JP2017054951A - 固体撮像装置 - Google Patents

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Hidetoshi Koike
英敏 小池
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Abstract

【課題】画素ごとの感度差を低減させて、画像に生じるムラを低減可能とする固体撮像装置を提供すること。【解決手段】実施形態によれば、固体撮像装置は、画素アレイ、配線および光学素子を備える。画素アレイには、行方向および列方向へ画素が配列されている。画素は、光電変換素子を含む。配線は、画素のうち被写体からの光が入射する側とは反対側に配置されている。光学素子であるマイクロレンズ21は、画素のうち被写体からの光が入射する側に配置されている。画素アレイは、第1画素および第2画素を含む。第1画素および第2画素は、行方向および列方向のいずれかにおいて配線のパターンが互いに異なる。第1画素に配置された光学素子であるマイクロレンズ21aと、第2画素に配置された光学素子であるマイクロレンズ21bとは、光電変換素子へ互いに異なる光量の光を進行させる。【選択図】図5

Description

本実施形態は、固体撮像装置に関する。
従来、裏面照射型(Back Side Illumination;BSI)の画素構造を備える固体撮像装置が知られている。BSI画素構造を備える固体撮像装置は、画素のうち被写体からの光が入射する側とは反対側に配線層が設けられている。
画素の光電変換素子へ入射した光の一部は、光電変換素子を透過して配線層へ到達することがある。画素ごとの配線のパターンに違いがあることで、配線で反射する光の量が画素ごとに異なる場合がある。固体撮像装置は、配線で反射する光の量が異なることで、画素ごとの感度に差が生じることがある。固体撮像装置は、配線のパターンが互いに異なる画素同士の感度差により、画素の配列に対応するムラを画像に生じさせることがある。
特開2011−15219号公報
一つの実施形態は、画素ごとの感度差を低減させて、画像に生じるムラを低減可能とする固体撮像装置を提供することを目的とする。
一つの実施形態によれば、固体撮像装置は、画素アレイ、配線および光学素子を備える。画素アレイには、行方向および列方向へ画素が配列されている。画素は、光電変換素子を含む。配線は、画素のうち被写体からの光が入射する側とは反対側に配置されている。光学素子は、画素のうち被写体からの光が入射する側に配置されている。画素アレイは、第1画素および第2画素を含む。第1画素および第2画素は、行方向および列方向のいずれかにおいて配線のパターンが互いに異なる。第1画素に配置された光学素子と、第2画素に配置された光学素子とは、光電変換素子へ互いに異なる光量の光を進行させる。
図1は、第1の実施形態の固体撮像装置のブロック図である。 図2は、図1に示す固体撮像装置を備えるカメラシステムのブロック図である。 図3は、図1に示す画素アレイに設けられた画素を模式的に示す断面図である。 図4は、図1に示す画素アレイに配列された画素と配線との例を示す図である。 図5は、図4に示す画素の遮光膜とマイクロレンズとを示す図である。 図6は、図3に示す画素の斜視図である。 図7は、図6に示す画素における光感度の差が生じた場合について説明する図である。 図8は、第2の実施形態の固体撮像装置に備えられた遮光膜とマイクロレンズとを示す図である。 図9は、第3の実施形態の固体撮像装置に備えられた遮光膜とマイクロレンズとを示す図である。
以下に図面を参照して、実施形態にかかる固体撮像装置を詳細に説明する。なお、これらの実施形態により本発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の固体撮像装置のブロック図である。図2は、図1に示す固体撮像装置を備えるカメラシステムのブロック図である。カメラシステム1は、カメラモジュール2を備える電子機器であって、例えばカメラ付き携帯端末である。カメラシステム1は、デジタルカメラ等の電子機器であっても良い。
カメラシステム1は、カメラモジュール2および後段処理部3を備える。カメラモジュール2は、撮像光学系4および固体撮像装置5を備える。後段処理部3は、イメージシグナルプロセッサ(ISP)6、記録部7および表示部8を備える。
撮像光学系4は、被写体からの光を取り込む。撮像光学系4は、被写体像を結像させる撮像レンズ(図示省略)を備える。固体撮像装置5は、被写体像を撮像する。固体撮像装置5は、BSI画素構造を備えるCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサである。
ISP6は、固体撮像装置5からの画像信号への信号処理を実施する。ISP6は、デモザイク処理、ホワイトバランス調整、カラーマトリクス処理、ガンマ補正等の各種信号処理を実施する。記録部7は、ISP6での信号処理を経た画像を記憶媒体等へ記録する。記録部7は、ユーザの操作等に応じて、表示部8へ画像信号を出力する。
表示部8は、ISP6からの画像信号、あるいは記録部7から読み出された画像信号に応じて、画像を表示する。表示部8は、例えば、液晶ディスプレイである。カメラシステム1は、ISP6での信号処理を経たデータに基づき、カメラモジュール2のフィードバック制御を実施する。
固体撮像装置5は、画素アレイ11、制御回路12、行走査回路13、列走査回路14、カラム処理回路15および撮像処理回路16を備える。画素アレイ11は、行方向および列方向へ配列された画素を備える。画素は、光電変換素子であるフォトダイオードを備える。光電変換素子は、入射光量に応じた信号電荷を生成する。画素は、入射光量に応じて生成された信号電荷を蓄積する。画素アレイ11は、画素への入射光量に応じた画素信号を出力する。
制御回路12、行走査回路13、列走査回路14、カラム処理回路15および撮像処理回路16は、画素アレイ11が実装されているチップ上に集積された周辺回路部を構成する。固体撮像装置5の駆動のための各種データおよびクロック信号は、チップ外部のISP6から、撮像処理回路16を経て制御回路12へ供給される。
制御回路12は、クロック信号に応じて、周辺回路部の駆動を制御するための各種パルス信号を生成する。制御回路12は、駆動タイミングを指示するパルス信号を、行走査回路13、列走査回路14、カラム処理回路15および撮像処理回路16のそれぞれに供給する。
行走査回路13は、シフトレジスタおよびアドレスデコーダ等を備える。画素駆動回路である行走査回路13は、画素アレイ11の画素へ駆動信号を供給する。制御回路12は、垂直同期信号に応じたパルス信号を、行走査回路13へ供給する。行走査回路13は、画素信号が読み出される画素行を、制御回路12からのパルス信号に応じて順次選択する。行走査回路13は、選択された画素行において画素ごとに順次読み出し信号を供給することによる読み出し走査を行う。読み出し信号は、入射光量に応じて生成された画素信号を画素から読み出すための駆動信号である。
行走査回路13は、画素ごとへの読み出し信号の供給に先行して、各画素へのリセット信号の供給による掃き出し走査を行う。リセット信号は、光電変換素子に残存されている電荷を排出させるための駆動信号である。各画素は、リセット信号が供給されたときから読み出し信号が供給されるまでの間、入射光量に応じて生成された信号電荷を蓄積する。
駆動信号は、行走査回路13から各画素へ、画素駆動線17を通じて伝送される。画素駆動線17は、画素アレイ11の画素行ごとに設けられている。画素行は、行方向(水平方向)へ配列された画素からなる。画素信号は、各画素からカラム処理回路15へ、垂直信号線18を通じて伝送される。垂直信号線18は、画素列ごとに設けられている。
カラム処理回路15は、垂直信号線18を伝送した画素信号を、単位回路(図示省略)にて処理する。単位回路は、画素セルの列ごとに設けられている。カラム処理回路15は、画素信号へ、固定パターンノイズの低減のための相関二重サンプリング処理(CDS)を施す。カラム処理回路15は、アナログ信号である画素信号へ、デジタル信号への変換であるAD変換を施す。カラム処理回路15は、CDSおよびAD変換以外の処理を実施しても良い。カラム処理回路15は、CDSおよびAD変換を経た画素信号を、単位回路ごとに保持する。
列走査回路14は、シフトレジスタおよびアドレスデコーダ等を備える。制御回路12は、水平同期信号に応じたパルス信号を、列走査回路14へ供給する。列走査回路14は、画素信号を読み出す画素列を、制御回路12からのパルス信号に応じて順次選択する。カラム処理回路15は、列走査回路14による選択走査に応じて、各単位回路に保持されている画素信号を順次出力する。
撮像処理回路16は、カラム処理回路15からの画素信号を処理する。撮像処理回路16は、黒レベル補正、キズ補正、ガンマ補正、ノイズ低減処理、レンズシェーディング補正、ホワイトバランス調整、歪曲補正、解像度復元等の各種信号処理を実施する。
固体撮像装置5は、撮像処理回路16での信号処理を経た信号であるRAW画像信号をチップ外部へ出力する。カメラシステム1は、本実施形態において固体撮像装置5内で実施するものとした信号処理を、画素アレイ11と同じチップ上の周辺回路部以外の回路で実施しても良い。信号処理は、周辺回路部に代えて、例えば後段処理部3のISP6が実施しても良い。カメラシステム1は、周辺回路部で実施するものとした信号処理を、周辺回路部とISP6の双方で実施しても良い。周辺回路部およびISP6は、本実施形態で説明する信号処理以外の信号処理を実施しても良い。
画素アレイ11は、赤(R)画素、緑(G)画素および青(B)画素を備える。R画素は、赤色光を検出する画素である。G画素は、緑色光を検出する画素である。B画素は、青色光を検出する画素である。R画素、G画素およびB画素は、ベイヤー配列をなす。
図3は、図1に示す画素アレイに設けられた画素を模式的に示す断面図である。画素アレイ11は、マイクロレンズ21、カラーフィルタ22、遮光膜23、半導体層25、配線層31,32,33、層間膜26および支持基板27を備える。
半導体層25は、N型シリコン領域29と、N型シリコン領域29の周囲のP型シリコン領域28とを含む。フォトダイオードである光電変換素子20は、P型シリコン領域28とN型シリコン領域29とのPN接合によって形成される。画素アレイ11は、半導体層25のうち光電変換素子20同士の間に設けられた不図示の素子分離領域を備える。素子分離領域は光電変換素子20同士を電気的に分離する。
光学素子であるマイクロレンズ21は、画素のうち被写体からの光が入射する側に配置されている。マイクロレンズ21は、各画素に設けられている。マイクロレンズ21は、被写体から入射した光を集光して、光電変換素子20へ進行させるレンズ素子である。
カラーフィルタ22は、マイクロレンズ21からの光のうち、所定の色光を選択的に透過させる。R画素は、赤色光を選択的に透過させるカラーフィルタ22を備える。G画素は、緑色光を選択的に透過させるカラーフィルタ22を備える。B画素は、青色光を選択的に透過させるカラーフィルタ22を備える。
遮光膜23は、光を遮蔽する。遮光膜23には、光を通過させる開口24が設けられている。開口24は、画素ごとに形成されている。遮光膜23は、光を反射させる金属材料を含む膜である。遮光膜23は、光吸収性の材料を含む膜であっても良い。遮光膜23は、画素の周縁部のうち、例えば素子分離領域のマイクロレンズ21側の部分を覆う。遮光膜23は、画素のうち被写体からの光が入射する側に配置された光学素子である遮光体を構成する。
配線層31,32,33は、画素のうち被写体からの光が入射する側とは反対側に配置されている。配線層31,32,33は、配線のパターンを備える。配線は、画素駆動線17および垂直信号線18を含む。3つの配線層31,32,33は、互いに層間膜26を介して積層されている。配線層31および半導体層25の間と、配線層33および支持基板27の間に、それぞれ層間膜26が設けられている。支持基板27は、画素の各構成を支持する。支持基板27は、シリコン系材料からなる。配線層は、3つである場合に限られない。配線層は、複数であれば良く、4つ以上であっても良い。
図4は、図1に示す画素アレイに配列された画素と配線との例を示す図である。X方向は、画素アレイ11の行方向とする。Y方向は、画素アレイ11の列方向とする。図4では、X方向およびY方向に配列された画素と、配線層31に形成された配線を示している。配線層31は、図3に示す複数の配線層31,32,33のうち、光電変換素子20から最も近くに配置されている配線層である。
ベイヤー配列は、2×2の画素ブロックを単位とする。この画素ブロックの対角にR画素である画素30Rと、B画素である画素30Bとが配置され、残りの対角に2つのG画素30Gr,30Gbが配置される。
画素アレイ11は、第1画素列である画素列34aと、第2画素列である画素列34bとを備える。画素列34aは、第1画素である画素30Grおよび画素30Bが配列された画素列である。画素列34bは、第2画素である画素30Rおよび画素30Gbが配列された画素列である。画素列34aおよび画素列34bは、X方向において交互に配置されている。
図4において、X方向のうち矢印で示す方向をプラスX方向とし、矢印と逆の方向をマイナスX方向とする。画素列34aには、Y方向へ配列された複数の画素30Gr,30Bに跨る配線35aが配置されている。配線35aは、画素列34aの領域のうち、X方向における中心よりマイナスX方向側に位置する。
配線層31は、列方向に配列された複数の画素に跨る配線を含む。画素列34bには、Y方向へ配列された複数の画素30R,30Gbに跨る配線35bが配置されている。配線35bは、画素列34bの領域のうち、X方向における中心よりプラスX方向側に位置する。このように、画素列34aにおける配線のパターンと、画素列34bにおける配線のパターンとは、X方向において互いに異なっている。
図5は、図4に示す画素の遮光膜とマイクロレンズとを示す図である。マイクロレンズ21aは、画素列34aの各画素30Gr,30Bに配置されている。マイクロレンズ21aは、列方向に配列されている。マイクロレンズ21bは、画素列34bの各画素30R,30Gbに配置されている。マイクロレンズ21bは、列方向に配列されている。マイクロレンズ21aの列とマイクロレンズ21bの列とは、行方向において交互に配置されている。
XY平面において、マイクロレンズ21aの面積は、マイクロレンズ21bの面積より小さい。第1画素である画素30Grおよび画素30Bのマイクロレンズ21aと、第2画素である画素30Rおよび画素30Gbのマイクロレンズ21bとは、互いに異なる大きさである。マイクロレンズ21aとマイクロレンズ21bとは、大きさが互いに異なることで、光電変換素子20へ互いに異なる光量の光を進行させる。
開口24aは、遮光膜23のうち、画素列34aの各画素30Gr,30Bの位置に形成されている。開口24bは、遮光膜23のうち、画素列34bの各画素30R,30Gbの位置に形成されている。開口24aと開口24bは、互いに同じ大きさである。
図6は、図3に示す画素の斜視図である。図6には、2×2の画素ブロックを構成する4つの画素30Gr,30R,30B,30Gbを示している。各画素30Gr,30R,30B,30Gbにおいて、図3および図4に示す構成のうち一部については図示を省略している。Z方向は、X方向およびY方向に垂直な方向とする。
光線36a,36bは、それぞれ画素30Gr,30Bへ入射した光のうち、カラーフィルタ22を透過して半導体層25のほぼ同じ位置へ到達する光線を表している。光線36a,36bは、それぞれ画素30Gr,30Bの半導体層25へ到達したときに、Z軸に対してほぼ同じ傾きをなすものとする。
半導体層25では、波長が長い光ほど深い位置にまで進行する。光線36a,36bに含まれる可視光は、光線36a,36bが配線層31に到達するより前に、光電変換素子20にて光電変換される。一方、可視光に比べて波長が長い光である赤外光が光線36a,36bに含まれる場合に、赤外光は、半導体層25を透過して配線層31にまで到達する場合がある。
配線層31に到達した光のうち配線に入射した光は、配線での反射により進行方向が折り曲げられる。配線層31のうち配線以外の部分へ進行した光は、支持基板27側へ直進する。画素30Grと画素30Bとで配線のパターンが互いに異なることで、光線36a,36bのうち一方が配線で反射し、他方が配線以外の部分へ入射することがある。
図6に示す例では、光線36aは配線35aで反射し、光線36bは配線で反射せず直進する。配線35aで反射した光線36aの一部は、半導体層25へ再び入射し、光電変換される。配線で反射して光電変換される光の量が、画素30Bに比べて画素30Grで多くなることで、画素30Grは、画素30Bに比べて光感度が高くなる場合がある。このように、画素列34aの画素30Gr,30Bと、画素列34bの画素30R,30Gbとは、配線のパターンの違いによる光感度の差を生じることがある。
図7は、図6に示す画素における光感度の差が生じた場合について説明する図である。固体撮像装置5は、画素列34aと画素列34bとで光感度の差が顕著である場合に、画素列ごとの輝度ムラを生じさせることがある。この場合、固体撮像装置5で得られる画像37には、被写体には存在しない縦縞状のムラが生じることとなる。
第1の実施形態の固体撮像装置5は、画素列34aのマイクロレンズ21aと画素列34bのマイクロレンズ21bとの大きさを異ならせることで、画素列34a,34bの光感度の差を低減させる。
配線のパターンの違いに起因して画素列34aの光感度が画素列34bの光感度より高くなる場合に、図5に示すように、画素列34aのマイクロレンズ21aは、画素列34bのマイクロレンズ21bより小さいものとする。マイクロレンズ21aから光電変換素子20へ進行させる光を、マイクロレンズ21bから光電変換素子20へ進行させる光より少なくさせることで、画素列34a,34bの光感度の差を低減させる。
一方、画素列34bの光感度が画素列34aの光感度より高くなる場合に、画素列34bのマイクロレンズ21bは、画素列34aのマイクロレンズ21aより小さいものとする。マイクロレンズ21bから光電変換素子20へ進行させる光を、マイクロレンズ21aから光電変換素子20へ進行させる光より少なくさせることで、画素列34a,34bの光感度の差を低減させる。
画素アレイ11の中心から離れるにしたがい、斜めから入射する光が多くなる。斜めから入射する光が多いほど、配線のパターンの違いに起因する光感度の差は出易くなる。固体撮像装置5は、画素アレイ11の中心から離れた位置ほど、マイクロレンズ21a,21bのサイズの差を大きくすることとしても良い。画素アレイ11のうち光感度の差が出易い周辺部においてマイクロレンズ21a,21bのサイズの差を大きくすることで、画素列34a,34bの光感度の差を効果的に低減できる。固体撮像装置5は、画素アレイ11の周辺部では、X方向およびY方向において、マイクロレンズ21a,21bの中心を画素の中心からシフトさせることとしても良い。
配線層31は、行方向に配列された複数の画素に跨る配線を含むものであっても良い。この場合、画素列34aにおける配線のパターンと、画素列34bにおける配線のパターンとは、Y方向において互いに異なる。マイクロレンズ21aおよびマイクロレンズ21bは、それぞれ行方向に配列されたものであっても良い。マイクロレンズ21aは、第1画素である画素30Gr,30Rに配置される。マイクロレンズ21bは、第2画素である画素30B,30Gbに配置される。固体撮像装置5は、画素行ごとの光感度の差を低減させる。固体撮像装置5は、画像に生じる横縞状のムラを低減できる。
マイクロレンズ21aおよびマイクロレンズ21bのそれぞれの配列方向は、複数の配線層のうち光電変換素子20に最も近い1つの配線層31における配線のパターンに応じて決定される場合に限られない。マイクロレンズ21aおよびマイクロレンズ21bのそれぞれの配列方向は、半導体層25を透過した光が進行する2以上の配線層における配線のパターンに応じて決定されたものであっても良い。
画素アレイ11は、色光を検出する画素を備えるものに限られない。画素アレイ11は、R画素、G画素およびB画素に代えて、赤外光を検出する画素が設けられたものであっても良い。第1画素および第2画素は、いずれも赤外光を検出する画素である。画素は、カラーフィルタに代えて、赤外光を選択的に透過させるフィルタが設けられる。固体撮像装置5は、赤外光を検出する画素を備える場合も、画素列ごとの配線パターンの違いに起因する光感度の差を低減させることができる。
第1の実施形態によると、第1画素に備えられたマイクロレンズ21aと第2画素に備えられたマイクロレンズ21bは、互いに異なる大きさであることで、光電変換素子20へ互いに異なる光量の光を進行させる。固体撮像装置5は、第1画素と第2画素とで、光電変換素子20へ互いに異なる光量の光を進行させることで、第1画素と第2画素の光感度の差を低減させる。これにより、固体撮像装置5は、画素ごとの感度差を低減させて、画像に生じるムラを低減させるという効果を得ることができる。
(第2の実施形態)
図8は、第2の実施形態の固体撮像装置に備えられた遮光膜とマイクロレンズとを示す図である。第1の実施形態と重複する説明は適宜省略する。
第1の実施形態と同様に、マイクロレンズ21aは、図4に示す画素列34aの各画素30Gr,30Bに配置されている。マイクロレンズ21bは、画素列34bの各画素30R,30Gbに配置されている。
第2の実施形態では、XY平面において、マイクロレンズ21aの面積は、マイクロレンズ21bの面積と同じである。第1画素である画素30Grおよび画素30Bのマイクロレンズ21aと、第2画素である画素30Rおよび画素30Gbのマイクロレンズ21bとは、互いに同じ大きさである。
開口24aは、遮光膜23のうち、画素列34aの各画素30Gr,30Bの位置に形成されている。開口24aは、列方向に配列されている。開口24bは、遮光膜23のうち、画素列34bの各画素30R,30Gbの位置に形成されている。開口24bは、列方向に配列されている。開口24aの列と開口24bの列とは、行方向において交互に配置されている。
XY平面において、開口24aの面積は、開口24bの面積より小さい。第1画素である画素30Grおよび画素30Bの開口24aと、第2画素である画素30Rおよび画素30Gbの開口24bとは、互いに異なる大きさである。開口24aと開口24bとは、大きさが互いに異なることで、光電変換素子20へ互いに異なる光量の光を進行させる。
第2の実施形態の固体撮像装置5は、画素列34aの開口24aと画素列34bの開口24bとの大きさを異ならせることで、画素列34a,34bの光感度の差を低減させる。
配線のパターンの違いに起因して画素列34aの光感度が画素列34bの光感度より高くなる場合に、図8に示すように、画素列34aの開口24aは、画素列34bの開口24bより小さいものとする。開口24aから光電変換素子20へ進行させる光を、開口24bから光電変換素子20へ進行させる光より少なくさせることで、画素列34a,34bの光感度の差を低減させる。
一方、画素列34bの光感度が画素列34aの光感度より高くなる場合に、画素列34bの開口24bは、画素列34aの開口24aより小さいものとする。開口24bから光電変換素子20へ進行させる光を、開口24aから光電変換素子20へ進行させる光より少なくさせることで、画素列34a,34bの光感度の差を低減させる。
固体撮像装置5は、画素アレイ11の中心から離れた位置ほど、開口24a,24bのサイズの差を大きくすることとしても良い。画素アレイ11のうち光感度の差が出易い周辺部において開口24a,24bのサイズの差を大きくすることで、画素列34a,34bの光感度の差を効果的に低減できる。なお、画素アレイ11は、R画素、G画素およびB画素に代えて、赤外光を検出する画素が設けられたものであっても良い。
開口24aおよび開口24bは、それぞれ行方向に配列されたものであっても良い。開口24aは、第1画素である画素30Gr,30Rに配置される。開口24bは、第2画素である画素30B,30Gbに配置される。固体撮像装置5は、画素行ごとの光感度の差を低減させる。固体撮像装置5は、画像に生じる横縞状のムラを低減できる。
第2の実施形態によると、第1画素に備えられた開口24aと第2画素に備えられた開口24bは、互いに異なる大きさであることで、光電変換素子20へ互いに異なる光量の光を進行させる。固体撮像装置5は、第1画素と第2画素とで、光電変換素子20へ互いに異なる光量の光を進行させることで、第1画素と第2画素の光感度の差を低減させる。これにより、固体撮像装置5は、画素ごとの感度差を低減させて、画像に生じるムラを低減させるという効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
図9は、第3の実施形態の固体撮像装置に備えられた遮光膜とマイクロレンズとを示す図である。第1および第2の実施形態と重複する説明は適宜省略する。
第3の実施形態では、XY平面において、マイクロレンズ21aの面積は、マイクロレンズ21bの面積より小さい。第1画素である画素30Grおよび画素30Bのマイクロレンズ21aと、第2画素である画素30Rおよび画素30Gbのマイクロレンズ21bとは、互いに異なる大きさである。マイクロレンズ21aとマイクロレンズ21bとは、大きさが互いに異なることで、光電変換素子20へ互いに異なる光量の光を進行させる。
また、XY平面において、開口24aの面積は、開口24bの面積より小さい。第1画素である画素30Grおよび画素30Bの開口24aと、第2画素である画素30Rおよび画素30Gbの開口24bとは、互いに異なる大きさである。開口24aと開口24bとは、大きさが互いに異なることで、光電変換素子20へ互いに異なる光量の光を進行させる。
第3の実施形態の固体撮像装置5は、マイクロレンズ21aおよびマイクロレンズ21bの大きさを異ならせ、かつ開口24aおよび開口24bの大きさを異ならせることで、画素列34a,34bの光感度の差を低減させる。
固体撮像装置5は、画素アレイ11の中心から離れた位置ほど、マイクロレンズ21a,21bのサイズの差を大きくすることとしても良い。また、固体撮像装置5は、画素アレイ11の中心から離れた位置ほど、開口24a,24bのサイズの差を大きくすることとしても良い。これにより、固体撮像装置5は、画素列34a,34bの光感度の差を効果的に低減できる。なお、画素アレイ11は、R画素、G画素およびB画素に代えて、赤外光を検出する画素が設けられたものであっても良い。
第3の実施形態においても、固体撮像装置5は、画素ごとの感度差を低減させて、画像に生じるムラを低減させるという効果を得ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
5 固体撮像装置、20 光電変換素子、21,21a,21b マイクロレンズ、23 遮光膜、24,24a,24b 開口、30R,30B,30Gr,30Gb 画素、35a,35b 配線。

Claims (8)

  1. 光電変換素子を含む画素が行方向および列方向へ配列された画素アレイと、
    画素のうち被写体からの光が入射する側とは反対側に配置された配線と、
    画素のうち被写体からの光が入射する側に配置された光学素子と、を備え、
    前記画素アレイは、行方向および列方向のいずれかにおいて前記配線のパターンが互いに異なる第1画素および第2画素を含み、
    前記第1画素に配置された光学素子と、前記第2画素に配置された光学素子とは、前記光電変換素子へ互いに異なる光量の光を進行させることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記光学素子は、被写体からの光を前記光電変換素子へ進行させるレンズ素子であって、
    前記第1画素に備えられたレンズ素子と、前記第2画素に備えられたレンズ素子とは、互いに異なる大きさであることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記光学素子は、被写体からの光を前記光電変換素子へ通過させる開口を備える遮光体であって、
    前記第1画素に備えられた開口と、前記第2画素に備えられた開口とは、互いに異なる大きさであることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  4. 前記第1画素および前記第2画素は、行方向において互いに隣り合い、
    前記第1画素の配線と前記第2画素の配線とは、行方向において互いに異なるパターンをなすことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の固体撮像装置。
  5. 行方向および列方向に垂直な方向へ積層された複数の配線層を備え、
    前記複数の配線層のうち前記光電変換素子から最も近くに配置された配線層は、列方向に配列された複数の画素に跨る配線を含むことを特徴とする請求項4に記載の固体撮像装置。
  6. 前記画素アレイは、前記第1画素が列方向へ配列された第1画素列と、前記第2画素が列方向へ配列された第2画素列と、を含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の固体撮像装置。
  7. 前記第1画素に備えられたレンズ素子のサイズと、前記第2画素に備えられたレンズ素子のサイズとの差が、前記画素アレイの中心から離れるにしたがい大きくされたことを特徴とする請求項2に記載の固体撮像装置。
  8. 前記第1画素に備えられた開口のサイズと、前記第2画素に備えられた開口のサイズとの差が、前記画素アレイの中心から離れるにしたがい大きくされたことを特徴とする請求項3に記載の固体撮像装置。
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