JP2017058796A - 感度試験器及び感度試験システム - Google Patents

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Abstract

【課題】作業者は火災感知器を感度試験器の測定用ベースに取り付けて感度試験を行うが、火災感知器を測定用ベースに取り付けると、火災感知器の背面に張り付けられた感度試験のための火災感知器情報表示が見えなくなるため、火災感知器情報を感度試験器に入力することが難しい。【解決手段】火災感知器を取り付けた状態で、火災感知器における取り付け面に記載された火災感知器情報表示に対向する位置に確認窓を設け、確認窓を介して火災感知器情報表示を確認可能とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、火災感知器の感度を試験する感度試験器に関する。
火災感知器、例えば煙感知器には、加煙による作動試験の他に、一定期間ごとの感度試験が義務付けられている。感度試験は火災感知器に電圧を印加して、火災発報するときの電圧を調べる試験である。感度試験時には、作業者は、警戒区域に設置されている火災感知器を天井のベースから取り外して感度試験器の測定用ベースに取り付け、火災感知器にテスト電圧を供給して試験を行う。
感度試験器は、火災感知器に端子を接触させて、火災感知器の火災判断回路に入力された火災検出出力電圧(ノイズ出力電圧)に、テスト電圧の電圧レベルを、予め設定された一定範囲(テスト電圧スイープ範囲、例えば、0.2V〜0.6V)でスイープして重畳させる。火災感知器の火災判断回路(図示せず)は、入力した重畳電圧(ノイズ出力電圧+テスト電圧)が基準レベル以上となると、火災発報信号(略短絡電流)を出力する。感度試験器は、火災検出回路(図示せず)によって、火災感知器の火災判断回路(図示せず)から出力される火災発報信号(略短絡電流)を検出して、火災感知器が火災発報したことを検出する。そして、火災発報したときのテスト電圧を、感度電圧とする。この感度電圧が、初期感度電圧に対して所定の電圧範囲(合格基準範囲、例えば、初期感度電圧プラスマイナス10%の範囲)にあれば、火災感知器が正常であると判断し、感度電圧が合格基準範囲外であれば、火災感知器が異常であると判断する。火災感知器の初期感度電圧等は、火災感知器の背面に貼り付けられた銘板に記載されているので、試験を行う前に作業者が感度試験器に入力する。テスト電圧スイープ範囲の最初の電圧値は、初期感度電圧により変えることができる(特許文献1参照)。
特開2009−169819号公報
作業者は、感度試験器の測定用ベースに火災感知器を取り付けて感度試験を行うが、上述したように、その際に初期感度電圧等の火災感知器情報を感度試験器に入力する必要がある。そのため、作業者は、火災感知器情報を火災感知器の背面に張り付けた銘板に記された火災感知器情報表示から読み取って感度試験器に入力する。しかし、火災感知器の背面は取付面であるため、火災感知器を感度試験器の測定用ベースに取り付けると、火災感知器の背面に記載されている火災感知器情報表示が見えなくなってしまう。そのため作業者は、測定用ベースに取り付ける前に、銘板に記載された初期感度電圧等の火災感知器情報表示を読み取って入力する必要がある。このように作業をすると、読み取り忘れた場合には、火災感知器を測定用ベースから取り外して改めて確認しなければならず、作業が非効率的であった。感度試験は建物に取り付けられた全ての火災感知器について行うため、このような作業の非効率性は改善することが望ましい。
特許文献1では無接触型ICタグを用いて自動的に入力するため作業者は銘板の火災感知器情報表示を読み取る必要はないが、この技術は火災感知器に無接触型ICタグを取り付けた火災感知器を試験するときにしか利用できず、既に取り付けられている通常の火災感知器を試験する際には利用できない。
本発明は、感度試験器に火災感知器を取り付けた状態でも、火災感知器の取り付け面である背面に記載された初期感度電圧等の火災感知器情報表示を感度試験器等に入力可能として、火災感知器情報の入力作業を効率化し、さらには、火災感知器情報を読み取り可能として入力作業を不要とするものであり、以下の通りのものである。
(1)本発明は、火災感知器を取り付けて、前記火災感知器の感度を試験する感度試験器において、前記火災感知器を取り付けた状態で、前記火災感知器における取り付け面に記載された火災感知器情報表示に対向する位置に、確認窓を設け、前記確認窓を介して前記火災感知器情報表示を確認可能としたことを特徴とする感度試験器である。
(2)また、本発明は、前記確認窓を介して、前記感度試験器の外部から前記火災感知器情報表示を視認可能であり、前記火災感知器情報表示に記載された火災感知器情報を入力する入力部を備え、該入力部から入力された火災感知器情報を試験設定情報として感度試験を行うことを特徴とする(1)の感度試験器である。
(3)また、本発明は、(1)の感度試験器と携帯端末とを備えた感度試験システムであって、前記感度試験器は、前記確認窓を介して、前記感度試験器の外部から前記火災感知器情報表示を視認可能であり、携帯端末へ入力した火災感知器情報を、試験設定情報として感度試験を行うことを特徴とする感度試験システムである。
(4)また、本発明は、前記感度試験器は、前記確認窓を介して、前記感度試験器の外部から前記火災感知器情報表示を視認可能とし、前記携帯端末のカメラにより撮影された前記火災感知器情報表示を自動認識することにより火災感知器情報が携帯端末へ入力され、前記火災感知器情報を、試験設定情報として感度試験を行うことを特徴とする(3)の感度試験システムである。
(5)また、本発明は、カメラを設け、前記確認窓を介して前記カメラにより撮影された前記火災感知器情報表示を、自動認識することにより火災感知器情報が入力され、前記火災感知器情報を、試験設定情報として感度試験を行うことを特徴とする(1)の感度試験器である。
(6)また、本発明は、前記確認窓にミラーを設け、前記ミラーを介して前記火災感知器情報表示が映る位置に前記カメラを設けたことを特徴とする(5)の感度試験器である。
本発明の請求項1に記載の構成によると、感度試験器に火災感知器を取り付けた状態でも、火災感知器の背面に記載された初期感度電圧等の火災感知器情報表示から火災感知器情報を得ることができ、入力作業を効率化することができる。
また、本発明の請求項2に記載の構成によると、感度試験器に火災感知器を取り付けた状態で、火災感知器の背面に記載された初期感度電圧等の火災感知器情報表示を感度試験器の外部から見ることができる。そのため、感度感知器へ火災感知器情報を入力する作業を効率化できる。
また、本発明の請求項3に記載の構成によると、例えば携帯端末のタッチパッド等の入力部を利用して、火災感知器情報を入力することができる。さらに、携帯端末で試験結果を試験年月日や作業者名等の情報と共にリスト化したり、リスト化した試験結果を点検会社のサーバーや顧客にインターネット等を経由して送信したりすることができる。
また、本発明の請求項4に記載の構成によると、携帯端末のカメラを利用して火災感知器情報表示を撮影し、表示を自動認識して火災感知器情報を携帯端末に入力することができるため、携帯端末に備わっている機能を利用して火災感知器情報の入力を効率的に行うことができる。
また、本発明の請求項5に記載の構成によると、感度試験器の確認窓にカメラを設けて、撮影した火災感知器情報表示を自動認識することにより、感度試験器に火災感知器を取り付けるだけで火災感知器情報を入力して感度試験を行うことができる。
また、本発明の請求項6に記載の構成によると、感度試験器の確認窓にミラーを設け、ミラーを介して火災感知器情報表示が映る位置にカメラを設けることにより、カメラレンズと火災感知器情報表示の間に距離を確保することができる。そのため、カメラのピントを合わせやすい。さらにレンズから撮像デバイスまでの距離が長い奥行きのあるカメラを使用することができる。
実施例1の感度試験器1を示す図。 火災感知器2を取り付けた実施例1の感度試験器1を示す図。 実施例2の感度試験器11を示す図。 火災感知器2を取り付けた実施例2の感度試験器11を示す図。 実施例2の感度試験器11と携帯端末の動作等を表す図。 火災感知器21を取り付けた変形例の感度試験器11を示す図。 実施例3の感度試験器12を示す図。
図1は、実施例1の感度試験器1を示し、図1(a)は感度試験器1の斜視図、図1(b)は正面図、図1(c)は背面図を示す。図1(b)の3は測定用ベース、4は刃受金具、51,52は端子、6は確認窓、7は表示部、8は電源・決定ボタン、9は十字キーであり、電源・決定ボタン8及び十字キー9は、入力部の一例である。また、図1(c)の6は背面から見た確認窓である。
図2は、火災感知器2を取り付けた実施例1の感度試験器1を示す。図1と同様に、図2(a)は火災感知器2を取り付けた実施例1の感度試験器1の斜視図、図2(b)は正面図、図2(c)は背面図を示す。6は感度試験器1の背面から見た確認窓である。
図1の測定用ベース3は、感度試験を行う火災感知器2を取り付ける部分である。刃受金具4は火災感知器2の取り付け面である背面に設けた刃金具(図示せず)と噛み合って火災感知器2を保持する。また、刃受金具4は、刃金具(図示せず)を介して、火災感知器2に電力を供給するとともに、火災感知器2からの火災発報信号(略短絡電流)を受信する。感度試験器1の端子51,52はテスト電圧を火災感知器2に送る。実施例1の感度試験器1では、接点の位置が異なる2種類の火災感知器2の試験を行うことができるように、端子51と端子52の2つの端子セットを備えている。また、確認窓6は感度試験器1の正面側から背面側に貫通した貫通孔であり、火災感知器2を取り付けた際にテスト電圧等の火災感知器情報表示が対向する位置に設けられている。そして、確認窓6を介して、感度試験器の外部から火災感知器情報を視認して確認することができる。表示部7は液晶表示装置で構成され、入力された初期感度電圧や試験結果等が表示される。電源・決定ボタン8は、長押しにより電源を入れたり切ったりすることができる。また、短押しにより入力値を決定する。十字キー9は入力部であり、左右の矢印キーで入力桁を移動し、上下の矢印キーで数値を増減する。
次に、感度試験の行い方について説明する。
まず作業者は、電源・決定ボタン8を長押しして、感度試験器1の電源を入れる。次に、天井のベースから取り外した火災感知器2を、図1(a)及び図1(b)に示されている感度試験器1の測定用ベース3に取り付けて、図2の状態とする。この時、火災感知器2の背面に設けた刃金具(図示せず)が感度試験器1の刃受金具4に嵌め込まれると同時に、火災感知器2の背面にある接点(図示せず)に端子51か端子52の何れかが接触する。
この状態で感度試験器1の背面から確認窓6を覗くと、図2(c)のように火災感知器2の背面の銘板に記載された初期感度電圧等の火災感知器情報表示が見えるので、作業者は火災感知器情報を読み取る。確認窓6は貫通孔になっているため、作業者は火災感知器2を感度試験器1に取り付けた状態で、確認窓6を介して火災感知器2の銘板に記載された火災感知器情報表示を直接的に視認可能であって、確認可能である。そして作業者は、十字キー9を用いて初期感度電圧を入力し、電源・決定ボタン8を短押して入力値を決定する。そうすると、設定した初期感度電圧を試験設定情報として感度試験が始まる。
感度試験器1は、端子51または端子52を介して徐々に変化したテスト電圧を火災感知器2に供給し、火災感知器2を火災発報させる。
つまり、背景技術欄で説明した通り、火災感知器2の火災判断回路(図示せず)は、入力した重畳電圧(ノイズ出力電圧+テスト電圧)が基準レベル以上となると、一対の刃金具(図示せず)間に、火災発報信号(略短絡電流)を出力する。感度試験器1は、一対の刃受金具4間に、火災検出回路(図示せず)が接続されており、火災検出回路(図示せず)は、火災感知器の火災判断回路(図示せず)から出力される火災発報信号(略短絡電流)を検出して、火災感知器2が火災発報したことを検出する。
そして、感度試験器1は、火災発報したときのテスト電圧値である感度電圧を得る。感度電圧が、初期感度電圧のプラスマイナス範囲である合格基準範囲内であれば正常であると判断し、合格基準範囲外であれば異常と判断する。
図2(c)の確認窓6の中に示されているように、銘板に記載されているテストのための火災感知器情報表示が初期感度電圧0.48Vである場合は、作業者が十字キー9を用いて左右の矢印キーで入力桁を移動し、上下の矢印キーで数値を増減して、表示部7の表示を0.48に合わせる。そして、電源・決定ボタン8を短押しする。
そうすると、予め設定された電圧範囲、例えば0.2Vから0.6Vにスイープしながら、テスト電圧を感度試験器1から火災感知器2に供給する。そうすると火災感知器2は火災発報し、そのときの発報電圧値が得られる。感度試験器1は、発報電圧値が初期感度電圧である0.48Vの合格基準範囲、例えばプラスマイナス10%の範囲内であれば正常と判断し、0.48Vのプラスマイナス10%の範囲を外れていれば異常と判断する。
感度試験が終了すると、感度試験器1の表示部7に試験結果が表示されるとともに音でも報知される。試験結果が正常であるならば、「感度試験結果:正常」と表示され「ピッ」と短く音が鳴るが、もしも異常であるならば、「感度試験結果:要交換」と表示され「ピーピーピー」と長く音が鳴る。
実施例1では、十字キー9を用いて初期感度電圧を入力するが、十字キー9を火災感知器2の機種(火災感知器情報の一例)を入力するために用いることもできる。この場合には、各機種に対応する感度電圧の合格基準範囲(初期感度電圧のプラスマイナス範囲)等の火災感知器情報が感度試験器に記憶されており、入力された機種に応じて、感度電圧の合格基準範囲等を設定することができる。例えば、感度電圧の合格基準範囲が機種により異なる場合には、機種を入力することは有用である。
そのため、火災感知器2の背面の銘板は、火災感知器情報として、初期感度電圧の他に、火災感知器2の機種名などが記載されるものであってもよい。
また、実施例1では、感度試験器1の正面側に表示部7、電源・決定ボタン8、十字キー9を設けたが、背面側に設けてもよい。そうすると、作業者は確認窓6を介して銘板を見ながら初期感度電圧等の入力を行うことができる。
実施例1では、感度試験器1に設けた十字キー9と電源・決定ボタン8を用いて火災感知器情報を入力したが、携帯端末(図示せず)を用いて入力することもできる。感度試験器と携帯端末を備えた感度試験システムを実施例2として説明する。
図3は、実施例2の感度試験器11を示し、図3(a)は感度試験器1の斜視図、図3(b)は正面図、図3(c)は背面図を示す。図3(b)の3は測定用ベースであり、その中の構成は図1(b)と同様である。81は電源ボタンである。また、図3(c)の6は背面から見た確認窓である。
図4は、火災感知器2を取り付けた実施例2の感度試験器11を示す。図3と同様に、図4(a)は火災感知器2を取り付けた実施例2の感度試験器11の斜視図、図4(b)は正面図、図4(c)は背面図を示す。6は感度試験器1の背面から見た確認窓であり、外部から確認窓6の中に、火災感知器2の背面に表示された初期感度電圧等を視認することができる。
実施例2では、測定用ベース3の下部に、電源ボタン81としての電源を入れたり切ったりするボタンだけが設けられており、表示部7等は設けられていない。表示部7等については携帯端末のものを用いる。
次に感度試験の行い方を、図5を用いて説明する。図5は実施例2の感度試験器11と携帯端末の動作等を表す。
まず作業者は、電源ボタン81を押して、感度試験器11を電源ONとする(S1)。また、携帯端末のアプリケーションを起動する(S2)。そうして、Bluetooth(登録商標)のペアリングを行って(S3)、感度試験器11と携帯端末を無線で接続する。次に、天井のベースから取り外した火災感知器2を、図3(a)及び図3(b)に示されている感度試験器11の測定用ベース3に取り付けて(S4)、図4の取り付け状態とする。この時、火災感知器2の刃金具(図示せず)が感度試験器11の刃受金具4に嵌め込まれると同時に、火災感知器2の背面にある接点(図示せず)に端子51か端子52の何れかが接触する。作業者は、図4(c)のように感度試験器11の背面から確認窓6を介して視認可能な火災感知器情報表示を読み取り、携帯端末から初期感度電圧等の火災感知器情報を入力する(S5)。入力には携帯端末で通常使用するタッチパッドによる入力を用いる。携帯端末は、入力された火災感知器情報を、Bluetoothを介して感度試験器11に送信する(S6)。感度試験器11は火災感知器情報を受信し(S7)、感度試験を実施する(S8)。そして、試験が終了すると、試験完了情報と試験結果を送信する(S9)。携帯端末は、試験完了情報と試験結果を受信し(S10)、結果を表示する(S11)。以下、感知器取付(S4)から結果表示(S11)を繰り返して、現場の火災感知器2を全て点検する。
<変形例>
実施例2では、作業者が感度試験器11に取り付けられた火災感知器2の火災感知器情報表示を読み取って、携帯端末から入力した。しかし、銘板に火災感知器情報を表すQRコード(登録商標)等の二次元バーコードを表示した火災感知器21と、携帯端末のカメラを用いて火災感知器情報を自動入力してもよい。図6は、火災感知器21を取り付けた変形例の感度試験器11を示す。図3,4と同様に、図6(a)は火災感知器21を取り付けた変形例の感度試験器11の斜視図、図6(b)は正面図、図6(c)は背面図を示す。6は感度試験器11の背面から見た確認窓であり、外部から確認窓6を介してQRコードを視認し、確認することができる。
変形例の感度試験では、図5の火災感知器情報入力(S5)の際に、図6(c)のように確認窓6から視認されるQRコードを、携帯端末のカメラで撮影して画像を自動認識することにより、携帯端末に火災感知器情報を入力する。その他の点は実施例2と同様である。
銘板に表示されたQRコードは他の識別コードでもよく、携帯端末のアプリケーションに文字を自動認識するものを用いれば、通常の文字を携帯端末のカメラで撮影して火災感知器情報を自動入力してもよい。
実施例2及びその変形例では、携帯端末に入力した火災感知器情報を感度試験器11に送信したが、感度試験器11には送信せずに携帯端末でデータ処理してもよい。この場合は、感度試験器11から携帯端末に火災発報したときの発報電圧値を送信し、携帯端末で発報電圧値が火災感知器情報により定まる所定の範囲内か否かを判断する。また、実施例2及びその変形例では感度試験器11に感度試験器1の十字キー9のような入力部を備えていないが、入力部を設けて、携帯端末と感度試験器11の両方から入力できるようにしてもよい。
実施例2及びその変形例では、さらに、試験年月日や作業者名等の情報を携帯端末のアプリケーションで扱えるようにすれば、試験結果を携帯端末でリスト化することができる。加えて、リスト化した試験結果を、点検会社のサーバーや顧客にインターネット等を経由して送信することもできる。
実施例2の変形例では携帯端末を用いて撮影した画像を自動認識したが、携帯端末を用いずに火災感知器情報を自動読み取りする例を実施例3として説明する。実施例3は、火災感知器情報表示としてQRコードを用いた火災感知器21の感度試験を行うものである。
図7は、実施例3の感度試験器12を示す。図7(a)は感度試験器12の斜視図、図7(b)は正面図、図7(c)は背面図を示す。図7(b)の3は測定用ベース、61は確認窓、62はカメラ、63はLEDライト、8は電源・決定ボタン、91はQRコードボタンである。測定用ベース3内の刃受金具4、端子51,52、及び測定用ベース3の下の部分の表示部7等の構成は実施例1と同様である。
実施例3では、図7(c)に示すように感度試験器12の背面に確認窓61が無い。他の実施例と異なり、確認窓61は感度試験器12を貫通しておらず、かわりに凹部を形成している。そして、確認窓61の底部にはカメラ62が設けられ、確認窓61の近傍にはLEDライト63が設けられている。したがって実施例3においても、確認窓61を介してカメラ62で撮影し、自動認識により火災感知器情報表示を確認可能である。なお、LEDライト63は、図7(b)に示すように、QRコードが撮像良好となるように、確認窓61の内側に配置している。また、確認窓61は、凹部に限らず、感度試験器12を貫通してもよい。
次に、感度試験の行い方を説明する。
まず作業者は、電源・決定ボタン8を長押しして、感度試験器12の電源を入れる。次に、天井のベースから取り外した、銘板にQRコードで火災感知器情報が表示されている火災感知器21を、図7(a)及び図7(b)に示した感度試験器12の測定用ベース3に取り付ける。作業者が感度試験器12のQRコードボタン91を押すと、LEDライト63が点灯して火災感知器21のQRコードを照明する。カメラ62は確認窓61を介してQRコードを撮影し、感度試験器12で火災感知器情報が自動認識される。そして火災感知器21の感度試験が行われる。
実施例3ではQRコードを用いたが他の識別コードでもよく、感度試験器12で文字を自動認識するようにして、通常の文字をカメラ62で撮影して自動認識し、火災感知器情報を感度試験器12に自動入力してもよい。
実施例3の感度試験器12には十字キー9も設けられており、QRコード等の自動認識ができない場合や、火災感知器情報を修正したい場合に用いられる。
実施例3では確認窓61の底部にカメラ62を設置したが、確認窓61の底部にあるカメラ62の位置にミラーを設け、ミラーを介して前記火災感知器情報表示が映る図7(b)の点線の位置に、図面上方へ向けてカメラ64を設けて撮影しても良い。このように設置すれば、火災感知器21の銘板からカメラ64のレンズまでの距離を大きく取れる。そのため、カメラ64のピントを合わせやすく、さらにレンズから撮像デバイスまでの距離が長いカメラを使用することができる。
また、実施例1乃至3及び実施例2の変形例において、確認窓6は火災感知器2の銘板に表示された火災感知器情報表示を確認可能であれば良いため、前面側に透明部材が嵌め込まれていても良い。また、実施例3と同様に実施例1,2及び実施例2の変形例においても、火災感知器2,21の銘板に光が当たるように、感度試験器1,11にLEDライトを設けてもよい。
1 感度試験器、11 感度試験器、12 感度試験器、2 火災感知器、21 火災感知器、3 測定用ベース、4 刃受金具、51 端子、52 端子、6 確認窓、61 確認窓、62 カメラ、63 LEDライト、64 カメラ、7 表示部、8 電源・決定ボタン、81 電源ボタン、9 十字キー、91 QRコードボタン

Claims (6)

  1. 火災感知器を取り付けて、前記火災感知器の感度を試験する感度試験器において、
    前記火災感知器を取り付けた状態で、前記火災感知器における取り付け面に記載された火災感知器情報表示に対向する位置に、確認窓を設け、
    前記確認窓を介して前記火災感知器情報表示を確認可能としたことを特徴とする感度試験器。
  2. 前記確認窓を介して、前記感度試験器の外部から前記火災感知器情報表示を視認可能であり、
    前記火災感知器情報表示に記載された火災感知器情報を入力する入力部を備え、
    該入力部から入力された火災感知器情報を試験設定情報として感度試験を行うことを特徴とする請求項1の感度試験器。
  3. 請求項1の感度試験器と携帯端末とを備えた感度試験システムであって、
    前記感度試験器は、前記確認窓を介して、前記感度試験器の外部から前記火災感知器情報表示を視認可能であり、
    携帯端末へ入力した火災感知器情報を、試験設定情報として感度試験を行うことを特徴とする感度試験システム。
  4. 前記感度試験器は、前記確認窓を介して、前記感度試験器の外部から前記火災感知器情報表示を視認可能とし、
    前記携帯端末のカメラにより撮影された前記火災感知器情報表示を自動認識することにより火災感知器情報が携帯端末へ入力され、
    前記火災感知器情報を、試験設定情報として感度試験を行うことを特徴とする請求項3の感度試験システム。
  5. カメラを設け、
    前記確認窓を介して前記カメラにより撮影された前記火災感知器情報表示を、自動認識することにより火災感知器情報が入力され、
    前記火災感知器情報を、試験設定情報として感度試験を行うことを特徴とする請求項1の感度試験器。
  6. 前記確認窓にミラーを設け、前記ミラーを介して前記火災感知器情報表示が映る位置に前記カメラを設けたことを特徴とする請求項5の感度試験器。
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