JP2017062716A - 校正支援装置、校正支援方法および校正支援プログラム - Google Patents

校正支援装置、校正支援方法および校正支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】異表記の技術用語を適切に評価して優先順位を提示すること。【解決手段】支援装置100は、文書データに含まれる複数の複合名詞を対象にして、同じ意味で表記の異なる複数の複合名詞を抽出する。支援装置100は、複合名詞を構成する複数の形態素の複合名詞上の位置関係と、複合名詞を構成する複数の形態素が前記文書データ内で出現する出現頻度とを基にして、複合名詞の優先度をそれぞれ算出し、複合名詞と前記優先度とを対応付けて記憶部に記憶する。支援装置100は、複合名詞を受け付けた場合に、複合名詞および複合名詞と同じ意味で表記の異なる複合名詞を記憶部から抽出し、抽出した複合名詞と複合名詞に対応する優先度とを対応付けて出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、校正支援装置等に関する。
ソフトウェアの設計書等を作成する場合に用いられる技術用語のほとんどは、機能名や項目名などを定義する複合名詞である。また、顧客・業界の事情により、同一の意味であっても異なる技術用語を利用する場合がある。例えば、色の名称という意味で、技術用語「カラー名」を用いる場合や、技術用語「色名称」を用いる場合がある。
ここで、ソフトウェアの設計書を作成する際に、同一の意味であるにもかかわらず、異なる技術用語を用いると、機能の開発に誤解が生じる場合があるため、技術用語の使用に厳密さが要求される。
例えば、過去に作成された設計書等に基づいて、同一の意味を有する異なる各技術用語について、出現頻度を集計して表示することで、設計書等を作成する場合に使用する技術用語の選択を支援する従来技術がある。
特開2004−287816号公報 特開2011−53866号公報 特開2009−277156号公報
しかしながら、上述した従来技術では、複数表記の中から適切な表記を選択することができないという問題がある。
図13は、従来技術の問題を説明するための図である。図13において、識別番号は、技術用語を一意に識別する番号である。表記は、技術用語の表記である。意味記号は、意味を一意に識別する記号である。まとめ番号は、同じ意味で異なる表記の技術用語のグループを一意に識別する番号である。出願頻度は、該当する技術用語が、過去の設計書等で出現する出現頻度である。
例えば、識別番号S1の技術用語「カラー名」と、識別番号S2の技術用語「色名称」については、技術用語「カラー名」の出現頻度が技術用語「色名称」の出現頻度よりも大きいため、従来技術により、利用者は「カラー名」を選択することができる。しかしながら、識別番号S3の技術用語「月売上表」と、識別番号S4の技術用語「月収益テーブル」については、技術用語「月売上表」と「月収益テーブル」との出現頻度が同じであるため、従来技術では、利用者はどちらの技術用語を選択すればよいか判断できない。
1つの側面では、本発明は、異表記の技術用語を適切に評価して優先順位を提示することで、複数表記の中から適切な表記を選択することができる校正支援装置、校正支援方法および校正支援プログラムを提供することを目的とする。
第1の案では、校正支援装置は、算出部と出力部とを有する。算出部は、文書データに含まれる複数の複合名詞を対象にして、同じ意味で表記の異なる複数の複合名詞を抽出する。算出部は、抽出した複数の複合名詞を対象にして、複合名詞を構成する複数の形態素の複合名詞上の位置関係と、複合名詞を構成する複数の形態素が前記文書データ内で出現する出現頻度とを基にして、複合名詞の優先度をそれぞれ算出する。算出部は、複合名詞と優先度とを対応付けて記憶部に記憶する。出力部は、複合名詞を受け付けた場合に、複合名詞および複合名詞と同じ意味で表記の異なる複合名詞を記憶部から抽出し、抽出した複合名詞と複合名詞に対応する優先度とを対応付けて出力する。
異表記の技術用語を適切に評価して優先順位を提示することで、複数表記の中から適切な表記を選択することができる。
図1は、本実施例1に係る支援装置の構成を示す機能ブロック図である。 図2は、本実施例1に係る部分形態素列情報のデータ構造の一例を示す図である。 図3は、本実施例1に係る優先度テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 図4は、形態素列の階層の一例を示す図(1)である。 図5は、形態素列の階層の一例を示す図(2)である。 図6は、本実施例1に係る支援装置の処理手順を示すフローチャートである。 図7は、本実施例2に係る支援装置の構成を示す機能ブロック図である。 図8は、本実施例2の表示部が表示する表示画面の一例を示す図である。 図9は、本実施例2に係る支援装置の処理手順を示すフローチャートである。 図10は、支援装置のその他の処理を説明するための図(1)である。 図11は、支援装置のその他の処理を説明するための図(2)である。 図12は、校正支援プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。 図13は、従来技術の問題を説明するための図である。
以下に、本願の開示する校正支援装置、校正支援方法および校正支援プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本実施例1に係る支援装置の構成を示す機能ブロック図である。図1に示すように、この支援装置100は、通信部110と、入力部120と、表示部130と、記憶部140と、制御部150とを有する。支援装置100は、校正支援装置の一例である。
通信部110は、ネットワークを介して他の装置とデータ通信を実行する処理部である。通信部110は、通信装置に対応する。
入力部120は、各種の情報を支援装置100に入力するための入力装置である。入力部120は、例えば、キーボードやマウス、タッチパネル等に対応する。
表示部130は、制御部150から出力される情報を表示する表示装置である。表示部130は、液晶ディスプレイやタッチパネル等に対応する。
記憶部140は、文書集合データ141と、文字列テーブル142と、部分形態素列情報143と、優先度テーブル144とを有する。例えば、記憶部140は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子や、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置に対応する。
文書集合データ141は、過去に作成された各種の文書の情報である。例えば、各種の文書には、ソフトウェアの設計書、標準辞書等が含まれる。
文字列テーブル142は、後述する抽出部151により抽出される技術用語の文字列を格納するテーブルである。例えば、技術用語は複合名詞である。
部分形態素列情報143は、文字列の形態素に関する情報を保持するものである。図2は、本実施例1に係る部分形態素列情報のデータ構造の一例を示す図である。図2に示すように、この部分形態素列情報143は、部分形態素列番号と、表記と、出現頻度と、階層番号とを対応付ける。部分形態素列番号は、形態素の部分集合を一意に識別する番号である。表記は、形態素の部分集合を示すものである。出現頻度は、形態素の部分集合が、文書集合データ141に出現する出現頻度を示すものである。階層番号は、形態素の部分集合が配置される階層を一意に識別する番号である。階層に関する説明は後述する。
例えば、部分形態素列番号「l1」の形態素の部分集合の表記は「今月、売上、表」であり、出現頻度は「1」であり、階層番号は「L1」である。
図1の説明に戻る。優先度テーブル144は、技術用語に対する優先度の情報を保持するものである。図3は、本実施例1に係る優先度テーブルのデータ構造の一例を示す図である。図3に示すように、この優先度テーブル144は、識別番号と、表記と、意味記号と、まとめ番号と、出現頻度と、優先度とを対応付ける。識別番号は、技術用語を一意に識別する番号である。表記は、技術用語の表記である。意味記号は、意味を一意に識別する記号である。まとめ番号は、同じ意味で異なる表記の技術用語のグループを一意に識別する記号である。出現頻度は、該当する技術用語が、文書集合データ141で出現する出現頻度である。優先度は、後述する優先度算出部156によって算出される技術用語の優先度である。
制御部150は、抽出部151と、形態素解析部152と、同義表記検出部153と、階層生成部154と、頻度集計部155と、優先度算出部156とを有する。制御部150は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)や、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積装置に対応する。また、制御部150は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の電子回路に対応する。
抽出部151は、文書集合データ141を走査して、文書集合データ141に含まれる文字列を抽出する処理部である。抽出部151は、抽出した文字列を文字列テーブル142に格納する。抽出部151が抽出する文字列は、複合名詞(技術用語)である。例えば、文字列の一例は「今月売上表」、「今月収益テーブル」、「今月出荷表」等を、文書集合データ141から抽出する。
形態素解析部152は、文字列テーブル142に格納された各文字列に対して、形態素辞書を用いて、形態素解析を実行する処理部である。形態素辞書は、形態素解析に使用される形態素情報を持つ辞書である。形態素解析部152は、各文字列の形態素解析結果を、同義表記検出部153および階層生成部154に出力する。
形態素解析部152が、文字列を形態素解析することにより得られる形態素列の一例について説明する。例えば、文字列「今月売上表」の形態素列は「今月、売上、表」となる。文字列「今月収益テーブル」の形態素列は「今月、売上、テーブル」となる。文字列「今月出荷表」の形態素列は「今月、出荷、表」となる。
同義表記検出部153は、形態素列と意味辞書とを基にして、形態素列が示す意味を特定する。意味辞書は、同義表現の特定に使用される形態素の意味情報を持つ辞書である。同義表記検出部153は、特定した意味を一意に識別する意味記号を、形態素列に割り当てる。
同義表記検出部153により、形態素列と、形態素に割り当てられる意味記号との一例について説明する。形態素列「今月、売上、表」に割り当てられる意味記号は「MONTH_PROCEEDS_TABLE」となる。形態素列「今月、収益、テーブル」に割り当てられる意味記号は「MONTH_PROCEEDS_TABLE」となる。形態素列「今月、出荷、表」に割り当てられる意味記号は「MONTH_SHIP_TABLE」となる。
同義表記検出部153は、各形態素列に割り当てた意味記号を比較して、同一の意味記号に割り当てられた形態素列をクラスタリングする。同義表記検出部153は、同一のグループにクラスタリングされた形態素列に対応する文字列に、同一のまとめ番号を付与する。
例えば、形態素列「今月、売上、表」と、「今月、収益、テーブル」とに割り当てられる意味記号は「MONTH_PROCEEDS_TABLE」で同一となる。このため、同義表記検出部153は、形態素列「今月、売上、表」と、「今月、収益、テーブル」とを同じグループにクラスタリングする。また、同義表記検出部135は、文字列「今月売上表」、「今月収益テーブル」に同一のまとめ番号「C1」を付与する。
同義表記検出部153は、文字列と、形態素列と、まとめ番号とを対応付けた情報を、階層生成部154に出力する。
階層生成部154は、同一の意味となる複数の文字列に対して、この文字列の形態素解析結果を用いて、文字列の形態素列の階層を生成する処理部である。同一の意味となる複数の文字列には、同一のまとめ番号が付与されているため、階層生成部154は、まとめ番号を基にして、同一の意味となる文字列を特定する。階層生成部154に関する、以下の説明では、同一の文字列を「今月売上表」、「今月売上テーブル」として説明する。
図4および図5は、形態素列の階層の一例を示す図である。図4は、文字列「今月売上表」の形態素列の階層を示す。階層生成部154は、全ての形態素列「今月、売上、表」を、第1階層に設定する。階層生成部154は、上位の階層に設置した形態素列から形態素を一つ減らされた形態素列の組み合わせによって、下位の階層に設定する形態素列を特定する。
階層生成部154は、第1階層の形態素列「今月、売上、表」から形態素を一つ取り除いた形態素の組み合わせ「今月、売上」、「売上、表」、「今月、表」を、第2階層に設定する。
階層生成部154は、第2階層の形態素列「今月、売上」から形態素を一つ取り除いた形態素の組み合わせ「今月」、「売上」を、第3階層に設定する。階層生成部154は、第2階層の形態素列「売上、表」から形態素を一つ取り除いた形態素の組み合わせ「売上」、「表」を、第3階層に設定する。階層生成部154は、第2階層の形態素列「今月、表」から形態素を一つ取り除いた形態素の組み合わせ「今月」、「表」を、第3階層に設定する。
図5は、文字列「今月収益テーブル」の形態素列の階層を示す。階層生成部154は、全ての形態素列「今月、収益、テーブル」を、第1階層に設定する。
階層生成部154は、第1階層の形態素列「今月、収益、テーブル」から形態素を一つ取り除いた形態素の組み合わせ「今月、収益」、「収益、テーブル」、「今月、テーブル」を、第2階層に設定する。
階層生成部154は、第2階層の形態素列「今月、収益」から形態素を一つ取り除いた形態素の組み合わせ「今月」、「収益」を、第3階層に設定する。階層生成部154は、第2階層の形態素列「収益、テーブル」から形態素を一つ取り除いた形態素の組み合わせ「収益」、「テーブル」を、第3階層に設定する。階層生成部154は、第2階層の形態素列「今月、テーブル」から形態素を一つ取り除いた形態素の組み合わせ「今月」、「テーブル」を、第3階層に設定する。
階層生成部154は、図4および図5で説明したように、形態素列の階層を生成した後に、生成した形態素の階層を基にして、部分形態素列情報143に情報を登録する。例えば、階層生成部154は、各階層に含まれる形態素列にユニークな部分形態素列番号を付与する。階層生成部154は、部分形態素列番号、形態素列の表記、形態素列が設定された階層の階層番号を対応付けて、部分形態素列情報143に登録する。例えば、第1階層の階層番号を「L1(Root)」とし、第2階層の階層番号を「L2」とし、第3階層の階層番号を「L3」とする。
例えば、階層生成部154は、部分形態素列番号「l1」、表記「今月、売上、表」、階層番号「L1」を対応付けて、部分形態素列情報143に格納する。部分形態素列情報143において、各部分形態素列番号に対する出現頻度は、後述する頻度集計部155によって集計される。
頻度集計部155は、部分形態素列情報の各表記に格納された形態素列が、文字列テーブル142に出現する出現頻度を集計する処理部である。頻度集計部155は、各形態素列(形態素の部分集合)の出現頻度の集計結果を、部分形態素列情報143の出現頻度に格納する。
優先度算出部156は、部分形態素列情報143を基にして、各文字列の優先度を算出し、算出結果を優先度テーブル144に格納する処理部である。優先度算出部156は、算出部の一例である。例えば、優先度算出部156は、複合名詞等の文字列を構成する複数の形態素の文字列上の位置関係と、各形態素の出現頻度を基にして、文字列の優先度を算出する。
例えば、優先度算出部156は、ある表記Sの文字列の優先度f(L,F)を式(1)に基づいて算出する。
Figure 2017062716
式(1)において、αは、階層の重みを示す。Lは、形態素列の階層を示し、L=1、2、・・・nとなる。例えば、αは、第1階層の重み、αは、第2階層の重み、αは、第3階層の重みを示す。階層の重みα〜αの値は、0以上1以下の値となり、予め設定されている。
式(1)において、βは、形態素列に含まれる各形態素の位置関係に応じた値を示すものであり、例えば、式(2)によって定義される。
β=β1F/β2F・・・(2)
式(2)において、β1Fは、ある形態素列Fに含まれる形態素の数を示すものである。例えば、形態素の数が多ければ、表記Sと類似度が高いため、形態素の数が多ければ、優先度が高くなる。例えば、表記「自社品番集計データ移行概要」の形態素列「自社、品番、データ」と「自社、品番」に対し、形態素列「自社、品番、データ」の方が、「自社、品番」よりも形態素数が多く、表記Sとの類似度が高いと言える。
式(2)において、β2Fは、ある形態素列Fの形態素間の距離の合計を示すものである。優先度算出部156は、形態素列の形態素の組と、表記とを比較し、形態素の組の間に含まれる表記上の形態素の数に1を加算したものを、距離として算出する。
例えば、表記「自社品番集計データ移行概要」の形態素列「自社、品番」の距離と、形態素列「自社、概要」の距離について説明する。優先度算出部156は、表記「自社品番集計データ移行概要」と形態素列「自社、品番」とを比較し、形態素列「自社、品番」の間には他の形態素が含まれていないので、距離を「1」とする。優先度算出部156は、表記「自社品番集計データ移行概要」と形態素列「自社、概要」とを比較し、形態素列「自社、概要」の間には他の形態素「品番、集計、データ、移行」が含まれているので、距離を「1+5=6」とする。
なお、形態素列が3以上の形態素である場合には、各形態素の組の距離を合計したものを、距離とする。例えば、形態素列「自社、品番、概要」についてβ2Fを算出する場合には、形態素列「自社、品番」、形態素列「品番、概要」、形態素列「自社、概要」の距離をそれぞれ合計したものが、形態素列「自社、品番、概要」のβ2Fの値となる。また、形態素の数が1つの場合には、β2Fの値を1とする。
優先度算出部156は、各文字列の表記について、式(1)に基づいて、優先度をそれぞれ算出する。優先度算出部156は、算出結果を、優先度テーブル144に格納する。例えば、優先度算出部156は、識別番号と、表記と、意味記号と、まとめ番号と、出現頻度と、優先度とを対応付けて、優先度テーブル144に格納する。
次に、本実施例1に係る支援装置100の処理手順について説明する。図6は、本実施例1に係る支援装置の処理手順を示すフローチャートである。図6に示すように、支援装置100の抽出部151は、文書集合データ141から文字列を抽出し、文字列テーブル142に格納する(ステップS101)。ステップS101で抽出される文字列は、複合名詞である。
支援装置100の形態素解析部152は、文字列に対して形態素解析を実行する(ステップS102)。支援装置100の同義表記検出部153は、形態素列に意味記号を割り当てる(ステップS103)。同義表記検出部153は、文字列の意味記号が完全一致するものをグルーピングする(ステップS104)。
支援装置100の階層生成部154は、文字列の形態素に基づく階層構造を生成する(ステップS105)。支援装置100の頻度集計部155は、各形態素列の出現頻度を集計する(ステップS106)。
支援装置100の優先度算出部156は、各文字列の優先度を算出する(ステップS107)。優先度算出部156は、各文字列の優先度の算出結果を優先度テーブル144に格納する(ステップS108)。
次に、本実施例1に係る支援装置100の効果について説明する。支援装置100は、同じ意味で異なる表記の複数の文字列について、文字列上の形態素の位置関係と各形態素が文字列テーブル142に出現する出現頻度を基にして、各文字列の優先度を算出する。このため、同じ意味で異なる表記の技術用語を適切に評価して各文字列の優先順位を提示することができる。また、例えば、文書集合データ141で出現する文字列の出現頻度が少なく、出現頻度のみに基づく文字列の優劣がつけにくい場合でも、どの文字列の優先度が高いのかを適切に判定することができる。
ところで、上記の優先度算出部156は、式(1)に基づいて文字列の優先度を算出していたが、これに限定されるものではなく、例えば、式(3)に基づいて、文字列の優先度を算出しても良い。
Figure 2017062716
式(3)において、α、β、Fに関する説明は、式(1)の説明と同様であるため説明を省略する。g(F)は、優先度を補正するための値であり、形態素列Fが標準辞書に含まれるか否かにより、異なる値となる。具体的に、優先度算出部156は、形態素列Fが、標準辞書に含まれる場合には、g(F)の値を「1」とする。優先度算出部156は、形態素列Fが、標準辞書に含まれない場合は、g(F)の値を「γ」とする。γは、0より大きく、1よりも小さい値であり、予め設定される。
優先度計算部156は、式(3)に示すように、標準辞書に形態素列が多く含まれる文字列に対しては、優先度を高くする補正を行い、標準辞書に形態素列が含まれない文字列に対しては、優先度を低くする補正を行う。このため、標準辞書で扱われる一般的な文字列の優先度を高くすることができる。
図7は、本実施例2に係る支援装置の構成を示す機能ブロック図である。支援装置200は、優先度算出装置の一例である。図7に示すように、支援装置200は、通信部210、入力部220、表示部230、記憶部240、制御部250を有する。
通信部210、入力部220、表示部230に関する説明は、図1で説明した通信部110、入力部120、表示部130に関する説明と同様である。
記憶部240は、優先度テーブル241を有する。記憶部240は、RAM、ROM、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子や、HDDなどの記憶装置に対応する。
優先度テーブル241は、実施例1で説明した優先度テーブル144に対応するテーブルである。優先度テーブル241のデータ構造は、図3に示した優先度テーブル144のデータ構造に対応する。
制御部250は、優先度テーブル生成部251、入力文字検出部252、形態素解析部253、複合名詞検出部254、出力部255を有する。制御部250は、ASICや、FPGAなどの集積装置に対応する。また、制御部250は、例えば、CPUやMPU等の電子回路に対応する。
優先度テーブル生成部251は、優先度テーブル241を生成する処理部である。優先度テーブル生成部251は、実施例1で説明した抽出部151、形態素解析部152、同義表記検出部153、階層生成部154、頻度集計部155、優先度算出部156に対応する。
入力文字検出部252は、入力部220からユーザが入力文字を受け付け、入力予定の文字列を検出する処理部である。ユーザは、入力部220を操作して、支援装置200に入力文字を入力する。入力文字検出部252は、入力予定の文字列を、形態素解析部253に出力する。
形態素解析部253は、入力予定の文字列に対して形態素解析を実行し、形態素列を求める。形態素解析部253は、形態素列に対して、意味解析を実行し、形態素列の持つ意味を特定する。形態素解析部253は、実施例1で説明した同義表記検出部153と同様にして、特定した意味を一意に識別する意味記号を、形態素列に割り当てる。形態素解析部253は、形態素列と、意味記号とを対応付けた情報を、複合名詞検出部254に出力する。
複合名詞検出部254は、形態素列から複合名詞を検出する処理部である。例えば、複合名詞検出部254は、形態素列から名詞に対応する形態素を特定し、特定した形態素が連続する場合に、連続する形態素を複合名詞として検出する。複合名詞検出部254は、複合名詞と、意味記号とを対応付けた情報を、出力部255に出力する。以下の説明では、説明の便宜上、複合名詞検出部254が検出した複合名詞を、入力複合名詞と表記する。
出力部255は、入力複合名詞および優先度と、入力複合名詞と同じ意味の複合名詞および優先度とを対応付けた優先度情報を、表示部230に出力して表示させる処理部である。例えば、出力部255は、入力複合名詞と、優先度テーブル241とを比較して、入力複合名詞に対応する優先度を特定する。また、出力部255は、入力複合名詞に対応する意味記号をキーにして、入力複合名詞と同じ意味記号の複合名詞と、この複合名詞の優先度を、優先度テーブル241から検出する。
図8は、本実施例2の表示部が表示する表示画面の一例を示す図である。領域20に示す文字列は、ユーザが入力部220を操作して入力した入力文字列である。図8では一例として、入力複合文字列を「今月収益テーブル」とする。領域21は、入力複合名詞および優先度と、入力複合名詞と同じ意味の複合名詞および優先度とを対応付けた優先度情報を示す領域である。例えば、入力複合名詞「今月収益テーブル」の優先度は「6.38」である。入力複合名詞と同じ意味の複合名詞「今月売上表」の優先度は「6.75」である。出力部255は、領域21に優先度情報を表示する場合に、優先度の高い複合名詞から順に並べて表示しても良い。ユーザは、表示部230の領域20に表示された優先度情報を参照して、いずれかの複合名詞を選択する。
なお、出力部255は、領域22において、領域21に表示した複合名詞が使用された設計書を一意に示す情報を表示しても良い。例えば、出力部255は、複合名詞と、図示しない文書集合データ141とを比較して、該当する複合名詞が含まれる設計書の名称を特定し、領域22に表示させる。また、出力部255は、領域22に、複合名詞が出現した文脈の情報を表示させても良い。
次に、本実施例2に係る支援装置200の処理手順について説明する。図9は、本実施例2に係る支援装置の処理手順を示すフローチャートである。図9に示すように、支援装置200の入力文字検出部252は、文字列の入力を受け付け(ステップS201)、入力予定の文字列を検出する(ステップS202)。
支援装置200の形態素解析部253は、入力予定の文字列を解析する(ステップS203)。支援装置200の複合名詞検出部254は、解析結果から複合名詞を検出する(ステップS204)。支援装置200の出力部255は、入力複合名詞と同じ意味の複合名詞を優先度テーブル241から検索する(ステップS205)。
出力部255は、優先度情報を表示するためのUI(User Interface)を生成する(ステップS206)。出力部255は、入力複合名詞と同じ意味の複合名詞を優先度順で表示する(ステップS207)。
次に、本実施例2に係る支援装置200の効果について説明する。支援装置200は、入力部220から文字列を受け付けた場合に、文字列に含まれる複合名詞を検出し、この複合名詞と同じ意味の複合名詞を該当する優先度と共に表示部230に表示させる。このため、ユーザは、入力した複合名詞と同じ意味の複合名詞を確認でき、各複合名詞から適切な複合名詞を選択することができる。
ところで、図7で説明した支援装置200の処理は一例であり、その他の処理を実行しても良い。以下では、支援装置200が実行するその他の処理(1)〜(4)について説明する。
支援装置200が実行するその他の処理(1)について説明する。本実施例2に係る出力部255は、図8で説明したように、入力複合名詞と入力文字列と同じ意味の複合名詞とを優先度と対応付けて領域21に表示し、いずれかの複合名詞をユーザに選択させていたが、これに限定されるものではない。例えば、出力部255は、各複合名詞の優先度を比較して、最も優先度の高い複合名詞を自動で選択しても良い。
図10は、支援装置のその他の処理を説明するための図(1)である。図10の領域31に示す文字列は、ユーザが入力部220を操作して入力した入力文字列である。図10では一例として、入力複合文字列を「今月収益テーブル」とする。出力部255は、領域31に示すように、入力複合名詞と同じ意味の複合名詞を抽出し、抽出した複合名詞のうち、優先度が最も大きい複合名詞「今月売上表」を選択する。出力部255は、領域32に示すように、選択した複合名詞によって、入力文字列を置き換える。
このように、支援装置200の出力部255が、各複合名詞の優先度を比較して、最も優先度の高い複合名詞を自動で選択して、入力文字列を置換することで、ユーザの負担を軽減しつつ、適切な複合名詞を用いた文書を作成することが可能となる。
支援装置200が実行するその他の処理(2)について説明する。支援装置200の入力文字検出部252は、図示しない文書集合データ141または作成済みの他の文書データから文字列を検出し、検出した文字列に対して、実施例2の支援装置200と同様の処理を実行することで、複合名詞を検出する。以下の説明では、検出した複合名詞を、検出複合名詞と表記する。
支援装置200の出力部255は、検出複合名詞と同じ意味を持つ複合名詞を、優先度テーブル241から検索する。出力部255は、検出複合名詞と検索した複合名詞の優先度を比較し、最も優先度の高い複合名詞を特定する。出力部255は、特定した複合名詞によって、文書集合データ141または作成済みの他の文書データの文字列に含まれる複合名詞を置き換える。
例えば、支援装置200は、ある文書データに「今月収益テーブル登録」なる文字列が含まれており、「今月収益テーブル」を検出複合名詞として検出したとする。支援装置200は、「今月収益テーブル」と同じ意味の複合名詞「今月売上表」を特定し、「今月収益テーブル」の優先度よりも、「今月売上表」の優先度の方が大きいとする。この場合には、支援装置200は、ある文書データの文字列「今月収益テーブル登録」を、「今月売上表登録」に置換する。支援装置200は、他の文書データの文字列についても同様の処理を繰り返し実行する。
このような処理を実行することで、支援装置200は、文書データに含まれる複合名詞を、より優先度の高い複合名詞で置換することができる。
支援装置200が実行するその他の処理(3)について説明する。支援装置200は、上述した実施例2と同様にして、同じ意味を持つ複合名詞を表示部230の領域21に表示させる。支援装置200は、領域21に表示した複数の複合名詞のうち、ユーザに選択された複合名詞の優先度を、元の優先度より大きくなるように補正する処理を実行する。例えば、出力部255は、式(4)に基づいて、新たな優先度を算出し、新たな優先度によって、元の優先度を修正する。式(4)において、係数は予め設定されるものであり、例えば、0.5とする。
新たな優先度=元の優先度+元の優先度×係数・・・(4)
例えば、実施例2と同様にして、出力部255は、領域21に複合名詞「今月売上表」と「今月収益テーブル」とを表示させ、ユーザにより、複合名詞「今月収益テーブル」が選択されたものとする。ここで、複合名詞「今月収益テーブル」の元の優先度を「6.38」とする。出力部255は、式(4)に基づいて、新たな優先度を算出すると、新たな優先度は「6.70」となる。出力部255は、優先度テーブル241に格納された複合名詞「今月収益テーブル」の優先度を、新たな優先度によって更新する。
このような処理を実行することで、支援装置200は、複合名詞に対するユーザの実際の選択結果を、複合名詞の優先度に反映させることができる。
支援装置200が実行するその他の処理(4)について説明する。図11は、支援装置のその他の処理を説明するための図(2)である。上述したその他の処理(3)では、単一のユーザからの選択結果を基にして、複合名詞の優先度を修正する場合について説明したがこれに限定されるものではない。例えば、支援装置200を、インターネット上に配置し、ネットワークに接続された複数のユーザ端末に対して、その他の処理(3)に対応する処理を実行してもよい。
例えば、図11に示すように、支援装置200は、インターネット5を介して、ユーザ端末10a,10b,10cに接続される。ユーザ端末10a〜10cは、ユーザが使用する端末装置であり、例えば、文書データに入力する文字列の情報を、支援装置200に送信する。以下の説明では、ユーザ端末10a〜10cをまとめて適宜、ユーザ端末10と表記する。
支援装置200は、文字列の情報を受信すると、上記実施例2と同様にして、文字列から複合名詞を検出し、検出複合名詞と、検出複合名詞と同じ意味を持つ複合名詞を特定し、ユーザ端末10に通知する。支援装置200は、通知した複数の複合名詞のうち、何れかの複合名詞の選択を受け付けると、選択を受け付けた複合名詞の優先度を、元の優先度よりも大きくする修正を行い、優先度テーブル241を更新する。支援装置200が、新たな優先度を算出する処理は上記のその他の処理(3)と同様である。
このような処理を実行することで、支援装置200は、複合名詞に対する複数のユーザの実際の選択結果を、複合名詞の優先度に反映されることができる。
次に、上記実施例に示した支援装置100,200と同様の機能を実現する校正支援プログラムを実行するコンピュータの一例について説明する。図12は、校正支援プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
図12に示すように、コンピュータ300は、各種演算処理を実行するCPU301と、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置302と、ディスプレイ303とを有する。また、コンピュータ300は、記憶媒体からプログラム等を読取る読み取り装置304と、ネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受を行うインターフェース装置305とを有する。また、コンピュータ300は、各種情報を一時記憶するRAM306と、ハードディスク装置307とを有する。そして、各装置301〜307は、バス308に接続される。
ハードディスク装置307は、抽出プログラム307aと算出プログラム307bとを有する。CPU301は、抽出プログラム307a、算出プログラム307bを読み出してRAM306に展開する。抽出プログラム307aは、抽出プロセス306aとして機能する。算出プログラム307bは、算出プロセス306bとして機能する。例えば、抽出プロセス306aは、受付部151に対応する。算出プロセス306bは、優先度算出部156に対応する。
なお、抽出プログラム307a、算出プログラム307bについては、必ずしも最初からハードディスク装置308に記憶させておかなくても良い。例えば、コンピュータ300に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」に各プログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ300が抽出プログラム307a、算出プログラム307bを読み出して実行するようにしてもよい。
以上の各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)文書データに含まれる複数の複合名詞を対象にして、同じ意味で表記の異なる複数の複合名詞を抽出し、抽出した複数の複合名詞を対象にして、複合名詞を構成する複数の形態素の複合名詞上の位置関係と、複合名詞を構成する複数の形態素が前記文書データ内で出現する出現頻度とを基にして、前記複合名詞の優先度をそれぞれ算出し、前記複合名詞と前記優先度とを対応付けて記憶部に記憶する算出部と、
複合名詞を受け付けた場合に、前記複合名詞および前記複合名詞と同じ意味で表記の異なる複合名詞を前記記憶部から抽出し、抽出した前記複合名詞と前記複合名詞に対応する優先度とを対応付けて出力する出力部と
を有することを特徴とする校正支援装置。
(付記2)前記文書データは、標準的な複合名詞を定義した標準辞書データと、前記標準辞書データ以外の文書データとを有し、前記算出部は、前記複合名詞を構成する複数の形態素が前記標準辞書データに含まれるか否かを基にして、前記複合名詞の優先度を補正することを特徴とする付記1に記載の校正支援装置。
(付記3)前記算出部は、前記複合名詞が第1形態素と第2形態素とを含む場合に、前記第1形態素と前記第2形態素とを含む文字列が前記文書データ内で出現する出現頻度と、前記第1形態素の位置と前記第2形態素の位置との距離に応じた値とを基にして、前記複合名詞の優先度を算出することを特徴とする付記1に記載の校正支援装置。
(付記4)前記出力部は、出力した複合名詞のうち、いずれかの複合名詞の選択を受け付けた場合には、選択を受け付けた複合名詞に対応する優先度を上げることを特徴とする付記1に記載の校正支援装置。
(付記5)前記出力部は、複合名詞を受け付けた場合に、前記複合名詞および前記複合名詞と同じ意味で表記の異なる複合名詞を前記記憶部から抽出し、抽出した複合名詞の内、優先度が最も大きい複合名詞を出力することを特徴とする付記1に記載の校正支援装置。
(付記6)コンピュータが実行する校正支援方法であって、
文書データに含まれる複数の複合名詞を対象にして、同じ意味で表記の異なる複数の複合名詞を抽出し、
抽出した複数の複合名詞を対象にして、複合名詞を構成する複数の形態素の複合名詞上の位置関係と、複合名詞を構成する複数の形態素が前記文書データ内で出現する出現頻度とを基にして、前記複合名詞の優先度をそれぞれ算出し、
前記複合名詞と前記優先度とを対応付けて記憶部に記憶し、
複合名詞を受け付けた場合に、前記複合名詞および前記複合名詞と同じ意味で表記の異なる複合名詞を前記記憶部から抽出し、抽出した前記複合名詞と前記複合名詞に対応する優先度とを対応付けて出力する
処理を実行することを特徴とする校正支援方法。
(付記7)前記文書データは、標準的な複合名詞を定義した標準辞書データと、前記標準辞書データ以外の文書データとを有し、前記算出する処理は、前記複合名詞を構成する複数の形態素が前記標準辞書データに含まれるか否かを基にして、前記複合名詞の優先度を補正することを特徴とする付記6に記載の校正支援方法。
(付記8)前記算出する処理は、前記複合名詞が第1形態素と第2形態素とを含む場合に、前記第1形態素と前記第2形態素とを含む文字列が前記文書データ内で出現する出現頻度と、前記第1形態素の位置と前記第2形態素の位置との距離に応じた値とを基にして、前記複合名詞の優先度を算出することを特徴とする付記6に記載の校正支援方法。
(付記9)前記出力する処理は、出力した複合名詞のうち、いずれかの複合名詞の選択を受け付けた場合には、選択を受け付けた複合名詞に対応する優先度を上げることを特徴とする付記6に記載の校正支援方法。
(付記10)前記出力する処理は、複合名詞を受け付けた場合に、前記複合名詞および前記複合名詞と同じ意味で表記の異なる複合名詞を前記記憶装置から抽出し、抽出した複合名詞の内、優先度が最も大きい複合名詞を出力することを特徴とする付記6に記載の校正支援方法。
(付記11)コンピュータに、
文書データに含まれる複数の複合名詞を対象にして、同じ意味で表記の異なる複数の複合名詞を抽出し、
抽出した複数の複合名詞を対象にして、複合名詞を構成する複数の形態素の複合名詞上の位置関係と、複合名詞を構成する複数の形態素が前記文書データ内で出現する出現頻度とを基にして、前記複合名詞の優先度をそれぞれ算出し、
前記複合名詞と前記優先度とを対応付けて記憶部に記憶し、
複合名詞を受け付けた場合に、前記複合名詞および前記複合名詞と同じ意味で表記の異なる複合名詞を前記記憶部から抽出し、抽出した前記複合名詞と前記複合名詞に対応する優先度とを対応付けて出力する
処理を実行させることを特徴とする校正支援プログラム。
(付記12)前記文書データは、標準的な複合名詞を定義した標準辞書データと、前記標準辞書データ以外の文書データとを有し、前記算出する処理は、前記複合名詞を構成する複数の形態素が前記標準辞書データに含まれるか否かを基にして、前記複合名詞の優先度を補正することを特徴とする付記11に記載の校正支援プログラム。
(付記13)前記算出する処理は、前記複合名詞が第1形態素と第2形態素とを含む場合に、前記第1形態素と前記第2形態素とを含む文字列が前記文書データ内で出現する出現頻度と、前記第1形態素の位置と前記第2形態素の位置との距離に応じた値とを基にして、前記複合名詞の優先度を算出することを特徴とする付記11に記載の校正支援プログラム。
(付記14)前記出力する処理は、出力した複合名詞のうち、いずれかの複合名詞の選択を受け付けた場合には、選択を受け付けた複合名詞に対応する優先度を上げることを特徴とする付記11に記載の校正支援プログラム。
(付記15)前記出力する処理は、複合名詞を受け付けた場合に、前記複合名詞および前記複合名詞と同じ意味で表記の異なる複合名詞を前記記憶装置から抽出し、抽出した複合名詞の内、優先度が最も大きい複合名詞を出力することを特徴とする付記11に記載の校正支援プログラム。
100,200 支援装置
151 抽出部
152,253 形態素解析部
153 同義表記検出部
154 階層生成部
155 頻度集計部
156 優先度算出部
251 優先度テーブル生成部
252 入力文字検出部
254 複合名詞検出部
255 出力部

Claims (7)

  1. 文書データに含まれる複数の複合名詞を対象にして、同じ意味で表記の異なる複数の複合名詞を抽出し、抽出した複数の複合名詞を対象にして、複合名詞を構成する複数の形態素の複合名詞上の位置関係と、複合名詞を構成する複数の形態素が前記文書データ内で出現する出現頻度とを基にして、前記複合名詞の優先度をそれぞれ算出し、前記複合名詞と前記優先度とを対応付けて記憶部に記憶する算出部と、
    複合名詞を受け付けた場合に、前記複合名詞および前記複合名詞と同じ意味で表記の異なる複合名詞を前記記憶部から抽出し、抽出した前記複合名詞と前記複合名詞に対応する優先度とを対応付けて出力する出力部と
    を有することを特徴とする校正支援装置。
  2. 前記文書データは、標準的な複合名詞を定義した標準辞書データと、前記標準辞書データ以外の文書データとを有し、前記算出部は、前記複合名詞を構成する複数の形態素が前記標準辞書データに含まれるか否かを基にして、前記複合名詞の優先度を補正することを特徴とする請求項1に記載の校正支援装置。
  3. 前記算出部は、前記複合名詞が第1形態素と第2形態素とを含む場合に、前記第1形態素と前記第2形態素とを含む文字列が前記文書データ内で出現する出現頻度と、前記第1形態素の位置と前記第2形態素の位置との距離に応じた値とを基にして、前記複合名詞の優先度を算出することを特徴とする請求項1に記載の校正支援装置。
  4. 前記出力部は、出力した複合名詞のうち、いずれかの複合名詞の選択を受け付けた場合には、選択を受け付けた複合名詞に対応する優先度を上げることを特徴とする請求項1に記載の校正支援装置。
  5. 前記出力部は、複合名詞を受け付けた場合に、前記複合名詞および前記複合名詞と同じ意味で表記の異なる複合名詞を前記記憶部から抽出し、抽出した複合名詞の内、優先度が最も大きい複合名詞を出力することを特徴とする請求項1に記載の校正支援装置。
  6. コンピュータが実行する校正支援方法であって、
    文書データに含まれる複数の複合名詞を対象にして、同じ意味で表記の異なる複数の複合名詞を抽出し、
    抽出した複数の複合名詞を対象にして、複合名詞を構成する複数の形態素の複合名詞上の位置関係と、複合名詞を構成する複数の形態素が前記文書データ内で出現する出現頻度とを基にして、前記複合名詞の優先度をそれぞれ算出し、
    前記複合名詞と前記優先度とを対応付けて記憶部に記憶し、
    複合名詞を受け付けた場合に、前記複合名詞および前記複合名詞と同じ意味で表記の異なる複合名詞を前記記憶部から抽出し、抽出した前記複合名詞と前記複合名詞に対応する優先度とを対応付けて出力する
    処理を実行することを特徴とする校正支援方法。
  7. コンピュータに、
    文書データに含まれる複数の複合名詞を対象にして、同じ意味で表記の異なる複数の複合名詞を抽出し、
    抽出した複数の複合名詞を対象にして、複合名詞を構成する複数の形態素の複合名詞上の位置関係と、複合名詞を構成する複数の形態素が前記文書データ内で出現する出現頻度とを基にして、前記複合名詞の優先度をそれぞれ算出し、
    前記複合名詞と前記優先度とを対応付けて記憶部に記憶し、
    複合名詞を受け付けた場合に、前記複合名詞および前記複合名詞と同じ意味で表記の異なる複合名詞を前記記憶部から抽出し、抽出した前記複合名詞と前記複合名詞に対応する優先度とを対応付けて出力する
    処理を実行させることを特徴とする校正支援プログラム。
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