JP2017059159A - 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法及び画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明が解決しようとする課題は、法律に違反することなくマイナンバーをコピーや認識することができる画像処理装置を提供することである。【解決手段】実施形態に係る画像処理装置は、画像を入力する入力部と、画像の文字認識を行う文字認識部と、文字認識部による認識結果に基づいてマイナンバーが含まれるか判定する第1の判定部と、認識結果に基づいて画像に身分証明書が含まれるか判定する第2の判定部と、画像にマイナンバーが含まれ、かつ身分証明書が含まれない場合、マイナンバーを塗りつぶす塗りつぶし部と、塗りつぶされた画像を出力する出力部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法及び画像処理プログラムに関する。
一般的にクレジットカードや銀行口座開設の申し込みの際に、本人確認のために使用する身分証明書には運転免許証が使われることが多い。この場合、本人確認のための身分証明書として運転免許証を確認したエビデンスを残すために、運転免許証番号を書き写すことが行われる。上述のように、身分証明書を確認したエビデンスを残す際に、提示された身分証明書を光学的に読み取り、身分証明書に記載された文字を認識する光学式文字認識装置(以下、OCRという)が使用される。
今後は運転免許証に代わり、マイナンバーカード(個人番号カード)を身分証明書として使うことが増えると見込まれている。マイナンバーカードとは、マイナンバー(個人番号)が記載されたカードである。マイナンバーとは、国民1人ひとりが持つ12桁の番号のことであり、表面に住所・氏名・生年月日などの情報が印刷されており、裏面には12桁のマイナンバーが印刷されている。表面については書き写したり写真を撮影しても良いため、表面の写真を撮影したり、表面をコピーしたりすることで本人確認を行ったことのエビデンスとすることは可能である。しかしながら、裏面に記載されているマイナンバーを、税・年金・社会保障などの目的で利用する場合を除き、むやみに書き写すことや、写真を撮影することは禁止されているため、本人確認のマイナンバーカードをOCRでスキャンすると、マイナンバーを読み取ってしまい、スキャンの目的によっては法律に違反する可能性があるという問題がある。
また、マイナンバーは源泉徴収票などにも印刷されるため、税金の処理などのために源泉徴収票をコピーすると、マイナンバーをコピーしてしまい、法律に違反する可能性があるという問題がある。
特開2007−102265号公報 特開2010−283492号公報
本発明が解決しようとする課題は、法律に違反することなくマイナンバーをコピーや認識することができる画像処理装置を提供することである。
実施形態に係る画像処理装置は、画像を入力する入力部と、画像の文字認識を行う文字認識部と、文字認識部による認識結果に基づいてマイナンバーが含まれるか判定する第1の判定部と、認識結果に基づいて画像に身分証明書が含まれるか判定する第2の判定部と、画像にマイナンバーが含まれ、かつ身分証明書が含まれない場合、マイナンバーを塗りつぶす塗りつぶし部と、塗りつぶされた画像を出力する出力部と、を備える。
第1の実施形態に係る画像処理システムの全体構成を示すブロック図。 第1の実施形態に係る画像処理装置に入力されるマイナンバーカードの表面画像と、マイナンバーカードの裏面画像。 第1の実施形態に係る画像処理装置に入力される運転免許証画像。 第1の実施形態に係る画像処理システムの動作の一例を示すフローチャート 第1の実施形態に係る画像処理装置に入力される画像の一例。 第1の実施形態に係るマイナンバー判定処理の一例を示すフローチャート。 第1の実施形態に係る画像処理装置によって出力される画像。 第1の実施形態に係る画像処理装置によって出力される画像。 第1の実施形態に係る画像処理装置に入力される画像の一例。 第2の実施形態に係る画像処理システムの全体構成を示すブロック図。 第2の実施形態に係る画像処理システムの動作の一例を示すフローチャート。 第2の実施形態に係る画像処理装置に入力される画像の一例。 第3の実施形態に係る画像処理システムの全体構成を示すブロック図。 第3の実施形態に係る画像処理結果記憶装置の構成を示すブロック図。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態に係る画像処理システム100の全体構成を示すブロック図である。
図1に示すように、画像処理システム100は、画像処理装置200と記憶装置300とがネットワーク400を介して接続される。
画像処理装置200は、入力部210、画像処理部220、および出力部280を備える。画像処理装置200は、例えばカメラ付きスマートフォンなどの携帯端末、カメラ付きのタブレットパソコン、もしくはパソコンとスキャナなどである。本実施形態の画像処理装置200はスマートフォンであるとする。
入力部210は、カメラやスキャナなどであり、画像処理装置200に入力する対象の画像データを作成する。本実施形態の入力部210はカメラであるとし、入力部210は入力対象を撮影して画像を作成し、画像処理部220に入力する。
図2及び図3に、入力部210よって作成される画像の一例を示す。図2は、マイナンバーカードの表面画像211と、マイナンバーカードの裏面画像212の一例が示されている。
マイナンバーカードの表面画像211とは、マイナンバーカードにおいて氏名、住所生年月日、性別などの個人情報が記載された面の画像である。マイナンバーカードの裏面画像212とは、マイナンバーカードにおいてマイナンバーが印字された面の画像である。なお、マイナンバーは源泉徴収票や、マイナンバーの通知カードなどにも印刷され、マイナンバーカードにのみ印刷されるものではない。すなわち、入力部210により、入力される画像は、マイナンバーカード以外に、源泉徴収票や、マイナンバーの通知カードでもよい。図3は、入力部210によって作成される運転免許証画像213の一例である。
本実施形態では、マイナンバーカードの裏面と、運転免許証とが、並べられた状態で入力部210によって撮影され、マイナンバーカードの裏面画像212と運転免許証画像213とが同時に作成され、画像処理部220に入力される。
画像処理部220は、文字認識部230と、マイナンバー判定部(第1の判定部ともいう)240と、運転免許証判定部(第2の判定部ともいう)250と、塗りつぶし部260と、署名部270とを備える。画像処理部220は例えばスマートフォンのCPU(Central Processing Unit)である。
文字認識部230は、入力部210によって作成され、画像処理部220に入力された画像の文字認識を行う。なお、文字認識を行うために、文字認識装置は入力画像のレイアウト解析を行う。
マイナンバー判定部240は、文字認識部230の認識結果を用いて、入力部210によって画像処理部220に入力された画像にマイナンバーが含まれるかどうかを判定するマイナンバー判定処理を行う。
運転免許証判定部250は、文字認識部230の認識結果を用いて、入力部210によって入力された画像に運転免許証が含まれるかどうかを判定する運転免許証判定処理を行う。運転免許証判定は、例えば、文字認識部230によるレイアウト解析結果に基づいて行われる。
塗りつぶし部260は、マイナンバー判定部240により、入力部210によって入力された画像にマイナンバーが含まれると判定された場合であって、運転免許証判定部250により、入力部210によって入力された画像が運転免許証でないと判定された場合に、入力部210によって入力された画像の当該マイナンバー部分を塗りつぶす。
なお、塗りつぶし部260は、マイナンバー判定部240により、入力部210によって入力された画像にマイナンバーが含まれると判定された場合でも、運転免許証判定部250により、入力部210によって入力された画像が運転免許証であると判定された場合、塗りつぶし処理を行わない。すなわち、身分証明書が確認できた場合は、塗りつぶし部260はマイナンバーを塗りつぶさない。
また、塗りつぶし部260は、マイナンバー判定部240により、入力部210によって入力された画像にマイナンバーが含まれないと判定された場合も、塗りつぶし処理を行わない。
署名部270は、マイナンバー判定部240により、入力部210によって入力された画像にマイナンバーが含まれると判定された場合であって、運転免許証判定部250により、入力部210によって入力された画像が運転免許証であると判定された場合に、入力された画像に署名を行う。なお、署名部270は、署名がいつ行われたのかを明確にするため、署名時にタイムスタンプを付与しても良い。署名部270は、マイナンバー判定部240により、入力部210によって入力された画像にマイナンバーが含まれないと判定された場合は入力画像に署名を行わない。
すなわち、本実施形態の画像処理装置200は、入力部210によって入力された画像にマイナンバーが含まれない場合は、入力された画像に署名や塗りつぶしを行わず、文字認識処理のみを行い、出力部270に出力する。
出力部280は、画像処理部220によって処理された画像を出力する。出力部280は、例えば、液晶ディスプレイである。
出力部280に出力された画像及び画像処理部220による文字認識結果は、画像処理装置200により、ネットワーク400を介して記憶装置300に送信される。記憶装置300は、受信した画像および文字認識結果を記憶する。記憶装置300は例えばハードディスクドライブ(HDD)である。
ここで、図4乃至図9を参照して、本実施形態の画像処理システム100における画像認識処理の一例について説明する。図4は、本実施形態の画像処理システム100の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、入力部210は認識対象の画像を作成し、作成した画像を画像処理部220に入力する(ステップS1)。具体的には、入力部210は、マイナンバーカードの裏面と、運転免許証とを並べた状態で撮影し、図5に示すようなマイナンバーカードの裏面画像212と運転免許証画像213とを含む1枚の入力画像214を作成する。作成された入力画像214は入力部210により画像処理部220に入力される。
画像処理部220に入力画像214が入力されると、文字認識部230は、入力画像214の文字認識を行う(ステップS2)。
マイナンバー判定部240は、文字認識部230による文字認識結果を用いて、マイナンバー判定処理を行う(ステップS3)。
図6は、本実施形態のマイナンバー判定部240によるマイナンバー判定処理の一例を示すフローチャートである。
マイナンバー判定部240は、文字認識部230による文字認識の結果に基づいて、12桁の数字を抽出する(ステップS31)。マイナンバー判定部240は、抽出した12桁の数字のうち、末尾の1桁を除く11桁の数字を用いてチェックディジットを計算する(ステップS32)。マイナンバーのチェックディジットの計算方法は、総務省令で公開されている。
マイナンバー判定部240は、計算したチェックディジットが、抽出した12桁の数字の末尾1桁と一致するかどうか判定する(ステップS33)。
計算したチェックディジットが、抽出した12桁の数字の末尾1桁と一致する場合(ステップS33がYes)、マイナンバー判定部240は、抽出した12桁の数字がマイナンバーであると判定し(ステップS34)、マイナンバー判定処理を終了する。
計算したチェックディジットが抽出した12桁の数字の末尾1桁と一致しない場合(ステップS33がNo)、マイナンバー判定部240は、抽出した12桁の数字がマイナンバーではないと判定し(ステップS35)、マイナンバー判定処理を終了する。
図4の説明に戻る。ステップS3のマイナンバー判定処理において、マイナンバー判定部240が、抽出した12桁の数字はマイナンバーであると判定した場合(ステップS4がYes)、運転免許証判定部250は文字認識部230の文字認識結果に基づいて、入力画像214に運転免許証判定処理を行う(ステップS5)。なお、本実施形態では入力画像214がマイナンバーを含むかどうか判定してから運転免許証判定処理を行っているが、この順番に限らず、運転免許証判定処理後にマイナンバー判定処理を行ってもよいし、運転免許証判定処理とマイナンバー判定処理とを同時並行で行ってもよい。
運転免許証判定部250が、入力画像214に運転免許証が含まれると判定した場合(ステップS6がYes)、署名部270は、入力画像214に署名を付与する署名処理を行う(ステップS7)。
画像処理装置200は、署名部270により署名を付与された画像および文字認識結果を記憶装置300に送信し、記憶装置300は受信したデータを記憶する(ステップS8)。
運転免許証判定部250が、入力画像214に運転免許証が含まれないと判定した場合(ステップS6がNo)、塗りつぶし部260は、マイナンバーを塗りつぶす塗りつぶし処理を行う(ステップS9)。なお、塗りつぶし処理では塗りつぶしに限らず、マイナンバー部分のデータを削除するなど、入力画像214からマイナンバーを読み取れないようにする方法であればよい。
出力部280には、署名部270によって署名を付与された画像、もしくは塗りつぶし部260によってマイナンバーを塗りつぶされた画像を出力し(ステップS10)、画像認識処理を終了する。本実施形態では、スマートフォンのディスプレイに画像が表示される。
図7は、署名部270によって署名を付与された出力画像215の一例である。図8は、塗りつぶし部260によってマイナンバーを塗りつぶされた出力画像216の一例である。なお、署名は図7に示すように出力部280に表示するように付与してもよいし、出力部280に表示されない方法で付与してもよい。また、画像に署名を付与するのではなく、データテーブルを作成して画像名と関連付けて保存するようにしてもよい。
マイナンバー判定部240が、抽出した12桁の番号はマイナンバーではないと判定した場合(ステップS4がNo)、出力部280は、入力画像214をそのまま出力画像として出力し(ステップS10)、画像認識処理を終了する。
上述したように、本実施形態の画像処理システム100は、入力部210により入力された入力画像214にマイナンバーおよび運転免許証等の身分証明書が含まれる場合は、入力画像214に署名を付与した画像と文字認識結果を記憶装置300に記憶させる。一方、本実施形態の画像処理システム100は、入力画像214にマイナンバーが含まれるが、運転免許証等の身分証明書が含まれない場合、入力画像214に含まれるマイナンバーを塗りつぶした画像を出力部280に出力する。また、入力画像214にマイナンバーが含まれるが、運転免許証等の身分証明書が含まれない場合は記憶装置に画像と文字認識結果を記憶させない。これにより、身分証明書が確認できた場合のみマイナンバーの記憶を行うため、法律に違反することなくマイナンバーを記憶することが可能である。
すなわち、本実施形態の画像処理システム100は、運転免許証などの身分証明書がある場合のみ、入力画像に含まれるマイナンバーを記憶することを可能にする。このため、本実施形態の画像処理システム100は、マイナンバーをコピーする際に必要な本人確認のための身分証明書の収集し忘れを防ぐことができる。
また、本実施形態の画像処理システム100によると、マイナンバーを記憶させる際に、記憶させる人の情報を同時に取得することができるため、マイナンバーをデータ化したことに対して違法性が指摘された場合に、責任の所在を明らかにできる。また、誰がオペレーションを行ったのかを示す記録を確実に残すことができる。なお、本実施形態で同時に入力される画像とは、同時に撮影した画像だけでなく、所定の期間の間に入力された画像、もしくはユーザにより、同時に入力すると選択された画像などでもよい。
なお、マイナンバーは12桁の番号で、チェックディジットは1桁しかないため、マイナンバーでなくてもチェックディジットが一致してしまう場合がある。そのため、本実施形態の画像処理システム100は入力された画像のチェックディジットがマイナンバーのチェックディジットの計算結果と一致する場合は、身分証明書が確認できなければ塗りつぶして出力するため、ユーザは入力した画像にマイナンバーの可能性がある数字が含まれることを確認できる。このため、本実施形態の画像処理システム100は、誤ってマイナンバーをコピーすることを防ぐことができる。
なお、本実施形態ではマイナンバーを撮影する際の身分証明書として運転免許証を使用しているが、パスポートや保険証など他の身分証明書を使用してもよい。
もしくは、身分証の代わりに署名鍵を格納した二次元バーコードを印刷したカードを使用してもよい。図9にマイナンバーカードの裏面と、署名鍵を格納した二次元バーコードを印刷したカードとが並べられた画像217の一例を示す。
この場合、運転免許証判定処理では、署名鍵の有無を判定し、署名鍵が存在する場合に、署名鍵に基づいて入力画像に署名する。署名鍵が存在しない場合は、塗りつぶし部260がマイナンバーを塗りつぶす。また、入力画像に署名鍵が含まれるため、画像の改ざんを防ぐことや記憶装置300に送信する際に他者に読み取られることを防ぐことができる。
なお、OCRによる文字認識では誤読があり得る。その場合、1つの文字に対して複数の候補文字を出力し、その候補文字の中からチェックディジットに一致する候補を探すことで、誤読による影響を軽減する方法も考えられる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る画像処理システム101について図10乃至図12を参照して説明する。図10は、本発明の第2の実施形態に係る画像処理システム101の全体構成を示すブロック図である。
図10に示すように、本実施形態の画像処理システム101は、第1の実施形態の画像処理装置200の構成に、画像処理結果合成部290を新たに設置した構成である。第1の実施形態の各部と同一部分は同一符号で示し、重複する説明は省略する。
画像処理結果合成部290は、文字認識部230による文字認識結果に共通の項目が含まれる場合に、共通項目の認識結果を合成する。文字認識結果に共通の項目が含まれる場合は、例えば複数の身分証明書が入力された場合などに発生する。
図11は、本実施形態の画像処理システム101の動作の一例を示すフローチャートである。図12は、本実施形態において入力部210によって作成される入力画像218の一例である。入力画像218には、マイナンバーカードの表面と、マイナンバーカードの裏面と、運転免許証が含まれる。この3つが並んだ入力画像218は、例えばマイナンバーカードの表面をコピーしたものを利用することで作成される。
図11に示すように、本実施形態の画像処理システム101は、ステップS7までは第一の実施形態と同一の処理を行い、ステップS7の後に画像処理結果合成部290が認識結果合成処理を行う(ステップS11)。
マイナンバーカードの表面および運転免許証は、住所、氏名、および生年月日が共に記載されている。認識結果合成処理では、画像処理結果合成部290が、上述のようなマイナンバーカードと運転免許証の共通の項目の文字認識結果を合成する。
その後、合成された認識結果がステップS10で記憶装置300に記憶される。
本実施形態の画像処理システム101によると、マイナンバーカードと運転免許証など、複数の身分証明書が入力部210に入力された場合に、どちらか片方が入力された場合より精度の高い文字認識を行うことが可能となる。文字認識結果を合成する方法は、例えば、文字認識結果に得点を付け、マイナンバーカードと運転免許証の各文字の得点を比較し、得点の高い文字認識結果を選択する方法や、住所の場合、郵便番号簿に存在する住所を選択する、という方法がある。
すなわち、本実施形態の画像処理システム101は、複数の身分証明書を入力することで、ユーザが誤ってマイナンバーを認識すること防ぐとともに、入力された身分証明書の所有者が同じであれば、認識性能の向上を可能にする。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る画像処理システム102について図13及び図14を参照して説明する。なお、第1の実施形態の各部と同一部分は同一符号で示し、重複する説明は省略する。
図13は、本実施形態に係る画像処理システム102の全体構成を示すブロック図である。図13に示すように、本実施形態の画像処理システム102は、記憶装置300に代わり、構成の異なる記憶装置310を備える点が、第1の実施形態の画像処理システム100と異なる。図14に記憶装置310の構成の一例を示す。
図14に示すように、記憶装置310は、マイナンバー分割部320と、マイナンバー記憶部330と、マイナンバーアクセス部340を備える。
マイナンバー記憶部330およびマイナンバーアクセス部340は、それぞれアクセス権限が付与されたユーザのみがアクセス可能であるとする。
マイナンバー分割部320は画像処理装置200から送信された文字認識結果のうち、マイナンバーと判定された12桁の文字列をあらかじめ定めた個数に分割する。本実施形態では、先頭から4桁ずつ3つの文字列に分割する。分割された文字列を分割マイナンバーという。なお、画像処理装置200から送信されたデータのうち、マイナンバーと判定された文字列以外のデータは記憶装置310に記憶される。
マイナンバー記憶部330は、複数の記憶装置を備える。本実施形態では、第1記憶部331、第2記憶部332、および第3記憶部333の3つの記憶部を備えるとする。マイナンバー分割部320により分割された分割マイナンバーが記憶部331〜333に記憶される。このとき、分割マイナンバーには識別子としてIDが付与される。
本実施形態では、第1記憶部331にID_1が付与された分割マイナンバーが記憶される。第2記憶部332にはID_2が付与された分割マイナンバーが記憶される。第3記憶部333にはID_3が付与された分割マイナンバーが記憶される。なお、マイナンバー記憶部330が備える記憶部の個数と、マイナンバー分割部320がマイナンバーを分割する個数は、必ずしも同じ数でなくてよい。なお、マイナンバー記憶部330のアクセス権限は、マイマンバー記憶部330が備える複数の記憶部毎に設定する。
マイナンバーアクセス部340は、マイナンバー紐付けデータベース(以下、マイナンバー紐付けDBと記載する)341を備え、マイナンバー記憶部330から、使用するマイナンバーを抽出する。
マイナンバー紐付けDB341は、氏名ごとに、分割マイナンバーに付与されたIDが紐づけられた紐付け情報を格納している。なお、本実施形態では氏名に基づいて紐づけを行うが、氏名以外でも社員番号など、個人を特定できる情報であればよい。
マイナンバーアクセス部340は、マイナンバー紐付けDB341に格納されたIDに基づいて、マイナンバー記憶部330の備える複数の記憶部を検索し、一致するIDが付与された分割マイナンバーを抽出する。一例として、マイナンバーアクセス部340が、図14に示す氏名1のマイナンバーを抽出する場合について説明する。マイナンバーアクセス部340は、氏名1に紐づけられてマイナンバー紐づけDB341に格納された、3つのID「ID_1、ID_2、およびID_3」が付与された分割マイナンバーをマイナンバー記憶部330から抽出する。マイナンバーアクセス部340は、抽出した分割マイナンバーをIDの番号が小さい順に並べて、氏名1のマイナンバーとする。
本実施形態の画像処理システム102によると、マイナンバー分割部320によって分割された状態でマイナンバー記憶部300にマイナンバーが記憶される。マイナンバーを使用する際は、マイナンバーアクセス部340がマイナンバー紐付けDB341に保管された紐付け情報に基づいて、マイナンバー記憶部330からマイナンバーを抽出する。
このような構成により、マイナンバー記憶部330およびマイナンバーアクセス部340の両方にアクセス権限があるユーザのみが、マイナンバー記憶部330に分割されて記憶されているマイナンバーを使用可能にすることができる。このため、マイナンバーを安全に保管することができる。
なお、本実施形態では、画像処理部220から記憶装置310に送信されたデータに含まれる文字認識結果のマイナンバーを分割して記憶しているが、画像処理部220から記憶装置310に送信されたデータのうち、マイナンバーを含む画像を分割して、マイナンバー記憶部330に記憶するようにしてもよい。画像の分割は、例えば、乱数パターンを用いて記憶する画像をホワイトノイズ状にしたものを複数作成する方法がある。作成された複数の画像の排他的論理和を計算すると、画像処理部220から送信された画像が復元できる。このような構成によると、マイナンバーを含む画像を安全に保管することができる。
また、本実施形態ではマイナンバー分割部320は記憶装置310が備えるが、画像処理装置102がマイナンバー分割部320を備え、分割マイナンバーを記憶装置310に送信するようにしてもよい。
なお、上記の実施形態に記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、光磁気ディスク(MO)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納して頒布することもできる。
ここで、この記憶媒体としては、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であっても良い。
また、記憶媒体からコンピュータにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワークソフト等のMW(ミドルウェア)等が本実施形態を実現するための各処理の1部を実行しても良い。
さらに、本実施形態における記憶媒体は、コンピュータと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝送されたプログラムをダウンロードして記憶または1時記憶した記憶媒体も含まれる。
また、記憶媒体は1つに限らず、複数の媒体から本実施形態における処理が実行される場合も本実施形態における記憶媒体に含まれ、媒体構成は何れの構成であっても良い。
なお、本実施形態におけるコンピュータは、記憶媒体に記憶されたプログラムに基づき、本実施形態における各処理を実行するものであって、パソコン等の1つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続されたシステム等の何れの構成であっても良い。
また、本実施形態の各記憶装置は1つの記憶装置で実現しても良いし、複数の記憶装置で実現しても良い。
そして、本実施形態におけるコンピュータとは、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本実施形態の機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100、101、102…画像処理システム
200…画像処理装置
210…入力部
211…マイナンバーカードの表面画像
212…マイナンバーカードの裏面画像
213…運転免許証画像
214、218…入力画像
215…署名画像
216…塗りつぶし画像
217…署名鍵カード
220…画像認識部
230…文字認識部
240…マイナンバー判定部
250…運転免許証判定部
260…塗りつぶし部
270…署名部
280…出力部
290…画像処理結果合成部
300、310…記憶装置
320…マイナンバー分割部
330…マイナンバー記憶部
331…第1記憶部
332…第2記憶部
333…第3記憶部
340…マイナンバーアクセス部
341…マイナンバー紐付けデータベース
400…ネットワーク

Claims (7)

  1. 画像を入力する入力部と、
    前記画像の文字認識を行う文字認識部と、
    前記文字認識部による認識結果に基づいてマイナンバーが含まれるか判定する第1の判定部と、
    前記認識結果に基づいて前記画像に身分証明書が含まれるか判定する第2の判定部と、
    前記画像にマイナンバーが含まれ、かつ身分証明書が含まれない場合、前記マイナンバーを塗りつぶす塗りつぶし部と、
    前記塗りつぶされた画像を出力する出力部と、
    を備える画像処理装置。
  2. 前記第1の判定部は、
    前記文字認識の結果に基づいて前記画像から12桁の数字を抽出し、前記抽出された12桁の数字を用いてマイナンバーのチェックディジットを計算し、計算された前記チェックディジットと前記抽出された12桁の数字の末尾が一致する場合に、前記抽出された12桁の数字をマイナンバーと判定する、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記入力部に入力された画像にマイナンバーと身分証明書とが含まれる場合、前記画像に署名する署名部を備える請求項1もしくは請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記文字認識部による文字認識の結果に共通の項目がある場合に、前記共通項目の認識結果を一つに合成する合成部を備える請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. ネットワークを介して接続する画像処理装置と記憶装置とを備える画像処理システムであって、
    前記画像処理装置は、
    画像を入力する入力部と、
    前記画像の文字認識を行う文字認識部と、
    前記文字認識部による認識結果に基づいてマイナンバーが含まれるか判定する第1の判定部と、
    前記認識結果に基づいて前記画像に身分証明書が含まれるか判定する第2の判定部と、
    前記画像にマイナンバーが含まれ、かつ身分証明書が含まれない場合、前記マイナンバーを塗りつぶす塗りつぶし部と、
    前記入力部に入力された画像にマイナンバーと身分証明書とが含まれる場合、前記画像に署名する署名部と、
    前記塗りつぶされた画像を出力する出力部と、
    を備え、
    前記記憶装置は、
    前記画像処理装置から受信した前記署名された画像と前記画像の文字認識結果とを記憶する、画像処理システム。
  6. 画像を入力するステップと、
    前記画像の文字認識を行うステップと
    前記認識結果に基づいてマイナンバーが含まれるか判定するステップと、
    前記認識結果に基づいて前記画像に身分証明書が含まれるか判定するステップと、
    前記画像にマイナンバーが含まれ、かつ身分証明書が含まれない場合、前記マイナンバーを塗りつぶすステップと、
    前記入力部に入力された画像にマイナンバーと身分証明書とが含まれる場合、前記画像に署名するステップと、
    前記塗りつぶされた画像を出力するステップと、
    前記画像処理装置から受信した前記署名された画像と前記画像の文字認識結果とを記憶するステップと、
    を備える画像処理方法。
  7. 記憶装置に接続された画像処理装置の画像処理プログラムであって、
    コンピュータに、
    画像を入力する機能と、
    前記画像に文字認識を行う機能と、
    前記認識結果に基づいてマイナンバーが含まれるか判定する機能と、
    前記認識結果に基づいて前記画像に身分証明書が含まれるか判定する機能と、
    前記画像にマイナンバーが含まれ、かつ身分証明書が含まれない場合、前記マイナンバーを塗りつぶす機能と、
    前記塗りつぶされた画像を出力する機能と、
    を実行させる画像処理プログラム。
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