JP2017069726A - 画像処理装置、その制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】遠隔支援サービス中に支援対象の装置の状態が悪化した場合などにおいて、好適に記録した操作履歴を用いて、当該装置を任意の以前の状態に復元させる仕組みを提供する。【解決手段】本画像処理装置は、当該画像処理装置の操作部を介して遠隔保守サービスの指示を受け付けると、画像処理装置における操作履歴の記録を開始し、情報処理装置からの遠隔保守サービスの提供が終了すると、画像処理装置における操作履歴の記録を終了する。また、本画像処理装置は、記録した操作履歴に従って、何れかの操作が行われる前の状態に画像処理装置の状態を復元させる。【選択図】 図3
Description
本発明は、遠隔保守システムを利用する画像処理装置、その制御方法、及びプログラムに関するものである。
製品のトラブル対応の処置が複雑になるにつれ、顧客が直接メーカーのコールセンターに質問し、回答を得るということが頻繁に行われている。特許文献1では、画像処理装置とコールセンターとの間のトラブル対応を迅速に行うため、音声や動画通信、遠隔操作による遠隔保守サービスが提案されている。遠隔保守サービスでは、画像処理装置でのエラー発生時に保守のための人員が現地に赴くことがなく、コールセンターのオペレータがユーザに直接エラー解決方法を伝えて解決することが可能となる。これにより、エラー解決までの時間を短縮することができる。遠隔支援サービスでは、遠隔操作機能により、オペレータとユーザが画像処理装置の画面をお互いに見ながら、トラブル解決を行う。例えば、オペレータの指示によってユーザが画面を操作することもあれば、オペレータが遠隔操作により直接画面を操作することもある。トラブルを解決するにあたって、様々な画面での機能操作や、設定の変更操作が行われる。この時に、オペレータの指示ミス、又は、オペレータの操作ミスによって、画像処理装置のトラブルが更に悪化する場合や、画像処理装置内の必要なデータを消してしまう等の可能性がある。このような事態に備えて、画像処理装置の状態を、悪化する前の状態に復元するという機能が求められる。そこで、特許文献2には、設定値を一括でエクスポートし、そこからデータの復元を行う方法が提案されている。
しかしながら、上記従来技術には以下に記載する課題がある。例えば、上記従来技術では、設定値を一括でエクスポートする処理に掛かる時間が、設定値の量に比例して増大してしまう。このエクスポート処理を、遠隔支援サービスの最中に行うことは、その処理の間、ユーザを待たせてしまうことになり、適切ではない。また、復元する際には、エクスポートした時点にしか戻せないため柔軟性に欠け、例えば遠隔支援サービスの途中の任意の時点まで戻したいという制御を行うことができない。
本発明は、上述の問題に鑑みて成されたものであり、遠隔支援サービス中に支援対象の装置の状態が悪化した場合などにおいて、好適に記録した操作履歴を用いて、当該装置を任意の以前の状態に復元させる仕組みを提供することを目的とする。
本発明は、中継サーバを介して情報処理装置から遠隔保守サービスの提供を受ける画像処理装置であって、前記画像処理装置に設けられた操作部を介して操作を受け付けるとともに、前記遠隔保守サービスの指示を受け付ける受付手段と、前記受付手段によって前記遠隔保守サービスの指示を受け付けると、前記画像処理装置における操作履歴の記録を開始する開始手段と、前記情報処理装置からの前記遠隔保守サービスの提供が終了すると、前記画像処理装置における操作履歴の記録を終了する終了手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、遠隔支援サービス中に支援対象の装置の状態が悪化した場合などにおいて、好適に記録した操作履歴を用いて、当該装置を任意の以前の状態に復元させることができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<第1の実施形態>
<システム構成>
以下では、本発明の第1の実施形態について説明する。まず、図1を参照して、本実施形態に係る遠隔保守システムのネットワーク構成について説明する。
<システム構成>
以下では、本発明の第1の実施形態について説明する。まず、図1を参照して、本実施形態に係る遠隔保守システムのネットワーク構成について説明する。
遠隔保守システム100は、画像処理装置101、コールセンター端末102、及び中継サーバ103を含む。各端末はインターネット104を介して接続される。画像処理装置101、及びコールセンター端末102は本発明を適用した装置として、音声や動画通信、遠隔操作等の遠隔保守機能を有し、遠隔保守時の通信相手として動作する。中継サーバ103は、HTTPサーバとしての通信機能を備える。中継サーバ103は、画像処理装置101とコールセンター端末102間の中継を行う。画像処理装置101、及びコールセンター端末102は、HTTPクライアントとしての通信機能を備えている。画像処理装置101は、インターネット104上の中継サーバ103とHTTP接続する。コールセンター端末102は、中継サーバ103とHTTP接続する。したがって、画像処理装置101、及びコールセンター端末102は、中継サーバ103を経由して、遠隔保守に係る通信を行うことができる。なお、本発明を、図1に示す例示の実施形態に限定する意図はなく、遠隔保守システム100が各装置を複数含んで構成されてもよい。
<画像処理装置の構成>
次に、図2を参照して、本発明の実施形態に係る画像処理装置101のハードウェア構成を示すブロック図である。画像処理装置101は、コントローラ部200、オペレーションパネル(操作部)212、画像入力装置213、音声入出力装置214、スキャナ215、及びプリンタ216を備える。コントローラ部200は、スキャナI/F201、CPU202、ROM203、RAM204、HDD205、プリンタI/F207、パネル操作I/F208、画像入力I/F209、音声入出力I/F210、及びネットワークI/F211を備える。これらのコンポーネント201〜211はシステムバス206によって接続されている。
次に、図2を参照して、本発明の実施形態に係る画像処理装置101のハードウェア構成を示すブロック図である。画像処理装置101は、コントローラ部200、オペレーションパネル(操作部)212、画像入力装置213、音声入出力装置214、スキャナ215、及びプリンタ216を備える。コントローラ部200は、スキャナI/F201、CPU202、ROM203、RAM204、HDD205、プリンタI/F207、パネル操作I/F208、画像入力I/F209、音声入出力I/F210、及びネットワークI/F211を備える。これらのコンポーネント201〜211はシステムバス206によって接続されている。
CPU202は、ROM203又はハードディスク(HDD)205に記憶された制御プログラムに基づいてシステムバス206に接続される各種のデバイスとのアクセスを総括的に制御する。ROM203は、CPU202が実行可能な制御プログラム等を記憶している。RAM204は、主としてCPU202の主メモリ、ワークエリア等として機能し、不図示の増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができる。ハードディスクドライブ(HDD)205は、ブートプログラム、各種のアプリケーション、後述の操作履歴データベース、バックアップデータを記憶する。なお、本実施形態ではHDD205を用いる例を説明するが、HDD205の他にSDカードや、フラッシュメモリなどを外部記憶装置として利用してもよい。
スキャナI/F201は、スキャナ215からの画像入力を制御する。プリンタI/F207は、プリンタ216への画像出力を制御する。パネル操作I/F208は、受付手段として機能し、オペレーションパネル212の表示制御、及びオペレーションパネル212で設定される各種設定情報の入力を制御する。画像入力I/F209は、カメラ等の画像入力装置213からの画像入力を制御する。音声入出力I/F210は、ヘッドセット等の音声入出力装置214との音声入出力を制御する。ネットワークI/F211は、ネットワークケーブルを経由して外部ネットワークとデータ通信を行う。
<処理手順>
以下では、図3乃至図6を参照して、本実施形態における主に画像処理装置101の処理手順について説明する。まず、図3を参照して、画像処理装置101における、コールセンター端末102との通信処理について説明する。本フローチャートはHDD205に格納されたプログラムがRAM204に読み出され、CPU202によって実行されることで実現される。
以下では、図3乃至図6を参照して、本実施形態における主に画像処理装置101の処理手順について説明する。まず、図3を参照して、画像処理装置101における、コールセンター端末102との通信処理について説明する。本フローチャートはHDD205に格納されたプログラムがRAM204に読み出され、CPU202によって実行されることで実現される。
まず、S101で、CPU202は、パネル操作I/F208から、遠隔保守サービスの開始指示を受け付ける。ここで、パネル操作I/F208は受付手段として機能する。具体的には、画像処理装置101のユーザがオペレーションパネル212において所定の操作を行うことで遠隔保守サービスの開始指示を発行することができる。したがって、CPU202は、オペレーションパネル212上で所定の操作が行われたか否かを監視する。
S102で、CPU202は、操作履歴の記録モードをON(有効)に設定する。操作履歴の記録処理については図4を用いて後述するが、操作履歴の記録モードをONに設定することにより、その後、操作が行われる度にその内容が履歴としてHDD205に保存される。実際には、記録モード等の設定値を有するフラグの値を設定することにより、操作履歴の記録モードを変更することができる。もちろん当該制御は限定する意図はなく、他の手法により操作履歴の記録モードが切り替えられてもよい。
S103で、CPU202は、中継サーバ103を経由して、コールセンター端末102と、遠隔保守サービスの通信処理を行う。この通信処理では、遠隔操作機能等の通信が行われる。遠隔操作機能により、オペレータ(操作者)とユーザが画像処理装置101の画面をお互いに見ながら、トラブル解決を行うことができる。オペレータの指示によってユーザが画面を操作し設定を変更することもでき、オペレータが遠隔操作により画像処理装置101の設定を変更することもできる。
トラブルが解決し、遠隔保守サービスを終了する場合、画像処理装置101又はコールセンター端末102にてオペレータから終了指示がなされる。終了指示を受け付けると、S104で、CPU202は、コールセンター端末102との遠隔保守サービスの通信処理を終了する。続いて、S105で、CPU202は、操作履歴の記録モードをONからOFFに戻す(無効に設定する)。これにより、操作履歴の記録は行われなくなる。
次に、S106で、CPU202は、消去判定手段として機能し、記録した操作履歴を残すか否かをオペレーションパネル212に表示してユーザに確認する。ユーザが操作履歴を残さない旨を指示した場合はS107に進み、CPU202は、記録した操作履歴を消去し、処理を終了する。操作履歴を消去した場合は、後述する復元処理ができなくなる。ユーザが操作履歴を残すことを指示した場合は操作履歴を消去することなく処理を終了する。操作履歴をそのまま残した場合は、後述の復元処理を実行することができるが、その際に、その操作履歴をユーザやオペレータが見ることができてしまう。よって、不要な操作履歴を残したくないと考えるユーザは、S106によって、操作履歴を残さないという選択をすることになる。
次に、図4を参照して、画像処理装置101における操作履歴の記録処理の処理手順について説明する。本フローチャートはHDD205に格納されたプログラムがRAM204に読み出され、CPU202によって実行されることで実現される。
まず、S201で、CPU202は、操作を受け付ける。当該操作は、S104における遠隔保守サービスの通信処理にてオペレータから、或いは、オペレーションパネル212を通じてパネル操作I/F208にてユーザから受け付ける。S202で、CPU202は、操作履歴の記録モードがONに設定されているか否かを判定する。ONの場合はS203に進み、そうでない場合は処理を終了する。
S203で、CPU202は、バックアップ判定手段として機能し、操作の対象となるデータについて、操作履歴以外にバックアップデータが必要か否かを判定する。例えば、操作の対象となるデータが、設定値ならば、変更前の値が操作履歴として記録されていれば、その値を元に復元可能であるため、バックアップデータは不要である。一方で、操作の対象となるデータが、消去及び変更可能なコンテンツデータ(例えば、文書データ)の場合、操作履歴から復元することができず、復元するためには、別途、そのコンテンツ自体のバックアップが必要である。バックアップデータが必要な場合はS204に進みそうでない場合はS204の処理を行わずにS205に進む。
S204で、CPU202は、バックアップデータをHDD205等の記憶部に保存する。S205で、CPU202は、後述の操作履歴データベースに、S201で受け付けた操作の操作履歴を記録し、処理を終了する。
ここで、図5を参照して、操作履歴データベースの登録データの一例を説明する。操作履歴データベースのテーブル500は、操作日時501、操作ユーザ502、データ種別503、データ詳細504、操作内容505、変更前506、変更後507、及び変更前バックアップ508を各項目として構成される。
操作日時501は、操作を実行した日時が記録される。操作ユーザ502は、操作を行った操作ユーザが記録される。データ種別503は、操作対象のデータの種別が記録される。データ種別503には、例えば、設定、文書、アドレス帳などが定義され、上記S203の判定において用いられる。データ詳細504は、操作対象のデータ詳細、例えば、フラグ名やファイル名などのデータパス等が記録される。操作内容505は、操作の内容、例えば、変更、消去等が記録される。変更前506と変更後507は、変更前と変更後の設定値、例えば、ON、OFFや、設定値等が記録される。変更前バックアップ508は、文書等のバックアップデータを識別するための情報が記録される。変更前バックアップ508に何らかの情報が定義されている場合には、当該操作対象のデータがバックアップされていることを示す。したがって、変更前バックアップ508の当該定義情報には、バックアップデータのパス等が含まれることが望ましい。
次に、図6を参照して、画像処理装置101における、復元処理の処理手順について説明する。本フローチャートはHDD205に格納されたプログラムがRAM204に読み出され、CPU202によって実行されることで実現される。
まず、S301で、CPU202は、操作履歴一覧の表示指示を受け付ける。操作履歴一覧の表示指示は、S104における遠隔保守サービスの通信処理にてオペレータから、或いは、オペレーションパネル212を通じてパネル操作I/F208にてユーザから受け付ける。操作履歴一覧の表示は、S104における遠隔保守サービスの通信処理でコールセンター端末102に表示するか、或いは、パネル操作I/F208経由でオペレーションパネル212に表示する。操作履歴一覧にて表示する情報は、操作履歴データベースの情報から構成される。
S302で、CPU202は、復元指示を受け付ける。復元指示は、表示した操作履歴一覧の中から、元に戻したい対象操作を選択することによって行われる。複数を選択して一括で復元することも可能である。続いて、S303で、CPU202は、対象操作を元に戻す場合に、バックアップデータからの復元が必要か否かを判定する。ここでは、例えば、操作履歴データベースのテーブル500の対象となる操作を参照し、変更前バックアップ508に何らかの情報が定義されていればバックアップの復元が必要であると判定することができる。或いは、オペレータやユーザからの指示により、バックアップが必要か否かを判定してもよい。
バックアップデータからの復元が必要な場合はS304に進み、そうでない場合はS305に進む。S304で、CPU202は、変更前バックアップ508の情報から復元を行い、S306に進む。一方、バックアップデータからの復元が必要でない場合はS305で、操作履歴に記録されている変更前506の情報から復元を行い、S306に進む。操作履歴一覧からの復元処理は、画像処理装置101のユーザ又はコールセンター端末102のオペレータのどちらからでも実施可能となっている。また、復元したい操作を指定できることにより、画像処理装置101を任意の時点に戻すことが可能となる。
次に、S306で、CPU202は、記録した操作履歴を残すか否かをコールセンター端末102又はオペレーションパネル212に表示し、オペレータ又はユーザに確認する。操作履歴を残さない旨を指示した場合はS307に進み、CPU202は、記録した操作履歴を消去して処理を終了する。操作履歴を消去した場合は、以後、復元処理ができなくなる。一方、操作履歴を残すことを指示した場合は当該履歴を消去することなく処理を終了する。この場合、復元処理はできるが、以後もその操作履歴をユーザやオペレータが見ることができてしまう。よって、不要な操作履歴を残したくないと考えるユーザやオペレータは、S306によって、操作履歴を残さないという選択をすることになる。
以上説明したように、本実施形態に係る画像処理装置は、当該画像処理装置の操作部を介して遠隔保守サービスの指示を受け付けると、画像処理装置における操作履歴の記録を開始する。さらに、情報処理装置からの遠隔保守サービスの提供が終了すると、画像処理装置における操作履歴の記録を終了する。また、本画像処理装置は、記録した操作履歴に従って、何れかの操作が行われる前の状態に画像処理装置の状態を復元させる。これにより、遠隔支援サービス中に支援対象の装置の状態が悪化した場合などにおいて、好適に記録した操作履歴を用いて、当該装置を任意の以前の状態に復元させることができる。例えば、オペレータの指示ミスやユーザの操作ミスによって、画像処理装置のトラブルが更に悪化する場合や、画像処理装置内の必要なデータが消されてしまう等の可能性がある。このように、遠隔支援サービスの際に状態が悪化した場合でも、操作履歴から悪化前の任意の状態に画像処理装置の状態を復元することができる。なお、常に操作履歴を記録する訳ではないため、メモリ資源を有効に活用することができるとともに、復元時における操作履歴のエクスポートの処理負荷を低減することができる。また、本画像処理装置によれば、安全性を考慮して、不要な操作履歴を消去することができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。これまでは、遠隔保守サービスの開始と終了に合わせて、操作履歴も記録を開始し終了するものであった。しかし、画像処理装置101の操作履歴の記録処理は、遠隔保守サービスの復元処理のためだけに行われるとは限らない。装置の不正利用を監査する目的等で、操作履歴の記録処理が行われている場合もある。このように、別の目的でも使用される操作履歴を遠隔保守サービスの復元処理に利用する方法に関して本実施形態で説明する。尚、上記第1の実施形態と同様の構成については詳細な説明を省略する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。これまでは、遠隔保守サービスの開始と終了に合わせて、操作履歴も記録を開始し終了するものであった。しかし、画像処理装置101の操作履歴の記録処理は、遠隔保守サービスの復元処理のためだけに行われるとは限らない。装置の不正利用を監査する目的等で、操作履歴の記録処理が行われている場合もある。このように、別の目的でも使用される操作履歴を遠隔保守サービスの復元処理に利用する方法に関して本実施形態で説明する。尚、上記第1の実施形態と同様の構成については詳細な説明を省略する。
図7を参照して、画像処理装置101における、コールセンター端末102との通信処理の処理手順について説明する。本フローチャートはHDD205に格納されたプログラムがRAM204に読み出され、CPU202によって実行されることで実現される。
S401で、CPU202は、オペレーションパネル212を通じてパネル操作I/F208から、遠隔保守サービスの開始指示を受け付ける。ここで、操作履歴が別の目的によって記録されている場合、操作履歴の記録モードが既にONになっている場合がある。したがって、S402で、CPU202は、操作履歴の記録モードがOFFであるか否かを判定する。OFFであればS403に進み、CPU202は、操作履歴の記録モードをONに設定する。一方、既にONであればS403の処理を行うことなくS404に進む。
S404及びS405の処理は、上述したS103及びS104と同様の処理内容であるため説明を省略する。S406で、CPU202は、操作履歴の記録モードをOFFからONに変更したか否かを判定する。つまり、S403でONに変更したか否かを判定する。そうであれば、S407に進み、CPU202は、操作履歴の記録モードをONからOFFに戻し、処理を終了する。一方、そうでない場合はS407を処理を行うことなく処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、別の目的で操作履歴の記録モードを適宜変更している場合であっても、遠隔保守サービス使用後は操作履歴の記録モードの状態を元に戻すため、操作履歴の記録モードがユーザの意図しない設定に変更されることはない。また、別の目的で操作履歴の記録モードが変更されている場合であっても、上記制御により、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100:遠隔保守システム、101:画像処理装置、102:コールセンター端末、103:中継サーバ、104:インターネット
Claims (12)
- 中継サーバを介して情報処理装置から遠隔保守サービスの提供を受ける画像処理装置であって、
前記画像処理装置に設けられた操作部を介して操作を受け付けるとともに、前記遠隔保守サービスの指示を受け付ける受付手段と、
前記受付手段によって前記遠隔保守サービスの指示を受け付けると、前記画像処理装置における操作履歴の記録を開始する開始手段と、
前記情報処理装置からの前記遠隔保守サービスの提供が終了すると、前記画像処理装置における操作履歴の記録を終了する終了手段と
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記開始手段によって前記画像処理装置における操作履歴の記録が開始されると、前記受付手段によって受け付けた操作を操作履歴として記録する記録手段と、
前記記録手段によって記録された操作履歴のうち、いずれかの操作が行われる前の状態に前記画像処理装置の状態を復元する復元手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記記録手段は、
前記受付手段によって受け付けた操作が操作履歴とは別にバックアップデータが必要であるか否かを判定するバックアップ判定手段を備え、
前記バックアップ判定手段によってバックアップが必要であると判定されると、対象となるデータのバックアップを行うことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記バックアップ判定手段は、操作の対象となるデータが消去又は変更可能なコンテンツデータである場合に、バックアップが必要であると判定することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
- 前記復元手段は、
前記記録手段によって記録された操作履歴の一覧を操作部に表示し、
前記操作部に表示された操作履歴の一覧のうち、指定された操作が行われる前の状態に前記画像処理装置の状態を復元することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記終了手段によって前記操作履歴の記録を終了した際に、当該操作履歴を消去するか否かを判定する消去判定手段と、
前記消去判定手段によって、前記操作履歴を消去すると判定されると、該操作履歴を消去する消去手段とをさらに備えることを特徴とする請求項2乃至5の何れか1項に記載の画像処理装置。 - 前記消去手段は、前記復元手段によって前記画像処理装置の状態が復元されると、対応する操作履歴を消去することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
- 前記消去判定手段は、前記画像処理装置のユーザの指示に基づき、前記操作履歴を消去するか否かを判定することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
- 前記開始手段は、前記操作履歴の記録モードを有効に設定することにより、前記記録手段による操作履歴の記録を開始させ、
前記終了手段は、前記操作履歴の記録モードを無効に設定することにより、前記記録手段による操作履歴の記録を終了させることを特徴とする請求項2乃至8の何れか1項に記載の画像処理装置。 - 前記受付手段が前記遠隔保守サービスの指示を受け付けた際に、既に前記記録モードが有効に設定されていれば、前記開始手段及び前記終了手段は、前記記録モードの設定を変更しないことを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
- 中継サーバを介して情報処理装置から遠隔保守サービスの提供を受ける画像処理装置の制御方法であって、
受付手段が、前記画像処理装置に設けられた操作部を介して操作を受け付けるとともに、前記遠隔保守サービスの指示を受け付ける受付工程と、
開始手段が、前記受付工程で前記遠隔保守サービスの指示を受け付けると、前記画像処理装置における操作履歴の記録を開始する開始工程と、
終了手段が、前記情報処理装置からの前記遠隔保守サービスの提供が終了すると、前記画像処理装置における操作履歴の記録を終了する終了工程と
を実行することを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - 請求項11に記載の画像処理装置の制御方法における各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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Cited By (2)
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CN113302607A (zh) * | 2018-12-25 | 2021-08-24 | 帕斯罗基株式会社 | 遥控系统、遥控方法、程序以及信息记录介质 |
WO2022019174A1 (ja) * | 2020-07-22 | 2022-01-27 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像処理装置 |
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2015
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