JP2017056549A - ロボット装置、ロボット制御方法、プログラム、記録媒体及び組立部品の製造方法 - Google Patents

ロボット装置、ロボット制御方法、プログラム、記録媒体及び組立部品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】制御の途中で停止命令を受けた場合、ロボットやワークにかかる負荷を減らしてロボットの動作を停止させる。【解決手段】ロボット200は、電動モータ211〜216と、トルクセンサ541〜546とを有する。ロボット制御装置300は、手先に作用する力と力目標値との力偏差が小さくなるように各電動モータ211〜216に対するトルク指令値を求め、各トルク指令値に基づき各電動モータ211〜216の駆動を制御し、停止命令を受けたとき、力目標値を減衰させて、ロボット200の動作を停止させる。【選択図】図3

Description

本発明は、力制御の途中で停止命令を受けた場合にロボットの動作を停止させるロボット装置、ロボット制御方法、プログラム、記録媒体及び組立部品の製造方法に関する。
ロボットは、主として位置制御と力制御のいずれかで制御が行われている。位置制御では、ワークとの接触を伴うような作業を行う際に、ワークの位置誤差などがあるとワークやロボットに負荷がかかり作業が困難になる。
このため、力制御として、位置ベース力制御(アドミッタンス制御)が行われる。位置ベース力制御では、ロボットの先端部に設けられた力センサの値に基づきワークに倣うような位置指令値を計算する。位置ベース力制御の途中で停止命令をうけた場合、位置制御に切り替えてロボットの減速停止を行っていた(特許文献1参照)。
しかし、位置ベース力制御は、位置制御をマイナーループとして利用するため、その応答性は、位置制御の応答性よりも低下する。一般的に位置制御の応答周波数は、ロボットの固有振動数に制約される。特に、接触時は、安定性の問題から応答性が高めることが難しい。
このため、応答性の高い力制御を行うロボットの開発が行われている。具体的には、トルク指令値で力制御を行うことで、ロボットの固有振動数に制約を受けずに応答性を高めることができるトルクベース力制御が開発されている。
特許第5371882号公報
しかしながら、ロボットには部品製作誤差に起因する機差があり、位置決め誤差が生じる。機差を正確に把握することは困難であり、ロボットを位置制御で動作させる場合、目標位置と少しずれた位置に移動することになる。
このため、応答性の高いトルクベース力制御において、上記特許文献1のように力制御で倣っている状態から位置制御に切り替えて停止させた際に、ロボットの機差の影響により位置制御における目標位置からずれた位置でロボットが停止する。このため、ロボットとワーク又はロボットが把持しているワークと別のワークとが接触している場合は、ロボット及びワークの双方に過負荷がかかるという問題があった。
更に、トルクベース力制御は応答性が高い。速度が速いと停止命令を受けた際にロボットが減速停止するまでの時間がかかる。このため、ロボットが停止目標位置で停止できずに行き過ぎてしまう可能性がある。ロボットが停止目標位置に対して行き過ぎた場合は、同様にロボットやワークに過負荷がかかるという問題があった。
例えば、トルクベース力制御を用いてペグインホールといった嵌合動作を行う場合、位置制御で減速停止させると、機差から生じる位置ずれや応答性が高いために生じる行き過ぎがある。このため、ワークに無理な力がかかり、ワークが嵌合穴に引っ掛かることがあった。嵌合穴に引っ掛かったワークを外すことは困難なため、復帰に時間がかかるという問題があった。嵌合動作以外でも、ワークをある一定の力で押しつけるような押しつけ動作の途中に、位置制御で減速停止させると、過剰な力で押しつけることになり、前述のようにロボットやワークに過負荷がかかるという問題があった。
そこで、本発明は、力制御の途中で停止命令を受けた場合、ロボットやワークにかかる負荷を減らしてロボットの動作を停止させることを目的とする。
本発明のロボット装置は、各関節を駆動する複数のモータと、手先に作用する力に応じた信号を生成するセンサとを有するロボットと、前記手先に作用する力に応じた信号を生成するセンサから信号を取得して、前記手先に作用する力と力目標値との力偏差が小さくなるように、前記各モータに対するトルク指令値を求め、前記各モータに対するトルク指令値に基づき前記各モータの駆動を制御し、停止命令を受けたとき、前記力目標値を減衰させて、前記各モータに対するトルク指令値を求め、前記各モータの駆動を制御することで、前記ロボットの動作を停止させる停止処理を実行する制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、トルクベース力制御を行っている途中で停止命令を受けた際に、ロボットやワークにかかる負荷を減らしながらロボットの動作を停止させることが可能となる。
第1実施形態に係るロボット装置の概略構成を示す斜視図である。 第1実施形態に係るロボット装置のロボット制御装置を示すブロック図である。 第1実施形態に係るロボット装置の制御系を示す制御ブロック図である。 第1実施形態においてロボットを力制御する際のフローチャートである。 第1実施形態においてロボットを位置制御する際のフローチャートである。 第1実施形態におけるロボットにより組付け作業を行っている状態を示す模式図である。 図3の力制御部の詳細を示すブロック図である。 第1実施形態に係る組立部品の製造方法を示すフローチャートである。 (a)〜(c)は、時間に対する力目標値を示すグラフである。 時間に対する手先の位置及び位置目標値のグラフである。 (a)は、トルクベース力制御を維持したまま停止処理を行ったときのロボットハンドの変位を示すグラフである。(b)は、位置制御に切り替えて停止処理を行ったときのロボットハンドの変位を示すグラフである。 (a)〜(d)は、時間に対する速度目標値Pref(・)を示すグラフである。 (a)〜(b)は、時間に対する剛性係数Krefを示すグラフである。 (a)〜(b)は、時間に対する粘性係数Drefを示すグラフである。 第5実施形態に係るロボット装置の制御系を示す制御ブロック図である。 ワーク接触時の時間に対する手先力Fの変化を示すグラフである。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係るロボット装置の概略構成を示す斜視図である。図1に示すように、ロボット装置100は、多関節のロボット200と、ロボット200の動作を制御する制御部としてのロボット制御装置300と、を備えている。また、ロボット装置100は、ロボット制御装置300に教示データを送信する教示装置としてのティーチングペンダント400を備えている。ティーチングペンダント400は、操作者が操作するものであり、ロボット200やロボット制御装置300の動作を指定するのに用いる。
ロボット200は、垂直多関節のロボットである。具体的に説明すると、ロボット200は、垂直多関節のロボットアーム251と、ロボットアーム251の先端に取り付けられたエンドエフェクタとしてのロボットハンド252と、を備えている。以下、エンドエフェクタがロボットハンド252である場合について説明するが、これに限定するものではなく、ツール等であってもよい。ロボットアーム251の基端は、台座Bに固定されている。ロボットハンド252は、物体(部品やツール等)を把持(支持)するものである。
ロボット200、即ちロボットアーム251は、複数の関節、例えば6つ関節(6軸)J〜Jを有している。ロボットアーム251は、各関節J〜Jを各関節軸A〜Aまわりにそれぞれ回転駆動する複数(6つ)のサーボモータ201〜206を有している。
ロボットアーム251は、複数のリンク(フレーム)210〜210が各関節J〜Jで回転可能に連結されている。ここで、基端側から先端側に向かって、リンク210〜210が順に直列に連結されている。ロボットアーム251は、可動範囲の中であれば、任意の3次元位置で任意の3方向の姿勢に、ロボット200の手先(ロボットアーム251の先端)を向けることができる。
ロボットアーム251の位置及び姿勢は、座標系で表現することができる。座標系Toは、ロボットアーム251の基端、即ち台座Bに固定した座標系を表し、座標系Teはロボット200の手先(ロボットアーム251の先端)に固定した座標系を表す。
ここで、ロボット200の手先とは、第1実施形態では、ロボットハンド252が物体を把持(支持)していない場合には、ロボットハンド252のことである。ロボットハンド252が物体を把持(支持)している場合は、ロボットハンド252と把持(支持)している物体(例えば部品やツール等)とを含めてロボット200の手先という。つまり、ロボットハンド252が物体を把持している状態であるか物体を把持していない状態であるかにかかわらず、ロボットアーム251の先端から先を手先という。
各サーボモータ201〜206は、各関節J〜Jをそれぞれ駆動する電動モータ(モータ)211〜216と、各電動モータ211〜216にそれぞれ接続されたセンサ部221〜226とを有している。各センサ部221〜226は、各関節J〜Jの位置(角度)を検知する、即ち位置(角度)に応じた信号を生成する位置センサ(角度センサ)を有する。また、各センサ部221〜226は、各関節J〜Jのトルクを検知する、即ちトルクに応じた信号を生成するトルクセンサを有する。また、各サーボモータ201〜206は、不図示の減速機を有し、直接、又は不図示のベルトやベアリング等の伝達部材を介して各関節J〜Jで駆動されるフレームに接続されている。
ロボットアーム251の内部には、各サーボモータ201〜206の電動モータ211〜216の駆動を制御する駆動制御部としてのサーボ制御部230が配置されている。
サーボ制御部230は、入力した各関節J〜Jに対応する各トルク指令値に基づき、各関節J1〜J6のトルクがトルク指令値に追従するよう、各電動モータ211〜216に電流を出力し、各電動モータ211〜216の駆動を制御する。なお、第1実施形態では、サーボ制御部230が1つの制御装置で構成されているものとして説明しているが、各電動モータ211〜216にそれぞれ対応した複数の制御装置の集合体で構成されていてもよい。また、第1実施形態では、サーボ制御部230は、ロボットアーム251の内部に配置されているが、ロボット制御装置300の筐体内部に配置されていてもよい。
また、ロボット200のロボットアーム251は、各関節J〜Jをそれぞれ制動する複数のブレーキ(例えばディスクブレーキ)231〜236を有する。各ブレーキ231〜236を作動させることにより、各関節J〜Jが動かないように各関節J〜Jを固定することができる。
また、第1実施形態では、ティーチングペンダント400は、操作者の操作によりロボット制御装置300に停止命令を送信する停止操作部としての停止ボタン401を有する。
次に、ロボット制御装置300について説明する。図2は、第1実施形態に係るロボット装置のロボット制御装置を示すブロック図である。ロボット制御装置300は、コンピュータで構成されており、処理部としてのCPU(Central Processing Unit)301を備えている。また、ロボット制御装置300は、記憶部として、ROM(Read Only Memory)302、RAM(Random Access Memory)303、HDD(Hard Disk Drive)304を備えている。また、ロボット制御装置300は、記録ディスクドライブ305、各種のインタフェース306〜309を備えている。
CPU301には、ROM302、RAM303、HDD304、記録ディスクドライブ305、各種のインタフェース306〜309が、バス310を介して接続されている。ROM302には、BIOS等の基本プログラムが格納されている。RAM303は、CPU301の演算処理結果等、各種データを一時的に記憶する記憶装置である。
HDD304は、CPU301の演算処理結果や外部から取得した各種データ等を記憶する記憶装置であると共に、CPU301に、後述する演算処理を実行させるためのプログラム330を記録するものである。CPU301は、HDD304に記録(格納)されたプログラム330に基づいてロボット制御方法の各工程を実行する。
記録ディスクドライブ305は、記録ディスク331に記録された各種データやプログラム等を読み出すことができる。
ティーチングペンダント400はインタフェース306に接続されている。CPU301はインタフェース306及びバス310を介してティーチングペンダント400からの教示データの入力を受ける。
サーボ制御部230は、インタフェース309に接続されている。CPU301は、サーボ制御部230、インタフェース309及びバス310を介して各センサ部221〜226から信号を取得する。また、CPU301は、各関節のトルク指令値のデータを所定時間間隔でバス310及びインタフェース309を介してサーボ制御部230に出力する。
インタフェース307には、モニタ321が接続されており、モニタ321には、CPU301の制御の下、各種画像が表示される。インタフェース308は、書き換え可能な不揮発性メモリや外付けHDD等の記憶部である外部記憶装置322が接続可能に構成されている。
なお、第1実施形態では、コンピュータ読み取り可能な記録媒体がHDD304であり、HDD304にプログラム330が格納される場合について説明するが、これに限定するものではない。プログラム330は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であれば、いかなる記録媒体に記録されていてもよい。例えば、プログラム330を供給するための記録媒体としては、図2に示すROM302,記録ディスク331、外部記憶装置322等を用いてもよい。具体例を挙げて説明すると、記録媒体として、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、DVD−ROM、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性メモリ、HDD、ROM等を用いることができる。
図3は、第1実施形態に係るロボット装置の制御系を示す制御ブロック図である。ロボット制御装置300のCPU301は、プログラム330を実行することにより、力検出部504、力制御部505及び位置目標値生成部506として機能する。サーボ制御部230は、複数(6関節であるので6つ)の切替制御部511〜516と、複数(6関節であるので6つ)の位置制御部521〜526と、複数(6関節であるので6つ)のモータ制御部531〜536として機能する。
各センサ部221〜226は、各角度センサ(位置センサ)551〜556と、各トルクセンサ541〜546とを有する。各角度センサ551〜556は、各電動モータ211〜216又は各関節J〜Jの角度(位置)をそれぞれ検知する、即ち角度(位置)に応じた信号を生成するロータリエンコーダ(エンコーダ)である。
第1実施形態では、各角度センサ551〜556は、各電動モータ211〜216の角度θ〜θを直接検知する。なお、各関節J〜Jの角度q〜qは、不図示の減速機の減速比等に基づき、各角度θ〜θから求めることができる。したがって、各角度センサ551〜556は、各関節J〜Jの角度q〜qを間接的に検知していることになる。
各トルクセンサ541〜546は、各関節J〜Jのトルクτ〜τをそれぞれ検知する、即ちトルクに応じた信号を生成するセンサである。複数の角度センサ551〜556でロボット200の手先の位置(姿勢も含む)Pを検知する、即ち位置Pに応じた信号を生成するセンサである位置検知部550が構成されている。また、複数のトルクセンサ541〜546でロボット200の手先に作用する力(手先力)Fを検知する、即ち力Fに応じた信号を生成するセンサである力検知部540が構成されている。
ティーチングペンダント400は、操作者の操作により、力教示データ501に含まれる力目標値Frefと、位置教示データ502に含まれる位置目標値PrefとをCPU301に出力する。力目標値Frefは、ロボット200の手先力の目標値であり、操作者がティーチングペンダント400を用いて設定する。位置目標値Prefは、ロボット200の手先位置の目標値であり、操作者がティーチングペンダント400を用いて設定する。外部記憶装置322にはロボットモデル503が記憶されている。
また、ティーチングペンダント400は、停止ボタン401が操作者に操作されたとき、停止命令をCPU301の力制御部505に出力する。
力検出部504は、各トルクセンサ541〜546から取得したトルクτ〜τ及び各角度センサ551〜556から取得した角度q〜qに応じた信号を用いて、ロボット200の手先の現在位置P(t)とそのときのロボット200の手先力Fを求める。このとき力検出部504は、ロボット200の手先の現在位置P(t)を、各角度センサ551〜556から取得した角度q〜qに応じた信号を用いて求める。なお、力検出部504は、手先に取り付けられた力覚センサ(不図示)を用いて、ロボット200の手先力Fを算出してもよい。
力制御部505は、ロボットモデル503(仮想質量Mref)、力目標値Fref、位置目標値Pref、剛性係数Kref、粘性係数Dref、現在位置P(t)及び力Fの値を示す信号の入力を受ける。そして、力制御部505は、これら値を用いて、各関節J〜Jに対するトルク指令値τMFref1〜τMFref6を求める。このとき、手先力Fと力目標値Frefとの力偏差、手先の位置P(t)と位置目標値Prefとの位置偏差、及び手先の速度P(t)(・)と速度目標値Pref(・)との速度偏差が小さくなるようにトルク指令値τMFref1〜τMFref6を求める。力制御部505は、求めた各トルク指令値τMFref1〜τMFref6を各切替制御部511〜516に出力する。ここで、速度P(t)(・)は、位置P(t)を時間で微分することにより求まり、速度目標値Pref(・)は、位置目標値Prefを時間で微分することにより求まる。したがって、第1実施形態では、力制御部505が位置検知部550の検知結果である手先の位置P(t)から手先の速度P(t)(・)を求めることになる。なお、位置検知部550が演算を行って手先の速度P(t)(・)のデータそのものを出力するようにしてもよく、この場合は、位置検知部550が手先の速度を検知する速度検知部、つまり手先の速度に対応する信号を生成するセンサも兼ねることになる。なお、(・)は、時間で1階微分することを意味する。
位置目標値生成部506は、手先の位置目標値Prefから逆運動学計算により各関節J〜Jの角度指令値(位置指令値)qref1〜qref6を求め、各角度指令値qref1〜qref6を各位置制御部521〜526に出力する。
各位置制御部521〜526は、各関節J〜Jの角度q〜qと各関節J〜Jの角度指令値qref1〜qref6との角度偏差が小さくなるようトルク指令値τMPref1〜τMPref6を求める。なお、この角度偏差を小さくすることは、各電動モータ211〜216の角度と角度指令値qref1〜qref6を減速機の減速比等で換算した角度指令値との角度偏差を小さくすることと等価である。各位置制御部521〜526は、各トルク指令値τMPref1〜τMPref6を各切替制御部511〜516に出力する。
各切替制御部511〜516は、トルクベース力制御を行う力制御モードと、位置制御を行う位置制御モードとを切り替え制御する。各切替制御部511〜516は、力制御モード時は、各トルク指令値τMFref1〜τMFref6を各トルク指令値τMref1〜τMref6として各モータ制御部531〜536に出力する。また、各切替制御部511〜516は、位置制御モード時は、各トルク指令値τMPref1〜τMPref6を各トルク指令値τMref1〜τMref6として各モータ制御部531〜536に出力する。
各モータ制御部531〜536は、各電動モータ211〜216の角度(位置)θ〜θに基づき、各トルク指令値τMref1〜τMref6を実現するように各電流Cur〜Curを各電動モータ211〜216に通電する。
次に、ロボット200の力制御について説明する。図4は、第1実施形態においてロボット200を力制御する際のフローチャートである。
まず、操作者が力目標値Frefと位置目標値Prefとをティーチングペンダント400に入力する(S1)。力目標値Frefは、力教示データ501に格納され、位置目標値Prefは、位置教示データ502に格納される。位置目標値Prefは、力制御動作を開始する位置である。
力制御部505は、手先力Fが力目標値Frefに倣うよう、即ち手先力Fと力目標値Frefとの偏差が小さくなるようロボットモデル503を用いて各モータ211〜216に対するトルク指令値(力)τMFref1〜τMFref6を算出する(S2)。
各切替制御部511〜516は、各モータ制御部531〜536にトルク指令値(力)τMFref1〜τMFref6をトルク指令値τMref1〜τMref6として出力する(S3)。
各モータ制御部531〜536は、各電動モータ211〜216の角度θ〜θに基づいて、各トルク指令値τMref1〜τMref6を実現するよう通電制御する(S4)。
各電動モータ211〜216は、通電されることにより各関節トルクτ〜τを発生する(S5)。
各角度センサ551〜556は、各関節J〜Jの角度q〜q(各電動モータ211〜216の角度θ〜θ)を検知する。各トルクセンサ541〜546は、各関節J〜Jのトルクτ〜τを検知する(S6)。各関節J〜Jの角度q〜qと各関節J〜Jのトルクτ〜τは、ロボット制御装置300のCPU301にフィードバックされる。
力検出部504(CPU301)は、ロボットモデル503と各関節J〜Jの角度q〜qに基づいて各関節J〜Jのトルクτ〜τを、現在の位置P(t)にいてロボット200の手先にかかる手先力Fに変換する(S7)。なお、関節J〜Jの角度q〜qの代わりに電動モータ211〜216の角度θ〜θを用いてもよい。
CPU301は、駆動が終了したか否かを判定し(S8)、終了していない場合は(S8:No)、ステップS2〜S7を繰り返す。上記フローに従って各電動モータ211〜216を駆動することで、ロボット200の手先にかかる力Fを所望の力目標値Frefに制御することが可能である。なお、図4に示すフローチャートの順番に限定するものではなく、他の順番でも力制御は可能である。
次に、ロボット200の位置制御について説明する。図5は、第1実施形態においてロボット200を位置制御する際のフローチャートである。
まず、操作者が位置目標値Prefをティーチングペンダント400に入力する(S11)。位置目標値Prefは、位置教示データ502に格納される。
位置目標値生成部506は、ロボットモデル503に基づき、位置目標値Prefを各関節J〜Jの角度指令値qref1〜qref6に変換する(S12)。
各位置制御部521〜526は、各関節J〜Jの角度q〜qが各関節J〜Jの角度指令値qref1〜qref6に倣うよう各電動モータ211〜216のトルク指令値(角度)τMPref1〜τMPref6を算出する(S13)。各関節J〜Jの角度を示す信号としては、角度q〜qの代わりに電動モータ211〜216の角度θ〜θを用いてもよい。
各切替制御部511〜516は、各モータ制御部531〜536にトルク指令値(角度)τMPref1〜τMPref6をトルク指令値τMref1〜τMref6として出力する(S14)。
なお、ステップS15,S16,S17,S18は、ステップS4,S5,S6,S8と同じであり、説明を省略する。上記フローに従って各電動モータ211〜216を駆動することで、ロボット200の手先位置Pを所望の位置目標値Prefに倣うよう制御することが可能である。
ステップS1〜S8の力制御とステップS11〜S18の位置制御とは、切替制御部511〜516にて切り替えられ、作業に応じていずれか一方の制御が選択される。
図6は、第1実施形態におけるロボットにより組付け作業を行っている状態を示す模式図である。第1実施形態では、トルクベース力制御により、ロボットハンド252を下方向に動かし、ロボットハンド252が支持(把持)した第1部品である円柱状ワークW1を第2部品である円環状ワークW2に組付(嵌合)する組付作業(嵌合作業)を行う。
図7は、図3の力制御部505の詳細を示すブロック図である。図8は、第1実施形態に係る組立部品の製造方法を示すフローチャートである。力制御部505は、停止命令確認部601、減速パラメータ設定部602及び力制御計算部603からなる。
まず、力制御部505は、組付作業を開始する(S21)。この組付作業時に、停止命令確認部601は、ロボット200の動作を停止させる停止命令を受けたか否か、つまり停止ボタン401が押されたか否かを判断する(S22:判断処理、判断工程)。停止命令は、CPU301がデバイスに何らかの異常があり停止する必要があると判断した場合、図1のティーチングペンダント400を介して停止命令が出された場合等がある。また、停止命令は、ロボット200の動作を規定するロボットプログラムに予め書き込んでおいてもよく、ロボットプログラムに基づいてロボット200の動作を停止させる場合であってもよい。
力制御計算部603は、下記の変数をもとに式(1)、式(2)により計算を行う。
・与えられた位置目標値:Pref
・与えられた力目標値:Fref
・与えられた剛性係数:Kref
・与えられた粘性係数:Dref
・ロボットモデルに含まれる慣性行列:Λref
・現在位置:P(t)
・力:F
・ロボットモデル及び関節速度q(・)から計算されるヤコビアン:J(q)
・逆動力学計算により算出される慣性行列:M(q)
・逆動力学計算により算出されるコリオリ遠心行列:c(q,q(・))
・逆動力学計算により算出される重力ベクトル:g(q)
・J(q)、M(q)及び現在位置P(t)から算出される行列:Λ(P(t))
Figure 2017056549
Figure 2017056549
なお、式(1)は力制御の一例であり、これに限定するものではない。停止命令確認部601が停止命令を受けていないと判断した場合(S22:No)、力制御計算部603は、式(1)から、図3の切替制御部511〜516に出力するトルク指令値τMFref1〜τMFref6を計算する。そして、力制御計算部603は、組付作業が完了したか否かを判断する(S23)。組付作業が完了していれば(S23:Yes)、そのまま処理を終了し、組付作業が完了していなければ(S23:No)、ステップS22の処理に戻る。
停止命令確認部601がロボット200の動作を停止させる停止命令を受けたと判断した場合(S22:Yes)、減速パラメータ設定部602は、ロボット200の動作を停止させる際に力目標値Frefを減衰させる(S24:停止処理、停止工程)。具体的には、減速パラメータ設定部602は、停止命令を受けた時刻ttrigerから、力目標値Frefを予め設定した停止目標時間内に0に減衰させる。つまり、力目標値Frefは、停止命令を受けた時刻ttriger以後、Fref=F(t)のように時間に依存した項となる。そして、力制御計算部603は、式(1)から、図3の切替制御部511〜516に出力するトルク指令値τMFref1〜τMFref6を計算する。
減衰方法は目的に応じて何通りか考えられる。図9(a)〜図9(c)は、時間に対する力目標値を示すグラフである。具体的には、図9(a)は、停止命令を受けた時刻ttrigerから時間に対して線形で減衰させた力目標値Frefを示すグラフである。図9(b)は、停止命令を受けた時刻ttrigerから時間に対してステップ状に減衰させた力目標値Frefを示すグラフである。図9(c)は、停止命令を受けた時刻ttrigerから時間に対して非線形で減衰させた力目標値Frefを示すグラフである。力目標値Frefは、並進XYZ及び回転XYZからなるベクトルであるが、図9(a)〜図9(c)において、簡単化のためにひとつの方向のみを図示している。
図9(a)〜図9(c)に示す力目標値Frefは、時間に対して単調減少させている。図9(a)に示す力目標値Frefは、線形に減少させている。図9(b)示す力目標値Frefは、停止命令を受けた時刻ttrigerで、「0」に瞬時に切り替えたものであり、図9(a)より減速を早く行いたい場合に用いる。例えば、停止命令時の速度が遅い場合やワークW1がワークW2に接触していない状態で可能な限り早く止めたい場合等に使用することができる。図9(c)示す力目標値Frefは、非線形で減衰させたものであり、図9(a)よりも減速開始時及び停止完了時の動きを滑らかにする場合に用いることができる。例えば、よりワークW1に負荷をかけることなく停止させたい場合に用いることができる。なお、図示した力目標値の減衰方法は、一例であり、これに限定するものではない。また、力目標値Frefを0に減衰させる場合について説明したが、これに限定するものではなく、例えば0近傍の値に減衰させてもよい。
第1実施形態によれば、CPU301は、トルクベース力制御中に停止命令を受けた場合、ロボット200やワークW1,W2にかかる負荷を減らしながらロボット200の動作を停止させることができる。
更に、ステップS24において、第1実施形態では、減速パラメータ設定部602は、停止命令を受けた時刻ttriger以降、力制御の制御目標である位置目標値Prefを現在位置の値P(ttriger)に固定する。つまり、減速パラメータ設定部602は、各トルク指令値τMFref1〜τMFref6を求める際の位置目標値Prefを固定値P(ttriger)とする(Pref=P(ttriger))。
図10は、時間に対する手先の位置及び位置目標値のグラフである。位置目標値Prefは、並進XYZ及び回転XYZからなるベクトルであるが、図10においては簡単化のためにひとつの方向のみを図示している。図10に示すように、停止命令を受けた瞬間、位置目標値Prefと実際の位置Pとの間の位置偏差が存在するが、停止命令を受けた直後に、位置目標値Prefを固定値P(ttriger)とすることで、位置偏差は極めて小さくなる。力制御計算部603は、この変更したパラメータを用いて、トルク指令値τMFref1〜τMFref6を計算する。
第1実施形態によれば、力目標値Frefを減衰させ、更に位置目標値Prefを固定値としたことにより、ロボット200やワークにかかる負荷を低減させながらロボット200の手先の位置を固定した状態でロボット200の動作を停止させることができる。
次に、図8において、CPU301は、ロボット200がステップS24にて停止したか否かを判断する(S25:停止判断処理、停止判断工程)。ロボット200の動作が停止したか否かは、現在位置P(t)から算出される現在速度P(t)(・)が予め設定した閾値以内に入ったか否かで判断する。つまり、手先の速度P(・)が閾値以内に収束した場合、ロボット200が停止したことになる。
CPU301は、ステップS25にてロボット200の動作が停止したと判断した場合(S25:Yes)、各ブレーキ231〜236を作動させ、ロボット200の各関節J〜Jを各ブレーキにより固定させる(S26:固定処理、固定工程)。この場合、モータ制御部531〜536は、モータ211〜216への給電を停止する。これにより、ロボット200の動作を停止させた後に外力がロボット200やワークW1に作用しても、ロボット200が動くことはない。
図11(a)は、トルクベース力制御を維持したまま停止処理を行ったときのロボットハンド252のX方向(ロボットハンドのベースに対する水平方向)の変位を示すグラフである。図11(a)は、第1実施形態の実験結果に相当する。力制御を維持したままロボット200を減速停止させるため、手先の位置偏差が小さい。特に、位置目標値Prefを、停止命令を受けたときの現在位置の値(図10参照)に固定したので、手先が停止命令を受けたときから変動するのが効果的に抑制される
図11(b)は、位置制御に切り替えて停止処理を行ったときのロボットハンド252のX方向の変位を示すグラフである。図11(b)は、比較例の実験結果に相当する。ロボット200の機差から生じるロボットハンド252の位置ずれが大きく、かつロボット200の手先の速度が速いため、位置目標値Prefを、停止命令を受けたときの値(図10参照)で固定すると、手先が停止命令を受けた時から行き過ぎてしまう。これにより、停止命令後に位置偏差が大きくなっている。
第1実施形態によれば、力制御の途中に停止命令を受けた場合、力目標値を減衰させ、なおかつ位置目標値を停止命令を受けたときの現在位置に固定することによって、ロボット200が接触中のワークW2に倣って停止することになる。したがって、力制御を維持したまま安定してロボット200の動作を停止させることができる。
また、ロボット200の手先の位置偏差が小さく、柔らかいワークの場合はワークの破壊が防止され、硬いワークの場合はロボット200に過負荷がかかりロボット200が破損するのを防止することができる。また、ワーク同士が引っ掛かる(かじる)といったことがないため、停止後の復帰も容易である。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係るロボット装置について説明する。第2実施形態では、ロボットの停止処理において、第1実施形態で説明した位置目標値Prefを固定する代わりに、速度目標値Pref(・)を減衰させる場合について説明する。第2実施形態におけるロボット装置の構成は、第1実施形態と同様である。また、第2実施形態におけるロボット制御方法(組立部品の製造方法)は、CPU301の一部の処理、具体的には図7の減速パラメータ設定部602の処理が、第1実施形態と異なるため、減速パラメータ設定部602の処理のみについて言及する。
第2実施形態において減速パラメータ設定部602は、停止命令を受けた時刻ttriger以降、力目標値Fref及び速度目標値Pref(・)を減衰させる。つまり、速度目標値Pref(・)は、停止命令を受けた時刻ttriger以降、Pref(・)=P(t)(・)のように時間に依存した項となる。
第2実施形態では、第1実施形態と比較し、CPU301が停止命令を受けた時の実際の手先の速度が速い場合に有効である。力目標値Frefの減衰方法は第1実施形態と同様である。
減衰方法は目的に応じて何通りか考えられる。図12(a)〜図12(d)は、時間に対する速度目標値Pref(・)を示すグラフである。具体的には、図12(a)は、停止命令を受けた時刻ttrigerから時間に対して線形で減衰させた速度目標値Pref(・)を示すグラフである。図12(b)は、停止命令を受けた時刻ttrigerから時間に対してステップ状に減衰させた速度目標値Pref(・)を示すグラフである。図12(c)は、停止命令を受けた時刻ttrigerから時間に対して非線形で減衰させた速度目標値Pref(・)を示すグラフである。図12(d)は、停止命令を受けた時刻ttrigerからオーバーシュートしながら時間に対して減衰させた速度目標値Pref(・)を示すグラフである。速度目標値Pref(・)は、並進XYZ及び回転XYZからなるベクトルであるが、図12(a)〜図12(d)において、簡単化のためにひとつの方向のみを図示している。
図12(a)〜図12(c)に示す速度目標値Pref(・)は、時間に対して単調減少させている。図12(a)に示す速度目標値Pref(・)は、線形に減少させている。図12(b)に示す速度目標値Pref(・)は、停止命令を受けた時刻ttrigerで「0」に瞬時に切り替えたものであり、図12(a)よりも早く速度を低下させたい場合に用いる。例えば、停止命令時の速度が遅い場合やワークW1がワークW2に接触していない状態で可能な限り早く止めたい場合等に使用することができる。
図12(c)に示す速度目標値Pref(・)は、非線形に減衰させたものであり、図12(a)よりも減速開始及び減速完了時間の動きを滑らかにしたい場合に用いることができる。例えば、より負荷をかけることなく停止させたい場合に用いることができる。図12(d)に示す速度目標値Pref(・)は、位置のオーバーシュート分を加味して、「0」の反対側に振った後に「0」に収束させたものであり、より速く減速停止が可能となる。なお、図示した速度目標値の減衰方法は、一例であり、これに限定するものではない。また、速度目標値Pref(・)を0に減衰させる場合について説明したが、これに限定するものではなく、例えば0近傍の値に減衰させてもよい。
以上、第2実施形態によれば、CPU301が力制御の途中に停止命令を受けた場合、力目標値を減衰させ、なおかつ速度目標値を減衰させることによって、力制御を維持したままロボット200の動作が停止する。そのため、ワークW2に接触中のワークW1がワークW2に倣ってロボット200の動作を停止させることが可能である。よって、ロボット200やワークW1,W2に過負荷を与えることなくロボット200の動作を停止させることができる。また、ワーク同士がかじるといったことがないため、停止後の復帰も容易である。
[変形例1]
第2実施形態では、ロボットの停止処理において、第1実施形態で説明した位置目標値Prefを固定する代わりに、速度目標値Pref(・)を減衰させる場合について説明したが、これらを組み合わせてもよい。即ち、減速パラメータ設定部602は、停止命令を受けた時刻ttriger以降、力目標値Frefを減衰させつつ、位置目標値Prefを固定値P(ttriger)に固定し、速度目標値Pref(・)を減衰させる。なお、位置目標値の固定方法及び力目標値の減衰方法は第1実施形態と同様であり、速度目標値の減衰方法は、第2実施形態と同様である。
力目標値、位置目標値及び速度目標値の3つのパラメータを同時に変更するため、第1実施形態及び第2実施形態と比較し、より短い時間でロボット200を減速停止させることが可能となる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態に係るロボット装置について説明する。第3実施形態では、第1実施形態にて説明した図7の減速パラメータ設定部602が、力目標値Frefの減衰、位置目標値Prefの固定に加え、図3の力教示データ501から与えられた剛性係数Krefの減衰を行う。つまり、ロボット200の剛性係数Krefは、停止命令を受けた時刻ttriger以降、Kref=Kref(t)のように時間に依存した項となる。
組み立てるワークや組み立て方により、剛性係数Krefを高めに設定する場合がある。
第3実施形態では、減速パラメータ設定部602は、停止処理(停止工程)において、位置目標値Prefを固定値とした際に、ロボット200の剛性係数Krefを減衰させる。剛性係数Krefの減衰を行うことにより、第1実施形態に比べて柔らかくワークW1がワークW2に倣うことになるため、安定してロボット200の動作を停止させることができる。
減衰方法は目的に応じて何通りか考えられる。図13(a)〜図13(b)は、時間に対する剛性係数Krefを示すグラフである。具体的には、図13(a)は、停止命令を受けた時刻ttrigerから時間に対して線形で減衰させた剛性係数Krefを示すグラフである。図13(b)は、停止命令を受けた時刻ttrigerから時間に対して非線形で減衰させた剛性係数Krefを示すグラフである。剛性係数Krefはマトリックスであるが、説明の簡単化のためマトリックスの一要素のみを表記している。
図13(a)及び図13(b)に示す剛性係数Krefは、時間に対して単調減少させている。図13(a)に示す剛性係数Krefは、線形に減衰させている。図13(b)に示す剛性係数Krefは、非線形に減衰させており、線形に減衰させた場合よりも減速開始時間及び減速完了時間の動きを滑らかにしたい場合に用いる。例えば、より負荷をかけることなくロボット200の動作を停止させたい場合に用いる。
なお、図示した減衰方法は、一例であり、これに限定するものではない。また、剛性係数のマトリックス全体を減衰よいし、ロボットの動作によっては所望の方向に関連するマトリックスの要素のみを減衰させてもよい。
以上、第3実施形態によれば、CPU301が力制御の途中に停止命令を受けた場合、力目標値、位置目標値及び剛性係数を変更することによって、力制御を維持したままロボット200の動作が停止する。そのため、ワークW1に接触中のワークW2に倣ってロボット200の動作を停止させることが可能である。また、剛性係数を減衰しない場合に比べて、より柔軟にワークに倣うことが可能となる。このため、ロボットやワークに負荷を与えることが少なく、ロボットの動作を停止できる。また、ワーク同士がかじるといったことがないため、停止後の復帰も容易である。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態に係るロボット装置について説明する。第4実施形態では、第2実施形態にて説明した図7の減速パラメータ設定部602が、力目標値Fref及び速度目標値Pref(・)の減衰に加え、図3の力教示データ501から与えられた粘性係数Drefの減衰を行う。つまり、ロボット200の粘性係数Drefは、停止命令を受けた時刻ttriger以降、Dref=Dref(t)のように時間に依存した項となる。
組み立てるワークや組み立て方により、粘性係数Drefを高めに設定する場合がある。
第4実施形態では、減速パラメータ設定部602は、停止処理(停止工程)において、速度目標値Pref(・)を減衰させる際に、ロボット200の粘性係数Drefを減衰させる。粘性係数Drefの減衰を行うことにより、第2実施形態に比べて柔らかくワークに倣うことになるため、安定してロボット200の動作を停止させることができる。
減衰方法は目的に応じて何通りか考えられる。図14(a)〜図14(b)は、時間に対する粘性係数Drefを示すグラフである。具体的には、図14(a)は、停止命令を受けた時刻ttrigerから時間に対して線形で減衰させた粘性係数Drefを示すグラフである。図14(b)は、停止命令を受けた時刻ttrigerから時間に対して非線形で減衰させた粘性係数Drefを示すグラフである。粘性係数Drefはマトリックスであるが、説明の簡単化のためマトリックスの一要素のみを表記している。
図14(a)及び図14(b)に示す粘性係数Drefは、時間に対して単調減少させている。図14(a)に示す粘性係数Drefは、線形に減衰させている。図14(b)に示す粘性係数Drefは、非線形に減衰させており、線形に減衰させた場合よりも減速開始時間及び減速完了時間の動きを滑らかにしたい場合に用いる。例えば、より負荷をかけることなくロボット200の動作を停止させたい場合に用いる。
なお、図示した減衰方法は、一例であり、これに限定するものではない。また、粘性係数のマトリックス全体を減衰よいし、ロボットの動作によっては所望の方向に関連するマトリックスの要素のみを減衰させてもよい。
以上、第4実施形態によれば、CPU301が力制御の途中に停止命令を受けた場合、力目標値、速度目標値及び粘性係数を変更することによって、力制御を維持したままロボット200の動作が停止する。そのため、ワークW1に接触中のワークW2に倣ってロボット200の動作を停止させることが可能である。また、粘性係数を減衰しない場合に比べて、より柔軟にワークに倣うことが可能となる。このため、ロボットやワークに負荷を与えることが少なく、ロボットの動作を停止できる。また、ワーク同士がかじるといったことがないため、停止後の復帰も容易である。
[変形例2]
変形例2は、変形例1に対し、図7の減速パラメータ設定部602が、力目標値の減衰、位置目標値の固定及び速度目標値の減衰に加え、図3の力教示データ501から与えられる剛性係数及び粘性係数の減衰を行う。剛性係数の減衰方法は第3実施形態と同様であり、粘性係数の減衰方法は第4実施形態と同様である。
剛性係数及び粘性係数の初期値が高めに与えられていた場合に、剛性係数及び粘性係数の減衰を行うことにより、ロボット200は、変形例1に比べて柔らかくワークに倣うことになるため、安定してロボットの動作を停止させることができる。
[第5実施形態]
次に、第5実施形態に係るロボット装置について説明する。図15は、第5実施形態に係るロボット装置の制御系を示す制御ブロック図である。第5実施形態では、第1実施形態の図7記載の停止命令確認部601と減速パラメータ設定部602との間に、ワーク接触検知部604が設けられている。
ワーク接触検知部604は、手先に作用する力に応じた信号を生成するセンサを用いて、手先に作用する力を求める。手先に作用する力に応じた信号を生成するセンサは、第1実施形態で説明したように、各関節のトルクに対応する信号をそれぞれ生成する複数のトルクセンサ541〜546(図3)である。つまり、力検出部504は、各トルクセンサ541〜546から取得したトルクτ〜τ及び各角度センサ551〜556から取得した角度q〜qを用いて、ロボット200の手先の現在位置P(t)とそのときのロボット200の手先力Fを算出する。なお、力検出部504は、手先に取り付けられた力覚センサ(不図示)を用いて、ロボット200の手先力Fを算出してもよい。
ワーク接触検知部604は、算出した手先力Fを、予め記憶部に記憶させておいた所定の閾値と比較する。手先力Fが所定の閾値を超えているときは、減速パラメータ設定部602に進み、第1実施形態〜第4実施形態に示す通り、力制御のままでロボット200の動作を停止させる。つまり、複数のトルクセンサ541〜546のそれぞれの値と力目標値との力偏差が小さくなるように各モータ211〜216に対するそれぞれのトルク指令値τMref1〜τMref6を求める。ここで、トルク指令値τMref1〜τMref6は、第1実施形態で説明したトルク指令値τMFref1〜τMFref6である。以上、第5実施形態では、第1実施形態〜第4実施形態で説明した停止処理を、手先に作用する力Fが予め設定した所定の閾値を超える場合に実行する。なお、第5実施形態では、手先力Fが所定の閾値となっているときも、減速パラメータ設定部602に進み、第1実施形態〜第4実施形態に示す通り、力制御のままでロボット200の動作を停止させる。
ワーク接触検知部604は、算出した手先力Fが所定の閾値未満のとき、即ち接触が検知されないときは、切替制御部511〜516において力制御から位置制御に切り替えを行ってロボット200の動作の停止を行う。つまり、複数の角度センサ551〜556のそれぞれの値がそれぞれ所定の値となるように各モータ211〜216に対するそれぞれのトルク指令値τMref1〜τMref6を求める。ここで、トルク指令値τMref1〜τMref6は、第1実施形態で説明したトルク指令値τMPref1〜τMPref6である。以上、手先に作用する力Fが所定の閾値未満の場合には、複数の角度センサ551〜556のそれぞれの値を予め設定した所定の値に近づける位置制御で、ロボット200の動作を停止させる。なお、力Fが所定の閾値のときは、力制御でロボット200の動作を停止させるようにしたが、位置制御でロボット200の動作を停止させるようにしてもよい。
以上、ワークへの接触前は、力制御のまま停止を行おうとすると、倣うべきワークが存在しないため、ワーク等に接触するまで停止できないことがある。ワークに接触していない場合に、位置制御に切り替えて停止させることで、速くロボット200を停止させることができる。
図16は、ワーク接触時の時間に対する手先力Fの変化を示すグラフである。手先力Fは、並進XYZ及び回転XYZからなるベクトルであるが、簡単化のためにひとつの方向のみを図示している。
ワーク接触検知は、手先力Fをあらかじめワークに対して設定された閾値により判定することにより行う。なお、図16に図示した閾値による接触検知は一例であり、これに限定するものではない。例えば、手先力の変化率で閾値判定してもよい。
以上、第5実施形態によれば、CPU301が力制御の途中に停止命令を受けた場合かつワークに接触していないと判定される場合において、位置制御に切り替えて停止を行うため、力制御で停止させる場合に比べロボットを速く停止することができる。
なお、本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で多くの変形が可能である。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されない。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、上述の実施形態では、ロボット200(ロボットアーム251)が垂直多関節の場合について説明したが、これに限定するものではない。ロボットが、例えば、水平多関節のロボット、パラレルリンクのロボット、直交ロボット等、種々のロボットであってもよい。つまり、関節の駆動方向は、回転方向の駆動だけに限らず、直動方向の駆動(伸縮駆動)も含まれる。さらに、関節を駆動するのが電動モータである場合について説明したが、これに限定するものではなく、例えば人工筋肉等であってもよい。また、上述の実施形態では、ロボットが6つの関節を有する場合について説明したが、関節の数はこれに限定されるものではない。
また、上述の実施形態では、力検知部が、複数のトルクセンサで構成される場合について説明したが、これに限定するものではなく、ロボットアームの先端に設けられた力覚センサであってもよい。
100…ロボット装置、200…ロボット、211〜216…電動モータ(モータ)、251…ロボットアーム、252…ロボットハンド、300…ロボット制御装置(制御部)

Claims (17)

  1. 各関節を駆動する複数のモータと、手先に作用する力に応じた信号を生成するセンサとを有するロボットと、
    前記手先に作用する力に応じた信号を生成するセンサから信号を取得して、前記手先に作用する力と力目標値との力偏差が小さくなるように、前記各モータに対するトルク指令値を求め、
    前記各モータに対するトルク指令値に基づき前記各モータの駆動を制御し、
    停止命令を受けたとき、前記力目標値を減衰させて、前記各モータに対するトルク指令値を求め、前記各モータの駆動を制御することで、前記ロボットの動作を停止させる停止処理を実行する制御部と、を備えたことを特徴とするロボット装置。
  2. 前記ロボットは、前記手先の位置に応じた信号を生成するセンサを有し、
    前記制御部は、前記停止処理において、前記手先の位置に応じた信号を生成するセンサから信号を取得して、前記手先の位置と位置目標値との位置偏差が小さくなるように、前記各トルク指令値を求めることを特徴とする請求項1に記載のロボット装置。
  3. 前記制御部は、前記停止処理において、前記位置目標値を固定値とすることを特徴とする請求項2に記載のロボット装置。
  4. 前記制御部は、前記停止処理において、前記各モータに対するトルク指令値を求めるのに用いる前記ロボットの剛性係数を減衰させることを特徴とする請求項3に記載のロボット装置。
  5. 前記手先の位置に応じた信号を生成するセンサは、前記各モータ又は前記各関節の位置に応じた信号を生成する複数のエンコーダであることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載のロボット装置。
  6. 前記制御部は、前記手先の位置に応じた信号を生成するセンサから信号を取得して前記手先の速度を求め、前記停止処理において、前記手先の速度と速度目標値との速度偏差が小さくなるように前記各モータに対するトルク指令値を求めることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載のロボット装置。
  7. 前記ロボットは、前記手先の速度に応じた信号を生成するセンサを有し、
    前記制御部は、前記手先の速度に応じた信号を生成するセンサから信号を取得し、前記停止処理において、前記手先の速度と速度目標値との速度偏差が小さくなるように、前記各モータに対するトルク指令値を求めることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のロボット装置。
  8. 前記制御部は、前記停止処理において、前記速度目標値を減衰させることを特徴とする請求項6又は7に記載のロボット装置。
  9. 前記制御部は、前記停止処理において、前記各モータに対するトルク指令値を求めるのに用いる前記ロボットの粘性係数を減衰させることを特徴とする請求項8に記載のロボット装置。
  10. 前記ロボットは、前記各関節をそれぞれ制動するブレーキを有し、
    前記制御部は、前記ロボットが前記停止処理にて停止した後、前記各ブレーキにより前記ロボットの各関節を固定させることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のロボット装置。
  11. 前記手先に作用する力に応じた信号を生成するセンサは、前記各関節のトルクに応じた信号をそれぞれ生成するセンサであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のロボット装置。
  12. 前記制御部に前記停止命令を送信する停止操作部を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のロボット装置。
  13. 前記各モータ又は前記各関節の位置に応じた信号を生成する複数のエンコーダを更に備え、
    前記制御部は、前記停止命令を受けたとき、前記停止処理を、前記手先に作用する力が予め設定した所定の閾値を超える場合に実行し、前記手先に作用する力が前記所定の閾値未満である場合には、前記複数のエンコーダのそれぞれの値を予め設定した所定の値に近づける制御で、前記ロボットの動作を停止させることを特徴とする請求項1に記載のロボット装置。
  14. 各関節を駆動する複数のモータと、手先に作用する力に応じた信号を生成するセンサとを有するロボットの制御方法であって、
    制御部が、
    前記手先に作用する力に応じた信号を生成するセンサから信号を取得して、前記手先の力と力目標値との力偏差が小さくなるように、前記各モータに対するトルク指令値を求め、
    前記各モータに対するトルク指令値に基づき前記各モータの駆動を制御し、
    停止命令を受けたとき、前記力目標値を減衰させて、前記各モータに対するトルク指令値を求め、前記各モータの駆動を制御することで、前記ロボットの動作を停止させることを特徴とするロボット制御方法。
  15. コンピュータに請求項14に記載のロボット制御方法を実行させるためのプログラム。
  16. 請求項15に記載のプログラムが記録された、コンピュータが読み取り可能な記録媒体。
  17. ロボットが、複数の関節を駆動する複数のモータと、手先に作用する力に応じた信号を生成するセンサとを有しており、制御部が、前記手先に作用する力に応じた信号を生成するセンサから信号を取得して、前記手先に作用する力と力目標値との力偏差が小さくなるように、前記各モータに対するトルク指令値を求め、前記各モータに対するトルク指令値に基づき前記複数のモータの駆動を制御することで前記ロボットを動作させて、前記ロボットにより組立部品を製造する組立部品の製造方法であって、
    前記制御部が、
    前記ロボットに第1部品を把持させて前記第1部品を第2部品に組付ける組付作業時に、停止命令を受けたとき、前記力目標値を減衰させて、前記各モータに対するトルク指令値を求め、前記各モータの駆動を制御することで、前記ロボットの動作を停止させることを特徴とする組立部品の製造方法。
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