JP2017056394A - し渣分離脱水装置 - Google Patents
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Abstract
Description
これに対し、本発明によれば、し渣乗り継ぎ部によりスクリューの上流側端部とドラムスクリーンとが一体に回転するので、ドラムスクリーンとスクリューの先端との間に摺動は生じず、分離し渣はスムーズにスクリューに移送される。
ケーシング6は、ドラムスクリーン2およびスクリュー脱水機3とを直列水平状に内装するように、ドラムスクリーン2およびスクリュー脱水機3の軸心Oに沿って延びる横長形状を呈している。ケーシング6は、上部と前部(上流側)と後部(下流側)とが開口した本体部6Aと、本体部6Aの上開口部に取り付けられる開閉カバー6Bと、前開口部に取り付けられる前板6Cと、後開口部に取り付けられる後板6Dと、を備えて構成されており、本体部6Aの底部に設けられた架台7を介して所定の設置面に設置される。本体部6Aの底部には、ドラムスクリーン2で処理された濾液T1と、スクリュー脱水機3で処理された濾液T3とを排出するための濾液排出口8が形成されている。
し渣は流入トラフ9を介してドラムスクリーン2に投入される。ケーシング6の前板6Cには流入管10が軸心Oに沿って挿通しており、ケーシング6内の流入管10の末端に流入トラフ9が取り付けられている。流入管10は、支持ブラケット11(図3も参照)を介してケーシング6に支持されている。流入トラフ9は、軸心Oに沿う略円筒状を呈しており、ドラムスクリーン2の内部に配置されている。流入トラフ9には、略全長にわたり、図4に示すように軸心Oとの直交横方向の一端寄りの上部において越流口12が開口形成されている。つまり、越流口12はドラムスクリーン2の内周面に向けて開口形成されている。流入管10を通して投入されたし渣は、流入トラフ9に流入し、流入トラフ9の下流側端部に当接して越流口12から越流する。越流したし渣は、ドラムスクリーン2の内周面に供給されることになる。一旦ドラムスクリーン2の内周面に供給されることにより、投入し渣は、スクリュー脱水機3に直接投入されることなく、ドラムスクリーン2の分離機能によって濾液T1と分離し渣T2とに確実に分けられたうえで、分離し渣T2がスクリュー脱水機3に移送される。流入トラフ9の下流側端部とスクリュー4の上流側端部との間の範囲である水切り部61の距離を適宜に設定することにより、濾液T1と分離し渣T2との分離機能を確保できる。
図1,図2において、ドラムスクリーン2は、逆三角形の断面形状のワイヤー(バー)2Aを等間隔に並べて目(スリット)を形成したいわゆるウエッジワイヤースクリーンからなり、軸心O方向に沿うワイヤー2Aが軸心Oを中心として円周方向に等間隔に並べられている。各ワイヤー2Aは、一端側(上流側)が環状ブラケット13に溶接により固定され、他端側(下流側)が環状ブラケット14に溶接により固定されている。ドラムスクリーン2の外周には、複数のサポートロッド15が巻回されている。ドラムスクリーン2の内周には、ドラムスクリーン2の回転に伴い、し渣をスクリュー脱水機3側に搬送するためのリブ16が螺旋状に取り付けられている。
スクリュー4は、軸心Oを中心とするスクリュー軸17と、スクリュー軸17に螺旋状に巻回された羽根18と、を備えている。つまり、スクリュー4はドラムスクリーン2と同軸上に位置している。特許文献1においては、スクリュー脱水機におけるし渣搬入口がドラムスクリーンの内部で上方に開口しているのに対し、本発明のスクリュー脱水機3は、そのし渣搬入口51がドラムスクリーン2の下流端開口部と同じ大きさのまま、軸心O方向に開口形成されることとなる。本実施形態においてし渣搬入口51は、スクリーンハウジング5の上流端の開口部である。
図1において、本実施形態のし渣分離脱水装置1は、し渣に圧力を加えてし渣の脱水効果を高める背圧機構21を備えている。スクリュー軸17の後側は、スクリーンハウジング5の後端開口部から後方に延設しており、このスクリュー軸17の延設部位に背圧機構21が取り付けられている。後板6Dの後面側には、上方のカバー22Aおよび下方のシュート22Bからなる排出ケーシング22が取り付けられており、背圧機構21は排出ケーシング22の内部に配置される。
スクリュー軸17の後端周りは、排出ケーシング22の後面よりも後方に延設されている。排出ケーシング22の後面には軸受ブラケット28が取り付けられており、スクリュー軸17の後端周りは軸受29を介して軸受ブラケット28に支承されている。軸受ブラケット28にはモータ取付フランジ30を介して減速機付きのモータ31がボルトにより取り付けられており、スクリュー軸17の後端がモータ31に接続されている。モータ31は、ドラムスクリーン2およびスクリュー4の駆動源を構成する。
ドラムスクリーン2の下流側端部は、スクリュー4に連結部32を介して一体回転可能に連結されているとともに、スクリーンハウジング5に軸受33を介して支承されている。図6に示すように、ドラムスクリーン2の環状ブラケット14には、第1フランジ34がボルト35により締結固定されている。第1フランジ34は、軸心Oに沿って延びる筒部34Aと、筒部34Aから軸心Oの径外方向に延びる突部34Bと、を有した断面略L字形を呈した部材であり、突部34Bが環状ブラケット14の後面にあてがわれてボルト35により締結固定されている。
し渣は、流入管10、流入トラフ9からドラムスクリーン2の内部に投入される。ドラムスクリーン2は、モータ31の駆動により、連結部32を介してスクリュー4と一体に回転し、し渣が濾液T1と分離し渣T2とに分離される。ドラムスクリーン2は、下流端側が軸受33を介してスクリーンハウジング5に支承され、上流端側がガイドローラ41に支承されることで、安定した姿勢で回転する。濾液T1はスクリーン目から落下して濾液排出口8から排出され、分離し渣T2はリブ16の送り作用によりスクリュー脱水機3に移送される。
2 ドラムスクリーン
3 スクリュー脱水機
4 スクリュー
5 スクリーンハウジング
6 ケーシング
9 流入トラフ
17 スクリュー軸
18 羽根
21 背圧機構
31 モータ(駆動源)
32 連結部
33 軸受
34 第1フランジ
36 第2フランジ
38 ガイドシュー固定ブロック
39 ガイドシュー
41 ガイドローラ
42 連結溝
43 第1ブラケット
44 第2ブラケット
51 し渣搬入口
62 し渣乗り継ぎ部
Claims (7)
- し渣を濾液と分離し渣とに分離処理するドラムスクリーンと、
スクリューとスクリーンハウジングとを有して前記分離し渣を脱水処理するスクリュー脱水機と、
を備えたし渣分離脱水装置において、
前記ドラムスクリーンと前記スクリューとが、同軸上に配置されて1つの駆動源により一体に回転し、
スクリュー脱水機におけるし渣搬入口が軸方向に開口していることを特徴とするし渣分離脱水装置。 - 前記スクリューの上流側端部は、前記スクリーンハウジングから前記ドラムスクリーンの内部まで延設されて、該スクリューの上流側端部とドラムスクリーンとが一体回転するし渣乗り継ぎ部を備えていることを特徴とする請求項1に記載のし渣分離脱水装置。
- 前記ドラムスクリーンの下流側端部は、前記スクリューに連結部を介して一体回転可能に連結されているとともに、前記スクリーンハウジングに軸受を介して支承されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のし渣分離脱水装置。
- 前記ドラムスクリーンの下流側端部に形成される第1フランジと、
前記スクリーンハウジングの上流側端部に形成される第2フランジと、
を備え、
前記軸受は、前記第1フランジの外周面と前記第2フランジの内周面との間に介設されたフッ素樹脂製の輪帯状部材からなることを特徴とする請求項3に記載のし渣分離脱水装置。 - 前記連結部は、
前記スクリューの軸方向に延びる連結溝が形成されるように前記第1フランジの内周面に取り付けられる第1ブラケットと、
前記スクリューの羽根に取り付けられ、前記連結溝に挿入される第2ブラケットと、
を備えて構成されていることを特徴とする請求項4に記載のし渣分離脱水装置。 - 前記スクリューの羽根は、上流側が2条に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のし渣分離脱水装置。
- 前記ドラムスクリーンの内周面に向けて開口した越流口を有し、前記ドラムスクリーンの内部にし渣を投入する流入トラフを備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載のし渣分離脱水装置。
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KR102570590B1 (ko) * | 2023-02-23 | 2023-08-25 | (주)유원산업 | 오토 스트레이너를 이용한 오폐수 압착 및 탈수 장치 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001321614A (ja) * | 2000-05-17 | 2001-11-20 | Ebara Jitsugyo Co Ltd | スクリーン式固液分離装置 |
JP2006051516A (ja) * | 2004-08-11 | 2006-02-23 | Maezawa Ind Inc | スクリュープレスのスクリーン洗浄装置 |
JP2013018020A (ja) * | 2011-07-11 | 2013-01-31 | Marsima Aqua System Corp | し渣分離脱水装置 |
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2015
- 2015-09-15 JP JP2015181842A patent/JP6582294B2/ja active Active
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