JP2017066925A - 燃焼変動検出装置、エンジン制御装置、燃焼変動検出方法、及び、エンジン制御方法 - Google Patents

燃焼変動検出装置、エンジン制御装置、燃焼変動検出方法、及び、エンジン制御方法 Download PDF

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塚原 大輔
Daisuke Tsukahara
大輔 塚原
勉繁 矢吹
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勉繁 矢吹
慎二 神丸
Shinji Kamimaru
慎二 神丸
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Abstract

【課題】燃焼変動の検出精度を向上した燃焼変動検出装置等を提供する。
【解決手段】複数の気筒を有するエンジンの燃焼変動を検出する燃焼変動検出装置を、エンジンの各気筒の燃焼期間におけるクランク軸の回転速度を検出する回転速度検出手段と、診断対象気筒の直前に燃焼が行われる気筒の燃焼期間における回転速度に基づいて診断対象気筒の燃焼変動が十分に小さい場合に想定される想定回転速度を演算する想定回転速度演算手段と、診断対象気筒の燃焼期間における実際の回転速度である実回転速度と想定回転速度との差分に基づいて燃焼変動を判定する燃焼変動判定手段とを備える構成とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数の気筒を有するエンジンの燃焼変動を気筒毎に検出する燃焼変動検出装置及び燃焼変動検出方法に関し、特に燃焼変動の検出精度を向上したものに関する。
また、本発明は、エンジンの燃料噴射量、点火時期等を制御するエンジン制御装置及びエンジン制御方法に関し、特に気筒毎の燃焼変動を抑制したものに関する。
例えば自動車等に搭載される多気筒のレシプロエンジンにおいては、各気筒のインジェクタや点火栓等の構成部品の個体差や、カーボンの付着状態、冷却状態等の違いなどに起因して、特定の気筒において燃焼状態のばらつき(燃焼変動)が生じる場合がある。
特に、冷間始動直後に暖機促進のために行われるファストアイドル時には、排気温度を高めて触媒の昇温を促進するため、点火時期を大幅に遅角させる制御を行なっているため、気筒毎の個体差や温度、湿度等の大気状態によって、エンジンの制御を設計した際の想定を上回る燃焼状態の悪化が生じ、失火やバックファイヤ等を含む極端な燃焼変動が生じる場合がある。
燃焼変動が生じた場合には、当該気筒の空燃比や点火時期等を補正することによって、ばらつきを抑制する制御を行なうことが求められる。
エンジンの燃焼変動の検出に関する従来技術として、例えば特許文献1には、各気筒毎の燃焼圧力から各気筒間の燃焼圧力の偏差を算出する手段と、算出された燃焼圧力の偏差に応じて各気筒の点火時期あるいは燃料供給量を調整することが記載されている。
特許文献2には、イオン電流に基づいて算出された燃焼持続時間の変動に応じてリーン限界による失火を判定し、燃料噴射量の増減補正を行うことが記載されている。
特許文献3には、検出された燃焼時間から出力トルクを推定し、点火時期の制御を行なうことが記載されている。
特公平 7− 37789号公報 特開平 6− 34491号公報 特開2004−218470号公報
エンジンの気筒毎の燃焼変動を検出する各種の手法において、例えばクランク角センサ等のクランク軸の回転速度検出手段を用いたものは、既存のエンジンに新規にセンサを設ける必要がなく、装置構成を簡素化できることから広く用いられている。
この場合、診断対象気筒の燃焼期間に相当する角度範囲におけるクランク軸の角速度を複数のサイクルにわたって検出、蓄積し、サイクル毎の角速度のばらつきに基づいて燃焼変動が検出される。
しかし、このような既存の手法によっては、仮に診断対象気筒に実質的に燃焼変動がなかった場合であっても、点火順序がその直前である気筒に燃焼変動があってクランク角速度が変動している場合には、診断対象気筒の角速度がサイクル毎にばらつくことによって、燃焼変動があるものと判別される場合があった。
こうした誤診断に基づいて燃料噴射量等の補正が行われた場合、かえって燃焼変動が増大して振動等を悪化させてしまうなどの問題があった。
上述した問題に鑑み、本発明の課題は、燃焼変動の検出精度を向上した燃焼変動検出装置及び燃焼変動検出方法を提供することである。
また、本発明の他の課題は、気筒毎の燃焼変動を抑制したエンジン制御装置及びエンジン制御方法を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、上述した課題を解決する。
請求項1に係る発明は、複数の気筒を有するエンジンの燃焼変動を検出する燃焼変動検出装置であって、前記エンジンの各気筒の燃焼期間におけるクランク軸の回転速度を検出する回転速度検出手段と、診断対象気筒の直前に燃焼が行われる気筒の燃焼期間における前記回転速度に基づいて診断対象気筒の燃焼変動が十分に小さい場合に想定される想定回転速度を演算する想定回転速度演算手段と、診断対象気筒の燃焼期間における実際の回転速度である実回転速度と前記想定回転速度との差分に基づいて燃焼変動を判定する燃焼変動判定手段とを備える燃焼変動検出装置である。
これによれば、直前に燃焼が行われる気筒(直前気筒)の燃焼期間における回転速度に基づいて診断対象気筒の燃焼変動が十分に小さい場合に想定される想定回転速度(仮の平均回転速度)を算出し、これを実回転速度と比較することによって、直前気筒の燃焼状態に起因する影響を排除して診断対象気筒の燃焼状態を判別することができ、燃焼変動の検出精度を向上することができる。
請求項2に係る発明は、前記燃焼変動判定手段は、複数の燃焼サイクルにわたって算出された前記実回転速度と前記想定回転速度との差分の標準偏差に基づいて燃焼変動を判定することを特徴とする請求項1に記載の燃焼変動検出装置である。
これによれば、複数の燃焼サイクルにわたって差分を演算し、その標準偏差に基づいて判定することによって、燃焼変動の検出精度をより向上することができる。
請求項3に係る発明は、前記燃焼変動判定手段は、前記実回転速度と前記想定回転速度との差分に基づいて診断対象気筒の燃焼時における平均有効圧力の変動量を算出するとともに、診断対象気筒の燃焼時における平均有効圧力に対する前記変動量の比率に基づいて燃焼変動を判定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の燃焼変動検出装置である。
これによれば、平均有効圧力の大きさに対してその変動量がドライバビリティや振動に与える影響の深刻さを考慮して、適切な燃焼変動の検出を行うことができる。
請求項4に係る発明は、複数の気筒を有するエンジンを制御するエンジン制御装置であって、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の燃焼変動検出装置を備え、前記燃焼変動検出装置が燃焼変動を判定した気筒の燃料噴射量、燃料噴射時期、点火時期の少なくとも1つを補正する補正手段を備えることを特徴とするエンジン制御装置である。
これによれば、燃焼変動を精度よく検出するとともに、検出結果に応じて燃料噴射量等を補正することによって、気筒毎の燃焼変動を抑制することができる。
請求項5に係る発明は、複数の気筒を有するエンジンの燃焼変動を検出する燃焼変動検出方法であって、前記エンジンの各気筒の燃焼期間におけるクランク軸の回転速度を検出し、診断対象気筒の直前に燃焼が行われる気筒の燃焼期間における前記回転速度に基づいて診断対象気筒の燃焼変動が十分に小さい場合に想定される想定回転速度を演算し、診断対象気筒の燃焼期間における実際の回転速度である実回転速度と前記想定回転速度との差分に基づいて燃焼変動を判定することを特徴とする燃焼変動検出方法である。
請求項6に係る発明は、複数の燃焼サイクルにわたって算出された前記実回転速度と前記想定回転速度との差分の標準偏差に基づいて燃焼変動を判定することを特徴とする請求項5に記載の燃焼変動検出方法である。
請求項7に係る発明は、前記実回転速度と前記想定回転速度との差分に基づいて診断対象気筒の燃焼時における平均有効圧力の変動量を算出するとともに、診断対象気筒の燃焼時における平均有効圧力に対する前記変動量の比率に基づいて燃焼変動を判定することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の燃焼変動検出方法である。
請求項8に係る発明は、複数の気筒を有するエンジンを制御するエンジン制御方法であって、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の燃焼変動検出方法によって燃焼変動が判定された気筒の燃料噴射量、燃料噴射時期、点火時期の少なくとも1つを補正することを特徴とするエンジン制御方法である。
これらの各発明によっても、上述した燃焼変動検出装置及びエンジン制御装置の効果と実質的に同様の効果を得ることができる。
以上説明したように、本発明によれば、燃焼変動の検出精度を向上した燃焼変動検出装置及び燃焼変動検出方法を提供することができる。
また、本発明によれば、気筒毎の燃焼変動を抑制したエンジン制御装置及びエンジン制御方法を提供することができる。
本発明を適用した燃焼変動検出装置及びエンジン制御装置の実施例を有するエンジンの構成を模式的に示すブロック図である。 実施例のエンジンにおけるクランク角センサの出力信号と各気筒の上死点との関係を示す図である。 気筒別角速度の推移の一例を示すグラフであって、横軸は時間を示し、縦軸は気筒別角速度を示している。 実施例の燃焼変動検出装置における燃焼変動検出の考え方を示す図である。 第4気筒に燃焼変動を有するエンジンの気筒別角速度の推移を示すグラフである。 第2気筒に燃焼変動を有するエンジンの気筒別角速度の推移を示すグラフである。 各気筒間で平均有効圧力を異ならせたエンジンの気筒別角速度の推移を示すグラフである。 第2気筒、第4気筒に燃焼変動を有するとともに、各気筒間で平均有効圧力を異ならせたエンジンの気筒別角速度の推移を示すグラフである。 エンジン回転数が1200rpmであるときの平均有効圧力の標準偏差と気筒別角速度の標準偏差との相関を示すグラフである。 エンジン回転数が2800rpmであるときの平均有効圧力の標準偏差と気筒別角速度の標準偏差との相関を示すグラフである。 エンジン回転数が4400rpmであるときの平均有効圧力の標準偏差と気筒別角速度の標準偏差との相関を示すグラフである。 エンジン回転数が6000rpmであるときの平均有効圧力の標準偏差と気筒別角速度の標準偏差との相関を示すグラフである。 実施例におけるエンジン回転数と回転変動閾値との相関を示すグラフである。
本発明は、燃焼変動の検出精度を向上した燃焼変動検出装置及び燃焼変動検出方法を提供する課題を、診断対象気筒の直前の点火順序である気筒の燃焼期間のクランク角速度に基づいて、診断対象気筒に燃焼変動がないと仮定した場合の想定クランク角速度を算出し、診断対象気筒の燃焼期間における実際のクランク角速度と想定クランク角速度との差分に基づいて燃焼変動を判別することによって解決した。
また、本発明は、気筒毎の燃焼変動を抑制したエンジン制御装置及びエンジン制御方法を提供する課題を、上記手法により検出された燃焼変動に応じてエンジンの燃料噴射量、燃料噴射時期、点火時期を補正することによって解決した。
以下、本発明を適用した燃焼変動検出装置、エンジン制御装置、燃焼変動検出方法、及び、エンジン制御方法の実施例について説明する。
実施例の燃焼変動検出装置は、例えば自動車用ガソリンエンジンの気筒毎の燃焼状態の変動を検出するとともに、実施例の燃焼変動検出方法を実行するものである。
実施例のエンジン制御装置は、例えば自動車用ガソリンエンジンに設けられ、エンジン本体及び補機類を統括的に制御するとともに、実施例のエンジン制御方法を実行するものである。
図1は、実施例の燃焼変動検出装置及びエンジン制御装置を有するエンジンの構成を模式的に示すブロック図である。
エンジン1は、例えば乗用車等の自動車に走行用動力源として搭載される4ストローク水平対向4気筒ガソリンエンジンである。
エンジン1は、図示しないクランク軸の前端部側(変速機と反対側)から順次配列された第1気筒10、第2気筒20、第3気筒30、第4気筒40を有する。
エンジン1は、例えば、出力軸であるクランク軸が車両の前後方向にほぼ沿って縦置き配置され、第1気筒10、第3気筒30は、車幅方向右側に配置された右バンク、第2気筒20、第4気筒40は、車幅方向左側に配置された左バンクに収容されている。
第1気筒10と第2気筒20、第3気筒30と第4気筒40は、各気筒のクランクピンのオフセット量だけずらした状態で、実質的にクランク軸を挟んで対向して配置されている。
エンジン1における点火順序(爆発順序)は、第1気筒10、第3気筒30、第2気筒20、第4気筒40の順に設定され、クランク角において180°毎に実質的に等間隔で点火(爆発)するようになっている。
各気筒10〜40は、それぞれシリンダ、ピストン、燃焼室、吸排気ポート、吸排気バルブ、動弁駆動機構などの他、インジェクタ11,21,31,41、点火栓12,22,32,42等を有する。
インジェクタ11〜41は、各気筒の燃焼室内に霧化されたガソリンを噴射する噴射装置である。
インジェクタ11〜41の燃料噴射量及び燃料噴射時期は、エンジン1の運転状態に応じてECU100によって制御されている。
点火栓12〜42は、各気筒内で形成された混合気に、電気的なスパークによって着火させるものである。
点火栓12〜42の点火時期は、ECU100によって制御されている。
エンジン1はこれら以外に、各気筒に所定量の燃焼用空気を導入する吸気装置50、図示しない排気装置、排ガス後処理装置、過給装置、バルブタイミング可変装置、冷却装置、潤滑装置、EGR装置等を有して構成されている。
吸気装置50は、スロットル51、インテークマニホールド52等を有して構成されている。
スロットル51は、エンジン1の出力(トルク)を制御するために吸入空気量を調節するものである。
スロットル51は、例えばバタフライバルブ等のスロットルバルブと、エンジン制御ユニット100からの制御信号に応じてスロットルバルブを駆動し、スロットル開度を所定の目標開度と一致するように制御するアクチュエータ(電動モータ)を有する。
インテークマニホールド52は、スロットル51から出た空気を一時的に貯留するサージタンク、及び、サージタンクから各気筒の吸気ポートへ空気を配分する分岐管を有する。
また、スロットル50の上流側には、エンジン1の吸入空気量を測定する図示しないエアフローメータが設けられている。
エンジン1は、さらに、クランク角センサ60、水温センサ70等を有する。
クランク角センサ60は、エンジン1の出力軸である図示しないクランク軸の角度位置を検出するものである。
後述するECU100は、クランク角センサ60の出力に基づいて、クランク軸の回転速度を実時間で検出可能となっている。
水温センサ70は、シリンダヘッド及びシリンダの内部に形成された冷却水流路であるウォータージャケット内を流れる冷却水(クーラント)の温度を検出するものである。
クランク角センサ60、水温センサ70の出力は、ECU100に伝達される。
エンジン制御ユニット(ECU)100は、エンジン1及びその補器類を統括的に制御するエンジン制御装置である。
ECU100は、例えば、CPU等の情報処理装置、RAMやROM等の記憶装置、入出力インターフェイス及びこれらを接続するバス等を有して構成されている。
ECU100は、例えばドライバのアクセル操作等によって設定される要求トルクに応じて、図示しないスロットルバルブの開度、燃料噴射量、燃料噴射時期、点火時期、バルブタイミング等を制御する。
ECU100は、図示しないアクセルペダルの操作量(アクセル開度)に応じてドライバ要求トルクを設定するとともに、エンジン1が実際に発生するトルク(実トルク)がドライバ要求トルクと実質的に一致するようにスロットル51を制御して吸入空気量を調節する。
また、燃料噴射量は、排気ガス中の酸素量を検出する図示しないOセンサ等を用いて、空燃比が三元触媒の活性範囲内となるようにフィードバック制御される。
また、ECU100は、エンジン1の各気筒の燃焼状態のばらつき(燃焼変動)を検出する燃焼変動検出装置としての機能も備えている。
ECU100は、本発明にいう想定回転速度演算手段、燃焼変動判定手段としても機能する。
以下、燃焼変動検出装置としての機能について、詳細に説明する。
まず、本実施例における燃焼変動検出の原理について説明する。
実施例のエンジン1のようなレシプロ内燃機関においては、シリンダ内で燃焼により発生したガス圧力によってトルクが発生することから、以下の式1が成立する。

Figure 2017066925

ここで、Pi:図示平均有効圧力
Vh:排気量
Ti:図示トルク
Tf:摩擦損失トルク
I:回転部品・往復部品の慣性モーメント
θ/dt:クランク軸の角加速度
式1は、エンジン1において燃焼が起きると、筒内圧力を回転力に変換することでトルクが発生してクランクが回転することを示している。
このことから、燃焼変動と回転変動との間には強い相関があると考えられる。
本実施例は、この相関に着目し、クランク角センサ60の出力信号に基づいて、気筒別角速度ωの変動Δωを検出し、燃焼変動評価を行うものである。
次に、回転変動の検出方法について説明する。
先ず、クランク角センサ60が出力するパルス信号を用いて、サイクル毎の気筒別角速度ωm,nを算出する。
ここで、mは点火順序を示しており、一例として実施例のエンジン1の場合には、第1気筒10−第3気筒30−第2気筒20−第4気筒40の順となっている。
nは、燃焼変動の診断開始後n回目の燃焼行程ということを示している。
図2は、実施例のエンジンにおけるクランク角センサの出力信号と各気筒の上死点との関係を示す図である。
クランク角センサ60の出力信号は、クランク軸の回転に応じて逐次出力されるパルス信号である。
ここで、診断に用いる角速度ωは、当該気筒の燃焼との相関を極力強くしたいため、他の気筒の燃焼圧力の影響を受けずかつ診断対象気筒の燃焼圧力の影響を強く受ける範囲である、点火時期から排気バルブが開き始めるまでの区間において検出することとした。
具体的には、診断対象気筒の圧縮上死点前(BTDC)40度からクランク軸が180°回転する時間を検出し、この時間を180°で除することによって気筒別角速度ωm,nを算出した。
図3は、気筒別角速度の推移の一例を示すグラフであって、横軸は時間を示し、縦軸は気筒別角速度を示している。
図3に示すように、燃焼気筒が切り換わる度に、気筒別角速度は逐次変動している。
このため、気筒別の角速度偏差Δωを求めるには、直前に燃焼が行われる気筒における燃焼の影響を考慮した気筒別の角速度平均値が必要となる。
ここで、図3において破線の楕円で囲った領域に着目する。
例えば、この領域では、m−1気筒の燃焼行程における角速度に対して、m気筒の燃焼行程における角速度が低下している。
また、m−1気筒の燃焼行程における角速度は、全気筒の角速度平均値に対して大きくなっていることがわかる。
図4は、実施例の燃焼変動検出装置における燃焼変動検出の考え方を示す図である。
m気筒のnサイクル目における気筒別角速度(本発明にいう実回転速度)ωm,nは、直前に燃焼が行われるm−1気筒の気筒別角速度ωm-1,nの影響を受けて、図示された位置となっている。
例えば、m−1気筒の燃焼状態が比較的良好であり、気筒別角速度ωm-1,nが高い場合には、m気筒の燃焼状態は平均的であっても、その気筒別角速度ωm,nは、比較的高い値となる。
一方、m−1気筒の気筒別角速度ωm-1,nが仮に同じ水準であっても、m気筒の気筒別角速度ωm,nは、m気筒での燃焼の状態に応じて変動する。
ここで、仮にm−1気筒において、m気筒の平均値と同等の燃焼状態である場合、m気筒の真の気筒別角速度平均値
Figure 2017066925

は、図に示すようにm−1気筒の気筒別角速度ωm-1,nと実質的に同等となる。
しかし、実際にはm−1気筒の気筒別角速度ωm-1,nの影響を受けているため、仮の気筒別角速度平均値
Figure 2017066925

は、図示されたように比較的高い位置となる。
仮の気筒別角速度平均値は、m気筒の燃焼変動が十分に小さく、かつ、m−1気筒の気筒別角速度ωm-1,nの影響を受けている場合に想定されるm気筒の気筒別角速度(本発明にいう想定回転速度)である。
このとき、m−1気筒の気筒別角速度ωm-1,n、m気筒の仮の気筒別角速度平均値、m気筒の真の気筒別角速度平均値の関係は、図に示すように、1:xの比によって表すことができる。
xは、直前に燃焼が行われる気筒による影響の大小を表す変数であり、例えばエンジンの機種ごとに実験的に求めることが可能である。
また、xは、エンジンの回転数に依存して変化する。この場合の変化の仕方についても、実験的に求めることが可能である。
そして、m気筒のnサイクル目における気筒別回転変動Δωm,nは、式2によって表される。

Figure 2017066925
上記した式2に、以下の式3を代入することによって、式4が得られる。
式3は、m気筒の角速度平均値と、m−1気筒の角速度平均値から、m気筒の真の気筒別角速度平均値を求めるものである。
Figure 2017066925

Figure 2017066925
本実施例においては、例えば400燃焼サイクル分の気筒別回転変動Δωm,nの標準偏差σωを、下記の式5によって算出している。

Figure 2017066925

上述した気筒別回転変動Δωm,nの標準偏差σωは、平均有効圧力Piの標準偏差σPiに相関すると考えられる。
従って、標準偏差σωを用いてσPiを算出し、燃焼変動を評価することが可能である。
以下、本実施例の上記数式を、シミュレーションにより検証した結果について説明する。
図5は、第4気筒に燃焼変動を有するエンジンの気筒別角速度の推移を示すグラフである。横軸は時間を示し、縦軸は気筒別角速度を示している。(図6乃至8において同じ)
また、図5、図6に示す例においては、平均有効圧力Piの平均値は全気筒同じとなっている。
図5において、第4気筒の気筒別角速度に破線丸印を付している。
このとき、上記数式によって算出された気筒別角速度の標準偏差σωは、以下の通りとなった。
第1気筒:σω=0
第2気筒:σω=0
第3気筒:σω=0
第4気筒:σω=4.45
図6は、第2気筒に燃焼変動を有するエンジンの気筒別角速度の推移を示すグラフである。
図6に示す例では、第2気筒に、図5における第4気筒の燃焼変動に対して半分の大きさの燃焼変動を与えている。
図6において、第2気筒の気筒別角速度に破線丸印を付している。
このとき、上記数式によって算出された気筒別角速度の標準偏差σωは、以下の通りとなった。
第1気筒:σω=0
第2気筒:σω=2.23
第3気筒:σω=0
第4気筒:σω=0
図7は、各気筒間で平均有効圧力を異ならせたエンジンの気筒別角速度の推移を示すグラフである。
図7に示す例では、平均有効圧力Piが、全気筒平均に対して、第1気筒10で6%増、第3気筒30で4%減、第2気筒20で3%増、第4気筒40で5%減に設定される一方、燃焼変動はない状態を示している。
このとき、上記数式によって算出された気筒別角速度の標準偏差σωは、以下の通りとなった。
第1気筒:σω=0
第2気筒:σω=0
第3気筒:σω=0
第4気筒:σω=0
図8は、第2気筒、第4気筒に燃焼変動を有するとともに、各気筒間で平均有効圧力を異ならせたエンジンの気筒別角速度の推移を示すグラフである。
図8に示す条件は、図5、図6の例における燃焼変動と、図7の例における平均有効圧力の気筒間差とを、全て発生させたものである。
このとき、上記数式によって算出された気筒別角速度の標準偏差σωは、以下の通りとなった。
第1気筒:σω=0
第2気筒:σω=2.23
第3気筒:σω=0
第4気筒:σω=4.45
以上説明したように、本実施例の数式においては、燃焼変動を適切に検出可能であるとともに、気筒間で平均有効圧力Piのばらつきがあった場合であっても、燃焼変動がない場合には検出値である標準偏差σωに影響を受けないことが実証された。
次に、本実施例の上記数式を、実機を用いた実験により検証した結果について説明する。
ここで示す結果の試験条件は、エンジン回転数1200rpm、負荷は図示平均有効圧力Pi=560kPaであり、基準状態から失火に至るまで様々な燃焼状態で試験を行った。
各表は、各気筒における指圧計測により取得した図示平均有効圧力Pi値、図示平均有効圧力Piの標準偏差(燃焼変動)σPi、及び、本実施例の数式によって算出した気筒別角速度ωの標準偏差(回転変動)σωを示している。
表1は、基準となるエンジンの状態を示している。
Figure 2017066925
表2は、基準状態に対して、EGRガス量を低減することによって燃焼の安定化を図り、平均有効圧力の標準偏差σPiを低下させた状態を示している。
Figure 2017066925
表3は、各気筒においてランダムに失火を生じさせた状態を示している。
Figure 2017066925
表4は、第1気筒を完全に失火させた状態を示している。
Figure 2017066925
表1乃至4に示すいずれの場合も、平均有効圧力Piの変動が大きい(標準偏差σPiが大きい)場合は、気筒別角速度ωの変動(ばらつき)が大きい(標準偏差σωが大きい)ことがわかる。
表3のランダム失火においては、100回の点火に対して1回ずつ、第1気筒(#1)から順次失火させているが、この場合には全ての気筒で燃焼変動が大きくなるため、回転変動が大きくなっていることがわかる。
表4のように、第1気筒10のみ完全失火させた場合は、第1気筒10の燃焼変動としては小さくなるため、回転変動も小さい値が得られている。
このように、本実施例の数式は、シミュレーションだけではなく、実機を用いた実験結果においても、燃焼変動を適切に表現できていることが実証された。
また、診断対象気筒の気筒別角速度ωm,nのサイクル毎の推移に基づいて燃焼変動を検出する従来技術に対しては、実施例のほうが演算負荷の軽い比較的簡単な数式でありながら、他気筒の燃焼変動の影響を受けることなく正確に燃焼変動を検出可能であった。
次に、以上説明した回転変動σωを利用した燃焼変動σPiの評価手法について説明する。
図9乃至12は、エンジン1の回転数がそれぞれ1200rpm、2800rpm、4400rpm、6000rpmのときの燃焼変動σPiと回転変動σωとの相関を示すグラフである。
各図においては、負荷や運転状態を変化させた際の複数のデータをプロットしている。
図9乃至12から、燃焼変動σPiと回転変動σωとは、各回転数において、それぞれ幅を持ちながら相関を持っていることがわかる。
これらの値に対して近似線を設定し、予め設定された燃焼変動限界であるσPiに相当する回転変動σωの値を読み出すことによって、燃焼変動限界に対応する回転変動閾値を導き出すことができる。
図13は、実施例におけるエンジン回転数と回転変動閾値との相関を示すグラフである。
上述した手法により求めた異なる回転数の回転変動閾値をプロットし、これらの値に対して近似線を設定することによって、エンジン回転数に対する回転変動閾値を求めることができる。
この近似線よりも回転変動σωが大きい場合には、燃焼変動限界よりも燃焼変動σPiが大きいことを示している。
実施例のエンジン制御装置であるECU100は、燃焼変動が燃焼変動限界よりも大きい(回転変動σωが回転変動閾値以上である)気筒を検出した場合には、当該気筒の燃焼を安定化させるため、燃料噴射量、燃料噴射時期、点火時期の少なくとも1つを補正する制御を実行する。
以上説明したように、本実施例によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)実施例の燃焼変動検出装置及び方法によれば、直前に燃焼が行われる気筒の燃焼期間における気筒別角速度に基づいて診断対象気筒の燃焼変動が十分に小さい場合に想定される仮の気筒別角速度の平均値を算出し、これを実際の気筒別角速度と比較することによって、直前気筒の燃焼状態に起因する影響を排除して診断対象気筒の燃焼状態を判別することができ、燃焼変動の検出精度を向上することができる。
(2)複数の燃焼サイクルにわたって角速度偏差Δωを演算し、その標準偏差σωに基づいて判定することによって、燃焼変動の検出精度をより向上することができる。
(3)実施例のエンジン制御装置及び方法によれば、燃焼変動を精度よく検出するとともに、検出結果に応じて燃料噴射量等を補正することによって、気筒毎の燃焼変動を抑制することができる。
(変形例)
本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)燃焼変動検出装置、エンジン制御装置、エンジンの構成は、上述した実施例に限定されることなく、適宜変更することができる。
例えば、実施例のエンジンは、4ストローク水平対向4気筒の直噴ガソリンエンジンであったが、シリンダレイアウト、気筒数、燃料噴射方式などは適宜変更することが可能である。
また、ガソリンエンジンに限定されず、その他の燃料を用いる火花点火式エンジンや、ディーゼルエンジンにも本発明は適用することが可能である。
(2)実施例においては、気筒別角速度の標準偏差(回転変動)に基づいて算出された平均有効圧力の標準偏差(燃焼変動)が閾値以上である場合に燃焼変動を判定しているが、このような構成に代えて、平均有効圧力に対するその標準偏差(変動量)の比率(燃焼変動率CPi=σPi/Pi×100[%])が所定の閾値以上である場合に燃焼変動を判定してもよい。
たとえば、高負荷時などで平均有効圧力自体が大きい場合には、低負荷時には問題となり得る燃焼変動であっても、エンジンのトルク変動や振動にほとんど影響を与えない場合があるからである。
このような構成とすることによって、平均有効圧力の大きさに対してその変動量がドライバビリティや振動に与える影響の深刻さを考慮して、適切な燃焼変動の検出を行うことができる。
1 エンジン 10 第1気筒
11 インジェクタ 12 点火栓
20 第2気筒 21 インジェクタ
22 点火栓 30 第3気筒
31 インジェクタ 32 点火栓
40 第4気筒 41 インジェクタ
42 点火栓 50 吸気装置
51 スロットル 52 インテークマニホールド
60 クランク角センサ 61 センサプレート
62 ポジションセンサ 70 水温センサ
100 エンジン制御ユニット(ECU)

Claims (8)

  1. 複数の気筒を有するエンジンの燃焼変動を検出する燃焼変動検出装置であって、
    前記エンジンの各気筒の燃焼期間におけるクランク軸の回転速度を検出する回転速度検出手段と、
    診断対象気筒の直前に燃焼が行われる気筒の燃焼期間における前記回転速度に基づいて診断対象気筒の燃焼変動が十分に小さい場合に想定される想定回転速度を演算する想定回転速度演算手段と、
    診断対象気筒の燃焼期間における実際の回転速度である実回転速度と前記想定回転速度との差分に基づいて燃焼変動を判定する燃焼変動判定手段と
    を備える燃焼変動検出装置。
  2. 前記燃焼変動判定手段は、複数の燃焼サイクルにわたって算出された前記実回転速度と前記想定回転速度との差分の標準偏差に基づいて燃焼変動を判定すること
    を特徴とする請求項1に記載の燃焼変動検出装置。
  3. 前記燃焼変動判定手段は、前記実回転速度と前記想定回転速度との差分に基づいて診断対象気筒の燃焼時における平均有効圧力の変動量を算出するとともに、診断対象気筒の燃焼時における平均有効圧力に対する前記変動量の比率に基づいて燃焼変動を判定すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の燃焼変動検出装置。
  4. 複数の気筒を有するエンジンを制御するエンジン制御装置であって、
    請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の燃焼変動検出装置を備え、
    前記燃焼変動検出装置が燃焼変動を判定した気筒の燃料噴射量、燃料噴射時期、点火時期の少なくとも1つを補正する補正手段を備えること
    を特徴とするエンジン制御装置。
  5. 複数の気筒を有するエンジンの燃焼変動を検出する燃焼変動検出方法であって、
    前記エンジンの各気筒の燃焼期間におけるクランク軸の回転速度を検出し、
    診断対象気筒の直前に燃焼が行われる気筒の燃焼期間における前記回転速度に基づいて診断対象気筒の燃焼変動が十分に小さい場合に想定される想定回転速度を演算し、
    診断対象気筒の燃焼期間における実際の回転速度である実回転速度と前記想定回転速度との差分に基づいて燃焼変動を判定すること
    を特徴とする燃焼変動検出方法。
  6. 複数の燃焼サイクルにわたって算出された前記実回転速度と前記想定回転速度との差分の標準偏差に基づいて燃焼変動を判定すること
    を特徴とする請求項5に記載の燃焼変動検出方法。
  7. 前記実回転速度と前記想定回転速度との差分に基づいて診断対象気筒の燃焼時における平均有効圧力の変動量を算出するとともに、診断対象気筒の燃焼時における平均有効圧力に対する前記変動量の比率に基づいて燃焼変動を判定すること
    を特徴とする請求項5又は請求項6に記載の燃焼変動検出方法。
  8. 複数の気筒を有するエンジンを制御するエンジン制御方法であって、
    請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の燃焼変動検出方法によって燃焼変動が判定された気筒の燃料噴射量、燃料噴射時期、点火時期の少なくとも1つを補正すること
    を特徴とするエンジン制御方法。
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