JP2017073221A - 開閉器のロック装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】手動により回転操作可能な開閉器の操作軸が、常態において地震などの外力によって不用意に回転することがなく、前記操作軸を手動により回転操作する場合において、操作軸に対するロックを手動で解除できるようにする。【解決手段】本発明に係る開閉器のロック装置は、出力軸とウォームギヤの軸とが一列に配置された状態で含まれる軸系であって、一端側を回転支点にして回動可能な軸系と、軸系をウォームホイール側に向けて付勢しウォームギヤをウォームホイールに噛合させる弾性部材と、手動操作によって回動可能な押圧部材であって、回転することで、軸系をウォームホイールから離間する方向に直接又は間接に押圧し、弾性部材の弾性力に抗してウォームホイールからウォームギヤを離間させる押圧部材とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、例えば、変電所などに配備された開閉器のロック装置に関する。
一般的に、変電所には、常態において変圧器などの機器を送電路に接続する開閉器であって、落雷などによる過大電流が生じた時又は設備点検時において前記機器を送電線路から切り離す開閉器(断路器)が設けられている。
該断路器は、送電路に対して接続したり、切り離したりするための操作装置と、地震などの外力による操作装置の操作軸の自然動作を防止するためのロック装置であって、断路器がオン状態の操作装置の操作軸をロックするロック装置とを備える。
操作装置は、例えば、図3に示すように、手動により回転操作可能な断路器の操作軸10と、該操作軸10に回転トルクを伝達する電動モータ11(以下、単にモータという)と、該モータ11の出力軸11aに取り付けられたピニオンギヤ12と、該ピニオンギヤ12に噛合する平歯車13であって、操作軸10の一端部に取り付けられた平歯車13と、操作軸10の他端部に着脱可能なハンドル14であって、作業者によって手動で操作されるハンドル14とを備える(特許文献1参照)。
ロック装置は、例えば、図4に示すように、周縁部に切欠部20aを有する回転板20であって、前記操作軸10の他端側に固定されるとともに、操作軸10を中心にして回転可能な回転板20と、一端部が支軸21bに回転支持されたロックレバー21であって、他端部が切欠部20aに係止するピン21aが取り付けられたロックレバー21と、外部からの制御信号によりロックレバー21を操作する電磁ソレノイド22であって、回転板20の切欠部20aに対してロックレバー21のピン21aを係脱させる電磁ソレノイド22とを備える(特許文献2参照)。
かかる構成の断路器によれば、常態においては、変圧器などの機器を送電路に接続するために、ロック装置により、操作軸10の回転が阻止されており、オン状態でロックされている。具体的には、図4に示すように、回転板20の切欠部20aにピン21aが係止し、操作軸10が地震などの外力によって不用意に回転することがないようにロックされている。
また、定期検査するなどの場合は、手動で操作軸10を操作する必要性から、操作軸10に対するロックを解除する。このロック解除は、電磁ソレノイド22により行われる。具体的に説明すると、まず、外部からの制御信号によって、電磁ソレノイド22が駆動し、プランジャ22aが引き操作される。つぎに、ロックレバー21が図4の実線に示す位置から鎖線に示す位置に支軸21bを支点にして回動する。これに伴って、ピン21aが回転板20の切欠部20aから離れる。これにより、操作軸10はフリーの状態になり、手動で操作できるようになる。具体的には、オン状態の断路器をオフ状態に手動で切り替えることができる。
ところで、回転支持されたロックレバー21の支軸21bには、グリスが塗布されている。このグリスが劣化して固渋すると、外部からの制御信号により電磁ソレノイド22が駆動しても、ロックレバー21が動作しなくなり、断路器が動作不良を起こすという問題が生じる。したがって、ロック装置2の点検工数が増える、という問題も生じる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑み、手動により回転操作可能な開閉器の操作軸が、常態において地震などの外力によって不用意に回転することがなく、前記操作軸を手動により回転操作する場合において、前記操作軸に対するロックを手動で解除できるようにした開閉器のロック装置を提供することを目的とする。
本発明に係る開閉器のロック装置は、手動により回転操作可能な開閉器の操作軸に回転トルクを伝達するウォームホイール、及び電動モータの出力軸から回転駆動を受けるウォームギヤを有するウォーム歯車機構部と、前記出力軸とウォームギヤの軸とが一列に配置された状態で含まれる軸系であって、一端側を回転支点にして回動可能な軸系と、該軸系をウォームホイール側に向けて付勢しウォームギヤをウォームホイールに噛合させる弾性部材と、手動操作によって回動可能な押圧部材であって、回転することで、軸系をウォームホイールから離間する方向に直接又は間接に押圧し、弾性部材の弾性力に抗してウォームホイールからウォームギヤを離間させる押圧部材とを備えたことを特徴とする。
かかる構成によれば、ウォーム歯車機構部を備えることでセルフロック状態をつくることができる。すなわち、ウォームホイールからウォームギヤを回転させることができないようになる。これにより、地震などの外力によって操作軸が不用意に回転する自然操作を防止できる。
また、操作軸を手動で操作する場合、押圧部材が回動することで軸系の一端部をウォームホイールから離間する方向に直接又は間接に押圧し、弾性部材の弾性力に抗してウォームホイールからウォームギヤを離間させる。これにより、操作軸を手動で直接操作できるようになる。具体的には、オン状態の断路器をオフ状態、又はオフ状態の断路器をオン状態に手動で切り替えることができる。
本発明に係る開閉器のロック装置の一態様として、弾性部材により付勢されるとともに、押圧部材により押圧される位置に配置された軸受けであって、軸系を軸周りに回転支持する軸受けとを備えることが好ましい。
かかる構成によれば、弾性部材により付勢されるとともに、押圧部材により押圧される位置に軸系の軸受けが配置されることにより、軸系が、自身の軸線周りで回転できる状態で、ウォームギヤとウォームホイールとが噛合する位置と、ウォームギヤとウォームホイールとの噛合が解除される位置とに回動することになる。
以上のように、本発明によれば、手動により回転操作可能な開閉器の操作軸が、常態において地震などの外力によって不用意に回転することがなく、前記操作軸を手動により回転操作する場合において、前記操作軸に対するロックを手動で解除することができる。
本発明の一実施形態に係る開閉器のロック装置について図面を参照しつつ説明する。
なお、本実施形態においては、開閉器として断路器を例にとって説明する。また、図1及び図2において、図3及び図4と同一符号は同一もしくは相当するものを示す。
本実施形態に係る開閉器のロック装置1は、図1に示す如く、手動により回転操作可能な開閉器の操作軸10に回転トルクを伝達するウォームホイール31、及び電動モータ11の出力軸11aから回転駆動を受けるウォームギヤ32を有するウォーム歯車機構部30と、モータ11の出力軸11aとウォームギヤ32の軸とが一列に配置された状態で含まれる軸系Aであって、一端側を回転支点にして回動可能な軸系Aと、該軸系Aをウォームホイール31側に向けて付勢しウォームギヤ32をウォームホイール31に噛合させる弾性部材41と、手動操作によって回動可能な押圧部材42であって、回転することで、軸系Aをウォームホイール31から離間する方向に直接又は間接に押圧し、弾性部材41の弾性力に抗してウォームホイール31からウォームギヤ32を離間させる押圧部材42とを備える。
押圧部材42は、前記軸系Aの他端側に回転可能に支持されたカム板である。このカム板42は、基端部が手動軸42aに回転可能に支持され、先端部が先細りした形状になっており、後述する軸受けB1を保持する球状のベアリング保持体Hの外面を摺動しつつ、ベアリング保持体Hを押圧する。
また、開閉器のロック装置1は、弾性部材41により付勢されるとともに、押圧部材42により押圧される位置に配置された軸受けB1であって、軸系Aの他端側を軸周りに回転支持する軸受けB1をさらに備える。本実施形態において、軸受けB1の外周は、球状のベアリング保持体Hによって保持されている。
また、開閉器のロック装置は、出力軸11aを支持するモータ11のケース11bに一端部が直接又は間接に連結された支軸51であって、軸系Aの軸に対して直交する中心線を回転中心にして回転する支軸51を備える。具体的には、支軸51は、軸受けB2に回転可能に支持され、モータ11のケース11bに接続部材52を介して接続されている。これにより、軸系Aは、支軸51を支点にして、ウォームギヤ32とウォームホイール31とが噛合する第一の位置Rと、ウォームギヤ32とウォームホイール31との噛合が解除される第二の位置URとの間を回動することになる。
また、軸系Aの他端側は、軸受けB2によって軸周りに回転可能に支持されることで、モータ11の出力軸11a及びウォームギヤ32が軸周りに回転することになる。
つぎに本実施形態に係る開閉器のロック装置の使用態様について説明する。常態において、開閉器(断路器)はオン状態であるため、図1に示す如く、軸系Aが第一の位置Rにある。具体的には、カム板42の先端部は、ウォームホイール31側に向いており、弾性部材41によって、カム板42の基端部に軸系Aの他端部が付勢されて圧接し、ウォームギヤ32がウォームホイール31側に向けて付勢され、ウォームギヤ32とウォームホイール31とが噛合した状態になっている。
この状態においては、地震などの外力によって操作軸10が不用意に回転する自然操作を防止できる状態になっている。すなわち、ウォームホイール31からウォームギヤ32を回転できない状態(所謂セルフロック状態)になっている。
つぎに、開閉器(断路器)を定期検査するなどの場合において、作業者が手動で操作軸10を操作するとき、図2に示す如く、作業者が手動軸42aを手動で回転操作し、カム板42をウォームホイール31側からモータ11の出力軸11a側に手動で回転させると、カム板42の先端部が軸系Aの他端部を弾性部材41の弾性力に抗して矢印の方向に押圧する。これにより、弾性部材41がカム板42の先端部により圧縮された状態になる。すなわち、軸系Aが第一の位置Rから第二の位置URに回動した状態になる。
この状態において、ウォームギヤ32とウォームホイール31との噛合状態が解除されているため、この噛合解除によって、ウォームホイール31はフリーの状態になる。
したがって、開閉器(断路器)の操作軸10に、図3に示すハンドル14を接続すれば、開閉器(断路器)の操作軸10を手動で直接操作できるようになる。具体的には、オン状態の開閉器(断路器)をオフ状態に切り替えることができる。
つぎに、カム板42の先端部を軸系Aの他端部からウォームホイール31側に戻すと、圧縮された弾性部材41が伸長されて、軸系Aが第一の位置Rから第二の位置URへ回動し、ウォームギヤ32とウォームホイール31とが噛合状態になる。すなわち、図1の状態に復帰する。
このように、本発明に係る開閉器のロック装置は、常態において操作軸10が地震などの外力によって不用意に回転することがなく、操作軸10を手動で操作する場合において、操作軸10に対するロックを手動で解除できる。
なお、本発明に係る開閉器のロック装置は、前記実施形態に限定することなく種々変更することができる。
例えば、前記実施形態の場合、弾性部材41によって、軸系Aを介して、ウォームギヤ32をウォームホイール31側に向かって付勢するようにしたが、モータ11のケース11bを介して、ウォームギヤ32をウォームホイール31側に向かって付勢するようにしてもよい。要は、ウォームギヤ32をウォームホイール31側に向かって付勢できればよい。
また、前記実施形態の場合、軸系Aの他端部を押圧部材42によって押圧するようにしたが、ウォームギヤ32の軸を押圧部材42によって直接押圧するようにしてもよい。
また、前記実施形態の場合、断路器の操作軸10をハンドル14で直接操作するようにしたが、操作軸10の回動力を軽減するための歯車機構などを介在させて、操作軸10を間接的に操作するようにしてもよい。
また、前記実施形態の場合、開閉器として断路器を例にとって説明したが、ロック装置を備えた負荷開閉器、遮断器にも適用できる。
1,2…開閉器のロック装置、10…操作軸、11…モータ、12…ピニオンギヤ、13…平歯車、14…ハンドル、20…回転板、20a…切欠部、21…ロックレバー、21a…ピン、21b…支軸、22…電磁ソレノイド、22a…プランジャ、30…ウォーム歯車機構部、31…ウォームホイール、32…ウォームギヤ、41…弾性部材、42…押圧部材(カム板)、42a…手動軸、51…支軸、52…接続部材
Claims (2)
- 手動により回転操作可能な開閉器の操作軸に回転トルクを伝達するウォームホイール、及び電動モータの出力軸から回転駆動を受けるウォームギヤを有するウォーム歯車機構部と、
前記出力軸とウォームギヤの軸とが一列に配置された状態で含まれる軸系であって、一端側を回転支点にして回動可能な軸系と、
該軸系をウォームホイール側に向けて付勢しウォームギヤをウォームホイールに噛合させる弾性部材と、
手動操作によって回動可能な押圧部材であって、回転することで、軸系をウォームホイールから離間する方向に直接又は間接に押圧し、弾性部材の弾性力に抗してウォームホイールからウォームギヤを離間させる押圧部材とを備えたことを特徴とする開閉器のロック装置。 - 弾性部材により付勢されるとともに、押圧部材により押圧される位置に配置された軸受けであって、軸系を軸周りに回転支持する軸受けとを備えることを特徴とする請求項1に記載の開閉器のロック装置。
Priority Applications (1)
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JP2015197799A JP2017073221A (ja) | 2015-10-05 | 2015-10-05 | 開閉器のロック装置 |
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Cited By (1)
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CN109686611A (zh) * | 2018-12-25 | 2019-04-26 | 四川大钿科技发展有限公司 | 一种空气开关 |
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2015
- 2015-10-05 JP JP2015197799A patent/JP2017073221A/ja active Pending
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CN109686611A (zh) * | 2018-12-25 | 2019-04-26 | 四川大钿科技发展有限公司 | 一种空气开关 |
CN109686611B (zh) * | 2018-12-25 | 2021-04-20 | 四川大钿科技发展有限公司 | 一种空气开关 |
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