JP2017049616A - プロテクトフィルム付偏光板の製造方法 - Google Patents
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前記プロテクトフィルムの厚みをT1〔μm〕、MDにおける引張弾性率をE1〔MPa〕、前記一対の貼合ロールに通す前のMDにおけるフィルム張力をF1〔N/m〕とし、前記偏光板の厚みをT2〔μm〕、MD方向における引張弾性率をE2〔MPa〕、前記一対の貼合ロールに通す前のMDにおけるフィルム張力をF2〔N/m〕とするとき、前記押圧する工程を下記式(I):
[2] 前記押圧する工程を下記式(II):
[3] 前記偏光板は、枚葉体としたときに、前記プロテクトフィルムが重ねられる側を凸とするカールを生じるものである、[1]又は[2]に記載の製造方法。
図1を参照して、本発明に係るプロテクトフィルム付偏光板の製造方法は、偏光板2の片面にプロテクトフィルム1を重ねて1対の貼合ロール5,5間に通すことにより、プロテクトフィルム1と偏光板2との積層体を上下から押圧する工程を含み、当該工程によりプロテクトフィルム付偏光板3が製造される。通常、押圧する工程に供されるプロテクトフィルム1及び偏光板2はそれぞれ、図示しない繰出ロールから連続的に繰出されるとともに連続的に搬送されて、1対の貼合ロール5,5間に導入される。プロテクトフィルム1及び偏光板2の搬送方向はフィルム長手方向であり、通常、両者の搬送方向は平行である。
プロテクトフィルム1は通常、基材フィルムと、その上に積層される粘着剤層とで構成される。プロテクトフィルム1は、偏光板2の表面を保護するためのフィルムであり、通常、例えば画像表示素子などにプロテクトフィルム付偏光板3が貼合された後にそれが有する粘着剤層ごと剥離除去される。基材フィルムは、熱可塑性樹脂、例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂;ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル系樹脂;ポリカーボネート系樹脂;(メタ)アクリル系樹脂などで構成することができる。粘着剤層は、アクリル系粘着剤、エポキシ系粘着剤、ウレタン系粘着剤及びシリコーン系粘着剤等で構成することが出来る。また、ポリプロピレン系樹脂及びポリエチレン系樹脂等の自己粘着性を有する樹脂層で構成することも出来る。主に、基材フィルムの材質の選択などにより、MD方向における引張弾性率E1を調整することができる。
偏光板2は、少なくとも偏光フィルムを含む偏光素子であり、通常は偏光フィルムの少なくとも一方の面に積層される、保護フィルムなどの熱可塑性樹脂フィルムをさらに含む。保護フィルムは、偏光フィルムの保護を担う光学フィルムである。
偏光板2は、偏光フィルム及び保護フィルム以外の層又はフィルム、例えば偏光フィルム以外の他の光学機能を有する光学層又は光学フィルムを含むことができる。当該他の光学機能を有する光学層又は光学フィルムの例は、位相差フィルム(又は位相差層)、輝度向上フィルムなどである。保護フィルムを含む各種光学フィルムは、接着剤層又は粘着剤層を介して偏光フィルム上に積層貼合することができる。また偏光板2は、ハードコート層、防眩層、反射防止層、帯電防止層、防汚層のような表面処理層(コーティング層)を有していてもよい。
偏光フィルム10は、一軸延伸されたポリビニルアルコール系樹脂フィルムに二色性色素を吸着配向させたものであることができる。ポリビニルアルコール系樹脂フィルムを構成するポリビニルアルコール系樹脂としては、ポリ酢酸ビニル系樹脂をケン化したものを用いることができる。ポリ酢酸ビニル系樹脂としては、酢酸ビニルの単独重合体であるポリ酢酸ビニルのほか、酢酸ビニルとこれに共重合可能な他の単量体との共重合体が例示される。酢酸ビニルに共重合可能な他の単量体としては、例えば、不飽和カルボン酸類、オレフィン類、ビニルエーテル類、不飽和スルホン酸類、アンモニウム基を有する(メタ)アクリルアミド類等が挙げられる。
ケン化度(モル%)=100×(水酸基の数)/(水酸基の数+酢酸基の数)
で定義される。ケン化度は、JIS K 6726(1994)に準拠して求めることができる。ケン化度が高いほど、水酸基の割合が高いことを示しており、従って結晶化を阻害する酢酸基の割合が低いことを示している。
第1及び第2熱可塑性樹脂フィルム20,30は、それぞれ独立して、透光性を有する熱可塑性樹脂、好ましくは光学的に透明な熱可塑性樹脂で構成されるフィルムである。第1及び第2熱可塑性樹脂フィルム20,30を構成する熱可塑性樹脂は、例えば、鎖状ポリオレフィン系樹脂(ポリプロピレン系樹脂等)、環状ポリオレフィン系樹脂(ノルボルネン系樹脂等)のようなポリオレフィン系樹脂;トリアセチルセルロース、ジアセチルセルロースのようなセルロース系樹脂;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートのようなポリエステル系樹脂;ポリカーボネート系樹脂;メタクリル酸メチル系樹脂のような(メタ)アクリル系樹脂;ポリスチレン系樹脂;ポリ塩化ビニル系樹脂;アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン系樹脂;アクリロニトリル・スチレン系樹脂;ポリ酢酸ビニル系樹脂;ポリ塩化ビニリデン系樹脂;ポリアミド系樹脂;ポリアセタール系樹脂;変性ポリフェニレンエーテル系樹脂;ポリスルホン系樹脂;ポリエーテルスルホン系樹脂;ポリアリレート系樹脂;ポリアミドイミド系樹脂;ポリイミド系樹脂等であることができる。
平衡水分率(重量%)={(乾燥処理前のフィルム重量−乾燥処理後のフィルム重量)/乾燥処理前のフィルム重量}×100
に従って求められる。ここで乾燥処理前のフィルム重量は温度23℃、相対湿度55%の環境下にフィルムを24時間保管した後の重量であり、乾燥とはフィルムを105℃で2時間乾燥させる処理をいう。平衡水分率の差が0.5重量%以上である熱可塑性樹脂フィルムの組み合わせとしては、例えば、セルロース系樹脂フィルム(TACフィルム等)と環状ポリオレフィン系樹脂フィルムとの組み合わせ、セルロース系樹脂フィルム(TACフィルム等)と(メタ)アクリル系樹脂フィルムとの組み合わせ、セルロース系樹脂フィルム(TACフィルム等)とポリエステル系樹脂フィルムとの組み合わせ、セルロース系樹脂フィルム(TACフィルム等)と鎖状ポリオレフィン系樹脂フィルムとの組み合わせ、(メタ)アクリル系樹脂フィルムと環状ポリオレフィン系樹脂との組み合わせ、(メタ)アクリル系樹脂フィルムとポリエステル系樹脂フィルムとの組み合わせ等を挙げることができる。第1熱可塑性樹脂フィルム10と第2熱可塑性樹脂フィルム20の平衡水分率の差は、通常5重量%以下であり、好ましくは2.5重量%以下である。
図3及び図4に示されるように偏光板2は、粘着剤層40を含むことができる。この粘着剤層40は、第1若しくは第2熱可塑性樹脂フィルム20,30又は偏光フィルム10の表面に直接積層することができ、プロテクトフィルム付偏光板3を画像表示素子(例えば液晶セル)に貼合するために用いることができる。
偏光板2は、上記以外の他の構成要素を含むことができる。他の構成要素としては、偏光フィルム10以外の他の光学機能を有する光学層又は光学フィルムを挙げることができ、その具体例は位相差フィルム、輝度向上フィルムなどの光学フィルムである。他の光学フィルムは、粘着剤層や接着剤層を介して積層貼合することができる。
上述のように本発明によれば、偏光板2を正カール方向に矯正することができ、これにより、枚葉体としたときに逆カールが十分に抑制されている、好ましくはカールを有さずフラットであるか、又は正カールを有するプロテクトフィルム付偏光板3を得ることができる。本発明に係る製造方法は、偏光板2が枚葉体としたときに逆カール(プロテクトフィルム1が重ねられる主面側を凸とするカール)を生じるものである場合(さらには、逆カールであって、かつMDカールを生じるものである場合)にとりわけ有利である。
(a)偏光フィルム10の片面にのみ熱可塑性樹脂フィルム(保護フィルム等)が貼合されている構成、
(b)偏光フィルム10の一方の面に保護フィルムが貼合されており、他方の面に保護フィルム以外の光学フィルム(輝度向上フィルム等)が貼合されている構成、
(c)偏光フィルム10の両面に貼合される熱可塑性樹脂フィルム(保護フィルム等)の構成(樹脂種、厚み、平衡水分率、透湿度、表面処理層の有無等)が互いに異なる構成、(d)偏光フィルム10の両面に熱可塑性樹脂フィルム(保護フィルム等)を貼合するための接着剤層が互いに異種の接着剤から形成される構成、
(e)偏光フィルム10の両面に熱可塑性樹脂フィルム(保護フィルム等)が貼合されており、かつ一方の熱可塑性樹脂フィルム上に他の光学フィルムが貼合されている構成、
(f)その他、偏光フィルム10を基準に、一方側におけるフィルム及び層の合計数と、他方側におけるフィルム及び層の合計数とが異なる構成。
本発明に係る製造方法は、上記押圧する工程によって得られるプロテクトフィルム付偏光板3を裁断して、プロテクトフィルム付偏光板3の枚葉体を得る工程をさらに含むことができる。裁断には、シアーカッターなど通常用いられる裁断装置を用いることができる。
MD長さ150mm×TD長さ100mmの試験片を切り出した。温度23℃、相対湿度55%の環境下に24時間保管した後のフィルム重量を測定した。その後、105℃で2時間乾燥処理を行い、乾燥処理後のフィルム重量を測定した。乾燥前後のフィルム重量より、下記式:
平衡水分率(重量%)={(乾燥処理前のフィルム重量−乾燥処理後のフィルム重量)/乾燥処理前のフィルム重量}×100
に基づき平衡水分率を求めた。
JIS Z 0208に規定されるカップ法により、温度40℃、相対湿度90%での透湿度〔g/(m2・24hr)〕を測定した。
(株)ニコン製のデジタルマイクロメーター「MH−15M」を用いて測定した。
MD長さ100mm×TD長さ25mmの長方形の試験片を切り出した。次いで、引張試験機〔(株)島津製作所製 AUTOGRAPH AG−1S試験機〕の上下つかみ具で、つかみ具の間隔が5cmとなるように上記試験片の長辺方向両端を挟み、23℃、相対湿度55%の環境下、引張速度1mm/分で試験片をMD(試験片の長さ方向)に引張り、得られる応力−ひずみ曲線における初期の直線の傾きから、23℃、相対湿度55%でのMDにおける引張弾性率〔MPa〕を算出した。
偏光板とプロテクトフィルムとを貼合するための一対の貼合ロールと、その上流側であって貼合ロールに最も近い一対のニップロールとの間を走行する偏光板及びプロテクトフィルムのフィルム張力〔N/m〕を、貼合ロールと貼合ロールに最も近い一対のニップロールとの間に設置されたテンション検出ロールを用いて測定した。
得られたプロテクトフィルム付偏光板から、MD長さ300mm×TD長さ200mmの長方形の試験片を切り出し、温度23℃、相対湿度55%の環境下で24時間放置した。この試験片をその凹面を上にして、すなわち4つの端辺が持ち上がった状態になるように基準面(水平な台)上に置いた。この状態で試験片の4つの角のそれぞれについて基準面からの高さを測定し、それら4つの角の高さの平均としてカール量〔mm〕を求めた。カール量が正の値である場合は、第1熱可塑性樹脂フィルム側が凹となっていることを意味し(正カール)、負の値である場合は、第2熱可塑性樹脂フィルム側が凹となっていることを意味する(逆カール)。なお、実施例2のプロテクトフィルム付偏光板は、第1熱可塑性樹脂フィルム側、第2熱可塑性樹脂フィルム側のどちらを上にしてもカールを生じていなかった。
(A)偏光フィルムの作製
長尺のポリビニルアルコールフィルム(平均重合度:約2400、ケン化度:99.9モル%以上、厚み:30μm)を連続的に搬送しながら、乾式で約4倍に一軸延伸し、さらに緊張状態を保ったまま、40℃の純水に1分間浸漬した後、ヨウ素/ヨウ化カリウム/水の重量比が0.1/5/100の水溶液に28℃で60秒間浸漬した。その後、ヨウ化カリウム/ホウ酸/水の重量比が10.5/7.5/100の水溶液に68℃で300秒間浸漬した。引き続き、5℃の純水で5秒間洗浄した後、70℃で180秒間乾燥して、一軸延伸されたポリビニルアルコールフィルムにヨウ素が吸着配向された長尺の偏光フィルムを得た。偏光フィルムの厚みは11.1μmであった。
上記(A)で得られた偏光フィルムを連続的に搬送するとともに、長尺の第1熱可塑性樹脂フィルム〔コニカミノルタオプト(株)製のTACフィルム「KC2UAW」にハードコート層が形成されたフィルム、厚み:32.4μm、平衡水分率:1.9重量%、透湿度:455g/(m2・24hr)〕及び長尺の第2熱可塑性樹脂フィルム〔JSR(株)製の環状ポリオレフィン系樹脂フィルムである商品名「FEKB015D3」、厚み:15.1μm、平衡水分率:0.8重量%、透湿度:115g/(m2・24hr)〕を連続的に搬送し、偏光フィルムと第1熱可塑性樹脂フィルムとの間、及び偏光フィルムと第2熱可塑性樹脂フィルムとの間に水系接着剤を注入しながら、貼合ロール間に通して第1熱可塑性樹脂フィルム/水系接着剤層/偏光フィルム/水系接着剤層/第2熱可塑性樹脂フィルムからなる積層フィルムを得た。引き続き、得られた積層フィルムを搬送し、熱風乾燥機に通して80℃、300秒の加熱処理を行うことにより水系接着剤層を乾燥させて、偏光板を得た。上記の水系接着剤には、ポリビニルアルコール粉末〔日本合成化学工業(株)製の商品名「ゴーセファイマー」、平均重合度1100〕を95℃の熱水に溶解して得られた濃度3重量%のポリビニルアルコール水溶液に架橋剤〔日本合成化学工業(株)製のグリオキシル酸ナトリウム〕をポリビニルアルコール粉末10重量部に対して1重量部の割合で混合した水溶液を用いた。
上記(B)で得られた偏光フィルムを連続的に搬送するとともに、長尺のプロテクトフィルム〔基材フィルムがポリエチレンテレフタレートからなり、その上に(メタ)アクリル系粘着剤層を有するプロテクトフィルム、総厚みT1:57.3μm、MDにおける引張弾性率E1:2521MPa〕を連続的に搬送し、これらを重ねて貼合ロール間に通すことによりプロテクトフィルムと偏光板との積層体を上下から押圧して、プロテクトフィルム付偏光板を作製した。プロテクトフィルムは、その粘着剤層を介して偏光板の第1熱可塑性樹脂フィルム(TACフィルム)面に貼合されている。なお、貼合ロールによってプロテクトフィルムと偏光板との積層体に与えられる圧力(ニップ圧)は、0.1MPaであり、この数値は、下記の実施例及び比較例においてもおよそ同じである。
偏光板及びプロテクトフィルムのMDにおけるフィルム張力を表1に示されるとおりとしたこと以外は実施例1と同様にして、プロテクトフィルム付偏光板を作製した。上記式(I)の左辺に105をかけたもの、右辺に105をかけたもの、及びそれらの差、プロテクトフィルム付偏光板のカール量を表1に示す。
基材フィルムがポリエチレンテレフタレートからなり、その上に(メタ)アクリル系粘着剤層を有し、総厚みT1が69.3μm、MDにおける引張弾性率E1が2743MPaである長尺のプロテクトフィルムを使用し、偏光板及びプロテクトフィルムのMDにおけるフィルム張力を表1に示されるとおりとしたこと以外は実施例1と同様にして、プロテクトフィルム付偏光板を作製した。上記式(I)の左辺に105をかけたもの、右辺に105をかけたもの、及びそれらの差、プロテクトフィルム付偏光板のカール量を表1に示す。
第2熱可塑性樹脂フィルム〔日本ゼオン(株)製の環状ポリオレフィン系樹脂フィルムである商品名「ZF14−023」、厚み:22.9μm、平衡水分率:0.1重量%、透湿度:17g/(m2・24hr)〕を使用したこと以外は実施例1と同様にして、厚みT2が66.8μmであり、MDにおける引張弾性率E2が6080MPaである偏光板を作製した。上記の方法に従って偏光板のカール量を測定したところ、−6mm(逆カール)であった。
第1熱可塑性樹脂フィルムとして、コニカミノルタオプト(株)製のTACフィルム「KC2UAW」〔厚み:25.5μm、平衡水分率:3.0重量%、透湿度:1207g/(m2・24hr)〕を使用したこと以外は実施例1と同様にして、厚みT2が51.7μmであり、MDにおける引張弾性率E2が6839MPaである偏光板を作製した。上記の方法に従って偏光板のカール量を測定したところ、−13mm(逆カール)であった。
Claims (9)
- 偏光板の片面にプロテクトフィルムを重ねて1対の貼合ロール間に通すことにより押圧する工程を含むプロテクトフィルム付偏光板の製造方法であって、
前記プロテクトフィルムの厚みをT1〔μm〕、MDにおける引張弾性率をE1〔MPa〕、前記一対の貼合ロールに通す前のMDにおけるフィルム張力をF1〔N/m〕とし、前記偏光板の厚みをT2〔μm〕、MD方向における引張弾性率をE2〔MPa〕、前記一対の貼合ロールに通す前のMDにおけるフィルム張力をF2〔N/m〕とするとき、前記押圧する工程を下記式(I):
を満たす条件下で行う、製造方法。 - 前記押圧する工程を下記式(II):
を満たす条件下で行う、請求項1に記載の製造方法。 - 前記偏光板は、枚葉体としたときに、前記プロテクトフィルムが重ねられる側を凸とするカールを生じるものである、請求項1又は2に記載の製造方法。
- 前記偏光板は、偏光フィルムと、その一方の面に積層される第1熱可塑性樹脂フィルムと、他方の面に積層される第2熱可塑性樹脂フィルムとを含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の製造方法。
- 前記第1熱可塑性樹脂フィルムは、前記第2熱可塑性樹脂フィルムよりも温度23℃、相対湿度55%での平衡水分率が高い、請求項4に記載の製造方法。
- 前記第1熱可塑性樹脂フィルムと前記第2熱可塑性樹脂フィルムとは、前記平衡水分率の差が0.5重量%以上である、請求項5に記載の製造方法。
- 前記プロテクトフィルムは、前記第1熱可塑性樹脂フィルム側に配置される、請求項4〜6のいずれか1項に記載の製造方法。
- 前記第1熱可塑性樹脂フィルムは、前記平衡水分率が1.5重量%以上である、請求項4〜7のいずれか1項に記載の製造方法。
- 前記偏光板の厚みが100μm以下である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の製造方法。
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A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
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C21 | Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings |
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A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
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C211 | Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings |
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C22 | Notice of designation (change) of administrative judge |
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C22 | Notice of designation (change) of administrative judge |
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C13 | Notice of reasons for refusal |
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A521 | Request for written amendment filed |
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C22 | Notice of designation (change) of administrative judge |
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C23 | Notice of termination of proceedings |
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C03 | Trial/appeal decision taken |
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C30A | Notification sent |
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