JP2017055247A - 撮像装置、ホワイトバランス制御方法及びプログラム - Google Patents

撮像装置、ホワイトバランス制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】判定光源が頻繁に切り替わるような場合であっても連続して撮像される画像により自然なホワイトバランスを確保する。【解決手段】WBゲインを繰り返し設定する間、光源種別毎に取得した評価値に基づき光源種別を判定する。判定光源が変化し(S207:YES)、前回の判定光源に関する評価値と今回の判定光源に関する評価値との差が閾値以下であれば(S208:YES)、前回と今回の評価値に基づき目標WBゲインを演算し(S209)、前回の判定光源に適した基準WBゲインから目標WBゲインまで段階的に変化させた規定回数分の分割調整用WBゲインを演算し、記憶する(S210)。以後、処理回数kに応じた分割調整用WBゲインを調整用のWBゲインとして順に設定する(S211,S212,)。判定光源が頻繁に切り替わるような場合であっても、継続して表示されるライブビュー画像等の色味が頻繁に変化することがない。【選択図】図5

Description

本発明は、撮像装置のホワイトバランス制御技術に関するものである。
従来、デジタルカメラ等の撮像装置におけるホワイトバランス制御では、撮影時に光源種別を明確に判定できない(1つに絞れない)場合に、複数の光源種別に対応する複数の調整値を合成した調整値(WBゲイン)を用いてホワイトバランス調整する技術が知られている(例えば、下記特許文献1,2参照)。
特開2008−277926号公報 特開2014−168120号公報
しかしながら、上記の従来技術は光源種別を明確に判定できない場合には有効であるが、光源種別が判定できる場合には判定結果(以下、判定光源という。)に応じたホワイトバランス調整が行われることから以下の問題があった。すなわち撮像した画像をライブビュー表示している間や動画像を撮影している間のようにホワイトバランス調整を継続的に行っているときには、画角や撮影対象つまり撮影方向の僅かな変化によって判定光源が頻繁に切り替わるような場合には、それに伴い画像の色合いも頻繁に切り替わってしまうという問題があった。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、判定光源が頻繁に切り替わるような場合であっても連続して撮像される画像により自然なホワイトバランスを確保することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の撮像装置においては、撮像手段と、前記撮像手段によって撮像された画像に基づき光源種別を判定する光源種別判定手段と、前記光源種別判定手段により判定された光源種別に対応するホワイトバランスの調整値を使用して前記画像のホワイトバランスを調整するホワイトバランス調整手段と、前記撮像手段によって撮像動作が継続して行われている間に前記光源種別判定手段により判定された光源種別が変化した場合、前記ホワイトバランス調整手段が前記撮像手段により逐次撮像された画像のホワイトバランスの調整に使用する調整値を、変化前の光源種別に対応する第1の調整値と変化後の光源種別に対応する第2の調整値とに基づき段階的に制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、判定光源が頻繁に切り替わるような場合であっても連続して撮像される画像により自然なホワイトバランスを確保することが可能となる。
本発明の一実施の形態を示す撮像装置のブロック図である。 ゲインテーブルを示す概念図である。 ライブビュー表示に関する処理を示したフローチャートである。 WBゲイン設定処理を示すフローチャートである。 図4に続くフローチャートである。 光源別の評価値の変化の一例を示す図である。 第1及び第2の変形例を示す図である。 第3乃至第5の変形例を示す図である。 第6乃至第8の変形例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図にしたがって説明する。図1は、本発明の一実施の形態として例示する撮像装置1の概略構成を示すブロック図である。
撮像装置1は、レンズブロック2と撮像素子3とを有している。レンズブロック2は、ズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群と、絞りと、レンズ群を駆動するレンズモータ、絞りを開閉駆動するアクチュエータから構成される。レンズモータやアクチュエータは、CPU(Central Processing Unit)8の指令に基づき光学系駆動部4によって駆動されることにより、ズーム倍率や焦点位置、撮像素子3の受光量が調整される。
撮像素子3は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Meta1 0xide Semiconductor)センサであり、CPU8の指令に基づき駆動回路5により駆動され、被写体の光学像を光電変換し、変換後の光学像に応じた電気信号つまり撮像信号をAFE(Analog Front End)6へ出力する。
AFE6は、CDS(Correlated Double Sampling)回路や、PGA(Programmable Gain Amp)、ADC(Analog-to-Digital Converter)等によって構成される。AFE6は、撮像素子3が出力した撮像信号のゲイン調整を含む所定のアナログ処理を行い、アナログ処理後の撮像信号をデジタル信号に変換した後、変換後の画像データを画像処理部7へ出力する。AFE6における撮像信号のゲイン調整は、撮影時に設定されるISO感度(撮像感度)に応じてCPU8の指令に基づき行われる。
画像処理部7は、AFE6から入力したゲイン調整後の画素データを一時記録するDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の作業用のメモリ7aを有している。画像処理部7は、メモリ7aに一時記憶された画像データに対し、CPU8の指令に基づき種々の画像処理を行う。画像処理部7が行う画像処理は、画素毎のR,G,Bの色成分データの生成、生成したRGBデータからYUVデータを生成するYUV変換、及びガンマ補正や、ホワイトバランス調整等である。画像処理部7による処理後の画像データ(YUVデータ)は、CPU8やCODEC(Coder & Decoder:符号器/復号器)9へ供給される。
画像処理部7による処理後の画像データ(YUVデータ)は、撮影待機状態においてはCPU8を介して表示部10へ供給され、表示部10においてライブビュー画像として表示される。表示部10は、ライブビュー画像等を表示する液晶表示器と、液晶表示器を駆動する駆動回路等から構成される。
また、画像処理部7による処理後の画像データ(YUVデータ)は、撮影時にはCODEC(Coder & Decoder:符号器/復号器)9へ供給される。
CODEC9は、画像処理部7から供給された画像データ(YUVデータ)を符号化し、また、符号化されている任意の画像データを復号する。図示しないが、CODEC9は、画像データの符号化、及び復号化を行うための直交変換回路、量子化回路、動き検出回路、順方向予測回路、符号化回路、復号化回路、逆直交変換回路、フレームメモリ等から構成される。
CODEC9へ出力されたYUVデータは、静止画撮影時にはJPEG(Joint Photographic Expert Group)方式等により圧縮符号化された後、撮影日時等の各種情報を付加され静止画ファイルとして画像メモリ11に記録される。また、CODEC9へ出力されたYUVデータは、動画撮影中にはMPEG(Motion Picture Experts Group)方式等によりフレーム毎に圧縮符号化された後、順次画像メモリ11に送られ、撮影日時等の各種情報を付加され動画ファイルとして記録される。
また、CODEC9は、再生時においてCPU8により画像メモリ11から読み出された圧縮状態の画像データ(静止画データや動画データ)を復号しCPU8へ出力する。復号されたデータは表示部10において静止画像、又は動画像として再生される。画像メモリ11は、例えば装置本体に内蔵されたフラッシュメモリや、装置本体に着脱自在な各種のメモリカードである。
CPU8は撮像装置1の各部を制御するワンチップマイコンであり、CPU8には、前述した各部に加え、操作部12、ストロボ発光部13、RAM(Random Access memory)14、プログラムメモリ15が接続されている。
操作部12は、電源キーや、シャッターキー、撮像装置1の基本の動作モードである撮影モードと再生モードとの切り替えを行うモード切替キー、撮影モードの下位モードの設定等の種々の設定作業に使用されるMENUキー、方向キー等の図示しない複数キーを含む。操作部12における各キーはCPU8によって操作状態を随時スキャンされる。
シャッターキーは、半押し操作と全押し操作との2段階操作が可能な所謂ハーフシャッター機能を有する構成である。シャッターキーの半押し操作は、AE(Auto Exposure)動作、及びAF(Auto Focus)動作の開始指示等に使用され、シャッターキーの全押し操作は撮影指示に使用される。
ストロボ発光部13は、ストロボ光の発光源であるキセノン管等の発光管、及び発光用コンデンサと、その充電回路、発光管の駆動回路、調光回路から構成され、CPU8からの命令に従い発光源を駆動し、被写体へストロボ光を照射する。
RAM14はCPU8のワーキングメモリである。プログラムメモリ15は、例えば記憶データが書き換え可能なEEPROM(Electric Erasable Programmable Read Only Memory)であるフラッシュメモリである。プログラムメモリ15には、CPU8に撮像装置1の全体の動作を制御させるための制御プログラムや各種データが記憶されている。
前記制御プログラムには、CPU8にAE制御、AF制御、後述するAWB(Auto white balance)制御を行わせるためのプログラム、及びCPU8に動画撮影モードにおいて後述する処理を行わせるためのプログラムが含まれる。前記各種のデータには、撮影時の適正な露出値に対応する絞り値とシャッタースピードとの組み合わせを示すプログラム線図を構成する制御データ等が含まれる。
また、前記各種データには、図2に示したゲインテーブル101が記憶されている。ゲインテーブル101は、ライブビュー画像の表示に際して使用される、光源種別「太陽光」、「蛍光灯」、「電球」に応じたホワイトバランス調整(以下、WB調整という。)を行う際に基準となるR成分とB成分の各々のゲイン(G成分に対する相対的な増減の割合)である基準WBゲインが記憶されている。
次に、以上の構成からなる撮像装置1の本発明に係る動作について説明する。図3は、撮影モードにおいてCPU8が実行するライブビュー表示に関する処理であって、主としてライブビュー画像のAWB制御に関する処理を示したフローチャートである。
まず、図3に従いライブビュー表示に関する処理について説明する。CPU8は、ユーザーにより撮影モードが設定されると直ちに所定のフレームレート(例えば30fps〜60fps)で撮像素子3による被写体の撮像を開始し、デジタルデータである1フレーム分の画像データを画像処理部7のメモリ7aに取り込む(ステップS101)。
次に、CPU8は、図4及び図5に示す後述するWBゲイン設定処理によって逐次設定されRAM14に保存されているWBゲイン(Rゲイン、Bゲイン)、すなわちホワイトバランスの調整値をRAM14から読み出す(ステップS102)。
次に、CPU8は、画像処理部7において前記画像データにおけるホワイトバランスを補正するWB調整を行う(ステップS103)。係る処理は、メモリ7aに取り込んだ画像データのR成分とB成分とを、ステップS102の処理で読み出したWBゲイン(Rゲイン、Bゲイン)使用して補正する処理である。
しかる後、CPU8は、ホワイトバランスが補正された後の画像データ(YUVデータ)からライブビュー用のビデオ信号を生成し(ステップS105)、生成したビデオ信号を表示部10に出力することにより、撮像された被写体像を適正なホワイトバランスで表示部10にライブビュー画像として表示させる(ステップS106)。
以後、CPU8は、ユーザーによって撮影モードの終了が指示されるまで、すなわち動作モードの変更や電源オフが指示されるまで(ステップS107:NO)、ステップS1へ戻り、新たなフレームタイミングが到来する毎にステップS109までの処理を繰り返す。そして、CPU8は、ユーザーによって撮影モードの終了が指示された時点で(ステップS107:YES)、処理を終了する。
なお、図3では省略したが、上記のように撮影モードにおいてライブビュー表示を行っている間、すなわち撮影待機状態においては、CPU8がシャッターキーの操作による撮影指示の有無を逐次確認しており、撮影指示があれば、その時点で撮像した画像を画像メモリ11に記録する。また、撮影モードで動画撮影が行われている間には、CPU8が前述したライブビュー表示と並行して、連続して撮像される各フレームの画像を画像メモリ11に記録する。
一方、上述した処理によりライブビュー表示を行っている間、CPU8は図4及び図5に示したWBゲイン設定処理を行う。このWBゲイン設定処理は、既説したように図3のステップS102で読み込まれ、ステップS103の処理(WB調整)で使用する調整用のWBゲイン(Rゲイン、Bゲイン)を逐次設定して記憶する処理である。なお、WBゲイン設定処理は、撮像素子3による被写体の撮像タイミングとは非同期で、例えば3〜5フレームに1回の頻度で繰り返し行われる。
以下、CPU8によるWBゲイン設定処理について説明する。CPU8は、撮影モードの設定とともに処理を開始し、図4に示したように、まず直前の撮像タイミングで取り込まれ画像処理部7のメモリ7aの所定領域に一時記憶されている画像データを対象として光源別のグレーカウントを行う(ステップS201)。
具体的に説明するとCPU8は、上記画像データの全画素を対象として、撮影環境下での光源(環境光)が「太陽光」、「蛍光灯」、「電球」であった場合にグレーと判断できる範囲内の色の画素を光源毎に検出して画素数をカウントし、光源毎のカウント値、すなわち太陽光、蛍光灯、電球の各々に関するカウント値Tn,Kn,Dnをそれぞれ取得する。
次に、CPU8は、上記光源別のカウント値Tn,Kn,Dnに基づき各光源の評価値Tv,Kv,Dvを取得する(ステップS202)。具体的には、前記画像データからEV値を取得し、各光源のカウント値Tn,Kn,Dnに、EV値に応じた光源別の重み付け用の係数を乗じる計算を行い、その計算結果を各光源に関する評価値Tv,Kv,Dvとする。その際、光源別の重み付けにおいては、例えばEV値が高い場合には「太陽光」の重みを最大、「電球」の重みを最小とするとともに、「蛍光灯」の重みを中間とする。逆にEV値が低い場合には「太陽光」の重みを最小、「電球」の重みを最大とするとともに、「蛍光灯」の重みを中間とする。なお、前記カウント値Tn,Kn,Dnをそのまま評価値Tv,Kv,Dvとしてもよい。
次に、CPU8は、上記評価値Tv,Kv,Dvに基づいて光源種別を判定する(ステップS203)。具体的には、上記評価値Tv,Kv,Dvが最大(評価値順位が第1位)であり、かつその評価値が予め決められている既定値以上である光源を現在の撮影環境下における光源と判定(推定)する。なお、上記既定値は、例えば画像データの全画素数の一定割合に相当する画素数(値)である。
そして、CPU8は、光源が判定できた場合、つまり上記評価値Tv,Kv,Dvのうちで最大(評価値順位が第1位)であった評価値が、既定値以上である場合には(ステップS204:YES)、判定した光源(以下、判定光源という。)の種別と、その評価値をRAM14に記憶する(ステップS205)。
次に、CPU8は、今回の処理が2回目以降の処理でなければ(ステップS206:NO)、つまり今回の処理が撮影モードの設定当初であるときには、直ちに判定光源に応じたWBゲイン、すなわちゲインテーブル101(図2)に記憶されている判定光源に応じた基準WBゲイン(Rゲイン、Bゲイン)を前述したライブビュー画像のWB調整で使用する調整用のWBゲインとして設定し、RAM14に記憶する(ステップS218、図5参照)。以後、CPU8はステップS201へ戻り前述した処理を繰り返す。したがって、これ以降、前述した図3のステップS103の処理においては、判定光源に応じて予め決められている基準WBゲインを用いてライブビュー画像のWB調整が行われる。
その後、撮影モードが設定されてから2回目以降の処理では(ステップS206:YES)、図5に示したようにCPU8は、判定光源に変化があったか否か、つまり今回の判定光源がRAM14に記憶されている前回の判定光源と異なっているか否かを確認する(ステップS207)。
ここで、判定光源に変化がなければ(ステップS207:NO)、CPU8は、分割調整フラグBFがセット(BF=1)させているか否かをさらに確認する(ステップS213)。この分割調整フラグBFは後述するホワイトバランスの分割調整を行っているか否かを示すフラグである。
そして、CPU8は、分割調整フラグBFがセットされていなければ(ステップS213:NO)、そのままステップS201へ戻り前述した処理を繰り返す。つまり調整用のWBゲインを前回のまま維持する。
一方、図3の処理によりライブビュー表示を行っている間に、例えば画角や撮影対象(撮影方向)が変化し、それに伴い撮影モードが設定されてから2回目以降の処理に際して判定光源が変化した場合(ステップS207:YES)、CPU8は、今回の判定光源の評価値と前回の判定光源の評価値との差が閾値以下であるか否かを確認する(ステップS208)。
係る処理を図6を参照しながら具体的に説明する。図6は、ライブビュー画像の表示中のある期間において判定光源が太陽光、蛍光灯、電球の順に変化する場合における光源種別毎の評価値Tv,Kv,Dvの変化の一例を便宜的に示した図である。
図6においてt1,t2,t3はWBゲイン設定処理の処理タイミングであり、Vsは、前述したステップS203で光源種別を判定するとき判定条件となる評価値の既定値である。なお、各処理タイミングt1,t2,t3において各光源の評価値の順位は以下の通りである。すなわち1回目の処理タイミングt1では第1位が太陽光、第2位が蛍光灯であり、2回目の処理タイミングt2では第1位が蛍光灯、第2位が電球であり、3回目の処理タイミングt3では第1位が電球、第2位が蛍光灯である。
上記の場合においては2回目の処理タイミングt2、及び3回目の処理タイミングt2において、CPU8が前述したステップS208の確認を行う。すなわち今回の判定光源の評価値と前回の判定光源の評価値との差(d1やd2)が予め決められている閾値以下であるか否かを確認する。
ここで、上記評価値の差が閾値以下であったとき(ステップS208:YES)、つまり判定光源が切り替わったとき、評価値Tv,Kv,Dvが僅差であって光源種別の優劣が明らかでない場合には、CPU8は、以下に述べるホワイトバランスの分割調整を実施する。
まず、CPU8は、前回と今回の評価値に基づき目標WBゲインを演算する(ステップS209)。目標WBゲインは、ゲインテーブル101(図2)に記憶されている前回の判定光源に対応する基準WBゲインと今回の判定光源に対応する基準WBゲインとを、前回と今回の評価値の比率に応じて合成したものである。
ここで、今回の処理タイミングが図6に示した2回目の処理タイミングt2であり、今回の判定光源の評価値(以下、今回の評価値という。)Kvと、前回の判定光源の評価値(以下、前回の評価値という。)Tvとの差d1が閾値以下であるものとして、目標WBゲインを具体的に説明する。
一例を挙げると、
今回の判定光源(蛍光灯)に関する値が、
基準WBゲイン(Rゲイン、Bゲイン)=(500,400)、評価値Kv=1000
前回の判定光源(太陽光)に関する値が、
基準WBゲイン(Rゲイン、Bゲイン)=(400,600)、評価値Tv=900
である場合、
目標WBゲインは、
Rゲイン =(500×1000+400×900)/1900 = 452
Bゲイン =(400×1000+600×900)/1900 = 494
である。
次に、CPU8は、前回の判定光源(太陽光)の基準WBゲインを目標WBゲインまで、1/n(nは規定回数)ずつ段階的に変化させる場合における各回のWBゲインである分割調整用WBゲインを演算し、それらをRAM14に記憶する(ステップS210)。
具体的には、目標WBゲイン(Rゲイン、Bゲイン)が前述したように(452,494)であれば、
1回分のRゲインの変化量Rx、Bゲインの変化量Bxを
Rx = int( (452−400)/ n )
Bx = int( (494−600)/ n )
(int:小数点以下を切り捨てる関数)
とし、
n−1回目までの各回の分割調整用WBゲインを
Rゲイン = 400 + Rx × k
Bゲイン = 600 + Bx × k
(k:調整回数)
としてそれぞれ計算する。そして、n回目の分割調整用WBゲインを前述した目標WBゲインとする。
例えば規定回数nが3回であれば、
1回目の分割調整用WBゲイン(Rゲイン、Bゲイン) = (417,564)
2回目の分割調整用WBゲイン(Rゲイン、Bゲイン) = (434,529)
3回目の分割調整用WBゲイン(Rゲイン、Bゲイン) = (452,494)
を取得する。
しかる後、CPU8は、分割調整フラグBFをセット状態(BF=1)し、かつ調整回数kを1回に設定した後、(ステップS211)、k回目(1回目)の分割調整用WBゲインを調整用のWBゲインとして設定し、RAM14に記憶し(ステップS212)、これにより分割調整を開始する。
そして、分割調整を開始した後の各回の処理においては、新たに判定した光源種別(判定光源)に変化がなければ(ステップS207:NO)、CPU8は引き続き以下の処理を行う。すなわち分割調整フラグBFはセット状態(BF=1)であるため(ステップS213:YES)、CPU8は、調整回数kが規定回数nに達する以前は(ステップS214:NO)、調整回数kをカウントアップした後(ステップS215)、k回目の分割調整用WBゲインを調整用のWBゲインとして設定し、RAM14に記憶する(ステップS212)。以後、CPU8はステップS201へ戻り、分割調整中においては調整回数kが規定回数nに達するまで同様の処理を繰り返す。
つまり、判定光源が今回の判定光源に変化した直後から規定回数nの処理時間に応じた一定期間内に、調整用のWBゲインを前回の判定光源に適した基準WBゲインから目標WBゲインまで段階的に変化させる。
これにより、図3の処理によってライブビュー表示を行っている間、画角や撮影対象(撮影方向)の変化等により判定光源が切り替わった直後の一定期間内においては、ライブビュー画像のホワイトバランスが最新の判定光源に応じたホワイトバランスに向かって徐々に変化することとなる。
したがって、判定光源が切り替わる前後でライブビュー画像の色合いが大きく変化することがない。その結果、画角や撮影対象(撮影方向)の僅かな変化に伴い判定光源が頻繁に切り替わるような場合であっても、連続して撮像され表示されるライブビュー画像の色味が頻繁に変化することが防止される。
一方、分割調整中の処理に際して、判定した光源種別(判定光源)に変化があれば(ステップS207:YES)、CPU8は、今回の判定光源の評価値と前回の判定光源の評価値との差が閾値以下であるか否かを確認する(ステップS208)。ここで、上記評価値の差が閾値以下であれば(ステップS208:YES)、CPU8は、前述したステップS209〜ステップS211の処理を行う。つまり新たなn回分の分割調整用WBゲインを用いた分割調整を開始する。
これに対し、上記評価値の差が閾値を超えていた場合(ステップS208:NO)、分割調整フラグBFはセット(BF=1)されているため(ステップS216:YES)、CPU8は、その時点で分割調整フラグBFをリセット(BF=0)して(ステップS217)、新たな判定光源に応じた基準WBゲイン(Rゲイン、Bゲイン)を調整用のWBゲインとして設定し、RAM14に記憶する(ステップS218)。
すなわち、例えば今回の処理タイミングが図6に示した3回目の処理タイミングt3であって、今回の評価値Dvと前回の評価値Kvとの差d2が閾値を超えているときには、その時点で分割調整を中止して、新たな判定光源のみに基づく通常のホワイトバランス調整を行う。つまり撮影環境下の光源が明らかに変化したような場合においては、直ちに新たな判定光源のみに基づく通常のホワイトバランス調整を行う。
一方、上述した処理とは別に、WBゲイン設定処理を繰り返す間に光源種別が判定できなかった場合(ステップS204:NO)、つまりステップS202の処理で取得した光源別の評価値のうちで最大の評価値が前述した既定値に達していなかった場合、CPU8は以下の処理を行う。
まず、CPU8は、直前の撮像タイミングで取り込まれ画像処理部7のメモリ7aの所定領域に一時記憶されている画像データを対象として、全画素についてG成分の画素値とR成分の画素値との比G/R、及びG成分の画素値とB成分の画素値との比G/Bを算出する(ステップS219)。
次に、CPU8は、全画素のG/R,G/Bの平均値を計算し(ステップS220)、双方の平均値をRゲイン、BゲインとしたWBゲイン
WBゲイン(Rゲイン、Bゲイン) = (G/Rの平均値、G/Bの平均値)
を調整用のWBゲインとして設定し、RAM14に記憶する(ステップS220)。つまり色空間において全画素の色の中心に相当する色(平均色)をグレー、すなわち所定の目標色とするWBゲインを調整用のWBゲインとする全画素引き込みによるWB調整を行う。
これにより、図3の処理によってライブビュー表示を行っている間には、例えば光量不足により光源種別が判定できなくなったときでも、ライブビュー画像により適切なホワイトバランスを確保することができる。例えば調整用のWBゲインとして予め決められているデフォルトゲインを設定すると、ライブビュー画像に極端な色ずれが生じる場合があるが、上記WBゲインを設定することによって極端な色ずれを防止することができる。
以後、CPU8はステップS201の処理へ戻り、撮影モードが設定されている間、上述した処理を繰り返し実行する。
以上説明したようにWBゲイン設定処理においては、判定光源が切り替わった際に光源種別の優劣が明らかでない場合には前述した分割調整を行うようにした。よって、例えば照明として蛍光灯が使用されている室内に窓から太陽光が入っている撮影環境下において、画角や撮影対象(撮影方向)の僅かな変化に伴い判定光源が頻繁に切り替わるような場合であっても、連続して撮像され表示されるライブビュー画像の色味が頻繁に変化することがなく、ライブビュー画像により自然なホワイトバランスを確保することができる。
また、撮影環境下の光源が明らかに変化したときには、前述した分割調整を行っている間であっても、それを直ちに中止して判定光源のみに基づく通常のホワイトバランス調整を行うようにした。よって、連続して撮像され表示されるライブビュー画像に最適なホワイトバランスを確保することができる。
さらに、光源種別が判定できないときには前述した全画素引き込みによるWB調整によってライブビュー画像に極端な色ずれが生じることを防止するようにした。これによっても、連続して撮像され表示されるライブビュー画像に最適なホワイトバランスを確保することができる。
ここで、本実施形態においては、今回の第1位の判定光源の評価値と前回の第1位の判定光源の評価値との差が閾値以下である場合を、光源種別の優劣が明らかでない場合として分割調整を行うようにした。しかし、これに限らず今回の第1位の判定光源の評価値と今回の第2位の判定光源の評価値との差が決められている閾値以下である場合を、光源種別の優劣が明らかでない場合とし、或いは各々の場合を共に光源種別の優劣が明らかでない場合として、分割調整を行うようにしてもよい。
一方、本実施形態においては、図4、図5に示したWBゲイン設定処理の処理タイミングを、所定間隔(t1,t2,t3)で行う例で説明したが、CPUなどの処理能力に余裕があれば、WBゲイン設定処理をフレーム毎に逐次行うようにしてもよい。
また、判定光源が切り替わった直後における調整用のWBゲイン(ホワイトバランスの調整値)の具体的な制御内容については、それを段階的に変化させるものであれば、以下のようにしてもよい。例えば調整用のWBゲインを、光源種別の判定に使用した評価値を用いることなく制御するようにしてもよい。図7は、その場合における第1の変形例、及び第2の変形例を示す図である。
図7(a)は、図6と同様、判定光源が太陽光、蛍光灯、電球の順に変化する場合における光源種別毎の評価値Tv,Kv,Dvの変化の一例を便宜的に示した図である。図7(b)及び図7(c)は、第1及び第2の変形例をそれぞれ示した図であって、調整用のWBゲインの段階的な変化を光源種別の判定に使用した評価値を用いることなく制御する場合における調整用のWBゲインの変化の仕方(例)を、図で上下方向の変化として便宜的に表現した概念図である。
図7(b)に示した第1の変形例は、調整用のWBゲインを、予め決められた所定時間tに、変化前の光源種別に対応する第1の調整値から変化後の光源種別に対応する第2の調整値へ向けて段階的に変化させるものである。つまり調整用のWBゲインの1回の変化量を第2の調整値と第1の調整値の差と所定時間tとによって決めるものである。
また、図7(c)に示した第2の変形例は、調整用のWBゲインを、時間当たりの変化量を一定にするように前記第1の調整値から前記第2の調整値まで段階的に変化させるものである。つまり調整用のWBゲインの変化の傾きを予め決められた所定の傾きとするものである。
上述した第1及び第2の変形例においても、判定光源が切り替わったときに調整用のWBゲインを段階的に変化させることにより、判定光源が頻繁に切り替わっても、連続して撮像され表示されるライブビュー画像の色味が頻繁に変化するようなことがなく、ライブビュー画像に最適なホワイトバランスを確保することができる。
また、上述した変形例とは異なり、調整用のWBゲインを段階的に変化させる際には、例えば光源種別毎に取得される評価値に基づいて、調整用のWBゲインを変化させる期間を決定するようにしてもよい。図8は、その場合における第3乃至第5の変形例を示す図である。
図8(a)は、図7(a)と同様、光源種別毎の評価値Tv,Kv,Dvの変化の一例を便宜的に示した図である。図8(b)〜図8(d)は、第3乃至第5の変形例をそれぞれ示した図であって、光源種別毎に取得される評価値、具体的には判定光源が切り替わった前後における各々の判定光源の評価値に基づいて調整用のWBゲインの段階的な変化における変化期間を決定する場合における、調整用のWBゲインの変化の仕方(例)を、図で上下方向の変化として便宜的に表現した概念図である。
図8(b)に示した第3の変形例は、切り替わる前の判定光源の評価値vbと切り替わった後の評価値vaの差とに基づいて、各々の評価値vb,vaの差が所定の差dxとなるタイミングt3,t4を特定し、そのタイミングt3,t4で調整用のWBゲインが(切り替わった)判定光源に対応する前記第2の調整値となるように、調整用のWBゲインを段階的に変化させるものである。言い換えると、第1の変形例における所定時間tを前記各々の評価値に基づいて決めるものである。
図8(c)に示した第4の変形例は、段階的な変化期間については第3の変形例と同様であるが、変化期間における調整用のWBゲインを、その変化期間内に、逐次取得した切り替わる前の判定光源の評価値と切り替わった後の判定光源の評価値(図でTvとKv、又はKvとDv)との割合に応じて逐次決定する点が異なるものである。
図8(d)に示した第5の変形例は、調整用のWBゲインの変化期間txを、第1の変形例と同様に予め決められた時間とし、その変化期間txだけ、調整用のWBゲインを第4の変形例と同様の手法により変化させ、その後は調整用のWBゲインを切り替わった後の判定光源に対応する前記第2の調整値とするものである。
上述した第3乃至第5の変形例においても、判定光源が切り替わったときに調整用のWBゲインを段階的に変化させることにより、判定光源が頻繁に切り替わっても、連続して撮像され表示されるライブビュー画像の色味が頻繁に変化するようなことがなく、ライブビュー画像に最適なホワイトバランスを確保することができる。
さらに、以上説明した第1乃至第5の変形例においては、判定光源の切り替えについては、評価値が最も大きい光源を常に選択するという基準で行い、判定光源が切り替わった直後における調整用のWBゲインを、今回の判定光源の評価値と前回の判定光源の評価値との差に基づいて制御する場合について説明した。
しかし、これとは別に判定光源の切り替えを、必ずしも評価値が最も大きい光源を常に選択するのとは別の基準で行い、調整用のWBゲインは、光源種別毎に取得される最大の評価値と次に大きい評価値、すなわち光源判定時ではなく、逐次行われるWBゲインの決定タイミングにおいて評価値順位が第1位である1番目の評価値(必ずしも判定光源の評価値とは限らない)と評価値順位が第2位である2番目の評価値との比較結果に基づいて制御するようにしてもよい。図9は、その場合における第6乃至第8の変形例を示す図である。
図9(a)は、図7(a)、図8(a)と同様、光源種別毎の評価値Tv,Kv,Dvの変化の一例を便宜的に示した図である。図9(b)〜図9(d)は、第6乃至第8の変形例をそれぞれ示した図であって、判定光源の切り替えポイントや調整用のWBゲインを1番目の評価値と2番目の評価値に基づいて制御する場合における調整用のWBゲインの変化の仕方(例)を、図で上下方向の変化として便宜的に表現した概念図である。
図9(b)に示した第6の変形例は、調整用のWBゲインを、1番目の評価値と2番目の評価値とが得られる期間に、1番目の評価値と2番目の評価値との比率に応じて合成したWBゲインに制御するものである。つまり光源種別毎の評価値Tv,Kv,Dvが図9(b)に示したように変化する間には、調整用のWBゲインを、太陽光の評価値と蛍光灯の評価値との比率に応じて制御する第1の期間ta、蛍光灯の評価値と電球の評価値との比率に応じて制御する第2の期間tb、電球の評価値のみに基づいて制御する第3の期間tcが存在するものである。
図9(c)に示した第7の変形例は、逐次行われるWBゲインの決定タイミングにおいて1番目の評価値と2番目の評価値との差dxが予め決められた所定値となる特定のタイミングt5,t6,t7,t8を光源の変化タイミングとするものである。そして、今回の変化タイミングから次回の変化タイミングまでの間に、調整用のWBゲインを、今回の変化タイミングの光源種別に対応する第1の調整値から次回の変化タイミングの光源種別に対応する第2の調整値へ向けて段階的に変化させるものである。その際、次回の変化タイミングは、例えば今回の変化タイミングの直前の所定期間における1番目の評価値及び2番目の評価値の変化に基づいて特定する。
係る第7の変形例は、光源の変化タイミングを、1番目の評価値と2番目の評価値との差が「0」となるタイミングではなく、その差が予め決められた所定値となる特定のタイミングとする点、調整用のWBゲインの変化期間txを可変とする点において第1の変形例と異なるものである。
図9(d)に示した第8の変形例は、光源の変化タイミングを第7の変形例と同様の特定のタイミングt5,t6,t7,t8とする一方、調整用のWBゲインを、第6の変形例と同様、逐次行われるWBゲインの決定タイミングでの1番目の評価値と2番目の評価値との比率に応じて合成したWBゲインに制御するものである。
上述した第6乃至第8の変形例においても、判定光源が切り替わったときに調整用のWBゲインを段階的に変化させることにより、判定光源が頻繁に切り替わっても、連続して撮像され表示されるライブビュー画像の色味が頻繁に変化するようなことがなく、ライブビュー画像に最適なホワイトバランスを確保することができる。
また、以上の説明においては、撮影モードで表示するライブビュー画像のWB調整に際して本発明を実施する場合について説明したが、これに限らず本発明は、連続して撮像される画像であれば、動画撮影時における各フレームの画像のWB調整にも適用することができる。
また、本実施形態においては、静止画像や動画像を撮影して記録するとともに撮影待機状態でライブビュー表示を行う撮像装置について説明したが、本発明は、そうした撮像装置に限定されることなく、撮像する画像のオートホワイトバランス制御を行う機器であれば他の装置にも適用することができる。
以上、本発明の実施形態、及びその変形例について説明したが、これらは本発明の作用効果が得られる範囲内であれば適宜変更が可能であり、変更後の実施形態も特許請求の範囲に記載された発明、及びその発明と均等の発明の範囲に含まれる。以下に、本出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[請求項1]
撮像手段と、
前記撮像手段によって撮像された画像に基づき光源種別を判定する光源種別判定手段と、
前記光源種別判定手段により判定された光源種別に対応するホワイトバランスの調整値を使用して前記画像のホワイトバランスを調整するホワイトバランス調整手段と、
前記撮像手段によって撮像動作が継続して行われている間に前記光源種別判定手段により判定された光源種別が変化した場合、前記ホワイトバランス調整手段が前記撮像手段により逐次撮像された画像のホワイトバランスの調整に使用する調整値を、変化前の光源種別に対応する第1の調整値と変化後の光源種別に対応する第2の調整値とに基づき段階的に制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。
[請求項2]
前記光源種別判定手段は、前記撮像手段によって撮像された画像に基づき光源種別毎に評価値を取得し、取得した評価値に基づいて光源種別を判定し、
前記制御手段は、光源種別毎に取得される評価値に基づいて、前記ホワイトバランス調整手段が使用するホワイトバランスの調整値を変化させるタイミング、または変化中におけるホワイトバランスの調整値を制御することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
[請求項3]
前記制御手段は、光源種別毎に取得される評価値に基づいて、ホワイトバランスの調整値を段階的に変化させる期間を決定することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
[請求項4]
前記制御手段は、前記第1の調整値、前記第2の調整値、変化前の光源種別に対応する第1の評価値、および変化後の光源種別に対応する第2の評価値に基づいて、前記段階的な変化中における前記ホワイトバランスの調整値を決定することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
[請求項5]
前記制御手段は、光源種別毎に取得される最大の評価値と次に大きい評価値との比較結果に基づいて、前記ホワイトバランスの調整値を制御することを特徴とする請求項1または2記載の撮像装置。
[請求項6]
前記制御手段は、ホワイトバランスの調整値を、変化前の光源種別に対応する第1の調整値から変化後の光源種別に対応する第2の調整値へと、予め決められた所定時間または所定の傾きで段階的に変化させることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
[請求項7]
前記光源種別判定手段は、取得された評価値が最大の光源種別を現在の光源種別として判定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
[請求項8]
前記光源種別判定手段は、最大の評価値と次に大きい評価値との差が所定以上となった場合に、この最大の評価値に対応する光源種別を現在の光源種別として判定することを特徴とする請求項7記載の撮像装置。
[請求項9]
前記光源種別判定手段は、最大の評価値が予め決められた評価値の閾値以上になった場合に、この最大の評価値に対応する光源種別を現在の光源種別として判定することを特徴とする請求項7記載の撮像装置。
[請求項10]
前記制御手段は、前記ホワイトバランス調整手段が使用するホワイトバランスの調整値を、前記光源種別判定手段により取得された前記変化前の光源種別に関する第1の評価値と前記変化後の光源種別に関する第2の評価値との比率を最終的な目標比率とし前記第1の調整値と前記第2の調整値とを段階的に異なる比率で合成した調整値に制御する
ことを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
[請求項11]
前記制御手段は、前記第1の評価値と前記第2の評価値との差が閾値以内であることを条件として前記ホワイトバランス調整手段が使用するホワイトバランスの調整値を段階的に補正し、前記第1の評価値と前記第2の評価値との差が閾値を超える場合には、前記ホワイトバランス調整手段に、前記光源種別判定手段により取得された評価値が最大の光源種別に対応するホワイトバランスの調整値を使用して前記画像のホワイトバランスを調整させることを特徴とする請求項10記載の撮像装置。
[請求項12]
前記制御手段は、前記ホワイトバランス調整手段が使用するホワイトバランスの調整値を段階的に補正している間に前記第1の評価値と前記第2の評価値との差が閾値を超えた場合には、前記調整値の段階的な補正を中止することを特徴とする請求項11記載の撮像装置。
[請求項13]
前記制御手段は、前記光源種別判定手段により光源種別が判別できない場合、前記ホワイトバランス調整手段が使用するホワイトバランスの調整値を、前記画像の全画素における色成分毎の画素値に基づく所定の演算により取得した調整値に制御することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の撮像装置。
[請求項14]
前記制御手段は、前記所定の演算によって前記画像における全画素の平均色を所定の目標色とする前記調整値を取得することを特徴とする請求項13記載の撮像装置。
[請求項15]
前記制御手段は、前記画像の全画素における所定の色成分間の画素値の比率の平均値を求める演算によって前記調整値を取得することを特徴とする請求項14記載の撮像装置。
[請求項16]
撮像手段を備えた撮像装置のホワイトバランス制御方法であって、
前記撮像手段によって撮像された画像に基づき光源種別を判定する光源種別判定ステップと、
前記光源種別判定ステップにより判定された光源種別に対応するホワイトバランスの調整値を使用して前記画像のホワイトバランスを調整するホワイトバランス調整ステップと、
前記撮像手段によって撮像動作が継続して行われている間に前記光源種別判定ステップにより判定された光源種別が変化した場合、前記ホワイトバランス調整ステップで前記撮像手段により逐次撮像された画像のホワイトバランスの調整に使用する調整値を、変化前の光源種別に対応する第1の調整値と変化後の光源種別に対応する第2の調整値とに基づき段階的に制御する制御ステップと、
を含むことを特徴とするホワイトバランス制御方法。
[請求項17]
撮像手段を備えた撮像装置を制御するコンピュータに、
前記撮像手段によって撮像された画像に基づき光源種別を判定する光源種別判定機能と、
前記光源種別判定機能により判定された光源種別に対応するホワイトバランスの調整値を使用して前記画像のホワイトバランスを調整するホワイトバランス調整機能と、
前記撮像手段によって撮像動作が継続して行われている間に前記光源種別判定機能により判定された光源種別が変化した場合、前記ホワイトバランス調整機能が前記撮像手段により逐次撮像された画像のホワイトバランスの調整に使用する調整値を、変化前の光源種別に対応する第1の調整値と変化後の光源種別に対応する第2の調整値とに基づき段階的に制御する制御機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
1 撮像装置
2 レンズブロック
3 撮像素子
4 光学系駆動部
5 駆動回路
6 AFE
7 画像処理部
7a メモリ
8 CPU
9 CODEC
10 表示部
11 画像メモリ
12 操作部
13 ストロボ発光部
14 RAM
15 プログラムメモリ
101 ゲインテーブル

Claims (17)

  1. 撮像手段と、
    前記撮像手段によって撮像された画像に基づき光源種別を判定する光源種別判定手段と、
    前記光源種別判定手段により判定された光源種別に対応するホワイトバランスの調整値を使用して前記画像のホワイトバランスを調整するホワイトバランス調整手段と、
    前記撮像手段によって撮像動作が継続して行われている間に前記光源種別判定手段により判定された光源種別が変化した場合、前記ホワイトバランス調整手段が前記撮像手段により逐次撮像された画像のホワイトバランスの調整に使用する調整値を、変化前の光源種別に対応する第1の調整値と変化後の光源種別に対応する第2の調整値とに基づき段階的に制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記光源種別判定手段は、前記撮像手段によって撮像された画像に基づき光源種別毎に評価値を取得し、取得した評価値に基づいて光源種別を判定し、
    前記制御手段は、光源種別毎に取得される評価値に基づいて、前記ホワイトバランス調整手段が使用するホワイトバランスの調整値を変化させるタイミング、または変化中におけるホワイトバランスの調整値を制御することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、光源種別毎に取得される評価値に基づいて、ホワイトバランスの調整値を段階的に変化させる期間を決定することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1の調整値、前記第2の調整値、変化前の光源種別に対応する第1の評価値、および変化後の光源種別に対応する第2の評価値に基づいて、前記段階的な変化中における前記ホワイトバランスの調整値を決定することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、光源種別毎に取得される最大の評価値と次に大きい評価値との比較結果に基づいて、前記ホワイトバランスの調整値を制御することを特徴とする請求項1または2記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、ホワイトバランスの調整値を、変化前の光源種別に対応する第1の調整値から変化後の光源種別に対応する第2の調整値へと、予め決められた所定時間または所定の傾きで段階的に変化させることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  7. 前記光源種別判定手段は、取得された評価値が最大の光源種別を現在の光源種別として判定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記光源種別判定手段は、最大の評価値と次に大きい評価値との差が所定以上となった場合に、この最大の評価値に対応する光源種別を現在の光源種別として判定することを特徴とする請求項7記載の撮像装置。
  9. 前記光源種別判定手段は、最大の評価値が予め決められた評価値の閾値以上になった場合に、この最大の評価値に対応する光源種別を現在の光源種別として判定することを特徴とする請求項7記載の撮像装置。
  10. 前記制御手段は、前記ホワイトバランス調整手段が使用するホワイトバランスの調整値を、前記光源種別判定手段により取得された前記変化前の光源種別に関する第1の評価値と前記変化後の光源種別に関する第2の評価値との比率を最終的な目標比率とし前記第1の調整値と前記第2の調整値とを段階的に異なる比率で合成した調整値に制御する
    ことを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  11. 前記制御手段は、前記第1の評価値と前記第2の評価値との差が閾値以内であることを条件として前記ホワイトバランス調整手段が使用するホワイトバランスの調整値を段階的に補正し、前記第1の評価値と前記第2の評価値との差が閾値を超える場合には、前記ホワイトバランス調整手段に、前記光源種別判定手段により取得された評価値が最大の光源種別に対応するホワイトバランスの調整値を使用して前記画像のホワイトバランスを調整させることを特徴とする請求項10記載の撮像装置。
  12. 前記制御手段は、前記ホワイトバランス調整手段が使用するホワイトバランスの調整値を段階的に補正している間に前記第1の評価値と前記第2の評価値との差が閾値を超えた場合には、前記調整値の段階的な補正を中止することを特徴とする請求項11記載の撮像装置。
  13. 前記制御手段は、前記光源種別判定手段により光源種別が判別できない場合、前記ホワイトバランス調整手段が使用するホワイトバランスの調整値を、前記画像の全画素における色成分毎の画素値に基づく所定の演算により取得した調整値に制御することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の撮像装置。
  14. 前記制御手段は、前記所定の演算によって前記画像における全画素の平均色を所定の目標色とする前記調整値を取得することを特徴とする請求項13記載の撮像装置。
  15. 前記制御手段は、前記画像の全画素における所定の色成分間の画素値の比率の平均値を求める演算によって前記調整値を取得することを特徴とする請求項14記載の撮像装置。
  16. 撮像手段を備えた撮像装置のホワイトバランス制御方法であって、
    前記撮像手段によって撮像された画像に基づき光源種別を判定する光源種別判定ステップと、
    前記光源種別判定ステップにより判定された光源種別に対応するホワイトバランスの調整値を使用して前記画像のホワイトバランスを調整するホワイトバランス調整ステップと、
    前記撮像手段によって撮像動作が継続して行われている間に前記光源種別判定ステップにより判定された光源種別が変化した場合、前記ホワイトバランス調整ステップで前記撮像手段により逐次撮像された画像のホワイトバランスの調整に使用する調整値を、変化前の光源種別に対応する第1の調整値と変化後の光源種別に対応する第2の調整値とに基づき段階的に制御する制御ステップと、
    を含むことを特徴とするホワイトバランス制御方法。
  17. 撮像手段を備えた撮像装置を制御するコンピュータに、
    前記撮像手段によって撮像された画像に基づき光源種別を判定する光源種別判定機能と、
    前記光源種別判定機能により判定された光源種別に対応するホワイトバランスの調整値を使用して前記画像のホワイトバランスを調整するホワイトバランス調整機能と、
    前記撮像手段によって撮像動作が継続して行われている間に前記光源種別判定機能により判定された光源種別が変化した場合、前記ホワイトバランス調整機能が前記撮像手段により逐次撮像された画像のホワイトバランスの調整に使用する調整値を、変化前の光源種別に対応する第1の調整値と変化後の光源種別に対応する第2の調整値とに基づき段階的に制御する制御機能と、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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