JP2012257105A - 立体画像取得装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】近景の立体画像を自然な立体画像にすることのできる立体画像取得装置を提供する。
【解決手段】少なくとも2つの視差画像を取得する光学系と、1つの2D画像から第1立体画像を生成する第1画像生成手段と、少なくとも2つの視差画像から第2立体画像を生成する第2画像生成手段と、第1画像生成手段と第2画像生成手段を選択する立体画像選択手段と、を備え、立体画像選択手段は、第1画像生成手段が第2画像生成手段より遠景の被写体に用いられるように選択を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、立体画像取得装置に関するものである。
3D画像を生成する手法として、2D画像(2次元画像)から奥行情報を推定し、画像処理で3D画像(立体画像)を生成する2D3D変換技術がある。これは、被写体の色、エッヂ、ボケ、コントラストその他の情報に基づいて、2D画像から少なくとも2枚の視差画像を生成し、3D画像として鑑賞する技術である。
このような変換技術を用いた装置として、特許文献1〜3が提案されている。
特許文献1記載の奥行きデータ生成装置では、背景画像と被写体である対象物画像を分離し、奥行き値データを生成し、奥行きデータを出力している。
特許文献2記載の画像処理装置では、2次元画像を左右にシフトさせ、左右眼用の画像を生成し、2次元画像を立体的に表示させることができる。
特許文献3記載の疑似立体画像作成装置では、撮影シーンを推測して推測データを作成することにより、擬似立体画像を生成している。
特開2009−211561号公報 特開2010−171608号公報 特許第4214976号公報
しかしながら、従来の装置では、特に近景において誤った立体画像を生成しやすいという問題があった。例えば、信号機の赤、青、黄色部分の飛び出し感が色ごとに異なる場合や、平面に描かれたポスターが飛び出して見えてしまう場合である。
特許文献1記載の奥行きデータ生成装置では、2次元画像から立体画像を生成しており、画像の輪郭を抽出して処理を実施している。このため、例えば、ポスターや看板が被写体内にあった場合は、誤認識してしまうことにより正確な距離情報の取得ができず、立体画像生成ができないおそれがある。
また、特許文献2記載の画像処理装置のように単純に2次元画像をシフトするだけでは、質の高い3D画像を表示することが難しい。
さらに、特許文献3記載の疑似立体画像作成装置では、撮影シーンを推測するときに色情報を加味しているため、色によっては、疑似立体画像の生成において破綻が起こりやすいという問題点がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、近景の立体画像を自然な立体画像にすることのできる立体画像取得装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る立体画像取得装置は、少なくとも2つの視差画像を取得する光学系と、1つの2D画像から第1立体画像を生成する第1画像生成手段と、少なくとも2つの視差画像から第2立体画像を生成する第2画像生成手段と、第1画像生成手段と第2画像生成手段を選択する立体画像選択手段と、を備え、立体画像選択手段は、第1画像生成手段が第2画像生成手段より遠景の被写体に用いられるように選択を行うことを特徴としている。
本発明に係る立体画像取得装置において、第1画像形成手段は、2つの視差画像のうち1つの2D画像又は光学系による2D画像から第1立体画像を生成することが好ましい。
本発明に係る立体画像取得装置において、光学系は、入射光の瞳を分割して少なくとも2つの視差画像を取得し、少なくとも2つの視差画像の光軸の差は人間の眼幅の1/100以上、1/5以下であることが好ましい。
本発明に係る立体画像取得装置において、立体画像選択手段は、少なくとも2つの視差画像の視差量に基づいて選択を行うことが好ましい。
本発明に係る立体画像取得装置において、第1画像生成手段が生成した第1立体画像と、第2画像生成手段が生成した第2立体画像と、が混在可能であることが好ましい。
本発明に係る立体画像取得装置において、光学系のフォーカスレンズの位置により被写体までの距離を予測し、撮影シーンを判断する撮影シーン取得手段を備えることが好ましい。
本発明に係る立体画像取得装置において、第1画像生成手段は、取得した2D画像を左右方向にシフトして2枚の画像を生成することが好ましい。
本発明に係る立体画像取得装置において、取得した少なくとも2枚の視差画像を左右方向に一律にシフトして保存することが好ましい。
本発明に係る立体画像取得装置において、取得した少なくとも2枚の視差画像に基づいて視差量の分布を作成し、視差量を制御できることが好ましい。
本発明に係る立体画像取得装置は、近景の立体画像を自然な立体画像にすることができる、という効果を奏する。
本発明の実施形態に係るデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 瞳分割撮影の原理を示す概念図である。 (a)は、図2における左画像を示す概念図であり、(b)は、図2における右画像を示す概念図である。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラを用いた立体画像の取得の流れを示すフローチャートである。 近景について立体画像を生成する過程を概念的に説明する図である。 遠景について立体画像を生成する過程を概念的に説明する図である。 近景の人物と遠景の風景が混在している場合に立体画像を生成する過程を概念的に示す図である。
以下に、本発明に係る立体画像取得装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は本発明の実施形態に係るデジタルカメラ100の構成を示すブロック図である。
立体画像撮像装置としてのデジタルカメラ100は、レンズモジュール110と、このレンズモジュール110が脱着可能なカメラボディ170と、を備える。
レンズモジュール110は、少なくとも2つの視差画像を取得する光学系として、複数のレンズ(フォーカスレンズ)111、112、113と、瞳分割部材121と、撮像素子120と、を備える。
撮像素子120は撮像面に結像された被写体像を光電変換し電気的な画像信号を生成する。
瞳分割部材121は、第1レンズ111と第2レンズ112との間に配置され、レンズモジュール110への入射光の瞳を分割して撮像素子120の撮像面上に2つの視差画像を結像させる。
なお、瞳分割部材121は、デジタルカメラ100の仕様に応じて、第1レンズ111と第2レンズ112との間以外の位置に配置することができる。また、瞳分割部材121は、3つ以上の視差画像を結像させる構成を取ることもできる。
カメラボディ170は、画像処理部140、出力処理部143、記録部144、指示部145、及びシステム制御部150を備える。
画像処理部140は、2D3D変換部141及び3Dフォーマット変換部142を備える。
システム制御部150は、保存方法判断部151、シーン判断部152、レンズ制御部153、及び瞳分割部材制御部154を備える。
2D3D変換部141は、第1画像生成手段として、1つの2D画像から第1立体画像を生成する。
3Dフォーマット変換部142は、第2画像生成手段として、少なくとも2つの視差画像から第2立体画像を生成する。
また、3Dフォーマット変換部142は、指示部145が3Dモードを選択すると、システム制御部150によって3Dモードに設定される。3Dフォーマット変換部142は、設定されたモードに対応し、3Dフォーマット変換を行う。3Dフォーマット変換としては、例えば、SIDE BY SIDE、LINE BY LINE、ABOVE−BELOW、CHECKERBOARDを用いる。
出力処理部143は、画像処理部140により表示用に処理された画像(3Dフォーマット変換された画像を含む)を、TV等の外部表示装置への画像出力を行う。さらに、このデジタルカメラ100の操作に係るメニューの表示などを行う表示デバイスへの画像出力処理も行う。
記録部144は、画像処理部140により記録用に処理された画像データを不揮発に記憶するものであり、例えばメモリカードなどのデジタルカメラ100の外部に搬出し得るリムーバブルメモリとして構成されている。従って、記録部144は、デジタルカメラ100に固有の構成でなくても構わない。
指示部145は、デジタルカメラ100に対する操作入力を行うためのユーザーインタフェースであり、電源のオン/オフを指示するための電源ボタンや撮影開始を指示するための撮影ボタン、3Dモード等を設定するための撮像モード設定ボタン、その他各種の設定ボタンなどを含む。
シーン判断部152は、撮影シーン取得手段として、レンズモジュール110の第1レンズ111、第2レンズ112、及び第3レンズ113の位置により前記被写体までの距離を予測し、撮影シーンを判断する。
保存方法判断部151は、シーン判断部152が判断した撮影シーンに基づいて保存方法を判断し、この判断結果にしたがって、撮像素子120によって得られた画像を保存する。保存方法判断部151は、立体画像選択手段として、第1画像生成手段と第2画像生成手段を選択する。この選択は、第1画像生成手段が第2画像生成手段より遠景の被写体に用いられるように行う。
レンズ制御部153は、システム制御部150からの指示信号にしたがって、第1レンズ111、第2レンズ112、及び第3レンズ13を駆動するための制御信号を不図示のレンズ駆動部に対してそれぞれ出力する。
瞳分割部材制御部154は、システム制御部150からの指示信号にしたがって、瞳分割部材121を第1レンズ111、第2レンズ112、及び第3レンズ113の光軸AXに沿った方向に移動させる。
図2は、瞳分割撮影の原理を示す概念図である。図3(a)は、図2における左画像を示す概念図であり、(b)は、図2における右画像を示す概念図である。
図2、図3において、2つの視差画像を取得するためのレンズ110L(光軸AX)は、開口絞り110Sによって、被写体に対して左右に分割されている。開口絞り110Sによって分割された開口領域を通った光は、撮像素子120上に別々に結像する。これら2つの画像は、開口絞り110Sの開口によって定まる視差量Aを有する。
このように撮影した2枚の画像を、3Dテレビに表示させると立体視することが可能である。
なお、瞳分割撮影の方法はこれだけにかぎったものではなく、例えば液晶シャッターを使用して左右の開口の透過率を切り替える方法でもかまわない。また、光学系内のレンズや瞳分割部材の構成や配置も、少なくとも2つの視差画像を取得できれば、上記構成に限らない。
ここで、図1の瞳分割部材121は図2、3の開口絞り110Sに対応し、図1の第2レンズ112及び第3レンズ113は、図2、3のレンズ110Lに対応する。したがって、レンズモジュール110への入射光は、瞳分割部材121によって被写体に対して左右に分割され、撮像素子120上に2つの視差画像が結像する。これらの視差画像は、瞳分割部材121の仕様にしたがった視差量を有する。3Dフォーマット変換部142は、撮影された2枚の画像を用いて立体画像(第2立体画像)を生成した後に、3Dフォーマット変換を施す。3Dフォーマット変換された画像は、出力処理部143によって外部表示装置へ画像出力され、外部表示装置において立体視することができる。
これに対して、瞳分割部材121によって瞳分割せずに撮像素子120上に1つの2D画像を結像させ、2D3D変換部141において、得られた1つの2D画像から立体画像(第1立体画像)を生成することもできる。
瞳分割を行うか否かは、シーン判断部152による撮影シーンの判断結果にしたがって、保存方法判断部151が判断する。
なお、2D3D変換部141は、瞳分割して得られた視差画像から立体画像を生成することもできる。
デジタルカメラ100が生成した3D画像を3Dテレビその他の外部表示装置で観察する場合、レンズモジュール110で取得する視差量A、すなわち2つの視差画像の光軸の差は、実験の結果から、人間の眼幅の1/100以上、1/5以下であることが望ましい。この条件を満足すれば、近景被写体に対して立体画像を取得することが可能である。なお、人間の眼幅(瞳孔間距離)は、一般的に50mm〜70mmである。
従来の撮影方法の場合、近景〜中間距離までの被写体であれば十分な立体感が得られて、かつ疲労の少ない立体画像を取得することができるが、遠景風景の被写体については、立体感が得られにくいといった欠点がある。
これに対して、本実施形態に係るデジタルカメラ100においては、近景〜中間距離までの被写体に対しては、レンズモジュール110で取得した画像で立体画像を生成し、3D表示側へそのままデータを送ることで、立体視を可能としている。一方、遠景風景については、画像処理で立体感を持たせるようにしている。
図4は、デジタルカメラ100を用いた立体画像の取得の流れを示すフローチャートである。図5は、近景について立体画像を生成する過程を概念的に説明する図である。図6は、遠景について立体画像を生成する過程を概念的に説明する図である。図5において、(a)は右眼画像、(b)は左眼画像、(c)は(a)、(b)によって生成された立体画像を示している。図6において、(a)は撮影した2D画像、(b)及び(c)は(a)と同じ2D画像、(d)は(b)、(c)によって生成された立体画像を示している。
デジタルカメラ100においては、図4に示すように、シーン判断部152が撮影シーンを判断し、近景であった場合は、保存方法判断部151は2つの視差画像を取得する。これに対して、撮影シーンが遠景であった場合は、保存方法判断部151は、1つの2D画像を取得し、この2D画像に対して2D3D変換部141が画像処理を施すことによって3D映像を生成する。
撮影を開始すると、まず、システム制御部150は3Dモードか否かを判断する(ステップS101)。具体的には、ユーザによって指示部145で3Dモードが選択されたか否かを判断する。
3Dモードでない場合(ステップS101で「いいえ」)、2Dモードで撮影を行う(ステップS201)。2Dモードでの撮影は従来からある撮影と同様であるため説明は省略する。
一方、3Dモードである場合(ステップS101で「はい」)、シーン判断部152は撮影シーンの判断を行う(ステップS102)。ここで、シーン判断部152は、第1レンズ111、第2レンズ112、及び第3レンズ113の位置により被写体までの距離情報を取得し、近景か遠景かを判断する。
次に、保存方法判断部151は、シーン判断部152による判断結果にしたがって、遠景の場合の処理と近景の場合の処理のいずれかを選択する(ステップS103)。
保存方法判断部151が近景の場合の処理を選んだとき(ステップS103で「近景」)、次の処理(ステップS104〜S107)を行う。
まず、154は、図5(a)に例示する右眼画像、及び、図5(b)に例示する左眼画像、にそれぞれ対応するように、瞳分割部材121を順次駆動し(ステップS104)、2つの視差画像の撮影として、撮像素子120は右眼画像及び左眼画像を順に取得する(ステップS105)。
ステップS105で撮影された2つの2D画像、すなわち右眼画像及び左眼画像は、立体画像(第2立体画像)として、3Dフォーマット変換部142によって3Dフォーマットに変換される(ステップS106)。3Dフォーマットに変換された画像は記録部144に保存され(ステップS107)、撮影が終了する。
保存された2枚の画像は、図5(c)において実線で示す右眼画像と破線で示す左眼画像のように視差が生じるため、外部表示装置において立体視が可能となる。
一方、保存方法判断部151が遠景の場合の処理を選んだとき(ステップS103で「遠景」)、次の処理(ステップS108〜S111)を行う。
まず、デジタルカメラ100は、瞳分割せずに1枚の2D画像を撮影する(ステップS108)。この撮影によって取得された2D画像は、2D3D変換部141によって立体画像(第1立体画像)に変換される(ステップS109)。変換された画像は、3Dフォーマット変換部142によって3Dフォーマットに変換される(ステップS110)。3Dフォーマットに変換された画像は記録部144に保存され(ステップS111)、撮影が終了する。
遠景の被写体では、視差が少なくなることから、取得した1つの2D画像(図6(a))を複製して2つの2D画像(図6(b)、(c))を生成し、これらの2D画像を互いにシフトさせて一組の3D画像(図6(d))とすることで、立体視が可能となる。
以上のように、本実施形態のデジタルカメラ100においては、撮影シーンに応じて、近景の被写体についてはレンズモジュール110で取得した2つの視差画像をそのまま立体画像に生成し、遠景の被写体についてはレンズモジュール110で取得した2D画像から画像処理をして立体画像出力に使用する。これにより、近景の立体画像を自然な立体画像とすることが可能となる。
ここで、撮影シーンの判断(判別)について説明する。
撮影シーンの判断については、デジタルカメラ100のシーンモードを使用する。一般に、デジタルカメラでは、シーン判別を行なっており、フォーカスレンズの位置によって、近景か遠景かなどを判断することが可能である。また、顔認証などでは、画像を判断し、人物の顔を判断することができる。
デジタルカメラ100における撮影シーンの判断は、少なくとも2つ以上の撮影画像の視差量で被写体距離を判断する。近景の被写体では、2つの画像の視差量は大きくなるが、遠景では、視差量が小さくなる。このことから、視差量が多い場合は近景であり、視差量が小さい場合は遠景である、というようにシーンを判断する。
次に、遠景の被写体の場合に行う画像処理(図4のステップS109)について説明する。
(1)画像一律シフト
2D3D変換部141は、撮影によって得られた1つの2D画像(図6(a))の全体を、左右方向にそれぞれ一律にシフトさせた2つの画像(図6(b)、(c))を生成し、それぞれを記録部144に保存する。撮影によって得られた1つの画像を左右方向にシフトさせた場合、これら2つの画像を表示すると、奥行き感を認識することが可能となる。
(2)視差量調整
、少なくとも二つ以上の撮影された画像の視差量を判断することができる。この視差量を分析し、視差量が少ない場合は、視差量を強調して保存することが好ましい。これにより、観察時には視差量を強調して表示することができ、立体感を増すことが可能である。
次に近景と遠景が混在している場合について説明する。
撮影シーンは、近景のみの場合(図5)、又は、遠景のみの場合(図6)のほか、近景と遠景が混在している場合もある。混在している場合の撮影シーンの判断及び画像処理について、図7を参照しつつ説明する。ここで、図7は、近景の人物と遠景の風景が混在している場合に立体画像を生成する過程を概念的に示す図である。図7の(a)は、遠景について画像処理を行う前の画像を示し、(b)は遠景について画像処理を行った後の画像を示している。
シーン判断部152による撮影シーン判断により、近景被写体と遠景被写体が混ざりあっていたことが分かった場合、シーン判断部152は画像内の視差量の分布を作成し、取得した画像の遠景被写体を画像処理して、視差量を大きくして奥行き感を増す。ここで、シーン判断部152は、取得された視差画像の視差量が大きい場合は近景と判断し、視差量が少ない場合は遠景と判断している。
図7に示すように人物と風景が混ざり合った場合、2D3D変換部141は、視差量の少ない遠景風景(領域D)の視差量を増やす処理を実施する。視差量を増やす画像処理は、遠景風景部分について、上述の遠景のみの場合と同様に画像をシフトした2つの画像を生成し、これらの画像を左右方向にシフトさせることによって行うとよい。
以上のように、本発明に係る立体画像取得装置は、より自然な立体画像を生成することに有用である。
100 デジタルカメラ
110 レンズモジュール
110L レンズ
110S 開口絞り
111 第1レンズ
112 第2レンズ
113 第3レンズ
120 撮像素子
121 瞳分割部材
140 画像処理部
141 2D3D変換部
142 3Dフォーマット変換部
143 出力処理部
144 記録部
145 指示部
150 システム制御部
151 保存方法判断部
152 シーン判断部
153 レンズ制御部
154 瞳分割部材制御部
170 カメラボディ

Claims (9)

  1. 少なくとも2つの視差画像を取得する光学系と、
    1つの2D画像から第1立体画像を生成する第1画像生成手段と、
    前記少なくとも2つの視差画像から第2立体画像を生成する第2画像生成手段と、
    前記第1画像生成手段と前記第2画像生成手段を選択する立体画像選択手段と、
    を備え、
    前記立体画像選択手段は、前記第1画像生成手段が前記第2画像生成手段より遠景の被写体に用いられるように選択を行うことを特徴とする立体画像取得装置。
  2. 前記第1画像形成手段は、前記2つの視差画像のうち1つの2D画像又は前記光学系による2D画像から前記第1立体画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の立体画像取得装置。
  3. 前記光学系は、入射光の瞳を分割して前記少なくとも2つの視差画像を取得し、前記少なくとも2つの視差画像の光軸の差は人間の眼幅の1/100以上、1/5以下であることを特徴とする請求項1に記載の立体画像取得装置。
  4. 前記立体画像選択手段は、前記少なくとも2つの視差画像の視差量に基づいて選択を行うことを特徴とする請求項1に記載の立体画像取得装置。
  5. 前記第1画像生成手段が生成した前記第1立体画像と、前記第2画像生成手段が生成した前記第2立体画像と、が混在可能であることを特徴とする請求項1に記載の立体画像取得装置。
  6. 前記光学系のフォーカスレンズの位置により前記被写体までの距離を予測し、撮影シーンを判断する撮影シーン取得手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の立体画像取得装置。
  7. 前記第1画像生成手段は、取得した前記2D画像を左右方向にそれぞれシフトすることにより2枚の画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の立体画像取得装置。
  8. 取得した前記少なくとも2枚の視差画像を左右方向に一律にシフトして保存することを特徴とする請求項1に記載の立体画像取得装置。
  9. 取得した前記少なくとも2枚の視差画像に基づいて視差量の分布を作成し、視差量を制御できることを特徴とする請求項1に記載の立体画像取得装置。
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