JP2019162632A - し渣分離脱水装置 - Google Patents

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【課題】し渣をドラムスクリーンからスクリュー脱水機へ効率良く移行できるとともに、装置の低コスト化を図れるし渣分離脱水装置を提供する。【解決手段】し渣を濾液T1と分離し渣T2とに分離処理するドラムスクリーン2と、スクリュー4とスクリーンハウジング5とを有して分離し渣T2を脱水処理するスクリュー脱水機3と、を備えたし渣分離脱水装置1において、ドラムスクリーン2とスクリュー4とが、同軸上に配置されて1つのモータ31により一体に回転し、スクリュー脱水機3におけるし渣搬入口51が軸方向に開口している。スクリュー4の上流側端部は、スクリーンハウジング5からドラムスクリーン2の下流側端部回りの内部まで延設されて、スクリュー4の上流側端部とドラムスクリーン2とが一体回転するし渣乗り継ぎ部62を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、し渣分離脱水装置に関する。
し渣を濾液と分離し渣とに分離処理するドラムスクリーンと、前記分離し渣を脱水処理するスクリュー脱水機と、を備えたし渣分離脱水装置の従来例として特許文献1に記載のものが挙げられる。特許文献1には、ドラムスクリーンの内部にスクリュー脱水機を配置し、ドラムスクリーンの内壁に設けたブレードでし渣を掻き揚げてスクリュー脱水機のし渣投入用シュートに投入する技術が記載されている。
特開2001−321614号公報
しかしながら、ブレードでし渣を掻き揚げる特許文献1に記載の技術では、し渣の形状によっては掻き揚げることが困難な場合があり、し渣をし渣投入用シュートに効率良く投入できないおそれがある。また、ドラムスクリーンの内壁とし渣投入用シュートとが対向しているため、し渣がドラムスクリーンの内壁とし渣投入用シュートとの間で詰まるおそれもある。さらに、ドラムスクリーンを回転する駆動源とスクリュー脱水機を回転する駆動源とを個別に要するため、装置が高価になるという問題がある。
また、回転するドラムスクリーン内の分離し渣が回転するスクリューの上流側端部に乗り継ぐ、つまり移送されるとき、もしスクリューの上流側端部がスクリーンハウジング内に位置すると、スクリーンハウジングとスクリューの先端とが摺動することになる。これにより、スクリュー周りに分離し渣の絡み付きや塊状体が滞留しやすい状態となるおそれがある。
本発明はこのような課題を解決するために創作されたものであり、し渣をドラムスクリーンからスクリュー脱水機へ効率良く移行できるとともに、装置の低コスト化を図れるし渣分離脱水装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、し渣を濾液と分離し渣とに分離処理するドラムスクリーンと、スクリューとスクリーンハウジングとを有して前記分離し渣を脱水処理するスクリュー脱水機と、を備えたし渣分離脱水装置において、前記ドラムスクリーンと前記スクリューとが、同軸上に配置されて1つの駆動源により一体に回転し、スクリュー脱水機におけるし渣搬入口が軸方向に開口し、前記ドラムスクリーンの下流側端部は、前記スクリューに連結部を介して一体回転可能に連結されているとともに、前記スクリューの上流側端部は、前記スクリーンハウジングから前記ドラムスクリーンの下流側端部回りの内部まで延設されて、該スクリューの上流側端部とドラムスクリーンとが一体回転するし渣乗り継ぎ部を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、し渣をドラムスクリーンからスクリュー脱水機に効率良く移行させることができる。また、ドラムスクリーンとスクリューとを回転させるに当たり、駆動源が1つで済むので、部品点数の低減と低コスト化を図れる。また、連結部を備えることにより、ドラムスクリーンとスクリューとの一体回転構造を簡単な構成で実現できる。また、スクリューの上流側端部とドラムスクリーンとが一体に回転するので、し渣乗り継ぎ部により、ドラムスクリーンとスクリューの先端との間に摺動は生じず、分離し渣はスムーズにスクリューに移送される。
また、本発明は、前記ドラムスクリーンの下流側端部に形成される第1フランジを有し、前記連結部は、前記スクリューの軸方向に延びる連結溝が形成されるように前記第1フランジの内周面に取り付けられる第1ブラケットと、前記スクリューの羽根に取り付けられ、前記連結溝に挿入される第2ブラケットと、を備えて構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、ドラムスクリーンとスクリューとを迅速かつ容易に連結でき、組み付け性が向上する。
また、本発明は、前記スクリューの羽根は、上流側が2条に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、し渣をドラムスクリーンからスクリュー脱水機に一層効率良く移行させることができる。
また、本発明は、前記ドラムスクリーンの内周面に向けて開口した越流口を有し、前記ドラムスクリーンの内部にし渣を投入する流入トラフを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ドラムスクリーンの内周面に向けて開口した越流口を介してドラムスクリーンの内部にし渣が投入されるので、し渣は一旦ドラムスクリーンの内周面に供給されたうえでスクリュー脱水機に移送されることになる。これにより、投入し渣を、ドラムスクリーンの分離機能によって濾液と分離し渣とに確実に分けたうえで、分離し渣のみをスクリュー脱水機に移送することができる。
本発明によれば、し渣をドラムスクリーンからスクリュー脱水機に効率良く移行させることができる。また、ドラムスクリーンとスクリューとを回転させるに当たり、駆動源が1つで済むので、部品点数の低減と低コスト化を図れる。
本発明のし渣分離脱水装置の側断面図である。 本発明のし渣分離脱水装置の分解斜視図である。 図1におけるA−A断面図である。 図1におけるB−B断面図である。 図1におけるC−C断面図である。 軸受およびガイドシュー周りの側断面図である。 (a)は連結部周りの側断面図、(b)は(a)におけるD矢視図である。
図1および図2において、し渣分離脱水装置1は、投入されたし渣を濾液T1と分離し渣T2とに分離処理するドラムスクリーン2と、スクリュー4とスクリーンハウジング5とを有して分離し渣T2を脱水処理するスクリュー脱水機3と、を備えている。ドラムスクリーン2とスクリュー脱水機3とはケーシング6に内装されている。
「ケーシング6」
ケーシング6は、ドラムスクリーン2およびスクリュー脱水機3とを直列水平状に内装するように、ドラムスクリーン2およびスクリュー脱水機3の軸心Oに沿って延びる横長形状を呈している。ケーシング6は、上部と前部(上流側)と後部(下流側)とが開口した本体部6Aと、本体部6Aの上開口部に取り付けられる開閉カバー6Bと、前開口部に取り付けられる前板6Cと、後開口部に取り付けられる後板6Dと、を備えて構成されており、本体部6Aの底部に設けられた架台7を介して所定の設置面に設置される。本体部6Aの底部には、ドラムスクリーン2で処理された濾液T1と、スクリュー脱水機3で処理された濾液T3とを排出するための濾液排出口8が形成されている。
「流入トラフ9」
し渣は流入トラフ9を介してドラムスクリーン2に投入される。ケーシング6の前板6Cには流入管10が軸心Oに沿って挿通しており、ケーシング6内の流入管10の末端に流入トラフ9が取り付けられている。流入管10は、支持ブラケット11(図3も参照)を介してケーシング6に支持されている。流入トラフ9は、軸心Oに沿う略円筒状を呈しており、ドラムスクリーン2の内部に配置されている。流入トラフ9には、略全長にわたり、図4に示すように軸心Oとの直交横方向の一端寄りの上部において越流口12が開口形成されている。つまり、越流口12はドラムスクリーン2の内周面に向けて開口形成されている。流入管10を通して投入されたし渣は、流入トラフ9に流入し、流入トラフ9の下流側端部に当接して越流口12から越流する。越流したし渣は、ドラムスクリーン2の内周面に供給されることになる。一旦ドラムスクリーン2の内周面に供給されることにより、投入し渣は、スクリュー脱水機3に直接投入されることなく、ドラムスクリーン2の分離機能によって濾液T1と分離し渣T2とに確実に分けられたうえで、分離し渣T2がスクリュー脱水機3に移送される。流入トラフ9の下流側端部とスクリュー4の上流側端部との間の範囲である水切り部61の距離を適宜に設定することにより、濾液T1と分離し渣T2との分離機能を確保できる。
「ドラムスクリーン2」
図1,図2において、ドラムスクリーン2は、逆三角形の断面形状のワイヤー(バー)2Aを等間隔に並べて目(スリット)を形成したいわゆるウエッジワイヤースクリーンからなり、軸心O方向に沿うワイヤー2Aが軸心Oを中心として円周方向に等間隔に並べられている。各ワイヤー2Aは、一端側(上流側)が環状ブラケット13に溶接により固定され、他端側(下流側)が環状ブラケット14に溶接により固定されている。ドラムスクリーン2の外周には、複数のサポートロッド15が巻回されている。ドラムスクリーン2の内周には、ドラムスクリーン2の回転に伴い、し渣をスクリュー脱水機3側に搬送するためのリブ16が螺旋状に取り付けられている。
「スクリュー脱水機3」
スクリュー4は、軸心Oを中心とするスクリュー軸17と、スクリュー軸17に螺旋状に巻回された羽根18と、を備えている。つまり、スクリュー4はドラムスクリーン2と同軸上に位置している。特許文献1においては、スクリュー脱水機におけるし渣搬入口がドラムスクリーンの内部で上方に開口しているのに対し、本発明のスクリュー脱水機3は、そのし渣搬入口51がドラムスクリーン2の下流端開口部と同じ大きさのまま、軸心O方向に開口形成されることとなる。本実施形態においてし渣搬入口51は、スクリーンハウジング5の上流端の開口部である。
羽根18は下流に向かうにしたがい縮径する形状を呈している。羽根18は、上流側のみスクリュー軸17に2条に巻回された、ダブルフライトスクリューとなっている。スクリーンハウジング5は、その内周面が羽根18の外縁に僅かの隙間を空けて対向する形状であって、羽根18の縮径に合わせて下流に向かうにしたがい縮径する略円錐筒形状を呈している。これにより、し渣の圧縮容積が下流に向かうにしたがい小さくなるので、し渣は下流に向かうにしたがって効果的に圧搾され、スクリーンハウジング5に形成された複数の小孔19から濾液T3が排出される。なお、スクリーンハウジング5の下流端周りは一定径の円筒形状を呈している。
スクリーンハウジング5の下流側端部は、ケーシング6の後板6Dに固定されている。また、スクリーンハウジング5の上流側端部には後に詳述する第2フランジ36が形成されており、この第2フランジ36に取付ブラケット20(図2,図5)が左右一対に取り付けられている。スクリーンハウジング5の上流側端部は、この取付ブラケット20を介してケーシング6の本体部6Aに固定されている。
前記スクリュー4の羽根18の上流側端部は、前記スクリーンハウジング5から前記ドラムスクリーン2の下流側端部周りの内部まで延設されて、スクリュー4の羽根18の上流側端部とドラムスクリーン2とが一体回転するし渣乗り継ぎ部62を構成している。このし渣乗り継ぎ部62は、延設したスクリュー4の上流側端部からスクリーンハウジング5の上流側端部までの範囲として構成している。
「背圧機構21」
図1において、本実施形態のし渣分離脱水装置1は、し渣に圧力を加えてし渣の脱水効果を高める背圧機構21を備えている。スクリュー軸17の後側は、スクリーンハウジング5の後端開口部から後方に延設しており、このスクリュー軸17の延設部位に背圧機構21が取り付けられている。後板6Dの後面側には、上方のカバー22Aおよび下方のシュート22Bからなる排出ケーシング22が取り付けられており、背圧機構21は排出ケーシング22の内部に配置される。
背圧機構21の一例を説明すると、背圧機構21は、スクリュー軸17に軸方向に移動自在に取り付けられる背圧部材23と、スクリュー軸17に固定されるフランジ部24と、背圧部材23とフランジ部24との間に介設され、背圧部材23を上流側に向けて常時押圧する付勢手段としての圧縮コイルばね25と、を備えて構成されている。背圧部材23の前部には傾斜面23Aが形成されている。そして、ケーシング6の後板6Dにはこの傾斜面23Aと接面する水切り部材26が取り付けられている。
以上の構造により、スクリーンハウジング5内のし渣に、水切り部材26に接面してスクリーンハウジング5の後端開口部を塞いでいる背圧部材23によって圧力が加わることで、効果的に脱水される。所定の圧力が加わると、し渣が圧縮コイルばね25の付勢力に抗して背圧部材23を下流側に押しやり、し渣T4がシュート22Bの排出口27から落下排出される。
「駆動源(モータ31)」
スクリュー軸17の後端周りは、排出ケーシング22の後面よりも後方に延設されている。排出ケーシング22の後面には軸受ブラケット28が取り付けられており、スクリュー軸17の後端周りは軸受29を介して軸受ブラケット28に支承されている。軸受ブラケット28にはモータ取付フランジ30を介して減速機付きのモータ31がボルトにより取り付けられており、スクリュー軸17の後端がモータ31に接続されている。モータ31は、ドラムスクリーン2およびスクリュー4の駆動源を構成する。
「連結部32,軸受33」
ドラムスクリーン2の下流側端部は、スクリュー4に連結部32を介して一体回転可能に連結されているとともに、スクリーンハウジング5に軸受33を介して支承されている。図6に示すように、ドラムスクリーン2の環状ブラケット14には、第1フランジ34がボルト35により締結固定されている。第1フランジ34は、軸心Oに沿って延びる筒部34Aと、筒部34Aから軸心Oの径外方向に延びる突部34Bと、を有した断面略L字形を呈した部材であり、突部34Bが環状ブラケット14の後面にあてがわれてボルト35により締結固定されている。
一方、スクリーンハウジング5の上流側端部には、第2フランジ36が取り付けられている。第2フランジ36は、前記筒部34Aの外側に位置するように軸心Oに沿って延びる筒部36Aと、筒部36Aから軸心Oの径内方向に延びる支持部36Bと、を有した断面略L字形を呈した部材であり、支持部36Bの内端がスクリーンハウジング5の上流側端部に溶接等により取り付けられている。
第1フランジ34の筒部34Aの外周面と、第2フランジ36の筒部36Aの内周面との間には、軸受33が介設されている。軸受33は、厚みが1mm程度の輪帯状部材からなり、フッ素樹脂製である。軸受33は、その外周面が筒部36Aの内周面に接着剤により接着されており、軸受33の内周面と筒部34Aの外周面とが擦接するようになっている。この場合、筒部34Aの外周面は耐摩耗性の向上のために硬度処理することが好ましく、ロックウェル硬さが50HRC以上のクロームメッキ処理することがより好ましい。なお、筒部34Aに形成された溝には、筒部34Aの外周面と軸受33との間を封止するOリング37が取り付けられている。場合により、軸受33の内周面と筒部34Aの外周面とを接着剤により接着し、軸受33の外周面と筒部36Aの内周面とが擦接するようにしてもよい。
第2フランジ36の筒部36Aの外周面には、ガイドシュー固定ブロック38が図示しないボルト又は溶接等により図5に示すように円周方向に間隔を空けて複数(図5では3つ)取り付けられている。図6において、各ガイドシュー固定ブロック38にはガイドシュー39がボルト40により締結固定されている。ガイドシュー39に形成されたガイド溝39Aには、第1フランジ34の突部34Bの外端が入り込んでいる。これにより、スクリーンハウジング5に対するドラムスクリーン2の軸心O方向の移動が規制される。
以上のように、ドラムスクリーン2の下流側端部は、軸受33を介してスクリーンハウジング5に支承される。ドラムスクリーン2の上流側端部は、環状ブラケット13にて、図3に示すように、ケーシング6に取り付けられ軸心O方向と平行な軸心回りに回転可能な一対のガイドローラ41に重量支持される。
図7において、連結部32は、軸心O方向に延びる連結溝42が形成されるように第1フランジ34の内周面に取り付けられる第1ブラケット43と、スクリュー4の羽根18に取り付けられ、連結溝42に挿通される第2ブラケット44と、を備えて構成されている。第1ブラケット43は左右一対として第1フランジ34の内周面にボルト45により締結固定され、第1ブラケット43,43間に連結溝42が形成される。第2ブラケット44は、断面L字形状を呈しており、一辺部が羽根18にボルト46により締結固定され、他辺部が連結溝42に挿入される。これにより、羽根18とドラムスクリーン2とが一体回転する。
「作用」
し渣は、流入管10、流入トラフ9からドラムスクリーン2の内部に投入される。ドラムスクリーン2は、モータ31の駆動により、連結部32を介してスクリュー4と一体に回転し、し渣が濾液T1と分離し渣T2とに分離される。ドラムスクリーン2は、下流端側が軸受33を介してスクリーンハウジング5に支承され、上流端側がガイドローラ41に支承されることで、安定した姿勢で回転する。濾液T1はスクリーン目から落下して濾液排出口8から排出され、分離し渣T2はリブ16の送り作用によりスクリュー脱水機3に移送される。
ドラムスクリーン2とスクリュー4とが一体に同期回転しているので、分離し渣T2は、ドラムスクリーン2からスクリュー脱水機3に移行する際にスクリュー4への絡み付きがさほど生じることなく、スムーズにスクリュー脱水機3内に入り込む。スクリュー4の上端側端部と、ドラムスクリーン2と環状ブラケット14と第1フランジ34とが一体に回転するし渣乗り継ぎ部62が形成されているので、分離し渣T2は、よりスムーズにスクリュー脱水機3内に入り込む。スクリュー脱水機3におけるし渣搬入口51は、軸心O方向に開口しており、また、ドラムスクリーン2の内径と略同径であるので、これによっても、分離し渣T2はドラムスクリーン2からスクリュー脱水機3にスムーズに入り込む。さらに、スクリュー4の上流側の羽根18が2条に形成されているので、し渣は、よりスムーズにスクリュー脱水機3内に入り込む。スクリュー脱水機3で処理された濾液T3はスクリーンハウジング5の小孔19から落下して濾液排出口8から排出され、脱水されたし渣T4は背圧機構21を介して排出口27から排出される。
以上のように、ドラムスクリーン2とスクリュー脱水機3のスクリュー4とを、同軸上に配置して1つの駆動源により一体に回転させ、スクリュー脱水機におけるし渣搬入口51を軸方向に開口させる構造とすれば、し渣をドラムスクリーン2からスクリュー脱水機3に効率良く移行させることができる。また、ドラムスクリーン2とスクリュー4とを回転させるに当たり、駆動源が1つで済むので、部品点数の低減と低コスト化を図れる。
また、スクリュー4の上流側端部をドラムスクリーン2の下流側端部の内部まで延設し、当該延設したスクリュー4の上流側端部からスクリーンハウジング5までの範囲であるし渣乗り継ぎ部62を備える構成とすれば、し渣をドラムスクリーン2からスクリュー脱水機3に、より効率良く移行させることができる。
また、ドラムスクリーン2の下流側端部を、スクリュー4に連結部32を介して一体回転可能に連結するとともに、軸受33を介してスクリーンハウジング5に支承させる構造とすれば、ドラムスクリーン2とスクリュー4との一体回転構造を簡単な構成で実現できる。
さらに、ドラムスクリーン2の下流側端部に形成される第1フランジ34と、スクリーンハウジング5の上流側端部に形成される第2フランジ36と、を備える構成とし、軸受33を、第1フランジ34の外周面と第2フランジ36の内周面との間に介設されるフッ素樹脂製の輪帯状部材とすれば、軸受33周りのコンパクト化と軸受33の低コスト化を図れる。
連結部32として、スクリュー4の軸方向に延びる連結溝42が形成されるように第1フランジ34の内周面に取り付けられる第1ブラケット43と、スクリュー4の羽根18に取り付けられ、連結溝42に挿入される第2ブラケット44と、を備える構成とすれば、ドラムスクリーン2とスクリュー4とを迅速かつ容易に連結でき、組み付け性が向上する。
1 し渣分離脱水装置
2 ドラムスクリーン
3 スクリュー脱水機
4 スクリュー
5 スクリーンハウジング
6 ケーシング
9 流入トラフ
17 スクリュー軸
18 羽根
21 背圧機構
31 モータ(駆動源)
32 連結部
33 軸受
34 第1フランジ
36 第2フランジ
38 ガイドシュー固定ブロック
39 ガイドシュー
41 ガイドローラ
42 連結溝
43 第1ブラケット
44 第2ブラケット
51 し渣搬入口
62 し渣乗り継ぎ部

Claims (4)

  1. し渣を濾液と分離し渣とに分離処理するドラムスクリーンと、
    スクリューとスクリーンハウジングとを有して前記分離し渣を脱水処理するスクリュー脱水機と、
    を備えたし渣分離脱水装置において、
    前記ドラムスクリーンと前記スクリューとが、同軸上に配置されて1つの駆動源により一体に回転し、
    スクリュー脱水機におけるし渣搬入口が軸方向に開口し、
    前記ドラムスクリーンの下流側端部は、前記スクリューに連結部を介して一体回転可能に連結されているとともに、
    前記スクリューの上流側端部は、前記スクリーンハウジングから前記ドラムスクリーンの下流側端部回りの内部まで延設されて、該スクリューの上流側端部とドラムスクリーンとが一体回転するし渣乗り継ぎ部を備えていることを特徴とするし渣分離脱水装置。
  2. 前記ドラムスクリーンの下流側端部に形成される第1フランジを有し、
    前記連結部は、
    前記スクリューの軸方向に延びる連結溝が形成されるように前記第1フランジの内周面に取り付けられる第1ブラケットと、
    前記スクリューの羽根に取り付けられ、前記連結溝に挿入される第2ブラケットと、
    を備えて構成されていることを特徴とする請求項1に記載のし渣分離脱水装置。
  3. 前記スクリューの羽根は、上流側が2条に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のし渣分離脱水装置。
  4. 前記ドラムスクリーンの内周面に向けて開口した越流口を有し、前記ドラムスクリーンの内部にし渣を投入する流入トラフを備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のし渣分離脱水装置。
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