JP2017064581A - リニア振動モータ - Google Patents

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片田 好紀
Yoshinori Katada
好紀 片田
慎 小田島
Shin Odajima
慎 小田島
栞 石井
Shiori ISHII
栞 石井
昇 生川
Noboru Ubukawa
昇 生川
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Abstract

【課題】リニア振動モータにおいて、駆動力の低下を抑えながら、可動子全体の質量を高めて、効果的な振動を得る。【解決手段】リニア振動モータ1は、マグネット部2Aと錘部2Bを備える可動子2と、可動子2を往復振動自在に支持する枠体3と、枠体3に固定され、可動子2を振動させる駆動力をマグネット部2Aに付与するコイル4と、駆動力に反発する弾性力を可動子2に付与する弾性部材5とを備え、マグネット部2Aは、可動子2の振動方向に沿って着磁された複数のマグネット片11,12,13が、互いに近接する磁極が同極になるように、可動子2の振動方向に沿って並べて配列され、錘部2Bは、可動子2の振動方向両端部に配置される端部錘体20と、複数配置されるマグネット片11,12,13の間に配置される中間錘体21とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、リニア振動モータに関するものである。
振動モータ(或いは振動アクチュエータ)は、携帯電子機器に内蔵され、着信やアラームなどの信号発生を振動によって携帯者に伝える装置として広く普及しており、携帯者が身につけて持ち運ぶウエアラブル電子機器においては、不可欠な装置になっている。また、振動モータは、タッチパネルなどのヒューマン・インターフェイスにおけるハプティクス(皮膚感覚フィードバック)を実現する装置として、近年注目されている。
振動モータは、各種の形態が開発されている中で、直線的な往復振動によって比較的大きな振動を発生させることができるリニア振動モータが注目されている。このリニア振動モータは、筐体及びコイルを備えた固定子と、マグネット及び錘部(分銅)を備えた可動子とを備え、コイルに駆動電流を通電することでマグネットに加わる駆動力(ローレンツ力)で可動子をリニア振動させている(下記特許文献1参照)。
特開2015−95943号公報
前述したリニア振動モータは、駆動電流に可動子の質量と可動子を支持するバネ(弾性部材)の弾性係数で決まる共振周波数の交流が用いられるので、可動子の質量をより大きくすることで効果的な振動を得ることができる。
しかしながら、リニア振動モータにおける可動子は、高密材料を選択し難いマグネットを高密度材料からなる錘部に連結して構成しているので、可動子全体の設定された体積内で錘部の体積割合を増やして可動子全体の質量を高めようとすると、その分マグネットの体積が減ることになり、十分な駆動力を得ることができなくなる。
本発明の課題は、このような問題を解決することにある。すなわち、リニア振動モータにおいて、駆動力の低下を抑えながら、可動子全体の質量を高めて、効果的な振動を得ること、などが本発明の課題である。
このような課題を解決するために、本発明によるリニア振動モータは、以下の構成を具備するものである。
マグネット部と錘部を備える可動子と、前記可動子を往復振動自在に支持する枠体と、前記枠体に固定され、前記可動子を振動させる駆動力を前記マグネット部に付与するコイルと、前記駆動力に反発する弾性力を前記可動子に付与する弾性部材とを備え、前記マグネット部は、前記可動子の振動方向に沿って着磁された複数のマグネット片が、互いに近接する磁極が同極になるように、前記可動子の振動方向に沿って並べて配列され、前記錘部は、前記可動子の振動方向両端部に配置される端部錘体と、複数配置される前記マグネット片の間に配置される中間錘体とを備えることを特徴とするリニア振動モータ。
本発明の実施形態に係るリニア振動モータの全体構成を示した分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るリニア振動モータの断面図である。 本発明の実施形態に係るリニア振動モータの可動子の全体構成を示した分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るリニア振動モータを装備した電子機器の一例(携帯電子機器)を示した説明図(斜視図)である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する(以下、異なる図における同一符号は同一機能の部位を示しており、各図における重複説明は省略する。)。図1及び図2は、本発明の一実施形態に係るリニア振動モータの全体構成を示している。また、図3は、本発明の実施形態に係るリニア振動モータの可動子の全体構成を示している。各図におけるX,Y,Z方向は互いに直交する方向を示しており、X方向が可動子の振動方向(一軸方向)、Y方向がリニア振動モータ(可動子)の幅方向、Z方向がリニア振動モータ(可動子)の厚さ(高さ)方向をそれぞれ示している。
リニア振動モータ1は、マグネット部2Aと錘部2Bを備える可動子2と、可動子2を往復振動自在に支持する枠体3と、枠体3に固定され、可動子2を振動させる駆動力をマグネット部2Aに付与するコイル4と、駆動力に反発する弾性力を可動子2に付与する弾性部材5とを備える。そして、マグネット部2Aは、可動子2の振動方向に沿って着磁された複数のマグネット片11,12,13が、互いに近接する磁極が同極になるように、可動子2の振動方向(図示X方向)に沿って並べて配列されている。更に、錘部2Bは、可動子2の振動方向両端部に配置される端部錘体20と、複数配置されるマグネット片11,12,13の間に配置される中間錘体21とを備える。
このようなリニア振動モータ1は、可動子2のマグネット部2Aが、可動子2の振動方向(図示X方向)に沿って着磁された複数のマグネット片11,12,13を備えており、その複数のマグネット片11,12,13が、互いに近接する磁極が同極になるように、可動子2の振動方向(図示X方向)に沿って並べて配列されており、複数のマグネット片11,12,13の同極間に中間錘体21が配置されている。これによって、マグネット部2Aの駆動力を維持しながら、可動子2全体の質量を高めて、効果的な振動を得ることができる。ここでは、複数のマグネット片11,12,13が3個配列される例を示しているが、これに限らず、マグネット片は2個又は4個以上であってもよい。その場合には、隣り合うマグネット片の間には全て中間錘体21が配置される。
従来のリニア振動モータは、マグネット部を構成する際に、可動子の振動方向に沿って着磁された複数のマグネット片を、同極が互いに近接するように可動子の振動方向に沿って配列した場合には、複数のマグネット片の同極間にヨーク(磁性体)を配置して、マグネット片の磁力線がヨークを介して周囲に放射されるようにしていた。このような従来技術では、ヨークに対して高密度の材料を用いていなかったので、可動子の質量を十分に高めることができなかった。
これに対して、本発明の実施形態は、ヨークに代えて鉄(鉄の密度は7.9g/cm3)よりも高密度材料からなる中間錘体21を配置することで、可動子2の質量を高めている。本発明の発明者は、隣り合うマグネット片11,12,13における同極間の距離を適正に確保すれば、その間に磁性体であるヨークを配置しなくても、その周囲に配置されるコイル4を横切る磁力線を十分に確保することができることを、磁力線解析の結果見出し、本発明に至った。本発明の実施形態によると、従来技術に対してマグネット部2Aの駆動能力と可動子2全体の体積を同等にしながら、可動子2の質量を高め、効果的な振動を得ることができる。
この際、中間錘体21の振動方向(図示X方向)の幅は、マグネット部2Aの磁力線が効果的にコイル4を横切るように、適正に設定されている。すなわわち、中間錘体21は、近接するマグネット片11,12,13の磁極間隔を規制するスペーサを兼ねている。
以下、図示の例に沿って細部を説明するが、本発明の実施形態は、特にこれに限定されるものではない。
リニア振動モータ1は、マグネット部2A、錘部2B、ガイドシャフト6、連結部材22及び連結片23が一体的になった可動子2と、可動子2を一軸方向に沿って往復振動自在に支持する枠体3と、枠体3に固定されマグネット部2Aを一軸方向に沿って駆動するコイル4と、マグネット部2Aに付与される駆動力に反発する弾性力を可動子2に付与する弾性部材5とを具備している。
前述したように、可動子2のマグネット部2Aは、複数のマグネット片11,12,13を備えており、可動子2の錘部2Bは、端部錘体20と中間錘体21を備えている。ここで、錘部2Bの端部錘体20と中間錘体21は、マグネット片11,12,13に対して高密度の材料が用いられており、例えば、密度が18g/cm3程度のタングステン合金などを用いることができる。このように中間錘体21は、端部錘体20と同一の材料(タングステン)を含むことで、可動子2の質量増加に寄与している。尚、中間錘体21と端部錘体20の両方は同一のタングステン合金にしてもよい。
可動子2は、マグネット部2Aにおける一軸方向の一端側に連結部材22を接続するとともに、その他端側には連結片23を接続している。連結部材22と連結片23には、それぞれ、端部錘体20及びガイドシャフト6が接続されている。端部錘体20及びガイドシャフト6は、マグネット部2Aを間に置くようにして、一軸方向に沿う一方側と他方側に配設され、端部錘体20から突出するガイドシャフト6の突端側は自由端となっている。
マグネット部2Aは、一軸方向(図示X方向)に沿った極性を有する偏平矩形状のマグネット片11,12,13を互いに同極が近接するように複数配置している。これに対して、錘部2Bは、マグネット片11,12,13の間に中間錘体21をそれぞれ配置し、マグネット部2Aの両端に端部錘体20を接続している。マグネット片11,12,13と中間錘体21の側部には、連結部材22の補強片部22Bが接続されており、これによってマグネット片11,12,13と中間錘体21との接合の剛性が高められている。
ここでの連結部材22は、マグネット部2Aの一端部に接着固定されるとともに一方のガイドシャフト6に接続された連結片部22Aと、連結片部22Aの両端側から延設されマグネット片11,12,13と中間錘部21の両側面に接着剤を介して接着された二つ補強片部22Bとを一体に有するコの字状に形成される。この連結部材22は、例えば、非磁性のステンレス等、比較的剛性の高い非磁性金属材料から形成される。
連結片部22Aには、中心軸線に沿ってガイドシャフト6を挿入し接続する孔22A1と、中心軸線から離れた位置で端部錘体20の凸部20Xを嵌合する嵌合孔22A2とが設けられる。孔21Aとガイドシャフト6の接続は、好ましくは圧入と溶接の併用とされるが、圧入のみ、又は溶接のみとすることも可能である。また、連結片部22Aと端部錘体20の接続は、好ましくは接着と溶接の併用とされるが、接着のみ、又は溶接のみとすることも可能である。また、連結片部22Aとマグネット部2Aの接続は、接着剤を用いた接着とされるが、接着及び溶接の併用、又は溶接のみとすることも可能である。
補強片部22Bは、連結片部22Aの一端側から一軸方向に沿って延設され、複数のマグネット片11,12,13及び中間錘体21を跨るようにして、これらの側面に接着固定される。この補強片部22Bにおける一軸方向の中央寄りの部分は、他の部分よりもマグネットの厚さ方向(図示Z方向)に幅狭に形成され、これによってコイル4に干渉し難くしている。
連結片23は、マグネット部2Aにおける連結片部22Aと逆側の端部に接着固定される平板状の部材であり、中心軸線に沿って他方のガイドシャフト6を挿入し接続する孔23Aと、中心軸線から離れた位置で端部錘体20の凸部20Xを嵌合する嵌合孔23Bとを有する。これら孔23A及び嵌合孔23Bは、連結片部22Aと同様にして、他方の端部錘体20及びガイドシャフト6を接続している。また、連結片23は連結片部22Aと同様にして、マグネット部2Aと接続されている。この連結片23は、例えば、非磁性のステンレス等、比較的剛性の高い非磁性金属材料から形成される。
端部錘体20は、マグネット部2Aの一軸方向(図示X方向)両端部に、連結片部22A及び連結片23を介して連結されている。この端部錘体20は、図示の例では、マグネット部2Aの厚さよりも大きいZ方向高さを有すると共にマグネット部2Aの幅より大きいY方向の幅を有する矩形断面形状に形成される。
この端部錘体20には、中心軸線上にガイドシャフト6を挿通するための貫通孔20Yが設けられ、中心軸線から離れた位置に、凸部20Xが設けられる。また、この端部錘体20におけるシャフト突出方向側には、一軸方向に沿ってマグネット部2A側へ凹むようにガイドシャフト支持部20Aが設けられ、このガイドシャフト支持部20Aの凹部内の空間にガイドシャフト6が配置される。そして、ガイドシャフト支持部20Aは、ガイドシャフト6を摺動自在に軸支する軸受7の一部又は全部を内在しており、可動子2の比較的大きな振幅を確保する。
枠体3は、各部を収容することができる枠構成を有していればよいが、図示の例では、矩形状の底面30Aを有し、その周辺に立設される壁部30B,30C,30D,30Eを備えた収容枠30と、収容枠30内の収容物を覆う蓋体31を備えている。蓋体31は、壁部30B〜30Eの上端面に取り付けられる矩形板状に形成される。収容枠30及び蓋体31は、金属板を加工(プレス加工など)することで形成することができる。図示の例では、収容枠30は、幅方向(図示Y方向)の寸法に対して、厚さ方向(図示Z方向)の寸法を小さく、振動方向(図示X方向)の寸法を大きくした偏平状(扁平状)の略直方体形状(箱形形状)になっている。
収容枠30の底面30Aにおける一軸方向の両側には、二つのガイドシャフト6をそれぞれ摺動自在に支持するように軸受7が固定される。収容枠30の底面30Aには、軸受支持部7Aが設けられ、この軸受支持部7Aに軸受7が取り付けられている。ここでは、ガイドシャフト6を可動子2側に固定して、軸受7を枠体3側に固定した例を示しているが、その逆に、ガイドシャフト6を枠体3側に固定して、可動子2(端部錘体20)に軸受7を固定するようにしてもよい。収容枠30の壁部30B,30Dの内面には、ガイドシャフト6の端部が衝突する際の衝撃を吸収する緩衝部材32が装着されている。
また、収容枠30の底面30A上には、連結片23の位置に対応するように、摺動受け部30Rが設けられる。摺動受け部30Rは、可動子2がガイドシャフト6回りに回転した場合に、連結片23の当接部を受けて、端部錘体20が収容枠30の内面に直接接触するのを防いでいる。このように、滑らかに加工しやすい連結片23の当接部を摺動受け部30R上に摺動させるようにしているため、可動子2をスムース且つ静かに振動させることができ、更にはリニア振動モータ1の長寿命化をはかることが可能になる。
コイル4は、図示の例では、磁極の向きをX方向に向けたマグネット部2Aの回りに、Y,Z方向に沿って電線を巻いたものであり、その上面と下面の一方又は両方、更には必要に応じて側面を、枠体3の内面に固定している。コイル4の枠体3への固定は、枠体3に直接固定してもよいし、コイル4をコイルボビンに巻いてコイルボビンを枠体3に固定してもよい。
このコイル4は、図示例によれば、一軸方向に並ぶように二つ設けられる。これら二つのコイル4の一方と他方は、電線の巻方向が互いに逆になっている。そして、各コイル4は、隣接するマグネット片11,12(又は12,13)を跨るようにしてこれら隣接するマグネット間の中央寄り配置される。二つのコイル4は、直列に接続され、その電線の両端部を、枠体3から外部に露出した入力端子部30Fに電気的に接続している。
コイル4内に可動子2を組み込む作業は、可動子2から一方側の連結片23、端部錘体20及びガイドシャフト6が外された状態において、マグネット部2Aの部分がコイル4内に挿通される。また、別途、連結片23にガイドシャフト6が接続され、さらに、端部錘体20が、ガイドシャフト6に装着され、その後で、連結部材22の両補強片部22Bの端部に連結片23が接続される。
また、弾性部材5は、一軸方向に沿った一対のガイドシャフト6とは非同軸に配置され、コイル4とマグネット部2Aとによって生じる駆動力に反発する弾性力を、可動子2に付与している。図示の例では、弾性部材5として一軸方向(X方向)に沿って延び縮みするコイルバネを用いており、片側2個の弾性部材5を端部錘体20と枠体3の壁部30B,30Dの間に介在させている。図示の例では、弾性部材5は一対のガイドシャフト6と平行に配置されている。そして、弾性部材5の一端は枠体3の壁部30B,30Dに設けた支持突起14に係止されており、弾性部材5の他端は端部錘体20の端部20Bに設けた支持突起15に係止されている。
このようなリニア振動モータ1は、非駆動時(無通電状態)には、可動子2は弾性部材5の弾性力が釣り合う振動中心位置で静止している。枠体3の入力端子部30Fを介してコイル4に、可動子2の質量と弾性部材5の弾性係数で決まる共振周波数の駆動電流が入力されると、マグネット部2Aに一軸方向(図示のX方向)の駆動力(ローレンツ力)が作用し、この駆動力と弾性部材5の弾性反発力によって、可動子2が一軸方向に沿って往復振動する。
この際、可動子2の錘部2Bは、振動方向両側の端部錘体20に加えて、マグネット片11,12,13の間に配置される中間錘体21を備えているので、高い質量で効果的な振動を発生させることができる。そして、可動子2のマグネット部2Aは、中間錘体21をマグネット片11,12,13の間に配置させることで、マグネット片11,12,13の対向する同磁極間距離を適正に設定することができるので、マグネット部2Aの駆動力を低下させることなく、可動子2の質量を高めることができる。
また、リニア振動モータ1は、この往復振動の際や、落下等により衝撃を受けた際に、可動子2を構成する複数のマグネット片11,12,13、中間錘体21、端部錘体20及びガイドシャフト6等は、連結部材22及び連結片23により頑強に一体化されているため、その接続箇所等が容易に離脱するようなことがなく、耐震動性及び耐衝撃性に優れている。
次に、本発明の実施形態に係るリニア振動モータ1を装備した電子機器の一例である携帯電子機器100について説明する(図4参照)。携帯電子機器100は、薄厚な偏平箱状の筐体内にリニア振動モータ1を装着して、携帯情報端末(例えば、スマートフォンやタブレットパソコン等)を構成している。
この構成によれば、リニア振動モータ1により効果的且つ安定した振動が得られ、薄型化や幅方向のコンパクト化が可能であり、通信機能における着信やアラーム機能などの動作開始・終了時を効果的に使用者に伝えることができる。また、リニア振動モータ1の薄型化及びコンパクト化によって高い携帯性或いはデザイン性を追求した携帯電子機器100を得ることができる。更に、リニア振動モータ1は、厚さを抑えた直方体形状の枠体3内に各部を収容したコンパクト形状であるから、薄型化された携帯電子機器100の内部にスペース効率よく装備することができる。また、リニア振動モータ1は、耐衝撃強度が高く、耐久性も高いので、高寿命且つ故障し難い携帯電子機器100を得ることができる。
図4の携帯電子機器100は、好ましい一例として、リニア振動モータ1を内在したスマートフォン又はタブレットパソコンを示しているが、この携帯電子機器100の他例としては、リニア振動モータ1を内在するようにして、携帯電話や、携帯ゲーム機、携帯型通信時計、ウェアラブル通信端末を含むウェアラブル電子機器、その他のポータブル電子機器を構成することが可能である。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。また、上述の各実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用して組み合わせることが可能である。
1:リニア振動モータ,2:可動子,2A:マグネット部,2B:錘部,
3:枠体,4:コイル,5:弾性部材,6:ガイドシャフト,
7:軸受,7A:軸受支持部,11,12,13:マグネット片,
14,15:支持突起,
20:端部錘体,20A:ガイドシャフト支持部,20B:端部,
20X:凸部,20Y:貫通孔,21:中間錘体,
22:連結部材,22A:連結片部,22A1:孔,22A2:嵌合孔,
22B:補強片部,23:連結片,23A:孔,23B:嵌合孔,
30:収容枠,30A:底面,30B〜30E:壁部,30F:入力端子部,
30R:摺動受け部,
31:蓋体,32:緩衝部材,
100:携帯電子機器(携帯情報端末)

Claims (6)

  1. マグネット部と錘部を備える可動子と、
    前記可動子を往復振動自在に支持する枠体と、
    前記枠体に固定され、前記可動子を振動させる駆動力を前記マグネット部に付与するコイルと、
    前記駆動力に反発する弾性力を前記可動子に付与する弾性部材とを備え、
    前記マグネット部は、前記可動子の振動方向に沿って着磁された複数のマグネット片が、互いに近接する磁極が同極になるように、前記可動子の振動方向に沿って並べて配列され、
    前記錘部は、前記可動子の振動方向両端部に配置される端部錘体と、複数配置される前記マグネット片の間に配置される中間錘体とを備えることを特徴とするリニア振動モータ。
  2. 前記中間錘体は、近接する前記マグネット片の磁極間隔を規制するスペーサを兼ねることを特徴とする請求項1記載のリニア振動モータ。
  3. 前記錘部は、前記マグネット部に対して高密度の材料で構成されることを特徴とする請求項1又は2記載のリニア振動モータ。
  4. 前記枠体には、前記可動子を一軸方向に沿って振動自在に支持するガイドシャフトが設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のリニア振動モータ。
  5. 前記可動子は、直線的な振動方向に交差する幅方向の寸法に対して前記振動方向及び前記幅方向に交差する厚さ方向の寸法が小さい薄厚形状を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のリニア振動モータ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のリニア振動モータを備える携帯情報端末。
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