JP2017072877A - プラント制御システムのエンジニアリング支援装置 - Google Patents

プラント制御システムのエンジニアリング支援装置 Download PDF

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Abstract

【課題】プラント制御システムのエンジニアリングにかかる作業時間や作成費用を低減させることができるプラント制御システムのエンジニアリング支援装置を提供する。【解決手段】データ変換処理部19でシンボル変換テーブル16に格納されているデータを読み込み、設計図書データ部17に格納されている設計図書データをソフトロジックデータに自動変換する。そして、ソフトロジックデータ部12に格納する。ソフトロジックデータとIO設定テーブル13とプラント機器データ部14に格納されているデータとを演算処理部11で演算処理することにより、プラント機器に対するシミュレーションを行える。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、発電プラント等のプラント制御システムにおいて、特に監視・操作・制御機能を主にソフトウェアにて構築するプラント制御システムのエンジニアリング支援装置に関する。
発電プラント等のプラント設備におけるプラント制御システムでは、プラント制御機器を制御するための制御ロジックと呼ばれるソフトウェアを設計・製作・保守するための装置として、プラント制御システムのエンジニアリング支援装置が用いられている。
特に監視・操作・制御機能を主にソフトウェアにて構築するシステムのエンジニアリングにおいては、制御システムのインターロック回路や計装ループ回路を、CADを用いて作成したインターロックブロック線図(以下、IBDと略記する)や計装ループ図(以下、IEDと略記する)等の設計図書データにより規定し、設計図書データに基づいて制御装置等において実行可能なソフトウェアを作成する。
ソフトウェアの作成方法については、プラント制御ロジック設計支援装置(特許文献1参照)やプログラムおよびプラント制御ロジック設計支援方法(特許文献2参照)等が提案されている。
特許文献1に記載された設計支援装置では、プラントを制御する制御ロジックをソフトウェアとハードウェアを含めたCAD図面上で表現することができる構成になっている。また、特許文献2に記載された設計支援方法では、制御対象のハードウェアの動作仕様をシンボルの形態で表示するハードウェアシンボルを保存したハードウェアシンボル記憶部と、ハードウェアを制御する制御ロジックをシンボルの形態で表示するソフトウェアシンボルを記憶したソフトウェアシンボル記憶部と、CAD形式の図面を作成するための画面を表示する作画部を備えた構成になっている。
そして、作画部の画面上に表示した前記シンボルの配置および接続の操作状況に応じて、対応するハードウェアシンボルとソフトウェアシンボルを読み出すことにより、取り出したシンボルを配置および接続して、1枚のシート上に全体の制御構成を作画することができる構成になっている。
このように、特許文献1、2に記載されたような設計支援装置や設計支援方法では、プラント設備の制御ロジックとハードウェアの動作(応答)仕様をCADデータで作成し、コンパイルしてプログラムを作成した後に、作成したプログラムを実機の制御装置に送出することができる。そして、制御ロジックとハードウェアの動作仕様を一元管理することができるようになり、不適切な制御ロジックの作成を抑止することができる。また、ハードウェアの動作仕様部分をコンパイルした後では、シミュレーション用の制御ソフトウェアとして用いることもできる。
特開2011−242933号公報 特開2012−247867号公報
特許文献1、2に開示された技術を含めて、従来からプラント制御システムに関してシステムを新規構築する場合には、IBDやIED等の設計図書データと、制御ソフトウェアはそれぞれ個別に作成する必要があり、それぞれを作成するための作業時間および作成費用が必要であった。
また、作成された制御ソフトウェアについて、作成者のミス等によって、設計で計画した設計図書データ通りには作成されなかったりした場合には、原因を特定するため制御ロジックの制御内容を規定した設計図書データからの見直しが必要になる。更には、制御ソフトウェアの改修作業や、改修した制御ソフトウェアの現場での動作確認を再度行うことが必要となる。そのため、作業時間および作成費用が増大することがあった。
また、制御ソフトウェア作成後のソフトウェア動作試験やインサービス時の実施試験において、制御タイミングや現場機器の応答特性により設計で計画したとおりに動作しなかった場合においても、設計図書データの見直し、並びに見直した設計図書データに基づいた制御ソフトウェアの改修が必要になる。そのため、作業時間および作成費用が増大することになる。
そこで本発明は、プラント制御システムのエンジニアリングにかかる作業時間や作成費用を低減させることができるプラント制御システムのエンジニアリング支援装置の提供を目的としている。
上記課題を達成するため、本発明の実施形態に係るプラント制御システムのエンジニアリング支援装置は、制御ソフトウェアの作成を行う演算装置と前記演算装置での作成過程を表示する表示装置を有し、前記演算装置は、CADデータとして作成された設計図書データを格納する設計図書データ部と、ソフトロジックデータを格納するソフトロジックデータ部と、前記設計図書データを構成する複数の第1部品シンボルと前記ソフトロジックデータを構成する複数の第2部品シンボルとの対応関係を定義したシンボル変換テーブルと、前記シンボル変換テーブルを用いて、前記設計図書データを前記ソフトロジックデータに自動変換するデータ変換処理部と、前記ソフトロジックデータから制御ソフトウェアを作成する演算処理部と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る実施形態によれば、プラント制御システムのエンジニアリングにかかる作業時間や作成費用を低減させることができる。
プラント制御システムのエンジニアリング支援装置の基本構成を示す概略図である。(実施形態1) プラント制御システムのエンジニアリング支援装置のプラント機器データ部の格納情報例を示す説明図である。(実施形態1〜3) IO設定テーブルに記載した表を例示した図である。(実施形態1〜3) シンボル変換テーブルに記載した表を例示した図である。(実施形態1〜3) プラント制御システムのエンジニアリング支援装置のソフトロジックデータ部の格納情報例を示す説明図である。(実施形態1〜3) プラント制御システムのエンジニアリング支援装置の設計図書データ部の格納情報からソフトロジックデータ部に格納する格納情報への変換作業を示すフロー図である。(実施形態1) プラント制御システムのエンジニアリング支援装置の基本構成を示す概略図である。(実施形態2) プラント制御システムのエンジニアリング支援装置の基本構成を示す概略図である。(実施形態3)
以下、本発明に係るプラント制御システムのエンジニアリング支援装置の実施形態について、図面を参照して説明する。
[実施形態1]
(構成)
本発明の実施形態1であるプラント制御システムのエンジニアリング支援装置(以下、本支援装置と称する)の基本構成の概略図を図1に示している。図1に示すように、本支援装置は、演算装置1と表示装置2を備えた構成になっている。
演算装置1は、演算処理部11と、ソフトロジックデータ部12と、IO設定テーブル13と、プラント機器データ部14と、データベース部15と、シンボル変換テーブル16と、設計図書データ部17と、データ変換処理部19と、ソフトウェア編集ツール21を備え、上述したそれぞれの部材間でデータの接受が行えるように図示のように相互に接続した構成になっている。また、演算装置1と表示装置2との間もデータの接受が行えるように両者の間を接続した構成になっている。
ソフトロジックデータ部12には、図5に示すようなプラント制御に必要なソフトロジックデータが格納される。そして、以下で説明する応答模擬ソフトロジックデータ22を含めて、ソフトロジックデータをコンパイルすることによって、機械語としての制御ソフトウェアを作成することができる。
プラント機器データ部14には、図2に示すように、各種プラント構成機器(現場機器)に対するシミュレーション用の応答模擬ソフトロジックデータ22と、運転画面に表示するプラント構成機器の機器シンボルデータ24が格納されている。図2では応答模擬ソフトロジックデータ22として、応答模擬ソフトロジックデータ22の部品シンボル例を示している。
IO設定テーブル13には、図3に例示するように、シンボル番号で識別されるプラント構成機器毎の入出力信号に関するソフトロジックデータ部12の設定情報とプラント機器データ部14の設定情報との対応関係を定義している。
シンボル変換テーブル16には、図4に例示すように、プラント構成機器に関して、ソフトロジックデータ部12に格納されるソフトロジックデータで使用する第2部品シンボルと、後述する設計図書データ部17に格納されている設計図書データで使用する第1部品シンボルとの対応関係を定義している。
設計図書データ部17には、CADデータとして作成されたインターロックブロック線図(IBD)や計装ループ図(IED)等が、設計図書データとして格納されている。
データ変換処理部19では、シンボル変換テーブル16を用いて、設計図書データ部17に格納されている設計図書データを、図5で示すようなソフトロジックデータに自動変換することができる。自動変換されたソフトロジックデータは、ソフトロジックデータ部12に格納される。
ソフトウェア編集ツール21では、ソフトロジックデータ部12に格納されるソフトロジックデータやプラント機器データ部14に格納される応答模擬ソフトロジックデータ22やプラント構成機器の機器シンボルデータ24に対する編集作業や作成作業を行うことができる。ソフトウェア編集ツール21で編集や作成したデータは、データベース部15に保存しておくことができる。データベース部15に保存しているデータは、新たなソフトロジックデータ等を作成する際には、必要に応じてソフトウェア編集ツール21で読み出すことができる。
演算処理部11では、ソフトロジックデータ部12と、プラント機器データ部14と、IO設定テーブル13に格納されたそれぞれのデータを用いた演算処理により、制御ソフトウェアの作成や実際のプラント動作と同様な機器動作のシミュレーションを行わせることができる。また、演算処理を行っている過程や結果を表示装置2に表示させることができる。
図2に示した応答模擬ソフトロジックデータ22としては、一つのプラント構成機器の構成を、シミュレーション用のソフトロジックデータの構成として表記するときの記載例を示している。例えば、上段に示す例では、「W001」のシンボル番号で示される開閉弁W001の開指令を示しており、下段に示す例では、開閉弁W001の異常信号を示している。なお、「Y00001」、「AA001A」は、それぞれ信号番号を示している。
図2に示した機器シンボルデータ24は、例えば、A01信号がONのときには、開閉弁W001は全開状態であることを示し、A01信号がOFFのときには、全閉状態であることを示している。また、A02信号がONのときには、開閉弁W001が異常であることを示している。
図3に示したIO設定テーブル13には、行番号1に対応したシンボル番号W054に関して、設定情報としての信号種別、信号名称、ON・OFF状態を示すbit情報、ソフトロジックデータ部12の信号番号、プラント機器データ部14の信号番号、シンボルの色替え情報の対応関係を示している。
シンボル番号W054で示される開閉弁に対して、信号種別での「操作」が信号名称で「全開」として行われるときには、ソフトロジックデータ部12では信号番号「Y000001」が、bit情報が「1」となったONとなり、プラント機器データ部14では信号番号「A01」が、bit情報が「1」となったONとなる。
また、シンボル番号W054で示される開閉弁に対して、信号種別での「操作」が信号名称で「全閉」として行われるときには、ソフトロジックデータ部12では信号番号「Y000001」が、bit情報が「0」となったOFFとなり、プラント機器データ部14では信号番号「A01」が、bit情報が「0」となったOFFとなる。更に、シンボル番号W054で示される開閉弁に対して、信号種別での「出力」が信号名称で「異常」として行われるときには、ソフトロジックデータ部12では信号番号「AA001A」が、bit情報が「1」となったONとなり、プラント機器データ部14では信号番号「A02」が、bit情報が「1」となったONとなる。
また、シンボル番号W054で示される開閉弁に対して、信号種別での「動作」が信号名称で「全開」として行われるときには、白色にシンボルが色替えられ、信号名称で「全閉」として行われるときには、緑色にシンボルが色替えられる。
図4は、シンボル変換テーブル16に格納されているIBDの設計図書データで使用される第1部品シンボルと、ソフトロジックデータ部12に格納されているソフトロジックデータで使用される第2部品シンボルとの対応関係を例示している。
一番上の欄には、ANDやOR等の論理回路記号に関する対応関係を示しており、設計図書データとしてCADデータでIBDを記載するときの記号と、ソフトロジックデータ部12におけるソフトロジックデータで記載するときの記号との対応関係を示している。二番目の欄には、入力信号に関して、設計図書データとしてCADデータでIBDを記載するときの記号と、ソフトロジックデータ部12におけるソフトロジックデータで記載するときの記号との対応関係を示している。以下、同様にして、タイマ、操作、動作に関するそれぞれの対応関係を例示している。上述した説明において、他の対応関係に関しては、図示を省略している。
図5に示したソフトロジックデータは、シンボル変換テーブル16を用いて、設計図書データ部17に格納されている設計図書データを、データ変換処理部19によってソフトロジックデータに自動変換したときの構成例を示している。自動変換して作成されたソフトロジックデータは、ソフトロジックデータ部12に格納される。
(動作)
設計図書データからソフトロジックデータに変更する方法について、図6に示す制御フローを用いて説明する。図6に示した制御フローは、CADデータで作成したIBDを設計図書データとして構成し、作成した設計図書データからソフトロジックデータに自動変換する場合を例に挙げてその変換方法を示している。
なお、設計図書データにおける論理回路記号、入力記号及びタイマ記号、操作シンボル、動作シンボルは、第1部品シンボルとして説明しており、また、第1部品シンボルをシンボル変換テーブル16やIO設定テーブル13を用いて変換してソフトロジックデータとしたものは、第2部品シンボルとして説明している。
始めに、ステップS01では、データ変換処理部19において、IBDの設計図書データ部17とシンボル変換テーブル16に格納されているそれぞれのデータを読み込む。即ち、設計図書データ部17からは、第1部品シンボルのデータを読み込み、シンボル変換テーブル16からは、第1部品シンボルと第2部品シンボルとの対応関係を示すデータを読み込む。
そして、ステップS02〜ステップS04では、論理回路記号、入力記号及びタイマ記号の第1部品シンボルに関して、第2部品シンボルへの変換を行う。また、ステップS05からステップS12では、第1部品シンボルの操作シンボル、動作シンボルに関して、第2部品シンボルへの変換を行う。
ステップS02では、第1部品シンボルの論理回路記号を、シンボル変換テーブル16に基づいて、第2部品シンボルの論理回路記号に変換する。
次に、ステップS03に進み、第1部品シンボルの入力記号を、シンボル変換テーブル16に基づいて、第2部品シンボルの入力記号に変換する。
次に、ステップS04に進み、第1部品シンボルのタイマ記号を、シンボル変換テーブル16に基づいて、第2部品シンボルのタイマ記号に変換する。
上記の変換作業が終了したら、次に、ステップS05に進み、データ変換処理部19において、IO設定テーブル13に格納されているデータを読み込む。
次に、ステップS06に進み、図3に示すようにIO設定テーブル13に格納されているデータの行番号をnとし、n=1とする。これは、プラント制御に必要なソフトロジックデータを、プラント構成機器を構成している構成機器について、それぞれに付したシンボル番号に対応させて順次作成していくことができる。
次に、ステップS07に進み、行番号n(n=1,2,3,・・・)に対応したシンボル番号に対して、IO設定テーブル13から信号種別、信号名称、信号番号、シンボルの色替え情報を読み込む。
次に、ステップS08に進み、信号番号に対応する第1部品シンボルを設計図書データ部17から検索する。
次に、ステップS09に進み、例えば、信号種別が「操作」のものをIO設定テーブル13の信号名称に対応させ、シンボル変換テーブル16に基づいて、第1部品シンボルの操作シンボルを、第2部品シンボルの操作シンボルに変換する。
なお、操作信号については、設計図書データでは同一機器に対する操作信号は「PBM」という1つのシンボル(枠)で記述されるが、ソフトロジックデータでは、例えば開閉弁であれば図4の4段目に示すように、「全開」操作、「全閉」操作、「異常リセット」操作、など各操作に対してそれぞれ操作指令信号が設定されることになる。そして、これらの各操作は、IO設定テーブル13の信号名称によって区別することができる。そのため、操作信号毎、即ち、IO設定テーブル13の信号名称毎に変換を行うことになる。
次に、ステップS10に進み、信号種別が「動作」の信号についてIO設定テーブル13の信号名称に対応させ、シンボル変換テーブル16に基づいて、第1部品シンボルの動作シンボルを、第2部品シンボルの動作シンボルに変換する。
次に、ステップS11に進み、行番号nを一つ進める。その後、ステップS12に進む。
ステップS12において、行番号nに対応したシンボル番号のデータがなくなるまで、ステップS07からステップS11までの操作を実行する。即ち、プラント構成機器を構成する全ての機器に関して、それぞれの機器に関する設計図書データをソフトロジックデータに変換していく。
ステップS12において、行番号nに対応した第1部品シンボルのデータがなくなったことが判断されると、ステップS13に進む。
上述したステップS07からステップS12までの変換作業を繰り返すことにより、プラント構成機器を構成する全ての機器に関して、設計図書データからソフトロジックデータへの変換が完了する。
その後、ステップS13において、設計図書データの各部品(シンボル)間の結線情報(FROM−TO情報)に基づいて、ソフトロジックデータの各部品(シンボル)間を自動で結線する作業を実行する。ステップS13の作業が終了すると、ステップS14に進む。
ステップS14では、ソフトロジックデータ固有の情報を入力し、ソフトロジックデータの体裁に関する変更等を実施する。ソフトロジックデータの体裁に関する変更等を行うことで、ソフトロジックデータの作成が完了する。このようにして作成したソフトロジックデータは、ソフトロジックデータ部12に格納する。
なお、設計図書データからソフトロジックデータに変更する方法について説明を行ったが、上述した変更のステップを逆に実行することで、ソフトロジックデータから設計図書データへの変換を実行することができる。
ソフトロジックデータ部12に格納したソフトロジックデータと、プラント機器データ部14に格納しているシミュレーション用の応答模擬ソフトロジックデータ22及びIO設定テーブル13を用いて、演算処理部11で演算処理することにより、プラント機器に関するソフトロジックデータのシミュレーションを実行することができる。
シミュレーションを実行することにより、作成したソフトロジックデータによるプラント機器に対する制御が正常に作動しているのか否かを判断することができる。シミュレーションの結果、制御が正常に作動していない場合には、ソフトウェア編集ツール21を用いてソフトロジックデータの修正作業等を行うことができる。修正作業等は、表示装置2に表示させながら実行することができる。修正作業を行ったソフトロジックデータを用いて、再度シミュレーションを実行することによって、修正結果を確認することができる。
ソフトウェア編集ツール21を用いてソフトロジックデータを修正した場合や、編集した場合には、上述した変更のステップを逆に実行することで、修正や編集したソフトロジックデータに対応させた形に設計図書データを修正したり編集したりすることができる。
(効果)
本実施形態1によれば、シンボル変換テーブルを介して設計図書データからソフトロジックデータへの自動変換が可能であり、また、シンボル変換テーブルを介してソフトロジックデータから設計図書データへの逆の変換も可能である。
更に、次の(1)、(2)に記載した効果を奏することができる。
(1)プラント制御システムを新規構築する場合あるいは既存設備を改造する場合において、設計図書データを自動変換することによってソフトロジックデータを作成することができるので、制御ソフトウェアデータを作成するためのソフトロジックデータが簡単に作成できる。これにより、制御ソフトウェア作成に係る作業時間や作成費用の大幅な低減が可能となる。また、制御ソフトウェアにバグがあっても簡単に修正することができ、修正結果を、上述したように逆変換を実行することで設計図書データに反映させることができる。このように、作成ミスに伴う制御ソフトウェアの改修のための作業時間や作業費用を低減させることができる。
(2)作成した制御ソフトウェアについて改修が必要となった場合においても、ソフトウェアデータ側を改修し、改修結果をソフトロジックデータに反映させることができる。そして、応答模擬ソフトロジックデータ22を用いて改修したソフトロジックデータの動作確認作業を簡単に行うことができる。動作確認が済んだソフトロジックデータを上述したように自動で逆変換することにより、設計図書データの改修作業を簡単に実行できる。このように、改修作業に伴う作業時間や作業費用の低減を行うことができる。
[実施形態2]
図7を用いて、本発明に係る実施形態2について説明する。実施形態2では、実施形態1における構成と同様の構成については、実施形態1で用いた部材符号を用いることでその部材について重複する説明を省略する。
(構成)
実施形態2に係る本支援装置は、実施形態1に係る本支援装置の構成に対して、演算装置1にIO情報変換テーブル20を更に具備した構成になっており、データ変換処理部19との間でデータの接受が行える配置構成になっている。他の構成は、実施形態1における構成と同様の構成になっている。
IO情報変換テーブル20には、IO設定テーブル13に格納されるソフトロジックデータの入出力信号に関する設定情報(信号名称、信号種別、警報設定、等)と、設計図書データ部17に格納される入出力信号や警報の仕様を定義した図書情報との対応関係を定義している。
制御ソフトウェアは、ソフトロジックデータをコンパイルすることによって得られるものであり、IO設定テーブル13に格納されている上述した設定情報は、ソフトロジックデータの入出力信号に関する設定情報であるとともに制御ソフトウェアの入出力信号に関する設定情報でもある。
データ変換処理部19において、IO情報変換テーブル20に基づいて設計図書データ部17に格納される入出力信号や警報の仕様を定義した図書情報を、IO設定テーブル13に格納される制御ソフトウェアの入出力信号に関する設定情報に変換することにより、設計図書データから制御ソフトウェアのデータに自動変換することができる。また、その逆も可能になっている。
(効果)
このように、IO情報変換テーブル20を設けることにより、設計図書データの入出力信号や警報の仕様を定義した図書情報に関しても制御ソフトウェアの入出力信号に自動変換することができる。また、逆変換を行って改修等を行った制御ソフトウェアの入出力信号を設計図書データに自動変換して改修結果を反映させることができる。これにより、設計図書データから制御ソフトウェアの作成や、改修等を行った制御ソフトウェアを設計図書データに反映させることが簡単に行える。
このように、IBDに対するエンジニアリングの工程数を低減させることができるとともに、入出力設定情報部に関しても制御ソフトウェアの作成、作成した制御ソフトウェアの改修等に係るエンジニアリングの工程数を低減させることができる。
[実施形態3]
図8を用いて、本発明に係る実施形態3について説明する。実施形態3では、実施形態1における構成と同様の構成については、実施形態1で用いた部材符号を用いることでその部材について重複する説明を省略する。
(構成)
実施形態3に係る本支援装置は、実施形態1に係る本支援装置の構成に対して、演算装置1に、履歴データ部18を更に具備した構成になっており、演算処理部11およびソフトウェア編集ツール21との間でデータの接受が行える配置構成になっている。他の構成は、実施形態1における構成と同様の構成になっている。
このように構成することにより、ソフトロジックデータ部12と、プラント機器データ部14とIO設定テーブル13にそれぞれ格納されたデータを、実施形態1の場合と同様に演算処理部11にて演算処理することができる。そして、制御ソフトウェアの作成や、実際のプラント動作と同様な機器動作をシミュレーションすることができる。
そして、演算処理部11にて演算されたプラント機器の動作(弁の開閉、ポンプの起動・停止など)を履歴データ部18に蓄積することが可能となっている。また、履歴データ部18に蓄積された情報は、表示装置2に表示することが可能である。
(効果)
このように、プラント機器の動作履歴について動作内容や動作順番をより容易に確認することができる。そして、制御ソフトウェアの作成後に行う動作試験等においては、履歴データ部18に蓄積したシミュレーション時のプラント機器の動作履歴と実プラントの動作履歴とを比較することができる。
履歴データ部18に蓄積した動作履歴を実プラントの動作に対する比較対象とすることができるので、ソフトロジックデータ部12に格納されているソフトロジックデータの仕様を検証することが容易になる。そして、IBDに対するエンジニアリングの工程数を低減させることができるとともに、作成した制御ソフトウェアの改修等に係るエンジニアリングの工程数を低減させることができる。
実施形態3の構成として、実施形態1の構成に履歴データ部18を更に具備した構成について説明を行ったが、実施形態2の構成に履歴データ部18を更に具備した構成にしておくこともできる。実施形態2の構成に履歴データ部18を具備させることにより、実施形態2の構成による効果を同様に奏させることができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、組み合わせ、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…演算装置、2…表示装置、11…演算処理部、12…ソフトロジックデータ部、13…IO設定テーブル、14…プラント機器データ部、15…データベース部、16…シンボル変換テーブル、17…設計図書データ部、18…履歴データ部、19…データ変換処理部、20…IO情報変換テーブル、21…ソフトウェア編集ツール、22…応答模擬ソフトロジックデータ、24…機器シンボルデータ

Claims (9)

  1. 制御ソフトウェアの作成を行う演算装置と前記演算装置での作成過程を表示する表示装置を有し、
    前記演算装置は、CADデータで作成された設計図書データを格納する設計図書データ部と、
    ソフトロジックデータを格納するソフトロジックデータ部と、
    前記設計図書データを構成する複数の第1部品シンボルと前記ソフトロジックデータを構成する複数の第2部品シンボルとの対応関係を定義したシンボル変換テーブルと、
    前記シンボル変換テーブルを用いて、前記設計図書データを前記ソフトロジックデータに自動変換するデータ変換処理部と、
    前記ソフトロジックデータから制御ソフトウェアを作成する演算処理部と、
    を備えたことを特徴とするプラント制御システムのエンジニアリング支援装置。
  2. 前記演算装置は、プラント構成機器に対応する応答模擬ソフトロジックデータ及び前記プラント構成機器の機器シンボルデータを格納するプラント機器データ部と、
    前記プラント構成機器毎の入出力信号に関する前記ソフトロジックデータ部の設定情報と前記プラント機器データ部の設定情報との対応関係を定義したIO設定テーブルを更に備え、
    前記データ変換処理部は、操作及び動作に関する前記設計図書データを前記ソフトロジックデータに変換する際には、前記IO設定テーブルを用いることを特徴とする請求項1に記載のプラント制御システムのエンジニアリング支援装置。
  3. 前記演算処理部は、更に前記応答模擬ソフトロジックデータと前記IO設定テーブルを用いた前記ソフトロジックデータによるロジック動作のシミュレーション、及び前記制御ソフトウェアの作成過程と前記シミュレーションの前記表示装置への表示、をそれぞれ実行可能であることを特徴とする請求項2に記載のプラント制御システムのエンジニアリング支援装置。
  4. 前記演算装置は、ソフトウェア編集ツールと、データベース部とを更に備え、
    前記ソフトウェア編集ツールは、前記ソフトロジックデータの編集、前記応答模擬ソフトロジックデータ及び前記機器シンボルデータの編集、前記編集した各データを前記データベース部への格納及び取り出し、がそれぞれ実行可能であることを特徴とする請求項2または3に記載のプラント制御システムのエンジニアリング支援装置。
  5. 前記データ変換処理部は、前記設計図書データを前記ソフトロジックデータへの自動変換及び前記ソフトロジックデータを前記設計図書データへの自動逆変換が実行可能であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のプラント制御システムのエンジニアリング支援装置。
  6. 前記演算装置は、IO情報変換テーブルを更に備え、
    前記IO情報変換テーブルは、前記IO設定テーブルに格納される制御ソフトウェアの入出力信号に関する設定情報と、前記設計図書データ部に格納される入出力信号や警報の仕様を定義した図書情報との対応関係を定義しており、
    前記データ変換処理部は、前記IO情報変換テーブルにアクセス可能に構成されていることを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載のプラント制御システムのエンジニアリング支援装置。
  7. 前記IO設定テーブルは、プラントの入出力信号を示す一覧表として構成され、
    前記一覧表として構成された前記プラントの入出力信号のデータの取り出し、修正、加筆が実行可能に構成されていることを特徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載のプラント制御システムのエンジニアリング支援装置。
  8. 前記IO設定テーブルは、プラントの警報を示す一覧表としても構成され、
    前記警報一覧表として構成された前記警報のデータの取り出し、修正、加筆が実行可能に構成されていることを特徴とする請求項2乃至7のいずれかに記載のプラント制御システムのエンジニアリング支援装置。
  9. 前記演算装置は、履歴データ部を更に備え、
    前記履歴データ部は、前記演算処理部にて演算されたプラント機器の動作履歴を蓄積することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のプラント制御システムのエンジニアリング支援装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021234818A1 (en) * 2020-05-19 2021-11-25 Nec Corporation Physical model generation apparatus, control method, and non-transitory computer-readable storage medium

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