JP2017058766A - 情報提供装置、情報提供プログラムおよび情報提供方法 - Google Patents

情報提供装置、情報提供プログラムおよび情報提供方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017058766A
JP2017058766A JP2015180972A JP2015180972A JP2017058766A JP 2017058766 A JP2017058766 A JP 2017058766A JP 2015180972 A JP2015180972 A JP 2015180972A JP 2015180972 A JP2015180972 A JP 2015180972A JP 2017058766 A JP2017058766 A JP 2017058766A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
group
information providing
unit
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015180972A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5937733B1 (ja
Inventor
浩史 太田
Hiroshi Ota
浩史 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yahoo Japan Corp
Original Assignee
Yahoo Japan Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yahoo Japan Corp filed Critical Yahoo Japan Corp
Priority to JP2015180972A priority Critical patent/JP5937733B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5937733B1 publication Critical patent/JP5937733B1/ja
Priority to US15/224,912 priority patent/US20170078844A1/en
Publication of JP2017058766A publication Critical patent/JP2017058766A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/02Services making use of location information
    • H04W4/023Services making use of location information using mutual or relative location information between multiple location based services [LBS] targets or of distance thresholds
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/50Network services
    • H04L67/535Tracking the activity of the user
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/80Services using short range communication, e.g. near-field communication [NFC], radio-frequency identification [RFID] or low energy communication
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W8/00Network data management
    • H04W8/18Processing of user or subscriber data, e.g. subscribed services, user preferences or user profiles; Transfer of user or subscriber data
    • H04W8/186Processing of subscriber group data

Abstract

【課題】より適切に情報提供を行うことができる情報提供装置、情報提供プログラムおよび情報提供方法を提供すること。
【解決手段】実施形態に係る情報提供装置は、特定部と、価値判定部と、情報提供部とを備える。特定部は、行動を共にする2以上のユーザのグループを特定する。価値判定部は、特定部によって特定されたグループの情報提供先としての価値を判定する。情報提供部は、価値判定部によって判定されたグループの価値に基づいて、情報提供先を決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報提供装置、情報提供プログラムおよび情報提供方法に関する。
近年、通信ネットワークの飛躍的な普及に伴い、通信ネットワークを介した情報提供が盛んに行われており、かかる情報提供の技術として、複数の人物の属するグループ属性に応じた情報提供を行う技術が提案されている。
例えば、監視カメラなどで撮像された複数の人物の顔画像の特徴量に基づいて各人物の属性(男女の区別や年齢)を取得し、各人物の属性と人物の数とから複数の人物の属するグループ属性を決定し、決定したグループ属性に応じた情報を提供する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−227158号公報
しかしながら、従来の装置では、複数の人物の属するグループ属性に応じた一律的な情報を提供するに留まるものである。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、より適切に情報提供を行うことができる情報提供装置、情報提供プログラムおよび情報提供方法を提供することを目的とする。
本願に係る情報提供装置は、特定部と、価値判定部と、情報提供部とを備える。前記特定部は、行動を共にする2以上のユーザのグループを特定する。前記価値判定部は、前記特定部によって特定された前記グループの情報提供先としての価値を判定する。前記情報提供部は、前記価値判定部によって判定された前記グループの前記価値に基づいて、情報提供先を決定する。
実施形態の一態様によれば、より適切に情報提供を行うことができる情報提供装置、情報提供プログラムおよび情報提供方法を提供することができる。
図1は、実施形態に係る情報提供方法の説明図である。 図2は、実施形態に係る情報提供システムの構成例を示す図である。 図3は、無線端末の構成例を示す図である。 図4は、情報提供装置の構成例を示す図である。 図5は、ユーザ情報テーブルの一例を示す図である。 図6は、グループ価値判定テーブルの一例を示す図である。 図7は、受容度判定テーブルの一例を示す図である。 図8は、無線端末の表示画面の一例を示す図(その1)である。 図9は、無線端末の表示画面の一例を示す図(その2)である。 図10は、情報提供装置における情報処理の一例を示すフローチャートである。 図11は、情報提供装置等の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る情報提供装置、情報提供プログラムおよび情報提供方法の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報提供装置、情報提供プログラムおよび情報提供方法が限定されるものではない。
[1.情報提供方法]
図1は、実施形態に係る情報提供方法の説明図であり、本実施形態においては情報提供システム100の情報提供装置1により情報提供方法が実行される。
図1に示すように、情報提供システム100は、例えば、情報提供装置1と、ユーザU〜Uがそれぞれ有する無線端末2〜2とを備える。なお、以下においては、ユーザU、Uが共に行動しているものとする。
情報提供装置1は、ユーザU〜U(以下、ユーザUと総称する場合がある)のうち、行動を共にするユーザU、Uを特定する。行動を共にしているか否かは、例えば、無線端末2〜2から通知される情報に基づいて判定することができる。
無線端末2〜2(以下、無線端末2と総称する場合がある)は、例えば、Bluetooth(登録商標)などの近距離通信(Near Field Communication)を行う無線通信部を備える。なお、近距離通信として、例えば、赤外線通信、可視光通信、音波などを用いることもできる。
情報提供装置1は、無線端末2〜2において、近距離通信によって受信される無線信号に基づいて、行動を共にするユーザU、UのグループGを特定することができる。例えば、情報提供装置1は、無線端末2間で無線信号が所定時間以上送受信される場合に、無線信号が所定時間以上送受信されている2以上の無線端末2のユーザUのグループを、行動を共にする2以上のユーザUのグループとして特定することができる。
情報提供装置1は、行動を共にする2以上のユーザUのグループを特定した場合、かかるグループに属する2以上のユーザUの属性情報を例えばユーザ情報データベースなどから取得する。ユーザUの属性情報は、例えば、ユーザUの年齢、性別、興味関心などの情報である。
情報提供装置1は、特定したグループに属する2以上のユーザUの属性情報に基づいて、特定したグループの情報配信先としての価値(以下、グループ価値と記載する場合がある)を判定する。グループ価値は、例えば、情報の配信効果を示す指標であり、例えば、情報が広告情報である場合、広告効果を示す指標である。
情報提供装置1は、例えば、グループに属する人数が多いほどグループ価値が高くなり、提供する情報とのマッチング度合いが高いほどグループ価値が高くなるように特定したグループのグループ価値を判定することができる。
そして、情報提供装置1は、特定したグループのグループ価値に基づき、特定したグループに属する2以上のユーザUの無線端末2のいずれかに情報を提供する。例えば、情報提供装置1は、グループ価値に対応する配信料が設定された情報を提供することにより、適切な配信料で情報配信を行うことができ、情報提供による収益を向上させることができる。
また、情報提供装置1は、特定したグループに属する2以上のユーザUのそれぞれが情報を受容可能な度合いを示す情報受容度をユーザU毎に判定し、かかる情報受容度とグループ価値とに基づいて選択されるユーザUに対して情報を提供することができる。
これにより、より高い配信料で情報配信を行うことができ、情報提供による収益を向上させることができる。このように、情報提供装置1は、より適切に情報提供を行うことができる。なお、以下においては、情報提供装置1が提供する情報をコンテンツと記載する場合がある。
[2.情報提供システム100の構成]
図2を用いて、実施形態に係る情報提供システム100の構成例について説明する。図2は、実施形態に係る情報提供システム100はの構成例を示す図である。
図2に示すように、情報提供システム100は、情報提供装置1と、無線端末2〜2と、無線端末3(無線通信手段の一例)と、無線LAN(Local Area Network)アクセスポイント4〜4(以下、無線LANアクセスポイント4と記載する場合がある)と、無線WAN(Wide Area Network)基地局5〜5(以下、無線WAN基地局5と記載する場合がある)と、広告主端末6と、SNS(Social Networking Site)サーバ7とを備える。情報提供装置1、無線端末2、3、広告主端末6およびSNSサーバ7は、無線LANアクセスポイント4および無線WAN基地局5を含む通信ネットワーク8を介して互いに通信可能である。
また、無線端末2〜2は、ユーザU〜Uのそれぞれが所持する無線端末であり、無線端末3は、例えば、タクシーや自家用車などの車両や電車に搭載される無線装置である。無線端末2、3は、例えば、スマートフォンやタブレットなどの携帯型無線端末である。
また、情報提供装置1は、例えば、無線端末2〜2や無線端末3から送信される情報に基づき、行動を共にする2以上のユーザUのグループを特定し、かかるグループの情報配信先としての価値を判定することができる。
情報提供装置1は、グループの情報配信先としての価値に基づき、ユーザUの無線端末2またはユーザUが乗車している車両に搭載された無線端末3に対し、コンテンツを提供することができる。
以下、情報提供システム100が行う情報提供処理について、無線端末2および情報提供装置1による情報処理を中心に具体的に説明する。以下、無線端末2、情報提供装置1の順に説明を進める。
[3.無線端末2]
図3は、無線端末2の構成例を示す図である。図3に示すように、無線LAN通信部11aと、無線WAN通信部11bと、近距離無線通信部13と、表示部14と、操作部15と、位置検出部16と、制御部17とを備える。
無線LAN通信部11aは、無線LANアクセスポイント4との間で無線信号の送受信を行う。なお、無線LANとして、例えば、IEEE802.11によって規定される無線LANなどがあるが、かかる規格の無線LANに限定されるものではない。
無線WAN通信部11bは、無線WAN基地局5との間で無線信号の送受信を行う。無線WAN基地局5は、例えば、公衆電話通信網の無線基地局や公衆データ通信網の無線基地局である。なお、以下においては、無線LAN通信部11aおよび無線WAN通信部11bを総称して通信部11と記載する場合がある。
近距離無線通信部13は、近距離無線通信による無線信号の送受信を行う。かかる近距離無線通信部13は、例えば、Felica、ISO/IEC14443(MIFARE)、Bluetooth(登録商標)などの通信方式を採用した近距離通信部である。近距離通信は、電波に限定されるものではなく、例えば、赤外線通信、可視光通信、音波などを用いることもできる。
表示部14は、タッチパネル式のディスプレイである。無線端末2のユーザUは、表示部14の画面上を指などで操作することで、表示部14に表示された画面に対する操作が可能である。かかる表示部14は、例えば、小型のLCD(Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイである。
操作部15は、文字、数字およびスペースを入力するためのキー、エンターキーおよび矢印キーなどを含むキーボードや、電源ボタンなどを有する。位置検出部16は、GPS(Global Positioning System)受信機能を有し、無線端末2の現在地の情報や移動速度の情報を取得する。現在地の情報は、無線端末2の現在の緯度および経度を示す情報(以下、位置情報と記載する)である。
制御部17は、表示制御部21と、情報処理部22とを備える。表示制御部21は、表示部14の表示内容を制御する。例えば、表示制御部21は、情報処理部22によって通信ネットワーク8を介して取得される情報に基づく表示画面を表示部14に表示したり、操作部15による入力操作に応じた表示画面を表示部14に表示したりすることができる。
情報処理部22は、通信部11を介して情報提供装置1、SNSサーバ7およびWebサーバ(図示せず)などから情報を取得する。また、情報処理部22は、通信部11を介して情報提供装置1、SNSサーバ7およびWebサーバへ情報や要求を送信することができる。
例えば、情報処理部22は、近距離無線通信部13によって受信される無線信号(以下、受信無線信号と記載する)の電波強度や受信無線信号に含まれる識別子の情報を端末検出情報として通信部11を介して情報提供装置1へ通知することができる。
受信無線信号に含まれる識別子は、例えば、MACアドレス(Media Access Control address)やUUID(Universally Unique IDentifier)などであり、以下、端末IDと記載する。
また、情報処理部22は、近距離無線通信部13に対し、例えば、周期的に無線信号を送信させることができる。かかる無線信号には、無線端末2毎に異なる端末IDの情報が含まれる。なお、かかる端末IDは例えばビーコンIDとも呼ばれることがある。
情報処理部22は、受信無線信号の電波強度と受信無線信号に含まれる端末IDの情報とを端末検出情報として通信部11を介して情報提供装置1へ通知することができる。端末検出情報には、情報処理部22が近距離無線通信部13から出力させる無線信号に含まれる端末ID(以下、自端末IDと記載する場合がある)を含む。
また、情報処理部22は、例えば、同じ他の無線端末2から所定値以上の電波強度で近距離無線通信部13が所定時間以上受信している無線信号に含まれる端末ID(以下、他端末IDと記載する場合がある)の情報を端末検出情報として通信部11を介して情報提供装置1へ通知することができる。
また、情報処理部22は、位置検出部16から位置情報を取得し、かかる位置情報を通信部11から情報提供装置1へ通知することができる。
また、無線端末3は、近距離無線通信部13と同様の近距離無線通信部を有しており、周期的に無線信号を送信する。無線端末3の制御部は、無線端末2の制御部17と同様に、他の無線端末2から送信される無線信号を近距離無線通信部が受信した場合、端末検出情報を情報提供装置1へ通知することができる。かかる端末検出情報には、例えば、無線端末2の端末ID(他端末ID)、無線端末3の端末ID(自端末ID)および電波強度が含まれる。
また、無線端末3は、例えば、車両のうち運転席前方に配置することによって、無線端末2のユーザUが運転手であるか同乗者であるかを判定することができる。例えば、受信する無線信号のうち最も電波強度が高い無線端末2のユーザUが運転手であると判定し、それ以外の無線端末2のユーザUを同乗者であると判定することができる。なお、無線端末3は、無線端末2と同様の構成であってもよい。
[4.情報提供装置1]
図4は、情報提供装置1の構成例を示す図である。図4に示すように、通信部30と、記憶部31と、制御部32とを備える。
[4.1.通信部30]
通信部30は、NIC(Network Interface Card)等のインターフェイスである。制御部32は、通信部30および通信ネットワーク8を介して、無線端末2、3との間で各種の情報を送受信する。
[4.2.記憶部31]
記憶部31は、例えば、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、光ディスク等の記憶装置である。記憶部31は、ユーザ情報記憶部41と、判定情報記憶部42と、コンテンツ記憶部43とを有する。
ユーザ情報記憶部41は、例えば、ユーザUの属性を示す情報(以下、属性情報と記載する場合がある)を含むユーザ情報テーブルを記憶する。図5は、ユーザ情報テーブルの一例を示す図である。図5に示すように、ユーザ情報テーブルには、「端末ID」、「ユーザID」、「デモグラフィック属性」、「サイコグラフィック属性」、「行動履歴」が互いに対応付けられた情報が含まれる。
「端末ID」は、無線端末2の端末IDである。また、「ユーザID」は、ユーザUを識別するための識別子の情報である。なお、図5に示すユーザ情報テーブルでは、便宜上、端末IDを「T1」、「T2」、・・・とし、例えば、ユーザU、UのユーザIDを「U1」、「U2」としているが、理解を容易にするために付した情報であり、限定されるものではない。
「デモグラフィック属性」は、人口統計学的なユーザUの属性情報を示す。かかる「デモグラフィック属性」は、例えば、ユーザUの「性別」、「年齢」などの属性区分に分類される。「性別」には、ユーザUの性別が設定され、「年齢」には、ユーザUの年齢が設定される。なお、「デモグラフィック属性」は、図5に示した属性区分の例に限られず、ユーザUの職業、勤務先、家族構成、年収、住所、出身地、学歴など様々な属性区分が含まれてもよい。
「サイコグラフィック属性」は、ユーザUの価値観、ライフスタイル、性格、嗜好などを示す情報である。かかる「サイコグラフィック属性」は、例えば、「服」、「旅行」、「時計」などの属性区分に分類される。図5に示す例では、属性区分毎に、ユーザUの嗜好が相対的に高い場合に「1」が設定される。また、「サイコグラフィック属性」には、図5に示した属性区分の例に限られず、経済、政治、野球、サッカー、その他スポーツ、スイーツ、パソコン、白物家電、家具など様々な属性区分が含まれてもよい。
「行動履歴」は、ユーザUの行動履歴の情報である。ユーザUの行動履歴の情報は、例えば、ユーザUの商品やサービスの購入履歴の情報、ユーザUのイベントの参加履歴の情報、ユーザUの移動履歴の情報などである。
判定情報記憶部42は、グループ価値判定テーブルおよび受容度判定テーブルなどが記憶される。まず、グループ価値判定テーブルについて説明する。図6は、グループ価値判定テーブルの一例を示す図である。
図6に示すように、グループ価値判定テーブルは、「価値判定要素」と「要素価値」とを互いに関連付けた情報である。「価値判定要素」は、グループ価値を判定するための要素を示す情報であり、図6に示す例では、「グループに属する人数(N1)」、「客単価(P)」、「マッチング度合い(M)」などが含まれる。
また、「要素価値」は、情報提供先として価値判定要素の価値を示す情報である。例えば、価値判定要素「グループに属する人数」の価値VAは、グループに属する人数N1に係数Vaを乗算して求めることができる。
価値判定要素「客単価」の価値VBは、客単価Pを基準単価Paで除算し、かかる除算結果に係数Vbを乗算して求めることができる。また、価値判定要素「マッチング度合い」の価値VCは、マッチング度合いMに係数Vcを乗算して求めることができる。
次に、受容度判定テーブルについて説明する。図7は、受容度判定テーブルの一例を示す図である。図7に示すように、受容度判定テーブルは、「移動手段」、「移動速度」、「役割」、「受容度」、「視覚コンテンツ」および「音声コンテンツ」が互いに関連付けた情報である。
「移動手段」は、一緒に行動している2以上のユーザUのグループが移動に用いている移動手段を示す情報であり、例えば、車両(自動車)、電車、船、飛行機、徒歩、自転車などである。「移動速度」は、一緒に行動している2以上のユーザUのグループの移動速度を示す情報である。
「役割」は、移動手段における役割を示す情報であり、例えば、車両の場合、運転手および同乗者であり、電車の場合、乗客などである。「情報受容度」は、グループに属する2以上のユーザUのそれぞれの情報を受容可能な度合いを示す情報である。
「視覚コンテンツ」は、ユーザUが視覚によって把握できるコンテンツであり、「音声コンテンツ」はユーザUが聴覚によって把握できるコンテンツである。制御部32は、受容度判定テーブルを用いて移動手段、移動速度および役割の組み合わせに基づいて、情報受容度、視覚コンテンツを配信するか、音声コンテンツを配信するか、または、視覚コンテンツおよび音声コンテンツを配信するかを判定することができる。
コンテンツ記憶部43は、ユーザUへ提供するためのコンテンツまたはかかるコンテンツの格納位置を示す情報(以下、リンク情報と記載する場合がある)が記憶される。ユーザUへ提供するためのコンテンツとして、例えば、ニュースコンテンツ(雑誌の記事等を含む)、広告コンテンツ、映画コンテンツなどの各種のコンテンツがあり、また、コンテンツのデータとして、例えば、テキストデータ、静止画像データ、動画データ、アニメーションデータなどが含まれる。
[4.3.制御部32]
制御部32は、図4に示すように、広告情報取得部51と、特定部52と、取得部53と、価値判定部54と、受容度判定部55と、配信先決定部56と、情報提供部57とを備える。
制御部32は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、内部の記憶部に記憶されているプログラムが図示しない内部RAMを作業領域として実行されることにより、広告情報取得部51、特定部52、取得部53、価値判定部54、受容度判定部55、配信先決定部56および情報提供部57の機能が実行される。
[4.3.1.広告情報取得部51]
広告情報取得部51は、入札単価および広告コンテンツを含む複数の広告要求を複数の広告主から取得することができる。かかる広告要求には、例えば、広告コンテンツと、入札単価と、広告のターゲットとなる属性を示す情報(以下、ターゲット属性情報と記載する場合がある)などが含まれている。
広告情報取得部51は、広告要求に含まれる広告コンテンツと入札単価とターゲット属性情報とを対応付けてコンテンツ記憶部43に記憶する。例えば、広告情報取得部51は、広告要求に含まれる広告コンテンツと入札単価とターゲット属性情報とを対応付けてコンテンツ記憶部43に設定することができる。
なお、広告コンテンツは、コンテンツのデータそのものであってもよく、また、広告コンテンツの格納位置を示す情報であるリンク情報であってもよい。また、広告要求には、広告コンテンツ(リンク情報であってもよい)を含む映画コンテンツが含まれていてもよく、また、広告コンテンツ(リンク情報であってもよい)を含むニュースコンテンツであってもよい。すなわち、結果的に広告コンテンツがユーザUへ提供されればよい。
[4.3.2.特定部52]
特定部52は、無線端末2から送信される端末検出情報に基づいて、行動を共にする2以上のユーザUのグループ(以下、グループGと記載する場合がある)を特定する。例えば、特定部52は、端末検出情報に含まれる電波強度と他端末IDと自端末IDとに基づいて、所定値以上の電波強度で無線信号を所定時間以上受信している場合に、行動を共にする2以上のユーザUのグループGを特定する。
例えば、ユーザUとユーザUとが一緒に歩いている場合、ユーザUの無線端末2は、ユーザUの無線端末2からの無線信号を継続して受信し、受信する無線信号の電波強度も所定値以上になる。同様に、無線端末2は、無線端末2からの無線信号を継続して受信し、受信する無線信号の電波強度も所定値以上になる。
この場合、無線端末2からの端末検出情報には、自端末ID「T1」、他端末ID「T2」および電波強度の情報が含まれ、無線端末2からの端末検出情報には、自端末ID「T2」、他端末ID「T1」および電波強度の情報が含まれる。したがって、特定部52は、無線端末2、2のいずれかの端末検出情報または無線端末2、2の端末検出情報に基づいて、行動を共にする2以上のユーザU、UのグループGを特定することができる。
また、無線端末2は、上述したように、所定値以上の電波強度で無線信号を所定時間以上受信している場合に端末検出情報を情報提供装置1へ通知することができ、この場合、特定部52は、端末検出情報に含まれる自端末IDと他端末IDとに基づき、行動を共にする2以上のユーザUのグループGを特定することができる。例えば、端末検出情報に自端末ID「T2」と他端末ID「T1」とが含まれている場合、特定部52は、ユーザUとユーザUとが行動を共にしていると判定することができる。
このように、特定部52は、2以上のユーザUがそれぞれ有する無線端末2間で無線信号が所定時間以上送受信される場合に、2以上のユーザUが行動を共にしていると判定することができる。また、特定部52は、電波強度を考慮することで、行動を共にするユーザUを精度よく特定することができる。
また、特定部52は、同一の無線端末3からの無線信号を同時に所定時間以上受信している2以上の無線端末2のユーザUを、行動を共にしているユーザUとして特定することができる。
例えば、特定部52は、無線端末2から送信される端末検出情報に自端末ID「T1」と他端末ID「Tx」とが含まれ、無線端末2から送信される端末検出情報に自端末ID「T2」と他端末ID「Tx」とが含まれるとする。「Tx」は、無線端末3の端末IDである。この場合、特定部52は、ユーザUとユーザUとが行動を共にしていると判定することができる。
なお、無線端末3は、無線端末2と同様に、端末検出情報を送信することができる。かかる端末検出情報には、同時に無線信号を受信している無線端末2のすべての端末IDが他端末IDとして含まれる。この場合、特定部52は、無線端末3から送信される端末検出情報に基づいて、行動を共にしているユーザUとして特定することができる。
例えば、特定部52は、無線端末3から送信される端末検出情報に、自端末ID「Tx」と他端末ID「T1」、「T2」とが含まれるとする。この場合、特定部52は、ユーザUとユーザUとが行動を共にしていると判定することができる。
また、無線端末2が端末検出情報を送信しない場合、特定部52は、無線端末2から送信される位置情報に基づいて、行動を共にする2以上のユーザUを特定することができる。例えば、特定部52は、無線端末2、2からの端末検出情報に基づき、無線端末2と無線端末2の位置が一定時間以上所定範囲内である場合に、特定部52は、ユーザUとユーザUとが行動を共にしていると判定することができる。
[4.3.3.取得部53]
取得部53は、特定部52によって特定されたグループGに属する2以上のユーザUの情報を取得する。例えば、特定部52によって特定されたグループGにユーザUとユーザUとが含まれる場合、取得部53は、ユーザ情報記憶部41に記憶されたユーザUの情報のうち、ユーザU、Uの情報を取得する。
また、取得部53は、通信ネットワーク8に接続されたSNSサーバ7、無線端末2、3などから、ユーザUの移動履歴を取得してユーザ情報記憶部41に記憶することができる。なお、ユーザUの行動履歴には、例えば、ユーザUが移動した場所や日時の情報を含み、また、ユーザUの現在位置の情報も含まれる。
例えば、取得部53は、無線端末2から送信される位置情報に基づいて、ユーザUの位置に基づくユーザUの移動履歴をユーザ情報記憶部41に記憶することができる。また、SNSサーバ7へのユーザUの書き込みからユーザUが行った場所や時間を判定し、ユーザUの行動履歴としてユーザ情報記憶部41に記憶することができる。
[4.3.4.価値判定部54]
価値判定部54は、特定部52によって特定されたグループGの情報提供先としての価値であるグループ価値(以下、グループ価値Vと記載する場合がある)を判定する。グループ価値Vは、例えば、コンテンツ記憶部43に記憶されたコンテンツ毎に求めることができる。
価値判定部54は、価値判定要素として、例えば、特定部52によって特定されたグループGに含まれるユーザUの数、ユーザUの属性、ユーザUの行動履歴、グループGの属性およびグループGの行動履歴に基づいて、グループ価値Vを判定することができる。
例えば、価値判定部54は、グループGに含まれるユーザUの数N1に係数Vaを乗算することによって、ユーザUの数N1に応じた価値VAを求めることができる。これにより、グループGに含まれるユーザUの数N1が多いほど、グループ価値Vを高くすることができる。
また、価値判定部54は、グループGの行動履歴として、グループGの客単価Pをユーザ情報記憶部41から取得する。グループGの客単価Pとは、グループGが使うユーザU一人当たりの金額であり、例えば、提供するコンテンツが広告対象とする店舗、商品やサービス毎に異なる。
価値判定部54は、例えば、グループGの客単価Pを基準単価Paで除算し、かかる除算結果に係数Vbを乗算することによって、グループGの客単価Pに応じた価値VBを求めることができる。これにより、グループGの客単価Pが高いほど、グループ価値Vを高くすることができる。
また、価値判定部54は、グループGに応じたマッチング度合いMに係数Vcを乗算することによって、マッチング度合いMに応じた価値VCを求めることができる。マッチング度合いMは、グループGの属性が情報提供先として適切かどうかを示す度合いであり、配信される情報によってマッチング度合いMは異なる。これにより、マッチング度合いMが高いグループGほど、グループ価値Vを高くすることができる。
たとえば、グループGに属するユーザUにおいて「寿司」が好きなユーザUが多く、「寿司」が嫌いなユーザUがいない場合に、グループGの属性情報として「寿司」が好きとして設定される。このようなグループGの場合、価値判定部54は、「寿司屋」の広告コンテンツに対しては情報提供先としての価値が高いため、グループ価値Vを高くすることができる。
価値判定部54は、各価値判定要素に基づく価値を総計し、かかる総計結果をグループ価値Vとして判定することができる。これにより、特定部52によって特定されたグループGに含まれるユーザUの数、グループGの属性およびグループGの行動履歴に基づいて、グループ価値Vを判定することができる。
また、価値判定部54は、ユーザUの属性において、情報提供先として適切でない属性を有している場合、グループ価値Vを低下させることができる。例えば、グループGの属性として「寿司」が好きであるという属性が設定されている場合であっても、グループGに属するユーザUの一人でも「魚」が嫌いであるという属性を有する場合、「寿司屋」の広告コンテンツに対してグループ価値Vを小さくすることができる。
また、価値判定部54は、ユーザUの行動履歴に基づいて、グループ価値Vを判定することもできる。例えば、価値判定部54は、グループGの属するユーザUのうち最近「寿司屋」に行っていないユーザUの割合が多い場合に、「寿司屋」の広告コンテンツに対してグループ価値Vを大きくすることができる。一方で、価値判定部54は、グループGの属するユーザUのうち最近「寿司屋」に行ったユーザUの割合が多い場合に、グループ価値Vを低下させることができる。
このように、価値判定部54は、複数の価値判定要素に基づいてグループ価値Vを判定することができるが、複数の価値判定要素をすべて用いるのではなく、複数の価値判定要素のうち選択された1以上の価値判定要素に基づいてグループ価値Vを求めることもできる。
なお、価値判定部54は、特定部52によって特定されたグループGに属するユーザUが情報を受容可能な度合いである情報受容度合いを価値判定要素とし、かかる情報受容度合いに基づいて、グループ価値Vを判定することもできる。なお、情報受容度合いは、例えば、受容度判定部55によって判定される情報受容度合いと同様の方法によって判定することができる。また、価値判定部54によるグループ価値Vの上述した判定は例示であって、かかる例示に限定されるものではない。
[4.3.5.受容度判定部55]
また、受容度判定部55は、特定部52によって特定されたグループGに属する2以上のユーザUがそれぞれ情報を受容可能な度合いである情報受容度合いを判定することができる。
受容度判定部55は、例えば、グループGに属する2以上のユーザUのそれぞれの移動状態およびグループGにおける役割の少なくとも一つに基づいて、グループGに属する2以上のユーザUのそれぞれの情報受容度を判定することができる。
例えば、受容度判定部55は、受容度判定テーブルに基づいて、グループGに属する2以上のユーザUがそれぞれの情報受容度合いを判定することができる。受容度判定テーブルが図7に示す状態である場合、価値判定部54は、ユーザUの移動手段、移動速度および役割に基づいて、グループGに属する2以上のユーザUがそれぞれの情報受容度合いを判定することができる。
例えば、受容度判定部55は、移動手段が「車両」、移動速度が「停止中」、および、役割が「運転手」である場合、情報受容度合いが「1」であると判定する。また、受容度判定部55は、移動手段が「車両」、移動速度が「停止中」、および、役割が「同乗者」である場合、情報受容度合いが「2」であると判定する。
また、受容度判定部55は、移動手段が「車両」、移動速度が「走行中」、および、役割が「運転手」である場合、情報受容度合いが「0」であると判定する。また、受容度判定部55は、移動手段が「車両」、移動速度が「走行中」、および、役割が「同乗者」である場合、情報受容度合いが「1」であると判定する。
このように、移動手段が「車両」である場合、「運転手」は運転に注意を向けることから、提供された情報を把握することにユーザUが意識を向ける可能性は、「同乗者」に比べて低い。そのため、「運転手」の情報受容度合いを「同乗者」の情報受容度合いよりも低くしている。
また、移動速度が「走行中」である場合、提供された情報を把握することにユーザUが意識を向ける可能性は、「停止中」に比べて低い。そのため、「停止中」の情報受容度合いを「走行中」の情報受容度合いよりも低くしている。
また、受容度判定部55は、移動手段が「電車」、移動速度が「停止中」、および、役割が「乗客」である場合、情報受容度合いが「2」であると判定する。また、受容度判定部55は、移動手段が「電車」、移動速度が「走行中」、および、役割が「乗客」である場合、情報受容度合いが「1」であると判定する。
なお、受容度判定部55は、移動手段が「電車」や「車両」であるか否かをユーザUの移動経路および速度に基づいて判定することができる。また、受容度判定部55は、役割が「運転手」や「乗員」であるか否かを無線端末3から送信される情報から判定することができる。
また、受容度判定部55は、車両に搭載された車載装置によって運転手を撮像することができる場合、かかる撮像画像を車載装置から取得し、ユーザ情報記憶部41に記憶されたユーザ情報に基づいてユーザUを画像認識によって特定することもできる。また、車載装置によって運転手を識別することができる場合、受容度判定部55は、車載装置によるユーザUの識別結果を取得し、これにより、運転手を判定することもできる。
なお、上述した例では、受容度判定部55は、ユーザUの移動手段、移動速度および役割に基づいて、ユーザUの情報受容度合いを判定したが、かかる例に限定されない。例えば、受容度判定部55は、ユーザUの移動手段、移動速度および役割に加えまたは代えて、ユーザUが無線端末2を操作している場合に、情報受容度合いを高くすることができ、また、ユーザUが無線端末2で映画コンテンツを見ている場合には、情報受容度合いを高くすることができる。また、上述した例では、理解を容易にするため、ユーザUの情報受容度合いを0、1、2の3段階で説明したが、情報受容度合いは4以上の段階であってもよく、また、2段階であってもよい。
[4.3.6.配信先決定部56]
配信先決定部56は、価値判定部54によって判定されたグループ価値Vと、グループGに属する2以上のユーザUのそれぞれの情報受容度とに基づいて、グループGに属する2以上のユーザUのうち情報提供先にするユーザU(以下、配信対象ユーザと記載する場合がある)を決定することができる。
配信先決定部56は、情報提供先にするユーザUを決定するモードとして、第1モードと第2モードとを選択的に実行することができる。
配信先決定部56は、第1モードにおいて、グループ価値Vに基づいて、情報提供先にするグループGを決定した後、ユーザUの情報受容度に基づいて、決定したグループGに含まれる2以上のユーザUのうち情報提供先にするユーザUを決定することができる。
また、配信先決定部56は、第2モードにおいて、グループ価値VとグループGに属する2以上のユーザUのそれぞれの情報受容度とに基づいて判定されるユーザUのそれぞれの情報提供先としての価値(以下、配信スコアと記載する)に基づいて、情報提供先にするユーザUを決定することができる。かかる配信スコアは、情報提供先としてのユーザUの価値を示すスコアである。
ここで、特定部52によってユーザU、UのグループG1とユーザU、UのグループG2とが特定され、グループG1のグループ価値Vが「12」であり、グループG1のグループ価値Vが「10」であるとする。また、ユーザU、Uの情報受容度が「1」であり、ユーザU、Uの情報受容度が「2」であるとする。
この場合、配信先決定部56は、第1モードにおいて、グループ価値Vが高いグループG1を情報提供先にするグループGに決定する。さらに、配信先決定部56は、情報提供先として決定したグループG1に含まれるユーザU、Uのうち情報受容度が高いユーザUを最も優先度が高い配信対象ユーザとし、ユーザUを次の優先順位の配信対象ユーザにする。
このように、配信先決定部56は、第1モードにおいて、グループ価値Vが高いグループGのうち情報受容度が高いユーザUに対して優先してコンテンツを提供できることから、コンテンツを効果的に提供することが可能となる。
また、配信先決定部56は、第2モードにおいて、グループGのグループ価値VとグループGに属する2以上のユーザUのそれぞれの情報受容度とに基づいて判定されるユーザUのそれぞれの配信スコアを求める。ユーザUの配信スコアは、「12(=12×1)」、ユーザUの配信スコアは、「24(=12×2)」、ユーザUの配信スコアは、「10(=10×1)」、ユーザUの配信スコアは、「20(=10×2)」である。
そのため、配信先決定部56は、最も配信スコアが高いユーザUを最も優先度が高い配信対象ユーザとし、次に配信スコアが高いユーザUを次の優先順位の配信対象ユーザにする。
このように、配信先決定部56は、第2モードにおいて、グループ価値Vと情報受容度とに基づく配信スコアが高いユーザUに対して優先してコンテンツを提供できることから、コンテンツを効果的に提供することが可能となる。
配信先決定部56は、第1モードおよび第2モードのいずれかによって、グループ価値Vや配信スコアおよび入札単価に基づいて、コンテンツ記憶部43に記憶された複数の広告コンテンツの中からグループGに属する少なくとも1以上のユーザへ配信する広告コンテンツを決定することができる。
例えば、配信先決定部56は、第1モードにおいて、高い入札単価の広告コンテンツをグループ価値Vが高いグループGに優先的に割り当てることができる。また、配信先決定部56は、第2モードにおいて、高い入札単価の広告コンテンツを配信スコアが高いユーザUに優先的に割り当てることができる。
なお、配信先決定部56は、第3モードにおいて、価値判定部54によって判定されたグループ価値Vが最も高いグループに属するすべてのユーザUを配信対象ユーザとすることもできる。
[4.3.7.情報提供部57]
情報提供部57は、配信先決定部56によって決定された配信対象ユーザの無線端末2に対してコンテンツまたはコンテンツのリンク情報を通信部30から優先的に送信することができる。なお、無線端末2は、リンク情報を取得すると、かかるリンク情報に基づいて情報提供装置1またはコンテンツサーバからコンテンツを通信ネットワーク8経由で取得する。
また、情報提供部57は、配信対象ユーザに応じた種別のコンテンツをユーザUの無線端末2に提供することができる。配信対象ユーザに応じた種別は、例えば、配信対象ユーザの移動手段、移動速度および役割の組み合わせに応じた種別である。
例えば、情報提供部57は、図7に示す受容度判定テーブルに基づいて、配信対象ユーザに応じた種別が、移動手段「車両」、移動速度「停止中」および役割「運転手」である場合、「視覚コンテンツ」ではなく、「音声コンテンツ」を配信対象ユーザへ配信する。
また、情報提供部57は、配信対象ユーザに応じた種別が、移動手段「車両」、移動速度「停止中」および役割「同乗者」である場合、「視覚コンテンツ」および「音声コンテンツ」のいずれかまたはいずれも満たすコンテンツを配信対象ユーザへ配信することができる。
このように、配信対象ユーザに応じた種別のコンテンツをユーザUの無線端末2に提供できることから、ユーザUに対してコンテンツを適切に配信することができる。
また、情報提供部57は、無線端末3の端末IDに基づき、行動を共にする2以上のユーザUが特定された場合、無線端末3に対し、情報提供部57によってコンテンツまたはコンテンツのリンク情報を送信することができる。
例えば、無線端末3がタクシーの車両に設置されている場合、タクシーに搭乗している2以上のユーザUに対し、グループ価値Vに応じたコンテンツを無線端末2の表示部14または無線端末3の表示部に表示させることができる。
なお、情報提供部57は、広告コンテンツが提供された少なくとも1以上のユーザUによる広告コンテンツに対してユーザUのアクション(例えば、クリックやコンバージョン)に応じて当該広告コンテンツによる広告効果を判定する。なお、情報提供部57は、コンバージョンが発生した場合、広告コンテンツに対するコンバージョンの履歴を更新することができる。
ここで、情報提供部57による無線端末2への情報提供処理の一例について説明する。無線端末2、2、2のユーザU、U、Uが行動を共にしており、車両で移動しているとし、また、ユーザUが運転手であるとする。図8は、無線端末2の表示部14に表示される表示画面の一例を示す図であり、例えば、ナビゲーションアプリの起動時の画面である。ナビゲーションアプリは、表示制御部21や情報処理部22によって実行される。
図8に示す例では、運転手であるユーザUの無線端末2の表示部14に対して、「3台の乗員の無線端末を検出しました。同乗者の無線端末にお得な情報を配信しますか?」というメッセージが表示される。
無線端末2の情報処理部22は、近距離無線通信部13で検出される無線信号に基づいて、乗員(運転手を含む)の無線端末2の数を検出し、図8に示す情報を表示することができる。なお、情報提供部57によって、無線端末2からの端末検出情報に基づいて乗員の無線端末2の数を検出し、図8に示す情報を運転手の無線端末2へ送信することもできる。
また、無線端末2が運転手の無線端末2であるか否かは、図8に示す表示の前に、例えば、「運転手である場合には『はい』を選択し、運転手でない場合には『いいえ』を選択してください」というメッセージを表示部14に表示することによって特定することができる。この場合、「はい」を選択した場合、かかる選択結果が無線端末2から情報提供装置1へ送信され、無線端末2のユーザUが運転手であることを示す情報が情報提供装置1のユーザ情報記憶部41に記憶される。
図8に示す画面が表示されている状態で、ユーザUが無線端末2の操作部15や表示部14を操作して、「はい」を選択した場合、かかる選択結果が無線端末2から情報提供装置1へ送信され、情報提供装置1による情報提供処理が開始される。
その後、情報提供装置1の情報提供部57によって、同乗者であるユーザU、Uの無線端末2、2に対して、適時に情報が繰り返し提供される。図9は無線端末2、2に対して提供される情報の一例を示す図である。
図9に示す例では、同乗者であるユーザU、Uの無線端末2、2の表示部14に対して、「コンビニA店でコーヒが50円引きです。3分の移動時間の増加で立ち寄れます。経由地に設定しますか?」というメッセージが表示される。なお、この場合のグループ価値Vは、乗員の数に加え、例えば、ユーザU、U、Uの移動経路、移動状態なども含まれる。
図9に示す画面が表示されている状態で、ユーザU、Uのいずれかが自己の無線端末2の操作部15や表示部14を操作して、「はい」を選択した場合、かかる選択結果が無線端末2から情報提供装置1へ送信される。情報提供装置1の情報提供部57は、無線端末2に対してコンビニA店を経由地にするように要求し、無線端末2の情報処理部22は、コンビニA店を経由地に設定してコンビニA店へナビゲーションを行う。
このように、情報提供装置1および無線端末2によって、行動を共にする2以上のユーザUのグループGに対して、グループGの情報配信先として価値に応じた情報提供を行うことができることから、ユーザUに対して情報を効果的に提供することができる。なお、図8に示す例では、同乗者の無線端末2へ情報配信するか否かの画面であるが、運転手を含む乗員の無線端末2へ情報配信するか否かの画面であってもよい。
[5.情報提供装置1の処理フロー]
次に、実施形態に係る情報提供装置1による情報提供処理の手順について説明する。図10は、情報提供装置1における情報処理の一例を示すフローチャートである。
図10に示すように、制御部32は、通信部30を介して無線端末2や無線端末3から端末検出情報を取得したか否かを判定する(ステップS10)。端末検出情報を取得したと判定すると(ステップS10;Yes)、制御部32は、取得した端末検出情報に基づいて、行動を共にする2以上のユーザUが特定されたか否かを判定する(ステップS11)。
行動を共にする2以上のユーザUが特定された場合(ステップS11;Yes)、制御部32は、特定した2以上のユーザUの情報を記憶部31から取得する(ステップS12)。次に、制御部32は、取得したユーザUの情報に基づき、特定した2以上のユーザUのグループの価値を判定する(ステップS13)。また、制御部32は、取得したユーザUの情報に基づき、特定したグループに属するユーザUの情報受容度を判定する(ステップS14)。
制御部32は、グループ価値VおよびグループGに属するユーザUの情報受容度に基づいて、配信先ユーザを決定する(ステップS15)。また、制御部32は、配信先ユーザへ配信するコンテンツ種別(例えば、視覚コンテンツや音声コンテンツ)を決定し(ステップS16)、決定したコンテンツ種別のコンテンツを配信先ユーザの無線端末2へ送信する(ステップS17)。
ステップS17の処理が終了した場合、ステップS10において端末検出情報を取得していない場合(ステップS10;No)、および、ステップS11において行動を共にする2以上のユーザUが特定されない場合(ステップS11;No)、処理をステップS18へ移行する。
ステップS18において、制御部32は、提供したコンテンツに対してユーザUがアクションをしたか否かを検出する(ステップS18)。提供したコンテンツに対してユーザUがアクションをしたことを検出した場合(ステップS18;Yes)、制御部32は、アクションが行われたコンテンツに関するコンバージョンの履歴を更新する(ステップS19)。ステップS19の処理が終了した場合、または、ステップS18でユーザUがアクションをしたことを検出しない場合(ステップS18;No)、制御部32は、図10に示す処理を終了する。
[6.変形例]
なお、無線端末2から送信される電波強度の情報は、電波強度の値そのものでなくてもよく、例えば、電波強度の強、中、弱の3段階の情報であってもよい。この場合、無線端末2、2のいずれかが受信する無線信号の電波強度が「強」または「中」である場合に、特定部52は、ユーザUとユーザUとが行動を共にしていると判定することができる。
また、上述した実施形態では、無線端末3を車両に搭載される例を説明したが、無線端末3は、例えば、飲食店、ホテル、美容院・理容院、病院、映画館、複合レジャー施設などの商業空間に設けられることができる。また、無線端末3は、デジタルサイネージとすることもできる。
また、上述した実施形態では、無線端末2または無線端末3から取得した端末検出情報や無線端末2から取得した位置情報に基づいて、行動を共にする2以上のユーザUを特定するものとしたが、かかる例に限定されない。例えば、特定部52は、無線LANアクセスポイント4や無線WAN基地局5で検出された無線端末2の位置に基づいて、行動を共にする2以上のユーザUを特定することができる。
また、特定部52は、例えば、地磁気データを使った測位技術によってユーザUの現在位置を特定して行動を共にする2以上のユーザUを特定することができる。例えば、無線端末2の位置検出部16に地磁気センサーを設け、かかる地磁気センサーによって取得された地磁気データと位置検出部16に予め記憶している地磁気データベースとのマッチング処理を行うことによって位置検出部16は無線端末2の現在位置を特定することができる。特定部52は、このように特定された無線端末2の現在位置を示す情報を無線端末2から取得し、かかる情報に基づいて、上述したGPSの位置情報の場合と同様に、行動を共にしている2以上のユーザUを判定することができる。なお、地磁気データベースを情報提供装置1の記憶部31に配置し、情報提供装置1の特定部52が無線端末2から地磁気データを取得して地磁気データベースに基づいて無線端末2の現在位置を特定することもできる。
また、上述した実施形態では、無線端末3は、スマートフォンやタブレットなどの携帯型無線端末である例を説明したが、無線端末3に代えて、近距離通信での無線信号を周期的に送信する機能のみを有する無線装置であってもよい。
また、上述した実施形態では、ユーザUの情報を情報提供装置1のユーザ情報記憶部41から取得したが、無線端末2にユーザUの情報を記憶し、情報提供装置1は無線端末2からユーザUの情報を取得することもできる。また、制御部32は、行動を共にするユーザUが増加していく場合、ユーザUが1以上増加するごとに、コンテンツをユーザUへ提供することができる。
また、グループ価値Vは、グループGの情報提供先としての価値であるグループ価値であるが、提供される情報が広告コンテンツである場合、グループ価値Vは、例えば、CTR(Click Through Rate)、CPC(Cost Per Click)、eCMP(effective Cost Per Mill)などの広告効果指標またはかかる広告効果指標に対応する指標である。
また、上述した価値判定要素には、例えば、グループGのうち情報提供先にするユーザUの人数、提供するコンテンツの種別、時間帯、ユーザUの場所などを含むことができる。これにより、グループ価値Vをより精度よく判定することができる。
例えば、価値判定部54は、価値判定要素「情報提供人数」の価値VDは、情報提供人数N2に係数Vdを乗算して求めることができる。価値判定要素「情報提供」の価値VEは、情報提供Kに係数Veを乗算して求めることができる。
また、上述の実施形態では、移動速度の情報として、「停止中」と「走行中」の例を説明したが、移動速度は、例えば、「定速」、「加速中」、「減速中」、「定速」などを含んでもよい。
[7.ハードウェア構成]
なお、実施形態における情報提供装置1や無線端末2、3は、例えば図11に示すような構成のコンピュータ80によって実現される。図11は、情報提供装置1や無線端末2、3の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ80は、CPU(Central Processing Unit)81、RAM(Random Access Memory)82、ROM(Read Only Memory)83、HDD(Hard Disk Drive)84、通信インターフェイス(I/F)85、入出力インターフェイス(I/F)86、およびメディアインターフェイス(I/F)87を備える。
CPU81は、ROM83またはHDD84に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM83は、コンピュータ80の起動時にCPU81によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ80のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD84は、CPU81によって実行されるプログラムおよび当該プログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス85は、通信部11または通信部30に対応し、通信ネットワーク8を介して他の機器からデータを受信してCPU81へ送り、CPU81が生成したデータを、通信ネットワーク8を介して他の機器へ送信する。
CPU81は、入出力インターフェイス86を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU81は、入出力インターフェイス86を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU81は、生成したデータを、入出力インターフェイス86を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス87は、記録媒体88に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM82を介してCPU81に提供する。CPU81は、当該プログラムを、メディアインターフェイス87を介して記録媒体88からRAM82上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体88は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
コンピュータ80が情報提供装置1として機能する場合、コンピュータ80のCPU81は、RAM82上にロードされたプログラムを実行することにより、特定部52、取得部53、価値判定部54、受容度判定部55、配信先決定部56、情報提供部57、広告情報取得部51および広告効果判定部58の各機能を実現する。また、HDD84は、記憶部31の機能を実現し、価値判定テーブルおよび受容度判定テーブルなどが格納される。
また、コンピュータ80が無線端末2、3として機能する場合、コンピュータ80のCPU81は、RAM82上にロードされたプログラムを実行することにより表示制御部21および情報処理部22の各機能を実現する。
コンピュータ80のCPU81は、これらのプログラムを、記録媒体88から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信ネットワーク8を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
[8.効果]
実施形態にかかる情報提供装置1は、特定部52と、価値判定部54と、情報提供部57とを備える。特定部52は、行動を共にする2以上のユーザUのグループGを特定する。価値判定部54は、特定部52によって特定されたグループGの情報提供先としての価値であるグループ価値Vを判定する。情報提供部57は、価値判定部54によって判定されたグループ価値Vに基づいて、情報提供先を決定する。そのため、例えば、情報提供装置1は、グループ価値に対応する配信料が設定された情報を提供することができる。これにより、適切な配信料で情報配信を行うことができ、情報提供による収益を向上させることができる。
また、価値判定部54は、特定部52によって特定されたグループGに含まれるユーザUの数、ユーザの属性およびユーザUの行動履歴の少なくとも一つに基づいて、グループ価値Vを判定する。このように、グループGに含まれるユーザUに基づいてグループ価値Vを判定することから、グループ価値Vを精度よく判定することができる。
また、価値判定部54は、特定部52によって特定されたグループGの属性および行動履歴の少なくとも一つに基づいて、グループ価値Vを判定する。グループGをまとめて一つの判断指標としてグループ価値Vを判定することから、グループ価値Vを精度よく判定することができる。
また、価値判定部54は、特定部52によって特定されたグループGに属するユーザUが情報を受容可能な度合いに基づいて、グループ価値Vを判定する。これにより、情報の受容度合いを含むグループ価値Vを判定でき、グループ価値Vを精度よく判定することができる。
実施形態にかかる情報提供装置1は、受容度判定部55と、配信先決定部56とを備える。受容度判定部55は、特定部52によって特定されたグループGに含まれる2以上のユーザUのそれぞれが情報を受容可能な度合いを示す情報受容度を判定する。配信先決定部56は、グループ価値Vと、グループGに属する2以上のユーザUのそれぞれの情報受容度とに基づいて、グループGに属する2以上のユーザUのうち情報提供先にするユーザUを決定する。情報提供部57は、配信先決定部56によって情報提供先として決定されたユーザUに対して情報提供を行う。このように、グループGの価値のみならず、さらに、ユーザUの情報受容度に基づいて情報提供先を決定することから、コンテンツを効果的に提供することが可能となる。
また、配信先決定部56は、グループ価値Vに基づいて、情報提供先にするグループGを決定した後、グループGに属するユーザUの情報受容度に基づいて、情報提供先のグループGに含まれる2以上のユーザUのうち情報提供先にするユーザUを決定する。これにより、グループ価値Vが高いグループGに属するユーザUへ情報提供が行われることから、効果的にコンテンツを提供することが可能となる。
また、配信先決定部56は、グループ価値VとグループGに属する2以上のユーザUのそれぞれの情報受容度とに基づいて判定される配信スコアに基づいてグループGに属する2以上のユーザUのうち情報提供先にするユーザUを決定する。配信スコアは、2以上のユーザUのそれぞれの情報提供先としての価値である。これにより、グループ価値Vが高く且つ情報受容度が高いユーザUへ情報提供が行われることから、効果的にコンテンツを提供することが可能となる。
また、受容度判定部55は、グループGに属する2以上のユーザUのそれぞれの移動状態およびグループGにおける役割の少なくとも一つに基づいて、グループGに属する2以上のユーザUのそれぞれの情報受容度を判定する。このように、ユーザUの移動状態やグループGにおけるユーザUの役割に基づいて情報受容度を判定することから、移動しているユーザUの情報受容度を適切に把握することができる。
また、情報提供部57は、情報提供先にするユーザUに応じた種別の情報をユーザUに提供する。これにより、ユーザUに対してコンテンツを適切に提供することができる。
また、特定部52は、複数のユーザUがそれぞれ有する無線端末2で受信される無線信号に基づいて、複数のユーザUの中から行動を共にする2以上のユーザUを特定する。これにより、行動を共にするユーザUを容易に判定することができる。
また、特定部52は、2以上のユーザUがそれぞれ有する無線端末2間で無線信号が所定時間以上送受信される場合に、2以上のユーザUが行動を共にしていると判定する。これにより、例えば、別途設備を設けることなく、無線端末2を所持しているユーザUの中から行動を共にするユーザUを容易に判定することができる。
また、特定部52は、2以上のユーザUがそれぞれ有する無線端末2が同一の無線端末3(無線通信手段の一例)からの無線信号を所定時間以上受信している場合に、2以上のユーザUが行動を共にしていると判定する。これにより、例えば、無線端末3を設置することによって、無線端末2を所持しているユーザUの中から行動を共にするユーザUを容易に判定することができる。
また、特定部52は、ユーザUの無線端末2によって検出された地磁気データに基づいて特定されたユーザUの位置から、行動を共にする2以上のユーザを特定する。これにより、例えば、GPSによる位置検出が難しいビル内や地下内において精度よくユーザUの位置を検出することができる。
また、情報提供装置1は、広告情報取得部51を備える。広告情報取得部51は、入札単価および広告コンテンツを含む複数の広告要求を複数の広告主から取得する。情報提供部57は、グループ価値Vと入札単価とに基づいて、複数の広告要求に含まれる複数の広告コンテンツの中からグループGに属する少なくとも1以上のユーザUへ配信する広告コンテンツを決定する。これにより、グループ価値に対応する入札単価が設定された情報を提供することができ、情報提供による収益を向上させることができる。
[9.その他]
上述した情報提供装置1は、それぞれ複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。また、図1、図3および図4等に示す矢印は、データや制御などの流れについて補助的に示すもので、他の流れを否定するものでも、方向の限定を意味するものでもない。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 情報提供装置
2 無線端末
3 無線端末(無線通信手段の一例)
30 通信部
31 記憶部
32 制御部
41 ユーザ情報記憶部
42 判定情報記憶部
43 コンテンツ記憶部
51 広告情報取得部
52 特定部
53 取得部
54 価値判定部
55 受容度判定部
56 配信先決定部
57 情報提供部
58 広告効果判定部

Claims (16)

  1. 行動を共にする2以上のユーザのグループを特定する特定部と、
    前記特定部によって特定された前記グループの情報提供先としての価値を判定する価値判定部と、
    前記価値判定部によって判定された前記グループの前記価値に基づいて、情報提供先を決定する情報提供部と、
    を備えることを特徴とする情報提供装置。
  2. 前記価値判定部は、
    前記特定部によって特定された前記グループに含まれるユーザの数、ユーザの属性およびユーザの行動履歴の少なくとも一つに基づいて、前記グループの前記価値を判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提供装置。
  3. 前記価値判定部は、
    前記特定部によって特定された前記グループの属性および行動履歴の少なくとも一つに基づいて、前記グループの前記価値を判定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報提供装置。
  4. 前記価値判定部は、
    前記特定部によって特定された前記グループに属する前記ユーザが情報を受容可能な度合いに基づいて、前記グループの前記価値を判定する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の情報提供装置。
  5. 前記特定部によって特定された前記グループに含まれる前記2以上のユーザのそれぞれが情報を受容可能な度合いを示す情報受容度を判定する受容度判定部と、
    前記グループの前記価値と、前記2以上のユーザのそれぞれの前記情報受容度とに基づいて、前記2以上のユーザのうち情報提供先にするユーザを決定する配信先決定部と、
    前記情報提供部は、
    前記配信先決定部によって前記情報提供先として決定されたユーザに対して情報提供を行う
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の情報提供装置。
  6. 前記配信先決定部は、
    前記グループの前記価値に基づいて、前記情報提供先にするグループを決定した後、前記情報受容度に基づいて、前記決定したグループに含まれる前記2以上のユーザのうち前記情報提供先にするユーザを決定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報提供装置。
  7. 前記配信先決定部は、
    前記グループの前記価値と前記2以上のユーザのそれぞれの前記情報受容度とに基づいて判定される前記2以上のユーザのそれぞれの前記情報提供先としての価値に基づいて、前記2以上のユーザのうち前記情報提供先にするユーザを決定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報提供装置。
  8. 前記受容度判定部は、
    前記2以上のユーザのそれぞれの移動状態および前記グループにおける役割の少なくとも一つに基づいて、前記2以上のユーザのそれぞれの前記情報受容度を判定する
    ことを特徴とする請求項5〜7のいずれか一つに記載の情報提供装置。
  9. 前記情報提供部は、
    前記情報提供先にするユーザに応じた種別の情報を前記ユーザに提供する
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の情報提供装置。
  10. 前記特定部は、
    複数のユーザがそれぞれ有する無線端末で受信される無線信号に基づいて、前記複数のユーザの中から行動を共にする前記2以上のユーザを特定する
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の情報提供装置。
  11. 前記特定部は、
    前記2以上のユーザがそれぞれ有する無線端末間で無線信号が所定時間以上送受信される場合に、前記2以上のユーザが行動を共にしていると判定する
    ことを特徴とする請求項10に記載の情報提供装置。
  12. 前記特定部は、
    前記2以上のユーザがそれぞれ有する無線端末が同一の無線通信手段からの無線信号を所定時間以上受信している場合に、前記2以上のユーザが行動を共にしていると判定する
    ことを特徴とする請求項10または11に記載の情報提供装置。
  13. 前記特定部は、
    前記ユーザの無線端末によって検出された地磁気データに基づいて特定された前記ユーザの位置から、行動を共にする2以上のユーザを特定する
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の情報提供装置。
  14. 入札単価および広告コンテンツを含む複数の広告要求を複数の広告主から取得する広告情報取得部を備え、
    前記情報提供部は、
    前記グループの前記価値と前記入札単価とに基づいて、前記複数の広告要求に含まれる複数の広告コンテンツの中から前記グループに属する少なくとも1以上のユーザへ配信する広告コンテンツを決定する
    ことを特徴とする請求項1〜13のいずれか一つに記載の情報提供装置。
  15. 行動を共にする2以上のユーザのグループを特定する手順と、
    前記特定された前記グループの情報提供先としての価値を判定する手順と、
    前記判定された前記グループの前記価値に基づいて、情報提供先を決定する手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報提供プログラム。
  16. コンピュータが、
    行動を共にする2以上のユーザのグループを特定する工程と、
    前記特定された前記グループの情報提供先としての価値を判定する工程と、
    前記判定された前記グループの前記価値に基づいて、情報提供先を決定する工程と、
    を実行することを特徴とする情報提供方法。
JP2015180972A 2015-09-14 2015-09-14 情報提供装置、情報提供プログラムおよび情報提供方法 Active JP5937733B1 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015180972A JP5937733B1 (ja) 2015-09-14 2015-09-14 情報提供装置、情報提供プログラムおよび情報提供方法
US15/224,912 US20170078844A1 (en) 2015-09-14 2016-08-01 Information providing apparatus, information providing method, and non-transitory computer readable storage medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015180972A JP5937733B1 (ja) 2015-09-14 2015-09-14 情報提供装置、情報提供プログラムおよび情報提供方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5937733B1 JP5937733B1 (ja) 2016-06-22
JP2017058766A true JP2017058766A (ja) 2017-03-23

Family

ID=56184768

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015180972A Active JP5937733B1 (ja) 2015-09-14 2015-09-14 情報提供装置、情報提供プログラムおよび情報提供方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20170078844A1 (ja)
JP (1) JP5937733B1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019036049A (ja) * 2017-08-10 2019-03-07 トヨタ自動車株式会社 デジタルサイネージ制御装置、デジタルサイネージ制御方法、プログラム、記録媒体
JP2019211305A (ja) * 2018-06-04 2019-12-12 Kddi株式会社 情報提供システム、端末装置、情報配信装置、情報提供方法及びコンピュータプログラム
WO2019235463A1 (ja) * 2018-06-04 2019-12-12 Kddi株式会社 情報提供システム、端末装置、情報配信装置、情報提供方法及びコンピュータプログラム
JP2022025080A (ja) * 2018-06-04 2022-02-09 Kddi株式会社 情報配信装置、情報提供システム、情報提供方法及びコンピュータプログラム
JP2022144325A (ja) * 2021-03-18 2022-10-03 ヤフー株式会社 提供装置、提供方法及び提供プログラム
WO2023181109A1 (ja) * 2022-03-22 2023-09-28 シャープNecディスプレイソリューションズ株式会社 情報処理装置、表示システム、情報処理方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9900747B1 (en) * 2017-05-16 2018-02-20 Cambridge Mobile Telematics, Inc. Using telematics data to identify a type of a trip
US10701263B2 (en) * 2017-07-18 2020-06-30 Ricoh Company, Ltd. Browsing system, image distribution apparatus, and image distribution method
JP7244458B2 (ja) * 2020-06-03 2023-03-22 ヤフー株式会社 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3919441B2 (ja) * 2000-11-07 2007-05-23 富士通株式会社 広告先決定処理方法及び広告提供先決定方法
JP5203847B2 (ja) * 2008-08-18 2013-06-05 ヤフー株式会社 仮定ターゲティング属性に基づく広告配信方法
US20120130806A1 (en) * 2010-11-18 2012-05-24 Palo Alto Research Center Incorporated Contextually specific opportunity based advertising
KR101689760B1 (ko) * 2010-12-30 2016-12-26 네이버 주식회사 사용자 그룹에 기초한 광고 제공 시스템 및 방법
JP2013047885A (ja) * 2011-08-29 2013-03-07 Nec Corp 広告配信システム、広告配信装置、広告配信方法、及びプログラム
JP5822231B2 (ja) * 2012-02-29 2015-11-24 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation 情報を検索する情報端末、サーバ、情報システム、方法及びプログラム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019036049A (ja) * 2017-08-10 2019-03-07 トヨタ自動車株式会社 デジタルサイネージ制御装置、デジタルサイネージ制御方法、プログラム、記録媒体
JP2019211305A (ja) * 2018-06-04 2019-12-12 Kddi株式会社 情報提供システム、端末装置、情報配信装置、情報提供方法及びコンピュータプログラム
WO2019235463A1 (ja) * 2018-06-04 2019-12-12 Kddi株式会社 情報提供システム、端末装置、情報配信装置、情報提供方法及びコンピュータプログラム
JP2022025080A (ja) * 2018-06-04 2022-02-09 Kddi株式会社 情報配信装置、情報提供システム、情報提供方法及びコンピュータプログラム
JP7171870B2 (ja) 2018-06-04 2022-11-15 Kddi株式会社 情報配信装置、情報提供システム、情報提供方法及びコンピュータプログラム
JP2022144325A (ja) * 2021-03-18 2022-10-03 ヤフー株式会社 提供装置、提供方法及び提供プログラム
WO2023181109A1 (ja) * 2022-03-22 2023-09-28 シャープNecディスプレイソリューションズ株式会社 情報処理装置、表示システム、情報処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5937733B1 (ja) 2016-06-22
US20170078844A1 (en) 2017-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5937733B1 (ja) 情報提供装置、情報提供プログラムおよび情報提供方法
US11488277B2 (en) Personalizing ride experience based on contextual ride usage data
US10726438B2 (en) Personalized contextual coupon engine
US9933265B2 (en) Way finder using proximity events
US20160063567A1 (en) Marketing platform that identifies particular user attributes for marketing purposes
CN107851231A (zh) 基于活动模型的活动检测
US20140012806A1 (en) Location graph based derivation of attributes
US20140032327A1 (en) Communication system including digital signage and related mobile content
US20130006754A1 (en) Multi-step impression campaigns
US20150084838A1 (en) Public Signage
US20120323689A1 (en) Systems and methods for advertising and monetization in location based spatial networks
WO2012173734A1 (en) Systems and methods for location based social network
US10055752B2 (en) Method and apparatus for performing real-time out home advertising performance analytics based on arbitrary data streams and out of home advertising display analysis
JP5905151B1 (ja) 情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法
CN104756143A (zh) 获得事件评论
US10366416B2 (en) Beacon based campaign management
JP6588033B2 (ja) パーソナルインテリジェンスプラットフォーム
JP7032341B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
US20160155151A1 (en) Advertisement system, and advertisement processing device
US20140279012A1 (en) Targeted advertisements for travel region demographics
US20230236033A1 (en) Method for Generating Personalized Transportation Plans Comprising a Plurality of Route Components Combining Multiple Modes of Transportation
JP5996749B1 (ja) 情報提供装置、情報提供プログラムおよび情報提供方法
US9967352B2 (en) Communication system with location based services mechanism and method of operation thereof
US20140187269A1 (en) Location and time-aware systems and methods for mobile user context detection
US20190213640A1 (en) Dynamic location type determination based on interaction with secondary devices

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160419

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160512

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5937733

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250