JP2017068173A - オートフォーカス機能を有するレンズ装置及び撮影システム - Google Patents

オートフォーカス機能を有するレンズ装置及び撮影システム Download PDF

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Abstract

【課題】使用状況や使用者の意図に応じて光量調節する際、Fナンバーがオートフォーカス可能な閾値を超えないように、絞りと、絞りとは別の手段を併用して、適切な光量調節制御が可能なレンズ装置を提供すること。【解決手段】物体側から順に、フォーカス群を含む正の第1群、変倍の為の負の第2群、結像位置を補正する正または負の第3群、絞り、結像の為の正の第4群からなり、前記第4群は、物体側から順に、光の透過率の変更が可能な素子41、光量の一部を分岐させるための分岐光学系42、変倍に際し固定で結像の為のレンズ群43、また、前記分岐光学系42で分岐された先にはオートフォーカスの為の合焦位置検出手段を有し、絞りの制御に応じて前記素子41の光の透過率を変更することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、光路中に分岐光学系を有し、前記分岐光学系からの分岐光束を用いて合焦検出を行うオートフォーカス機能を有するレンズ装置及び撮影影システムに関する。
スチルカメラ、ビデオカメラ及びテレビカメラ等の撮影装置におけるオートフォーカス技術は、従来から種々提案されている。
特許文献1には、光路中にオートフォーカスの為の分岐光学系が設けられたレンズ装置が開示されている。物体側から順に、絞り、分岐光学系、光量調節手段、撮像素子という構成であり、光量調節手段は、段階的あるいは連続的に光量を変更可能としている。オートフォーカス可能なFナンバーの閾値を超えて絞る必要がある場合、絞りを前記Fナンバーの閾値を超えないように保持し、前記光量調節手段により光量を調節し、オートフォーカス制御を継続する制御が開示されている。
特許文献2には、撮像光学系で形成された像を撮像する撮像画素と、焦点位置を検出する為の焦点検出画素を有する撮像素子を有し、前記撮像光学系の絞り値が所定値以下になるように制御する制御手段と、前記制御手段により制御された前記絞り値に応じて露出条件を調整する露出調整制御が開示されている。
特開2007−271702号公報 特開2010−217618号公報
しかしながら、特許文献1及び2では、分岐光学系より結像面側に光量調節手段を有している為、被写体の光量が増大して前記光量調節手段が有効になっても、分岐光学系で分岐される光量は変化せず、オートフォーカスの為の光学系は露出過剰となり、正確な合焦判定が行えなくなってしまう。また、Fナンバーの閾値を超えて絞る必要がある場合、光量調節の濃度等、具体的な制御が記載されておらず、使用者が求める露出や絞り制御が行えない。
また、シャッターによる露光制御の場合、撮影像がスムーズでなくなる等、不自然な画となってしまう。
そこで、本発明の目的は、使用状況や使用者の意図に応じて光量調節する際、Fナンバーがオートフォーカス可能な閾値を超えないように、絞りと、絞りとは別の手段を併用して、適切な光量調節制御を可能するレンズ装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係るズームレンズは、
物体側から順に、フォーカス群を含む正の第1群、変倍の為の負の第2群、結像位置を補正する正または負の第3群、絞り、結像の為の正の第4群からなり、前記第4群は、物体側から順に、光の透過率の変更が可能な素子41、光量の一部を分岐させるための分岐プリズム42、変倍に際し固定で結像の為のレンズ群43を有し、絞りの制御に応じて前記素子41の光の透過率を変更することを特徴とする。
本発明によれば、使用状況や使用者の意図に応じて光量調節する際、Fナンバーがオートフォーカス可能な閾値を超えないように、絞りと、絞りとは別の手段を併用して、適切な光量調節制御を可能するレンズ装置を提供することができる。
本発明の実施例の構成図である。 一般的な位相差検出方式の概略図である。 一般的なコントラスト検出方式の概略図である。 第1の実施例の光学配置図である。 第2の実施例の光学配置図である。 第3の実施例の構成図である。 第4の実施例の制御フローチャート図である。 第5の実施例の構成図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1はレンズ装置である実施例1のオートフォーカスズームレンズの構成図を示している。
100はレンズ装置で、200はカメラ等の撮像装置である。レンズ装置と撮像装置は各々交換可能なシステムとなっている。まず、レンズ装置100の内部構成について説明する。
物体側から順に、101はフォーカスの為に移動するフォーカスレンズ群、102は変倍の為に移動する変倍レンズ群、103は絞り、104は光の透過率を任意に変更可能な素子、105は分岐光学系、106は結像の為のリレーレンズ群から構成されている。
分岐光学系105の分岐方向には合焦位置検出手段107が配置されている。変倍レンズ群102は、変倍用のバリエータ1021と、変倍に伴う像面変動を補正する為のコンペンセータ1022から構成されている。絞り103と分岐光学系105の間にレンズ群があってもよい(不図示)。
108はフォーカスレンズ群101の位置検出及び駆動手段、109は変倍レンズ群102の位置検出及び駆動手段、110は絞り103の開口検出及び駆動手段、111は素子104の光学濃度変更手段である。112はレンズ装置100の制御を司る演算制御手段である。
113は、前記合焦位置検出手段107で得られる情報と合焦位置との製造時の誤差を含めた対応情報や、開口検出手段110から得られる絞り103の情報とFナンバーとの対応情報を記憶させておくための記憶手段である。114は、使用者が絞り103を手動で操作する為の操作部である。
次に、撮像装置200の内部構成ついて説明する。201は前記撮像光学系101乃至106で形成される光学像を撮像する為のCCDやCMOS等の撮像素子である。202は撮像装置200の制御を司る演算制御手段である。
次に、光の透過率を任意に変更可能な素子104について説明する。
素子104は分岐素子105より物体側に配置されるのがよい。これにより、素子104の光学濃度が変化しても、撮像素子201と合焦位置検出系107に対する分岐光学系105による光量分岐比率は変化しない。故に、撮像素子201及び合焦位置検出系107共に、適正な光量を導くことができ、適正光量による撮影と、正確なオートフォーカスを実現できる。
また、素子104は液晶あるいはエレクトロクロミック素子が良い。液晶素子は、電圧の強弱により分子の配列を変えることで光の透過率を任意に変化させることができる素子である。エレクトロクロミック素子は電気的に引き起こされる酸化還元反応を利用して、電圧の強弱により任意に光の透過率を変化させることができる素子である。
次に、オートフォーカスの制御について説明する。
合焦位置検出手段107から得られる情報や、各種位置検出手段108乃至111から得られる位置情報、及び記憶装置113の情報を元に、演算制御手段112で合焦位置を演算し、フォーカスレンズ群101を駆動手段108を介して駆動し合焦させる。
合焦位置検出手段107は、例えば位相差検出方式や、コントラスト検出方式がよい。
一般的な位相差検出方式の概略図を、図2に示す。分岐光束を結像させるための対物レンズ31と、対物レンズ31の予定結像面近傍に配置されるフィールドレンズ32と、絞り33が配置されており、絞り33において瞳分割を行っている。絞り33の2つの開口部それぞれの出射方向には一対の二次結像レンズ34a、34bを介して、一対の受光素子35a、35bが配置されている。これにより、結像レンズ系の瞳の異なった部分を通過する光束に基づいた一対の物体像を形成するとともに、物体像の相対的なずれ量から結像光学系の焦点状態を判別するようにした合焦位置検出方式である。
例えば、合焦状態を図2(a)とすると、対物レンズ31による結像点が予定結像面の前側にある場合は2つの受光素子列35a、35b上にそれぞれ形成される物体像に関する光量分布が互いに近づいた状態となる(図2(b))。また、対物レンズ31による結像点が予定結像点の後側にある場合は、2つの受光素子列35a、35b上にそれぞれ形成される物体像に関する光量分布が互いに離れた状態となる(図2(c))。
次に、一般的なコントラスト検出方式の概略図を図3に示す。結像の為の対物レンズ31と、受光素子35cが配置されている。対物レンズ31を光軸方向に微小駆動することにより、受光素子35cで得られる映像信号強度の変化から結像光学系の焦点状態を判別するようにした合焦位置検出方式である。
例えば、合焦状態を図3(a)とすると、対物レンズ31による結像点が予定結像面の前側にある場合は受光素子35cから得られる映像信号強度は図3(a)で得られる映像信号強度よりも小さくなる(図3(b))。また、対物レンズ31による結像点が予定結像面の後側にある場合は受光素子35cから得られる映像信号強度は図3(a)で得られる映像信号強度よりも小さくなる(図3(c))。前記図3(a)〜(c)の映像信号強度の変化より合焦位置検出する。
以下、前記合焦位置検出系107を位相差検出方式とした、本発明の第1の実施例について説明する。
図4は絞り103より結像面側の合焦位置検出の為の光学的構成図であり、分岐光学系105で分岐された後の合焦位置検出系107を直線上に配置した(ミラーの折り返しを展開した)図である。
絞り103より物体側の光学系は、前記図1で示したように、物体側から順に、フォーカスレンズ群101、変倍レンズ群102が構成されている(図4では不図示)。
合焦位置検出系107には、一次結像レンズ1071、視野絞り1072、フィールドレンズ1073、絞り1074が配置されており、絞り1074において瞳分割を行っている。絞り1074の2つの開口部それぞれの出射方向には一対の二次結像レンズ1075a、1075bを介して、一対の受光素子1076a、1076bが配置されている。視野絞り1072、フィールドレンズ1073は、一次結像レンズ1071の予定結像面の近傍に配置されている。
絞り103の像(射出瞳)は一次結像レンズ1071とフィールドレンズ1073によって絞り1074の入射瞳に結像する。そして、各領域を透過した光束が2次結像レンズ1075a、1076bにより、受光素子1076a、1076b上にそれぞれ光量分布を形成し、受光素子1076a、1076bの出力は前記演算制御手段112に送られる。
この合焦位置検出手段107からの出力と、各種位置検出手段108乃至111から得られる位置情報、及び記憶装置113の情報を元に、前記演算制御手段112にて、撮像光学系の焦点外れの方向および量を検出することができる。
次に、安定したオートフォーカス制御が可能なFナンバーについて説明する。
二次結像レンズを通過する光束の対が絞り103上で通過する、2つの領域を包含する最小の絞り径に対応するFナンバーを閾値F1とする。絞り103が閾値F1を超えて絞られると、絞り1074を通る光束にけられが生ずる。そのため、2つの受光素子1076a、1076b上にそれぞれ形成される光量分布の重心がずれてしまい、合焦位置が正確に演算できない。
本実施例では、前記図1及び図4のシステムにおいて、使用者により操作部114を通じて絞り103の駆動指令が出された時、演算制御部112で以下のように制御するのがよい。
絞り103について、演算制御部112で以下のように制御するのがよい。使用者が操作部114を通じて指令を出す駆動の目標となるFナンバーをF、安定してオートフォーカス制御が可能なFナンバーの閾値をF1とした時、
・F1≧Fの時
使用者が指令を出した通り、FナンバーがFとなるように絞り103を駆動する。 …(1)
・F1<Fの時
FナンバーがF1となるように絞り103を駆動する。 …(2)
これにより、光束がけられて光量分布のずれ量の測定が不正確となり、合焦精度が不安定となるのを防ぐことできる。
また、更に、素子104光学濃度について、演算制御部112で以下のように制御するのがよい。素子104の光学濃度をOD、素子104で光の透過率が最も高い時の光学濃度をOD0とした時、
・F1≧Fの時 OD=OD0 …(3)
・F1<Fの時 OD=OD0+2・log10(F/F1) …(4)
上記(1)乃至(4)の制御により、オートフォーカスを安定させて高い合焦精度を確保しつつ、使用者が所望のFナンバーに相当する光量を実現することができる。つまり、開口制御による絞り103の制御の時と同様の光量制御とすることができ、使用者にとって違和感のない自然な操作感を提供できる。
一般的に、光量調節は、出来るだけ広いFナンバー域において、絞り103の開口による制御でできるのが好ましい。しかし、絞り103において、閾値F1が暗い状態で瞳を分割すると、合焦精度が低下する。更に、絞り103を大きく絞り込むと、回折の影響で光学性能が劣化する。上記、使用者の操作感や、合焦精度、及び光学性能の観点から、閾値F1は、F/5.6〜F/16が好ましい。
以下、前記合焦位置検出系107をコントラスト検出方式とした、本発明の第2の実施例について説明する。
図5は絞り103より結像面側の合焦位置検出の為の光学的構成図であり、分岐光学系105で分岐された後の合焦位置検出系107を直線上に配置した(ミラーの折り返しを展開した)図である。絞り103より物体側の光学系は、前記図1で示したように、物体側から順に、フォーカスレンズ群101、変倍レンズ群102が構成されている(図5では不図示)。
合焦位置検出系107には、一次結像レンズ1071、受光素子1076cが配置されている。一次結像レンズ1071を光軸方向に微小駆動することにより、受光素子1076cで得られる映像信号強度の変化から映像信号強度のピークの位置を検知する。映像信号強度のピークの位置と、各種位置検出手段108乃至111から得られる位置情報、及び記憶装置113の情報を元に、前記演算制御手段112にて、撮像光学系の焦点外れの方向および量を検出することができる。
また、前記合焦位置検出手段107は、物体側から順に、一次結像レンズ1071、分岐光学系、受光素子を配置し、前記一次結像レンズ1071は固定とし、光軸上の焦点位置をある所定の量ずらした位置に相当するように受光素子を複数配置し、各々の受光素子からの映像信号強度から焦点外れの方向及び量を検出してもよい(不図示)。
次に、コントラスト検出方式において、安定したオートフォーカス制御が可能なFナンバーについて説明する。前記方法で映像信号強度のピークを探索するのに際し、映像信号の鮮鋭度がピーク探索精度に依存する。一般的に、焦点を合わせた被写体の像が、受け入れ可能な鮮鋭さを保つ光軸方向の許容範囲を焦点深度と言われるが、焦点深度σは以下の式で表わされる。
σ=±F・δ …(5)
Fは結像光学系のFナンバー、δは撮像装置200の許容錯乱円である。Fナンバーが暗くなると焦点深度が増大し、前記映像信号の光軸方向における鮮鋭度が劣化し、合焦位置検出精度が劣化する。前記図1のレンズ装置において、実使用上支障のない合焦精度を実現できるレンズ装置100のFナンバーの閾値をF1とする。
本実施例では、前記図1において、使用者により操作部114を通じて、絞り103の操作指令が出された時、演算制御部112で以下のように制御するのがよい。
本実施例では、前記図1及び図5のシステムにおいて、使用者により操作部114を通じて絞り103の駆動指令が出された時、演算制御部112で以下のように制御するのがよい。
絞り103について、演算制御部112で以下のように制御するのがよい。使用者が操作部114を通じて指令を出す駆動の目標となるFナンバーをF、安定してオートフォーカス制御が可能なFナンバーの閾値をF1とした時、
・F1≧Fの時
使用者が指令を出した通り、FナンバーがFとなるように絞り103を駆動する。 …(6)
・F1<Fの時
FナンバーがF1となるように絞り103を駆動する。 …(7)
これにより、光束がけられて光量分布のずれ量の測定が不正確となり、合焦精度が不安定となるのを防ぐことできる。
また、更に、素子104光学濃度について、演算制御部112で以下のように制御するのがよい。素子104の光学濃度をOD、素子104で光の透過率が最も高い時の光学濃度をOD0とした時、
・F1≧Fの時 OD=OD0 …(8)
・F1<Fの時 OD=OD0+2・log10(F/F1) …(9)
上記(6)乃至(9)の制御により、オートフォーカスを安定させて高い合焦精度を確保しつつ、使用者が所望のFナンバーに相当する光量を実現することができる。つまり、開口制御による絞り103の制御の時と同様の光量制御とすることができ、使用者にとって違和感のない自然な操作感を提供できる。
一般的に、光量調節は、出来るだけ広いFナンバー域において、絞り103の開口による制御でできるのが好ましい。しかし、絞り103において、閾値F1を超えて暗い状態だと、映像信号の精鋭度が劣化し合焦精度が低下する。更に、絞り103を大きく絞り込むと、回折の影響で光学性能が劣化する。上記、使用者の操作感や、合焦精度、及び光学性能の観点から、閾値F1は、経験上F/5.6〜F/16が好ましい。
以下、本発明の第3の実施例について説明する。図6は実施例3の構成図を示している。図中100乃至113、及び200乃至202は図1と同じである。撮像装置200に対して、レンズ交換式に装着可能なレンズ装置100において、115は、撮像装置200の演算制御手段202とレンズ装置100の演算制御手段112との間で情報の伝達をする為のコネクタである。
撮像装置200は、撮像光学系を介して撮像素子201に入射する光量に応じて、適正な光量を演算し、コネクタ115を介して演算制御手段112に指令を出す。この時、演算制御部112で前記実施例1あるいは実施例2のように制御するのがよい。
これにより、レンズ装置100は、適正光量にする為の撮像装置200からの光量制御指令に対しても、オートフォーカスを安定させて高い合焦精度を確保しつつ、絞り103の開口制御による光量制御と変わらない使用感を実現できる。
以下、本発明の第4の実施例について説明する。図7に本実施例のフローチャートを示す。
S101で撮影を開始する。
S102でオートフォーカス機能をONとする(スイッチは不図示)。
S103で、演算制御手段112は、絞り103の開口検出及び駆動手段110からFナンバー情報を取得する。記憶手段113には、開口検出手段110から得られる絞り103の情報とFナンバーとの対応情報が記憶されており、演算制御手段112では、上記開口検出手段110からの情報と、記憶手段113の情報からFナンバー情報を取得すればよい。
S104でFナンバー判定を行う。S103で取得したFナンバーF、あるいは後述のS109で検知した駆動目標Fナンバーが安定したオートフォーカス制御が可能なFナンバーの閾値F1より明るい時、S105に進む。また、FがF1よりも暗い場合、あるいは暗くなるように前記演算制御部112から指令が出された時、F106に進む。
S105で、演算制御手段112は、素子104の光の透過率変更手段111対し、素子104が光学濃度OD=OD0となるように指令を出し、光の透過率変更手段111は素子104をそのように変更する。OD0は、素子104で光の透過率が最も高い時の光学濃度である。
S106で、演算制御手段112は、絞り103の開口検出及び駆動手段110に対して、絞り103がFナンバーF1になるように指令を出し、開口検出及び駆動手段110は絞り103をその開口になるように駆動する。
S107で、演算制御手段112は、素子104の光の透過率変更手段111対し、素子104が光学濃度OD=OD0+2・log10(F/F1) となるように指令を出し、光の透過率変更手段111は素子104をそのように変更する。
S108で、演算制御手段112は、絞り103を変更行う制御の有無を判定する。絞り103の変更を行う制御は、上記実施例1及び2に記載の使用者による操作部114からの操作や、上記実施例3に記載の撮像装置200の演算制御手段202からの指令による制御がある。その他、その要旨に相当する手段でもよい。
S109で、演算制御手段112は、絞り103の駆動目標とするFナンバーを検知する。これは、操作部114での使用者による操作量や、撮像装置200の演算制御手段202からの指令から検知する。
これにより、オートフォーカスを安定させて高い合焦精度を確保しつつ、使用者が所望のFナンバーに相当する光量を実現することができる。つまり、開口制御による絞り103の制御の時と同様の光量制御とすることができ、使用者にとって違和感のない自然な操作感を提供できる。
以下、本発明の第5の実施例について説明する。図8は実施例5の構成図を示している。
図中100乃至114、及び200乃至202は図1と同じである。116は、光軸に対して挿脱することにより撮像光学系全体の焦点距離を遷移させるためのアフォーカル光学系からなる遷移光学系である。
遷移光学系116を光軸上に挿入すると、焦点距離はそのアフォーカル倍率分遷移する。この時、撮像光学系のFナンバーもアフォーカル倍率分遷移する。例えば、遷移光学系が挿入されていない状態の広角端から望遠端までの焦点距離範囲がfw乃至ftであり、広角端から望遠端までのFナンバーがFw乃至Ftとすると、焦点距離を2倍に遷移させる遷移光学系116を光軸上に挿入すると、焦点距離範囲は2・fw乃至2・ftになり、Fナンバーは2・Fw乃至2・Ftとなる。
遷移光学系116は、分岐光学系105とリレーレンズ群106の間にあるのがよい。これにより、遷移光学系116が挿脱されても、合焦位置検出装置107に入射する光束に変化は無く、記憶装置113に記憶されている情報を変更する必要をなくすことができる。また、演算制御部112での絞り103及び素子104の制御において、遷移光学系116の挿脱に関わらず、絞り103の径に応じたFナンバーで上記実施例1乃至実施例4で示すように制御することができる。
これにより、遷移光学系116の挿脱による制御を変更する必要が無く、簡易な構成でのオートフォーカスを実現できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、本実施例では、閾値F1を境に、より暗いFナンバーにて素子104の光学濃度を制御するが、使用者がより自然な制御に感じるように、F1より少し明るいFナンバーの時から、徐々に素子104の光学濃度を制御し始めても良い。
100 レンズ装置、101 フォーカスレンズ群、102 変倍レンズ群、1021 バリエータ、
1022 コンペンセータ、103 絞り、104 光の透過率を変更する為の素子、
105 分岐光学系、106 リレーレンズ群、107 合焦位置検出系、
108 101の位置検出及び駆動手段、109 102の位置検出及び駆動手段、
110 103の開口検出及び駆動手段、111 104の濃度変更手段、112 演算制御手段、
113 記憶手段、114 操作部、115 コネクタ、116 遷移光学系、200 撮像装置、
201 撮像素子、202 演算制御手段、31 対物レンズ、32 フィールドレンズ、
33 絞り、34a,34b 二次結像レンズ、35a,35b,35c 受光素子、
1071 一次結像レンズ、1072 視野絞り、1073 フィールドレンズ、1074 絞り、
1075a,1075b 二次結像レンズ、1076a,1076b,1076c 受光素子、
F1 Fナンバー閾値

Claims (7)

  1. 物体側から順に、フォーカス群を含む正の第1群、変倍の為の負の第2群、結像位置を補正する正または負の第3群、絞り、結像の為の正の第4群からなり、前記第4群は、物体側から順に、光の透過率の変更が可能な素子41、光量の一部を分岐させるための分岐光学系42、変倍に際し固定で結像の為のレンズ群43、また、前記分岐光学系42で分岐された先にはオートフォーカスの為の合焦位置検出手段を有し、絞りの制御に応じて前記素子41の光の透過率を変更することを特徴とするズームレンズ。
  2. 駆動目標FナンバーをF、合焦位置検出手段で合焦検出が可能な最も暗いFナンバーの閾値をF1、素子41の光学濃度をOD、素子41で光の透過率が最も高い時の光学濃度をOD0とした時、以下で示す制御に従って前記絞りのFナンバー、及び前記素子41を制御することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
    ・F1≧Fの時
    絞りについて、FナンバーがFとなるように制御する。
    素子41について、OD=OD0となるように制御する。
    ・F1<Fの時
    絞りについて、FナンバーがF1となるように制御する。
    素子41について、OD=OD0+2・log10(F/F1)となるように制御する。
  3. 前記素子41が液晶またはエレクトロクロミック素子であることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  4. 前記第4群において、分岐光学系42よりも結像面側で、レンズ群43よりも物体側に、焦点距離を遷移させるために挿抜可能なレンズ群44を有することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  5. 絞りの開口の操作部を有し、使用者による絞りの開口操作に応じて前記素子41の光の透過率を変更することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のズームレンズ。
  6. 撮像素子に入射する光量に応じて絞りの開口を自動で制御して適正な露出にするシステムにおいて、絞りの開口制御指令に応じて前記素子41の光の透過率を変更することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のズームレンズ及び撮影システム。
  7. 駆動目標Fナンバーや絞りの開口に応じて、絞りの開口及び前記素子41の光の透過率を演算及び制御する為の演算制御手段を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のズームレンズ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021200183A1 (ja) * 2020-03-31 2021-10-07 ソニーグループ株式会社 信号処理装置、信号処理方法、および撮像装置

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