JP2017073425A - 配線基板及びその製造方法 - Google Patents

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寿毅 関
Toshitake Seki
寿毅 関
広幸 松浦
Hiroyuki Matsuura
広幸 松浦
堀尾 俊和
Toshikazu Horio
俊和 堀尾
山本 洋
Hiroshi Yamamoto
洋 山本
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Abstract

【課題】ガラス基板の割れを防止することにより、信頼性の向上を図ることが可能な配線基板を提供すること。【解決手段】本発明の配線基板10はガラス基板11及び積層部30,40を備える。配線基板10の側面23には、ガラス基板11の端面14と樹脂絶縁層31,32,38,41,42,48の端面61〜66とが露出し、かつ、端面14と端面61〜66とが略面一になる。また、ガラス基板11の主面12,13のうち少なくとも一方の主面と端面14との境界部分には、面取り部71,81が形成される。面取り部71,81の少なくとも一部は、ガラス基板11の外側に凸となる曲面状をなす。また、面取り部71,81の表面に樹脂絶縁層31,41が接しており、厚さ方向における端面14の長さが、ガラス基板11の最大厚さよりも小さくなる。【選択図】図1

Description

本発明は、板状のガラス基板と、ガラス基板の両面に設けられ、複数の樹脂絶縁層及び複数の導体層を積層した構造を有する積層部とを備える配線基板及びその製造方法に関するものである。
近年、電気機器、電子機器の小型化に伴い、これらの機器に搭載される配線基板にも小型化や高密度化が要求されている。このような配線基板としては、例えば、樹脂絶縁層及び導体層を積層した構造を有する積層部をコア基板の両面に形成したものが実用化されている。なお、一般的に、配線基板は、配線基板となるべき形成領域が平面方向に沿って複数配置された多数個取り用配線基板を、ダイシングブレードを用いて形成領域の外形線に沿って切断することにより、得ることができる。
ところで、近年、配線基板のさらなる小型化や高密度化が要求されており、例えば、コア基板をガラス基板にすることが提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。ガラス基板は、主面及び裏面の平坦度が高いため、寸法精度が高く、配線の微細化に有利だからである。
特開2012−236764号公報(図1等) 特開2009−280452号公報(図1等) 特開2014−22465号公報(図1等)
しかし、図13に示されるように、コア基板がガラス基板101である場合には、以下の問題が生じてしまう。即ち、配線基板は、上記したように、ダイシングブレードを用いた多数個取り用配線基板の切断によって得られる。ところが、多数個取り用配線基板の切断時には、チッピングの発生により、ガラス基板101の端面102に多数の凹部103が生じるおそれがある。この場合、ガラス基板101と樹脂絶縁層104(積層部)との熱膨張差に起因して、ガラス基板101と樹脂絶縁層104との界面付近に位置する凹部103に熱応力が集中するため、ガラス基板101に凹部103を起点としたクラック105が発生し、ガラス基板101の一部が剥れるように割れてしまう可能性が高い。その結果、配線基板の歩留まりが低下してしまうため、配線基板に必要とされる所定の信頼性を付与できないという問題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ガラス基板の割れを防止することにより、信頼性の向上を図ることが可能な配線基板を提供することにある。また、別の目的は、信頼性に優れた配線基板を製造することが可能な配線基板の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するための手段(手段1)としては、厚さ方向において互いに反対側に位置する一対の主面及び前記一対の主面の間に位置する端面を有する板状のガラス基板と、前記一対の主面上にそれぞれ設けられ、複数の樹脂絶縁層及び複数の導体層を積層した構造を有する積層部とを備える配線基板であって、前記配線基板は、前記積層部の積層方向において互いに反対側に位置する一対の外表面及び前記一対の外表面の間に位置する側面を有し、前記配線基板の側面において、前記ガラス基板の端面の少なくとも一部と前記樹脂絶縁層の端面とが露出し、かつ、前記ガラス基板の端面の少なくとも一部と前記樹脂絶縁層の端面とが略面一になっており、前記一対の主面のうち少なくとも一方の主面と前記ガラス基板の端面との境界部分に面取り部が形成され、前記面取り部の少なくとも一部が、前記ガラス基板の外側に凸となる曲面状をなし、前記面取り部の表面に前記樹脂絶縁層が接しており、前記厚さ方向における前記ガラス基板の端面の長さが、前記ガラス基板の最大厚さよりも小さいことを特徴とする配線基板がある。
従って、手段1に記載の発明によると、ガラス基板と樹脂絶縁層(積層部)との熱膨張差に起因する熱応力が配線基板に加わったとしても、ガラス基板と樹脂絶縁層との界面付近への応力集中が、面取り部を設けることによって緩和される。その結果、ガラス基板と樹脂絶縁層との界面付近に生じた凹部を起点とするガラス基板の割れの発生を防止することができる。しかも、面取り部を設けることにより、凹部が発生しやすいガラス基板の端面を、最大の熱応力(最大主応力)の発生位置であるガラス基板と樹脂絶縁層との界面から離すことができるため、凹部への熱応力の集中を起因としたガラス基板の割れの発生を確実に防止することができる。さらに、面取り部の表面に樹脂絶縁層が接しており、厚さ方向におけるガラス基板の端面の長さが、ガラス基板の最大厚さよりも小さくなっている。このように構成すれば、配線基板の側面に露出する樹脂部分の面積が大きくなるとともに配線基板の側面に露出するガラス部分の面積が小さくなるため、チッピングによってガラス基板の端面に生じる凹部の数を減らすことができる。その結果、凹部を起点とするガラス基板の割れの発生をより確実に防止することができる。ゆえに、配線基板の歩留まりを向上させることができるため、配線基板の信頼性が向上する。
上記配線基板を構成する積層部は、複数の樹脂絶縁層及び複数の導体層を積層した構造を有している。樹脂絶縁層は、絶縁性、耐熱性、耐湿性等を考慮して適宜選択することができる。樹脂絶縁層の形成材料の具体例としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、ポリイミド樹脂などの熱硬化性樹脂、シクロオレフィン樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリプロピレン樹脂などの熱可塑性樹脂等が挙げられる。そのほか、これらの樹脂とガラス繊維(ガラス織布やガラス不織布)やポリアミド繊維等の有機繊維との複合材料、あるいは、連続多孔質PTFE等の三次元網目状フッ素系樹脂基材にエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂を含浸させた樹脂−樹脂複合材料等を使用してもよい。
上記配線基板を構成するガラス基板は、厚さ方向において互いに反対側に位置する一対の主面及び一対の主面の間に位置する端面を有している。ガラス基板の形成材料は、コスト性、加工性、絶縁性、機械的強度などを考慮して適宜選択することができる。ガラス基板の形成材料としては、ホウケイ酸ガラス、ガラスセラミック等が好適に使用される。
なお、上記ガラス基板が有する一対の主面のうち少なくとも一方の主面とガラス基板の端面との境界部分には、面取り部が形成される。面取り部の少なくとも一部は、ガラス基板の外側に凸となる曲線状をなしている。その結果、面取り部の少なくとも一部に「角」が存在しなくなるため、応力集中をより確実に緩和することができる。
なお、面取り部は、ガラス基板の厚さ方向における両端として第1端と第2端とを有し、主面に沿って第1端を通過する仮想の第1基準線を設定し、第1基準線に直交して第2端を通過する垂線において、第1基準線との交点と第2端とを結ぶ直線の長さを面取り部の第1の面取り量とした場合に、第1の面取り量は、例えば、ガラス基板の厚さの5%以上25%以下となることがよい。仮に、第1の面取り量がガラス基板の厚さの5%未満になると、配線基板の側面に露出するガラス基板の端面の面積を十分に小さくすることができないため、チッピングによってガラス基板の端面に生じる凹部の数をさほど減らすことができない。一方、第1の面取り量がガラス基板の厚さの25%よりも大きくなると、配線基板の側面に露出するガラスの比率が低下するために、配線基板の剛性が低下してしまう。また、配線基板の側面に露出する樹脂の比率が高くなるために、配線基板に局所的な反りが生じやすくなる。
さらに、ガラス基板の端面に沿って第2端を通過する仮想の第2基準線を設定し、第2基準線に直交して第1端を通過する垂線において、第2基準線との交点と第1端とを結ぶ直線の長さを面取り部の第2の面取り量とした場合に、第2の面取り量は第1の面取り量よりも小さいことがよい。仮に、第2の面取り量が第1の面取り量よりも大きくなると、面取り部を設けたとしても、ガラス基板と樹脂絶縁層との界面を、最大の熱応力(最大主応力)の発生位置からはさほどずらすことができない。その結果、上記の界面付近に生じた凹部を起点とするガラス基板の割れを、確実に防止できない可能性がある。
また、配線基板の一対の外表面の間の距離に対する厚さ方向におけるガラス基板の端面の長さの比率で規定されるガラス基板の端面の露出率は、例えば、50%よりも大きく、100%未満であることがよい。仮に、ガラス基板の端面の露出率が50%以下になると、配線基板の側面に露出するガラスの比率が低下するために、配線基板の剛性が低下してしまう。また、配線基板の側面に露出する樹脂の比率が高くなるために、配線基板に局所的な反りが生じやすくなる。一方、ガラス基板の端面の露出率が100%になると、配線基板の側面に露出するガラス基板の端面の面積が小さくならないため、チッピングによってガラス基板の端面に生じる凹部の数を減らすことができなくなる。
なお、面取り部の表面とガラス基板の主面とを一体的に被覆する樹脂絶縁層のうち、面取り部の表面を被覆する領域の厚さは、ガラス基板の主面に接する領域の厚さよりも大きいことがよい。このようにすれば、配線基板の側面に露出する樹脂部分の面積が確実に大きくなるとともに、配線基板の側面に露出するガラス部分の面積が確実に小さくなるため、チッピングによってガラス基板の端面に生じる凹部の数を確実に減らすことができる。その結果、凹部を起点とするガラス基板の割れの発生をより確実に防止することができる。
上記課題を解決するための別の手段(手段2)としては、上記手段1に記載の配線基板を製造する方法であって、前記ガラス基板となるべき基板形成領域が平面方向に沿って複数配置された多数個取り用ガラス基板を準備するガラス基板準備工程と、前記ガラス基板準備工程後、前記多数個取り用ガラス基板に対して個々の前記ガラス基板に分割するためのブレイク溝を形成することにより、前記基板形成領域を平面方向に沿って縦横に区分するブレイク溝形成工程と、前記ブレイク溝形成工程後、前記多数個取り用ガラス基板の前記一対の主面上にそれぞれ前記積層部が設けられた多数個取り用配線基板を形成する積層部形成工程と、前記多数個取り用配線基板を前記ブレイク溝に沿って破断することにより、複数の前記配線基板に分割する分割工程とを含み、前記分割工程における分割によって、前記ブレイク溝の内壁面が前記面取り部となり、前記積層部形成工程では、前記面取り部の表面となる前記ブレイク溝の内壁面に前記樹脂絶縁層を接触させることを特徴とする配線基板の製造方法がある。
従って、手段2に記載の発明によると、分割工程における分割によって、ブレイク溝の内壁面が面取り部となるため、完成した配線基板に対して、ガラス基板と樹脂絶縁層(積層部)との熱膨張差に起因する熱応力が加わったとしても、ガラス基板と樹脂絶縁層との界面付近への応力集中が面取り部によって緩和される。その結果、ガラス基板と樹脂絶縁層との界面付近に生じた凹部を起点とするガラス基板の割れの発生を防止することができる。しかも、面取り部により、凹部が発生しやすいガラス基板の端面を、最大の熱応力(最大主応力)の発生位置であるガラス基板と樹脂絶縁層との界面から離すことができるため、凹部への熱応力の集中を起因としたガラス基板の割れの発生を確実に防止することができる。さらに、積層部形成工程では、面取り部の表面となるブレイク溝の内壁面に樹脂絶縁層を接触させているため、完成した配線基板において、配線基板の側面に露出する樹脂部分の面積を大きくすることができる。これに伴い、配線基板の側面に露出するガラス部分の面積が小さくなるため、チッピングによってガラス基板の端面に生じる凹部の数を減らすことができる。その結果、凹部を起点とするガラス基板の割れの発生をより確実に防止することができる。ゆえに、配線基板の歩留まりを向上させることができるため、配線基板の信頼性が向上する。
しかも、ガラス基板準備工程では、ガラス基板となるべき基板形成領域が平面方向に沿って複数配置された多数個取り用ガラス基板を準備し、積層部形成工程では、多数個取り用ガラス基板の一対の主面上にそれぞれ積層部が設けられた多数個取り用配線基板を形成し、分割工程では、多数個取り用配線基板をブレイク溝に沿って破断することにより、複数の配線基板に分割している。このため、複数の配線基板を効率良く製造することができる。
本実施形態における配線基板を示す概略断面図。 配線基板を示す要部断面図。 多数個取り用ガラス基板を示す概略平面図。 多数個取り用ガラス基板を示す要部断面図。 貫通孔及びブレイク溝が形成された多数個取り用ガラス基板を示す概略平面図。 貫通孔及びブレイク溝が形成された多数個取り用ガラス基板を示す要部断面図。 ブレイク溝の構造を示す要部断面図。 スルーホール導体及び導体層を形成する工程を示す説明図。 第1層の樹脂絶縁層を形成する工程を示す説明図。 第1層の樹脂絶縁層にビア孔を形成する工程を示す説明図。 第2層の樹脂絶縁層を形成する工程を示す説明図。 多数個取り用配線基板を示す概略平面図。 従来技術の問題点を示す概略断面図。
以下、本発明の配線基板10を具体化した一実施形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1に示されるように、本実施形態の配線基板10は、ICチップ搭載用の配線基板である。配線基板10は、略矩形板状のガラス基板11と、ガラス基板11の第1主面12(図1では上面)上に設けられた第1ビルドアップ層30(積層部)と、ガラス基板11の第2主面13(図1では下面)上に設けられた第2ビルドアップ層40(積層部)とからなる。
ガラス基板11は、1つの第1主面12、1つの第2主面13、及び、4つの端面14を有する略矩形板状をなしている。第1主面12及び第2主面13は、ガラス基板11の厚さ方向において互いに反対側に位置している。また、各端面14は、第1主面12と第2主面13との間に位置している。なお、本実施形態のガラス基板11は、絶縁性を有する無機材料(本実施形態ではホウケイ酸ガラス)からなる基板である。ガラス基板11の大きさは、縦20mm×横20mmに設定されている。また、本実施形態において、ガラス基板11の厚さは、100μm以上700μm以下、好ましくは、100μm以上300μm以下に設定されている。本実施形態において、ガラス基板11の熱膨張係数は、15ppm/℃未満、具体的には3.8ppm/℃となっている。なお、ガラス基板11の熱膨張係数は、30℃〜400℃間の測定値の平均値をいう。
図1に示されるように、ガラス基板11には、第1主面12及び第2主面13の両方にて開口する複数の貫通孔15が格子状に形成されている。そして、かかる貫通孔15内には、銅からなるスルーホール導体16が形成されている。これらスルーホール導体16は、ガラス基板11の第1主面12側と第2主面13側とを接続導通している。なお、スルーホール導体16の内部は、例えばエポキシ樹脂などの閉塞体17で埋められている。また、ガラス基板11の第1主面12には、銅からなる導体層18がパターン形成され、ガラス基板11の第2主面13には、同じく銅からなる導体層19がパターン形成されている。各導体層18,19は、スルーホール導体16に電気的に接続されている。
図1に示されるように、第1ビルドアップ層30は、厚さ23μmの熱硬化性エポキシ樹脂からなる樹脂絶縁層31,32と、厚さ8μmの銅からなる導体層35,36とを交互に積層した構造を有している。本実施形態において、樹脂絶縁層31,32の完全硬化状態での熱膨張係数は、10〜100ppm/℃程度であり、具体的には23ppm/℃となっている。なお、樹脂絶縁層31,32の完全硬化状態での熱膨張係数は、25℃〜150℃間の測定値の平均値をいう。
そして、樹脂絶縁層31,32内には、それぞれ銅めっきによって形成されたビア導体37が設けられている。また、樹脂絶縁層32の表面は、エポキシ樹脂からなる厚さ30μm程度のソルダーレジスト層38(樹脂絶縁層)によってほぼ全体的に覆われている。ソルダーレジスト層38の所定箇所には、導体層36を露出させる開口部39が形成されている。そして、導体層36の表面上には、複数のはんだバンプ51が配設されている。各はんだバンプ51は、ICチップの面接続端子に電気的に接続される。
また、図1に示されるように、第2ビルドアップ層40は、上述した第1ビルドアップ層30と略同じ構造を有している。即ち、第2ビルドアップ層40は、厚さ23μmの熱硬化性エポキシ樹脂からなる樹脂絶縁層41,42と、厚さ8μmの銅からなる導体層45,46とを交互に積層した構造を有している。本実施形態において、樹脂絶縁層41,42の完全硬化状態での熱膨張係数は、10〜100ppm/℃程度であり、具体的には23ppm/℃となっている。なお、樹脂絶縁層41,42の完全硬化状態での熱膨張係数は、25℃〜150℃間の測定値の平均値をいう。
そして、樹脂絶縁層41,42内には、それぞれ銅めっきによって形成されたビア導体47が設けられている。また、樹脂絶縁層42の下面は、エポキシ樹脂からなる厚さ30μm程度のソルダーレジスト層48(樹脂絶縁層)によってほぼ全体的に覆われている。ソルダーレジスト層48の所定箇所には、導体層46を露出させる開口部49が形成されている。そして、導体層46の表面上には、図示しないマザーボード側との電気的な接続を図るための複数のはんだバンプ52が配設されている。なお、各はんだバンプ52により、図1に示される配線基板10はマザーボード上に実装される。
図1,図2に示されるように、配線基板10は、1つの第1外表面21、1つの第2外表面22、及び、4つの側面23を有する略矩形板状をなしている。第1外表面21及び第2外表面22は、ビルドアップ層30,40の積層方向において互いに反対側に位置している。また、各側面23は、第1外表面21と第2外表面22との間に位置している。さらに、配線基板10の側面23には、ガラス基板11の端面14の一部が露出している。ガラス基板11の端面14の露出率は、50%よりも大きく、100%未満であり、本実施形態では87%となっている。ここで、「露出率」とは、配線基板10の一対の外表面21,22間の距離に対する厚さ方向における端面14の長さの比率で規定された値をいう。
また、配線基板10の側面23には、樹脂絶縁層31の端面61全体、樹脂絶縁層32の端面62全体、樹脂絶縁層41の端面63全体、樹脂絶縁層42の端面64全体、ソルダーレジスト層38の端面65全体、及び、ソルダーレジスト層48の端面66全体が露出している。そして、ガラス基板11の端面14の一部と樹脂絶縁層31,32,41,42の端面61〜64とが略面一になっており、端面14の一部とソルダーレジスト層38,48の端面65,66とが略面一になっている。なお、配線基板10の側面23には、導体層18,35,36,19,45,46が露出しないようになっている。
図1,図2に示されるように、ガラス基板11は、第1主面12と端面14との境界部分に第1面取り部71を有するとともに、第2主面13と端面14との境界部分に第2面取り部81を有している。第1面取り部71及び第2面取り部81は、ガラス基板11の外側に凸となる曲面状をなしている。
図2に示されるように、第1面取り部71は、ガラス基板11の厚さ方向における両端として第1端72と第2端73とを有している。なお、第1主面12に沿って第1端72を通過する仮想の第1基準線L1を設定し、第1基準線L1に直交して第2端73を通過する垂線S1において、第1基準線L1との交点P1と第2端73とを結ぶ直線の長さは、第1面取り部71の第1の面取り量D1となっている。即ち、第1の面取り量D1は、第1主面12を基準とした第1面取り部71の面取り量である。第1の面取り量D1は、ガラス基板11の厚さ(300μm)の5%以上25%以下であり、本実施形態では20μm(=0.02mm)となっている。
また、ガラス基板11の端面14に沿って第2端73を通過する仮想の第2基準線L2を設定し、第2基準線L2に直交して第1端72を通過する垂線S2において、第2基準線L2との交点P1と第1端72とを結ぶ直線の長さは、第1面取り部71の第2の面取り量R1となっている。即ち、第2の面取り量R1は、端面14を基準とした第1面取り部71の面取り量である。本実施形態の第2の面取り量R1は、4μm(=0.004mm)であり、第1の面取り量D1よりも小さくなっている。なお、第2の基準線L2は垂線S1と同じ線であり、垂線S2は第1の基準線L1と同じ線である。
図1,図2に示されるように、第1面取り部71の表面には、第1ビルドアップ層30を構成する最下層(第1層)の樹脂絶縁層31の裏面が接している。なお、第1面取り部71の表面とガラス基板11の第1主面12とを一体的に被覆する樹脂絶縁層31のうち、第1面取り部71の表面を被覆する領域の厚さは、第1主面12に接する領域の厚さよりも大きくなっている。
同様に、第2面取り部81も、ガラス基板11の厚さ方向における両端として第1端82と第2端83とを有している。なお、第2主面13に沿って第1端82を通過する仮想の第1基準線L3を設定し、第1基準線L3に直交して第2端83を通過する垂線S3において、第1基準線L3との交点P2と第2端83とを結ぶ直線の長さは、第2面取り部81の第1の面取り量D2となっている。即ち、第1の面取り量D2は、第2主面13を基準とした第2面取り部81の面取り量である。第1の面取り量D2は、ガラス基板11の厚さ(300μm)の5%以上25%以下であり、本実施形態では20μm(=0.02mm)となっている。即ち、第2面取り部81の第1の面取り量D2は、第1面取り部71の第1の面取り量D1と等しくなっている。なお、本実施形態の垂線S3は、垂線S1と同じ線である。
図2に示されるように、ガラス基板11の端面14に沿って第2端83を通過する仮想の第2基準線L4を設定し、第2基準線L4に直交して第1端82を通過する垂線S4において、第2基準線L4との交点P2と第1端82とを結ぶ直線の長さは、第2面取り部81の第2の面取り量R2となっている。即ち、第2の面取り量R2は、端面14を基準とした第2面取り部81の面取り量である。本実施形態の第2の面取り量R2は、4μm(=0.004mm)であり、第2の面取り量R1と等しく、かつ、第1の面取り量D2よりも小さくなっている。また、本実施形態の第2基準線L4は、第2基準線L2及び垂線S3と同じ線であり、垂線S4は第1の基準線L3と同じ線である。
図1,図2に示されるように、第2面取り部81の表面には、第2ビルドアップ層40を構成する最下層(第1層)の樹脂絶縁層41の裏面(図1,図2では上面)が接している。なお、第2面取り部81の表面と第2主面13とを一体的に被覆する樹脂絶縁層41のうち、第2面取り部81の表面を被覆する領域の厚さは、第2主面13に接する領域の厚さよりも大きくなっている。そして、厚さ方向におけるガラス基板11の端面14の長さは、ガラス基板11の最大厚さ(300μm)よりも小さく、本実施形態では260μm(=最大厚さ−第1の面取り量D1−第1の面取り量D2)となっている。
次に、本実施形態の配線基板10の製造方法を説明する。
まず、ガラス基板準備工程では、第1主面12及び第2主面13を有するガラス基板11をあらかじめ準備しておく。具体的には、無アルカリ薄ガラス基板を用意する。無アルカリ薄ガラス基板は、縦150mm×横150mm×厚さ0.3mm(=300μm)の矩形板状をなしている。なお、無アルカリ薄ガラス基板は、ガラス基板11となるべき基板形成領域111が平面方向に沿って縦横に複数配置された多数個取り用ガラス基板110である(図3,図4参照)。
次に、多数個取り用ガラス基板110にレーザ照射装置(図示略)を向けた状態で、多数個取り用ガラス基板110の片面側(第1主面12側または第2主面13側)から基板形成領域111に対してレーザ(本実施形態では炭酸ガスレーザ)を照射する。このとき、レーザ照射装置は、多数個取り用ガラス基板110の平面方向に移動しながらレーザを照射する。その結果、多数個取り用ガラス基板110においてレーザが照射された部分が熱で消失し、ガラス基板11を貫通する貫通孔15が多数個形成される(図5,図6参照)。
ガラス基板準備工程後のブレイク溝形成工程では、多数個取り用ガラス基板110に対して個々のガラス基板11に分割するためのブレイク溝112,113を形成することにより、基板形成領域111を平面方向に沿って縦横に区分する(図5,図6参照)。詳述すると、まず、多数個取り用ガラス基板110の第1主面12側から基板形成領域111の外形線114に対してレーザを照射する。このとき、レーザ照射装置は、貫通孔15の形成時よりもショット数や出力を低下させた状態でレーザ(炭酸ガスレーザ)を照射する。また、レーザ照射装置は、貫通孔15をアライメントマークとして用いることにより、外形線114に対してレーザを照射する。そして、レーザ照射装置は、多数個取り用ガラス基板110の平面方向に移動しながらレーザを照射する。その結果、多数個取り用ガラス基板110の第1主面12側の表層部分においてレーザが照射された部分が熱で消失し、外形線114に沿って連続線状の第1ブレイク溝112が形成される。
また、多数個取り用ガラス基板110の第2主面13側から外形線114に対してレーザを照射する。この場合も、レーザ照射装置は、貫通孔15の形成時よりもショット数や出力を低下させた状態でレーザ(炭酸ガスレーザ)を照射する。さらに、レーザ照射装置は、貫通孔15をアライメントマークとして用いることにより、外形線114に対してレーザを照射する。即ち、貫通孔15は、第1主面12側からのレーザ照射と第2主面13側からのレーザ照射とにおいて共通して用いられるアライメントマークである。また、レーザ照射装置は、多数個取り用ガラス基板110の平面方向に移動しながらレーザを照射する。その結果、多数個取り用ガラス基板110の第2主面13側の表層部分においてレーザが照射された部分が熱で消失し、外形線114に沿って連続線状の第2ブレイク溝113が形成される。なお、第2ブレイク溝113は、第1主面12側に形成された第1ブレイク溝112の裏側となる位置において第1ブレイク溝112に沿って形成される。この時点で、基板形成領域111が平面方向に沿って縦横に区分される。
なお、図7に示されるように、ブレイク溝112,113の開口端における幅W1は、面取り部71,81となるブレイク溝112,113の内壁面を基準とした第2の面取り量R1,R2(4μm)の2倍の大きさと、ブレイク溝112,113の底面における幅W2(30μm)との合計値と等しく、本実施形態では38μmとなっている。なお、幅W2は、後述する分割工程において用いられるダイシングブレードの厚さと等しくなっている。また、ブレイク溝112,113の深さは、面取り部71,81となるブレイク溝112,113の内壁面を基準とした第1の面取り量D1,D2以上(20μm以上)の大きさとなっている。
次に、第1主面12側と第2主面13側とから同時にチタン(Ti)のスパッタリングを行ってチタン層を形成した後、チタン層上に銅(Cu)のスパッタリングを行うことにより、第1主面12、第2主面13及び貫通孔15の内側面に、分断されることなく連続したチタン層及び銅層を形成する。
次に、貫通孔15内にスルーホール導体16を形成し、スルーホール導体16の第1主面12側の端部に接続される導体層18を形成するとともに、スルーホール導体16の第2主面13側の端部に接続される導体層19を形成する(図8参照)。具体的に言うと、チタン層及び銅層が形成された第1主面12及び第2主面13にそれぞれドライフィルムをラミネートして、めっきレジスト(図示略)を形成する。次に、フォトリソグラフィーによるパターニングを行った後、貫通孔15の内側面に形成された銅層の表面、第1主面12に形成された銅層の表面、及び、第2主面13に形成された銅層の表面に対してそれぞれ電解銅めっきを行う。この時点で、貫通孔15内にスルーホール導体16が形成され、第1主面12上に導体層18が形成されるとともに、第2主面13上に導体層19が形成される(図8参照)。その後、めっきレジストを剥離し、めっきレジストで保護されていたチタン層及び銅層をエッチングにより除去する。
なお、導体層18,19を別の方法で形成してもよい。詳述すると、めっきレジストを形成せずに、第1主面12に形成された銅層の表面、及び、第2主面13に形成された銅層の表面に対してそれぞれ電解銅めっきを行う。この時点で、第1主面12全体を覆うベタパターンが形成されるとともに、第2主面13全体を覆うベタパターンが形成される。その後、サブトラクティブ法でパターニングを行う。具体的には、第1主面12上及び第2主面13上に対してドライフィルムをラミネートし、ドライフィルムに対して露光及び現像を行うことにより、所定パターンのエッチングレジストを形成する。この状態で、第1主面12側及び第2主面13側のベタパターンに対して、エッチングによるパターニングを行う。この時点で、第1主面12上に導体層18が形成されるとともに、第2主面13上に導体層19が形成される(図8参照)。その後、エッチングレジストを剥離する。なお、必要に応じて、第1主面12及び第2主面13にプライマー樹脂(例えば、熱硬化性エポキシ樹脂)等をラミネートしてもよい。
ブレイク溝形成工程後の積層部形成工程では、従来周知の手法に基づいて、多数個取り用ガラス基板110の第1主面12上に第1ビルドアップ層30を形成するとともに、多数個取り用ガラス基板110の第2主面13上に第2ビルドアップ層40を形成する。具体的に言うと、まず、導体層18,19の表面を粗化する表面粗化工程を行う。次に、従来公知のシランカップリング剤(例えば、信越化学工業株式会社製のもの)を用いてカップリング処理を行い、主面12,13と導体層18,19の表面とにシラン蒸着層(図示略)を形成する。
次に、スルーホール導体16内に閉塞体17を充填形成する(図9参照)。さらに、カップリング処理が施された第1主面12に、厚さ23μmの熱硬化性エポキシ樹脂を被着(貼付)することにより、第1層の樹脂絶縁層31を形成する(図9参照)。この時点で、第1面取り部71の表面となる第1ブレイク溝112の内壁面に、樹脂絶縁層31が接触する。また、カップリング処理が施された第2主面13に、厚さ23μmの熱硬化性エポキシ樹脂を被着(貼付)することにより、第1層の樹脂絶縁層41を形成する(図9参照)。この時点で、第2面取り部81の表面となる第2ブレイク溝113の内壁面に、樹脂絶縁層41が接触する。なお、熱硬化性エポキシ樹脂を被着する代わりに、液晶ポリマーや感光性エポキシ樹脂等の絶縁樹脂を被着してもよい。
さらに、YAGレーザまたは炭酸ガスレーザを用いてレーザ孔あけ加工を行い、ビア導体37,47が形成されるべき位置にビア孔121,122を形成する(図10参照)。具体的には、樹脂絶縁層31を貫通するビア孔121を形成し、導体層18の表面を露出させるとともに、樹脂絶縁層41を貫通するビア孔122を形成し、導体層19の表面を露出させる。
さらに、ビア孔121,122内に残存するスミアを除去するデスミア工程を行う。次に、ビア孔121,122の内側面、樹脂絶縁層31の表面(図10では上面)、及び、樹脂絶縁層41の表面(図10では下面)に対して、セミアディティブ法を用いて無電解銅めっき及び電解銅めっきを行う。その結果、ビア孔121,122内にそれぞれビア導体37,47が形成されるとともに、樹脂絶縁層31,41の表面上にそれぞれ導体層35,45が形成される(図11参照)。
次に、厚さ23μmの熱硬化性エポキシ樹脂を樹脂絶縁層31,41上に被着(貼付)することにより、第2層の樹脂絶縁層32,42を形成する(図11参照)。なお、熱硬化性エポキシ樹脂を被着する代わりに、液晶ポリマーや感光性エポキシ樹脂等の絶縁樹脂を被着してもよい。さらに、YAGレーザまたは炭酸ガスレーザを用いてレーザ孔あけ加工を行い、ビア導体37,47が形成されるべき位置にビア孔(図示略)を形成する。具体的には、樹脂絶縁層32を貫通するビア孔を形成し、導体層35の表面を露出させるとともに、樹脂絶縁層42を貫通するビア孔を形成し、導体層45の表面を露出させる。
さらに、ビア孔内に残存するスミアを除去するデスミア工程を行う。次に、ビア孔の内側面、樹脂絶縁層32の表面(図11では上面)、及び、樹脂絶縁層42の表面(図11では下面)に対して、それぞれセミアディティブ法を用いて無電解銅めっき及び電解銅めっきを行う。その結果、樹脂絶縁層32,42に形成されたビア孔内にそれぞれビア導体37,47が形成されるとともに、樹脂絶縁層32,42の表面上にそれぞれ導体層36,46が形成される(図11参照)。
次に、樹脂絶縁層32の表面上に感光性エポキシ樹脂を塗布して硬化させることにより、ソルダーレジスト層38を形成する。また、樹脂絶縁層42の表面上に感光性エポキシ樹脂を塗布して硬化させることにより、ソルダーレジスト層48を形成する。次に、所定のマスクを配置した状態で露光及び現像を行い、ソルダーレジスト層38に開口部39を形成するとともに、ソルダーレジスト層48に開口部49を形成する。なお、この状態のものは、多数個取り用ガラス基板110の第1主面12上及び第2主面13上の両方にそれぞれビルドアップ層30,40が設けられた多数個取り用配線基板131(図12参照)であると把握することができる。
さらに、樹脂絶縁層32の表面上に形成された導体層36上に、はんだペーストを印刷する。また、樹脂絶縁層42の表面上に形成された導体層46上に、はんだペーストを印刷する。次に、はんだペーストが印刷された多数個取り用配線基板131をリフロー炉内に配置して、はんだの融点より10〜40℃高い温度に加熱する。この時点で、はんだペーストが溶融し、半球状に盛り上がった形状のICチップ搭載用のはんだバンプ51が形成されるとともに、同じく半球状に盛り上がった形状のマザーボード実装用のはんだバンプ52が形成される。
そして、積層部形成工程後に分割工程を行う。分割工程では、多数個取り用配線基板131を基板形成領域111の外形線114に沿って機械的な加工を行う。具体的に言うと、分割工程では、従来周知の切断装置(本実施形態では、ディスコ製のダイシング装置)を用いて、多数個取り用配線基板131をブレイク溝112,113(即ち、基板形成領域111の外形線114)に沿って切断する。本実施形態では、♯1000相当、刃厚0.03mmのダイシングブレードを用いて、切断速度0.8mm/s、回転数30000rpmの条件下で多数個取り用配線基板131を機械的に切断する。その結果、基板形成領域111同士が分割され、ガラス基板11の端面14、樹脂絶縁層31,32,41,42の端面61〜64、及び、ソルダーレジスト層38,48の端面65,66が露出した配線基板10が複数個同時に得られる(図1参照)。また、分割工程での分割によって、第1ブレイク溝112の内壁面が第1面取り部71となるとともに、第2ブレイク溝113の内壁面が第2面取り部81となる。
その後、配線基板10にICチップを載置する。このとき、ICチップ側の面接続端子と各はんだバンプ51とを位置合わせする。そして、220〜240℃程度の温度に加熱して各はんだバンプ51をリフローすることにより、各はんだバンプ51と面接続端子とを接合し、配線基板10側とICチップ側とを電気的に接続する。その結果、配線基板10にICチップが搭載される。
次に、配線基板の評価方法及びその結果を説明する。
まず、測定用サンプルを次のように準備した。本実施形態の多数個取り用ガラス基板110と同じ多数個取り用ガラス基板に対して、本実施形態の貫通孔15と同様の貫通孔と、本実施形態の第1ブレイク溝112と同様のブレイク溝とを形成した。そして、貫通孔及びブレイク溝が形成された多数個取り用ガラス基板に対して、厚さ25μmのビルドアップ樹脂層(味の素ファインテクノ株式会社製 GX92)、厚さ15μmの銅層、及び、厚さ25μmのソルダーレジスト層(太陽インキ製造株式会社製 AUS410)を順番に積層し、多数個取り用のパネルを形成した。なお、(銅層の面積)/(ビルドアップ樹脂層の面積)で得られる残銅率を80%とした。その後、多数個取り用のパネルを、ダイシング装置(ディスコ製)を用いてブレイク溝に沿って破断することにより、複数のパネルに分割した。このとき、ブレイク溝の内壁面を面取り部とした。
なお、上述したパネルの製造方法により、ガラス基板の主面(本実施形態の第1主面12と同様)を基準とした第1の面取り量D1が0mm、ガラス基板の端面(本実施形態の端面14と同様)基準とした第2の面取り量R1が0mmとなる面取り部が形成されたパネル、換言すると、面取り部自体が形成されていないパネルを準備し、これをサンプル1とした。また、第1の面取り量D1が0.01mm、第2の面取り量R1が0.003mmとなるパネルを準備し、これをサンプル2とした。さらに、第1の面取り量D1が0.02mm、第2の面取り量R1が0.004mmとなる面取り部が形成されたパネル、即ち、本実施形態のガラス基板11と同じガラス基板を有するパネルを準備し、これをサンプル3とした。また、第1の面取り量D1が0.06mm、第2の面取り量R1が0.012mmとなるパネルを準備し、これをサンプル4とした。また、第1の面取り量D1が0.08mm、第2の面取り量R1が0.015mmとなるパネルを準備し、これをサンプル5とした。
次に、熱衝撃試験装置(エスペック株式会社製)を用いて、各測定用サンプル(サンプル1〜5)に対して、−65℃〜150℃の熱サイクルを複数回付与する熱衝撃試験を行った。そして、熱サイクル付与前、及び熱サイクルの回数が100回、500回に到達した際に、金属顕微鏡を用いて、各測定用サンプルのガラス基板にクラックが発生したか否かを観察した。以上の結果を表1に示す。
また、レーザ変位計(株式会社キーエンス製)を用いて、各測定用サンプル(サンプル1〜5)に対して、パネルの反り量を測定した。具体的には、150mm角のパネル(即ち、分割前のサンプル1〜5)のうち140mm角のエリアに対して、5mmピッチでパネル表面の高さを測定した。次に、測定結果に基づいてパネル表面の傾きを補正した後、パネルの高低差(=パネル表面の高さの最大値−パネル表面の高さの最小値)を算出し、算出した値をパネルの反り量とした。以上の結果を表1に示す。
Figure 2017073425
その結果、サンプル1では、熱サイクルが500回に到達した際に、熱衝撃試験の合格率が許容ラインである90%に到達しないことが確認された。一方、サンプル2〜5では、熱サイクルが500回に到達した際に、熱衝撃試験の合格率が90%を超えることが確認された。特に、サンプル3〜5では、熱サイクルが500回に到達した際に、熱衝撃試験の合格率が100%になることが確認された。しかしながら、サンプル5では、パネルの反り量が比較的大きい値(465μm)となるため、焦点深度が浅い露光機を用いたフォトリソグラフィーでは、パネル表面に導体層を所望の寸法で形成できない可能性があることが確認された。
以上のことから、面取り部の第1の面取り量D1を0.01mm以上0.06mm以下にすれば、ガラス基板にクラックが発生しにくくなるとともに、反り量も小さくなるため、配線基板の歩留まりが高くなることが証明された。
従って、本実施形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態の配線基板10によれば、ガラス基板11と樹脂絶縁層31,41(ビルドアップ層30,40)との熱膨張差に起因する熱応力が配線基板10に加わったとしても、ガラス基板11と樹脂絶縁層31,41との界面付近への応力集中が、面取り部71,81を設けることによって緩和される。その結果、ガラス基板11と樹脂絶縁層31,41との界面付近に生じた凹部103(図13参照)を起点とするガラス基板11の割れの発生を防止することができる。しかも、面取り部71,81を設けることにより、凹部103が発生しやすいガラス基板11の端面14を、最大の熱応力(最大主応力)の発生位置であるガラス基板11と樹脂絶縁層31,41との界面から離すことができるため、凹部103への熱応力の集中を起因としたガラス基板11の割れの発生を確実に防止することができる。さらに、面取り部71,81の表面に樹脂絶縁層31,32の裏面が接しており、厚さ方向におけるガラス基板11の端面14の長さが、ガラス基板11の最大厚さよりも小さくなっている。このように構成すれば、配線基板10の側面23に露出する樹脂部分の面積が大きくなるとともに配線基板10の側面23に露出するガラス部分の面積が小さくなるため、チッピングによってガラス基板11の端面14に生じる凹部103の数を減らすことができる。その結果、凹部103を起点とするガラス基板11の割れの発生をより確実に防止することができる。ゆえに、配線基板10の歩留まりを向上させることができるため、配線基板10の信頼性が向上する。
(2)本実施形態では、配線基板10の側面23において、ガラス基板11の端面14の一部、樹脂絶縁層31,32,41,42の端面61〜64、及び、ソルダーレジスト層38,48の端面65,66が露出しているものの、導体層18,19,35,36,45,46の端面は露出しないようになっている。つまり、導体層18,19,35,36,45,46は、分割工程において、ダイシングブレードによって機械的に切断されたものではないため、機械的な切断に起因した導体層18,19,35,36,45,46の端部でのダレの発生を防止することができる。
(3)本実施形態では、配線基板10の側面23において、ガラス基板11の端面14の一部と、樹脂絶縁層31,32,41,42の端面61〜64とが面一になっている。この場合、樹脂絶縁層31,32,41,42によってガラス基板11を保護できるため、ガラス基板11の破損を防止することができる。その結果、配線基板10の歩留まりが向上するため、配線基板10の信頼性がよりいっそう向上する。
(4)特開2014−22465号公報に記載の従来技術には、ガラス基板の端面を樹脂によって保護する技術が開示されている。しかしながら、ガラス基板の端面を覆う樹脂が必要になるため、配線基板の製造コストが上昇するという問題がある。一方、本実施形態では、ガラス基板11の端面14を覆う樹脂を準備しなくても済むため、配線基板10の製造に必要な材料が少なくなり、配線基板10の低コスト化を図ることが可能となる。
(5)本実施形態では、ガラス基板11の熱膨張係数(3.8ppm/℃)が、樹脂絶縁層31,32,41,42の熱膨張係数(23ppm/℃)よりも小さくなっている。この場合、ガラス基板11と樹脂絶縁層31,32,41,42との熱膨張差に起因する熱応力は、樹脂絶縁層31,32,41,42よりも硬いガラス基板11に集中する。その結果、ガラス基板11の変形に起因した、ガラス基板11と樹脂絶縁層31,41との界面の密着性の低下が防止されるため、ガラス基板11からの樹脂絶縁層31,41の剥離(デラミネーション)が発生しにくくなる。なお、ガラス基板11の熱膨張係数が樹脂絶縁層31,32,41,42の熱膨張係数よりも大きくなると、ガラス基板11よりも柔らかい樹脂絶縁層31,32,41,42に熱応力が集中するため、樹脂絶縁層31,32,41,42が変形しやすくなり、ガラス基板11と樹脂絶縁層31,41との界面の密着性が低下するおそれがある。
(6)本実施形態のICチップは、ガラス基板11及びビルドアップ層30,40の真上に配置される。その結果、ICチップと、ガラス基板11及びビルドアップ層30,40とを電気的に接続する導通経路が最短となる。ゆえに、ICチップに対する電源供給をスムーズに行うことができる。また、ICチップと、ガラス基板11及びビルドアップ層30,40との間で侵入するノイズを極めて小さく抑えることができるため、誤動作等の不具合を生じることもなく高い信頼性を得ることができる。
また、ICチップは、高剛性であって、樹脂絶縁層31,32,41,42よりも熱膨張係数が小さく、ICチップに熱膨張係数が近いガラス基板11によって支持される。よって、ガラス基板11が変形しにくくなるため、ガラス基板11を備えた配線基板10に実装されるICチップをより安定的に支持できる。従って、大きな熱応力に起因するICチップのクラックや接続不良を防止することができる。ゆえに、ICチップとして、熱膨張差による応力(歪)が大きくなり熱影響の影響が大きく、かつ発熱量が大きく使用時の熱衝撃が厳しい10mm角以上の大型のICチップや、脆いとされるLow−k(低誘電率)のICチップを用いることができる。
なお、本実施形態を以下のように変更してもよい。
・上記実施形態の配線基板10では、第1主面12とガラス基板11の端面14との境界部分に第1面取り部71が形成されるとともに、第2主面13と端面14との境界部分に第2面取り部81が形成されていた。しかし、第1面取り部71及び第2面取り部81のいずれか一方を省略してもよい。
・上記実施形態では、貫通孔15の形成後にブレイク溝112,113を形成していたが、ブレイク溝112,113の形成後に貫通孔15を形成してもよいし、貫通孔15及びブレイク溝112,113を同時に形成してもよい。
・上記実施形態では、貫通孔15及びブレイク溝112,113が炭酸ガスレーザによって形成されていたが、貫通孔15及びブレイク溝112,113を、UVレーザやエキシマレーザなどの他のレーザによって形成してもよい。また、貫通孔15及びブレイク溝112,113を、レーザとは異なる手法(例えば、レーザによる表面改質後のフッ酸エッチング、サンドブラスト、放電加工等)によって形成してもよい。
・上記実施形態のブレイク溝112,113は、連続線状のブレイク溝であったが、ミシン目状などの他の形状のブレイク溝であってもよい。
・上記実施形態では、配線基板10のパッケージ形態がBGA(ボールグリッドアレイ)となっているが、BGAのみに限定されず、例えばPGA(ピングリッドアレイ)やLGA(ランドグリッドアレイ)等であってもよい。
次に、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)上記手段1において、前記配線基板の側面において、前記複数の導体層の端面が露出しないようになっていることを特徴とする配線基板。
(2)上記手段1において、前記複数の樹脂絶縁層はソルダーレジスト層を含むことを特徴透する配線基板。
10…配線基板
11…ガラス基板
12…ガラス基板の主面としての第1主面
13…ガラス基板の主面としての第2主面
14…ガラス基板の端面
21…配線基板の外表面としての第1外表面
22…配線基板の外表面としての第2外表面
23…配線基板の側面
30…積層部としての第1ビルドアップ層
31,32,41,42…樹脂絶縁層
35,36,45,46…導体層
38,48…樹脂絶縁層としてのソルダーレジスト層
40…積層部としての第2ビルドアップ層
61,62,63,64,65,66…樹脂絶縁層の端面
71…面取り部としての第1面取り部
72,82…第1端
73,83…第2端
81…面取り部としての第2面取り部
110…多数個取り用ガラス基板
111…基板形成領域
112…ブレイク溝としての第1ブレイク溝
113…ブレイク溝としての第2ブレイク溝
131…多数個取り用配線基板
D1,D2…第1の面取り量
L1,L3…第1基準線
L2,L4…第2基準線
P1,P2…交点
S1,S3…第1基準線に直交して第2端を通過する垂線
S2,S4…第2基準線に直交して第1端を通過する垂線
R1,R2…第2の面取り量

Claims (6)

  1. 厚さ方向において互いに反対側に位置する一対の主面及び前記一対の主面の間に位置する端面を有する板状のガラス基板と、前記一対の主面上にそれぞれ設けられ、複数の樹脂絶縁層及び複数の導体層を積層した構造を有する積層部とを備える配線基板であって、
    前記配線基板は、前記積層部の積層方向において互いに反対側に位置する一対の外表面及び前記一対の外表面の間に位置する側面を有し、
    前記配線基板の側面において、前記ガラス基板の端面の少なくとも一部と前記樹脂絶縁層の端面とが露出し、かつ、前記ガラス基板の端面の少なくとも一部と前記樹脂絶縁層の端面とが略面一になっており、
    前記一対の主面のうち少なくとも一方の主面と前記ガラス基板の端面との境界部分に面取り部が形成され、
    前記面取り部の少なくとも一部が、前記ガラス基板の外側に凸となる曲面状をなし、
    前記面取り部の表面に前記樹脂絶縁層が接しており、
    前記厚さ方向における前記ガラス基板の端面の長さが、前記ガラス基板の最大厚さよりも小さい
    ことを特徴とする配線基板。
  2. 前記面取り部は、前記ガラス基板の前記厚さ方向における両端として第1端と第2端とを有し、
    前記主面に沿って前記第1端を通過する仮想の第1基準線を設定し、前記第1基準線に直交して前記第2端を通過する垂線において、前記第1基準線との交点と前記第2端とを結ぶ直線の長さを前記面取り部の第1の面取り量とした場合に、前記第1の面取り量は、前記ガラス基板の厚さの5%以上25%以下となる
    ことを特徴とする請求項1に記載の配線基板。
  3. 前記ガラス基板の端面に沿って前記第2端を通過する仮想の第2基準線を設定し、前記第2基準線に直交して前記第1端を通過する垂線において、前記第2基準線との交点と前記第1端とを結ぶ直線の長さを前記面取り部の第2の面取り量とした場合に、
    前記第2の面取り量は前記第1の面取り量よりも小さい
    ことを特徴とする請求項2に記載の配線基板。
  4. 前記配線基板の前記一対の外表面の間の距離に対する前記厚さ方向における前記ガラス基板の端面の長さの比率で規定される前記ガラス基板の端面の露出率は、50%よりも大きく、100%未満であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の配線基板。
  5. 前記面取り部の表面と前記ガラス基板の前記主面とを一体的に被覆する前記樹脂絶縁層のうち、前記面取り部の表面を被覆する領域の厚さが、前記ガラス基板の前記主面に接する領域の厚さよりも大きいことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の配線基板。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の配線基板を製造する方法であって、
    前記ガラス基板となるべき基板形成領域が平面方向に沿って複数配置された多数個取り用ガラス基板を準備するガラス基板準備工程と、
    前記ガラス基板準備工程後、前記多数個取り用ガラス基板に対して個々の前記ガラス基板に分割するためのブレイク溝を形成することにより、前記基板形成領域を平面方向に沿って縦横に区分するブレイク溝形成工程と、
    前記ブレイク溝形成工程後、前記多数個取り用ガラス基板の前記一対の主面上にそれぞれ前記積層部が設けられた多数個取り用配線基板を形成する積層部形成工程と、
    前記多数個取り用配線基板を前記ブレイク溝に沿って破断することにより、複数の前記配線基板に分割する分割工程と
    を含み、
    前記分割工程における分割によって、前記ブレイク溝の内壁面が前記面取り部となり、
    前記積層部形成工程では、前記面取り部の表面となる前記ブレイク溝の内壁面に前記樹脂絶縁層を接触させる
    ことを特徴とする配線基板の製造方法。
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