JP2017059871A - 画像表示装置、および画像表示装置の制御方法 - Google Patents

画像表示装置、および画像表示装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ローカルディミングを行う画像表示装置において、意図しない画像の乱れを抑制する。
【解決手段】画像表示装置であって、複数の光変調要素を備えた光変調部と、調光部により調光された光を光変調部へ射出する照明部170と、調光部を制御するための第1の調光データを第1の画像データに基づいて生成する調光データ生成部41と、第1の調光データの解像度を第1の画像データの解像度と一致させると共に平滑化処理を行うことによって第2の調光データを生成する調光データ解像度変換部44と、第2の調光データに基づいて第1の画像データに対してゲイン補正を施すことによって第2の画像データを生成するゲイン補正部33と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像表示装置に関する。
従来、光源から射出された光を、液晶パネル等の光変調素子によって変調するプロジェクターが知られている。このようなプロジェクターにおいて、光源と光変調素子(以下、第1の光変調素子と称する)との間に第2の光変調素子を備え、第1の光変調素子に入射する光の光量を局所的に調整する技術(いわゆるローカルディミング)が提案されている。(例えば、特許文献1参照)。
特表2004−523001号公報
上述のローカルディミングを行う際に、第1の光変調素子および第2の光変調素子の製造誤差、組み付け誤差等によって第1の光変調素子と第2の光変調素子とに物理的ずれがあると、意図しない画像の乱れが生じるおそれがある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、画像表示装置が提供される。この画像表示装置は、入射光を変調する複数の光変調要素で構成された第1の照明領域を備え、画像データが表す画像を形成するための光変調部と;複数の調光要素で構成され、前記第1の照明領域に対応する第2の照明領域を備える調光部を有し、前記調光部により調光された光を前記光変調部へ射出する照明部であって、前記第1の照明領域を仮想的に区分して得られる複数の小照明領域であって、それぞれ複数の前記光変調要素を含む複数の小照明領域に、前記複数の調光要素の各々が1対1で対応させて配置された照明部と;前記複数の調光要素をそれぞれ制御するための第1の調光データを、入力される第1の画像データに基づいて生成する調光データ生成部と;前記第1の調光データの解像度を増大させて前記第1の画像データの解像度と一致させると共に平滑化処理を行う解像度変換処理を前記第1の調光データに対して施すことによって、第2の調光データを生成する調光データ解像度変換部と;前記第2の調光データに基づいて、前記第1の画像データに対してゲイン補正を施すことによって、第2の画像データを生成するゲイン補正部と;前記第2の画像データに基づいて、前記光変調部を制御する光変調部制御部と;前記第1の調光データ、または前記第1の調光データと等価な他の調光データに基づいて、前記調光部を制御する調光部制御部と;を備える。
この形態の画像表示装置によれば、平滑化された第2の調光データに基づいて調光部が制御されるため、調光部と光変調部とに物理的ずれ等がある場合にも、意図しない画像の乱れを抑制することができる。
(2)上記形態の画像表示装置において、さらに、前記第1の調光データ、または前記第1の調光データと等価な他の調光データのフレーム周波数を、前記光変調部および前記調光部を駆動するフレーム周波数に変換するフレーム周波数変換部と、を備えてもよい。このようにすると、入力される画像データのフレーム周波数と、光変調部および調光部の駆動周波数とが一致しない場合にも、入力される画像データを表す適切な画像を表示することができる。
(3)上記形態の画像表示装置において、さらに、前記第1の調光データのデータ量を縮小する縮小処理を行うことによって縮小調光データを生成する調光データ縮小部と;フレーム周波数変換後の前記縮小調光データに対して前記縮小処理の逆変換である拡大処理を行うことによって第3の調光データを生成する調光データ拡大部と;を備え;前記調光部制御部は、前記第3の調光データに基づいて、前記調光部を制御してもよい。このようにすると、周波数変換部における処理負荷が軽減されるとともに、周波数変換に用いられるメモリーの容量を低減することができ、コスト低減に資する。
(4)本発明の他の形態によれば、画像データに基づいて画像を表示する画像表示装置の制御方法が提供される。前記画像表示装置は、入射光を変調する複数の光変調要素で構成された第1の照明領域を備え、画像データが表す画像を形成するための光変調部と;複数の調光要素で構成され、前記第1の照明領域に対応する第2の照明領域を備える調光部を有し、前記調光部により調光された光を前記光変調部へ射出する照明部であって、前記第1の照明領域を仮想的に区分して得られる複数の小照明領域であって、それぞれ複数の前記光変調要素を含む複数の小照明領域に、前記複数の調光要素の各々が1対1で対応させて配置された照明部と;を備え;前記制御方法は、(a)前記複数の調光要素をそれぞれ制御するための第1の調光データを、第1の画像データに基づいて生成する工程と;(b)前記第1の調光データの解像度を増大させて前記第1の画像データの解像度と一致させると共に平滑化処理を行う解像度変換処理を前記第1の調光データに対して施すことによって、第2の調光データを生成する工程と;(c)前記第2の調光データに基づいて、前記第1の画像データに対してゲイン補正を施すことによって、第2の画像データを生成する工程と;(d)前記第2の画像データに基づいて、前記光変調部を制御する工程と;(e)前記第1の調光データ、または前記第1の調光データと等価な他の調光データに基づいて、前記調光部を制御する工程と;を備える。この画像表示装置の制御方法によれば、画像表示装置の調光部と光変調部とに物理的ずれ等がある場合にも、意図しない画像の乱れを抑制することができる。
上述した本発明の各形態の有する複数の構成要素はすべてが必須のものではなく、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、適宜、前記複数の構成要素の一部の構成要素について、その変更、削除、新たな他の構成要素との差し替え、限定内容の一部削除を行うことが可能である。また、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、上述した本発明の一形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部を上述した本発明の他の形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部と組み合わせて、本発明の独立した一形態とすることも可能である。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、画像表示装置の制御方法を実現するためのコンピュータープログラム、そのコンピュータープログラムを記憶した一時的でない記録媒体(non−transitory storage medium)等の形態で実現することができる。
第1実施形態の画像表示装置としてのプロジェクターの光学ユニットを示す概略構成図である。 表示液晶ライトバルブと調光液晶ライトバルブとの関係を説明する説明図である。 第1実施形態のプロジェクターの機能的な構成を示すブロック図である。 ゲイン補正部におけるゲイン補正処理の一例を概念的に示す説明図である。 比較例のゲイン補正処理時の第1の調光データの利用方法を概念的に説明する説明図である。 第1の調光データの解像度変換を概念的に説明する説明図である。 平滑化処理が施された第2の調光データを用いた補正処理の一例を概念的に示す説明図である。 第2実施形態のプロジェクターの機能的な構成を示すブロック図である。
A.第1実施形態:
図1は、第1実施形態の画像表示装置としてのプロジェクター100の光学ユニットを示す概略構成図である。プロジェクター100は、光源装置11と、フライアイレンズ12a,12bと、偏光変換装置13と、ダイクロイックミラー14a,14bと、反射ミラー15a,15b,15cと、調光液晶ライトバルブ172R,172G,172Bと、表示液晶ライトバルブ171R,171G,171Bと、クロスダイクロイックプリズム18と、投写光学系19とを、主に備えている。「投写光学系19」として、例えば以下の構成を適用できる。(1)少なくとも1枚のミラーを含む光学系,(2)少なくとも1つのレンズを含む光学系,(3)少なくとも1枚のミラー、及び少なくとも1つのレンズを含む光学系。
表示液晶ライトバルブ171R,171G,171Bを、それぞれ区別する必要がない場合等は、まとめて「表示液晶ライトバルブ171」とも称する。同様に、調光液晶ライトバルブ172R,172G,172Bを、それぞれ区別する必要がない場合等は、まとめて「調光液晶ライトバルブ172」とも称する。
本実施形態における表示液晶ライトバルブ171を、「光変調部」とも呼び、調光液晶ライトバルブ172を、「調光部」とも呼ぶ。また、光源装置11と、フライアイレンズ12a,12bと、偏光変換装置13と、ダイクロイックミラー14a,14bと、反射ミラー15a,15b,15cと、調光液晶ライトバルブ172との全体を、「照明部」とも呼ぶ。
光源装置11は、光源ランプ11aと光源ランプ11aの光を反射するリフレクター11bとを備える。本実施形態では、光源ランプ11aとして、高圧水銀ランプを用いているが、超高圧水銀ランプ等の他の放電型のランプを用いてもよい。また、LED(Light Emitting Diode)、半導体レーザー(Laser Diode)、有機EL(Organic Electro Luminescence)等の固体光源や、その他の光源を用いてもよい。
フライアイレンズ12a,12bは、それぞれ、複数の小レンズから構成されており、光源装置11側からフライアイレンズ12a、フライアイレンズ12bの順に設置されている。フライアイレンズ12a,12bは、光源装置11から射出された光の照度分布を被照明領域において均一化させるための均一照明手段として機能する。光源装置11から射出された光は、フライアイレンズ12a,12bを通過して偏光変換装置13に入射される。
偏光変換装置13は、フライアイレンズ12bとダイクロイックミラー14aとの間に設けられ、フライアイレンズ12b側に設けられた偏光ビームスプリッターアレイ(図示しない)と、ダイクロイックミラー14a側に設けられた1/2波長板アレイ(図示しない)とを備える。偏光変換装置13は、入射した光を一種類の直線偏光に変換する機能を有する。
ダイクロイックミラー14aは、光源装置11からの光束のうちの赤色光LRを透過させるとともに、青色光LBと緑色光LGとを反射させる。ダイクロイックミラー14aを透過した赤色光LRは、反射ミラー15cで反射され、調光液晶ライトバルブ172Rに入射し、調光液晶ライトバルブ172Rによって光量が調節された後、表示液晶ライトバルブ171Rに入射する。
ダイクロイックミラー14bは、ダイクロイックミラー14aで反射した色光のうち、青色光LBを透過させるとともに、緑色光LGを反射させる。緑色光反射用のダイクロイックミラー14bによって反射された緑色光LGは、調光液晶ライトバルブ172Gに入射し、調光液晶ライトバルブ172Gによって光量が調節された後、表示液晶ライトバルブ171Gに入射する。
一方、ダイクロイックミラー14bを透過した青色光LBは、リレー光学系R1(リレーレンズ16a、反射ミラー15a、リレーレンズ16b、反射ミラー15b、リレーレンズ16cを備える)を経て、調光液晶ライトバルブ172Bに入射し、調光液晶ライトバルブ172Bによって光量が調節された後、表示液晶ライトバルブ171Bに入射する。
本実施形態において、調光液晶ライトバルブ172R,172G,172Bと表示液晶ライトバルブ171R,171G,171Bとは、それぞれ、所定の距離を設けて配置されている。調光液晶ライトバルブ172と表示液晶ライトバルブ171との配置関係については、後に詳述する。
調光液晶ライトバルブ172は、入射された光の光量を調整して、表示液晶ライトバルブ171に対して射出する。調光液晶ライトバルブ172Rは、光透過性電極に印加する電圧を変更することにより、赤色光の透過率を約0%〜約100%の範囲で変更することが可能である。同様にして、調光液晶ライトバルブ172Gは、緑色光の光量を調整し、調光液晶ライトバルブ172Bは、青色光の光量を調整する。
表示液晶ライトバルブ171は、画像データに基づいて印加電圧を変更することにより、調光液晶ライトバルブ172から入射した光を変調して、画像データが表す画像光を形成する。表示液晶ライトバルブ171Rには、調光液晶ライトバルブ172Rにて調光された赤色光が入射され、画像データのR(赤)成分に応じた画像が形成される。同様に、表示液晶ライトバルブ171Gには、調光液晶ライトバルブ172Gにて調光された緑色光が入射され、画像データのG(緑)成分に応じた画像が形成され、表示液晶ライトバルブ171Bには、調光液晶ライトバルブ172Bにて調光された青色光が入射され、画像データのB(青)成分に応じた画像が形成される。
クロスダイクロイックプリズム18は4つの直角プリズムが貼り合わされ、その内面に赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とが十字状に形成されている。このクロスダイクロイックプリズム18により、表示液晶ライトバルブ171R,171G,171Bによってそれぞれ変調された3色の光が、合成されてカラー画像を表す光が形成される。
投写レンズ19は、クロスダイクロイックプリズム18にて合成されたカラー画像光を、被投写面としてのスクリーンSC上に拡大投写する。その結果、スクリーンSC上に画像が表示される。本実施形態において、投写レンズ19は、上記画像光を拡大投写する際の拡大率を変化させるズーム機能を備えるが、ズーム機能を備えない構成としてもよい。
図2は、赤色光用の表示液晶ライトバルブ171Rの照明領域と調光液晶ライトバルブ172Rの照明領域との関係を説明するための説明図である。図2(a)は、表示液晶ライトバルブ171R、図2(b)は、調光液晶ライトバルブ172Rを示す。他の色光用の表示液晶ライトバルブ171G,171B、および、調光液晶ライトバルブ172G,172Bも同様な構成であり、各対応関係も同様であるため、表示液晶ライトバルブ171R、および調光液晶ライトバルブ172Rについて説明し、他の液晶ライトバルブについての説明は省略する。表示液晶ライトバルブ171Rの照明領域の全体を「第1の照明領域」とも呼び、調光液晶ライトバルブ172Rの照明領域の全体を「第2の照明領域」とも呼ぶ。
図2では、説明の簡易化のために、表示液晶ライトバルブ171Rは、表示画素P1が12行×16列のマトリクス状に配列された構成とした。但し、表示画素P1の数および配列は、本実施形態に限定されず、適宜設定可能である。表示液晶ライトバルブ171Rの各表示画素P1の座標を(i,j)とすると、i=1〜12,j=1〜16である。
表示液晶ライトバルブ171Rの照明領域の全体は、仮想的に3行×4列の小照明領域SAに分けられて、各小照明領域SAに調光液晶ライトバルブ172Rにて調光された光が入射される。図2(a)では、個々の小照明領域SAを太線枠で囲んで示している。小照明領域SAの行列番号を(m,n)とすると、m=1〜3,n=1〜4である。この例では、小照明領域SAは、4行×4列の表示画素P1を含む。なお、小照明領域SAに含まれる表示画素P1の数は、この例に限らず、2以上であればよい。表示画素P1を「光変調要素」とも呼ぶ。
調光液晶ライトバルブ172Rは、調光画素P2が3行×4列のマトリクス状に配列された構成とした。但し、調光画素P2の数および配列は、本実施形態に限定されず、適宜設定可能である。各調光画素P2の座標を(m,n)とすると、m=1〜3,n=1〜4である。ここで、m,nは、小照明領域SAの行列番号と一致する。調光液晶ライトバルブ172Rの1つの調光画素P2は、小照明領域SAと同一のサイズであり、小照明領域SAに対して1対1で対応して配置されている。すなわち、調光液晶ライトバルブ172Rの1つの調光画素P2で調光された光が、表示液晶ライトバルブ171Rの1つの小照明領域SAに含まれる4行×4例の表示画素P1に入射する。例えば、調光液晶ライトバルブ172Rの調光画素P2(2,3)(図2(b)中、斜線ハッチングを付して示す。)を透過した光は、表示液晶ライトバルブ171Rの小照明領域SA(2,3)(図2(a)中、斜線ハッチングを付して示す。)を照射する。調光画素P2を「調光要素」とも呼ぶ。
図3は、第1実施形態のプロジェクター100の機能的な構成を示すブロック図である。プロジェクター100は、操作受付部21と、制御部20と、画像データ入力部31と、画像処理部32と、ゲイン補正部33と、調光データ生成部41と、調光データ解像度変換部44と、メモリー50と、フレームレートコントローラー60と、表示液晶制御部70と、調光液晶制御部80と、照明部170と、表示液晶ライトバルブ171と、投写レンズ19と、を備える。
操作受付部21は、ユーザーがプロジェクター100に対して各種指示を行うための複数の操作キーを備え、操作キーに対応する指令を制御部20に出力する。操作受付部21が、リモートコントローラーを介して、ユーザーからの指示を受付ける構成としてもよい。
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)、RAM、および不揮発性のROM等を備えており、ROMに記憶されている制御プログラムに従ってCPUが動作することによりプロジェクター100の動作を統括制御する。制御部20は、操作受付部21から入力された指令に基づいて、プロジェクター100の各部を制御する。
画像データ入力部31は、複数の入力端子を備えており、制御部20からの指示に基づいて、一の入力端子から入力された画像データを選択して、画像処理部32に出力する。本実施形態において、入力端子には、ビデオ再生装置、パーソナルコンピューター等、図示せざる外部の画像供給装置から各種形式の画像データが入力される。
画像処理部32は、画像データ入力部31から入力された画像データを、R(赤),G(緑),B(青)の各成分に分解して、各色の表示画素の階調値を表す画像データに変換する。さらに、画像処理部32は、制御部20の指示に基づいて、各成分に分解された画像データに対して、明るさ、コントラスト、シャープネス、色合い等の補正処理やキーストーン補正処理を施す。また、画像処理部32は、メニュー画像等のOSD(オンスクリーンディスプレイ)画像を、入力された画像に重畳することもできる。画像処理部32は、処理した画像データ(以下、「第1の画像データIM1」と称する。)を、ゲイン補正部33、および調光データ生成部41に出力する。
調光データ生成部41は、入力された第1の画像データIM1に基づいて、調光液晶ライトバルブ172R,172G,172Bを制御するための第1の調光データDM1を生成し、調光データ解像度変換部44およびフレームレートコントローラー60に出力する。具体的には、調光データ生成部41は、第1の画像データIM1の特徴量を第1の調光データDM1とする。本実施形態では、第1の画像データIM1の特徴量として、表示液晶ライトバルブ171における小照明領域SA内の階調値の最大値を用いている。上述の通り、調光液晶ライトバルブ172の1つの調光画素P2は、小照明領域SAと同一のサイズである。そのため、第1の調光データDM1の解像度は、第1の画像データIM1の解像度の1/16である。なお、特徴量は、本実施形態に限定されず、例えば、階調値のヒストグラムの最頻値でもよい。また、階調値の最大値に倍数k(kは、例えば、0.95〜1.05)を乗じた値や、最大値からn番目(nは、例えば、2〜3)の階調値としてもよい。また、特徴量を、R,G,B成分毎に取得するのではなく、R,G,Bデータから輝度値(Y)を算出し、輝度値のヒストグラムの最頻値、最大値のいずれかを、特徴量として用いてもよい。輝度値(Y)を用いて第1の調光データDM1を生成する場合、各色成分について、同一の特徴量を用いることになる。
調光データ解像度変換部44は、SRAM(Static Random Access Memory)等の揮発性メモリー(不図示)を備え、調光データ生成部41から入力された調光データDM1の解像度を増大して、第1の画像データIM1の解像度と一致させる解像度変換とともに、平滑化処理(スムージング)を施して、第2の調光データDM2を生成し、ゲイン補正部33に出力する。第1の画像データIM1に対して、後述する調光データに基づくゲイン補正処理を行うために、第2の調光データDM2の解像度を第1の画像データIM1と一致させている。調光データ解像度変換部44における解像度変換処理については、後に詳述する。
ゲイン補正部33は、入力された第2の調光データDM2に基づいて、第1の画像データIM1に対して、階調範囲を伸張するゲイン補正処理を施して、第2の画像データIM2を生成し、フレームレートコントローラー60に出力する。第1の画像データIM1の階調範囲を伸張した第2の画像データIM2に基づいて表示液晶ライトバルブ171が制御されることにより、スクリーンSCに表示される画像のコントラストが上がる。
図4は、ゲイン補正部33におけるゲイン補正処理の一例を概念的に示す説明図である。図4において、(A)は第1の画像データIM1、(B)は第2の調光データDM2、(C)は第2の画像データIM2を、それぞれ示す。図4では、各データのうち、表示液晶ライトバルブ171の小照明領域SA(m,n)(m=1,2;n=1,2)(図2(a))に対応するデータを図示している。図4(B)では、ゲイン補正処理の説明を簡単にするために、第1の調光データDM1に対して平滑化処理を伴わない解像度変換を行った例を図示している。本実施形態において、第2の画像データIM2は、下記の式(1)を用いて算出される。
IM2=255−k(DM2―IM1) (1≦k) ・・・(1)
このように、第2の画像データIM2の階調値は、調光液晶ライトバルブ172および表示液晶ライトバルブ171を透過した光の階調が、第1の画像データIM1の階調値に対応したものとなるように決定される。
図4では、説明を簡略化するために、k=1とした。式(1)で与えられる第2の画像データIM2が255より大きい場合は255にクリッピングされ、マイナスになるときには0にクリッピングされる。なお、通常は、係数kは1より大きく1.5以下の範囲に設定される。また、係数kの値は、第2の調光データDM2と第1の画像データIM1の値に応じて変化するようにしてもよい。この場合には、係数k(または第2の画像データIM2)と、第1の画像データIM1,第2の調光データDM2との関係が予め設定され、例えば、ルックアップテーブルとして実装される。
また、上記式(1)に換えて、下記式(1.1)等の他の式を用いて第2の画像データIM2が算出されてもよい。
IM2=IM1×(255/DM1) ・・・(1.1)
フレームレートコントローラー60は、第2の画像データIM2および調光データDM1のフレーム周波数を、画像データ入力部31における入力周波数(例えば、60Hz)から表示用の周波数(例えば、240Hz)に変換し、フレームレート変換後の第2の画像データIM2aを表示液晶制御部70に出力し、フレームレート変換後の調光データDM1aを調光液晶制御部80に出力する。メモリー50は、ビデオメモリー51と調光メモリー52とを備え、フレームレートコントローラー60におけるフレーム周波数の変換に用いられる。本実施形態において、メモリー50としてDRAM(Dynamic Random Access Memory)を用いたが、SRAM等、他の揮発性メモリーを用いてもよい。
表示液晶制御部70は、フレームレートコントローラー60から入力された第2の画像データIM2a(フレーム周波数240Hz)に基づいて、表示液晶ライトバルブ171を制御する。具体的には、第2の画像データIM2aの各色成分に基づいて、表示液晶ライトバルブ171R,171G,171Bそれぞれに印加する電圧を制御する。表示液晶制御部70を、「光変調部制御部」とも呼ぶ。
調光液晶制御部80は、フレームレートコントローラー60から入力された第1の調光データDM1a(フレーム周波数240Hz)に基づいて、調光液晶ライトバルブ172を制御する。具体的には、調光データDM1aに基づいて、調光液晶ライトバルブ172R,172G,172Bそれぞれに印加する電圧を制御する。調光液晶制御部80を、「調光部制御部」とも呼ぶ。
照明部170は、光源173と、調光液晶ライトバルブ172とを主に備える。光源173は、図1に示した光源装置11と、フライアイレンズ12a,12bと、偏光変換装置13と、ダイクロイックミラー14a,14bと、反射ミラー15a,15b,15cと、を備える。
図5は、比較例のローカルディミングを行うプロジェクターにおけるゲイン補正処理時の第1の調光データの利用方法を概念的に説明する説明図である。図5では、第1の画像データIM1に対応づけされる調光データDM1を、小照明領域SAと対応させて表示している。
上述の通り、調光データDM1の解像度は、第1の画像データIM1の解像度の1/16である。第1の画像データIM1に対して、調光データDM1に基づくゲイン補正処理を行う場合、調光データDM1を第1の画像データIM1に対応付けなければならない。調光データDM1を第1の画像データIM1に対応づける場合、比較例では、表示液晶ライトバルブ171における同一の小照明領域SA内の複数の表示画素P1に対応するすべての第1の画像データIM1に対して、同一の調光データDM1を適用している(図5)。例えば、表示液晶ライトバルブ171における小照明領域SA(1,1)内の複数の表示画素P1に対応する第1の画像データIM1に対しては、調光液晶ライトバルブ172の調光画素P2(1,1)に対応する調光データDM1の値L11を用いている。
この比較例の方法においても、表示液晶ライトバルブ171と調光液晶ライトバルブ172との物理的なずれがなく、光収差がなければ、コントラストのはっきりとした画像が乱れなく表示される。しかしながら、実際には、製造誤差、組み付け誤差等による表示液晶ライトバルブ171と調光液晶ライトバルブ172との物理的なずれや、光収差により、小照明領域SAが隣接する境界付近では、モアレ等の意図しない画像の乱れが生じるおそれがある。調光データ解像度変換部44が行う平滑化処理は、このような画像の乱れを緩和するための処理である。
図6は、第1実施形態のプロジェクター100における第1の調光データDM1の解像度変換を概念的に説明する説明図である。本実施形態のプロジェクター100では、調光データ解像度変換部44において、第1の調光データDM1の解像度を増大させて、第1の画像データIM1の解像度に一致させる解像度変換とともに平滑化処理(スムージング)を行うことによって、第2の調光データDM2を生成している。本実施形態では、2ライン分の調光データDM1を、水平に4倍拡大した拡大調光データLDMを、調光データ解像度変換部44内のメモリー(不図示)に保存し、メモリーに保存された2ライン分の拡大調光データLDMを用いて、水平方向および垂直方向に平滑化処理を施す。これにより、順次、平滑化処理を伴う解像度変換を行うことができる。例えば、第2の調光データDM2(i,j)(i,jは、表示液晶ライトバルブ171における行列番号と一致)は、2ライン分の拡大調光データLDMを用いて、以下の式(2)により算出される。
DM2(i,j)=(LDM(i,j)+LDM(i,j+1)+LDM(i+1,j)+LDM(i+1,j+1))/4 …(2)
図7は、平滑化処理が施された第2の調光データを用いた補正処理の一例を概念的に示す説明図である。図7において、(A)は第1の画像データIM1、(B)は第2の調光データDM2、(C)は第2の画像データIM2を、それぞれ示す。図7(A)に示す第1の画像データIM1は、図4(A)に示すものと同一である。図7(B)に示す第2の調光データDM2は、図4(B)に示すものと異なり、第1の調光データDM1に対して、上述の平滑化処理を伴う解像度変換を行うことにより生成されたものである。第2の調光データDM2は、小照明領域SA(図7において太線枠で示す)の境界において、隣接する2つの小照明領域SAの第1の調光データDM1の平均値になっている。その結果、第2の画像データIM2(図7(C))は、小照明領域SAの境界において、図4(C)に示す第2の画像データIM2と異なる値に設定される。
本実施形態のプロジェクター100によれば、第2の調光データDM2の解像度を第1の画像データIM1と一致させる際に、平滑化処理を行っている。表示液晶ライトバルブ171において小照明領域SA同士が隣接する境界付近の表示画素に対応する第2の調光データDM2は平均化されているため、表示液晶ライトバルブ171と調光液晶ライトバルブ172との物理的なずれや、光収差によって、意図した階調の光が表示液晶ライトバルブ171に入射しない場合にも、小照明領域SAの境界付近における意図しない画像の乱れを抑制することができる。
また、本実施形態のプロジェクター100では、ゲイン補正部33において用いられる第2の調光データDM2と、フレームレートコントローラー60において用いられる第1の調光データDM1とが、異なるメモリーに保存されるため、ゲイン補正部33における処理と、調光データ生成部41における処理とを並行して進めることができるため、制御が容易になる。
B.第2実施形態:
図8は、第2実施形態のプロジェクターの機能的な構成を示すブロック図である。このプロジェクター100Aは、第1実施形態のプロジェクター100に、調光データ縮小部42と、調光データ拡大部43とを追加したものであり、他の構成は第1実施形態と同じである。プロジェクター100Aにおいて第1実施形態のプロジェクター100と同一の構成については同一の符号を付して、その説明を省略する。
調光データ縮小部42は、調光データ生成部41から入力された調光データDM1のデータ量を削減した縮小調光データRDMを生成して、フレームレートコントローラー60に出力する。本実施形態では、調光データ縮小部42は、調光データDM1の解像度を低減する解像度変換を行って、縮小調光データRDMを生成する。調光データDM1のデータ量の削減方法は、本実施形態に限定されず、調光データDM1を圧縮してデータ量を削減してもよい。
フレームレートコントローラー60は、第2の画像データIM2および縮小調光データRDMのフレーム周波数を、入力周波数(例えば、60Hz)から表示用の周波数(例えば、240Hz)に変換し、フレーム周波数変換後の第2の画像データIM2aを表示液晶制御部70に出力し、フレーム周波数変換後の縮小調光データRDMaを調光データ拡大部43に出力する。縮小調光データRDMは、第1の調光データDM1と等価な調光データである。ここで、「等価」とは、本質的に等しいことをいい、完全に等しい場合だけでなく、完全には等しくない場合も含む概念である。例えば、縮小調光データRDMは、第1の調光データDM1の解像度を低下させて縮小しており、第1の調光データDM1とは一致しない。しかしながら、縮小調光データRDMは、第1の調光データDM1の解像度を変換しただけあるため、本質的には第1の調光データDM1と等しい。そのため、縮小調光データRDMは、第1の調光データDM1と等価な調光データといえる。
調光データ拡大部43は、フレームレートコントローラー60から入力された縮小調光データRDMa(フレーム周波数240Hz)の解像度を、調光データDM1と同一の解像度に上げる解像度変換を行うことにより、第3の調光データDM3を生成して、調光液晶制御部80Aに出力する。なお、調光データ縮小部42において、調光データDM1を圧縮して縮小調光データRDMを生成している場合には、調光データ拡大部43では、縮小調光データRDMに対して復元処理(デコード)を施すことによって、第3の調光データDM3を生成する。すなわち、調光データ拡大部43は、調光データ縮小部における縮小処理の逆変換である拡大処理を行う。第3の調光データDM3は、第1の調光データDM1と等価な調光データである。上述の通り、第3の調光データDM3は、第1の調光データDM1の解像度を低下させて縮小した後、フレーム周波数を変換し、その後、解像度を上げて第1の調光データDM1と同一の解像度に変換しており、第1の調光データDM1と完全には一致しない。しかしながら、第3の調光データDM3は、第1の調光データDM1の解像度やフレーム周波数を単に変換しただけあるため、本質的には第1の調光データDM1と等しい。そのため、第3の調光データDM3は、第1の調光データDM1と等価な調光データといえる。
調光液晶制御部80は、第3の調光データDM3(フレーム周波数240Hz)に基づいて、調光液晶ライトバルブ172を制御する。
本実施形態のプロジェクター100Aでは、調光データDM1のデータ量を削減した縮小調光データRDMを用いてフレーム周波数の変換を行っている。そのため、フレーム周波数の変換の際に、フレームレートコントローラー60とメモリー50間の帯域を専有する時間を短縮することができる。その結果、フレームレートコントローラー60における処理負荷が軽減されると共に、メモリー50の容量を低減することができ、コスト低減に資する。
C.変形例:
なお、この発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記実施形態では、画像表示装置として、プロジェクターを例示しているが、画像表示装置は、上記実施形態のプロジェクターに限定されない。例えば、透過型のスクリーンを一体的に備えたリアプロジェクターでもよい。また、液晶パネル、有機ELパネル、プラズマディスプレイパネル(PDP)等の画像表示部に画像を表示させるディスプレイ等であってもよい。例えば、テレビ、携帯電話、スマートフォン、タブレット等の携帯移動端末として構成してもよい。
(2)上記実施形態では、照明部は、光源173および調光液晶ライトバルブ172を備える構成としたが、照明部の構成は、上記実施形態に限定されず、種々の構成を採用することができる。例えば、発光部としての複数のLEDがマトリクス状に配置されて形成されたLEDアレイを、表示液晶ライトバルブ171の後方(プロジェクター100において調光液晶ライトバルブ172が配置されている位置)に配置する構成にしてもよい。この場合、LEDの調光は、パルス幅変調や電流値の調整等によって行われるため、調光液晶ライトバルブ172は不要である。このようなLEDアレイを「照明部」とも呼び、LEDを「調光要素」とも呼ぶ。なお、画像表示装置がFPD(Flat Panel Display)等である場合には、FPDの液晶パネル等の背面側に、照明部として上述のLEDアレイを配置した構成とすると、薄型化の点で好ましい。
(3)上記実施形態では、調光液晶ライトバルブ172と表示液晶ライトバルブ171とは、所定の距離を設けて設置されるものとしたが、調光液晶ライトバルブ172と表示液晶ライトバルブ171との間隔(距離)は、色(R,G,B)毎に異なっていてもよい。また、調光液晶ライトバルブと表示液晶ライトバルブの間に、光学素子(リレーレンズ)等を備えていてもよい。
(4)上記実施形態の構成の一部または全部は、ソフトウェアまたはハードウェアによって実現可能である。ハードウェアとしては、例えば、集積回路、ディスクリート回路、または、それらの回路を組み合わせたモジュールを利用可能である。
(5)上記実施形態において、光変調部として各色(R,G,B)の表示液晶ライトバルブ171R,171G,171Bを備え、調光部として各色(R,G,B)の調光液晶ライトバルブ172R,172G,172Bを備える構成を例示したが、上記実施形態に限定されない。例えば、光変調部として各色(R,G,B)の表示液晶ライトバルブ171R,171G,171Bを備え、調光部としては一枚の調光液晶ライトバルブを備える構成としてもよい。このようにする場合には、偏光変換装置13とダイクロイックミラー14aとの間に調光液晶ライトバルブを備える構成とし、第1の画像データIM1の輝度値(Y)に応じて調光データを導出する構成にすることができる。また、クロスダイクロイックプリズム18と投写光学系19との間に1枚の調光液晶ライトバルブを配置してもよい。
また、光変調部として一枚の表示液晶ライトバルブを備え、調光部として一枚の調光液晶ライトバルブを備える構成としてもよい。この場合、プロジェクターは、光を各色光に分光するための構成(ダイクロイックミラー14a,14b、反射ミラー15a,15b,15c、リレーレンズ16a,16b,16c)を備えず、表示液晶ライトバルブが各色(R、G、B)のカラーフィルタを備える構成とすると共に、第1の画像データIM1の輝度値(Y)に応じて調光データを導出する構成にすることができる。このような構成は、例えば、液晶ディスプレイ(液晶テレビ)等のフラットパネルディスプレイの場合に好適である。
また、光変調部は透過型の液晶ライトバルブに限定されず、反射型の液晶ライトバルブであっても良い。また、微小ミラーを有するミラーデバイス(いわゆるDMD)であっても良い。同様に、調光部も、反射型の液晶ライトバルブやミラーデバイスであっても良い。
(6)上記実施形態では、調光液晶ライトバルブ172によって調光された光が表示液晶ライトバルブ171に入射する構成を例示したが、例えば、表示液晶ライトバルブ171にて形成された画像光を調光液晶ライトバルブ172によって小照明領域SA毎に調光する構成としてもよい。
(7)上記実施形態において、調光液晶ライトバルブ172の1つの調光画素P2と、小照明領域SAとが、同一のサイズである例を示したが、調光画素P2と小照明領域SAとは同一のサイズでなくてもよい。例えば、調光液晶ライトバルブ172と表示液晶ライトバルブ171との間に、集光用のレンズを配置した場合には、小照明領域SAのサイズを、調光画素P2よりも小さく設定することができる。
(8)上記実施形態において、フレームレートコントローラー60を備える構成を例示したが、フレームレートコントローラー60を備えない構成も可能である。例えば、画像データの入力周波数と、表示用の周波数とが一致する場合には、フレームレートコントローラー60を備えない構成としてもよい。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
11…光源装置、11a…光源ランプ、11b…リフレクター、12a、12b…フライアイレンズ、13…偏光変換装置、14a、14b…ダイクロイックミラー、15a、15b、15c…反射ミラー、16a、16b、16c…リレーレンズ、171B、171G、171R…表示液晶ライトバルブ、172B、172G、172R…調光液晶ライトバルブ、18…クロスダイクロイックプリズム、19…投写レンズ、20…制御部、21…操作受付部、31…画像データ入力部、32…画像処理部、33…ゲイン補正部、41…調光データ生成部、42…調光データ縮小部、43…調光データ拡大部、44…調光データ解像度変換部、50…メモリー、51…ビデオメモリー、52…調光メモリー、60…フレームレートコントローラー、70…表示液晶制御部、80…調光液晶制御部、100、100A…プロジェクター、170…照明部、171…表示液晶ライトバルブ、172…調光液晶ライトバルブ、173…光源、DM1…第1の調光データ、DM2…第2の調光データ、DM3…第3の調光データ、IM1…第1の画像データ、IM2…第2の画像データ、LDM…拡大調光データ、RDM…縮小調光データ、R1…リレー光学系、P1…表示画素、P2…調光画素、SA…照明領域、LB…青色光、SC…スクリーン、LG…緑色光、LR…赤色光

Claims (4)

  1. 入射光を変調する複数の光変調要素で構成された第1の照明領域を備え、画像データが表す画像を形成するための光変調部と、
    複数の調光要素で構成され、前記第1の照明領域に対応する第2の照明領域を備える調光部を有し、前記調光部により調光された光を前記光変調部へ射出する照明部であって、前記第1の照明領域を仮想的に区分して得られる複数の小照明領域であって、それぞれ複数の前記光変調要素を含む複数の小照明領域に、前記複数の調光要素の各々が1対1で対応させて配置された照明部と、
    前記複数の調光要素をそれぞれ制御するための第1の調光データを、入力される第1の画像データに基づいて生成する調光データ生成部と、
    前記第1の調光データの解像度を増大させて前記第1の画像データの解像度と一致させると共に平滑化処理を行う解像度変換処理を前記第1の調光データに対して施すことによって、第2の調光データを生成する調光データ解像度変換部と、
    前記第2の調光データに基づいて、前記第1の画像データに対してゲイン補正を施すことによって、第2の画像データを生成するゲイン補正部と、
    前記第2の画像データに基づいて、前記光変調部を制御する光変調部制御部と、
    前記第1の調光データ、または前記第1の調光データと等価な他の調光データに基づいて、前記調光部を制御する調光部制御部と、
    を備える、画像表示装置。
  2. 請求項1に記載の画像表示装置であって、さらに、
    前記第1の調光データ、または前記第1の調光データと等価な他の調光データのフレーム周波数を、前記光変調部および前記調光部を駆動するフレーム周波数に変換するフレーム周波数変換部と、
    を備える、画像表示装置。
  3. 請求項2に記載の画像表示装置であって、さらに、
    前記第1の調光データのデータ量を縮小する縮小処理を行うことによって縮小調光データを生成する調光データ縮小部と、
    フレーム周波数変換後の前記縮小調光データに対して前記縮小処理の逆変換である拡大処理を行うことによって第3の調光データを生成する調光データ拡大部と、
    を備え、
    前記調光部制御部は、前記第3の調光データに基づいて、前記調光部を制御する、
    画像表示装置。
  4. 画像データに基づいて画像を表示する画像表示装置の制御方法であって、
    前記画像表示装置は、
    入射光を変調する複数の光変調要素で構成された第1の照明領域を備え、画像データが表す画像を形成するための光変調部と、
    複数の調光要素で構成され、前記第1の照明領域に対応する第2の照明領域を備える調光部を有し、前記調光部により調光された光を前記光変調部へ射出する照明部であって、前記第1の照明領域を仮想的に区分して得られる複数の小照明領域であって、それぞれ複数の前記光変調要素を含む複数の小照明領域に、前記複数の調光要素の各々が1対1で対応させて配置された照明部と、
    を備え、
    前記制御方法は、
    (a)前記複数の調光要素をそれぞれ制御するための第1の調光データを、第1の画像データに基づいて生成する工程と、
    (b)前記第1の調光データの解像度を増大させて前記第1の画像データの解像度と一致させると共に平滑化処理を行う解像度変換処理を前記第1の調光データに対して施すことによって、第2の調光データを生成する工程と、
    (c)前記第2の調光データに基づいて、前記第1の画像データに対してゲイン補正を施すことによって、第2の画像データを生成する工程と、
    (d)前記第2の画像データに基づいて、前記光変調部を制御する工程と、
    (e)前記第1の調光データ、または前記第1の調光データと等価な他の調光データに基づいて、前記調光部を制御する工程と、
    を備える、画像表示装置の制御方法。
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