JP2017184007A - 画像処理装置、撮像装置、制御方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザが被写体の合焦状態を直感的に把握することができるように画像を表示する画像処理装置を提供する。【解決手段】画像処理装置100が、撮影画像と、撮影画像に関連する距離情報を取得する。画像処理装置100は、距離情報から距離範囲を分割することにより、距離範囲の異なる複数の分割画像を撮影画像から生成する。そして、画像処理装置100は、被写界深度と、上記距離範囲とに基づいて、各々の分割画像を、分割画像に含まれる被写体の合焦状態に応じて画面に表示する。【選択図】図1
Description
本発明は、画像処理装置、撮像装置、制御方法およびプログラムに関する。
撮像シーン内に存在する個々の被写体の距離情報を取得可能な撮像装置が提案されている。特許文献1は、個々の被写体の距離情報を用いて、縦軸を奥行方向、横軸を撮影シーンにおける左右方向とした二次元画面上に被写体の位置と被写界深度を重畳表示する撮像装置を開示している。
特許文献1が開示する撮像装置では、被写体に関して奥行方向と高さ方向とを同一平面上で表現した上で、被写界深度を重畳表示する。したがって、ユーザは、被写体の合焦状態を直感的に把握することができない。本発明は、ユーザが被写体の合焦状態を直感的に把握することができるように画像を表示する画像処理装置の提供を目的とする。
本発明の一実施形態の画像処理装置は、撮影画像と前記撮影画像に関連する距離情報を取得する取得手段と、前記距離情報から距離範囲を分割することにより、距離範囲の異なる複数の分割画像を前記撮影画像から生成する生成手段と、被写界深度と、前記距離範囲とに基づいて、各々の前記分割画像を、前記分割画像に含まれる被写体の合焦状態に応じて画面に表示する表示制御手段とを備える。
本発明によれば、ユーザが被写体の合焦状態を直感的に把握することができるように画像を表示する画像処理装置の提供を目的とする。
図1は、本実施形態における画像処理装置の構成を示す図である。
画像処理装置100は、例えば、デジタルカメラ等の撮像装置である。画像処理装置100は、撮像光学系101、撮像素子102、A/D変換部103、記憶部104、メモリ部105、画像処理部106、制御部107、表示制御部108、表示部109、通信部110、操作部111、内部バス113を備える。
画像処理装置100は、例えば、デジタルカメラ等の撮像装置である。画像処理装置100は、撮像光学系101、撮像素子102、A/D変換部103、記憶部104、メモリ部105、画像処理部106、制御部107、表示制御部108、表示部109、通信部110、操作部111、内部バス113を備える。
撮像光学系101は、レンズ、シャッター、絞りを有し、制御部107から合焦距離、絞りの開口量、およびシャッターの開閉を制御することができる。撮像素子102は、撮像光学系101を通過した光束を光電変換して、被写体像のアナログ信号を生成する。すなわち、撮像素子102は、被写体光を光電変換して撮影画像を出力する出力手段として機能する。
A/D変換部103は、撮像素子から出力されたアナログ信号に対してA/D変換を行うことにより、デジタル信号を生成する。記憶部104は、画像データや距離情報などを記憶する。記憶部104は、メモリカードのような着脱可能な記録媒体であってもよいし、固定された構成であってもよい。メモリ部105は、揮発性の記憶手段である。具体的には、メモリ部105は、一時的に画像データを保存するバッファメモリである。
画像処理部106は、A/D変換部の出力信号に対して、ノイズ除去、ガンマ補正処理、ホワイトバランス調整処理などを施すことによって、画像データを生成し、必要に応じて符号化処理や復号処理を行う。また、画像処理部106は、距離情報に基づいて、画像データから、各々が個別の被写体距離の範囲に対応する複数の分割画像を生成する。
制御部107は、画像処理装置100全体を制御する。制御部107は、例えば、プログラマブルプロセッサ(以下、CPU)と、ROM等の不揮発性メモリと、RAM等の揮発性メモリとを有する。CPUが、ROMに記憶されたプログラムを実行することで、画像処理装置100の機能が実現される。
表示制御部108は、生成された複数の分割画像を、表示画面において、奥行方向を軸とした軸上に配置し、各々の画像が含んでいる被写体の状態(例えば合焦状態)に従って、分割画像の表示を切り替えるように表示部109を制御する。
表示部109は、撮影スタンバイ時や動画撮影時におけるライブビュー画像、画像データ、画像処理装置100の状態や各種設定値などの各種情報、メニュー画面のようなユーザインタフェースなどを表示する。表示部109は、一般にフラットパネルディスプレイであり、タッチパネルを備えてもよい。
通信部110は、公知のプロトコルに準拠した、外部装置と制御コマンドやデータの送受信を行うための通信インタフェースである。画像データや距離情報は、記憶部104に記録されていてもよいし、通信部110を介して、画像処理装置100の外部から取り込んでもよい。
操作部111は、ユーザが画像処理装置100に各種の指示を与えるための入力デバイス群である。操作部111は、例えばボタン、キー、レバー、スイッチ、タッチパネルなどで構成される。操作部111には、撮影準備指示や撮影指示を与えるためのレリーズボタン、電源スイッチ、方向キー、決定ボタン、メニューボタンなどが含まれる。内部バス113は、公知のプロトコルに基づいた大容量高速伝送路である。
本実施形態において、画像データの距離情報は、各画素の値が距離を表す距離画像(画像データ)の形式を有するものとするが、形式はこの形式に限定されない。例えば、撮影シーン内に存在する特定被写体(例えば人物)の領域の位置および距離を表す情報であってもよい。なお、画像処理装置100を用いてこのような距離情報を作成する方法に特に制限は無く、例えば特許文献1にも記載されている様々な方法を始めとした任意の方法を用いることができる。
すなわち、本発明は、距離画像、像ずれ量、デフォーカス量、被写体距離等の、画像における被写体の深さに対応する情報を示すマップ(深度マップ)を適用することができる。被写体の深さに対応する情報は、画像内における撮像装置から被写体までの被写体距離を直接的に表すか、または画像内の被写体の被写体距離や深さの相対関係を表す情報であればよい。例えば、撮像素子102が、撮像光学系の異なる瞳領域を通過する一対の光束が光学像としてそれぞれ結像したものを、対をなす画像データを複数の光電変換部から出力する。対をなす画像間の相関演算によって各領域の像ずれ量が算出され、像ずれ量の分布を表す像ずれマップが算出される。あるいはさらに像ずれ量がデフォーカス量に換算され、デフォーカス量の分布(撮像画像の2次元平面上の分布)を表すデフォーカスマップが生成される。このデフォーカス量を光学系や撮像素子102の条件に基づいて被写体距離に換算すると、被写体距離の分布を表す距離マップデータが得られる。画像処理装置は、像ずれマップデータ、デフォーカスマップデータ、あるいはデフォーカス量から変換される被写体距離の距離マップデータを取得すればよい。なお、各マップデータの各データはブロック単位で持っていてもよいし、画素単位でもっていてもよい。このとき、通常の画像データのように最小単位ごとに8bit程度のbit数を割り当て、距離画像として画像処理や表示、符号化、圧縮、記録などを画像処理と同様に行う形態をとってもよい。
すなわち、本発明は、距離画像、像ずれ量、デフォーカス量、被写体距離等の、画像における被写体の深さに対応する情報を示すマップ(深度マップ)を適用することができる。被写体の深さに対応する情報は、画像内における撮像装置から被写体までの被写体距離を直接的に表すか、または画像内の被写体の被写体距離や深さの相対関係を表す情報であればよい。例えば、撮像素子102が、撮像光学系の異なる瞳領域を通過する一対の光束が光学像としてそれぞれ結像したものを、対をなす画像データを複数の光電変換部から出力する。対をなす画像間の相関演算によって各領域の像ずれ量が算出され、像ずれ量の分布を表す像ずれマップが算出される。あるいはさらに像ずれ量がデフォーカス量に換算され、デフォーカス量の分布(撮像画像の2次元平面上の分布)を表すデフォーカスマップが生成される。このデフォーカス量を光学系や撮像素子102の条件に基づいて被写体距離に換算すると、被写体距離の分布を表す距離マップデータが得られる。画像処理装置は、像ずれマップデータ、デフォーカスマップデータ、あるいはデフォーカス量から変換される被写体距離の距離マップデータを取得すればよい。なお、各マップデータの各データはブロック単位で持っていてもよいし、画素単位でもっていてもよい。このとき、通常の画像データのように最小単位ごとに8bit程度のbit数を割り当て、距離画像として画像処理や表示、符号化、圧縮、記録などを画像処理と同様に行う形態をとってもよい。
図2は、画像処理装置による画像表示処理を説明するフローチャートである。
ユーザが操作部111を介して画像処理装置100に画像表示を指示すると、表示制御部108が、表示部109に表示画像の候補(例えば、マルチ画像表示など)を表示する。続いて、S601において、ユーザが、表示画像候補の中から表示したい画像を選択する。本実施形態では、ユーザは、マルチ画像表示された複数枚のサムネイル画像の中から表示したい画像を選択する。
ユーザが操作部111を介して画像処理装置100に画像表示を指示すると、表示制御部108が、表示部109に表示画像の候補(例えば、マルチ画像表示など)を表示する。続いて、S601において、ユーザが、表示画像候補の中から表示したい画像を選択する。本実施形態では、ユーザは、マルチ画像表示された複数枚のサムネイル画像の中から表示したい画像を選択する。
次に、S602において、表示制御部108が、選択されたサムネイル画像の画像データを取得する。S603において、表示制御部108が、リフォーカスモードが選択されたかを判断する。リフォーカスモードが選択された場合は、処理がS604に進む。リフォーカスモードが選択されなかった場合は、処理がS613に進む。
次に、S604において、表示制御部108が、S602で取得した画像に対応する距離情報(距離画像)を取得する。続いて、S605において、画像処理部106が、1枚の画像データから複数の奥行分割画像を生成する。具体的には、画像処理部106は、距離画像に基づいて、奥行方向にて被写体が存在する距離の分布を(被写体の距離別ヒストグラム)を求める。距離情報は、画素値が撮影画像内に出現する被写体の距離(被写体距離)を表す距離画像の形式である。したがって、被写体の距離別ヒストグラムは、距離画像の画素値の度数、つまり被写体距離の分布頻度を示す。
画像処理部106は、被写体の距離別ヒストグラムに基づいて、被写体距離の範囲を分割し、被写体距離の範囲ごとに画像領域を抽出することによって、奥行分割画像を生成する。以後、生成された個々の分割画像を奥行分割画像と呼ぶ。画像処理部106は、生成した奥行分割画像を、画像データおよび距離画像と関連付けて記憶部に保存する。
図3は、撮影画像と距離画像と奥行分割画像の一例を示す図である。
図3(A)は、撮影画像21を示す。図3(B)は、距離画像22を示す。図3(C)は、奥行分割画像23を示す。距離画像22は、撮影画像21と同じ画素数を有し、画素値(輝度値)がその画素における被写体距離を表す単色画像である。
図3(A)は、撮影画像21を示す。図3(B)は、距離画像22を示す。図3(C)は、奥行分割画像23を示す。距離画像22は、撮影画像21と同じ画素数を有し、画素値(輝度値)がその画素における被写体距離を表す単色画像である。
図3に示す例では、被写体距離の範囲が3分割され、各範囲の奥行分割画像231、232、233が生成されている。奥行分割画像23は、図3(C)に示すように、対応する距離範囲に存在する被写体領域を有し、他の距離範囲に存在する被写体の領域には画素を有さないか、透明な画素が配置される。
図4は、距離画像と、被写体の距離別ヒストグラムの例を示す図である。
図4(A)は距離画像を示す。図4(B)は、図4(A)に示す距離画像から生成される被写体の距離別ヒストグラムを示す。
図4(A)は距離画像を示す。図4(B)は、図4(A)に示す距離画像から生成される被写体の距離別ヒストグラムを示す。
図5は、図2のS605における、奥行分割画像の生成処理を説明するフローチャートである。
まず、S801において、画像処理部106が、図4(A)に示す距離画像に基づいて、図4(B)に示す被写体の距離別ヒストグラムを生成する。そして、画像処理部106は、距離別ヒストグラムが示す被写体距離の分布頻度の極小値を検出する。画像処理部106は、分布頻度が極小値のクラスに分類される最大被写体距離(図4(B)では、距離701と距離702)を極小値として検出する。
まず、S801において、画像処理部106が、図4(A)に示す距離画像に基づいて、図4(B)に示す被写体の距離別ヒストグラムを生成する。そして、画像処理部106は、距離別ヒストグラムが示す被写体距離の分布頻度の極小値を検出する。画像処理部106は、分布頻度が極小値のクラスに分類される最大被写体距離(図4(B)では、距離701と距離702)を極小値として検出する。
次に、S802において、画像処理部106が、検出した極小値を境界として被写体距離の範囲を分割する。図4(B)の例では、極小値が2つ検出されるので、0〜255の被写体距離は、3つの距離範囲703、704、705に分割される。一般的な被写体は、比較的まとまった距離に存在するため、被写体距離の分布頻度の極小値を用いて被写体距離の範囲を分割することで、撮影されたシーンに含まれる、距離の異なる複数の被写体を、異なる奥行分割画像に分離しやすくなる。
画像処理部106は、分割した範囲のそれぞれについて、分類された距離画像の画素に対応する画像データの画素から構成される画像(奥行分割画像)を生成する。図4(B)の例では、距離範囲703,704,705のそれぞれについて奥行分割画像が生成され、合計3枚の奥行分割画像が得られることになる。
図2の説明に戻る。S606において、画像処理部106が、被写界深度と、被写体距離の範囲とに基づいて、S605で生成した奥行分割画像に対して幾何変換を行う。具体的には、画像処理部106は、被写界深度の外側に位置する被写体を含む奥行分割画像に対して、奥行方向の手前や奥側に傾けて表現するために、回転や変形などを行う。本実施形態では、画像処理部106は、被写界深度と被写体距離の範囲との関係によって決まる被写体の合焦状態に応じた角度情報を、奥行分割画像のヘッダ部に格納するものとする。角度情報は、例えば、奥行方向の軸を含む平面(以下、基準面と称する)に対して奥行分割画像を配置する際の仰角として使用される。0度は奥行方向の手前側に倒して表示する場合を、90度は直立に表示する場合を、180度は奥行方向の奥側に倒して表示する場合を意味する。なお、本発明において、角度情報は、ある基準面からの角度を示す情報であればよく、仰角を示す情報に限定されない。また、本実施形態では、ヘッダ部に角度情報が格納されるが、他の実施形態では、ヘッダ部に合焦状態を示す情報が格納される構成をとることもできる。そして、表示制御部108が、ヘッダ部に格納された合焦状態を示す情報に応じて角度を決定し、各被写体に角度を付けて表示するようにしてもよい。画像処理部106が、合焦位置からの被写体の距離(相対的な深さ関係)をヘッダ部に格納するようにしてもよい。そして、表示制御部108が、ヘッダ部に格納された距離に基づいて、被写体に付ける角度を決定してもよい。
図6は、奥行分割画像を幾何変換する処理の一例を説明する図である。
図6(A)は、被写界深度を奥行方向の手前側に外れている被写体を含む奥行分割画像31を示す。図6(B)は、被写界深度を奥行方向の奥側に外れている被写体を含む奥行分割画像35を示す。
図6(A)は、被写界深度を奥行方向の手前側に外れている被写体を含む奥行分割画像31を示す。図6(B)は、被写界深度を奥行方向の奥側に外れている被写体を含む奥行分割画像35を示す。
画像処理部106は、まず、図6(C)に示すように、奥行分割画像31を、被写体領域を黒色に塗りつぶした奥行分割画像32とする。続いて、画像処理部106は、図6(D)に示すように、奥行分割画像32を上下反転して、奥行分割画像33を生成する。そして、画像処理部106は、図6(E)に示すように、奥行分割画像33を平行四辺形に変形することで、奥行分割画像34を生成する。これにより、奥行分割画像31の被写体がうつ伏せに倒れている状態が表現される。また、画像処理部106は、図6(F)に示すように、奥行分割画像35を平行四辺形に変形することで、奥行分割画像36を生成する。これにより、奥行分割画像35の被写体が仰向けに倒れている状態が表現される。
図2の説明に戻る。S607において、表示制御部108が、S606で幾何変換した奥行分割画像を含む全ての奥行分割画像を表示部109に表示させる。このとき、表示制御部108は、奥行分割画像を、奥行分割画像のヘッダ部に含まれる角度情報が示す仰角を被写体が持つように表示する。これにより、被写体が、基準面に対して合焦状態に応じた仰角を持つように表示する。続いて、S608において、ユーザが、リフォーカスしたい被写体を含む奥行分割画像を選択する。表示制御部108が、選択された奥行分割画像が被写界深度の中央となるように、被写界深度を奥行方向に移動させる。
S609において、被写界深度の変更によって、対応する被写体距離が被写界深度から外れる、または、被写界深度に含まれることにより合焦状態が変化する奥行分割画像に対して、画像処理部106が、S606と同様の幾何変換を実行する。また、画像処理部106は、合焦状態に変化が生じた奥行分割画像の角度情報を更新する。
S610において、表示制御部108が、S609で幾何変換された奥行分割画像を含む全ての奥行分割画像を表示部109に表示させる。このとき、角度情報が示す仰角を持たせて表示させる。続いて、S611において、画像処理部106が、ユーザからリフォーカス処理の確定指示を受け付けたかを判定する。ユーザからリフォーカス処理の確定指示を受け付けた場合は、処理がS612に進む。ユーザからリフォーカス処理の確定指示を受け付けていない場合は、処理がS608に戻る。
S612において、画像処理部106が、ユーザから受け付けたリフォーカス処理の確定指示に基づいて、奥行分割画像を用いてリフォーカス処理を実行する。リフォーカス処理については公知の技術を用いるため、処理内容の説明は省略する。画像処理部106は、リフォーカス処理を施した画像データを記憶部104に保存する。
ステップS613において、表示制御部108が、画像データを表示部109に表示させる。このとき、ステップS603にてリフォーカスモードが選択されている場合は、S612で作成したリフォーカス処理済の画像データを表示する。リフォーカスモードが選択されていない場合は、S602で読み出した画像データを表示部109に表示させる。続いて、S614において、表示制御部108が、ユーザから画像表示の終了指示を受け付けたかを判定する。ユーザから画像表示の終了指示を受け付けた場合は、画像表示処理を終了する。ユーザから画像表示の終了指示を受け付けていない場合は、処理がS601に戻る。
図7は、画像処理装置による画像データの表示例を示す図である。
41は撮影シーンを示している。背景411に対して、被写体412、413が手前側に向かって走ってくるシーンであり、被写体413に合焦している状態であるとする。42は被写体413に合焦し、被写体412と背景411は被写界深度から外れるくらいに深度が浅い設定で撮影した画像データを示している。43は42の画像データを奥行分割画像で表示した表示例である。被写体413は被写界深度の中央にいるため奥行分割画像432は基準面に対して垂直に表示されている。また、被写体412は被写界深度より手前側に外れているため、奥行分割画像431は奥行方向の手前側に倒して表示されている。同様に、背景411は被写界深度より奥側に外れているため、奥行分割画像433は奥行方向の奥側に倒して表示されている。
41は撮影シーンを示している。背景411に対して、被写体412、413が手前側に向かって走ってくるシーンであり、被写体413に合焦している状態であるとする。42は被写体413に合焦し、被写体412と背景411は被写界深度から外れるくらいに深度が浅い設定で撮影した画像データを示している。43は42の画像データを奥行分割画像で表示した表示例である。被写体413は被写界深度の中央にいるため奥行分割画像432は基準面に対して垂直に表示されている。また、被写体412は被写界深度より手前側に外れているため、奥行分割画像431は奥行方向の手前側に倒して表示されている。同様に、背景411は被写界深度より奥側に外れているため、奥行分割画像433は奥行方向の奥側に倒して表示されている。
図8は、画像処理装置による画像データの他の表示例を示す図である。
表示例51では、画像処理装置は、被写界深度の内側に存在する被写体を含む奥行分割画像を、90度の仰角で直立させるのではなく、被写界深度の中央からの距離に応じて仰角を変化させる。画像処理装置は、奥行方向に直角な方向から見た画像データを表示する。
表示例51では、画像処理装置は、被写界深度の内側に存在する被写体を含む奥行分割画像を、90度の仰角で直立させるのではなく、被写界深度の中央からの距離に応じて仰角を変化させる。画像処理装置は、奥行方向に直角な方向から見た画像データを表示する。
511は被写界深度、512は合焦位置、513は画像処理装置100に対して合焦位置にある被写体を含む奥行分割画像を示す。画像処理装置は、被写界深度内に位置する奥行分割画像514、515を、奥行方向の手前側あるいは奥側に傾斜して表示することで合焦位置512に対する距離をユーザに通知する。
表示例52では、画像処理装置は、被写界深度内の被写体を含む奥行分割画像522と、被写界深度から外れた被写体を含む奥行分割画像521、523に対して色や輝度に差異を持たせることにより、被写界深度の内側、外側を区別して表示する。すなわち、画像処理装置は、奥行分割画像を、被写体の合焦状態に応じた色および輝度で表示する。
表示例53では、画像処理装置は、被写界深度から外れた被写体を含む奥行分割画像に対して、合焦させるためにフォーカスレンズを回す方向に従って奥行分割画像を回転して表示する。すなわち、画像処理装置は、奥行分割画像を、被写体の合焦状態に応じた角度で回転させて表示する。奥行分割画像531は、自身に含まれる被写体に合焦するためにはフォーカスレンズを右方向に回転することをユーザに通知するために、奥行分割画像532に対して左方向に回転して表示される。同様に、奥行分割画像533は、自身が含む被写体に合焦するためにはフォーカスレンズを左方向に回転することをユーザに通知するために、奥行分割画像532に対して右方向に回転して表示される。
本実施形態で説明した表示は、ライブビュー、プレビューを実行する場合や、アプリケーション上での表示を行う場合などにも適用できる。以上説明したように、本実施形態の画像処理装置は、撮影画像に含まれる被写体毎に、合焦状態に基づいて表示を切り替える。したがって、撮影画像の表示領域を削減することなく、ユーザが直感的に被写体の合焦状態を把握することが可能となる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 画像処理装置
106 画像処理部
108 表示制御部
106 画像処理部
108 表示制御部
Claims (11)
- 撮影画像と前記撮影画像に関連する距離情報を取得する取得手段と、
前記距離情報から距離範囲を分割することにより、距離範囲の異なる複数の分割画像を前記撮影画像から生成する生成手段と、
被写界深度と、前記距離範囲とに基づいて、各々の前記分割画像を、前記分割画像に含まれる被写体の合焦状態に応じて画面に表示する表示制御手段とを備える
ことを特徴とする画像処理装置。 - 前記表示制御手段は、前記分割画像を、前記分割画像に含まれる前記被写体が基準面に対して合焦状態に応じた角度を持つように表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記表示制御手段は、
前記被写界深度と、前記距離範囲とにより決まる被写体の合焦状態に応じた角度情報を前記分割画像のヘッダ部に設定し、
前記分割画像を、前記ヘッダ部に含まれる前記角度情報に応じた角度で表示する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記表示制御手段は、前記分割画像を、前記分割画像に含まれる前記被写体の合焦状態に応じた色および輝度で表示する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記表示制御手段は、前記分割画像を、前記分割画像に含まれる前記被写体の合焦状態に応じた角度で回転させて表示する
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記距離情報は、画素値がその画素における距離を示す画像データであり、
前記生成手段は、前記画像データにおける画素値の分布に基づいて、前記距離範囲を分割し、分割された距離範囲ごとに画像領域を抽出することにより、前記分割画像を生成する
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記表示制御手段は、
前記画面に表示された前記複数の分割画像のうち、選択された分割画像が被写界深度の中央となるように被写界深度を移動し、
前記移動した被写界深度と前記距離範囲とに基づいて、各々の前記分割画像を、前記被写体の合焦状態に応じて表示する
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 撮影画像と前記撮影画像に関連する距離情報を取得する取得手段と、
前記距離情報から距離範囲を分割することにより、距離範囲の異なる複数の分割画像を前記撮影画像から生成する生成手段と、
被写界深度と、前記距離範囲とに基づいて、各々の前記分割画像を、前記分割画像に含まれる被写体の合焦位置からの距離に応じて画面に表示する表示制御手段とを備える
ことを特徴とする画像処理装置。 - 被写体光を光電変換して前記撮影画像を出力する出力手段を備える
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置として機能する撮像装置。 - 撮影画像と前記撮影画像に関連する距離情報を取得する取得工程と、
前記距離情報から距離範囲を分割することにより、距離範囲の異なる複数の分割画像を前記撮影画像から生成する生成工程と、
被写界深度と、前記距離範囲とに基づいて、各々の前記分割画像を、前記分割画像に含まれる被写体の合焦状態に応じて画面に表示する表示制御工程とを有する
ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - コンピュータを請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置が備える各手段として機能させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016068067A JP2017184007A (ja) | 2016-03-30 | 2016-03-30 | 画像処理装置、撮像装置、制御方法およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016068067A JP2017184007A (ja) | 2016-03-30 | 2016-03-30 | 画像処理装置、撮像装置、制御方法およびプログラム |
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Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113542712A (zh) * | 2020-04-16 | 2021-10-22 | 钰立微电子股份有限公司 | 多深度信息的处理方法与处理系统 |
CN117880630A (zh) * | 2024-03-13 | 2024-04-12 | 杭州星犀科技有限公司 | 对焦深度获取方法、对焦深度获取系统及终端 |
CN117880630B (zh) * | 2024-03-13 | 2024-06-07 | 杭州星犀科技有限公司 | 对焦深度获取方法、对焦深度获取系统及终端 |
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2016
- 2016-03-30 JP JP2016068067A patent/JP2017184007A/ja active Pending
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