JP2017073601A - 画像処理装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】受信したFAXデータから簡単な操作によりアドレス帳に未登録の番号を登録することができる画像処理装置を提供する。【解決手段】MFP101は、受信したFAXデータの送信元のFAX番号を取得するとともに、FAXデータの画像からOCRによりFAX番号を読み取る。さらに、MFP101は、取得した送信元のFAX番号、及びOCRより読み取られたFAX番号のうち、アドレス帳に未登録の番号を、それぞれ区別して未登録アドレス一覧画面2200に表示し、ユーザが選択したアドレス帳へ未登録の番号を登録する。【選択図】図23

Description

本発明は、画像処理装置、制御方法、及びプログラムに関する。
ファクシミリ(G3FAXやインターネットFAX)等を利用して受信した画像データ(FAXデータ)を印刷するとともに、予め設定された転送先に自動的に転送するシステムが提案されている。このシステムでは、受信したFAXデータの送信元のFAX番号が、予め用意した、印刷を行わない送信元のFAX番号を登録したリストに存在した場合に、FAXデータの転送のみを行い、印刷は行わないことが考えられる。また、このようなリストに受信したFAXデータの送信元のFAX番号が存在しない場合に、ユーザが当該FAX番号を新たにリストに登録する操作を行うことが考えられる。
特許文献1は、FAX画像が印字された用紙をスキャナによって読み取らせ、その画像の所定領域内の画像の文字認識を行って、認識された文字情報と外線からの画像情報の着信を禁止する相手先の情報と照合するファクシミリ装置を開示している。また、特許文献1には、画像の所定領域内の画像から認識された文字情報を、着信を禁止する相手先の情報として登録することも記載されている。
特開2011−49871号公報
しかしながら、送信元のFAX番号が発呼側から送信されないことがある。また、FAXデータ(画像)には、送信元に関連する電話番号やFAX番号などが記載されていることが多い。このような場合に、特許文献1では、FAXデータをスキャンした画像の所定領域(FAX装置が通信日時や送信者の電話番号などを印字する記録紙の上部の領域)のみを文字認識するため、情報の取得及び活用が十分ではない。
本発明は、受信したFAXデータから簡単な操作によりアドレス帳に未登録の番号を登録することができる画像処理装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る画像処理装置は、受信したFAXデータのFAX番号を取得する取得手段と、FAXデータの画像から所定の番号を読み取る読み取り手段と、取得手段により取得されたFAX番号、及び読み取り手段により読み取られた番号のうち、アドレス帳に未登録の番号を、それぞれ区別して表示する表示手段と、未登録の番号をアドレス帳に登録する登録手段と、を備える。
本発明の画像処理装置によれば、受信したFAXデータから簡単な操作によりアドレス帳に未登録の番号を登録することが可能となる画像処理装置を提供することができる。
本発明の画像処理装置によれば、未登録の番号を一律に管理し、ユーザが任意のタイミングで任意のアドレス帳に該未登録の番号の登録を行うことができる。
本発明の一実施形態における画像処理システムの構成を示す図である。 MFPのハードウェア構成の一例を示す図である。 ファイルサーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 MFPのソフトウェア構成の一例を示す図である。 MFPにおける設定処理を説明するためのフローチャートである。 MFPにおける設定処理を説明するためのフローチャートである。 ステータス表示画面の一例を示す図である。 設定項目の選択画面の一例を示す図である。 ファイルサーバ設定画面の一例を示す図である。 ファイル名設定画面の一例を示す図である。 フォルダパス設定画面の一例を示す図である。 OCR認識設定画面の一例を示す図である。 テスト送信画面の一例を示す図である。 迷惑FAXの設定画面の一例を示す図である。 迷惑宛先の登録画面の一例を示す図である。 迷惑宛先の登録解除画面の一例を示す図である。 「転送/印刷設定」として設定される内容の一例を示す図である。 アドレス帳の登録内容の一例を示す図である。 受信したFAXデータを転送する処理を説明するフローチャートである。 ファイル名作成処理を説明するフローチャートである。 フォルダパス作成処理を説明するフローチャートである。 未登録アドレス情報の保存処理を説明するフローチャートである。 未登録アドレス一覧画面の一例を示す図である。 プレビュー画面の一例を示す図である。 アドレス登録画面の一例を示す図である。 アドレス登録画面の一例を示す図である。 登録の完了を通知するステータス表示画面の一例を示す図である。 未登録アドレス情報の削除処理を説明するフローチャートである。 未登録アドレス一覧画面の一例を示す図である。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る画像処理システムの一例としてのFAXデータ管理システムの構成を示す図である。
図1に示すように、FAXデータ管理システムは、FAX機能やコピー機能といった複数の機能を備える画像処理装置であるMFP101と、ファイルサーバ102とが、LAN100を介して互いに通信可能に接続されている。本実施形態では、MFP101とファイルサーバ102とでFAXデータ管理システムを構成しているが、ファイルサーバ102の機能をMFP101が併有する構成であってもよい。MFP101は、PSTN(Public Switched Telephone Networks)110に接続され、不図示のファクシミリ装置との間における画像データのファクシミリ通信を実行する。
図2は、MFP101のハードウェア構成の一例を示す図である。
CPU211を含む制御部210は、MFP101全体の動作を制御する。CPU211は、ROM212に記憶された制御プログラムを読み出して、読取/印刷/通信などの各種制御を行う。RAM213は、CPU211の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。なお、MFP101は、1つのCPU211が1つのメモリ(RAM213またはHDD214)を用いて後述するフローチャートに示す各処理を実行するものとするが、他の態様であっても構わない。例えば、複数のCPUや複数のRAMまたはHDDを協働させてフローチャートに示す各処理を実行するようにしてもよい。
HDD214は、画像データや各種プログラムを記憶する。操作部I/F215は、操作部220と制御部210を接続する。操作部220には、タッチパネル機能を有する液晶表示部やボタンボードなどが備えられており、ユーザによる操作/入力/指示を受け付ける受付手段としての役割を担う。プリンタI/F216は、プリンタ221と制御部210を接続する。プリンタ221で印刷される画像データは、プリンタI/F216を介して制御部210から転送され、プリンタ221により記録媒体上に印刷される。
スキャナI/F217は、スキャナ222と制御部210を接続する。スキャナ222は、不図示の原稿台等にセットされた原稿の画像を読み取って画像データを生成し、スキャナI/F217を介して制御部210に入力する。MFP101は、スキャナ222で生成された画像データをファイル送信またはメール送信することができる。
モデムI/F218は、モデム223と制御部210を接続する。モデム223は、PSTN110に接続され、不図示のファクシミリ装置との間における画像データのファクシミリ通信を実行する。ネットワークI/F219は、制御部210(MFP101)をLAN100に接続する。MFP101は、ネットワークI/F219を用いてLAN100上の外部装置(ファイルサーバ102など)に画像データや情報を送信したり、各種情報を受信したりする。
図3は、ファイルサーバ102のハードウェア構成の一例を示す図である。
CPU311を含む制御部310は、ファイルサーバ102全体の動作を制御する。CPU311は、ROM312に記憶された制御プログラムを読み出して各種制御処理を実行する。RAM313は、CPU311の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD314は、画像データや各種プログラムを記憶する。ネットワークI/F315は、制御部310(ファイルサーバ102)をLAN100に接続する。ファイルサーバ102は、ネットワークI/F315を用いてLAN100上の他の装置との間で各種情報を送受信する。
図4は、MFP101が備える機能のうち、受信したFAXデータの印刷及びファイルサーバ102への転送(格納)に関わる機能のソフトウェア構成の一例を示す図である。
受信したFAXデータの印刷及びファイルサーバ102への格納は、ネイティブ機能部410と追加的な機能部であるFAX転送機能部420の2つの機能部によって実現される。
本実施形態の場合、ネイティブ機能部410に含まれる各部はMFP101に標準的に備えられたものであるのに対し、FAX転送機能部420に含まれる各部は、MFP101にそのためのアプリケーションが追加的にインストールされることで備えられる。FAX転送機能部420は、Java(登録商標)をベースとしたアプリケーションによって実現され、MFP101への機能追加を容易に実現できる。なお、MFP101には図示しない他のアプリケーションがさらにインストールされていても良い。
FAX受信部(第1受信部)411は、PSTN110を介して送信された画像データ(FAXデータ)をファクシミリ受信する。FAX受信部411は、受信したFAXデータをPDF形式に変換した後、第1転送部412に渡す。このとき、FAX受信部411は、FAXデータの送信元情報(送信元のFAX番号)と当該FAXデータの受信日時等を含む制御ファイルを作成し、FAXデータとともに第1転送部412に渡す。ここで、送信元のFAX番号は、例えば、発呼側から送信されるTSI信号に含まれる発信者を示すFAX番号が考えられるが、発信者番号通知機能(ナンバーディスプレイ)など、その他の手段で取得できる発呼側のFAX番号であっても良い。
第1転送部412は、FAX受信部411から受け取ったFAXデータを、予め設定されている条件に従って転送する。FAXデータの転送先としては、印刷部413やファイルサーバ102、LAN100上のPC(不図示)等を設定可能である。本実施形態では、FAX受信部411が受信したFAXデータは、一旦全てFAX転送機能部420に転送するように設定されているものとする。
第1転送部412は、FTP(File Transfer Protocol)クライアント機能を有しており、FTPサーバ機能を有する第2受信部422に対してFTPでFAXデータを転送する。なお、FAX受信部411が作成した制御ファイルもFAXデータとともに第2受信部422にFTP転送される。印刷部413は、第1転送部412から受け取ったFAXデータ等に従って、用紙に画像を形成し出力する。
アドレス帳記憶部414は、MFP101のユーザによって指定された、各送信元の名称とその識別情報であるFAX番号とを対応付けたアドレス情報を、アドレス帳データとして記憶する。また、アドレス帳記憶部414は、特定の送信元情報を持つ発呼者から受信したFAXデータに対して印刷を行わないようにするために、その送信元情報を一覧として保存・管理する迷惑リストを有する。迷惑リストは、使用される目的こそ通常のアドレス帳データと異なるが、送信元情報であるFAX番号を含むことは同じである。従って、本実施形態では、迷惑リストは、アドレス帳記憶部414が複数有するアドレス帳データのうちの一つ、または一つ以上を迷惑リストとして扱う。
なお、迷惑リストは、印刷を拒否するために特定の発呼者の発信元情報さえわかっていれば良い。このため、迷惑リストに登録される送信元情報は、FAX番号ではなく電話番号等、発呼者を識別できる情報を含んでいればよい。また、名称等、通常のアドレス帳データが含む項目を含まなくてもよい。さらに、迷惑リストは、アドレス帳記憶部414とは別の記憶部に記憶されてもよい。アドレス帳記憶部414に格納されるアドレス帳データ、及び迷惑リストの詳細については後述する。
TSI記憶部415は、MFP101のユーザによって指定された、FAX送信時にFAXデータに付与する送信元FAX番号(TSI)を、自機のTSI情報として記憶する。MFP101の構成によっては、自機TSI情報は、複数存在しうる。また、自機TSI情報とは別に、ユーザによって指定された市外局番を自機市外局番として記憶しても良い。
第2受信部422は、第1転送部412から内部転送されたFAXデータを受信し、第2転送部421に渡す。このとき、第2受信部422は、OCR認識部425に対して、FAXデータにOCRを適用し、FAX番号等の送信元情報を取得するよう依頼する。なお、このとき取得される送信元情報には、発呼側固有の情報に限らず、FAXデータ上に存在するFAX番号(電話番号)と思われる番号は全て取得する。すなわち、取得される番号は、実際にFAX送信に利用される番号でなくてもよい。
これは、例えば、迷惑FAXなどの場合には、受信したFAXが迷惑FAXであるか否かのみ判別できればよく、返信を必要としないため、登録する番号は電話番号であってもよいためである。また、迷惑FAXなどの場合、広告主のFAX番号と送信元のFAX番号(代理業者のFAX番号)が異なる場合がある。このような場合にも、1つのFAXデータに関連する全ての番号を取得することは有効である。OCR認識部425への送信元情報の取得の依頼は、FAXデータの受信毎に行っても良く、また、FAX受信部411が作成した制御ファイルに含まれる送信元情報が空だった場合に行うようにしても良い。
また、このとき、第2受信部422は、アドレス帳記憶部414に格納されたアドレス帳データを参照し、FAX受信部411が作成した制御ファイルに含まれる送信元情報(送信元のFAX番号)かアドレス帳データに含まれるか否かを判定する。送信元情報がアドレス帳データに含まれていない場合には、第2受信部422は、未登録アドレス管理部423に対して未登録アドレス情報として保存・管理するよう依頼する。なお、送信元情報の他に、未登録アドレス情報として制御ファイルに含まれるその他の情報(FAXデータの受信日時、ページ数、送信元の名称など)を含めてもよい。
また、第2受信部422は、OCR認識部425で取得された番号についても、アドレス帳記憶部414に格納されたアドレス帳データを参照し、アドレス帳データに含まれるか否かを判定する。OCR認識部425で取得された番号がアドレス帳データに含まれていない場合には、第2受信部422は、未登録アドレス管理部423に対して未登録アドレス情報として保存・管理するよう依頼する。なお、OCR認識部425で取得された番号は、未登録アドレス管理部423において、FAX受信部411が作成した制御ファイルに含まれる送信元のFAX番号とは区別されて保存される。各々の区別の仕方は、情報判別用のフラグを各々の番号に持たせればよく、またその他の方法を用いてもよい。
FAX受信部411が作成した制御ファイルに含まれる送信元の送信元情報がアドレス帳データに含まれており、かつ、OCR認識部425により取得された番号がアドレス帳データに含まれていなかった場合は、第2受信部422は、次のことを行う。第2受信部422は、未登録アドレス管理部423に対して、OCR認識部425により取得された番号とともにアドレス帳データに保存されている送信元情報に対応付けられる登録名称も合わせて保存・管理するよう依頼する。このとき、第2受信部422は、アドレス帳データに含まれるほかの情報(フリガナ等)も合わせて保存するよう依頼しても良い。
第2転送部421は、後述する転送設定に従ってFAXデータをファイルサーバ102に転送(送信)する。ここでの転送は、FTPの他に、SMB(Server Message Block)やWebDAV(Distributed Authoring and Versioning protocol for the WWW)等を使用可能である。また、第2転送部421は、アドレス帳記憶部414にアクセスすることを許可されており、後述する登録名称の取得を行う。
未登録アドレス管理部423は、第2受信部422によってアドレス帳データに未登録であると判定された送信元情報や、送信元の名称、OCR認識部425が取得した受信FAXデータ上のFAX番号等を、上述の未登録アドレス情報として保存・管理する。また、未登録アドレス管理部423は、未登録アドレス情報として管理しているFAX番号等をアドレス帳データへ登録する旨のユーザの指示を受けて、登録に必要な情報の入力をユーザに促す。そして、未登録アドレス管理部423は、入力された情報に従ってアドレス帳データ、または迷惑リストに該FAX番号等を登録する。また、未登録アドレス管理部423は、アドレス帳データに該FAX番号等の登録が完了した場合には、当該登録されたFAX番号等に対応する未登録アドレス情報を削除する。
プレビュー画像生成部424は、未登録アドレス管理部423が第2受信部422により受け取ったFAXデータからプレビュー表示用のプレビュー画像データを生成する。本実施形態において、プレビュー画像データは、未登録アドレス管理部423が未登録アドレス情報として管理するFAX番号等が取得されたFAXデータ(画像データ)に対して生成されるものとする。ただし、受信した全てのFAXデータに対して生成しても構わない。
プレビュー画像生成部424は、生成したプレビュー画像データをHDD214内のプレビュー画像データを格納するための領域(プレビュー画像格納領域)に格納する。プレビュー画像格納領域は、予め容量の上限が設定されており、プレビュー画像生成部424が格納できるプレビュー画像データの数には制限がある。また、OCR認識部425により受信FAXデータ上からFAX番号等が取得された場合は、プレビュー画像生成部424は、プレビュー画像データ内の当該番号が印字されている箇所(印字位置)を強調表示する。強調表示は、例えば、受信FAXデータが白黒画像のため、白黒以外の色で当該FAX番号周辺を囲うようにしても良く、他に番号周辺を枠線で囲うようにしても良い。
OCR認識部425は、第2受信部422より受け取ったFAXデータに対して文字認識(OCR)を行う。そして、OCRにより得られた情報(文字情報)から、FAX番号等の送信元情報を取得する機能を持つ。送信元情報とは、発呼者特有のFAX番号に限らず、FAXデータ上に印字されたFAX番号(電話番号)に該当する可能性のある数字列を全て指すものとする。このような送信元情報を取得するには、例えば、OCRにより得られた情報から、0から始まる9桁や10桁の所定の桁数の連続した数値列を送信元情報として検索する。また、番号を表す際には数値列の間にハイフン“―”やカッコ“()”等の記号が使用されることが多いため、それらの記号を除外した数値列を検索する構成でも良い。また、後述するが、TSI記憶部415から自機TSI情報を取得し、その情報が送信元情報の一部と一致する場合、一致した情報を送信元情報から除外してもよい。それにより、より正確にFAX番号等の送信元情報を得ることができる。また、OCR認識部425は、受信FAXデータに対してOCRにより取得した送信元情報が、受信FAXデータ上のどの位置に印字されているかを表す位置情報を取得する。位置情報は、プレビュー画像生成部424が受信FAXデータのプレビュー画像データを生成する際に、送信元情報の印字位置を強調表示するために用いられる。
図5及び図6は、MFP101が受信したFAXデータをファイルサーバ102に転送するための設定を行う処理(設定処理)を説明するフローチャートである。
設定処理は、HDD214に記憶された制御プログラムをRAM213に展開し、これをCPU211が実行することにより実現される。まず、ステップS501で、CPU211が操作部220にステータス表示画面を表示する。
図7は、ステータス表示画面の一例を示す図である。
ステータス表示画面600のステータス表示エリア601には、CPU211が、現在のFAX転送機能部420の動作ステータスを示すメッセージを表示する。図7に示す例では、FAX転送機能部420が現在正常に動作していることを示している。例えば、ファイルサーバ102へのFAXデータの転送が失敗した場合や、FAX転送機能部420が正常に動作しない状態にある場合には、CPU211が、ステータス表示エリア601にその旨を示すメッセージを表示する。なお、ステータス表示画面600内に、ステータス表示エリア601の表示内容を更新するための操作ボタンをさらに設けても良い。
ステップS502では、CPU211が、ステータス表示画面600の[設定画面へ]ボタン602が押下されたか否かを判定する。ここでは[設定画面へ]ボタン602が押下されるまで待機し、[設定画面へ]ボタン602が押下されたと判定すると、ステップS503に進む。なお、ステータス表示画面600の「未登録アドレス管理へ」ボタン603が押下された場合の処理については図5及び図6のフローチャートに含まず、後述する。
また、本実施形態では、ステータス表示画面600には2つのボタン([設定画面へ]ボタン602、及び「未登録アドレス管理へ」ボタン603)が設けられている例を示すが、これに限定されない。例えば、後述する各画面(例えば、図9乃至図12)に直接遷移させるためのボタンをそれぞれ設けても良い。ステップS503で、CPU211が、操作部220に設定項目の選択画面を表示する。
図8は、設定項目の選択画面の一例を示す図である。
設定項目の選択画面700は、[初期設定]ボタン701及びその他の設定を行うためのボタン702乃至704を備える。[初期設定]ボタン701は、受信ファクスの出力設定及び転送/印刷設定処理を行うボタンである。[エラー時のレポート出力]ボタン702は、エラー時のレポート出力の設定を行うボタンである。なお、[エラー時のレポート出力]ボタン702の押下時の処理に関してはその説明を省略する。[迷惑宛先設定]ボタン703は、“印刷しない送信元番号”の管理設定を行うボタンである。[アドレス一括登録]ボタン704は、アドレス帳に対して一括でアドレス登録設定を行うボタンである。なお、[アドレス一括登録]ボタン704の押下時の処理に関してはその説明を省略する。
ステップS504では、CPU211が、[迷惑宛先設定]ボタン703が押下されたか否かを判定する。[迷惑宛先設定]ボタン703が押下されていない場合、ステップS505に進み、[迷惑宛先設定]ボタン703が押下された場合、ステップS540に進む。ステップS505では、CPU211が、[初期設定]ボタン701が押下されたか否かを判定する。[初期設定]ボタン701が押下された場合、ステップS506に進み、[初期設定]ボタン701が押下されてない場合、ステップS504に進む。本実施形態では、設定項目の選択画面700において、[迷惑宛先設定]ボタン703、または[初期設定]ボタン701が押下されるまで待機するが、ステータス表示画面600に戻るための操作ボタンをさらに設けてもよい。ステップS506では、CPU211が、操作部220にファイルサーバ設定画面を表示する。
図9は、ファイルサーバ設定画面の一例を示す図である。
MFP101のユーザは、図9に示すファイルサーバ設定画面800を介してファイルサーバ102を特定するための情報及びファイルサーバ102にアクセスするための情報を入力する。具体的には、ホスト名入力欄801には、ファイルサーバ102のホスト名を入力する。フォルダパス入力欄802には、受信したFAXデータの格納先(転送先)を特定するためのフォルダパスの起点を入力する。ユーザ名入力欄803及びパスワード入力欄804には、ファイルサーバ102にログインするために必要な認証情報(ユーザ名及びパスワード)を入力する。
ステップS507では、CPU211が、ファイルサーバ設定画面800内の[キャンセル]ボタン811が押下されたか否かを判定する。[キャンセル]ボタン811が押下された場合は、ステップS501に戻り、ステータス表示画面600が表示される。[キャンセル]ボタン811が押下されていない場合は、ステップS508に進み、CPU211が、[次へ]ボタン812が押下されたか否かを判定する。[次へ]ボタン812が押下された場合は、ステップS509に進む。[次へ]ボタン812が押下されていない場合は、ステップS507に戻る。ステップS509では、CPU211が、ファイルサーバ設定画面800内の入力欄801乃至804に入力された内容をHDD214に保存する。ステップS510では、CPU211が、操作部220にファイル名設定画面を表示する。
図10は、ファイル名設定画面の一例を示す図である。
MFP101のユーザは、図10に示すファイル名設定画面900を介して、ファイルサーバ102に転送するFAXデータに設定するファイル名の設定規則を指定する。FAX転送機能部420によってファイルサーバ102に転送されるFAXデータには、[登録名称]、[FAX番号]、及び[日時]の3種類の情報を組み合わせたファイル名を設定することができる。[登録名称]とは、FAXデータの送信元のFAX番号に対応付けてアドレス帳に予め登録されている名称である。[FAX番号]とは、FAXデータの送信元のFAX番号である。[日時]とは、FAXデータの受信日時である。
MFP101のユーザは、操作ボタン901乃至903を用いて、上述した3つの種別の情報を区切るためのセパレータ(区切り記号)を選択することができる。操作ボタン901を押下すると[−](ハイフン)が選択される。操作ボタン902を押下すると[_](アンダーバー)が選択される。操作ボタン903を押下すると[ ](スペース)が選択される。図10に示す例では[_](アンダーバー)が選択されている。
また、MFP101のユーザは、チェックボックス913乃至915を用いて、上述した3種類の情報の並び順を指定することができる。チェックボックス913にチェックがある場合には、[登録名称]、[FAX番号]、[日時]の並び順で上記3種類の情報が組み合わされたファイル名が設定される。例えば、登録名称が「ABC商事」、FAX番号が「03−1111−2222」、日時が「2013年01月01日12時15分10秒」である場合、ファイル名は次のように設定される。すなわち、「ABC商事_0311112222_20130101121510.PDF」というファイル名が設定される。
同様に、チェックボックス914にチェックがある場合には、[日時]、[登録名称]、[FAX番号]の並び順で3種類の情報が組み合わされたファイル名が設定される。また、チェックボックス915にチェックがある場合には、[FAX番号]、[登録名称]、[日時]の並び順で3種類の情報が組み合わされたファイル名が設定される。なお、ここでは全ての並び順を候補としていない(一部の並び順のみを候補としている)が、全ての並び順を候補として表示してもよい。
ステップS511では、CPU211が、ファイル名設定画面900内の[キャンセル]ボタン921が押下されたか否かを判定する。[キャンセル]ボタン921が押下された場合は、ステップS501に戻り、CPU211が、ステータス表示画面600が表示する。[キャンセル]ボタン921が押下されていない場合は、ステップS512に進み、CPU211が、[戻る]ボタン922が押下されたか否かを判定する。[戻る]ボタン922が押下された場合は、ステップS506に戻り、CPU211が、ファイルサーバ設定画面800を表示する。
[戻る]ボタン922が押下されていない場合は、ステップS513に進み、CPU211が、[次へ]ボタン923が押下されたか否かを判定する。[次へ]ボタン923が押下された場合は、ステップS514に進む。[次へ]ボタン923が押下されていない場合は、ステップS511に戻る。ステップS514では、CPU211が、ファイル名設定画面900を介して指定された内容をHDD214に保存する。ステップS515では、CPU211が、操作部220にフォルダパス設定画面1000を表示する。
図11は、フォルダパス設定画面の一例を示す図である。
MFP101のユーザは、図11に示すフォルダパス設定画面1000を介して、FAXデータの格納先となるフォルダを特定するためのフォルダパスの設定規則を指定する。チェックボックス1001にチェックがある場合は、選択欄1011乃至1013で指定されるフォルダにFAXデータが格納され、チェックがない場合には、ファイルサーバ設定画面800のフォルダパス入力欄802が示す領域にFAXデータが格納される。
選択欄1011では、第1階層(3つの階層のうち最上位の階層)のフォルダ名として使用する情報の種別を指定する。MFP101のユーザは、プルダウンメニューによって提示される[登録名称]、[FAX番号]、及び[日付]の候補から情報の種別を選択する。なお、いずれの種別も選択しないままとすることも可能であり、この場合はファイルサーバ設定画面800のフォルダパス入力欄802で指定された領域にFAXデータが格納される。
選択欄1012では、第2階層(3つの階層のうち中位の階層)のフォルダ名として使用する情報の種別を指定する。MFP101のユーザは、第1階層と同様に、プルダウンメニューによって提示される[登録名称]、[FAX番号]、及び[日付]の候補から情報の種別を選択する。なお、いずれの種別も選択しないままとすることも可能であり、この場合は選択欄1011で指定したフォルダ内にFAXデータが格納される。
選択欄1013では、第3階層(3つの階層のうち最下位の階層)のフォルダ名として使用する情報の種別を指定する。MFP101のユーザは、第1階層と同様に、プルダウンメニューによって提示される[登録名称]、[FAX番号]、及び[日付]の候補から情報の種別を選択する。なお、いずれの種別も選択しないままとすることも可能であり、この場合は選択欄1012で指定したフォルダ内にFAXデータが格納される。表示欄1014には、選択欄1011乃至1013の階層毎の選択に従った各種情報の並び順が示される。
図11に示す例では、第1階層のフォルダ名が[登録名称]、第2階層のフォルダ名が[FAX番号]、第3階層のフォルダ名が[日付]となっていることが分かる。表示欄1014で示されたフォルダパスを、ファイルサーバ設定画面800のフォルダパス入力欄802で指定された文字列の後ろに付けることで、正式なフォルダパスが完成する。例えば、登録名称が「ABC商事」、FAX番号が「03−1111−2222」、日付が「2013年01月01日」である場合、「root/ABC商事/0311112222/20130101」というフォルダパスが設定される。
ステップS516では、CPU211が、フォルダパス設定画面1000内の[キャンセル]ボタン1021が押下されたか否かを判定する。[キャンセル]ボタン1021が押下された場合は、ステップS501に戻り、CPU211が、ステータス表示画面600を表示する。[キャンセル]ボタン1021が押下されていない場合は、ステップS517に進み、CPU211が、[戻る]ボタン1022が押下されたか否かを判定する。[戻る]ボタン1022が押下された場合は、ステップS510に戻り、CPU211が、ファイル名設定画面900を表示する。
[戻る]ボタン1022が押下されていない場合は、ステップS518に進み、CPU211が、[次へ]ボタン1023が押下されたか否かを判定する。[次へ]ボタン1023が押下された場合は、ステップS519に進む。[次へ]ボタン1023が押下されていない場合は、ステップS516に戻る。ステップS519では、CPU211が、フォルダパス設定画面1000を介して指定された内容をHDD214に保存する。続くステップS520では、CPU211が、操作部220にOCR認識設定画面を表示する。
図12は、OCR認識設定画面の一例を示す図である。
MFP101のユーザは、図12に示すOCR認識設定画面1100を介して、OCR認識を使用するか否かを指定する。なお、チェックボックス1111乃至1113は、排他の関係になっている。チェックボックス1111にチェックすると、受信した全てのFAXデータに対してOCRを適用し、取得されたFAX番号等を、アドレス登録の候補とする番号に追加するように設定される。チェックボックス1112にチェックすると、FAX受信部411が作成した制御ファイルに含まれる送信元情報が空だった場合に、FAXデータにOCRを適用し、取得されたFAX番号等を、アドレス登録の候補とする番号に追加するように設定される。
チェックボックス1113にチェックすると、受信した全てのFAXデータに対してOCRの適用を行わないよう設定される。図12に示す例では、チェックボックス1112にチェックがあるため、制御ファイルに含まれる送信元情報が空だった場合にOCRを適用する。ステップS521では、CPU211が、[キャンセル]ボタン1121が押下されたか否かを判定する。[キャンセル]ボタン1121が押下された場合、ステップS501に戻り、CPU211が、ステータス表示画面600を表示する。[キャンセル]ボタン1121が押下されていない場合、ステップS522に進む。
ステップS522では、CPU211が、[戻る]ボタン1122が押下されたか否かを判定する。[戻る]ボタン1122が押下された場合、ステップS515に戻る。[戻る]ボタン1122が押下されていない場合、ステップS523に進む。ステップS523では、CPU211が、[次へ]ボタン1123が押下されたか否かを判定する。[次へ]ボタン1123が押下された場合、ステップS524に進む。[次へ]ボタン1123が押下されていない場合、ステップS521に戻る。ステップS524では、CPU211が、OCR認識設定画面1100を介して指定された内容をHDD214に保存する。続くステップS525では、CPU211が、操作部220にテスト送信画面を表示する。
図13は、テスト送信画面の一例を示す図である。
MFP101のユーザは、図13に示すテスト送信画面1200を介して、ファイルサーバ102へのテスト送信を行うことができる。テスト送信画面1200内のFAX番号入力欄1201には、テスト送信に用いる任意の送信元FAX番号を入力する。また、受信日時入力欄1202には、テスト送信に用いる任意の受信日時を入力する。
なお、図5及び図6に示すフローチャートでは説明を省略しているが、[設定確認]ボタン1211を押下することで次の情報が表示される。FAX番号入力欄1201及び受信日時入力欄1202と、前述した図9乃至図11の各画面でなされた設定とに基づいて、どのようなファイル名でどのフォルダにFAXデータが格納されるか、すなわちFAXデータの格納先を示すフォルダパスが表示される。これにより、ユーザは設定の内容を確認することができる。
ステップS526では、CPU211が、テスト送信画面1200内の[テスト送信]ボタン1212が押下されたか否かを判定する。[テスト送信]ボタン1212が押下された場合は、ステップS527に進み、[テスト送信]ボタン1212が押下されていない場合は、ステップS528に進む。ステップS527では、CPU211が、FAX番号入力欄1201及び受信日時入力欄1202に入力された内容と、図9乃至図11の画面でなされた設定内容とに基づいて、テスト送信を実行する。
テスト送信では、予めFAX転送機能部420(HDD214)に保持されているテスト用画像データが実際にファイルサーバ102に送信される。ユーザは、このテスト送信の実行により、ファイルサーバ102のフォルダに正常にFAXデータが格納されることを確認することができる。なお、テスト送信実行後に、テスト送信の結果を示す画面を表示するようにしても良い。
ステップS528では、CPU211が、テスト送信画面1200内の[キャンセル]ボタン1221が押下されたか否かを判定する。[キャンセル]ボタン1221が押下された場合は、ステップS501に戻り、CPU211が、ステータス表示画面600を表示する。[キャンセル]ボタン1221が押下されていない場合は、ステップS529に進み、CPU211が、[戻る]ボタン1222が押下されたか否かを判定する。[戻る]ボタン1222が押下された場合は、ステップS520に戻り、CPU211が、OCR認識設定画面1100を表示する。
[戻る]ボタン1222が押下されていない場合は、ステップS530に進み、CPU211が、[OK]ボタン1223が押下されたか否かを判定する。[OK]ボタン1223が押下されていない場合は、ステップS528に戻る。[OK]ボタン1223が押下された場合は、本処理を終了する。以上が、受信したFAXデータをファイルサーバ102に転送するための設定処理の内容である。
次に、ステップS540の迷惑宛先設定に関して説明する。
ステップS540では、CPU211が、操作部220に迷惑FAXの設定画面1300(図14)を表示する。チェックボックス1301は、アドレス帳に登録されていないFAX番号からのFAXデータを印刷するか否かを設定するものである。チェックボックス1301をチェックすると、アドレス帳に登録されていないFAX番号からのFAXデータが印刷されないように設定される。なお、本実施形態では、チェックボックス1301にチェックがあるため、アドレス帳に登録されていないFAX番号、または、後述の迷惑リスト1710に登録済みのFAX番号が送信元となるFAXデータは印刷されない。
“印刷しないFAX番号リスト”1302には、図18(B)に示す迷惑リスト1710のデータを表示する。迷惑リスト1710には、受信したFAXデータの中で印刷処理を実行しないFAX番号(送信元番号)が登録されている。図14に示す例では、迷惑リスト1710に登録されているFAX番号1711の「03−1234−5678」及び「03−1234−9876」が、“印刷しないFAX番号リスト”1302として表示されている。
表示1303は、登録されている“印刷しないFAX番号”の総件数とリスト上で選択しているFAX番号が、リストの何件目のFAX番号であるかという情報を示している。この例では、「1/2」と表示されており、印刷しないFAX番号として登録済みのFAX番号の総数が2件であり、現在1件目のFAX番号をリスト上で選択していることを示している。
[上へ]ボタン1304及び[下へ]ボタン1305は、表示するFAX番号のリスト上での位置を変更するためのボタンである。これらのボタンは、リスト上で表示しきれない件数のFAX番号が登録されている場合に表示される。この例では、6件のFAX番号を表示することが可能なため、7件以上のFAX番号が登録された際に[上へ]ボタン1304及び[下へ]ボタン1305が有効となる。[上へ]ボタン1304は、表示するFAX番号のリスト上での位置を上に変更するボタンである。[下へ]ボタン1305は、表示するFAX番号のリスト上での位置を下に変更するボタンである。
[登録]ボタン1306は、迷惑宛先の登録画面1400(図15)を操作部220に表示するためのボタンである。[登録]ボタン1306が押下されると、CPU211が、迷惑宛先の登録画面1400を操作部220に表示する。[解除]ボタン1307は、迷惑リスト1710に登録された番号を解除するためのボタンである。“印刷しないFAX番号リスト”1302から、登録の解除を行うFAX番号を選択し、[解除]ボタン1307が押下されると、CPU211が、操作部220に迷惑宛先の登録解除画面1500(図16)を表示する。[戻る]ボタン1308は、設定項目の選択画面700に戻るためのボタンである。[戻る]ボタン1308を押下すると、設定処理(図5)において処理がステップS540からステップS503に進む。
図15は、迷惑宛先の登録画面の一例を示す図である。
迷惑宛先の登録画面1400では、迷惑リスト1710(図18の(B))にFAX番号(電話番号)の登録を行うことができる。入力フィールド1401には、迷惑リスト1710に登録するFAX番号を入力する。この例では、「123465789」が迷惑宛先(印刷しないFAX番号)として入力された状態を示している。
[キャンセル]ボタン1402は、迷惑宛先の登録処理をキャンセルするためのボタンである。[キャンセル]ボタン1402を押下すると、迷惑FAXの設定画面1300に戻る。[OK]ボタン1403は、迷惑リスト1710への登録処理を実行するボタンである。[OK]ボタン1403を押下すると、CPU211が、迷惑リスト1710に対して入力フィールド1401に入力されたFAX番号を登録する。
図16は、迷惑宛先の登録解除画面の一例を示す図である。
迷惑宛先の登録解除画面1500では、迷惑リスト1710に登録されたFAX番号の解除(削除)を行うことができる。[キャンセル]ボタン1501は、解除処理のキャンセルを行うためのボタンである。[キャンセル]ボタン1501を押下すると、迷惑FAXの設定画面1300に戻る。[OK]ボタン1502は、選択した番号の登録解除を行うためのボタンである。[OK]ボタン1502を押下すると、CPU211が、迷惑リスト1710から迷惑FAXの設定画面1300で選択したFAX番号を削除する。削除完了後、CPU211が、操作部220に迷惑FAXの設定画面1300を表示する。
次に、図5及び図6で説明したFAXデータの印刷及び転送のための設定処理に従って設定された「転送/印刷設定」の内容について説明する。
図17は、「転送/印刷設定」として設定される内容の一例を示す図である。転送/印刷設定1600の行1601には、ファイルサーバ設定画面800のホスト名入力欄801に入力されたファイルサーバ102のホスト名が記述される。行1602には、ファイルサーバ設定画面800のフォルダパス入力欄802に入力されたフォルダパスの起点が記述される。
行1603には、ファイルサーバ設定画面800のユーザ名入力欄803に入力されたファイルサーバ102にログインするためのユーザ名が記述される。行1604には、ファイルサーバ設定画面800のパスワード入力欄804に入力されたファイルサーバ102にログインするためのパスワードが記述される。行1605には、ファイル名設定画面900で設定されたファイル名の設定規則が記述される。図17に示す例では、[登録名称]、[FAX番号]、[日時]の並び順で、[_](アンダーバー)のセパレータを用いてファイル名が設定されることを示している。行1606には、フォルダパス設定画面1000で設定されたフォルダパスの設定規則が記述される。
行1607には、OCR認識設定画面1100で設定されたOCR認識を使用するか否かの設定(OCR設定)が記述される。図17に示す例では、OCR設定がtsiEmptyとなっており、これは制御ファイルに含まれる送信元情報が空だった場合にOCRを適用する設定である。受信した全てのFAXデータに対してOCRを適用する場合はONに設定され、OCRを適用しない場合はOFFに設定される。これらの情報が、CSVやXML等のフォーマットで「転送/印刷設定」としてHDD214に格納される。
次に、ネイティブ機能部410のアドレス帳記憶部414に格納されるアドレス帳について説明する。
図18は、アドレス帳の登録内容の一例を示す図である。図18(A)に示すアドレス帳1700は、アドレス帳記憶部414に格納されており、宛先ID1701、名称1702、及びFAX番号1703を有する。宛先ID1701は、アドレス帳に登録されている各宛先を一意に識別可能なIDである。名称1702は、アドレス帳に登録されている各宛先の名称である。
FAX番号1703は、アドレス帳に登録されている各宛先のFAX番号である。スキャナ222で読み取った画像データをMFP101からPSTN110を介してFAX送信する場合には、図18に示すようなアドレス帳データを参照することにより宛先を指定する手間を省くことができる。なお、アドレス帳データには、FAX送信の宛先だけでなく電子メールの宛先やファイル送信(FTP、SMB、WebDAV)の宛先などが登録されていても良い。
図18(B)は、MFP101が有するアドレス帳の1つである迷惑リストの一例を示す図である。迷惑リスト1710は、アドレス帳記憶部414に格納されている。受信FAXデータから取得された送信元情報が、迷惑リスト1710に登録されている場合に(迷惑リスト1710に登録されている番号と一致した場合に)、当該受信FAXデータの印刷は行われない。すなわち、迷惑リスト1710は、印刷を行わない番号を管理するリストである。
FAX番号1711は、迷惑リスト1710に登録されている番号(FAX番号または電話番号)である。FAX受信部411が受信したFAXの送信元情報から得られたFAX番号と迷惑リスト1710に登録されているFAX番号がひとつでも一致した場合、第1転送部412は、当該受信FAXデータを印刷部413に印刷を行わないよう依頼する。なお、印刷は行わず、FAX転送機能部420におけるファイルサーバ102への転送のみ行うようにしても良く、転送も行わないようにしても良い。
図19乃至図22は、MFP101が、受信したFAXデータをファイルサーバ102に転送し、当該FAXデータのFAX番号がアドレス帳に未登録である場合に未登録アドレス情報として保存するまでの処理を説明するためのフローチャートである。
図19乃至図22のフローチャートに示す各処理は、MFP101のCPU211がHDD214に記憶された制御プログラムをRAM213に展開し、実行することにより実現される。
ステップS1801では、FAX受信部411が、FAXデータをファクシミリ受信する。FAX受信部411は、受信したFAXデータを第1転送部412に送る。ステップS1802では、第1転送部412が、受信したFAXデータをFAX転送機能部420の第2受信部422にFTPで内部転送する。第2受信部422は、内部転送されたFAXデータを第2転送部421に渡す。ステップS1803では、第2転送部421が、FAXデータとともに転送された制御ファイルから、送信元のFAX番号と受信日時を取得する。
ステップS1804では、OCR認識部425は、第2転送部421が、受信したFAXデータに対してOCRを適用し、FAXデータ上の文字情報を抽出する。ステップS1805では、OCR認識部425が、抽出したFAXデータ上の文字情報から、FAX番号と、FAXデータ(画像)上の当該番号の位置座標を取得する。なお、ここで取得するFAX番号は、FAXデータ上に印字されたFAX番号(電話番号)に該当する可能性のある数字列を全て指すものとする。すわなち、所定の桁数の連続した数値列や、所定の記号を除外した場合に所定の桁数の連続した数値列となる文字列等のことである。
ステップS1806では、第2転送部421が、転送/印刷設定1600に含まれるファイルサーバに関する設定1601〜1604を取得する。ステップS1807では、第2転送部421が、転送するFAXデータに設定するファイル名を作成する。
図20は、図19のステップS1807のファイル名作成処理を詳細に説明するフローチャートである。
ステップS1901では、第2転送部421が、転送/印刷設定1600に含まれるファイル名に関する設定を取得する。ステップS1902では、第2転送部421が、送信元のFAX番号に対応付けて登録されている名称をアドレス帳記憶部414に問合せる。
ステップS1903では、第2転送部421が、アドレス帳記憶部414からの登録名称の取得が成功したか否かを判定する。登録名称の取得が成功したと判定した場合は、ステップS1904に進み、失敗したと判定した場合(例えば、送信元のFAX番号がアドレス帳に登録されていなかった場合)は、ステップS1905に進む。ステップS1904では、第2転送部421が、ステップS1904で取得した登録名称をファイル名の一部として設定する。ステップS1905では、第2転送部421が、デフォルト名称をファイル名の一部として設定する。デフォルト名称とは、例えば「該当なし」や「電話番号不明」等の所定の文字列のことである。
ステップS1906では、第2転送部421が、ステップS1803で取得したFAX番号をファイル名の一部として設定する。ステップS1907では、ステップS1803で取得した受信日時をファイル名の一部として設定する。以上が、ファイル名作成処理の内容である。なお、ステップS1904〜1907の各設定は、ステップS1901で取得したファイル名に関する設定の内容に従って行われる。
図19の説明に戻る。ステップS1808では、第2転送部421が、転送するFAXデータの格納先を特定するためのフォルダパスを作成する。
図21は、図19のステップS1808のフォルダパス作成処理を詳細に説明するフローチャートである。
ステップS2001では、第2転送部421が、転送/印刷設定1600に含まれるフォルダパスに関する設定を取得する。ステップS2002では、第2転送部421が、送信元のFAX番号に対応付けて登録されている名称をアドレス帳記憶部414に問合せる。なお、図20のステップS1902で既に登録名称を取得済みの場合は、本ステップは省略しても良い。
ステップS2003では、第2転送部421が、アドレス帳記憶部414からの登録名称の取得が成功したか否かが判定する。登録名称の取得が成功したと判定した場合は、ステップS2004に進み、失敗したと判定した場合(例えば、送信元のFAX番号がアドレス帳に登録されていなかった場合)は、ステップS2005に進む。ステップS2004では、第2転送部421が、ステップS2004で取得した登録名称をフォルダパスの一部として設定する。ステップS2005では、第2転送部421が、デフォルト名称をフォルダパスの一部として設定する。デフォルト名称とは、例えば「該当なし」や「電話番号不明」等との所定の文字列のことである。
ステップS2006では、第2転送部421が、ステップS1803で取得したFAX番号をフォルダパスの一部として設定する。ステップS2007では、ステップS1803で取得した受信日時をフォルダパスの一部として設定する。以上が、フォルダパス作成処理の内容である。なお、ステップS2004〜2007の各設定は、ステップS2001で取得したフォルダパスに関する設定の内容に従って行われる。
図19の説明に戻る。ステップS1809では、第2転送部421が、ファイルサーバ102にアクセスする。そして、第2転送部421が、ステップS1806で取得したファイルサーバに関する設定に含まれるユーザ名、及びパスワードをファイルサーバ102に送信し、ファイルサーバ102による認証の結果を受信する。ステップS1810では、第2転送部421が、受信した認証結果が認証成功(ファイルサーバ102へのログイン成功)であるか否かを判定する。認証成功である場合は、ステップS1811に進み、認証失敗である場合は本処理を終了する。
ステップS1811では、第2転送部421が、ステップS1808で作成したフォルダパスが示すフォルダが存在するか否かをファイルサーバ102に問合せる。ステップS1812では、第2転送部421がステップS1811で問合せた結果、フォルダが存在しない場合は、ステップS1813に進み、フォルダが存在する場合はステップS1814に進む。ステップS1813では、第2転送部421が、ステップS1808で作成したフォルダパスが示すフォルダの作成をファイルサーバ102に対して要求する。
ステップS1814では、第2転送部421が、FAXデータをファイルサーバ102に外部転送し、ファイルサーバ102が、ステップS1808で作成されたフォルダパスが示すフォルダにFAXデータを格納する。ステップS1815では、未登録アドレス管理部423が、S1803及びS1805で取得されたアドレス登録の候補とする番号を未登録アドレス情報として保存する処理(未登録アドレス情報保存処理)を実行する。未登録アドレス情報保存処理については、図22を用いて後述する。以上が、受信したFAXデータをMFP101がファイルサーバ102に転送し、未登録の番号をアドレス帳データに保存するまでの処理の内容である。
<未登録アドレス情報保存処理>
図22は、図19のステップS1815において実行される未登録アドレス情報保存処理について詳しく説明するフローチャートである。
ステップS2101では、未登録アドレス管理部423が、受信したFAXデータの送信元のFAX番号と、OCRにより取得されるFAXデータ(画像)上に印字されている所定の番号(以降、「受信FAXデータ上番号」と呼ぶ)とを取得する。なお、送信元のFAX番号が発呼者から送信されない可能性もある。このような場合は、受信FAXデータ上番号のみを利用すればよい。これは、例えば、迷惑FAX等の判別を行う場合に有効である。
ステップS2102では、未登録アドレス管理部423が、ステップS2101で取得した送信元のFAX番号がアドレス帳データに登録済みであるか否かを判定する。具体的な判定方法としては、取得した送信元の番号と、既に登録されている番号とが一致する場合に登録済みと判定する方法の他に、例えば、取得した送信元の番号に含まれる記号などは取り除いて比較しても良い。また、FAX番号として有効と考えられる桁数のみを比較しても良い。さらに、FAX番号として有効でないと考えられる桁数の番号であれば、そもそも判定を行わないようにしても良い。
アドレス帳データに登録済みであると判定された場合は、ステップS2110へと進む。アドレス帳データに登録済みでないと判定された場合は、ステップS2103に進む。ステップS2110では、未登録アドレス管理部423が、ステップS2101で取得した送信元のFAX番号が登録されているアドレス帳データから、当該番号と共に登録されている名称やフリガナ等の登録情報を取得する。ここで取得された情報は、ステップS2106において受信FAXデータ上番号をアドレス帳データに登録する際に使用される。
ステップS2103では、未登録アドレス管理部423が、ステップS2101で取得した送信元のFAX番号と受信FAXデータ上番号とに一つでも迷惑リスト1710に登録済みの番号が存在するか否かを判定する。具体的な判定方法としては、ステップS2102で説明した判定方法でよい。迷惑リスト1710に登録済みの番号があると判定された場合は、ステップS2105に進む。迷惑リスト1710に登録済みの番号が存在しないと判定された場合は、ステップS2104へ進む。
ステップS2105では、未登録アドレス管理部423が、ステップS2101で取得した番号のうち、ステップS2103で迷惑リスト1710に登録済みであると判定した番号以外の番号を全て迷惑リスト1710に追加し、本処理を終了する。ステップS2104では、未登録アドレス管理部423が、ステップS2101で取得したFAX番号を未登録アドレス情報として保存し、例えばリスト(以降、「未登録アドレスリスト」と呼ぶ)で管理する。
このとき、例えば、FAXデータの受信日時、ページ数、送信元の名称といったその他の情報を対応付けて保存・管理してもよい。本実施形態では、既に同じFAX番号が未登録アドレス情報として保存されていても重複して保存し、上記リストに追加するものとして説明するが、例えば、既に同じ番号が未登録アドレスリストに存在する場合には保存・追加しなくても良い。
ステップS2106では、未登録アドレス管理部423が、ステップS2101で取得した受信FAXデータ上番号とステップS2110で取得した名称やフリガナを関連付けて未登録アドレスリストに追加する。ステップS2104における処理と同様に、受信日時、ページ数、送信元の名称といったその他の情報を対応付けて保存・管理してもよい。ステップS2107では、未登録アドレス管理部423が、プレビュー画像生成部424に対してプレビュー画像データの生成を指示し、FAXデータに対応するプレビュー画像データが生成される。
プレビュー画像データは、FAXデータの全てのページ分を生成しても良く、または一部のページ分(例えば、先頭から3ページ分)を生成してもよい。プレビュー画像は、未登録の番号をアドレス帳データに登録する必要があるか否かをユーザが判断するための情報として使用される。そのため、ユーザの判断に必要なページ数分に限定することが可能である。
例えば、FAXデータの全てのページのうち、受信FAXデータ上番号が印字されているページのみのプレビュー画像を作成するようにしてもよい。詳細には、全3ページ中の1ページ目と3ページ目に受信FAXデータ上番号が印字されている場合、1ページ目と3ページ目のみを対象にプレビュー画像データを生成すればよい。プレビュー画像データを生成する対象ページを限定することにより、HDD214の使用容量を抑えることができる。さらに、プレビュー画像データは、その内容が確認できる程度の解像度があればよいため、必要に応じてサイズを小さくして生成してもよい。生成されたプレビュー画像データは、HDD214のプレビュー画像保存領域に格納される。
受信FAXデータ上番号が存在する場合、プレビュー画像生成部424が、プレビュー画像データの当該番号が印字されている箇所を強調するように表示する。受信FAXデータ上番号を強調して表示する方法は、例えば、受信したFAXデータは白黒画像であるため、当該番号の周囲を含む背景を白黒以外の色の透過色で塗りつぶしても良い。また、当該番号の周囲を白黒以外の色の枠線で囲むなどしても良い。強調表示の方法は、特に限定されない。
ステップS2108では、プレビュー画像生成部424が、未登録アドレスリストに保存されたそれぞれの未登録アドレス情報に対応する全てのプレビュー画像データの総容量が、プレビュー画像保存領域の上限を超えたか否かを判定する。プレビュー画像保存領域の上限を超えた場合は、ステップS2109に進む。プレビュー画像保存領域の上限を超えていない場合は、本処理を終了する。
ステップS2109では、プレビュー画像生成部424が、プレビュー画像保存領域の上限を超えない値になるまでプレビュー画像保存領域内の既存のプレビュー画像データを削除する。このとき、例えば、受信日時が古いものから順に削除すればよい。または、同じ番号の未登録アドレス情報が複数ある場合には、その中の受信日時が古いものに対応するプレビュー画像データから削除してもよい。または、全ての未登録アドレス情報について、そのプレビュー画像データの最終ページから削除していき、最終ページがなくなるとその前のページを削除してもよい。以上が、未登録アドレス情報保存処理の内容である。
図23は、図22のステップS2104及びステップS2106において未登録アドレスリストに追加された未登録アドレス情報を一覧で表示する未登録アドレス一覧画面の一例を示す図である。
未登録アドレス一覧画面2200は、図7に示したステータス表示画面600の「未登録アドレス管理へ」ボタン603を押下することにより表示される。ただし、これに限定されるものではなく、未登録アドレス一覧画面2200に遷移するためのボタンはどの画面にあっても良い。
表示欄2201には、未登録アドレスリストに追加された未登録アドレス情報が一覧で表示される。本実施形態では、未登録アドレス情報としてアドレス帳データに未登録の番号(未登録番号)以外に、FAXデータの受信日時、及びページ数の2つの項目を含む。表示欄2201に表示される未登録番号は、制御ファイルに含まれる送信元情報から取得した送信元のFAX番号と受信FAXデータ上番号との両方を含む。そのため、CPU211は、受信FAXデータ上番号には番号の前に[OCR]等の接頭辞を付加して表示し、送信元のFAX番号と区別する。例えば、図23に示す例では、表示欄2201の上から5番目、6番目、及び9番目の未登録番号に、接頭辞[OCR]が付加されている。
なお、上述したように表示欄2201の上で2種類の番号を区別して表示する方法は、接頭辞を付加する方法に限定されるものではなく、送信元のFAX番号と受信FAXデータ上番号とが区別できればその他の方法でもよい。例えば、接頭辞を付加する代わりに記号の付加や、表示欄2201の番号の背景色や番号自体の色を変更してもよい。また、例えば、送信元のFAX番号と受信FAXデータ上番号とを異なるタブに表示することにより、2種類の番号の表示を切り替えるようにしてもよい。
また、受信した一つのFAXデータ上に複数の番号が印字されている場合、すなわち、受信FAXデータ上番号が複数取得される場合、CPU211は、表示欄2201に複数の受信FAXデータ上番号を全て表示する。ただし、これに限定されるものではなく、複数の受信FAXデータ上番号のうち一つだけを表示欄2201に表示するようにしてもよい。なお、図23に示す例では、未登録アドレスは、未登録番号の受信日時が最新のものから順に表示されているがこれに限定されるものではなく、その表示順序は問わない。
また、ユーザに適した表示形式に変更できるように、項目毎に昇順・降順などにソートする仕組みがあっても良い。未登録アドレス一覧画面2200に表示する未登録アドレス情報としては、未登録番号が最低限必要であるが、受信日時やページ数は表示しなくてもよい。さらに、送信元の名称などその他の情報を併せて表示しても良い。
「プレビュー」ボタン2202は、表示欄2201の中から選択した任意の未登録アドレス情報に対応するプレビュー画像データを表示させるためのボタンである。表示欄2201の上で未登録アドレス情報を選択すると、CPU211は、図23に示すようにハイライト表示する。なお、選択された情報をハイライト表示することに代えて、例えば、チェックボックスの有無により選択するようにしてもよい。「アドレス登録」2203ボタン及び「迷惑リスト登録ボタン」2203については後述する。戻るボタン2205は、未登録アドレス一覧画面2200を表示する以前に表示されていた画面の表示に戻るためのボタンである。
図24は、図23の「プレビュー」ボタン2201が押下されることによって表示されるプレビュー画面の一例を示す図である。
図24(A)に示すプレビュー画面2300(確認画面)は、未登録アドレス一覧画面2200の表示欄2201において、上から5番目の未登録アドレス情報が選択され、「プレビュー」ボタン2201が押下された場合を示している。すなわち、受信日時:01/22_22:20、未登録番号:[OCR]0120111222、ページ数:3の未登録アドレス情報に対応するプレビュー画像データが表示されている。
プレビュー画面2300のプレビュー領域2301は、表示覧2201で選択された未登録アドレス情報に対応するプレビュー画像データを表示する領域である。CPU211が、図22のステップS2104で生成されたプレビュー画像データ2302をプレビュー領域2301に表示する。選択された未登録アドレス情報に対応するプレビュー画像データが複数ページ(この例では全3ページ)存在する場合は、図24に示すように、例えば、横方向にプレビュー画像データ2302を並べて各ページ分の表示を行う。後方のページのプレビュー画像データを確認する際には、例えば、操作部220が備えるタッチパネルにおいてスワイプ操作を行うことによって表示するプレビュー画像データ2302を移動させる。
未登録アドレス情報に対応するプレビュー画像データが1ページ分しか存在しない場合は、CPU211は、1つのプレビュー画像データ2302をプレビュー領域2301に対して例えば左寄せに表示する。CPU211は、1ページ分のプレビュー画像データを画面の縦幅に合わせて拡大もしくは縮小して表示する。ここでは、一例として複数ページのプレビュー画像データを横方向に配置し、スワイプ操作により移動させる構成としたが、縦方向に配置してもよく、また、ページの切り替えボタンを配置し、当該ボタンの押下に応じてページが切り替わるようにしても良い。
図24に示す例では、未登録アドレス一覧画面2200の表示欄2201で選択された未登録番号は、受信FAXデータ上番号であるため、CPU211が、プレビュー画像データ2302の1ページ目に番号2303のように表示する。また、受信FAXデータ上番号がプレビュー画像データにおいてどの位置に印字されているかをユーザが判別しやすいように、CPU211が、該番号の強調表示を行う。図24に示す例では、CPU211が、当該番号を点線で囲って表示する。なお、図24に示す例では、プレビュー画像データ2302において、表示欄2201で選択された番号のみが強調表示されているが、全てのページにおいて、全ての受信FAXデータ上番号の強調表示を行ってもよい。
図24(B)は、プレビュー画像データの一部が拡大されたプレビュー画面を示す図である。例えば、プレビュー画像データに印字されている受信FAXデータ上番号の文字サイズが小さい場合に、プレビュー画像データ2302の番号2303をタッチ操作などで選択することにより、プレビュー画面2310を表示してもよい。プレビュー画面2310において、番号2303が拡大表示されている。番号2303の表示をもとの縮尺に戻したい場合には、「−」ボタン2306を押下するか、またはプレビュー領域2311内の任意の場所をタッチ操作などで選択すればよい。
「+」ボタン2305は、プレビュー画像データを拡大表示するためのボタンである。「+」ボタン2305が押下される度に一定の割合(例えば10%刻みなど)で拡大するようにしても良いし、例えば、幅に合わせるように拡大、原寸大で表示、等の順に大きさを切り替えるようにしても良い。「−」ボタン2306は、プレビュー画像データを縮小表示するためのボタンである。「+」ボタン2305と同様に、押下される度にプレビュー画像が小さくなるようにプレビュー画像データが表示される。
「アドレス登録」ボタン2307は、プレビュー領域2301内に表示されているプレビュー画像データ2302に対応する未登録アドレス情報をアドレス帳データに登録するためのアドレス登録画面を表示するボタンである。なお、未登録アドレス一覧画面2200内の「アドレス登録」ボタン2203が押下された場合も、アドレス登録画面が表示される。アドレス登録画面については図25及び図26を用いて後述する。
「迷惑リスト登録」ボタン2308は、プレビュー領域2301内に表示されているプレビュー画像データ2302に対応する未登録アドレス情報を迷惑リスト1710に登録するための迷惑宛先の登録画面1400(図15)を表示するためのボタンである。なお、未登録アドレス一覧画面2200内の「迷惑リスト登録」ボタン2204が押下された場合も、迷惑宛先の登録画面1400が表示される。「戻る」ボタン2309は、未登録アドレス一覧画面2200に戻るためのボタンである。
なお、未登録アドレス一覧画面2200、及びプレビュー画面2300には、それぞれ「アドレス登録」及び「迷惑リスト登録」ボタン以外のボタンを設けてもよい。例えば、ファイルサーバ102に転送(格納)されたFAXデータのうち、特定のFAXデータを読み出して表示するためのボタンを設けてもよい。すなわち、プレビュー画像データを表示することに代えて、当該読み出したFAXデータの画像を表示するようにしてもよい。
<アドレス登録処理>
次に、上述した「アドレス登録」ボタン2203または2307の押下によって実行されるアドレス帳データの登録処理について詳しく説明する。
アドレス帳データの登録処理は、「アドレス登録」ボタン2203を押下した際に表示欄2201において選択されている未登録番号が、送信元のFAX番号であるか、または受信FAXデータ上番号であるかにより異なる。表示欄2201において送信元のFAX番号が選択されている場合は、CPU211が、「アドレス登録」ボタン2203の押下により図25に示すアドレス登録画面を表示する。
一方、表示欄2201において受信FAXデータ上番号が選択されている場合は、CPU211が、「アドレス登録」ボタン2203の押下によりプレビュー画面2300を表示する。そして、プレビュー画面2300において受信FAXデータ上番号をユーザが確認したうえで、「アドレス登録」ボタン2307を押下することにより、CPU211が、図26に示すアドレス登録画面を表示する。
これは、OCRによるFAX番号等の取得に失敗する可能性を鑑み、一度ユーザがFAXデータに印字された番号をプレビュー画面で確認する必要性を考慮したものである。もちろん、プレビュー画面2300を経由せずに、未登録アドレス一覧画面からアドレス登録画面に直接遷移するようにしてもよい。なお、プレビュー画面2300は、未登録アドレス一覧画面2200の「プレビュー」ボタン2202を押下することによっても表示することができる。
また、本実施形態では、プレビュー画面が表示される場合について説明するが、これに限られるものではなく、OCRにより取得された番号をユーザが確認できればどのような手段であってもよい。例えば、「アドレス登録」ボタン2307を押下することにより、当該番号が印字されていたFAXデータの該当箇所を拡大して表示する等してもよい。
図25は、アドレス登録画面の一例を示す図である。
アドレス登録画面2400は、未登録アドレス一覧画面2200の表示欄2201において、送信元のFAX番号から取得された番号が選択されたうえで、上述した「アドレス登録」ボタン2203または2307が押下されたことによって表示される。ここでは、図23に示した未登録アドレス一覧画面2200の表示欄2201において、一番上に表示された未登録アドレス情報が選択されたうえで、「アドレス登録」ボタン2203または2307が押下された場合について説明する。
表示欄2401には、表示欄2201で選択された送信元のFAX番号が表示される。ここでは「0312345678」が表示されている。なお、本実施形態では、表示欄2201で選択された送信元のFAX番号がユーザによる変更が不可能な状態で表示されているが、ユーザが編集できるように表示しても良い。名称入力欄2402には、アドレス帳データに登録する際に必要となる、FAX番号に対応付けて登録される名称を入力する。フリガナ入力欄2403には、アドレス帳データにFAX番号に対応付けて登録される名称のフリガナを入力する。
宛先表選択欄2404には、プルダウン表示によってユーザが未登録アドレス情報を登録するアドレス帳データ(宛先表)を選択する。MFP101は、アドレス帳データを複数有していてもよく、これによりアドレス帳データを複数のグループに分類して管理しやすくなる。なお、アドレス帳データに登録する情報としては、送信元のFAX番号と送信元の名称があればよく、フリガナ入力欄2403や宛先表選択欄2404は必須の項目ではない。また、アドレス登録画面2400に示した情報以外の情報を入力できるようにしても良い。
「登録」ボタン2405は、各入力欄2401〜2403及び選択欄2404において入力または選択された情報をアドレス帳データに登録する処理を実行するためのボタンである。なお、アドレス帳データの登録に必要な情報のうち、ユーザに入力または選択させる必要のない情報については、アドレス登録画面2400に表示せず、デフォルト値を用いて登録を行なうようにしても良い。
アドレス帳データの登録処理が完了すると、未登録アドレス管理部423が、登録された未登録番号と同じ番号を持つ未登録アドレス情報を未登録アドレスリストから削除する。未登録アドレス情報を削除する処理の詳細については図28を用いて後述する。戻るボタン2406は、アドレス帳データの登録処理を中止し、未登録アドレス一覧画面2200に戻るためのボタンである。
図26は、アドレス登録画面の一例を示す図である。
アドレス登録画面2500は、未登録アドレス一覧画面2200の表示欄2201において、OCRにより取得された受信FAXデータ上番号が選択されたうえで、上述した「アドレス登録」ボタン2203及び2307が押下されたことによって表示される。ここでは、図23に示した未登録アドレス一覧画面2200の表示欄2201において、上から五番目に表示された未登録アドレス情報が選択された場合について説明する。詳細には、表示欄2201において五番目に表示された未登録アドレス情報が選択されたうえで、「アドレス登録」ボタン2203が押下され、さらにプレビュー画面2300で「アドレス登録」ボタン2307が押下された場合について説明する。
表示欄2501には、表示欄2201で選択された受信FAXデータ上番号が表示される。ここでは、「0120111222」が表示されている。なお、本実施形態では、表示欄2201で選択された受信FAXデータ上番号が入力フォームに表示されるため、OCRによるFAXデータからの文字情報の抽出が失敗した場合に、ユーザによる変更が可能である。ただし、このような形式に限定されるものではなく、ユーザによる変更を不可能とする形式で表示してもよい。
名称入力欄2502には、アドレス帳データに登録する際に必要となる、FAX番号に対応付けて登録される名称を入力する。なお、図22のステップS2110にて既に登録された名称が取得された場合には、受信FAXデータ上番号であることがユーザに判別できるように接頭辞を付加したうえで名称入力欄2502に該名称を表示する。また、表示欄2201における表示と同様に、接頭辞以外の記号等を使用してもよく、名称入力欄2502とは別にプルダウンメニューからあらかじめ設定しておいた接頭辞を選択できるようにしてもよい。
フリガナ入力欄2503には、アドレス帳データにFAX番号に対応付けて登録される名称のフリガナを入力する。この場合も、名称入力欄2502と同様にステップS2110にて取得されたフリガナが表示される。宛先表選択欄2504には、プルダウン表示によってユーザが未登録アドレス情報をどのアドレス帳データ(宛先表)に登録するかを選択する。
なお、ユーザは、あらかじめ受信FAXデータ上番号に専用のアドレス帳データを使用することを設定しておくことも可能である。この場合は、デフォルト値としてそのアドレス帳データを表示するようにしてもよい。また、アドレス帳データに登録する情報としては、送信元のFAX番号と送信元の名称があればよく、フリガナ入力欄2503や宛先表選択欄2504は必須の項目ではない。
「登録」ボタン2505は、「登録」ボタン2405と同様に、各入力欄2501〜2503及び選択欄2504において入力または選択された情報をアドレス帳データに登録する処理を実行するためのボタンである。アドレス帳データの登録処理が完了すると、未登録アドレス管理部423が、登録された未登録番号と同じ番号を持つ未登録アドレス情報を未登録アドレスリストから削除する。未登録アドレス情報を削除する処理の詳細については図28を用いて後述する。また、アドレス帳データの登録処理が完了すると、CPU211が、図27に示すステータス表示画面2600を表示する。戻るボタン2506は、アドレス帳データの登録処理を中止し、プレビュー画面2300に戻るためのボタンである。
図27は、アドレス登録画面2500において「登録」ボタン2505を押下した際に表示されるステータス表示画面の一例を示す図である。
ステータス表示画面2600では、アドレス登録画面2500の入力欄2501〜2503及び選択欄2504において入力または選択された情報が、アドレス帳データへ登録されたことをユーザに通知する。
また、ステータス表示画面2600では、登録された番号以外に、同じFAXデータから取得された番号が存在する場合、または、未登録アドレスリストに関連する番号が登録されていた場合に、連続した登録処理を促す旨をユーザに通知する。関連する番号とは、受信したFAXデータの送信元情報がアドレス帳データに登録した情報と同一であるが、受信日時が異なるFAXデータから取得された番号(当該登録された番号以外)のことである。なお、このような連続登録を促す一連の表示やボタンを設置せず、ユーザの登録処理の完了のみを通知するようにしても良い。
メッセージ表示部2601には、アドレス登録画面2500にて行った登録処理が完了した旨のメッセージが表示される。また、当該登録された番号に関連するFAX番号を続けて登録するか否か(連続した登録処理を促す)のメッセージが表示される。選択欄2602では、今回登録処理が完了した番号と関連する番号が表示される。ユーザが選択欄2602から続けて登録したい番号を選択し、「アドレス登録」ボタン2603または「迷惑リスト登録」ボタン2604を押下することにより、アドレス帳データまたは迷惑リスト1710への登録画面が表示される。
なお、ステータス表示画面2600では、選択欄2602にて選択された関連する番号のみを表示しているが、当該番号が存在しているFAXデータのプレビュー画像データを表示するようにしてもよい。「アドレス登録」ボタン2603は、選択欄2602で選択された番号をアドレス帳データに登録する処理を実行するためのボタンである。選択欄2602で登録する番号が選択され、「アドレス登録」ボタン2603が押下されると、アドレス登録画面2500に遷移する。
このとき、アドレス登録画面2500の表示欄2501には、選択欄2602で選択した番号が自動で入力される。また、名称入力欄2502及びフリガナ入力欄2503には、ステータス表示画面2600を表示する契機となった、アドレス帳データに登録された番号と対応付けて登録された名称やフリガナが自動的に入力される。
「迷惑リスト登録」ボタン2604は、選択欄2602で選択した番号を迷惑リスト1710に登録する処理を実行するためのボタンである。選択欄2602で登録する番号を選択し、「迷惑リスト登録」ボタン2604を押下すると、迷惑宛先の登録画面1400(図15)に遷移する。このとき、迷惑宛先の登録画面1400の入力フィールド1401には、選択欄2602で選択した番号が自動で入力される。
なお、選択欄2602で選択した番号が、送信元のFAX番号であった場合に、当該FAX番号に対応するFAXデータ(画像)から取得された全てのFAX番号を迷惑リストに登録してもよい。また、FAXデータ(画像)から取得されたFAX番号が迷惑リストに登録された場合に、当該FAXデータから取得された他の未登録番号、及び当該FAXデータの送信元番号を迷惑リストに登録するようにしてもよい。
「設定画面へ」ボタン2606は、設定項目の選択画面700(図8)に遷移するためのボタンである。「未登録アドレス画面へ」ボタン2607は、未登録アドレス一覧画面2200(図23)に遷移するためのボタンである。なお、これ以外の画面へ遷移するボタンが配置されていても良い。
<未登録アドレス情報の削除>
図28は、未登録アドレス情報を削除する処理を説明するためのフローチャートである。
未登録アドレス情報を削除する処理(削除処理)は、未登録アドレス管理部423が実行する。ステップS2701では、未登録アドレス管理部423が、未登録アドレスリストで管理されている全ての未登録アドレス情報を取得する。すなわち、図23に示した未登録アドレス一覧画面2200の表示欄2201に表示される全ての未登録アドレス情報が取得される。
ステップS2702では、未登録アドレス管理部423が、ステップS2701で取得した全ての未登録アドレス情報のうち、任意の1件(次のステップS2703で未判定のもの)が確認対象の未登録アドレス情報として決定される。ステップS2503では、未登録アドレス管理部423が、アドレス登録画面2400または2500の「登録」ボタン2405または2505の押下によりアドレス帳データに登録された番号と、ステップS2702で決定した番号とを比較する。そして、未登録アドレス管理部423が、両者が一致するか否かを判定する。両者が一致する場合はステップS2704へ進み、一致しない場合はステップS2705へ進む。
ステップS2704では、未登録アドレス管理部423が、ステップS2702で決定した番号を未登録アドレスリストから削除する。ステップS2705では、未登録アドレス管理部423が、未登録アドレスリスト内の全ての未登録アドレス情報について、ステップS2703の判定処理が実行されたか否かを判定する。未処理の未登録アドレス情報がある場合には、ステップS2702に戻り、次の未登録アドレス情報を対象に処理が続行される。未登録アドレスリスト内の全ての未登録アドレス情報についてステップS2703の判定処理が実行されていれば、本処理を終了する。以上が、未登録アドレス情報の削除処理の内容である。
<変形例>
第1実施形態に係る未登録アドレス一覧画面(図23)では、制御ファイルに含まれる送信元情報から取得した送信元のFAX番号、及び受信FAXデータ上番号がそれぞれ区別できる形で一覧に表示された。これに対して、送信元情報から取得した送信元のFAX番号と受信FAXデータ上番号とが同じFAXデータから取得された場合に、それらを関連付けて表示する方法について説明する。
図29は、未登録アドレス一覧画面の一例を示す図である。
なお、図23に示した未登録アドレス一覧画面2200と共通する部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。未登録アドレス一覧画面2800は、表示欄2801を備える。表示欄2801は、未登録アドレス管理部423が保存・管理する未登録アドレスリストに追加された未登録アドレス情報を一覧で表示する。
図23に示した未登録アドレス一覧画面2200の表示欄2201には、発呼者の送信元情報から取得された未登録アドレス情報と、FAXデータからOCRにより取得された未登録アドレス情報とが混在していた。これに対して、未登録アドレス一覧画面2800の表示欄2801では、発呼者の送信元情報から取得されたアドレス情報のみを表示する。また、表示欄2801の項目は、「OCR件数」を含む。OCR件数は、当該FAXデータにOCRを適用し、取得された番号の件数が表示される。
図29(B)に示す未登録アドレス一覧画面2810は、表示欄2801の上から3番目の未登録アドレス情報が選択された状態を示している。すなわち、受信日時:01/23_09:00、送信元番号:0312345679、ページ数:3、OCR件数:2の未登録アドレス情報が選択されている。表示欄2801においてOCR件数が1以上である未登録アドレス情報を選択すると、CPU211が、該未登録アドレス情報に対応するFAXデータからOCRにより取得された受信FAXデータ上番号を一覧する表示欄2802を新たに表示する。
図29(B)に示す例では、表示欄2802が、表示欄2801で選択された上から3番目の未登録アドレス情報の下に表示され、表示欄2801の上から4番目以降の未登録アドレス情報が下方向にずれて表示されている。本実施形態では、下方向にずれることにより、表示欄2801の中で見切れてしまう未登録アドレス情報は表示されないが、これに限定されるものではない。
例えば、表示欄2802を4番目以降の番号に重なるように表示しても良く、また、別の画面に表示欄2802の情報を表示し、当該別の画面に遷移するようにしても良い。このような表示を行うことにより、送信元情報から取得された未登録アドレス情報と、FAXデータからOCRにより取得された未登録アドレス情報のうち、同じFAXデータから取得された未登録アドレスを関連付けて表示することができる。
なお、例えば、表示欄2802の配色を表示欄2801とは異なる配色にしてもよく、表示欄2802に影をつけて表示してもよい。これにより、第1実施形態と同様に、表示欄2802に表示される未登録アドレス情報が表示欄2801のそれとは区別して表示することが可能で、種類(意味)の異なる情報であることをユーザに示すことができる。
また、表示欄2802は、次の項目を含む。すなわち、表示欄2801で選択されたFAX番号に対応するFAXデータで実際に取得された受信FAXデータ上番号を示す「画像データ上番号」、及び当該番号がFAXデータの何ページ目に印字されているかを示す「印字ページ番号」を含む。ただし、これに限定されるものではなく、例えば、表示欄2801で選択されたFAX番号がアドレス帳データに既に登録されていた場合には、当該登録されていた情報を表示するなど、項目は追加してもよい。
表示欄2802に表示されている「画像データ上番号」を選択し、「アドレス登録ボタン」2203を押下すると、プレビュー画面2300(図24)に遷移する。表示欄2801内の、表示欄2802が表示されていない部分を選択することにより、表示欄2802を非表示にできる。また、表示欄2802を非表示にするためのボタンを配置してもよい。このように、送信元情報から取得された未登録アドレス情報と、FAXデータからOCRにより取得された未登録アドレス情報とを関連付けて表示することにより、ユーザにひとつのFAXデータにどれだけのFAX番号が含まれていたかを示すことができる。
以上のように、本実施形態によれば、受信したFAXデータから簡単な操作によりアドレス帳に未登録の番号を登録することが可能となる。本実施形態によれば、未登録の番号を一律に管理しつつ、当該未登録の番号が、発呼側から送信される情報(送信元情報)から取得された場合と、FAXデータ(画像)からOCRにより取得された場合とで区別することが可能となる。これにより、ユーザが任意のタイミングで任意のアドレス帳に登録を行うことができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
101 MFP
411 FAX受信部
421 第2転送部
423 未登録アドレス管理部
424 プレビュー画像生成部
425 OCR認識部

Claims (13)

  1. 受信したFAXデータのFAX番号を取得する取得手段と、
    前記FAXデータの画像から所定の番号を読み取る読み取り手段と、
    前記取得手段により取得されたFAX番号、及び前記読み取り手段により読み取られた番号のうち、アドレス帳に未登録の番号を、それぞれ区別して表示する表示手段と、
    前記未登録の番号を前記アドレス帳に登録する登録手段と、を備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像処理装置は、FAXデータを受信した場合に該FAXデータを印刷しない番号を登録する迷惑リストを有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記表示手段は、前記未登録の番号が前記取得手段により取得されたFAX番号か、または前記読み取り手段により読み取られた番号かを、少なくともいずれか一方の番号に所定の文字列を付加することにより区別して表示する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記表示手段は、前記未登録の番号のうち、前記取得手段により取得されたFAX番号を一覧に表示し、該FAX番号に対応する前記読み取られた番号がある場合には、該FAX番号が選択されたことに応じて該読み取られた番号を表示する、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記登録手段は、前記未登録の番号を前記アドレス帳に登録する際に、少なくとも名称と対応付けて登録するための登録画面を表示する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記取得手段により取得されたFAX番号が既にアドレス帳に登録されており、かつ、該FAX番号に対応する前記読み取られた番号がアドレス帳に登録されていない場合には、前記登録手段は、該読み取られた番号をアドレス帳に登録する際の前記登録画面に、該FAX番号に対応付けられた名称を表示する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記登録手段は、第1の未登録の番号を前記アドレス帳に登録した後に、該第1の未登録の番号に対応するFAXデータの画像に第2の未登録の番号が存在する場合に、該第2の未登録の番号を登録するための登録画面を続けて表示し、前記第1の未登録の番号に対応付けられた名称を該登録画面に表示する、
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の画像処理装置。
  8. 前記表示手段は、前記表示した未登録の番号に対して、該未登録の番号に対応するFAXデータの画像の確認画面を表示する、
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記登録手段において前記読み取り手段により読み取られた番号を登録することを指示されたことに応じて、前記表示手段は、前記確認画面を表示し、該確認画面の上で該読み取られた番号の強調表示を行う、
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記登録手段は、第1の未登録の番号を前記迷惑リストに登録した後に、該第1の未登録の番号に対応するFAXデータの画像に第2の未登録の番号が存在する場合に、該第2の未登録の番号も迷惑リストに登録する、
    ことを特徴とする請求項2ないし9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記読み取り手段が前記FAXデータの画像から読み取る前記所定の番号は、電話番号またはFAX番号である
    ことを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  12. 受信したFAXデータのFAX番号を取得する取得工程と、
    前記FAXデータの画像から所定の番号を読み取る読み取り工程と、
    前記取得工程において取得されたFAX番号、及び前記読み取り工程において読み取られた番号のうち、アドレス帳に未登録の番号を、それぞれ区別して表示する表示工程と、
    前記未登録の番号を前記アドレス帳に登録する登録工程と、を有する
    ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  13. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像処理装置が備える各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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