JP2019097058A - 固体撮像装置、固体撮像装置の製造方法、および電子機器 - Google Patents

固体撮像装置、固体撮像装置の製造方法、および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】画素間のクロストークを小さくすることができ、しかもアングラレスポンスが劣化することを防止することが可能な固体撮像装置、固体撮像装置の製造方法、および電子機器を提供する。【解決手段】単位画素グループ200において、各マイクロレンズMCL−R,MCL−G,MCL−B,MCL−NIRの厚さは、波長が長い光に対応するマイクロレンズ程、厚く設定されている。たとえば波長が最も長い近赤外(NIR)光用のマイクロレンズMCL−NIRの厚さLT−NIRが最も厚く設定され、波長が2番目に長い赤色(R)光用のマイクロレンズMCL−Rの厚さLT−Rが2番目に厚く設定され、波長が3番目に長い緑色(R)光用のマイクロレンズMCL−Gの厚さLT−Gが3番目に厚く設定され、波長が4番目に長い青色(B)光用のマイクロレンズMCL−Bの厚さLT−Bが4番目に厚く設定されている。【選択図】図8

Description

本発明は、固体撮像装置、固体撮像装置の製造方法、および電子機器に関するものである。
光を検出して電荷を発生させる光電変換素子を用いた固体撮像装置(イメージセンサ)として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサが実用に供されている。
CMOSイメージセンサは、デジタルカメラ、ビデオカメラ、監視カメラ、医療用内視鏡、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯電話等の携帯端末装置(モバイル機器)等の各種電子機器の一部として広く適用されている。
CMOSイメージセンサは、画素毎にフォトダイオード(光電変換素子)および浮遊拡散層(FD:Floating Diffusion、フローティングディフュージョン)を有するFDアンプを持ち合わせており、その読み出しは、画素アレイの中のある一行を選択し、それらを同時に列(カラム)方向へと読み出すような列並列出力型が主流である。
CMOSイメージセンサの各画素は、たとえば1個のフォトダイオードに対して、転送ゲートとしての転送トランジスタ、リセットゲートとしてのリセットトランジスタ、ソースフォロワゲート(増幅ゲート)としてのソースフォロワトランジスタ、および選択ゲートとしての選択トランジスタの4素子を能動素子として含んで構成される(たとえば特許文献1参照)。
CMOSイメージセンサは、一般的に、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色フィルタやシアン、マゼンタ、イエロー、グリーンの4色補色フィルタを用いてカラー画像を撮像する。
一般的に、CMOSイメージセンサにおいて、画素は個別にフィルタを備えている。フィルタは、主として赤色光を透過させる赤(R)フィルタ、主として緑色光を透過させる緑(Gr,Gb)、および主として青色光を透過させる青(B)フィルタの4つを正方配列した画素群が単位RGB画素グループとして2次元状に配列されている。
また、CMOSイメージセンサへの入射光はフィルタを介してフォトダイオードで受光される。フォトダイオードは、人間の可視領域(380nm〜780nm程度)より広いい波長域(380nm〜1100nm)の光を受光して信号電荷を発生させることから、赤外光分の誤差が生じて、色再現性が低下する。
このため、あらかじめ赤外線カットフィルタ(IRフィルタ)により赤外光を除去するのが一般的である。
ところが、IRフィルタは可視光を10%〜20%程度も減衰させてしまうことから、固体撮像装置の感度を低下させ、画質に劣化を招く。
そこで、IRフィルタを用いないCMOSイメージセンサ(固体撮像装置)が提案されている(たとえば特許文献2参照)。
このCMOSイメージセンサは、主として赤色光を透過させる赤(R)フィルタを含むR画素、主として緑色光を透過させる緑(G)フィルタを含むG画素、主として青色光を透過させる青(B)フィルタを含むB画素、および赤外光を受光する専用の近赤外(NIR)画素の4つを正方配列した画素群が単位RGBIR画素グループとして2次元状に配列されている。
このCMOSイメージセンサでは、赤外光を受光した画素の出力信号を用いて、赤色、緑色、青色の光を受光した画素の出力信号を補正することにより、IRフィルタを用いることなく高い色再現性を実現することができる。
また、単位RGB画素グループあるいは単位RGBIR画素グループを備えたCMOSイメージセンサにおいては、単位画素グループの4つの画素で、フローティングディフュージョンFD、リセットトランジスタRST−Tr、ソースフォロワトランジスタSF−Tr、および選択トランジスタSEL−Trが共有される場合もある。
また、デジタルカメラ等の撮像装置においては、自動焦点調節(オートフォーカス(AF))を実現するための方式として、たとえば画素アレイ部の画素の一部にオートフォーカス(AF)の位相差情報を得るための位相差検出画素を配置してオートフォーカスを行う、像面位相差法等の位相差検出方式が知られている。
像面位相差法においては、たとえば画素の受光領域の半分が遮光膜により遮光さており、右半分で受光する位相差検出画素と左半分で受光する位相差検出画素で像面上の位相差を検出する(たとえば特許文献3参照)。
これに対して、遮光膜を用いずに、画素内の光電変換部(フォトダイオード(PD))を2分割して(2つ設けて)、一対の光電変換部(フォトダイオード)によって得られる信号の位相のずれ量に基づいて位相差を検出する方法が知られている(たとえば特許文献4,5参照)。
この位相差検出方式は、瞳分割方式とも呼ばれ、撮像レンズの通過光束を瞳分割して一対の分割像を形成し、そのパターンズレ(位相シフト量)を検出することで、撮像レンズのデフォーカス量を検出する。
この場合、位相差検出が欠陥画素とはなりにくく、分割した光電変換部(PD)の信号を加算することで、良好な画像信号としても利用することができる。
特許文献4に開示された固体撮像装置においては、2つの光電変換部を有する複数の画素が配置されている。2つの光電変換部の一方部分と他方部分との間の画素中央部にはフローティングディフュージョンFDが配置され、このフローティングディフュージョンFDを挟んで2つの光電変換部が並列に配置されている。
このような光電変換部上に、マイクロレンズが画素に対して1対1に設けられている。マイクロレンズは、光学中心が画素中央部に位置するように配置されている。
特許文献5に開示された固体撮像装置においても、2つの光電変換部を有する複数の画素が配置されている。ただし、フローティングディフュージョンFDは、2つの光電変換部の一方部分と他方部分との間の画素中央部ではなく、画素の周縁部に配置されている。
この場合も、マイクロレンズが画素に対して1対1に設けられており、マイクロレンズは、光学中心が画素中央部に位置するように配置されている。
そして、光電変換部としてのフォトダイオードPDは、第1基板面側と、第1基板面側と対向する側の第2基板面側とを有する半導体基板に対して埋め込むように形成され、受光した光の光電変換機能および電荷蓄積機能を有するように形成されている。
また、光電変換部としてのフォトダイオードは、第1基板面側(裏面側)にカラーフィルタアレイが配置されている。カラーフィルタアレイの各カラーフィルタの光入射側には、マイクロレンズアレイのマイクロレンズが配置されている。
また、フォトダイオードPDは、赤色(R)光電変換領域、緑色(G)光電変換領域、青色(B)光電変換領域、および近赤外(NIR)光電変換領域の第2基板面側(前面側)には、光電変換し蓄積した電荷に応じた信号を出力する出力トランジスタ等を含む出力部が形成されている。
図1は、近赤外(NIR)画素を含む固体撮像装置における単位画素グループの構成例を模式的に示す簡略断面図である。
図2は、位相差検出に遮光膜を用いた固体撮像装置における単位画素グループの構成例を模式的に示す簡略断面図である。
図3は、位相差検出に2つのフォトダイオードを用いた固体撮像装置における単位画素グループの構成例を模式的に示す簡略断面図である。
なお、図1、図2、および図3においては、理解を容易にするために、便宜的に、各赤色(R)画素PXL1、緑色(G)画素PXL2、青色(B)画素PXL3、および近赤外(NIR)画素PXL4の構成要素は一列に配列して示してある。
図1、図2、および図3の固体撮像装置1,1a,1bにおいては、フォトダイオードPD1,PD2,PD3,PD4の第1基板面2側に平坦膜3を介してカラーフィルタアレイ4が配置されている。
そして、カラーフィルタアレイ3の各カラーフィルタFLT−R、FLT−G、FLT−B、および近赤外(NIR)画素の光入射側には、光学部(レンズ部)としてのマイクロレンズアレイ5のマイクロレンズMCL1,MCL2,MCL3,MCL4が一様な位置、形状となるように配置されている。
また、図2の固体撮像装置1aにおいては、フォトダイオードPD1,PD2,PD3,PD4の第1基板面2側の平坦膜3内に、光入射光路をほぼ半分にわたって遮光する遮光膜SLD−R、SLD−G、SLD−B、SLD−NIRが配置されている。
また、図3の固体撮像装置1bにおいては、フォトダイオードPD1,PD2,PD3,PD4がそれぞれ2つに分割するように形成されている。
フォトダイオードPD1は2つのフォトダイオードPD1L,PD1Rに分割され、フォトダイオードPD2は2つのフォトダイオードPD2L,PD2Rに分割され、フォトダイオードPD3は2つのフォトダイオードPD3L,PD3Rに分割され、フォトダイオードPD4は2つのフォトダイオードPD4L,PD4Rに分割されている。
特開2005−223681号公報 特開2017−139286公報 特許第5157436号 特許第4027113号 特許第5076528号
しかしながら、図1や図2、図3に示すような固体撮像装置では、図中に破線で示すように、入射光の波長によって焦点深度が異なるにもかかわらず、マイクロレンズアレイ5のマイクロレンズMCL1,MCL2,MCL3,MCL4が一様な位置、形状となるように配置されていることから、以下の不利益がある。
すなわち、画素間のクロストークが大きく、特に波長の長い、赤色(R)画素PXL1および近赤外(NIR)画素PXL4のクロストークが大きく、アングラレスポンス(Angler Response)が劣化するという不利益がある。
そして、図2や図3の位相差検出機能を有する固体撮像装置1a,1bにおいては、緑色(G)のような特定の波長の画素PXL2のみしか十分な位相差検出機能を得ることが困難である。
本発明は、画素間のクロストークを小さくすることができ、しかもアングラレスポンスが劣化することを防止することが可能な固体撮像装置、固体撮像装置の製造方法、および電子機器を提供することにある。
本発明の第1の観点の固体撮像装置は、光電変換を行う複数の色画素を含む単位画素グループが配置された画素部を有し、前記単位画素グループは、一面側から入射した光を光電変換する機能を有し、前記複数の色に対応する複数の光電変換部と、対応する前記複数の光電変換部に光を入射する、焦点深度が波長に依存する複数のレンズが配置されたレンズ部と、前記レンズ部の複数のレンズを透過した光が前記複数の光電変換部の前記一面側に一様に焦点深度をもつように調整されている光学調整部と、を含む。
本発明の第2の観点は、光電変換を行う複数の色画素を含む単位画素グループが配置された画素部を有し、前記単位画素グループは、複数の光電変換部と、複数のレンズが配置されたレンズ部と、を含んで前記画素が形成されている固体撮像装置の製造方法であって、前記単位画素グループを形成する工程として、一面側から入射した光を光電変換する機能を有し、前記複数の色に対応する複数の光電変換部を形成する工程と、対応する前記複数の光電変換部に光を入射する、焦点深度が波長に依存する複数のレンズが配置されたレンズ部を形成する工程と、前記レンズ部の複数のレンズを透過した光が前記複数の光電変換部の前記一面側に一様に焦点深度をもつように調整する工程と、を含む。
本発明の第3の観点の電子機器は、固体撮像装置と、前記固体撮像装置に被写体像を結像する光学系と、を有し、前記固体撮像装置は、光電変換を行う複数の色画素を含む単位画素グループが配置された画素部を有し、前記単位画素グループは、一面側から入射した光を光電変換する機能を有し、前記複数の色に対応する複数の光電変換部と、対応する前記複数の光電変換部に光を入射する、焦点深度が波長に依存する複数のレンズが配置されたレンズ部と、前記レンズ部の複数のレンズを透過した光が前記複数の光電変換部の前記一面側に一様に焦点深度をもつように調整されている光学調整部と、を含む。
本発明によれば、画素間のクロストークを小さくすることができ、しかもアングラレスポンスが劣化することを防止することが可能となる。
また、本発明によれば、入射光の波長に依存することなく良好な位相差検出機能を有することが可能となる。
近赤外(NIR)画素を含む固体撮像装置における単位画素グループの構成例を模式的に示す簡略断面図である。 位相差検出に遮光膜を用いた固体撮像装置における単位画素グループの構成例を模式的に示す簡略断面図である。 位相差検出に2つのフォトダイオードを用いた固体撮像装置における単位画素グループの構成例を模式的に示す簡略断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の構成例を示すブロック図である。 本第1の実施形態に係る固体撮像装置の画素部の4つの画素で1つのフローティングディフュージョンを共有する例を示す回路図である。 本実施形態に係る読み出し回路における列信号処理回路の構成例を示す図である。 本第1の実施形態に係る単位画素グループを有する固体撮像装置(CMOSイメージセンサ)の各構成要素の概略的な配置例を平面的に示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置における単位画素グループの構成例を模式的に示す簡略断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置における単位画素グループの構成例を模式的に示す簡略断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る固体撮像装置における単位画素グループの構成例を模式的に示す簡略断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る固体撮像装置における単位画素グループの構成例を模式的に示す簡略断面図である。 本発明の第5の実施形態に係る固体撮像装置における単位画素グループの構成例を模式的に示す簡略断面図である。 本発明の第6の実施形態に係る固体撮像装置における単位画素グループの構成例を模式的に示す簡略断面図である。 本発明の第7の実施形態に係る固体撮像装置における単位画素グループの構成例を模式的に示す簡略断面図である。 本発明の第8の実施形態に係る固体撮像装置における単位画素グループの構成例を模式的に示す簡略断面図である。 本発明の第9の実施形態に係る固体撮像装置における単位画素グループの構成例を模式的に示す簡略断面図である。 本発明の第10の実施形態に係る固体撮像装置における単位画素グループの構成例を模式的に示す簡略断面図である。 本発明の第11の実施形態に係る固体撮像装置における単位画素グループの構成例を模式的に示す簡略断面図である。 本発明の第12の実施形態に係る固体撮像装置における単位画素グループの構成例を模式的に示す簡略断面図である。 本発明の実施形態に係る固体撮像装置が適用される電子機器の構成の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
(第1の実施形態)
図4は、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の構成例を示すブロック図である。
本実施形態において、固体撮像装置10は、たとえばCMOSイメージセンサにより構成される。
この固体撮像装置10は、図4に示すように、撮像部としての画素部20、垂直走査回路(行走査回路)30、読み出し回路(カラム読み出し回路)40、水平走査回路(列走査回路)50、およびタイミング制御回路60を主構成要素として有している。
また、これらの構成要素のうち、たとえば垂直走査回路30、読み出し回路40、水平走査回路50、およびタイミング制御回路60により画素信号の読み出し部70が構成される。
本実施形態において、固体撮像装置10は、画素間のクロストークを小さくすることができ、しかもアングラレスポンスが劣化することを防止することが可能となるように、単位画素グループは、複数のカラーフィルタが配置されたカラーフィルタアレイと、一面側に配置された各カラーフィルタを透過した光を光電変換し、光電変換して得られた電荷を出力する機能を有する出力部が他面側に配置された、複数のカラーフィルタに対応する複数の光電変換部と、各カラーフィルタを通して対応する複数の光電変換部に光を入射する、焦点深度が波長に依存する複数のマイクロレンズが配置されたレンズ部と、レンズ部の複数のマイクロレンズを透過した光が複数の光電変換部の一面側に一様に焦点深度をもつように調整されている光学調整部と、を含む。
そして、本第1の実施形態において、光学調整部は、レンズ部の各マイクロレンズの厚さを変えて、マイクロレンズを透過した光が複数の光電変換部の一面側に一様に焦点深度をもつように調整されている。
本第1の実施形態において、各マイクロレンズの厚さは、波長が長い光に対応するマイクロレンズ程、厚く設定されており、より曲率が大きい設計となっている。
本第1の実施形態においては、単位画素グループは、単位RGBIR画素グループとして形成されている。
以下、固体撮像装置10の各部の構成および機能の概要を説明した後、画素の具体的な構成、配置等について詳述する。
(画素部20および画素PXLの構成)
画素部20は、フォトダイオード(光電変換素子)と画素内アンプとを含む複数の画素がN行×M列の2次元の行列状(マトリクス状)に配列されている。
図5は、本第1の実施形態に係る固体撮像装置の画素部の4つの画素で1つのフローティングディフュージョンを共有する例を示す回路図である。
図5の画素部20は、4つの画素PXL11,PXL12,PXL21,PXL22が2×2の正方に配置されている。
画素PXL11は、フォトダイオードPD11、および転送トランジスタTG11−Trを含んで構成されている。
画素PXL12は、フォトダイオードPD12、および転送トランジスタTG12−Trを含んで構成されている。
画素PXL21は、フォトダイオードPD21、および転送トランジスタTG21−Trを含んで構成されている。
画素PXL22は、フォトダイオードPD22、および転送トランジスタTG22−Trを含んで構成されている。
そして、画素部20は、4つの画素PXL11,PXL12,PXL21,PXL22で、フローティングディフュージョンFD(Floating Diffusion;浮遊拡散層)11、リセットトランジスタRST11−Tr、ソースフォロワトランジスタSF11−Tr、および選択トランジスタSEL11−Trが共有されている。
このような4画素共有構成において、ベイヤ配列とした場合、画素PXL11がR画素として形成され、画素PXL12がG画素として形成され、画素PXL21がB画素、画素PXL22がNIR画素として形成される。
たとえば、画素PXL11のフォトダイオードPD11が赤色(R)光電変換部として機能し、画素PXL12のフォトダイオードPD12が緑色(G)光電変換部として機能し、画素PXL21のフォトダイオードPD21が青色(B)光電変換部として機能し、画素PXL22のフォトダイオードPD22が近赤外(NIR)光電変換部として機能する。
一般に、色ごとに、各画素のフォトダイオードPDの飽和にいたる感度が異なる。
たとえば、G画素のフォトダイオードPD12の感度は、R画素のフォトダイオードPD11、B画素のフォトダイオードPD21、NIR画素のフォトダイオードPD22の感度より高い。
フォトダイオードPD11、PD12、PD21、PD22としては、たとえば埋め込みフォトダイオード(PPD)が用いられる。
フォトダイオードPD11,PD12,PD21,P22を形成する基板表面にはダングリングボンドなどの欠陥による表面準位が存在するため、熱エネルギーによって多くの電荷(暗電流)が発生し、正しい信号が読み出せなくなってしまう。
埋め込みフォトダイオード(PPD)では、フォトダイオードPDの電荷蓄積部を基板内に埋め込むことで、暗電流の信号への混入を低減することが可能となる。
フォトダイオードPD11,PD12,PD21,PD22は、入射光量に応じた量の信号電荷(ここでは電子)を発生し、蓄積する。
以下、信号電荷は電子であり、各トランジスタがn型トランジスタである場合について説明するが、信号電荷がホールであったり、各トランジスタがp型トランジスタであっても構わない。
転送トランジスタTG11−Trは、フォトダイオードPD11とフローティングディフュージョンFD11の間に接続され、制御線(または制御信号)TG11を通じて制御される。
転送トランジスタTG11−Trは、読み出し部70の制御の下、制御線TG11が所定レベルのハイレベル(H)の期間に選択されて導通状態となり、フォトダイオードPD11で光電変換され蓄積された電荷(電子)をフローティングディフュージョンFD11に転送する。
転送トランジスタTG12−Trは、フォトダイオードPD12とフローティングディフュージョンFD11の間に接続され、制御線(または制御信号)TG12を通じて制御される。
転送トランジスタTG12−Trは、読み出し部70の制御の下、制御線TG12が所定レベルのハイレベル(H)の期間に選択されて導通状態となり、フォトダイオードPD12で光電変換され蓄積された電荷(電子)をフローティングディフュージョンFD11に転送する。
転送トランジスタTG21−Trは、フォトダイオードPD21とフローティングディフュージョンFD11の間に接続され、制御線(または制御信号)TG21を通じて制御される。
転送トランジスタTG21−Trは、読み出し部70の制御の下、制御線TG21が所定レベルのハイレベル(H)の期間に選択されて導通状態となり、フォトダイオードPD21で光電変換され蓄積された電荷(電子)をフローティングディフュージョンFD11に転送する。
転送トランジスタTG22−Trは、フォトダイオードPD22とフローティングディフュージョンFD11の間に接続され、制御線(または制御信号)TG22を通じて制御される。
転送トランジスタTG22−Trは、読み出し部70の制御の下、制御線TG22が所定レベルのハイレベル(H)の期間に選択されて導通状態となり、フォトダイオードPD22で光電変換され蓄積された電荷(電子)をフローティングディフュージョンFD11に転送する。
リセットトランジスタRST11−Trは、図5に示すように、電源線VDDとフローティングディフュージョンFDの間に接続され、制御線(または制御信号)RST11を通じて制御される。
なお、リセットトランジスタRST11−Trは、電源線VDDとは別の電源線VRstとフローティングディフュージョンFDの間に接続され、制御線(または制御信号)RST11を通じて制御されるように構成してもよい。
リセットトランジスタRST11−Trは、読み出し部70の制御の下、たとえば読み出しスキャン時に、制御線RST11がHレベルの期間に選択されて導通状態となり、フローティングディフュージョンFD11を電源線VDD(またはVRst)の電位にリセットする。
ソースフォロワトランジスタSF11−Trと選択トランジスタSEL11−Trは、電源線VDDと垂直信号線LSGNの間に直列に接続されている。
ソースフォロワトランジスタSF11−TrのゲートにはフローティングディフュージョンFD11が接続され、選択トランジスタSEL11−Trは制御線(または制御信号)SEL11を通じて制御される。
選択トランジスタSEL11−Trは、制御線SEL11がHレベルの期間に選択されて導通状態となる。これにより、ソースフォロワトランジスタSF11−TrはフローティングディフュージョンFD11の電荷を電荷量(電位)に応じた利得をもって電圧信号に変換した列出力の読み出し電圧(信号)VSL(PIXOUT)を垂直信号線LSGNに出力する。
画素部20には、画素PXLがN行×M列配置されているので、各制御線SEL、RST、TGはそれぞれN本、垂直信号線LSGNはM本ある。
図4においては、各制御線(または制御信号)SEL、RST、TGを1本の行走査制御線として表している。
垂直走査回路30は、タイミング制御回路60の制御に応じてシャッター行および読み出し行において行走査制御線を通して画素の駆動を行う。
また、垂直走査回路30は、アドレス信号に従い、信号の読み出しを行うリード行と、フォトダイオードPDに蓄積された電荷をリセットするシャッター行の行アドレスの行選択信号を出力する。
通常の画素読み出し動作においては、読み出し部70の垂直走査回路30による駆動により、シャッタースキャンが行われ、その後、読み出しスキャンが行われる。
読み出し回路40は、画素部20の各列出力に対応して配置された複数の列信号処理回路(図示せず)を含み、複数の列信号処理回路で列並列処理が可能に構成されてもよい。
読み出し回路40は、相関二重サンプリング(CDS:Correlated Double Sampling)回路やADC(アナログデジタルコンバータ;AD変換器)、アンプ(AMP,増幅器)、サンプルホールド(S/H)回路等を含んで構成可能である。
このように、読み出し回路40は、たとえば図6(A)に示すように、画素部20の各列出力の読み出し信号VSLをデジタル信号に変換するADC41を含んで構成されてもよい。
あるいは、読み出し回路40は、たとえば図6(B)に示すように、画素部20の各列出力の読み出し信号VSLを増幅するアンプ(AMP)42が配置されてもよい。
また、読み出し回路40は、たとえば図6(C)に示すように、画素部20の各列出力の読み出し信号VSLをサンプル、ホールドするサンプルホールド(S/H)回路43が配置されてもよい。
水平走査回路50は、読み出し回路40のADC等の複数の列信号処理回路で処理された信号を走査して水平方向に転送し、図示しない信号処理回路に出力する。
タイミング制御回路60は、画素部20、垂直走査回路30、読み出し回路40、水平走査回路50等の信号処理に必要なタイミング信号を生成する。
以上、固体撮像装置10の各部の構成および機能の概要について説明した。
次に、本第1の実施形態に係る画素配置の具体的な構成について説明する。
図7は、本第1の実施形態に係る単位画素グループを有する固体撮像装置(CMOSイメージセンサ)の各構成要素の概略的な配置例を平面的に示す図である。
図7の画素部20は、図5の回路を平面化して示されており、4つの画素PXL11,PXL12,PXL21,PXL22が2×2の正方に配置されている。
より具体的には、矩形の配置領域AR10に、4つの画素PXL11,PXL12,PXL21,PXL22がそれぞれ配置される配置領域AR11,AR12,AR21,AR22が2×2の正方に割り当てられている。
図7の画素部20は、4画素共有構成において、ベイヤ配列とした場合の構成を示し、画素PXL11がR画素として形成され、画素PXL12がG画素として形成され、画素PXL21がB画素、画素PXL22がNIR画素として形成される。
そして、画素部20は、4つの画素PXL11,PXL12,PXL21,PXL22で、フローティングディフュージョンFD11、リセットトランジスタRST11−Tr、ソースフォロワトランジスタSF11−Tr、および選択トランジスタSEL11−Trが共有されている。
図8は、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置における単位画素グループの構成例を模式的に示す簡略断面図である。
なお、図8においては、理解を容易にするために、便宜的に、各赤色(R)画素PXL11、緑色(G)画素PXL12、青色(B)画素PXL21、近赤外(NIR)PXL22の構成要素は一列に配列して示してある。
単位RGBNIR画素グループ200は、レンズ部としてのマイクロレンズアレイ210、カラーフィルタアレイ220、光電変換部としてのフォトダイオードアレイ230、および平坦層240を主構成要素として構成されている。
この単位RGBNIR画素グループ200における各カラー画素は、可視範囲(400nm〜700nm)において固有の特定の応答性を有するだけでなく、近赤外(NIR)領域(800nm〜1000nm)においても高い応答性を有する。
カラーフィルタアレイ220は、各カラー画素を形成するように、赤色(R)フィルタ領域221、緑色(G)フィルタ領域222、青色(B)フィルタ領域223、および近赤外(NIR)領域224に区分けされている。
光電変換部としてのフォトダイオードPD11、PD12、PD21、PD22は、第1基板面251側と、第1基板面251側と対向する側の第2基板面252側とを有する半導体基板250に対して埋め込むように形成され、受光した光の光電変換機能および電荷蓄積機能を有するように形成されている。
フォトダイオードアレイ230のフォトダイオードPD11、PD12、PD21、PD22は、第1基板面251側(裏面側)に,平坦層240を介してカラーフィルタアレイ220が配置されている。
フォトダイオードPD11、PD12、PD21、PD22の第2基板面252側(前面側)には、光電変換し蓄積した電荷に応じた信号を出力する出力トランジスタ等を含む出力部231,232,233,234が形成されている。
そして、各赤色(R)フィルタ領域221、緑色(G)フィルタ領域222、青色(B)フィルタ領域223、および近赤外(NIR)領域224の光入射側には、マイクロレンズアレイ210のマイクロレンズMCL−R,MCL−G,MCL−B,MCL−NIRが配置されている。
マイクロレンズMCL−R,MCL−G,MCL−B,MCL−NIRは同じ透過特性を有し、焦点深度が波長依存性を持ち、入射光の波長によって焦点深度が異なる。
そこで、本第1の実施形態においては、複数のマイクロレンズMCL−R,MCL−G,MCL−B,MCL−NIRを透過した光が複数の光電変換部であるフォトダイオードPD11、PD12、PD21、PD22の第1基板面251側(一面側、裏面側)に、一様に焦点深度を持つように調整されている光学調整部を有している。
本第1の実施形態において、各マイクロレンズMCL−R,MCL−G,MCL−B,MCL−NIRの厚さは、波長が長い光に対応するマイクロレンズ程、厚く設定されている。
波長が最も長い近赤外(NIR)光用のマイクロレンズMCL−NIRの厚さLT−NIRが最も厚く最も厚く最も大きい曲率で設定され、波長が2番目に長い赤色(R)光用のマイクロレンズMCL−Rの厚さLT−Rが2番目に厚く2番目に大きい曲率で設定され、波長が3番目に長い緑色(R)光用のマイクロレンズMCL−Gの厚さLT−Gが3番目に厚く3番目に大きい曲率で設定され、波長が4番目に長い青色(B)光用のマイクロレンズMCL−Bの厚さLT−Bが4番目に厚く2番目に大きい曲率で設定されている。
すなわち、LT−NIR>LT−R>LT−G>LT−Bの関係を持つように、各マイクロレンズMCL−R,MCL−G,MCL−B,MCL−NIRの厚さが調整されている。
単位RGBNIR画素グループ200において、波長が最も長い近赤外(NIR)光用のマイクロレンズMCL−NIRの厚さLT−NIRが最も厚く設定され、波長が2番目に長い赤色(R)光用のマイクロレンズMCL−Rの厚さLT−Rが2番目に厚く設定され、波長が3番目に長い緑色(R)光用のマイクロレンズMCL−Gの厚さLT−Gが3番目に厚く設定され、波長が4番目に長い青色(B)光用のマイクロレンズMCL−Bの厚さLT−Bが4番目に厚く設定されている。
これにより、各マイクロレンズMCL−R,MCL−G,MCL−B,MCL−NIRを透過した入射光は、対応する赤色(R)画素PXL11、緑色(G)画素PXL12、青色(B)画素PXL21、近赤外(NIR)画素PXL22ごとに、基板250の第1面251側に個別にかつ一様に照射され、担当外のフォトダイオードPDへの不要な入射が大幅に減少する。
したがって、画素間のクロストークが大幅に減少し、しかもアングラレスポンスが劣化することが防止される。
以上のように、本第1の実施形態によれば、固体撮像装置10において、単位画素グループ200は、複数のカラーフィルタが配置されたカラーフィルタアレイ220と、一面側に配置された各カラーフィルタを透過した光を光電変換し、光電変換して得られた電荷を出力する機能を有する出力部が他面側に配置された、複数のカラーフィルタに対応する複数のフォトダイオードを有するフォトダイオードアレイ230と、各カラーフィルタを通して対応する前記複数の光電変換部に光を入射する、焦点深度が波長に依存する複数のマイクロレンズが配置されたレンズ部としてのマイクロレンズアレイ210と、複数のマイクロレンズMCL−R,MCL−G,MCL−B,MCL−NIRを透過した光が複数のフォトダイオードの一面側に一様に焦点深度をもつように調整されている光学調整部と、を含む。
そして、本第1の実施形態において、光学調整部は、各マイクロレンズMCL−R,MCL−G,MCL−B,MCL−NIRの厚さを変えることでレンズの曲率を変化させ、マイクロレンズを透過した光が複数の光電変換部の一面側に一様に焦点深度をもつように調整されている。
本第1の実施形態において、各マイクロレンズの厚さは、波長が長い光に対応するマイクロレンズ程、厚く設定されており、より曲率が大きい設計となっている。
本第1の実施形態においては、波長が最も長い近赤外(NIR)光用のマイクロレンズMCL−NIRの厚さLT−NIRが最も厚く最も大きい曲率で設定され、波長が2番目に長い赤色(R)光用のマイクロレンズMCL−Rの厚さLT−Rが2番目に厚く2番目に大きい曲率で設定され、波長が3番目に長い緑色(R)光用のマイクロレンズMCL−Gの厚さLT−Gが3番目に厚く3番目に大きい曲率で設定され、波長が4番目に長い青色(B)光用のマイクロレンズMCL−Bの厚さLT−Bが4番目に厚く4番目に大きい曲率で設定されている。
このような構成を有する本第1の実施形態によれば、画素間のクロストークを小さくすることができ、しかもアングラレスポンスが劣化することを防止することが可能となる。
(第2の実施形態)
図9は、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置における単位画素グループの構成例を模式的に示す簡略断面図である。
本第2の実施形態が、第1の実施形態と異なる点は、次の通りである。
本第2の実施形態の単位画素グループ200Aは、フォトダイオードPD11,PD12,PD21,PD22の第1基板面251側の平坦膜240内に、光入射光路をほぼ半分にわたって遮光する遮光膜SLD11−R、SLD12−G、SLD21−B、SLD22−NIRが配置されており、位相検出機能を持つように構成されている。
本第2の実施形態によれば、上述した第1の実施形態の効果と同様に、画素間のクロストークを小さくすることができ、しかもアングラレスポンスが劣化することを防止することが可能であり、しかも、入射光の波長に依存することなく、いずれの画素であっても、十分な位相差検出機能を得ることが可能となる。
(第3の実施形態)
図10は、本発明の第3の実施形態に係る固体撮像装置における単位画素グループの構成例を模式的に示す簡略断面図である。
本第3の実施形態が、第1の実施形態と異なる点は、次の通りである。
本第3の実施形態の単位画素グループ200Bは、フォトダイオードPD11,PD12,PD21,PD22がそれぞれ2つに分割するように形成されており、位相検出機能を持つように構成されている。
フォトダイオードPD11は2つのフォトダイオードPD11L,PD11Rに分割され、フォトダイオードPD12は2つのフォトダイオードPD12L,PD12Rに分割され、フォトダイオードPD21は2つのフォトダイオードPD21L,PD21Rに分割され、フォトダイオードPD22は2つのフォトダイオードPD22L,PD22Rに分割されている。
本第3の実施形態によれば、上述した第1の実施形態の効果と同様に、画素間のクロストークを小さくすることができ、しかもアングラレスポンスが劣化することを防止することが可能であり、しかも、入射光の波長に依存することなく、いずれの画素であっても、十分な位相差検出機能を得ることが可能となる。
(第4の実施形態)
図11は、本発明の第4の実施形態に係る固体撮像装置における単位画素グループの構成例を模式的に示す簡略断面図である。
本第4の実施形態が、第1の実施形態と異なる点は、次の通りである。
本第4の実施形態の単位画素グループ200Cでは、マイクロレンズを透過した光が複数の光電変換部の一面側に一様に焦点深度をもつように、各マイクロレンズの厚さを調整する代わりに、合焦点位置に相当する基板250の第1面251側(一面側)からの高さが調整されている。
本第4の実施形態において、各マイクロレンズの高さは、波長が長い光に対応するマイクロレンズ程、高く設定されている。
本第4の実施形態においては、波長が最も長い近赤外(NIR)光用のマイクロレンズMCL−NIRの高さLH−NIRが最も高く設定され、波長が2番目に長い赤色(R)光用のマイクロレンズMCL−Rの高さLH−Rが2番目に厚く設定され、波長が3番目に長い緑色(R)光用のマイクロレンズMCL−Gの高さLH−Gが3番目に高く設定され、波長が4番目に長い青色(B)光用のマイクロレンズMCL−Bの高さLH−Bが4番目に高く設定されている。
すなわち、LH−NIR>LH−R>LH−G>LH−Bの関係を持つように、各マイクロレンズMCL−R,MCL−G,MCL−B,MCL−NIRの高さが調整されている。
本第4の実施形態においては、各マイクロレンズMCL−R,MCL−G,MCL−B,MCL−NIRを透過した入射光は、対応する赤色(R)画素PXL11、緑色(Gr)画素PXL12、青色(B)画素PXL21、近赤外(NIR)画素PXL22ごとに、基板250の第1面251側に個別にかつ一様に照射され、担当外のフォトダイオードPDへの不要な入射が大幅に減少する。
したがって、画素間のクロストークが大幅に減少し、しかもアングラレスポンスが劣化することが防止される。
以上のように、本第4の実施形態によれば、上述した第1の実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
(第5の実施形態)
図12は、本発明の第5の実施形態に係る固体撮像装置における単位画素グループの構成例を模式的に示す簡略断面図である。
本第5の実施形態が、第4の実施形態と異なる点は、次の通りである。
本第5の実施形態の単位画素グループ200Dは、フォトダイオードPD11,PD12,PD21,PD22の第1基板面251側の平坦膜240内に、光入射光路をほぼ半分にわたって遮光する遮光膜SLD11−R、SLD12−G、SLD21−B、SLD22−NIRが配置されており、位相検出機能を持つように構成されている。
本第5の実施形態によれば、上述した第4の実施形態の効果と同様に、画素間のクロストークを小さくすることができ、しかもアングラレスポンスが劣化することを防止することが可能であり、しかも、入射光の波長に依存することなく、入射光の波長に依存せず、十分な位相差検出機能を得ることが可能となる。
(第6の実施形態)
図13は、本発明の第6の実施形態に係る固体撮像装置における単位画素グループの構成例を模式的に示す簡略断面図である。
本第6の実施形態が、第4の実施形態と異なる点は、次の通りである。
本第6の実施形態の単位画素グループ200Eは、フォトダイオードPD11,PD12,PD21,PD22がそれぞれ2つに分割するように形成されており、位相検出機能を持つように構成されている。
フォトダイオードPD11は2つのフォトダイオードPD11L,PD11Rに分割され、フォトダイオードPD12は2つのフォトダイオードPD12L,PD12Rに分割され、フォトダイオードPD21は2つのフォトダイオードPD21L,PD21Rに分割され、フォトダイオードPD22は2つのフォトダイオードPD22L,PD22Rに分割されている。
本第6の実施形態によれば、上述した第4の実施形態の効果と同様に、画素間のクロストークを小さくすることができ、しかもアングラレスポンスが劣化することを防止することが可能であり、しかも、入射光の波長に依存することなく、いずれの画素であっても、十分な位相差検出機能を得ることが可能となる。
(第7の実施形態)
図14は、本発明の第7の実施形態に係る固体撮像装置における単位画素グループの構成例を模式的に示す簡略断面図である。
本第7の実施形態が、第1の実施形態と異なる点は、次の通りである。
本第7の実施形態の単位画素グループ200Fでは、マイクロレンズを透過した光が複数の光電変換部の一面側に一様に焦点深度をもつように、各マイクロレンズの厚さを調整する代わりに、各マイクロレンズの光出射側と各フォトダイオードPD11、PD12、PD21、PD22の第1の基板面251側(一面側)との間、この例では平坦膜240の配置位置に配置され、マイクロレンズMCL−R,MCL−G,MCL−B,MCL−NIRを透過した光を各フォトダイオードPD11、PD12、PD21、PD22の第1の基板面251側(一面側)に導く光学部材OPT―R,OPT―G,OPT―B,OPT−NIRが設けられている。
本第7の実施形態において、各光学部材OPT−R,OPT−G,OPT−B,OPT−NIRは、波長が長い光に対応する光学部材程、屈折率が大きく設定されている。
本第7の実施形態においては、波長が最も長い近赤外(NIR)光用のマイクロレンズMCL−NIRに対応する光学部材OPT−NIRの屈折率ORF−NIRが最も大きく設定され、波長が2番目に長い赤色(R)光用のマイクロレンズMCL−Rに対応する光学部材OPT−Rの屈折率ORF−Rが2番目に大きく設定され、波長が3番目に長い緑色(R)光用のマイクロレンズMCL−Gに対応する光学部材OPT−Gの屈折率ORF−Gが3番目に高く設定され、波長が4番目に長い青色(B)光用のマイクロレンズMCL−Bに対応する光学部材OPT−Bの屈折率ORF−Bが4番目に大きく設定されている。
すなわち、ORF−NIR>ORF−R>ORF−G>ORF−Bの関係を持つように、各光学部材OPT―R,OPT―G,OPT―B,OPT−NIRの屈折率が調整されている。
本第7の実施形態においては、各マイクロレンズMCL−R,MCL−G,MCL−B,MCL−NIR、カラーフィルタ、光学部材OPT―R,OPT―G,OPT―B,OPT−NIRを透過した入射光は、対応する赤色(R)画素PXL11、緑色(Gr)画素PXL12、青色(B)画素PXL21、近赤外(NIR)画素PXL22ごとに、基板250の第1面251側に個別にかつ一様に照射され、担当外のフォトダイオードPDへの不要な入射が大幅に減少する。
したがって、画素間のクロストークが大幅に減少し、しかもアングラレスポンスが劣化することが防止される。
以上のように、本第7の実施形態によれば、上述した第1の実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
(第8の実施形態)
図15は、本発明の第8の実施形態に係る固体撮像装置における単位画素グループの構成例を模式的に示す簡略断面図である。
本第8の実施形態が、第7の実施形態と異なる点は、次の通りである。
本第8の実施形態の単位画素グループ200Gは、フォトダイオードPD11,PD12,PD21,PD22の第1基板面251側の平坦膜240内に、光入射光路をほぼ半分にわたって遮光する遮光膜SLD11−R、SLD12−G、SLD21−B、SLD22−NIRが配置されており、位相検出機能を持つように構成されている。
本第8の実施形態によれば、上述した第7の実施形態の効果と同様に、画素間のクロストークを小さくすることができ、しかもアングラレスポンスが劣化することを防止することが可能であり、しかも、入射光の波長に依存することなく、いずれの画素であっても、十分な位相差検出機能を得ることが可能となる。
(第9の実施形態)
図16は、本発明の第9の実施形態に係る固体撮像装置における単位画素グループの構成例を模式的に示す簡略断面図である。
本第9の実施形態が、第7の実施形態と異なる点は、次の通りである。
本第9の実施形態の単位画素グループ200Hは、フォトダイオードPD11,PD12,PD21,PD22がそれぞれ2つに分割するように形成されており、位相検出機能を持つように構成されている。
フォトダイオードPD11は2つのフォトダイオードPD11L,PD11Rに分割され、フォトダイオードPD12は2つのフォトダイオードPD12L,PD12Rに分割され、フォトダイオードPD21は2つのフォトダイオードPD21L,PD21Rに分割され、フォトダイオードPD22は2つのフォトダイオードPD22L,PD22Rに分割されている。
本第9の実施形態によれば、上述した第7の実施形態の効果と同様に、画素間のクロストークを小さくすることができ、しかもアングラレスポンスが劣化することを防止することが可能であり、しかも、入射光の波長に依存することなく、いずれの画素であっても、十分な位相差検出機能を得ることが可能となる。
(第10の実施形態)
図17は、本発明の第10の実施形態に係る固体撮像装置における単位画素グループの構成例を模式的に示す簡略断面図である。
本第10の実施形態が、第1の実施形態と異なる点は、次の通りである。
本第10の実施形態の単位画素グループ200Iでは、マイクロレンズを透過した光が複数の光電変換部の一面側に一様に焦点深度をもつように、各マイクロレンズの厚さを調整する代わりに、各マイクロレンズMCL−R,MCL−G,MCL−B,MCL−NIRの屈折率が調整されている。
本第10の実施形態において、各マイクロレンズMCL−R,MCL−G,MCL−B,MCL−NIRは、波長が長い光に対応するマイクロレンズ程、屈折率が大きく設定されている。
本第10の実施形態においては、波長が最も長い近赤外(NIR)光用のマイクロレンズMCL−NIRの屈折率MRF−NIRが最も大きく設定され、波長が2番目に長い赤色(R)光用のマイクロレンズMCL−Rの屈折率MRF−Rが2番目に大きく設定され、波長が3番目に長い緑色(R)光用のマイクロレンズMCL−Gの屈折率MRF−Gが3番目に高く設定され、波長が4番目に長い青色(B)光用のマイクロレンズMCL−Bの屈折率MRF−Bが4番目に大きく設定されている。
すなわち、MRF−NIR>MRF−R>MRF−G>MRF−Bの関係を持つように、各マイクロレンズMCL−R,MCL−G,MCL−B,MCL−NIRの屈折率が調整されている。
本第10の実施形態においては、各マイクロレンズMCL−R,MCL−G,MCL−B,MCL−NIRを透過した入射光は、対応する赤色(R)画素PXL11、緑色(Gr)画素PXL12、青色(B)画素PXL21、近赤外(NIR)画素PXL22ごとに、基板250の第1面251側に個別にかつ一様に照射され、担当外のフォトダイオードPDへの不要な入射が大幅に減少する。
したがって、画素間のクロストークが大幅に減少し、しかもアングラレスポンスが劣化することが防止される。
以上のように、本第10の実施形態によれば、上述した第1の実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
(第11の実施形態)
図18は、本発明の第11の実施形態に係る固体撮像装置における単位画素グループの構成例を模式的に示す簡略断面図である。
本第11の実施形態が、第10の実施形態と異なる点は、次の通りである。
本第11の実施形態の単位画素グループ200Jは、フォトダイオードPD11,PD12,PD21,PD22の第1基板面251側の平坦膜240内に、光入射光路をほぼ半分にわたって遮光する遮光膜SLD11−R、SLD12−G、SLD21−B、SLD22−NIRが配置されており、位相検出機能を持つように構成されている。
本第11の実施形態によれば、上述した第10の実施形態の効果と同様に、画素間のクロストークを小さくすることができ、しかもアングラレスポンスが劣化することを防止することが可能であり、しかも、入射光の波長に依存することなく、いずれの画素であっても、十分な位相差検出機能を得ることが可能となる。
(第12の実施形態)
図19は、本発明の第12の実施形態に係る固体撮像装置における単位画素グループの構成例を模式的に示す簡略断面図である。
本第12の実施形態が、第10の実施形態と異なる点は、次の通りである。
本第12の実施形態の単位画素グループ200Kは、フォトダイオードPD11,PD12,PD21,PD22がそれぞれ2つに分割するように形成されており、位相検出機能を持つように構成されている。
フォトダイオードPD11は2つのフォトダイオードPD11L,PD11Rに分割され、フォトダイオードPD12は2つのフォトダイオードPD12L,PD12Rに分割され、フォトダイオードPD21は2つのフォトダイオードPD21L,PD21Rに分割され、フォトダイオードPD22は2つのフォトダイオードPD22L,PD22Rに分割されている。
本第12の実施形態によれば、上述した第10の実施形態の効果と同様に、画素間のクロストークを小さくすることができ、しかもアングラレスポンスが劣化することを防止することが可能であり、しかも、入射光の波長に依存することなく、いずれの画素であっても、十分な位相差検出機能を得ることが可能となる。
以上説明した固体撮像装置10は、デジタルカメラやビデオカメラ、携帯端末、あるいは監視用カメラ、医療用内視鏡用カメラなどの電子機器に、撮像デバイスとして適用することができる。
図20は、本発明の実施形態に係る固体撮像装置が適用されるカメラシステムを搭載した電子機器の構成の一例を示す図である。
本電子機器100は、図20に示すように、本実施形態に係る固体撮像装置10が適用可能なCMOSイメージセンサ110を有する。
さらに、電子機器100は、このCMOSイメージセンサ110の画素領域に入射光を導く(被写体像を結像する)光学系(レンズ等)120を有する。
電子機器100は、CMOSイメージセンサ110の出力信号を処理する信号処理回路(PRC)130を有する。
信号処理回路130は、CMOSイメージセンサ110の出力信号に対して所定の信号処理を施す。
信号処理回路130で処理された画像信号は、液晶ディスプレイ等からなるモニタに動画として映し出し、あるいはプリンタに出力することも可能であり、またメモリカード等の記録媒体に直接記録する等、種々の態様が可能である。
上述したように、CMOSイメージセンサ110として、前述した固体撮像装置10を搭載することで、高性能、小型、低コストのカメラシステムを提供することが可能となる。
そして、カメラの設置の要件に実装サイズ、接続可能ケーブル本数、ケーブル長さ、設置高さなどの制約がある用途に使われる、たとえば、監視用カメラ、医療用内視鏡用カメラなどの電子機器を実現することができる。
10・・・固体撮像装置、20・・・画素部、PXL11,PXL12,PXL21,PXL22・・・画素、PD11,PD12,PD21,PD22・・・フォトダイオード、200、200A〜200K・・・単位画素グループ、210・・・マイクロレンズアレイ、MCL−R,MCL−G,MCL−B,MCL−NIR・・・マイクロレンズ、220・・・カラーフィルタアレイ、230・・・フォトダイオードアレイ、240・・・平坦層、250・・・半導体基板、OPT−R,OPT−G,OPT−B,OPT−NIR・・・光学部材、30・・・垂直走査回路、40・・・水平走査回路、50・・・読み出し回路、60・・・タイミング制御回路、70・・・読み出し部100・・・電子機器、110・・・CMOSイメージセンサ、120・・・光学系、130・・・信号処理回路(PRC)。

Claims (14)

  1. 光電変換を行う複数の色画素を含む単位画素グループが配置された画素部を有し、
    前記単位画素グループは、
    一面側から入射した光を光電変換する機能を有し、前記複数の色に対応する複数の光電変換部と、
    対応する前記複数の光電変換部に光を入射する、焦点深度が波長に依存する複数のレンズが配置されたレンズ部と、
    前記レンズ部の複数のレンズを透過した光が前記複数の光電変換部の前記一面側に一様に焦点深度をもつように調整されている光学調整部と、を含む
    固体撮像装置。
  2. 前記光学調整部は、
    前記レンズ部の各レンズの厚さを変えて、レンズを透過した光が前記複数の光電変換部の前記一面側に一様に焦点深度をもつように調整されている
    請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記各レンズの厚さは、波長が長い光に対応するレンズ程、厚く設定されている
    請求項2記載の固体撮像装置。
  4. 前記光学調整部は、
    前記レンズ部の各レンズの前記光電変換部の一面側からの高さを変えて、レンズを透過した光が前記複数の光電変換部の前記一面側に一様に焦点深度をもつように調整されている
    請求項1記載の固体撮像装置。
  5. 前記各レンズの前記光電変換部の一面側からの高さは、波長が長い光に対応するレンズ程、高く設定されている
    請求項3記載の固体撮像装置。
  6. 前記光学調整部は、
    前記レンズ部の各レンズの光出射側と前記光電変換部の一面側との間に配置され、前記レンズを透過した光を前記複数の光電変換部の前記一面側に導く光学部材を含む
    請求項1記載の固体撮像装置。
  7. 前記各光学部材は、波長が長い光に対応する光学部材程、屈折率が大きく設定されている
    請求項5記載の固体撮像装置。
  8. 前記光学調整部は、
    前記レンズ部の各レンズの屈折率を変えて、レンズを透過した光が前記複数の光電変換部の前記一面側に一様に焦点深度をもつように調整されている
    請求項1記載の固体撮像装置。
  9. 前記各レンズは、波長が長い光に対応するレンズ程、屈折率が大きく設定されている
    請求項7記載の固体撮像装置。
  10. 前記レンズ部の各レンズの光出射側と前記光電変換部の一面側との間に配置された複数のカラーフィルタを含むフィルタアレイを有し、
    前記フィルタアレイは、
    赤色フィルタ領域、緑色フィルタ領域、青色フィルタ領域、および赤外領域に区分けされ、
    前記複数の光電変換部は、
    前記赤色フィルタ領域に対応する赤色光電変換部、前記緑色フィルタ領域に対応する緑色光電変換部、前記青緑色フィルタ領域に対応する青色光電変換部、および前記赤外領域に対応する赤外光電変換部を含む
    請求項1から7のいずれか一に記載の固体撮像装置。
  11. 前記複数の光電変換部は、前記一面側の一部に遮光膜が形成されており、
    位相差検出機能を有する
    請求項1から8のいずれか一に記載の固体撮像装置。
  12. 前記複数の光電変換部は、それぞれ前記一面に平行な方向に分割されており、
    位相差検出機能を有する
    請求項1から8のいずれか一に記載の固体撮像装置。
  13. 光電変換を行う複数の色画素を含む単位画素グループが配置された画素部を有し、
    前記単位画素グループは、
    複数の光電変換部と、
    複数のレンズが配置されたレンズ部と、を含んで前記画素が形成されている
    固体撮像装置の製造方法であって、
    前記単位画素グループを形成する工程として、
    一面側から入射した光を光電変換する機能を有し、前記複数の色に対応する複数の光電変換部を形成する工程と、
    対応する前記複数の光電変換部に光を入射する、焦点深度が波長に依存する複数のレンズが配置されたレンズ部を形成する工程と、
    前記レンズ部の複数のレンズを透過した光が前記複数の光電変換部の前記一面側に一様に焦点深度をもつように調整する工程と、を含む
    固体撮像装置の製造方法。
  14. 固体撮像装置と、
    前記固体撮像装置に被写体像を結像する光学系と、を有し、
    前記固体撮像装置は、
    光電変換を行う複数の色画素を含む単位画素グループが配置された画素部を有し、
    前記単位画素グループは、
    一面側から入射した光を光電変換する機能を有し、前記複数の色に対応する複数の光電変換部と、
    対応する前記複数の光電変換部に光を入射する、焦点深度が波長に依存する複数のレンズが配置されたレンズ部と、
    前記レンズ部の複数のレンズを透過した光が前記複数の光電変換部の前記一面側に一様に焦点深度をもつように調整されている光学調整部と、を含む
    電子機器。
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