JP2017056158A - 遊技機 - Google Patents

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高明 市原
佐藤 義浩
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義浩 佐藤
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聡 後藤
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Abstract

【課題】装飾部材による動的な演出が効果的に行える遊技機を提供する。【解決手段】遊技が行なわれる遊技領域7と、遊技領域7の前面側を構成する前面部材3と、を設けた遊技機1において、前面部材3に設けられ遊技領域7を視認可能とする内側透明板15aと、内側透明板15aの前側に設けられ該内側透明板15aとの間に適宜な空間15bを形成して設けられる外側透明板15cと、内側透明板15aと外側透明板15cの間の空間15b内に設けられた装飾部材18と、を備えており、装飾部材18は、透明な可動ベース18aに複数の点状発光部18bを形成してなり、その点状発光部18bが発光した状態で空間15b内を移動し得るように構成した。【選択図】 図1

Description

本発明は、遊技が行われる遊技領域を備えた遊技機に関する。
四角く枠組みされた枠体(一般に「外枠」ともいう。)と、該枠体の前面一側に片開きの扉状に取り付けられた本体部と、該本体部の前面にあって遊技機の前面側を構成する前面部材(一般に「前枠」或は「前面枠」ともいう。)と、該前面部材に設けられた窓孔と、前記本体部に着脱自在に装着されると共に前記窓孔の奥に対応位置する遊技盤と、該遊技盤の前面に形成されたほぼ円形の遊技領域と、該遊技領域の前面を覆うべく前面部材の窓孔に装着されたガラス板と、遊技盤の前面と平行な方向に揺動可能に設けられた装飾部材と、を有する遊技機が、例えば特許文献1に記載されている。
特開2010−259554号公報
特許文献1の遊技機の前記装飾部材は、遊技領域に設けられたセンター役物(遊技領域のほぼ中央に配置された役物)の画像表示装置の前面とガラス板との間の空間内を移動するようになっているが、通常、ガラス板は、磁石等による不正行為を防止するため、遊技領域の前面を覆う一枚の他に、そこから遊技者側に離間させてもう一枚設けられた複層構造になっており、したがって前記装飾部材は、遊技者から見てガラス板二枚を隔てた奥に位置することになる。そのため、遊技者が、傍観者のような冷めた感覚に陥りやすく、演出意図が十分に伝わらないおそれがあった。
本発明は上記に鑑みなされたもので、その目的は、装飾部材による動的な演出が効果的に行える遊技機を提供することにある。
上記の目的を達成するため本発明は、
遊技が行なわれる遊技領域と、前記遊技領域の前面側を構成する前面部材とを設けた遊技機において、
前記前面部材に設けられ、前記遊技領域を視認可能とする内側透明板と、
前記内側透明板の前側に設けられ、該内側透明板との間に適宜な空間を形成して設けられる外側透明板と、
前記内側透明板と前記外側透明板の間の前記空間内に設けられた装飾部材と、
を備えており、
前記装飾部材は、透明な可動ベースに複数の点状発光部を形成してなり、該点状発光部が発光した状態で前記空間内を移動し得るように構成される遊技機を提供する。
かかる遊技機は、装飾部材が内側透明板と外側透明板の間の空間内で移動し、点状発光部が外側透明板一枚隔てた極至近距離で発光等するため、遊技者の注意を十分に惹きつけることができる。
なお、遊技機が特許文献1のように遊技球を遊技媒体とするものである場合には、遊技領域の遊技球が通る可能性がある部分に対し、遊技球との衝突或は転動落下する遊技球が隠れて見えなくなる、等のおそれがあって装飾部材が立ち入れないため、装飾部材の移動範囲がセンター役物の前面に限られ、したがって、装飾部材による演出の自由度が少ない問題点もあった。
これに対し本発明を、遊技球を遊技媒体とする遊技機に適用し且つ点状発光部の大きさを遊技球より小さくして適宜間隔を離した場合には、装飾部材が、内側透明板と外側透明板の間の空間内で移動するため、遊技領域のどこにあっても遊技球と接触するおそれがなく、また、装飾部材が、透明な可動ベースに、遊技球より小さい点状発光部を適宜間隔を離して形成されているため、該装飾部材がどの位置にあっても遊技領域を転動する遊技球が明確に視認できる。そのため、装飾部材の移動範囲を遊技領域のほぼ全体に広げることができる。
本発明の遊技機によれば、装飾部材による動的な演出が効果的に行える。
遊技機の正面図である。 遊技機の側面図である。 拡大図Z1、Z2を含む遊技機の横断平面図である。 一部を拡大断面図にした透明カバー部の正面図である。 透明カバー部の斜視図である。 一部拡大図を含む透明カバー部の分解斜視図である。 他の形態を示す透明カバー部の正面図である。 他の形態を示す透明カバー部の正面図である。 他の形態を示す透明カバー部の正面図である。 他の形態を示す透明カバー部の正面図である。 給電手段の他の形態を示す遊技機の一部拡大横断平面図である。
以下に本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
遊技機1は、遊技球(パチンコ球)を遊技媒体とするパチンコ機であり、遊技場の島設備に木ねじ等で取り付けられる四角く枠組みされた枠体2と、該枠体2の前面一側(正面向かって左側)に片開きの扉状に回動自在に軸着された前面部材3と、同じく枠体2の前面一側に片開きの扉状に回動自在に軸着され且つ前記前面部材3の後面に重なり得る本体部4と、該本体部4に交換(着脱)可能に装着された遊技盤5と、を備えている。
[遊技盤]
遊技盤5は、主として木製又は合成樹脂製の板で構成され、その前面にガイドレール6で略円形に囲われた遊技領域7が形成されている。該遊技領域7は、ガイドレール6に沿って打ち込まれた遊技球を上方から下方に転動落下させるものであり、その領域内のほぼ中央に液晶等の演出表示装置8を備えたセンター役物9が設けられ、さらに図示を省略するが、入賞しなかった遊技球を回収するアウト球口、入賞口を備えた入賞装置、始動入賞口、遊技球の落下に不規則な変化を与える風車や障害釘、等が設けられている。
また、遊技盤5は、前記入賞装置の入賞口や始動入賞口に入賞した遊技球を検出する入賞球センサ等を備えると共に、後面側(遊技領域7の反対側)に該入賞球センサの各検出信号や遊技機1に設けられる各種のスイッチからの入力信号を受けて処理する一つあるいは複数の制御装置が設けられている。なお、この制御装置は、前記入力信号を受けると共に遊技の当り外れを決める抽選、可変入賞装置の動作処理等の遊技の進行を司る遊技進行制御や、後述する装飾部材18の点状発光部18bの発光や駆動部19等を司る演出制御等を行うものである。
ここで遊技機1の遊技の概要を示す。
遊技機1は、後述の操作ハンドル17の操作に基づき駆動する所定の打球発射装置から発射された遊技球が遊技領域7に設けられる始動入賞口に入球すると、始動入賞口に対応して設けられた入賞球センサにより始動入賞口への入球が検知される。そして、上述の制御装置に入賞球センサの入球検知情報が入力されることにより、制御装置にて当り外れを決定する抽選(たとえば1/300で当りとなる抽選)が行なわれる。この抽選結果は、特別図柄表示装置10(7セグ等)にて特別図柄を所定の変動時間に亘り変動表示して停止表示されることで示される。特別図柄は、所定時間の変動表示を経て「外れ」に対応する外れ特別図柄(たとえば「−」のセグ表示)、または、「当り」に対応する当り特別図柄(たとえば「7」のセグ表示)で停止表示される。また、特別図柄の変動表示中に、遊技を盛り上げるために、前記演出表示装置8にて抽選結果を示唆する画像表示演出(キャラクタ画像や装飾用図柄画像等を用いた予告演出、リーチ演出など)を行なったり、後述する装飾部材18にて抽選結果を示唆する可動演出が行なわれる。特別図柄表示装置10に当り特別図柄が停止表示されると「大当り」となり、閉鎖状態にある可変入賞装置が所定期間に亘り開放状態となる大当り状態に制御される。打球発射装置から発射された遊技球が開放状態となった可変入賞装置に入球すると、所定数の賞球(本形態では15個)が払い出される。その後、大当り状態の終了条件が成立することで、大当り状態が終了し、再び始動入賞口への入球に基づく抽選を行う状態(通常の遊技状態あるいは通常遊技状態と称す)に制御される。このように、実施形態の遊技機1では、打球発射装置によって遊技球が遊技領域7に向けて発射されることによって、制御装置により遊技を進行させるための種々の制御が行われて遊技が進行する。
[前面部材]
前面部材3は、前記枠体2の前面に整合する形状であって、遊技盤5の遊技領域7に対応する位置に開設された窓孔11と、該窓孔11の上の上部装飾領域12と窓孔11の横の側部装飾領域13を装飾する周辺装飾部14と、窓孔11を後側から塞ぐように装着された透明カバー部15と、窓孔11の下方に設けられた遊技球を貯める1つ又は複数の球皿16と、遊技球の発射勢を調節する操作ハンドル17と、を備えている。
[透明カバー部]
前記透明カバー部15は、図6の分解斜視図に示したように、遊技領域7の奥行き方向の前側を区画するガラス又は合成樹脂製の内側透明板15aと、該内側透明板15aとの間に適宜な空間15bを設けて前方に配設されたガラス又は合成樹脂製の外側透明板15cと、内側透明板15aと外側透明板15cを向かい合わせの状態で固定する支持フレーム15dと、前記内側透明板15aと外側透明板15cの間の空間15b内に移動可能に設けられた装飾部材18と、該装飾部材18を移動させる駆動部19と、からなり、前面部材3の後側の窓孔11周りに設けたカバー受枠20に対し、既存の遊技機用複層ガラスと同じ要領で着脱し得る。
この透明カバー部15は、前面部材3の窓孔11の全域をカバーする大きさであり、左右の両側辺は前面部材3の側部装飾領域13の後面に位置し、また、上辺は前面部材3の上辺より若干下に位置する。
[支持フレーム]
前記支持フレーム15dは、底部を構成する底フレーム15d1と、該底フレーム15d1の正面向かって左端(前面部材3の開閉中心側)に固着された上向きの左フレーム15d2と、同じく底フレーム15d1の右端(前面部材3の開閉移動側)に固着された上向きの右フレーム15d3と、からなる。また、支持フレーム15dの左フレーム15d2と右フレーム15d3には、その上端に図4の拡大断面図に示したように水平方向の軸受け片15d4が突設されている。
なお、支持フレーム15dの底フレーム15d1には、後述する給電手段22の給電ユニット22aや駆動部19の電動モータ19aに電力や制御装置からの制御信号を供給するためのハーネス15d5が設けられ、このハーネス15d5が所定の制御装置に接続される。また、図示しないが底フレーム15d1に下向きのコネクタを装着し、一方、該底フレーム15d1に対応するカバー受枠20に前記コネクタに嵌り合うコネクタを装着し、そのコネクタ同士を介して前記電力等が供給されるようにしてもよい。この場合、透明カバー部15をカバー受枠20に装着するだけで電力等の配線が完了する。
[装飾部材]
前記装飾部材18は、ガラスや合成樹脂等の透明素材で形成された可動ベース18aと、該可動ベース18aに装着された複数の点状発光部18bと、からなる。
[可動ベース]
前記可動ベース18aは、正面視が透明カバー部15の空間15bの横幅より若干短い長さを長辺とする細長長方形状で、透明カバー部15の空間15bの奥行き方向の幅より短い厚みの板状体であり、その両端に駆動部19の後述する雄ネジ形の原動軸19bに螺合する雌ネジ形の従動筒18cが形成されている。
[点状発光部]
前記点状発光部18bは、遊技球より小さい例えばLEDで形成されており、遊技領域7を転動落下して自己(点状発光部18b)の後を通過する遊技球が視認(確認)可能な間隔(好ましくは遊技球一個分以上。そうすることにより一個の遊技球が二個以上の点状発光部18bに同時にかからない。)を離して前記可動ベース18aに複数形成されている。したがって、遊技領域7の前を通って可動ベース18aが上下動したとしても、遊技領域7を転動落下して可動ベース18aの後を通過する遊技球Bが図4想像線のように点状発光部18bで隠れるおそれがない。
なお、複数の点状発光部18bは、可撓性および透過性を有するフレキシブル透明基板(図示省略)に設けられ、このフレキシブル透明基板が前述した透明な可動ベース18aの前面に固着して設けられる。フレキシブル透明基板は、透明な可動ベース18aと略同じ大きさに形成され、複数の点状発光部18bの各々に電力を供給するための導電性の透視ケーブル(透明な配線)が設けられている。このように配線部分をも透過性を有する部材で構成することにより、装飾部材18における点状発光部18bを除く全ての部位を介して、後方の遊技領域7等を視認可能にできる。
[駆動部]
前記駆動部19は、前記支持フレーム15dを構成する底フレーム15d1の両端に上向きに取り付けられた正逆回転可能な電動モータ19aと、該電動モータ19aの出力軸(図示せず)と一体で上端が右フレーム15d3と左フレーム15d2の前記軸受け片15d4に回転可能に支承された雄ネジ形の原動軸19bと、から概略構成されており、該原動軸19bに可動ベース18aの両端の従動筒18cが螺合する。したがって、駆動部19の電動モータ19aを正逆回転させることにより、原動軸19bの雄ネジと従動筒18cの雌ネジの螺合関係に従い、可動ベース18aを内側透明板15aと外側透明板15cの間の空間15bで自由に上下動させることができる。
なお、装飾部材18は、前記透明カバー部15の最上部の位置に待機スペース21が設けられていて、通常は該待機スペース21に停止しており、この待機スペース21にある状態で前面部材3の前記上部装飾領域12の後に隠れ得る。これにより、通常時に装飾部材18の存在を遊技者に悟られること無く、また、複数の点状発光部18bが位置する違和感を遊技者に与えることを防止できる。
待機スペース21は、上記実施形態のように透明カバー部15に設ける場合のほか、透明カバー部15以外の前面部材3に設けるようにしてもよい。例えば、前面部材3の、内側透明板15aと外側透明板15cの間の空間15bより上の部位に装飾部材18の待機スペースを設けても良い。具体例としては、支持フレーム15dの右フレーム15d3と左フレーム15d2の上に前面部材3に設けられた延長レールを接続して、装飾部材18の上下動範囲を内側透明板15aと外側透明板15cの間の空間15bを越えるものにする。そうすることで、内側透明板15aと外側透明板15cの全面から後方を視認可能にしつつも、装飾部材18を視認不能に収納できる。
[点状発光部の給電手段]
前記点状発光部18bは、上記したフレキシブル透明基板に設けられる透視ケーブルを介して図6に示した給電手段22に接続され、そこから発光に必要な電力と制御装置からの制御信号を得る。
給電手段22としては、図11に示したように、左フレーム15d2の内側全域に設けた配線スペース22sにフレキシブルなケーブル22k等を通して外部電源に接続するようにしても良いが、実施形態の給電手段22は、支持フレーム15dの左フレーム15d2に設けられた給電ユニット22aと、可動ベース18aの従動筒18cに設けられた受電ユニット22bと、からなる公知の非接触給電装置であり、電磁誘導により給電ユニット22aから受電ユニット22bに電力が供給され、その電力で点状発光部18bが点灯或は点滅する。給電手段22としてこのような非接触給電装置を用いることにより、可動ベース18aの上下動が広範囲に及んでも配線の絡まりや断線に起因するトラブルが生じる可能性を低減でき、また、前面部材3に対して透明カバー部15を着脱する作業も効率良く行える。
実施形態の遊技機1は、以上のような構成を有しており、装飾部材18を昇降させる駆動部19と点状発光部18bが遊技の進行中や遊技が行われていない待機状態中に制御装置によって適宜制御され、点状発光部18bの動きと発光態様が変化する。以下では、実施形態における点状発光部18bの動きと発光態様変化の一例を説明する。
以下、遊技の進行中における点状発光部18bの動きと発光態様変化の例を説明する。通常の遊技状態では、図1の破線に示したように、装飾部材18が透明カバー部15の上端、すなわち前面部材3の上部装飾領域12の後に位置する待機スペース21にあって遊技者から見えないようになっている。
次に、遊技領域7の始動入賞口に遊技球が入球して当たり外れを決定する抽選の結果が得られた場合、特別図柄の変動表示中の所定時期に、該抽選の結果に基づいて制御装置の指令により駆動部19による装飾部材18の移動制御と点状発光部18bの発光制御が行われる。以下に装飾部材18の変化態様について説明する。
前記抽選の結果に基づいて制御装置の指令により駆動部19の電動モータ19aで装飾部材18が待機スペース21から出て遊技領域7の前面を下動する制御が行われ、点状発光部18bを点灯或は点滅させながら図1想像線の位置(特別図柄表示装置10に被らない位置)を下限位置としてそこから上動に転じ、最終的に待機スペース21に戻って停止する。その一往復の動作パターンとしては、「装飾部材18がノンストップで一往復して待機スペース21に戻る第1動作パターン」、「装飾部材18が当たりの特典として開放される可能性の高い入賞装置の前で例えば0.5秒間停止して待機スペース21に戻る第2動作パターン」等を含む複数の動作パターンを有しており、当り外れを決定する抽選の結果に応じて、いずれかの動作パターンで適宜選択されて制御される。
動作パターンの決定は、当り外れを決定する抽選で外れとなった場合には、第2動作パターンよりも第1動作パターンの方が選択される可能性が高くなるように構成するとともに、当り外れを決定する抽選で大当りとなった場合には、第1動作パターンよりも第2動作パターンの方が選択される可能性が高くなるように構成することが例示できる。
この場合、待機スペース21にあって隠れた状態から装飾部材18が突然出現し、外側透明板15c一枚隔てた極至近距離で点状発光部18bが点灯或は点滅しながら昇降して待機スペース21に消える様は、遊技者の抽選結果に対する注意を惹きつけるに十分であり、かつ、その間、遊技球が装飾部材18によって隠れるおそれがないため、遊技領域7に遊技球を打ち込み続けることができるから、遊技の興趣を十分に向上させることができる。
なお、別例として、点状発光部18bの発光態様にバリエーションを設け、それらにより当り外れを決定する抽選で大当りとなった可能性を示唆するようにしてもよい。たとえば、「点状発光部18bを点灯させたまま、装飾部材18がノンストップで一往復して待機スペース21に戻る動作パターンA」、「点状発光部18bを所定間隔で点滅させながら、装飾部材18がノンストップで一往復して待機スペース2に戻る動作パターンB」、「点状発光部18bを点灯させたまま、装飾部材18が当たりの特典として開放される可能性の高い入賞装置の前で例えば0.5秒間停止して待機スペース21に戻る動作パターンC」、「点状発光部18bを所定間隔で点滅させながら、装飾部材18が当たりの特典として開放される可能性の高い入賞装置の前で例えば0.5秒間停止して待機スペース21に戻る動作パターンD」等を含む複数の動作パターンを有し、「動作パターンA<B<C<D」の順に当り外れを決定する抽選で大当りとなる可能性が高くなるように制御するようにしてもよい。さらに、点状発光部18bの発光色も複数色にし、発光色により、当り外れを決定する抽選で大当りとなった可能性を示唆するようにしてもよいし、上述した各動作パターンの途中で点状発光部18bの発光態様や発光色を変更し、その変更パターンによって当り外れを決定する抽選で大当りとなった可能性を示唆するようにしてもよい。
以上本発明を実施の形態について説明したが、もちろん本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、実施形態では透明カバー部15をユニット化して既存の遊技機用複層ガラスと同様に取り扱えるようにしたが、各要素を前面部材3に別々に取り付けるようにしてもよい。
また、実施形態では、装飾部材18のフレキシブル透明基板付きの可動ベース18aを一つにしたが、図7に示したようにフレキシブル透明基板付きの可動ベース18aを二分割し、左右別々に移動させ得るようにしてもよい。そうすることにより上記動作パターンの組合せを豊富にすることができる。
また、実施形態では、装飾部材18を上下方向に移動させるようにしたが、図8に示したように駆動部19の原動軸19bを横向きに配置して、装飾部材18を左右方向に移動させるようにしてもよい。この場合、待機スペース21は、遊技領域7内に設けられた役物(センター役物9)の装飾面と重なる位置にあり、この装飾面のカラフルな装飾に透明な可動ベース18aと小さい点状発光部18bが略同化するため遊技者から見えにくくなる。
また、実施形態では、装飾部材18を直線方向に移動させるようにしたが、図9に示したように該可動ベース18aの一端を揺動可能に軸着し、遊技領域7の前面で揺動させるようにしてもよい。なお、図9において符合19cは駆動部19である電動モータ19aの出力軸に取り付けたウォームギヤ、また、符合19dは可動ベース18aの左端面に形成された前記ウォームギヤ19cに噛合するホイールギヤである。
また、実施形態では、点状発光部18bを可動ベース18aに対して一定の配列で並ぶように配置したが、これに限定されるものではなく、複数の点状発光部18bを可動ベース18aに対して不規則な配列で並べるように配置したり、所定の絵柄や文字、記号、図形等を模すような配列で並べるように配置してもよい。例えば、複数の点状発光部18bを「当り」のメッセージを形成するように配列したり、複数の点状発光部18bによって「キャラクタ絵柄」を形成するように配列して、遊技を行なう上で遊技者に有利な情報を複数の点状発光部18bで提供するようにすれば、突如として現われる情報によって遊技の興趣をさらに増大させることができる。
また、複数の点状発光部18bを「矢印絵柄」を形成するように配置し、遊技の進行過程で遊技者が狙うべき入賞装置を点状発光部18bによる矢印絵柄で示すようにしたり、遊技の進行過程で遊技者が狙うべき遊技球の流下領域を点状発光部18bによる矢印絵柄で示すようにして、遊技の進め方に関する情報を提供するようにすれば、遊技の進め方に迷いのある遊技者に対して安心感を与えられ、興趣の低下を抑制できる。
これに関し、たとえば、遊技領域7に対し、中央よりも左側領域を流下する遊技球が入球可能となるように前述の始動入賞口が配置され、中央よりも右側領域を流下する遊技球が入球可能となるように前述の可変入賞装置が配置される場合(遊技領域7の左下部分に始動入賞口が配置され、遊技領域7の右下部分に可変入賞装置が配置される場合など)に、図10に示すような「右下を向いた矢印絵柄」を形成するように複数の点状発光部18bが配置された装飾部材18を設けることとする。そして、特別図柄表示装置10に当り特別図柄が停止表示されたことを契機として、上部の待機スペース21に待機していた装飾部材18を下方に移動させて、「右下を向いた矢印絵柄」が可変入賞装置を指す位置で装飾部材18の移動を停止させ、可変入賞装置を指す位置で複数の点状発光部18b発光させる。これにより、大当り状態に制御されている間、遊技者が狙うべき入賞装置および遊技者が狙うべき遊技球の流下領域を、遊技領域7の前面に重ねて示すことが可能になる。結果、通常時は装飾部材18を待機スペース21で待機させて遊技の邪魔にならないように収納しつつ、遊技の進行過程で遊技者が狙うべき遊技球の流下領域に変化が生じた際に、装飾部材18の点状発光部18bによって遊技の進め方に関する情報を、遊技領域7の前面で明確に遊技者に提供でき、遊技の進め方に迷いのある遊技者等に対して安心感を与えることが可能になり、興趣の低下を抑制できる。
また、図10の装飾部材18には、複数の点状発光部18bとして、「右下を向いた矢印絵柄」を構成する点状発光部群A(装飾部材18の右側部分)だけでなく、絵柄を形成しない配列とされた点状発光部群B(装飾部材18の左側部分)が区分けして設けられている。これに関し、遊技の進行過程で、制御装置から「点状発光部群Aだけを点灯あるいは点滅させる情報」が出力された場合に、点状発光部群Aだけを点灯あるいは点滅させることを目的に装飾部材18の動作を制御するようにし、制御装置から「点状発光部群Bだけを点灯あるいは点滅させる情報」が出力された場合に、点状発光部群Bだけを点灯あるいは点滅させることを目的に装飾部材18の動作を制御可能にしておくことで、遊技の進行内容に合わせて装飾部材18を多様な用途で動作させることが可能になり、遊技を一層盛り上げ、遊技の興趣をより向上させることができる。
また、実施形態の駆動部19は、言うまでもなく一例であり、可動ベース18aをワイヤーやチェーンで牽引したり、左フレーム15d2と右フレーム15d3の何れか一方又は双方に内向きのラックギヤを形成すると共に可動ベース18aに該ラックギヤに噛合する原動ピニオンギヤを設けるようにするなどしてもよい。
また、実施形態では、遊技機1としてパチンコ機を例示したが、雀球機、アレンジボール機等の他の弾球遊技機や、遊技メダルを用いて複数の回胴(リール)を回転させる遊技領域を有するスロットマシンにも適用可能である。
1 …遊技機
3 …前面部材
7 …遊技領域
15a …内側透明板
15b …空間
15c …外側透明板
18 …装飾部材
18a …可動ベース
18b …点状発光部

Claims (1)

  1. 遊技が行なわれる遊技領域と、前記遊技領域の前面側を構成する前面部材とを設けた遊技機において、
    前記前面部材に設けられ、前記遊技領域を視認可能とする内側透明板と、
    前記内側透明板の前側に設けられ、該内側透明板との間に適宜な空間を形成して設けられる外側透明板と、
    前記内側透明板と前記外側透明板の間の前記空間内に設けられた装飾部材と、を備えており、
    前記装飾部材は、透明な可動ベースに複数の点状発光部を形成してなり、該点状発光部が発光した状態で前記空間内を移動し得るように構成されることを特徴とする遊技機。
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