JP2017050262A - 光束制御部材、発光装置、面光源装置および表示装置 - Google Patents

光束制御部材、発光装置、面光源装置および表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】側方にも光を出射する発光素子を用いても、輝度ムラを生じさせにくい光束制御部材を提供すること。【解決手段】光束制御部材は、第1凹部の内面の第1入射面および第2入射面を含む入射面と、出射面と、第2凹部とを含む。第1入射面および第2入射面の交点は、第1凹部の開口縁部より中心軸側に配置されている。第2入射面の第1入射面側端における接線の中心軸に直交する第1仮想直線に対する角度は、第1入射面の第2入射面側端における接線の第1仮想直線に対する角度より小さい。光束制御部材は、中心軸に直交し、当該開口縁部を通る第2仮想直線と、第2凹部の頂部との間隔をh1、第2入射面での光の入射位置と、第2仮想直線との間隔をh2、入射位置と、当該頂部との中心軸に直交方向の距離をd、入射位置での光の屈折角をθ1、入射位置の接線の第2仮想直線に対する角度をθ2とした場合、h1<h2+d×cot(θ1+θ2)を満たす。【選択図】図11

Description

本発明は、発光素子から出射された光の配光を制御する光束制御部材、当該光束制御部材を有する発光装置、面光源装置および表示装置に関する。
液晶表示装置などの透過型画像表示装置では、バックライトとして直下型の面光源装置を使用することがある。近年、光源として複数の発光素子を有する、直下型の面光源装置が使用されるようになってきている。
たとえば、直下型の面光源装置は、基板と、複数の発光素子と、複数の光束制御部材(レンズ)と、光拡散部材とを有する。発光素子は、例えば白色発光ダイオードなどの発光ダイオード(LED)である。複数の発光素子は、基板上にマトリックス状に配置されている。各発光素子の上には、各発光素子から出射された光を基板の面方向に拡げる光束制御部材が配置されている。光束制御部材から出射された光は、光拡散部材により拡散され、被照射部材(例えば液晶パネル)を面状に照らす。
図1A、Bは、従来の光束制御部材の構成を示す図である。図1Aは、裏側から見た斜視図であり、図1Bは、裏側から見た断面斜視図であり、図1Cは、断面図である。なお、図1A、Bでは、裏側に配置された脚部を省略している。図1A〜Cに示されるように、従来の光束制御部材20は、入射面22と、出射面24とを有する。入射面22は、発光素子と対向して配置された裏面に形成された第1凹部の内面であって、発光素子から出射された光を入射させる。出射面24は、入射面22の反対側に配置されており、入射面22で入射した光を外部に出射させる。
図2A、Bは、光束制御部材20の光路図である。図2Aは、出射角30°で発光素子10の発光面の中心から出射された光線の光路図であり、図2Bは、出射角40°で発光素子10の発光面の中心から出射された光光線の光路図である。ここで「出射角」とは、発光素子10の光軸OAに対する、出射された光線の角度(図2Aのθ)を意味する。なお、図2A、Bでも、裏側に配置された脚部を省略している。
図2A、Bに示されるように、発光素子10から出射された光は、入射面22で光束制御部材20の内部に入射する。光束制御部材20の内部に入射した光は、出射面24に到達する。出射面24に到達した光のうち、大部分の光は、出射面24から外部に出射される(実線の矢印)。このとき、出射面24から出射される光は、出射面24で屈折して出射され、その進行方向が制御される。一方、出射面24に到達した光のうち、他の一部の光は、出射面24で反射し(フレネル反射)、裏面26に到達する(破線の矢印)。裏面26に到達した光のうち、一部の光が裏面26で内部反射した場合、光束制御部材20の直上に向かう光量が過剰になってしまうため、発光装置から照射される光の輝度に不均一な分布(輝度ムラ)が生じてしまう。また、裏面26に到達した光が裏面26から出射された場合、出射された光が基板に吸収されてしまうため、光の利用効率が低下してしまう。そこで、特許文献1では、このような問題を解決できる光束制御部材が提案されている。
図3A〜Cは、特許文献1に記載の光束制御部材30の構成を示す図である。図3Aは、裏側から見た斜視図であり、図3Bは、裏側から見た断面斜視図であり、図3Cは、断面図である。なお、図3A、Bでは、裏側に配置された脚部を省略している。図3A〜Cに示されるように、特許文献1に記載の光束制御部材30では、傾斜面32が外側に配置され、中心軸CAと略平行な面34を内側に有する第2凹部が裏面26に形成されている。傾斜面32は、光束制御部材30の中心軸CAに対して回転対称(円対称)であり、かつ中心軸CAに直交する仮想線に対して所定の角度(例えば45°)で傾斜している。
図4A、Bは、光束制御部材30の光路図である。図4Aは、出射角30°で発光素子10の発光面の中心から出射された光線の光路図であり、図4Bは、出射角40°で発光素子10の発光面の中心から出射された光線の光路図である。なお、図4A、Bでも、裏側に配置された脚部を省略している。図4A、Bに示されるように、出射面24で内部反射した光は、裏面26上の所定の領域に到達する。上記所定の領域に傾斜面32を形成することで、傾斜面32に到達した光のうち、少なくとも一部の光を側方方向に向けて反射させることができる。
このように、特許文献1に記載の光束制御部材30では、出射面24で内部反射した光は、光束制御部材30の直上に向かいにくくなるとともに、基板に吸収されにくくなる。したがって、特許文献1に記載の光束制御部材30を有する発光装置は、従来の光束制御部材20を有する発光装置に比べて、均一にかつ効率よく光を照射することができる。
また、近年、照明用の光源として、チップ・オン・ボード(COB)型のLEDが、実装の容易さおよび発光効率の高さから用いられている。COB型のLEDは、上方方向への光の出射に加えて、従来のLEDよりも多くの光を側方方向へも出射することが知られている。
特開2011−23204号公報
特許文献1に記載の面光源装置の発光素子としてCOB型のLEDを用いる場合、LEDの側方方向に出射される光を入射面22から光束制御部材の内部へ多く入射させる観点から、光束制御部材は、光束制御部材の裏面が発光素子の上面よりも低くなるように配置されることがある。このとき、発光素子の側方方向に出射され、入射面22の下部で光束制御部材の内部に入射した光は、光束制御部材の内部を伝播し、前記第2凹部を形成する内側の面34に到達する。この光は、前記内側の面34を透過するとともに、面34の表面状態によっては散乱する。さらに、面34を透過した光の大部分は、傾斜面32で屈折して、光束制御部材の上部近傍に向かって進行する(図5参照)。このように、特許文献1に記載の面光源装置にCOB型のLEDを用いた場合、この内側の面34での散乱および傾斜面32での屈折により、発光装置の上部近傍に向かう光が過剰になってしまうため、光束制御部材の上部近傍に円環状に輝度の高い領域ができて、輝度ムラが生じてしまう。また、光束制御部材の裏面が発光素子の上面より高くなるように配置される場合であっても、前記第1凹部の外縁付近から入射した光が屈折によって前記第2凹部を形成する内側の面34に到達する場合がある。
本発明の目的は、COB型のLEDなどの、側方方向に光を多く出射する発光素子と組みあわせて用いた場合や、光軸に対して大きな角度で光束制御部材内を伝播する光が到達し易い位置に凹部が形成される場合でも、光束制御部材から出射される光に輝度ムラを生じさせにくい光束制御部材を提供することである。
また、本発明の別の目的は、当該光束制御部材を有する発光装置、面光源装置および表示装置を提供することでもある。
本発明の光束制御部材は、発光素子から出射された光の配光を制御する光束制御部材であって、前記光束制御部材の中心軸と交わるように裏側に配置された第1凹部の内面であって、前記発光素子から出射された光を入射させる入射面と、前記中心軸と交わるように表側に配置され、前記入射面で入射した光を外部に出射させる出射面と、前記入射面を取り囲むように裏側に配置された第2凹部と、を含み、前記入射面は、前記中心軸と交わるように配置された第1入射面と、前記第1入射面の外縁部と前記第1凹部の開口縁部を接続するように配置された第2入射面と、を有し、前記中心軸を含む断面において、前記第1入射面および前記第2入射面の交点は、前記第1凹部の開口縁部より前記中心軸側に配置されており、前記断面において、前記第2入射面の前記第1入射面側の端部における接線の前記中心軸に直交する第1仮想直線に対する傾斜角度は、前記第1入射面の前記第2入射面側の端部における接線の前記第1仮想直線に対する傾斜角度より小さく、以下の式(1)を満たす。
[上記式(1)において、h1は、前記断面における、前記中心軸に直交し、かつ前記第1凹部の開口縁部を通る第2仮想直線と、前記第2凹部の頂部との間隔であり、h2は、前記断面における、前記発光素子から出射され、かつ前記第2入射面で入射した任意の光の入射位置と、前記第2仮想直線との間隔であり、dは、前記断面における、前記入射位置と、前記第2凹部の頂部との前記中心軸に直交する方向についての距離であり、θ1は、前記断面における、前記入射位置で入射した前記任意の光の屈折角であり、θ2は、前記断面における、前記入射位置の接線の前記第2仮想直線に対する傾斜角度である。]
本発明の発光装置は、発光素子と、本発明の光束制御部材とを有し、前記光束制御部材は、前記中心軸が前記発光素子の光軸と合致するように配置されている。
本発明の面光源装置は、基板と、前記基板上に一定の間隔で配置された、本発明に記載の複数の発光装置と、前記複数の発光装置の上に前記基板と略平行に配置され、前記発光装置からの光を拡散させつつ透過させる光拡散板とを有し、前記光軸に沿う方向から前記発光装置から最も高い光度の光が出射する方向までの角度範囲において、前記発光装置からの光の光度は、前記光軸に対する角度が大きくなるにつれて漸増し、かつ以下の式(2)、式(3)および式(4)を満たす。
[上記式(2)、式(3)および式(4)において、Pは、前記複数の発光装置の中心間距離であり、Hは、前記基板の上面と前記光拡散板の下面との間隔であり、Lは、前記光軸と前記光拡散板の下面との交点から、前記最も高い光度の光が前記光拡散板の下面に到達した点までの距離であり、Iは、前記発光装置から前記光軸方向に出射された光の光度であり、I1/2は、前記光拡散板の下面における、前記光軸と前記光拡散板の下面との交点からP/2の距離の点に向かって、前記発光装置から出射された光の光度である。]
本発明の表示装置は、本発明の面光源装置と、前記面光源装置から出射された光を照射される被照射部材とを有する。
本発明の光束制御部材は、COB型のLEDなどの、側方方向に光を多く出射する発光素子と組み合わせた場合でも、出射される光に輝度ムラを生じさせにくい。
また、本発明の発光装置、面光源装置および表示装置は、上記輝度ムラを生じさせにくい光束制御部材を含むため、出射される光に輝度ムラを生じさせにくい。
図1A〜Cは、従来の光束制御部材の構成を示す図である。 図2A、Bは、従来の光束制御部材の光路図である。 図3A〜Cは、特許文献1に記載の光束制御部材の構成を示す図である。 図4A、Bは、特許文献1に記載の光束制御部材の光路図である。 図5は、特許文献1に記載の光束制御部材の別の光路図である 図6A、Bは、実施の形態1に係る面光源装置の構成を示す図である。 図7A、Bは、実施の形態1に係る面光源装置の構成を示す断面図である。 図8は、実施の形態1に係る面光源装置の部分拡大断面図である。 図9A、Bは、実施の形態1に係る光束制御部材を裏側から見た斜視図である。 図10A〜Cは、実施の形態1に係る光束制御部材の構成を示す図である。 図11A、Bは、式(1)を説明するための、実施の形態1に係る光束制御部材の部分拡大断面図である。 図12は、実施の形態1に係る発光装置における光路図である。 図13は、式(2)、式(3)、式(4)および式(5)を説明するための、実施の形態1に係る面光源装置の部分拡大断面図である。 図14A、Bは、4種類の発光装置の配光特性を示すグラフである。 図15は、発光装置における輝度分布を示すグラフである。 図16は、4種類の面光源装置についてのH/PおよびL/Pの値を示すグラフである。 図17Aは、4種類の面光源装置についてのI1/2/Iの値を示すグラフである。図17Bは、4種類の面光源装置についてのI1/4/Iの値を示すグラフである。 図18A、Bは、4種類の面光源装置において発光装置を1つのみ点灯した場合の発光面の輝度分布を示すグラフである。 図19Aは、光束制御部材を有しない面光源装置の発光面の輝度分布を示す図である。図19Bは、本発明の実施の形態に係る面光源装置(H/P≦0.2、L/P>1、I1/2/I>6、I1/4/I≦2.4)の発光面の輝度分布を示す図である。図19C〜Eは、参考例の面光源装置(H/P≦0.2、L/P≦1、I1/2/I≦6、I1/4/I≦2.4)の発光面の輝度分布を示す図である。 図20は、参考例の面光源装置(H/P≦0.2、L/P≦1、I1/2/I>6、I1/4/I≦2.4)における光路を示す断面図である。 図21Aは、本発明および参考例の面光源装置で使用される発光装置(I1/2/I≦6、I1/4/I≦2.4)の配光特性を示すグラフである。図21Bは、本発明および参考例の面光源装置(H/P≦0.2、L/P>1、I1/2/I≦6、I1/4/I≦2.4)において発光装置をそれぞれ1つのみ点灯した場合の発光面の輝度分布を示すグラフである。 図22は、参考例の面光源装置(H/P≦0.2、L/P>1、I1/2/I≦6、I1/4/I≦2.4)の発光面の輝度分布を示す図である。 図23A、Bは、I1/4/Iの値がそれぞれ異なる発光装置を有する面光源装置において発光装置を1つだけ点灯した場合の発光面の輝度分布を示すグラフである。 図24は、I1/4/Iと発光装置近傍の領域の輝度との関係を示すグラフである。 図25A、Bは、実施の形態2に係る光束制御部材を裏側から見た斜視図である。 図26A、Bは、変形例に係る入射面の形状を説明するための図である。
以下、本発明の光束制御部材、発光装置、面光源装置および表示装置について、図面を参照して詳細に説明する。以下の説明では、本発明の面光源装置の代表例として、液晶表示装置のバックライトなどに適する面光源装置について説明する。これらの面光源装置は、面光源装置からの光を照射される被照射部材(例えば液晶パネル)と組み合わせることで、表示装置として使用されうる。
[実施の形態1]
(面光源装置および発光装置の構成)
図6〜図8は、実施の形態1に係る面光源装置100の構成を示す図である。図6Aは、実施の形態1に係る面光源装置100の平面図であり、図6Bは、正面図である。図7Aは、図6Bに示されるA−A線の断面図であり、図7Bは、図6Aに示されるB−B線の断面図である。図8は、面光源装置100の部分拡大断面図である。
図6A、Bおよび図7A、Bに示されるように、面光源装置100は、筐体110と、複数の発光装置200と、光拡散板120とを有する。複数の発光装置200は、筐体110の底板112上の基板210にマトリックス状に配置されている。底板112の内面は、拡散反射面として機能する。また、筐体110の天板114には、開口部が設けられている。光拡散板120は、この開口部を塞ぐように配置されており、発光面として機能する。発光面の大きさは、例えば約400mm×約700mmとすることができる。発光装置200の中心間距離(ピッチ)はP(mm)であり、基板210の上面と光拡散板120の下面との間隔(高さ)はH(mm)である(図13参照)。本実施の形態に係る面光源装置100は、例えば以下の式(2)を満たす。
複数の発光装置200は、それぞれ基板210上に一定の間隔で配置されている。複数の基板210は、それぞれ筐体110の底板112上の所定の位置に固定されている。図8に示されるように、複数の発光装置200は、それぞれ発光素子220および光束制御部材300を有する。
発光素子220は、面光源装置100の光源であり、基板210上に実装されている。発光素子220は、例えば白色発光ダイオードなどの発光ダイオード(LED)である。本実施の形態では、発光素子220は、実装が容易であり、かつ、発光効率が高い観点から、チップ・オン・ボード(COB)型のLEDであることが好ましい。
COB型のLEDは、従来のLEDよりも多くの光を側方方向に出射することが知られている。COB型のLEDなどの発光素子220では、側方方向に多くの光を出射するため、発光素子220の側面方向に出射する光をより多く光束制御部材300に入射させる必要がある。よって、発光素子220は、その上面が後述の第1凹部310の下端(開口縁部)よりも鉛直方向上方に配置されることが好ましい。
光束制御部材300は、レンズであり、基板210上に固定されている。光束制御部材300は、発光素子220から出射された光の配光を制御し、当該光の進行方向を基板の面方向に拡げる。光束制御部材300は、その中心軸CAが発光素子220の光軸OAに一致するように、発光素子220の上に配置されている(図8参照)。なお、後述する光束制御部材300の入射面320および出射面330はいずれも回転対称(円対称)であり、かつこれらの回転軸は一致する。この入射面320および出射面330の回転軸を「光束制御部材の中心軸CA」という。また、「発光素子の光軸OA」とは、発光素子220からの立体的な出射光束の中心の光線を意味する。
光束制御部材300は、一体成形により形成することができる。光束制御部材300の材料は、所望の波長の光を通過させ得る材料であればよい。たとえば、光束制御部材300の材料は、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)やポリカーボネート(PC)、エポキシ樹脂(EP)、シリコーン樹脂などの光透過性樹脂、またはガラスである。本実施の形態に係る面光源装置100は、光束制御部材300の構成に主たる特徴を有する。そこで、光束制御部材300については、別途詳細に説明する。
光拡散板120は、光拡散性を有する板状の部材であり、発光装置200からの出射光を拡散させつつ透過させる。光拡散板120は、複数の発光装置200の上に基板210と略平行に配置されている。通常、光拡散板120は、液晶パネルなどの被照射部材とほぼ同じ大きさである。たとえば、光拡散板120は、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン(PS)、スチレン・メチルメタクリレート共重合樹脂(MS)などの光透過性樹脂により形成される。光拡散性を付与するため、光拡散板120の表面に微細な凹凸が形成されているか、または光拡散板120の内部にビーズなどの光拡散子が分散している。
本発明に係る面光源装置100では、各発光素子220から出射された光は、光束制御部材300により光拡散板120の広範囲を照らすように拡げられる。各光束制御部材300から出射された光は、さらに光拡散板120により拡散される。その結果、本発明に係る面光源装置100は、面状の被照射部材(例えば液晶パネル)を均一に照らすことができる。
(光束制御部材の構成)
図9および図10A〜Cは、実施の形態1に係る光束制御部材300の構成を示す図である。図9は、光束制御部材300を裏側(基板210側)から見た斜視図である。図10Aは、光束制御部材300の平面図であり、図10Bは、底面図であり、図10Cは、図10Aに示されるA−A線の断面図である。
図9および図10A〜Cに示されるように、光束制御部材300は、第1凹部310の内面である入射面320と、出射面330と、第2凹部340とを有する。また、本実施の形態では、光束制御部材300は、光束制御部材300の取り扱いを容易にするための鍔部350を有している。さらに、光束制御部材300は、発光素子220から発せられる熱を外部に逃がすための間隙を形成するとともに、光束制御部材300を基板210に位置決めして固定するための脚部(図示省略)を有していてもよい。
第1凹部310は、光束制御部材300の中心軸CAと交わるように裏面305の中央部に配置されている。第1凹部310は、発光素子220の光軸OA(光束制御部材300の中心軸CA)と交わるように配置されている。第1凹部310の内面は、入射面320として機能する。すなわち、入射面320は、中心軸CAと交わるように配置されている。入射面320は、発光素子220から出射された光のうち、大部分の光を、その光の進行方向を制御するとともに、光束制御部材300の内部に入射させる。入射面320は、光束制御部材300の中心軸CAと交わり、中心軸CAを回転軸とした回転対称(円対称)である。入射面320は、第1入射面322と、第2入射面324とを有する。
第1入射面322は、中心軸CAと交わるように、第1凹部310の底側に配置されている。第1入射面322は、発光素子220から出射された光のうち、出射角の小さい光(主として発光素子220の上面から出射された光)を光束制御部材300の内部に入射させる。第1入射面322は、1つの面で構成されていてもよいし、複数の面で構成されていてもよい。本実施の形態では、第1入射面322は、1つの面で構成されている。また、第1入射面322は、中心軸CAを回転軸とした回転対称(円対称)である。中心軸CAを含む断面において、第1入射面322は、中心軸CAから離れるにつれて、裏面305に近づくように形成されている。より具体的には、第1入射面322は、釣り鐘型に形成されている。
第2入射面324は、第1入射面322の外縁部と第1凹部310の開口縁部とを接続するように、第1凹部310の開口部側に配置されている。第2入射面324は、第1入射面322で入射する光より、出射角の大きな光(主として発光素子220の側面から出射された光)を光束制御部材300の内部に入射させる。中心軸CAを含む断面において、第1入射面322および第2入射面324の交点は、第1凹部310の開口縁部より中心軸CA側に配置されている。
中心軸CAを含む断面において、第2入射面324の第1入射面322側の端部における接線の中心軸CAに直交する第1仮想直線に対する傾斜角度は、第1入射面322の第2入射面324側の端部における接線の第1仮想直線に対する傾斜角度より小さい。ここで、「傾斜角度」とは、2直線がなす角度のうち、小さい角度をいう。本実施の形態では、「第2入射面324の第1入射面322側の端部における接線の中心軸CAに直交する第1仮想直線に対する傾斜角度」とは、第2入射面324の第1入射面322側の端部における接線と、中心軸CAに直交する第1仮想直線とのなす角度のうち、小さい角度をいう。また、「第1入射面322の第2入射面324側の端部における接線の第1仮想直線に対する傾斜角度」とは、第1入射面322の第2入射面324側の端部における接線と、中心軸CAに直交する第1仮想直線とのなす角度のうち、小さい角度をいう。
さらに、第2入射面324は、中心軸CAを回転軸とした回転対称(円対称)である。中心軸CAを含む断面における第2入射面324の形状は、直線であってもよいし、曲線であってもよい。本実施の形態では、中心軸CAを含む断面における第2入射面324の形状は、直線である。すなわち、第2入射面324の接線の第1仮想直線に対する傾斜角度は、第1入射面322の外縁部から第1凹部310の開口縁部に向かうにつれて一定である。このように、第2入射面324が中心軸CAから離れるにつれて、裏面305に近づくように形成されているため、第2入射面324で入射した光は、出射面330側に向けて屈折される。これにより、本実施の形態では、第2入射面324で入射した光が第2凹部340に直接到達しないようにしている。この点については、別途詳細に説明する。
裏面305は、光束制御部材300の裏側に位置し、第1凹部310の開口縁部から径方向に延在する平面である。
出射面330は、光束制御部材300の表側(光拡散板120側)に、鍔部350から突出するように配置されている。出射面330は、光束制御部材300内に入射した光を、進行方向を制御しつつ外部に出射させる。出射面330は、中心軸CAと交わり、中心軸CAを回転軸とした回転対称(円対称)である。
出射面330は、中心軸CAを中心とする所定範囲に位置する第1出射面330aと、第1出射面330aの周囲に連続して形成される第2出射面330bと、第2出射面330bと鍔部350とを接続する第3出射面330cとを有する(図10C参照)。第1出射面330aは、裏側に凸の曲面である。第2出射面330bは、第1出射面330aの周囲に位置する、表側に凸の滑らかな曲面である。第2出射面330bの形状は、円環状の凸形状である。第3出射面330cは、第2出射面330bの周囲に位置する曲面である。図10Cに示されるように、中心軸CAを含む断面において、第3出射面330cの断面は、直線状であってもよいし、曲線状であってもよい。
第2凹部340は、裏面305において、光軸OAに対し、第1凹部310(入射面320)を取り囲むように配置されている。第2凹部340は、入射面320で入射した光の一部であって、出射面330で内部反射し、裏面305に向かう光を側方方向(中心軸CAに対して径方向外側)に反射させる。中心軸CAを含む断面において、第2凹部340は、略V字状である。第2凹部340は、光軸OA(中心軸CA)側に配置された内側傾斜面342と、内側傾斜面342より外側に配置された外側傾斜面344とを有する。
内側傾斜面342は、中心軸CA側に配置されている。内側傾斜面342は、中心軸CAに沿って配置されている。内側傾斜面342は、中心軸CAを回転軸として円筒状に形成されている。
外側傾斜面344は、内側傾斜面342より中心軸CAから離れて配置されている。外側傾斜面344は、中心軸CAを含む断面において、中心軸CAから離れるにつれて、裏面305に近づくように傾斜している。中心軸CAを含む断面における外側傾斜面344の形状は、特に限定されない。中心軸CAを含む断面における外側傾斜面344の形状は、直線であってもよいし、曲線であってもよい。本実施の形態では、中心軸CAを含む断面における外側傾斜面344の形状は、直線である。
内側傾斜面342および外側傾斜面344は、連続して配置されてもよいし、離間して配置されていてもよい。内側傾斜面342および外側傾斜面344が離間して配置されている場合、内側傾斜面342および外側傾斜面344の間に他の面が配置される。
第2凹部340の位置は特に限定されないが、出射面330で反射した光が多く到達する領域に形成されていることが好ましい。出射面330で反射した光の到達位置は、出射面330の形状など様々な要因により変化するため、光束制御部材300に応じて適宜設定される。
前述したとおり、中心軸CAから第2入射面324より離れた位置(第2入射面324より外側)には、第2凹部340が配置されている。したがって、第2入射面324と、第2凹部340との関係は、第2入射面324で入射した光が直接第2凹部340に到達しないように制御するために重要である。このため、本実施の形態に係る光束制御部材300では、第2入射面324と、第2凹部340との関係を示す以下の式(1)を満たすように、第2入射面324が形成されている。
図11A、Bは、式(1)を説明するための、光束制御部材の部分拡大断面図である。図11A、Bに示されるように、中心軸CAを含む断面における、中心軸CAに直交し、かつ第1凹部310の開口縁部を通る第2仮想直線VL2と第2凹部340の頂部との間隔をh1とし、中心軸CAを含む断面における、発光素子220から出射され、かつ第2入射面324で入射した任意の光の入射位置と、第2仮想直線VL2との間隔をh2とする。また、中心軸CAを含む断面における、第2入射面324で入射した任意の光の入射位置と、第2凹部340の頂部との中心軸CAに直交する方向についての距離をdとする。さらに、中心軸CAを含む断面における、第2入射面324で入射した任意の光の入射位置で入射した任意の光の屈折角をθ1とし、中心軸CAを含む断面における、第2入射面324で入射した任意の光の入射位置の接線の第2仮想直線VL2に対する傾斜角度θ2とする。ここで、「第2入射面324で入射した任意の光の入射位置の接線の第2仮想直線VL2に対する傾斜角度」とは、第2入射面324で入射した任意の光の入射位置の接線と、第2仮想直線とのなす角度のうち、小さな角度をいう。
光束制御部材300を平面視したときの第2凹部340の頂部の位置において、第2仮想直線VL2と任意の光Lとの距離をHとする。Hは、以下の式(1A)で表すことができる。
ここで、発光素子220から出射され、第2入射面324で入射した光Lが直接第2凹部340(内側傾斜面342)に到達しないためには、中心軸CAに沿う方向において、任意の光Lが第2凹部340の頂部よりも表側を進行する必要がある。具体的には、Hがh1より大きい必要がある。すなわち、第2入射面324および第2凹部340は、下記式(1)を満たす必要がある。
第2入射面324と第2凹部340とが、前述の式(1)を満たすように設計されることで、発光素子220から出射され、第2入射面324で入射した光Lが直接第2凹部340(内側傾斜面342)に到達せずに、第2凹部340の頂部よりも表側を進行する。
また、前述の式(1)式に至るまでの考え方は、発光素子220から出射され、第2入射面324で入射した光Lが、直接鍔部350に到達しないように光束制御部材300を設計することにも適用できる。具体的には、中心軸CAに直交する方向において、発光素子220から出射され、かつ第2入射面324で入射した任意の光Lの入射した入射位置と、鍔部350の内側端部との距離をd2とする。また、中心軸CAに沿う方向において、鍔部350の高さをh3とする。θ1およびθ2は、前述の通りである。この場合、h3は、以下の式(1B)で表すことができる。
ここで、発光素子220から出射され、第2入射面324で入射した光Lが直接鍔部350に到達しないためには、中心軸CAに沿う方向において、光Lが鍔部350よりも表側を進行する必要がある。具体的には、Hがh3より大きい必要がある。すなわち、鍔部350および第2入射面は、下記式(1C)を満たす必要がある。
第2入射面324と鍔部350とが、前述の式(1C)を満たすように設計されることで、発光素子220から出射され、第2入射面324で入射した光Lが直接鍔部350に到達せずに、鍔部350よりも表側を進行する。
また、前述した式(1)および式(1C)を満たすように、光束制御部材300を設計することで、光の利用効率をさらに高くすることができる。式(1A)において、任意の光LによってHを規定したが、この任意の光Lを第2仮想直線VL2と平行な光と特定し、この光が第1凹部310の開口縁部(第2入射面324の最外縁)で屈折して光束制御部材300内へ入射した場合(すなわちh2=0)に求められるHがh1より大きくなるように(H>h1)規定することで、深さh1の第2凹部が形成された場合における第2入射面外縁の傾斜角θ2の最小値を特定することができる。
図12は、発光装置200における光路図である。なお、図12では、光路を示すため発光素子220よび光束制御部材300へのハッチングを省略している。
図12に示されるように、発光素子220から出射された光のうち、上部の発光面から出射された光は、第1入射面322で光束制御部材300の内部に入射する。第1入射面322で入射した光のうち、大部分の光は、出射面330で屈折することにより進行方向を制御されながら、出射面330から光束制御部材300の外部に出射される。第1入射面322で入射した光のうち、一部の光は、出射面330で内部反射して第2凹部340(外側傾斜面344)に到達する。第2凹部340に到達した光のうち、大部分の光は、外側傾斜面344で側方に向かって反射される。外側傾斜面344で反射した光は、例えば鍔部350から出射される。
一方、発光素子220から出射された光のうち、側部の発光面から出射された光は、第2入射面324で光束制御部材300の内部に入射する。このとき、発光素子220から出射された光は、第2入射面324で出射面330側に向かって屈折する。第2入射面324で入射した光は、出射面330で屈折することにより進行方向を制御されながら、出射面330から光束制御部材300の外部に出射される。
(面光源装置の配光特性)
図13は、本実施の形態に係る面光源装置100の部分拡大断面図である。この図では、筐体110を省略している。近年、面光源装置100における発光素子220数の更なる低減による省エネルギー化および面光源装置100の更なる薄型化が要求されている。そこで、前述した光束制御部材300を有する面光源装置100において、省エネルギー化および薄型化し、かつ輝度ムラを低減することを実現するための条件として、以下の式(2)があげられる。
[式(2)において、Pは、複数の発光装置200の中心間距離(ピッチ)である。Hは、基板120の上面と光拡散板120の下面との間隔(高さ)である。]
また、面光源装置100は、上記式(2)を満たしつつ発光面の輝度ムラの発生を防ぐために、以下の式(3)を満たすことが好ましい。すなわち、光束制御部材300の入射面320および出射面330の形状は、前述の式(1)に加えて、以下の式(3)を満たすように調整されている。図13に示されるように、式(3)は、ある発光装置200からピーク出射角で出射された光が、隣接する発光装置200よりも遠くまで到達することを意味する。これにより、発光面の発光装置200間の領域に明部(相対的に輝度が高い領域)が発生することを抑制することができる。式(3)を満たすため、発光装置200から出射される光の出射角(光軸方向が0°、基板面方向が90°)のうち、最も光度が高い光の出射角(ピーク出射角)は、78.7°を超える。
[式(3)において、Pは、複数の発光装置200の中心間距離(ピッチ)である。Lは、発光装置200の光軸OAと光拡散板120の下面との交点から、発光装置200からピーク出射角で出射された光が光拡散板120の下面に到達した点までの距離である。]
また、面光源装置100は、上記式(3)を満たしつつ発光面の輝度ムラの発生を防ぐために、以下の式(4)も満たすことが好ましい。すなわち、光束制御部材300の入射面320および出射面330の形状は、さらに以下の式(4)を満たすように調整されている。図13に示されるように、式(4)は、光拡散板120の下面における2つの発光装置200の中点に向かう光の光度(I1/2)が、発光装置200の直上に向かう光の光度(I)よりも6倍を超えて高いことを意味する。これにより、発光面の発光装置200間の領域に暗部(相対的に輝度が低い領域)が発生することを抑制することができる。
[式(4)において、Iは、発光装置200から光軸OA方向に出射された光の光度である。I1/2は、光拡散板120の下面における、光軸OAと光拡散板120の下面との交点からP/2の距離の点に向かって、発光装置200から出射された光の光度である。]
また、面光源装置100は、以下の式(5)も満たすことが好ましい。すなわち、光束制御部材300の入射面320および出射面330の形状は、さらに以下の式(5)を満たすように調整されていることが好ましい。図13に示されるように、式(5)は、光拡散板120の下面における2つの発光装置200の中点と一方の発光装置200との間の中点(P/4の点)に向かう光の光度(I1/4)が、当該発光装置200の直上に向かう光の光度(I)の2.4倍以下であることを意味する。これにより、発光面の発光装置200の近傍の領域に明部(相対的に輝度が高い領域)が発生することを抑制することができ、発光面における輝度分布をより均一にすることができる。
[式(5)において、Iは、発光装置200から光軸OA方向に出射された光の光度である(I≠0)。I1/4は、光拡散板120の下面における、光軸OAと光拡散板120の下面との交点からP/4の距離の点に向かって、発光装置200から出射された光の光度である。]
(発光装置の配光特性)
本実施の形態に係る面光源装置100で使用される発光装置200について、配光特性を測定した。また、参考のため、出射面の形状が異なる光束制御部材を有する発光装置(以下、「参考例1〜3に係る発光装置」ともいう)についても配光特性を測定した。本実施の形態に係る発光装置200と、3種類の参考例1〜3に係る発光装置の特性を表1に示す。
図14Aおよび図14Bは、表1に示される4種類の発光装置(P110、P60、P75およびP90)の配光特性を示すグラフである。横軸は、発光素子の発光面の中心を原点とし、発光装置の光軸OAを0°としたときの角度(°)を示している。図14Aの縦軸は各角度における光度(cd)を示しており、図14Bの縦軸は、相対光度を示している。図14Bでは、各発光装置について、0°の光度を1としたときの相対光度を示している。本実施の形態に係る発光装置200(P110)の結果を太い実線で示す。一方、参考例1〜3に係る発光装置(P60、P75およびP90)の測定結果は、細い破線、細い実線または細い一点鎖線で示す。
図14Aおよび図14Bに示されるように、本実施の形態に係る発光装置200(P110)は、ピーク出射角が78.7°以上であり、参考例1〜3に係る発光装置(P60、P75およびP90)に比べて遠方に向かう光をより多く生成できることがわかる。
(発光装置の輝度分布および面光源装置の輝度分布)
次いで、本実施の形態に係る発光装置200の輝度分布を測定した。本測定では、発光素子220と、前述の式(1)を満たす発光装置200を使用した。そして、基板210に固定された発光装置200と空気層を介して配置された仮想面上の輝度分布を測定した。また、比較のため、図3に示される第2入射面324を有さない光束制御部材30を用いた発光装置(以下、「比較例1に係る発光装置」ともいう)における仮想面上の輝度についても測定した。なお、本実施の形態に係る発光装置200および比較例1に係る発光装置において、発光素子の光軸OAと、光束制御部材300の中心軸CAとは、一致するように配置されている。
図15は、光軸OAを含む断面において、発光装置200と空気層を介して配置された仮想面上の輝度分布のシミュレーション結果を示すグラフである。図15の横軸は、仮想面における光軸OAからの距離(mm)を示しており、縦軸は、輝度(cd/m)を示している。図15における実線は、本実施の形態に係る発光装置200(P110)の結果を示しており、破線は、比較例1に係る発光装置の結果を示している。
図15に示されるように、比較例1に係る発光装置では、発光装置の直上部にリング状の明部が生じていることが分かる(図15の破線矢印参照)。これは、光束制御部材が式(1)を満たしていないため、第2入射面324で入射した光が、第2凹部340(内側傾斜面342)に到達した後、出射面330(第3出射面330c)から出射された光によるものだと考えられた。一方、本実施の形態に係る発光装置200では、発光装置200の直上部にリング状の明部が抑制され、発光装置200より外側の領域における輝度が僅かに上昇した(図15の実線矢印参照)。これは、光束制御部材300が式(1)を満たしているため、第2入射面324で入射した光が、第2凹部340(内側傾斜面342)に到達することなく出射面330(第3出射面330c)から出射された光によるものだと考えられた。
次に、本実施の形態に係る、式(1)を満たす光束制御部材300を含む発光装置200(P110)を有する面光源装置100について、輝度分布を測定した。また、参考のため、上記参考例1〜3の発光装置(P60、P75およびP90)を有する面光源装置についても、輝度分布を測定した。各発光装置(P110、P60、P75およびP90)は、高さHが19mmの面光源装置の内部に、それぞれの最適なピッチ(表1参照)で配置した。
図16は、各面光源装置についてのH/PおよびL/Pの値を示すグラフである。このグラフに示されるように、本実施の形態に係る面光源装置100では、H/Pが0.2以下であり、かつL/Pが1超である。すなわち、本実施の形態に係る面光源装置100は、上記式(2)および式(3)を満たしている。一方、参考例1〜3の発光装置(P60、P75およびP90)を有する面光源装置では、H/Pが0.2超であり、かつL/Pが1以下である。すなわち、これらの面光源装置は、上記式(2)および式(3)をいずれも満たしていない。
図17Aは、各面光源装置についてのI1/2/Iの値を示すグラフであり、図17Bは、各面光源装置についてのI1/4/Iの値を示すグラフである。図17Aおよび図17Bに示されるように、本実施の形態に係る面光源装置100では、I1/2/Iが6超であり、かつI1/4/Iが2.4以下である。すなわち、本実施の形態に係る面光源装置100は、上記式(4)および式(5)を満たしている。一方、参考例1〜3の発光装置(P60、P75およびP90)を有する面光源装置では、I1/4/Iが2.4以下であるが、I1/2/Iが6以下である。すなわち、これらの面光源装置は、上記式(5)を満たしているが、上記式(4)を満たしていない。
図18Aおよび図18Bは、各面光源装置において発光装置を1つだけ点灯した場合の発光面の輝度分布を示すグラフである。横軸は、発光装置の光軸OAからの距離を示している。縦軸は、各点における輝度(図18A)または相対輝度(図18B)を示している。図18Bでは、各面光源装置について、光軸OA上の輝度を1としたときの相対輝度を示している。本実施の形態に係る発光装置200(P110)を有する面光源装置の結果を太い実線で示す。一方、参考例1〜3の発光装置(P60、P75およびP90)を有する面光源装置の測定結果は、細い破線、細い実線または細い一点鎖線で示す。
図18Bに示されるように、式(1)を満たす光束制御部材300を含む発光装置200(P110)を110mmピッチ(H/P=0.17)で配置した場合には、発光面における発光装置200の中間位置(±55mm)において十分な明るさを得られるが、参考例1、2の発光装置(P60およびP75)を110mmピッチ(H/P=0.17)で配置した場合には、中間位置(±55mm)において明るさが不足することがわかる。また、発光装置を110mmピッチ(H/P=0.17)でマトリックス状に配置した場合には、対角線方向における発光装置の中心間距離は、約155mmとなる。参考例3の発光装置(P90)を110mmピッチ(H/P=0.17)で配置した場合には、発光面における対角線方向の中間位置(±77.5mm)において明るさが不足する。これに対し、本実施の形態に係る発光装置200では、発光面における輝度分布の裾野部分においても十分な輝度を得られることがわかる。
図19は、各面光源装置において発光装置を16個点灯した場合の発光面の輝度分布である。図19Aは、光束制御部材を外した場合の発光面の輝度分布を示すグラフであり、図19Bは、本実施の形態に係る面光源装置100の発光面の輝度分布であり、図19Cは、参考例1の発光装置(P60)を有する面光源装置の発光面の輝度分布であり、図19Dは、参考例2の発光装置(P75)を有する面光源装置の発光面の輝度分布であり、図19Eは、参考例3の発光装置(P90)を有する面光源装置の発光面の輝度分布である。各発光装置は、高さHが19mmの面光源装置の内部にピッチ110mmで配置されており、いずれの面光源装置においても、H/Pは0.17である。
図19C〜Eに示されるように、参考例1〜3の光束制御部材を有する面光源装置(H/P≦0.2、L/P≦1、I1/2/I≦6、I1/4/I≦2.4)では、輝度ムラが大きかった。これに対し、本実施の形態に係る面光源装置100(H/P≦0.2、L/P>1、I1/2/I>6、I1/4/I≦2.4)では、図17Bに示されるように、H/Pが0.2以下であるにもかかわらず、輝度ムラが小さかった。ここで「輝度ムラが小さい」とは、発光面の発光装置間の領域における最大輝度に対する最小輝度の割合が95%以上であることを意味する。
以上のように、本実施の形態に係る面光源装置100は、発光面から均一な光を出射することができる。
なお、面光源装置が上記式(3)を満たさない場合は、発光装置からピーク出射角(例えば63°)で出射された光は、光拡散板の下面のうち発光装置間の領域に到達する。このため、上記式(2)のみを満たさない面光源装置10’(H/P≦0.2、L/P≦1、I1/2/I>6、I1/4/I≦2.4)では、図20に示されるように、発光装置40からの出射光のほとんどが発光面の発光装置40近傍の領域(ピーク出射角で出射された光が到達する領域)に到達することにより、発光面において発光装置40間に光量不足の領域が生じてしまう。その結果、発光面において発光装置40近傍の領域に相対的に明るい明部Bが形成され、輝度ムラが生じてしまう。
また、面光源装置が上記式(4)を満たさない場合は、発光装置の配光特性は、図21Aにおいて破線で示すようになる。図21Aにおいて、実線は、本実施の形態に係る発光装置200(P110)の配光特性を示す曲線である。図21Bは、この発光装置を有する面光源装置において発光装置を1つだけ点灯した場合の発光面の輝度分布を示すグラフである。図21Bにおいて、破線は、上記式(4)のみを満たさない面光源装置(H/P≦0.2、L/P>1、I1/2/I≦6、I1/4/I≦2.4)の発光面の輝度分布を示す曲線であり、実線は、本実施の形態に係る面光源装置100(H/P≦0.2、L/P>1、I1/2/I>6、I1/4/I≦2.4)の発光面の輝度分布を示す曲線である。また、図22は、上記式(4)のみを満たさない面光源装置(H/P≦0.2、L/P>1、I1/2/I≦6、I1/4/I≦2.4)において発光装置を16個点灯した場合の発光面の輝度分布である。これらの結果から、面光源装置が上記式(4)を満たさない場合は、発光面のうち発光装置40間の領域が相対的に暗くなり、輝度ムラが生じてしまうことがわかる。
また、面光源装置が上記式(5)を満たさない場合であっても、上記式(2)〜式(4)を満たしていれば輝度ムラが十分に抑制されるが、面光源装置が上記式(5)も満たす場合は、発光面における輝度分布がより均一になる。図23Aおよび図23Bは、I1/4/Iの値がそれぞれ異なる発光装置を有する面光源装置において発光装置を1つだけ点灯した場合の発光面の輝度分布を示すグラフである。図23Bでは、図23Aのグラフのピーク部分を拡大して示している。太い実線は、本実施の形態に係る発光装置200(P110)を有する面光源装置(H/P≦0.2、L/P>1、I1/2/I>6、I1/4/I=1.6)の発光面の輝度分布を示す曲線である。細い破線、細い実線、細い一点鎖線および細い二点鎖線は、他の発光装置を有する面光源装置(H/P≦0.2、L/P>1、I1/2/I>6、I1/4/I=2.0,2.1,2.2,2.3,2.4,2.5)の発光面の輝度分布を示す曲線である。本実施の形態に係る発光装置200(P110)を有する面光源装置と他の発光装置を有する面光源装置とでは、I1/4/Iの値のみが異なる。これらの結果から、I1/4/Iの値が変わると、発光面のうち発光装置40近傍の領域の輝度が変わることがわかる。発光面における輝度分布がより均一にする観点からは、発光装置40近傍の領域の輝度は、発光装置40直上の輝度よりも低いことが好ましい。
図24は、I1/4/Iと発光装置40近傍の領域の輝度との関係を示すグラフである。縦軸は、発光面において発光装置40直上の点の輝度を1としたときの、発光面において発光装置40の光軸OAから18mmの点(図23Aのグラフにおいてピークがある点)の輝度の相対値を示している。このグラフから、I1/4/Iが2.4以下の場合は、発光装置40近傍の領域の輝度が、発光装置40直上の輝度よりも低くなることがわかる。したがって、発光面における輝度分布をより均一にする観点からは、I1/4/Iが2.4以下であることが好ましい。
(効果)
以上のように、本実施の形態に係る光束制御部材300および面光源装置100は、主に発光素子220の側面から出射した光を入射させるとともに、出射面330へ向けて屈折させる第2入射面324を有している。よって、本実施の形態に係る光束制御部材300および面光源装置100では、発光装置200の上部にリング状の明部が生じることがなく、輝度ムラを抑制できる。
また、このような光束制御部材300を有する面光源装置100および表示装置では、前述の式(2)〜(5)を満たすため、同様に輝度ムラを抑制できる。
[実施の形態2]
実施の形態2に係る表示装置は、光束制御部材600の構成が実施の形態1に係る表示装置と異なる。そこで、実施の形態1と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
(光束制御部材の構成)
図25A、Bは、実施の形態2に係る光束制御部材600を裏側から見た斜視図である。図25A、Bに示されるように、実施の形態2に係る表示装置における光束制御部材600は、入射面320と、出射面330と、第2凹部640とを有する。また、本実施の形態に係る光束制御部材600は、鍔部350を有している。さらに、光束制御部材600は、脚部(図示省略)を有していてもよい。
実施の形態2に係る光束制御部材600における第2凹部640は、内側傾斜面342と、外側傾斜面644とを有する。外側傾斜面644には、複数の凸条344dが配置されている。
複数の凸条344dは、それぞれ断面が略三角形状であり、かつ中心軸CAに対して回転対称(凸条344dの数をnとしたときn回対称)となるように形成されている。各凸条344dは、平面状の第1傾斜面344aと、平面状の第2傾斜面344bと、第1傾斜面344aと第2傾斜面344bとの交線である稜線344cとを有しており、全反射プリズムのように機能する。図25に示されるように、光軸OAおよび稜線344cを含む光束制御部材600の断面において、光軸OAと、稜線344cを含む第3仮想直線VL3とは、光軸方向について、裏面305に対して外側傾斜面644よりも遠い位置で交わる。すなわち、各凸条344dは、稜線344cは、中心軸CAから離れるにつれて、裏面側に向かう方向(例えば60°)に傾斜している。
(発光装置および面光源装置の配光特性)
本実施の形態に係る光束制御部材600を含む発光装置について、配光特性を測定した。特に図示しないが、実施の形態2に係る光束制御部材600を含む発光装置では、実施の形態1に係る発光装に比べて遠方に向かう光をより多く生成できた。また、実施の形態2に係る光束制御部材600を含む発光装置では、実施の形態1に係る発光装置200と同様に、発光装置の直上部にリング状の明部が抑制された。さらに、前述の式(2)〜式(5)を満たす実施の形態2に係る面光源装置では、輝度ムラが小さかった。これは、外側傾斜面644に複数の凸条344dが配置されているため、出射面330で内部反射した光が、基板210でさらに反射することによる輝度ムラの発生や、基板210に吸収されることによる光の損失をさらに抑制することができたものと考えられた。
(効果)
以上のように、本実施の形態に係る光束制御部材600は、実施の形態1と同様、または実施の形態1以上の効果を有する。また、複数の凸条344dは、全反射プリズムのように機能するため、出射面330で内部反射した光が、基板210でさらに反射することによる輝度ムラの発生や、基板210に吸収されることによる光の損失をさらに抑制することができた。
なお、前述した実施の形態1、2では、において、第2入射面324の接線の第1仮想直線に対する傾斜角度は一定であったが、第2入射面324の接線の第1仮想直線に対する傾斜角度は、式(1)を満たすことができれば特に限定されない。たとえば、第2入射面324’の接線の第1仮想直線に対する傾斜角度は、図26Aに示されるように、徐々に小さくなるように形成されていてもよい。また、第2入射面324”の接線の第1仮想直線に対する傾斜角度は、図26Bに示されるように、接線の傾斜が徐々に大きくなるように形成されていてもよい。これらの場合であっても、第2入射面324’、324”で入射した光は、第2凹部340、640に直接到達することがない。
本発明の光束制御部材、発光装置および面光源装置は、例えば、液晶表示装置のバックライトや一般照明などに適用することができる。
10 発光素子
20、30 光束制御部材
22 入射面
24 出射面
26 裏面
32 傾斜面
34 中心軸に対して略平行な面
40 発光装置
100 面光源装置
110 筐体
112 底板
114 天板
120 光拡散板
200 発光装置
210 基板
220 発光素子
300、600 光束制御部材
305 裏面
310 第1凹部
320 入射面
322 第1入射面
324、324’、324” 第2入射面
330 出射面
330a 第1出射面
330b 第2出射面
330c 第3出射面
340、640 第2凹部
342 内側傾斜面
344、644 外側傾斜面
344a 第1傾斜面
344b 第2傾斜面
344c 稜線
344d 凸条
350 鍔部
CA 光束制御部材の中心軸
VL2 第2仮想直線
OA 発光素子の光軸

Claims (8)

  1. 発光素子から出射された光の配光を制御する光束制御部材であって、
    前記光束制御部材の中心軸と交わるように裏側に配置された第1凹部の内面であって、前記発光素子から出射された光を入射させる入射面と、
    前記中心軸と交わるように表側に配置され、前記入射面で入射した光を外部に出射させる出射面と、
    前記入射面を取り囲むように裏側に配置された第2凹部と、
    を含み、
    前記入射面は、
    前記中心軸と交わるように配置された第1入射面と、
    前記第1入射面の外縁部と前記第1凹部の開口縁部を接続するように配置された第2入射面と、
    を有し、
    前記中心軸を含む断面において、前記第1入射面および前記第2入射面の交点は、前記第1凹部の開口縁部より前記中心軸側に配置されており、
    前記断面において、前記第2入射面の前記第1入射面側の端部における接線の前記中心軸に直交する第1仮想直線に対する傾斜角度は、前記第1入射面の前記第2入射面側の端部における接線の前記第1仮想直線に対する傾斜角度より小さく、
    以下の式(1)を満たす、
    光束制御部材。
    [上記式(1)において、
    h1は、前記断面における、前記中心軸に直交し、かつ前記第1凹部の開口縁部を通る第2仮想直線と、前記第2凹部の頂部との間隔であり、
    h2は、前記断面における、前記発光素子から出射され、かつ前記第2入射面で入射した任意の光の入射位置と、前記第2仮想直線との間隔であり、
    dは、前記断面における、前記入射位置と、前記第2凹部の頂部との前記中心軸に直交する方向についての距離であり、
    θ1は、前記断面における、前記入射位置で入射した前記任意の光の屈折角であり、
    θ2は、前記断面における、前記入射位置における接線の前記第2仮想直線に対する傾斜角度である。]
  2. 前記断面において、前記第2入射面の接線の前記第1仮想直線に対する傾斜角度は、前記第1入射面の外縁部から前記第1凹部の開口縁部に向かうにつれて、徐々に小さくなるか、徐々に大きくなるか、または一定である、請求項1に記載の光束制御部材。
  3. 前記第2凹部は、
    前記中心軸側に配置された内側傾斜面と、
    前記内側傾斜面より前記中心軸から離れて配置された外側傾斜面と、
    を有し、
    前記断面において、前記外側傾斜面は、前記中心軸から離れるにつれて、裏面側に向かう方向に傾斜している、
    請求項1または請求項2に記載の光束制御部材。
  4. 前記外側傾斜面には、前記中心軸に垂直な断面形状が略三角形状の複数の凸条が配置されており、
    前記複数の凸条は、それぞれ、第1傾斜面と、第2傾斜面と、前記第1傾斜面および前記第2傾斜面との交線である稜線とを有しており、
    前記複数の凸条は、前記中心軸に対して回転対称となるように配置されており、
    前記稜線は、前記中心軸から離れるにつれて、裏面側に向かう方向に傾斜している、
    請求項3に記載の光束制御部材。
  5. 発光素子と、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の光束制御部材とを有し、
    前記光束制御部材は、前記中心軸が前記発光素子の光軸と合致する位置に配置されている、
    発光装置。
  6. 前記発光素子は、チップ・オン・ボード型(COB)の発光ダイオード(LED)である、請求項5に記載の発光装置。
  7. 基板と、
    前記基板上に一定の間隔で配置された、請求項5または請求項6に記載の複数の発光装置と、
    前記複数の発光装置の上に前記基板と略平行に配置され、前記発光装置からの光を拡散させつつ透過させる光拡散板とを有し、
    前記光軸に沿う方向から前記発光装置から最も高い光度の光が出射する方向までの角度範囲において、前記発光装置からの光の光度は、前記光軸に対する角度が大きくなるにつれて漸増し、かつ以下の式(2)、式(3)および式(4)を満たす、
    面光源装置。
    [上記式(2)、式(3)および式(4)において、
    Pは、前記複数の発光装置の中心間距離であり、
    Hは、前記基板の上面と前記光拡散板の下面との間隔であり、
    Lは、前記光軸と前記光拡散板の下面との交点から、前記最も高い光度の光が前記光拡散板の下面に到達した点までの距離であり、
    は、前記発光装置から前記光軸方向に出射された光の光度であり、
    1/2は、前記光拡散板の下面における、前記光軸と前記光拡散板の下面との交点からP/2の距離の点に向かって、前記発光装置から出射された光の光度である。]
  8. 請求項7に記載の面光源装置と、
    前記面光源装置から出射された光を照射される被照射部材と、
    を有する、表示装置。
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