JP2017056399A - 集塵機 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気を逆流させてフィルタの塵落としを自動的に行う場合でも、最外のフィルタとのその内側のフィルタとの間での粉塵の貯留を防止し、集塵性能を維持する。【解決手段】モータ及びファンを有する吸気ユニットと吸込口との間に、一次フィルタ22とその内側の二次フィルタとを少なくとも有するフィルタユニット21を設けて、吸込口から吸い込まれた空気をフィルタユニット21に通過させて塵埃を捕捉可能とする一方、フィルタユニット21の下流側の吸気通路20内で空気を逆流させてフィルタユニット21に内側から通過させる逆流手段を設けて、逆流した空気により一次フィルタ22に付着した塵埃を払い落とし可能とした集塵機であって、一次フィルタ22の底部に、塵埃の排出口37を設けると共に、排出口37に、逆流手段による空気の逆流時にのみ開弁して排出口37を開放させる逆止弁32を設けた。【選択図】図13

Description

本発明は、吸込口を設けたタンクの上部に、吸気ユニットを備えた本体を載置して、電吸気ユニットの駆動により吸込口から外気を吸い込んで、吸込口と吸気ユニットとの間に設けたフィルタで粉塵を捕捉する集塵機に関する。
集塵機は、吸込口を設けたタンクの上部に、モータ及びファンを含む吸気ユニットを備えた本体を設けて、モータの駆動により吸込口から外気を吸い込んで、タンク内に設けたフィルタで外気中の粉塵を捕捉する。
このような集塵機は、使用に伴ってフィルタに粉塵が付着して集塵効率を低下させることから、フィルタの掃除を行う必要がある。そこで、本件出願人は、特許文献1に開示されるように、吸気通路を、タンク内に突出する多重のフィルタを備えて吸気ユニットの上流側で合流するよう一対形成し、吸気ユニットの下流側の排気通路と各吸気通路とを連通路で連通させ、各吸気通路における連通路より下流側に、吸気通路を開閉可能で、常態では吸気通路を開放する位置に付勢される第1開閉部材をそれぞれ設ける一方、連通路に、連通路を開閉可能で常態では連通路を閉鎖する位置に付勢され、第1開閉部材による吸気通路の閉動作に連動して連通路を開放する第2開閉部材を設けて、第1開閉部材をモータ駆動するカム部材によって交互に閉動作させることで、運転中に排気を交互に逆流させて一対のフィルタの塵落としを自動的に行うようにした集塵機を提供している。
特開2013−128565号公報
このようにフィルタに対して吸気と逆流とを交互に行うと、最外のフィルタが膨張と収縮とを繰り返すことで、最外のフィルタの目が拡大してしまう。このため、粉塵が最外のフィルタを通過してその内側のフィルタとの間に貯留し、集塵性能を低下させるおそれがあった。
そこで、本発明は、空気を逆流させてフィルタの塵落としを自動的に行う場合でも、最外のフィルタとのその内側のフィルタとの間での粉塵の貯留を防止し、集塵性能を維持できる集塵機を提供すること目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、吸込口を備えたタンクの上部に、モータ及びファンを有する吸気ユニットを備えた本体を載置して、吸込口と吸気ユニットとの間に、一次フィルタとその内側の二次フィルタとを少なくとも有するフィルタユニットを設けて、吸込口から吸い込まれた空気をフィルタユニットに通過させて塵埃を捕捉可能とする一方、フィルタユニットの下流側の吸気通路内で空気を逆流させてフィルタユニットに内側から通過させる逆流手段を設けて、逆流した空気により一次フィルタに付着した塵埃を払い落とし可能とした集塵機であって、
一次フィルタの底部に、塵埃の排出口を設けると共に、排出口に、逆流手段による空気の逆流時にのみ開弁して排出口を開放させる逆止弁を設けたことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、フィルタユニットを一対設けて、逆流手段は、空気の逆流を両フィルタユニットに対して交互に行うことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、一次フィルタの底部に、塵埃の貯留部を設けたことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかの構成において、逆流手段を実行する際には、モータの回転数を上げることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、一次フィルタの底部に、塵埃の排出口を設けると共に、排出口に、逆流手段による空気の逆流時にのみ開弁して排出口を開放させる逆止弁を設けたことで、空気を逆流させて一次フィルタの塵落としを自動的に行う場合でも、一次フィルタとのその内側の二次フィルタとの間での粉塵の貯留を防止でき、集塵性能を維持することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、逆流手段は、空気の逆流を2つのフィルタユニットに対して交互に行うので、集塵と塵落としとを効率良く行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加えて、一次フィルタの底部に、塵埃の貯留部を設けたことで、逆止弁が開弁した際の塵埃の排出をスムーズに行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至3の何れかの効果に加えて、逆流手段を実行する際には、モータの回転数を上げるようにしているので、集塵と塵落としとを片方ずつ行っても両機能を好適に維持できる。
集塵機の斜視図である。 本体部分の斜視図である。 本体の分解斜視図である。 本体部分の中央縦断面図である。 一次フィルタの斜視図である。 一次フィルタの下部の拡大図で、(A)が逆止弁閉状態、(B)が逆止弁開状態をそれぞれ示す。 本体ケースの斜視図である。 本体ケースカバーの斜視図である。 本体ケースの平面図である。 本体ケースの底面図である。 上開閉板の斜視図である。 逆流駆動部の位置での本体の断面図である(通常モード)。 逆流駆動部の位置での本体の断面図である(塵落としモード)。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、集塵機の一例を示す斜視図、図2は本体の斜視図、図3は分解斜視図で、何れもカウリングは省略して示している。集塵機1は、走行台2とタンク3と本体4とを備えている。走行台2は合成樹脂によって成形されて、走行台2の上面には円形状の凹部5が設けられている。走行台2の前方中央の底面には一つの前輪6が回転自在に設けられ、走行台2の後方左右には一対の後輪7,7が回転自在に設けられている。集塵機1は、前輪6及び後輪7,7によって走行可能とされている。
タンク3は、ステンレス製で上部を開口する有底円筒状に成形されている。タンク3は、下部を凹部5に嵌合させることで走行台2の上面に載置される。タンク3の前面には、吸込口8が形成されて図示しない集塵ホースが接続可能となっている。さらにタンク3の左右の側面には、フック9,9が取り付けられて、フック9,9の端部を後述する本体ケース11の左右上面に設けた係合部52,52に係合させることで、本体4はタンク3の上部に固定可能となっている。
本体4は、図4にも示すように、下方から、フィルタ固定ベース10と、本体ケース11と、本体ケースカバー12と、カウリング13とを備えている。
まず、フィルタ固定ベース10は、本体ケース11の下面にネジ固定される平面視略円形の箱状体となっている。フィルタ固定ベース10の内側には、左右方向の中央で前寄りに位置する円形凹部15と、その円形凹部15の後方に位置して円形凹部15と連続し、円形凹部15を中心に周方向に沿って左右に伸びる湾曲凹部16とからなる下側凹部14が形成されている。下側凹部14の左右方向の中央には、円形凹部15から湾曲凹部16の中心に亘って前後方向の深底部17が下向きに突設されている。また、湾曲凹部16の底部で左右端には、深底部17の左右外側で前後方向に延びる長孔18,18が開設されている。下側凹部14の開口周縁には、全周に亘ってシール部材19が配設される。よって、フィルタ固定ベース10内には、長孔18から進入した空気が湾曲凹部16の両端から中央に移動して合流し、深底部17を通って円形凹部15に達する吸気通路20が形成される。
また、フィルタ固定ベース10の下面には、左右一対のフィルタユニット21,21が取り付けられている。このフィルタユニット21は、一次フィルタ22と、その内側に位置する二次フィルタ23と、両フィルタ22,23の間に介在されるダンパ24とからなる。まず、一次フィルタ22は、帯電防止加工を施した織布により形成され、平面視長円形状で上部が開口する有底筒となっている。一次フィルタ22の上端外周には、平面視同形状の係止枠25が外側から係止している。この係止枠25の内側下縁を、フィルタ固定ベース10の底面に設けた係止爪26に係止させ、係止枠25の外側下縁を、フィルタ固定ベース10の左右の側面に設けたラッチ27に係止させることで、一次フィルタ22は、フィルタ固定ベース10の下面から吊り下げ状態で固定される。
二次フィルタ23は、一次フィルタ22より一回り小さい平面視長円形の有底筒となる紙製のフィルタ部28と、そのフィルタ部28の上端に固着されるフランジ板29とからなる。二次フィルタ23は、フランジ板29を係止枠25の内周縁に係止させることで、一次フィルタ22内への突出状態で固定される。フランジ板29の中央には、フィルタユニット21の取付状態でフィルタ固定ベース10の長孔18に近接する排出孔30が形成されている。31は、排出孔30の周縁上側に設けられてフィルタ固定ベース10の下面に当接し、長孔18と排出孔30との間をシールするシール部材である。
ダンパ24は、一次フィルタ22と二次フィルタ23のフィルタ部28との間で全周に亘って介在される板状のスポンジから形成されている。
そして、一次フィルタ22の底面には、図5,6に示すように、前後に一対の逆止弁32,32が設けられている。この逆止弁32は、一次フィルタ22の底面に形成した透孔33を閉塞するフランジ35を周設したリング状の弁座部34と、弁座部34に上下動可能に支持される弁体36とからなる。弁座部34には、周方向に複数の排出口37,37・・が形成され、下面には、中央から下方へ行くに従って拡開するテーパ状の弁座38が形成されている。弁座部34の上面は弁座38と逆のテーパ状に形成されて塵埃が溜まる貯留部39となっている。弁体36は、弁座38と同じテーパ状に拡開した形状で、弁座部34を貫通した中心部40の上端に、同軸でストッパ41を連結し、ストッパ41の上端に形成した大径部42と弁座部34との間にコイルバネ43を介在させている。よって、弁体36は、常態では図6(A)のようにコイルバネ43の付勢によって弁座38に当接して排出口37を閉塞する上昇位置にあり、後述する空気の逆流時には、同図(B)のようにコイルバネ43の付勢に抗して下降して弁座38から離れ、排出口37を下方へ開放させることになる。
一方、フィルタ固定ベース10の下面において、フィルタユニット21,21の間よりも前方には、下方へ突出する電極保持板44が、フィルタ固定ベース10を本体ケース12へ固定するネジ45,45・・を利用して固定されている。この電極保持板44の裏面には、左右方向に所定間隔をおいて上下方向で同じ位置に一対の水位検知電極(図示せず)が保持されている。運転中は一対の水位検知電極に電圧を印加しておき、水を介して両水位検知電極間が導通したときに、タンク3内に浸入した水が一定量になったことを検知する。こうして水の一定量の貯留を検知すると、集塵機1の運転を自動的に停止させてブザー46(図2,3)で報知する。
本体ケース11は、フィルタ固定ベース10よりも一回り大きい合成樹脂製の円盤で、図7に示すように、上面には、平面視でフィルタ固定ベース10の下側凹部14を含み、前方部が円形凹部15よりも一回り大きく且つ右方向へ広がる形状となる上側凹部47が形成されている。上側凹部47の底で中央よりもやや前方には、上面が開口する有底の筒状部48が下向きに突設されている。この筒状部48の下面中央には、円形の通気孔49が形成されている。フィルタ固定ベース10をネジ45,45・・によって本体ケース11の下面に固定した状態で、筒状部48は、下側凹部14の円形凹部15に嵌合して通気孔49を深底部17に連通させる。上側凹部47には、下側凹部14の周縁に合わせた形状となる突条50が形成されて、突条50の下面に形成される溝に、下側凹部14の開口周縁に設けたシール部材19を嵌合させることで、下側凹部14をシールしている。本体ケース11の後部には、ホース等を保持可能なホルダ部51が突設され、左右の上面には、フック9の係合部52,52が形成されている。本体ケース11の下面で外周面よりも内側には、本体4をタンク3上に載置した際にタンク3の上端開口に当接してシールするシールリング53が設けられている。
筒状部48には、吸気ユニット54が設けられている。この吸気ユニット54は、図4に示すように、固定子56と回転子57とを備えて回転子57の回転軸58を下向きにしたモータ55と、回転軸58の下端に取り付けられた複数のファン59とを含んでなる。固定子56は、回転軸58が軸支される固定板60に上方からネジ止めされて、固定板60の下面には、ファン59を覆うファンカバー61が嵌合されて、ファンカバー61の下部中心に形成した吸気口62を筒状部48の通気孔49の真上に位置させている。63は、筒状部48の底とファンカバー61の下面との間に設けられて通気孔49と吸気口62との間をシールするリング状のシール部材である。
固定子56の外側には、ブラシ64及び回転軸58の軸受65を保持する筒状のケーシング66が固着されて、ケーシング66の上側には、回転軸58の上端に設けた冷却ファン67を囲むリング状のバッフル板68が設けられている。
上側凹部47から突出するファンカバー61の周面には、平面視で時計回り方向へ開口して接線方向へ空気を排出する複数の吹き出し口69,69・・が形成されている。上側凹部47の底面には、左側からファンカバー61の後方に沿って湾曲し、ファンカバー61の右端近傍に達する円弧状のガイドリブ70が立設されている。よって、上側凹部47内には、吹き出し口69から吹き出された空気がガイドリブ70及び上側凹部47の内壁47aに沿って時計回りに回転し、ファンカバー61の右側から後方へ移動してガイドリブ70の後側に回り込む排気通路71が形成される。ファンカバー61の外側には、ガイドリブ70から上側凹部47の内壁47aに沿って引き回され、ファンカバー61の右端近傍に達する帯板状の吸音材(スポンジ)72が設けられている。
また、ガイドリブ70の後方で上側凹部47内には、逆流駆動部73が設けられている。この逆流駆動部73は、筒状部48の後方に形成される筒体74に、上側にDCモータ75を、下側に減速機76を組み付けたスリーブ77を差し込んでネジ固定し、上側凹部47を貫通して下側凹部14内に突出する最終出力軸78に、側面視L字状のカム部材79を連結してなる。減速機76は、複数の遊星歯車81を支持するキャリア80を軸方向に二段並設してなり、一段目の遊星歯車81をDCモータ75の出力軸82に設けたピニオンと噛合させ、二段目のキャリア80を最終出力軸78に連結して、カム部材79を湾曲凹部16内に突出させている。ここではDCモータ75の停止状態ではカム部材79の先端が前方を向くニュートラル位置にあり、DCモータ75の正逆回転により、カム部材79が左右へ旋回可能となっている。
さらに、突条50に囲まれる上側凹部47の後方部分47bにおいて、逆流駆動部73の左右には、図9,10にも示すように、上側凹部47内の排気通路71と下側凹部14内の吸気通路20とを連通させる一対の長方形の連通孔83,83が、長辺を前後方向からやや外側に傾斜させた角度で形成されている。この連通孔83の前後の短辺には、下方へ行くほど互いに近づく方向へ傾斜する逆台形状の一対の傾斜板84,84が下向きに連設されて、図12,13にも示すように、逆流駆動部73と左右の長孔18,18との間で、傾斜板84,84の下端同士が下側凹部14の底面上で連結板85により連結されている。下側凹部14内で傾斜板84,84の外側は、下側凹部14内に設けた閉塞板86によって閉塞されていることから、長孔18,18から吸い込まれた空気は、左右の傾斜板84,84の間のみを通って深底部17に至ることになる。87は、傾斜板84及び連結板85の外面に沿って貼着されて閉塞板86との間をシールするシール部材である。各傾斜板84における逆流駆動部73側の側縁は、下方へ行くに従って逆流駆動部73から離れる方向へ傾斜して、逆流駆動部73側へ斜め下向きに開口する出口88を形成している。
そして、各出口88の内側には、下開閉板89,89が設けられている。この下開閉板89は、出口88よりやや大きい逆台形状となる板体で、上端に設けた支軸90を、本体ケース11の下面で連通孔83の長辺に沿って形成された取付溝91と、図3に示すように閉塞板86から内側へ延設した一対の支持板92,92の上端に設けられた切欠き93,93との間で挟持させることで、本体ケース11の下面から湾曲凹部16内で吊り下げ支持される。よって、下開閉板89は、傾斜板84から離れた垂下姿勢となって出口88と深底部17とを連通させる開放位置と、傾斜板84側へ揺動して出口88を閉塞する閉塞位置との間を揺動可能となっている。下開閉板89の出口88側の面には、閉塞位置で出口88との間をシールするシール部材94が設けられている。
一方、本体ケース11の上側凹部47内で連通孔83,83の内側には、上開閉板95,95が設けられている。この上開閉板95は、図3,11にも示すように、連通孔83を上方から閉塞可能な四角形の板体で、内側の長辺に沿って設けた支軸96の両端を、上側凹部47上に設けた受部97,97(図7,9)にそれぞれ保持させることで、連通孔83を上方から開閉可能となっているが、常態では自重によって連通孔83を閉塞する閉塞位置に付勢されている。上開閉板96の下面には、閉塞位置で連通孔83との間をシールするシール部材98が設けられている。
また、上開閉板95の下面には、連通孔83を貫通して傾斜板84,84間内に伸び、下端が出口88側へカーブする棒状の腕部99が設けられている。この腕部99は、上開閉板95の閉塞位置では出口88を貫通して内側まで突出しており、下開閉板89が閉塞位置へ揺動すると、下開閉板89に押圧されることで上開閉板95を、連通孔83を開放する開放位置へ押し上げるようになっている(図13)。こうして下開閉板89によって出口88が閉塞されると共に、上開閉板95によって連通孔83が開放されると、吸気通路20が連通孔83を介して排気通路71と連通する。
そして、本体ケースカバー12は、合成樹脂製で、図8に示すように、本体ケース11の上側凹部47を閉塞する下板100の中央前寄りには、吸気ユニット54を上方から覆う筒状のユニットカバー101が設けられている。このユニットカバー101の下端は、下板100よりも下方へ突出して固定板60の上面外周に設けたシール材102に嵌合している(図4)。下板100において、上側凹部47の排気通路71の終端に当たる部位には、四角形状の透孔103が形成されている。また、下板100の外周には、左右及び後部にかけて側板104が立設されており、側板104の後部及び左部には複数の排気口105,105・・が形成され、右部後方には吸気口106,106・・が形成されている。
さらに、下板100及びユニットカバー101の上面には、側板104における吸気口106の形成領域の両側に連結されて逆流駆動部73の外側を迂回してユニットカバー101の上面中央をU字状に囲む仕切リブ107が形成されている。カウリング13を被着した状態では、図4のようにカウリング13の内面に設けたシール材108に仕切リブ107の上端が当接することで、仕切リブ107の内側に、吸気口106から冷却ファン67に至る吸気路109が形成される。同時に仕切リブ107の外側には、透孔103から各排気口105に至る排気路110が形成される。ユニットカバー101の左側下部には、排気路110側へ開口する開口部111が形成されている。
一方、下板100上でユニットカバー101の前方には、運転スイッチ113や吸込量調整ダイヤル114、モード切替ダイヤル115、連動コンセント116を備えた操作パネル112が設けられて、ブザー46は操作パネル112の後方に配置されている。
また、ユニットカバー101の右側には、仕切リブ107と連続するリブ117によってコントローラ118の収容部119が形成されている。コントローラ118は、図示しない制御回路基板をケース120内に収容してなり、制御回路基板に接続した放熱板121を、リブ117を貫通して吸気路109内に突出させている。
さらに、ユニットカバー101の左側で側板104の上部には、図3に示す断面逆L字状のフックカバー122が、両端に設けた支軸123を側板104に設けた受け部124に保持させることで、開閉可能に取り付けられている。このフックカバー122は、開放状態では上向きの端部にホース等を引っ掛けたり、当該端部とカウリング13の上面との間でマルノコ等の電動工具を一時置きしたりすることに利用される。なお、カウリング13の後部にも、上向きに突出するフック125が設けられている。図4に示す126はハンドルで、後側の排気口105と仕切リブ107との間と透孔103の上方にも吸音材72,72が設けられて、その上方をカバー板127で閉塞している。コントローラ118から右側には電源コード128が引き出されている。
以上の如く構成された集塵機1においては、操作パネル112に設けたモード切替ダイヤル115で通常モードを選択した状態で、運転スイッチ113をON操作すると、吸気ユニット54のモータ55が駆動することでファンカバー61内のファン59が回転する。すると、集塵ホースを介して吸込口8から粉塵を含んだ空気がタンク3内に吸い込まれる。吸い込まれた空気は、左右のフィルタユニット21において、一次フィルタ22、ダンパ24、二次フィルタ23の順に通過して長孔18からフィルタ固定ベース10の下側凹部14内の吸気通路20にそれぞれ進入する。このとき、一次フィルタ22で粉塵を捕捉すると共に、一次フィルタ22を通過した細かい粉塵を二次フィルタ23で捕捉する。
フィルタユニット21から吸気通路20に進入した空気は、図4,12に点線矢印で示すように、傾斜板84,84間を通り、下開閉板89に閉塞されない出口88から深底部17にそれぞれ進入して合流した後に、本体ケース11の通気孔49からファンカバー61の吸気口62を介してファンカバー61内に導かれる。そして、空気は、ファン59によって遠心力を付与されて各吹き出し口69から本体ケース11の上側凹部47内に吐き出された後、一点鎖線矢印で示すように排気通路71を通って吸気ユニット54の後方へ回り込み、透孔103から本体ケースカバー12の排気路110に至って各排気口105から本体4の外部に排出される。
このとき、モータ55の回転軸58の回転に伴い、冷却ファン67が回転して吸気口106から外気を取り込んで吸気路109からケーシング66内を通過させることでモータ55を冷却する。モータ55を冷却した空気は、左側の開口部111から排気路110を通って排気口105から排出される。
一方、モード切替ダイヤル115で塵落としモードを選択した状態で運転させると、コントローラ118は、モータ55の回転数を通常モードよりも高く制御すると共に、DCモータ75を駆動させて出力軸82を所定時間(例えば10秒)毎に左右へ回転させ、カム部材79を左右へ交互に旋回させる。すると図13に示すように、カム部材79が当接した下開閉板89は、傾斜板84に当接して出口88を閉塞する閉塞位置へ移動すると共に、腕部99を介して上開閉板95を押し上げて、連通孔83を開放する開放位置へ移動させる。これにより、出口88が閉塞された吸気通路20が、連通孔83を介して排気通路71と連通することになる。この状態では、タンク3内や本体ケース11内が負圧になっているため、排気通路71を通過した排気は、一点鎖線矢印で示すように、連通孔83から吸気通路20内に導かれ、吸気通路20を逆流して長孔18から二次フィルタ23、ダンパ24、一次フィルタ22の順に通過してタンク3内に戻される。この逆流する排気によって当該一次フィルタ22が膨張し、表面に付着していた粉塵を吹き飛ばすことができる。特に先の吸込によってダンパ24と共に収縮していた両フィルタ22,23が、ダンパ24の弾性復帰による付勢と相俟って勢いよく膨張するため、粉塵を効果的に払い落とすことができる。また、一次フィルタ22には帯電防止加工が施されているため、粉塵が静電気で一次フィルタ22に吸着することが抑えられ、粉塵の剥離性が向上する。
そして、フィルタユニット21を通過してタンク3内に戻された排気は、反対側のフィルタユニット21を通過した後に長孔18から吸気通路20に進入して合流する。
こうして運転中には、カム部材79によって、下開閉板89による出口88の閉塞及び上開閉板95による連通孔83の開放を、左右で交互に行うため、左右のフィルタユニット21,21による吸塵と塵落としとが交互に行われ、塵埃が付着しにくくなる。
このとき、一次フィルタ22が収縮と膨張とを繰り返すことで、一次フィルタ22の目が拡大して塵埃の侵入を許すことがあっても、逆流する排気の圧力により、一次フィルタ22に設けた逆止弁32の弁体36は、図5(B)及び図13に示すようにコイルバネ43の付勢に抗して下降して弁座38から離れ、排出口37を開放させる。よって、一次フィルタ22の内側に侵入した塵埃は、排出口37から外部に排出され、フィルタユニット21内に貯留することがない。
このように、上記形態の集塵機1によれば、一次フィルタ22の底部に、塵埃の排出口37を設けると共に、排出口37に、逆流手段(逆流駆動部73及び連通孔83,上下開閉板95,89)による空気の逆流時にのみ開弁して排出口37を開放させる逆止弁32を設けたことで、排気を逆流させて一次フィルタ22の塵落としを自動的に行う場合でも、一次フィルタ22とのその内側の二次フィルタ23との間での粉塵の貯留を防止でき、集塵性能を維持することができる。
特にここでは、フィルタユニット21,21を一対設けて、逆流手段は、空気の逆流を両フィルタユニット21,21に対して交互に行うので、集塵と塵落としとを効率良く行うことができる。
また、一次フィルタ22の底部に、塵埃の貯留部39を設けたことで、逆止弁32が開弁した際の塵埃の排出をスムーズに行うことができる。
さらに、逆流手段を実行する際には、モータ55の回転数を上げるようにしているので、集塵と塵落としとを片方ずつ行っても両機能を好適に維持できる。
そして、逆流手段を、吸気通路20と排気通路71とを連通させる連通孔83と、その連通孔83を開閉する上開閉板95と、その上開閉板95と連動し、上開閉板95の開状態で吸気通路20内の連通孔83より下流側の出口88を閉塞し、上開閉板95の閉状態で出口88を開放する下開閉板89と、両開閉板95,89を開閉動作させる逆流駆動部73とを含んでなるものとして、両開閉板95,89により連通孔83を開放して出口88を閉塞することで排気通路71の空気を吸気通路20に導いて逆流させている。よって、吸気ユニット54を通過した排気を利用して塵落としを容易に行うことができる。
なお、逆止弁の構造は上記形態に限らず、排出口の数を増減したり、弁体として球体等の他の形状のものを使用したり等、適宜変更可能である。また、上記形態では一次フィルタに逆止弁を2つ設けているが、1つのみ設けたり、3つ以上設けたりしてもよい。
逆流手段も、上開閉板と下開閉板とを一体化したり、1つの開閉板を、連通孔を閉塞する位置から連通孔を開放して吸気通路を閉塞する位置へ移動させるようにしたり、カム部材を円板状にしたり等して差し支えない。
また、上記形態では2つのフィルタユニットを備えた集塵機となっているが、フィルタユニットが一つの場合でも、間欠的に空気を逆流させることで塵落としを行うことは可能である。フィルタユニット自体の構造も、ダンパを省略したり、三次以上のフィルタを重ねたりすることができる。
1・・集塵機、2・・走行台、3・・タンク、4・・本体、8・・吸込口、10・・フィルタ固定ベース、11・・本体ケース、12・・本体ケースカバー、13・・カウリング、14・・下側凹部、15・・円形凹部、16・・湾曲凹部、17・・深底部、18・・長孔、20・・吸気通路、21・・フィルタユニット、22・・一次フィルタ、23・・二次フィルタ、24・・ダンパ、25・・係止枠、28・・フィルタ部、32・・逆止弁、34・・弁座部、36・・弁体、37・・排出口、38・・弁座、39・・貯留部、43・・コイルバネ、47・・上側凹部、48・・筒状部、54・・吸込ユニット、55・・モータ、59・・ファン、61・・ファンカバー、69・・吹き出し口、71・・排気通路、73・・逆流駆動部、75・・DCモータ、79・・カム部材、83・・連通孔、84・・傾斜板、88・・出口、89・・下開閉板、95・・上開閉板、99・・腕部、105・・排気口、106・・吸気口、112・・操作パネル、118・・コントローラ。

Claims (4)

  1. 吸込口を備えたタンクの上部に、モータ及びファンを有する吸気ユニットを備えた本体を載置して、前記吸込口と前記吸気ユニットとの間に、一次フィルタとその内側の二次フィルタとを少なくとも有するフィルタユニットを設けて、前記吸込口から吸い込まれた空気を前記フィルタユニットに通過させて塵埃を捕捉可能とする一方、
    前記フィルタユニットの下流側の吸気通路内で空気を逆流させて前記フィルタユニットに内側から通過させる逆流手段を設けて、逆流した空気により前記一次フィルタに付着した塵埃を払い落とし可能とした集塵機であって、
    前記一次フィルタの底部に、塵埃の排出口を設けると共に、前記排出口に、前記逆流手段による空気の逆流時にのみ開弁して前記排出口を開放させる逆止弁を設けたことを特徴とする集塵機。
  2. 前記フィルタユニットを一対設けて、前記逆流手段は、空気の逆流を前記両フィルタユニットに対して交互に行うことを特徴とする請求項1に記載の集塵機。
  3. 前記一次フィルタの底部に、塵埃の貯留部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の集塵機。
  4. 前記逆流手段を実行する際には、前記モータの回転数を上げることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の集塵機。
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