JP2017060140A - コンピュータで読み取り可能なプログラム、オーディオコントローラ、およびワイヤレスオーディオシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】楽曲データ再生中であるか否かを選ばず、簡単な操作で効率的に楽曲データの出力特性を変更できる技術を提供する。【解決手段】オーディオコントローラ2は、ワイヤレススピーカ1の設置部屋の撮像データからワイヤレススピーカ1の使用環境を特定する。そして、特定した使用環境に適した出力特性を選択し、この選択した出力特性を、ワイヤレススピーカ1から出力される楽曲データの出力特性に設定する。ここで、ワイヤレススピーカ1の背後にある壁とその両側の境界を画角の両隅に合わせて撮像したワイヤレススピーカ1の設置部屋の撮像データから、ワイヤレススピーカ1の背後にある壁の幅とスピーカの幅との比率を求め、この比率に基づいてワイヤレススピーカ1の設置部屋の広さを特定して、これを使用環境として利用する。また、この撮像データにおけるスピーカの表示位置に基づいてスピーカの設置位置を特定し、これも使用環境として利用する。【選択図】図1

Description

本発明は、オーディオ機器の出力特性を制御する技術に関する。
特許文献1には、複数のグループに分類された複数のワイヤレススピーカを備え、グループ毎に異なる楽曲データを再生可能なワイヤレスオーディオシステムが開示されている。このワイヤレスオーディオシステムでは、グループ毎に、そのグループに属する複数のワイヤレススピーカがアービトレーションを実施して、これらのワイヤレススピーカのなかから一台のワイヤレススピーカを選出する。そして、選出されたワイヤレススピーカがグループリーダとなり、同じグループに属する複数のワイヤレススピーカに対する操作をユーザから受け付けて、これらのワイヤレススピーカにコントロール信号を送信する。このワイヤレスオーディオシステムによれば、例えば、複数のワイヤレススピーカを複数の部屋に設置し、同じ部屋に設置されたワイヤレススピーカを同じグループに設定することにより、部屋毎に異なる楽曲データを再生することができる。
ところで、一般に、楽曲データの再生信号の出力特性(音量レベル、音響特性、音場効果等)は、オーディオコントローラを介してユーザにより適切な出力特性に設定される。ここで、スピーカから出力される楽曲データの聴こえ方は、スピーカが設置される部屋の広さ、その部屋におけるスピーカの設置位置等のスピーカの使用環境に応じて変わってくる。このため、ユーザは、スピーカから出力される楽曲データを聴きながら適切な出力特性を探さなければならい。特に、特許文献1に記載のワイヤレスオーディオシステムでは、グループ毎にスピーカの使用環境が異なるため、ユーザがグループ毎に適切な出力特性を探さなければならず、煩雑である。
これに対して、特許文献2には、スピーカの使用環境にとって最適な音響(周波数)特性を自動で選択し適用することができる音響機器が開示されている。この音響機器は、チャンネル毎にスピーカからテスト信号を出力して、これをマイクで集音する。そして、集音データを周波数毎に分析して、各チャンネルの分析結果から最適な音響特性を選択している。
米国特許第7987294号明細書 特開2014−150429号公報
しかしながら、特許文献2に記載の音響装置では、テスト信号の再生中に楽曲データを再生することができず、すべてのチャンネルのテスト信号の再生が終了するまで楽曲データの再生を待たなければならない。
また、楽曲データの再生中に出力特性を変更することができない。このため、例えば、容易に移動可能なワイヤレススピーカを用いている場合等、特にスピーカの設置位置や設置部屋が頻繁に変更されるスピーカの使用環境では、使い勝手が悪いという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、楽曲データ再生中であるか否かを選ばず、より簡単な操作で、より効率的に楽曲データの出力特性を変更できる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、スピーカの設置エリアの撮像データからスピーカの使用環境を特定する。そして、特定した使用環境に適した出力特性を選択し、この選択した出力特性を、スピーカから出力される楽曲データの出力特性に設定する。例えば、スピーカの背後にある壁の両側の境界を画角の両隅に合わせたスピーカの設置エリアの撮像データから、スピーカの背後にある壁の幅とスピーカの幅との比率を求め、この比率に基づいてスピーカの設置エリアの広さを特定し、これをスピーカの使用環境として利用してもよい。また、この撮像データにおけるスピーカの表示位置に基づいて、設置エリア内におけるスピーカの設置位置を特定し、これをスピーカの使用環境として利用してもよい。
例えば、本発明は、コンピュータで読み取り可能なプログラムであって、
前記プログラムは、前記コンピュータを、
スピーカの使用環境毎に再生信号の出力特性が記憶された出力特性記憶手段と、
前記スピーカを含む当該スピーカの設置エリアの撮像データを取得する撮像データ取得手段と、
前記撮像データ取得手段により取得された撮像データに基づいて、前記スピーカの使用環境を特定する使用環境特定手段と、
前記使用環境特定手段により特定された使用環境に対応付けられて前記出力特性記憶手段に記憶されている出力特性を、前記スピーカから出力される再生信号の出力特性に決定する出力特性決定手段と、
を備えたオーディオコントローラとして機能させる。
ここで、前記撮像データ取得手段は、前記スピーカの背後にある壁の両側の境界を画角の両隅に合わせた前記スピーカの設置エリアの撮像データを取得し、
前記使用環境特定手段は、前記スピーカの使用環境として、前記撮像データから前記スピーカの背後にある壁の幅と前記スピーカの幅との比率を求め、当該比率に基づいて、前記スピーカの設置エリアの広さを特定してもよい。あるいは、前記撮像データにおける前記スピーカの表示位置に基づいて、前記設置エリア内における前記スピーカの設置位置を特定してもよい。
また、前記撮像データ取得手段は、前記コンピュータが備えるカメラ機能を利用して前記スピーカの設置部屋の撮像データを撮像し取得するものでもよい。
また、前記出力特性決定手段により特定された出力特性を、オーディオ再生機能を有するワイヤレススピーカ等の所定のオーディオ機器に送信する出力特性送信手段をさらに備えていてもよい。
本発明では、スピーカの設置エリアの撮像データからスピーカの使用環境を特定し、特定した使用環境に適した出力特性をこのスピーカから出力される楽曲データの再生信号の出力特性に設定するので、ユーザは、スピーカの設置エリアを撮像するだけで、時間をかけることなく楽曲データの再生信号の出力特性を設定することができる。したがって、本発明によれば、楽曲データ再生中であるか否かを選ばず、より簡単な操作で、より効率的に楽曲データの出力特性を変更することができる。
図1は、本発明の一実施の形態に係るワイヤレスオーディオシステムの概略構成図である。 図2(A)および図2(B)は、ワイヤレススピーカ1の設置部屋の撮像データからワイヤレススピーカ1の使用環境を特定する方法を説明するための図である。 図3は、ワイヤレススピーカ1の概略機能構成図である。 図4は、ワイヤレススピーカ1の動作を説明するためのフロー図である。 図5は、オーディオコントローラ2の概略機能構成図である。 図6は、出力特性記憶部26の登録内容例を模式的に表した図である。 図7は、オーディオコントローラ2の動作を説明するためのフロー図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態に係るワイヤレスオーディオシステムの概略構成図である。
図示するように、本実施の形態に係るワイヤレスオーディオシステムは、それぞれIDが付与された複数のワイヤレススピーカ1−1〜1−3(以下、単にワイヤレススピーカ1とも呼ぶ)と、カメラ機能を有する携帯端末であるオーディオコントローラ2と、ネットワーク5に接続されたメディアサーバ3およびアクセスポイント4と、を備えて構成されている。ここで、ワイヤレススピーカ1−1〜1−3は、それぞれ個別の部屋A〜C号室に設置されているものとする。
ワイヤレススピーカ1は、アクセスポイント4を介してオーディオコントローラ2およびメディアサーバ3に接続されており、オーディオコントローラ2から受信した再生指示に従いメディアサーバ3から楽曲データを取得して再生出力する。また、オーディオコントローラ2から受信した出力設定指示に従い、楽曲データの再生信号の出力特性を設定する。
オーディオコントローラ2も、アクセスポイント4を介してワイヤレススピーカ1およびメディアサーバ3に接続されており、メディアサーバ3に格納されている楽曲データのなかから、ユーザによって選択された楽曲データの指定を含む再生指示を、楽曲データの出力先ワイヤレススピーカ1に送信する。また、オーディオコントローラ2は、ワイヤレススピーカ1の設置部屋の撮像データからワイヤレススピーカ1の使用環境を特定して、この使用環境に適した出力特性の指定を含む出力設定指示をワイヤレススピーカ1に送信する。
図2(A)および図2(B)は、ワイヤレススピーカ1の設置部屋の撮像データからワイヤレススピーカ1の使用環境を特定する方法を説明するための図である。
本実施の形態では、ワイヤレススピーカ1の正面からワイヤレススピーカ1の設置部屋を撮像した第一の撮像データ、およびワイヤレススピーカ1の側面からワイヤレススピーカ1の設置部屋を撮像した第二の撮像データを用いて、ワイヤレススピーカ1の設置部屋の広さおよび設置位置をワイヤレススピーカ1の使用環境として特定している。
まず、ユーザは、オーディオコントローラ2のカメラ機能を利用して、図2(A)に示すように、ワイヤレススピーカ1の背後にある壁60とその両側の壁61、62との境界601、602を画角70の両隅701、702に合わせて、ワイヤレススピーカ1の正面からワイヤレススピーカ1を撮像する。これにより、オーディオコントローラ2は第一の撮像データを取得する。ここで、ワイヤレススピーカ1の正面には、ワイヤレススピーカ1に固有のラベル100が貼付されている。
オーディオコントローラ2は、第一の撮像データに画像認識処理を施してラベル100を特定するとともに、このラベル100が貼付されたワイヤレススピーカ1の輪郭を特定する。そして、特定した輪郭からワイヤレススピーカ1の幅(画素数)T1を検出し、第一の撮像データの幅(画素数)W1と検出したT1との比率W1/T1を算出する。それから、算出した比率W1/T1に基づいて、ワイヤレススピーカ1の設置部屋の幅のサイズとして、ワイヤレススピーカ1の背後にある壁60の幅のサイズ(大・中・小)を特定する。例えば、比率W1/T1が10以上ならば、ワイヤレススピーカ1の設置部屋の幅のサイズを「大」、10未満5以上ならば、ワイヤレススピーカ1の設置部屋の幅のサイズを「中」、5未満ならば、ワイヤレススピーカ1の設置部屋の幅のサイズを「小」とする。また、第一の撮像データにおけるワイヤレススピーカ1の表示位置に基づいて、この設置部屋の幅に対するワイヤレススピーカ1の位置(中央・隅)を特定する。例えば、第一の撮像データを幅W1方向に4つのエリアに分割した場合に、ワイヤレススピーカ1が中央の2つのエリア内に存在するならば、設置部屋の幅に対するワイヤレススピーカ1の位置を「中央」、それ以外のエリアに存在するならば、設置部屋の幅に対するワイヤレススピーカ1の位置を「隅」とする。
つぎに、ユーザは、オーディオコントローラ2のカメラ機能を利用して、図2(B)に示すように、ワイヤレススピーカ1の側方にある壁61とその両側の壁63、60との境界631、601を画角70の両隅701、702に合わせて、ワイヤレススピーカ1を撮像する。これにより、オーディオコントローラ2は、第二の撮像データを取得する。ここで、ワイヤレススピーカ1の側面にもラベル100が貼付されている。オーディオコントローラ2は、第二の撮像データに画像認識処理を施してラベル100を特定するとともに、このラベル100が貼付されたワイヤレススピーカ1の輪郭を特定する。そして、特定した輪郭からワイヤレススピーカ1の幅(画素数)T2を検出し、第二の撮像データの幅(画素数)W2と検出したT2との比率W2/T2を算出する。それから、算出した比率W2/T2に基づいて、ワイヤレススピーカ1の設置部屋の奥行きのサイズとして、ワイヤレススピーカ1の側方にある壁61の幅のサイズ(大・中・小)を特定する。例えば、比率W2/T2が10以上ならば、ワイヤレススピーカ1の設置部屋の奥行きのサイズを「大」、10未満5以上ならば、ワイヤレススピーカ1の設置部屋の奥行きのサイズを「中」、5未満ならば、ワイヤレススピーカ1の設置部屋の奥行きのサイズを「小」とする。また、第二の撮像データにおけるワイヤレススピーカ1の表示位置に基づいて、この設置部屋の奥行きに対するワイヤレススピーカ1の位置(中央・隅)を特定する。例えば、第二の撮像データを幅W2方向に4つのエリアに分割した場合に、ワイヤレススピーカ1が中央の2つのエリア内に存在するならば、ワイヤレススピーカ1の設置部屋の奥行きに対する位置を「中央」、それ以外のエリアに存在するならば、ワイヤレススピーカ1の設置部屋の奥行きに対する位置を「隅」とする。
オーディオコントローラ2は、以上のようにして特定したワイヤレススピーカ1の設置部屋の幅および奥行きのサイズに基づいて、ワイヤレススピーカ1の設置部屋の広さを特定する。例えば、ワイヤレススピーカ1の設置部屋の広さを、幅および奥行きのサイズが両方ともに「大」ならば「大」とし、両方ともに「小」ならば「小」とし、それ以外ならば「中」とする。また、同様に、以上のようにして特定したワイヤレススピーカ1の、設置部屋の幅および奥行きに対する位置に基づいて、部屋内におけるワイヤレススピーカ1の設置位置を特定する。例えば、部屋内におけるワイヤレススピーカ1の設置位置を、設置部屋の幅および奥行きに対する位置が両方ともに「中央」ならば「中央」とし、それ以外ならば「隅」とする。
つぎに、本実施の形態に係るワイヤレスオーディオシステムのワイヤレススピーカ1およびオーディオコントローラ2の詳細について説明する。なお、メディアサーバ3およびアクセスポイント4には、既存のメディアサーバおよびアクセスポイントを利用できるので、その詳細な説明を省略している。
まず、ワイヤレススピーカ1について説明する。
図3は、ワイヤレススピーカ1の概略機能構成図である。この図に示すワイヤレススピーカ1の機能構成は、例えば、CPUと、メモリと、フラッシュメモリ等の補助記憶装置と、無線LANアダプタ等の無線通信装置と、スピーカと、を備えたコンピュータにおいて、CPUが所定のプログラムを補助記憶装置からメモリ上にロードして実行することにより実現される。
図示するように、ワイヤレススピーカ1は、ワイヤレスネットワークインターフェース部10と、指示受付部11と、楽曲データ取得部12と、楽曲データ記憶部13と、楽曲データ再生部14と、スピーカ部15と、出力特性設定部16と、を備えている。
ワイヤレスネットワークインターフェース部10は、アクセスポイント4を介してオーディオコントローラ2と通信したり、ネットワーク5に接続されたメディアサーバ3と通信したりするためのインターフェースである。
指示受付部11は、ワイヤレスネットワークインターフェース部10を介してオーディオコントローラ2から、自ワイヤレススピーカ1のIDが付与された各種指示を受け付ける。そして、受け付けた指示が、楽曲データの指定を伴う再生指示ならば、この再生指示で指定されている楽曲データの指定を含む取得指示を楽曲データ取得部12に渡す。また、受け付けた指示が、音量レベル、音響(周波数)特性、および音場効果の指定を含む出力設定指示ならば、この出力設定指示を出力特性設定部16に渡す。
楽曲データ取得部12は、指示受付部11から取得指示を受け取ると、この取得指示で指定されている楽曲データの指定を含む楽曲データ要求を、ワイヤレスネットワークインターフェース部10を介してメディアサーバ3に送信して、取得対象の楽曲データをメディアサーバ3から取得する。
楽曲データ記憶部13は、楽曲データ取得部12がメディアサーバ3から取得した楽曲データを記憶する。
楽曲データ再生部14は、楽曲データ記憶部13に記憶されている楽曲データを、出力特性設定部16により設定された音量レベル、音響特性、および音場効果に従って再生し、スピーカ部15から出力する。
出力特性設定部16は、指示受付部11から出力設定指示を受け取ると、この出力設定指示で指定されている音量レベル、音響特性、および音場効果を楽曲データ再生部14に設定する。
図4は、ワイヤレススピーカ1の動作を説明するためのフロー図である。このフローは、ワイヤレスネットワークインターフェース部10がオーディオコントローラ2からマルチキャスト送信された指示を受信することにより開始される。
まず、ワイヤレスネットワークインターフェース部10は、受信した指示に自ワイヤレススピーカ1のIDが付与されているか否かを判断する(S101)。
自ワイヤレススピーカ1のIDが付与されていない場合は(S101でNO)、この指示を破棄し(S102)、処理を終了する。
一方、自ワイヤレススピーカ1のIDが付与されている場合、この指示を指示受付部11に渡す。これを受けて、指示受付部11は、ワイヤレスネットワークインターフェース部10から受け取った指示が再生指示であるか、それとも出力設定指示であるかを判断する(S103)。
ワイヤレスネットワークインターフェース部10から受け取った指示が再生指示である場合(S103で「再生」)、指示受付部11は、この再生指示で指定されている楽曲データの指定を含む取得指示を楽曲データ取得部12に渡す。
楽曲データ取得部12は、指示受付部11から取得指示を受け取ると、ワイヤレスネットワークインターフェース部10を介してメディアサーバ3に、この取得指示で指定されている楽曲データの指定を含む楽曲データ要求を送信する(S104)。そして、メディアサーバ3から楽曲データを受信したならば、これを楽曲データ記憶部13に記憶する(S105)。これを受けて、楽曲データ再生部14は、楽曲データ記憶部13に記憶された楽曲データを、出力特性設定部16により設定された音量レベル、音響特性、および音場効果に従って再生し、スピーカ部15から出力する(S106)。
一方、ワイヤレスネットワークインターフェース部10から受け取った指示が出力設定指示である場合(S103で「出力設定」)、この出力設定指示で指定されている音量レベル、音響特性、および音場効果を楽曲データ再生部14に設定する(S107)。これにより、以降、楽曲データ再生部14は、楽曲データ記憶部13に記憶された楽曲データを、出力特性設定部16により新たに設定された音量レベル、音響特性、および音場効果に従って再生し、スピーカ部15から出力する。
つぎに、オーディオコントローラ2について説明する。
図5は、オーディオコントローラ2の概略機能構成図である。この図に示すオーディオコントローラ2の機能構成は、例えば、CPUと、メモリと、フラッシュメモリ等の補助記憶装置と、タッチパネル、デイスプレイ、ポインティングデバイス等の入出力装置と、無線LANアダプタ等の無線通信装置と、カメラと、を備えたスマートホン、タブレットPC等の携帯型コンピュータにおいて、CPUが所定のプログラムを補助記憶装置からメモリ上にロードして実行することにより実現される。
図示するように、オーディオコントローラ2は、ワイヤレスネットワークインターフェース部20と、グラフィカルユーザインターフェース部21と、楽曲リスト取得部22と、再生指示送信部23と、撮像データ取得部24と、使用環境特定部25と、出力特性記憶部26と、出力特性決定部27と、出力設定指示送信部28と、を備えている。
ワイヤレスネットワークインターフェース部20は、アクセスポイント4を介してワイヤレススピーカ1と通信したり、ネットワーク5に接続されたメディアサーバ3と通信したりするためのインターフェースである。
グラフィカルユーザインターフェース部21は、情報を表示したり、ユーザから各種操作を受け付けたりするためのインターフェースである。
楽曲リスト取得部22は、ワイヤレスネットワークインターフェース部20を介してメディアサーバ3から、このメディアサーバ3に格納されている楽曲データの一覧である楽曲リストを取得し、取得した楽曲リストをグラフィカルユーザインターフェース部21に表示する。
再生指示送信部23は、再生対象の楽曲データおよび出力先ワイヤレススピーカ1のIDの指定を伴う再生指示をワイヤレスネットワークインターフェース部20からマルチキャスト送信する。
撮像データ取得部24は、オーディオコントローラ2のカメラ機能により撮像されたワイヤレススピーカ1の設置部屋の第一の撮像データ(図2(A)参照)および第二の撮像データ(図2(B)参照)を取得する。
使用環境特定部25は、撮像データ取得部24により取得された第一、第二の撮像データを用いて、ワイヤレススピーカ1の設置部屋の広さおよびワイヤレススピーカ1の設置位置をワイヤレススピーカ1の使用環境として特定する。
出力特性記憶部26には、ワイヤレススピーカ1毎に使用環境と出力特性との対応関係を示す情報が記憶されている。図6は、出力特性記憶部26の登録内容例を模式的に表した図である。
図示するように、出力特性記憶部26には、ワイヤレススピーカ1毎にテーブル260がワイヤレススピーカ1のIDに対応付けられて記憶されている。テーブル260には、ワイヤレススピーカ1の使用環境毎に、その使用環境に適した出力特性のレコード268が記憶されている。レコード268は、使用環境が登録されたフィールド261と、出力特性が登録されたフィールド262と、を有する。フィールド261は、ワイヤレススピーカ1の設置部屋の広さが登録されたサブフィールド263と、ワイヤレススピーカ1の設置位置が登録されたサブフィールド264と、を有する。フィールド262は、音量レベルが登録されたサブフィールド265と、音響特性(高音域、中音域および低音域各々の出力レベル)が登録されたサブフィールド266と、音場効果(チャンネル間の位相差の強弱)が登録されたサブフィールド267と、を有する。
出力特性決定部27は、出力先ワイヤレススピーカ1のIDに対応付けられて出力特性記憶部26に記憶されているテーブル260を参照して、使用環境特定部25より特定された使用環境に対応付けられている出力特性を特定し、この出力特性を出力先ワイヤレススピーカ1の出力特性に決定する。
出力設定指示送信部28は、出力特性決定部27が決定した出力特性および出力先ワイヤレススピーカ1のIDの指定を伴う出力設定指示を、ワイヤレスネットワークインターフェース部20からマルチキャスト送信する。
図7は、オーディオコントローラ2の動作を説明するためのフロー図である。このフローは、グラフィカルユーザインターフェース部21がユーザから操作を受け付けることにより開始される。
まず、グラフィカルユーザインターフェース部21は、ユーザから受け付けた操作内容を解析する(S201)。
グラフィカルユーザインターフェース部21は、ユーザから受け付けた操作が楽曲リストの取得操作であるならば(S201の「取得操作」)、その旨を楽曲リスト取得部22に通知する。
これを受けて、楽曲リスト取得部22は、ワイヤレスネットワークインターフェース部20を介してメディアサーバ3に楽曲リスト要求を送信する(S202)。それから、楽曲リスト取得部22は、メディアサーバ3から、このメディアサーバ3に格納されている楽曲データの楽曲リストを取得して、取得した楽曲リストをグラフィカルユーザインターフェース部21に表示する(S203)。
また、グラフィカルユーザインターフェース部21は、ユーザから受け付けた操作が、再生対象の楽曲データおよび出力先ワイヤレススピーカ1のIDの指定を伴う再生操作ならば(S201で「再生操作」)、その旨を再生指示送信部23に通知する。
これを受けて、再生指示送信部23は、再生操作で指定された再生対象の楽曲データおよび出力先ワイヤレススピーカ1のIDの指定を伴う再生指示を生成する。そして、この再生指示を、ワイヤレスネットワークインターフェース部20からマルチキャスト送信する(S204)。
また、グラフィカルユーザインターフェース部21は、ユーザから受け付けた操作が、出力先ワイヤレススピーカ1のIDの指定を伴う出力設定操作ならば(S201で「出力設定操作」)、その旨を撮像データ取得部24に通知する。
これを受けて、撮像データ取得部24は、ユーザにオーディオコントローラ2のカメラ機能を使ってワイヤレススピーカ1の設置部屋を撮像させ、第一の撮像データ(図2(A)参照)および第二の撮像データ(図2(B)参照)を取得する(S205)。そして、取得した第一、第二の撮像データを出力先ワイヤレススピーカ1のIDとともに使用環境特定部25に渡す。
つぎに、使用環境特定部25は、図2(A)を用いて説明したように、撮像データ取得部24から受け取った第一の撮像データを用いて、ワイヤレススピーカ1の設置部屋の幅のサイズ、およびワイヤレススピーカ1の設置部屋の幅に対する位置を特定する。同様に、図2(B)を用いて説明したように、撮像データ取得部24から受け取った第二の撮像データを用いて、ワイヤレススピーカ1の設置部屋の奥行きのサイズ、およびワイヤレススピーカ1の設置部屋の奥行きに対する位置を特定する。そして、ワイヤレススピーカ1の使用環境として、ワイヤレススピーカ1の設置部屋の幅および奥行きのサイズに基づいて、ワイヤレススピーカ1の設置部屋の広さを特定するとともに、ワイヤレススピーカ1の設置部屋の幅および奥行きに対する位置に基づいて、部屋内におけるワイヤレススピーカ1の設置位置を特定する(S206)。それから、使用環境特定部25は、以上のようにして特定したワイヤレススピーカ1の使用環境を、出力先ワイヤレススピーカ1のIDとともに出力特性決定部27に渡す。
つぎに、出力特性決定部27は、使用環境特定部25より受け取った使用環境をキーとして、使用環境特定部25より受け取った出力先ワイヤレススピーカ1のIDに対応付けられて出力特性記憶部26に記憶されているテーブル260からレコード268を検索する。具体的には、使用環境特定部25より受け取った使用環境に含まれているワイヤレススピーカ1の設置部屋の広さ、ワイヤレススピーカ1の設置位置がサブフィールド263、264に登録されているレコード268を検索する。そして、検索したレコード268のフィールド262に登録されている出力特性を出力先ワイヤレススピーカ1の出力特性に決定する(S207)。そして、決定した出力特性を出力先ワイヤレススピーカ1のIDとともに出力設定指示送信部28に渡す。
つぎに、出力設定指示送信部28は、出力特性決定部27より受け取った出力特性および出力先ワイヤレススピーカ1のIDの指定を伴う出力設定指示を生成する。そして、この出力設定指示を、ワイヤレスネットワークインターフェース部20からマルチキャスト送信する(S208)。
以上、本発明の一実施の形態について説明した。
本実施の形態では、ワイヤレススピーカ1の設置部屋の撮像データ(第一、第二の撮像データ)からワイヤレススピーカ1の使用環境を特定し、特定した使用環境に適した出力特性を、このワイヤレススピーカ1から出力される楽曲データの出力特性に設定する。このため、ユーザは、ワイヤレススピーカ1の設置部屋を撮像するだけで、楽曲データの出力特性を設定することができる。ここで、テスト信号等を用いることなく出力特性を決定するので、すべてのテスト信号の再生に時間を要する従来の技術と異なり、より短い時間で楽曲データの出力特性を設定することできる。したがって、本実施の形態によれば、より簡単な操作で、より効率的に楽曲データの出力特性を変更することが可能となる。
また、出力特性の決定にテスト信号等を用いないため、再生中の楽曲データの再生を停止することなく、この楽曲データの出力特性の設定を変更することができ、便利である。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、上記の実施の形態において、オーディオコントローラ2は、図2(A)に示すように、ユーザに、ワイヤレススピーカ1の背後にある壁60とその両側の壁61、62との境界601、602を画角70の両隅701、702に合わせて、ワイヤレススピーカ1を撮像させることにより、第一の撮像データを取得している。しかし、本発明はこれに限定されない。ユーザに、ユーザが楽曲を楽しみたいと考えているリスニングエリアの横方向幅の両端を画角70の両隅701、702に合わせて、ワイヤレススピーカ1を撮像させることにより、第一の撮像データを取得してもよい。
同様に、オーディオコントローラ2は、図2(B)に示すように、ユーザに、ワイヤレススピーカ1の側方にある壁61とその両側の壁63、60との境界631、601を画角70の両隅701、702に合わせて、ワイヤレススピーカ1を撮像させることにより、第二の撮像データを取得している。しかし、本発明はこれに限定されない。ユーザに、ユーザが楽曲を楽しみたいと考えているリスニングエリアの奥行き方向の幅の両端を画角70の両隅701、702に合わせて、ワイヤレススピーカ1を撮像させることにより、第二の撮像データを取得してもよい。
ワイヤレススピーカ1の背後および側方の少なくともいずれか一方に壁が存在しない場合、ユーザがその旨をオーディオコントローラ2に入力し、使用環境特定部25が、ワイヤレススピーカ1の使用環境を例えば開放空間と特定するようにしてもよい。屋外等、さまざまなタイプの開放空間に適した出力特性をそれぞれ出力特性記憶部26にあらかじめ格納しておけば、出力特性決定部27は、使用環境特定部25より特定された使用環境に対応付けられている出力特性を出力特性記憶部26から特定することができる。
また、上記の実施の形態においては、ワイヤレススピーカ1の設置部屋の広さを部屋幅および部屋奥行きのサイズから決定しているが、床および天井と壁との境界を第一および第二の撮像データのいずれかに含めることによりさらに天井高さのサイズを特定し、部屋幅、部屋奥行きおよび天井高さのサイズからワイヤレススピーカ1の設置部屋の広さを特定するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態において、第一の撮像データおよび第二の撮像データのいずれか一方を省略してもよい。この場合、単一の撮像データからワイヤレススピーカ1の使用環境を特定してもよいし、グラフィカルユーザインターフェース部21を介してユーザから補助的な情報を受け付けることによりワイヤレススピーカ1の使用環境を特定してもよい。前者の場合、単一の撮像データにより特定されるワイヤレススピーカ1の設置部屋の幅あるいは奥行きのサイズがワイヤレススピーカ1の設置部屋の広さとなり、単一の撮像データにより特定されるワイヤレススピーカ1の設置部屋の幅あるいは奥行きに対する位置がワイヤレススピーカ1の設置位置となる。後者の場合、省略された撮像データから特定されるべき情報をユーザから受け付ける。
また、オーディオコントローラ2は、グラフィカルユーザインターフェース部21に撮像データと画像認識処理の結果(ラベル100の位置、ワイヤレススピーカ1の輪郭)とを重畳表示し、ユーザから、ラベル100の位置、ワイヤレススピーカ1の輪郭の修正を受け付けるようにしてもよい。また、ユーザが、グラフィカルユーザインターフェース部21に表示されたワイヤレススピーカ1の設置部屋の画像上において各壁境界を指定できるようにしてもよい。
また、上記の実施の形態において、オーディオコントローラ2は、出力先ワイヤレススピーカ1のIDを、グラフィカルユーザインターフェース部21を介してユーザから受け付けているが、本発明はこれに限定されない。例えば、ワイヤレススピーカ1に固有のラベル100として、または、このラベル100とは別個に、ワイヤレススピーカ1に自ワイヤレススピーカ1のIDを表すQRコード(登録商標)を貼付し、これをオーディオコントローラ2のカメラで撮像することにより、ワイヤレススピーカ1のIDを取得するようにしてもよい。あるいは、オーディオコントローラ2およびワイヤレススピーカ1にRFID等の近距離無線通信機能を設け、ワイヤレススピーカ1がこの近距離無線通信を使って自ワイヤレススピーカ1のIDをオーディオコントローラ2に送信するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態において、オーディオコントローラ2は、各ワイヤレススピーカ1−1〜1−3に各種指示をマルチキャスト送信しているが、マルチキャスト送信に代えて、例えば、ユニキャスト送信する構成としてもよい。
また、上記の実施の形態では、オーディオコントローラ2がワイヤレスネットワークを介してネットワーク5に接続されている場合を例にとり説明したが、オーディオコントローラ2は、ワイヤレスネットワークを介さないで、直接、ネットワーク5に接続されたものでもよい。また、オーディオコントローラ2は、アクセスポイント4を経由せずに、直接、ワイヤレススピーカ1に無線接続されていてもよい。
また、上記の実施の形態では、メディアサーバ3をネットワーク5に接続しているが、メディアサーバ3はワイヤレスネットワークに接続されていてもよい。また、メディアサーバ3は、オーディオコントローラ2に内蔵されていてもよい。なお、メディアサーバ3がオーディオコントローラ2に内蔵されている場合、ワイヤレススピーカ1は、オーディオコントローラ2から楽曲データを取得する。また、メディアサーバ3がいずれかのオーディオコントローラ2に内蔵されている場合、他のワイヤレススピーカ1は、メディアサーバ3が内蔵されたオーディオコントローラ2から楽曲データを取得する。
また、上記の実施の形態において、オーディオコントローラ2は、ワイヤレススピーカ1に指示を送信しているが、本発明はこれに限定されない。楽曲データを再生する機能を有する所定のオーディオ機器に指示を送信するものであればよい。
1、1−1〜1−3:ワイヤレススピーカ、 2:オーディオコントローラ、 3:メディアサーバ、 4:アクセスポイント、 5:ネットワーク、 10:ワイヤレスネットワークインターフェース部、 11:指示受付部、 12:楽曲データ取得部、 13:楽曲データ記憶部、 14:楽曲データ再生部、 15:スピーカ部、 16:出力特性設定部、20:ワイヤレスネットワークインターフェース部、 21:グラフィカルユーザインターフェース部、 22:楽曲リスト取得部、 23:再生指示送信部、 24:撮像データ取得部、 25:使用環境特定部、 26:出力特性記憶部 27:出力特性決定部、 28:出力設定指示送信部、 100:ラベル

Claims (9)

  1. コンピュータで読み取り可能なプログラムであって、
    前記プログラムは、前記コンピュータを、
    スピーカの使用環境毎に再生信号の出力特性が記憶された出力特性記憶手段と、
    前記スピーカを含む当該スピーカの設置エリアの撮像データを取得する撮像データ取得手段と、
    前記撮像データ取得手段により取得された撮像データに基づいて、前記スピーカの使用環境を特定する使用環境特定手段と、
    前記使用環境特定手段により特定された使用環境に対応付けられて前記出力特性記憶手段に記憶されている出力特性を、前記スピーカから出力される再生信号の出力特性に決定する出力特性決定手段と、
    を備えたオーディオコントローラとして機能させる
    ことを特徴とするコンピュータで読み取り可能なプログラム。
  2. 請求項1に記載のコンピュータで読み取り可能なプログラムであって、
    前記撮像データ取得手段は、前記スピーカの背後にある壁の両側の境界を画角の両隅に合わせて撮像された前記スピーカの設置エリアの撮像データを、第一の撮像データとして取得し、
    前記使用環境特定手段は、前記スピーカの使用環境として、前記第一の撮像データから前記スピーカの背後にある壁の幅と前記スピーカの幅との比率を求め、当該比率に基づいて前記スピーカの設置エリアの広さを特定する
    ことを特徴とするコンピュータで読み取り可能なプログラム。
  3. 請求項2に記載のコンピュータで読み取り可能なプログラムであって、
    前記撮像データ取得手段は、前記スピーカの側方にある壁の両側の境界を画角の両隅に合わせて撮像された前記スピーカの設置エリアの撮像データを、第二の撮像データとしてさらに取得し、
    前記使用環境特定手段は、前記スピーカの使用環境として、前記第二の撮像データから前記スピーカの側方にある壁の幅と前記スピーカの奥行きとの比率をさらに求め、当該比率および前記第一の撮像データから求めた前記比率に基づいて、前記スピーカの設置エリアの広さを特定する
    ことを特徴とするコンピュータで読み取り可能なプログラム。
  4. 請求項1に記載のコンピュータで読み取り可能なプログラムであって、
    前記撮像データ取得手段は、前記スピーカの背後にある壁の両側の境界を画角の両隅に合わせて撮像された前記スピーカの設置エリアの撮像データを、第一の撮像データとして取得し、
    前記使用環境特定手段は、前記スピーカの使用環境として、前記第一の撮像データにおける前記スピーカの表示位置に基づいて、前記設置エリア内における前記スピーカの設置位置を特定する
    ことを特徴とするコンピュータで読み取り可能なプログラム。
  5. 請求項4に記載のコンピュータで読み取り可能なプログラムであって、
    前記撮像データ取得手段は、前記スピーカの側方にある壁の両側の境界を画角の両隅に合わせて撮像された前記スピーカの設置エリアの撮像データを、第二の撮像データとしてさらに取得し、
    前記使用環境特定手段は、前記スピーカの使用環境として、前記第一の撮像データおよび前記第二の撮像データ各々における前記スピーカの表示位置に基づいて、前記設置エリア内における前記スピーカの設置位置を特定する
    ことを特徴とするコンピュータで読み取り可能なプログラム。
  6. 請求項1ないし5のいずれか一項に記載のコンピュータで読み取り可能なプログラムであって、
    前記撮像データ取得手段は、前記コンピュータが備えるカメラ機能を利用して前記スピーカの設置エリアの撮像データを撮像し取得する
    ことを特徴とするコンピュータで読み取り可能なプログラム。
  7. 請求項1ないし6のいずれか一項に記載のコンピュータで読み取り可能なプログラムであって、
    前記オーディオコントローラは、前記出力特性決定手段により特定された出力特性を所定のオーディオ機器に送信する出力特性送信手段をさらに備える
    ことを特徴とするコンピュータで読み取り可能なプログラム。
  8. スピーカから出力される再生信号の出力特性を決定するオーディオコントローラであって、
    前記スピーカの使用環境毎に再生信号の出力特性が記憶された出力特性記憶手段と、
    前記スピーカを含む当該スピーカの設置エリアの撮像データを取得する撮像データ取得手段と、
    前記撮像データ取得手段により取得された撮像データに基づいて、前記スピーカの使用環境を特定する使用環境特定手段と、
    前記使用環境特定手段により特定された使用環境に対応付けられて前記出力特性記憶手段に記憶されている出力特性を、前記スピーカから出力される再生信号の出力特性に決定する出力特性決定手段と、
    前記出力特性決定手段により特定された出力特性を所定のオーディオ機器に送信する出力特性送信手段と、を備える
    ことを特徴とするオーディオコントローラ。
  9. 請求項8に記載のオーディオコントローラと、
    オーディオ再生機能を有するワイヤレススピーカと、を備え、
    前記オーディオコントローラの前記出力特性送信手段は、
    前記出力特性決定手段により特定された出力特性を前記ワイヤレススピーカにワイヤレス送信し、
    前記ワイヤレススピーカは、
    前記オーディオコントローラよりワイヤレス送信された出力特性を受け付ける出力特性受付手段と、
    前記出力特性受付手段により受け付けた出力特性を、当該ワイヤレススピーカから出力される楽曲データの再生信号の出力特性に設定する出力特性設定手段と、を備える
    ことを特徴とするワイヤレスオーディオシステム。
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