JP2017070980A - 溶接トーチ、溶接装置、及び、溶接製品の製造方法 - Google Patents

溶接トーチ、溶接装置、及び、溶接製品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 アークプラズマの形状を制御することを可能とした溶接トーチを提供する。【解決手段】 溶接トーチ10は、筒状のノズル本体20、及び、その内側を通りノズル本体20の先端部21に露出する電極12を備える。ノズル本体20に設けられた供給通路50は、ノズル本体20の先端部21の噴射口52からシールドガスを噴射供給する。吸引通路60は、ノズル本体20において供給通路50より径方向内側、且つ、電極12の周囲に設けられ、ノズル本体20の先端部21の吸引口65からシールドガスを吸引する。吸引通路60は、ワーク2,3と電極12との相対移動方向Aに直交する方向の流路断面の最小幅Fが、相対移動方向Aの流路断面の最小幅Gより大きい。そのため、吸引通路60は、相対移動方向Aに直交する方向におけるシールドガスの吸引力が、相対移動方向Aにおけるシールドガスの吸引力より大きいものとなる。【選択図】図2

Description

本発明は、溶接トーチ、それを用いた溶接装置、及び、溶接製品の製造方法に関する。
従来、金属材料からなる接合対象物(以下「ワーク」という)を接合する技術として利用されるアーク溶接が知られている。アーク溶接の一種であるTIG(Tungsten Inert Gas)溶接は、タングステンからなる電極の周囲にアルゴンガス等の不活性ガスをシールドガスとして供給し、ワークと電極との間のアーク放電により発生するアークプラズマの熱でワークを溶融し、接合するものである。
特許文献1に記載の溶接装置は、筒状に形成された電極の内側からシールドガスをワークに向けて噴射しつつ、電極とワークとの間にアーク放電を発生させ、ワークの溶接を行うものである。
特開2006−51521号公報
しかしながら、特許文献1に記載の溶接装置は、電極のワーク側の開口から噴射されたシールドガスが、ワークに沿って拡散する。これにより、アークプラズマは、シールドガスの存在する領域に広がった形状となる。そのため、この溶接装置は、ワークへの溶接の溶け込みが浅くなる、または、ワークにひずみが生じることが考えられる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、アークプラズマの形状を制御することを可能とした溶接トーチ、それを用いた溶接装置、及び、溶接製品の製造方法を提供することを目的とする。
第1発明の溶接トーチは、ノズル本体(20)、電極(12)、供給通路(50)および吸引通路(60)を備える。電極は、筒状のノズル本体の内側を通り、ノズル本体の先端部(21)に露出する。供給通路は、ノズル本体に設けられ、ノズル本体の先端部からシールドガスを噴射供給する。吸引通路は、ノズル本体において供給通路より径方向内側、且つ、電極の周囲に設けられ、ノズル本体の先端部側からシールドガスを吸引する。その吸引通路は、ワークと電極とが相対移動する方向(以下、「相対移動方向A」という)に直交する方向の流路断面の最小幅(F)が、相対移動方向Aの流路断面の最小幅(G)と同一又はそれより大きい。そのため、吸引通路によるシールドガスの吸引力は、相対移動方向Aに直交する方向における吸引力が、相対移動方向Aにおける吸引力と同じか、または、それより大きいものとなる。したがってワークと電極との間に形成されるアークプラズマの形状は、直径が小さい略円形状、または、相対移動方向Aに長軸を有する略楕円形状となる。その結果、ワークの溶接箇所でアークプラズマが高密度化するので、ワークに溶接を深く溶け込ませることができる。
第2発明は、第1発明の溶接トーチを備えた溶接装置の発明である。この溶接装置は、溶接トーチに加えて、設置部(6)、電源部(7)、ガス供給源(8)およびガス排出機構(9)を備える。溶接トーチは、設置部に設置されるワークの溶接箇所に電極が向くように設置される。電源部は、溶接トーチの電極に電力を供給する。ガス供給源は、溶接トーチの供給通路にシールドガスを供給する。ガス排出機構は、溶接トーチの吸引通路を負圧にして吸引通路からシールドガスを排出する。
これにより、第2発明は、第1発明と同様に、ワークに対する溶接の深溶け込みを可能とする。
第3発明は、溶接製品の製造方法の発明である。この製造方法は、ワーク設置工程(S1)、トーチ設置工程(S2)、噴射工程(S3)、吸引工程(S4)および溶接(S5)工程を含む。ワーク設置工程では、ワークを溶接装置の設置部に設置する。トーチ設置工程では、溶接装置に溶接トーチを設置する。噴射工程では、溶接トーチが備えるノズル本体に設けられた供給通路から、ノズル本体の先端部とワークとの間の空間におけるノズル本体の中心軸側へ向けてシールドガスを噴射供給する。吸引工程では、ノズル本体において供給通路より径方向内側、且つ、電極の周囲に設けられた吸引通路により、ノズル本体の先端部側からシールドガスを吸引する。溶接工程では、電極からワークにアーク放電しつつ、ワークと電極とを相対移動する。
これにより、噴射工程で供給通路から噴射供給されたシールドガスは、吸引工程で吸引通路に吸引される。そのため、ワークと電極との間に形成されるアークプラズマの形状が狭小化する。したがって、ワークの溶接箇所でアークプラズマが高密度化するので、ワークに溶接を深く溶け込ませることができる。
本発明の第1実施形態による溶接装置の構成図である。 第1実施形態の溶接トーチの断面図である。 図2のIII方向における溶接トーチ先端部の平面図である。 図3のIV−IV線における溶接トーチ先端部の断面図である。 図3のV−V線における溶接トーチ先端部の断面図である。 図2のVI部分の拡大図である。 図2および図6のVII−VII線の断面図である。 第1実施形態の溶接トーチによるアークプラズマの模式図である。 第1実施形態の溶接トーチによるアークプラズマの模式図である。 溶接装置を用いた溶接製品の製造方法のフローチャートである。 本発明の第2実施形態による溶接トーチ先端部の平面図である。 本発明の第3実施形態による溶接トーチ先端部の平面図である。 本発明の第4実施形態による溶接トーチ先端部の平面図である。 第4実施形態の溶接トーチによるアークプラズマの模式図である。 本発明の第5実施形態による溶接トーチ先端部の平面図である。 本発明の第6実施形態による溶接トーチ先端部の平面図である。 本発明の第7実施形態による溶接トーチ先端部の断面図である。 比較例の溶接トーチと、それによるアークプラズマの模式図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づき説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を図1から図10に示す。第1実施形態の溶接装置1は、金属からなる2つのワーク2,3の接続箇所4をアーク溶接によって接合するものである。
図1に示すように、溶接装置1は、基台5、設置部6、電源部7、ガス供給源8、ガス排出機構9および溶接トーチ10などを備えている。
ワーク2,3は、基台5に設けられた設置部6に設置される。基台5には、溶接トーチ10を支持する支持部11が設けられている。溶接トーチ10は、その溶接トーチ10が備える電極12が、2つのワーク2,3を溶接する箇所に向くように設けられている。設置部6または支持部11の駆動により、ワーク2,3と溶接トーチ10とは、2つのワーク2,3の接続箇所4が延びる方向に相対移動可能である。これにより、溶接トーチ10により2つのワーク2,3の接続箇所4を溶接する際、その溶接が行われる箇所は、2つのワーク2,3の接続箇所4が延びる方向に移動する。
電源部7は、その正極または負極の一方から延びる配線16が溶接トーチ10が備える電極12に電気的に接続され、正極または負極の他方から延びる配線17が設置部6またはワーク2,3に電気的に接続されている。電源部7は、電極12とワーク2,3に電力を供給し、電極12とワーク2,3に所定の電位差を与える。
ガス供給源8は、溶接トーチ10が備える供給通路のパイプ接続口51にパイプ13を通じて、アルゴンガスからなるシールドガスを供給する。
ガス排出機構9は、例えばコンプレッサであり、溶接トーチ10が備える気体通路のエアパイプ接続口63にパイプ14を通じて空気を供給する。
制御部15は、マイクロコンピュータなどから構成されている。制御部15は、ワーク2,3と溶接トーチ10との相対移動速度、または、電源部7から電極12とワーク2,3に供給される電力など、溶接装置1の各部を制御する。
次に、溶接トーチ10の構成及びその作用効果ついて説明する。
図2に示すように、溶接トーチ10は、ノズル本体20、ガイド部材30、電極把持部40、電極12、供給通路50、吸引通路60、気体通路61およびオリフィス62等を備えている。この溶接トーチ10が備えるノズル本体20、ガイド部材30および電極把持部40などの各部品は、例えば金属3Dプリンタにより形成することが可能である。金属3Dプリンタは、平らに敷いた微細な金属粉末にレーザーを照射して一層ずつ焼結させ、この工程を繰り返すことで3次元造形する粉末焼結法により、例えば内側に湾曲した空間を有するような種々の形状の部品を形成可能である。
ノズル本体20は、筒状に形成され、軸方向の先端部21側からノズル部22、および、直方体状の基端部23を有している。ノズル部22と基端部23とは、一体に形成されている。ノズル本体20は、その内側にガイド部材30が挿入可能であると共に、吸引通路60を形成する軸孔24を有する。この軸孔24は、軸方向の先端部21側から絞り孔28、小径孔25、テーパ孔26および大径孔27の順に形成されている。
ガイド部材30は、ノズル本体20の先端部21側から、小径部31、テーパ部32および大径部33を有する。小径部31と大径部33とは円筒状である。小径部31の外径は、大径部33の外径より小さい。また、テーパ部32は、小径部31と大径部33とを接続している。ガイド部材30は、大径部33の一部とテーパ部32と小径部31とが、ノズル本体20の軸孔24の内側に設けられている。
また、ガイド部材30は、大径部33から径方向外側に延びる第1フランジ部34および第2フランジ部35を有する。ガイド部材30の第1フランジ部34と、ノズル本体20の基端部23とは、ボルト36により固定されている。
ガイド部材30は、その中央に電極12を通す孔37を有する。ガイド部材30は、電極12の外周を囲み、電極12の位置決めを行うものである。
電極把持部40は、ガイド部材30のノズル本体20とは反対側に設けられる。電極把持部40に設けられた第3フランジ部41と、ガイド部材30の第2フランジ部35は、ボルト42により固定されている。電極把持部40は、電極12を把持すると共に、電極12の先端が消耗した際にノズル本体20の先端部21側に向けて電極12を送り出すことが可能である。なお、電極把持部40のノズル本体20とは反対側に電極キャップ43が設けられている。
電極12は、例えばタングステンにより棒状に形成されている。電極12は、電極把持部40に把持されると共に、ガイド部材30の中央の孔37を通り、ノズル本体20の先端部21に露出している。
供給通路50は、ノズル本体20の内部に設けられる。供給通路50は、ノズル本体20の基端部23にパイプ接続口51を有し、ノズル本体20の先端部21に噴射口52を有する。パイプ接続口51には、ガス供給源8からパイプ13を通じてシールドガスが供給される。図3に示すように、本実施形態では、ノズル本体20の先端部21において、電極12の周囲に4個の楕円状の噴射口52が設けられている。
なお、図3では、この溶接トーチ10を用いてワーク2,3の溶接を行う際、ワーク2,3に対し溶接トーチ10が相対移動する方向を矢印Aで示している。以下の説明では、この方向を相対移動方向Aと称する。
2個の噴射口52は、相対移動方向Aに並び、且つ、電極12を挟んで対称となる位置に設けられている。また、他の2個の噴射口52は、相対移動方向Aと直交する方向に並び、且つ、電極12を挟んで対称となる位置に設けられている。
図2に示すように、供給通路50は、パイプ接続口51からノズル本体20の先端部21側へ方向を変えてノズル部22の軸と平行に延びる軸通路53と、その軸通路53と噴射口52とを連通する傾斜通路54とを有する。図4および図5に示すように、傾斜通路54は、ノズル本体20の基端部23側から先端部21側に向かいノズル本体20の中心軸O側へ傾斜している。これにより、供給通路50は、噴射口52からシールドガスを、ノズル本体20の先端部21とワーク2,3との間の空間におけるノズル本体20の中心軸O側へ向けて噴射供給することが可能である。また、傾斜通路54は、ノズル本体20の基端部23側から先端部21側に亘り、径外方向へ凸の円弧状に湾曲している。さらに、傾斜通路54は、ノズル本体20の基端部23側から先端部21側に向かい、流路断面積が次第に小さくなっている。これにより、供給通路50は、シールドガスの流体抵抗を低減すると共に、シールドガスの噴射圧を高めることが可能である。
吸引通路60は、ノズル本体20の軸孔24の内壁と、ガイド部材30の外壁との間に形成される。即ち、吸引通路60は、ノズル本体20において供給通路50より径方向内側、且つ、電極12の周囲に設けられている。
また、図2及び図6に示すように、ノズル本体20の基端部23には、気体通路61が設けられている。気体通路61は、一方の側にエアパイプ接続口63を有し、他方の側66が大気開放されている。エアパイプ接続口63には、ガス排出機構9としてのコンプレッサからパイプ14を通じて空気が供給される。これにより、図6の矢印Hに示すように、気体通路61には、所定圧の空気が流れる。
図6および図7に示すように、吸引通路60と気体通路61とが連通する箇所にオリフィス62が設けられている。即ち、吸引通路60と気体通路61とはオリフィス62を経由して連通している。また、吸引通路60は、オリフィス62に向かい流路断面積が徐々に小さくなる筒状のテーパ流路64を有する。これにより、気体通路61に気体が流れると、オリフィス62が負圧になり、図6の矢印Iに示すように、吸引通路60を通じてノズル本体20の先端部21側からシールドガスが吸引される。
図3に示すように、吸引通路60の吸引口65は、ノズル本体20の先端部21に設けられる。この吸引口65は、相対移動方向Aに直交する方向の内壁間の距離Bが、相対移動方向Aの内壁間の距離Cよりも長い形状である。一方、吸引口65から露出する電極12は円柱状である。そのため、吸引通路60は、相対移動方向Aに直交する方向の流路断面の最小幅F(図4参照)が、相対移動方向Aの流路断面の最小幅G(図5参照)より大きい。したがって、相対移動方向Aに直交する方向におけるシールドガスの吸引力は、相対移動方向Aにおけるシールドガスの吸引力より大きいものとなる。
また、図4に示すように、吸引通路60の吸引口65の断面積Dは、その吸引口65よりも奥側に位置する吸引通路60の流路断面積Eよりも小さい。これにより、吸引通路60は、ノズル本体20の先端部21とワーク2,3との間の空間から吸引口65へ吸い込まれるシールドガスの流速を速くすることが可能である。なお、図4および図5の矢印Jは、供給通路50からノズル本体20の先端部21に供給され、吸引通路60に吸引されるシールドガスの流れを示している。
図4,図5,図8および図9では、本実施形態の溶接トーチ10を用いて溶接を行う際のアークプラズマ70の模式図を示している。
本実施形態では、相対移動方向Aに直交する方向におけるシールドガスの吸引力が、相対移動方向Aにおけるシールドガスの吸引力より大きいので、図4及び図8の矢印71に示すようにシールドガスは相対移動方向Aに直交する方向に比較的大きく圧縮され、相対移動方向Aに長軸を有する略楕円形状となる。そのため、アークプラズマ70の形状も、相対移動方向Aに直交する方向に圧縮されて高密度化し、相対移動方向Aに延びた略楕円形状となる。したがって、本実施形態の溶接装置1は、ワーク2,3に対する母材溶融部73の深溶け込みが可能となる。また、ワーク2,3のひずみを抑制できる。
ここで、比較例の溶接トーチ100を用いて溶接を行う際のアークプラズマ80の模式図を図18に示す。比較例の溶接トーチ100は、吸引通路を備えていない構成である。また、比較例の溶接トーチ100は、供給通路500からワーク2,3に対し垂直にシールドガスを噴射する構成である。この場合、図18の矢印81に示したように、供給通路500からワーク2,3に向けて噴射されたシールドガスは、ワーク2,3付近で径方向外側に向きを変え、ワーク2,3に沿って拡散する。そのため、アークプラズマ80は、シールドガスの存在する領域に広がった形状となる。したがって、比較例の溶接装置100では、アークプラズマ80の幅Wが広くなりエネルギ密度が小さくなるので、ワーク2,3に対する母材溶融部73の溶け込みが浅くなる、または、ワーク2,3に広い範囲でひずみが生じることが考えられる。
これに対し、図4、図5、図8および図9に示したように、本実施形態の溶接トーチ10を用いて溶接を行う際のアークプラズマ70は、相対移動方向Aに直交する方向に圧縮され、相対移動方向Aに長軸を有する略楕円形状となる。なお、図4,図5,図8および図9の破線80は、比較例の溶接トーチ100を用いて溶接を行う際のワーク2,3のアークプラズマを模式的に示したものである。
ここで、図9の溶接箇所において、電極12がワーク2,3に対して相対移動する方向の前側から順に母材昇温部72、母材溶融部73、母材冷却部74とする。この場合、本実施形態の溶接トーチ10を用いた溶接では、比較例の溶接トーチ100を用いた溶接よりも、母材溶融部73の長さが長くなるので、ワーク2,3に溶接を深く溶け込ませることができる。
次に、本実施形態の溶接装置1を用いた溶接製品の製造方法について、図10等を参照して説明する。
この製造方法は、ワーク設置工程S1、トーチ設置工程S2、噴射工程S3、吸引工程S4および溶接工程S5などを含んでいる。なお、この製造方法において、ワーク設置工程S1とトーチ設置工程S2とは、順番を逆にしてもよく、同時に行ってもよい。また、この製造方法において、噴射工程S3と吸引工程S4と溶接工程S5とは、同時に行うものである。
ワーク設置工程S1では、溶接装置1の設置部6にワーク2,3を設置する(図1参照)。
トーチ設置工程S2では、ワーク2,3の溶接箇所に電極12が向くように溶接トーチ10を設置する。
続いて、噴射工程S3では、溶接トーチ10が備えるノズル本体20に設けられた供給通路50から、ノズル本体20の先端部21とワーク2,3との間の空間におけるノズル本体20の中心軸O側へ向けてシールドガスを噴射供給する(図4及び図5参照)。
吸引工程S4では、ノズル本体20において供給通路50より径方向内側、且つ、電極12の周囲に設けられた吸引通路60により、ノズル本体20の先端部21側からシールドガスを吸引する。このとき、本実施形態の溶接トーチ10では、上述した構成により、相対移動方向Aにおけるシールドガスの吸引力が、相対移動方向Aにおけるシールドガスの吸引力より大きいものとなっている。
そして、溶接工程S5では、電極12からワーク2,3にアーク放電しつつ、ワーク2,3と電極12とを相対移動する。これにより、2つのワーク2,3の接続箇所4は、相対移動方向Aに順に溶接接合される。
上述した第1実施形態は、次の作用効果を奏する。
(1)第1実施形態の溶接トーチ10が備える吸引通路60は、相対移動方向Aに直交する方向の流路断面の最小幅Fが、相対移動方向Aの流路断面の最小幅Gより大きい。そのため、ワーク2,3と電極12との間に形成されるアークプラズマ70の形状は、相対移動方向Aに長軸を有する略楕円形状となる。したがって、ワーク2,3の溶接箇所でアークプラズマ70が高密度化するので、ワーク2,3に溶接を深く溶け込ませることができる。
(2)第1実施形態では、吸引通路60の吸引口65は、相対移動方向Aに直交する方向の内壁間の距離Bが、相対移動方向Aの内壁間の距離Cよりも長い形状である。
これにより、例えば円柱状の電極12を使用した場合、相対移動方向Aに直交する方向の流路断面の最小幅Fを、相対移動方向Aの流路断面の最小幅Gより大きくすることができる。
(3)第1実施形態では、吸引口65の断面積Dは、その吸引口65よりもノズル本体20の奥側に位置する吸引通路60の流路断面積Eよりも小さい。
これにより、ノズル本体20の先端部21とワーク2,3との間の空間から吸引口65へ吸い込まれるシールドガスの流速を速くすることが可能である。したがって、アークプラズマ70の形状を狭小化することができる。
(4)第1実施形態では、吸引通路60と気体通路61とが連通する箇所にオリフィス62が設けられる。
これにより、気体通路61に気体を流すことにより、オリフィス62が負圧となり、吸引通路60から気体通路61にシールドガスが排出される。そのため、ガス排出機構9として、例えば真空ポンプなどを用いることなく、コンプレッサのみを用いることで、吸引通路60からシールドガスを排出することが可能になる。したがって、この溶接トーチ10は、吸引通路60および気体通路61の内径を小さくすることが可能であるので、その体格を小型化することができる。また、この溶接トーチ10を備えた溶接装置1も、その体格を小型化することができる。
(5)第1実施形態では、吸引通路60は、オリフィス62に向かい流路断面積が徐々に小さくなる筒状のテーパ流路64を有する。
これにより、吸引通路60からオリフィス62へ流れるシールドガスの流体抵抗が低減する。そのため、吸引通路60からオリフィス62を通り気体通路61へ排出されるシールドガスの流量を増やすことが可能である。したがって、ノズル本体20の先端部21とワーク2,3との間の空間から吸引通路60へ吸い込まれるシールドガスの流速を速くすることができる。
(6)第1実施形態では、吸引通路60およびオリフィス62は、ノズル本体20の軸孔24の内壁とガイド部材30の外壁の間に形成される。
これにより、ノズル本体20の内壁の形状とガイド部材30の外壁の形状により、吸引通路60およびオリフィス62の形状を容易に形成することが可能である。
(7)第1実施形態では、供給通路50が有する傾斜通路54は、ノズル本体20の基端部23側から先端部21側に向かいノズル本体20の中心軸O側へ傾斜している。
これにより、供給通路50は、ワーク2,3と電極12との間に形成されるアークプラズマ70に向けてシールドガスを噴射供給することが可能である。そのため、アークプラズマ70の形状を狭小化することができる。
(8)第1実施形態では、供給通路50が有する傾斜通路54は、ノズル本体20の基端部23側から先端部21側に亘り、径外方向へ凸の円弧状に湾曲している。
これにより、供給通路50を流れるシールドガスの流体抵抗を低減することが可能である。したがって、供給通路50から噴射されるアークプラズマ70の圧力を高め、アークプラズマ70の形状を狭小化することができる。
(9)第1実施形態では、ノズル本体20の先端部21に設けられた供給通路50の噴射口52は、ノズル本体20の周方向に複数個設けられるものである。
これにより、アークプラズマ70の形状を周方向に亘り狭小化することができる。
(10)第1実施形態の溶接トーチ10は、溶接装置1に用いられるものである。
これにより、この溶接装置1は、ワーク2,3に溶接を深く溶け込ませることができる。なお、従来レーザー溶接装置で行っていた溶接作業に代えて、この溶接装置1を使用して溶接作業を行うことも可能である。それにより、溶接設備を小型化すると共に、溶接作業に使用する電源設備のコストを低減することができる。
(11)第1実施形態による溶接製品の製造方法では、噴射工程S3において、溶接トーチ10が備えるノズル本体20に設けられた供給通路50から、ノズル本体20の先端部21とワーク2,3との間の空間におけるノズル本体20の中心軸O側へ向けてシールドガスを噴射供給する。また、吸引工程S4では、吸引通路60により、ノズル本体20の先端部21側からシールドガスを吸引する。
これにより、ワーク2,3と電極12との間に形成されるアークプラズマ70の形状が狭小化する。したがって、ワーク2,3の溶接箇所でアークプラズマ70が高密度化するので、ワーク2,3に溶接を深く溶け込ませることができる。
(12)第1実施形態による溶接製品の製造方法では、吸引工程S4において、相対移動方向Aに直交する方向におけるシールドガスの吸引力が、相対移動方向Aにおけるシールドガスの吸引力より大きい。
これにより、アークプラズマ70の形状を、相対移動方向Aに長軸を有する略楕円形状にすることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図11に示す。なお、以下に説明する複数の実施形態において、上述した第1実施形態と実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施形態では、吸引通路60の吸引口65は円形である。即ち、図11において、B=Cである。また、第2実施形態では、電極12は、軸方向から見た形状が、相対移動方向Aに長軸を有する略楕円形状である。これにより、吸引通路60は、相対移動方向Aに直交する方向の流路断面の最小幅が、相対移動方向Aの流路断面の最小幅より大きいものとなる。そのため、相対移動方向Aに直交する方向におけるシールドガスの吸引力は、相対移動方向Aにおけるシールドガスの吸引力より大きくなる。したがって、ワーク2,3と電極12との間に形成されるアークプラズマ70の形状は、相対移動方向Aに長軸を有する略楕円形状となる。よって、第2実施形態においても、上述した第1実施形態と同一の作用効果を奏することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を図12に示す。第3実施形態では、供給通路50の噴射口52が、ノズル本体20の周方向に6個均等間隔で設けられている。
また、第3実施形態では、吸引通路60の吸引口65は、相対移動方向Aに長軸を有する略楕円形状である。即ち、図12において、B=Cである。電極12は、軸方向から見た形状が円形である。そのため、吸引通路60は、相対移動方向Aに直交する方向の流路断面の最小幅が、相対移動方向Aの流路断面の最小幅より大きいものとなる。そのため、相対移動方向Aに直交する方向におけるシールドガスの吸引力は、相対移動方向Aにおけるシールドガスの吸引力より大きくなる。よって、第3実施形態においても、上述した第1、第2実施形態と同一の作用効果を奏することができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態を図13および図14に示す。第4実施形態では、吸引通路60の吸引口65は円形である。また、電極12は、軸方向から見た形状が円形である。即ち、図13において、B=Cである。そのため、吸引通路60は、相対移動方向Aに直交する方向の流路断面の最小幅と、相対移動方向Aの流路断面の最小幅とが略同一となる。したがって、相対移動方向Aに直交する方向におけるシールドガスの吸引力と、相対移動方向Aにおけるシールドガスの吸引力とは全周に亘り略同一となる。
図14では、第4実施形態の溶接トーチ10を用いて溶接を行う際のアークプラズマ70の模式図を示している。図14の矢印Jは、シールドガスの流れを示したものである。なお、図14の破線80は、上述した比較例によるアークプラズマの形状を模式的に示したものである。
第4実施形態では、図14の矢印71に示すように、シールドガスは周方向に均一に圧縮され、略円柱状ものとなる。そのため、アークプラズマ70の形状も、周方向に均一に圧縮されて狭小化した、比較的直径が小さい略円柱状のものとなる。したがって、ワーク2,3の溶接箇所でアークプラズマ70が高密度化するので、ワーク2,3に溶接を深く溶け込ませることができる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態を図15に示す。第5実施形態では、供給通路50の噴射口521が、ノズル本体20の周方向に連続してリング状に設けられている。この第5実施形態においても、上述した第1−4実施形態と同一の作用効果を奏することができる。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態を図16に示す。第6実施形態では、供給通路50の噴射口52は、ノズル本体20の周方向に設けられた4個の小噴射口52と、その4個の小供給口よりも径方向外側の位置で、ノズル本体20の周方向に連続してリング状に設けられたリング供給口521とを有する。この第6実施形態においても、上述した第1−5実施形態と同一の作用効果を奏することができる。
(第7実施形態)
本発明の第7実施形態を図17に示す。図17は、第1実施形態における図7と同一箇所の断面図である。第7実施形態では、吸引通路60のテーパ流路64と気体通路61とを連通するオリフィス62は、周方向に連続して設けられている。この構成によっても、気体通路61に気体が流れると、オリフィス62が負圧になり、吸引通路60を通じてノズル本体20の先端部21側からシールドガスが吸引される。
この第7実施形態においても、上述した第1−6実施形態と同一の作用効果を奏することができる。
(他の実施形態)
(1)上述した実施形態では、供給通路50の噴射口52を均等間隔に4個または6個設けるか、または噴射口521をリング状とした。これに対し、他の実施形態では、ワーク2,3を溶接する際に発生する溶接ヒュームの圧力に応じて、供給通路50の噴射口52,521の形状、位置、大きさなどを設定してもよい。
(2)上述した実施形態では、ガス排出機構9としてコンプレッサを使用した。これに対し、他の実施形態では、ガス排出機構9は、コンプレッサに代えて、真空ポンプを使用してもよい。この場合、真空ポンプは、吸引通路60からシールドガスを直接吸引する構成とすることが可能である。
(3)上述した実施形態では、溶接トーチ10は、電極12の周囲に電極12を支持するガイド部材30を備える構成とした。これに対し、他の実施形態では、溶接トーチ10は、ガイド部材30を廃止してもよい。この場合、ノズル本体20の内壁と電極12との間に吸引通路60が形成されることとなる。
(4)上述した実施形態では、溶接トーチ10は、ノズル本体20、ガイド部材30および電極把持部40などの部品を金属3Dプリンタにより形成するものとした。これに対し、他の実施形態では、それらの部品を切削加工で形成してもよい。
このように、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、上述した複数の実施形態を組み合わせることに加え、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
10・・・溶接トーチ
12・・・電極
20・・・ノズル本体
21・・・先端部
50・・・供給通路
60・・・吸引通路

Claims (15)

  1. ワーク(2,3)に対しアーク溶接を行う溶接トーチにおいて、
    筒状のノズル本体(20)と、
    前記ノズル本体の内側を通り、前記ノズル本体の先端部(21)に露出する電極(12)と、
    前記ノズル本体に設けられ、前記ノズル本体の前記先端部側へシールドガスを噴射供給する供給通路(50)と、
    前記ノズル本体において前記供給通路より径方向内側、且つ、前記電極の周囲に設けられ、前記ノズル本体の前記先端部側からシールドガスを吸引する吸引通路(60)と、を備え、
    前記吸引通路は、前記ワークと前記電極とが相対移動する方向(A)に直交する方向の流路断面の最小幅(F)が、前記ワークと前記電極とが相対移動する方向の流路断面の最小幅(G)と同一又はそれより大きいものとした溶接トーチ。
  2. 前記ノズル本体の前記先端部に設けられた前記吸引通路の吸引口(65)は、前記ワークと前記電極とが相対移動する方向に直交する方向の内壁間の距離(B)が、前記ワークと前記電極とが相対移動する方向の内壁間の距離(C)よりも長い形状である請求項1に記載の溶接トーチ。
  3. 前記ノズル本体の前記先端部に設けられた前記吸引通路の吸引口の断面積(D)は、その吸引口よりも前記ノズル本体の奥側に位置する前記吸引通路の流路断面積(E)よりも小さいものである請求項1または2に記載の溶接トーチ。
  4. 気体が流れる気体通路(61)と、
    前記吸引通路と前記気体通路とが連通する箇所に設けられたオリフィス(62)と、をさらに備える請求項1から3のいずれか一項に記載の溶接トーチ。
  5. 前記吸引通路は、前記オリフィスに向かい流路断面積が徐々に小さくなるテーパ流路(64)を有する請求項4に記載の溶接トーチ。
  6. 前記電極の周囲に設けられたガイド部材(30)をさらに備え、
    前記吸引通路および前記オリフィスは、前記ノズル本体の内壁と前記ガイド部材の外壁の間に形成されたものである請求項4または5に記載の溶接トーチ。
  7. 前記供給通路は、前記ノズル本体の基端部(23)側から前記先端部側に向かい前記ノズル本体の中心軸(O)側へ傾斜している請求項1から6のいずれか一項に記載の溶接トーチ。
  8. 前記供給通路は、前記ノズル本体の基端部側から前記先端部側に向かい、流路断面積が次第に小さくなっている請求項1から7のいずれか一項に記載の溶接トーチ。
  9. 前記供給通路は、前記ノズル本体の基端部側から前記先端部側に亘り、径外方向へ凸の円弧状に湾曲している請求項1から8のいずれか一項に記載の溶接トーチ。
  10. 前記ノズル本体の前記先端部に設けられた前記供給通路の噴射口(52)は、前記ノズル本体の周方向に複数個設けられるものである請求項1から9のいずれか一項に記載の溶接トーチ。
  11. 前記ノズル本体の前記先端部に設けられた前記供給通路の噴射口(521)は、前記ノズル本体の周方向に連続してリング状に設けられるものである請求項1から9のいずれか一項に記載の溶接トーチ。
  12. 前記ノズル本体の前記先端部に設けられた前記供給通路の噴射口は、
    前記ノズル本体の周方向に設けられた複数の小噴射口(52)と、
    複数の前記小噴射口よりも径方向外側の位置で、前記ノズル本体の周方向に連続してリング状に設けられたリング噴射口(521)と、を有するものである請求項1から9のいずれか一項に記載の溶接トーチ。
  13. ワークに対しアーク溶接を行う溶接装置において、
    前記ワークを設置する設置部(6)と、
    前記ワークの溶接箇所に電極が向くように設置される請求項1から12のいずれか一項に記載の溶接トーチと、
    前記溶接トーチが備える前記電極に電力を供給する電源部(7)と、
    前記溶接トーチが備える供給通路にシールドガスを供給するガス供給源(8)と、
    前記溶接トーチが備える吸引通路を負圧にして前記吸引通路からシールドガスを排出するガス排出機構(9)と、を備えた溶接装置。
  14. ワークを溶接装置の設置部に設置するワーク設置工程(S1)と、
    前記溶接装置に溶接トーチを設置するトーチ設置工程(S2)と、
    前記溶接トーチが備えるノズル本体に設けられた供給通路から、前記ノズル本体の先端部と前記ワークとの間の空間における前記ノズル本体の中心軸側へ向けてシールドガスを噴射供給する噴射工程(S3)と、
    前記ノズル本体において前記供給通路より径方向内側、且つ、前記電極の周囲に設けられた吸引通路により、前記ノズル本体の先端部側からシールドガスを吸引する吸引工程(S4)と、
    前記電極から前記ワークにアーク放電しつつ、前記ワークと前記電極とを相対移動する溶接工程(S5)と、を含む溶接製品の製造方法。
  15. 前記吸引工程では、前記ワークと前記電極とが相対移動する方向に直交する方向におけるシールドガスの吸引力が、前記ワークと前記電極とが相対移動する方向におけるシールドガスの吸引力より大きいものである請求項14に記載の溶接製品の製造方法。
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