JP2017071005A - 研削装置 - Google Patents
研削装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017071005A JP2017071005A JP2015198208A JP2015198208A JP2017071005A JP 2017071005 A JP2017071005 A JP 2017071005A JP 2015198208 A JP2015198208 A JP 2015198208A JP 2015198208 A JP2015198208 A JP 2015198208A JP 2017071005 A JP2017071005 A JP 2017071005A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grinding
- cover
- blade
- output shaft
- sliding contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明は、被削材の表面を研削するための研削装置100である。本発明の研削装置100は、ハウジング200と、出力軸と、研削刃と、カバー500と、通気性摺接部材600と、を含む。ハウジング200は、駆動機構を収容している。出力軸は駆動機構から突設されている。研削刃は、出力軸に固定され、且つ、出力軸の直交面に沿って延在する。カバー500は、研削刃の、被削材の表面と対向すべき側に開口し、且つ、研削刃の全周を覆う周壁部520と当該対向すべき側の反対側を覆う端壁部530とを含む。通気性摺接部材600は圧縮弾性を有し、カバー500の開口端の全周に対して固定されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、被削材の表面を研削するための研削装置である。本発明の研削装置は、ハウジングと、出力軸と、研削刃と、カバーと、通気性摺接部材と、を含む。
ハウジングは、駆動機構を収容している。出力軸は駆動機構から突設されている。研削刃は、出力軸に固定され、且つ、出力軸の直交面に沿って延在する。カバーは、研削刃の、被削材の表面と対向すべき側に開口し、且つ、研削刃の全周を覆う周壁部と当該対向すべき側の反対側を覆う端壁部とを含む。通気性摺接部材は圧縮弾性を有し、カバーの開口端の全周に対して固定されている。
また、通気性摺接部材は、カバー内部の吸引圧で圧縮されても通気性を維持するため、カバー内を吸引させた状態であってもカバー内部と外部とを連通する空隙を適度に確保することができる。このため、カバー内部の減圧中に、当該空隙から適度な少量の外気を吸入することで、被削材の表面とカバーとの間で塵埃の飛散を抑制することができる。
そして、通気性摺接部材はその摺動性により、被削材の表面に吸着し、かつ、塵埃の飛散が抑制された状態を保ったまま容易に移動させることができる。
さらに、通気性摺接部材は圧縮弾性を有するため、被削材の表面への接触性が良好で塵埃の飛散を抑制しやすい。
このように、本発明によると、操作性と塵埃飛散防止性とを良好に両立させることができる。
上記(1)の研削装置において、開口端は、出力軸の直交面に対して10°以上20°以下で傾斜するように構成されていてよい。
上記(1)または(2)の研削装置は、出力軸の直交面に沿って延在する一対の把持部を含んでいてよい。
上記(1)から(3)の研削装置は、カバーが、研削刃を開口端よりも端壁部の側で収容するように構成され、研削刃を出力軸の突設方向に往復動可能とする出刃量調節部を含んでよい。
上記(4)の研削装置は、ハウジングの、被削材の表面に対向すべき側に押圧面を含み、出刃量調節部が、当該押圧面と端壁部との間に設けられ且つ出力軸の突設方向に伸縮する伸縮部を含んでよい。
上記(5)の研削装置は、上記(3)の把持部を含む場合に、ハウジングの対向すべき側に押圧面を構成する押圧板を含み、把持部が当該押圧板に連設されていてよい。
[1−1.基本構成]
図1は、本発明の第1実施形態の研削装置の外観斜視図である。図2は、図1の研削装置をII-II線を含む平面で切断した模式的断面図である。図3は、図2の一部拡大図である。図4は、図1の研削装置の模式的切欠き図(未使用時)である。図5は、図1の研削装置を作動させて被削材の表面に接触させた時(非研削時)の、当該研削装置の模式的切欠き図である。図6は、被削材の表面を研削する時(非研削時)の図1の研削装置の模式的切欠き図である。図7は、図6の状態から研削刃の角度の微調整を行う時の図1の研削装置の模式的切欠き図である。
なお、以下の説明においては、図面の上側を研削装置の上側、図面の下側を研削装置の下側(被削材が位置する側)と記載することがある。しかしながらこれらの方向は説明の便宜上定めるものであり、使用時における絶対的方向を示すものではない。
ハウジング200は、図示されない駆動機構を収容している。駆動機構は、駆動源(本実施形態では電動モータ)と、駆動源の駆動力を伝える動力伝動部(本実施形態ではギア)とを主として含む。ハウジング200は、電動モータを収容する筒状のモータケース210と、モータケース210の一端に設けられた、ギアを収容するギアケース220とを含む。モータケース210の他端からは、電動モータへ電力を供給する図示しない電力供給源に接続される電源コード290が延長している。
出力軸300の先端部390には研削刃400が設けられている。研削刃400は、中央が開口した円板状であり、中央の開口部に出力軸300が貫通させられることで、出力軸300の突出方向(回転軸O方向に一致)に対する直交面の方向に延在する。出力軸300には、研削刃400を上下両面から挟み込むワッシャ391とナット392とが装着されている。研削刃400は、上側の面がワッシャ391で抑えられ、被削材の表面に対向する下側の面がナット392で締め込まれることで、出力軸300と同軸(回転軸O)で一体的に回転するように固定されている。
研削装置100には、研削刃400による加工によって発生する塵埃の飛散を防止するためのカバー500が装着されている。
開口端510に対しては、その全周に沿って通気性摺接部材600が固定されている。本実施形態における通気性摺接部材600は、開口端510の面に固定されている。これにより、通気性摺接部材600の上面の固定面611が開口端510に対して固定される一方、下面の摺接面619が被削材表面900に接触させられる(図5および図6で後述)。
通気性摺接部材600の圧縮時通気性は、カバー500の作業空間S内部の吸引圧などで圧縮された状態でも、作業空間S内部と外部とを連通する空隙を確保することで通気性を維持する性質をいう。具体的には、当該吸引圧によって開口端510の面によって押しつけられる圧力と同じか、またはそれ以上の圧力で押圧されても当該空隙を確保する。これによって、適切な気体流量を確保して集塵性を良好に発揮することができ、かつ、通気性摺接部材600の摺接面619が被削材表面900に押しつけられた状態で、被削材表面900を容易に移動することができる。本発明では、通気性摺接部材600が当該空隙を確保するために耐える静圧は、たとえば13kPa以上15kPaであることが好ましいが、これに限定されるものではない。
また、通気性摺接部材600の動摩擦係数はたとえば0.14以上であってよい。これによって、被削材表面900が研削装置100より鉛直下方に存在する面でない場合(たとえば、被削材表面900が鉛直方向などの非水平面、および研削装置100より鉛直上方に存在する面などの場合)であっても、被削材表面900に吸着させた状態で研削装置100を動かしている最中の操作者が、研削装置100の自重を支える負担が少なくて済む。
また、通気性摺接部材600の静止摩擦係数はたとえば0.3以下であってよい。これによって、研削装置100を静止させかつ被削材表面900に吸着させた状態から操作者が研削装置100を動かす時に、負担が少なくて済む。
摺接面619の幅wは、固定面611の幅と同じまたはそれ以上である。これによって、摺接面619が被削材表面900に接触する面積を十分に確保することができるため、カバー500を被削材表面900に良好に吸着させることができる。
図4に示すように、研削装置100は、未使用時(および後述図5の使用時における非研削時)では、研削刃400がカバー500の開口端510よりも上方の端壁部530側に位置するように引き込まれており、作業空間S内に完全に収容されている。これによって、研削刃400を不用意に他の箇所へ接触することを防止することができる。
研削装置100を使用する場合、モータケース210に設けられた図示しない電源スイッチをオンに切り替えることで、電動モータに電力が供給され、出力軸300とともに研削刃400が回転する。さらに、吸引機の電源スイッチをオンに切り替えることで、排気孔525を介した作業空間S内から排気ホース529内への気流が発生する。
図8から図12は、他の実施形態の研削装置を示す。他の実施形態においては、第1実施形態と異なる点について説明を行い、同じ点については説明を省略する。
図8は、第2実施形態の一例である研削装置の部分断面図であり、第1実施形態の図3の一部に対応する。図8に示す研削装置100aでは、通気性摺接部材600aが保持部材650aを介してカバー500aの開口端510a付近の内壁に固定されている。保持部材650aは、通気性摺接部材600の上部側面を挟持して固定面611aを固定している。さらに保持部材650aには側面に嵌合部(本例では嵌合突起)が設けられており、カバー500aの開口端510a付近の内壁に設けられた嵌合部(本例では嵌合凹部)に嵌合されて固定される。作業空間Sa内の密閉性をより良好とするために、保持部材650aと開口端510a付近の内壁との間にはガスケットが介在していてもよい。
また、第2実施形態の図8の例および図9の例のいずれも、保持部材650a,650bはカバー500a,500bから着脱可能に構成されていてよい。これによって、通気性摺接部材600a,600bのみを交換することができる。
図10は、第3実施形態の研削装置の一部切欠き部分断面図であり、第1実施形態の図4の一部に対応する。図10に示す研削装置100cでは、カバー500cの開口端510cが回転軸Oの直交面と平行となるように構成されている。研削刃400cは回転軸O周りがカップ状に形成されており、研削刃400cの、当該直交面に延在する加工面全体が被削材表面900に接触させられることにより、研削加工が行われる。
図11は、第4実施形態の研削装置の部分断面図であり、第1実施形態の図6の一部に対応する。図12は、第4実施形態の研削装置の一部切欠き部分断面図であり、第1実施形態の図4の一部に対応する。図11および図12に示す研削装置100は、第1実施形態における出刃量調整部700に相当する構造を有さない。したがって、研削刃400は、図12に示すように、通気性摺接部材600が被削材表面900に押し当てられて圧縮された状態となった場合に被削材表面900に接触する出刃量に固定設定されている。
なお、本実施形態の研削装置100dでは、把持部800dは、出刃量調整能を有しないため端壁部530dに固定されている。
本発明においては、実施形態の研削装置100,100a,100b,100c,100dが請求項の「研削装置」に相当し、ハウジング200が「ハウジング」に相当し、出力軸300が「出力軸」に相当し、研削刃400,400cが「研削刃」に相当し、カバー500,500a,500b,500cが「カバー」に相当し、開口端510,510a,510b,510cが「開口端」に相当し、周壁部520が「周壁部」に相当し、端壁部530,530dが「端壁部」に相当し、通気性摺接部材600,600a,600bが「通気性摺接部材」に相当し、出刃量調節部700が「出刃量調節部」に相当し、押圧板710が「押圧板」に相当し、押圧面719が「押圧面」に相当し、伸縮部750が「伸縮部」に相当し、把持部800,800dが「把持部」に相当し、被削材表面900が「被削材の表面」に相当し、回転軸Oの方向が「出力軸の突設方向」に相当し、直交面OPが「直交面」に相当し、角度θが「角度」に相当する。
200 ハウジング
300 出力軸
400,400c 研削刃
500,500a,500b,500c カバー
510,510a,510b,510c 開口端
520 周壁部
530,530d 端壁部
600,600a,600b 通気性摺接部材
700 出刃量調節部
710 押圧板
719 押圧面
750 伸縮部
800,800d 把持部
900 被削材表面
O 回転軸(回転軸の方向Oは出力軸300の突設方向に一致)
OP 直交面
θ 角度
Claims (6)
- 被削材の表面を研削するための研削装置であって、
駆動機構を収容するハウジングと、
前記駆動機構から突設された出力軸と、
前記出力軸に固定され且つ前記出力軸の直交面に沿って延在する研削刃と、
前記研削刃の前記表面と対向すべき側に開口し、且つ前記研削刃の全周を覆う周壁部と前記対向すべき側の反対側を覆う端壁部とを含むカバーと、
前記カバーの開口端の全周に対して固定された、圧縮弾性を有する通気性摺接部材と、
を含む、研削装置。 - 前記開口端が、前記直交面に対して10°以上20°以下で傾斜するように構成されている、請求項1に記載の研削装置。
- 前記直交面に沿って延在する一対の把持部を含む、請求項1または2に記載の研削装置。
- 前記カバーが、前記研削刃を前記開口端よりも前記端壁部の側で収容するように構成され、
前記研削刃を前記出力軸の突設方向に往復動可能とする出刃量調節部を含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の研削装置。 - 前記ハウジングの前記対向すべき側に押圧面を含み、
前記出刃量調節部が、前記押圧面と前記端壁部との間に設けられ且つ前記突設方向に伸縮する伸縮部を含む、請求項4に記載の研削装置。 - 前記把持部を含む場合に、
前記ハウジングの前記対向すべき側に前記押圧面を構成する押圧板を含み、前記把持部が前記押圧板に連設されている、請求項5に記載の研削装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015198208A JP2017071005A (ja) | 2015-10-06 | 2015-10-06 | 研削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015198208A JP2017071005A (ja) | 2015-10-06 | 2015-10-06 | 研削装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017071005A true JP2017071005A (ja) | 2017-04-13 |
Family
ID=58539537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015198208A Pending JP2017071005A (ja) | 2015-10-06 | 2015-10-06 | 研削装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017071005A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017087383A (ja) * | 2015-11-16 | 2017-05-25 | Dmg森精機株式会社 | 切屑吸引用カバーおよび工作機械 |
CN112355830A (zh) * | 2020-09-23 | 2021-02-12 | 燕山大学 | 一种气动刮漆机 |
CN114011849A (zh) * | 2021-11-16 | 2022-02-08 | 南京嘉鑫翔商贸有限责任公司 | 一种无水氯化钙废渣回收利用设备 |
-
2015
- 2015-10-06 JP JP2015198208A patent/JP2017071005A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017087383A (ja) * | 2015-11-16 | 2017-05-25 | Dmg森精機株式会社 | 切屑吸引用カバーおよび工作機械 |
CN112355830A (zh) * | 2020-09-23 | 2021-02-12 | 燕山大学 | 一种气动刮漆机 |
CN114011849A (zh) * | 2021-11-16 | 2022-02-08 | 南京嘉鑫翔商贸有限责任公司 | 一种无水氯化钙废渣回收利用设备 |
CN114011849B (zh) * | 2021-11-16 | 2023-08-04 | 中盐云虹湖北制药股份有限公司 | 一种无水氯化钙废渣回收利用设备 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6224471B1 (en) | Dust Collector | |
US5445558A (en) | Wet sander | |
US5384984A (en) | Random orbit sander with brake | |
US5941765A (en) | Sander | |
US4616449A (en) | Suction housing for vacuum sanding devices | |
KR101142480B1 (ko) | 탄성 흡진후드를 구비한 핸드 그라인더 | |
JP2006297536A (ja) | 回転工具 | |
JP2017071005A (ja) | 研削装置 | |
US7104873B1 (en) | Anti-vibration arrangement | |
JP2007237357A (ja) | 動力工具 | |
JP6044718B2 (ja) | グラインダ | |
US4986036A (en) | Abrading or polishing tool | |
JP7100527B2 (ja) | カバーおよび工具 | |
JP3172710U (ja) | 手動研磨装置 | |
WO2006134742A1 (ja) | 手持ち研磨装置 | |
JP2017127952A (ja) | 研削装置 | |
JP2020183026A (ja) | ワークピースのサンディング又は研磨のための手持ち式電動工具 | |
KR20100123073A (ko) | 집진구조를 갖는 핸드 그라인더 | |
JP6687397B2 (ja) | 研削装置 | |
US6793567B1 (en) | Upper outermold line sander | |
US6213851B1 (en) | Abrading apparatus | |
KR102193670B1 (ko) | 그라인더 안전장치 | |
SE9300594D0 (sv) | Anordning foer avvibrering av rotationsslipmaskin med sjaelvcentrerande slipskiva | |
JPH06226709A (ja) | 電動工具の集塵装置 | |
KR101487279B1 (ko) | 연마 패드 및 이를 포함하는 에어 그라인더 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151008 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180709 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190405 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190416 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20191029 |