JP2022506826A - 真空掃除機及びフィルタ組立体 - Google Patents

Abstract

真空掃除機は、主本体及びフィルタ組立体を備える。主本体は、真空掃除機を通る気流を引き込むための真空モータを備える。フィルタ組立体は、第１フィルタと、真空掃除機の外面の一部を形成するように構成されたフィルタ筐体と、を備える。フィルタ組立体は、長手方向軸と、フィルタ組立体を通る長手方向軸に沿って延びる貫通孔と、を画成する。本願には、同様に、上記真空掃除機のためのフィルタ組立体が開示されている。

Description

本発明は、フィルタ組立体を備える真空掃除機、及び、このような真空掃除機のためのフィルタ組立体、に関する。

フィルタは、真空掃除機において重要な構成部材である。フィルタがないと、塵埃は、モータに入り得、時間と共に、モータの効率及び性能を低減させる。さらに、モータ自体は、環境内に解放されることが望ましくないことがある粒子の形態にある放出物を生成し得る。

しかしながら、製品にフィルタを追加することは、特に、モータの上流側及び下流側双方に１を超えるフィルタを必要とする場合に、製品のサイズに影響を与え得る。さらに、フィルタは、主として、清掃のための交換または取外しであろうと、ユーザによる維持管理を必要とする。

本発明の目的は、上記欠点のうちの１つを緩和するまたは取り除くこと、または、改善したもしくは代替のフィルタ組立体もしくは真空掃除機を提供すること、である。

本発明の第１態様によれば、真空掃除機が提供され、この真空掃除機は、主本体及びフィルタ組立体を備え、
主本体は、真空掃除機を通る気流を引き込むための真空モータを備え、
フィルタ組立体は、第１フィルタと、真空掃除機の外面の一部を形成するように構成されたフィルタ筐体と、を備え、
フィルタ組立体は、長手方向軸と、フィルタ組立体を通る長手方向軸に沿って延びる貫通孔と、を画成する。

貫通孔は、フィルタ組立体が他の構成部材（例えば真空モータ）の周りに適合されることを可能とし、それにより、真空掃除機の軸方向全長を低減する。実際には、真空掃除機の構成部材は、この構成部材の端部が視覚的にまたは動作可能にアクセス可能である状態で、小型化の目的のためにフィルタ組立体の全体にわたって突出し得る、または、貫通孔の残りの部分が視覚的な／手動でのアクセスを形成する状態で、貫通孔を部分的に突出し得る。依然としてさらに、貫通孔は、後述するように、フィルタのより迅速なかつ／または容易な洗浄を促進し得る。

貫通孔を設けることは、漏洩の可能性を最小化するようにフィルタ組立体を可能な限り包囲することが好ましいと一般的に考えている当業者の思考において反直感的である。

フィルタ筐体が真空掃除機の外面の一部を形成するように構成されていることは、（フィルタの維持管理がより容易であり得る点において）フィルタ組立体がユーザによってより容易にアクセスされること、を意味する。さらに、（後述するように）外側ケースの少なくとも一部が透明／半透明である場合、真空掃除機の外面の一部を形成するその部分は、フィルタ組立体の内側へのより容易な視覚的アクセスを可能とし得る。

疑義を回避するために、用語「貫通孔」は、フィルタ組立体を通る孔部が本質的に断面で円状であるという意味を含む。

フィルタ組立体は、第２フィルタをさらに備え得る。

２つのフィルタを単一の組立体に組み合わせることによって、より小型で便利なフィルタ組立体を達成し得る。さらに、ユーザは、両フィルタを同時に取り扱い、相互作用することができる。例えば、両フィルタを取り外すこと、交換すること、洗浄することまたは清掃することは、ユーザがフィルタそれぞれに対して個別にそのようにしなければならないかわりに、単一動作でなされ得る。

第１フィルタは、モータ前フィルタとして構成され得、第２フィルタは、モータ後フィルタとして構成され得る。

上述した利点は、２つのフィルタが一般的に別個にそしてしばしば相当な距離離間して設けられるモータ前フィルタ及びモータ後フィルタである場合に、特に優勢であり得る。

選択的に、第１及び第２フィルタは、軸方向で重ならない。

これにより、例えばフィルタが互いに入れ子とされた配置とは異なり、内側のフィルタに関して送気するための空間を形成するためにフィルタが径方向で十分に間隔をあけなければならない（このような送気は半径が密接していることに起因して著しい損失を引き起こしやすい）点において、２つのフィルタに至るまたは２つのフィルタからのより容易なもしくはより低損失な送気、及び／または、改善した径方向の小型性を提供し得る。

フィルタの一方または双方の断面形状は、長手方向軸に沿って見ると、ほぼ環状であり得る。

例えば、フィルタの一方または双方は、長手方向軸に沿って見ると、ほぼ円状、楕円状、八角形状または長円状であり得る。フィルタのうちの上記一方または双方は、長手方向軸回りに周方向に位置し得る。

モータは、ほぼ筒状形状を有する傾向があり、モータの外側もしくはモータ筐体の断面形状にほぼ一致する断面形状をフィルタに設けることによって、特に空間効率の高いフィルタを実現し得る。

代替として、フィルタは、別の形状を取り得る。例えば、フィルタそれぞれは、弓状であり得、３６０度より十分に小さい角度にわたって長手方向軸回りに延在し得る。

フィルタ筐体は、貫通孔の周りに延びる淵部を画成し得、淵部は、環状密封部材を備える。

環状密封部材は、淵部と真空掃除機のうち貫通孔内で受けられる構成部材との間で発生し得る漏洩を最小化し得る。

筐体は、第２フィルタの少なくとも一部を囲む外側ケースを備え得る。

外側ケースは、使用中に第２フィルタを衝撃(knock)から保護し得る、かつ／または、フィルタを操作するときにユーザが保持する領域を提供し得る（これにより、ユーザが第２フィルタを直接保持しなければならないことを防止し、この保持は、第２フィルタを損傷させ得るかつ／もしくはユーザの手を汚し得る）。

外側ケースは、空気をフィルタ組立体から排気し得る１以上の通気孔を備え得る。

これにより、（例えば第２フィルタがモータ後フィルタである場合に、）有利に小型な配置、及び／または、有利に単純なもしくは損失の少ない流動経路を有する配置が提供され得る。

外側ケースの少なくとも一部は、透明または半透明であり得る。

外側ケースが少なくとも部分的に透明／半透明であることにより、ユーザが外側ケースを通して第２フィルタを視認することが可能となり得る。したがって、ユーザは、単純に外側ケースを通して見ることによって、（例えば損傷を確認するために、または、フィルタがどの程度汚れているか確認するために）フィルタの状態を確認し得る。さらに、使用中にフィルタがユーザに対して視認可能であることにより、フィルタを間欠的に洗浄する必要があることをユーザに思い出させ得る一方、フィルタが完全に隠されている場合には、ユーザはフィルタを維持管理する必要性を容易に忘れ得る。

フィルタ組立体の貫通孔は、好ましくは、長手方向軸とほぼ平行に、例えばほぼ同一線上に、延びる。

フィルタは、フィルタ組立体内に恒久的に装着され得る。すなわち、フィルタは、通常使用中に、フィルタをフィルタ組立体から間欠的に取り外すように構成されているのではなく、フィルタ組立体の所定位置にあるままとなるように構成され得る。したがって、フィルタ組立体は、単一のユニットのままであり得、フィルタ組立体の構成部材が緩んだり紛失したりする危険性を軽減する。

フィルタは、互いに軸方向で隣り合い得る。これにより、フィルタが軸方向で間隔をあけている配置と比較して、フィルタ組立体の軸方向長さを低減し得る。

第１及び／または第２フィルタは、気流がほぼ径方向でフィルタを通過するように構成され得る。これにより、流体流動が軸方向である配置と異なり、フィルタの十分な断面積を比較的小さい径方向空間に設けることが可能となり得る。

フィルタ筐体は、露出部分と、被包囲部分と、を備え得る。フィルタ筐体の露出部分は、被包囲部分から延在するフレームを備え得、第１フィルタは、フレームの周りに位置する。

露出部分は、モータ前フィルタへのかつそしてモータ前フィルタの周りでの効率的な流体流動を可能とし得、これにより、フィルタの周りにおける流体のより均一な負荷を設け得る。被包囲部分は、フィルタ組立体の一部を包囲したままとすることを可能とし、それにより、ユーザは、濾過された塵埃をユーザの手に付けることなく、被包囲部分によってフィルタ組立体を衛生的に取り扱い得る。

第１フィルタは、積層フィルタ媒体を備え得る、かつ／または、第２フィルタは、襞付フィルタであり得る。

フィルタ筐体は、第１及び第２フィルタ間にある環状密封部を備え得る。密封部は、モータ前フィルタとモータ後フィルタとの間で筐体の周りに流体漏洩がないことを保証し得る。筐体の周りにおけるこのような流体漏洩は、フィルタ組立体内に位置するモータの性能を低減し得る。

第１フィルタに関する流動方向は、第２フィルタに関する流動方向とは反対であり得る。その結果、フィルタ組立体を通る効率的な流体流動があり得、これにより、（機械の効率性及び性能に悪影響を与え得る）流体流動の方向変更を最小化する。

第１フィルタに関する流動方向は、長手方向軸に向かう径方向内側であり得、第２フィルタに関する流動方向は、長手方向軸から離間する径方向外側であり得る。その結果、フィルタ組立体は、長手方向軸に沿って位置付けられたモータの周りに便利に位置付けられ得、空間の使用を最小化しつつ、モータ内へ流動する及びモータから出るように流動する流体の有効な濾過を提供する。

真空掃除機は、電子視認ディスプレイをさらに備え得、電子視認ディスプレイは、フィルタ組立体の貫通孔を通して突出するまたは視認可能である。

これにより、電子視認ディスプレイをユーザが取外し可能な構成部材（これは、電子視認ディスプレイへの電力供給及び／または電力供給を複雑にし得る）に備え付ける必要なく、フィルタ組立体及び電子視認ディスプレイ双方を真空掃除機の同じ領域（例えば特有の明らかに視認可能であるかつ／または容易にアクセス可能な領域）に位置することを可能とし得る。代替としてまたは同様に、電子視認ディスプレイを囲むフィルタ組立体は、ディスプレイを衝撃から保護し得る。

電子視認ディスプレイは、好ましくは、例えばＴＦＴスクリーンのようなＬＣＤスクリーン、ＯＬＥＤスクリーンのようなＬＥＤスクリーンまたは「電子ペーパー」スクリーンのような他の適切なタイプのスクリーンなどの、スクリーンである。

フィルタ組立体は、貫通孔の内側において真空モータの少なくとも一部を受けるように位置付け可能であり得る。

これにより、有利に小型な配置が提供され得る。代替としてまたは同様に、フィルタ組立体は、真空モータのための構造的支持を提供し得、それにより、真空掃除機をより丈夫にする。

フィルタ組立体は、真空モータの周りに位置し得、それにより、第１フィルタは、モータへの入口の周りに位置し、第２フィルタは、モータの出口の周りに位置し得る。その結果、流体は、モータ前フィルタを通過してモータの入口内へ直接入り、モータから出る空気は、モータ後フィルタを直接通過する。

モータは、主本体のモータバケツの内側に収容され得、モータバケツは、フィルタ組立体の貫通孔を通して突出する。

モータバケツが単に貫通孔内に突出するのではなく貫通孔を通して突出することは、フィルタ組立体内の全空間が利用可能であるという利点を取り得、それにより、真空掃除機を全体としてより小型にすることを可能とする。

フィルタ組立体が１以上の密封部材を備える場合、これら密封部材は、（例えばスライド係合によって）モータバケツに係合し得る。

モータバケツは、ほぼ筒状であり得る。モータバケツは、モータバケツ入口及びモータバケツ出口を有し得、第１フィルタは、モータバケツ入口の周りに位置付け可能であり、第２フィルタは、モータバケツ出口の周りに位置付け可能である。フィルタ組立体は、モータバケツの周りに位置し得、フィルタ組立体の長手方向軸に沿ってモータバケツにわたってフィルタ組立体をスライドさせることによって、真空掃除機から取外し可能であり得る。その結果、フィルタ組立体は、モータバケツから迅速にかつより容易に取り外され得、フィルタの維持管理は、ユーザにとってより便利になる。

モータバケツ入口は、モータの入口と位置合わせした複数の貫通孔を備え得、モータバケツ出口は、モータの出口と位置合わせした複数の貫通孔を備え得る。その結果、貫通孔は、モータバケツの構造的一体性を不必要に損傷させることなく、流体がより容易にモータバケツを通って流動することを可能とする。

フィルタ筐体は、第１及び第２フィルタ間に環状密封部を備え得、環状密封部は、モータバケツ入口とモータバケツ出口との間にあるモータバケツの無孔(solid)中央部分と密封接触する。その結果、密封部は、モータバケツ入口とモータバケツ出口との間で筐体の周りにおいて流体流動がないことを保証し得る。筐体の周りにおけるこのような流体漏洩は、モータの性能を、その結果、製品の性能を低減し得る。

真空掃除機は、手持式またはスティック式真空掃除機であってもよく、この真空掃除機は、
真空掃除機の長手方向軸に対してほぼ横方向に位置するピストル型把持部であって、長手方向軸が真空掃除機の前端部から後端部まで延びる、ピストル型把持部と、
ピストル型把持部に向けて位置する空気入口と、
をさらに備える。

フィルタ組立体が真空掃除機の後部に位置していることは、真空掃除機の通常使用において、フィルタ組立体がユーザに近接して位置していること、を意味する。順に、これにより、フィルタ組立体（例えば外側ケースの透明な／半透明な部分）または貫通孔内に受けられているもしくは貫通孔を通して突出している構成部材（例えばモータバケツまたは電子視認ディスプレイ）は、通常使用中にアクセスすることまたは見ることが、より容易になり得る。

フィルタ組立体は、主本体に取外し可能に装着され得る。

これにより、フィルタを間欠的に洗浄するまたは交換することが可能となり得、それにより、（塵埃による詰りを除去してそれにより流動制限を低減することによって）フィルタの性能を改善する。

フィルタ組立体は、螺着を介して、相互ロックラグを介して、締まり嵌めもしくは「スナップ嵌合」を介して、または、他の適切な態様で、主本体に取り付け可能であり得る。

フィルタ組立体は、フィルタ組立体を軸方向で、例えば軸方向後方へ移動させることによって、取外し可能であり得る。

本発明をより迅速に理解し得るために、以下の添付の図面を参照しながら、一例として、本発明の実施形態を説明する。

本発明を理解するために有用なフィルタ組立体を示す図である。 図１のフィルタ組立体を通る断面図である。 部分的に分解された図１及び図２のフィルタ組立体を示す図である。 モータ組立体及び図１のフィルタ組立体を示す図である。 図４のモータ及びフィルタ組立体を通る断面図である。 図５の組立体を示す図であって、フィルタ組立体がモータ組立体の周りの所定位置に組み立てられている、図である。 上記図面のフィルタ組立体を備える手持式真空掃除機を示す図である。 フィルタ組立体を取り外している間及び再び備え付けている間における図７の真空掃除機の一部を示す図である。 本発明の第１実施形態にかかるスティック式真空掃除機を示す図である。 図９のスティック式真空掃除機の一部を形成する手持式真空掃除機を示す図である。 図１０の手持式真空掃除機を示す図であって、フィルタ組立体を真空掃除機から分離している、図である。 本発明の第２実施形態にかかるフィルタ組立体を示す図である。 図１２のフィルタ組立体を別の角度から示す図である。

図１は、フィルタ組立体１を示しており、図２は、同じフィルタ組立体１を通る断面を示す。図３は、フィルタ組立体１の一部を示しており、図３では、いくつかの構成部材を示していない。これら図面を組み合わせて参照すると、フィルタ組立体１は、フィルタ筐体２を備えており、このフィルタ筐体には、２つのフィルタ、すなわち、モータ前フィルタ３の形態をとる第１フィルタと、モータ後フィルタ４の形態をとる第２フィルタと、が固定されている。フィルタ筐体２は、フィルタ組立体１の長手方向軸Ａを画成する。モータ前フィルタ３及びモータ後フィルタ双方は、長手方向軸Ａに沿って見たときの断面で環状であり、双方は、長手方向軸Ａの回りに同心状に位置する。したがって、長手方向軸Ａは、フィルタ３、４のための共通軸を形成する。モータ前フィルタ３は、モータ後フィルタ４に軸方向で隣接して位置し、２つの間には空間が少なく、それにより、フィルタ組立体１の全体サイズを最小化する。しかしながら、２つのフィルタ３、４は、軸方向で重なっていない。

モータ前フィルタ３は、主としてモータ前フィルタで見られる、適切なフィルタ材料または材料の組合せで形成され得る。この場合において、モータ前フィルタ３は、スクリムまたはウェブ材料の層を含むフィルタ媒体とフリースのような不織布フィルタ媒体とこの不織布フィルタ媒体に続くスクリムまたはウェブ材料のさらなる層とを備える複数層を備える。静電フィルタ媒体は、同様に、必要に応じて含まれ得る。モータ後フィルタ４は、主としてモータ後フィルタで見られる、適切なフィルタ材料または材料の組合せで同様に形成され得る。この場合において、モータ後フィルタ４は、襞付ＨＥＰＡ標準（高性能微粒子）フィルタ媒体で形成されている。

フィルタ筐体は、２つの識別可能な別個の領域、すなわち、露出部分及び被包囲部分からなる。フィルタ筐体２の露出部分は、フィルタ筐体２の被包囲部分から延在するフレーム５を有する。モータ前フィルタ３は、フレーム５のうち露出部分の回りに位置する。フレーム５は、モータ前フィルタ３を支持するように機能し、それにより、モータ前フィルタは、フィルタ組立体１が使用中にあるときに、その環状形状を維持する。フィルタ筐体２の被包囲部分は、モータ後フィルタ４を囲む外側ケース６（図３において図示略）を有する。外側ケース６は、複数の通気孔７、すなわち開口部を有しており、これら通気孔を通して、空気のような流体は、フィルタ組立体１の外へ流動できる。したがって、通気孔７は、フィルタ組立体１の出口として機能する。図１において、モータ後フィルタ４は、フィルタ筐体２の外側ケース６にある通気孔７を通して部分的に視認可能である。

フィルタ筐体２は、同様に、フィルタ組立体１の内側においてモータ前フィルタ３とモータ後フィルタ４との間にほぼ位置する環状密封部８を備える。さらなる環状密封部９は、モータ前フィルタ３のうちモータ後フィルタ４から反対側においてフィルタ筐体の一軸方向端部に設けられている。環状密封部８及び９は、以下で詳述するように、フィルタ組立体が使用中であるときにモータ組立体を密封するように機能する。

外側ケース６は、無孔端壁部１０を有しており、モータ後フィルタ４は、所定位置で外側ケース６の内側に固定され、それにより、環状キャビティ１１は、モータ後フィルタ４と外側ケース６との間に画成されている。環状キャビティは、図１に示すように、単純に空隙であり得る、または、環状キャビティは、音波吸収発泡体のような別の材料を収容するために使用され得る。

モータ前フィルタ３とモータ後フィルタ４とフレーム５と外側ケース６の軸方向長さの大部分との全ては、環状形状であり、フィルタ組立体１は、長手方向軸Ａに沿って延びて端壁部１０で終端する盲孔１２を画成する。より詳しくは、モータ前フィルタ３とモータ後フィルタ４とフレーム５と外側ケース６の大部分とは、長手方向軸Ａの周囲に同心状に位置し、盲孔１２は、長手方向軸Ａと同一線上に延びる。

図４は、フィルタ組立体１と、筒状モータバケツ２０を備えるモータ組立体と、を示しており、図５は、図４のフィルタ組立体１及びモータ組立体を通る断面を示す。図６は、図５の組立体を示しており、フィルタ組立体１は、モータ組立体の周りの所定位置にある。

モータ組立体は、モータバケツ２０を備えており、このモータバケツは、真空モータへの入口として機能する複数の貫通孔２２を備えるモータバケツ入口２１と、真空モータからの出口として機能する複数の同様の貫通孔２４を備えるモータバケツ出口２３と、を備える。モータバケツの中央部分２５は、モータバケツ入口２１とモータバケツ出口２３とを分離させる。

真空モータ２６は、モータバケツ２０の内側に位置する。モータ入口２７は、モータバケツ入口２１と位置合わせされており、モータ出口２８は、モータバケツ出口２３と位置合わせされている。モータ出口２８とモータバケツ出口２３との間のキャビティ２９は、さらなる音響吸収の利点を提供するために、例えば開放セル型音響発泡体を収容し得る。

図５及び図６がモータ組立体から分離されたフィルタ組立体１を示す一方、図６は、モータ組立体の周りで所定位置にあるフィルタ組立体を示す。フィルタ組立体１の盲孔１２は、モータバケツ２０を覆うように適合されており、それにより、この盲孔は、長手方向軸Ａに沿う方向でモータ２６を覆うように重なる。したがって、フィルタ組立体１は、モータ２６の周りに位置しており、モータ前フィルタ３は、モータバケツ入口２１の回りに位置し、モータ後フィルタ４は、モータバケツ出口２３の周りに位置する。モータ前フィルタ３及びモータ後フィルタ４双方は、真空モータ２６と軸方向で重なっている。モータ前フィルタ３の軸方向全長、真空モータと軸方向で重なっており、モータ後フィルタの軸方向長さの約１５％は、真空モータと軸方向で重なっている。フィルタ組立体１は、フィルタ組立体１をモータバケツ２０にわたって長手方向軸Ａに沿って後方へスライドさせることによって、モータ組立体にわたって取外し可能かつ交換可能である。

動作中において、真空モータ２６は、矢印Ｂで示すように、モータ前フィルタ３を通して空気を引き込む。その後、空気は、モータバケツ入口２１にある貫通孔２２を介してモータバケツ２０内へ、そして、真空モータ２６を通って、流動する。流体がモータ出口２８から出た後、流体は、矢印Ｃで示すように、モータバケツ出口２３にある貫通孔２４を介してモータバケツ２０から戻るように通り、外側ケース６にある通気孔７を介してフィルタ組立体１から出る。図６から明らかなように、矢印Ｂ及びＣが各別に示すフィルタ組立体１内への及びフィルタ組立体１からの流動方向は、互いに逆である。モータ前フィルタ３に関する流動方向は、長手方向軸Ａに向かう方向で径方向内側であり、モータ後フィルタ４に関する流動方向は、長手方向軸Ａから離間する方向で径方向外側である。

環状密封部８は、モータバケツ２０の中央部分２５に当接して密封し、それにより、入口と出口との間におけるフィルタ組立体１内の流体流動を禁止する。さらなる環状密封部９は、モータバケツ２０のうち環状密封部８に対するモータバケツ入口２１の反対側にある別の部分を密封する。したがって、環状密封部８及び９は、モータバケツ入口２１の各側においてフィルタ組立体１を密封し、流体がフィルタ組立体１の周りに漏洩できないことを保証し、このような漏洩は、モータ２６の性能及び効率を低減し得る。

図７は、フィルタ組立体１と上記図面のモータ組立体とを備える真空掃除機３０を示す。真空掃除機３０は、手持式であるが、フィルタ組立体は、手持式真空掃除機で使用することに限定されない。真空掃除機３０は、塵埃分離器３１と、ピストル型把持部３２の形態にあるハンドルと、バッテリパック３３の形態にある電源と、上述したモータ組立体を備える主本体３４と、空気を真空掃除機３０内へ引き込む入口３６と、を備える。塵埃分離器３１は、モータによって入口３６を通して真空掃除機内に引き込まれた塵埃含有気流から塵埃を分離し、このモータは、主本体３４内に収容されており、バッテリパック３３によって給電される。モータを通過した後、清浄済空気は、フィルタ組立体１の外側ケース６にある通気孔７を通して真空掃除機３０から排出される。

真空掃除機３０、より詳しくは、この場合において主本体３４、塵埃分離器３１、モータ組立体及び入口３６は、組み合わせて、真空掃除機の長手方向軸Ｅを画成する。長手方向軸は、真空掃除機３０の前部から後部まで延在し、入口３６は、前部に位置し、フィルタ組立体１は、後部に位置する。フィルタ組立体１がモータバケツ２０において所定位置にある状態で、フィルタ組立体１の長手方向軸Ａは、真空掃除機３０の長手方向軸Ｅと同一線上にある。

フィルタ組立体１の外側ケース６は、製品の外面の一部を形成する（より詳しくは、この場合において、端壁部１０は、真空掃除機のうち後方を向く外面を形成し、外側ケース６の残りは、真空掃除機３０の周囲外面の一部を形成する）。これにより、例えばユーザがフィルタ組立体を真空掃除機から取り外す必要があり得るときにフィルタ組立体を維持管理している間、ユーザがフィルタ組立体を取り扱うことを容易にする。さらに、フィルタ組立体から出る空気は、環境内へ直接排出され、さらなるダクトを必要としない。

図８は、図７の真空掃除機３０からフィルタ組立体１を取り外す及び／または交換することを示す。両矢印Ｄで示すように、フィルタ組立体１は、モータバケツ２０を覆うフィルタ組立体を長手方向軸Ａの方向に沿ってスライドさせることによって、真空掃除機から取り外され、その後、真空掃除機に再び組み付けられる。モータバケツ出口２３は、図８から分かり得るが、モータバケツ入口は、主本体３４の内側に位置する。主本体３４は、モータバケツ２０の回りに環状凹部を有しており、それにより、フィルタ組立体１のうちモータ前フィルタ３を備える露出部分は、モータバケツ入口の周りにある所定位置へ主本体３４の内側をスライドできる。

ラグ３５もしくはキャッチ、または他の一時固定手段は、真空掃除機３０の主本体３４に設けられており、フィルタ組立体１を所定位置にロックして、真空掃除機３０の使用中にフィルタ組立体がスライドして外れることを防止する。フィルタ組立体（図示略）のフィルタ筐体には、対応するラグまたは係合部材があり、この対応するラグまたは係合部材は、主本体３４にあるキャッチ３５と係合する。フィルタ組立体１の回転は、係合部材をキャッチと係合させるために必要である。代替の一時固定手段は、キャッチ３５の替わりに使用され得る。例えば、フィルタ組立体１は、磁気係合を用いて、真空掃除機３０にある所定位置で保持され得る。

この配置のフィルタ組立体１は、フィルタ組立体の耐用年数中に間欠的に洗浄されてモータ前フィルタ３及び／またはモータ後フィルタ４に蓄積する塵埃を除去することを意図している。この場合において、フィルタ組立体１は、フィルタ組立体を蛇口の下で保持することによって、洗浄される。モータ前フィルタ３は、水流下でフィルタ組立体１を水平に保持し、フィルタ組立体を回転させつつモータ前フィルタ３を揉んでモータ前フィルタから塵埃を解放することによって、洗浄され、モータ後フィルタ４は、（端壁部が下方に位置する状態でフィルタ組立体を蛇口の下で保持することによって）外側ケース６の内部空間を水で繰り返し満たし、フィルタ組立体を倒立させてその水を捨てることによって、洗浄される。

本発明の一実施形態にかかる真空掃除機３０Ａを図９に示す。この実施形態にかかる真空掃除機３０Ａは、スティック式真空掃除機であり、この真空掃除機は、手持式真空掃除機３０と、掃除機ヘッド３８と、掃除機ヘッド３８と手持式真空掃除機３０とを接続する細長い硬質ワンド４０と、を備える。この実施形態にかかる手持式真空掃除機３０は、上述した図面の手持式真空掃除機とほぼ同じであり、したがって、差異のみを説明する。

掃除機ヘッド３８は、床係合吸引開口部（図示略）を有しており、この吸引開口部を通して、空気は、公知の態様で掃除機ヘッドに入り得る。ワンド４０は、中空であり、掃除機ヘッド３８と手持式真空掃除機３０の入口３６との間に流体連通を提供する。ワンド４０は、手持式真空掃除機３０の長手方向軸Ｅに沿って（この場合において長手方向軸Ｅと同一線上で）延在する。掃除機ヘッド３８は、ケース４２と、水平軸回りにケース４２に対して回転可能である出口ダクト４４と、を有する。出口ダクト４４は、ヒンジ連結部４６と、一対のドーム状車輪４８と、を有する。

動作中において、ユーザは、手持式真空掃除機３０のピストル型把持部３２を把持し、手持式真空掃除機の後部は、ユーザを向き、かつ、前部は、ユーザから離間するようにかつほぼ下方を向く。ワンド４０は、床に向けて延在し、掃除機ヘッド３８は、床上に載置され、スティック式真空掃除機３０Ａの重量の一部を取る。ユーザは、床のうちユーザが清掃したい領域に手持式真空掃除機３０の前部を「向け」、ワンド４０によって提供される硬質接続部を介して、掃除機ヘッドは、床のうち上記領域に向けて移動される。この場合において、ユーザは、同様に、手持式真空掃除機の長手方向軸Ｅ回りに手持式真空掃除機３０Ａを回転させることによって、掃除機ヘッドを「操縦」し得る。ワンド４０は、この回転を出口ダクト４４に伝達させ、同様に、出口ダクトを長手方向軸Ｅ回りに回転させる。したがって、出口ダクト４４は、ケース４２に対して回転し、車輪４８を傾け、ヒンジ連結部４６を曲げる。これにより、掃除機ヘッド３８のケース４２を再度方向付けさせ、掃除機ヘッドを床と係合させたままで掃除機ヘッドを水平面内で回転させる。

この実施形態にかかる手持式真空掃除機３０Ａを図１０及び図１１に示す。これら図面は、この手持式真空掃除機３０Ａが上述した真空掃除機と異なる方式を示す。

この実施形態にかかるフィルタ組立体１は、このフィルタ組立体が盲孔ではなく貫通孔１２Ａを有している点で、上述したフィルタ組立体からことなる。貫通孔は、上述したフィルタ組立体と同様にフィルタ組立体１の長手方向軸と同一線上にあるが、この場合において、貫通孔は、端壁部で終端するのではなくフィルタ組立体１の全長に延在する。この実施形態にかかるフィルタ組立体１は、同様に、このフィルタ組立体が周壁部５２と環状端壁部５４とに交差する面取面５０を有している点で、異なる。環状端壁部５４は、上記配置にかかる端壁部１０がしていたようには真空掃除機の後方を向く外面の一部を形成しない。端壁部５４は、貫通孔１２Ａを囲み、淵部５６を形成する。淵部５６は、さらなる環状密封部５８を有する。

この実施形態にかかる手持式真空掃除機３０は、同様に、モータバケツ２０が非穿孔型の軸方向端部を有し、この軸方向端部が周壁部６０と端壁部６２とを有する点で、異なる。端壁部６２は、スクリーン６４、より詳しくは平坦でありフルカラーのバックライト型ＴＦＴスクリーンを支持する。端壁部６２は、同様に、ボタン６６の形態にある一対の制御部材を支持する。スクリーン６４及びボタン６６は、後方を向き、使用中の視認性及びアクセス可能性のために、スクリーンは、長手方向軸Ｅに垂直であり、ボタンの作動線は、長手方向軸Ｅと平行である。

この実施形態において、貫通孔１２Ａの軸方向全長は、モータバケツを受ける。したがって、スクリーン６４及びボタン６６は、フィルタ組立体１によって囲まれているが、貫通孔１２Ａを通して突出しており、それにより、これらスクリーン及びボタンは、端壁部５４から若干出ている。しかしながら、他の実施形態において、モータバケツ２０は、貫通孔１２Ａの途中までのみ延在し得、それにより、スクリーンは、端壁部５４の後方へ奥まっており、貫通孔１２Ａを通して視認可能である（そして、それにより、ボタン６６は、貫通孔１２Ａを通して視認可能でありかつ動作可能である）。

フィルタ組立体１がモータバケツ２０の周りで所定位置にある状態で、環状密封部５８は、モータバケツ２０の非穿孔型の軸方向端部の周壁部６０に係合する。したがって、モータバケツ出口２３を通してモータバケツ２０から出る空気は、モータバケツ２０と淵部５６との間から漏洩できず、その替わりに、モータ前フィルタ４を通過し、通気孔７から外へ出なければならない。

この実施形態にかかるフィルタ組立体１は、上述した配置の洗浄と同様に洗浄されることを意図している。モータ前フィルタ３は、上述と同じ態様で洗浄されるが、貫通孔１２Ａに起因して、モータ後フィルタ４を洗浄するように外側ケース６の内側の空間を繰り返し満たして空にすることを必要としない。フィルタ組立体１は、単純に、蛇口の下で所定角度で保持され得、それにより、水流は、貫通孔１２Ａを通って流動し、モータ後フィルタの内側に衝突し、その後、貫通孔の他端部から外へ流出する。さらに、必要に応じて、ユーザは、ユーザの指を貫通孔１２Ａの後端部内に至らせ得、それにより、モータ後フィルタ４を激しく動かす。したがって、この実施形態にかかるフィルタ組立体１を洗浄することは、より迅速にかつ／またはより効率的になり得る。

図１２及び図１３は、本発明の別の実施形態にかかるフィルタ組立体１を示す。この実施形態にかかるフィルタ組立体１は、図９から図１１のフィルタ組立体とほぼ同じであり、実際には手持式真空掃除機３０におけるフィルタ組立体の代替として使用され得、したがって、差異のみを説明する。

この場合において、フィルタ組立体の外側ケース６は、透明である。これにより、単に通気孔７を通して対にすることによってまたは外側ケース６をフレーム５から取り外すことによって視認可能であるのではなく、外側ケース６を通してモータ後フィルタ４を視認することが可能となる。この場合において外側ケース６全体が透明であるので、外側ケース６によって画成される後方を向く面及び周面双方は、透明である。

この実施形態にかかるフィルタ組立体１は、このフィルタ組立体が周壁部５２と環状端壁部５４との間に面取面ではなくフィレ面６８を有する点で、上述した実施形態のフィルタ組立体とは異なる。これにより、フィルタ組立体１の（ひいては手持式真空掃除機の）審美性を改善し得る、必要に応じてフィルタ組立体１をより容易に洗浄しもしくは乾燥させ得る、かつ／または、フィルタ組立体を通る気流を改善し得る。

特有の実施形態をさらに説明したが、理解することは、特許請求の範囲で規定されるように、本発明の範囲から逸脱することなく様々な改変をなし得ること、である。例えば、上述した実施形態において、モータ前フィルタ及びモータ後フィルタは、円状断面形状を有する。しかしながら、代替の実施形態において、他の断面形状を適用し得る。例えば、モータ前フィルタ及びモータ後フィルタの断面形状は、楕円状、長円状、正方形状、馬蹄形状または矩形状であり得る。さらに、上述した実施形態すべてが双方が同じ断面形状を有するモータ前フィルタ及びモータ後フィルタを示しているが、理解することは、代替の実施形態において、モータ前フィルタがモータ後フィルタに対して異なる断面形状を有し得ること、である。したがって、モータ前フィルタ及びモータ後フィルタ、並びにこれらフィルタを収容するフィルタ組立体の形状は、これらフィルタ及びフィルタ組立体を使用する真空掃除機の要件に適合し得る。

さらに、上述した配置及び実施形態が透明な外側ケースまたは不透明な外側ケースを有しているが、理解することは、本発明にかかるフィルタ組立体が半透明であり得る、または、フィルタ組立体に透明な／半透明な窓部を有して不透明であり得る、ことである。

疑義を回避するために、上述した選択的なかつ／または好ましい機能は、適切な組合せで、特に添付の特許請求の範囲で設定された組合せで、利用され得る。適切であれば、本発明の一態様に関して説明した機能は、同様に、本発明の別の態様に適用され得る、かつ／または、本発明を理解するのに有用な配置に関して説明した機能は、同様に、本発明の一態様に適用され得る。

１ フィルタ組立体、２ フィルタ筐体、３ モータ前フィルタ、４ モータ後フィルタ、６ 外側ケース、７ 通気孔、８，９ 環状密封部、１２ 盲孔、１２Ａ 貫通孔、２０ 筒状モータバケツ、２６ 真空モータ、３０ 手持式真空掃除機、３０Ａ 手持式真空掃除機，スティック式真空掃除機、３２ ピストル型把持部、３４ 主本体、３６ 入口、５６ 淵部、５８ 環状密封部、６４ スクリーン

Claims (15)

1. 主本体及びフィルタ組立体を備える真空掃除機であって、
   前記主本体が、当該真空掃除機を通る気流を引き込むための真空モータを備え、
   前記フィルタ組立体が、第１フィルタと、当該真空掃除機の外面の一部を形成するように構成されたフィルタ筐体と、を備え、
   前記フィルタ組立体が、長手方向軸と、当該フィルタ組立体を通る前記長手方向軸に沿って延びる貫通孔と、を画成することを特徴とする真空掃除機。
2. 前記フィルタ組立体が、第２フィルタをさらに備えることを特徴とする請求項１に記載の真空掃除機。
3. 前記第１フィルタが、モータ前フィルタとして構成されており、前記第２フィルタが、モータ後フィルタとして構成されていることを特徴とする請求項２に記載の真空掃除機。
4. 前記第１及び第２フィルタが、前記軸方向で重なっていないことを特徴とする請求項２または３に記載の真空掃除機。
5. 前記フィルタのうちの一方または双方の断面形状が、前記長手方向軸で見て、ほぼ環状であることを特徴とする請求項２から４のいずれか１項に記載の真空掃除機。
6. 前記フィルタ筐体が、前記貫通孔の周りに延在する淵部を画成し、
   前記淵部が、環状密封部材を備えることを特徴とする請求項１から５のいずれか１項に記載の真空掃除機。
7. 前記筐体が、前記第２フィルタの少なくとも一部を囲む外側ケースを備えることを特徴とする請求項１から６のいずれか１項に記載の真空掃除機。
8. 前記外側ケースが、１以上の通気孔を備え、
   前記通気孔を通して、空気が、前記フィルタ組立体から排気されることが可能であることを特徴とする請求項７に記載の真空掃除機。
9. 前記外側ケースの少なくとも一部が、透明または半透明であることを特徴とする請求項７または８に記載の真空掃除機。
10. 電子視認ディスプレイをさらに備え、
    前記電子視認ディスプレイが、前記フィルタ組立体の前記貫通孔を通して突出するまたは前記貫通孔を通して視認可能であることを特徴とする請求項１から９のいずれか１項に記載の真空掃除機。
11. 前記フィルタ組立体が、前記貫通孔の内側にある前記真空モータの少なくとも一部を受けるように位置可能であることを特徴とする請求項１から１０のいずれか１項に記載の真空掃除機。
12. 前記モータが、前記主本体のモータバケツの内側に収容されており、
    前記モータバケツが、前記フィルタ組立体の前記貫通孔を通して突出することを特徴とする請求項１１に記載の真空掃除機。
13. 当該真空掃除機が、手持式またはスティック式の真空掃除機であり、
    当該真空掃除機の長手方向軸に対してほぼ横方向に位置するピストル型把持部であって、前記長手方向軸が当該真空掃除機の前端部から後端部まで延びる、ピストル型把持部と、
    前記ピストル型把持部に向けて位置する空気入口と、
    をさらに備え、
    前記フィルタ組立体が、当該真空掃除機の後部に位置することを特徴とする請求項１から１２のいずれか１項に記載の真空掃除機。
14. 前記フィルタ組立体が、前記主本体に取外し可能に装着可能であることを特徴とする請求項９から１３のいずれか１項に記載の真空掃除機。
15. 請求項１から１４のいずれか１項に記載の真空掃除機のためのフィルタ組立体。

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