプ情報と確認応答パケットの受信時刻とに基づいてRTTと通信速度とを、通信性能として測定する(S402)。
通信状況取得部42は、確認応答受信部30が受信する確認応答に基づいて、通信回線210、220の通信状況として、送信部28から送信したデータのうちどのデータがサーバ50に受信され、どのデータがまだ受信されていないかを取得する(S404)。
さらに、通信状況取得部42は、通信回線210、220の通信状況として、送信バッファ22に格納されているデータのうち、未送信データとしてどのデータがまだ通信回線210、220から送信されていないかを取得する(S404)。
さらに、通信状況取得部42は、通信状況として、送信部28から送信したパケットのうち、確認応答パケットからパケットロスの発生によりサーバ50で受信されなかったと通知されたパケット、ならびに所定時間経過しても確認応答から受信が確認できないパケットについてパケットロスが発生したと判断し、未送信データに追加する(S404)。
未送信データが存在する場合(S406:Yes)、負荷分散制御部44は、通信回線210、220の通信性能と通信状況とに基づいて、通信回線210、220を使用して未送信データをサーバ50に最も早く到達させることができると推定される場合におけるそれぞれの通信回線210、220の通信負荷量をウインドウサイズとして設定し(S408)、S414に処理を移行する。
以下に、通信回線210、220のウインドウサイズの算出を説明する。通信回線210、220の通信速度をRi、RTTをEi、ウインドウサイズをWi、未応答データの量をOi、S404の処理でパケットロスが発生したと判断されて未送信データに追加されたデータも含み、時刻tにおいてまだ送信していない未送信データの量をNtとすると、図3に示すように、通信回線210、220の一方だけを使用して未送信データを送信する場合、確認応答を受信するまでに要する通信時間は、それぞれ次式(1)、(2)で表わされる。
尚、Ri、Ei、Wi、Oiの添え字のiは、それぞれの通信回線のみを使用して未送信データをすべて送信する場合に通信時間が短くなる方の通信回線の数字が小さくなるように設定されている。図3では、仮に通信回線210が通信回線220よりも通信時間が短くなるものとしている。つまり、通信回線210の添え字は「1」、通信回線220の添え字は「2」である。
通信回線210だけを使用する場合、
通信時間=Nt/R1+max(E1,O1/R1) ・・・(1)
通信回線220だけを使用する場合、
通信時間=Nt/R2+max(E2,O2/R2) ・・・(2)
ここで、通信回線210だけを使用して未送信データをすべて送信する場合に確認応答を受信するまでに要する通信時間が、通信回線220の未応答データに対する確認応答を受信するまでに要する通信時間よりも長くなると仮定して、次式(3)の不等式を設定する。
max(E2,O2/R2)<Nt/R1+max(E1,O1/R1)
・・・(3)
不等式(3)は、通信回線210だけに通信負荷が偏るために全体として通信時間が長くなることを示している。この場合、未送信データをそれぞれの通信回線210、220に分散して送信すると、全体として通信時間が短くなると考えられる。
そこで、未送信データをそれぞれの通信回線210、220に分散することにより通信回線210、220の通信時間が等しくなるとして、次式(4)を設定する。式(4)においてxは、未送信データのうち通信回線220で分担して送信するデータ量を表わしている。
(Nt−x)/R1+max(E1,O1/R1)
=x/R2+max(E2,O2/R2) ・・・(4)
xは次式(5)で表わされる。
x={Nt/R1+max(E1,O1/R1)−max(E2,O2/R2)}
×R1R2/(R1+R2) (5)
通信回線210、220の帯域を効率的に使用できる通信負荷量をWdとすると、未送信データのうち、通信回線210から送信するデータ量はW1、通信回線220から送信するデータ量はW2となり、W1、W2はそれぞれ次式(6)、(7)で表わされる。
W1=min(Nt−x,Wd) (6)
W2=min(x,Wd) (7)
不等式(3)が成立しない場合は、通信回線220よりも通信時間が短くなる通信回線210だけを使用して未送信データをすべて送信してよいと判断できる。この場合、W1、W2はそれぞれ次式(8)、(9)で表わされる。
W1=min(Nt,Wd) (8)
W2=0 (9)
未送信データがない場合(S406:No)、再送制御部46は、通信回線210、220の通信性能と通信状況とに基づいて、通信回線210、220の未応答データの少なくとも一部を再送信することで、通信時間を短縮できるか否かの再送制御判定を実行する(S410)。通信時間を短縮できる場合は、S416において再送処理を実行するための送信制御情報を生成する(S410)。
尚、再送処理を実行して未送信データがなくなったことによりS410に処理が移行する場合には、再送制御部46は、以下に説明するS410の再送制御判定を実行せず、S412の判定において「No」を選択する。
以下に、S410の再送制御判定の詳細を説明する。図4は、通信回線220の未応答データの少なくとも一部を通信回線210で再送信した方が通信時間を短縮できる例を示している。通信回線210において確認応答を受信した時点から、通信回線210の未応答データに対する確認応答を受信するまでに要する通信時間をT1、通信回線220の未応答データに対する確認応答を受信するまでに要する通信時間をT2とする。
E1<T1の場合、通信回線220の未応答データのうち、通信回線210から再送信するデータ量をyとすると、次式(10)が成立する。
y/R1=(T2−T1)R2/(R1+R2) ・・・(10)
式(10)の右辺は、再送信しない場合に通信回線220のみを使用して送信されることになるデータ量(T2−T1)R2のデータを、通信回線210と通信回線220の両方を使用して送信した場合の通信時間を表わしている。右辺が表わす時間と、通信回線210から再送信するデータ量yのデータに対する確認応答を受信するまでに要する左辺の時間とが等しくなるものとして、式(10)は設定されている。
式(10)から、yは次式(11)で求められる。
y=(T2−T1)R1R2/(R1+R2)
=(R1O2−R2O1)/(R1+R2) ・・・(11)
T1<E1<T2の場合、通信回線220の未応答データのうち、通信回線210から再送するデータ量をyとすると、次式(12)が成立する。
y/R1=(T2−E1)R2/(R1+R2) ・・・(12)
式(12)から、yは次式(13)で求められる。
y=(T2−E1)R1R2/(R1+R2)
=(R1O2−E1R1R2)/(R1+R2) ・・・(13)
再送信により通信時間を短縮できない場合にはy=0であり、S412の判定において「No」が選択されることになるので、再送処理は実行されない。
再送制御部46は、通信回線210、220のどちらか一方の未応答データの少なくとも一部を他方の通信回線で再送信するとき、再送データの量yを設定し、再送データを再送信する通信回線を選択して送信制御情報として生成する。
再送信により通信時間を短縮できない場合、つまりT2<E1の場合(S412:No)、送信制御部40は本処理を終了する。再送信により通信時間を短縮できる場合(S412:Yes)、送信制御部40はS414に処理を移行する。
S414において、送信情報付加部26は、送信部28から送信するパケットに、通信回線210、220のRTT、ウインドウサイズ、未送信データ量等の通信性能および通信状況を表わす送信情報を付加する。
S416において、再送処理を実行する場合、S410で生成された送信制御情報に基づいて、選択された通信回線で再送データに該当するパケットを送信する。この場合、元の通信回線で送信したときのタイムスタンプが新しいパケットから再送信することが望ましい。
これにより、未応答データの一部を再送された元の通信回線においては古いタイムスタンプのパケットから送信され、再送データを再送する通信回線においてはタイムスタンプの新しいパケットから送信されるので、全体としてサーバ50がアプリデータに含まれるすべてのデータの受信を完了するまでに要する通信時間を短縮できる。
S416において再送処理ではなく、通信回線210、220から通常の通信処理を実行する場合、送信制御部40は、S408で生成された送信制御情報に基づいて、次の条件(1)〜(3)のいずれかが成立するまで、通信回線210、220からパケットを送信し、残りのウインドウサイズ、ならびに通信状況として未送信データ、未応答データを更新する。
(1)新たな確認応答を受信。
(2)すべての通信回線210、220で残りのウインドウサイズが0になるまでパケットを送信した。
(3)送信対象のアプリデータについて、全データの送信が完了。
送信制御部40は、S418において、未送信データがあるか否かを判定する。未送信データがない場合(S418:No)、送信制御部40はS410に処理を移行する。これにより、通常処理により未送信データがなくなると、すぐにS410の再送制御判定を実行できる。
未送信データがある場合(S418:Yes)、送信制御部40は本処理を終了しサーバ50からの次の確認応答を待つ。
[2−2.受信制御処理]
サーバ50が実行する受信制御処理について図5のフローチャートに基づいて説明する。
クライアント10が送信するパケットを受信部62が受信すると(S420)、通信性能測定部64は、受信パケットのタイムスタンプ情報と受信パケットの受信時刻等とに基づいて、通信回線210、220の通信速度とRTTとを測定し、パケット解析部66は、受信パケットの情報からクライアント10の通信状況とサーバ50のデータの受信状況を取得する(S422)。
例えば、送信情報付加部26において、パケットの送信順序に応じたシーケンス番号を回線毎に独立に付与しておくことで、パケット解析部66は、受信したパケットが送信された回線のシーケンス番号に抜けがあった場合、パケットロスが発生していると判断し、パケットロスによってサーバ50が受信できなかったデータに関する情報をサーバ50のデータの受信状況として取得することができる。
また、パケット解析部66は、受信パケットの情報から、クライアント10の通信状況を表わすウインドウサイズを取得するとともに、サーバ50のデータの受信状況として、クライアント10から送信されたデータのうちサーバ50が受信済みのデータに関する情報を取得する。
クライアント10が送信中のアプリデータに含まれる全データの受信が完了すると(S424:Yes)、確認応答送信部70から確認応答を送信する(S432)。
送信対象のアプリデータについて、全データの受信が完了していない場合(S424:No)、確認応答送信部70は、確認応答の送信タイミングを設定されたタイマのカウントが終了しているか否かを判定する(S426)。タイマの値はS430で設定される。タイマが終了していない場合(S426:No)、確認応答送信部70は本処理を終了する。
タイマが終了している場合(S426:Yes)、確認応答送信部70は、新たなタイマの設定および確認応答の送信に必要となる情報として、通信性能測定部64から通信性能を取得し、パケット解析部66からクライアント10の通信状況およびサーバ50のデータの受信状況を取得する(S428)。
確認応答制御部72は、通信性能測定部64が取得する通信速度およびRTTと、パケット解析部66が取得するウインドウサイズとに基づいて、通信回線210、220から確認応答を送信する確認応答タイミング(F)を次式(14)から算出してタイマに設定し(S430)、S432に処理を移行する。
F=max{min(W1/R1−E1,W2/R2−E2),0} ・・・(14)
本実施形態では2個の通信回線210、220を使用しているので、式(14)では2回線を使用している場合に確認応答タイミング(F)を算出する例を示している。
図6の点線が示すように、通信回線210、220において、ウインドウサイズ分(Wi:iは通信回線の番号を表わす)の全データを受信してから確認応答を送信すると、RTTを表わすEiの時間分、次のウインドウサイズ分のデータが受信されるまで待ち時間が発生する。
そこで、複数の通信回線から送信されるウインドウサイズ分のデータを受信するために要すると推定される時間(Wi/Ri)からEiを減算した時間のうち、最小の時間を決定する。本実施形態では、2個の通信回線210、220を使用しているので、通信回線210、220のうちどちらの時間が短いかを決定する。
(Wi/Ri)からEiを減算した時間を確認応答タイミングとすることにより、サーバ50が次のウインドウサイズ分のデータを受信するまでの待ち時間が短くなる。
ウインドウサイズが小さくなると、(Wi/Ri)からEiを減算した時間が負になることもあるので、その場合にはタイマに0を設定する。この場合、パケットを受信すると確認応答をすぐに送信することになる。
S432において、確認応答送信部70はクライアント10に確認応答を送信する。例えば、確認応答送信部70は、すべての通信回線における受信状況、本実施形態では通信回線210、220の両方についてのパケットロス情報および受信済みデータ等を確認応答として、それぞれの通信回線210、220で送信する。
尚、通信回線210、220の両方ではなく、通信速度の速い通信回線だけで確認応答を送信してもよい。
[3.効果]
以上説明した上記実施形態では、以下の効果を得ることができる。
(1)通信回線210、220の通信性能と通信状況とに基づいて、それぞれの通信回線で送信する通信負荷量を分散させることにより、複数の通信回線を使用して通信する情報処理装置において通信時間を短縮できる。
(2)通信回線210、220の通信性能と通信状況とに基づいて、いずれかの通信回線で送信したデータの少なくとも一部を他の通信回線で再送信する方がサーバ50に早くデータが到達する場合には、通信回線210、220のうちのいずれかの通信回線で送信したデータのすくなくとも一部を他の通信回線で再送信するので、通信時間を極力短縮し、遅延を解消することができる。
(3)通信回線210、220のうちのいずれかの通信回線で送信したデータを他の通信回線で再送信する場合、タイムスタンプの新しい順、つまり送信順序を逆にして再送信するので、サーバ50がすべてのデータの受信を完了するまでに要する通信時間を短縮できる。
(4)ウインドウサイズ分のデータを受信するために要する時間(Wi/Ri)からEiを減算した時間をタイマに設定し、タイマが終了すると確認応答を送信するので、次のウインドウサイズ分のデータが受信されるまでの待ち時間をなくすことができる。このように確認応答の応答タイミングを制御することにより、通信時間を短縮できるとともに、通信回線を効率的に使用できる。
(5)送信データが、「受信側のアプリケーションが実行する処理の入力となるデータ集合(アプリデータ)」で構成される場合、負荷分散制御と再送制御と確認応答タイミングの制御とをアプリデータ毎に行うことにより、各アプリデータについての通信時間を短縮できる。
つまり、送信データからデータを送信バッファに格納するときに送信データからアプリデータ単位でデータを取り出して送信バッファに格納し、送信対象のアプリデータに対する未送信データおよび未応答データに基づいて負荷分散制御と再送制御と確認応答タイミングの制御とを実行することで、各アプリデータについて通信時間を短縮できる。
[4.他の実施形態]
(1)上記実施形態では、第1の情報処理装置をクライアント10として、第2の情報処理装置をサーバ50として説明したが、第1の情報処理装置はクライアント10に限るものではなく、第2の情報処理装置はサーバ50に限るものではない。第1の情報処理装置および第2の情報処理装置は、複数の通信回線で通信する情報処理装置であればどのようなものであってもよい。
(2)上記実施形態では、複数の通信回線として2個の通信回線210、220を例にして説明した。これに対し、複数の通信回線は2個に限らず3個以上であってもよい。
(3)上記実施形態で説明した情報処理を、プロトコルスタック上のどのレイヤで実現してもよい。
(4)上記実施形態では、ネットワークレイヤでIPを使用し、トランスポートレイヤでUDPを使用する通信回線を例にして説明したが、通信回線はこれに限るものではない。
(5)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。尚、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
(6)上述したクライアント10およびサーバ50の他、当該クライアント10およびサーバ50を構成要素とする情報処理システム2、当該クライアント10またはサーバ50としてコンピュータを機能させるための情報処理プログラム、この情報処理プログラムを記録した記録媒体、情報処理方法など、種々の形態で本発明を実現することもできる。
10:クライアント(第1の情報処理装置、他の情報処理装置)、28:送信部(通信部)、30:確認応答受信部(通信部)、32:通信性能測定部(測定部)、42:通信状況取得部、44:負荷分散制御部、46:再送制御部、50:サーバ(第2の情報処理装置)、62:受信部(通信部)、64:通信性能測定部(測定部)、66:パケット解析部(受信状況取得部)、70:確認応答送信部(通信部)、72:確認応答制御部、210、220:通信回線

Claims (7)

  1. 複数の通信回線(210、220)を用いて送信データを送信する通信部(28、30)と、
    前記複数の通信回線のそれぞれの通信性能を測定する測定部(32)と、
    前記送信データの通信状況を取得する通信状況取得部(42)と、
    前記測定部が測定する前記通信性能と、前記通信状況取得部が取得する前記通信状況とに基づいて、前記通信部が前記複数の通信回線のそれぞれで送信する通信負荷量を分散させる負荷分散制御部(44)と、
    前記通信性能と前記通信状況とに基づいて、前記通信部が、前記複数の通信回線のうちいずれかの通信回線で送信したデータの少なくとも一部を、前記複数の通信回線のうち他の通信回線で再送信する再送制御部(46)と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置(10)。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記負荷分散制御部は、前記送信データのうち、前記通信部がまだ送信していない未送信データの量と、前記通信部から送信済みでまだ確認応答を受信していない未応答データの量を、前記通信状況として前記通信状況取得部から取得し、前記通信性能と前記通信状況とに基づいて、前記未送信データに対する確認応答を受信するまでに要する通信時間を短縮するように前記複数の通信回線のそれぞれの前記通信負荷量を決定する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の情報処理装置であって、
    前記再送制御部は、前記通信性能と前記通信状況とに基づいて、前記複数の通信回線のうちいずれかの通信回線で送信したデータのすくなくとも一部を、前記複数の通信回線のうち他の通信回線から再送信すると通信時間を短縮できると判定すると、再送信するデータと再送信する前記他の通信回線とを決定する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項3に記載の情報処理装置であって、
    前記再送制御部は、前記いずれかの通信回線からデータを送信した順番と逆の順番で前記他の通信回線からデータを再送信する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  5. 複数の通信回線(210、220)を用いて送信データを送信する他の情報処理装置(10)と通信する通信部(62、70)と、
    前記複数の通信回線のそれぞれの通信性能を測定する測定部(64)と、
    前記他の情報処理装置の前記送信データに関する通信状況を取得する受信状況取得部(66)と、
    前記測定部が測定する前記通信性能と前記受信状況取得部が取得する前記他の情報処理装置の前記通信状況とに基づいて、前記通信部から確認応答を送信する送信タイミングを決定する確認応答制御部(72)と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置(50)。
  6. 請求項5に記載の情報処理装置であって、
    前記受信状況取得部は、前記他の情報処理装置から前記複数の通信回線で送信されたデータに関する前記複数の通信回線のすべてにおける受信状況をさらに取得し、
    前記通信部(70)は、前記受信状況取得部が取得する前記受信状況を前記確認応答として、前記確認応答制御部が決定する前記送信タイミングで前記複数の通信回線のそれぞれに対して送信する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置(10)を第1の情報処理装置とし、請求項5または6に記載の情報処理装置(50)を第2の情報処理装置として、前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置とを備え、
    請求項5または6に記載の前記他の情報処理装置を前記第1の情報処理装置とする、
    ことを特徴とする情報処理システム(2)。
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