JP2017072643A - 撮像装置および制御方法 - Google Patents

撮像装置および制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017072643A
JP2017072643A JP2015197584A JP2015197584A JP2017072643A JP 2017072643 A JP2017072643 A JP 2017072643A JP 2015197584 A JP2015197584 A JP 2015197584A JP 2015197584 A JP2015197584 A JP 2015197584A JP 2017072643 A JP2017072643 A JP 2017072643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
subject
rotation
pupil division
edge direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015197584A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6598624B2 (ja
Inventor
明美 菊地
Akiyoshi Kikuchi
明美 菊地
佳宣 佐藤
Yoshinobu Sato
佳宣 佐藤
大輔 戸口
Daisuke Toguchi
大輔 戸口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2015197584A priority Critical patent/JP6598624B2/ja
Publication of JP2017072643A publication Critical patent/JP2017072643A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6598624B2 publication Critical patent/JP6598624B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Abstract

【課題】焦点調節用の回転操作部材の、合焦に必要な回転方向と回転量を、被写体のエッジ方向に応じて視覚的に理解しやすく示すことができる撮像装置を提供する。
【解決手段】焦点調節に用いるフォーカシングリングを備える撮像装置100を設ける。撮像装置100が備える被写体情報抽出部107が、被写体のエッジ方向を抽出する。画像処理部105が、被写体のエッジ方向に対応する、合焦に必要なフォーカシングリングの回転方向と回転量とを示すスプリットイメージを生成する。そして、表示部112が、生成されたスプリットイメージを表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置および制御方法に関する。
ユーザが被写体に焦点を合わせる際のアシスト機能として、スプリットイメージの表示機能を有するデジタルカメラ等の撮像装置が提案されている。スプリットイメージは、ピントのずれ量に応じて、2つの像が所定の方向にずれた様子を表現する参照画像である。ユーザは、スプリットイメージを参照しながら、2つの像のずれをなくすように、焦点調節に用いる回転操作部材であるフォーカシングリングを回転させることで、被写体に焦点を合わせることができる。しかし、ユーザが、フォーカシングリングの回転方向と焦点の移動方向の関係を把握していないと、素早くかつ正確に被写体に焦点を合わせることが難しい。
特許文献1は、合焦状態に対して、Z軸方向の手前側・奥側の合焦状態の評価結果に応じて、撮像した画像にフォーカシングリングの回転方向を示すマーカーを合成して表示する撮像装置を開示している。また、特許文献2は、合焦状態に対して、フォーカシングリングを時計回り、反時計回りに移動した時の画像をそれぞれ撮像して表示する撮像装置を開示している。
特開2007−279334号公報 特開2014−89329号公報
従来、スプリットイメージの表示機能を有する撮像装置では、被写体情報に含まれる被写体のエッジ方向によっては以下の問題があった。被写体のエッジ方向が水平である場合、ピントのずれを示す2つの像が上下方向に分割されていると、ピントのずれ量がわかりにくい。また、被写体のエッジ方向が垂直である場合、ピントのずれを示す2つの像が左右方向に分割されていると、ピントのずれ量がわかりにくい。
本発明は、焦点調節用の回転操作部材の、合焦に必要な回転方向と回転量を、被写体のエッジ方向に応じて視覚的に理解しやすく示すことができる撮像装置の提供を目的とする。
本発明の一実施形態の撮像装置は、焦点調節に用いる回転操作部材と、被写体のエッジ方向を抽出する抽出手段と、前記被写体のエッジ方向に対応する、合焦に必要な前記回転操作部材の回転方向と回転量とを示す参照画像を生成する生成手段と、前記生成された参照画像を表示する表示手段とを備える。
本発明の撮像装置によれば、焦点調節用の回転操作部材の、合焦に必要な回転方向と回転量を、被写体のエッジ方向に応じて視覚的に理解しやすく示すことができる。
撮像装置の構成を示す図である。 スプリットイメージの表示処理を説明するフローチャートである。 瞳分割領域ごとのデジタル画像信号に係る画像を示す図である。 画像処理部による表示用画像の生成処理を説明する図である。 画像処理部による表示用画像の生成処理を説明する図である。 スプリットイメージの表示処理を説明するフローチャートである。 瞳分割パターンの例を示す図である。
(実施例1)
図1は、本実施形態の撮像装置の構成を示す図である。
撮像装置100は、撮像部101と、画像処理部105と、被写体情報抽出部106と、位相差検出部107と、制御部108と、操作部109とを備える。また、撮像装置100は、揮発性メモリ110と、不揮発性メモリ111と、表示部112と、記憶媒体制御部113と、記憶媒体114と、バス115とを備える。
撮像部101は、撮像光学系102、撮像素子103、A/D変換部104を有し、撮像光学系102から入射した光をデジタル画像信号に変換する撮像処理を行う。撮像光学系102は、フォーカシングレンズを含むレンズ群およびフォーカシングリングを有する。フォーカシングリングは、焦点調節に用いる回転操作部材である。ユーザは、フォーカシングリングを回転させて、フォーカシングレンズの位置を調整することにより、撮像装置100の焦点調節を行うことができる。
撮像素子103は、撮像光学系102で受光した光をアナログ画像信号に変換する。撮像素子103は、変換したアナログ画像信号をA/D変換部104へ出力する。撮像素子103の1つの画素は、複数の瞳分割領域を持ち、受光した被写体光を瞳分割領域ごとにアナログ画像信号に光電変換できる。A/D変換部104は、撮像素子103が変換したアナログ画像信号を、デジタル画像信号へ変換する。
制御部108は、撮像装置100全体を制御する。具体的には、制御部108は、不揮発性メモリ111内のFROMからプログラムをロードして実行することにより、バス115で接続された各ブロックを制御する。制御部108は、例えば、撮像部101を制御して撮像を行う。また、制御部108は、A/D変換部104が変換したデジタル画像信号を、揮発性メモリ110へ記録するように制御する。撮像素子103から瞳分割領域ごとにアナログ信号が出力されるので、瞳分割領域ごとにデジタル画像信号が得られ、揮発性メモリ110に記録される。
画像処理部105は、制御部108の指示により、揮発性メモリ110に記録されているデジタル画像信号に対して、任意の画像処理を行う。この画像処理は、合成処理、回転処理、色変換処理、リサイズ、圧縮などである。本実施形態における特有の処理として、画像処理部105は、制御部108の指示により、被写体位置にピントを合わせるために必要なフォーカシングリングの回転方向と回転量を算出する。より詳細には、画像処理部105は、被写体のエッジ方向に対応する瞳分割領域ごとに取得される2像に基づいて、合焦に必要な回転方向と回転量を算出する。画像処理部105は、算出したフォーカシングリングの回転方向と回転量を示すスプリットイメージを生成する。スプリットイメージは、ピントのずれ量に応じて、2つの像が所定の方向にずれた様子を表現する参照画像である。また、画像処理部105は、A/D変換部104で変換した瞳分割領域ごとのデジタル画像信号に画像処理を施し、1枚の撮像画像を生成する。制御部108は、生成された撮像画像を揮発性メモリ110へ記録するように制御する。被写体情報抽出部106は、撮像画像から被写体の情報を抽出する処理を行う。被写体の情報とは、ユーザが指定する任意の被写体や、任意の領域のエッジ方向に関する情報などである。
位相差検出部107は、揮発性メモリ110に記録されている瞳分割領域ごとのデジタル画像信号に基づいて、位相差を検出する。制御部108は、検出した位相差を揮発性メモリ110に記録するように制御する。瞳分割領域ごとのデジタル画像信号に基づいて位相差を検出する方法に関しては、公知であるので、説明を省略する。
制御部108は、位相差検出部107によって検出された位相差に基づいて、位相差AF方式をもとに、被写体位置にピントを合わせるために必要となるフォーカシングリングの回転量と回転方向とを算出する。制御部108は、画像処理部105が回転処理を行う際の画像回転量と、フォーカシングリングの回転量および回転方向とを対応づけることで、画像回転量すなわちスプリットイメージが有する回転量を算出する。また、制御部108は、被写体情報抽出部106が抽出した被写体情報に応じて、瞳分割領域の組み合わせを制御する。撮像素子103は、組み合わせられた瞳分割領域ごとにアナログ画像信号に変換できるものとする。また、制御部108は、画像処理部105がおこなう瞳分割領域ごとのデジタル画像信号の合成処理を制御する。
操作部109は、ユーザが撮像装置100を外部から操作するレリーズボタン、電源ボタン等を有する。ユーザが、操作部109を操作し、制御部108は操作部109の状態に応じて静止画撮影や電源投入などの指示をする。揮発性メモリ110は、各ブロックにおいて生成したデータを制御部108からの指示により記録するDRAMである。不揮発性メモリ111は、制御部108を動作させるための定数、設定値、プログラムを格納するFROMである。表示部112は、制御部108からの指示によって、揮発性メモリ110に記録されている撮像画像を表示する。
記憶媒体制御部113は、制御部108からの制御内容に応じて、揮発性メモリ110に記録された撮像画像や動画像を記憶媒体114に記録するよう制御する。記憶媒体114は、撮影した撮像画像や動画像を記録するための媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等を有する。バス115は、各モジュールを接続する。なお、図1に示して説明した撮像装置の構成は一例であり、以下に説明する動作を実行できるのであれば、本発明に係る撮像装置の構成は、図1に示した構成に限定されるものではない。
図2は、実施例1におけるスプリットイメージの表示処理を説明するフローチャートである。
ユーザが、操作部109の電源ボタンを操作し、電源を投入すると、撮像装置100が撮像処理を開始する。ユーザの操作により、操作部109のレリーズボタンが全押しされると、制御部108が、撮像画像を記憶媒体114に記録する。本実施例では、撮像光学系の射出瞳の分割(瞳分割)が上下左右の4分割であり、分割された射出瞳の領域(瞳分割領域)は4個である。瞳分割領域は、複数個であればよく、4個に限定されない。
ステップS201において、制御部108が、レリーズボタンが全押しされているかを判断する。レリーズボタンが全押しされていない場合は、処理がステップS214に進む。レリーズボタンが全押しされている場合は、処理がステップS202に進む。
ステップS202において、制御部108が、撮像部101に指示して、ライブビュー表示用の撮像を行い、瞳分割領域ごとのデジタル画像信号を取得する。続いて、ステップS203において、画像処理部105が、瞳分割領域ごとのデジタル画像信号に対して加算合成処理を含む画像処理を行い、ライブビュー用画像を生成する。
次に、ステップS204において、被写体情報抽出部106が、ライブビュー用画像から被写体情報を抽出する。被写体情報は、被写体のエッジ方向に関する情報を含む。被写体情報抽出部106は、被写体情報を抽出する対象となる領域について、フーリエ変換を行って高周波成分を取り出したり、微分フィルタをかけたりすることで、エッジ方向に関する情報を抽出する。
被写体情報抽出部106は、被写体情報をライブビュー用画像全体から抽出してもよいし、顔検出などによって被写体を抽出した後に任意の被写体を選択し、その被写体領域から抽出してもよい。また、被写体情報抽出部106は、スプリットイメージを表示する領域内の被写体から被写体情報を抽出してもよい。
次に、ステップS205において、制御部108が、被写体のエッジ方向が水平方向に有意であるかを判断する。この例では、制御部108は、被写体のエッジ方向が±45°以内の方向であれば、被写体のエッジ方向が水平方向に有意であると判断する。そして、処理がステップS206に進む。また、制御部108は、被写体のエッジ方向が45°〜135°の方向であれば、被写体のエッジ方向が垂直方向に有意であると判断する。そして、処理がステップS207に進む。
ステップS206において、制御部108が、瞳分割を上下方向の瞳分割とする。すなわち、撮像光学系の複数の瞳分割領域から、スプリットイメージの生成に用いる瞳分割領域として、上側と下側の瞳分割領域を選択する。画像処理部105は、選択された瞳分割領域ごとの被写体光の光電変換によって得られた画像信号に基づいて、2像(第1の画像と第2の画像)を生成する。
ステップS207において、制御部108が、瞳分割を左右方向の瞳分割とする。すなわち、撮像光学系の複数の瞳分割領域から、スプリットイメージの生成に用いる瞳分割領域として、左側と右側の瞳分割領域を選択する。制御部108は、選択された瞳分割領域ごとの被写体光の光電変換によって得られた画像信号に基づいて、2像(第1の画像と第2の画像)を生成する。
図3は、撮像部が出力する瞳分割領域ごとの画像信号に係る画像を示す図である。
図3(A)は、左上の瞳分割領域から得られるデジタル画像信号に係る画像(左上画像)を示す。図3(B)は、右上の瞳分割領域から得られるデジタル画像信号に係る画像(左上画像)を示す。図3(C)は、左下の瞳分割領域から得られるデジタル画像信号に係る画像(左下画像)を示す。図3(D)は、右下の瞳分割領域から得られるデジタル画像信号に係る画像(右下画像)を示す。
図3(E)は、上下方向の瞳分割の場合に生成される2像を示す。画像処理部105は、図3(A)の左上画像と、図3(B)の右上画像との加算合成処理を行って、上の瞳分割領域に対応する画像((A)+(B))を生成する。また、画像処理部105は、図3(C)の左上画像と、図3(D)の右下画像との加算合成処理を行って、下の瞳分割領域に対応する画像((C)+(D))を生成する。
図3(F)は、左右方向の瞳分割の場合に生成される2像を示す。画像処理部105は、図3(A)の左上画像と、図3(C)の左下画像との加算合成処理を行って、左の瞳分割領域に対応する画像((A)+(C))を生成する。また、画像処理部105は、図3(B)の右上画像と、図3(D)の右下画像との加算合成処理を行って、右の瞳分割領域に対応する画像((B)+(D))を生成する。
図2の説明に戻る。ステップS208において、位相差検出部107が、生成された2像の、スプリットイメージの表示対象の領域の位相差を検出する。続いて、ステップS209において、制御部108が、位相差を検出できたかを判断する。位相差を検出できない場合は、処理がステップS213に進む。位相差を検出できた場合は、処理がステップS210に進む。
ステップS210において、制御部108が、検出した位相差が0であるかを判断する。検出した位相差が0である場合は、スプリットイメージを表示したい領域のフォーカスが合っていることを意味する。したがって、処理がステップS213に進む。ステップS213において、表示部112が、ライブビュー用画像を表示する。
検出した位相差が0でない場合は、処理がステップS211に進む。ステップS211において、画像処理部105が、画像回転処理を実行する。画像処理部105は、検出された位相差をもとに、合焦に必要なフォーカシングリングの回転方向と回転量とを算出し、算出したフォーカシングリングの回転方向と回転量とに対応する画像回転量を算出する。画像処理部105は、算出した画像回転量に基づいて、ステップS207またはステップS206で生成した2像の現像、回転処理を実行する。具体的には、画像処理部105は、スプリットイメージを表示する領域の中心を回転の中心として回転処理を実行する。そして、処理がステップS212に進む。ステップS212において、画像処理部105が、ライブビュー用画像の一部を置換して表示用画像を生成する。すなわち、画像処理部105は、瞳分割領域ごとの画像に基づいて、回転を含めた画像合成処理を実行することによって、スプリットイメージを含む表示用画像を生成する。
図4および図5は、画像処理部による表示用画像の生成処理を説明する図である。
図4は、被写体のエッジ方向が垂直方向であって、左側と右側の瞳分割領域ごとの画像が生成された場合の、表示画像の生成を説明する図である。
画像400は、ライブビュー用画像である。画像410は、左の瞳分割領域の画像((A)+(C))に対して画像回転量θ分の回転を行った画像である。画像420は、右の瞳分割領域の画像((B)+(D))に対して画像回転量θ分の回転を行った画像である。
まず、画像処理部105が、ライブビュー用画像400の置換領域を決定する。置換領域はスプリットイメージを表示する領域とする。画像処理部105は、置換領域を上下に2分割する。この例では、スプリットイメージを中心に表示するので、画像処理部105は、画像中心を回転の中心として、図2のステップS211において算出した画像回転量θをもとに、上部の領域をθ分回転させた領域を第1の置換領域401とする。また、画像処理部105は、下部の領域をθ分回転させた領域を第2の置換領域402とする。
画像処理部105は、左の瞳分割領域の画像410から、第1の置換領域401の位置に相当する画像411を取得する。また、画像処理部105は、右側の瞳分割領域の画像420から、第2の置換領域402の位置に相当する画像421を取得する。そして、画像処理部105は、第1の置換領域401に、左の瞳分割領域の画像410を置き換える。画像処理部105は、第2の置換領域402に、右の瞳分割領域の画像420を置き換える。これにより、表示画像430が生成される。生成された表示画像430内のスプリットイメージSは、上下に分割されている。スプリットイメージSの分割線dは、画像回転量θに応じた傾斜角度を有する。そして、フォーカシングリングの回転方向と回転量とに応じて、分割されたスプリットイメージの分割線dに沿ったずれが変化する。この例では、被写体のエッジ方向が垂直方向であって、スプリットイメージSが上下に分割されるので、ユーザにとって、合焦に必要なフォーカシングリングの回転方向と回転量とを視覚的に理解し易い。
図5は、被写体のエッジ方向が水平方向であって、上側と下側の瞳分割領域ごとの画像が生成された場合の、表示画像の生成を説明する図である。
画像500は、ライブビュー用画像である。画像510は、上の瞳分割領域の画像((A)+(B))に対して画像回転量θ分の回転を行った画像である。画像520は、下の瞳分割領域の画像((C)+(D))に対して画像回転量θ分の回転を行った画像である。
まず、画像処理部105が、ライブビュー用画像500の置換領域を決定する。画像処理部105は、置換領域を左右に2分割する。画像処理部105は、左の領域をθ分回転させた領域を第1の置換領域501とする。同様に、画像処理部105は、右の領域をθ分回転させた領域を第2の置換領域502とする。
画像処理部105は、上の瞳分割領域の画像510から、第1の置換領域501の位置に相当する画像511を取得する。また、画像処理部105は、下の瞳分割領域の画像520から、第2の置換領域502の位置に相当する画像521を取得する。そして、画像処理部105は、第1の置換領域501に、上の瞳分割領域の画像510を置き換える。画像処理部105は、第2の置換領域502に、下の瞳分割領域の画像520を置き換える。これにより、表示画像530が生成される。生成された表示画像530内のスプリットイメージSは、分割線dで左右に分割されている。この例では、被写体のエッジ方向が水平方向であって、スプリットイメージSが左右に分割されるので、ユーザにとって、合焦に必要なフォーカシングリングの回転方向と回転量とを視覚的に理解し易い。
図2の説明に戻る。ステップS213において、表示部112が、生成された表示用画像を表示する。そして、処理がステップS201に戻る。ステップS214において、制御部108が、記録用のデジタル画像信号を取得する。ステップS215において、画像処理部105が、記録用の画像を生成する。そして、ステップS216において、画像処理部105が、記録用の画像を記憶媒体114に記録する。
(実施例2)
図6は、実施例2におけるスプリットイメージの表示処理を説明するフローチャートである。
実施例2の撮像装置は、被写体のエッジ方向を抽出済み(取得済み)である場合に、抽出済みのエッジ方向に応じたスプリットイメージを生成する。撮像装置は、エッジ方向が抽出済みでない場合は、エッジ方向を抽出して、スプリットイメージの生成に用いる瞳分割領域を、抽出されたエッジ方向に応じた瞳分割領域に切り替える。
図7は、瞳分割パターンの例を示す図である。
本実施例では、図7(A)に示すように、瞳分割を上下左右の4分割とする。撮像装置は、図7(B)に示すように、図7(A)の領域Aと領域B、領域Cと領域Dを組み合わせて、瞳分割パターンを上下方向の瞳分割パターンに切り替えることができる。また、撮像装置は、図7(C)に示すように、図7(A)の領域Aと領域C、領域Bと領域Dを組み合わせて、瞳分割パターンを左右方向の瞳分割パターンに切り替えることができる。
図6のステップS601、S603、S604、S605、S606は、図2のステップS201、S202、S203、S204、S205と同様である。また、ステップS609乃至S619は、図2のステップS202、S203、S208乃至S619と同様である。
ステップS602において、制御部108が、被写体情報としてエッジ方向を取得済みであるかを判断する。エッジ方向を取得済みである場合は、制御部108は、瞳分割パターンを切り替え済みであると判断して、処理がS606に進む。そして、ステップS609、S610の後、ステップS611で、位相差検出部107が、切り替え済みである瞳分割パターンに応じて生成される2像の位相差を検出する。
エッジ方向を取得済みでない場合は、処理がステップS603に進む。ステップS603乃至S605の後、ステップS606において、被写体のエッジ方向が水平方向に有意であると判断された場合は、処理がステップS607に進む。被写体のエッジ方向が垂直方向に有意であると判断された場合は、処理がステップS608に進む。
ステップS607において、制御部108が、撮像素子103の瞳分割パターンを上下方向に切り替える。ステップS608において、制御部108が、撮像素子103の瞳分割パターンを左右方向に切り替える。そして、処理がステップS616に進み、画像処理部105が、ライブビュー用画像を表示する。そして、処理がステップS601に戻る。以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 撮像装置
105 画像処理部
106 被写体情報抽出部
108 制御部

Claims (10)

  1. 焦点調節に用いる回転操作部材と、
    被写体のエッジ方向を抽出する抽出手段と、
    前記被写体のエッジ方向に対応する、合焦に必要な前記回転操作部材の回転方向と回転量とを示す参照画像を生成する生成手段と、
    前記生成された参照画像を表示する表示手段とを備える
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 撮像光学系の複数の瞳分割領域ごとに被写体光を光電変換する撮像手段と、
    前記被写体のエッジ方向に基づいて、前記複数の瞳分割領域から前記参照画像の生成に用いる瞳分割領域を選択する選択手段とを備え、
    前記生成手段は、前記選択された瞳分割領域ごとの前記被写体光の光電変換によって得られた画像信号に基づいて、第1の画像と第2の画像とを生成し、前記第1の画像と前記第2の画像とに基づいて、回転を含めた画像合成処理を実行することによって、前記参照画像を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記生成手段は、前記被写体のエッジ方向が水平に有意の場合に、左右に分割された前記参照画像を生成し、前記被写体のエッジ方向が垂直に有意の場合に、上下に分割された前記参照画像を生成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記選択手段は、
    前記被写体のエッジ方向が水平に有意の場合に、前記複数の瞳分割領域から、上側と下側の瞳分割領域を選択し、
    前記被写体のエッジ方向が垂直に有意の場合に、前記複数の瞳分割領域から、左側と右側の瞳分割領域を選択する
    ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記回転操作部材の回転方向と回転量とに応じて、前記分割された参照画像の分割線に沿ったずれが変化する
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記分割線は、前記回転操作部材の回転方向と回転量とに応じた傾斜角度を有する
    ことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記生成手段は、
    前記第1の画像と前記第2の画像との位相差に基づいて、前記回転操作部材の回転方向と回転量とを算出し、
    前記第1の画像と前記第2の画像とを、前記回転操作部材の回転方向と回転量とに応じた角度だけ回転して合成することによって、前記参照画像を生成する
    ことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記被写体のエッジ方向が抽出済みであるかを判断する判断手段を備え、
    前記被写体のエッジ方向が抽出済みでない場合に、前記抽出手段が、前記被写体のエッジ方向を抽出し、前記選択手段が、前記選択する瞳分割領域を、前記被写体のエッジ方向に対応する瞳分割領域に切り替える
    ことを特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記抽出手段は、任意の被写体または前記参照画像を表示する領域内の被写体のエッジ方向を抽出する
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 焦点調節に用いる回転操作部材を備える撮像装置の制御方法であって、
    被写体のエッジ方向を抽出する抽出工程と、
    前記被写体のエッジ方向に対応する、合焦に必要な前記回転操作部材の回転方向と回転量とを示す参照画像を生成する生成工程と、
    前記生成された参照画像を表示する表示工程とを有する
    ことを特徴とする制御方法。
JP2015197584A 2015-10-05 2015-10-05 撮像装置および制御方法 Active JP6598624B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015197584A JP6598624B2 (ja) 2015-10-05 2015-10-05 撮像装置および制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015197584A JP6598624B2 (ja) 2015-10-05 2015-10-05 撮像装置および制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017072643A true JP2017072643A (ja) 2017-04-13
JP6598624B2 JP6598624B2 (ja) 2019-10-30

Family

ID=58538689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015197584A Active JP6598624B2 (ja) 2015-10-05 2015-10-05 撮像装置および制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6598624B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP6598624B2 (ja) 2019-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10200590B2 (en) Image pickup apparatus and method of controlling the same
JP6204660B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
KR101256961B1 (ko) 촬상장치
CN106576143A (zh) 图像拍摄装置和图像拍摄方法
JP6518452B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP2017055310A (ja) 撮像装置およびその制御方法
EP3547003A1 (en) Focus control device, focus control method, program, and image capturing device
US10694093B2 (en) Image processing apparatus, image capturing apparatus, image processing method, and storage medium
JP5952782B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP2012073997A (ja) 物体追尾装置、物体追尾方法およびそのプログラム
US9883096B2 (en) Focus detection apparatus and control method thereof
JP5409483B2 (ja) 撮像装置
WO2018066027A1 (ja) 画像処理装置、撮像システム、画像処理方法および画像処理プログラム
JP6478587B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム、並びに撮像装置
EP2911383B1 (en) Image processing apparatus, control method, program, and recording medium
JP6598624B2 (ja) 撮像装置および制御方法
JP2017184007A (ja) 画像処理装置、撮像装置、制御方法およびプログラム
JP6851551B2 (ja) 撮像装置、撮像方法、及びプログラム
JP6210836B2 (ja) 撮像装置、撮像制御装置、その制御方法およびプログラム
JP6566800B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP2015039242A (ja) 撮像装置
JP6087617B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP6628530B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
US11754833B2 (en) Image processing apparatus and control method for image processing apparatus
US10021292B2 (en) Image processing apparatus, image capturing apparatus and image processing program

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181003

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190604

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190903

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191001

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6598624

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151