JP2017070853A - 人工歯および義歯管理装置並びに義歯管理プログラム - Google Patents

人工歯および義歯管理装置並びに義歯管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】簡単に装着者を識別することができる人工歯および義歯管理装置並びに義歯管理プログラム人工歯および義歯管理装置並びに義歯管理プログラムを提供する。【解決手段】上顎用の義歯11および下顎用の義歯21は、他人の義歯と識別するために、他人の義歯に設けられた人工歯と異なる色に着色された人工歯112,212が、歯列を形成する歯牙として左6番に配置されている。この人工歯112,212は、全体色(ベース色)として青色に着色され、上下方向に縦長な輪郭の範囲を一部の色(パート色)として赤色に着色されている。パート色は、上顎用の義歯11と下顎用の義歯21とを噛み合わせたときに、輪郭が繋がるように着色されている。義歯11,21を噛み合わせることでパート色が連続する。従って、管理者は、義歯管理装置を操作することなく、拾得した義歯の装着者を特定することができる。【選択図】図8

Description

本発明は、欠損または損失した歯牙に代わる義歯に設けられる人工歯と、この義歯を管理する義歯管理装置並びに義歯管理プログラムに関するものである。
義歯から装着者を識別する技術に関し、特許文献1,2に記載されたものが知られている。
特許文献1に記載の「パーソナルティース」は、歯または擬似歯に、連番や記号を入れたプレートを埋め込んだものである。
特許文献2に記載の「個人データ保存装置」は、血液型、既往症、氏名などの個人データまたは個人識別番号を記憶させた素子が、歯冠補綴物に形成した穴に収められ、かつその表面を凹凸のないように蓋で被覆すると共に、記憶素子の端子にコネクタを接続して記憶データを取り出せるようにしたものである。
実開平2−116419号公報 特開平7−241301号公報
特許文献1,2に記載の従来の義歯であれば、装着者を特定するのに効果を発揮するものと思われる。しかし、特許文献1に記載の従来の人工歯では、人工歯に微小な文字で表示されるため、文字を認識し難い面がある。また、特許文献2に記載の従来の人工歯では、読取り装置が必要である。
介護施設や病院等(以下、施設と略す。)では、大勢の被介護者が使用している多数の義歯が扱われるため、義歯を見ただけで、誰のものであるか判断できるのが望ましい。
そこで本発明は、簡単に装着者を識別することができる人工歯および義歯管理装置並びに義歯管理プログラムを提供することを目的とする。
本発明の人工歯は、義歯の歯牙として設けられる人工歯であって、他人の義歯と識別するために、前記他人の義歯に設けられた人工歯と異なる色に着色され、上顎用の義歯に配置されるものと下顎用の義歯に配置されるものとを噛み合わせたときに、輪郭が繋がるように着色されたことを特徴とする。
本発明の人工歯によれば、他人の義歯の着色された人工歯と異なる色としているため、人工歯の色を装着者に対応付けできる。従って、色の種類によって装着者を特定することができる。また、上顎用の義歯に配置されるものと下顎用の義歯に配置されるものとを噛み合わせたときに、輪郭が繋がるように着色されていると、上顎用の義歯と下顎用の義歯とを噛み合わせることで、装着者を特定することができる。
前記色は、全体に着色されたベース色と、一部が全体色とは異なるパート色に着色され、前記上顎用の義歯のパート色と前記下顎用の義歯のパート色との輪郭を繋げることができる。上顎用の義歯と下顎用の義歯を噛み合わせることでパート色が連続するため、拾得した上顎用および下顎用の義歯を装着する装着者の特定が容易である。
前記他人の義歯の着色された人工歯と同じ位置であれば異なる色であり、前記他人の義歯の着色された人工歯と異なる位置であれば同じ色が許容されるのが望ましい。
着色された人工歯の位置が他人の義歯と異なるときに同じ色を許容することで、識別できる義歯の数を増やすことができる。
前記色は複数色であると、識別できる義歯の数を増やすことができる。
本発明の義歯管理装置は、本発明の人工歯が設けられた義歯の装着者を特定するための識別情報と、前記人工歯の色を示す着色情報と、前記人工歯の歯列における位置を示す歯式情報とが関連付けられ、格納された記憶手段と、前記識別情報、前記着色情報、前記歯式情報を検索項目として、入力手段により入力された検索項目に基づいて前記記憶手段を検索して、結果を表示手段に表示する検索手段を備えたことを特徴とする。
本発明の義歯管理装置によれば、管理する義歯の数が多くなっても、義歯管理装置により義歯を検索したり、装着者を検索したりすることで、簡単に装着者を識別することができる。
本発明の義歯管理装置は、コンピュータを、前記本発明の人工歯が設けられた義歯の装着者を特定するための識別情報と、前記人工歯の色を示す着色情報と、前記人工歯の歯列における位置を示す歯式情報とが関連付けられ、格納された記憶手段から、入力手段により入力された、前記識別情報、前記着色情報、前記歯式情報を検索項目として、前記記憶手段を検索して、結果を表示手段に表示する検索手段として機能させることを特徴とする義歯管理プログラムにより実現することができる。
本発明の人工歯によれば、人工歯の色を装着者に対応付けできるので、色の種類によって装着者を特定することができる。従って、本発明の人工歯は、簡単に装着者を識別することができる。
本発明の実施の形態1に係る人工歯を配列した義歯を示す図であり、(A)は上顎用の義歯を示す斜視図、(B)は、下顎用の義歯を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る義歯管理装置により義歯を管理している状態を示す図である。 図2に示す義歯管理装置の構成を示すブロック図である。 図3に示す義歯管理装置の登録画面の一例を示す図である。 図3に示す義歯管理装置の確認画面の一例を示す図である。 図3に示す義歯管理装置の検索画面の一例を示す図である。 図3に示す義歯管理装置の検索結果画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る人工歯を配列した上顎用の義歯と下顎用の義歯とが噛み合わせた状態を示す左側面図である。 図3に示す義歯管理装置の登録画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る人工歯を配列した上顎用の義歯を示す斜視図である。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る人工歯について図面に基づいて説明する。
図1(A)に示す人工歯は、有床義歯である義歯10の床101に歯牙として設けられ、歯列を形成している。本実施の形態1では、義歯10は上顎用の総入れ歯である。
また、図1(B)に示す人工歯は、有床義歯である義歯20のアーチ状の床201に歯牙として設けられ、歯列を形成している。本実施の形態1では、上顎の義歯10に噛み合う義歯20も総入れ歯である。
義歯10,20に配列された人工歯のうち、噛み合わせとなる上顎と下顎との両方の左側の第1臼歯を示す左6番の人工歯102,202が、同じ色に着色されている。人工歯102,202の色は、歯列における人工歯102,202の位置が同じであれば、他人が装着する義歯の色と異なるようにしている。
例えば、人工歯102,202は、他人が装着する義歯の着色された人工歯と、義歯10,20により管理される範囲内で異なる色とする。管理範囲は施設全体としたり、施設のフロアごととしたり、施設の部屋ごととしたりすることができる。管理範囲は、色の混同が生じないように、他の管理範囲と重ならない範囲である。従って、人工歯102,202の歯列における位置を固定的としたときには、他人が装着する義歯と異なる色としている。また、他人の義歯と管理範囲が同じで、同じ色であっても人工歯102,202の位置が異なれば混同しないため、他人の義歯と同じ色を許容している。
色としては、様々な種類が選定できる。例えば、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫、白、黒などとすることができる。観察により隣接した人工歯(自然な色に成形された人工歯)との色の識別ができれば、着色された人工歯102,202は、これらの中間色とすることも可能である。
この人工歯102,202は、人工歯102,202を作製する際に樹脂に色剤を含有させて成形されている。従って、色剤を変更することで、所望とする色の人工歯102,202を容易に形成することができる。
ここで、この義歯10,20を管理する義歯管理装置について図2から図7に基づいて説明する。義歯管理装置30は、義歯管理プログラムを動作させ、機能させたコンピュータである。義歯管理装置30は、施設にて管理者が操作して、装着者が不明となった義歯の管理を行う。図2では、施設Sに4人(A〜D)の装着者が装着する上顎用の義歯10,10a,10bと下顎用の義歯20,20a,20bとを義歯管理装置30により管理している様子を示している。
義歯管理装置30は、図3に示すように、入力手段31と、表示手段32と、登録手段33と、検索手段34と、記憶手段35とを備えている。
入力手段31は、入力操作の際に使用するもので、キーボード、タブレットなどや、マウス、ジョイスティックなどのポインティングデバイスとすることができる。
表示手段32は、各種の画面を指示に基づいて表示するもので、CRTや、LCD、有機ELディスプレイなどとすることができる。
登録手段33は、表示手段32に登録画面を表示させ、管理者が入力手段31を操作して入力された義歯10,20に関する登録情報を記憶手段35へ登録する。
検索手段34は、表示手段32に検索画面を表示させ、管理者が入力手段31を操作して入力された検索情報に基づいて記憶手段35から義歯10,20に関する情報を検索して、検索結果画面を表示手段32に表示する。
記憶手段35は、各種の情報が読み書き可能な不揮発性メモリである。記憶手段35は、大容量で高速アクセスが可能なハードディスク装置とすることができるが、SSD(solid state drive)やフラッシュメモリとすることができる。記憶手段35は、義歯10,20に関する登録情報が格納される。
登録情報は、装着者の氏名を示す装着者情報と、性別を示す性別情報と、総入れ歯か部分入れ歯とを示す種類情報、着色された人工歯の位置を示す歯式情報と、色付き人工歯の色種別を示す着色情報とが、義歯ごとに割り振られる義歯識別情報に関連付けられている。装着者情報は、装着者を特定するための識別情報であり、氏名とする他に、番号としたり、英文字としたり、その組み合わせとしたりすることができる。また、義歯識別情報も、数字としたり、英文字としたり、またはこれらの組み合わせとすることができる。
以上のように構成された本発明の実施の形態1に係る義歯管理装置30の動作および使用状態を図面に基づいて説明する。
まず、コンピュータに義歯管理プログラムを動作させることで、図示しないメニュー表示手段によりメニュー画面が表示される。メニュー画面には、「登録」か「検索」かを選択するためのボタンがそれぞれ表示されている。メニュー画面の前にログイン画面を設けても良い。
管理者は、新規な義歯を登録するときには、「登録」ボタンを押下する。そうすることにより、義歯管理装置30の登録手段33は、表示手段32に図4に示す登録画面P1を表示する。
図4に示す登録画面P1では、装着者の氏名を入力するための氏名入力欄P11と、性別を指定するためのラジオボタンである性別ボタンP12と、総入れ歯または部分入れ歯を指定するためのラジオボタンである義歯種別ボタンP13と、着色された人工歯の位置を指定するための歯式表示P14と、色付き人工歯の色種別を指定するためのプルダウンメニューである色指定欄P15と、入力された情報の登録を指示する「登録」ボタンP16と、入力された情報を消去する「クリア」ボタンP17とが表示されている。
歯式表示P14は、上顎と下顎のそれぞれの歯列が表示されている。歯式表示P14では、着色された人工歯の位置に該当する歯を入力手段31のマウス等により押下することで、歯が反転表示されて指定されたことが管理者に容易に視認できるようになっている。
管理者は、新規な義歯に関する各情報を、登録画面P1に入力して、間違いが無ければ、「登録」ボタンP16を押下する。
登録手段33は、氏名入力欄P11に入力された氏名を装着者情報として、性別ボタンP12により指定された性別を性別情報として、義歯種別ボタンP13により指定された義歯の種類は種類情報として、歯式表示P14により指定された着色された人工歯の位置は歯式情報として、色指定欄P15により選択された色付き人工歯の色種別は着色情報として、確認画面を表示する。このとき、義歯ごとに割り振られる義歯識別情報を生成して、確認画面P2に表示する。
「登録」ボタンP16を押下により表示された確認画面P2を図5に示す。図5に示す確認画面P2では、氏名が「特許太郎」で、総入れ歯の上顎用の左6番が、緑色に着色されていることが示されている。
管理者は、確認画面P2により入力内容を確認して、間違いがなければ「確認」ボタンP21を、入力手段31を操作して押下する。もし、入力内容に間違いがあれば、「戻る」ボタンP22を押下して、登録画面P1へ戻る。
「確認」ボタンP21が押下されたことで、登録手段33はこれらの入力した情報に義歯識別情報を関連付けて記憶手段35に格納する。
このようにして、管理者は、施設に設定された管理範囲に居住する装着者の義歯10と義歯20とを順次、義歯管理装置30に登録する。
次に、管理者が検索を行う場合を説明する。管理者がメニュー画面にて「検索」ボタンを選択した場合には、検索手段34が表示手段32に図6に示す検索画面P3を表示する。
検索画面P3では、登録番号として義歯識別情報を入力する登録番号入力欄P31と、装着者の氏名を入力するための氏名入力欄P32と、着色された人工歯の位置を指定するための歯式表示P33と、色付き人工歯の色種別を指定するためのプルダウンメニューである色指定欄P34と、入力された情報の検索を指示する「検索」ボタンP35と、入力された情報を消去する「クリア」ボタンP36とが表示されている。
検索項目として、管理者は登録番号で検索したい場合には登録番号入力欄P31に義歯識別情報を入力し、氏名で検索したい場合には氏名入力欄P32に氏名を入力し、着色した歯の位置で検索したい場合には歯式表示P33により位置を指定し、色付き人工歯の色種別で検索したい場合には色指定欄P34にて色を指定する。そして、管理者は「検索」ボタンP35を押下する。
「検索」ボタンP35を押下することで、検索手段34は入力された検索項目に基づいて記憶手段35を検索して表示手段32に検索結果画面を表示する。検索項目として複数の項目が入力された場合には、検索手段34はAND条件で検索する。
例えば、施設に入居している装着者である「特許太郎」の義歯の所在が不明になったものとする。いくつかの義歯が発見されたが、どの義歯が「特許太郎」であるか否かが不明であった場合、氏名入力欄P32に氏名を入力して検索する。
そうすることで、表示手段32に、図7に示す検索結果画面P4が検索の結果として表示される。検索結果画面P4によれば、「特許太郎」が装着者である義歯が2個あることが検索されている。1番目の義歯は、登録番号が「A0035」であり、上顎用の総入れ歯で、左6番が緑色である。また、2番目の義歯は、登録番号が「A0036」であり、下顎用の総入れ歯で、左6番が緑色である。管理者は、この検索結果画面P4の結果に基づいて、「特許太郎」が紛失した義歯10または義歯20を探すことができる。
同様にして、例えば、食堂に義歯が放置されており、装着者が誰であるかが不明であるときには、管理者は、拾得した義歯を観察して、検索画面P3に着色された人工歯の色を入力し、歯式表示P33に着色された人工歯の位置を指定する。そして、管理者が「検索」ボタンP35を押下することで、検索手段34により義歯の装着者が検索されるので、装着者を特定することができる。
装着者が、上顎の義歯10と下顎用の義歯20とのいずれか一方を紛失して、いずれか一方が手元にある場合には、紛失した義歯を拾得した際に、装着者を探索している対象の義歯を手元にある義歯と噛み合わせる。図1に示す上顎用の義歯10と下顎用の義歯20とは着色された人工歯の色が同じで、同じ位置である。従って、義歯10,20を噛み合わせると、着色された人工歯102,202が対向した位置で同じ色とであることがわかる。従って、管理者は、義歯管理装置30を操作することなく、拾得した義歯の装着者を特定することができる。
このように本発明の実施の形態1に係る人工歯によれば、人工歯の色を装着者に対応付けできるので、色の種類によって装着者を特定することができる。従って、管理する義歯の数が少なければ、義歯管理装置30に頼ることなく、簡単に装着者を識別することができる。また、管理する義歯の数が多くなっても、義歯管理装置30により義歯を検索したり、装着者を検索したりすることで、簡単に装着者を識別することができる。
また、着色された人工歯の位置が他人の義歯と異なるときに同じ色を許容しているので、識別できる義歯の数を増やすことができる。
なお、本実施の形態1では、人工歯102,202全体が着色されているが、一部分の着色としてもよい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る人工歯を図面に基づいて説明する。
図8に示すように人工歯は、有床義歯である上顎用の義歯11と下顎用の義歯21のアーチ状の床111,211に歯牙として設けられ、歯列を形成している。
義歯11,21に配列された人工歯のうち、噛み合わせとなる上顎と下顎との両方の左5番の人工歯112,212が着色されている。
人工歯112,212は、全体が着色されていると共に、一部が全体色とは異なる色に着色されている。本実施の形態2に係る人工歯112,212では、全体色(ベース色)として青色に着色され、上下方向に縦長な輪郭の範囲を一部の色(パート色)として赤色に着色されている。パート色は、上顎用の義歯11と下顎用の義歯21とを噛み合わせたときに、輪郭が繋がるように着色されている。
これらの着色(ベース色,パート色)は、他人の義歯と同じ管理範囲であれば異なる配色(組み合わせの色)である。つまり、他人の義歯と区別できればよいので、それぞれの人工歯は、ベース色が同じでもパート色が異なったり、パート色が同じでもベース色が異なったり、ベース色とパート色の両方が異なったりするように配色する。また、歯列における位置が異なれば同じ配色を許容するものである。
また、義歯11,21の床111,211には、装着者を識別する情報が表示されている。本実施の形態2では、装着者を示す氏名が表示されている。この表示は、刻印、印刷、プレートの埋設等、様々な方法により行うことができる。
管理者が、この義歯11,21を義歯管理装置30に登録するときには、図9に示す登録画面P5にて登録を行う。なお、図9においては図4と同じものは同符号を付す。
登録画面P5では、色指定欄として、ベース色指定欄P18と、パート色指定欄P19とが準備されている。登録手段33は、ベース色指定欄P18に入力されたベース色を第1の着色情報として、パート色指定欄P19に入力されたパート色を第2の着色情報として、他の入力された情報と共に、義歯識別情報に関連付けて、記憶手段35に格納する。
管理者が義歯11または義歯21を検索するときには、登録番号、氏名、歯式で検索できる他、ベース色とパート色とのいずれか一方、または両方でも検索することができる。検索手段34は、検索画面により入力された検索項目に基づいて記憶手段35を検索する。
本実施の形態2では、人工歯112,212に2色を配色しているが、3色以上としてもよい。その場合には、ベース色を複数としたり、パート色を複数としたり、それらの組み合わせとしたりすることができる。
人工歯への配色を単色から増やし、色の組み合わせが増えることで、管理対象となる義歯の数を増やすことができる。また、上顎用の人工歯112と下顎用の人工歯212とのそれぞれのパート色により、輪郭が繋がるように着色されているので、義歯11,21を噛み合わせることでパート色が連続する。従って、管理者は、義歯管理装置30を操作することなく、拾得した義歯の装着者を特定することができる。
義歯11,21には、装着者を識別する情報が表示されているので、一目で装着者を特定することができる。しかし、施設内に同姓同名の装着者が所在する場合には、義歯管理装置30を操作して、人工歯の歯式や色などから、確実に、装着者を特定することができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3に係る人工歯を図面に基づいて説明する。
図10に示す上顎用の義歯12は、図1(A)に示す義歯10から着色された人工歯の位置を変更したものである。義歯12には、内側半分の側面121aが着色された人工歯121が、右6番に配置されている。人工歯121の着色が歯列の内側となる側面121aであるため、人工歯121の着色が、口元から視認し難く、外部から発見され難い。従って、装着者は、口元を気にせず笑ったり、食事をしたりすることができる。
人工歯への着色を内側面に施した場合には、左右の1番や2番としても、外側から視認し難いため、着色される人工歯の選択の範囲を拡げることができる。
なお、本実施の形態1〜3に係る義歯においては総入れ歯を例に説明したが、部分入れ歯でも同様に、着色した人工歯を配置することができ、義歯管理装置により管理することができる。また、有床義歯だけでなく、装着したり、取り外したりする義歯であれば、本発明の人工歯が適用でき、また、義歯管理装置により管理することができる。
本発明は、義歯の管理が必要なる介護施設や病院等の施設で好適である。
10,11,12,20,21 義歯
101,111,201,211 床
102,112,202,212,121 人工歯
121a 側面
30 義歯管理装置
31 入力手段
32 表示手段
33 登録手段
34 検索手段
35 記憶手段
P1,P5 登録画面
P11 氏名入力欄
P12 性別ボタン
P13 義歯種別ボタン
P14 歯式表示
P15 色指定欄
P16 「登録」ボタン
P17 「クリア」ボタン
P18 ベース色指定欄
P19 パート色指定欄
P2 確認画面
P21 「確認」ボタン
P22 「戻る」ボタン
P3 検索画面
P31 登録番号入力欄
P32 氏名入力欄
P33 歯式表示
P34 色指定欄
P35 「検索」ボタン
P36 「クリア」ボタン
P4 検索結果画面

Claims (6)

  1. 義歯の歯牙として設けられる人工歯であって、他人の義歯と識別するために、前記他人の義歯に設けられた人工歯と異なる色に着色され、上顎用の義歯に配置されるものと下顎用の義歯に配置されるものとを噛み合わせたときに、輪郭が繋がるように着色されたことを特徴とする人工歯。
  2. 前記色は、全体に着色されたベース色と、一部が全体色とは異なるパート色に着色され、
    前記上顎用の義歯のパート色と前記下顎用の義歯のパート色との輪郭が繋がった請求項1記載の人工歯。
  3. 前記他人の義歯の着色された人工歯と同じ位置であれば異なる色であり、前記他人の義歯の着色された人工歯と異なる位置であれば同じ色が許容された請求項1または2記載の人工歯。
  4. 前記色は複数色である請求項1から3のいずれかの項に記載の人工歯。
  5. 前記請求項1から4のいずれかの項に記載の人工歯が設けられた義歯の装着者を特定するための識別情報と、前記人工歯の色を示す着色情報と、前記人工歯の歯列における位置を示す歯式情報とが関連付けられ、格納された記憶手段と、
    前記識別情報、前記着色情報、前記歯式情報を検索項目として、入力手段により入力された検索項目に基づいて前記記憶手段を検索して、結果を表示手段に表示する検索手段を備えたことを特徴とする義歯管理装置。
  6. コンピュータを、
    前記請求項1から4のいずれかの項に記載の人工歯が設けられた義歯の装着者を特定するための識別情報と、前記人工歯の色を示す着色情報と、前記人工歯の歯列における位置を示す歯式情報とが関連付けられ、格納された記憶手段から、入力手段により入力された、前記識別情報、前記着色情報、前記歯式情報を検索項目として、前記記憶手段を検索して、結果を表示手段に表示する検索手段として機能させることを特徴とする義歯管理プログラム。
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