JP2017046826A - 光音響画像化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】音響レンズまたは超音波振動子から発生する音響波に起因するアーチファクトが現れるのを抑制することが可能な光音響画像化装置を提供する。【解決手段】この光音響画像化装置100は、被検体Pに光を照射する光源部11と、光源部11から照射された光を吸収した被検体P内の検出対象物Qから発生された音響波Aを検出する超音波振動子21と、超音波振動子21よりもプローブ本体2の先端側に配置される音響レンズ22とを含み、プローブ本体2に配置される検出部20とを備え、音響レンズ22は、光源部11から照射される650nm以上1000nm以下の光の波長領域において、1%以上30%以下の光吸収率を有し、かつ、85%未満の光反射率を有するように構成されている。【選択図】図1

Description

この発明は、光音響画像化装置に関し、特に、音響レンズを備えた光音響画像化装置に関する。
従来、音響レンズを備えた光音響画像化装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、被検体に光を照射するQスイッチ固体レーザ光源(光源部)を備えた光音響画像化装置が開示されている。光音響画像化装置は、Qスイッチ固体レーザ光源から照射された光を吸収した被検体内の検出対象物から発生された音響波を検出する無機系トランスデューサ(超音波振動子)と、無機系トランスデューサよりもプローブ本体の先端側に配置される音響レンズとを含み、プローブ本体に配置される検出部を備えている。
特開2013−188330号公報
上記特許文献1に記載の光音響画像化装置では、Qスイッチ固体レーザ光源から照射されるとともに被検体により反射された光が、音響レンズに多く吸収される場合には、音響レンズが熱膨張することにより音響レンズから音響波が発生する場合がある。また、Qスイッチ固体レーザ光源から照射されるとともに被検体により反射された光が、音響レンズにあまり吸収されない場合には、音響レンズを透過した光が無機系トランスデューサ(超音波振動子)に到達し、無機系トランスデューサが光を吸収することにより無機系トランスデューサから音響波が発生する場合がある。これらの場合、音響波に基づく画像を生成した際に、音響レンズまたは無機系トランスデューサ(超音波振動子)から発生する音響波に起因するアーチファクトが現れる場合があるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、音響波に基づく画像を生成した際に、音響レンズまたは超音波振動子から発生する音響波に起因するアーチファクトが現れるのを抑制することが可能な光音響画像化装置を提供することである。
この発明の一の局面による光音響画像化装置は、被検体に光を照射する光源部と、光源部から照射された光を吸収した被検体内の検出対象物から発生された音響波を検出する超音波振動子と、超音波振動子よりもプローブ本体の先端側に配置される音響レンズとを含み、プローブ本体に配置される検出部とを備え、音響レンズは、光源部から照射される650nm以上1000nm以下の光の波長領域において、1%以上30%以下の光吸収率を有し、かつ、85%未満の光反射率を有するように構成されている。
この発明の一の局面による光音響画像化装置では、上記のように、光源部から照射される650nm以上1000nm以下の光の波長領域において、1%以上30%以下の光吸収率を有し、かつ、85%未満の光反射率を有するように構成されている音響レンズを設ける。このように、光反射率を85%未満に調整しつつ光吸収率を1%以上30%以下の範囲に適切に調整することにより、光源部から照射されるとともに被検体により反射された光が、音響レンズに多く吸収される(過剰に吸収される)のを抑制することができる。これにより、音響レンズが熱膨張することにより音響レンズから音響波が発生するのを抑制することができる。また、光反射率を85%未満に調整しつつ光吸収率を1%以上30%以下の範囲に適切に調整することにより、光源部から照射されるとともに被検体により反射された光が、殆ど音響レンズを透過してしまうことを抑制することができる。これにより、音響レンズを透過した光を超音波振動子が吸収することに起因して、超音波振動子から音響波が発生するのを抑制することができる。したがって、音響レンズまたは超音波振動子から発生する音響波に起因するアーチファクトが現れるのを抑制することができる。
上記一の局面による光音響画像化装置において、好ましくは、音響レンズは、光源部から照射される650nm以上1000nm以下の光の波長領域において、20%以下の光透過率を有するように構成されている。このように構成すれば、音響レンズの光反射率に加え、光透過率を20%以下に調整することによって、容易に、音響レンズを適切な光吸収率にすることができる。その結果、より容易に、音響波に基づく画像を生成した際に、音響レンズまたは超音波振動子から発生する音響波に起因するアーチファクトが現れるのを抑制することができる。
上記一の局面による光音響画像化装置において、好ましくは、光源部は、最大出力が300kW以下である光を照射するように構成されている。このように光源部の最大出力を300kW以下になるように構成すれば、光源部から照射されるとともに被検体により反射された光が、音響レンズに多く吸収される(過剰に吸収される)のを容易に抑制することができる。
上記一の局面による光音響画像化装置において、好ましくは、音響レンズは、光源部から照射される730nm以上935nm以下の光の波長領域において、10%より大きく20%以下の光吸収率を有するように構成されている。このように音響レンズの光吸収率を10%よりも大きく20%以下の範囲に設定すれば、光源部から照射されるとともに被検体により反射された光が、音響レンズに多く吸収される(過剰に吸収される)のをさらに効果的に抑制することができる。また、光源部から照射されるとともに被検体により反射された光が、殆ど音響レンズを透過してしまうことをさらに効果的に抑制することができる。
上記一の局面による光音響画像化装置において、好ましくは、音響レンズは、0.5mm以上2mm以下の厚みを有するように構成されている。このように音響レンズの厚みを0.5mm以上2mm以下に設定すれば、音響レンズを適度な体積を有するように形成して、検出部をコンパクトに構成しつつ音響レンズの熱膨張を抑制することができる。
上記一の局面による光音響画像化装置において、好ましくは、光源部は、LED素子によって構成されている。このように構成すれば、光源部が固体レーザ光源部により構成される場合に比べて、光源部の消費電力を低減するとともに、装置を小型化しつつ、音響波に基づく画像を生成した際に、音響レンズまたは超音波振動子から発生する音響波に起因するアーチファクトが現れるのを抑制することができる。
上記一の局面による光音響画像化装置において、好ましくは、光源部は、半導体レーザ素子によって構成されている。このように構成すれば、光源部が固体レーザ光源部により構成される場合に比べて、光源部の消費電力を低減するとともに、装置を小型化することができる。また、比較的指向性の高いレーザ光を被検体に照射することができるので、半導体レーザ素子からの光の大部分を被検体に照射することができる。さらに、音響レンズまたは超音波振動子から発生する音響波に起因するアーチファクトが現れるのを抑制することができる。
上記一の局面による光音響画像化装置において、好ましくは、光源部は、有機半導体素子によって構成されている。このように構成すれば、光源部が固体レーザ光源部により構成される場合に比べて、光源部の消費電力を低減するとともに、装置を小型化することができる。また、薄型化が容易な有機発光ダイオード素子を用いることにより、発光素子が設けられる光源部を容易に小型化することができる。さらに、音響レンズまたは超音波振動子から発生する音響波に起因するアーチファクトが現れるのを抑制することができる。
本発明によれば、上記のように、音響レンズまたは超音波振動子から発生する音響波に起因するアーチファクトが現れるのを抑制することができる。
本発明の一実施形態による光音響画像化装置の全体構成を示した模式図である。 本発明の一実施形態の光音響画像化装置の全体構成を示したブロック図である。 本発明の一実施形態による光音響画像化装置の音響レンズの反射率を示した図である。 本発明の一実施形態による光音響画像化装置の音響レンズの透過率を示した図である。 本発明の一実施形態による光音響画像化装置の音響レンズの吸収率を示した図である。 音響レンズの音響波発生試験を行うための装置を説明するための図である。 実施例による音響レンズの音響波発生試験を説明するための図である。 比較例1による音響レンズの音響波発生試験を説明するための図である。 比較例2による音響レンズの音響波発生試験を説明するための図である。 実施例よる音響レンズに333kWの出力で光を照射した音響波発生試験を説明するための図である。 実施例による音響レンズに1MWの出力で光を照射した音響波発生試験を説明するための図である。 実施例による音響レンズに500kWの出力で光を照射した音響波発生試験を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(光音響画像化装置の全体構成)
図1〜図12を参照して、本発明の一実施形態による光音響画像化装置100の全体構成について説明する。光音響画像化装置100は、被検体P(人体など)の内部の検出対象物Q(血液、臓器、および、穿刺針など)から音響波Aを検出して、検出信号を画像化する機能を有する。
本発明の一実施形態による光音響画像化装置100には、図1に示すように、照明部1aおよび1bと、プローブ本体2と、装置本体部3とが設けられている。光音響画像化装置100には、照明部1a(1b)と装置本体部3とを接続するケーブル4aと、プローブ本体2と装置本体部3とを接続するケーブル4bとが設けられている。
(照明部(光源部)の構成)
照明部1aおよび1bは、一対設けられている。照明部1aおよび1bは、プローブ本体2に近接して配置されている。照明部1aおよび1bは、プローブ本体2を挟み込むように配置されている。照明部1aおよび1bは、光音響画像化装置100を用いた検査時に、被検体Pの表面上に配置される。照明部1aおよび1bには、それぞれ光源部11が設けられている。
光源部11は、被検体Pに向かって、光(パルス光)を照射するように構成されている。なお、光源部11には種々の光源を使用することができる。光源部11は、例えば、LED素子(発光ダイオード素子)により構成されている。光源部11は、たとえば、最大出力が300kW以下である光を照射可能に構成されている。光源部11から出力される光の最大出力は、(平均出力)/(パルス幅)×(繰り返し周波数)により決定される出力である。光源部11は、LED素子の種類に応じた、所定の波長の光を照射するように構成されている。たとえば、光源部11は、LED素子の種類に応じた、650nm、750nm、850nm、または、940nmの光を照射するように構成されている。
光源部11には、直列に接続された複数のLED素子が設けられている。光源部11(照明部1a、1b)は、被検体P内の検出対象物Qを画像化することが可能な程度の光強度を有する光を被検体Pに照射することが可能に構成されている。光源部11は、装置本体部3の光源駆動回路32から駆動電力が供給されることにより、たとえば、人体に比較的(可視光に比べて)侵入しやすい波長である赤外域の波長(たとえば、約850nmの波長)を有するパルス光を発光可能に構成されている。
(プローブ本体の構成)
プローブ本体2は、たとえば、リニア型超音波プローブとして構成されている。プローブ本体2は、光音響画像化装置100を用いた検査時に先端部分(Z2側の部分)が被検体Pの表面上に配置される。また、プローブ本体2は、検出部20を含んでいる。
検出部20は、超音波振動子21と、音響レンズ22と、音響整合層23と、バッキング材24とを含んでいる。音響レンズ22と、音響整合層23と、超音波振動子21と、バッキング材24とは、プローブ本体2の先端側(Z2側)からこの順に互いに接合(積層)されて、配置されている。音響レンズ22は、超音波振動子21よりもプローブ本体2の先端側に配置されている。
超音波振動子21は、複数個設けられており(複数のチャンネルを有するように構成されており)、たとえば、チャンネルの数は128である。超音波振動子21は、X方向に互いに所定の間隔を隔てて配置されているとともに、アレイ状に配列されている。超音波振動子21は、電圧(駆動電圧)が印加されることにより被検体Pに超音波B1を照射することが可能に構成されているとともに、被検体Pの内部の検出対象物Qからの音響波Aおよび超音波B2により振動して、振動を電圧(検出信号)として装置本体部3に伝達するように構成されている。これにより、超音波振動子21は、光源部11から照射された光を吸収した被検体P内の検出対象物Qから発生された音響波Aを検出することが可能である。すなわち、超音波振動子21は、超音波を送受信することが可能に構成されている。
なお、本明細書中における超音波とは、正常な聴力を持つ人に聴感覚を生じないほど周波数が高い音波(弾性波)のことであり、約16000Hz以上の音波を示す概念である。また、本明細書では、被検体P内の検出対象物Qが、光源部11から照射された光を吸収することにより発生する超音波を「音響波(音響波A)」という。また、後述する検出部20により発生されるとともに、被検体P内の検出対象物Qに反射される超音波を、単に「超音波」という。
音響レンズ22は、超音波振動子21から被検体Pに超音波B1を照射する際には、被検体P内に超音波B1を集束させるように構成されており、被検体Pから音響レンズ22に音響波Aまたは超音波B2が侵入した場合には、音響波Aまたは超音波B2を超音波振動子21に集束させるように構成されている。なお、音響レンズ22の詳細については、後で説明を行う。
音響整合層23は、超音波振動子21と被検体Pとの間(またはいずれか一方と略同一)の音響インピーダンスを有し、超音波振動子21と被検体Pとの音響インピーダンスを整合するように構成されている。なお、音響整合層23は、一層により構成されていてもよいし、多層に構成されていてもよい。
バッキング材24は、超音波振動子21の後方側(Z1側)に配置されており、音響波Aと、超音波B1およびB2とが後方に伝搬するのを抑制するように構成されている。
(装置本体部の構成)
装置本体部3は、光源部11(照明部1a、1b)からの光の照射の制御を行うとともに、検出部20の超音波振動子21の駆動を制御するように構成されている。装置本体部3は、表示部31を含み、装置本体部3は、検出部20から取得した検出信号(音響波Aおよび超音波B2)の信号を画像化して、画像化した画像を表示部31に表示するように構成されている。
装置本体部3には、図2に示すように、表示部31と、光源駆動回路32と、制御部33と、振動子駆動回路34と、信号処理部35と、画像化部36と、記憶部37と、操作部38とが設けられている。
光源駆動回路32は、外部電源やバッテリ等(図示せず)から電力を取得するように構成されている。そして、光源駆動回路32は、制御部33からの光トリガ信号に基づいて、光源部11に電力を供給するように構成されている。たとえば、光源駆動回路32は、繰り返し周波数が1kHzの光トリガ信号に応じて、光源部11から、繰り返し周波数が1kHzで、かつ、パルス幅(半値全幅)が約100ns(または約150ns)のパルス光を被検体Pに照射させることが可能である。
制御部33は、光音響画像化装置100の全体を制御するように構成されている。たとえば、制御部33は、駆動信号を振動子駆動回路34に伝達して、超音波振動子21の駆動を制御する。また、制御部33は、光トリガ信号を光源駆動回路32に伝達して、光源駆動回路32を介して、光源部11の駆動を制御する。また、制御部33は、光トリガ信号に同期されたサンプリングトリガ信号を信号処理部35に伝達して、検出信号の信号処理を制御する。
振動子駆動回路34は、駆動信号に応じた駆動電圧を、超音波振動子21の各チャンネルに、それぞれ印加するように構成されている。これにより、振動子駆動回路34は、制御部33からの駆動信号により、超音波振動子21の各チャンネルをそれぞれ個別に駆動させるように構成されている。
信号処理部35は、検出部20(超音波振動子21)から、サンプリングトリガ信号に応じて、検出信号を取得するように構成されている。信号処理部35は、取得した信号を画像化部36に伝達するように構成されている。
画像化部36は、信号処理部35から伝達された検出信号を取得して、検出信号に対して再構成処理などを行い、光音響波画像を生成するように構成されている。表示部31は、液晶パネルなどからなり、画像化部36により生成された光音響波画像を表示するように構成されている。
記憶部37には、所定の情報が記憶可能なように構成されている。
操作部38は、操作者による入力操作を受け付けるように構成されており、受け付けた入力操作の情報を制御部33に伝達するように構成されている。
(音響レンズの構成)
以下に、音響レンズ22の詳細な構成を説明する。
音響レンズ22は、主にシリコンゴムにより形成されている。すなわち、音響レンズ22の基材は、シリコンゴムである。また、音響レンズ22は、所定量の無機物を含んでいる。具体的には、音響レンズ22は、音響レンズ22の全体の質量に対して、たとえば、43wt%になるようにシリコンゴム以外の物質(金属からなる無機物(以下、単に無機物という)および非金属物質)を含んでいる。音響レンズ22に含まれる無機物は、たとえば、Na(ナトリウム)、Al(アルミニウム)、Ca(カルシウム)、Fe(鉄)、Sn(スズ)、Ce(セリウム)である。なお、これらの金属以外にも検出できないほどの微量の金属元素が複数含まれている。このような無機物を含有することにより、音響レンズ22は、乳白色を有している。
音響レンズ22は、プローブ本体2の延びる方向(Z方向)の厚みが、0.5mm以上2mm以下の厚み(たとえば、約1.5mmの厚み)を有するように構成されている。
本実施形態では、音響レンズ22は、測定波長領域(画像を形成する際に用いられる光の波長領域)において、所定の光吸収率Paを有するように構成されている。なお、光吸収率Paは、
Po:音響レンズ22に照射される光の全エネルギ(全光量)を100%とし、
Pt:音響レンズ22における光反射率、
Pr:音響レンズ22における光透過率、
とすれば、下記の式(1)によって規定される。
Pa=Po−Pt−Pr ・・・式(1)
図3には、音響レンズ22の反射率と比較例1の音響レンズの反射率とが示されている。実線は、厚み2mmの本実施形態の音響レンズ22の反射率を示し、点線は、厚み1mmの本実施形態の音響レンズ22の反射率を示している。また、一点鎖線は、本実施形態の音響レンズ22とは異なる黒色の音響レンズの反射率(比較例1)を示している。
図3に示すように、音響レンズ22は、測定波長領域(画像を形成する際に用いられる光の波長領域)において、85%未満の光反射率を有するように構成されている。好ましくは、音響レンズ22は、光源部11から照射される650nm以上1000nm以下の光の波長領域において、85%未満の光反射率を有するように構成されている。より好ましくは、音響レンズ22は、650nm以上1000nm以下の光の波長領域において、80%未満の光反射率を有するように構成されている。
図4には、音響レンズ22の透過率と比較例1の音響レンズの透過率とが示されている。実線は、厚み2mmの本実施形態の音響レンズ22の透過率を示し、点線は、厚み1mmの本実施形態の音響レンズ22の透過率を示している。また、一点鎖線は、本実施形態の音響レンズ22とは異なる黒色の音響レンズ(比較例1)の透過率を示している。
図4に示すように、音響レンズ22は、測定波長領域において、20%以下の光透過率を有するように構成されている。好ましくは、音響レンズ22は、光源部11から照射される650nm以上1000nm以下の光の波長領域において、20%以下の光透過率を有するように構成されている。
式(1)に基づいて、Po(音響レンズ22に照射される光の全エネルギ(100%))から、図3に示されるPt(反射率)と、図4に示されるPr(透過率)とを差分した値が、図5に示されるPa(吸収率)となる。
図5には、音響レンズ22の透過率と比較例1の音響レンズの吸収率とが示されている。実線は、本実施形態の厚み2mmの音響レンズ22の吸収率を示し、点線は、本実施形態の厚み1mmの音響レンズ22の吸収率を示している。また、一点鎖線は、本実施形態の音響レンズ22とは異なる黒色の音響レンズ(比較例1)の吸収率を示している。
図5に示すように、本実施形態では、音響レンズ22は、測定波長領域において、1%以上30%以下の光吸収率を有している。好ましくは、音響レンズ22は、光源部11から照射される650nm以上1000nm以下の光の波長領域において、1%以上30%以下の光吸収率を有するように構成されている。
このように、650nm以上1000nm以下の波長領域における、音響レンズ22の光吸収率を30%以下にすることによって、光源部11から照射されるとともに被検体Pにより反射された光が、音響レンズ22に多く吸収される(過剰に吸収される)のを抑制することができる。これにより、音響レンズ22が熱膨張することにより音響レンズ22から音響波Aが発生するのを抑制することができる。また、音響レンズ22の光吸収率を1%以上にすることによって、光源部11から照射されるとともに被検体Pにより反射された光が、殆ど音響レンズを透過してしまうことを抑制することができる。これにより、音響レンズ22を透過した光を超音波振動子21が吸収することに起因して、超音波振動子21から音響波Aが発生するのを抑制することができる。
また、より好ましくは、音響レンズ22は、光源部11から照射される730nm以上935nm以下の光の波長領域において、10%より大きく20%以下の光吸収率を有するように構成されている。なお、935nmの波長の光を照射した場合の音響レンズ22の光吸収率は、10.1%であり、照射する光が935nmよりも短波長になるほど音響レンズ22の光吸収率は上昇する傾向にある。
このように、650nm以上1000nm以下の波長領域における、音響レンズ22の光吸収率を20%以下にすることによって、音響レンズ22の光吸収率を30%以下20%より大きくにした場合よりも、光源部11から照射されるとともに被検体Pにより反射された光が、音響レンズ22に多く吸収される(過剰に吸収される)のをさらに抑制することができる。また、音響レンズ22の光吸収率を10%より大きくすることによって、音響レンズ22の光吸収率を1%以上10%以下にした場合よりも、光源部11から照射されるとともに被検体Pにより反射された光が、殆ど音響レンズを透過してしまうことをさらに抑制することができる。
[実施例]
次に、本発明の効果を確認するために行った音響レンズの音響波発生試験について説明する。具体的には、上記実施形態に対応する実施例として、以下の実施例による音響レンズを用いて音響波発生試験を行うとともに、比較例として、以下の比較例1および2による音響レンズを用いて音響波発生試験を行った。
(実施例)
音響レンズ22を、厚みが2mmになるように形成して図6に示す水中の所定位置に配置した。音響レンズ22は、図3〜図5(実施例)に示すような光学特性を有している。
なお、図6に示す水中の所定位置に配置される実施例の音響レンズ22を、便宜上、試験片122aという。
(比較例1)
比較例1の音響レンズは、厚みが2mmになるように形成したもの用いた。比較例1の音響レンズを、図6に示す水中の所定位置に配置した。比較例1の音響レンズは、主にシリコンゴムにより形成されているが、実施例と異なる無機物を含んでいるため、実施例の音響レンズ22と異なり黒色を有している。比較例1の音響レンズは、図3〜図5(比較例1)に示すような光学特性を有している。なお、図6に示す水中の所定位置に配置される比較例1の音響レンズを、便宜上、試験片122bという。
(比較例2)
比較例2の音響レンズは、厚みが2mmの実施例の音響レンズ22の外表面をアルミニウムによりコート(スパッタリング)して形成されている。コートされたアルミニウムの厚みは、20μmである。比較例2の音響レンズを、図6に示す水中の所定位置に配置した。なお、図6に示す水中の所定位置に配置される比較例2の音響レンズを、便宜上、試験片122cという。
(音響波発生試験)
音響波発生試験は、以下のようにして実施された。具体的には、図6に示すように、水を張った水槽の底部に寒天を沈め、寒天の上面に音響レンズ(試験片122a〜122c)を配置した。そして、照明部1a(1b)およびプローブ本体2の先端部分が水面近傍で水中に浸かるとともに、水中の試験片122a〜122cに対向するように、照明部1a(1b)およびプローブ本体2を配置した。寒天は、音響波発生試験により試験される試験片122a〜122cの水中での高さ位置を調整するために設けられている。この状態で、照明部1a(1b)から音響レンズに向けて1kWの出力で850nmの光を照射し、検出部20(超音波振動子21)により検出された音響波Aに基づいて画像化を行った。図7〜図9に示す画像は、プローブ本体2の検出部20から約2cmの距離(深さ)に、試験片122a〜122cを配置した状態で得られた画像である。
試験片122a〜122cの音響波発生試験の結果を図7〜図9に示す。なお、図7〜図12において、右側の目盛は、検出部20からの距離(深さ)を示している。
図7に示すように、試験片122a(水中の実施例の音響レンズ22)に光を照射した音響波発生試験では、試験片122aが光を吸収することにより発生する音響波に由来する画像が確認されなかった。すなわち、光が照射された試験片122aから音響波Aが実質的に発生しないことが分かった。
一方、図8に示すように、試験片122b(水中の比較例1の音響レンズ)に光を照射した音響波発生試験では、試験片122bが光を吸収したことにより発生した音響波Aに由来する画像が確認された。すなわち、光が照射された試験片122bから音響波Aが発生したこと分かった。
また、図9に示すように、試験片122c(水中の比較例2の音響レンズ(音響レンズ22の外表面にアルミニウムをコートしたレンズ))に光を照射した音響波発生試験では、アルミニウムが光を吸収して熱膨張したことにより発生したと考えられる音響波Aに由来する画像が確認された。このため、音響レンズ22の表面にアルミニウム(金属)をコートすることでは、音響波の発生を抑制することができないことが分かった。
(光の出力と発生する音響波との関係)
次に、光の出力と発生する音響波Aとの関係を調べる試験を行った。具体的には、図6と同様の試験方法によって、試験片122a(水中の実施例の音響レンズ22)に向けて、照明部1a(1b)から、333kW、1MW、および、500kWの出力でそれぞれ光を照射し、検出部20(超音波振動子21)により検出された音響波Aに基づいて画像化を行った。試験片122aに照射された光の各出力と発生する音響波Aとの関係を調べた試験結果を図10〜図12に示す。図10〜図12に示す画像は、プローブ本体2の検出部20から約1.5cmの距離(深さ)に、試験片122aを配置した状態で得られた画像である。
図10は、最大出力333kW(平均出力40mW,パルス幅6ns、繰り返し周波数20Hz)の光を試験片122a(水中の音響レンズ22)に照射した場合に、検出部20(超音波振動子21)により検出された音響波Aに基づく画像を示したものである。最大出力333kWの光を試験片122aに照射した場合には、試験片122aが光を吸収することにより発生する音響波Aに由来する画像(パターン)が僅かに確認されたが、この程度の画像(パターン)では、表示部31(図2参照)における画像のノイズとほぼ区別がつかない。このため、333kWの光を試験片122aに照射した場合において、試験片122aから発生する音響波Aに起因するアーチファクトが発生しても、検出対象物Qを画像化する際に実像を得るのに問題がない程度の音響波Aしか発生しないことが分かった。
一方、図11に示すように、最大出力1MW(平均出力120mW,パルス幅6ns、繰り返し周波数20Hz)の光を試験片122a(水中の音響レンズ22)に照射した場合に、検出部20(超音波振動子21)により検出された音響波Aに基づく画像を示したものである。最大出力1MWの光を試験片122aに照射した場合には、試験片122aが光を吸収することにより発生する音響波Aに由来する画像が確認された。
また、図12に示すように、最大出力500kW(平均出力60mW,パルス幅6ns、繰り返し周波数20Hz)の光を試験片122a(水中の音響レンズ22)に照射した場合に、検出部20(超音波振動子21)により検出された音響波Aに基づく画像を示したものである。最大出力500kWの光を試験片122aに照射した場合には、試験片122aが光を吸収することにより発生する音響波Aに由来する画像が確認された。
図11(最大出力1MW)および図12(最大出力500kW)に示された試験結果から、少なくとも、500kW以上の光が照射された試験片122a(音響レンズ22)からは、画像化する際に悪影響があるだけの音響波Aが発生することが分かった。
図10に示された試験結果から、333kWの光が照射された試験片122a(音響レンズ22)からは音響波Aが実質的に発生しない(画像化する際に悪影響があるだけの音響波Aが発生しない)ことが分かった。これにより、試験片122a(音響レンズ22)が光を吸収したことに起因する音響波Aの発生を減らす観点から、最大出力300kW以下の出力の光を用いて光音響画像化装置100を使用するのが好ましいことが分かった。
[本実施形態の効果]
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、光源部11から照射される650nm以上1000nm以下の光の波長領域において、1%以上30%以下の光吸収率を有し、かつ、85%未満の光反射率を有するように構成されている音響レンズ22を設ける。このように、光反射率を85%未満に調整しつつ光吸収率を1%以上30%以下の範囲に適切に調整することにより、光源部11から照射されるとともに被検体Pにより反射された光が、音響レンズ22に多く吸収される(過剰に吸収される)のを抑制することができる。これにより、音響レンズ22が熱膨張することにより音響レンズ22から音響波Aが発生するのを抑制することができる。また、光反射率を85%未満に調整しつつ光吸収率を1%以上30%以下の範囲に適切に調整することにより、光源部11から照射されるとともに被検体Pにより反射された光が、殆ど音響レンズ22を透過してしまうことを抑制することができる。これにより、音響レンズ22を透過した光を超音波振動子21が吸収することに起因して、超音波振動子21から音響波Aが発生するのを抑制することができる。したがって、音響レンズ22または超音波振動子21から発生する音響波Aに起因するアーチファクトが現れるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、光源部11から照射される650nm以上1000nm以下の光の波長領域において、20%以下の光透過率を有するように構成された音響レンズ22を設ける。これにより、音響レンズ22の光反射率に加え、光透過率を20%以下に調整することによって、容易に、音響レンズ22を適切な光吸収率にすることができる。その結果、より容易に、音響波Aに基づく画像を生成した際に、音響レンズ22または超音波振動子21から発生する音響波Aに起因するアーチファクトが現れるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、最大出力が300kW以下である光を照射するように構成された光源部11を設ける。このように光源部の最大出力を300kW以下になるように構成することによって、光源部11から照射されるとともに被検体Pにより反射された光が、音響レンズ22に多く吸収される(過剰に吸収される)のを容易に抑制することができる。
また、本実施形態では、光源部11から照射される730nm以上935nm以下の光の波長領域において、10%より大きく20%以下の光吸収率を有するように構成された音響レンズ22を設ける。このように音響レンズ22の光吸収率を10%よりも大きく20%以下の範囲に設定することによって、光源部11から照射されるとともに被検体Pにより反射された光が、音響レンズ22に多く吸収される(過剰に吸収される)のをさらに効果的に抑制することができる。また、光源部11から照射されるとともに被検体Pにより反射された光が、殆ど音響レンズ22を透過してしまうことをさらに効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、0.5mm以上2mm以下の厚みを有するように構成された音響レンズ22を設ける。このように音響レンズ22の厚みを0.5mm以上2mm以下に設定すれば、音響レンズ22を適度な体積を有するように形成して、検出部20をコンパクトに構成しつつ音響レンズ22の熱膨張を抑制することができる。
また、本実施形態では、光源部11をLED素子によって構成する。これにより、光源部11が固体レーザ光源により構成される場合に比べて、光源部11の消費電力を低減するとともに、装置を小型化しつつ、音響波Aに基づく画像を生成した際に、音響レンズ22または超音波振動子21から発生する音響波Aに起因するアーチファクトが現れるのを抑制することができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態および実施例は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態および実施例の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態および上記実施例では、光源部から照射される730nm以上935nm以下の光の波長領域において、10%より大きく20%以下の光吸収率を有する音響レンズを設ける例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、光源部から照射される650nm以上1000nm以下の光の波長領域において、1%以上30%以下の光吸収率を有し、かつ、85%未満の光反射率を有するように構成されている音響レンズであれば、他の光学特性を有する音響レンズであってもよい。
また、上記実施形態および上記実施例では、光源部から照射される650nm以上1000nm以下の光の波長領域において、20%以下の光透過率を有する音響レンズの例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、光源部から照射される650nm以上1000nm以下の光の波長領域において1%以上30%以下の光吸収率を有するとともに85%未満の光反射率を有するように構成されている音響レンズであれば、光源部から照射される650nm以上1000nm以下の光の波長領域において、20%より大きい光透過率を有する音響レンズを設けてもよい。
また、上記実施形態では、音響レンズが0.5mm以上2mm以下の厚みを有する例を示し、上記実施例では、音響レンズが2mmの厚みを有する例を示したが、本発明は、これに限られない。本発明では、音響レンズは、2mmより大きい厚みを有するように構成されてもよい。また、音響レンズは、0.5mmより小さい厚みを有するように構成されてもよい。
また、上記実施形態および上記実施例では、光源部がLED素子によって構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、たとえば、光源部を、半導体レーザ素子111(図2参照)、または、有機半導体素子211(図2参照)などにより構成することも可能である。
2 プローブ本体
11 LED素子(光源部)
20 検出部
21 超音波振動子
100 光音響画像化装置
111 半導体レーザ素子(光源部)
211 有機半導体素子(光源部)
P 被検体
Q 検出対象物

Claims (8)

  1. 被検体に光を照射する光源部と、
    前記光源部から照射された光を吸収した前記被検体内の検出対象物から発生された音響波を検出する超音波振動子と、前記超音波振動子よりもプローブ本体の先端側に配置される音響レンズとを含み、前記プローブ本体に配置される検出部とを備え、
    前記音響レンズは、前記光源部から照射される650nm以上1000nm以下の光の波長領域において、1%以上30%以下の光吸収率を有し、かつ、85%未満の光反射率を有するように構成されている、光音響画像化装置。
  2. 前記音響レンズは、前記光源部から照射される650nm以上1000nm以下の光の波長領域において、20%以下の光透過率を有するように構成されている、請求項1に記載の光音響画像化装置。
  3. 前記光源部は、最大出力が300kW以下である光を照射するように構成されている、請求項1または2に記載の光音響画像化装置。
  4. 前記音響レンズは、前記光源部から照射される730nm以上935nm以下の光の波長領域において、10%より大きく20%以下の光吸収率を有するように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の光音響画像化装置。
  5. 前記音響レンズは、0.5mm以上2mm以下の厚みを有するように構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の光音響画像化装置。
  6. 前記光源部は、LED素子によって構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の光音響画像化装置。
  7. 前記光源部は、半導体レーザ素子によって構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の光音響画像化装置。
  8. 前記光源部は、有機半導体素子によって構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の光音響画像化装置。
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