JP2017055323A - 再生装置 - Google Patents

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鈴木 琢也
Takuya Suzuki
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Abstract

【課題】外部機器にループ録画された番組の番組表を速く作成することのできる再生装置を提供する。【解決手段】放送信号を受信可能なチューナ部と、放送信号から取得した番組情報を記憶する記憶部と、ネットワークに接続可能な通信部と、外部機器から、通信部を介して少なくとも録画チャンネルと録画時間帯を含む録画情報を取得する取得部と、取得された録画情報に対応した番組情報に基づいて、外部機器に録画されたコンテンツの番組表を作成する作成部と、を備える再生装置としている。【選択図】図1

Description

本発明は、再生装置に関する。
従来、放送番組(以下単に「番組」と称することがある)を録画可能な録画装置が様々に開発されている。録画方法としては、特定の番組を個別に録画する通常録画の他、いくつかの方法が提案されている。
そのうちの一つに、特定の放送チャンネル(以下単に「チャンネル」と称することがある)に関して一日のうち予め設定された時間帯で繰り返して録画するループ録画が提案されている(例えば特許文献1)。
従来、このようなループ録画の機能を有した二つの録画装置を備えたホームネットワークシステムを構成することも実現されている。このようなホームネットワークシステムでは、一方の録画装置がDMP(Digital Media Player)として、他方の録画装置がDMS((Digital Media Server)として機能し、DMSからDMPへ録画コンテンツを配信してDMP側で当該録画コンテンツを再生させることが可能となっている。
また、上記ホームネットワークシステムでは、DMPとしての録画装置がDMSとしての録画装置から録画コンテンツに関する情報(番組タイトル、チャンネル、録画開始時間、録画時間等のメタ情報)を取得し、DMPとしての録画装置が自機にループ録画された録画コンテンツのみならず、DMSとしての録画装置にループ録画された録画コンテンツも併せて同時に表示させる番組表(統合過去番組表)を作成することが可能であった。このような統合過去番組表においてDMS側の録画コンテンツを選択することで、選択された録画コンテンツをDMP側へ配信して再生させることができた。
特開2014−72811号公報
しかしながら、上記従来のネットワークシステムでは、統合過去番組表を作成する際にDMSとしての録画装置にループ録画されている全ての録画コンテンツに関する情報をDMP側へ送信させる必要があり、録画コンテンツの数が多くなるとより時間がかかることになる。更に、DMP側でDMSから送信された録画コンテンツに関する情報を番組表のデータに変換する時間も必要となる。
そのため、特に統合過去番組表を使い始めた当初は、番組表においてDMSとしての録画装置の録画コンテンツの一部が表示されず、不完全な状態で番組表が表示されることになるという問題点があった。
なお、特許文献1には、自機でループ録画した録画コンテンツの番組表(過去番組表)を作成する録画装置が開示されているが、録画装置のネットワークシステムに関するものではない。
上記問題点に鑑み、本発明は、外部機器にループ録画された番組の番組表を速く作成することのできる再生装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る再生装置は、放送信号を受信可能なチューナ部と、
前記放送信号から取得した番組情報を記憶する記憶部と、
ネットワークに接続可能な通信部と、
外部機器から、前記通信部を介して少なくとも録画チャンネルと録画時間帯を含む録画情報を取得する取得部と、
取得された前記録画情報に対応した前記番組情報に基づいて、前記外部機器に録画されたコンテンツの番組表を作成する作成部と、を備える構成としている(第1の構成)。
このような構成によれば、外部機器から取得された録画情報と番組情報を用いて録画状態を推測することで番組表を速く作成することができる。
また、上記第1の構成において、前記録画情報は、前記録画チャンネルごとの最も古い録画済番組の放送時間を更に含むこととしてもよい(第2の構成)。
このような構成によれば、実際には録画されていない番組が番組表で表示されることを防ぎ、精度良く番組表を作成できる。
また、上記第1又は第2の構成において、前記録画情報は、録画時間帯の設定履歴を含むこととしてもよい(第3の構成)。
このような構成によれば、録画時間帯の設定を変更した場合でも、精度良く番組表を作成することができる。
また、上記第1の構成において、前記録画情報は、所定日の24時間分の録画コンテンツごとのメタ情報を含むこととしてもよい(第4の構成)。
このような構成によれば、要求を受けてメタ情報を送信する外部機器のファームウェアを従来から変更する必要が無い。
また、上記第4の構成において、前記所定日は、複数の日であることとしてもよい(第5の構成)。
このような構成によれば、ループ録画の設定を変更した場合でも、精度良く番組表を作成することができる。
また、上記第4又は第5の構成において、作成された前記番組表において選択された番組の放送日と放送チャンネルに対応する24時間分の録画コンテンツごとのメタ情報を前記外部機器に要求する第1の要求部と、
前記第1の要求部による要求によって前記外部機器から取得した前記メタ情報から前記選択された番組を特定し、特定された番組を前記外部機器に配信要求する第2の要求部と、を更に備えることとしてもよい(第6の構成)。
このような構成によれば、外部機器におけるファームウェアの変更が必要なく、番組表において選択した番組の配信を行うことができる。
また、上記第1〜第6のいずれかの構成において、録画部と、前記外部機器から取得した録画チャンネル及び録画時間帯を含む録画情報を、前記録画部による録画のために前記記憶部に記憶された録画チャンネル及び録画時間帯を含む録画情報と比較する比較部と、を更に備え、前記録画部は、前記比較部による比較により特定された同一の録画チャンネル及び重複した録画時間帯においては録画を行わないこととしてもよい(第7の構成)。
このような構成によれば、再生装置における無駄なループ録画を防止し、録画空き容量を大きく増加させることができる。
また、上記第7の構成において、前記作成部は、前記外部機器に録画されたコンテンツの番組表である連携先番組表と共に前記録画部により録画された番組の番組表である連携元番組表を含めた統合番組表を作成し、
前記同一の録画チャンネル及び前記重複した録画時間帯について、前記連携元番組表には番組を表示させ、前記連携先番組表には番組を表示させないこととしてもよい(第8の構成)。
このような構成によれば、自機では録画設定されているが実際にはループ録画されていない番組を再生装置において録画したように見せかけることができ、ユーザへの違和感のないものとなる。
本発明によると、外部機器にループ録画された番組の番組表を速く作成することができる。
本発明の第1実施形態に係るホームネットワークシステムのブロック構成を示す図である。 連携元の録画装置におけるループ録画計画の一例を示す図である。 連携先の録画装置におけるループ録画計画の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る統合過去番組表の作成処理及び番組配信処理に関するフローチャートである。 統合過去番組表の一例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る統合過去番組表の作成処理及び番組配信処理に関するフローチャートである。 本発明の第2実施形態において作成される統合過去番組表の一例を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る統合過去番組表の作成処理及び番組配信処理に関するフローチャートである。 本発明の第4実施形態に関し、録画装置間で同一の設定チャンネル及び重複した設定録画時間帯を説明するための図である。
以下に本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態について説明する。本発明の第1実施形態に係るホームネットワークシステムのブロック構成を図1に示す。
図1に示すホームネットワークシステムは、ネットワーク(LAN)10にそれぞれ接続される録画装置1及び録画装置11から構成される。
録画装置1(再生装置)は、図1に示すように受信部であるチューナ部2、データ処理部3、記録部4、出力部5、操作部6、記憶部7、通信部8、及び制御部9を備えている。録画装置1は、不図示のアンテナやモニタ、或いはテレビ受信機に電気的に接続され、テレビ放送の録画や再生のために利用される。
チューナ部2は、テレビ放送局から提供される放送信号の受信に利用される。チューナ部2は、不図示のアンテナから受信した放送信号の選局及び復調を行う。録画装置1は、3つのチューナ部2(T0、T1、T2)を備え、同時に3チャンネルの放送番組の録画が可能である。
データ処理部3は、チューナ部2から受け取った放送信号に基づいて映像音声信号を生成し、当該信号を記録部4または出力部5に送信する。また、データ処理部3は、記録部4の録画コンテンツに対して再生処理を行い、処理後の映像音声信号を出力部5に送信もする。
記録部4は、チューナ部2及びデータ処理部3を介して取得した映像音声信号(放送番組)を録画コンテンツとして記録する。記録部4は、HDD(ハードディスクドライブ)や光ディスク装置などからなり、録画装置1に内蔵されているもののほか、外付けされているものでもよい。
出力部5は、データ処理部3から受け取った映像音声信号や、メニュー画面、電子番組表等のOSD(オンスクリーンディスプレイ)画像データを外部に出力する。出力部5の出力信号は録画装置1に電気的に接続される例えばモニタやテレビ受信機に送出される。モニタやテレビ受信機は、出力部5の出力信号に基づく映像及びOSD画像を自身の画面に表示させ、音声をスピーカから出力させる。
操作部6は、録画装置1の筐体表面や不図示のリモコンに設けられた各種操作キーを備える。例えば、操作部6は、ユーザによる番組の録画や録画番組の再生に係る操作、電子番組表や録画計画などに係る操作を受け付ける。
制御部9は、不図示の演算部やその他の電子部品で構成され、記憶部7等に予め記憶、入力されたプログラム、データに基づき録画装置1の各部を統括的に制御する。
記憶部7は、制御部9が利用する上記プログラムやデータの他、EPG(電子番組表)情報や、記録部4に対する録画計画を記憶する。
通信部8は、ネットワーク10に接続され、ネットワーク10を介して録画装置11との通信を行う。通信部8は、後述するように録画装置11から録画コンテンツに係る映像音声信号の配信を受けたり、ループ録画に関する情報を受け取ったりする。
ここで、録画装置1は、通常録画のほかにループ録画を行うことが可能となっている。記録部4には予め設定されたループ録画用の記録領域と通常録画用の記録領域とが存在し、ループ録画モードまたは通常録画モードで録画された録画コンテンツ(番組)が各々対応する領域に記録される。
ループ録画は、特定の放送チャンネルに関して一日のうち所定の時間帯で繰り返して番組を録画するものである。例えば図2Aによれば、3つのチューナ部2のうち、チューナ部2(T0、T1)に対してループ録画予約が設定されている。チューナ部T0に対してチャンネルAが設定され、チューナ部T1に対してチャンネルBが設定される。ここでは一例としてチャンネルの設定に対して録画時間帯の設定はチャンネル間で同一にだけ設定可能としており、図2AではチャンネルA、Bともに開始時刻4時から終了時刻19時まで番組を録画するよう設定されている。
ループ録画に関して、制御部9は例えばこのような設定に基づいて毎日繰り返し番組録画を実行する。記録部4のループ録画用の記録領域が残り少なくなると、古い録画データから順に削除(上書き)して録画を継続する。
なお、記録部4には、録画コンテンツ(番組)ごとに録画コンテンツに関するメタ情報が記録される。当該メタ情報は、例えば録画日、録画開始時刻、録画時間(録画開始から終了までの時間)、録画チャンネル、番組タイトル、放送時間(放送日、放送開始時刻、放送終了時刻等)、番組詳細情報等が含まれる。番組タイトル、放送時間、番組詳細情報等は、EPG情報に基づいて取得できる。
図1に示すホームネットワークシステムにおける録画装置11(外部機器)は、チューナ部12、データ処理部13、記録部14、出力部15、操作部16、記憶部17、通信部18、及び制御部19を備えている。
録画装置11は、録画装置1と同様に3つのチューナ部12(T10、T11、T12)を備えており、各部構成の機能は録画装置1と同様であるのでここでの詳述は省略する。なお、通信部18は、ネットワーク10に接続され、ネットワーク10を介して通信部8との通信を行う。
また、録画装置11においても通常録画の他にループ録画が可能となっている。図2Bの一例であれば、3つのチューナ部T10〜T12の全てに対してループ録画が予約されており、各チューナ部についてそれぞれチャンネルX、Y、Zが設定され、各チャンネルに共通で録画時間帯として2時から15時までが設定されている。このような設定に基づき制御部19による制御によって、毎日繰り返し番組が記録部14に録画コンテンツとして記録される。また、記録部14には、録画コンテンツ(番組)ごとに先述したメタ情報が記録される。
以上のような構成である録画装置1、及び録画装置11から構成されるホームネットワークシステムにおいては、連携元である録画装置1が、自身のループ録画による録画コンテンツに対応する番組表を、連携先である録画装置11のループ録画による録画コンテンツに対応する番組表と同時に示す統合過去番組表を作成・表示させることが可能であり、以下、これについて詳述する。
まず、統合過去番組表作成に利用されるEPG情報(番組情報)について説明すると、録画装置1においては、チューナ部2及びデータ処理部3を介して取得されるEPG情報が記憶部7に定期的(例えば1日ごと)に記憶される。このように最新のEPG情報が記憶される際に、旧のEPG情報は削除されるのではなく、一定期間記憶部7に保持されるようにしている。
また、予めユーザによって録画装置1と録画装置11の連携が設定される。より具体的には、例えば録画装置1に接続されるモニタ等に表示されるメニュー画面における操作により、制御部9と制御部19がネットワーク10を介した通信を行うことで録画装置11を示す情報(型番など)が上記モニタ等に表示され、当該録画装置11を示す情報が選択操作される。これにより、制御部9は、選択された録画装置11のID(識別情報)を連携先として記憶する。
以上の前提において、連携元である録画装置1における操作部6において統合過去番組表の表示操作がなされた場合の処理を図3のフローチャートに示す。図3において、左方は連携元である録画装置1の処理、右方は連携先である録画装置11の処理を示す。
図3のフローチャートが開始されると、まずステップS1で、録画装置1の制御部9は、通信部8を用いてネットワーク10を介して録画装置11にループ録画に関する情報(録画情報)の要求を行う。
ステップS2で録画装置11の制御部19は、通信部18を介して上記要求を受け取ると、記憶部17に設定されているループ録画計画としての録画チャンネル、及び録画時間帯(例えば図2Bであれば録画チャンネルはチャンネルX、Y、Z、録画時間帯は2時から15時)に加え、記録部14に記録されている各チャンネルの最も古い録画済番組(録画コンテンツ)の各放送時間(メタ情報に含まれる)の各情報を通信部18を用いてネットワーク10を介して録画装置1に送信する。
上記送信された各情報(ループ録画に関する情報)を通信部8を介して制御部9が受け取る(ステップS3)。すると、ステップS4で、制御部9は、取得したループ録画に関する情報と記憶部7に保持されたEPG情報(過去のEPG情報)に基づいて統合過去番組表を作成する。作成された統合過去番組表のデータは、出力部5からモニタ等へ出力され、モニタ等において統合過去番組表が表示される。
ここで、統合過去番組表の作成例を図4に示す。図4に示すように、上方には日付表示欄41が配され、その下には録画装置1におけるループ録画による録画コンテンツに対応する番組を表示するための連携元番組表示欄42と、録画装置11におけるループ録画による録画コンテンツに対応する番組を表示するための連携先番組表示欄43が左右に並べて配される。また、連携元番組表示欄42と連携先番組表示欄43に共通の時刻表示欄44も配される。連携元番組表示欄42と連携先番組表示欄43にはそれぞれ、チャンネル表示欄421、431が配されている。なお、図4では、一例として番組表示は番組タイトルの表示により行っている。また、図4は、図2A及び図2Bの録画計画に対応したものとしている。
連携元番組表示欄42における表示については、記憶部7に保持されているEPG情報と、記憶部7に記憶されている録画コンテンツごとのメタ情報(特に録画日、録画開始時刻、録画時間、録画チャンネル)に基づき、日付表示欄41における対象の日付、及び時刻表示欄44における表示させる時刻に対応した番組表示を行う。なお、日付表示欄における対象の日付(図4では4月12日)は操作部6の操作(左右キー等)によって変更可能である。また、時刻表示欄44における表示される時刻も操作部6の操作(上下キー)によって変更可能である(図4であればAM9の位置から更に下方向へキー操作されると5時から10時までが表示される等)。これらの日付、時刻の変更に応じて番組が表示されることになる。
また、連携先番組表示欄43における表示については、記憶部7に記憶されているEPG情報と、録画装置11から取得したループ録画に関する情報に基づき、日付表示欄41における対象の日付及び時刻表示欄44における表示させる時刻による日時が取得した放送時間以降であるチャンネルにおいて取得した録画時間帯に該当する番組は録画装置11で録画されているものと推測し、その番組を表示させる。
なお、連携元番組表示欄42及び連携先番組表示欄43ともに該当する表示番組が無い場合は、その箇所は空白などにしておく。例えば、録画装置1及び録画装置11ともに9時から10時までは録画時間帯に設定されていないとすれば、図4において、連携元番組表示欄42では「○○○小説」「えいご」の全体が空白となり、連携先番組表示欄43では「○○スタジオ」「○×討論会」「○□サスペンス」の9時以降の一部箇所は空白となる。
このように、本実施形態では、統合過去番組表を作成する場合に、連携先である録画装置11のループ録画による録画コンテンツに対応した番組表作成については、データ量を抑えたループ録画に関する情報を録画装置11からネットワーク通信によって取得して過去のEPG情報も用いて録画状態を推測することで実現できるので、番組表作成を速く行うことで完全な状態での番組表を表示させることができる。
ステップS4で表示された統合過去番組表で、操作部6による操作により連携先番組表示欄43における或る番組が選択されると(ステップS5のY)、ステップS6で制御部9は、選択された番組のチャンネル、番組タイトル、及び放送時間の各情報を通信部8を用いてネットワーク10を介して録画装置11へ送信する。
ステップS7で、制御部19は、通信部18を介して取得した上記各情報と記録部16に記録されたメタ情報に基づき記録部14に記録された録画コンテンツを検索する。そして、ステップS8で、制御部19は、検索された録画コンテンツに係る映像音声信号の通信部18及びネットワーク10を介した録画装置1への配信を開始させ、ステップS9で録画装置1では、配信された映像音声信号を出力部5からモニタ等へ出力して再生させることを開始させる。
なお、連携元番組表示欄42における番組が選択された場合は、選択された番組に対応する録画コンテンツに係る映像音声信号が記録部4から読み出され、出力部5からモニタ等へ出力されて再生される。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態に係る統合過去番組表の作成処理に関するフローチャートを図5に示す。図5に示す処理の第1実施形態(図3)との相違点として、図3のステップS2では録画装置11から現在設定されているループ録画の録画時間帯を送信するようにしていたが、図5のステップS12では録画時間帯の設定履歴(現在の設定も含まれる)を送信する。録画時間帯の設定履歴には、設定日時と対応する設定録画時間帯が含まれる。
このような録画時間帯の設定履歴を含めた情報を録画装置1が取得することで(ステップS13)、ステップS14では、統合過去番組表の連携先番組表示欄43に上記取得した情報に基づく番組表示が行われる。より具体的には、日付表示欄41における対象の日付及び時刻表示欄44における表示させる時刻による日時が取得した放送時間以降であるチャンネルにおいて、取得した録画時間帯の設定履歴のうち該当する録画時間帯の番組は録画装置11に録画されていると推測し、その番組を表示させる。
例えば図6の例では、現在の設定では図2Bに示すように録画時間帯に5時から6時の時間帯も含まれるが、過去の設定ではその時間帯が設定されていない場合でも、連携先番組表示欄43において5時から6時の時間帯は空白表示Sが行われ、精度良く番組表示を行うことが可能である。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、図1に示すホームネットワークはDLNA(Digital Living Network Alliance)に準拠している。また、本実施形態では、録画装置1は、録画装置11からDLNAのCDS(Content Directory Service)によってネットワーク10を介して録画コンテンツのメタ情報を取得できる。メタ情報を取得するためのBrowseアクションなどがCDSでは用意されている。
本実施形態に係る統合過去番組表の作成処理に関するフローチャートを図7に示す。図7に示す処理が開始されると、ステップS21で録画装置1の制御部9は、所定の指定日の24時間分の録画コンテンツに関するメタ情報をCDSによるコマンドにてネットワーク10を介して録画装置11に要求する。上記指定日としては、例えば、ユーザが操作部6によって指定した日でもよいし、自動的に決定した最近の日としてもよい。
録画装置11の制御部19は、上記コマンドを受け取ると、記録部14に記録された指定日の24時間分の録画コンテンツに関するメタ情報を録画装置1へネットワーク10を介して送信する(ステップS22)。
ステップS23で制御部9が上記メタ情報を取得すると、ステップS24で制御部9は、記憶部7に保持されたEPG情報と、取得したメタ情報に含まれる録画チャンネルと、取得したメタ情報に含まれる録画開始時間及び録画時間に基づき推定される録画時間帯に基づき、連携先番組表示欄43に番組を表示させるよう統合過去番組表を作成する。
このような実施形態によっても、統合過去番組表を作成する場合に、録画装置11からネットワーク通信により取得するデータ量を抑えることができるので、録画装置11の録画コンテンツに対応する番組表の作成を速く行うことができ、完全な状態での番組表示が可能となる。
そして、表示された統合過去番組表における連携先番組表示欄43の番組が選択されると(ステップS25のY)、ステップS26で制御部9は、選択された番組の放送日と放送チャンネルに対応する24時間分のメタ情報をCDSによるコマンドにて録画装置11へネットワーク10を介して要求する。
すると、コマンド受け取った制御部19は、ステップS27で、要求された24時間分のメタ情報をネットワーク10を介して録画装置1へ送信する。
ステップS28で、制御部9は、ネットワーク10を介して取得した24時間分のメタ情報から選択された番組を特定し、特定された番組の配信をネットワーク10を介して録画装置11へ要求する。
制御部19は、上記配信要求を受けると、ステップS29で、要求を受けた記録部14に記録された番組(録画コンテンツ)に係る映像音声信号を通信部18からネットワーク10を介して録画装置1へ配信させることを開始する。そして、ステップS30で、録画装置1では、配信された映像音声信号を出力部5からモニタ等へ出力して再生させることを開始させる。
このような本実施形態によれば、連携先である録画装置11としては、従来のCDSによるメタ情報の送信を行うファームウェアの変更を行う必要が無いというメリットを享受することもできる。
なお、本実施形態の変形例として、例えばステップS21において一つの指定日ではなく、期間を互いにあけた複数の指定日を指定して24時間分のメタ情報を要求し、ステップS23で取得するようにしてもよい。この場合、ステップS24では、取得されたメタ情報に含まれる録画開始時間及び録画時間に基づき、複数の指定日の各々について録画時間帯を推定し、推定結果に基づき連携先番組表示欄43における番組表示を行う。これによれば、録画装置11において録画時間帯の設定変更があった場合でも、精度良く番組表示を行うことができる。
また、上記ステップS25で選択された番組が指定日のものである場合は、既にメタ情報を取得していることになるので、ステップS26には進まず、取得しているメタ情報から選択された番組を特定し、録画装置11へ配信要求を行うこととしてもよい。これによれば、より早期に配信を開始させることができる。
<第4実施形態>
本実施形態は、上記第1〜第3実施形態と組み合わせて実施することのできる実施例である。
本実施形態の録画装置1の制御部9は、録画装置11から設定されている録画チャンネル及び録画時間帯の各種情報をネットワーク10を介して取得する。そして、制御部9は、自機に設定されている録画チャンネル及び録画時間帯と上記取得した情報を比較し、同一の録画チャンネルで重複している録画時間帯を特定した場合、そのチャンネル及びその録画時間帯では記録部4への録画を行わないようにする。
例えば図8を用いて説明すると、録画装置1ではチューナ部T0に対してチャンネルAでの4時から19時までの録画時間帯でのループ録画が設定され、録画装置11ではチューナ部T10に対してチャンネルAでの2時から15時までの録画時間帯でのループ録画が設定されている。この場合、同一のチャンネルAでの重複している4時から15時までの録画時間帯Tdには録画装置1では録画を行わない。一方、録画装置11では、設定どおり録画時間帯Tdでも録画が行われる。これにより、録画装置1での無駄な録画を防止し、録画空き容量を増加させることができる。
そして、統合過去番組表を作成する際には、上記同一のチャンネル及び重複した録画時間帯においては録画装置1には実際には録画されていないが、連携元番組表示欄42においては録画されているように見せかけて番組表示を行い、一方、録画装置11には実際には録画されているが、連携先番組表示欄43においては本来番組表示させるものを表示させないようにする。これにより、ユーザにとっては録画装置1における録画設定の通りの表示となるので、違和感のないものとなる。そして、連携元番組表示欄42における上記番組表示による番組が選択された場合、選択された番組の録画装置11への配信要求が行われ、録画装置11から録画装置1へ要求された番組の配信が開始され、録画装置1において再生が行われる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨の範囲内であれば、実施形態は種々の変形が可能である。
例えば、ループ録画については、チャンネルに加えて曜日ごとの録画時間帯を設定できるものとし、毎週の同一の曜日ごとに同一の時間帯にて録画を繰り返すものでもよい。この場合、連携先の録画装置から取得するループ録画に関する情報に曜日を含めればよい。
1 録画装置
2 チューナ部
3 データ処理部
4 記録部
5 出力部
6 操作部
7 記憶部
8 通信部
9 制御部
10 ネットワーク
11 録画装置
12 チューナ部
13 データ処理部
14 記録部
15 出力部
16 操作部
17 記憶部
18 通信部
19 制御部

Claims (8)

  1. 放送信号を受信可能なチューナ部と、
    前記放送信号から取得した番組情報を記憶する記憶部と、
    ネットワークに接続可能な通信部と、
    外部機器から、前記通信部を介して少なくとも録画チャンネルと録画時間帯を含む録画情報を取得する取得部と、
    取得された前記録画情報に対応した前記番組情報に基づいて、前記外部機器に録画されたコンテンツの番組表を作成する作成部と、を備える再生装置。
  2. 前記録画情報は、前記録画チャンネルごとの最も古い録画済番組の放送時間を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  3. 前記録画情報は、録画時間帯の設定履歴を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の再生装置。
  4. 前記録画情報は、所定日の24時間分の録画コンテンツごとのメタ情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  5. 前記所定日は、複数の日であることを特徴とする請求項4に記載の再生装置。
  6. 作成された前記番組表において選択された番組の放送日と放送チャンネルに対応する24時間分の録画コンテンツごとのメタ情報を前記外部機器に要求する第1の要求部と、
    前記第1の要求部による要求によって前記外部機器から取得した前記メタ情報から前記選択された番組を特定し、特定された番組を前記外部機器に配信要求する第2の要求部と、を更に備えることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の再生装置。
  7. 録画部と、
    前記外部機器から取得した録画チャンネル及び録画時間帯を含む録画情報を、前記録画部による録画のために前記記憶部に記憶された録画チャンネル及び録画時間帯を含む録画情報と比較する比較部と、を更に備え、
    前記録画部は、前記比較部による比較により特定された同一の録画チャンネル及び重複した録画時間帯においては録画を行わないことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の再生装置。
  8. 前記作成部は、前記外部機器に録画されたコンテンツの番組表である連携先番組表と共に前記録画部により録画された番組の番組表である連携元番組表を含めた統合番組表を作成し、
    前記同一の録画チャンネル及び前記重複した録画時間帯について、前記連携元番組表には番組を表示させ、前記連携先番組表には番組を表示させないことを特徴とする請求項7に記載の再生装置。
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