JP2017064115A - 生体計測装置および生体計測システム - Google Patents

生体計測装置および生体計測システム Download PDF

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Abstract

【課題】生体情報を高精度に計測することが可能な生体計測装置を提供する。【解決手段】生体計測装置4は、駆動部41と、電気信号取得部と、電圧信号生成部と、増幅部43と、を備える。駆動部は、1以上の発光素子から光強度が周期的に変化する光信号を発光させるべく、発光素子を駆動する。電気信号取得部は、光信号が生体物内で反射された反射光信号の光量、または光信号が生体物を透過した透過光信号の光量に応じた電気信号を取得する。電圧信号生成部は、取得した電気信号に含まれる所定周波数以下の成分を除去した電圧信号を出力する。増幅部は、電圧信号を増幅して増幅信号を出力する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、生体計測装置および生体計測システムに関する。
生体計測装置の一例として、脈波計測装置が知られている。脈波計測装置は、例えば、血管に向かって光を照射するLED(Light Emitting Diode)と、血管を透過または反射した光を受光するためのフォトダイオードと、を用いて脈波を計測する。このフォトダイオードの出力信号には、脈波が生体情報として含まれている。この脈波は、例えば、出力信号を増幅することにより検出される。
しかし、上記出力信号には、脈波成分だけでなく環境光成分などの低周波ノイズ成分も含まれている。しかも、出力信号に含まれる脈波成分の信号レベルは非常に小さいため、出力信号を増幅すると、脈波成分が低周波ノイズ成分に埋もれて計測できなくなるおそれがある。
特開平3−57429号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、生体情報を高精度に計測することが可能な生体計測装置、および生体計測システムを提供することである。
実施形態によれば、生体計測装置は、駆動部と、電気信号取得部と、電圧信号生成部と、増幅部と、を備える。前記駆動部は、1以上の発光素子から光強度が周期的に変化する光信号を発光させるべく、前記発光素子を駆動する。前記電気信号取得部は、前記光信号が生体物内で反射された反射光信号の光量、または前記光信号が生体物を透過した透過光信号の光量に応じた電気信号を取得する。電圧信号生成部は、取得した前記電気信号に含まれる所定周波数以下の成分を除去した電圧信号を出力する。増幅部は、前記電圧信号を増幅して増幅信号を出力する。
第1の実施形態に係る生体計測システムの概略的な構成を示すブロック図である。 (a)は、キャパシタがないときの電圧信号のレベルと増幅信号のレベルを示す図であり、(b)は、キャパシタがあるときの電圧信号のレベルと増幅信号のレベルを示す図である。 第1の実施形態の変形例に係る生体計測装置の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る生体計測システムの概略的な構成を示すブロック図である。 図4に示す復調部の復調処理を説明するための信号波形図である。 第2の実施形態の変形例に係る生体計測装置の構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る生体計測システムの概略的な構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る生体計測システム1は、発光素子2と、受光素子3と、生体計測装置4と、を備える。
発光素子2は、生体物内(本実施形態では血管)に向かって、光信号S1を照射する。光信号S1の光強度は、図1に示すように、周期的に変化している。光信号S1の周波数は、脈波信号に代表されるような生体信号の周波数や環境光変化の周波数、具体的には数〜数十Hzよりも十分高い周波数、例えば数kHz程度である。
本実施形態では、発光素子2は、例えば緑色光を発光するLEDで構成されている。しかし、発光素子2は、LED以外の他の種類の発光素子であってもよい。また、発光素子2の発光色(光の波長)も、赤色、赤外等の他の色(波長)であってもよい。
また、本実施形態では、1つの発光素子から光信号S1が発光されているが、複数の発光素子を用いて光信号S1を生成してもよい。より具体的には、光強度が高い第1の発光素子と、光強度が第1の発光素子よりも低い第2の発光素子とを交互に発光させることによって、光信号S1を生成してもよい。
受光素子3は、発光素子2から照射された光信号S1が生体物内で反射した反射光信号を受光する。ただし、発光素子2の光が、赤色の場合には、受光素子3は、生体物を透過した透過光信号を受光する。このように、発光素子2から照射された光信号S1は、生体物で反射または生体物を透過することにより振幅変調され、この振幅変調された光信号が受光素子3にて受光される。また、受光素子3は、受光した反射光信号の光量または透過光信号の光量に応じた電流信号を出力する。この電流信号は、光信号S1によって振幅変調された脈波成分と、環境光等の低周波ノイズ成分(DC成分)と、を含む。本実施形態では、受光素子3は、フォトダイオードで構成されている。しかし、受光素子3は、フォトダイオード以外の他の種類の受光素子であってもよい。
生体計測装置4は、駆動部41と、電流電圧変換部42と、増幅部43と、A/D変換部44と、復調部45と、タイミング制御部46とを有する。以下、各部について説明する。
駆動部41は、発光素子2から光信号S1が発光されるように発光素子2の駆動信号を生成する。
電流電圧変換部42は、オペアンプOA1、OA2と、抵抗素子Rfと、キャパシタCfと、を有する。オペアンプOA1の非反転入力端子と、オペアンプOA2の非反転入力端子とは、定電圧源に接続されている。なお、本実施形態では、電流電圧変換部42は、2つのシングルエンド型オペアンプOA1、OA2を有しているが、これらの代わりに、一対の出力端子を備える1つの完全差動型オペアンプを有していてもよい。
オペアンプOA1の反転入力端子は、キャパシタC1を介して受光素子3のアノードに接続されている。一方、オペアンプOA2の反転入力端子は、キャパシタC2を介して受光素子3のカソードに接続されている。抵抗素子Rfは、オペアンプOA1、OA2の各々において、反転入力端子と出力端子との間に設けられている。キャパシタCfは、信号を平滑化するとともにオペアンプOA1、OA2の安定動作のための電子部品であり、抵抗素子Rfに並列に接続されている。
上記のように構成された電流電圧変換部42には、受光素子3からキャパシタC1、C2を介して電流信号が入力される。この電流信号が、電圧信号に変換されてOA1、OA2の出力端子から出力される。このとき、キャパシタC1、C2と、抵抗素子Rfと、を用いて構成される第1フィルタ5にて、電流信号に含まれる所定周波数以下の成分が除去される。
本実施形態では、第1フィルタ5は、電流信号から光信号S1の周波数よりも低い成分、換言すると環境光等の低周波ノイズ成分を除去するハイパスフィルタとして機能する。なお、第1フィルタ5を構成するキャパシタC1、C2は、生体計測装置4の外部に設けられているが、生体計測装置4の内部に設けられていてもよい。
増幅部43は、電流電圧変換部42から出力された電圧信号を増幅して増幅信号を出力する。本実施形態では、増幅部43はPGA(Programmable Gain Amplifier)で構成されているが、他の種類の増幅器で構成されていてもよい。
ここで、図2を参照しながら、増幅部43に入力される電圧信号と、増幅部43から出力される増幅信号について説明する。図2(a)は、キャパシタC1、C2がないときの電圧信号のレベルと増幅信号のレベルを示す図である。図2(b)は、キャパシタC1、C2があるときの電圧信号のレベルと増幅信号のレベルを示す図である。図2(a)および図2(b)において、斜線部分は、低周波ノイズ成分のレベルを示す。
キャパシタC1、C2が設けられていない場合、電流電圧変換部42は、受光素子3から出力された電流信号をそのまま電圧信号に変換する。そのため、図2(a)に示すように、電圧信号に含まれる低周波ノイズ成分のレベルは大きい。その結果、増幅部43のゲインが大きいと、信号レベルが電源電圧VDDを超えて、信号クリップが起こる。これにより、電圧信号に含まれる高周波の脈波成分を忠実に検出できなくなる。
一方、本実施形態のようにキャパシタC1、C2が設けられている場合、電流電圧変換部42が電流信号を電圧信号に変換する際、キャパシタC1、C2と抵抗素子Rfにより低周波ノイズ成分がほぼ除去される。そのため、図2(b)に示すように、電圧信号に含まれる低周波ノイズ成分のレベルは、非常に小さくなる。そのため、増幅部43は、信号クリップが起こらない範囲で電圧信号を増幅でき、電圧信号に含まれる高周波の脈波成分を大きなゲインで増幅して検出できる。
再び図1に戻って、A/D変換部44は、増幅部43から出力された増幅信号をデジタル変換してデジタル信号を出力する。本実施形態では、A/D変換部44のサンプリング周波数は、光信号S1の周波数の2倍以上である。
復調部45は、A/D変換部44から出力されたデジタル信号をデジタル処理することによって、当該デジタル信号に含まれた脈波成分を検出する。上述したように、受光素子3で受光される光信号は、発光素子2からの光信号S1を振幅変調した信号である。復調部45は、受光素子3で受光された光信号を電流電圧変換部42で電圧信号に変換し、さらにA/D変換部44でデジタル変換した後に、復調して生体情報である脈波成分を検出する。タイミング制御部46は、A/D変換部44が光信号S1に同期してデジタル変換するようにA/D変換部44の動作タイミングを制御する。
以下、上述した本実施形態に係る生体計測システム1の動作について説明する。
まず、駆動部41が発光素子2を駆動する。これにより、発光素子2が、生体物内に光信号S1を発光する。光信号S1は生体物内で振幅変調されて、生体物内で反射した反射光信号、または生体物を透過した透過光信号として受光素子3に受光される。受光素子3は、反射光信号の光量または透過光信号の光量に応じた電流信号を出力する。
上記電流信号は、キャパシタC1、C2を介して電流電圧変換部42に入力され、電流電圧変換部42は、この電流信号を電圧信号に変換する。このとき、上述したように、キャパシタC1、C2と、抵抗素子Rfとで構成される第1フィルタ5にて、低周波ノイズ成分が除去される。
電流電圧変換部42から出力された電圧信号は、増幅部43にて、予め設定されたゲインで増幅される。増幅部43は、電圧信号を増幅した増幅信号をA/D変換部44へ出力する。
A/D変換部44は、増幅信号をデジタル変換したデジタル信号を復調部45へ出力する。最後に、復調部45が、デジタル信号から脈波成分に対応するデジタル値を抽出することによって、脈波が検出される。
以上説明した本実施形態に係る生体計測システム1によれば、キャパシタC1、C2と電流電圧変換部42により、増幅部43は、低周波ノイズ成分が除去された電圧信号を増幅できる。そのため、大きなゲインを確保できるので、脈波を高精度に計測することが可能となる。
また、本実施形態では、発光素子2が高周波の光信号S1を発光するので、脈波を振幅変調することができる。その結果、振幅変調された脈波の周波数帯域は、数kHzとなる。一方、低周波ノイズ成分の周波数帯域は、数Hzである。そのため、脈波の周波数帯域と低周波ノイズ成分の周波数帯域との差が、非常に大きくなる。これにより、高精度なフィルタを用いなくても、容易に低周波ノイズ成分を除去することが可能となる。これはすなわち、環境光などの低周波ノイズ成分の影響を受けずに、脈波成分を光学的に検出できることを意味する。
なお、本実施形態に係る生体計測装置4の中で、少なくとも駆動部41と、電流電圧変換部42と、増幅部43とは、半導体装置の構成要素としてチップ内に設けられていてもよい。
また、本実施形態では、電流電圧変換部42は、受光素子3で受光された信号(反射光信号、透過光信号)の光量に応じた電気信号を取得する電気信号取得部と、取得した電気信号に含まれる所定周波数成分以下の成分を除去した電圧信号を出力する電圧信号生成部とを含んでいる。具体的には、オペアンプOA1、OA2の反転入力端子が電気信号取得部を構成し、オペアンプOA1、OA2の出力端子および抵抗素子Rfが電圧信号生成部を構成している。
しかし、電気信号取得部および電圧信号生成部は、電流電圧変換部42として一体になった構成に限定されず、別体となった構成であってもよい。さらに、電気信号取得部で取得される電気信号は、受光素子3から出力された電流信号だけでなく、この電流信号を電圧変換した電圧信号であってもよい。すなわち、受光素子3で受光された光信号を電圧に変換する処理は、生体計測装置4の外部で行ってもよい。この場合、生体計測装置4には、受光素子3で受光された光信号に応じた電圧信号が入力されることになる。生体計測装置4は、入力された電圧信号を上述した電気信号として取得する電気信号取得部と、取得した電気信号に含まれる所定周波数成分以下の成分を除去した電圧信号を出力する電圧信号生成部と、を有するため、図1と同様の処理動作により、脈波成分を検出可能となる。
(変形例1)
図3は、第1の実施形態の変形例に係る生体計測装置の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、本変形例に係る生体計測装置4aでは、キャパシタC1、C2が、オペアンプOA1、OA2の出力端子にそれぞれ直列に接続されている。また、キャパシタC1と増幅部43との接続経路上には、抵抗R1の一端が接続され、その他端は接地されている。さらに、キャパシタC2と増幅部43との接続経路上には、抵抗R2の一端が接続され、その他端は接地されている。
本変形例では、受光素子3から出力された電流信号は、電流電圧変換部42に直接入力される。電流電圧変換部42は、電流信号を電圧信号に変換して出力する。この時点で、電圧信号は、低周波ノイズ成分を含んでいる。しかし、低周波ノイズ成分は、増幅部43に入力される前に、キャパシタC1、C2と抵抗R1、R2によって除去される。つまり、本変形例では、電流電圧変換部42が、上記電気信号取得部として機能し、キャパシタC1、C2および抵抗R1、R2が、上記電圧信号生成部として機能している。
以上説明した本変形例においても、キャパシタC1、C2と抵抗R1、R2によって、増幅部43は、低周波ノイズ成分が除去された電圧信号を増幅できる。そのため、大きなゲインを確保できるので、脈波成分を高精度に計測することが可能となる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る生体計測システムについて説明する。ここでは、上述した第1の実施形態に係る生体計測システム1と同様の構成要素については、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
図4は、第2の実施形態に係る生体計測システムの概略的な構成を示すブロック図である。図4に示すように、本実施形態に係る生体計測システム10は、復調部45の代わりに復調部55を備える点で第1の実施形態に係る生体計装システム1と異なる。
復調部55は、増幅部43とA/D変換部44との間に設けられている。復調部55は、増幅部43で増幅された増幅信号から脈波を検出する復調処理を行う。以下、図5を参照して、復調部55の復調処理について説明する。図5は、復調部55の復調処理を説明するための信号波形図である。
図5に示す増幅信号S2は、脈波信号を高周波の光信号S1で振幅変調したアナログ信号である。復調部55は、例えば、ピークホールド回路を有する。このピークホールド回路は、増幅信号S2からピーク成分、すなわち増幅信号S2の包絡線情報を抽出して、増幅信号S2よりも周波数の低い低周波信号S3を出力する低周波変換部として機能する。
低周波信号S3は、脈波信号に相当する信号である。つまり、復調部55は、増幅信号S2から脈波信号を検出する動作を行う。そして、この脈波信号は、A/D変換部44でデジタル信号に変換される。
以上説明した本実施形態に係る生体計測システム10では、第1の実施形態と同様に、増幅部43は、低周波ノイズ成分が除去された電圧信号を増幅できる。そのため、大きなゲインを確保できるので、脈波を高精度に計測することが可能となる。
特に、本実施形態では、復調部55が、アナログ信号(増幅信号S2)の段階で脈波信号を検出し、A/D変換部44に入力される信号周波数を低くしている。そのため、A/D変換部44のサンプリング周波数を低くすることができる。これにより、A/D変換部44のサンプリング周波数が、光信号S1の周波数の2倍よりも小さくても、A/D変換部44は、脈波信号をデジタル処理できる。つまり、A/D変換部44が高機能でなくても、脈波信号をデジタル処理できるようになる。
(変形例2)
図6は、第2の実施形態の変形例に係る生体計測装置の構成を示すブロック図である。図6に示すように、本変形例に係る生体計測装置4bは、復調部65を備える。復調部65は、ミキサー65aと、第2フィルタ65bと、を有する。
ミキサー65aは、増幅部43から出力された増幅信号S2と、光信号S1の周波数と同じ周波数の信号S4とを合成する。そして、ミキサー65aは、第1信号と、第2信号を出力する。第1信号は、増幅信号S2の周波数と信号4の周波数(光信号S1の周波数)とを足し合わせた周波数の信号である。一方、第2信号は、増幅信号S2の周波数と信号4の周波数(光信号S1の周波数)との差分の周波数の信号である。
第2フィルタ65bは、第1信号を除去して第2信号を検出する。第2信号は、増幅信号S2の周波数から光信号S1の周波数と同じ周波数を差し引くことにより生成された信号である。増幅信号S2には、光信号S1の高周波成分と、脈波信号の低周波成分が含まれている。そのため、増幅信号S2の周波数と光信号S1の周波数の差分により、第2信号には、上記低周波成分が残っている。このようにして生成された低周波の第2信号は、図5に示す低周波信号S3に相当する。つまり、第2信号は、脈波信号に相当する信号である。
本変形例においても、復調部65が、アナログ信号(増幅信号S2)の段階で脈波信号を検出している。そのため、A/D変換部44のサンプリング周波数が高くなくても、換言すると、A/D変換部44のサンプリング周波数が光信号S1の周波数の2倍より小さくても、脈波信号をデジタル処理できるようになる。
以上説明した各実施形態および各変形例では、復調部45またはA/D変換部44から出力される信号が、脈拍数の計測信号である例を説明した。しかし、上述した生体計測装置4、4a、4bは、脈拍数の計測だけでなく、例えば、血液中の酸素飽和度の計測にも適用可能である。つまり、各生体計測装置から出力される信号には、脈波以外の生体情報も含みうる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1、10 生体計測システム、2 発光素子、3 受光素子、4、4a、4b 生体計測装置、5 第1フィルタ、41 駆動部、42 電流電圧変換部、43 増幅部、44 A/D変換部、45、55、65 復調部、65a ミキサー、65b 第2フィルタ、Rf 抵抗素子、C1、C2 キャパシタ

Claims (8)

  1. 1以上の発光素子から光強度が周期的に変化する光信号を発光させるべく、前記発光素子を駆動する駆動部と、
    前記光信号が生体物内で反射された反射光信号の光量、または前記光信号が生体物を透過した透過光信号の光量に応じた電気信号を取得する電気信号取得部と、
    取得した前記電気信号に含まれる所定周波数以下の成分を除去した電圧信号を出力する電圧信号生成部と、
    前記電圧信号を増幅して増幅信号を出力する増幅部と、
    を備える生体計測装置。
  2. 前記電気信号取得部が取得する前記電気信号は、電流信号であり、
    前記電圧信号生成部は、抵抗素子を有し、
    前記電圧信号生成部は、前記電気信号取得部に接続されるキャパシタと、前記抵抗素子と、を用いて構成される第1フィルタにて、前記電流信号に含まれる前記所定周波数以下の成分を除去して、前記電圧信号を出力する、請求項1に記載の生体計測装置。
  3. 前記増幅信号に基づいて、前記生体物内の生体情報を検出する復調部をさらに備える、請求項1または2に記載の生体計測装置。
  4. 前記増幅信号をデジタル変換してデジタル信号を出力するA/D変換部をさらに備え、
    前記復調部は、前記デジタル信号から前記生体情報を検出する、請求項3に記載の生体計測装置。
  5. 前記復調部は、前記増幅信号からピーク成分を抽出して、前記増幅信号よりも周波数の低い低周波信号を出力する低周波変換部を有し、
    前記低周波信号を前記デジタル信号に変換するA/D変換部をさらに備える、請求項3に記載の生体計測装置。
  6. 前記低周波変換部は、
    前記増幅信号と、前記発光素子が発光する前記光信号の周波数と同じ周波数の信号とを合成して、前記増幅信号の周波数と前記光信号の周波数とを足し合わせた周波数の第1信号と、前記増幅信号の周波数と前記光信号の周波数との差分の周波数の第2信号と、を出力するミキサーと、
    前記第1信号を除去して前記第2信号を前記低周波信号として検出する第2フィルタと、を有する、請求項5に記載の生体計測装置。
  7. 光強度が周期的に変化する光信号を生体物に照射する1以上の発光素子と、
    前記光信号が前記生体物内で反射された反射光信号、または前記光信号が生体物を透過した透過光信号を受光して電流信号を出力する受光素子と、
    前記発光素子を駆動する駆動部と、
    前記電流信号に含まれる所定周波数以下の周波数成分を除去した電圧信号を出力する電流電圧変換部と、
    前記電圧信号を増幅して増幅信号を出力する増幅部と、
    を備える生体計測システム。
  8. 前記駆動部と、前記電流電圧変換部と、前記増幅部と、を有する半導体装置と、
    前記受光素子と、前記半導体装置と、に接続されるキャパシタと、を備え、
    前記電流電圧変換部は前記キャパシタに接続される抵抗素子を有し、前記抵抗素子と前記キャパシタは、前記電流信号に含まれる前記所定周波数以下の周波数成分を除去する第1フィルタを構成する請求項7に記載の生体計測システム。
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