JP2017048362A - 硬質表面用洗浄剤組成物 - Google Patents

硬質表面用洗浄剤組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2017048362A
JP2017048362A JP2016056721A JP2016056721A JP2017048362A JP 2017048362 A JP2017048362 A JP 2017048362A JP 2016056721 A JP2016056721 A JP 2016056721A JP 2016056721 A JP2016056721 A JP 2016056721A JP 2017048362 A JP2017048362 A JP 2017048362A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
mass
hard surface
less
content
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016056721A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6646487B2 (ja
Inventor
鈴木 信行
Nobuyuki Suzuki
信行 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Publication of JP2017048362A publication Critical patent/JP2017048362A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6646487B2 publication Critical patent/JP6646487B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

【課題】乾燥固着した米飯汚れが付着した食器の洗浄性と、該組成物の低温安定性に優れる硬質表面用洗浄剤組成物を提供する。【解決手段】(A)炭素数5〜18の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を2つ有するジアルキルスルホサクシネート、(B)一般式(B1)の非イオン界面活性剤、(C)一般式(C1)の非イオン界面活性剤及び水を含有する硬質表面用洗浄剤組成物。R1bO−(EO)n−H (B1)〔式中、R1bは炭素数8〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、EOはエチレンオキシ基、nはEOの平均付加モル数で0超110以下の数である。〕R1cO−[(EO)p・(AO)q]−H (C1)〔式中、R1cは炭素数8〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、EOはエチレンオキシ基、AOは炭素数3又は4のアルキレンオキシ基、pはEOの平均付加モル数で4〜10の数、qはAOの平均付加モル数で1〜10の数であり、EOとAOはブロック又はランダムに結合している。〕【選択図】なし

Description

本発明は、硬質表面用洗浄剤組成物、食器の洗浄方法及び硬質表面の洗浄方法に関する。
商業施設、病院、介護施設、学校、事業所などで食器類を洗浄する場合、大量の食器類を短時間で洗浄するのに適した、いわゆる業務用自動食器洗浄機が用いられる。業務用自動食器洗浄機を用いた米飯等の食器の洗浄では、手洗い用食器洗浄剤を希釈した溶液に食器を浸漬した後、スポンジを用いた予備洗いを行う。その後、業務用自動食器洗浄機での洗浄が行われる。
特許文献1は、ジアルキルスルホサクシネート類及びアミンオキシド類を含有する、油やデンプン汚れに対する洗浄力に優れる液体洗剤組成物を開示している。特許文献1の製造例Aは、ジアルキルスルホサクシネートとアルキルエトキシレートを併用する例を開示する。
特許文献2は、ジアルキルスルホサクシネート、脂肪酸、マグネシウム無機化合物、アルキルグリコールアルキルエーテル及び水を含有する手洗い用食器洗浄剤組成物を開示している。
特許文献3は、ジアルキルスルホサクシネート、陰イオン界面活性剤及びアルキルグリセリルエーテルを含有する手洗い用食器洗浄剤組成物を開示されている。特許文献3の実施例1−9は、ジアルキルスルホサクシネートとアルコールエトキシレートを併用する例を開示する。
特許文献4は、アルキルエトキシレートサルフェート、アルキルエトキシレート及び界面活性剤を含有する液体洗浄剤組成物を用いる調理器具の洗浄方法を開示する。
特表2008−507611号公報 特開2012−140571号公報 特開2011−231311号公報 特開2005−89590号公報
食器に乾燥固着した米飯汚れは、その存在状態により洗浄性が異なる。固形の粒状態では洗浄機の物理力により洗浄する事が出来るが、水を含みスラリー状となって乾燥した場合、デンプンの薄膜となり食器表面に残存して落としづらい汚れとなる。又、経年使用による食器の凹部に蓄積する事で更に洗浄しづらい状況となる。これらデンプン汚れは、洗浄後の目視観察では確認しづらく、ヨウ素溶液を噴霧する事でその残存が確認できるが、これを常態的に行うことは煩雑である。衛生面などから、業務用自動食器洗浄機を用いた洗浄により、食器に付着した目に見えにくいデンプン汚れを極力低減できることが望まれる。
乾燥固着したデンプン汚れの洗浄は、水と接触させる事によりデンプンを膨潤させる事で食器との親和力を低減する事が有効である。例えば、洗浄前に長時間の予備浸漬を行えば、乾燥固着したデンプン汚れは落としやすくなる。しかし、多くの施設では、多量の食器を短時間で洗浄したいという要請が強いため、できるだけ浸漬時間を短くする浸漬処理剤が望まれる。
本発明は、食器等の硬質表面を有する物品に付着した、乾燥固着した米飯汚れなどの強固なデンプン汚れを除去しやすくし、低温安定性にも優れた硬質表面用洗浄剤組成物、及びこれを用いた、デンプン汚れの洗浄力に優れた食器の洗浄方法に関する。
本発明は、(A)炭素数5以上18以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を2つ有するジアルキルスルホサクシネート〔以下、(A)成分という〕、(B)下記一般式(B1)で表される非イオン界面活性剤〔以下、(B)成分という〕、(C)下記一般式(C1)で表される非イオン界面活性剤〔以下、(C)成分という〕及び水を含有する、硬質表面用洗浄剤組成物に関する。
1bO−(EO)n−H (B1)
〔式中、R1bは炭素数8以上20以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基であり、EOはエチレンオキシ基であり、nはEOの平均付加モル数を示し、0超110以下の数である。〕
1cO−[(EO)p・(AO)q]−H (C1)
〔式中、R1cは炭素数8以上20以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基であり、EOはエチレンオキシ基であり、AOは炭素数3又は4のアルキレンオキシ基であり、pはEOの平均付加モル数を示し、qはAOの平均付加モル数を示し、pは4以上10以下の数であり、qは1以上10以下の数であり、EOとAOはブロック又はランダムに結合している。〕
また、本発明は、下記工程1の終了後、下記工程2を行う、食器の洗浄方法に関する。
工程1:前記本発明の硬質表面用洗浄剤組成物を水で希釈して調製した処理液に、食器を浸漬する工程。
工程2:自動食器洗浄機を用いて食器を洗浄する工程。
さらに、本発明は、前記本発明の硬質表面用洗浄剤組成物で硬質表面を洗浄する、硬質表面の洗浄方法に関する。
なお本発明において、食器用とは、食器用及び調理器具用の何れも含むものとする。また食器には食品用の保存容器を含むものとする。
本発明は、(A)成分、(B)成分、(C)成分及び水を含有する、自動食器洗浄機用前処理剤組成物を包含する。
本発明は、(A)成分、(B)成分、(C)成分及び水を含有する、洗浄前処理剤組成物を包含する。
以下、本明細書において、「本発明の硬質表面用洗浄剤組成物」は、「本発明の自動食器洗浄機用前処理剤組成物」又は「本発明の硬質物品洗浄用前処理剤組成物」に読み替えることができる。そして、本明細書において、「本発明の自動食器洗浄機用前処理剤組成物」のことを、「本発明の前処理剤組成物」、又は「前処理剤組成物」とも呼ぶことができる。
本発明によれば、食器等の硬質表面を有する物品に付着した、乾燥固着した米飯汚れなどの強固なデンプン汚れを除去しやすくし、低温安定性にも優れた硬質表面用洗浄剤組成物、及びこれを用いた、デンプン汚れの洗浄力に優れた食器の洗浄方法が提供される。
例えば、乾燥固着した米飯汚れが付着した食器を、自動食器洗浄機や手洗いでの洗浄を行う前に、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物に短時間浸漬洗浄することで、自動食器洗浄機や手洗いでの洗浄による米飯汚れの除去性が著しく向上する。
本発明の効果が発現される理由は定かではないが、次のように推察される。デンプン汚れは、水との接触により膨潤し粘性が低下する事で、洗浄しやすさが向上する。通常、デンプン汚れが付着した食器を洗浄する際には、デンプン汚れの外部から膨潤が起こる為、洗浄剤を用いる場合であっても、汚れた食器を、洗浄剤中に長く浸漬することが必要であった。一方、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、デンプン汚れが付着した食器を該洗浄剤組成物中に、短時間、浸漬することでデンプン汚れが洗浄しやすくなる。そのため、該組成物を含有する硬質表面用洗浄剤組成物で、短時間、デンプン汚れが付着した食器を該洗浄剤に浸漬した後、自動食器洗浄機を用いる洗浄や手洗いによる洗浄を行うことで、デンプン汚れに対する優れた洗浄力が得られる。これは、(A)成分と(B)成分と(C)成分を組み合わせたことで、デンプン汚れと食器の境界部分から内部空隙部への濡れ性が向上し、デンプン汚れの内部、外部の両方からデンプンの膨潤が進行したためと考えられる。
〔硬質表面用洗浄剤組成物〕
<(A)成分>
本発明の(A)成分は、炭素数5以上18以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を2つ有するジアルキルスルホサクシネート又はその塩である。具体的には、下記一般式(A1)で表されるジアルキルスルホサクシネートが好ましく挙げられる。
Figure 2017048362
〔式中、R1a、R2aは、それぞれ、炭素数5以上18以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基である。Mは、水素原子あるいは、無機又は有機の陽イオンである。〕
一般式(A1)中のR1a、R2aは、同一でも異なっていても良い。R1a、R2aの炭素数は、デンプン除去性のさらなる向上の観点から、5以上が好ましく、6以上がより好ましく、7以上が更に好ましくそして、デンプン除去性のさらなる向上の観点から、18以下が好ましく、14以下がより好ましく、10以下が更に好ましい。
一般式(A1)中、R1a、R2aは、それぞれ、具体的には、n−オクチル基、ノニル基、デシル基、ドデシル基、トリデシル基、2−エチルヘキシル基、sec−オクチル基、イソペンチル基、イソノニル基、イソデシル基、及びシクロヘキシル基から選ばれるアルキル基が挙げられ、好ましくはn−オクチル基、sec−オクチル基、デシル基、イソデシル基、及び2−エチルヘキシル基から選ばれる基である。
一般式(A1)中、Mとしては、水素原子;ナトリウムイオン、カリウムイオン、リチウムイオン等のアルカリ金属イオン;マグネシウムイオン等のアルカリ土類金属イオン;アンモニウムイオンから選ばれる無機陽イオン、モノエタノールアンモニウムイオン、ジエタノールアンモニウムイオン、トリエタノールアンモニウムイオン等のアルカノールアンモニウムイオンから選ばれる有機陽イオンが挙げられる。Mは、好ましくはナトリウムイオン、カリウムイオン、マグネシウムイオン、及びアンモニウムイオンから選ばれる陽イオンであり、より好ましくは、ナトリウムイオン及びカリウムイオンから選ばれる陽イオンであり、更に好ましくはナトリウムイオンである。
一般式(A1)中のR1a、R2aが同一の化合物の調製方法としては、特に限定されるものではないが、例えば米国特許明細書第2,028,091号公報に記載の方法を参考して製造することができ、また、R1a、R2aが異なる非対称の化合物は、例えば特開昭58−24555号公報を参考して製造することができる。市販の化合物を用いる場合には、東邦化学工業(株)エアロールCT−1K(R1a、R2aが共に2−エチルヘキシル基である化合物)、三洋化成工業(株)サンモリンOT−70S(R1a、R2aが共に2−エチルヘキシル基である化合物)、花王(株)製ペレックスOT−P(R1a、R2aが共に2−エチルヘキシル基である化合物)、同ペレックスTR(R1a、R2aが共にトリデシル基である化合物)、BASF社製LuensitA−BO(R1a、R2aが共に2−エチルヘキシル基である化合物)、三井サイテック株式会社から入手可能であったエアロゾルA−196(R1a、R2aが共にシクロヘキシル基である化合物)などを用いることができる。
<(B)成分>
本発明の(B)成分は、下記一般式(B1)で表される非イオン界面活性剤である。(B)成分は、洗浄性、抑泡性、低温安定性の観点から用いられる。
1bO−(EO)n−H (B1)
〔式中、R1bは炭素数8以上20以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基であり、EOはエチレンオキシ基であり、nはEOの平均付加モル数を示し、0超110以下の数である。〕
本発明で使用する(B)成分は、具体的には、ポリオキシアルキレン型非イオン界面活性剤であり、ポリオキシエチレンモノアルキル又はモノアルケニルエーテルから選ばれる一種以上が挙げられる。
一般式(B1)中のR1bは、炭素数8以上20以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基である。R1bの炭素数は、洗浄性、抑泡性、低温安定性の観点から、8以上であり、好ましくは10以上であり、より好ましくは12以上であり、そして、20以下であり、好ましくは18以下であり、より好ましくは14以下である。
一般式(B1)中のR1bは、好ましくは直鎖又は分岐鎖のアルキル基であり、より好ましくは分岐鎖のアルキル基であり、更に好ましくは第2級アルキル基である。ここで、第2級アルキル基とは、一般式(B1)中のR1bOにおいてOと結合するR1bの炭素原子が第2級炭素原子となっているアルキル基をいう(以下同様)。
一般式(B1)中のnはエチレンオキシ基(EO)の平均付加モル数であり、0超110以下の数である。nは、洗浄性、抑泡性、低温安定性の観点から、0超であり、好ましくは3以上、より好ましくは5以上、そして、110以下であり、好ましくは100以下、より好ましくは50以下、より好ましくは20以下、より好ましくは10以下である。
一般式(B1)の非イオン界面活性剤は、アルコールへのエチレンオキシドの付加反応によりできるが、本発明では、洗浄性、抑泡性、低温安定性の観点から、残留する未反応のアルコールが2質量%以下であることが好ましい。
(B)成分は、下記一般式(B2)で表される非イオン界面活性剤が好ましい。
Figure 2017048362
〔式中、R2b、R3bは、それぞれ、直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基であり、R2b、R3bの炭素数の合計は7以下19以下である。EOはエチレンオキシ基であり、nはEOの平均付加モル数を示し、0超110以下の数である。〕
一般式(B2)中のR2b−CH(R3b)部分は、一般式(B1)中のR1bに相当し、その合計の炭素数は、洗浄性、抑泡性、低温安定性の観点から、8以上であり、好ましくは10以上であり、より好ましくは12以上であり、そして、20以下であり、好ましくは18以下であり、より好ましくは14以下である。また、一般式(B2)中のnの好ましい範囲も一般式(B1)中のnと同じである。
<(C)成分>
本発明の(C)成分は、下記一般式(C1)で表される非イオン界面活性剤である。(C)成分は、洗浄性、抑泡性の観点から用いられる。
1cO−[(EO)p・(AO)q]−H (C1)
〔式中、R1cは炭素数8以上20以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基であり、EOはエチレンオキシ基であり、AOは炭素数3又は4のアルキレンオキシ基であり、pはEOの平均付加モル数を示し、qはAOの平均付加モル数を示し、pは4以上10以下の数であり、qは1以上10以下の数であり、EOとAOはブロック又はランダムに結合している。〕
一般式(C1)中のR1cは、炭素数8以上20以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基である。R1cの炭素数は、洗浄性、抑泡性、低温安定性の観点から、8以上であり、好ましくは10以上であり、そして、20以下であり、好ましくは18以下、より好ましくは14以下である。R1cは、好ましくは分岐鎖を有するアルキル基である。
一般式(C1)中のR1cは、洗浄性、抑泡性の観点から、好ましくは直鎖又は分岐鎖のアルキル基であり、より好ましくは分岐鎖のアルキル基であり、より好ましくは第2級アルキル基である。
一般式(C1)中のAOは炭素数3又は4のアルキレンオキシ基であり、好ましくは炭素数3のプロピレンオキシ基である。
一般式(C1)中のEOとAOはブロック又はランダムに結合しており、好ましくはブロックに結合している。より好ましくは、R1cO−に、EO、AOの順でブロックに結合している。具体的には、以下の一般式(C2)で表される非イオン界面活性剤が挙げられる。
1cO−(EO)p−(AO)q−H (C2)
〔式中、R1cは炭素数8以上20以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基であり、EOはエチレンオキシ基であり、AOは炭素数3又は4のアルキレンオキシ基であり、pはEOの平均付加モル数を示し、qはAOの平均付加モル数を示し、pは4以上10以下の数であり、qは1以上10以下の数であり、EOとAOはこの順にブロック結合している。〕
一般式(C1)中、EOの平均付加モル数pは、洗浄性及び抑泡性の観点から、4以上であり、好ましくは4.5以上、より好ましくは5以上であり、そして、10以下であり、より好ましくは9以下、より好ましくは8以下である。
また、一般式(C1)中、AOの平均付加モル数qは、洗浄性及び抑泡性の観点から、1以上であり、好ましくは3以上、より好ましくは4以上、より好ましくは5以上であり、そして、10以下であり、好ましくは9.5以下、より好ましくは9以下である。
一般式(C1)中、において、R1cは、洗浄性、抑泡性の観点から、好ましくは、分岐鎖を有する炭素数10以上14以下のアルキル基又は分岐鎖を有する炭素数10以上14以下のアルケニル基であり、より好ましくは、分岐鎖を有する炭素数10以上14以下のアルキル基である。また、R1cは、同様の観点から、好ましくは、炭素数10以上14以下の第2級のアルキル基又は炭素数10以上14以下の第2級のアルケニル基であり、より好ましくは、炭素数10以上14以下の第2級のアルキル基である。
一般式(C1)において、pは、洗浄性、抑泡性の観点から、好ましくは5以上9以下であり、また、qは、好ましくは5以上9以下である。
一般式(C1)の非イオン界面活性剤の具体例としては、入手性の観点から、好ましくはポリオキシエチレン(7)ポリオキシプロピレン(8.5)−sec−ドデシルエーテル、ポリオキシエチレン(7)ポリオキシプロピレン(8.5)−sec−トリデシルエーテル、ポリオキシエチレン(7)ポリオキシプロピレン(8.5)−sec−テトラデシルエーテルから選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。ここで、( )内はエチレンオキシド又はプロピレンオキシドの平均付加モル数である。
一般式(C1)の非イオン界面活性剤の重量平均分子量は、洗浄性、抑泡性の観点から、好ましくは200以上であり、そして、好ましくは5,000以下、より好ましくは2,000以下である。
一般式(C1)の非イオン界面活性剤は「ソフタノール」の商品名で(株)日本触媒から入手可能である。
(C)成分は、下記一般式(C3)で表される非イオン界面活性剤が好ましく、下記一般式(C4)で表される非イオン界面活性剤がより好ましい。
Figure 2017048362
〔式中、R2c、R3cは、それぞれ、直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基であり、RR2c、R3cの炭素数の合計は7以下19以下である。EOはエチレンオキシ基であり、AOは炭素数3又は4のアルキレンオキシ基であり、pはEOの平均付加モル数を示し、qはAOの平均付加モル数を示し、pは4以上10以下の数であり、qは1以上10以下の数であり、EOとAOはブロック又はランダムに結合している。〕
Figure 2017048362
〔式中、R2c、R3cは、それぞれ、直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基であり、R2c、R3cの炭素数の合計は7以下19以下である。EOはエチレンオキシ基であり、AOは炭素数3又は4のアルキレンオキシ基であり、pはEOの平均付加モル数を示し、qはAOの平均付加モル数を示し、pは4以上10以下の数であり、qは1以上10以下の数であり、EOとAOはこの順にブロック結合している。〕
一般式(C3)、(C4)中のR2c−CH(R3c)部分は、一般式(C1)中のR1cに相当し、その合計の炭素数は、好ましくは10以上であり、そして、好ましくは18以下、より好ましくは14以下である。また、一般式(C3)、(C4)中のp、qの好ましい範囲も、それぞれ、一般式(C1)中のp、qと同じである。
<水>
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は水を含有する。水は、組成物の残部となる量で用いられる。
組成物中の各成分の含有量は特に断らない限り、水を含めた成分の全量に対する質量%である。
<その他の成分>
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、低温安定性のさらなる向上の観点から、(D)成分として、プロピレングリコールを含有することが好ましい。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、低温安定性のさらなる向上の観点及び使用時の温水への溶解性及びプラスチック製食器に対する損傷低減の観点から、(E)成分として、ジエチレングリコールモノブチルエーテルを含有することが好ましい。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、低温安定性のさらなる向上の観点から、(F)成分として、エタノールを含有することが好ましい。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、プロピレングリコール、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、及びエタノールから選ばれる2種以上の化合物を含有することが好ましく、プロピレングリコール、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、及びエタノールを含有することがより好ましい。すなわち、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、(D)成分、(E)成分、及び(F)成分を含有することが好ましい。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、本発明の目的を損なわない範囲で、溶剤、分散剤、pH調整剤、増粘剤、粘度調整剤、香料、着色剤、酸化防止剤、防腐剤、抑泡剤、漂白剤、漂白活性化剤などの成分(ただし、(A)〜(F)成分を除く)を配合することができる。
<組成等>
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、(A)成分を、デンプン汚れ洗浄性及び低温安定性のさらなる向上の観点から、好ましくは1質量%以上、より好ましくは2質量%以上、より好ましくは2.5質量%以上、より好ましくは3質量%以上、そして、抑泡性の向上の観点から、好ましくは10質量%以下、より好ましくは6質量%以下、より好ましくは5.5質量%以下、より更に好ましくは5質量%以下含有する。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、(B)成分を、デンプン汚れ洗浄性及び低温安定性のさらなる向上の観点から、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは1質量%以上、そして、抑泡性の観点から、好ましくは10質量%以下、より好ましくは6質量%以下、より好ましくは4質量%以下、より更に好ましくは3.5質量%以下含有する。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、(C)成分を、デンプン汚れ洗浄性、抑泡性のさらなる向上の観点から、好ましくは1質量%以上、より好ましくは3質量%以上、より好ましくは5質量%以上、そして、好ましくは30質量%以下、より好ましくは25質量%以下、より更に好ましくは20質量%以下含有する。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、デンプン汚れ洗浄性及び低温安定性のさらなる向上の観点から、(B)成分の含有量と(C)成分の含有量の質量比が、〔(B)成分の含有量〕/〔(C)成分の含有量〕で、好ましくは0.01以上、より好ましくは0.1以上、そして、デンプン汚れ洗浄性及び抑泡性の観点から、好ましくは0.5以下、より好ましくは0.4以下である。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、デンプン汚れ洗浄性及び低温安定性のさらなる向上の観点から、(A)成分の含有量と(C)成分の含有量の質量比が、〔(A)成分の含有量〕/〔(C)成分の含有量〕で、好ましくは0.01以上、より好ましくは0.1以上、そして、デンプン汚れ洗浄性及び抑泡性の観点から、好ましくは2以下、より好ましくは1以下、より好ましくは0.7以下である。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、(B)成分と(C)成分を合計で、デンプン汚れ洗浄性及び低温安定性のさらなる向上の観点から、好ましくは1質量%以上、より好ましくは5質量%以上、より好ましくは6質量%以上、より好ましくは7質量%以上、そして、抑泡性の観点から、好ましくは40質量%以下、より好ましくは20質量%以下、より好ましくは18質量%以下、より好ましくは16質量%以下含有する。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、デンプン汚れ洗浄性のさらなる向上の観点から、(A)成分の含有量と、(B)成分の含有量と(C)成分の含有量の合計との質量比が、〔(A)成分の含有量〕/〔(B)成分の含有量+(C)成分の含有量〕で、好ましくは0.17以上、より好ましくは0.2以上、そして、当該質量比が、デンプン汚れ除去性及び抑泡性の観点から、好ましくは0.5以下、より好ましくは0.4以下である。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、水を、好ましくは、55質量%以上、より好ましくは60質量%以上、そして、好ましくは、80質量%以下、より好ましくは75質量%以下含有する。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物が、(D)成分、(E)成分、及び(F)成分から選ばれる1種以上の成分を含有する場合、好ましくは(D)成分、(E)成分、及び(F)成分から選ばれる2種以上の成分を含有する場合、より好ましくは(D)成分、(E)成分、及び(F)成分の3種全部を含有する場合、低温安定性の観点から、(D)成分、(E)成分、及び(F)成分の合計含有量は、好ましくは10質量%以上、より好ましくは13質量%以上、そして、低温安定性の観点から、好ましくは23質量%以下、より好ましくは19質量%以下である。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、(D)成分であるプロピレングリコールを含有する場合、低温安定性のさらなる向上の観点から、好ましくは8質量%以上、より好ましくは10質量%以上、そして、低温安定性のさらなる向上の観点から、好ましくは16質量%以下、より好ましくは14質量%以下含有する。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、(E)成分であるジエチレングリコールモノブチルエーテルを含有する場合、低温安定性のさらなる向上の観点から、好ましくは2質量%以上、より好ましくは3質量%以上、そして、低温安定性のさらなる向上の観点から、好ましくは5質量%以下、より好ましくは4質量%以下含有する。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、(F)成分であるエタノールを含有する場合、低温安定性のさらなる向上の観点から、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、そして、低温安定性のさらなる向上の観点から、好ましくは2質量%以下、より好ましくは1質量%以下含有する。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物の25℃におけるpHは、使用性の観点から、好ましくは4以上、より好ましくは5以上であり、そして使用性さらなる向上の観点から、好ましくは10以下、より好ましくは9以下である。pHは、JIS K 3362:2008 8.3の記載に準じて測定することができる。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物の25℃における粘度は、ハンドリング性及び温水溶解性のさらなる向上の観点から、好ましくは200mPa・s以下、より好ましくは100mPa・s以下であり、そして、好ましくは1mPa・s以上、より好ましくは5mPa・s以上である。粘度は、JIS Z 8803:2011の記載に準じて測定することができ、具体的には、TOKIMEC社製B型粘度計を用いて、ローター:No.1、回転数:30rpmの条件で測定することができる。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、硬質物品の硬質表面用、更に食器又は台所周りの硬質表面用、更に食器の硬質表面用であることが好ましい。
硬質物品としては、パイプ、部品等の食品製造機器、台所周りの硬質物品、食器等を洗浄対象とする。
台所周りの硬質物品は、台所の周辺で使用される物品であり、具体的には、冷蔵庫、食器棚などの食品、食器、調理器具の保存場所;排水溝、調理台、レンジフード、シンク、ガスレンジ、電子レンジなどの食品の調理場所;及びこれらの場所の周辺の床や壁等である。本発明では、これらを便宜上「台所周りの硬質物品」とする。
また、食器としては、具体的には、皿、椀等のいわゆる食器;タッパー、瓶等の保存容器;包丁やまな板、鍋、フライパン、魚焼きグリル等の調理器具;フードプロセッサー、ミキサー等の調理家電等の食材が接触する部材や器具が挙げられる。本発明では、これらを便宜上「食器」とする。
また、本発明の洗浄対象である硬質表面、更に食器及び台所周りの硬質表面、更に食器の硬質表面の材質は、プラスチック(シリコーン樹脂などを含む)、金属、陶器、木、及びそれらの組み合わせが挙げられる。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、予備洗浄用として好適である。また、洗浄前処理用として好適である。また、浸漬洗浄用として好適である。また、手洗い洗浄用として好適である。更に、これらを組み合わせた洗浄用として好適である。
〔自動食器洗浄機用前処理剤組成物〕
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、自動食器洗浄機用前処理剤組成物として用いることができる。自動食器洗浄機用前処理剤組成物においても、前述の(A)〜(F)成分、及びそれらの好ましい含有量、好ましい任意成分、好ましい物性は、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物で述べたものが適用できる。
〔洗浄方法〕
本発明は、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物で硬質表面を洗浄する、硬質表面の洗浄方法に関する。すなわち、(A)成分、(B)成分、(C)成分及び水を含有する硬質表面用洗浄剤組成物で硬質表面を洗浄する、硬質表面の洗浄方法に関する。
本発明の硬質表面の洗浄方法で用いる、(A)成分、(B)成分、(C)成分は、前記の硬質表面用洗浄剤組成物に記載の(A)成分、(B)成分、(C)成分であり、好ましい態様も同じである。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物を用いる硬質表面の洗浄方法としては、例えば、(1)該組成物を含む可撓性材料、例えば、該組成物と水とを含むスポンジで、硬質表面を洗浄する手洗い洗浄法、(2)該組成物中に、硬質表面を有する物品、例えば、米飯等が付着した硬質表面を有する物品を浸漬させる浸漬洗浄法、(3)該組成物を、硬質表面、例えばスプレー等で米飯汚れ等が付着した硬質表面に、噴霧又は塗布して接触させる洗浄法などが挙げられる。
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物を、好ましくは水で希釈して調製した処理液に、硬質表面を有する物品を浸漬させた後、洗浄する方法が、デンプン汚れ洗浄性の観点から好ましい。
具体的には、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物を、好ましくは水で希釈して調製した処理液に、食器を浸漬させた後、手洗いにより又は自動食器洗浄機により、デンプン汚れ洗浄性の観点から好ましい。
また、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物を水で希釈して調製した処理液に、食器を浸漬させた後、該食器を手洗いにより洗浄し、更に、該食器を自動食器洗浄機により洗浄する方法が、デンプン汚れ洗浄性の観点からより好ましい。
何れの方法でも、手洗いは、スポンジでの手洗いが好ましい。
また、何れの方法でも、前記処理液中の本発明の硬質表面用洗浄剤組成物の含有量は、デンプン汚れ洗浄性の観点から、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.05質量%以上、そして、コストを低減する観点から、好ましくは1質量%以下、より好ましくは0.5質量%以下である。
本発明の好ましい洗浄方法は、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物を水で希釈して調製した処理液に、硬質表面を有する物品を浸漬する工程と、該物品を洗浄する工程とを有する。以下、硬質表面を有する物品として食器を洗浄する場合の、より具体的な洗浄方法について説明する。
<食器の洗浄方法>
本発明は、下記工程1の終了後、下記工程2を行う、食器の洗浄方法に関する。
工程1:前記本発明の硬質表面用洗浄剤組成物を水で希釈して調製した処理液に、食器を浸漬する工程。
工程2:自動食器洗浄機を用いて食器を洗浄する工程。
本発明の食器の洗浄方法は、下記工程1の終了後、下記工程2を行う、食器の洗浄方法である。
工程1:下記(A)成分、下記(B)成分及び水を含有する処理液に、食器を浸漬する工程。
工程2:自動食器洗浄機を用いて食器を洗浄する工程。
(A)成分:炭素数8以上18以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を2つ有するジアルキルスルホサクシネート
(B)成分:下記一般式(B1)で表される非イオン界面活性剤
(C)成分:下記一般式(C1)で表される非イオン界面活性剤
1bO−(EO)n−H (B1)
〔式中、R1bは炭素数8以上20以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基であり、EOはエチレンオキシ基であり、nはEOの平均付加モル数を示し、0超110以下の数である。〕
1cO−[(EO)p・(AO)q]−H (C1)
〔式中、R1cは炭素数8以上20以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基であり、EOはエチレンオキシ基であり、AOは炭素数3又は4のアルキレンオキシ基であり、pはEOの平均付加モル数を示し、qはAOの平均付加モル数を示し、pは4以上10以下の数であり、qは1以上10以下の数であり、EOとAOはブロック又はランダムに結合している。〕
処理液中の(A)成分の含有量は、デンプン汚れ洗浄性のさらなる向上の観点から、好ましくは0.0001質量%以上、更に好ましくは0.003質量%以上であり、そして温水溶解性のさらなる向上の観点から、好ましくは0.03質量%以下、より好ましくは0.025質量%以下である。
処理液中の(B)成分の含有量は、デンプン汚れ洗浄性のさらなる向上の観点から、好ましくは0.0001質量%以上、更に好ましくは0.002質量%以上であり、そして抑泡性のさらなる向上の観点から、好ましくは0.03質量%以下、より好ましくは0.01質量%以下である。
処理液中の(C)成分の含有量は、抑泡性のさらなる向上の観点から、好ましくは0.0007質量%以上、更に好ましくは0.01質量%以上であり、そして抑泡性のさらなる向上の観点から、好ましくは0.13質量%以下、より好ましくは0.05質量%以下である。
また、処理液中の(B)成分と(C)成分の合計の含有量は、デンプン汚れ洗浄性のさらなる向上の観点から、好ましくは0.0005質量%以上、より好ましくは0.007質量%以上であり、そしてデンプン汚れ洗浄性のさらなる向上の観点から好ましくは0.2質量%以下、より好ましくは0.08質量%以下である。
工程1の処理液においても、デンプン汚れ洗浄性及び抑泡性のさらなる向上の観点から、(B)成分の含有量と(C)成分の含有量の質量比が、〔(B)成分の含有量〕/〔(C)成分の含有量〕で、好ましくは0.01以上、より好ましくは0.1以上、そして、デンプン汚れ洗浄性及び抑泡性の観点から、好ましくは0.5以下、より好ましくは0.4以下である。
工程1の処理液においても、デンプン汚れ洗浄性及び抑泡性のさらなる向上の観点から、(A)成分の含有量と、(B)成分の含有量と(C)成分の含有量の合計との質量比が、〔(A)成分の含有量〕/〔(B)成分の含有量+(C)成分の含有量〕で、好ましくは0.17以上、より好ましくは0.2以上、そして、当該質量比が、デンプン汚れ除去性及び抑泡性の観点から、好ましくは0.5以下、より好ましくは0.4以下である。
本発明の食器洗浄の洗浄方法で用いる、(A)成分、(B)成分、(C)成分は、前記の硬質表面用洗浄剤組成物に記載の(A)成分、(B)成分、(C)成分であり、好ましい態様も同じである。
工程1の処理液は、使用時の温水への溶解性のさらなる向上の観点から、(D)成分として、プロピレングリコールを含有することが好ましい。
工程1の処理液は、使用時の温水への溶解性及びプラスチック製食器に対する損傷低減の観点から、(E)成分として、ジエチレングリコールモノブチルエーテルを含有することが好ましい。
工程1の処理液は、使用時の温水への溶解性のさらなる向上の観点から、(F)成分として、エタノールを含有することが好ましい。
工程1の処理液は、プロピレングリコール、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、及びエタノールから選ばれる2種以上の化合物を含有することが好ましく、プロピレングリコール、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、及びエタノールを含有することがより好ましい。すなわち、工程1の処理液は、(D)成分、(E)成分、及び(F)成分を含有することが好ましい。
処理液が(D)成分、(E)成分、及び(F)成分から選ばれる1種以上の成分を含有する場合、処理液中の(D)成分、(E)成分及び(F)成分の合計含有量は、温水への溶解性及びプラスチック製食器に対する損傷低減の観点から、好ましくは0.001質量%以上、より好ましくは0.013質量%以上、そして、温水への溶解性及びプラスチック製食器に対する損傷低減の観点から、好ましくは0.21質量%以下、より好ましくは0.09質量%以下である。
また、処理液が(D)成分のプロピレングリコールを含有する場合、処理液中のプロピレングリコールの含有量は、温水溶解性のさらなる向上の観点から、好ましくは0.0008質量%以上、より好ましくは0.01質量%以上である。そして低温安定性のさらなる向上の観点から、好ましくは0.16質量%以下、より好ましくは0.07質量%以下である。
また、処理液が(E)成分のジエチレングリコールモノブチルエーテルを含有する場合、処理液中のジエチレングリコールモノブチルエーテルの含有量は、温水溶解性のさらなる向上の観点から、好ましくは0.0008質量%以上、より好ましくは0.0035以上である。そして温水溶解性のさらなる向上の観点から、好ましくは0.05質量%以下、より好ましくは0.02質量%以下である。
また、処理液が(F)成分のエタノールを含有する場合、処理液中のエタノールの含有量は、温水溶解性のさらなる向上の観点から、好ましくは0.000001質量%以上、より好ましくは0.0001質量%以上、そして、温水溶解性のさらなる向上の観点から、好ましくは0.02質量%以下、より好ましくは0.005質量%以下である。
工程1で用いる処理液は、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物から調製されたものが好ましい。より具体的には、前記本発明の硬質表面用洗浄剤組成物を、水で希釈した処理液である。(A)成分、(B)成分、(C)成分、更に必要に応じて(D)成分、(E)成分、(F)成分の濃度が前記範囲となるように、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物を水で希釈することが好ましい。例えば、デンプン汚れ洗浄性のさらなる向上の観点から、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物を、水で好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、そして、コスト低減の観点から、好ましくは1質量%以下、より好ましくは0.5質量%以下に希釈して用いる。
工程1では、でんぷん汚れ洗浄性のさらなる向上の観点から、食器を前記処理液に、好ましくは1分以上、より好ましくは3分以上、更に好ましくは5分以上、そして、同様の観点から、好ましくは120分以下、より好ましくは90分以下、更に好ましくは60分以下、より更に好ましくは30分以下、浸漬する。また浸漬の際、食器類をスポンジ等で手洗いしても良い。
前記処理液の温度は、デンプン汚れ洗浄性のさらなる向上の観点から、好ましくは20℃以上、より好ましくは30℃以上、更に好ましくは40℃以上であり、そして経済性及び安全性の観点から、好ましくは60℃以下、より好ましくは55℃以下、更に好ましくは50℃以下である。処理液の温度は、食器を浸漬させる前の温度であってもよい。浸漬の間、前記温度を維持することが好ましい。
また前記処理液のpHは、デンプン汚れ洗浄性のさらなる向上の観点から、好ましくは5以上、より好ましくは6以上であり、そして安全性の観点から、好ましくは9以下、より好ましくは8以下である。このpHは、浸漬させる際の温度におけるpHであってよい。また、このpHは、処理液20℃でのpHであってよい。
食器の浸漬は、処理液を収容した浸漬槽を用いて行うことができる。浸漬槽は、一般的にシンクと表現されているものを使用することができる。業務用で使用されるシンクの容積は、厨房に於ける洗浄室の広さにより異なるが、例えば、0.1m以上3m以下のものが挙げられる。食器は、処理液に完全に浸漬することが好ましい。食器を完全に浸漬する容積を有する浸漬槽と処理液の量を組み合わせることが好適である。
<工程2>
工程2では、工程1で処理液への浸漬を終えた食器を、自動食器洗浄機を用いて食器を洗浄する。
工程1で処理液に浸漬した食器は水ですすがなくてもよいし、水ですすいでもよい。
工程2で用いる自動食器洗浄機は、一般に市場で入手可能な自動食器洗浄機であればよく、家庭用自動食器洗浄機を用いることも可能である。また、工程2での洗浄条件は特に限定されず、洗浄剤の種類、洗浄温度、洗浄時間などは、自動食器洗浄機による公知の洗浄条件に準じて行うことができる。工程2で用いる自動食器洗浄機は、好ましくは業務用自動食器洗浄機である。
また、本発明は、下記工程1の終了後、下記工程2’を行う、食器の洗浄方法に関する。
工程1:前記本発明の硬質表面用洗浄剤組成物を水で希釈して調製した処理液に、食器を浸漬する工程。
工程2’:食器を手洗い洗浄する工程。
この洗浄方法での工程1は前記の通りである。工程2’は、可撓性材料、好ましくはスポンジを用いて浸漬後の食器を洗浄することが好ましい。工程2’での洗浄は、洗浄剤を使用してもしなくてもどちらでもよい。工程2’では、水を用いて食器を洗浄することが好ましい。
<硬質表面用洗浄剤組成物の調製方法>
下記の表1記載の硬質表面用洗浄剤組成物を、下記のように調製した。
(1)(A)成分を、150℃〜180℃にて20分間加熱し溶解させた。
(2)溶解した(A)成分に(D)成分を徐々に添加、混合した。
(3)混合物が均一に溶解したことを確認した後、70℃以下まで徐々に冷却した。
(4)高温の為、飛散した(D)成分を追加し調整を行った後、イオン交換水を徐々に添加し、混合した。
(5)混合物が均一に溶解したことを確認した後、40℃以下まで徐々に冷却した後、(E)成分を徐々に添加、混合した。
(6)混合物が均一に溶解したことを確認した後、(B)成分、(C)成分、(F)成分の順で徐々に添加、混合した。混合物が均一に溶解したことを確認し、硬質表面用洗浄剤組成物を得た。
ここで、用いた成分は以下のものである。
・(A)成分:スルホコハク酸ジ−2−エチルヘキシルナトリウム塩(東京化成工業株式会社製、試薬:100%品)
・(B)成分:一般式(B1)中のR1bが炭素数12〜14の第2級アルキル基、n=7.0の非イオン界面活性剤、商品名「ソフタノール70」(株式会社日本触媒製)、表中、EO型非イオン界面活性剤と表示した。
・(C)成分:一般式(C1)中のR1cが炭素数12〜14の第2級アルキル基、AOがプロピレンオキシ基、p=7.0、q=8.5の非イオン界面活性剤、商品名「ソフタノールEP7085」(株式会社日本触媒製)、表中、EO・PO型非イオン界面活性剤と表示した。
・(D)成分:プロピレングリコール(旭硝子株式会社製)
・(E)成分:ジエチレングリコールモノブチルエーテル(品名:BDG−NS(日本乳化剤株式会社製))
・(F)成分:エタノール(試薬1級)
<評価方法>
得られた硬質表面用洗浄剤組成物を用いて以下の評価を行った。
〔I〕デンプン汚れ洗浄性(手洗いによる洗浄)
(1)直径12cm、高さ4.5cmで、側面からの形状が半円形状のメラミン製茶碗の内側に、炊飯器で炊いた米飯を、茶碗の直径と重なるように幅3cm、長さ16cmの帯状で、米粒が残らない様に擦りつけた。米飯の温度は40±10℃であった。
(2)米飯を擦りつけたメラミン製茶碗を、25℃±5℃に調整された部屋で2時間放置し、擦りつけた米飯が乾燥、固化している事を触手で確認した。
(3)45℃の温水800mLを、縦18.7cm、横12.8cm、高さ6.0cmのポリプロピレン製バットに入れ、表記載の硬質表面用洗浄剤組成物を0.8g投入し、処理液を調製した。処理液中の硬質表面用洗浄剤組成物の濃度は0.1質量%であった。
(4)茶碗を、米飯を擦りつけた面積の全部が浸かるように、処理液に5分間浸漬後取り出し、茶碗内側をスポンジで3秒間擦り洗いした。
(5)洗浄終了後、茶碗内側の米飯汚れの洗浄性確認の為、ヨウ素化デンプン反応を用いた着色度合にて確認した。
(6)ヨウ素溶液(試薬:0.01N)を、茶碗内側全体に噴霧した後、40℃±5℃の温水で10秒間すすぎ、米飯付着部分の着色度合を目視にて判定した。デンプン汚れ除去性の評価は、下記に示す5段階の評価基準に従って評価した。
5:米飯付着部分に、極僅かに着色が認められる(極僅かに、デンプン汚れが残存。)。
4:米飯付着部分に、僅かに着色が認められる。
3:米飯付着部分に、着色が認められる。
2:米飯付着部分に、多く着色が認められる。
1:米飯付着部分に、非常に多く着色が認められる。
本評価は、3以上がデンプン汚れ洗浄性として合格である。
〔II〕デンプン汚れ洗浄性(自動食器洗浄機による洗浄)
(1)直径12cm、高さ4.5cmで、側面からの形状が半円形状のメラミン製茶碗の内側に、炊飯器で炊いた米飯を、茶碗の直径と重なるように幅3cm、長さ16cmの帯状で、米粒が残らない様に擦りつけた。米飯の温度は40±10℃であった。
(2)米飯を擦りつけたメラミン製茶碗を、25℃±5℃に調整された部屋で2時間放置し、擦りつけた米飯が乾燥、固化している事を触手で確認した。
(3)45℃の温水800mLを、縦18.7cm、横12.8cm、高さ6.0cmのポリプロピレン製バットに入れ、表記載の硬質表面用洗浄剤組成物を0.8g投入し、処理液を調製した。処理液中の硬質表面用洗浄剤組成物の濃度は0.1質量%であった。
(4)茶碗を、米飯を擦りつけた面積の半分が浸かるように、処理液に5分間浸漬(工程1)後、取り出した。
(5)取り出した茶碗は1分以内に、1ドアタイプの業務用食器洗浄機(三洋電機株式会社製SANYO DR53)にセットし、洗浄温度50℃、洗浄時間40秒、濯ぎ温度80℃、濯ぎ時間10秒の条件で洗浄した(工程2)。尚、洗浄機の洗浄液槽(38L)
を、業務用自動食器洗浄剤(アクシャルニュースターAN:花王株式会社製)にて、濃度が0.15質量%になる様に予め洗浄液を調整している。又、この食器洗浄機では、洗浄中、洗浄液槽に収容された洗浄液の濃度は一定となるように制御されている。
(6)洗浄終了後、取り出した茶碗内側の米飯汚れの洗浄性確認の為、ヨウ素化デンプン反応を用いた着色度合にて確認した。
(7)ヨウ素溶液(試薬:0.01N)を、茶碗内側全体に噴霧した後、40℃±5℃の温水で10秒間すすぎ、浸漬部分の着色度合を目視にて判定した。デンプン汚れ除去性の評価は、下記に示す5段階の評価基準に従って評価した。
5:浸漬部分に、極僅かに着色が認められる(極僅かに、デンプン汚れが残存。)。
4:浸漬部分に、僅かに着色が認められる。
3:浸漬部分に、着色が認められる。
2:浸漬部分に、多く着色が認められる。
1:浸漬部分に、非常に多く着色が認められる(硬質表面用洗浄剤組成物の処理液に浸漬しないで洗浄した結果と同等である。)。
本評価は、3以上がデンプン汚れ洗浄性として合格である。
〔III〕低温安定性
表記載の硬質表面用洗浄剤組成物を、100mlのガラス製容器(マルエム社製No8、40mm×120mm)に80ml入れ密閉し、−5℃で14日間の保存を行い、液の外観状態を下記に示す5段階の評価基準に従って評価した。
5:均一透明(濁りは全く認められない。)。
4:極僅かに、濁りが認められる。
3:僅かに、濁りが認められる。
2:濁りが認められる。
1:濁りが認められ且つ、2層分離を起こしている。
本評価は、3以上が低温安定性として合格である。
Figure 2017048362
表中、(B)+(C)は、(B)成分と(C)成分の合計の質量%であり、(A)/[(B)+(C)]は、(A)成分の含有量と(B)成分の含有量と(C)成分の含有量の合計との質量比であり、(B)/(C)は、(B)成分の含有量と(C)成分の含有量の質量比である。

Claims (12)

  1. (A)炭素数5以上18以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を2つ有するジアルキルスルホサクシネート〔以下、(A)成分という〕、(B)下記一般式(B1)で表される非イオン界面活性剤〔以下、(B)成分という〕、(C)下記一般式(C1)で表される非イオン界面活性剤〔以下、(C)成分という〕及び水を含有する、硬質表面用洗浄剤組成物。
    1bO−(EO)n−H (B1)
    〔式中、R1bは炭素数8以上20以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基であり、EOはエチレンオキシ基であり、nはEOの平均付加モル数を示し、0超110以下の数である。〕
    1cO−[(EO)p・(AO)q]−H (C1)
    〔式中、R1cは炭素数8以上20以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基であり、EOはエチレンオキシ基であり、AOは炭素数3又は4のアルキレンオキシ基であり、pはEOの平均付加モル数を示し、qはAOの平均付加モル数を示し、pは4以上10以下の数であり、qは1以上10以下の数であり、EOとAOはブロック又はランダムに結合している。〕
  2. (D)成分として、プロピレングリコールを含有する請求項1記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
  3. (E)成分として、ジエチレングリコールモノブチルエーテルを含有する請求項1又は2記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
  4. (F)成分として、エタノールを含有する請求項1〜3いずれか1項記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
  5. (A)成分を2質量%以上6質量%以下含有する、請求項1〜4いずれか1項記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
  6. (B)成分と(C)成分を合計で5質量%以上20質量%以下含有する、請求項1〜5いずれか1項記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
  7. (B)成分を0.05質量%以上10質量%以下含有する、請求項1〜6いずれか1項記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
  8. (C)成分を1質量%以上30質量%以下含有する、請求項1〜7いずれか1項記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
  9. (B)成分の含有量と(C)成分の含有量の質量比が、〔(B)成分の含有量〕/〔(C)成分の含有量〕で、0.01以上0.5以下である、請求項1〜8いずれか1項記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
  10. (A)成分の含有量と、(B)成分の含有量と(C)成分の含有量の合計との質量比が、〔(A)成分の含有量〕/〔(B)成分の含有量+(C)成分の含有量〕で、0.1以上1以下である、請求項1〜9いずれか1項記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
  11. 下記工程1の終了後、下記工程2を行う、食器の洗浄方法。
    工程1:請求項1〜10いずれか1項記載の硬質表面用洗浄剤組成物を水で希釈して調製した処理液に、食器を浸漬する工程。
    工程2:自動食器洗浄機を用いて食器を洗浄する工程。
  12. 請求項1〜10いずれか1項記載の硬質表面用洗浄剤組成物で硬質表面を洗浄する、硬質表面の洗浄方法。
JP2016056721A 2015-09-01 2016-03-22 硬質表面用洗浄剤組成物 Active JP6646487B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015171788 2015-09-01
JP2015171788 2015-09-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017048362A true JP2017048362A (ja) 2017-03-09
JP6646487B2 JP6646487B2 (ja) 2020-02-14

Family

ID=58278836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016056721A Active JP6646487B2 (ja) 2015-09-01 2016-03-22 硬質表面用洗浄剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6646487B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP6646487B2 (ja) 2020-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6713348B2 (ja) 硬質表面用液体洗浄剤組成物
JP6644638B2 (ja) 硬質表面用液体洗浄剤組成物
JP2016198765A (ja) 食器の洗浄方法
JP7304207B2 (ja) 液体洗浄剤組成物
WO2019235424A1 (ja) 食器及び/又は台所周りの硬質物品用液体洗浄剤組成物
JP2019104852A (ja) 食器及び/又は台所周りの硬質物品の洗浄方法
TW201726904A (zh) 硬質表面用液體清潔劑組合物
JP7304208B2 (ja) 液体洗浄剤組成物
JP2018505272A (ja) 長時間残る洗浄泡
WO2019235425A1 (ja) 食器及び/又は台所周りの硬質物品用液体洗浄剤組成物
JP6646487B2 (ja) 硬質表面用洗浄剤組成物
JP7273126B2 (ja) 硬質表面用液体洗浄剤組成物
JP6445505B2 (ja) 機械洗浄前洗い用食器洗浄剤組成物
JP7199863B2 (ja) 硬質表面用液体洗浄剤組成物
JP6666078B2 (ja) 食器用浸漬洗浄剤組成物及び洗浄方法
JP6976704B2 (ja) 硬質表面用液体洗浄剤組成物
CN111592943A (zh) 一种具有双相外观的液体洗碗机槽清洁剂及制备方法
WO2019078179A1 (ja) 硬質表面用液体洗浄剤組成物
TWI840366B (zh) 食器及/或廚房周邊之硬質物品用液體清潔劑組合物
JP7421351B2 (ja) 食器洗浄機用洗浄剤組成物
JP7209526B2 (ja) 液体洗浄剤組成物
JP7046428B2 (ja) 硬質表面用液体洗浄剤組成物
JP6840432B2 (ja) 機械洗浄前洗い用食器洗浄剤組成物
JP6840429B2 (ja) 機械洗浄前洗い用食器洗浄剤組成物
CA3196534A1 (en) Multipurpose acidic compositions and methods of use

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190723

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191029

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200110

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6646487

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250