JP2017046924A - 光干渉断層計及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの測定ビームの走査位置の位置ずれを補正して、目的とする血管の血流速度及び血流量を速やかに、かつ、精度良く取得可能な光干渉断層計を提供すること。
【解決手段】互いに異なる方向に走査する少なくとも2つの走査機構と、走査機構の走査による2つの測定ビームの走査位置の位置ずれ量を検出する位置ずれ量検出手段と、位置ずれ量検出手段により検出された位置ずれ量に基づいて少なくとも2つの走査機構を制御して位置ずれを補正する補正制御手段とを備えた。
【選択図】図3

Description

本発明は、光コヒーレンストモグラフィー(OCT)を用いて、断層像を取得する、主に眼科で使用する光干渉断層計及びその制御方法に関する。
光コヒーレンストモグラフィー(OCT)は、非侵襲、非接触で測定できることから、眼科における生体組織の高解像度な断層画像を取得する手段として広く使用されている方法である。OCTでは、1次元の深さ方向(眼球においては、眼軸方向)の測定データをAスキャンデータ、2次元画像をBスキャン像、3次元画像をCスキャン像と通常呼ぶため、以下では、1次元の測定データをAスキャンデータ、2次元画像をBスキャン(画)像、3次元画像をCスキャン(画)像とも記述する。
光コヒーレンストモグラフィー(OCT)においては、タイムドメイン方式と呼ばれる、ミラーを動かして参照光の光路長を機械的に変化させながら断層画像取得を行うタイムドメインOCTと、フーリエドメイン方式と呼ばれる、分光器を用いてスペクトル情報を検出し断層画像取得を行うスペクトルドメインOCT、もしくは、波長走査光源を用いてスペクトル干渉信号を検出し断層画像取得を行う光周波数掃引OCTとがある。
フーリエドメイン方式のOCTでは、取得するスペクトル干渉信号のフーリエ変換によって得られる位相の時間変化量がドップラー信号として、被検物の移動速度に対応することを利用して、例えば、血流などの速度を求める手段として用いられる。ドップラー信号を取得するフーリエドメイン方式のOCTをドップラーOCTとも言うため、以下ではドップラーOCTと記述する。
ドップラーOCTは、例えば被検物の所定の部位にある血管における血流速度を計測するために、所定時間Δtで2回以上、所定の部位のOCT画像を取得し、取得した2枚以上のOCT画像の連続した隣り合う2枚のOCT画像から所定時間Δtにおける位相差Δφを取得して、血流速度を算出する方法が取られてきた。
ところが、従来のこの方法では、血流速度を測定するためには、上述のように同じ所定の部位を複数回OCT撮影してOCT画像を取得する必要があることから、測定時間が長くなるという問題があった。
特許文献1には、被検眼の眼底に照射する測定光を互いに独立した2つのビームに分けて1つのガルバノミラーにより走査することにより、時間の異なる同じ部位の2枚の断層画像を1回の前記走査によって取得することにより、異なる時刻における位相情報を抽出して、例えば血管の一部位についての異なる時刻(Δt)における周波数シフト(位相差Δφ)を算出して血流速度や血流量を求める方法が開示されている。
特許第5626687号公報
特許文献1に開示された光干渉断層計によれば、1回の走査によりドップラー計測に必要な所定時間Δtにおける位相差Δφが求められるため、従来の方法に比べて、短時間で目的とする血管の血流速度や血流量を求めることが可能である。
しかしながら、独立した2つの測定ビームの走査位置が光学系の調整の不具合などにより位置ずれを生じることがある。位置ずれが生じた場合、得られた2枚の断層画像により同じ部位についての位相の時間変化量が正しく計測できないことから、精度の高いドップラー計測ができないという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、簡易な制御手段を用いることにより、2つの測定ビームの走査位置の位置ずれを補正して、目的とする血管の血流速度及び血流量を速やかに、かつ、精度良く取得可能な光干渉断層計を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の光干渉断層計は光源からの光を参照ビームと測定ビームに分岐し、分岐した測定ビームを互いに独立した2つの測定ビームに分けて、該2つの測定ビームを走査機構により走査し、その走査方向について異なる2部位に同時に照射しながら走査を行い、反射した測定ビームと参照ビームを合波して得られる干渉信号から同じ部位の2枚の断層画像を取得する光干渉断層計であって、互いに異なる方向に走査する少なくとも2つの走査機構と、走査機構の走査による2つの測定ビームの走査位置の位置ずれ量を検出する位置ずれ量検出手段と、位置ずれ量検出手段により検出された位置ずれ量に基づいて少なくとも2つの走査機構を制御して位置ずれを補正する補正制御手段とを備えたことを特徴とする。
走査方向が互いに異なる2つの走査機構を備え、走査機構により2つのビーム光(測定光)を同時に走査して同じ部位の2枚の断層画像を取得する光干渉断層計において、走査機構で同時に走査した2つのビーム光(測定光)の走査位置にずれが生じた場合、その位置ずれ量を検出し、検出したずれ量に基づいて2つの走査機構を制御して、2つのビーム光(測定光)が同一直線上に走査されるように補正し、かつ、予め狙った部位(例えば特徴的な血管部位)を含む(所定の時間差の)2枚の断層画像を取得可能であるため、精度の高いドップラー計測が可能である。
また、上記目的を達成するために、請求項2に記載の光干渉断層計は、請求項1に記載の光干渉断層計であって、走査方向が互いに異なる少なくとも2つの走査機構は、少なくとも互いに直交する方向に走査する走査機構を含むことを特徴とする。
走査方向が互いに異なる2つの走査機構を、例えば互いに直交する方向に走査する走査機構にすることにより、効率的に位置ずれ補正のための走査制御が可能である。
また、上記目的を達成するために、請求項3に記載の光干渉断層計は、請求項1又は2に記載の光干渉断層計であって、補正制御手段は、位置ずれ量検出手段により検出された位置ずれ量に基づいて少なくとも2つの走査機構の各走査条件を決定して、決定された各走査条件に基づいて同時に2つの測定ビームを走査することを特徴とする。
例えば位置ずれ量をXY成分に分けて検出して、2つの走査機構の振れ角や振れ位置などの走査条件を決定することにより、効率的に、かつ、効果的に位置ずれ補正が可能になる。
また、上記目的を達成するために、請求項4に記載の光干渉断層計は、請求項1から3のいずれか1項に記載の光干渉断層計であって、補正制御手段は、被検物に対して所定の部位を指定する指定手段をさらに備え、位置ずれ量検出手段は、指定手段で指定した部位からの位置ずれ量を検出し、位置ずれ量に基づいて2つの測定ビームが指定した部位を走査するように、少なくとも2つの走査機構の各走査条件を決定して、決定された各走査条件に基づいて同時に2つの測定ビームを走査することを特徴とする。
ドップラー計測する場合は、狙った血管における断層画像を取得したい。そこで、例えば、ドップラー計測したい血管部位を指定し、指定した部位からのずれ量を求め、そのずれ量に基づいて少なくとも2つの走査機構を制御することにより、ドップラー計測したい血管部位を含む断層画像が取得できることから、効率的に目的とする血管におけるドップラー計測が可能になる。
上述のように、本発明によれば、2つの測定ビームの走査位置の位置ずれを補正することが可能なため、所定時間Δtの差を持つ同じ位置での断層画像が取得できることから、精度の高いドップラー計測が実施でき、結果として、目的とする血管の血流速度及び血流量を速やかに、かつ、精度良く取得できるのである。
本発明に係る光干渉断層計の一実施例の光学系の構成を示した図である。 本発明に係る光干渉断層計の一実施例の装置全体の構成を示した図である。 本発明に係る光干渉断層計の一実施例の操作手順(フローチャート)を示した図である。 本発明に係る光干渉断層計の一実施例で撮影された測定ビーム1及び測定ビーム2のBスキャン画像を説明する図である。 本実施例に係る光干渉断層計のモニタに表示されたSLOによる眼底の正面画像とドップラー計測する眼底位置の指定を説明する図である。 図5のa(0)の位置において、測定ビーム1及び測定ビーム2の走査ラインがずれた場合を説明する図である。 測定ビーム1及び測定ビーム2の走査ラインが位置ずれを補正する方法を説明する図である。 図6の測定ビーム1及び測定ビーム2の走査ラインがずれた状態から、本発明に係る補正方法により、走査ラインを補正した後の状態を説明する図である。 本実施例に係る光干渉断層計のモニタに表示されたOCTによる眼底の(a)Bスキャン像と(b)エンファス像(3次元のOCTデータから作成)の一例を示した図である。 本実施例に係る光干渉断層計のモニタに表示されたSLOによる眼底の正面画像の一例を示した図である。 本発明に係る光干渉断層計の別の一実施例の光学系の構成を示した図である。 図11に係る光干渉断層計の装置全体の構成を示した図である。
以下、本発明の一実施例に係る光干渉断層計について図面を参照して説明する。
[一実施形態]
図1には本発明に係る光干渉断層計1の光学系の詳細を説明した図である。そして、図2には本発明に係る光干渉断層計1の一実施例の装置全体の構成を示した図である。
光干渉断層計1には次の2つの光学系を備えている。被検眼Eの眼底の断層画像を干渉光の技術を用いて非侵襲で取得するための干渉光学系(以下、OCT光学系)100と、赤外光源201を用いて被検眼Eの眼底を照射し観察するための眼底SLO画像を取得するスキャニングレーザーオフサルモスコープ(SLO)光学系(以下、SLO光学系)200である。
各光学系についてその構成を以下に説明する。
(OCT光学系100)
OCT光学系100は光源101から干渉光をA/D変換するADC116までで構成される。本実施例ではフーリエドメイン型のOCTの1つである、光源101に波長掃引型光源を用いたSS−OCTを採用している。SS−OCTはその測定原理から他のOCTの方法と比較して高速に干渉信号(断層画像データ)を取得できる点で優位とされている。OCT光学系100は本実施例のSS−OCTに限定されるものではなく、他のフーリエドメイン型のOCTであるスペクトルドメインOCT(SD−OCT)であってもよい。
光源101から出力された光はファイバーを通ってファイバーカプラ102により、ファイバーカプラ120に入力する測定光(以下「測定ビーム」)とコリメータレンズ110に入力する参照光(以下「参照ビーム」)に分岐される。ファイバーカプラ120に入力した測定ビームはファイバーカプラ120により2つの独立した測定ビーム1(図1では実線)と測定ビーム2(図1では破線)分割される。
測定ビーム1(実線)はコリメータレンズ122に入力し、フォーカス104の中心から所定距離ずれた位置に入力する。フォーカス104に入力した測定ビーム1は屈折されて、互いに異なる走査方向に測定ビームを走査するガルバノミラー124及び125で反射された後、レンズ106、ダイクロイックミラー107を通り、対物レンズ109により屈折され、被検眼Eの角膜から水晶体の間でOCT光学系100の光軸と交差後眼底部の位置Pに入射する。
一方、測定ビーム2(破線)は遅延部121に入力後コリメータレンズ123に入力後フォーカス104の測定ビーム1とは異なる中心から所定距離ずれた位置に入力する。フォーカス104に入力した測定ビーム2は屈折されて、互いに異なる走査方向に測定ビームを走査するガルバノミラー124及び125で反射された後、レンズ106、ダイクロイックミラー107を通り、対物レンズ109により屈折され、被検眼Eの角膜から水晶体の間で光軸と交差後眼底の位置Qに入射する。
ここで、本実施例ではガルバノミラー124及び125は互いに直交する方向に走査するように、例えば、ガルバノミラー124は被検眼に対して水平方向(X方向)に走査し、ガルバノミラー125は被検眼に対して垂直方向(Y方向)に走査するように設定されている。ガルバノミラー124及び125の走査方向は、これに限定するものではなく、走査方向が互いに異なる方向であればよく、適宜設定すればよい。また、本実施例では、2つのガルバノミラー124及び125を採用しているが、走査ミラーは2つに限定するものではなく、3つ以上配置してもよい。本発明の目的である2つの測定ビームの走査位置ずれ補正が必要とされる精度で補正できるよう、走査ミラーの数や走査方向などを適宜決めて、配置すればよいのである。
被検眼Eの眼底部から反射された測定ビーム1及び2は、入射時とは逆に対物レンズ109、ダイクロイックミラー107、レンズ106、ガルバノミラー124及び125、フォーカスレンズ104を通る。その後、測定ビーム1はコリメータレンズ123に入力後ファイバーカプラ120に入力する。測定ビーム2はコリメータレンズ122に入力後遅延部121を通りファイバーカプラ120に入力される。そして、ファイバーカプラ120に入力した(被検眼Eの眼底部から反射された)測定ビーム1と測定ビーム2はファイバーカプラ120により重畳され、重畳された測定ビーム(測定ビーム1+測定ビーム2)は、ファイバーカプラ114の一方の入力部に入力する。
ここで、測定ビーム2が入力する遅延部121は、例えば、数mの長さのファイバーケーブルなどが採用できる。遅延部121は測定ビーム1に対し測定ビーム2を時間的に遅延させるように作用する。遅延量(遅延時間)は、ファイバーカプラ120により測定ビーム1と測定ビーム2が重畳される際に、互いに重ならない程度に設定するのが望ましい。そのため、本実施例の場合測定ビーム2は往復で2回遅延部121を通ることから遅延部のファイバーケーブルの長さは、必要な遅延量の約半分の長さを超えたファイバーケーブルを採用している。尚、本実施例では、遅延部121にファイバーケーブルを採用したが、これに限定するものではなく、例えば、プリズムなどを用いた光学系を付加しても測定ビーム2の遅延は可能である。上述のように、ファイバーカプラ120により測定ビーム1と測定ビーム2が重畳される際に、測定ビーム1と測定ビーム2が重ならない程度に遅延可能に遅延部121は構成されればよい。
一方、ファイバーカプラ102に分岐され、コリメータレンズ110に入力した参照ビームはプリズム112で反射されてコリメータレンズ111を通って、ファイバーカプラ114の他の一方の入力部に入力する。
ファイバーカプラ114に入力した測定ビーム(測定ビーム1+測定ビーム2)と参照ビームはファイバーカプラ114内で合波され干渉光としてバランス検出器115に入力して電気信号(干渉信号)に変換される。尚、ファイバーカプラ114から出力された2つの干渉光は互いに位相が180°異なる干渉光であり、この2つの干渉光がバランス検出器115に入力し差動増幅される。ここで、コモンノイズなどのノイズ成分の影響が低い場合は簡易な1入力の検出器などを採用してもよい。
ここで、バランス検出器115から出力された干渉信号はADC116でデジタル信号としてサンプリングされ、CPUやメモリなどからなる演算部500に入力し、フーリエ変換されて深さ方向の断層信号であるAスキャンデータを取得し演算部500内のメモリに記憶される。尚、ここで取得するAスキャンデータは測定ビーム1による眼底部の位置PにおけるAスキャンデータと測定ビーム2による眼底部の位置QにおけるAスキャンデータが重畳されたAスキャンデータである。
プリズム112は制御部113により光軸上に移動し、参照光路長を変更調整可能に制御される。通常、OCT撮影の前に参照光路長と測定光路長が同じ光路長になるように制御部113により移動し、測定中は固定される。
上述のように本実施例では、ガルバノミラー124及び125を制御して被検眼Eに対して任意の角度で走査するように構成されている。そして、後述するように、被検眼Eの眼底部の位置Pから走査する走査位置(測定ビーム1のBスキャンライン)と眼底部の位置Qから走査する走査位置(測定ビーム2のBスキャンライン)が眼底部において一致するように、ガルバノミラー124及び125の振れ位置や振れ幅(角度)を図2に示すOCTスキャン制御部にて制御される。
本実施例では、ダイクロイックミラー107は例えば900nm以上の長波長の光(OCT光源101からの光)は通過し、900nmより短い短波長の光(例えば840nm、SLOの光源からの光)は反射するように設定されている。ダイクロイックミラー107は上述の仕様に限定されるものではなく、使用する光源の波長で適宜設定すればいい。
上述のようにダイクロイックミラー107を用いて被検眼Eに照射され反射された2つの波長の異なる光(OCT光、SLO光)が適切に分割され、各々の測定を可能にしている。
(SLO光学系200)
SLO光学系200は、光源201からA/DコンバータであるADC210までで構成される。通常、SLO光源は800〜900nmの赤外のレーザーダイオードを用いて眼底画像を非侵襲で取得する。尚、本実施例では840nmのレーザーダイオードをSLO光源として採用している。SLO光源についても、本実施例のレーザーダイオードに限定されるものではなく、他の光源、例えばLEDであってもよい。
SLO用の光源201から出力された測定光(他の測定光を区別するため、以下、SLO測定光とする)はミラー204で反射される。ここで、眼底に照射する光と眼底から反射された反射光が同じ経路を辿る。そこで、照射光と反射光を分割するため、ミラー204は、所定の割合で反射と透過するハーフミラー又はビームスプリッタなどが採用される。光学系内の意図しない散乱や反射により生じるノイズ光が低減するため、ミラー204に偏光ビームスプリッタを採用してもよい。
よって、SLO測定光の一部がミラー204により反射されてフォーカスレンズ203に入力し、その後スキャン装置208、レンズ202を通り、ダイクロイックミラー107に入力する。入力したSLO測定光はダイクロイックミラー107で反射し、対物レンズ109を通って被検眼の眼底に照射される。フォーカスレンズ203は眼底に照射されたSLO測定光が眼底上でフォーカスするよう光軸上で移動制御される。
眼底で反射されたSLO測定光は逆の経路で、対物レンズ109、ダイクロイックミラー107、レンズ202、スキャン装置208、フォーカスレンズ203を通ってミラー204に入力し、その一部がミラー204を透過してレンズ205に入力して集光後ピンホール206を通って光検出器207で受光し、電気信号に変換後ADC210に入力する。
ここで、スキャン装置208は、SLO測定光を被検眼の眼底に対してX軸方向、Y軸方向にスキャンするものであり、スキャン装置208により、SLO測定光の照射位置を走査して眼底の正面画像データを取得できるようになっている。スキャン装置208は、ガルバノミラーに限定されるものではなく、ポリゴンミラーを用いてもよいし、ガルバノミラーとポリゴンミラーを複合した構成としてもよい。また、光検出器207は、例えば、アバランシェフォトダイオードや光電子増倍管などが採用される。
上述のように、眼底部をXYスキャンしてその反射光をADC210でサンプリングし、演算部500で信号処理することにより、被検眼Eの眼底の正面画像が取得できるのである。実際に撮影しモニタに表示されたSLO画像を図10に示す。
(操作手順)
次に、本実施例に係る光干渉断層計の操作手順について説明する。
図3は、本実施例における操作手順を説明したフローチャートである。
まず、S10で上記2つの光学系が配置されたヘッド(ヘッド部とも言う)を被検眼の目に合わせる(以下、アライメントという)。アライメントは本体に備えた(図示しない)ジョイスティックなどを用いて実施される。ここで、下述するS14における(図示しない)固視光学系を用いて固視灯を被検眼に対して照射してもよい。これにより、被検眼は固視されるため、アライメント(ヘッドを目に合わせる)が容易になる。固視光学系は、一般的な眼科装置に備わっている固視光学系が採用可能である。
次に、S12でSLO光学系のフォーカス調整を行う。フォーカスレンズ203を光軸上で移動制御して光源201から照射されるSLO光が被検眼の眼底(網膜)上で焦点が合う(フォーカスする)ようにする。そして、この時得られた制御信号の値から被検眼の眼屈折力も算出され、本体内の記憶部に記憶される。
次に、S14で(図示しない)固視光学系を用いて被検眼を固視させる。固視させる方法は上述のように一般の眼科装置で採用される方法を用いてもよいし、より効果の高い固視光学系を配置して、実施してもよい。
S16でSLO撮影を実施して眼底部の正面画像を取得する。
S16で眼底部の正面画像を取得したら、(図示しない)モニタに眼底部の正面画像を表示する。表示方法は、リアルタイムに表示してもよいし、検者の操作により、画像を切り替えて表示する方法であってもよい。そして、S18で、モニタに表示した眼底部の正面画像を見て、OCT撮影の撮影位置(眼底部の位置)を指定する。指定する箇所は1つでもいいが、ドップラーOCTにより目的とする血管の血流速度や血流量を求める際は目的の血管を含む異なる2箇所以上の位置でドップラーOCT計測する必要があるため、本実施例では2箇所指定するが、指定する箇所は2箇所に限定するものではなく、より高い精度の血流速度や血流量の測定のため3箇所以上指定してもよい。指定は、検者がモニタを見て指定してもよいし、予め撮影位置が定まっていれば(例えば予め設定した特定の血管を含む複数の位置など)、SLOによる眼底部の正面画像を演算部500で解析して撮影位置を自動的に検出してOCT撮影の撮影位置を決定してもよい。OCT撮影の撮影位置の一実施例を図5(a(0)及びa(1))に示す。
OCT撮影の撮影位置が決定したら、S20でOCTのフォーカス調整を行う。フォーカス調整はフォーカスレンズ104を光軸上で移動させて撮影対象位置である眼底(網膜)にOCTの光が焦点を結ぶようにフォーカスレンズ104を位置制御して実施する。
OCTのフォーカス調整が終了したら、S22でOCTのゼロ点調整を行う。ゼロ点調整とは、OCT光学系の中の(被検眼を照射して反射光を得る)測定光学系の光路長(測定光路長という)と上述の参照光学系の光路長(参照光路長という)が一致するように、参照光学系内のプリズム112を光軸上で移動制御して実施される。本実施例ではプリズム112を採用しているが、プリズムに限定されるものではなく、ミラーなどを採用してもよい。
S22でOCTのゼロ点調整が終了したら、S24で「n=0」とする。本実施例の場合、2箇所(図5のa(0)とa(1))の眼底位置でBスキャン像を取得するため、最初の眼底位置(図5のa(0))の場合を0番目の位置としてカウントする。
S26でOCTの撮影を開始する。本実施例のようなフーリエドメイン型のOCTであるSS−OCTの場合、深さ方向(Z方向)のスキャンは必要ないため、ガルバノミラー124及び125により、X方向又は/及びY方向に一度スキャンすることにより、スキャンした範囲の複数のAスキャンデータ(1次元断層像ともいう)が取得できるため、本実施例の場合、以下、OCT撮影とはBスキャン撮影と同意として扱う。そして、OCT撮影して得られた画像をBスキャン像又はBスキャン画像という。Bスキャン画像は、本実施例では眼底部の深さ方向の2次元断層(画)像である。
図4に本実施例におけるBスキャン画像を示す。本実施例では、左図のように測定ビーム1によるBスキャン画像と測定ビーム2によるBスキャン画像が重畳されて取得できる。測定ビーム2によるBスキャン画像は測定ビーム1によるBスキャン画像に対して遅延部121で遅延された分だけ深さ方向に深い位置に撮像される。したがって、左図において上部のBスキャン画像は測定ビーム1によるBスキャン画像であり、下部(深い位置)のBスキャン画像は測定ビーム2によるBスキャン画像であり、本実施例では、一回のBスキャンにより、位置Pと位置Qの差に相当する時間差ΔtのBスキャン画像を取得することができ、取得した2つのBスキャン画像(測定ビーム1によるBスキャン画像と測定ビーム2によるBスキャン画像)の位相差Δφを求めることができる。すなわち、目的とする血管の血流速度や血流量を求める際に必要な所定時間Δtにおける位相差Δφが求めることができるのである。
S28からS32の操作ステップや図5から図7は本発明のポイントである、互いに異なる方向に走査する少なくとも2つの走査機構(本実施例では、ガルバノミラー124及び125)を制御して測定ビーム1によるBスキャン画像と測定ビーム2によるBスキャン画像の位置ずれを補正する方法を説明したものである。
まず、S28で、取得した測定ビーム1によるBスキャン画像と測定ビーム2によるBスキャン画像の位置ずれを検出する。本実施例ではドップラー計測により、眼底上の血管の血流速や血流量を算出することを目的とするため、図5のように、測定ビーム1によるBスキャンの走査ライン(P(又はP‘)からスタートする走査ライン)と測定ビーム2によるBスキャンの走査ライン(Q(又はQ’)からスタートする走査ライン)が一致することが望ましい。ところが、光学系の位置ずれなどにより、図6に示すように測定ビーム1によるBスキャンの走査ラインと測定ビーム2によるBスキャンの走査ラインの位置ずれ(図ではΔd)を生じることがある。そのため、測定ビーム1によるBスキャン画像と測定ビーム2によるBスキャン画像から位置ずれ量を検出し、測定ビーム1によるBスキャンの走査ラインと測定ビーム2によるBスキャンの走査ラインが一致するように、ガルバノミラー124及び125の振れ幅(振れ角)や振れ位置などを制御する。
測定ビーム1によるBスキャンの走査ラインと測定ビーム2によるBスキャンの走査ラインが位置ずれ(図ではΔd)は、例えば、測定ビーム1によるBスキャン画像と測定ビーム2によるBスキャン画像を用いて検出する。
図4の右図は、測定ビーム1によるBスキャン画像と測定ビーム2によるBスキャン画像を位置合わせして重ね合わした図である。2つのBスキャン画像の同じ所定領域内でパターンマッチング処理を実施して以下の式(1)に示すように測定ビーム1によるBスキャン画像のピクセル座標(i,j)の画素値C1(i,j)と測定ビーム2によるBスキャン画像のピクセル座標(i,j)画素値C2(i,j)の差の2乗を所定領域内のピクセル分積算してSSD(sum of squares difference)を求め、このSSDを評価値とする。尚、i、jはBスキャン画像のそれぞれx方向のピクセル座標、z方向のピクセル座標を表す。つまり、評価値(SSD)が0であれば、測定ビーム1によるBスキャンの走査ラインと測定ビーム2によるBスキャンの走査ラインが位置ずれΔd=0であり、値が大きい程Δdも大きいと推定できることから、SSDを算出することにより、測定ビーム1によるBスキャンの走査ラインと測定ビーム2によるBスキャンの走査ラインの位置ずれ量(Δd)が検出できるのである。
S30で評価値(SSD)の値が所定値Δd0より小さい場合(Y)は、測定ビーム1によるBスキャンの走査ラインと測定ビーム2によるBスキャンの走査ラインの位置ずれ量(Δd)は、ドップラー計測による血流速度や血流量を算出する際の誤差範囲と判断して、S34の位相差算出に進む。
S30で評価値(SSD)の値が所定値Δd0以上の場合(N)は、S32に進み、ガルバノミラー124及び125の振れ幅、振れ位置などを変更して測定ビーム1及び測定ビーム2のBスキャンの走査ラインの方向を変更する。その一実施例を図7に示す。本実施例の場合、上述のように被検眼に対し、ガルバノミラー124は水平方向(X方向)、ガルバノミラー125垂直方向(Y方向)に走査するように構成されている。図7(a)の左図のように被検眼に対し垂直に走査する場合は、図7(b)の左図のようにY方向のガルバノミラー125の振れ角δyは所定の角度y0で走査するが、X方向のガルバノミラー124の振れ角δxは0である。
そこで、図7(a)の左図のように測定ビーム1及び測定ビーム2のBスキャンの走査ラインがずれている場合(S30で評価値がΔd0以上)は、図7(b)の右図のようにY方向のガルバノミラー125の振れ角δyをy1、X方向のガルバノミラー124の振れ角δxをx1にすることにより、走査ラインの方向(角度)を補正して、図7(a)の右図のように測定ビーム1及び測定ビーム2のBスキャンの走査ラインが一致するように、ガルバノミラー124の振れ角δxとガルバノミラー125の振れ角δyを変更して、走査ラインの方向(角度)を補正する。
S32でガルバノミラー124の振れ角δxとガルバノミラー125の振れ角δyや振れ位置などを補正したら、S26に戻り、再度OCT撮影する。そして、S28で再度SSDを算出して、S30でずれ量を判定する。S32、S26、S28の操作はS30で評価値(SSD)の値が所定値Δd0より小さくなるまで実施する。
S30で評価値(SSD)の値が所定値Δd0より小さい場合は、S34で、測定ビーム1によるBスキャン画像と測定ビーム2によるBスキャン画像間で位相差(ΔφB(x,z))を算出し、S36で、その結果から(目的とする)血管の位置座標(d(n)(x,z))を算出する。(nは眼底の測定位置の番号を示す。本実施例では位置a(0)(n=0)、位置a(1)(n=1))算出した位置座標(d(n)(x,z))は記憶部に記憶する。
S38では、測定ビーム1によるBスキャン画像と測定ビーム2によるBスキャン画像の血管の位置座標(d(n)(x,z))におけるAスキャンデータの位相差(ΔφA(z))を算出する。そして、S40では、S38で求めた位相差(ΔφA(z))からn番目の眼底位置における(垂直)血流速度(V(n)(z))を算出する。(nは眼底の測定位置の番号を示す。詳細は上述の通り。)算出された(垂直)血流速度(V(n)(z))は記憶部に記憶する。
n番目の眼底位置における血管位置座標と(垂直)血流速度が算出されたら、次(S48、n=n+1)の眼底位置における血管位置座標と(垂直)血流速度を求める。
S42からS46はSLO画像を用いたアイトラッキングの操作を示したものである。上述では記述していないが、OCT撮影と平行してSLOによる眼底撮影も実施しており、被検眼が移動した場合、S42でSLO画像による眼底部の移動を検出し、S44でSLOの眼底画像から移動量を算出して、S46で算出した移動量に基づいて、OCTスキャン位置を変更(ガルバノミラー124及び125の調整)して、OCT撮影の位置を常に一定位置になるように本実施例ではアイトラッキングを実施している。測定対象が被検眼のように移動する場合は、検者が意図しない被検眼の移動により、モーションアーチファクトが発生するため、上述のアイトラッキングが必要となるが、被検物が皮膚などのように移動する恐れがない場合はS42からS46に係るアイトラッキングは必要ない。また、本実施例では、本発明の内容をわかりやすく説明するため、血管位置座標と(垂直)血流速度の算出後にアイトラッキングを実施するようにしたが、勿論、血管位置座標と(垂直)血流速度の算出の前にアイトラッキングを実施してもよいし、血管位置座標と(垂直)血流速度の算出の間に被検眼が移動した場合は、血管位置座標と(垂直)血流速度の算出の間にアイトラッキングを実施してもよい。OCT撮影とSLO撮影は同時に、かつ、並列的に実施されているため、適宜、アイトラッキングを実施すればいいのである。
n番目の眼底位置での血管位置座標と(垂直)血流速度を算出したら、S48でn=n+1として、次の眼底位置の血管位置座標と(垂直)血流速度を算出するため、S26に戻る。
S50で、所定の数の眼底位置でOCT撮影が終了したら(n>n(final))、OCT撮影は終了し、眼底の各測定位置で得られた血管の位置情報から血管の勾配を算出し、算出した勾配と各(垂直)血流速度から対象とする血管の絶対血流量が算出できるのである。尚、位相差情報から血流速度などを算出する算出方法は、特許文献1などで既に公知の種々の方法を採用できるため、ここでは、その詳細は省略する。
以上、本発明の実施形態について詳述してきたが、これらはあくまでも例示であって、本発明はかかる実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものでなく、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることが、理解されるべきである。
図11及び図12には、上述の実施例の構成(OCT光学系+SLO光学系)に前眼部撮影光学系300を追加したものである。上記実施例では眼底部の移動をSLO画像のみで検出したが、固視微動のような非常に早い被検眼の移動はSLO画像では検出できない恐れがある。そこで、前眼部も同時に撮影し、被検眼の移動(眼底部の移動)をSLO画像と前眼部画像を用いて検出することにより、効果的にモーションアーチファクトが排除できる。モーションアーチファクトにより取得したBスキャン画像に意図しない位相ずれが生じることがあるため、計測した位相差Δφに(モーションアーチファクトを起因とする)誤差が生じることがある。前眼部画像も用いて眼底部の移動を検出して補正することにより、モーションアーチファクトが効果的に排除でき、精度の高い(測定ビーム1によるBスキャン画像と測定ビーム2によるBスキャン画像の)位相差Δφを求めることができるのである。
また、上記実施例では、測定ビーム1によるBスキャン画像と測定ビーム2によるBスキャン画像から位置ずれ量を検出する際、評価値としてSSDを採用したが、これに限定されるものではなく、例えば、通常位相差が生じない領域(例えば血管を含まない領域)を選択して、その領域における測定ビーム1によるBスキャン画像と測定ビーム2によるBスキャン画像の位相差を積算した値を評価値として用いてもよい。その他、例えばBスキャン画像の中に特徴部位があれば、その特徴部位の座標それぞれ求めてその座標の差の値を評価値としても採用可能である。要は、測定ビーム1によるBスキャン画像と測定ビーム2によるBスキャン画像から位置ずれ量が検出可能であればいいのであって、その検出方法については上記挙げた方法に限定するものではない。例えば上記挙げた方法を組み合わせて、新たな評価値としても採用可能である。
また、上記実施例では、眼底正面画像取得のためSLOを採用したが、SLOに限定されるものでななく、眼底カメラを採用してもよい。さらに言えば、OCTのCスキャン画像から作成したエンファス像(図9(b))を用いて、血流量を求める位置を指定するようにすれば、SLOや眼底カメラのような眼底正面画像取得手段は、必ずしも必要ではない。このような場合、アイトラッキングを、例えば、図11に示したような前眼部撮影光学系を配置し、取得した前眼部画像を用いて実施することも可能である。この前眼部撮影光学系は、眼底正面画像撮影光学系共に配置し、アイトラッキングを両方の撮影画像を用いて実施することも可能である。
1…本実施例の光干渉断層計、100…OCT光学系、101…光源、102…ファイバーカプラ、124、125…ガルバノミラー、107…ダイクロイックミラー、112…プリズム、200…SLO光学系、201…SLO光源、204…ビームスプリッタ、208…SLOスキャン装置、500…演算部、E…被検眼

Claims (4)

  1. 光源からの光を参照ビームと測定ビームに分岐し、分岐した測定ビームを互いに独立した2つの測定ビームに分けて、該2つの測定ビームを走査機構により走査し、その走査方向について異なる2部位に同時に照射しながら走査を行い、反射した測定ビームと参照ビームを合波して得られる干渉信号から同じ部位の2枚の断層画像を取得する光干渉断層計であって、
    互いに異なる方向に走査する少なくとも2つの走査機構と、
    走査機構の走査による2つの測定ビームの走査位置の位置ずれ量を検出する位置ずれ量検出手段と、
    位置ずれ量検出手段により検出された位置ずれ量に基づいて少なくとも2つの走査機構を制御して位置ずれを補正する補正制御手段と、
    を備えた光干渉断層計。
  2. 走査方向が互いに異なる少なくとも2つの走査機構は、少なくとも互いに直交する方向に走査する走査機構を含む請求項1に記載の光干渉断層計。
  3. 補正制御手段は、位置ずれ量検出手段により検出された位置ずれ量に基づいて少なくとも2つの走査機構の各走査条件を決定して、決定された各走査条件に基づいて同時に2つの測定ビームを走査する請求項1又は2に記載の光干渉断層計。
  4. 補正制御手段は、被検物に対して所定の部位を指定する指定手段をさらに備え、位置ずれ量検出手段は、指定手段で指定した部位からの位置ずれ量を検出し、位置ずれ量に基づいて2つの測定ビームが指定した部位を走査するように、少なくとも2つの走査機構の各走査条件を決定して、決定された各走査条件に基づいて同時に2つの測定ビームを走査する請求項1から3のいずれか1項に記載の光干渉断層計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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