JP2017056258A - 呼吸マスク - Google Patents

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Abstract

【課題】相対的に広い範囲の顔形状及びサイズに対して適切なシールを提供することが可能なマスク及びその製造方法を提供する。【解決手段】使用中、装着者の口及び鼻の周りに空洞部を提供するように適合され、吸入ガスの供給源と係合可能な、かつ前記空洞部と連通する入口ポート13Aを有する本体10と、本体の周縁部の少なくとも一部から垂下する弾性シール形成体20と、を備え、弾性シール形成体20は、本体10の周縁部を基準として内向き及び外向きに垂下するリップ部22を備え、リップ部22は、少なくとも第1の装着状態と第2の装着状態とを二者択一的に取り得るようにされている呼吸マスクである。【選択図】図1

Description

本発明は、患者による吸入のための、ガスの送達に好適な呼吸マスクに関し、特に、治療における使用に好適なマスク(但し、これに限定されない)に関する。
呼吸マスクは、吸入ガスを、また、場合によっては、溶液中の薬物などの霧状液体を、患者の気道に供給するために使用される。一般に、ガスは、呼吸マスクと患者の顔とによって画定される呼吸エンクロージャに供給され、患者は、この呼吸エンクロージャから、吸入ガスを吸入する。また、従来のマスクは、通常、吸入ガスのための入口と、出口(これを介して、吐出されたガスが呼吸マスクから流出する)とを有する。
従来の呼吸マスクは、比較的可撓性であり、通常、ポリ塩化ビニル(PVC)材料の単体部品として形成される。この単体部品は、キャビティを画定し、通常、患者に装着された場合に、患者の鼻及び口の周りで患者の顔に対して付勢される、外側を向いた周縁リムを有する。
呼吸マスクの周縁リムと患者の顔との間の効果的なシールを維持するために、従来の呼吸マスクは、患者の頭の周りに配置される伸縮性のあるストラップを、患者の顔に対して呼吸マスクを付勢するために有する。加えて、マスクと患者の顔との間のシールを更に向上させるために、鼻クリップが、通常、マスクの患者の鼻を囲む部分のあたりに装着される。
上述のものなどの呼吸マスクは、酸素が、周囲空気の濃度より大きな濃度において患者に投与される酸素療法、及び/又は、溶液中の薬物の細かいミストが、患者によって吸入されるエアロゾル療法のために使用される場合がある。
従来の呼吸マスクの比較的可撓性のPVC材料は、これらのマスクが、シールを提供するために、限定された程度まで患者の顔の輪郭に適合することを可能にする。しかし、シールの質は相対的に低く、使用中、マスクの側面の周囲で空気が取り込まれる場合がある。加えて、吸入が意図されるガスが、マスクエッジの周囲で漏れる場合がある。そのような漏れがあるため、ガスをより大量に、及び/又は上昇させられた送達圧力で患者に投与することが必要となる。不十分なシールは、また、患者によって吸入されている流体の濃度が不確実になることに繋がる。
したがって、実質的に、より剛性のプラスチック材料で形成された、しかし、周縁の周辺におけるより柔軟な材料で形成されたシールを有するマスクを提供することが提案された。そのようなマスクの例は、英国特許出願公開第2412594号明細書で提供されており、これは、従来のPVCマスクと比べて向上したシールを提供する。
一般に、向上したシールを提供するには、患者の顔により緊密にフィットさせることが必要である。これは、使用時に患者の頭の周囲を通るストラップをきつくすることによって達成され得る。しかし、一般に、患者の顔により緊密にフィットさせると、マスクによってフィットされる範囲がより限定されることが見出された。したがってマスクにおいて、広い範囲の顔のサイズや輪郭に合わせることができることと、より向上したシールを提供することとの間でバランスを取る必要がある。
本発明の目的は、相対的に広い範囲の顔形状及びサイズに対して適切なシールを提供することが可能なマスクを提供することである。
本発明によれば、吸入ガスを装着者の気道に送るための呼吸マスクが提供され、この呼吸マスクは、全体として凹形の形状であって、かつ周縁エッジ(周縁部)を有する本体を含み、本体は、使用中、装着者の口及び鼻の周りにキャビティ(空洞部)を提供するように適合され、これにより、吸入ガスが、キャビティから、患者によって吸入されることが可能になり、本体は、吸入ガスの供給源と係合可能な、かつ、キャビティと連通する、入口ポートを有し、ここで、呼吸マスクは、周縁エッジの少なくとも一部から垂下する(depending)弾性シール形成体を含み、弾性シール形成体は、本体の周縁エッジに対して内向き、及び外向きに垂下するリップ部の両方を含み、内向きに垂下するリップ部は、使用中、相対的に小さな顔面寸法を有する装着者の下顎のすぐ下を通るように配置され、外向きに垂下するリップ部は、相対的に大きな顔面寸法を有する装着者の下顎のすぐ下を通るように配置される。
本発明の主な利点は、装着者の顎又は下顎の下のシールを有益に形成するだけでなく、単一のマスク設計によって相対的に広範囲の顔面輪郭にフィットさせることも可能にするマスクが提供され得るということである。したがって内向きに垂下するリップ部は、鼻及び下顎がマスクの周縁エッジ内に位置することが可能であるような顔面寸法を有する装着者のために、下顎の周りのシールを提供する。外向きに垂下するリップ部は、鼻及び下顎がマスクの周縁エッジ内に位置することが可能ではないような(すなわち、マスクを装着者の鼻梁に対して位置させた場合に、顎がマスクの周縁エッジを超えて延在するような)顔面寸法を有する装着者のために、下顎の周りのシールを提供する。
したがって本マスクは、マスクの周縁の周辺で提供されるシールを不利に減らすことのない手法で、ある範囲をとる(range−taking)ものと考えてもよい。各リップの構成は、それ自体で、装着者の相対的に小さな顔輪郭にも相対的に大きな顔輪郭にも合わせられる(range−taking)ようにするのが有利であると考えてよい。
顔面寸法は、全顔面高さ(total facial height)、中央部顔面高さ(mid facial height)、又は下部顔面高さ(lower facial height)のうちのいずれか、又はこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。
弾性シール形成体は、エラストマであってもよい。これは、マスク本体と患者の顔との間に形成されるシールを向上させる働きをしてもよく、また、患者に対するより快適な装着を提供してもよい。
本体は、相対的に小さな顔面寸法を有する装着者のための、下顎係合部を提供するように成形されてもよい。下顎係合部は、装着者の下顎のすぐ下を通るように配置されてもよく、かつ、凹形マスク部の形態を有してもよく、この形態のマスクにおいては、装着者の下顎の下において、シル、換言すれば棚状形成体(sill or shelf formation)を提供するように成形されてもよい。シル、換言すれば棚状形成体は、湾曲していてもよい。下顎係合部は、装着者の顎に当接するように配置され得る前方を向いた壁部分も有してもよい。下顎係合部は、顎カップの形態を取ってもよい。
内向き及び外向きに垂下するリップ部が延在する本体周縁の部分は、第1の、即ち下側のマスク周縁部を含んでもよい。シール形成体は、実質的に、マスク本体の周縁エッジ全体に亘って延在してもよい。内向きに垂下するリップ部は、実質的に、マスク本体の周縁エッジ全体の周囲で延在してもよい。外向きに垂下するリップ部は、本体の周縁エッジの一部にのみ亘って延在してもよい。外向きに垂下するリップ部は、第1の部分の周囲で延在してもよい。外向きに垂下するリップ部は、周縁エッジの第1の部分から間隔があいていてもよく、また鼻接触領域を含んでもよい第2の部分の辺りに延在してもよい。
マスク本体は、第1の材料を含んでもよい。マスク本体は、実質的に、第1の材料で形成されてもよい。シール形成体は、実質的に、第2の材料で形成されてもよい。第1の材料は、第2の材料より大きな剛性又は剛直性を示してもよい。第2の材料は、好ましくは、弾性的に変形可能である。
内向きに垂下するリップ部は、全体として平面状の形態であってもよい。内向きに垂下するリップ部は、本体の周縁エッジの輪郭に従う、単純な直立した壁の形態を取ってもよい。
一実施形態では、外向きに垂下するリップ部は、全体として凹形の、即ち内側を向いた(inwardly−turned)形状であってもよい。外向きに垂下するリップ部は、マスク本体と同じ意味で凹形であってもよい。外向きに垂下するリップ部は、装着者の下顎の下のシル即ち棚状形成体を提供するように成形されてもよい。外向きに垂下するリップ部は、顎カップの形態に成形されてもよい。外向きに垂下するリップ部は、前方を向いたリップ部と、更に、下方を向いたリップ部との、両方を提供するように形成されてもよい。
内側及び外側リップ部の近傍における、本体の周縁は、マスクの中央の点又は領域から、第1の半径によって成形されてもよい。内向きに垂下するリップ部は、通常、第1の半径より小さな半径の内側エッジ(内側縁部)を有する。外向きに垂下するリップ部は、通常、第1の半径より大きな半径の外側エッジ(外側縁部)を有する。
一実施形態によれば、内向きに垂下するリップ部は、本体の第1の周縁部の近傍における、外向きに垂下するリップ部の外側エッジの曲率半径より大きな、本体の第1の周縁部の近傍における曲率半径を有する内側エッジを備える。内向きに垂下するリップ部は、実質的に平坦な、又は直線の内側エッジ部分を含んでもよい。外向きに垂下するリップ部は、本体の第1の周縁部の近傍において実質的に一定の曲率半径を示す外側エッジを含んでもよい。
一実施形態では、内向き及び外向きに垂下するリップ部は、単体の、又は連続した部材として形成されてもよい。内向き及び外向きに垂下するリップ部の間に、滑らかな移行が存在してもよい。
シール形成体は、射出成形によって形成されてもよい。本体とシール形成体とは、成形プロセスを介して同時形成されてもよい。本体とシール形成体とは、2ショット射出成形プロセスなどの、いわゆるマルチショット射出成形プロセスの一部として同時形成されてもよい。特に、マスク本体が、好ましくは、比較的剛性の材料の個別部品として射出成形され、次に、呼吸マスクのエラストマ材料が、好ましくはマスク本体の表面上に射出成形される。呼吸マスクのマスク本体とエラストマ部品とは、このプロセスによって一緒に接合される。
外向きに垂下するリップ部は、マスク本体の下周縁エッジ部分から外向きに垂下する、マスク本体の弾性の延在部分を提供すると考えてもよい。
一実施形態によれば、マスクは、装着者の下顎が本体の周縁エッジ内に含まれる、第1の装着状態に備えたものであってよい。マスクは、装着者の下顎が本体の周縁エッジを越えて突出する第2の装着状態に供えたものであってよい。第1の状態において、装着者の下顎は、内側を向いたリップ部を変形させてもよく、したがって内向きに垂下するリップ形成体は、装着者の顔に対して付勢され、これにより、呼吸マスクと装着者の顔との間のシールが形成される。装着者の顎又はオトガイ隆起は、第1の状態において、マスク本体に当接してもよい。装着者の顎又はオトガイ隆起は、第2の状態において、外向きに垂下するリップ部に当接してもよい。
相対的に剛性のマスク本体は、キャビティの形状を画定することが好ましく、外側キャビティ壁を提供すると考えてもよい。「剛性の」マスク本体とは、マスク本体が、通常の取り扱い状態下に置かれた場合に、その形状を維持することを意味する。マスク本体は、好ましくは、射出成形プロセスにおいてプラスチック材料から形成される。最も好ましくは、マスク本体は、ポリプロピレンで形成される。
入口ポートは、好ましくは、キャビティの壁内の開口部と、そこから外向きに延在する従来の管状コネクタとを含む。最も好ましくは、管状コネクタは、マスク本体の鼻部分内の開口部から、口部分に隣接する空間内に延在する。呼吸マスク本体は、吐出されたガスが、使用中、呼吸マスクのキャビティから流出することを可能にする、開口部を含んでもよい。呼吸マスクが、酸素などの、高濃度の吸入ガスを患者に送るために使用される場合、マスク本体内の開口部は、それぞれ、バルブを含んでもよい。
内向きに、及び/又は外向きに垂下するリップ部は、マスクの周縁において、キャビティの壁に対して全体として垂直に向けられてもよい。
呼吸マスクのエラストマ材料は、好ましくは、スチレン・エチレン・ブチレン・スチレン(SEBS)ベースの熱可塑性エラストマである。
本発明による呼吸マスクは、マスクを、使用中、患者に固定するための手段を含んでもよい。そのような手段は、呼吸マスクを患者の顔に対して付勢するために、患者の頭の周囲に装着される、伸縮性のあるコード又はストラップを含んでもよい。伸縮性のあるコード又はストラップは、エラストマ材料で形成されてもよく、したがって2ショット射出形成プロセスを使用して、呼吸マスクの他の部分と一体に形成されてもよい。あるいは、伸縮性のあるコード又はストラップは、別個の部品として形成されてもよい。
本発明によるマスクは、装着者の耳の上にコード又はストラップが装着されることを可能にし得るという利点を有する場合がある。本発明によるマスク配置は、マスクが、使用中、装着者の顔を滑り落ち、及び/又は上昇することを防止するのに役立つ可能性がある。
本発明の更なる態様によれば、吸入ガスを装着者の気道に送るための呼吸マスクが提供され、この呼吸マスクは、全体的に凹形の形状の、かつ周縁エッジを有する本体を含み、本体は、使用中、装着者の口及び鼻の周りにキャビティを提供するように適合され、本体は、吸入ガスの供給源と係合可能な、かつキャビティと連通する、入口ポートを有し、ここで、呼吸マスクは、周縁エッジの少なくとも一部から垂下する弾性シール形成体を含み、弾性シール形成体は、本体の周縁エッジを基準として内向き及び外向きに垂下するリップ部の両方を含み、内向き及び外向きに垂下するリップ部は、使用中、少なくとも第1及び第2の代替の装着状態を提供する。
第1及び第2の装着状態は、マスクが、装着者の1つ又は複数の顔面寸法に関してある範囲をとることを可能にしてもよい。第1の態様に関して記載された任意の随意選択の特徴も、本発明のこの更なる態様に適用可能であってもよい。
本明細書中で使用される用語「ガス」又は「吸入ガス」又は「吸入流体」は、ある量の蒸気又は液体状態物質をその中で運ぶガス流、及び、実質的にガスのみの流れを含むことが意図される。
本発明について、次に、添付の図面を参照して、単なる例として、更に詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による呼吸マスクの正面図である。 図2は、図1の呼吸マスクの側面図である。 図3は、図1のマスクの背面の三次元図である。 図4は、図1の呼吸マスクを上方から見た図である。 図5は、本発明の第2の実施形態によるマスクの、下からの三次元図である。 図6は、本発明の第3の実施形態による呼吸マスクの、下からの三次元図である。 図7は、図6のマスクの背面の三次元図である。 図8は、図6のマスクを含む組立体の側面図である。 図9は、セクションA−Aを通した、図8のバルブの詳細を示す。 図10は、第2の使用状態における図1のマスクの断面図を示す。 図11は、第1の使用状態における図1のマスクの断面図を示す。
本発明による呼吸マスクの主たる利点は、弾性シール部材が呼吸マスクと患者の顔との間のシールを向上させること、また、単一サイズのマスクが、従来可能であったよりも大きな範囲のサイズを有する顔に対して使用されることを可能にし得るということである。この呼吸マスクは、酸素及び/又はエアロゾル療法のために使用される場合、特に有利である。
最初に図1〜図4を参照すると、患者などの装着者へのガスの送達のために好適な、本発明による呼吸マスクが示されている。呼吸マスクは、ポリプロピレンなどの好適に強く、相対的に剛性のプラスチック材料から形成されるマスク本体10と、スチレン・エチレン・ブチレン・スチレン(SEBS)ベースの熱可塑性エラストマから形成されるシール形成体20とを含む。
呼吸マスクは、いわゆる2ショット射出成形プロセスを使用して製造される。特に、マスク本体10が、最初に、個別部品として射出成形され、シール形成体20が、次に、マスク本体10の表面上に射出成形される。マスク本体10とシール形成体20とは、このプロセスによって一緒に接合される。
マスク本体10は、吸入ガスが患者に送られるキャビティを画定するために、全体として凹形であり、口部分11と鼻部分12とを含む。マスク本体は、鼻部分によって画定されるキャビティの深さが、口部分によって画定されるキャビティの深さより大きいように成形される。鼻部分12は、患者の鼻梁の周囲に装着するように成形された頂点12Aに向かってテーパーが付いている。
口部分11は、全体として、前方を向いた前壁14と横方向に延在する底壁部分15とを含むが、底壁部分15は、シル形成体と表記されてもよい。前壁14は、段を含み、中間壁部分16においてシル15に隣接するが、中間壁部分16の内部面は、以下で説明するように、使用中当接面として働く。前壁14の両側に、側壁部分17が存在し、これらは、使用中、装着者の頬又は顎、特にそれらの下部に隣接して位置するように配置される。
シール形成体20は、マスク本体10のエッジに接合され、このエッジから延在する単体のフランジ部材である。シール形成体20は、マスク本体10のエッジによって画定される開口部内に延在し、内向きに垂下するリップ部22を含み、リップ部22は、使用中に患者の顔に対して付勢される、マスクの周縁の内側の実質的に平坦かつ連続的な接触面を形成する。シールリップ22、したがって接触面は、マスク本体10の内側エッジを完全に囲む。
シール形成体20のエラストマ性質は、呼吸マスクの接触面と患者の顔との間に効果的なシールを形成することを可能にする。また、リップ部22は、スリット24の形態の不連続部をその中に有し、これは、リップ部22が、装着者の顔の様々な輪郭部分の周りで変形することを可能にする。そのようなスリット24は、頂点12Aの領域内に提供され、また、使用中に装着者の頬及び/又は下顎と接触することが意図されるリップ部内にも提供される。
リップ部22は、マスク本体10を基準として、その周縁エッジにおいて、直立した壁の様式で、全体として垂直方向に延在する。リップ部22は、リップの内側エッジがマスク本体周縁の輪郭に従うように、マスクの周縁の周囲で実質的に連続した高さである。
しかし、マスク本体の下壁部分15において、リップ部22は、実質的に平坦な内側エッジ領域26を提供するように成形される。これにより、リップ部が、装着者の広い範囲の下顎輪郭を収容することが可能になる。これは、また、全顔面高さ、中央部顔面高さ、又は下部顔面高さを収容するリップの深さを可能にし得る。
本発明による呼吸マスクのシール形成体20は、マスク本体シル15の近傍に、外向きに垂下するリップ形成体28も含む。リップ部22及び28は、シール形成体20の一部として一体に形成される。リップ部28は、マスク本体の周縁、主として、マスク本体の下側エッジの下から、外向きに延在する。他の実施形態では、リップ部28は、更に、マスク本体の側方から外向きに(すなわち、横方向に)延在してもよい。
リップ部28は、(図2からわかるように)全体として凹形の形態を提供するような形状に湾曲し、前を向いた壁部分29と、全体として横方向に延在する、又は下方を向いた壁部分30とを有する。リップ部28は、図1及び図3からわかるように、平面視で実質的に一定の曲率の全体として滑らかな輪郭に従う外側エッジ32を有する。上から見た場合、外側エッジ32は全体として一直線であり、エッジは実質的に平面(すなわち、図2の向きにおける実質的な垂直面)内に含まれる、ということがわかる。
更なる外向きに垂下するリップ部34が、マスク本体10の鼻領域12の周縁において提供されてもよい。このリップ部34は、マスク本体10の輪郭と類似の様式で、頂点に向かってテーパーが付くように成形されてもよい。リップ部34、及び/又は本体周縁の関連する部分は、クッション効果、及び/又は装着者の鼻に対する密接な装着を提供するために、1つ以上のひだ又は段36(図2を参照)を含んでもよい。
リップ部22及び34は、呼吸マスクと患者の顔との間の効果的なシールを提供し、これは、呼吸マスクが鼻クリップなしで使用されることを可能にしてもよい。
マスク本体10は、酸素などの吸入ガスの供給源への接続のための、入口ポート13と、複数の吐出開口部18とを更に含む。入口ポート13は、鼻部分12の下壁内の開口部と、この開口部から口部分11の前の空間内に(図1及び図2において見た場合)下向きに延在する管状コネクタとを含む。使用中、吸入ガスの供給源が、入口ポート13の管状コネクタに接続されて、吸入ガスが呼吸マスクのキャビティに、したがって患者の気道に供給される。
この実施形態における吐出開口部18は、吐出されたガスが呼吸マスクのキャビティを出ることを可能にする、マスク本体10の壁内の細長い開口である。一対の吐出開口部が、鼻部分12の両側に提供される。全体として垂直に配向された吐出開口部が、更に、口部分11の前面14の両側上に(すなわち、側壁17内に)提供される。開口部のこのような配置が有益であることが見出されたが、その他の形状、構成、及び向きが可能であるということが理解されるであろう。
本体10は、使用中、弾性ストラップを受け入れるように配置された、一対の外向きに延在するフランジ形成体19を、呼吸マスクの両側上に有する。各フランジは、マスク本体の周縁エッジに隣接して位置し、使用中、伸縮性のあるストラップ(図面には図示せず)がこれに取り付けられる開口を有する。弾性ストラップは、フランジ19の間に延在し、呼吸マスクが患者に装着される際に、患者の頭の周囲に装着される。使用中、ストラップは調節され、これにより、呼吸マスクが患者の顔に対して適切な力で付勢されて、装着者に過度の不快をもたらすことなく、呼吸マスクの周縁と装着者の顔との間に効果的なシールが形成されることが保証される。
図1のマスクは、図10及び図11で、異なる使用状態において示されている。使用のため、マスクは、装着者の顔に対して位置付けられる。マスクの正しい位置付けは、装着者の鼻梁に対する、鼻部分12の頂点12Aの位置によって全体として決定される。これは、通常、ナジオン、又はそのわずかに下である。内向きに垂下するリップ部22は、装着者の鼻及び口がマスクキャビティ内に位置するように、マスクの周縁の周りで装着者の顔に接触する。装着者の口は、マスク本体10の口部分11内に収容され、装着者の鼻は、マスク本体10の鼻部分12内に収容される。マスク本体10の鼻部分12は、マスクの上端、したがって患者の鼻梁に向かってテーパーが付いている。
しかし、装着者の全顔面高さ(すなわち、装着者のナジオンから、グナチオン、すなわち、下顎の最下点までの高さ)は、装着者の間で大きく異なる場合がある。したがってマスクの頂点12Aが正しく位置付けられている場合、装着者の顔、特に装着者の下顎又は顎は、マスクの下部と様々な位置において係合する場合がある。従来のマスクの場合、この様々な装着は、マスクと顔との間に提供されるシールの質に悪影響を及ぼす可能性がある。この問題は、図10及び図11に関連して以下に記載されるように、本発明によるマスクによって対処される。
図11では、マスクが顔面長さが寸法Yとして示されている装着者の顔38に装着されている。この例では、顔面長さは相対的に小さく、したがってシールリップ部34の頂点が装着者の鼻梁40に対して位置付けられた場合、マスク本体10の最も下側の側面、即ちシル15は、装着者の下顎のすぐ下に、より具体的には、装着者のグナチオン又はオトガイ隆起の下に位置する可能性がある。装着者の顎の正面部分は、したがってマスク本体10の前壁部分16に当接する。この状態では、内向きに垂下するリップ部22、及び、特に、その内側エッジ26は、装着者の下顎によって接触され、これにより、マスク本体に向かう方向に、そうでなければマスクキャビティ内に変形させられる。
したがってマスク本体は、顎カップ形成体を提供し、内側リップ部22は、装着者の下顎に対するシールを提供する。
図10では、マスクが、寸法Y’として示される相対的に大きな顔面長さを有する装着者の顔42に装着されている。シールリップ部34の頂点がこの装着者の鼻梁44に対して位置付けられた場合、装着者の顎が閉じられている場合でさえ、装着者のグナチオン即ち下顎は、マスク本体10の最も下側の側面、即ちシル15を越えて突出する。したがってこの状態では、装着者の顎の正面部分は、外向きに突出するリップ部28の前壁部分29に当接し、装着者の下顎の下領域は、リップ部28のシル30に接触する。この状態では、装着者の下顎とのシールは、主として、顎カップとして働くリップ部28によって提供される。内向きに垂下するリップ部22も、更なるシール効果を提供するために、装着者の顎の前に接触してもよい。
したがって図10及び図11の両方の状態において、マスクは、装着者の顔に対する良好なシールを提供し、これにより、装着者は、マスクの周縁エッジの周囲での最小のガス損失で吸入及び吐出できるようになる。
本発明の利点として、マスクは、例えば、装着者が話している、あくびをしている、咀嚼しているなどの場合のように、装着者の顔面長さが種々に変化する場合においても、マスクと装着者の顔との間のシールの実質的な損失なしに装着者の顎の動きを可能にし得るということに更に留意されたい。この点に関して、リップ部28の弾性及び可撓性の性質が、ある程度の顎の動きを収容できる。
また、図11に示す第1の状態においてマスクが装着された場合のように、外向きに垂下するリップ部が余分である場合、外向きに垂下するリップ部を、マスク本体10の外面15及び16上にひっくり返し、又は裏返してもよい。したがってリップ部28は、使用中状態と保管状態との間で、又はその逆に動かしてもよい。
次に図5〜図9を参照すると、本発明の更なる実施形態が示されている。これらの実施形態のそれぞれは、以下に記載する違いを除いては、上述の実施形態と同じ物理的特徴、及び関連する装着又は操作の方法を共有する。したがって実施形態の間での同様の特徴については、簡潔さのために、繰り返して説明することはしない。図1〜図4の実施形態は、患者への、酸素などのガスの供給のための、従来のガス送達システムへの取り付けに好適であるが、これは、そのような使用に限定されず、マスクは、実施可能であるならば、以下に記載する実施形態のうちの任意のものに置き換えられてもよい。
図5のマスクは、入口ポート13Aが図1〜図4における対応するポート13より大きな幅又は直径を有することを除き、図1のマスクと同等である。入口ポート13Aは、また、その内側表面の周りに間隔を置いて配置された、複数の、リブ又はスプライン102の形態の位置決め形成体を含む。スプラインは、細長い形態で、入口ポートの軸と整列している。入口ポート13Aは、したがってその内部に、対応するダクト(図示せず)を受け入れるように配置される。このような配置は、装着者への例えばエアロゾルを介した霧状液体又は蒸気の送達のために使用することのできるダクト構造(ducting)との接続を提供するために特に好適であり、したがってマスク100は、エアロゾル療法マスクとして使用することができる。
図6〜図9のマスク200は、ガスが、厳密に維持されることが所望される所定の濃度で装着者に連通される高濃度送達マスクとして使用するのに好適な場合がある。したがってマスク本体10の開口部18は、マスク200では、関連する閉鎖部材204を有する開口部202に置き換えられている。マスク200のマスク本体は、閉鎖部材を開口部上の所定の位置に保持するために、開口部202を横切る支持部材206を提供するように成形される。開口部202及び関連する閉鎖部材は、この実施形態では、平面視で全体として円形である。
図9からわかるように、閉鎖部材204は、弾性的に変形可能であり、閉位置に向かって閉鎖部材したがって204が付勢されるように、マスク本体内の開口部のエッジの下にしまい込まれる。したがって閉鎖は、閉鎖部材材料の弾性に打ち勝つのに十分な、外部との間の圧力差が印加された場合のみ開いて、マスク本体の外部との流体連通を可能にする。
上述の手法において、開口部202及び関連する閉鎖部材204は、装着者による吐出の間、マスクからの流体の排出を制御するためのバルブとして働く。したがってマスクの内部はマスクの外部から全体としてシールされ、装着者によって吐出される流体の、より大きな制御及び予測精度が可能になる。これは、高濃度療法適用例に特に好適である。
図7では、吸息の間のマスク内への流れを調節するための、類似のバルブ構成210が、入口ポート208において提供されることがわかる。このバルブは、マスク本体自体の中に形成されてもよいが、通常、図8に示すように、使用のために入口ダクト208に接続される、関連するダクト構造212内に提供される。ダクト構造212は、従来の設計のものであってもよく、入口ポート208は、そのようなダクト構造を収容するように成形されてもよい。特に、入口ポート208は、図1の入口ポートと比較して、相対的に短い長さ、及び増加した直径のものであってもよい。呼吸マスクが、酸素などの、高濃度の吸入ガスを患者に送るために使用される場合、一般に、貯蔵バッグ内の開口部が、関連するダクト構造を介して、入口ポートに接続される。
上述の全ての実施形態は、対応する周縁シール形成体を示し、したがって図1〜図4、図10、及び図11に関連して上述した手法で装着者に装着されてもよい。

Claims (16)

  1. 吸入ガスを装着者の気道に送るための呼吸マスクであって、前記呼吸マスクは、
    全体として凹形の形状の、かつ周縁部を有する本体であって、使用中、装着者の口及び鼻の周りに空洞部を提供するように適合され、これにより、吸入ガスが、前記空洞部から、前記装着者によって吸入されることが可能になり、且つ吸入ガスの供給源と係合可能な、かつ前記空洞部と連通する入口ポートを有する本体と、
    前記周縁部の少なくとも一部から垂下する弾性シール形成体と、を備え、
    前記弾性シール形成体は、前記本体の前記周縁部を基準として内向き及び外向きに垂下するリップ部を備え、
    前記内向き及び外向きに垂下するリップ部は、少なくとも第1の装着状態と第2の装着状態とを二者択一的に取り得るようにされ、
    内向きに垂下するリップ部は、実質的に本体の周縁部の全周に亘って延在するが、前記リップ部が変形し得るように不連続部を有する
    呼吸マスク。
  2. 第1の装着状態において、内向きに垂下するリップ部は、鼻と下顎とがマスクの本体の周縁部の内側に位置する顔面寸法を有する着用者のために下顎周りのシールを提供する、請求項1に記載の呼吸マスク。
  3. 使用時に、第1の装着状態において、装着者の下顎が内向きに垂下するリップ部を変形させ、これにより、前記内向きに垂下するリップ部が装着者の顔に対して付勢される請求項1又は2に記載の呼吸マスク。
  4. マスクの本体は、第1の装着状態において装着者のための下顎係合部を提供するように成形され、前記下顎係合部は、前記装着者の下顎のすぐ下を通るように成形された請求項1〜3のいずれか1項に記載の呼吸マスク。
  5. 前記本体の前記下顎係合部は、前記装着者の下顎の下を通るように配置されたシル形成体と、第1の装着状態において、前記装着者の顎の正面部分に当接するように配置された直立した壁部分とを備える請求項4に記載の呼吸マスク。
  6. 外向きに垂下するリップ部は、主としてマスクの本体の下側エッジの下から延在する請求項1〜5のいずれか一項に記載の呼吸マスク。
  7. 外向きに垂下するリップ部は、マスクの本体の周縁部の一部にのみ亘って延在する請求項1〜6のいずれか一項に記載の呼吸マスク。
  8. 外向きに垂下するリップ部は、マスクの本体の下周縁エッジ部分から外向きに垂下する、マスクの本体の弾性の延在部分を提供する請求項1〜7のいずれか一項に記載の呼吸マスク。
  9. 内向きに垂下するリップ部は、実質的に平坦な、又は直線の内側エッジ部分を含む請求項1〜8のいずれか一項に記載の呼吸マスク。
  10. 内向き及び外向きに垂下するリップ部は、単体の、又は連続した部材として形成されている請求項1〜9のいずれか一項に記載の呼吸マスク。
  11. 内向きに垂下するリップ部は、マスクの周縁において、空洞部の壁に対して全体として垂直に向けられている請求項1〜10のいずれか1項に記載の呼吸マスク。
  12. 外向きに垂下するリップ部は、マスクの周縁において、空洞部の壁に対して全体として垂直に向けられている請求項1〜11のいずれか一項に記載の呼吸マスク。
  13. マスクの本体は第1の材料で形成され、弾性シール形成体は第2の材料で形成され、ここで、前記第1の材料の剛性は、前記第2の材料の剛性より大きい請求項1〜12のいずれか一項に記載の呼吸マスク。
  14. 弾性シール形成体は、エラストマである請求項1〜13のいずれか一項に記載の呼吸マスク。
  15. 射出成形プロセスを用いる請求項1〜14のいずれか1項に記載の呼吸マスクの製造方法。
  16. 前記射出成形プロセスは、マスクの本体は単一の部材として最初に成形され、弾性シール形成体は、前記マスクの本体の表面上に射出成形される2ショット射出成形プロセスを有する請求項15に記載の製造方法。
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