JP2017053144A - 便座装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電圧の検出に特化した回路を用いることなく、入力電圧の判定を行うことができる便座装置を提供すること。
【解決手段】交流よりなる電源ACによって駆動される加熱手段34,35,36と、電源ACを入力されて、ゼロクロス信号ZCを出力するゼロクロス回路20と、ゼロクロス信号ZCに基づいて、電源ACの電圧が、基準電圧以上であるか、基準電圧未満であるかを判定する電圧判定部11と、を有する便座装置1とする。
【選択図】図2
【解決手段】交流よりなる電源ACによって駆動される加熱手段34,35,36と、電源ACを入力されて、ゼロクロス信号ZCを出力するゼロクロス回路20と、ゼロクロス信号ZCに基づいて、電源ACの電圧が、基準電圧以上であるか、基準電圧未満であるかを判定する電圧判定部11と、を有する便座装置1とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、便座装置に関し、さらに詳しくは、温水洗浄装置等の加熱手段を有する機器を備えた便座装置に関する。
温水洗浄装置や乾燥装置、便座暖房装置等の加熱手段を有する機器が備えられた便座装置において、加熱手段の仕様を変更することなく、商用電源の電圧(以降、電源電圧と呼ぶ)が異なる地域で使用するためには、電源電圧を検出し、電源電圧に応じた制御を行うことが求められる。電源電圧を検出する手段を備えた便座装置は、例えば特許文献1に公知である。特許文献1では、トイレ装置において、ヒータへの供給電源の電圧を検出する電圧検出手段を設けている。そして、電圧検出手段によって検出された電圧が所定値以上のときに、供給電源とヒータとの間に設けられたスイッチのオンおよびオフを第1の制御パターンで行い、所定値未満のときに、該スイッチのオンおよびオフを第2の制御パターンで行っている。
特許文献1においては、電源電圧の検知に特化した独立の回路として、電圧検出手段を設けている。すると、電圧検出手段を設けない場合と比較して、回路部品および基板上の実装スペースが余分に必要となる。また、製品のコストアップにもつながってしまう。
本発明が解決しようとする課題は、電圧の検出に特化した回路を用いることなく、入力電圧の判定を行うことができる便座装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明にかかる便座装置は、交流よりなる電源によって駆動される加熱手段と、前記電源を入力されてゼロクロス信号を出力するゼロクロス回路と、前記ゼロクロス信号に基づいて、前記電源電圧が、基準電圧以上であるか、前記基準電圧未満であるかを判定する電圧判定部と、を有することを要旨とする。
ここで、前記電圧判定部は、前記ゼロクロス信号の幅に基づいて、前記電源電圧を判定するものであるとよい。
また、前記加熱手段は、前記ゼロクロス信号を基準として、通電状態を制御されるものであるとよい。
上記発明にかかる便座装置においては、ゼロクロス回路から出力されるゼロクロス信号に基づいて、加熱手段に供給される電源電圧が基準電圧以上であるか基準電圧未満であるかを判定している。ゼロクロス回路においては、周波数が同じで電圧が異なる交流を入力した際に、出力されるゼロクロス信号の時間に対する挙動に差が生じるので、ゼロクロス信号を解析することで、入力された交流の電圧を判定することが可能である。ゼロクロス回路は、温水洗浄装置等の加熱手段を備えた便座装置において、加熱手段の制御や安全対策のために標準的に設けられるものであり、そのゼロクロス回路を電圧の検出に兼用することで、電圧の検出に特化した回路を設けることなく、電源電圧の判定を行うことができる。これにより、製造コストを上昇させることなく、電源電圧の判定が可能な便座装置を提供することができる。
ここで、電圧判定部が、ゼロクロス信号の幅に基づいて、電源電圧を判定するものである場合には、電源電圧の判定を、簡便に、高確度に行うことが可能となる。
また、加熱手段が、ゼロクロス信号を基準として、通電状態を制御されるものである場合には、加熱手段の出力の制御と電源電圧の判定に共通のゼロクロス回路を用いて、簡素な構成で便座装置を製造することができる。
以下、本発明の実施形態にかかる便座装置について、図面を参照しながら説明する。
[便座装置の概要]
本発明の第一の実施形態にかかる便座装置1は、図1のように、衛生陶器90の上方に開閉可能に支持される便座2および便蓋3と、便座2の後方に設けられた本体部4と、便座2の側方に設けられた操作部5を有している。本体部4には、電源によって駆動される各種電気電子機器が搭載されている。この種の機器の例としては、温水を吐出して人体局部を洗浄する温水洗浄装置、濡れた人体局部を温風によって乾燥する温風乾燥装置、便座2を加熱する便座暖房装置、便座2および便蓋3を自動開閉する開閉装置、人体の接近や着座を検出する人体検出装置、そして各装置を制御する制御部10を挙げることができる。
本発明の第一の実施形態にかかる便座装置1は、図1のように、衛生陶器90の上方に開閉可能に支持される便座2および便蓋3と、便座2の後方に設けられた本体部4と、便座2の側方に設けられた操作部5を有している。本体部4には、電源によって駆動される各種電気電子機器が搭載されている。この種の機器の例としては、温水を吐出して人体局部を洗浄する温水洗浄装置、濡れた人体局部を温風によって乾燥する温風乾燥装置、便座2を加熱する便座暖房装置、便座2および便蓋3を自動開閉する開閉装置、人体の接近や着座を検出する人体検出装置、そして各装置を制御する制御部10を挙げることができる。
上記便座装置1は、本体部4内に、図2に示すような制御部10を含んだ電気回路構成を有し、各種機器の駆動、制御を行っている。図2では、電源電流の経路を実線で示し、制御信号の経路を破線で示している。この電気回路において、入力回路41を介して、商用電源Sから交流ACが入力される。入力された交流ACの一部は、そのまま交流として、ゼロクロス回路20に入力されるとともに、スイッチ回路31〜33を介して、3種の加熱手段、つまり便座ヒータ34、温水ヒータ35、温風ヒータ36に入力される。
ゼロクロス回路20は、入力された交流ACが電圧ゼロのレベルを通過するの対応したパルス信号であるゼロクロス信号ZCを出力する。ゼロクロス回路20の詳細については後述する。
便座ヒータ34、温水ヒータ35、温風ヒータ36はいずれも、抵抗加熱ヒータである。便座ヒータ34は、便座2に内蔵され、便座2の着座部を加熱する。温水ヒータ35は、温水洗浄装置において、洗浄用水を加熱する。温風ヒータ36は、温風乾燥装置において、乾燥用空気を加熱する。各ヒータ34〜36への電源の入力は、スイッチ回路31〜33にてオン/オフ制御され、オン状態にて電流が入力されている間だけ、各ヒータ34〜36からの出力が行われる。
入力回路41へ入力された交流ACの残りの成分は、電源回路42にて直流DCに変換され、直流駆動部43および制御部10の駆動電源として入力される。直流駆動部43には、直流DCで駆動される種々の機器が含まれ、温水洗浄装置への水の供給を制御する電磁弁制御装置、温水洗浄装置からの温水の吐出を制御する洗浄制御部、脱臭装置を制御する脱臭制御部、操作部5等を例示することができる。
制御部10は、マイクロコンピュータ(マイコン)等よりなり、便座装置1を構成する種々の機器を制御する。制御部10は、演算・制御機能の一部として、電圧判定部11、周波数判定部12、便座ヒータ制御部13、温水ヒータ制御部14、温風ヒータ制御部15を含んでいる。
電圧判定部11は、ゼロクロス回路20からゼロクロス信号ZCを入力され、そのゼロクロス信号ZCに基づいて、商用電源Sから入力された交流の電圧を判定する。電圧判定部11における電圧判定方法の詳細については後述する。
周波数判定部12は、ゼロクロス回路20からゼロクロス信号ZCを入力され、ゼロクロス信号ZCの周期性を解析する。これにより、商用電源Sから入力された交流電源ACの電圧を判定する。
便座ヒータ制御部13、温水ヒータ制御部14、温風ヒータ制御部15は、それぞれ対応するヒータ34〜36への電源供給路に設けられたスイッチ回路31〜33のオン/オフ状態を制御することで、各ヒータ34〜36の通電状態を制御するものである。各ヒータ制御部13〜15は、電圧判定部11および周波数判定部12から、それぞれ交流電源ACの電圧および周波数の判定結果を示す信号を受けるとともに、ゼロクロス回路20からゼロクロス信号ZCの入力を受けて、これらの信号に基づいて、各スイッチ回路31〜33のオン/オフのパターンを決定する。そして、決定したパターンに基づいて、実際にスイッチ回路31〜33を制御する。
[ゼロクロス回路および電圧判定部の構成]
次に、ゼロクロス回路20の構成と、ゼロクロス回路20からのゼロクロス信号ZCに基づいた電圧判定部11における電源電圧Vsの判定方法について説明する。
次に、ゼロクロス回路20の構成と、ゼロクロス回路20からのゼロクロス信号ZCに基づいた電圧判定部11における電源電圧Vsの判定方法について説明する。
ゼロクロス回路20としては、フォトカプラ方式、トランジスタ方式等の公知のゼロクロス回路を適用することができる。図3に、フォトカプラ方式のゼロクロス回路を用いた例を示す。
ゼロクロス回路20においては、入力抵抗R1を介して、入力回路41からフォトカプラPCに、交流ACが入力される。フォトカプラPCの出力側は、エミッタが接地されており、コレクタの出力が、ゼロクロス信号ZCとして、制御部10の入力ポートP1に入力される。なお、図3の電気回路において、D1は逆電圧保護用ダイオード、R2はプルアップ抵抗、C1は入力コンデンサとして機能するものである。
図3のようなゼロクロス回路20において、フォトカプラPCの入力部に順電流Ifが流れると、出力側にコレクタ電流Icが流れ、コレクタ−アース間電位Vzを有するゼロクロス信号ZCが生成される。交流電源ACの電圧Vsとゼロクロス信号ZCの電圧Vzとの関係を、時間tの関数として図4に示す。ゼロクロス信号ZCの位相は反転されており、概ね電源電圧Vsが負となる期間に、ゼロクロス信号ZCが正のパルスとして出力されている。詳細には、電源電圧Vsが、閾電圧Vth(ただしVth>0V)以下となっている間、ゼロクロス信号ZCのパルスが出力されている。つまり、電源電圧Vsが閾電圧Vthを横切って降下する時にゼロクロス信号ZCが立ち上がり、電源電圧Vsが閾電圧Vthを横切って上昇する時にゼロクロス信号ZCが立ち下がっている。
図4では、交流電源ACの電圧Vsの振幅が大きい場合(V2)と小さい場合(V1)について示しているが、商用電源Sから供給される交流ACは、正弦波であり、周波数が同じであれば、電圧Vsの振幅(電圧振幅)が異なっていても、電圧Vsが0Vとなる時間は同じである。しかし、Vs=0Vにおける傾きの絶対値|dVs/dt|は、振幅が大きい場合ほど、大きくなっている。そのため、Vs=0Vとなる時間が同じであっても、電圧Vsが閾電圧Vthを横切る時間は、傾きが負の時は、振幅が大きい場合ほど遅く、傾きが正の時は、振幅が大きい場合ほど早い。よって、振幅が大きい場合ほど、フォトカプラPCから出力されるゼロクロス信号ZCのパルス幅は短くなっている(w2<w1)。なお、図4では、便宜的に、電圧振幅V2の場合のゼロクロス信号のパルスを、本来のレベルよりもわずかに高く示している。
このように、ゼロクロス信号ZCのパルス幅が電源電圧Vsの振幅を反映するので、得られたゼロクロス信号ZCのパルス幅を計測すれば、電源電圧Vsの振幅を判定することができる。具体的には、電源電圧Vsの振幅について、ある基準電圧を定め、電源電圧Vsの振幅がその基準電圧に等しい場合のゼロクロス信号ZCのパルス幅を、基準パルス幅として、制御部10の電圧判定部11において記憶しておく。そして、実際に入力回路41から入力された交流電源ACに対して計測されたゼロクロス信号ZCのパルス幅を電圧判定部11にて計測し、そのパルス幅と基準パルス幅を比較する。つまり、計測されたパルス幅が基準パルス幅よりも短い場合には、電源電圧Vsの振幅が基準電圧よりも高い第一電圧域にあると判定し、計測されたパルス幅が基準パルス幅以上である場合には、電源電圧Vsの振幅が基準電圧以下の第二電圧域にあると判定すればよい。
このようにして、電圧判定部11で電源電圧Vsを判定した後、判定結果に基づいて、各ヒータ制御部13〜15をはじめとする各部での制御方法を選択すればよい。例えば、各ヒータ制御部13〜15に、第一の制御パターンと第二の制御パターンとを記憶させておき、電源電圧Vsの振幅が第一電圧域にある場合には、第一の制御パターンによって、電源電圧Vsの振幅が第二電圧域にある場合には、第二の制御パターンによって、ヒータ制御部13〜15がスイッチ回路31〜33のオン/オフを制御するようにすればよい。
世界各国で使用されている商用電源は、電源電圧が100〜120Vである場合と、220〜240Vである場合に分けられる。電源電圧120Vと220Vの間、例えば140Vに対応するように基準電圧を設定しておき、その基準電圧に対応する基準パルス幅と、実際に計測されたパルス幅を比較すれば、電源電圧100〜120V(第二電圧域)の電源が入力されたか、220〜240V(第一電圧域)の電源が入力されたかを、判定することができる。
また、世界各国で使用されている商用電源の周波数(以降、電源周波数と呼ぶ)は、50Hzか60Hzであるが、本便座装置1においては、上記のように、周波数判定部12において、ゼロクロス信号ZCの周期性に基づき、電源周波数を判定する。つまり、制御部10において、投入された交流電源ACの電圧と周波数の両特性を、ゼロクロス信号ZCに基づいて判定することができる。なお、ゼロクロス信号ZCのパルス幅は、電源周波数に応じて変化するので、電圧判定部での電圧判定に用いる基準パルス幅も、電源周波数に応じて定める必要がある。
[判定方法の具体例]
ここで、電圧判定部11におけるゼロクロス信号ZCを利用した電源電圧Vsの判定を含んで、交流電源ACの特性を判定し、それに応じた制御を行う方法の具体例について説明する。
ここで、電圧判定部11におけるゼロクロス信号ZCを利用した電源電圧Vsの判定を含んで、交流電源ACの特性を判定し、それに応じた制御を行う方法の具体例について説明する。
交流電源ACの特性の具体的な判定方法の例を図5に示す。商用電源Sが入力回路41に入力され、ステップS0で判定を開始すると、ステップS1で、周波数判定部12において、電源周波数が50Hzであるか否かを判定する。50Hzである場合には(ステップS1でYes)、ステップS2で、電圧判定部11において、ゼロクロス信号ZCのパルス幅が、周波数50Hzで電源電圧のピーク値140Vに対応する基準パルス幅以上であるかどうかを判定する。ゼロクロス信号ZCのパルス幅が基準パルス幅以上である場合には(ステップS2でYes)、電源電圧100〜120Vの電源が投入されたと判断し、ステップS4で、各ヒータ制御部13〜15において、電源電圧100〜120V、50Hzの電源に対応するパターンの制御を行う。一方、ステップS2でゼロクロス信号ZCのパルス幅が基準パルス幅より短い場合には(ステップS2でNo)、電源電圧220〜240Vの電源が投入されたと判断し、ステップS5で、各ヒータ制御部13〜15において、電源電圧220〜240V、50Hzの電源に対応するパターンの制御を行う。
一方、ステップS1で、周波数が50Hzでなかった場合には(ステップS1でNo)、周波数が60Hzであると判定し、ステップS3で、ステップS2と同様の電圧判定を行う。ゼロクロス信号ZCのパルス幅が、周波数60Hzで電源電圧のピーク値140Vに対応する基準パルス幅以上である場合には(ステップS3でYes)、電源電圧100〜120Vの電源が投入されたと判断し、ステップS6で、各ヒータ制御部13〜15において、電源電圧100〜120V、60Hzの電源に対応するパターンの制御を行う。一方、ステップS3でゼロクロス信号ZCのパルス幅が基準パルス幅より短い場合には(ステップS3でNo)、電源電圧220〜240Vの電源が投入されたと判断し、ステップS7で、各ヒータ制御部13〜15において、電源電圧220〜240V、60Hzの電源に対応するパターンの制御を行う。
各ヒータ制御部13〜15における電源電圧に応じた制御の具体的な方法としては、各スイッチ回路31〜33のオン/オフによって通電パターンを変更する方法を挙げることができる。例えば、電源電圧が100〜120Vである場合(図5のステップS4またはS6)には、図6(a)にハッチングで示すように、交流ACの正方向の成分を毎回通電するようにすればよい。一方、電源電圧が220〜240Vである場合(図5のステップS5またはS7)には、図6(b)にハッチングで示すように、交流ACの正方向の成分を2回に1回通電するようにすればよい。いずれのパターンにおいても、ゼロクロス回路20から各ヒータ制御部13〜15にゼロクロス信号ZCが入力された時点を起点として、スイッチ回路31〜33をオン状態としてヒータ34〜36への通電を開始すればよい。これにより、交流ACの正方向の成分を選択して通電することができる。
以上のように、本便座装置1においては、ゼロクロス回路20を利用して、電源電圧Vsの判定を行っている。ゼロクロス回路20は、電源電圧Vsの判定以外の目的で、従来一般の便座装置にも標準的に備えられてきたものである。例えば、ゼロクロス回路20は、上記の例でも説明したように、電源周波数の判定手段として、また、ヒータ34〜36の通電状態の制御の基準、つまりヒータ34〜36への通電を開始する起点を特定するためのトリガーとして、用いられてきた。また、停電等の電源異常を検出する安全対策装置としても用いられてきた。このように、種々の目的に利用されてきたゼロクロス回路20を電源電圧Vsの検出に兼用することで、電源電圧Vsの検出に特化した電気回路等の部材を設けることなく、簡素な構成で電源電圧Vsの判定を行うことができる。そして、判定した電源電圧Vsに応じて、各ヒータ34〜36の通電状態のパターン等、便座装置1の構成機器の制御方法を選択することで、電源電圧Vsが異なる地域においても、ヒータ34〜36等の仕様を変更することなく、共通の便座装置1を供給することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。例えば、上記実施形態においては、ゼロクロス信号ZCのパルス幅を基準として電源電圧Vsの判定を行ったが、ゼロクロス信号ZCの波形に基づいて電源電圧Vsの違いを判定するものであれば、パルス幅を基準とする判定方法に限られない。例えば、パルスの間隔、つまり、あるパルスの立ち下がりから次のパルスの立ち上がりまでの時間を基準として判定を行ってもよい。
また、上記の実施形態では、フォトカプラPCの出力側をエミッタで接地し、コレクタからゼロクロス信号ZCを出力する回路構成としたことにより、ゼロクロス信号ZCの位相が反転され、正の閾電圧Vthを有していた。その結果、電源電圧Vsの振幅が大きいほど、ゼロクロス信号ZCのパルス幅が短くなった。しかし、ゼロクロス回路20の具体的な構成によっては、ゼロクロス信号ZCの位相や閾電圧Vthが異なる場合もある。そのような場合には、具体的な構成に応じた判定基準を設けて、ゼロクロス信号ZCの波形を電源電圧Vsに対応付ければよい。例えば、フォトカプラPCの出力側をコレクタで接地し、エミッタからゼロクロス信号ZCを出力する場合には、ゼロクロス信号ZCの位相が反転されず、正の閾電圧Vthを有することになるので、電源電圧Vsの振幅が大きいほど、ゼロクロス信号ZCのパルス幅が長くなる。
1 便座装置
10 制御部
11 電圧判定部
12 周波数判定部
20 ゼロクロス回路
31〜33 スイッチ回路
34〜36 各種ヒータ
10 制御部
11 電圧判定部
12 周波数判定部
20 ゼロクロス回路
31〜33 スイッチ回路
34〜36 各種ヒータ
Claims (3)
- 交流よりなる電源によって駆動される加熱手段と、
前記電源を入力されてゼロクロス信号を出力するゼロクロス回路と、
前記ゼロクロス信号に基づいて、前記電源の電圧が、基準電圧以上であるか、前記基準電圧未満であるかを判定する電圧判定部と、を有することを特徴とする便座装置。 - 前記電圧判定部は、前記ゼロクロス信号の幅に基づいて、前記電源の電圧を判定することを特徴とする請求項1に記載の便座装置。
- 前記加熱手段は、前記ゼロクロス信号を基準として、通電状態を制御されることを特徴とする請求項1または2に記載の便座装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015178054A JP2017053144A (ja) | 2015-09-10 | 2015-09-10 | 便座装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015178054A JP2017053144A (ja) | 2015-09-10 | 2015-09-10 | 便座装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017053144A true JP2017053144A (ja) | 2017-03-16 |
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ID=58320478
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018184750A (ja) * | 2017-04-25 | 2018-11-22 | アイシン精機株式会社 | 衛生洗浄装置 |
JP2020005016A (ja) * | 2018-06-25 | 2020-01-09 | リンナイ株式会社 | 判定装置 |
-
2015
- 2015-09-10 JP JP2015178054A patent/JP2017053144A/ja active Pending
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JP2020005016A (ja) * | 2018-06-25 | 2020-01-09 | リンナイ株式会社 | 判定装置 |
JP7125868B2 (ja) | 2018-06-25 | 2022-08-25 | リンナイ株式会社 | 判定装置 |
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